JPH11347322A - 多層フェルト - Google Patents

多層フェルト

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JPH11347322A
JPH11347322A JP10157581A JP15758198A JPH11347322A JP H11347322 A JPH11347322 A JP H11347322A JP 10157581 A JP10157581 A JP 10157581A JP 15758198 A JP15758198 A JP 15758198A JP H11347322 A JPH11347322 A JP H11347322A
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JP
Japan
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fiber
layer
felt
filtration layer
filtration
Prior art date
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Pending
Application number
JP10157581A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeharu Sugihara
重治 杉原
Hirobumi Sugiyama
博文 杉山
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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  • Filtering Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的特性及び化学的特性と共に優れたろ過
特性を備え、バランスのとれたろ布用生地として好適な
多層フェルトを提供すること。 【解決手段】 ろ過層及び支持層からなる多層フェルト
において空隙率が40〜90%、密度が0.1から1.
0g/cm3 で厚みが1mm以下の表面ろ過層を有し、ト
ータルの通気度が1〜15 cm3/cm2/sである多層フェル
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は環境保護や粉体回収
の為の集塵装置やろ過装置に使用されるろ布に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】都市ゴミ焼却炉、産業廃棄物焼却炉、ボイ
ラー、鋳鉄溶鉱炉、セメントキルン、骨材乾燥炉、非鉄
金属業の炉等より発生するダストの分離捕集には通常、
織物やフェルト状のろ布が用いられている。ダストの性
状は、発生源の種別や構造、操業条件によって千差万別
であり、ろ布に要求される品質や性能も一括できない。
近年環境保護の立場から排ガスの清浄化の要求が更に厳
しいものになっている。又粉体回収の為のろ布にもより
高いろ過効率が求められている。現在使用されているろ
布は、目の粗い基布に短繊維よりなる層状のバットを少
なくとも片面に重ね、ニードルパンチング法によりフェ
ルト化したもの、また編み物や織物等からなるフィルタ
ーが一般的である。従来使用されているろ布は機械的特
性は十分必要水準を満足しているものの、ろ過効率、ダ
ストの払い落とし性等必ずしも満足いくものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は環境保護や粉
体回収の為の集塵装置やろ過装置に使用されるろ布に於
ける前記従来の欠点、すなわちろ過特性が不十分と言う
課題を解決し、機械的特性及び化学的特性と共に優れた
ろ過特性を備え、バランスのとれたろ布生地を得る事を
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上の点
に鑑み鋭意検討した結果本発明に到達したもので、本発
明によれば、効果的にフェルトのろ過特性を向上させる
ことが出来る。本発明は、以下の構成を有する。 (1)ろ過層及び支持層からなる多層フェルトにおいて
空隙率が40〜90%、密度が0.1から1.0g/c
3 で厚みが1mm以下の表面ろ過層を有し、トータルの
通気度が1〜15 cm3/cm2/sである事を特徴とする多層
フェルト。 (2)ろ過層を形成する繊維がポリイミド、ポリフェニ
レンサルファイド、及びポリテトラフルオロエチレンか
ら少なくとも1つの繊維が選ばれてなる事を特徴とする
請求項1記載の多層フェルト。 (3)ろ過層を形成する繊維が、繊度が0.01〜20
μ、異形度(外接円の直径R/内接円の直径rの比)が
10以下のポリフェニレンサルファイド繊維であること
を特徴とする請求項1記載の多層フェルト。 (4)支持層がポリイミド,ポリフェニレンサルファイ
ド及びポリテトラフルオロエチレンから少なくとも1つ
の繊維が選ばれてなる布帛で有ることを特徴とする請求
項1記載の多層フェルト。 (5)布帛がフェルト、織物、又は編み物で有ることを
特徴とする請求項4記載の多層フェルト。 (6)多層フェルトがフッ素系樹脂及び/又はシリコー
ン系樹脂によりコーティングされていることを特徴とす
る請求項1記載の多層フェルト。 (7)ろ過層がポリフェニレンサルファイドよりなるメ
ルトブロウン繊維からなることを特徴とする請求項1記
載の多層フェルト。本発明の特徴は、従来のろ布の持つ
十分な機械特性や耐薬品性に加え、優れたろ過特性をも
兼ね備えた積層体を提供することにある。
【0005】本発明におけるろ過層とは、排ガスのろ
過、粉体のろ過を行う時インサイドに来る層を言い、支
持層とは、ろ過を行うときアウトサイドにきてろ過層を
保持する層を言う。該ろ過層は、短繊維や長繊維を用い
てベッドを形成せしめ、ニードルパンチング法、ウオー
ターパンチング法によりフェルト化される。次いで該フ
ェルトはダストの剥離性、ろ過効率向上のために、加熱
槽、毛焼き、カレンダーロールにより収縮加工、平滑加
工が施される。
【0006】本発明おけるろ過層の空隙率は、40〜9
0%が好ましく、更に好ましくは50〜80%が好まし
い。40%以下では圧力損失が大きすぎて長期間使用で
きず、90%より大き過ぎるとダストが支持層まで入り
込みろ過効率を著しく低下させる為、好ましくない。ろ
過層の嵩密度は、0.1〜1.0g/cm3 が好ましく、
更に好ましくは0.3〜0.7g/cm3 が好ましい。嵩
密度は、繊維の比重と充填率とろ過層の厚みにより決ま
るが、厚みは通気抵抗を下げる為薄いほうが好ましく、
1mm以下が好ましい。通気度は形成されたろ過層の特
性により発現される特性であり、通常1〜15 cm3/cm2
/sが好ましく、さらに好ましくは3〜10cm3/cm2/s で
ある。
【0007】本発明におけるろ過層に使用される繊維
は、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリテ
トラフルオロエチレンが好ましく、単独で使用してもよ
く又これらを必要に応じて積層又はブレンドして使用し
てもよい。更にこれらの繊維に限定するものではなく、
他に好ましい繊維があれば何を使用してもかまわない。
【0008】本発明におけるろ過層に使用される繊維の
繊度は0.01〜20μmが好ましく、さらに好ましく
は0.1〜10μmである。又繊維の異形度(外接円の
直径R/内接円の直径rの比)は10以下が好ましく、
更に好ましくは8以下である。10以上では葉の部分が
折れ曲がり異形の表面積増大の効果が減少する。表面積
の増大により微細ダストの捕集がより容易となる事は自
明の理である。したがって繊度が小さく異形度が大きい
ほうが好ましいが、コストの高くなる方向であり、限界
は商業的見地より決められる。
【0009】本発明における支持層に使用される繊維
は、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリテ
トラフルオロエチレンが好ましく、単独で使用してもよ
く又これらを必要に応じて積層又はブレンドして使用し
てもよい。更にこれらの繊維に限定するものではない。
本発明に使用される支持層は、これらの繊維よりなる布
帛である。
【0010】本発明における支持層に使用される布帛
は、フェルト、織物、編み物が好ましい。フェルトは、
これらの繊維からなる目の粗い織物又は編み物の片面又
は両面にこれらの繊維の単独もしくはブレンドよりなる
バットを重ね合わせ、ニードルパンチング又はウオータ
ーパンチング法により加工される。織物は、表面ろ過層
を積層する為に、できるだけ平滑な織組織が好ましい。
編み物は、長寸のバグ等に耐えられるように伸びの小さ
いラッセル編み等の経編み組織が好ましい。
【0011】本発明における多層フェルトはろ過層と支
持層を別々に作成しておき、樹脂による接着もしくはニ
ードルパンチング又はウオーターパンチング法により完
成される。本発明における多層フェルトの樹脂加工は、
ろ過面のダスト剥離性向上、対薬品性の向上を目的に行
われる。従って本発明に使用される樹脂は、フッ素系樹
脂、シリコーン系樹脂が好ましく、単独でも併用でも構
わない。樹脂加工は、ろ過層と支持層別々に実施しても
よく、又積層体で行っても構わない。
【0012】本発明における多層フェルトのろ過層に用
いられるポリフェニレンサルファイドのメルトブローン
シートは、ポリフェニレンサルファイド単独でも他の樹
脂とのブレンドもしくはアロイからなるシートでもよ
い。メルトブローンシートの繊維径は、0.1μ〜10
μが好ましく、目標粉塵の粒径や、要求されるろ布の性
能により選ばれる。そうすることにより、非常に微細な
ダストのろ過が可能である。メルトブローンシートの支
持層への積層はポリフェニレンサルファイドより20〜
30℃融点の低い樹脂による熱接着、もしくは耐熱性接
着剤により達成される。
【0013】本発明によりえられる多層フェルトは、高
い耐熱性、耐薬品性はもとより、従来品にはない高いろ
過特性をも具備した非常に有用なろ布である。
【0014】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれに拘束されるものではない。本実施例に於いて
用いる物性は、下記の方法で測定したものである。
【0015】厚みは試験フェルトの耳部以外の場所でピ
ーコック社製厚みゲージ(型式OZAKI MFG型)
にて測定した5箇所の平均値を測定値とした。
【0016】嵩密度は試験フェルトの耳部以外の場所よ
り採取した20cm×20cmの大きさの試料をカッタ
ーで切り出し、その重量より1m2 あたりの質量を算出
し、前記厚みを用いn=5の平均値を密度の測定値とし
た。
【0017】通気度はデクノワールド社製高圧型通気度
試験器を使用して測定した。n=3の平均値を通気度測
定値とした。(測定圧:142Pa)。
【0018】ろ過特性の測定には、JIS試験用ダスト
10種(フライアッシュ;50%平均粒径が3.55μ
m)を使用した。ろ過試験には東洋紡製ろ過試験機を使
用した。テスト条件は、供試フェルトのろ過面積:0.
4m2 ,入口粉塵濃度:15g/m3 ,ろ過速度3m/
秒、ダスト払い落とし方法:パルスジェット(エアー
圧:4kg/cm2 ,噴射時間0.1秒、圧力損失15
0mmH2O で噴射)で行った。最初150mmH2O到
達後粉塵保持量を測定しW1(g)とし、未捕集粉塵を補修
効率99.9%以上のグラスフィルターにより補集した
粉塵量をW2(g)として当該フィルター用布帛の捕集効率
を下記式により算出した。 捕集効率(%)=〔W1 /( W1+W2 )〕×100
【0019】また、フィルター寿命の尺度である粉塵保
持量を下記式により算出した。 粉塵保持量(DHC)(g/m2 )=W1(g)/フィルタ
ー面積(m2 ) 最初150mmH2 Oに到達した時の粉塵保持量とパル
ス300回後の粉塵保持量を比較しろ過性能の経時安定
性をみた。
【0020】空隙率は次式により算出した。 Ra =(1−W/(1000t×ρ)) ここでRa :空隙率、W:目付、t:厚み、ρ:繊維の
比重(ブレンド品の比ρb は次式により算出した。 ρBLEND =(WA +WB )/(WA /ρA +WB /ρB
) ここでWA :A繊維重量、WB :B繊維重量、ρA :A
繊維の比重、ρB :B繊維の比重)。
【0021】(実施例1)PPS繊維(東洋紡(株)P
ROCON;G1.5×60−R68(1.5den.
Y型断面、異形度2.5))をこん混打綿機で粗く開繊
し、次いでカーディング機に通し得られたウエッブを目
付70g/m2 になるよう重ね合わせてペネ数10で仮
パンチを施し、得られたバットをウオーターパンチング
法により裏表別々に加工を施しフェルトを得た。ウオー
ターパンチングの条件は、水圧70kg/cm2 ,サク
ション400〜2000mmAqである。得られたフェルト
は120℃×10min.乾燥した。又ろ過層の半分を
形成するバットは、PPS繊維(東洋紡(株)PROC
ON;G2.0×60−R08(2.0den.○型断
面))を用い同様工程で得たウエッブを目付70g/m
2 になるよう重ね合わせてペネ数10で仮パンチを施し
た。次いで該2枚のフェルトを重ね合わせてペネ数10
で軽くニードリングし、ろ過層を得た。次いで220℃
の加熱炉中フリー収縮させながら熱処理し、面積収縮率
で(縦×横)25%収縮させた。
【0022】支持層はPPS繊維(東洋紡(株)PRO
CON;G2.0×60−R08(2.0den.丸型
断面))を用い同様にして得た目付200g/m2 のバ
ットを軽くニードルパンチングしてフェルト化した。次
いで該ろ過層と支持層の間に目付100g/m2 のPP
S繊維(東洋紡(株)PROCON;225d×60f
×3本合撚糸使用織物)よりなる目の粗い基布を挿入し
て更にニードルパンチング加工してフェルトを得た。次
いで220℃に加熱されたカレンダーロールに線圧90
0kg/mで通し表面加工と密度調整を行った。
【0023】(比較例1)ろ過層、支持層共にPPS繊
維(東洋紡(株)PROCON;G2.0×60−R0
8)を用いてニードルパンチング法によりそれぞれ目付
200g/m2 のバットを形成せしめ、実施例1と同様
に目付100g/m2 の基布の両側に積層しニードルパ
ンチング加工によりフェルト化した。次いでろ過面を毛
焼きした後、220℃に加熱されたカレンダーロールに
線圧900kg/mで通し表面平滑加工と密度調整を行
った。
【0024】(比較例2)ろ過層、支持層共にPPS繊
維(東洋紡(株)PROCON;G2.0×60−R0
8)を用いて、ろ過層はウオーターパンチング法によ
り、支持層はニードルパンチング法によりそれぞれ目付
200g/m2 のバットを形成せしめ、実施例1と同様
に目付100g/m2 の基布の両側に積層しニードルパ
ンチング加工によりフェルト化した。次いで220℃に
加熱されたカレンダーロールに線圧900kg/mで通
し表面加工と密度調整を行った。
【0025】(実施例2)PI繊維(Inspec F
iber(株)P84ステープルファイバー(2.0d
×51mm)を用い、混打綿機で粗く開繊し、次いでカ
ーディング機に通し得られたウエッブを目付70g/m
2 になるよう重ね合わせてペネ数10で仮パンチを施
し、得られたバットの裏表にウオーターパンチング加工
を施しフェルトを得た。ウオーターパンチングの条件
は、水圧70kg/cm2 ,サクション400〜200
0mmAqである。得られたフェルトは120℃×10mi
n.乾燥した。又ろ過層の半分を形成するバットは、P
I繊維(Inspec Fiber(株)P84ステー
プルファイバー(2.0d×60mm)を用い同様工程で
得たウエッブを目付70g/になるよう重ね合わせてペ
ネ数10で仮パンチを施した。次いで該2枚のフェルト
を重ね合わせてペネ数10で軽くニードリングし、ろ過
層を得た。次いで220℃の加熱炉中フリー収縮させな
がら熱処理し、面積収縮率で(縦×横)25%収縮させ
た。
【0026】支持層はPI繊維(Inspec Fib
er(株)P84ステープルファイバー(2.0d×6
0mm)を用い同様にして得た目付200g/m2 のバ
ットを軽くニードルパンチングしてフェルト化した。次
いで該ろ過層と支持層の間に目付100g/m2 のPI
繊維(Inspec Fiber(株)P84フィラメ
ント製基布(920d×f×2本合撚糸使用した目の粗
い織物)を挿入して更にニードルパンチング加工してフ
ェルトを得た。次いでろ過面を毛焼きした後、260℃
に加熱されたカレンダーロールに線圧900kg/mで
通し表面加工と密度調整を行った。
【0027】(比較例3)ろ過層、支持層共にPI繊維
(Inspec Fiber(株)P84ステープルフ
ァイバー)を用いてニードルパンチング法によりそれぞ
れ目付200g/m2 のバットを形成せしめ、実施例2
と同様に目付100g/m2 の基布の両側に積層しニー
ドルパンチング加工によりフェルト化した。次いでろ過
面を毛焼きした後、260℃に加熱されたカレンダーロ
ールに線圧900kg/mで通し表面平滑加工と密度調
整を行った。
【0028】(実施例3)実施例1と同様にして得たろ
過層に市販のフッ素系撥水剤で処理し、撥水、撥油性を
付与した。
【0029】(実施例4)実施例1と同様にして得たP
PS繊維よりなるろ過層とPPS繊維製基布を、経編地
(ラップ組織にPPS紡績糸30番手、地組織にPPS
マルチフィラメント150d/10fを使用して編成し
た経編み地)に積層し、ニードルパンチング加工により
布帛とした。
【0030】(実施例5)ろ過層にPPSメルトブロー
ン繊維よりなる薄層を用い、ろ過層の残りの部分を形成
するバットは、PPS繊維(東洋紡(株)PROCO
N;G2.0×60−R08(2.0d.×60mm,
○型断面))を用い実施例1と同様工程で得たウエッブ
をメルトブローン層を除くろ過層/基布/支持層用バッ
ト(目付400g/m2 )をニードルパンチング加工に
よりフェルト化した。次いでメルトブローン繊維よりな
る薄層を該支持用フェルトにニードルパンチング加工に
より接着した。
【0031】(比較例4)比較例4は市販品Tefai
reを用いた。ポリテトラフルオロエチレン繊維85w
t%、ガラス繊維15wt%の混綿フェルトをポリテト
ラフルオロエチレン繊維織物の基布に両面積層し、ニー
ドルパンチング加工により接着した。
【0032】上記実施例1〜5及び比較例1〜4の評価
結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1からも明らかであるが,本発明のもの
はいずれも機械的特性及びろ過特性に優れたフェルトで
あった。
【0035】
【発明の効果】本発明によると、機械的特性及び化学的
特性に優れたと過特性を具備した多層フェルトを提供す
ることを可能とした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // D04H 3/16 D06M 17/00 H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ろ過層及び支持層からなる多層フェルト
    において空隙率が40〜90%密度が0.1〜1.0g
    /cm3 で厚みが1mm以下の表面ろ過層を有し、トータ
    ルの通気度が1〜15 cm3/cm3/sである事を特徴とする
    多層フェルト。
  2. 【請求項2】 ろ過層を形成する繊維がポリイミド、ポ
    リフェニレンサルファイド、及びポリテトラフルオロエ
    チレンから少なくとも1つの繊維が選ばれてなる事を特
    徴とする請求項1記載の多層フェルト。
  3. 【請求項3】 ろ過層を形成する繊維が、繊度が0.0
    1〜20μ、異形度(外接円の直径R/内接円の直径r
    の比)が10以下のポリフェニレンサルファイド繊維で
    あることを特徴とする請求項1記載の多層フェルト。
  4. 【請求項4】 支持層がポリイミド、ポリフェニレンサ
    ルファイド及びポリテトラフルオロエチレンンから少な
    くとも1つの繊維が選ばれてなる布帛で有ることを特徴
    とする請求項1記載の多層フェルト。
  5. 【請求項5】 布帛がフェルト、織物、又は編み物で有
    ることを特徴とする請求項4記載の多層フェルト。
  6. 【請求項6】 多層フェルトがフッ素系樹脂及び/又は
    シリコーン系樹脂によりコーティングされていることを
    特徴とする請求項1記載の多層フェルト。
  7. 【請求項7】 ろ過層がポリフェニレンサルファイドよ
    りなるメルトブローン繊維からなることを特徴とする請
    求項1記載の多層フェルト。
JP10157581A 1998-06-05 1998-06-05 多層フェルト Pending JPH11347322A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11312161B2 (en) * 2019-03-14 2022-04-26 Ricoh Company, Ltd. Contacting member, drying device, and printing apparatus

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