JP2000117027A - 集塵用濾布およびバグフィルタ― - Google Patents

集塵用濾布およびバグフィルタ―

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JP2000117027A
JP2000117027A JP11192965A JP19296599A JP2000117027A JP 2000117027 A JP2000117027 A JP 2000117027A JP 11192965 A JP11192965 A JP 11192965A JP 19296599 A JP19296599 A JP 19296599A JP 2000117027 A JP2000117027 A JP 2000117027A
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filter cloth
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Makoto Nakahara
誠 中原
Koji Kawakami
弘二 川上
Takehiko Mitsuyoshi
威彦 三吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、排ガス集塵用バグフィルター濾過装
置において捕集効率に優れた集塵用濾布およびそれから
なるバグフィルターを提供せんとするものである。 【解決手段】本発明の集塵用濾布は、基布とウェブとで
構成される集塵用濾布において、少なくとも該ウェブが
5d以下の異形断面ポリフェニレンサルファイド繊維で
構成されていることを特徴とするものである。また、本
発明のバグフィルターは、かかる集塵用濾布で構成され
ていることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、捕集性能に優れた
濾材として好適に用いられる集塵用濾布およびそれから
なるバグフィルター、特に排ガス集塵用バグフィルター
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気を清浄化する濾材には、内部濾過用
濾材と表面濾過用濾材とがあり、集塵機では表面濾過用
濾材が用いられる。表面濾過とは、ダストを濾材表面で
捕集してダスト層を濾材表面に形成させ、そのダスト層
によって次々にダストを捕集し、ダスト層がある程度の
厚さになったら濾材表面からダスト層を除去し、再び濾
材表面にダスト層を形成させる操作を繰り返すものであ
る。
【0003】従来から表面濾過用濾材としては、不織布
が利用され、ニードルパンチフェルトを加圧加熱(カレ
ンダー)処理して表面を平滑にしたもの、更にはニード
ルパンチフェルトの表面にシリコーン樹脂やフッ素樹脂
を樹脂加工して高剥離性を付与したものが知られてい
る。しかしながら、これまで使用されてきた繊維の横断
面が円形であるため、ダストとの接触面積が小さく、捕
集できるダストの量が少なくなる問題があった。また、
ニードルパンチフェルトの表面に樹脂をラミネートした
濾材は、捕集効率が良好で、ダストの払い落とし性にも
優れるが、大きな圧力損失を伴う欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、排ガス集塵用バグフィルター濾過装
置において捕集効率に優れた集塵用濾布およびそれから
なるバグフィルターを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために次のような手段を採用する。すなわち、
本発明の集塵用濾布は、基布とウェブとで構成される集
塵用濾布において、少なくとも該ウェブが5d以下の異
形断面ポリフェニレンサルファイド繊維で構成されてい
ることを特徴とするものである。また、本発明のバグフ
ィルターは、かかる集塵用濾布で構成されていることを
特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり捕集
効率に優れた集塵用濾布およびそれからなるバグフィル
ターについて、鋭意検討し、ウェブを5d以下の細い繊
度の異形断面ポリフェニレンサルファイド繊維で構成し
てみたところ、かかる課題を一挙に解決することを究明
したものである。
【0007】本発明で用いられるポリフェニレンサルフ
ァイド繊維とは、耐熱性、耐薬品性、耐加水分解性に優
れていることで知られている繊維であり、該繊維はその
構成単位の90%以上が−(C6 4 −S)−で構成さ
れるフェニレンサルファイド構造単位を含有する重合体
からなる繊維である。したがって、この繊維を使用すれ
ば、耐熱性、耐薬品性、耐加水分解性に優れた集塵用濾
布を得ることができるが、捕集効率まで改善することは
できない。そこで本発明では、集塵用濾布のウェブを構
成する繊維として、5d以下の繊度の異形断面ポリフェ
ニレンサルファイド繊維を使用したものであり、これに
より圧力損失を心配することなく、大幅に捕集効率を高
めることができたものである。
【0008】本発明の集塵用濾布は、ウェブとして、5
d以下の繊度で、かつ、異形断面のポリフェニレンサル
ファイド繊維が存在していることが重要であり、これら
の要件がすべて揃った場合に捕集効率を大幅に向上させ
ることができ、圧力損失が低く、なお、かつ耐久性に優
れた集塵用濾布を得ることができる。
【0009】本発明の集塵用濾布のウェブを構成する繊
維としては、好ましくは5d以下、さらに好ましくは2
d以下の繊維が、捕集効率に優れていてよい。好ましく
は該ウェブの表面層をかかる繊度の繊維で構成するのが
よい。繊度が5dを越えるとフェルト構造が粗いものと
なり、また、繊維とダストとの接触面積が小さくなり、
繊維表面に付着するダストが少なくなるため捕集性能が
低下するので好ましくない。この時、繊度が0.3d以
下になると繊維の強力が低くなり、カード通過時や、ニ
ードルパンチ時に繊維が糸切れを起こし、濾布の強力が
低くなるので好ましくない。また、ウェブを構成する繊
維が円形断面であった場合、ダストとの接触面積が小さ
くなり捕集性能が低下するので好ましくない。さらにウ
ェブまたは基布を構成する繊維がポリエチレンテレフタ
レートなどの耐熱性、耐薬品性の低い繊維であった場
合、種々の薬品を含む高温の排ガスを濾過する際に、繊
維が化学劣化を起こし濾布の強力が著しく低下するので
好ましくない。
【0010】かかる5d以下の繊度の異形断面ポリフェ
ニレンサルファイド繊維は、混繊または混綿した形で使
用することもでき、その場合には捕集効率の上から、好
ましくは25重量%以上、さらに好ましくは50重量%
以上含有させるのがよい。ここでいう異形断面とは、円
形や楕円形以外の断面、つまりY字形、V字形、U字
形、L字形、三角形、十字形等の断面であり、これらの
中でもカード通過性の面からY字形断面のものが好まし
く使用される。
【0011】本発明の集塵用濾布のウェブを構成する繊
維としては、好ましくは5d以下、さらに好ましくは2
d以下の繊維が、捕集効率に優れていてよい。好ましく
は該ウェブの表面層をかかる繊度の繊維で構成するのが
よい。繊度が5dを越えるとフェルト構造が粗いものと
なり、捕集性能が低下する。
【0012】また、さらに好ましい集塵用濾布として
は、該ウェブとして、繊度勾配を有する繊維、つまり表
層に向かって小さい繊度の繊維で構成されている形(積
層体)であるのが好ましい。もちろん、ここでいう繊度
勾配は、混繊、混綿の平均繊度であってもよいが、好ま
しくは該積層体の各層が均一な繊度を有する繊維で構成
されたものであって、その積層層間において繊度勾配を
有するものが、特に好ましい効果を発揮する。表層に向
かって小さい繊度の繊度勾配を付与することにより、ダ
ストが濾布の表面で捕集されるため、ダストを濾過し始
めてから初期にダストのケーキ層が形成され、ダストの
ケーキ層によるダストの捕集が促進される。これにより
更に捕集効率を高めることができる。また、この場合ダ
ストが濾布の内側へ進入しにくくなり、ダストの払い落
とし効率が高くなる。これにより、圧力損失の上昇を少
なくすることができ、さらに集塵用濾布としての寿命を
長くすることができる。
【0013】本発明に用いられる芯材である基布を構成
する繊維はどんな繊維でも良いが、耐熱性からフッ素系
繊維、PPS繊維、ポリイミド繊維、ガラス繊維などが
良く、ウェブとの絡合性の観点からPPS繊維が好まし
い。かかる基布は、目粗な織物であり、経糸密度が、好
ましくは15〜40本/inch、さらに好ましくは2
0〜30本/inchで、緯糸密度が、好ましくは10
〜30本/inch、さらに好ましくは15〜25本/
inchであるものが使用される。
【0014】かかるウェブは、芯材の基布と絡合させる
が、かかる絡合手段としては、ニードルパンチおよびウ
ォータージェットパンチから選ばれた少なくとも一方の
手段が採用される。絡合強度の上からは、前者のニード
ルパンチが好ましく採用されるが、要求される圧力損失
や捕集性能によってはウォータージェットパンチが好ま
しい場合があるし、また、これらの組合せ処理が施され
たものが、バランス調整されたものを与える場合がある
ので、適宜選択して採用するのが好ましい。
【0015】かかる本発明の集塵用濾布の表面側には、
ダスト捕集効率を高めるために、毛焼処理およびロール
処理から選ばれた少なくとも一方の処理を施すのが好ま
しい。特にダスト捕集効率の高いものが要求される場合
は、両方の処理を施したものが好ましく使用されるが、
具体的には、集塵用濾布の表面側に、バーナー炎あるい
は赤外線ヒーターなどによる毛焼き処理を行った後、次
いで、熱ロールでプレスするものである。かかる処理を
することによって、濾布表面の繊維の少なくとも一部を
溶着したり、目詰めしたり、さらに両方の手段でカレン
ダー加工することにより、捕集効率を大幅に向上させる
ことができる。
【0016】また、本発明のバグフィルターは、かかる
集塵用濾布の表面側がダスト捕集面となるように袋状に
縫製して形成されるが、ここで使用する縫糸としは、基
布を構成する繊維と同じ、耐薬品性、耐熱性を有する繊
維素材で構成された糸を使用するのが好ましい。
【0017】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに具体的
に説明する。 実施例1 繊度2.0d、カット長51mm、捲縮数14個/inch
のポリフェニレンサルファイド短繊維を用い、単糸番手
20s、合糸本数2本の紡績糸を得た。このものを平織
りとしポリフェニレンサルファイド紡績糸織物を得た。
次いで220℃でオーバーフィードを与えつつ45秒間
ヒートセットし、経糸密度26本/inch、緯糸密度18
本/inchの基布とした。該基布のダスト捕集面に繊度
2.0d、カット長51mm、捲縮数14個/inc h の
Y字形断面を有するポリフェニレンサルファイド繊維と
丸断面を有するポリフェニレンサルファイド繊維とを重
量比30:70で混綿されたウェブを積層し、該基布の
裏面には繊度2.0d、カット長51mm、捲縮数14
個/inchの丸断面を有するポリフェニレンサルファ
イド繊維を用いたウェブを積層し、ニードルパンチング
により該基布と該ウェブとを絡合させてニードルフェル
トを得た。さらに、このフェルトにバーナー炎で毛焼き
処理を行い、次いで表面温度200℃の熱ロールにてプ
レスすることにより目付552g/m2 、厚み1.72
mmの濾布を得た。 実施例2 Y字形断面を有するポリフェニレンサルファイド繊維と
丸断面を有すポリフェニレンサルファイド繊維との重量
比を90:10に変更した他は実施例1と同一方法、同
一条件を採用することにより目付543g/m2 、厚み
1.77mmの濾布を得た。 実施例3 基布のダスト捕集面に使用するY字型断面の繊維を繊度
1.5d、カット長51mm、捲縮数14個/inchのポ
リフェニレンサルファイド繊維に変更した他は実施例1
と同一方法、同一条件を採用することにより目付548
g/m2 、厚み1.76mmの濾布を得た。 実施例4 基布のダスト捕集面に使用するY字型断面の繊維を繊度
4.0d、カット長51mm、捲縮数14個/inchのポ
リフェニレンサルファイド繊維に変更した他は実施例2
と同一方法、同一条件を採用することにより目付548
g/m2 、厚み1.76mmの濾布を得た。 比較例1 繊度4d、フィラメント数100のポリフェニレンサル
ファイドフィラメントを平織とし、ポリフェニレンサル
ファイド織物を得た。次いで220℃でオーバーフィー
ドを与えつつ45秒間ヒートセットし、経糸密度26本
/inch、緯糸密度26本/inchの基布とした。該基布の
両面に繊度2.0d、カット長51mm、捲縮数14個
/inchの丸断面を有するポリフェニレンサルファイド繊
維からなるウェブを積層し、ニードルパンチングにより
該基布と該ウェブとを絡合させてニードルフェルトを得
た。さらに、このフェルトにバーナー炎で毛焼き処理を
行い、次いで表面温度200℃の熱ロールにてプレスす
ることにより目付568g/m2 、厚み1.71mmの
濾布を得た。 比較例2 基布のダスト捕集面に使用するY字断面の繊維を繊度
6.0d、カット長51mm、捲縮数14個/inchのポ
リフェニレンサルファイド繊維に変更した他は実施例2
と同一方法、同一条件を採用することにより目付551
g/m2 、厚み1.75mmの濾布を得た。 比較例3 繊度2.0d、カット長51mm、捲縮数14個/inch
のポリエチレンテレフタレート短繊維を用い、単糸番手
20s、合糸本数2本の紡績糸を得た。このものを平織
りとしポリエチレンテレフタレート紡績糸織物を得た。
次いで120℃でオーバーフィードを与えつつ45秒間
ヒートセットし、経糸密度26本/inch、緯糸密度18
本/inchの基布とした。該基布のダスト捕集面に繊度
1.5d、カット長51mm、捲縮数14個/inc h の
Y字形断面を有するポリエチレンテレフタレート繊維
と、繊度2.0d、カット長51mm、捲縮数14個/
inc hの丸断面を有するポリエチレンテレフタレート繊
維とを重量比90:10で混綿されたウェブを積層し、
該基布の裏面には繊度2.0d、カット長51mm、捲
縮数14個/inchの丸断面を有するポリエチレンテ
レフタレート繊維を用いたウェブを積層し、ニードルパ
ンチングにより該基布と該ウェブとを絡合させてニード
ルフェルトを得た。さらに、このフェルトにバーナー炎
で毛焼き処理を行い、次いで表面温度200℃の熱ロー
ルにてプレスすることにより目付561g/m2 、厚み
1.71mmの濾布を得た。
【0018】実施例1、2及び比較例1で作成した積層
体のダスト捕集性能は次の方法により測定した。その結
果を表1に示す。 [ダスト捕集性能]JIS10種ダストを用い、ダスト
濃度12g/m3 、濾過風速1.5m/minで圧力損
失が20mmAq上昇するまで濾過を行い、濾布のダス
ト補足量(A)ダスト供給量(A)および濾布を通過し
たダスト量(B)から次式により求めた。
【0019】ダスト捕集性能(%)=A/(A+B) 式中、A:濾布のダスト補足量(mg) B:濾布を通過したダスト量(mg)
【0020】
【表1】
【0021】表1からわかるように、実施例1、2のも
のは、比較例1と比較して捕集効率が良好であった。
【0022】実施例1および比較例1の集塵用濾布を、
実施例1の繊度2.0d、カット長51mm、捲縮数1
4個/inchのポリフェニレンサルファイド短繊維を用
い、単糸番手20s、合糸本数2本の紡績糸を用いて袋
状に縫製してバグフィルターをつくった。このフィルタ
ーは、直径20cm、長さ4mの袋体であった。これを
排ガス用集塵装置に取り付けて実施例1と同一実験をし
た。
【0023】その結果、比較例1の集塵用濾布で作った
バグフィルターは、実施例1のものに比して約3.5倍
の濾布通過ダスト量を示した。
【0024】さらに、実施例1〜4および比較例1〜3
の集塵用濾布を実施例1の繊度2.0d、カット長51
mm、捲縮数14個/inchのポリフェニレンサルファイ
ド短繊維を用い、単糸番手20s、合糸本数2本の紡績
糸を用いて袋状に縫製してバグフィルターをつくった。
このフィルターは、直径20cm、長さ4mの袋体であ
った。これを排ガス用集塵装置に取り付けて1000時
間連続運転を行い以下の測定を行った。その結果を表2
に示す。 (漏れダスト濃度)1000時間連続運転を行った後、
濾布を通過した総ダスト量(A)および濾布を通過した
気体の総流量(B)から次式により求めた。
【0025】漏れダスト濃度(mg/m3 )=A/B 式中、A:濾布を通過した総ダスト量(mg) B:濾布を通過した気体の総流量(m3 ) (ダスト払い落とし後の圧力損失)1000時間連続運
転を行った後、3kg/cm2 の圧力でバグフィルター
に付着したダストを払い落とし後、バグフィルターの圧
力損失を測定した。なお、圧力損失については、風速
1.5m/minで大気を該バグフィルターに通過さ
せ、バグフィルター直後の圧力と大気圧との差圧を山本
電気(株)製マノメーターを用いて測定し、圧力損失と
した。 (強力保持率)1000時間連続運転を行った後の濾布
の引張破断強力(A)および、運転前の濾布の引張破断
強力(B)から次式により求めた。なお、引張破断強力
については、テンシロン引張試験機を用い、試料幅50
mm、つかみ間隔100mm、引張速度100mm/m
inで測定した。
【0026】強力保持率(%)=A/B 式中、A:1000時間運転後の引張破断強力(kgf
/5cm) B:運転前の濾布の引張破断強力(kgf/5cm)
【0027】
【表2】
【0028】表2からわかるるように、実施例1〜4の
濾布を使用したバグフィルターは、漏れダスト濃度が低
く、ダスト払い落とし後の圧力損失が低く、なおかつ1
000時間使用後の強力保持率が高いものであった。
【0029】なお、排ガス集塵機の運転条件は以下のと
おり。
【0030】ダスト濃度:8mg/m3 濾過風速 :1.1m/min 排ガス温度:160℃ 排ガス酸素濃度:8.9vol−% 排ガスH2 O濃度:39.0vol−% 排ガスSOx濃度:72ppm 排ガスNOx濃度:126ppm 排ガスHCl濃度:168ppm
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、圧力損失が小さいにも
かかわらず、捕集効率に優れた集塵用濾布を提供するこ
とができ、かかる集塵用濾布で構成したバグフィルター
は、集塵性に優れた装置を提供することができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布とウェブとで構成される集塵用濾布に
    おいて、少なくとも該ウェブが5d以下の異形断面ポリ
    フェニレンサルファイド繊維で構成されていることを特
    徴とする集塵用濾布。
  2. 【請求項2】該ウェブが、表面層が5d以下の異形断面
    ポリフェニレンサルファイド繊維で構成されているもの
    である請求項1記載の集塵用濾布。
  3. 【請求項3】該ウェブを構成する繊維が、2d以下の異
    形断面繊維である請求項1または2記載の集塵用濾布。
  4. 【請求項4】該ウェブが、異形断面ポリフェニレンサル
    ファイド繊維を25重量%以上混繊、混綿してなるもの
    である請求項1〜3のいずれかに記載の集塵用濾布。
  5. 【請求項5】該ウェブが、異形断面ポリフェニレンサル
    ファイド繊維を50重量%以上混繊、混綿してなるもの
    である請求項1〜4のいずれかに記載の集塵用濾布。
  6. 【請求項6】該異形断面ポリフェニレンサルファイド繊
    維が、Y字型断面の繊維である請求項1〜5のいずれか
    に記載の集塵用濾布。
  7. 【請求項7】該ウェブの少なくとも表面層が、表層に向
    かって小さい繊度勾配を有する繊維積層体である請求項
    1〜6のいずれかに記載の集塵用濾布。
  8. 【請求項8】該ウェブが、毛焼き処理およびロール処理
    の少なくとも一方の処理がその表面側に施されたもので
    ある請求項1〜7のいずれかに記載の集塵用濾布。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載された集塵
    用濾布で構成されていることを特徴とするバグフィルタ
    ー。
  10. 【請求項10】該集塵用濾布の表面側が、ダスト捕集面
    となるように縫製されてなる請求項9記載のバグフィル
    ター。
  11. 【請求項11】該バグフィルターが、ポリフェニレンサ
    ルファイド繊維製縫糸で縫製されたものである請求項9
    または10記載のバグフィルター。
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