JP2000079308A - 高集塵効率バグフィルタ―用ろ布およびその製造方法 - Google Patents

高集塵効率バグフィルタ―用ろ布およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】排ガス中のダストろ過において、ダスト払い落
とし性が良好でダスト目詰まり小さい、高集塵効率バグ
フィルター用ろ布及びその製造法を提供する。 【解決手段】ろ過層及び支持層からなるバグフィルター
用ろ布において、前記ろ過層は繊維平均径が0.1〜1
00μmの繊維から構成され、ろ過層のろ過面表層部に
見かけ空隙率が70%以下の緻密層を形成しており、し
かもろ布全体の見かけ空隙率が60〜90%である高集
塵効率バグフィルター用ろ布、及びろ過層及び支持層を
一体化処理して得られたろ布に熱処理を施す高集塵効率
バグフィルター用ろ布の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種繊維よりなる
バグフィルター用ろ布において、ダスト目詰まりがな
く、ダスト払い落とし性が良好で、長期安定して排ガス
中のダストろ過が行える、高集塵効率バグフィルター用
ろ布及びその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石炭焚きボイラー、都市ゴミ焼却炉、産
業廃棄物焼却炉等から排出される排ガス中には煤塵のみ
ならずダイオキシン等の有害物質も含まれており、大気
汚染防止として各種排ガス集塵は非常に重要である。ま
た、ダイオキシン生成抑制及び排出抑制の観点からも、
バグフィルターによる排ガスろ過が大きく期待されてい
る。また、大きなろ過速度で目詰まりなしで運転できれ
ば、ろ過面積やバグフィルター設置面積も小さくでき、
コストダウンにもつながる。
【0003】ダストによる目詰まりが小さく、ダスト排
気濃度も小さく、なおかつ長期安定して排ガスろ過を行
う方法として、様々な方法が検討されている。既に製品
として存在する、不織布あるいは織物のろ過面にPTF
Eからなり細孔径が約2μm程度のメンブレンを接着さ
せ払い落とし性を向上させたもの。また、特願平1―7
5169号ではろ過層の厚み方向の中央部にスリットを
入れたフィルムを形成させ、ダスト漏れを防ぐ方法等が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の様なPTFEメ
ンブレンをろ布に接着させたものでは、パルスジェット
方式によるダスト払い落とし性は優れるが、他素材との
接着性に劣るPTFEは長期にわたるパルスジェット払
い落とし操作によりメンブレン自体がろ過面から剥がれ
るという問題がある。また、メンブレン加工のコストが
非常に高く、しかも圧損が大きくエネルギー効率が非常
に小さいものである。特願平1−75169号では、ろ
過層内部のフィルムによりろ布を通過しようとしたダス
トを補足することができるが、繊維からなるろ過層自体
の空隙率が大きいため、目詰まりを起こし長期安定して
排ガスろ過を行えないという問題がある。
【0005】本発明は、上記従来技術のバグフィルター
用ろ布の持つ問題点に対し、特に、メンブレンを使用し
なくても、各種繊維のろ過層と支持層からなるバグフィ
ルター用ろ布により、目詰まりやダスト漏れもなく、長
期安定して排ガスろ過が行える高集塵効率バグフィルタ
ー用ろ布及びその製造法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の物質発明
は、ろ過層及び支持層からなるバグフィルター用ろ布に
おいて、前記ろ過層は繊維平均径が0.1〜100μm
の繊維から構成され、ろ過層のろ過面表層部に見かけ空
隙率が70%以下の緻密層を形成しており、しかもろ布
全体の見かけ空隙率が60〜90%であることを特徴と
する高集塵効率バグフィルター用ろ布である。そして具
体的には、ろ過面表層部の見かけ空隙率が20〜80%
であることを特徴とする上記記載の高集塵効率バグフィ
ルター用ろ布、ろ過層及支持層がポリイミド、ポリアミ
ドイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエステ
ル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリアミド、ガラス
繊維のいずれか1種または2種以上の繊維からなること
を特徴とする上記記載の高集塵効率バグフィルター用ろ
布、及びろ過面表層部を形成する繊維の繊維径は0.1
〜50μmであることを特徴とする上記記載の高集塵効
率バグフィルター用ろ布、である。また本発明の製法発
明は、ろ過層と支持層を一体化処理してろ布となし、次
いで前記ろ布を150〜350℃の熱処理を施すことを
特徴とする高集塵効率バグフィルター用ろ布の製造方法
である。そして具体的には、熱処理に赤外線ヒーターを用い
ることを特徴とする上記記載の高集塵効率バグフィルタ
ー用ろ布の製造方法、及び熱処理に加熱ロールを用いる
ことを特徴とする上記記載の高集塵効率バグフィルター
用ろ布の製造方法である。
【0007】上記構成からなる本発明の高効率バグフィ
ルター用ろ布は、排ガス中のダストろ過を目詰まりな
く、ダスト漏れも小さく、さらに、パルスジェット方式
や逆洗方式の払い落とし操作において長期安定した優れ
た特性を示すことができる。
【0008】以下、本発明を詳述する。各種繊維のろ過
層と支持層からなるバグフィルター用ろ布で、目詰まり
やダスト漏れもなく、長期安定して排ガスろ過が行える
高集塵効率バグフィルター用ろ布を得るには、該ろ布全
体の見かけの空隙率を90%以下にする必要がある。本
発明においては、さらに、ろ過面表層部空隙率を70%
以下にすることにより、高集塵効率バグフィルター用ろ
布が得られる。好ましくは40〜70%である。なお、
見かけの空隙率は次式により求めた。バグフィルター用
ろ布を2.5cm ×10cmにカットし、60g/cm2荷重のダイヤ
ルゲージで厚さt(cm)を測定し、サンプル重量w(g) を
秤量する。また、繊維の比重ρから見掛けの空隙率εを
求めた。 ε={1―w/(2.5×10×t×ρ)}×100
【0009】本発明で用いるバグフィルター用ろ布を構
成する繊維としては、例えば、ポリイミド、ポリアミド
イミド、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイト、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリエステル、ガラス等が
挙げられ、使用用途、条件により適時選ぶことができ
る。なかでも、ポリイミドは耐熱性が高く、繊維断面も
その製造方法からランダムな異形断面をしているので、
表面積が大きく集塵効率が優れる。また、使用後バグの
処理においても可燃性であるため焼却処分でき、さらに
ポリテトラフルオロエチレンと比べても、フッ化水素等
の有害物質の発生がなく、バグフィルターに適してい
る。また、ポリフェニレンサルファイドはポリイミドに
比べると耐熱性は劣るが、ポリテトラフルオロエチレン
に次ぐ耐薬品性を有しているため、バグフィルターに適
している。
【0010】ろ過層に用いる繊維の繊維径は0.1〜1
00μmであることが必要であり、特に1〜50μmが
好ましい。さらにろ過面表層部においては、0.1〜3
0μmが好ましい。繊維径が50μmを越えるとろ過面
表面を緻密化しても微細粒子の侵入、通過を完全に押さ
えることはできづ、長期間にわたる使用ではダスト目詰
まりにより圧損の上昇や微細粒子の漏れなどの問題が健
在化する。
【0011】本発明に用いる繊維の断面形状について
は、丸形、三角、トライローバル、ランダム等種々ある
が、特に限定されたものではない。微細粒子の捕捉とい
う面から考えるとより表面積が大きい異形断面、特に三
角断面が好ましい。
【0012】本発明に用いるバグフィルター用ろ布は、
その構成繊維の形態は特に制限されないが、短繊維から
なるろ過層と、マルチフィラメント、モノフィラメン
ト、紡績糸からなる支持層から構成される組み合せが望
ましい。ろ布の形成方法としては、ニードルパンチング
法やウオーターパンチング法等があげられるが、本発明
はこれに限定されるものではない。
【0013】本発明は、ろ布、特にろ過層のろ過面表層
部の見かけ空隙率を高く保つことにより微粒子のろ布へ
の進入を防ぎ、長期ダスト払い落とし性の優れるバグフ
ィルター用ろ布を得ることにある。なお、本発明でいう
ろ過面表層部とは、ろ過層全体の厚みの1/2以上ろ過
面側に存在する部分をいう。緻密化の手段としては、ろ
過層と支持層とからなるろ布を150〜350℃、好ま
しくは200〜320℃の熱風処理を行い、繊維自体の
収縮により緻密化させる方法が採用できる。また、赤外
線ヒーターを用いた熱処理も採用できる。あるいは、加
熱ローラーに接触プレスし緻密化させる方法も採用でき
る。熱風処理温度は用いる繊維種によって異なるが、各
繊維の最大収縮応力が発生する温度以上の温度が好まし
い。熱処理を施さない場合は、たとえ単糸1.8デニール
以下の細繊度の繊維を使用して高密度化にしても製品と
して十分なダスト保持性が得られない。
【0014】以下、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明する。なお、本発明はこれら実施例のみに限定さ
れるものではない。
【0015】
【実施例】濾過特性評価は、図1のような東洋紡績
(株)製フィルターバグ用ろ布濾過試験器にて評価し
た。ダストはフライアッシュ10種を用い、ダスト濃度
15(g/m3)、濾過面積0.04(m2)、濾過速度
3(m/min)、圧力損失150(mmH2O)にてパルスジェット
ダスト払い落としをパルス圧3(kg/cm2)で300回行っ
た。そして、初期ダスト保持量と最終回ダスト保持量と
からダスト保持率(%)=(最終回ダスト保持量/初期
ダスト保持量)・100を測定し、また捕集効率につい
ては吹き漏れ量(排気濃度)を粉塵濃度計にて測定し求
めた。なお、初期ダスト保持量とは、ろ布にダストをプ
レコート層として付着させた後の第一回目のダスト保持
量である。
【0016】(実施例1)バグフィルター用ろ布は一般
的な不織布加工工程により作成した。ろ過層として用い
た短繊維は直径14.5μm、長さ60mm、丸型断面
のポリフェニレンサルファイド繊維(東洋紡績(株)PROC
ON:登録商標)であり、支持層には同じく225デニー
ル60フィラメントのポリフェニレンサルファイド繊維
(東洋紡績(株)PROCON)を平織りにして用いた。まず、
予備開繊を経た上記短繊維をローラーカードに供し、細
かな開繊、繊維配列を行った後、クロスレイヤーにより
ウエブを積層し、このろ過層を上記支持層上下にさらに
ニードルパンチ工程により一体化させ約400(g/m2)の
ろ布を得た。さらに、直径14.5μmの短繊維を目付
が約100(g/m2)になるようにウエブを作成し、ニード
ルパンチ工程に供し、目付115(g/m2)のウエブを得、
このウエブを200℃35(kg/cm2)のカレンダーロール
にてプレスし、厚さ0.26mmのろ過面側のろ過層を得
た。そして、先に作成した400(g/m2)のろ布にこのウ
エブを積層しニードルパンチ行程により一体化させた。
さらに、240℃熱風処理しタテ・ヨコそれぞれ約5%
収縮させ、200℃35(kg/cm2)のカレンダーロールに
てプレスした。得られたろ布は、目付551(g/m2)、厚
さ1.7(mm)、見かけの空隙率76%、ろ過層見かけの
空隙率67%のバグフィルター用ろ布を得た。このろ布
のろ過特性を測定したところ、ダスト保持率85%、捕
集効率99,9999%を得、バグフィルターとして高
い集塵効率を示した。
【0017】(実施例2)実施例1と同様な直径14.
5μmの短繊維、支持層を用いてニードルパンチ工程を
経て目付が約400(g/m2)のろ布を形成した。さらに、
直径10.3μm、長さ60mmの ポリフェニレンサル
ファイド短繊維を目付が100(g/m2)になるように作成
し、200℃35(kg/cm2)のカレンダーロールにてプレ
スし、目付110g、厚さ0.24mmのウエブを得た。
このウエブを上記ろ布のろ過面にニードルパンチ行程に
より一体化させた。実施例1と同様に、240℃熱処理
で5%収縮させ、カレンダーロールによるプレスを実施
したところ、目付532(g/m 2)、厚み1.8mm、見かけ
の空隙率78%、ろ過表層部見かけの空隙率66%のバ
グフィルター用ろ布を得た。ろ過特性を測定したとこ
ろ、ダスト保持率90%、捕集効率99.9999%を
得、非常に高い集塵効率を示した。
【0018】(比較例1)実施例1と同様な直径14.
5μmの短繊維、支持層を用いて、ニードルパンチ加工
によりトータル目付が400(g/m2)になるようにろ布を
作成した。そして、熱風処理を行わずに、200℃熱カ
レンダーのみにより厚み調整をした。得られたろ布は目
付396(g/m2)、厚みは、3.0(mm)で、ろ過面表層部
の緻密層は見られず、全体の見かけの空隙率は90%で
あった。実施例と同様にろ過特性を評価すると、ダスト
保持率は38%で、捕集効率は、99,8254%であ
り、ろ布状態を確認するとろ布内部までダストが進入
し、目詰まりを起こしているのが確認された。
【0019】(比較例2)実施例1と同様な直径14.
5μmの短繊維、支持層を用いて、ニードルパンチ加工
によりトータル目付が500(g/m2)になるように形成
した。そして、熱風処理を行わずに、210℃熱カレン
ダーのみにより厚みを調整した。得られたろ布は、目付
505(g/m2)、厚みは2.0(mm)でろ過面表層部の緻密
層は見られず、全体の見かけの空隙率は83%であっ
た。実施例1,2と同様にろ過特性を評価すると、ダス
ト保持率は45%で、捕集効率は99.9854%であ
った。
【0020】(比較例3)実施例2と同様に、実施例1
と同様な直径14.5μmの短繊維と支持層を用いて、
ニードルパンチ工程を経て目付が約400(g/m2)のろ布
を作成し、さらに、直径10.3μm(約1den)、長
さ60mmの ポリフェニレンサルファイド短繊維を目付
が100(g/m2)になるように作成し、上記ろ布と直径1
0.3μmの短繊維からなるウエブをニードルパンチ工
程により一体化させた。そして、熱風処理を行わずに、
200℃熱カレンダーのみにより厚み調整をした。得ら
れたろ布は目付487(g/m2)、厚みは、1.8(mm)でろ
過面表層部の緻密層は見られず、全体の見かけの空隙率
は80%であった。実施例と同様にろ過特性を評価する
と、ダスト保持率は48%で、捕集効率は、99,83
32%であり、ろ布状態を確認するとろ布内部にダスト
が進入し、目詰まりを起こしているのが確認された。
【0021】以上のように、ニードルパンチ工程後に、
熱風処理、及び熱ロール処理することにより、バグフィ
ルター用ろ布の見かけの空隙率を90%以下とし、さら
に、ろ過表層部の見かけの空隙率を70%未満にする事
により、非常に高い集塵効率を示すことが明らかとなっ
た。一方、比較例2に見られるように、見かけの空隙率
は85%であるがろ過面が緻密でないため、実施例と比
較すると集塵性能が明らかに低下していることがわか
る。また、比較例3では、糸径を小さくしたものを用い
たが、熱風処理をしていないために見かけの空隙率が大
きく、やはりダストによる目詰まりを起こしているのが
確認され、細繊度繊維の高密度化によるろ過性能に限界
があることが明らかとなった。通常一般的な1.0(m/m
in)前後のろ過速度では比較例2や比較例3でも十分な
長期安定性を示すが、ろ過速度が3(m/min)と非常に大
きいく、ダストサイズも非常に小さいため、ろ布内部へ
のダストの進入が、光学顕微鏡、走査型電子顕微鏡観察
から確認され、大きなろ過速度では、目詰まりにより長
期安定して使用できないことになる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、高ろ過速度において
も、長期安定してダスト払い落としができ、ダスト見詰
まりも小さい、集塵特性が長期安定したバグフィルタ−
ろ過布を提供することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルターバグ用ろ過試験器の模式図。
【符号の説明】
1:スクリュウフィーダー、2:フライアッシュ10
種、3:オーバーフローフィルター、4:テストサンプ
ル、5:パルスエア−、6:粉塵濃度計、7:排気ダス
トトラップ用フィルタ−、8:流量計、9:吸引ポン
プ、10:ガスメ−タ−、11:排気、12:ダスト吸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ろ過層及び支持層からなるバグフィルター
    用ろ布において、前記ろ過層は繊維平均径が0.1〜1
    00μmの繊維から構成され、ろ過層のろ過面表層部に
    見かけ空隙率が70%以下の緻密層を形成しており、し
    かもろ布全体の見かけ空隙率が60〜90%であること
    を特徴とする高集塵効率バグフィルター用ろ布。
  2. 【請求項2】ろ過面表層部の見かけ空隙率が20〜80
    %であることを特徴とする請求項1項記載の高集塵効率
    バグフィルター用ろ布。
  3. 【請求項3】ろ過層及支持層がポリイミド、ポリアミド
    イミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエステル、
    ポリテトラフルオロエチレン、ポリアミド、ガラス繊維
    のいずれか1種または2種以上の繊維からなることを特
    徴とする請求項1記載の高集塵効率バグフィルター用ろ
    布。
  4. 【請求項4】ろ過面表層部を形成する繊維の繊維径は
    0.1〜50μmであることを特徴とする請求項1記載
    の高集塵効率バグフィルター用ろ布。
  5. 【請求項5】ろ過層と支持層を一体化処理してろ布とな
    し、次いで前記ろ布を150〜350℃の熱処理を施す
    ことを特徴とする高集塵効率バグフィルター用ろ布の製
    造方法。
  6. 【請求項6】赤外線ヒーターにより熱処理することを特徴と
    する請求項5記載の高集塵効率バグフィルター用ろ布の
    製造方法。
  7. 【請求項7】加熱ロールにより熱処理することを特徴と
    する請求項5記載の高集塵効率バグフィルター用ろ布の
    製造方法。
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