JP2003326093A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP2003326093A
JP2003326093A JP2002137123A JP2002137123A JP2003326093A JP 2003326093 A JP2003326093 A JP 2003326093A JP 2002137123 A JP2002137123 A JP 2002137123A JP 2002137123 A JP2002137123 A JP 2002137123A JP 2003326093 A JP2003326093 A JP 2003326093A
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drum
rotation speed
rotation
speed
laundry
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JP2002137123A
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Shuji Hashiba
修司 羽柴
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱水運転時における低速回転領域で、ドラム
内の洗濯物がアンバランス状態となることを極力防止す
る。 【解決手段】 脱水運転時において、ドラムを第1の回
転速度(50rpm)まで立ち上げた後、洗濯物がドラ
ムの内面に張り付くようになる第2の回転速度(70r
pm)まで緩やかに上昇させ、この後、ドラムを、第2
の回転速度以上で、かつ、ドラムの回転に係る振動系の
共振回転速度(120rpm)以下の第3の回転速度
(100rpm)まで上昇させて、当該第3の回転速度
を所定時間維持する制御を行い、ここで第1のアンバラ
ンス検知S1を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱水運転時におけ
る低速回転領域での制御を改良したドラム式洗濯機に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ドラム式洗濯機におい
ては、水槽内に横軸状のドラムが回転可能に配設されて
いて、脱水運転時に、そのドラムをモータにより高速回
転させることにより、ドラム内に収容された洗濯物を遠
心脱水する構成となっている。
【0003】図6には、脱水運転時におけるドラムの回
転速度の制御例を示している。この図6において、ま
ず、ドラムを第1の回転速度である100rpmまで上
昇させ、ここで、ドラムの回転むらを検出することで、
ドラム内の洗濯物がアンバランス状態であるか否かを検
出するための第1のアンバランス検知S1を行う。この
第1のアンバランス検知S1の結果、回転むらが大き
く、アンバランス状態であると判定された場合には、ド
ラムの回転を一旦停止させた後、ドラムを再度、第1の
回転速度である100rpmまで上昇させ、ここで再度
第1のアンバランス検知S1を行う。
【0004】このようにして、第1のアンバランス検知
S1の結果、回転むらが小さく、アンバランス状態でな
いと判定された場合には、ドラムを第2の回転速度であ
る170rpmまで上昇させ、第1のアンバランス検知
S1と同様にして、第2のアンバランス検知S2を行
う。図6では、3回目の第1のアンバランス検知S1で
アンバランス状態でないと判定された例が示されてい
る。第2のアンバランス検知S2で、アンバランス状態
でないと判定された場合には、ドラムを、脱水運転にお
ける高速回転領域の定常回転速度である900rpmま
で上昇させ、この定常回転速度(900rpm)を所定
時間維持し、この後、停止させる。これにより脱水運転
が終了する。
【0005】ここで、この種のドラム式洗濯機において
は、ドラムを回転させる場合において、当該ドラムの回
転に伴う振動系の共振回転速度としては、図7に示すよ
うに、左右方向と、上下方向と、前後方向及び腰振りの
3箇所の共振回転速度があることが知られている。この
うち左右方向の共振回転速度は約120rpm、上下方
向の共振回転速度は約190rpm、前後方向及び腰振
りの共振回転速度は約260rpmである。
【0006】上記した従来の制御例では、上記第1のア
ンバランス検知S1を行う第1の回転速度は、上記左右
方向の共振回転速度(120rpm)より低く、かつ、
ドラムの回転により洗濯物が当該ドラムの内面に張り付
くようになる回転速度である70rpmより高い、10
0rpmに設定し、また、第2のアンバランス検知S2
を行う第2の回転速度は、上記左右方向の共振回転速度
(120rpm)より高く、かつ、上記上下方向の回転
速度(190rpm)よりは低い、170rpmに設定
している。
【0007】しかしながら、上記した従来構成のもので
は、次のような欠点があった。すなわち、第1の回転速
度である100rpmまで上昇させる上昇速度が速く、
しかも第1の回転速度に達したら直ぐに第1のアンバラ
ンス検知S1を行うようにしているため、ドラム内の洗
濯物がアンバランス状態になりやすいという問題があっ
た。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、脱水運転時における低速回転領域
で、ドラム内の洗濯物がアンバランス状態となることを
極力防止できるドラム式洗濯機を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、外箱内に配設された水槽と、
この水槽内に横軸状態で回転可能に配設され、内部に洗
濯物が収容されるドラムと、このドラムを回転駆動する
モータと、このモータを制御して前記洗濯物の脱水運転
を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記ド
ラムの回転速度が高速回転領域の定常回転速度に到達す
る前の低速回転領域において、前記ドラムを予め設定さ
れた第1の回転速度まで立ち上げた後、前記洗濯物が前
記ドラムの内面に張り付くようになる第2の回転速度ま
で他の領域よりも緩やかとなるように上昇させ、この
後、前記ドラムを、前記第2の回転速度以上で、かつ、
前記ドラムの回転に係る振動系の共振回転速度以下の第
3の回転速度まで上昇させて、当該第3の回転速度を所
定時間維持する制御を行うことを特徴とする。
【0010】上記した手段によれば、脱水運転時におけ
る低速回転領域において、まず、ドラムを第1の回転速
度まで立ち上げた後、洗濯物がドラムの内面に張り付く
ようになる第2の回転速度まで緩やかに上昇させること
で、ドラム内における洗濯物が、ドラムの内面に極力均
一な状態で張り付くようになる。また、この後、ドラム
を、前記第2の回転速度以上で、かつ、ドラムの回転に
係る振動系の共振回転速度以下の第3の回転速度まで上
昇させて、当該第3の回転速度で所定時間維持するよう
にすることで、仮にドラム内で洗濯物がアンバランス状
態で張り付いていたとしても、洗濯物に含まれた水分が
放出されて、アンバランス量が小さくなる。これらによ
り、脱水運転時における低速回転領域で、ドラム内の洗
濯物がアンバランス状態となることを極力防止できるよ
うになる。
【0011】請求項2の発明は、制御手段は、ドラムを
前記第2の回転速度まで上昇させた後、当該第2の回転
速度を所定時間維持することを特徴とする。これによっ
ても、第2の回転速度を所定時間維持することで、仮に
ドラム内で洗濯物がアンバランス状態で張り付いていた
としても、洗濯物に含まれた水分が放出されて、アンバ
ランス量が小さくなる。
【0012】請求項3の発明は、ドラムの回転時に当該
ドラム内の洗濯物がアンバランス状態であるか否かを検
出するアンバランス検出手段を備え、制御手段は、前記
第3の回転速度で前記アンバランス検出手段によりアン
バランス状態であるか否かを検出し、その検出結果でア
ンバランス状態であることを検出した場合に前記ドラム
の回転速度を一旦前記第3の回転速度より低下させた
後、再度第3の回転速度まで上昇させて再度アンバラン
ス状態であるか否かを検出するという制御を繰り返し、
それを繰り返すごとに前記第3の回転速度で維持する時
間を徐々に短くすることを特徴とする。
【0013】これによれば、上記の動作を繰り返すごと
に第3の回転速度で維持する時間を徐々に短くすること
により、第3の回転速度の維持時間を同じとした場合に
比べて、脱水運転にかかる時間を短くすることが可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて図1ないし図4を参照して説明する。まず、ドラム
式洗濯機の全体構成を示す図2及び図3において、ドラ
ム式洗濯機の外殻をなす外箱1の前面部には、中央部に
扉2が設けられ、上部右側に操作パネル3が設けられて
いる。このうち扉2は、外箱1の前面部中央部に形成さ
れた洗濯物出入れ口4を開閉するためのものである。
【0015】外箱1の内部には、円筒状をなす水槽5が
配設されている。この水槽5は、その軸方向が前後方向
(図3では左右方向)となる横軸状で、しかも前上がり
の傾斜状に配設されていて、弾性支持装置6により弾性
的に支持されている。水槽5の内部には、円筒状をなす
ドラム7が水槽5と同軸状に配設されている。このドラ
ム7は、洗濯のほか、脱水及び乾燥に共用の槽として機
能するものであり、胴部のほぼ全域に小孔8が多数形成
され(図3に一部のみ図示)、胴部の内周部にはバッフ
ル9が複数設けられている(図3に一つのみ図示)。
【0016】水槽5及びドラム7は、それぞれ前面部に
洗濯物出入れ用の開口部10,11を有しており、この
うち水槽5の開口部10は、前記洗濯物出入れ口4にベ
ロー12によって水密に連ねられ、ドラム7の開口部1
1は、その水槽5の開口部10に臨んでいる。ドラム7
の開口部11の周囲部にはバランスリング13が設けら
れている。
【0017】上記水槽5の背面部には、ドラム7を回転
駆動するモータ14が配設されている。このモータ14
は、この場合アウタロータ形のDCブラシレスモータで
あり、そのステータ15が、水槽5の背部中央部に取り
付けられた軸受ハウジング16の外周部に取り付けられ
ている。ロータ17は、ステータ15を外側から覆うよ
うに配置されていて、中心部に取り付けられた回転軸1
8が、上記軸受ハウジング16に軸受19を介して回転
可能に支承されている。軸受ハウジング16から突出し
た回転軸18の前端部が、ドラム7の背部の中央部に連
結されている。従ってこの場合、モータ14のロータ1
7が回転すると、当該ロータ17と一体にドラム7も回
転する構成となっている。
【0018】水槽5の下面部には水溜部20が設けられ
ており、この水溜部20の内部に洗濯水加熱用のヒータ
21が配設され、水溜部20の後部に、排水弁22を介
して排水ホース23が接続されている。
【0019】水槽5の上部には温風生成装置24が設け
られ、水槽5の背部には熱交換器25が設けられてい
る。このうち温風生成装置24は、ケース26内に配設
された温風用ヒータ27と、ケーシング28内に配設さ
れたファン29と、このファン29をベルト伝動機構3
0を介して回転駆動するファンモータ31とから構成さ
れていて、ケース26とケーシング28とは連通されて
いる。また、ケース26の前部にはダクト32が接続さ
れていて、このダクト32の先端部が、水槽5内の前部
に突出していて、ドラム7の開口部12に臨んでいる。
【0020】ここで、温風用ヒータ27とファン29と
によって温風が生成され、その温風は、ダクト32を通
してドラム7内に供給される。ドラム7内に供給された
温風は、ドラム7内の洗濯物を加熱する共に水分を奪
い、熱交換器25側へ排出される。
【0021】上記熱交換器25は、上部が上記ケーシン
グ28内と連通し、下部が水槽5内と連通している。こ
の熱交換器25は、水が上部から注ぎ入れられて流下す
ることにより、内部を通る空気中の水蒸気を冷却し凝縮
させて除湿する水冷式のものである。この熱交換器25
を通った空気は、再び温風生成装置24に戻され、温風
化されて循環する。
【0022】上記操作パネル3には、スタートスイッチ
33aやコース選択スイッチ33bなどの各種の操作入
力部33と、表示部34などが設けられている。操作パ
ネル3の左側には、洗剤ケース35が出し入れ可能に設
けられている。
【0023】一方、図4には、本発明に関係した電気的
構成がブロックによって示されている。本発明の制御手
段を構成する制御装置40は、マイクロコンピュータを
含んだ構成となっている。この制御装置40には、操作
パネル3の各種の操作入力部33と、水槽5内の水位を
検出する水位センサ41、ドラム7回転用のモータ14
の回転速度を検出する回転センサ42などからの信号が
入力されるようになっている。そして、制御装置40
は、これらの信号及び予め備えたプログラムに基づき、
インバータ回路43を介してモータ14を制御すると共
に、駆動回路44を介して、ブザー45、表示部34、
洗濯水加熱用のヒータ21、排水弁22、温風生成装置
24の温風用ヒータ27及びファンモータ31、給水弁
46などを制御する機能を有している。
【0024】この制御装置40は、ドラム7の回転時
に、上記回転センサ42の信号に基づきドラム7の回転
速度を検出する速度検出手段として機能すると共に、脱
水運転時に、上記回転センサ42の信号に基づきモータ
14の回転むらを検出し、この回転むらの程度を判定す
ることにより、ドラム7内の洗濯物がアンバランス状態
か否かを検出するアンバランス検出手段としても機能す
る。
【0025】次に、脱水運転時の制御装置40の制御例
について、主に図1を参照して説明する。まず、モータ
14を起動させてドラム7の回転を開始させ、ドラム7
を、予め設定された第1の回転速度となる50rpmま
で立ち上げた後、第2の回転速度となる70rpmま
で、他の領域よりも緩やかとなるように上昇させる。こ
の場合、例えば10秒間かけて上昇させる。
【0026】ここで、第1の回転速度となる50rpm
という回転速度は、ドラム7の回転に伴い、ドラム7内
の洗濯物のうち比較的重い洗濯物は持ち上げられては落
ちるが、比較的軽い洗濯物はドラム7の内面に張り付く
ようになる速度である。また、第2の回転速度となる7
0rpmという回転速度は、ドラム7の回転に伴い、ほ
とんどの洗濯物がドラム7の内面に張り付いて落ちない
ようになる速度である。このように第1の回転速度(5
0rpm)から第2の回転速度(70rpm)まで緩や
かに上昇させることで、ドラム7内の洗濯物は偏ること
が防止され、極力均一な状態となる。
【0027】ドラム7の回転速度が第2の回転速度(7
0rpm)となったら、所定時間、例えば5秒間、その
回転速度を維持する。この後、ドラム7を、第3の回転
速度となる100rpmまで上昇させ、所定時間、例え
ば60秒間、その回転速度を維持する。この第3の回転
速度となる100rpmは、ドラム7内の洗濯物がすべ
てドラム7の内面に張り付いて落ちず、かつ、ドラム7
の回転に係る振動系の共振回転速度(図7の左右の共振
回転速度である120rpm参照)以下の速度である。
【0028】このとき、第3の回転速度を維持する60
秒間の終わり付近において、制御装置40は第1のアン
バランス検知S1を実行する。この第1のアンバランス
検知S1は、回転センサ42の信号に基づき、ドラム7
の回転むら(モータ14の回転むら)を検出し、この回
転むらの程度があらかじめ設定された設定値より大きい
場合には、アンバランス状態であると判定し、回転むら
の程度が上記設定値以下の場合には、アンバランス状態
ではないと判定する。
【0029】この第1のアンバランス検知S1におい
て、アンバランス状態であると判定した場合には、モー
タ14の回転を一旦停止させてドラム7の回転を停止さ
せた後、再度、上記したようにドラム7を、第1の回転
速度(50rpm)まで立ち上げた後、第2の回転速度
(70rpm)まで緩やかに上昇させ、第2の回転速度
を5秒間維持し、この後、第3の回転速度(100rp
m)まで上昇させ、再度第1のアンバランス検知S1を
行うということを繰り返す。
【0030】この第1のアンバランス検知S1におい
て、アンバランス状態ではないと判定された場合には、
ドラム7を、第4の回転速度となる170rpmまで上
昇させ、ここで第2のアンバランス検知S2を実行す
る。第2のアンバランス検知S2は、上記した第1のア
ンバランス検知S1と同様に行う。なお、第4の回転速
度となる170rpmは、図7に示すように、ドラム7
の回転に係る振動系の共振回転速度のうち、左右の共振
回転速度である120rpmより大きく、かつ上下方向
の共振回転速度である190rpmより小さい速度であ
る。
【0031】第2のアンバランス検知S2において、ア
ンバランス状態ではないと判定された場合には、ドラム
7を、脱水運転における高速回転領域の定常回転速度で
ある900rpmまで上昇させ、この定常回転速度(9
00rpm)を所定時間維持し、この後、停止させる。
これにより脱水運転が終了する。なお、第2のアンバラ
ンス検知S2において、アンバランス状態であると判定
された場合には、一旦ドラム7の回転を停止させた後、
再度上記の動作を行うことになる。
【0032】上記した第1実施例においては、次のよう
な効果を得ることができる。すなわち、脱水運転時にお
ける低速回転領域において、まず、ドラム7を第1の回
転速度(50rpm)まで立ち上げた後、洗濯物がドラ
ム7の内面に張り付くようになる第2の回転速度(70
rpm)まで緩やかに上昇させることで、ドラム7内に
おける洗濯物が、ドラム7の内面に極力均一な状態で張
り付くようになる。また、この後、ドラム7を、前記第
2の回転速度(70rpm)以上で、かつ、ドラム7の
回転に係る振動系の共振回転速度(120rpm)以下
の第3の回転速度(100rpm)まで上昇させて、当
該第3の回転速度で所定時間維持するようにすること
で、仮にドラム7内で洗濯物がアンバランス状態で張り
付いていたとしても、洗濯物に含まれた水分が放出され
て、アンバランス量が小さくなる。これらにより、脱水
運転時における低速回転領域で、ドラム7内の洗濯物が
アンバランス状態となることを極力防止できるようにな
る。従って、第1のアンバランス検知S1及び第2のア
ンバランス検知S2で、アンバランス状態であると判定
されることが少なくなるため、やり直すことが少なくな
り、脱水運転を一層良好に行うことができるようにな
る。
【0033】また、上記した実施例においては、第2の
回転速度である70rpmにおいても所定時間(5秒
間)維持するようにしたことで、仮にドラム7内で洗濯
物がアンバランス状態で張り付いていたとしても、洗濯
物に含まれた水分が放出されて、アンバランス量を小さ
くできる利点がある。
【0034】図5は本発明の第2実施例を示したもので
あり、この第2実施例は、上記した第1実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、ドラム7を第3の回転速
度である100rpmまで上昇させ、ここで第1のアン
バランス検知S1を行った結果、アンバランス状態であ
ると判定された場合、ドラム7は停止させず、一旦第1
の回転速度である50rpmまで低下させ、この後、第
2の回転速度である70rpmまで緩やかに上昇させる
ようにする。
【0035】このような第2実施例においても、第1実
施例と同様な作用効果を得ることができる。
【0036】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張できる。
第1または第2実施例において、第3の回転速度(10
0rpm)で第1のアンバランス検知S1を行い、その
結果、アンバランス状態であると判定した場合に、一旦
ドラム7の回転を停止または速度を低下させた後、再度
第3の回転速度まで上昇させて再度第1のアンバランス
検知S1を行うという動作を繰り返す場合、それを繰り
返すごとに第3の回転速度(100rpm)で維持する
時間を、例えば1回目は60秒、2回目は30秒、3回
目は15秒というように徐々に短くする。
【0037】このようにした場合には、第3の回転速度
の維持時間を同じとした場合に比べて、脱水運転にかか
る時間を短くすることが可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、脱水運転時における低速回転領域において、
まず、ドラムを第1の回転速度まで立ち上げた後、洗濯
物がドラムの内面に張り付くようになる第2の回転速度
まで緩やかに上昇させ、この後、ドラムを、前記第2の
回転速度以上で、かつ、ドラムの回転に係る振動系の共
振回転速度以下の第3の回転速度まで上昇させて、当該
第3の回転速度を所定時間維持する制御を行うようにし
たことにより、脱水運転時における低速回転領域で、ド
ラム内の洗濯物がアンバランス状態となることを極力防
止できるという優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、脱水運転時
におけるドラムの回転速度の変化を示す図
【図2】ドラム式洗濯機の正面図
【図3】縦断側面図
【図4】電気的構成を示すブロック図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】従来例を示す図1相当図
【図7】ドラムの回転速度と水槽の振幅量との関係を示
す図
【符号の説明】
図面中、1は外箱、5は水槽、6は弾性支持装置、7は
ドラム、14はモータ、40は制御装置(制御手段、ア
ンバランス検出手段)を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱内に配設された水槽と、 この水槽内に横軸状態で回転可能に配設され、内部に洗
    濯物が収容されるドラムと、 このドラムを回転駆動するモータと、 このモータを制御して前記洗濯物の脱水運転を制御する
    制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記ドラムの回転速度が高速回転領域の定常回転速度に
    到達する前の低速回転領域において、前記ドラムを予め
    設定された第1の回転速度まで立ち上げた後、前記洗濯
    物が前記ドラムの内面に張り付くようになる第2の回転
    速度まで他の領域よりも緩やかとなるように上昇させ、
    この後、前記ドラムを、前記第2の回転速度以上で、か
    つ、前記ドラムの回転に係る振動系の共振回転速度以下
    の第3の回転速度まで上昇させて、当該第3の回転速度
    を所定時間維持する制御を行うことを特徴とするドラム
    式洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記ドラムを前記第2
    の回転速度まで上昇させた後、当該第2の回転速度を所
    定時間維持することを特徴とする請求項1記載のドラム
    式洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記ドラムの回転時に当該ドラム内の洗
    濯物がアンバランス状態であるか否かを検出するアンバ
    ランス検出手段を備え、 前記制御手段は、前記第3の回転速度で前記アンバラン
    ス検出手段によりアンバランス状態であるか否かを検出
    し、その検出結果でアンバランス状態であることを検出
    した場合に前記ドラムの回転速度を一旦前記第3の回転
    速度より低下させた後、再度第3の回転速度まで上昇さ
    せて再度アンバランス状態であるか否かを検出するとい
    う制御を繰り返し、それを繰り返すごとに前記第3の回
    転速度で維持する時間を徐々に短くすることを特徴とす
    る請求項1記載のドラム式洗濯機。
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