JP2003325770A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2003325770A JP2002143282A JP2002143282A JP2003325770A JP 2003325770 A JP2003325770 A JP 2003325770A JP 2002143282 A JP2002143282 A JP 2002143282A JP 2002143282 A JP2002143282 A JP 2002143282A JP 2003325770 A JP2003325770 A JP 2003325770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球検知信号の発生に関わった遊技球を即座に
回収することなく、遊技領域を乱舞させて流下させ得る
パチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技領域4に、外周面が流下間隙16に
臨む受圧部材17の、その外周面に遊技球の衝突を感知
して球検知信号を送出する衝撃センサー18を備えてな
る球検出装置9を配設した。これにより、衝撃センサー
18に衝突した遊技球が、衝突位置によって様々な方向
に跳ね返り、遊技領域4を乱舞し乍ら流下するため、球
検知信号の発生に関わった遊技球に、他の入賞装置に入
賞する機会を与えることができるとともに、遊技球のそ
の後の流下経路を予測することが困難となり、パチンコ
遊技の興趣性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盤面上に遊技球が
転動流下する遊技領域が区画形成された遊技盤を備えて
なるパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ遊技機にあっては、遊
技盤の盤面上に区画形成された遊技領域の所定位置に球
検出スイッチを備えた入賞口が配設されており、該入賞
口に流入した遊技球を球検出スイッチによって検出した
後、遊技盤裏面の球通路を介して機外に排出している。
そして、前記球検出スイッチから送出される球検知信号
に基づいて種々の遊技作動を生じさせるようになってい
る。即ち、例えば第一種パチンコ遊技機において前記入
賞口が図柄始動領域を構成するものである場合には、球
検出スイッチから送出される球検知信号に基づいて図柄
表示装置の図柄を変動させるとともに、賞球払出し装置
を作動させて所定数の賞球が払い出されることとなる。
【0003】また、入賞口としては、流入した遊技球に
再度他の入賞装置に入賞する機会を与えるようにした通
過型の入賞口も知られている。このような通過型の入賞
口は、上部開口から流入した遊技球を球検出スイッチに
よって検出した後、遊技盤裏面に導くことなく、下部開
口から再度遊技領域に放出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の一般的な入賞口にあっては、流入した遊技球が
即座に回収されて、遊技領域から消えてしまうため、遊
技領域を遊技球が乱舞し乍ら流下するというパチンコ遊
技の面白みを充分に発揮させることができない。また、
通過型の入賞口にあっても、上方から流入した遊技球
が、常に真下方向にしか放出されないため、その後の遊
技球の流下経路がある程度予測できてしまうことにな
り、遊技の興趣を低下させているという問題点がある。
【0005】本発明は、球検知信号の発生に関わった遊
技球の、その後の流下方向が限定されず、予測困難な転
動流下状態を発生させ得るパチンコ遊技機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、盤面上に遊技
球が転動流下する遊技領域が区画形成された遊技盤と、
該遊技盤の前方に、遊技球の流下間隙が生ずるようにし
て対設された透明板とを備えてなるパチンコ遊技機にお
いて、遊技領域に、外周面が流下間隙に臨む受圧部材
の、その外周面に遊技球の衝突を感知して球検知信号を
送出する衝撃センサーを備えてなる球検出装置を配設し
たことを特徴とするパチンコ遊技機である(請求項
1)。
【0007】かかる構成にあって、遊技領域を転動流下
する遊技球が、球検出装置の衝撃センサーに衝突する
と、該衝撃センサーから球検知信号が送出され、その球
検知信号に基づいて所定の遊技作動が生じる。そして、
衝撃センサーに衝突した遊技球は、衝突位置によって様
々な方向に跳ね返り、遊技領域を乱舞し乍ら流下する。
これにより、球検知信号の発生に関わった遊技球に、他
の入賞装置に入賞する機会を与えることができるととも
に、遊技球のその後の流下経路を予測することが困難と
なり、パチンコ遊技の興趣性が向上する。
【0008】また、前記球検出装置を、遊技盤の表裏方
向に沿って進退駆動可能に設けるとともに、該球検出装
置を、遊技盤の盤面から流下間隙へ進出して衝撃センサ
ーに遊技球が衝突可能な検出位置と、盤面内に没入して
遊技球が衝突不能となる待避位置とに変換制御する構成
が提案される(請求項2)。かかる構成にあっては、遊
技状態に応じて、球検出装置を検出位置と待避位置との
何れかに変換制御することにより、検出位置では、上述
したように遊技球が衝突によって様々な方向に跳ね返る
一方、待避位置では、遊技球の衝突が生じないため、遊
技球の流下状態に二通りの顕著に異なる転動流下態様を
生じさせることができる。
【0009】また、受圧部材の外周面に、複数の衝撃セ
ンサーを周方向に沿って配設し、各衝撃センサーにより
遊技球の衝突位置を検出し得るようにしてもよい(請求
項3)。これにより、上下左右など様々な方向から衝突
する遊技球を個々に検出することができ、その検出位置
に基づいて異なる遊技作動を生じさせることによって、
遊技内容を多様化することができる。
【0010】また、球検出装置に、衝撃センサーによる
遊技球の感知を報知する報知手段を具備させる構成が提
案される(請求項4)。かかる構成にあっては、報知手
段の作動により、遊技者に対して衝撃センサーが遊技球
を感知したことを確実に認識させることができる。
【0011】上記報知手段としては、発光手段が好適な
ものとして提案される(請求項5)。このように、報知
手段を発光手段で構成することにより、衝撃センサーに
よる遊技球の感知を目視により明瞭に認識させることが
可能となる。
【0012】さらに、報知手段が、受圧部材の外周面に
複数の衝撃センサーが周方向に沿って配設された球検出
装置にあって、遊技球の衝突を感知した衝撃センサーの
位置により、異なる報知態様を生ずるようにした構成が
提案される(請求項6)。これにより、どの位置にある
衝撃センサーが遊技球を感知したのかを遊技者に確実に
認識させることができる。
【0013】また、上記の異なる報知態様を、異なる色
の発光によって構成することにより(請求項7)、遊技
球の衝突を感知した衝撃センサーの位置を、色の違いに
よって遊技者に明瞭に認識させることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第一実施例を、
図1〜図5に従って説明する。この実施例は、本発明を
第一種パチンコ遊技機に適用した一例を示すものであ
る。
【0015】パチンコ遊技機の遊技盤1には、図1に示
すように、その盤面2上に略円形を呈する誘導レール3
によって遊技領域4が区画形成されており、該遊技領域
4の略中央にセンターケース5が配設されている。この
センターケース5には、液晶表示器,CRT表示器等か
らなる図柄表示装置6が組み付けられており、該図柄表
示装置6の表示画面7には、通常遊技時において、三つ
の特別図柄A,B,Cが変動表示される。
【0016】センターケース5の右上部には、四個のパ
イロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示装置8
が設けられている。この特別図柄始動記憶数表示装置8
は、図示しない主制御基板の記憶装置RAMの一部領域
に記憶される特別図柄始動記憶数をパイロットランプの
点灯数によって表示する。尚、主制御基板は、主制御用
中央制御装置CPUを備えており、該主制御用中央制御
装置CPUによって遊技に関する統括的な制御が処理実
行される。
【0017】センターケース5の下方は特別図柄始動領
域となっており、該特別図柄始動領域に後述する球検出
装置9が配設されている。そして、この球検出装置9に
よる遊技球の検知を契機として、前記特別図柄表示装置
6の表示画面7に表示される三つの特別図柄A,B,C
が変動する。また、該特別図柄A,B,Cの変動中にあ
って、球検出装置9が遊技球を検知すると、その球検知
数が主制御基板の記憶装置RAMの一部領域に記憶され
るとともに、前記特別図柄始動記憶数表示装置8のパイ
ロットランプが順次点灯し、最高4回まで保留される。
このパイロットランプは表示画面7の特別図柄A,B,
Cが変動開始する度に消灯されて、記憶数が減少する。
【0018】前記球検出装置9の下方には、内部に特定
領域と一般領域とを有する大入賞口10を備え、かつ、
横長矩形状の開閉板11をソレノイド等の駆動源によっ
て開閉制御することにより、大入賞口10を開放状態と
閉鎖状態の何れかに変換する可変入賞装置12が配設さ
れている。そして、前記特別図柄表示装置6に変動表示
される特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り
図柄態様で確定表示された場合に大当りとしての特別遊
技作動が実行される。この特別遊技作動は、開閉板11
が下端を支点として前方に傾倒するように開き、その開
放状態で開閉板11の上面の案内作用を介して、大入賞
口10内へ遊技球を案内するとともに、所定個数(例え
ば10個)の入賞により開閉板11が閉鎖される開閉ラウ
ンドを、一回毎の開閉ラウンド中における特定領域の球
通過を条件として所定回数(例えば15回)継続するも
のであって、この特別遊技作動の実行によって遊技者に
所定の利得が供与されることとなる。
【0019】また、遊技領域4の所定位置には、その他
の遊技装置として、内部に一般入賞スイッチを備えた複
数の一般入賞口13,風車14等からなる各種遊技装置
が配設されており、さらにこれらの遊技装置以外の空間
部分に図示しない複数の遊技釘が所定配列で植設されて
いる。そして、遊技領域4の上部に打ち込まれる遊技球
を該遊技釘との衝突によって転動流下させ得るようにな
っている。また、遊技領域4の下部位置には遊技球を回
収するアウト口28が設けられている。また、遊技盤1
の前面側には、図示しない扉枠に保持されたガラス板等
からなる透明板15(図3参照)が適宜間隔で対設され
ており、該透明板15と盤面2間に遊技球が流下する流
下間隙16が生ずるようにしている。
【0020】次に本発明の要部について説明する。前記
球検出装置9は、図3イに示すように、外周面が流下間
隙16に臨む受圧部材17と、該受圧部材17の外周面
に周設された衝撃センサー18とによって構成されてい
る。前記受圧部材17は、図2イ,ロに示すように、短
尺な円柱状に形成されており、遊技盤1の表裏方向にそ
の軸線が一致する向きで配設される。衝撃センサー18
は、遊技球の衝突を感知して球検知信号を送出するもの
であり、圧電素子や圧電バイモルフ素子、或いは磁歪材
を用いて構成され得る。
【0021】図4イは、圧電素子を用いて衝撃センサー
18を構成した場合の一例を示し、表裏方向に分極処理
した環状の圧電素子を受圧部材17の外周面に固着する
ことによって感知層19が形成されており、遊技球の衝
突によって該感知層19の厚みが瞬間的に変化すると内
部に電荷が発生し、該電荷を圧電素子の表裏両面に設け
られた図示しない電極間のパルス電圧として取り出すこ
とにより、そのパルス電圧を球検知信号とすることがで
きるようにしている。ここで、衝撃センサー18の感度
は、圧電素子の厚みや材質の弾性を変更するなどして適
宜に設定することが可能であり、接触程度の小さい衝撃
でも感知し得るものとなっている。
【0022】一方、前記圧電バイモルフ素子は、二枚の
圧電素子を、分極方向を逆にして張り合わせた構造とす
ることで、厚み方向の変位により電荷を発生させるよう
にしたものである。図4ロは、該圧電バイモルフ素子を
用いて衝撃センサー18を構成した場合の一例を示し、
環状の圧電バイモルフ素子を、複数のスペーサ20を介
して受圧部材17の外周面上に取り付けることにより、
感知層19が形成されている。そして、該感知層19が
遊技球の衝突によって厚み方向に瞬間的に変位すると内
部に電荷が発生し、該電荷を圧電バイモルフ素子の表裏
両面に設けられた図示しない電極間のパルス電圧として
取り出すことにより、そのパルス電圧を球検知信号とす
ることができるようにしている。
【0023】また、前記磁歪材を用いた衝撃センサー1
8は、弾性合成樹脂等からなる薄いフィルムに、半導体
や金属の細線または箔からなる磁歪材を接合したシート
状センサーであって、該シート状センサーを、図4イに
示すように、受圧部材17の外周面に貼着することによ
って感知層19を形成することができる。そして、該感
知層19への遊技球の衝突によって、フィルムが瞬間的
に伸びると接合されている磁歪材にも瞬間的な伸びが生
じ、電気抵抗が変化するため、該磁歪材の両端の電圧変
化を球検知信号とすることができる。
【0024】前記球検出装置9は、進退駆動用ソレノイ
ド21のプランジャ22の先端に支持されており、該進
退駆動用ソレノイド21による進退駆動によって、図3
イに示すように、球検出装置9を、遊技盤1の盤面2か
ら流下間隙16へ進出して衝撃センサー18に遊技球が
衝突可能な検出位置と、図3ロに示すように、盤面2内
に没入して遊技球が衝突不能となる待避位置とに変換制
御するようにしている。ここで、遊技盤1に形成された
取付孔23を遮蔽する遮蔽板24の中央には、挿通孔2
5が形成されており、前記進退駆動用ソレノイド21に
よる進退駆動により、球検出装置9を挿通孔25から出
没させるようになっている。この球検出装置9の待避位
置への変換駆動は、上述した特別遊技作動の発生に伴っ
て実行され、通常遊技時には、球検出装置9は検出位置
に保持されている。
【0025】さらに、球検出装置9の左右両側には、遮
蔽板24に形成された透孔26,26に後方から臨ませ
るようにしてLED,ランプ等からなる発光手段27,
27が配設されており、衝撃センサー18が球検知信号
を送出すると、該発光手段27,27が発光するように
なっている。これにより、衝撃センサー18による遊技
球の感知を報知する報知手段が構成されている。
【0026】かかる構成にあって、図示しない発射装置
によって遊技球が遊技領域4に打ち出されると、該遊技
球は遊技領域4を乱舞し乍ら上方から下方に転動流下す
る。そして、通常遊技時には、図3イに示すように、球
検出装置9が検出位置に保持されていることにより、該
遊技球が球検出装置9の衝撃センサー18に衝突する
と、該衝撃センサー18から球検知信号が送出され、そ
の球検知信号に基づいて特別図柄表示装置6の表示画面
7に表示される特別図柄A,B,Cの変動が開始される
とともに、所定数(例えば 5個)の賞球が払い出される
所定の遊技作動が生じることとなる。また、衝撃センサ
ー18が球検知信号を送出すると、発光手段27,27
が例えば赤色で発光して遊技球の衝突を報知する。これ
により衝撃センサー18による遊技球の感知を目視によ
り明瞭に認識させることができる。そして、衝撃センサ
ー18に衝突した遊技球は、図5に示すように、その衝
突位置によって様々な方向に跳ね返り、遊技領域4を乱
舞し乍らさらに下方に流下する。これにより、従来のよ
うに、球検知信号の発生に関わった遊技球を即座に回収
することなく、さらに流下させ得るので、他の入賞装置
に入賞する機会を与えることができるとともに、遊技領
域4を遊技球が乱舞し乍ら流下するというパチンコ遊技
の面白みを充分に発揮させることができる。また、衝撃
センサー18に衝突した遊技球は、その衝突位置によっ
て様々な方向に跳ね返るので、その後の流下経路を予測
することが困難となり、パチンコ遊技の興趣性が向上す
る。
【0027】また、衝撃センサー18から送出される球
検知信号に基づいて、特別図柄表示装置6に変動表示さ
れる特別図柄A,B,Cが所定の組み合わせの当り図柄
態様で確定表示された場合に、可変入賞装置12の開閉
板11が所定態様で開閉制御される特別遊技作動が実行
されるが、この特別遊技作動の実行に伴って、進退駆動
用ソレノイド21がON状態となり、図3ロに示すよう
に、球検出装置9が待避位置への変換される。これによ
り、衝撃センサー18への遊技球の衝突が生じないた
め、球検出装置9の下方に配設されている可変入賞装置
12への遊技球の入賞が容易となる。
【0028】図6,図7は、第二実施例を示し、この実
施例は、受圧部材17の外周面に四個の衝撃センサー1
8a〜18dを周方向に沿って配設することによって球
検出装置9を構成したものであり、各衝撃センサー18
a〜18dによって遊技球の衝突位置を検出し得るよう
になっている。ここで、各衝撃センサー18a〜18d
として、上述した圧電素子、または磁歪材を備えたシー
ト状センサーを用いる場合には、図7イに示すように、
四個の圧電素子またはシート状センサーを受圧部材17
の外周面の上下左右位置に所定間隔で固着することによ
り、感知層19a〜19dが形成される。また、各衝撃
センサー18a〜18dとして、上述した圧電バイモル
フ素子を用いる場合には、図7ロに示すように、各圧電
バイモルフ素子の両端部をスペーサ20で支持した状態
で、各圧電バイモルフ素子を受圧部材17の外周面の上
下左右位置に所定間隔で取り付けることにより、感知層
19a〜19dが形成される。
【0029】また、各衝撃センサー18a〜18dによ
る遊技球の感知を報知する報知手段は、遊技球の衝突を
感知した各衝撃センサー18a〜18dの位置により、
異なる報知態様を生ずるようになっており、この報知態
様は異なる色で発光するLEDを用いた発光手段27,
27(図2イ参照)で構成されている。即ち、上部位置
に配設された衝撃センサー18aが遊技球を感知した場
合には、発光手段27,27が例えば赤色で発光し、左
右位置の衝撃センサー18b,18cが遊技球を感知し
た場合には、発光手段27,27が例えば緑色で発光
し、下部位置の衝撃センサー18dが遊技球を感知した
場合には、発光手段27,27が例えば青色で発光する
ようになっている。
【0030】このように、受圧部材17の外周面に、複
数の衝撃センサー18a〜18dを周方向に沿って配設
し、各衝撃センサー18a〜18dにより遊技球の衝突
位置を検出し得るようにすることにより、上下左右など
様々な方向から衝突する遊技球を個々に検出することが
でき、その検出位置に基づいて、例えば払い出す賞球数
を変えたり、大当りの抽選確率を変えたりするような、
異なる遊技作動を生じさせることができる。また、各衝
撃センサー18a〜18dによる遊技球の感知を、発光
手段27,27の異なる色で報知することにより、遊技
球の衝突を感知した衝撃センサー18a〜18dの位置
を、色の違いによって遊技者に明瞭に認識させることが
できる。
【0031】尚、この第二実施例では、受圧部材17の
外周面に四個の衝撃センサー18a〜18dを配設した
場合について説明したが、衝撃センサーは四個以外の複
数個であってもよい。
【0032】また、上記各実施例では、特別図柄始動領
域に球検出装置9を配設して、図柄変動と賞球の払出し
を行う場合について説明したが、これ以外に、遊技領域
4において遊技球の検出を必要とする箇所に球検出装置
9を配設することが可能である。さらに、球検出装置9
を、進退駆動可能に設けることなく、遊技領域4に固定
して配設することも可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明は、上述したように、遊技領域
に、外周面が流下間隙に臨む受圧部材の、その外周面に
遊技球の衝突を感知して球検知信号を送出する衝撃セン
サーを備えてなる球検出装置を配設したから(請求項
1)、遊技領域を転動流下する遊技球が、球検出装置の
衝撃センサーに衝突すると、該衝撃センサーから球検知
信号が送出され、その球検知信号に基づいて所定の遊技
作動を生じさせることができる一方、衝撃センサーに衝
突した遊技球は、衝突位置によって様々な方向に跳ね返
り、遊技領域を乱舞し乍ら流下する。これにより、球検
知信号の発生に関わった遊技球に、他の入賞装置に入賞
する機会を与えることができるとともに、遊技球のその
後の流下経路を予測することが困難となり、パチンコ遊
技の興趣性が向上する。
【0034】また、前記球検出装置を、遊技盤の表裏方
向に沿って進退駆動可能に設けるとともに、該球検出装
置を、遊技盤の盤面から流下間隙へ進出して衝撃センサ
ーに遊技球が衝突可能な検出位置と、盤面内に没入して
遊技球が衝突不能となる待避位置とに変換制御するよう
にした構成にあっては(請求項2)、遊技状態に応じ
て、球検出装置を検出位置と待避位置との何れかに変換
制御することにより、検出位置では、上述したように遊
技球が衝突によって様々な方向に跳ね返る一方、待避位
置では、遊技球の衝突が生じないため、遊技球の流下状
態に二通りの顕著に異なる転動流下態様を生じさせるこ
とができる。
【0035】また、受圧部材の外周面に、複数の衝撃セ
ンサーを周方向に沿って配設し、各衝撃センサーにより
遊技球の衝突位置を検出し得るようにすれば(請求項
3)、上下左右など様々な方向から衝突する遊技球を個
々に検出することができ、その検出位置に基づいて異な
る遊技作動を生じさせることによって、遊技内容を多様
化することができる。
【0036】また、球検出装置に、衝撃センサーによる
遊技球の感知を報知する報知手段を具備させる構成にあ
っては(請求項4)、該報知手段の作動により、遊技者
に対して衝撃センサーが遊技球を感知したことを確実に
認識させることができる。
【0037】上記報知手段を発光手段で構成することに
より(請求項5)、衝撃センサーによる遊技球の感知を
目視により明瞭に認識させることが可能となる。
【0038】さらに、報知手段が、受圧部材の外周面に
複数の衝撃センサーが周方向に沿って配設された球検出
装置にあって、遊技球の衝突を感知した衝撃センサーの
位置により、異なる報知態様を生ずるようにすれば(請
求項6)、どの位置にある衝撃センサーが遊技球を感知
したのかを遊技者に確実に認識させることができる。
【0039】また、上記の異なる報知態様を、異なる色
の発光によって構成することにより(請求項7)、遊技
球の衝突を感知した衝撃センサーの位置を、色の違いに
よって遊技者に明瞭に認識させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパチンコ遊技機の遊技盤を示す
正面図である。
【図2】イは第一実施例にかかる球検出装置の全体斜視
図、ロはその分解状態の斜視図である。
【図3】イは球検出装置を検出位置に変換した状態、ロ
は球検出装置を待避位置に変換した状態を示す要部の縦
断側面図である。
【図4】第一実施例における球検出装置の、受圧部材に
対する衝撃センサーの異なる配設形態を示す縦断面図で
ある。
【図5】球検出装置に衝突した遊技球が跳ね返る状態を
示す作用説明図である。
【図6】第二実施例にかかる球検出装置の斜視図であ
る。
【図7】第二実施例における球検出装置の、受圧部材に
対する衝撃センサーの異なる配設形態を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 盤面 4 遊技領域 9 球検出装置 15 透明板 16 流下間隙 17 受圧部材 18,18a〜18d 衝撃センサー 27 発光手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】盤面上に遊技球が転動流下する遊技領域が
    区画形成された遊技盤と、該遊技盤の前方に、遊技球の
    流下間隙が生ずるようにして対設された透明板とを備え
    てなるパチンコ遊技機において、 遊技領域に、外周面が流下間隙に臨む受圧部材の、その
    外周面に遊技球の衝突を感知して球検知信号を送出する
    衝撃センサーを備えてなる球検出装置を配設したことを
    特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】球検出装置を、遊技盤の表裏方向に沿って
    進退駆動可能に設けるとともに、該球検出装置を、遊技
    盤の盤面から流下間隙へ進出して衝撃センサーに遊技球
    が衝突可能な検出位置と、盤面内に没入して遊技球が衝
    突不能となる待避位置とに変換制御するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載したパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】受圧部材の外周面に、複数の衝撃センサー
    を周方向に沿って配設し、各衝撃センサーにより遊技球
    の衝突位置を検出し得るようにしたことを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載したパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】球検出装置が、衝撃センサーによる遊技球
    の感知を報知する報知手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3の何れかに記載したパチンコ遊
    技機。
  5. 【請求項5】報知手段が、発光手段であることを特徴と
    する請求項4に記載したパチンコ遊技機。
  6. 【請求項6】報知手段が、受圧部材の外周面に複数の衝
    撃センサーが周方向に沿って配設された球検出装置にあ
    って、遊技球の衝突を感知した衝撃センサーの位置によ
    り、異なる報知態様を生ずるものであることを特徴とす
    る請求項4又は請求項5に記載したパチンコ遊技機。
  7. 【請求項7】異なる報知態様が、異なる色の発光による
    ものであることを特徴とする請求項6に記載したパチン
    コ遊技機。
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