JP2003325436A - 内視鏡手術装置 - Google Patents

内視鏡手術装置

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JP2003325436A JP2002140272A JP2002140272A JP2003325436A JP 2003325436 A JP2003325436 A JP 2003325436A JP 2002140272 A JP2002140272 A JP 2002140272A JP 2002140272 A JP2002140272 A JP 2002140272A JP 2003325436 A JP2003325436 A JP 2003325436A
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浩二 安永
Toshiya Sugai
俊哉 菅井
Hideki Tsujitani
英樹 辻谷
Soji Otsuka
聡司 大塚
Takeshi Tsukagoshi
壯 塚越
Minoru Tsuruta
稔 鶴田
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便なシステムでありながら、術者の術中の作
業をとめずに、広い範囲の視野が可能となる内視鏡手術
装置を提供することにある。 【解決手段】体腔内に挿入され、術部を観察可能であり
かつ観察視野を移動可能な観察視野移動手段としての湾
曲部4cを備えた内視鏡4と、体腔内に挿入され、術部
を処置するための処置具10と、前記内視鏡4と前記処
置具10を機械的に連結する連結手段7とを備え、前記
処置具10の操作により前記内視鏡4の湾曲部4cを動
作させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、体腔内に処置具
を挿入して内視鏡で観察しながら処置を行う内視鏡手術
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】処置具と内視鏡を患者の体腔内に挿入
し、体腔内に挿入された処置具の先端部分の画像を内視
鏡の観察視野内に捕らえ、処置具による患部の処置状態
を内視鏡によって観察しながらその処置作業を行う内視
鏡下の手術が知られている。 【0003】この内視鏡下の手術において、手術時間の
短縮を目的として、常に最適な視野が得られるように内
視鏡の視野を処置具の位置に合わせて移動させる装置が
開示されている。 【0004】この種の内視鏡下手術で使用される内視鏡
処置としては、特開平5−337118号公報で開示さ
れている。この内視鏡処置では内視鏡を保持する多関節
型のマニピュレータが設けられている。そして、内視鏡
下の手術中、内視鏡によって観察される観察画像の画像
処理により処置具の先端部の位置が検出され、処置具の
先端部の移動に対応してマニピュレータを動かし、内視
鏡の視野を処置具の先端部に向けた状態で保持するよう
になっている。 【0005】また、特開平5−337117号公報に示
された内視鏡装置では内視鏡を保持する2関節型のマニ
ピュレータと、鉗子等の先端部の移動に対応してマニピ
ュレータを動かし、内視鏡の視野を処置具の先端部に向
けた状態で保持するようになっている。 【0006】また、USP5,279,309にはマニ
ピュレータが内視鏡を保持するとともに、例えば鉗子等
の処置具の先端部にLED光ファイバーで導光して標識
を形成し、この標識を画像処理で検出する構成が示され
ている。 【0007】さらに、特開平8−164148号公報に
は内視鏡下の手術中、内視鏡によって観察される処置具
の位置情報にもとづく画像メモリの切出しで内視鏡の視
野制御を行い、内視鏡の視野を処置具の先端部に向けた
状態で保持する技術が示されている。 【0008】また、特開平9−28663号公報には処
置具の位置を画像処理により検出し、処置具の移動に追
従して、TVカメラのCCDをアクチュエータにより移
動させ、内視鏡の視野を移動させる技術が開示されてい
る。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−337118号公報や、特開平5−337117号
公報、USP5,279,309では内視鏡下の手術
中、内視鏡の視野方向を変更するためのマニピュレータ
を動作させているので、このマニピュレータの動作が処
置の妨げとなる問題がある。また、マニピュレータによ
って動作させるため、手動で簡便に内視鏡を動かすこと
ができない。さらに、マニピュレータを動作させる方式
であるため、システムが大掛かりである。 【0010】また、特開平8−164148号公報では
内視鏡によって観察される観察画像の一部を切出し、そ
の切出し部分を局部的に拡大してモニタ画面を表示する
ようになっているため、モニタ画面に表示される画像の
画質が劣る問題がある。 【0011】特開平9−28663号公報ではCCDを
移動させる方式であり、視野の移動範囲が撮影光学系に
より制限されてしまう。すなわち広範囲の視野移動が困
難であるという問題がある。 【0012】また、前述した公報の技術はすべて処置具
の位置ないし移動を検出するための位置検出手段が必要
となり、簡便なシステムではない。 【0013】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、簡便なシステムで、術
中の作業をとめずに広い範囲の視野移動が可能な内視鏡
手術装置の提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、体腔内に挿入され、術部を観察可能で
ありかつ観察視野を移動可能な観察視野移動手段を備え
た内視鏡と、体腔内に挿入され、術部を処置するための
処置具と、前記内視鏡と前記処置具を機械的に連結する
連結手段とを備え、前記処置具の操作により前記内視鏡
の観察視野移動手段を動作させることを特徴とする内視
鏡手術装置にある。 【0015】前記構成によれば、内視鏡及び処置具を術
部に導き、手術中に、術者が処置具の先端を移動させる
と、内視鏡の観察視野移動手段により内視鏡の先端部が
変位する。この作用により、処置具の移動に連動して内
視鏡の撮影光軸が移動し、処置具の先端部分が常に撮影
される。これにより、術者は術中、処置具を操作するこ
とにより、観察視野を移動できる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 【0017】図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1
は内視鏡手術装置の概略的構成図、図2は内視鏡先端部
の縦断側面図、図3は同作用を説明するための内視鏡先
端部の側面図である。図1中、1はベッド2に固定され
た患者3の術部を示す。術部1には内視鏡4が挿入さ
れ、内視鏡4の先端部4aは術部1に対向しており、この
先端部4aは、後述する内視鏡ホルダーに固定される根
元部4b、先端部4aと根元部4bの間に形成された本
実施形態の視野移動手段である湾曲部4cより構成され
ている。 【0018】内視鏡4の先端部4aには、本実施形態の
処置具を連結するための連結手段7が配設されている。
また、ベッド2には内視鏡4を支持する内視鏡ホルダー
5が設けられている。内視鏡ホルダー5には支持部5a
及び複数の関節部5b,5cが設けられている。これら
支持部5a及び関節部5b,5cにはハンドル6a,6
b,6cが設けられ、ハンドル6a,6b,6cの操作
により、支持部5a及び関節部5b,5cの固定・解除
し、内視鏡4を移動/固定可能になっている。 【0019】前記連結手段7には処置具8が支持され、
処置具8は、連結手段7により術部1に対して進退可能
に連結されている。また、内視鏡4により撮像された画
像は映像処理回路9を介して画像を表示するTVモニタ
ー10に伝送されるようになっている。 【0020】次に、図2に従い、内視鏡4の先端部4a
の詳細を説明する。内視鏡4の先端部4aを構成するハ
ウジング11の内部には術部1側から順に対物レンズ1
2、CCD13が配設されている。この対物レンズ1
2、CCD13により撮影光軸14が形成される。CC
D13は映像処理回路9に電気的に接続されている。 【0021】また、ハウジング11の内部にはライトガ
イド15が配設されている。このライトガイド15によ
り照明光軸16が形成され、照明光軸16は撮影光軸1
4と対物レンズ12の焦点位置で交差するようになって
いる。ライトガイド15は図示しない光源装置に接続さ
れ、この光源装置からの光は照明光軸16を通して術部
1に導かれる。 【0022】ハウジング11の外周部には連結手段7が
一体的に配設されている。この連結手段7は撮影光軸1
4と略平行な軸17を中心とした孔7bを有する筒状体
7aより構成されている。ハウジング11は、湾曲部4
cを構成する可撓性の筒状の湾曲部材18に一体的に接
続されている。この湾曲部材18の他端部は根元部4b
の端部に一体的に接続されている。 【0023】次に、第1の実施形態の作用について説明
する。 【0024】光源装置からの照明光はライトガイド15
を介して術部1に供給される。術部1の像は撮影光軸1
4上の対物レンズ12によりCCD13上に結像され、
映像処理回路9を介してTVモニタ10上に表示され
る。術者は、TVモニタ10を観ながら処置具8を操作
して手術を進める。 【0025】次に処置具8の操作と観察視野の移動につ
いて説明する。術者は処置具8を筒状体7aの孔7bに
挿入し、術部1に導く。手術中に、術者が処置具8の先
端を移動させると、図3の破線で示すように、内視鏡4
の湾曲部4cの湾曲部材18の変形により内視鏡4の根
元部4bに対して先端部4aが変位する。この作用によ
り、処置具8の移動に連動して内視鏡4の撮影光軸14
が移動する。すなわち処置具8の先端部分が常に撮影さ
れる。これにより、術者は術中、処置具8を操作するこ
とにより、観察視野を移動できる。 【0026】第1の実施形態によれば、挿入部の先端部
4aが湾曲可能な内視鏡4に処置具8を連結する機械的
部材を配設するだけで、術者は術中、処置具8を操作す
ることにより、観察視野を移動できる。非常に簡便なシ
ステムである。 【0027】図4〜図7は第2の実施形態を示し、図4
は内視鏡手術装置の概略的構成図、図5は内視鏡支持ア
ームの斜視図、図6は内視鏡保持部の縦断側面図、図7は
制御回路のブロック図である。 【0028】図4中、1はベッド2に固定された患者3
の術部である。21は術部1に向け挿入された内視鏡で
ある。内視鏡21は挿入部21aの先端に図示しない対
物光学系とCCDを備える公知の電子内視鏡である。内
視鏡21の術部1に挿入される挿入部21aには、本実
施形態の連結手段22が配設されている。 【0029】連結手段22には処置具23が支持され、
処置具23は、連結手段22により術部1に対して進退
及び傾斜可能に連結されている。ベッド2には内視鏡2
1を移動/固定可能に支持する本実施形態の視野移動手
段である内視鏡支持アーム24が設けられている。 【0030】内視鏡支持アーム24は、関節部に後述の
電磁ブレーキを備え、処置具23に配設されたスイッチ
25により、移動/固定可能になっている。スイッチ2
5は後述の第1入力回路51に接続されている。内視鏡
21には第1の実施形態と同様に映像処理回路9を介し
てTVモニタ10が接続されている。 【0031】次に、図5に従い、内視鏡支持アーム24
の詳細を説明する。ベッド2に固定可能な固定部26に
は鉛直軸30方向に延出した第1アーム27が一体的に
接続されている。第1アーム27の上端は第2アーム2
8が鉛直軸30回りに回動可能に接続されている。第2
アーム28は水平方向に延出しており、端部には鉛直軸
30と平行な回転軸31を中心に第3アーム29が回転
可能に接続されている。第3アーム29の端部には、支
持部材32が回転軸31と直交する回転軸33回りに回
動可能に接続されている。 【0032】支持部材32にはこれを貫通し一体的に固
定されているバランスアーム34が設けられ、術部1側
に内視鏡保持部36、反対側に回転軸33回りのバラン
スをとるべくカウンタウェイト35が配設されている。
なお、37,38,39は電磁ブレーキである。電磁ブ
レーキ37は、第2アーム28の第1アーム27に対す
る回動を固定する。電磁ブレーキ38は、第3アーム2
9の第2アーム28に対する回動を固定する。電磁ブレ
ーキ39は、支持部材32の第3アーム29に対する回
動を固定する。これら電磁ブレーキ37,38,39は
通電時に固定が解除される負作動式のものである。 【0033】次に、図6に従い、内視鏡保持部36の詳
細形状及び連結手段22の詳細を説明する。バランスア
ーム34にはハウジング40が一体的に接続されてい
る。このハウジング40には球状のボール体41が点4
2を中心に転動可能になっている。ボール体41には点
42を中心に貫通孔43が形成されている。この貫通孔
43の上端には延出部44が形成され、内視鏡21を固
体可能な固定ねじ45が貫通孔43に突出可能に螺合し
ている。 【0034】ハウジング40の内部にはパッド46が配
設され、このバッド46はボール体41を点42方向に
圧縮ばね47により所定の力量にて押圧している。パッ
ド46には一体的にシャフト48が接続されている。こ
のシャフト48はハウジング40に固定されたソレノイ
ド49に一体的に接続されている。ソレノイド49は通
電時にシャフト48を図中右方向に移動させる。ハウジ
ング40には内視鏡支持アーム24を操作する第1スイ
ッチ50が設けられている。第1スイッチ50は後述の
第2入力回路55に接続されている。 【0035】次に、連結手段22について説明する。内
視鏡21の挿入部21aの先端近傍にはガイド部材56
が一体的に接続されている。ガイド部材56には、点5
8を中心とした球状の第2ボール体57が点58を中心
に転動可能に配設されている。この第2ボール体57に
は点58を通る貫通孔59が形成され、内部に処置具2
3が進退可能に挿入されている。 【0036】次に、図7に従い電気的構成を説明する。
51は第1スイッチ25を接続し、制御部52に接続さ
れる第1入力回路である。55は第2スイッチ50を接
続し、制御部52に接続される第2入力回路である。制
御部52は、電磁ブレーキ駆動回路53、ソレノイド駆
動回路54に接続されている。制御部52は第1入力回
路51と第2入力回路55からの入力信号に応じ、電磁
ブレーキ駆動回路53、ソレノイド駆動回路54への出
力状態を[表1]に示すように制御する。 【0037】 【表1】 【0038】電磁ブレーキ駆動回路53は電磁ブレーキ
37,38,39に、ソレノイド駆動回路54はソレノ
イド49に接続されている。 【0039】次に、第2の実施形態の作用を説明する。 【0040】第1の実施形態と同様に、光源装置からの
照明光はライトガイド15を介して術部1に供給され
る。術部1の像は第1の実施形態と同様の作用によりT
Vモニタ10上に表示される。術者はこのTVモニタ1
0を観ながら手術を進める。 【0041】次に、内視鏡21の保持に関して説明す
る。術者が内視鏡支持アーム24の第2スイッチ50を
押すと、第2入力回路55を介して制御部52に信号が
出力される。制御部52は、電磁ブレーキ駆動回路5
3、ソレノイド駆動回路54に信号を出力する。これに
より、電磁ブレーキ駆動回路53から電磁ブレーキ3
7、38、39に信号が出力され、それぞれの固定が解
除される。すなわち、固定部26に対してハウジング4
0が3次元的に移動可能となる。 【0042】しかし、鉛直軸30、回転軸21は鉛直で
あること、またカウンタウェイト35の作用により、回
転軸33回りの回転モーメントが釣り合っていることか
ら、外部から力を加えない限り、内視鏡21は空間上に
停止している。これと同時に、ソレノイド駆動回路54
からソレノイド49に信号が出力される。これによりソ
レノイド49は圧縮ばね47に抗してシャフト48を介
してパッド46によるボール体41の押圧を解除する。
すなわち、ボール体41はハウジング40に対して点4
2を中心に自在に転動可能となり、内視鏡21が傾斜可
能になる。この作用により、術者は内視鏡21を目的位
置に自在に移動し設置することができる。なお、第2ス
イッチ50を放すことにより、逆の作用によって内視鏡
21の移動を固定することができる。 【0043】次に、処置具23の挿入と操作に関して説
明する。 【0044】術者は処置具23を連結手段22の第2ボ
ール体57の貫通孔59に挿入して術部1に導く。処置
具23の操作は、第2ボール体57の回転中心である点
58を支点に行われる。 【0045】次に、内視鏡21の視野の移動について説
明する。術者が処置具23に配設された第1スイッチ2
5を押すと、第1入力回路51を介して制御部52に信
号が出力される。制御部52は、ソレノイド駆動回路5
4に信号を出力する。そしてソレノイド駆動回路54か
らソレノイド49に信号が出力される。これにより前述
と同様の作用により、内視鏡21が点42を中心に傾斜
可能になる。すなわち術者は内視鏡21の視野を移動さ
せたい場合、処置具23の第1スイッチ25を押しなが
ら、処置具21の先端を視野を動かしたい方向に移動さ
せることにより、内視鏡21が傾斜し視野移動が行われ
る。 【0046】第2の実施形態によれば、連結手段22を
支点として処置具23を移動操作できるため、術者の手
の震えが処置具23の先端に伝わらず、安定して処置具
23を操作できる。通常の処置具操作時は内視鏡の視野
が動かず、処置具23のスイッチを押したときのみ内視
鏡21の視野が移動されるため、術者は術野に集中して
手術することができる。視野移動手段は、内視鏡21を
固定かつ自在に移動可能な内視鏡支持アームであるた
め、視野移動のための新たな機器構成が必要ない。 【0047】図8は第3の実施形態を示し、内視鏡先端
部の縦断側面図である。 【0048】体腔内に挿入される内視鏡先端部65を示
し、内視鏡は第1の実施形態と同様に内視鏡ホルダーに
より固定され、湾曲部のない構成である。内視鏡先端部
65には先端側から順に対物レンズ66、CCD67が
配設されている。これらにより撮影光軸68が構成され
ている。対物レンズ66は撮影光軸68上の点69を中
心とした球状の保持枠70の内部に固定されている。 【0049】保持枠70は、内視鏡先端部65に対して
点69を中心に傾斜可能である。また、保持枠70には
側方に延出してアーム部71が設けられ、内視鏡先端部
65の側方に形成された開口部72を通して第1の実施
形態と同様の連結手段7が接続されている。この連結手
段7には第1の実施形態と同様に処置具10が支持され
ている。内視鏡先端部65には図示しない照明光学系が
配設され、術部1に照明光を導くようになっている。 【0050】次に、第3の実施形態の作用を説明する。 【0051】術部1の像は撮影光軸68上の対物レンズ
66によりCCD67上に結像され、図示しないTVモ
ニタ上に表示される。 【0052】次に、処置具10の操作と観察視野の移動
について説明する。 【0053】術者が連結手段7に装着された処置具10
を操作すると、これに連動し、保持枠70を介して対物
レンズ66が点69を中心に傾斜する。これにより図8
中の矢印Aに示すように、撮影光軸68が傾斜する。こ
れにより、処置具10を移動させることにより、内視鏡
の視野の移動が行える。 【0054】本実施形態によれば、第1の実施形態に対
し、観察視野の移動が対物レンズの傾斜により行われる
ため(第1の実施形態のように、内視鏡先端部が変位し
ないため)、より狭い体腔内での手術が可能となる。 【0055】前記各実施形態のよれば次のような構成が
得られる。 【0056】(付記1)体腔内に挿入され、術部を観察
可能でありかつ観察視野を移動可能な観察視野移動手段
を備えた内視鏡と、体腔内に挿入され、術部を処置する
ための処置具と、前記内視鏡と前記処置具を機械的に連
結する連結手段とを備え、前記処置具の操作により前記
内視鏡の観察視野移動手段を動作させることを特徴とす
る内視鏡手術装置。 【0057】(付記2)前記観察視野移動手段は、内視
鏡を移動可能に支持する内視鏡支持手段であることを特
徴とする付記1記載の内視鏡手術装置。 【0058】(付記3)前記観察視野移動手段は、内視
鏡の観察光軸を挿入部に対して変位させる光軸変位手段
であることを特徴とする付記1記載の内視鏡手術装置。 【0059】(付記4)前記光軸変位手段は、内視鏡の
体腔内に挿入される部分に構成された湾曲部であること
を特徴とする付記3記載の内視鏡手術装置。 【0060】(付記5)前記光軸変位手段は、内視鏡の
対物レンズを移動させる対物レンズ移動手段であること
を特徴とする付記3記載の内視鏡手術装置。 【0061】(付記6)前記連結手段は、前記内視鏡の
挿入部に対し処置具を進退可能に連結することを特徴と
する付記1記載の内視鏡手術装置。 【0062】(付記7)前記連結手段は、前記内視鏡の
挿入部に対し処置具を転動及び進退可能に連結すること
を特徴とする付記1記載の内視鏡手術装置。 【0063】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、
簡便なシステムでありながら、術者の術中の作業をとめ
ずに、広い範囲の視野が可能となる。これにより、手術
時間短縮、術者の疲労軽減が図れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の第1の実施形態を示し、内視鏡手術
装置の概略的構成図。 【図2】同実施形態の内視鏡先端部の縦断側面図。 【図3】同実施形態の作用を説明するための内視鏡先端
部の側面図。 【図4】この発明の第2の実施形態を示し、内視鏡手術
装置の概略的構成図。 【図5】同実施形態の内視鏡支持アームの斜視図。 【図6】同実施形態の内視鏡保持部の縦断側面図。 【図7】同実施形態の制御回路のブロック図。 【図8】この発明の第3の実施形態を示し、内視鏡先端
部の縦断側面図。 【符号の説明】 1…術部 4…内視鏡 4a…先端部 4c…湾曲部 5…内視鏡ホルダー 7…連結手段 10…処置具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻谷 英樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大塚 聡司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 塚越 壯 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鶴田 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA04 BA14 CA11 CA12 DA12 DA21 DA56 GA02 GA11 4C061 BB07 CC06 DD01 DD06 FF40 GG13 HH42 LL02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 体腔内に挿入され、術部を観察可能であ
    りかつ観察視野を移動可能な観察視野移動手段を備えた
    内視鏡と、 体腔内に挿入され、術部を処置するための処置具と、 前記内視鏡と前記処置具を機械的に連結する連結手段と
    を備え、 前記処置具の操作により前記内視鏡の観察視野移動手段
    を動作させることを特徴とする内視鏡手術装置。
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