JP2003325333A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2003325333A
JP2003325333A JP2002138169A JP2002138169A JP2003325333A JP 2003325333 A JP2003325333 A JP 2003325333A JP 2002138169 A JP2002138169 A JP 2002138169A JP 2002138169 A JP2002138169 A JP 2002138169A JP 2003325333 A JP2003325333 A JP 2003325333A
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pulse width
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power supply
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JP2002138169A
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Shinichi Sato
慎一 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ回路により高周波電力に変換し、
加熱コイルにより内鍋を誘導加熱する炊飯器において、
電源電圧が低く、回路定数のばらつきや鍋やコイル寸法
のばらつき等がある場合でも、おいしくご飯を炊ける炊
飯器を得る。 【解決手段】 直流電源21を高周波電力に変換するイ
ンバータ回路22のスイッチング素子に印加する駆動信
号のパルス幅を駆動制御手段25により変えることによ
り駆動制御し、商用電源20より供給される電流を測定
する電流検知手段23より得られる値を基に、電流制御
手段24により所定の電流値になるように駆動制御手段
25を制御し、駆動制御手段25が出力するスイッチン
グ素子駆動信号パルス幅の最大値を最大値決定手段26
により決定し、最大値決定手段26の保持している最大
値を最大値変更手段28により変更し、最大値変更手段
28にどのくらい最大値を変化させるかを入力手段27
より入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ回路に
より高周波電力に変換し、加熱コイルにより内鍋を誘導
加熱する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、どのような状況下でもおいしくご
飯を炊くことができる炊飯器がますます強く求められて
きている。
【0003】従来、この種の炊飯器は図9に示すように
構成していた。以下、図9に基づいて説明する。
【0004】図9に示すように、内鍋1は、内部に調理
物を入れ、加熱コイル2により電磁誘導加熱(以下、I
Hとする)される。商用電源3から交流が供給され、ダ
イオードブリッジ4によって整流される。平滑コンデン
サ5、共振コンデンサ6、スイッチング素子7、加熱コ
イル2よりなるインバータ回路により、IHのための高
周波電力を発生させる。
【0005】電力値の制御は電源電流を制御することに
より行っている。カレントトランス8は、1次側に電源
電流を入力し、カレントトランス8の2次側の出力値を
抵抗によって分圧し、ダイオードブリッジ9によって整
流し、コンデンサ10によって平滑し、コンパレータ1
1のプラス入力端子に入力する。コンパレータ11はこ
の入力値をマイナス入力端子に入力されている所定電圧
と比較し、入力値が所定電圧より小さければロー電位を
マイクロコンピュータ12へ出力し、大きければハイ電
位をマイクロコンピュータ12へ出力する。
【0006】マイクロコンピュータ12はコンパレータ
11からの出力がローならば、電源電流を大きくし、ハ
イならば電源電流を小さくするように制御を行い、電源
電流が一定になるようIHの制御を行う。コンパレータ
13のプラス端子側には、スイッチング素子7のコレク
タ−エミッタ間電圧(以下、Vceとする)の抵抗分圧
された値を入力しており、コンパレータ13のマイナス
端子側には整流、平滑後の電源電圧(以下、V0とす
る)の抵抗分圧された値を入力している。
【0007】マイクロコンピュータ12は、コンパレー
タ11とコンパレータ13の出力を基に動作をし、スイ
ッチング素子駆動IC14に出力して、スイッチング素
子7の制御を行っている。
【0008】上記構成において、マイクロコンピュータ
12のインバータ回路制御の動作について図10を参照
しながら説明する。
【0009】図10(a)はスイッチング素子7のコレ
クタ−エミッタ間電圧Vce、(b)はスイッチング素
子7のコレクタ電流Ic、(c)はスイッチング素子7
のベース電圧Vbeをそれぞれ示している。図10
(c)の期間A−B間のように、ベース電圧Vbeをロ
ーにしているとスイッチング素子7はオフする。スイッ
チング素子7がオフしているときは、内鍋1、加熱コイ
ル2と共振コンデンサ6の間でLC発振が行われるの
で、図10(a)の期間A−B間では、コレクタ−エミ
ッタ間電圧Vceは図のような波形を示す。
【0010】コレクタ−エミッタ間電圧Vceがゼロの
ときにコレクタ電流Icを流すことによってスイッチン
グ素子7の熱損失を小さくするために、コレクタ−エミ
ッタ間電圧Vceが整流、平滑後の電源電圧V0より小
さくなってからt秒後、すなわち、コレクタ−エミッタ
間電圧Vceがゼロになったときにマイクロコンピュー
タ12はベース電圧Vbeをハイにする制御を行う。コ
ンパレータ13はこのVceがV0よりも小さくなる点
を検知し、コンデンサ15でのt秒間の遅延後にマイク
ロコンピュータ12に出力することによってこの動作を
実現している。
【0011】図10(c)の期間B−C間のベース電圧
Vbeがハイになっている間、スイッチング素子7はオ
ンし、スイッチング素子7にIcが流れる。図10
(b)の期間B−C間がそのときのIcの波形である。
そして一定時間Tonが経過すると、マイクロコンピュ
ータ12は再びベース電圧Vbeをローにする制御を行
う。このような動作を繰り返し行って、誘導加熱を実現
している。
【0012】そして、一定時間Tonを長くすると電源
電流は大きくなり、一定時間Tonを短くすると電源電
流は小さくなるといった特性をIHは示す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、一定時間Tonがあまり大きくなりすぎると、電
源電流が流れすぎて危険な場合も出てくるので、マイク
ロコンピュータ12内のメモリ16に一定時間Tonの
最大値(以下、Tonmaxとする)を記憶しており、
マイクロコンピュータ12は一定時間TonがTonm
axより大きくならないよう制御を行っている。
【0014】商用電源3の電源電圧が低くなってくる
と、それに伴って電源電流も小さくなってくるという特
性をIHは示す。そのため所定の電源電流を維持するた
めには、ベース電圧Vbeのパルス幅Tonを大きくし
て電源電流をその分大きくし、電源電流を維持するとい
った動作をマイクロコンピュータ12は行っている。
【0015】電源電圧がかなり低くなってくると、To
n=Tonmaxとなってしまう。このような場合は、
これ以上電源電圧が小さくなっても一定時間Tonは大
きくならず、電源電流は小さくなってしまう。通常は問
題ない場合がほとんどであるが、回路定数のばらつきや
鍋やコイル寸法のばらつき等のために、市場においてま
れに電源電圧が実使用上あり得る電圧でTon=Ton
maxになってしまい、電源電圧が小さい場合の火力が
弱めになってしまい、調理性能が落ちるといった問題が
あった。
【0016】本発明は前記従来の課題を解決するもの
で、電源電圧が低く、かつ回路定数のばらつきや鍋やコ
イル寸法のばらつき等があった場合でも、おいしくご飯
を炊くことができる炊飯器を得ることを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、調理物を入れる内鍋を加熱コイルにより誘
導加熱するとともに、内鍋内の調理物の温度を温度検知
手段により検知し、商用電源を整流して得られる直流電
源をインバータ回路により高周波電力に変換し、駆動制
御手段によりインバータ回路のスイッチング素子に印加
する駆動信号のパルス幅を変えることにより駆動制御
し、商用電源より供給される電流を測定する電流検知手
段より得られる値を基に、電流制御手段により電流が所
定の電流値になるように駆動制御手段を制御し、駆動制
御手段が出力するスイッチング素子駆動信号パルス幅の
最大値を最大値決定手段により決定し、最大値決定手段
の保持している最大値を最大値変更手段により変更し、
最大値変更手段にどのくらい最大値を変化させるかを入
力手段より入力するよう構成したものである。
【0018】これにより、電源電圧が低く、かつ回路定
数のばらつきや鍋やコイル寸法のばらつき等があった場
合でも、おいしくご飯を炊くことができる炊飯器を得る
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、調理物を入れる内鍋と、前記内鍋内の調理物の温度
を検知する温度検知手段と、前記内鍋を誘導加熱する加
熱コイルと、商用電源を整流して得られる直流電源と、
前記直流電源を高周波電力に変換するインバータ回路
と、前記インバータ回路のスイッチング素子に印加する
駆動信号のパルス幅を変えることにより駆動制御する駆
動制御手段と、商用電源より供給される電流を測定する
電流検知手段と、前記電流検知手段より得られる値を基
に電流が所定の電流値になるように前記駆動制御手段を
制御する電流制御手段と、前記駆動制御手段が出力する
スイッチング素子駆動信号パルス幅の最大値を決定する
最大値決定手段と、前記最大値決定手段の保持している
最大値を変更する最大値変更手段と、前記最大値変更手
段にどのくらい最大値を変化させるかを入力する入力手
段とを備えたものであり、商用電源の電源電圧をスイッ
チング素子のパルス幅が最大値決定手段が保持している
パルス幅最大値になるぐらいまで低くし、誘導加熱中の
炊飯器に電力計をつないで電力値を確認しながら入力手
段によって入力を行って最大値変更手段によりスイッチ
ング素子パルス幅の最大値を微調整し、調理性能に充分
な電力値になるようにすることにより、電源電圧が低く
回路定数や内鍋や加熱コイルのばらつきが大きい場合で
も、適度な火力を実現することができ、おいしくご飯を
炊くことができる。
【0020】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、最大値決定手段の保持しているス
イッチング素子駆動信号パルス幅の最大値を表示する表
示手段を付加したものであり、最大値決定手段が保持し
ているパルス幅最大値の値を見ながら調整することがで
き、より容易に調整するすることができる。
【0021】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、入力手段は、スイッチにより入力
するようにしたものであり、入力手段としてキー入力に
より入力すると、外部からキー入力によってスイッチン
グ素子駆動信号パルス幅の最大値を可変することがで
き、容易に調整することができる。
【0022】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、電気信号が入力できるように端子
接続部を設け、入力手段は端子からの電気信号を入力す
るようにしたものであり、電気信号が入力できる端子接
続部を設けることにより、外部から電気信号によってス
イッチング素子駆動信号パルス幅の最大値を可変するこ
とができ、容易に調整することができる。
【0023】請求項5に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、無線信号受信手段を設け、入力手
段は前記無線信号受信手段からの無線信号を入力するよ
うにしたものであり、無線信号受信手段を設けることに
より、外部から無線信号によりスイッチング素子駆動信
号パルス幅の最大値を可変することができ、容易に調整
することができる。
【0024】請求項6に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、内鍋に水を入れて加熱して沸騰さ
せる加熱テストモードを有し、商用電源電圧が下がって
駆動制御手段の出力するスイッチング素子駆動信号パル
ス幅が最大値になった場合の前記加熱テストモードにお
ける水の温度上昇時間より加熱の強さを判断し、その結
果より最大値決定手段が保持するスイッチング素子駆動
信号パルス幅を変化させる最大値補正手段を付加したも
のであり、商用電源電圧が下がって駆動制御手段が出力
するスイッチング素子駆動信号パルス幅が最大値になっ
た場合の加熱の強さを判断し、その結果より最大値補正
手段が最大値決定手段が保持するスイッチング素子駆動
信号パルス幅を変化させることにより、調整ばらつき等
による電力値の変動を補正することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0026】(実施例1)図1に示すように、内鍋17
は、調理物を入れ、加熱コイル18によって誘導加熱す
る。内鍋17内の調理物の温度は、温度検知手段19に
よって検知される。商用電源20から供給される交流電
圧を整流して直流電源21を得て、インバータ回路22
に直流電圧を供給し、IHのための高周波電力を発生さ
せる。
【0027】電流検知手段23は電源電流を検知し、検
知した電流値より電流制御手段24により電源電流が所
定の値に一定になるように駆動制御手段25の制御を行
うことによって、電力値の制御を行っている。
【0028】駆動制御手段25はインバータ回路22内
の動作を見ながらインバータ回路22内のスイッチング
素子に印加する駆動信号のパルス幅を変えることよっ
て、IH動作の制御を行っている。駆動信号のパルス幅
があまり大きくなりすぎると危険なため、最大値決定手
段26により駆動信号のパルス幅最大値を記憶してお
り、スイッチング素子のパルス幅がパルス幅最大値以下
になるように制御している。
【0029】商用電源20の電源電圧をスイッチング素
子のパルス幅が最大値決定手段26が保持しているパル
ス幅最大値になる程度まで小さくし、誘導加熱中の炊飯
器に電力計をつないで電力値を確認しながら入力手段2
7によって入力を行って、最大値変更手段28によりス
イッチング素子のパルス幅の最大値を微調整して、調理
性能に充分な電力値にできるようにしている。また、表
示手段29に最大値決定手段26が保持しているパルス
幅最大値を表示することにより、値を見ながらの調整で
きるので、より調整するのが容易になる。
【0030】図2は、具体回路図であり、図2におい
て、内鍋17内に調理物を入れ、加熱コイル18により
誘導加熱される。サーミスタ30は温度検知手段19を
構成するもので、このサーミスタ30と抵抗の分圧をマ
イクロコンピュータ31のAD入力に入力することによ
り、内鍋17内の調理物の温度を検知する。商用電源2
0から交流電圧が供給され、ダイオードブリッジ32に
よって整流し、直流電源21を得ている。
【0031】インバータ回路22は、平滑コンデンサ3
3、共振コンデンサ34、スイッチング素子35、加熱
コイル18で構成しており、このインバータ回路22に
より、IHのための高周波電力を発生させる。
【0032】カレントトランス36は、電流検知手段2
3を構成し、その1次側に電源電流が入力され、カレン
トトランス36の2次側の出力値を抵抗によって分圧
し、ダイオードブリッジ37によって整流し、コンデン
サ38によって平滑し、コンパレータ39のプラス入力
端子に入力する。コンパレータ39はこり入力値とマイ
ナス入力端子に入力されている電圧とを比較し、プラス
入力端子側の入力値がマイナス入力端子側より小さけれ
ばロー電位をマイクロコンピュータ31へ出力し、大き
ければハイ電位をマイクロコンピュータ31へ出力す
る。
【0033】マイクロコンピュータ31はコンパレータ
39からの出力がローならば、電源電流を大きくし、ハ
イならば電源電流を小さくするように制御を行うように
電源電流が一定になるようIHの制御を行う。
【0034】コンパレータ40のプラス端子側には、ス
イッチング素子35のコレクタ−エミッタ電圧Vceの
抵抗分圧された値が入力されており、コンパレータ40
のマイナス端子側には整流、平滑された電源電圧V0の
抵抗分圧された値が入力されている。コンパレータ40
は、スイッチング素子35のコレクタ−エミッタ電圧V
ceが整流、平滑された電源電圧V0よりも低くなる点
を検知し、コンデンサ41で遅延した後にマイクロコン
ピュータ31に出力することによって、スイッチング素
子35のコレクタ−エミッタ電圧Vceがゼロのときに
コレクタ電流Icを流すといった動作を実現している。
【0035】マイクロコンピュータ31は、コンパレー
タ39とコンパレータ40の出力を基に動作し、スイッ
チング素子駆動IC42に出力して、スイッチング素子
35の制御を行っている。スイッチング素子35の駆動
パルス幅Tonの最大値Tonmaxをマイクロコンピ
ュータ31内のメモリ43に記憶している。マイクロコ
ンピュータ31は、スイッチング素子35の駆動パルス
幅Tonが最大値Tonmaxより大きくならないよう
IH制御を行っている。
【0036】メモリ43の保持するTonmaxの値
は、入力手段27によって変更できるようにしている。
また、メモリ43の値は、表示手段29を構成する液晶
表示素子44によって表示するようにしている。
【0037】上記構成において動作を説明する。商用電
源20の電源電圧が低くなると、それに伴って電源電流
も小さくなるという特性をIHは示す。そのため、所定
の電源電流を維持するために、スイッチング素子35の
駆動パルス幅Tonを大きくして電源電流をその分大き
くし、電源電流を維持するといった動作をマイクロコン
ピュータ31は行う。
【0038】電源電圧がかなり低くなってくると、To
n=Tonmaxとなってしまう。このときの電力値の
値を見ながら、入力手段27によってメモリ43のTo
nmaxの値を変更することにより、設計上、意図する
Tonmaxに調整することができる。なお、この際、
液晶表示素子44ににTonmaxが表示されることに
より、値を見ながら調整することもできるようになり、
より容易に調整することができる。
【0039】(実施例2)図3に示すように、スイッチ
45、46は、入力手段27を構成するもので、スイッ
チ45、46により、メモリ43のTonmaxの値を
変更できるようにしている。他の構成は上記実施例1と
同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0040】上記構成において動作を説明する。スイッ
チ45からの入力によりマイクロコンピュータ31はメ
モリ43のTonmaxの値を大きくし、スイッチ46
からの入力により小さくするようにして調整を行うこと
ができる。入力手段27にスイッチ45、46を使用す
ることにより、外部からのスイッチの入力によって容易
に調整することができる。
【0041】(実施例3)図4に示すように、端子接続
部47、48は、入力手段27を構成するもので、電気
信号を入力するようにしている。図5に示すように、基
板49上に端子接続部47を取り付け、端子接続部47
の上に小さな穴があいており、その穴から針状の調整用
入力端子50を入れ、端子接続部47に接触させること
により、端子接続部47に電気信号を入力できるように
している。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一
符号を付して説明を省略する。
【0042】上記構成において動作を説明する。端子接
続部47からの入力によりマイクロコンピュータ31は
メモリ43のTonmaxの値を大きくし、端子接続部
48からの入力により小さくするようにして調整を行う
ことができる。
【0043】このように入力手段27に端子接続部4
7、48を使用することにより、外部からの電気信号に
よって、設備を使用しての調整を容易にすることができ
る。
【0044】(実施例4)図6に示すように、無線用ア
ンテナ51、無線用IC52は、無線信号受信手段を構
成するもので、無線信号を入力するようにしている。他
の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して
説明を省略する。
【0045】上記構成において動作を説明する。アンテ
ナ51からの信号によりマイクロコンピュータ31はメ
モリ43のTonmaxの値を大きくしたり、小さくし
たりして調整をすることができる。入力手段27に無線
を使用することにより、外部からの調整が容易にでき
る。
【0046】(実施例5)図7に示すように、最大値補
正手段57は、Ton=Tonmaxになる電源電圧に
おいて、内鍋17内に水を入れ、加熱して沸騰させる加
熱テストモードで動作させ、そのときの水の温度上昇を
温度検知手段19によって測定し、その結果から最大値
変更手段28を制御し、最大値決定手段26の保持する
Tonmaxの値を補正するようにしている。他の構成
は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を
省略する。
【0047】上記構成において動作を説明する。図8
は、上記動作における水の沸騰の際の温度グラフの例で
あり、ちょうど良い電力の場合はBのような曲線を示す
が、電力が大きすぎる場合は早く沸騰するのでAのよう
な曲線を示し、電力が小さすぎる場合は沸騰するのに時
間がかかるのでCのような曲線を示す。よってAやCの
ような場合は、最大値補正手段53により最大値決定手
段26が保持するTonmaxの値を変化させることに
より、ちょうど良い電力を実現する。なお、補正幅は沸
騰にかかった時間によって判断する。
【0048】なお、本実施例においては、1つの温度検
知手段で行ったが、複数の温度検知手段を用いて温度上
昇の時間を計ることによっても同様な効果が得られるこ
とはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、調理物を入れる内鍋と、前記内鍋内の調
理物の温度を検知する温度検知手段と、前記内鍋を誘導
加熱する加熱コイルと、商用電源を整流して得られる直
流電源と、前記直流電源を高周波電力に変換するインバ
ータ回路と、前記インバータ回路のスイッチング素子に
印加する駆動信号のパルス幅を変えることにより駆動制
御する駆動制御手段と、商用電源より供給される電流を
測定する電流検知手段と、前記電流検知手段より得られ
る値を基に電流が所定の電流値になるように前記駆動制
御手段を制御する電流制御手段と、前記駆動制御手段が
出力するスイッチング素子駆動信号パルス幅の最大値を
決定する最大値決定手段と、前記最大値決定手段の保持
している最大値を変更する最大値変更手段と、前記最大
値変更手段にどのくらい最大値を変化させるかを入力す
る入力手段とを備えたから、最大値変更手段によるスイ
ッチング素子のパルス幅の最大値の微調整ができること
により、電源電圧が低く回路定数や内鍋や加熱コイルの
ばらつきが大きい場合でも適度な火力を実現でき、どの
ような電圧においても適度な火力でおいしくご飯を炊く
ことができる炊飯器を得ることができる。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、最
大値決定手段の保持しているスイッチング素子駆動信号
パルス幅の最大値を表示する表示手段を付加したから、
表示を見ながら調整することができるので、より容易に
調整するすることができる。
【0051】また、請求項3に記載の発明によれば、入
力手段は、スイッチにより入力するようにしたから、外
部からキー入力によって最大値決定手段の保持するスイ
ッチング素子のパルス幅の最大値を可変することができ
るので、容易に調整できる炊飯器が得ることができる。
【0052】また、請求項4に記載の発明によれば、電
気信号が入力できるように端子接続部を設け、入力手段
は端子からの電気信号を入力するようにしたから、外部
から電気信号によって最大値決定手段の保持するスイッ
チング素子のパルス幅の最大値を可変することができる
ので、設備などで容易に調整できる炊飯器を得ることが
できる。
【0053】また、請求項5に記載の発明によれば、無
線信号受信手段を設け、入力手段は前記無線信号受信手
段からの無線信号を入力するようにしたから、外部から
無線信号により最大値決定手段の保持するスイッチング
素子のパルス幅の最大値を可変することができ、設備な
どで容易に調整できる炊飯器を得ることができる。
【0054】また、請求項6に記載の発明によれば、内
鍋に水を入れて加熱して沸騰させる加熱テストモードを
有し、商用電源電圧が下がって駆動制御手段の出力する
スイッチング素子駆動信号パルス幅が最大値になった場
合の前記加熱テストモードにおける水の温度上昇時間よ
り加熱の強さを判断し、その結果より最大値決定手段が
保持するスイッチング素子駆動信号パルス幅を変化させ
る最大値補正手段を付加したから、水の温度上昇時間よ
り、自動的に回路定数のばらつきや電力値の調整ばらつ
き等による最大値決定手段の保持するスイッチング素子
のパルス幅の最大値における電力値の変動を補正するこ
とができるので、製造しやすく、電源電圧が変化した場
合でも安定した性能の炊飯器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の炊飯器のブロック図
【図2】同炊飯器の一部ブロック化した回路図
【図3】本発明の第2の実施例の炊飯器の一部ブロック
化した回路図
【図4】本発明の第3の実施例の炊飯器の一部ブロック
化した回路図
【図5】同炊飯器の要部側面図
【図6】本発明の第4の実施例の炊飯器の一部ブロック
化した回路図
【図7】本発明の第5の実施例の炊飯器のブロック図
【図8】同炊飯器の水の温度上昇を示すタイムチャート
【図9】従来の炊飯器の一部ブロック化した回路図
【図10】従来の炊飯器のスイッチング素子の電圧電流
波形図
【符号の説明】
17 内鍋 18 加熱コイル 19 温度検知手段 20 商用電源 21 直流電源 22 インバータ回路 23 電流検知手段 24 電流制御手段 25 駆動制御手段 26 最大値決定手段 27 入力手段 28 最大値変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/12 324 H05B 6/12 324

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物を入れる内鍋と、前記内鍋内の調
    理物の温度を検知する温度検知手段と、前記内鍋を誘導
    加熱する加熱コイルと、商用電源を整流して得られる直
    流電源と、前記直流電源を高周波電力に変換するインバ
    ータ回路と、前記インバータ回路のスイッチング素子に
    印加する駆動信号のパルス幅を変えることにより駆動制
    御する駆動制御手段と、商用電源より供給される電流を
    測定する電流検知手段と、前記電流検知手段より得られ
    る値を基に電流が所定の電流値になるように前記駆動制
    御手段を制御する電流制御手段と、前記駆動制御手段が
    出力するスイッチング素子駆動信号パルス幅の最大値を
    決定する最大値決定手段と、前記最大値決定手段の保持
    している最大値を変更する最大値変更手段と、前記最大
    値変更手段にどのくらい最大値を変化させるかを入力す
    る入力手段とを備えた炊飯器。
  2. 【請求項2】 最大値決定手段の保持しているスイッチ
    ング素子駆動信号パルス幅の最大値を表示する表示手段
    を付加した請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 入力手段は、スイッチにより入力するよ
    うにした請求項1記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 電気信号が入力できるように端子接続部
    を設け、入力手段は端子からの電気信号を入力するよう
    にした請求項1記載の炊飯器。
  5. 【請求項5】 無線信号受信手段を設け、入力手段は前
    記無線信号受信手段からの無線信号を入力するようにし
    た請求項1記載の炊飯器。
  6. 【請求項6】 内鍋に水を入れて加熱して沸騰させる加
    熱テストモードを有し、商用電源電圧が下がって駆動制
    御手段の出力するスイッチング素子駆動信号パルス幅が
    最大値になった場合の前記加熱テストモードにおける水
    の温度上昇時間より加熱の強さを判断し、その結果より
    最大値決定手段が保持するスイッチング素子駆動信号パ
    ルス幅を変化させる最大値補正手段を付加した請求項1
    記載の炊飯器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011160905A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Panasonic Corp 炊飯器
JP2011253781A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
CN112256069A (zh) * 2020-10-23 2021-01-22 珠海格力电器股份有限公司 炊具烹饪控制方法、装置和电子装置

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