JP2003323838A - 車両用バッテリーシステムの電流遮断装置 - Google Patents

車両用バッテリーシステムの電流遮断装置

Info

Publication number
JP2003323838A
JP2003323838A JP2002127909A JP2002127909A JP2003323838A JP 2003323838 A JP2003323838 A JP 2003323838A JP 2002127909 A JP2002127909 A JP 2002127909A JP 2002127909 A JP2002127909 A JP 2002127909A JP 2003323838 A JP2003323838 A JP 2003323838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
precharge
coil
current
relay
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002127909A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yatani
武始 八谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002127909A priority Critical patent/JP2003323838A/ja
Publication of JP2003323838A publication Critical patent/JP2003323838A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Relay Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路でメインリレーを確実にオンに切
り換え、オンに保持するときの消費電力を節約する。 【解決手段】 電流遮断装置は、メインリレー11とプ
リチャージ回路20とを備える。メインリレー11は、
電流遮断接点回路12をオンオフに切り換える主コイル
13と副コイル14を備える。プリチャージ回路20
は、プリチャージ用リレー21の電流遮断接点回路22
にプリチャージ抵抗24を直列に接続した回路で、プリ
チャージ抵抗24にはメインリレー11の副コイル14
を並列に接続している。プリチャージ回路20は、プリ
チャージ用リレー21がオンに切り換えられる状態で、
プリチャージ抵抗24の両端に発生する電圧で副コイル
14を励磁している。メインリレー11は、副コイル1
4のみではオンに切り換えられることなく、副コイル1
4と主コイル13の両方でオフからオンに切り換えるよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてハイブリ
ッドカー、電気自動車等の車両を駆動するバッテリーシ
ステムの電流遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用バッテリーシステムは、出力を大
きくするために多数の電池を直列に接続して出力電圧を
高くしている。出力電圧の高い車両用バッテリーシステ
ムが容量性の負荷に接続されると、接続した瞬間に大き
な投入電流が流れる。投入電流を制限するために、車両
用バッテリーシステムは、図1に示すように、出力ライ
ン10と直列に接続されるメインリレー11の電流遮断
接点回路12と並列にプリチャージ回路20を接続して
いる。プリチャージ回路20は、プリチャージ用リレー
21の電流遮断接点回路22とプリチャージ抵抗24を
直列に接続している。
【0003】この図の電流遮断装置は、メインリレー1
1をオフにする状態で、プリチャージ用リレー21をオ
ンに切り換えて、プリチャージ抵抗24でもって、容量
性の負荷40の投入電流を制限する。一定時間の後にメ
インリレー11をオンに切り換えて、プリチャージ用リ
レー21をオフに切り換える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メインリレーは、極め
て大きな電流を遮断するリレーであるので、これを励磁
するのに大きな電力を消費する。とくに、オフからオン
に切り換えるときに大電力を消費する。それは、離れた
位置にある可動接点を磁気的な吸引力で引っ張って固定
接点に接触させるからである。オン状態に切り換えられ
た後は、可動接点が固定接点に吸着されて磁気回路が閉
回路となるために、小さい保持電力でオン状態に保持で
きる。すなわち、メインリレーは、大きな切換電力と、
切換電力に比較して約半分程度の保持電力を必要とす
る。
【0005】メインリレーは、切換電力でオンに保持で
きるので、切換電力で保持するように設計すると、消費
電力が大きいために無駄な電力を消費するばかりでな
く、コイルの発熱が大きくなって、寿命を縮める原因と
なっている。この弊害を避けるために、オンに切り換え
た後、供給電力を小さく制御すると制御回路が複雑にな
ってしまう。
【0006】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、簡単な回路でメインリレーを確実にオンに切り換え
できると共に、オンに保持するときの消費電力を節約し
てコイルの発熱を少なくできる車両用バッテリーシステ
ムの電流遮断装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用バッテリ
ーシステムの電流遮断装置は、出力ライン10と直列に
電流遮断接点回路12を接続しているメインリレー11
と、メインリレー11の電流遮断接点回路12と並列に
接続しているプリチャージ回路20とを備える。メイン
リレー11は、電流遮断接点回路12をオンオフに切り
換える主コイル13と副コイル14を備え、オフ状態で
出力ライン10の電流を遮断する。プリチャージ回路2
0は、メインリレー11が電流を遮断する状態で出力ラ
イン10にプリチャージ電流を流すように接続してい
る。
【0008】さらに、本発明の請求項1の電流遮断装置
は、プリチャージ回路20を、プリチャージ用リレー2
1の電流遮断接点回路22にプリチャージ抵抗24を直
列に接続した回路とし、プリチャージ抵抗24には、メ
インリレー11の副コイル14を並列に接続している。
このプリチャージ回路20は、プリチャージ用リレー2
1のコイル23に通電されてプリチャージ用リレー21
がオンに切り換えられる状態で、プリチャージ電流がプ
リチャージ用リレー21の電流遮断接点回路22とプリ
チャージ抵抗24に流れ、プリチャージ抵抗24の両端
に発生する電圧で副コイル14を励磁する。メインリレ
ー11は、副コイル14のみが励磁される状態ではオン
に切り換えられることなくオフ状態に保持され、副コイ
ル14がプリチャージ抵抗24の両端の電圧で励磁され
る状態で、主コイル13に通電されて電流遮断接点回路
12をオフからオンに切り換えるようにしている。
【0009】さらに、本発明の請求項2の電流遮断装置
は、プリチャージ回路20を、プリチャージ用リレー2
1の電流遮断接点回路22にメインリレー11の副コイ
ル14を直列に接続した回路としている。このプリチャ
ージ回路20は、プリチャージ用リレー21のコイル2
3に通電されてプリチャージ用リレー21がオンに切り
換えられる状態で、プリチャージ電流がプリチャージ用
リレー21の電流遮断接点回路22と副コイル14に流
れる。メインリレー11は、副コイル14にプリチャー
ジ電流が流れる状態ではオンに切り換えられることなく
オフ状態に保持され、副コイル14にプリチャージ電流
が流れる状態で、主コイル13に通電されて電流遮断接
点回路22をオフからオンに切り換えるようにしいる。
【0010】さらにまた、本発明の請求項3の電流遮断
装置は、プリチャージ回路20を、プリチャージ用リレ
ー21の電流遮断接点回路22にプリチャージ抵抗24
とメインリレー11の副コイル14を直列に接続した回
路としている。このプリチャージ回路20は、プリチャ
ージ用リレー21のコイル23に通電されてプリチャー
ジ用リレー21がオンに切り換えられる状態で、プリチ
ャージ電流がプリチャージ用リレー21の電流遮断接点
回路22とプリチャージ抵抗24と副コイル14に流れ
る。メインリレー11は、副コイル14にプリチャージ
電流が流れる状態ではオンに切り換えられることなくオ
フ状態に保持され、副コイル14にプリチャージ電流が
流れる状態で、主コイル13に通電されて電流遮断接点
回路12をオフからオンに切り換えるようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための車両用バッテリーシステ
ムの電流遮断装置を例示するものであって、本発明は電
流遮断装置を以下のものに特定しない。
【0012】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0013】図2〜図4に示す車両用バッテリーシステ
ムの電流遮断装置は、出力ライン10と直列に電流遮断
接点回路12を接続しているメインリレー11と、メイ
ンリレー11の電流遮断接点回路12と並列に接続して
いるプリチャージ回路20とを備えている。
【0014】メインリレー11は、負荷40をプリチャ
ージした後に電流遮断接点回路12をオンに切り換え
て、バッテリ30を負荷40に接続する。このメインリ
レー11は、主コイル13に加えて副コイル14を備え
る。主コイル13と副コイル14の両方に通電される
と、メインリレー11はオフからオンに切り換えられ
る。主コイル13が通電されず、副コイル14のみに通
電する状態で、メインリレー11はオフからオンに切り
換えられない。主コイル13と副コイル14の両方に通
電して、オフからオンに切り換えられる。オフからオン
に切り換えられた後は、副コイル14に通電することな
く、主コイル13のみに通電してオン状態に保持され
る。メインリレー11の主コイル13は、制御回路50
に接続されて、制御回路50で通電状態が制御される。
副コイル14は、プリチャージ回路20で通電状態が制
御される。
【0015】図2のプリチャージ回路20は、プリチャ
ージ用リレー21の電流遮断接点回路22にプリチャー
ジ抵抗24を直列に接続している。プリチャージ抵抗2
4は、メインリレー11をオフにして、プリチャージ用
リレー21をオンにする状態でのプリチャージ電流を最
適値に調整して、負荷40をプリチャージする。プリチ
ャージ抵抗24には、並列にメインリレー11の副コイ
ル14を接続している。したがって、プリチャージ抵抗
24にプリチャージ電流が流れるとき、副コイル14に
通電される。それは、この状態でプリチャージ抵抗24
の両端に発生する電圧が、副コイル14に印加されるか
らである。このプリチャージ抵抗24は、プリチャージ
用リレー21をオンにする状態で、副コイル14がメイ
ンリレー11を励磁する。ただ、副コイル14のみが励
磁される状態で、メインリレー11はオフからオンに切
り換えられることはない。このため、メインリレー11
の主コイル13に通電されない限り、プリチャージ用リ
レー21がオンになる状態となっても、メインリレー1
1がオンに切り換えられることはない。図2の電流遮断
装置は、副コイル14をプリチャージ抵抗24の両端に
接続しているが、鎖線で示すように、副コイル14をプ
リチャージ抵抗24の一部に接続することもできる。こ
のように副コイル14をプリチャージ抵抗24の一部に
接続すると、プリチャージ抵抗24に発生する電圧の一
部を副コイル14に印加することができ、副コイル14
への供給電圧を調整できる。プリチャージ用リレー21
のコイル23は、制御回路50に接続されて、制御回路
50で通電状態が制御される。
【0016】図2の電流遮断装置は、以下の動作をし
て、バッテリ30を負荷40に接続する。 (1) 制御回路50は、メインリレー11の主コイル1
3に通電することなく、プリチャージ用リレー21のコ
イル23に通電する。 (2) プリチャージ用リレー21の電流遮断接点回路2
2がオフからオンに切り換えられて、プリチャージ抵抗
24と電流遮断接点回路22にプリチャージ電流が流れ
る。プリチャージ電流により、プリチャージ抵抗24の
両端に誘導される電圧が、メインリレー11の副コイル
14に印加されて副コイル14に通電する。メインリレ
ー11は、副コイル14のみが通電される状態ではオン
に切り換えられず、オフ状態に保持される。 (3) プリチャージ電流が負荷40をプリチャージした
後、制御回路50はプリチャージ用リレー21をオンに
保持した状態で、メインリレー11の主コイル13に通
電する。この状態で、メインリレー11は、副コイル1
4と主コイル13の両方に通電される。副コイル14
は、プリチャージ抵抗24の両端に発生している電圧で
通電される。主コイル13と副コイル14の両方が通電
されて、メインリレー11はオフからオンに切り換えら
れる。 (4) メインリレー11がオンに切り換えられた瞬間
に、プリチャージ回路20には電流が流れなくなる。メ
インリレー11の電流遮断接点回路12に電流がバイパ
スされるからである。プリチャージ電流が流れなくなる
と、プリチャージ抵抗24の両端に電圧が発生しなくな
って、副コイル14には通電されなくなる。したがっ
て、メインリレー11は、主コイル13のみに通電され
る。メインリレー11は主コイル13のみでオン状態に
保持できるので、メインリレー11は電流遮断接点回路
12をオン状態に保持する。 (5) メインリレー11がオフからオンに切り換えられ
た後、制御回路50はプリチャージ用リレー21をオフ
に切り換える。
【0017】図3のプリチャージ回路20は、プリチャ
ージ用リレー21の電流遮断接点回路22にメインリレ
ー11の副コイル14を直列に接続している。メインリ
レー11の副コイル14は、メインリレー11をオフに
して、プリチャージ用リレー21をオンにする状態での
プリチャージ電流を最適値に調整して、負荷40をプリ
チャージする。プリチャージ用リレー21の電流遮断接
点回路22がオンになって、プリチャージ電流が流れる
とき、副コイル14に通電される。したがって、プリチ
ャージ用リレー21をオンにする状態で、副コイル14
がメインリレー11を励磁する。ただ、副コイル14の
みが励磁される状態で、メインリレー11はオフからオ
ンに切り換えられることはない。このため、メインリレ
ー11の主コイル13に通電されない限り、プリチャー
ジ用リレー21がオンになる状態となっても、メインリ
レー11がオンに切り換えられることはない。プリチャ
ージ用リレー21のコイル23は、制御回路50に接続
されて、制御回路50で通電状態が制御される。
【0018】図3の電流遮断装置は、以下の動作をし
て、バッテリ30を負荷40に接続する。 (1) 制御回路50は、メインリレー11の主コイル1
3に通電することなく、プリチャージ用リレー21のコ
イル23に通電する。 (2) プリチャージ用リレー21の電流遮断接点回路2
2がオフからオンに切り換えられて、副コイル14と電
流遮断接点回路22にプリチャージ電流が流れる。メイ
ンリレー11は、副コイル14のみが通電される状態で
はオンに切り換えられず、オフ状態に保持される。 (3) プリチャージ電流が負荷40をプリチャージした
後、制御回路50はプリチャージ用リレー21をオンに
保持した状態で、メインリレー11の主コイル13に通
電する。この状態で、メインリレー11は、副コイル1
4と主コイル13の両方に通電される。副コイル14
は、プリチャージ電流で通電される。主コイル13と副
コイル14の両方が通電されて、メインリレー11はオ
フからオンに切り換えられる。 (4) メインリレー11がオンに切り換えられた瞬間
に、プリチャージ回路20には電流が流れなくなる。メ
インリレー11の電流遮断接点回路12に電流がバイパ
スされるからである。プリチャージ電流が流れなくなる
と、副コイル14には通電されなくなる。したがって、
メインリレー11は、主コイル13のみに通電される。
メインリレー11は主コイル13のみでオン状態に保持
できるので、メインリレー11は電流遮断接点回路12
をオン状態に保持する。 (5) メインリレー11がオフからオンに切り換えられ
た後、制御回路50はプリチャージ用リレー21をオフ
に切り換える。
【0019】図4のプリチャージ回路20は、プリチャ
ージ用リレー21の電流遮断接点回路22に、プリチャ
ージ抵抗24と副コイル14を直列に接続している。プ
リチャージ抵抗24と副コイル14の抵抗は、メインリ
レー11をオフにして、プリチャージ用リレー21をオ
ンにする状態でのプリチャージ電流を最適値に調整し
て、負荷40をプリチャージする。プリチャージ用リレ
ー21がオンに切り換えられる状態で、副コイル14に
はプリチャージ電流が流れてメインリレー11を励磁す
る。ただ、副コイル14のみが励磁される状態で、メイ
ンリレー11はオフからオンに切り換えられることはな
い。このため、メインリレー11の主コイル13に通電
されない限り、プリチャージ用リレー21がオンになる
状態となっても、メインリレー11がオンに切り換えら
れることはない。プリチャージ用リレー21のコイル2
3は、制御回路50に接続されて、制御回路50で通電
状態が制御される。
【0020】図4の電流遮断装置は、以下の動作をし
て、バッテリ30を負荷40に接続する。 (1) 制御回路50は、メインリレー11の主コイル1
3に通電することなく、プリチャージ用リレー21のコ
イル23に通電する。 (2) プリチャージ用リレー21の電流遮断接点回路2
2がオフからオンに切り換えられて、プリチャージ抵抗
24と副コイル14と電流遮断接点回路22にプリチャ
ージ電流が流れる。メインリレー11は、副コイル14
のみが通電される状態ではオンに切り換えられず、オフ
状態に保持される。 (3) プリチャージ電流が負荷40をプリチャージした
後、制御回路50はプリチャージ用リレー21をオンに
保持した状態で、メインリレー11の主コイル13に通
電する。この状態で、メインリレー11は、副コイル1
4と主コイル13の両方に通電される。副コイル14
は、プリチャージ電流で励磁される。主コイル13と副
コイル14の両方が通電されて、メインリレー11はオ
フからオンに切り換えられる。 (4) メインリレー11がオンに切り換えられた瞬間
に、プリチャージ回路20には電流が流れなくなる。メ
インリレー11の電流遮断接点回路12に電流がバイパ
スされるからである。プリチャージ電流が流れなくなる
と、副コイル14には通電されなくなる。したがって、
メインリレー11は、主コイル13のみに通電される。
メインリレー11は主コイル13のみでオン状態に保持
できるので、メインリレー11は電流遮断接点回路12
をオン状態に保持する。 (5) メインリレー11がオフからオンに切り換えられ
た後、制御回路50はプリチャージ用リレー21をオフ
に切り換える。
【0021】
【発明の効果】本発明の車両用バッテリーシステムの電
流遮断装置は、簡単な回路でメインリレーを確実にオン
に切り換えできると共に、オンに保持するときの消費電
力を節約してコイルの発熱を少なくできる特長がある。
それは、本発明の電流遮断装置が、メインリレーに電流
遮断接点回路をオンオフに切り換える主コイルと副コイ
ルを備えると共に、この副コイルの通電状態をプリチャ
ージ回路で制御しており、さらに、メインリレーは、副
コイルのみが励磁される状態ではオンに切り換えられる
ことなく、副コイルが励磁される状態で主コイルに通電
して電流遮断接点回路をオフからオンに切り換えるよう
にしているからである。
【0022】この構造の電流遮断装置は、メインリレー
の電流遮断接点回路を主コイルと副コイルの両方でオフ
からオンに切り換えできるようにしており、副コイルの
みでは切り換えできなくしている。さらに、メインリレ
ーの副コイルは、プリチャージ回路を流れるプリチャー
ジ電流を利用して励磁している。プリチャージ回路は、
メインリレーをオフからオンに切り換えられるときにの
み動作する回路である。このため、メインリレーがオン
に切り換えられるときには副コイルは励磁されており、
主コイルの通電状態を制御することによって、主コイル
と副コイルの両方を動作させてメインリレーをオフから
オンに切り換えできる。また、メインリレーがオンに切
り換えられると副コイルには通電されないが、メインリ
レーは主コイルのみに通電してオン状態に保持できる。
すなわち、この電流遮断装置は、メインリレーをオフか
らオンに切り換えるときにのみ動作するプリチャージ回
路を流れるプリチャージ電流を利用して副コイルを励磁
し、メインリレーがオフからオンに切り換えられた後
は、主コイルのみに通電してオン状態に保持できるの
で、電力の無駄な消費を有効に防止できる。
【0023】とくに、本発明の電流遮断装置は、複雑な
制御回路を必要とせず、極めて簡単な回路構成としなが
ら、メインリレーを確実にオンに切り換えできると共
に、主コイルに通電する電力のみでオンに保持できるの
で、従来のように大きな切換電力でオン状態に保持する
ように設計することなく省電力にできる。このように、
消費電力を節約できる本発明の電流遮断装置は、極めて
経済的であると共に、コイルの発熱を少なくして長寿命
にできる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の車両用バッテリーシステムの電流遮断装
置の回路図
【図2】本発明の一実施例の車両用バッテリーシステム
の電流遮断装置の回路図
【図3】本発明の他の実施例の車両用バッテリーシステ
ムの電流遮断装置の回路図
【図4】本発明の他の実施例の車両用バッテリーシステ
ムの電流遮断装置の回路図
【符号の説明】
10…出力ライン 11…メインリレー 12…電流遮断接点回路 13…主コイル 14…副コイル 20…プリチャージ回路 21…プリチャージ用リレー 22…電流遮断接点回路 23…コイル 24…プリチャージ抵抗 30…バッテリ 40…負荷 50…制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G057 AA01 BB04 BB07 BC04 KK12 5H030 AS08 BB21 5H040 AS07 DD05 5H115 PA08 PC06 PG04 PI16 PU21 PV03 PV09 PV29 SE06 TI05 TI06 TO12 TO13 TU02 TU11 TW01 TZ09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流遮断接点回路(12)をオンオフに切り
    換える主コイル(13)及び副コイル(14)とを備えると共
    に、出力ライン(10)と直列に接続されてオフ状態で出力
    ライン(10)の電流を遮断するように電流遮断接点回路(1
    2)を接続しているメインリレー(11)と、このメインリレ
    ー(11)の電流遮断接点回路(12)と並列に接続されて、メ
    インリレー(11)が電流を遮断する状態で出力ライン(10)
    にプリチャージ電流を流すように接続してなるプリチャ
    ージ回路(20)とを備え、 プリチャージ回路(20)は、プリチャージ用リレー(21)の
    電流遮断接点回路(22)にプリチャージ抵抗(24)を直列に
    接続した回路であり、プリチャージ抵抗(24)にはメイン
    リレー(11)の副コイル(14)を並列に接続しており、 プリチャージ用リレー(21)のコイル(23)に通電されてプ
    リチャージ用リレー(21)がオンに切り換えられる状態
    で、プリチャージ電流がプリチャージ用リレー(21)の電
    流遮断接点回路(22)とプリチャージ抵抗(24)に流れ、プ
    リチャージ抵抗(24)の両端に発生する電圧が副コイル(1
    4)を励磁し、 メインリレー(11)は、副コイル(14)のみが励磁される状
    態ではオンに切り換えられることなくオフ状態に保持さ
    れ、副コイル(14)がプリチャージ抵抗(24)の両端の電圧
    で励磁される状態で、主コイル(13)に通電されて電流遮
    断接点回路(12)をオフからオンに切り換えるようにして
    なる車両用バッテリーシステムの電流遮断装置。
  2. 【請求項2】 電流遮断接点回路(12)をオンオフに切り
    換える主コイル(13)及び副コイル(14)とを備えると共
    に、出力ライン(10)と直列に接続されてオフ状態で出力
    ライン(10)の電流を遮断するように電流遮断接点回路(1
    2)を接続しているメインリレー(11)と、このメインリレ
    ー(11)の電流遮断接点回路(12)と並列に接続されて、メ
    インリレー(11)が電流を遮断する状態で出力ライン(10)
    にプリチャージ電流を流すように接続してなるプリチャ
    ージ回路(20)とを備え、 プリチャージ回路(20)は、プリチャージ用リレー(21)の
    電流遮断接点回路(22)にメインリレー(11)の副コイル(1
    4)を直列に接続した回路であり、 プリチャージ用リレー(21)のコイル(23)に通電されてプ
    リチャージ用リレー(21)がオンに切り換えられる状態
    で、プリチャージ電流がプリチャージ用リレー(21)の電
    流遮断接点回路(22)と副コイル(14)に流れ、 メインリレー(11)は、副コイル(14)にプリチャージ電流
    が流れる状態ではオンに切り換えられることなくオフ状
    態に保持され、副コイル(14)にプリチャージ電流が流れ
    る状態で、主コイル(13)に通電されて電流遮断接点回路
    (12)をオフからオンに切り換えるようにしてなる車両用
    バッテリーシステムの電流遮断装置。
  3. 【請求項3】 電流遮断接点回路(12)をオンオフに切り
    換える主コイル(13)及び副コイル(14)とを備えると共
    に、出力ライン(10)と直列に接続されてオフ状態で出力
    ライン(10)の電流を遮断するように電流遮断接点回路(1
    2)を接続しているメインリレー(11)と、このメインリレ
    ー(11)の電流遮断接点回路(12)と並列に接続されて、メ
    インリレー(11)が電流を遮断する状態で出力ライン(10)
    にプリチャージ電流を流すように接続してなるプリチャ
    ージ回路(20)とを備え、 プリチャージ回路(20)は、プリチャージ用リレー(21)の
    電流遮断接点回路(22)にプリチャージ抵抗(24)とメイン
    リレー(11)の副コイル(14)を直列に接続した回路であ
    り、 プリチャージ用リレー(21)のコイル(23)に通電されてプ
    リチャージ用リレー(21)がオンに切り換えられる状態
    で、プリチャージ電流がプリチャージ用リレー(21)の電
    流遮断接点回路(22)とプリチャージ抵抗(24)と副コイル
    (14)に流れ、 メインリレー(11)は、副コイル(14)にプリチャージ電流
    が流れる状態ではオンに切り換えられることなくオフ状
    態に保持され、副コイル(14)にプリチャージ電流が流れ
    る状態で、主コイル(13)に通電されて電流遮断接点回路
    (12)をオフからオンに切り換えるようにしてなる車両用
    バッテリーシステムの電流遮断装置。
JP2002127909A 2002-04-30 2002-04-30 車両用バッテリーシステムの電流遮断装置 Pending JP2003323838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002127909A JP2003323838A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 車両用バッテリーシステムの電流遮断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002127909A JP2003323838A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 車両用バッテリーシステムの電流遮断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003323838A true JP2003323838A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29541834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002127909A Pending JP2003323838A (ja) 2002-04-30 2002-04-30 車両用バッテリーシステムの電流遮断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003323838A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012196007A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Toyota Motor Corp 電気自動車
JP2013198287A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Honda Motor Co Ltd 電力供給システム
CN107610980A (zh) * 2017-09-20 2018-01-19 威马智慧出行科技(上海)有限公司 继电器及使用该继电器的动力电池电路
CN107696865A (zh) * 2016-08-09 2018-02-16 福特全球技术公司 受控的预充电电路布置
CN107696864A (zh) * 2016-08-09 2018-02-16 福特全球技术公司 利用主接触器线圈对负载预充电

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012196007A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Toyota Motor Corp 電気自動車
JP2013198287A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Honda Motor Co Ltd 電力供給システム
CN107696865A (zh) * 2016-08-09 2018-02-16 福特全球技术公司 受控的预充电电路布置
CN107696864A (zh) * 2016-08-09 2018-02-16 福特全球技术公司 利用主接触器线圈对负载预充电
CN107696864B (zh) * 2016-08-09 2022-08-26 福特全球技术公司 利用主接触器线圈对负载预充电
CN107696865B (zh) * 2016-08-09 2022-09-27 福特全球技术公司 受控的预充电电路布置
CN107610980A (zh) * 2017-09-20 2018-01-19 威马智慧出行科技(上海)有限公司 继电器及使用该继电器的动力电池电路
EP3686912A4 (en) * 2017-09-20 2021-06-30 WM Smart Mobility (Shanghai) Co., Ltd. USER SUPPLY BATTERY RELAY AND CIRCUIT

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5311670B2 (ja) 半導体予充電モジュール
JP2001078356A (ja) 電源供給装置
JP2006109612A (ja) 車両用の電源装置
JP2003323838A (ja) 車両用バッテリーシステムの電流遮断装置
JP5084526B2 (ja) 車両用の電源装置
JP2010177164A (ja) 消弧装置
CN114123423B (zh) 一种具有多种驱动模式的可移动体的控制电路和控制方法
JPH11213831A (ja) 電磁石用制御回路
JPH1070839A (ja) 電源回路
JP2023125665A (ja) 電源システム
JP2016130119A (ja) 電源装置
JP2001238310A (ja) 負荷開閉器
JP2005096598A (ja) 車載用電源分配装置
JP5363786B2 (ja) 超伝導コイル電源システム
JP5363781B2 (ja) 超伝導コイル電源システム
KR100375510B1 (ko) 2개 배터리 동시 충전회로
WO2021142705A1 (zh) 控制继电器低功耗电路及方法
JPH06197462A (ja) 蓄電池の過放電防止回路
JP2001091013A (ja) 空気調和機の制御装置
JPH0370436A (ja) 充電装置
KR100462911B1 (ko) 자동차 도어래치 제어회로의 절전 구조 및 방법
JP2024008531A (ja) リレーの切替制御装置、方法、プログラム、および車両
JPH08308282A (ja) 直流直捲電動機のオーバドライブ制御装置
JP2002158573A (ja) 負荷駆動装置及び負荷回路の駆動方法
JP2005233081A (ja) 車両用始動装置