JP2012196007A - 電気自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム停止している最中に外部電源からの電力を用いてバッテリを充電する際のバッテリの昇温を抑制する。
【解決手段】車両をシステム停止している状態で電源コード68が外部電源に接続されたときには、システムメインリレー57のコイルの励磁電流が走行中の励磁電流である第1電流値未満であり且つ車両をシステム停止して外部電源からの電力を用いてバッテリ50を充電しているときにシステムメインリレー57の固定接点と可動接点との間の接触を保持可能な電流として定められた第2電流値になるようコイルの励磁電流を制御すると共にリレー62をオンとし外部電源からの電力によりバッテリ50が充電されるよう充電器60を制御する。これにより、システムメインリレー57の近傍のバッテリ50の昇温を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気自動車に関し、詳しくは、走行用の動力を出力する電動機と、電動機と電力のやりとりが可能なバッテリと、バッテリの近傍に配置されコイルへ印加される励磁電流に応じて2つの接点の接触による電動機とバッテリとの間の接続および2つの接点の接触の解除による電動機とバッテリとの間の接続の解除が可能なシステムメインリレーと、電動機とシステムメインリレーとの間の電力ラインに接続されシステム停止している最中に外部電源に接続されると外部電源からの電力を用いてバッテリを充電する充電手段と、電力ラインと充電手段との間の接続および接続の解除が可能な充電用リレーと、システム起動してシステムメインリレーにより電動機とバッテリとの間を接続した状態で走行するときにはシステムメインリレーのコイルの励磁電流を走行中に2つの接点の接触を保持可能な電流として予め定められた第1の電流値にすると共に充電用リレーによる電力ラインと充電手段との間の接続が解除されて電動機からの動力を用いて走行するよう電動機と充電手段とシステムメインリレーと充電用リレーとを制御する制御手段と、を備える電気自動車に関する。
従来、この種の電気自動車としては、主コイルと副コイルとのそれぞれを励磁する励磁電流を用いて固定接点と可動接点との接触状態を変更することによりオンオフが切り替えられるメインリレーが搭載されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、主コイルと副コイルとの双方に比較的大きな励磁電流を流すことによりメインリレーをオフからオンにし、その後は主コイルのみにメインリレーをオン状態に保持する程度の励磁電流を流すことにより、主コイルと副コイルとの双方に継続して比較的大きな励磁電流を流してメインリレーをオン状態に保持するものに比して、消費電力の低減を図ることができるとしている。
特開2003−323838号公報
ところで、走行用の動力を出力する電動機とバッテリとの間の接続および接続の解除が可能なシステムメインリレーと、電動機とシステムメインリレーとの間の電力ラインに接続されシステム停止している最中に外部電源に接続されると外部電源からの電力を用いてバッテリを充電する充電装置とが搭載された電気自動車では、一般に、システム停止中にバッテリを充電する際にバッテリの昇温を抑制することが望まれている。こうした自動車では、バッテリを充電する際にシステムメインリレーがオンされるが、システムメインリレーがバッテリの近傍に配置されていると、システムメインリレーをオン状態に保持するためシステムメインリレーのコイルに継続して流す励磁電流でコイルの温度が上昇して、近傍に配置されたバッテリが局所的に昇温してしまう場合がある。
本発明の電気自動車は、システム停止している最中に外部電源からの電力を用いてバッテリを充電する際のバッテリの昇温を抑制することを主目的とする。
本発明の電気自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電気自動車は、
走行用の動力を出力する電動機と、該電動機と電力のやりとりが可能なバッテリと、前記バッテリの近傍に配置されコイルへ印加される励磁電流に応じて2つの接点の接触による前記電動機と前記バッテリとの接続および前記2つの接点の接触の解除による前記電動機と前記バッテリとの接続の解除が可能なシステムメインリレーと、前記電動機と前記システムメインリレーとの間の電力ラインに接続されシステム停止している最中に外部電源に接続されると前記外部電源からの電力を用いて前記バッテリを充電する充電手段と、前記電力ラインと前記充電手段との接続および前記接続の解除が可能な充電用リレーと、システム起動して前記システムメインリレーにより前記電動機と前記バッテリとを接続した状態で走行するときには前記システムメインリレーのコイルの励磁電流を走行中に前記2つの接点の接触を保持可能な電流として予め定められた第1の電流値にすると共に前記充電用リレーによる前記電力ラインと前記充電手段との接続が解除されて前記電動機からの動力を用いて走行するよう前記電動機と前記充電手段と前記システムメインリレーと前記充電用リレーとを制御する制御手段と、を備える電気自動車において、
前記制御手段は、システム停止している最中に前記充電手段が前記外部電源に接続されたときには、前記システムメインリレーのコイルの励磁電流を前記第1の電流値未満の電流であり且つ車両をシステム停止して前記外部電源からの電力を用いて前記バッテリを充電しているときに前記2つの接点の間の接触を保持可能な電流として予め定められた第2の電流値にした状態で前記充電用リレーにより前記電力ラインと前記充電手段とが接続されて前記外部電源からの電力を用いて前記バッテリが充電されるよう前記電動機と前記充電手段と前記システムメインリレーと前記充電用リレーとを制御する手段である、
ことを特徴とする。
この本発明の電気自動車では、システム起動してシステムメインリレーにより電動機とバッテリとを接続した状態で走行するときにはシステムメインリレーのコイルの励磁電流を走行中に2つの接点の接触を保持可能な電流として予め定められた第1の電流値にすると共に充電用リレーによる電力ラインと充電手段との接続が解除されて電動機からの動力を用いて走行するよう電動機と充電手段とシステムメインリレーと充電用リレーとを制御する。これにより、システムメインリレーにより電動機とバッテリとの間を接続した状態で走行するときに、システムメインリレーの2つの接点の接触を保持して電動機とバッテリとの接続を保持しながら走行することができる。そして、システム停止している最中に充電手段が外部電源に接続されたときには、システムメインリレーのコイルの励磁電流を第1の電流値未満の電流であり且つ車両をシステム停止して外部電源からの電力を用いてバッテリを充電しているときに2つの接点の間の接触を保持可能な電流として予め定められた第2の電流値にした状態で充電用リレーにより電力ラインと充電手段との間が接続されて外部電源からの電力を用いてバッテリが充電されるよう電動機と充電手段とシステムメインリレーと充電用リレーとを制御する。システム停止している最中は、走行中に比して車両の振動等が少ないため、システムメインリレーにより電動機とバッテリとの接続を保持するためにシステムメインリレーのコイルに流す励磁電流は少なくてもよいと考えられる。したがって、システム停止している最中に充電手段が外部電源に接続されたときには、システムメインリレーのコイルの励磁電流を第1の電流値未満の電流であり且つ車両をシステム停止して外部電源からの電力を用いてバッテリを充電しているときに2つの接点の間の接触を保持可能な電流として予め定められた第2の電流値にすることにより、システムメインリレーの2つの接点の接触を保持して外部電源からの電力を用いてバッテリを充電することができる。このとき、システムメインリレーのコイルの励磁電流を第1の電流値未満の第2の電流値としたから、コイル、すなわち、システムメインリレーにおける電力消費を抑制してシステムメインリレーの昇温を抑制することができ、システムメインリレーの近傍のバッテリの昇温を抑制することができる。
本発明の一実施例としての電気自動車であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 システムメインリレー57がバッテリ50の近傍に配置されている様子を示す説明図である。 変形例の電気自動車120の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電気自動車であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料とするエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という。)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸32にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸32に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という。)40と、インバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりする例えば複数のリチウムイオン二次電池が積層された電池パックとして構成されたバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という。)52と、インバータ41,42が接続された電力ライン54aとバッテリ50が接続された電力ライン54bとに取り付けられてバッテリ50からの電力を昇圧して電力ライン54aに供給する昇圧コンバータ56と、バッテリ50と昇圧コンバータ56との間に接続されたシステムメインリレー57と、家庭用電源などの外部電源に接続されてバッテリ50を充電可能な充電器60と、バッテリ50と昇圧コンバータ56との間の電力ライン54bに取り付けられて充電器60と電力ライン54bとの接続および接続の解除を行なうリレー62と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット70と、を備える。
システムメインリレー57は、図2に示すように、バッテリ50の電池セル50aの近傍に配置されてバッテリ50と共にバッテリパック50bに収納されている。システムメインリレー57は、図示しないコイルへ印加される励磁電流が大きくなるほど強くなる傾向にコイルの磁力を用いて可動接点を固定接点側に吸引するよう構成されており、可動接点が固定接点に接触したときにオンしてバッテリ50と昇圧コンバータ56とを接続し、可動接点と固定接点との接触が解除されたときにオフしてバッテリ50と昇圧コンバータ56との接続を解除する。システムメインリレー57は、ハイブリッド用電子制御ユニット70に制御されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、車両のシステムが起動しているときにはコイルに電流値I1の励磁電流が流れるようスイッチ70aを制御し、車両のシステムが停止されているときにはコイルに抵抗Rを介して電流値I2の励磁電流が流れるようスイッチ70aを制御する。電流値I1,I2については、後述する。
充電器60は、リレー62を介して電力ライン54bに接続されており、電源コード68を介して供給される外部電源からの交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ66と、AC/DCコンバータ66からの直流電力の電圧を変換して電力ライン54b側に供給するDC/DCコンバータ64と、を備える。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、電源コード68が外部電源に接続されているか否かを検出する接続検出センサ69からの接続検出信号,イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、システムメインリレー57のコイルへの励磁電流やリレー62への駆動信号,AC/DCコンバータ66へのスイッチング制御信号,DC/DCコンバータ64へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、車両のシステムが起動されているときには、基本的には、システムメインリレー57をオンすると共にリレー62をオフして、ハイブリッド用電子制御ユニット70によって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジン22を運転しながら走行するときには、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに応じて走行のために駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、要求トルクTr*に駆動軸32の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrvを計算する。次に、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいてバッテリ50を充放電するための充放電要求パワーPb*と走行用パワーPdrvと損失Lossとの和としてエンジン22から出力すべき要求パワーPe*を計算すると共にエンジン22を効率よく運転することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)と計算した要求パワーPe*とを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。そして、バッテリ50の充放電に許容される最大電力としての入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によりモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸32に作用するトルクを要求トルクTr*から減じたトルクをモータMG2のトルク指令Tm2*として設定する。こうして設定したエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。以下、こうした走行をハイブリッド走行という。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、エンジン22の運転を停止した状態で走行するときには、アクセル開度Accと車速Vとに応じて駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にモータMG2のトルク指令Tm2*に要求トルクTr*を設定する。そして、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。以下、こうした走行を電動走行という。
さらに、実施例のハイブリッド自動車20では、車両をシステム起動してシステムメインリレー57をオンするときには、システムメインリレー57のコイルの励磁電流が走行中に可動接点と固定接点との接触を保持可能な電流として走行中に車両に生じる振動等を考慮して定められた電流値I1になるようコイルの励磁電流を制御する。これにより、走行中に可動接点と固定接点との接触を保持してシステムメインリレー57のオン状態を保持して、バッテリ50と昇圧コンバータ56との間で電力をやりとりしながら走行することができる。
そして、実施例のハイブリッド自動車20では、自宅や予め設定された充電ポイントで車両をシステム停止した後に電源コード68が外部電源に接続されてその接続が接続検出センサ69によって検出されると、システムメインリレー57とリレー62とをオンとし、充電器60を制御して外部電源からの電力によりバッテリ50を充電する。そして、バッテリ50の充電後にシステム起動したときには、バッテリ50の蓄電割合SOCがエンジン22の始動を行なうことができる程度に設定された閾値Shv(例えば、20%や30%など)に至るまで電動走行を優先して走行する電動走行優先モードによって走行し、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shvに至った以降はハイブリッド走行を優先して走行するハイブリッド走行優先モードによって走行する。
また、車両をシステム停止している状態で電源コード68が外部電源に接続されたときには、システムメインリレー57のコイルの励磁電流が電流値I1未満であり且つ車両をシステム停止して外部電源からの電力を用いてバッテリ50を充電しているときにシステムメインリレー57の固定接点と可動接点との間の接触を保持可能な電流として定められた電流値I2となるようコイルの励磁電流を制御する。システム停止している最中は、走行中に比して車両の振動等が少ないため、システムメインリレー57で固定接点と可動接点との接触を保持するためにシステムメインリレー57のコイルに流す励磁電流は少なくてもよいと考えられる。したがって、システム停止している最中に電源コード68が外部電源に接続されたときには、システムメインリレー57のコイルの励磁電流を電流値I1未満の電流値I2にすることにより、システムメインリレー57の可動接点および固定接点の接触を保持して外部電源からの電力を用いてバッテリ50を充電することができる。このとき、システムメインリレー57のコイルの励磁電流を電流値I1未満の電流値I2としたから、コイル、すなわち、システムメインリレー57における電力消費を抑制してシステムメインリレー57の昇温を抑制することができ、システムメインリレー57の近傍のバッテリ50の昇温を抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、車両をシステム停止している状態で電源コード68が外部電源に接続されたときには、システムメインリレー57のコイルの励磁電流が電流値I1未満であり且つ車両をシステム停止して外部電源からの電力を用いてバッテリ50を充電しているときにシステムメインリレー57の固定接点と可動接点との間の接触を保持可能な電流として定められた電流値I2になるようコイルの励磁電流を制御すると共にリレー62をオンとし外部電源からの電力によりバッテリ50が充電されるよう充電器60を制御する。これにより、システムメインリレー57における電力消費を抑制してシステムメインリレー57の昇温を抑制することができ、システムメインリレー57の近傍のバッテリ50の昇温を抑制することができる。
実施例では、駆動軸32にプラネタリギヤ30を介して接続されたエンジン22およびモータMG1と、駆動軸32に接続されたモータMG2と、を備えるハイブリッド自動車20としたが、図3の変形例の電気自動車120に例示するように、走行用の動力を出力するモータMGを備える電気自動車に適用するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「バッテリ」に相当し、システムメインリレー57が「システムメインリレー」に相当し、充電器60が「充電手段」に相当し、リレー62が「充電用リレー」に相当し、モータECU40とハイブリッド用電子制御ユニット70とを組み合わせものが「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電気自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、32 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、50 バッテリ、50a 電池セル、50b バッテリパック、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54a,54b 電力ライン、56 昇圧コンバータ、57 システムメインリレー、60 充電器、62 リレー、64 DC/DCコンバータ、66 AC/DCコンバータ、68 電源コード、69 接続検出センサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、70a スイッチ、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、120 電気自動車、MG,MG1,MG2 モータ、R 抵抗。

Claims (1)

  1. 走行用の動力を出力する電動機と、該電動機と電力のやりとりが可能なバッテリと、前記バッテリの近傍に配置されコイルへ印加される励磁電流に応じて2つの接点の接触による前記電動機と前記バッテリとの接続および前記2つの接点の接触の解除による前記電動機と前記バッテリとの接続の解除が可能なシステムメインリレーと、前記電動機と前記システムメインリレーとの間の電力ラインに接続されシステム停止している最中に外部電源に接続されると前記外部電源からの電力を用いて前記バッテリを充電する充電手段と、前記電力ラインと前記充電手段との接続および前記接続の解除が可能な充電用リレーと、システム起動して前記システムメインリレーにより前記電動機と前記バッテリとの間を接続した状態で走行するときには前記システムメインリレーのコイルの励磁電流を走行中に前記2つの接点の接触を保持可能な電流として予め定められた第1の電流値にすると共に前記充電用リレーによる前記電力ラインと前記充電手段との接続が解除されて前記電動機からの動力を用いて走行するよう前記電動機と前記充電手段と前記システムメインリレーと前記充電用リレーとを制御する制御手段と、を備える電気自動車において、
    前記制御手段は、システム停止している最中に前記充電手段が前記外部電源に接続されたときには、前記システムメインリレーのコイルの励磁電流を前記第1の電流値未満の電流であり且つ車両をシステム停止して前記外部電源からの電力を用いて前記バッテリを充電しているときに前記2つの接点の間の接触を保持可能な電流として予め定められた第2の電流値にした状態で前記充電用リレーにより前記電力ラインと前記充電手段との間が接続されて前記外部電源からの電力を用いて前記バッテリが充電されるよう前記電動機と前記充電手段と前記システムメインリレーと前記充電用リレーとを制御する手段である、
    電気自動車。
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