JP2003323770A - 復号装置及び復号方法、並びに情報再生装置及び情報再生方法 - Google Patents

復号装置及び復号方法、並びに情報再生装置及び情報再生方法

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JP2003323770A
JP2003323770A JP2002130091A JP2002130091A JP2003323770A JP 2003323770 A JP2003323770 A JP 2003323770A JP 2002130091 A JP2002130091 A JP 2002130091A JP 2002130091 A JP2002130091 A JP 2002130091A JP 2003323770 A JP2003323770 A JP 2003323770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性が高く、使用目的に応じた信号品質を
示す値を求める。 【解決手段】 光ディスク装置1は、ビタビ復号を行う
ためのビタビ符号器10を備え、ビタビ復号器10は、
チャンネルクオリティを算出するためのCHQ算出部2
0を備えている。CHQ算出部20には、CHQを算出
するための振幅基準値と再生信号のほかに、再生信号の
状態を示すセレクト信号が入力される。CHQ算出部2
0は、このセレクト信号をもとに振幅基準値ごとのCH
Qを求め、各CHQを専用のレジスタに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビタビ復号を用い
て情報の復号を行う復号装置及び復号方法、並びに情報
再生装置及び情報再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルビデオテープレコーダ、ハー
ドディスク、光学式ディスク等の、いわゆるディジタル
マスストレージ分野では、PRML(Partial Response
Maximum Likelihood)方法と呼ばれる再生等化・検出
方法が用いられている。
【0003】このPRML方法は、多値であるが狭い帯
域での記録再生が可能になるパーシャルレスポンス等化
と、状態遷移の尤度を再帰的に計算することによってビ
ット毎の識別に比べて良好なエラーレートが得られる最
尤復号化とを組み合わせたものである。最尤復号化の代
表的なアルゴリズムがビタビ復号であり、これを実現し
た装置をビタビ復号器と呼ぶ。
【0004】ビタビ復号器は、光磁気ディスク装置等に
代表される情報記録装置において記録媒体から再生され
る再生信号を復号する際などに多用されている。
【0005】ビタビ復号方法は、ホワイトノイズを含む
再生信号を復号する場合にビットエラーレートを小さく
することができる復号方法である。ビタビ復号方法で
は、記録媒体に対する記録方法に応じて複数個の状態を
予め特定し、記録媒体から再生される再生信号にもとづ
いて、リードクロックにしたがうタイミングで行われる
計算処理によって、リードクロックにしたがう各時点に
おいて、最尤な状態遷移を選択する。そして、このよう
な選択の結果に対応して‘1’又は‘0’の復号データ
値の系列としての復号データを生成する。
【0006】上述のような従来のビタビ復号器では、C
HQ(チャンネルクオリティ)と呼ばれるパラメータを
算出し、再生信号の信号品質を判断している。このCH
Qは、ビタビ復号器のシフトレジスタの個数n、時刻
k、再生信号z[k+n]、振幅基準値をCijk[k
+n]とすると、以下の式によって算出される。 CHQ=Σijabs(z[k+n]−Cijk[k+
n]) すなわち、CHQは、すべての状態について、再生信号
z[k+n]と振幅基準値Cijk[k+n]の差を累
積した値になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の式からわかるよ
うに、従来は、全ての振幅基準値に対して単一のCHQ
しか算出していない。そのため、各振幅基準値における
信号品質のレベルが認識できない場合や振幅基準値にお
ける信号品質の良否が相殺される場合があり、CHQの
信頼性が低くなるという問題が起こる。また、CHQを
用いてブロックの制御を行う場合にも、細かい制御には
対応できないという問題がある。
【0008】本発明の目的は、信頼性が高く、使用目的
に応じた信号品質を示す値を求める信号処理装置および
光ディスク装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明にかかる復号装置は、再生信号の符号間干
渉によって生じる波形の振幅と振幅基準値とに基づいて
最尤復号を実行する復号装置において、上記振幅基準値
と上記再生信号とを比較して該再生信号の信号品質値を
算出する信号品質算出手段と、上記算出された信号品質
値を上記振幅基準値毎に取り出す信号選択手段とを備え
ることを特徴としている。
【0010】また、本発明にかかる復号方法は、再生信
号の符号間干渉によって生じる波形の振幅と振幅基準値
とに基づいて最尤復号を実行する復号方法において、上
記振幅基準値と上記再生信号とを比較して該再生信号の
信号品質値を算出する信号品質算出工程と、上記算出さ
れた信号品質値を上記振幅基準値毎に取り出す信号選択
工程とを有することを特徴としている。
【0011】また、本発明にかかる情報再生装置は、記
録媒体に記録された信号を読み出して得られる再生信号
の符号間干渉によって生じる波形の振幅と振幅基準値と
に基づいて最尤復号を実行する情報再生装置において、
上記振幅基準値と上記再生信号とを比較して該再生信号
の信号品質値を算出する信号品質算出手段と、上記算出
された信号品質値を上記振幅基準値毎に取り出す信号選
択手段とを備えることを特徴とする。
【0012】また、本発明にかかる情報再生方法は、記
録媒体に記録された信号を読み出して得られる再生信号
の符号間干渉によって生じる波形の振幅と振幅基準値と
に基づいて最尤復号を実行する情報再生方法において、
上記振幅基準値と上記再生信号とを比較して該再生信号
の信号品質値を算出する信号品質算出工程と、上記算出
された信号品質値を上記振幅基準値毎に取り出す信号選
択工程とを有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体例としての光
ディスク装置1について詳細に説明する。光ディスク装
置1は、図1に示すように、ディスクを回転させるスピ
ンドルモータ2、ディスクにレーザを照射しデータの読
み書きを行う光ピックアップ3、レーザ強度の調節を行
うレーザコントローラ4、レーザコントローラ4やスピ
ンドルモータ2の制御を行うDSP(Digital Signal P
rocessor)5、同期信号を生成するリードチャネル6、
再生信号のデコードやゲート信号の生成を行うコントロ
ーラ7、DSP5やコントローラ7の設定を行うCPU
8を有し、インターフェースを介してホストコンピュー
タ9に接続されている。
【0014】スピンドルモータ2は、DSP5からの制
御信号を入力し、ディスクの回転駆動を行う。光ピック
アップ3は、レーザコントローラ4の制御に応じてレー
ザ光をディスクに照射する。光ピックアップ3の出力す
るレーザ光には、再生用のレーザ光と記録用のレーザ光
がある。再生時には、光ピックアップ3は、ディスク表
面に読み取り光を照射し、その反射光を再生信号とサー
ボ信号に変換する。記録時には、光ピックアップ3は、
ディスク表面に書き込み光を照射し、光ディスクを加熱
する。加熱された光ディスク表面では、外部磁石の磁力
によって磁束の方向が変化し、情報が記録される。さら
に、光ピックアップ3は、再生信号をリードチャネル6
に出力し、サーボ信号をDSP5に出力する。リードチ
ャネル6は、入力した再生信号を二値化信号に変換して
コントローラ7に出力するとともに、入力した再生信号
をもとに同期信号を生成しDSP5に出力する。
【0015】DSP5は、リードチャネル6からの同期
信号、光ピックアップ3からのサーボ信号、CPU8か
らの設定情報を入力し、これらの信号にもとづいてスピ
ンドルモータ2、レーザコントローラ4、光ピックアッ
プ3の動作を制御する。
【0016】コントローラ7は、ホストコンピュータ9
から入力される信号にもとづいてゲート信号を生成し、
リードチャネル6における記録/再生の動作を切り換え
るとともに、リードチャネル6から入力される再生信号
の復号やデータの形式変換を行う。
【0017】また、コントローラ7は、ビタビ復号器1
0を内蔵している。ビタビ復号は、再生信号の符号間干
渉によって生じる波形の振幅と振幅基準値とにもとづく
最尤復号であり、ビタビ復号器10は、PR(1,2,
1)の光ディスク記録を復号する。PR(1,2,1)
は、PWM記録に対するパーシャルレスポンス応答であ
り、その符号はRLL(1−7)である。
【0018】また、ビタビ復号器10には、CHQを算
出するCHQ算出部16が設けられている。CHQと
は、チャンネルクオリティの略であり信号品質を示す。
CHQ算出部16は、再生信号と振幅基準値との差を求
め、この差の絶対値を加算することにより、CHQの値
を算出する。本具体例におけるCHQ算出部16は、再
生信号と振幅基準値のほかに、振幅基準値の状態遷移を
示すセレクト信号を入力し、このセレクト信号に応じて
CHQを分類して記録することを特徴としている。
【0019】ここで、PR(1,2,1)、RLL(1
−7)のビタビ復号について説明する。PR(1,2,
1)は、記録波形の非対称性などから一般的にPR
(a,b,c)と表せる。PWMはマークエッジで記録
するので、復号するもとのデータをa={0,1}、
その記録データをb={0,1}とすると、bは式
(1)のように表される。 このときのリードデータは、式(2)のように表される
【0020】 (2)式によってビタビ復号は、6値4状態となるが、
このビタビ復号では、RLL(1−7)を使用するため
4値4状態となる。
【0021】4値4状態における状態遷移は、図2の状
態遷移図で表される。図2において、Cijkはy
取りうる値を示しており、i,j,kは各々bk−2
−1,bを示している。例えば、C011はb
k−2=0,bk−1=1,b =1であり、元のデー
タaが復号される状態遷移は、S00からS01及び
10からS10の2通りであることが状態遷移図から
わかる。
【0022】次に、ビタビ復号器10の内部構成につい
て説明する。図3に示すように、ビタビ復号器10は、
再生信号と振幅基準値とのユークリッド距離の相対値
(ブランチメトリック)を計算するブランチメトリック
計算回路(以下、BMC:Branch Metric Calculatorと
記す。)11、ブランチメトリックと過去のブランチメ
トリックとの総和であるパスメトリックから最尤パスを
選択し、新たなパスメトリックを計算する加算・比較・
選択回路(以下、ACS:Add Compare Selectと記
す。)12、パスメトリックの状態遷移を記憶するステ
ータスメモリユニット(以下、SMU:Status Memory
Unitと記す。)13、再生信号と振幅基準値の同期をと
るシフトレジスタ14、振幅基準値の更新を行うRAA
(Reference Amplitude Adaptive)部15、チャネルク
オリティ(CHQ:Channel quality)を算出するCH
Q算出部16、復号を行うマージ回路17を有する。
【0023】BMC11は、再生信号のブランチメトリ
ックを算出し、ACS12に出力する。ブランチメトリ
ックは、再生信号yのA/D変換値z[k]と振幅基
準値とのユークリッド距離の相対値であり、ブランチメ
トリックをbmXXX、振幅基準値をCXXXとすると
式(3)のように表現される。
【0024】 ACS12は、式(4)に従って、ブランチメトリック
と過去のブランチメトリックの総和であるパスメトリッ
クから最尤パスを選択し、新たなパスメトリックを計算
する。式(4)において、mjk[k]は、時刻t=k
における状態s ijのパスメトリックを表している。選
択されたパスメトリックmjk[k]は、どの状態から
どの状態へ遷移したかを示している。その状態はSMU
13に記憶される。 m10[k]=m11[k−1]+bm11011[k]=min{m11[k−1]+bm111, m01[k−1]+bm011} m01[k]=m00[k−1]+bm00100[k]=min{m00[k−1]+bm000, m10[k−1]+bm100}・・・(4) SMU13は、状態数と同数のサブブロックから構成さ
れる。サブブロックは、図4に示すように4つのサブブ
ロックから構成される。サブブロックの各ブロックは図
2の状態遷移図における各状態に対応しており、Rea
dゲートから入力される再生信号とセレクト信号に従っ
てサブブロックに記憶された再生信号をシフトさせて状
態遷移を行う。
【0025】サブブロックは、図5に示すようにn段の
レジスタ構造になっている。各レジスタは状態数に対応
するビット幅があり、この場合は2ビットである。k段
目のレジスタはk時間前の入力に対する最尤の状態を示
しており、SMU13の段数nが十分に大きい場合は4
つのサブブロックのn段目のレジスタ値は一致する。な
お、この段数の長さをビタビレングスともいう。
【0026】このレジスタ構造において、k段目のレジ
スタはk−1段目のレジスタからシフトされる。例え
ば、サブブロックSM01、SM10のk段目の入力は
それぞれk−1段目のSM00、SM11からシフト入
力される。また、SM11、SM00への入力はACS
からのセレクト信号により決まる。パス長(パスメモリ
段数n)が充分に大きい場合は、n段目における4つの
サブブロックのレジスタ値がすべて一致するので、どの
最終段のデータも復号できる。ここではSM10からの
出力値をsm[k+n]とsm[k+n+1]を用いて
復号している。復号はマージ回路17が行う。マージ回
路17は、sm[k+n]からsm[k+n+1]への
状態遷移に対応して復号結果を決定する。
【0027】RAA部15は、振幅基準値Cijkの更
新を行う。振幅基準値Cijkは、状態遷移の状況を予
想させる重要なパラメータであるが、記録状況やデフォ
ーカスなどのさまざまな要因によって変動する。この変
動により、PR(1,2,1)はPR(0.8,2,
0.9)などの値に変化する。そこで、RAA部15は
振幅基準値の適応化を行い、このような変動を吸収す
る。振幅基準値の適応化方法は振幅基準値を入力振幅と
ビタビ復号器の復号結果に応じて逐次適応更新する方法
である。
【0028】例えば、入力z[k]に対してビタビ復号
を行った結果、最尤パスの遷移がsm[k+n]=0
1、sm[k+n+1]=11となったとすると、この
ときの対応する振幅基準値は式(5)のように表され、
式(5)により振幅基準値を更新する。 Cijk=a×z[k]+(1−a)×Cijk・・・(5) シフトレジスタ14は、再生信号z[k]を格納し、R
AA部15から振幅基準値Cijkが出力されると、こ
の振幅基準値Cijkの出力に同期して、再生信号z
[k]を演算部16に出力する。シフトレジスタ14
は、SMU13の出力を待機するので、SMU13の段
数、すなわち、ビタビレングスと同じ個数のシフトレジ
スタが存在する。
【0029】CHQ算出部16は、信号品質を示すパラ
メータCHQを算出する。図6は、CHQ算出部16の
内部構成を示す図である。図6に示すように、CHQ算
出部16は、CHQを算出する演算部20と、振幅基準
値ごとのCHQを記録する複数のレジスタ21〜26と
から構成され、レジスタ21〜26には、それぞれC
000、C001、C011、C111、C110、C
100に対応するCHQの値CHQ000、CHQ
001、CHQ011、CHQ111、CHQ110
CHQ100が記録される。演算部20は、RAA部1
5、SMU13、シフトレジスタ14と接続される。シ
フトレジスタ14は演算部20に再生信号z[k]を供
給し、RAA部15は演算部20に振幅基準値Cijk
を供給する。また、SMU13は、演算部20に振幅基
準値Cijkの遷移状態を示すセレクト信号を供給す
る。
【0030】演算部20は、シフトレジスタ14から供
給される再生信号z[k]、RAA部15から供給され
る振幅基準値Cijkを、以下の式(6)に代入してC
HQを算出する。
【0031】 CHQijk=Σijabs(z[k+n]−Cijk[k+n])・・・( 6) また、CHQを算出する際、演算部20は、SMU13
から入力されるセレクト信号にもとづいてCHQを振幅
基準値ごとに分類して算出する。このように振幅基準値
ごとのCHQを算出すると、演算部20は、SMU13
から入力されるセレクト信号をもとにCHQを分類し、
各CHQの振幅基準値に対応するレジスタ21〜26に
状態ごとのCHQを記録させる。
【0032】本願発明の特徴は、従来、全ての振幅基準
値に対し一つのCHQしか求めていなかったのに対し、
各振幅基準値に対してそれぞれのCHQを求めるように
した点にある。このように各振幅基準値に対して、CH
Qを算出すると、各振幅基準値の記録状態や再生状態に
応じて信号品質が検出できるようになり、信号がどのよ
うに遷移したときの情報に信頼性があるかを判断するこ
とができる。また、各振幅基準値の和や差を求めて目的
に応じた新しいパラメータを算出することができるよう
になり、信号の信頼性を高めることができる。
【0033】また、CHQは、振幅基準値ごとに別々の
レジスタに記録されるので、所望の振幅基準値を読み出
して制御用のパラメータに使用したり、いくつかの振幅
基準値に演算を施して、新しいパラメータを求めること
ができる。
【0034】次に、本願発明を適用したCHQ算出部1
6の変形例について説明する。この変形例は、形成され
たピットの形状の良否を検出するために、CHQを利用
する例であり、記憶媒体に形成されたピットのエッジの
シャープさなどを検出する。
【0035】まず、レーザの昇降と記録するデータの関
係について説明する。なお、本変形例では、CHQ算出
部16の内部構成のみを変更したものであり、ディスク
ドライブ装置1の他の構成には変更がない。そのため、
CHQ算出部16の内部構成を除く、光ディスク装置1
の他の構成については、上記具体例と同一の符号を使用
して説明する。
【0036】図7は、再生信号yと振幅基準値C
ijkの関係を示す図である。図7に示すように、ビタ
ビ復号では、再生信号yが4つの値に近似されるよう
になっている。4つの値は、小さいものから順にC
000、C001−C100、C01 −C110、C
111があり、再生信号値yは最尤なCijkに近似
される。ここで、C001とC100、C011とC
110は同一な値であるが、これらは値の変化する方向
によって近似される値が異なる。すなわち、値が上昇し
ている場合にはC001およびC011に近似され、値
が下降している場合にはC 100およびC110に近似
される。
【0037】また、C001、C110に近似される信
号を再生する時は、C100、C 10に近似される信
号を再生する時よりジッターが悪くなる傾向がある。図
8は記録データ、レーザ光の強度、ディスク表面の温
度、及びディスクに形成されるピットの形状の関係を示
す図である。図8に示すように、C001、C110
近似される値yは、レーザの立ち上がり時に記録され
た信号であり、C100、C110に近似される値y
は、レーザの立ち下がり時に記録された信号である。レ
ーザの立ち下がり時は、ディスク表面は自然に冷却され
るため、ピットのエッジがぼやけてしまう。このよう
な、レーザの立ち上がりと立ち下がりに形成されるジッ
ターの良否は、読取品質にも影響していおり、CHQの
値にも影響する。
【0038】本変形例では、レーザの立ち上がりにおい
て記録されたデータのCHQと、レーザの立ち下がりに
おいて記録されたデータのCHQと、その他の状況にお
いて記録されたデータのCHQをそれぞれ算出すること
により、ピットのエッジのシャープさを検出する。
【0039】図9は、CHQ算出部18の内部構成を示
す図である。CHQ算出部18は、CHQを算出する演
算部30と、レーザの立ち上がりと立ち下がりおよびそ
の他の状況におけるCHQを記録するレジスタ31〜3
3と、入力されたデータがレーザの昇降時に記録された
か否かのセレクト信号を出力するrise_fall検
出部34とから構成され、CHQ算出部18は、RAA
部15、シフトレジスタ14、SMU13と接続されて
いる。
【0040】rise_fall検出部34は、SMU
13と接続されており、SMU13から入力されるセレ
クト信号をもとに、レーザの立ち上がり時に記録された
データの振幅基準値と、レーザの立ち下がり時に記録さ
れたデータの振幅基準値と、その他の状況で記録された
データの振幅基準値とを分離するセレクト信号を生成す
る。
【0041】具体的に説明すると、レーザの立ち上がり
時に記録されたデータを再生するときは振幅基準値がC
011、C001となり、レーザの立ち下がり時に記録
されたデータを再生するときは振幅基準値がC110
100となり、その他の状況で記録されたデータを再
生するときは振幅基準値がC000、C111となる。
【0042】そのため、rise_fall検出部34
は、SMU13から入力されたセレクト信号をもとに振
幅基準値がC011とC001のときの再生信号z
[k]、振幅基準値がC110とC100のときの再生
信号z[k]、振幅基準値がC 00、C111のとき
の再生信号z[k]を分離するセレクト信号を生成し、
演算部30に出力する。
【0043】演算部30は、RAA部15から入力され
る振幅基準値Cijkとシフトレジスタ14から入力さ
れた再生信号z[k]を上記(6)式に代入し、CHQ
を算出する。このとき、演算部30には、rise_f
all検出部34から出力されるセレクト信号も入力さ
れ、演算部30は、レーザの立ち上がり時に記録された
データのCHQとレーザの立ち下がり時に記録されたデ
ータのCHQおよびその他の状況で記録されたデータの
CHQに分類し、それぞれ状況ごとのCHQを算出す
る。
【0044】そして、演算部30によって算出されたC
HQは、rise_fall検出器34から出力される
セレクト信号にもとづいて、レーザの立ち上がり時に記
録されたデータのCHQを格納するレジスタ31、レー
ザの立ち下がり時に記録されたデータのCHQを格納す
るレジスタ32、その他の状況で記録されたデータのC
HQを格納するレジスタ33に記録される。
【0045】このように算出したCHQは、CPU8な
どに出力され、信号品質を示す制御用のパラメータと使
用することができる。本変形例では、特に、情報記録時
のレーザの昇降に応じて振幅基準値を分類し、この振幅
基準値の分類ごとにCHQを求めた。そのため、CHQ
は、情報記録時におけるレーザの強度を示すパラメータ
となり、この値を参照することにより、データ記録時に
おけるレーザパワーの変更や再生信号の信号品質の確認
に使用することができる。
【0046】なお、本発明の要旨は、振幅基準値の値に
応じてCHQの値を分類することであり、本発明の要旨
を変更しない程度での変形、改良は本発明に含まれるも
のとする。例えば、本具体例では、本発明を光ディスク
装置に適応した例について説明したが、必ずしも光ディ
スク装置に限定されることはなく、HDD(ハードディ
スクドライブ)など他の記録媒体を再生する装置にも適
用される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる復
号装置は、再生信号の符号間干渉によって生じる波形の
振幅と振幅基準値とに基づいて最尤復号を実行する復号
装置において、上記振幅基準値と上記再生信号とを比較
して該再生信号の信号品質値を算出する信号品質算出手
段と、上記算出された信号品質値を上記振幅基準値毎に
取り出す信号選択手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0048】したがって、本発明にかかる復号装置によ
れば、信号の状態遷移ごとに信号品質を示す値を求める
ことができるので、各状態における信号の信頼性が上が
るとともに、使用目的に応じて信号を適用することがで
きる。
【0049】また、本発明にかかる復号方法は、再生信
号の符号間干渉によって生じる波形の振幅と振幅基準値
とに基づいて最尤復号を実行する復号方法において、上
記振幅基準値と上記再生信号とを比較して該再生信号の
信号品質値を算出する信号品質算出工程と、上記算出さ
れた信号品質値を上記振幅基準値毎に取り出す信号選択
工程とを有することを特徴としている。
【0050】したがって、本発明にかかる復号方法によ
れば、信号の状態ごとに信号品質を示す値を求めること
ができるので、各状態における信号の信頼性が上がると
ともに、使用目的に応じて信号を適用することができ
る。
【0051】また、本発明にかかる情報再生装置は、記
録媒体に記録された信号を読み出して得られる再生信号
の符号間干渉によって生じる波形の振幅と振幅基準値と
に基づいて最尤復号を実行する情報再生装置において、
上記振幅基準値と上記再生信号とを比較して該再生信号
の信号品質値を算出する信号品質算出手段と、上記算出
された信号品質値を上記振幅基準値毎に取り出す信号選
択手段とを備えることを特徴とする。
【0052】したがって、本発明にかかる情報再生装置
によれば、信号の状態ごとに信号品質を示す値を求める
ことができるので、各状態における信号の信頼性が上が
るとともに、使用目的に応じて信号を適用することがで
きる。
【0053】また、本発明にかかる情報再生方法は、記
録媒体に記録された信号を読み出して得られる再生信号
の符号間干渉によって生じる波形の振幅と振幅基準値と
に基づいて最尤復号を実行する情報再生方法において、
上記振幅基準値と上記再生信号とを比較して該再生信号
の信号品質値を算出する信号品質算出工程と、上記算出
された信号品質値を上記振幅基準値毎に取り出す信号選
択工程とを有することを特徴とする。
【0054】したがって、本発明にかかる情報再生方法
によれば、信号の状態ごとに信号品質を示す値を求める
ことができるので、各状態における信号の信頼性が上が
るとともに、使用目的に応じて信号を適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した具体例におけるディスクドラ
イブ装置の構成を説明する図である。
【図2】ビタビ復号におけるリードデータの状態遷移を
説明する図である。
【図3】ビタビ復号器の構成を説明する図である。
【図4】ビタビ復号器におけるSMUの内部構成を説明
する図である。
【図5】SMU内部のシフトレジスタを説明する図であ
る。
【図6】本発明を適用した具体例におけるCHQ算出部
の構成を説明する図である。
【図7】再生信号z[k]と振幅基準値Cijkの関係
を示す図である。
【図8】記録データ、レーザ強度、ピットの形状の関係
を示す図である。
【図9】本発明を適用した具体例におけるCHQ算出部
の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置、5 DSP、7 コントローラ、
8 CPU、10 ビタビ復号器、13 SMU、14
シフトレジスタ、15 RAA部、16 CHQ算出
部、演算部 20、レジスタ 21〜26、演算部 3
0、レジスタ 31〜33、34 rise_fall
検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 G11B 20/18 574F 20/14 341 20/14 341B

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生信号の符号間干渉によって生じる波
    形の振幅と振幅基準値とに基づいて最尤復号を実行する
    復号装置において、 上記振幅基準値と上記再生信号とを比較して該再生信号
    の信号品質値を算出する信号品質算出手段と、 上記算出された信号品質値を上記振幅基準値毎に取り出
    す信号選択手段とを備えることを特徴とする復号装置。
  2. 【請求項2】 上記信号品質値を振幅基準値毎に個別に
    記憶する上記振幅基準値に対応した数の記憶手段を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  3. 【請求項3】 上記再生信号の種類を検出する信号種検
    出手段を備え、上記信号選択手段は、上記信号種検出手
    段からの信号種を示す情報に応じて上記信号品質値を該
    信号種毎に分類することを特徴とする請求項1記載の復
    号装置。
  4. 【請求項4】 上記信号品質値を上記信号種毎に個別に
    記憶する上記信号種に対応した数の記憶手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項3記載の復号装置。
  5. 【請求項5】 上記再生信号に応じて振幅基準値を更新
    する振幅基準値適応化手段を備え、 上記信号品質算出手段は、上記振幅基準値適応化手段に
    おいて更新された振幅基準値と上記再生信号とを比較し
    て該再生信号の信号品質値を算出することを特徴とする
    請求項1記載の復号装置。
  6. 【請求項6】 再生信号の符号間干渉によって生じる波
    形の振幅と振幅基準値とに基づいて最尤復号を実行する
    復号方法において、 上記振幅基準値と上記再生信号とを比較して該再生信号
    の信号品質値を算出する信号品質算出工程と、 上記算出された信号品質値を上記振幅基準値毎に取り出
    す信号選択工程とを有することを特徴とする復号方法。
  7. 【請求項7】 記憶手段に上記信号品質値を振幅基準値
    毎に個別に記憶する工程を有することを特徴とする請求
    項6記載の復号方法。
  8. 【請求項8】 上記再生信号の種類を検出する信号種検
    出工程を備え、上記信号選択工程では、上記信号種検出
    工程からの信号種を示す情報に応じて上記信号品質値が
    該信号種毎に分類されることを特徴とする請求項6記載
    の復号方法。
  9. 【請求項9】 記憶手段に上記信号品質値を上記信号種
    毎に個別に記憶することを特徴とする請求項8記載の復
    号方法。
  10. 【請求項10】 上記再生信号に応じて振幅基準値を更
    新する振幅基準値適応化工程を備え、 上記信号品質算出工程では、上記振幅基準値適応化工程
    において更新された振幅基準値と上記再生信号とを比較
    して該再生信号の信号品質値が算出されることを特徴と
    する請求項6記載の復号方法。
  11. 【請求項11】 記録媒体に記録された信号を読み出し
    て得られる再生信号の符号間干渉によって生じる波形の
    振幅と振幅基準値とに基づいて最尤復号を実行する情報
    再生装置において、 上記振幅基準値と上記再生信号とを比較して該再生信号
    の信号品質値を算出する信号品質算出手段と、 上記算出された信号品質値を上記振幅基準値毎に取り出
    す信号選択手段とを備えることを特徴とする情報再生装
    置。
  12. 【請求項12】 上記信号品質値を振幅基準値毎に個別
    に記憶する上記振幅基準値に対応した数の記憶手段を備
    えることを特徴とする請求項11記載の情報再生装置。
  13. 【請求項13】 上記再生信号の種類を検出する信号種
    検出手段を備え、上記信号選択手段は、上記信号種検出
    手段からの信号種を示す情報に応じて上記信号品質値を
    該信号種毎に分類することを特徴とする請求項11記載
    の情報再生装置。
  14. 【請求項14】 上記信号品質値を上記信号種毎に個別
    に記憶する上記信号種に対応した数の記憶手段を備える
    ことを特徴とする請求項13記載の情報再生装置。
  15. 【請求項15】 上記再生信号に応じて振幅基準値を更
    新する振幅基準値適応化手段を備え、 上記信号品質算出手段は、上記振幅基準値適応化手段に
    おいて更新された振幅基準値と上記再生信号とを比較し
    て該再生信号の信号品質値を算出することを特徴とする
    請求項11記載の情報再生装置。
  16. 【請求項16】 記録媒体に記録された信号を読み出し
    て得られる再生信号の符号間干渉によって生じる波形の
    振幅と振幅基準値とに基づいて最尤復号を実行する情報
    再生方法において、 上記振幅基準値と上記再生信号とを比較して該再生信号
    の信号品質値を算出する信号品質算出工程と、 上記算出された信号品質値を上記振幅基準値毎に取り出
    す信号選択工程とを有することを特徴とする情報再生方
    法。
  17. 【請求項17】 記憶手段に上記信号品質値を振幅基準
    値毎に個別に記憶する工程を有することを特徴とする請
    求項16記載の情報再生方法。
  18. 【請求項18】 上記再生信号の種類を検出する信号種
    検出工程を備え、上記信号選択工程では、上記信号種検
    出工程からの信号種を示す情報に応じて上記信号品質値
    が該信号種毎に分類されることを特徴とする請求項16
    記載の情報再生方法。
  19. 【請求項19】 記憶手段に上記信号品質値を上記信号
    種毎に個別に記憶することを特徴とする請求項18記載
    の情報再生方法。
  20. 【請求項20】 上記再生信号に応じて振幅基準値を更
    新する振幅基準値適応化工程を備え、 上記信号品質算出工程では、上記振幅基準値適応化工程
    において更新された振幅基準値と上記再生信号とを比較
    して該再生信号の信号品質値が算出されることを特徴と
    する請求項16記載の情報再生方法。
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