JP2003322970A - ポジ型レジスト組成物及びそれを用いたパターン形成方法 - Google Patents

ポジ型レジスト組成物及びそれを用いたパターン形成方法

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JP2003322970A
JP2003322970A JP2002127280A JP2002127280A JP2003322970A JP 2003322970 A JP2003322970 A JP 2003322970A JP 2002127280 A JP2002127280 A JP 2002127280A JP 2002127280 A JP2002127280 A JP 2002127280A JP 2003322970 A JP2003322970 A JP 2003322970A
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group
acid
positive resist
mol
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JP2002127280A
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Hiroshi Hirayama
拓 平山
Juichi Takayama
寿一 高山
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインエッジラフネスの低減、解像性及びレ
ジストパターン断面形状に優れる化学増幅型のポジ型レ
ジスト組成物を提供する。 【解決手段】(A)放射線の照射により酸を発生する化
合物、及び(B)(b−1)アルカリ可溶性基を有する
単位40〜80モル%、(b−2)少なくとも一つの酸
解離性又は酸非解離性のアルカリ不溶性基を有する単位
1〜50モル%、(b−3)アルカリ不溶性単位0〜4
0モル%及び(b−4)酸解離性基を有する単位であっ
て、(b−2)とは異なる単位0〜40モル%を含む共
重合体からなる樹脂を含有してなるポジ型レジスト組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポジ型レジスト組
成物及びそれを用いたパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、化学増幅型ポジレジストを用いた
リソグラフィープロセスが実用化されるにつれ、従来の
i線(365nm)用非化学増幅型のポジ型レジストが
採用されていたプロセスにも適用されるようになってき
た。そのような半導体素子製造において必要とされるデ
ザインルールは一般に200〜300nm付近の解像度
が要望されている。この高い解像度が求められるレジス
トパターンにおいては、ラインエッジラフネス(ライン
側壁の不均一な凹凸、以下、LERという。)の改善が
望まれている。一方、特開平5−113667号公報で
は、樹脂成分としてp−ビニルフェノールとtert−ブチ
ルメタクリレートの共重合体を用いた化学増幅型レジス
トが提案されている。また、特開2000−13184
7号公報には、α−ヒドロキシメチルアクリレート単位
を有するレジスト組成物が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平5−1
13667号公報に記載の化学増幅型レジストは、上記
の二元共重合体を用いているので、解像度、プロファイ
ル形状に劣るという問題があり、また、LERの低減も
不充分である。また、特開2000−131847号公
報に記載のレジスト組成物は、アルカリ不溶性単位を含
んでいないため解像性に劣り、さらに酸解離性溶解抑制
基を1分子中に一つしか持たないため、露光部と未露光
部のコントラストが不足し解像性やレジストパターン形
状に劣るという問題があり、また、LERの低減も不充
分である。従って、本発明は、LERを低減でき、解像
性及びレジストパターン断面形状に優れる化学増幅型の
ポジ型レジスト組成物の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
に関し鋭意検討の結果、ベース樹脂として、特定の単位
を有する共重合体を採用することでこの課題を解決でき
ることを見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明
のポジ型レジスト組成物は、(A)放射線の照射により
酸を発生する化合物、及び(B)(b−1)アルカリ可
溶性基を有する単位40〜80モル%、(b−2)次の
一般式(I)で表される、少なくとも一つの酸解離性基
又は酸非解離性のアルカリ不溶性基を有する単位1〜5
0モル%、及び(b−3)アルカリ不溶性単位0〜40
モル%及び(b−4)酸解離性基を有する単位であっ
て、(b−2)とは異なる単位0〜40モル単位を含む
共重合体からなる樹脂を含有してなることを特徴とす
る。ただし、(b−2)単位が、(i)酸解離性基を有す
る場合、(b−3)単位は1モル%以上であり、(ii)酸
解離性基を有さず、かつ酸非解離性のアルカリ不溶性基
を有する場合は、上記(b−4)単位は1モル%以上で
ある。
【0005】
【化2】
【0006】(式中、R1、R2はそれぞれ独立して、水
素原子、酸非解離性の低級アルキル基又はアリール基で
あり、R3は水素原子、酸非解離性のアルキル基又はア
リール基、及びR4は水素原子、−COO−R5であり、
5は酸解離性若しくは酸非解離性の鎖状、分岐状ある
いは環状のアルキル基又は酸非解離性のアリール基であ
る。ただし、R3とR4が共に水素原子であることはな
い。) ここで、酸解離性基とは、アルカリ可溶性を与える基と
結合してこの基をアルカリ不溶性とし、酸の存在により
解離可能な基をいう。また、酸非解離性基とは、酸が存
在しても解離することがない基をいう。
【0007】また、本発明のレジストパターン形成方法
は、ポジ型レジスト組成物を基板上に設け、マスクパタ
ーンを介して露光し、露光後加熱し、次いでアルカリ現
像することによりレジストパターンを形成することを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のポジ型レジスト組成物に
おいて、(A)成分は、放射線の照射により酸を発生す
る化合物、いわゆる酸発生剤である。酸発生剤は、これ
までヨードニウム塩やスルホニウム塩などのオニウム
塩、オキシムスルホネート類、ビスアルキル又はビスア
リールスルホニルジアゾメタン類、ニトロベンジルスル
ホネート類、イミノスルホネート類、ジスルホン類など
多種のものが知られているので、このような公知の酸発
生剤から特に限定せずに用いることができる。
【0009】特に本発明のポジ型レジスト組成物におい
ては、(B)成分中の酸解離性基の解離を十分に行わせ
るために、より発生する酸の強度の強いフルオロアルキ
ルスルホン酸イオンをアニオンとするオニウム塩を用い
るのが好ましい。このようなオニウム塩のカチオンとし
ては、置換又は無置換のジフェニルヨードニウム、モノ
フェニルジアルキルスルホニウム、ジフェニルモノアル
キルスルホニウム、トリフェニルスルホニウムなどが挙
げられる。ここで、置換体としてはフェニル基の水素が
一つ又は二つ以上の低級アルキル基又は低級アルコキシ
基で置換されたものを示すことができる。前記低級アル
キル基としては、メチル基、エチル基、プロピル、n−
ブチル基、tert−ブチル等を例示でき、前記低級アルコ
キシ基としては、メトキシ基、エトキシ基を例示でき
る。アニオンとしてはアルキル基の水素原子の一部又は
全部がフッ素化されたフルオロアルキルスルホン酸イオ
ンである。炭素数が長くなるほど、またフッ素化率(ア
ルキル基中のフッ素原子の割合)が小さくなるほどスル
ホン酸としての強度が落ちることから、炭素数1〜10
のアルキル基の水素原子の全部がフッ素化されたフルオ
ロアルキルスルホン酸が好ましい。
【0010】フルオロアルキルスルホン酸イオンをアニ
オンとするオニウム塩の具体例としては、 ・ジフェニルヨードニウムのトリフルオロメタンスルホ
ネート又はノナフルオロブタンスルホネート、 ・ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム
のトリフルオロメタンスルホネート又はノナフルオロブ
タンスルホネート、 ・トリフェニルスルホニウムのトリフルオロメタンスル
ホネート又はノナフルオロブタンスルホネート、 ・トリ(4−メチルフェニル)スルホニウムのトリフル
オロメタンスルホネート又はノナフルオロブタンスルホ
ネート、 ・トリ(4−メトキシフェニル)スルホニウムのトリフ
ルオロメタンスルホネート又はノナフルオロブタンスル
ホネート、 ・ジメチルフェニルスルホニウムのトリフルオロメタン
スルホネート又はノナフルオロブタンスルホネート ・メチルシクロヘキシル2−オキソシクロヘキシルスル
ホニウムのトリフルオロメタンスルホネート又はノナフ
ルオロブタンスルホネート 等が挙げられる。これらは1種を用いてもよく、2種以
上を同時に用いてもよい。(A)成分の配合量は、
(B)成分100質量部に対し、0.5〜20質量部、
好ましくは5〜15質量部の範囲で選ばれる。この配合
量が0.5質量部未満ではパターン形成が十分に行われ
ないし、20質量部を超えると均一な溶液が得られにく
く、保存安定性が低下する原因となる。
【0011】本発明のポジ型レジスト組成物において、
(B)成分は、放射線の照射により(A)成分から発生
した酸の作用により酸解離性基が解離して、その結果、
アルカリに対する溶解性が増大する樹脂である。
【0012】(b−1)単位としては、アルカリ可溶性
基を有し、アルカリ可溶性を示す単位であれば特に限定
されるものではない。アルカリ可溶性基とは、好ましく
は、水酸基やカルボキシル基などアルカリ可溶性を与え
る官能基である。そして(b−1)単位としてはこれら
の官能基とエチレン二重結合とを有する単量体のエチレ
ン二重結合が開裂して得られる単位である。さらに好ま
しくは、耐ドライエッチング性に優れるため、ベンゼン
環を有するエチレン性二重結合から該二重結合が開裂し
て得られるアルカリ可溶性の単位が好ましい。例えばヒ
ドロキシスチレン単位又はα−メチルヒドロキシスチレ
ン単位が好適である。
【0013】(b−3)単位はアルカリ不溶性を示す単
位である。本発明のポジ型レジスト組成物において、ア
ルカリ不溶性単位とは、この単位のみからなるホモポリ
マーがアルカリ可溶性を示さないような単位をいう。
(b−3)単位としては、特に限定するものではない
が、アルカリ可溶性を与える水酸基やカルボキシル基な
どの親水性基を持たず、親油性の炭化水素基からなるエ
チレン二重結合が開裂して得られる単位が好ましい。ま
た、(b−1)単位と同様、耐ドライエッチング性に優
れることから、スチレン単位が好ましい。なお、該スチ
レン単位は、1つ又は2つ以上の低級アルキル基(炭素
数4以下)で置換されていてもよい。
【0014】(b−4)単位は、酸解離性基を有する単
位であり、(b−2)単位とは異なる単位である。(b
−4)単位は、好ましくは、水酸基やカルボキシル基な
どアルカリ可溶性を与える官能基とエチレン二重結合と
を有する単量体のエチレン二重結合が開裂して得られる
単位であって、アルカリ可溶性を与える官能基に酸解離
性基が結合してアルカリ不溶性となった単位である。そ
して酸の作用により酸解離性基が解離した後はアルカリ
可溶性となる基を有する単位である。このような単位と
しては、ヒドロキシスチレン又はα−メチルヒドロキシ
スチレンの水酸基の水素原子を酸解離性基で置換した単
位、アクリル酸又はメタクリル酸のカルボキシル基の水
素原子を酸解離性基で置換した単位から選ばれる少なく
とも一つが工業上好ましい。酸解離性基としては、分岐
状又は環状のアルキル基で、3級炭素を有する第3級ア
ルキル基等が挙げられる。第3級アルキル基としては、
tert−ブチル基、1−メチルシクロペンチル基、1−エ
チルシクロペンチル基、1−メチルシクロヘキシル基、
1−エチルシクロヘキシル基、2−メチルアダマンチル
基、2−エチルアダマンチル基等が好ましいものとして
例示でき、中でも特にtert−ブチル基が解像性等に優れ
ることから好ましい。中でも、(b−4)単位として
は、ヒドロキシスチレン又はα−メチルヒドロキシスチ
レンの水酸基の水素原子をtert−ブチル基のような第3
級アルキル基で置換した単位やtert−ブチルメタクリレ
ートやtert−ブチルアクリレートから誘導される単位が
好ましい。
【0015】(b−2)単位は上記一般式(I)で表さ
れる。なお、明確に分かっているわけではないが、(b
−2)単位中の主鎖を構成する炭素原子にヒドロキシル
基含有側鎖が結合していることが、本発明のポジ型レジ
スト組成物において、LERの改善に寄与していると推
測される。(b−2)単位は、少なくとも一つの酸解離
性基又は酸非解離性のアルカリ不溶性基を有するもので
ある。そして、次の2つの場合により、好ましい条件が
異なる。 (i)酸解離性基を有する場合、上記(b−3)単位は共
重合体を構成する全単位のモル数に対して1モル%以
上、好ましくは5モル%以上、実質的には40モル%以
下である。 (ii)酸解離性基を有さず、かつ酸非解離性のアルカリ不
溶性基を有する場合は、上記(b−4)単位は共重合体
を構成する全単位のモル数に対して1モル%以上、好ま
しくは5モル%以上、実質的には40モル%以下であ
る。
【0016】R1、R2において、低級アルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基など炭素数4以下
のアルキル基が挙げられる。該アリール基としては、フ
ェニル基、ベンジル基、フェネチル基などが挙げられ
る。R3において、アルキル基としては炭素数4以下の
アルキル基、好ましくは、R1、R2で例示した低級アル
キル基と同様のアルキル基が挙げられ、アリール基とし
てもR1、R2で例示したアリール基と同様なものを挙げ
ることができる。R1、R2及びR3のような炭素原子に
直接結合するアルキル基やアリール基は酸非解離性であ
り、炭素数が増えるほどアルカリ不溶性が高くなる。従
って、アリール基は典型的なアルカリ不溶性基といえ
る。
【0017】R4が−COO−R5の場合、R5におい
て、アルキル基としては、炭素数20以下のアルキル
基、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、tert−ペ
ンチル基、シクロペンチル基、1−メチルシクロペンチ
ル基、1−エチルシクロペンチル基、シクロヘキシル
基、1−メチルシクロヘキシル基、1−エチルシクロヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、アダマンチル基、
1−メチルアダマンチル基、1−エチルアダマンチル
基、2−メチルアダマンチル基、2−エチルアダマンチ
ル基、ノルボルニル基、メチル置換ノルボルニル基等が
挙げられる。該アリール基としては、R1、R2、R3
同様なものが挙げられる。
【0018】R5が分岐状又は環状のアルキル基で、3
級炭素を有する第3級アルキル基の場合、酸解離性基と
して作用し、逆に分岐状又は環状のアルキル基で、3級
炭素を有する第3級アルキル基でない場合と直鎖状の場
合は、酸非解離性基として作用する。
【0019】ところで、本発明のポジ型レジスト組成物
において、アルカリ可溶性基を有する単位(b−1)
は、酸解離性基を有する単位とともに露光部分のアルカ
リ溶解性を高める。一方、アルカリ不溶性単位は未露光
部分における、解離していない酸解離性基を有する単位
とともに未露光部分のアルカリ不溶性を維持する。よっ
て、コントラストが増し、解像性が向上する。従って、
本発明で用いる共重合体は、アルカリ可溶性基を有する
単位と、アルカリ不溶性単位と、酸解離性基を有する単
位のいずれをもを有していることが好ましい。(b−
2)単位が酸解離性基を有さず、酸非解離性のアルカリ
不溶性基を有する場合、他に酸解離性基を有する単位を
含む必要がある。そこで、(b−4)単位が必要とされ
る。この場合、アルカリ不溶性単位である(b−3)単
位は必須ではない。(b−2)単位が酸解離性基を有す
る場合、他にアルカリ不溶性単位を含む必要がある。そ
こで、(b−3)単位が必要とされる。この場合、酸解
離性基を有する(b−4)単位は必須ではない。なお、
この場合、共重合体が酸解離性基を複数種有すると、露
光部と未露光部のコントラストが向上し、より解像性、
パターン形状に優れることから、(b−2)とは別の酸
解離性基を有する(b−4)単位をさらに含んでいると
より好ましい。
【0020】(B)成分において、共重合体を構成する
全単位のモル数に対して、(b−1)単位は40〜80
モル%であることが好ましく、45〜65モル%である
ことがより好ましい。(b−1)単位が40モル%未満
であると、現像性が不充分となり、80モル%を越える
と、膜減りが大きくなるおそれがある。(B)成分にお
いて、共重合体を構成する全単位のモル数に対して(b
−2)単位は1〜50モル%であることが好ましく、5
〜25モル%であることがより好ましい。(b−2)単
位が1モル%未満であると、LERの改善性が不充分と
なり、50モル%を越えると、解像性が低下するおそれ
がある。(B)成分において、共重合体を構成する全単
位のモル数に対して(b−3)単位は40モル%以下で
あることが好ましく、30モル%以下であることがより
好ましい。(b−2)単位が酸解離性基を有さず、かつ
酸非解離性のアルカリ不溶性基を有する場合はなくても
よいが、(b−2)単位が酸解離性基を有する場合、1
モル%以上配合される。この場合に1モル%未満である
と、解像性が劣るものとなるおそれがある。(b−3)
単位が40モル%を越えると、現像性が低下するおそれ
がある。(B)成分において、共重合体を構成する全単
位のモル数に対して(b−4)単位は40モル%以下で
あることが好ましく、25モル%以下であることがより
好ましい。先に述べたように、(b−2)単位が酸解離
性基を有する場合はなくてもよいが、(b−2)単位が
酸解離性基を有さず、かつ酸非解離性のアルカリ不溶性
基を有する場合、1モル%以上配合される。この場合に
1モル%未満であると、パターンが形成できないおそれ
がある。(b−4)単位が上記上限を超えると、パター
ン形成が悪化するおそれがある。
【0021】以下に、(B)成分につき、(b1)〜
(b6)のより好ましい例を示す。 (b1):(b−2)単位におけるR3が酸非解離性の
例えばフェニル基などのアリール基であり、R4が水素
原子である場合、(b−4)単位を1モル%以上含む共
重合体が挙げられる。 (b2):さらに(b1)において、(b−2)単位に
おけるR1とR2が共に水素原子であるとより好ましい。 (b3):(b−2)単位におけるR3が水素原子であ
り、R4が−COO−R5であり、R5は酸非解離性の直
鎖状のアルキル基又はアリール基、より具体的には
1、R2、R3で示したと同様低級アルキル基やベンジ
ル基であり、さらに(b−4)単位を共重合体を構成す
る全単位のモル数に対して1モル%以上含む共重合体が
挙げられる。 (b4)さらに(b3)において、R5が酸非解離性の
直鎖状のアルキル基であり、R1がアリール基であり、
2が水素原子であるとより好ましく、R5がメチル基、
1がフェニル基であり、R2が水素原子であるとさらに
好ましい。 (b5):また、(b3)において、R5が酸非解離性
のアリール基であり、R1とR2が共に水素原子であると
より好ましく、R5がベンジル基であり、R1とR2が共
に水素原子であるとさらに好ましい。 (b6):(b−2)単位におけるR3が水素原子であ
り、R4が−COO−R5であり、R5が酸解離性の分岐
状又は環状のアルキル基である共重合体が挙げられる。
【0022】上記(b1)〜(b6)のなかでは(b
6)が解像性、レジストパターン形状に優れ、最も好ま
しい。さらにこの場合、R1とR2が共に水素原子である
とより好ましい。(b6)の中でも、R5が第3級アル
キル基であることが好ましく、tert−ブチル基、1−メ
チルシクロペンチル基、1−エチルシクロペンチル基、
1−メチルシクロヘキシル基、1−エチルシクロヘキシ
ル基、2−メチルアダマンチル基、2−エチルアダマン
チル基等がより好ましく、中でもtert−ブチル基が解像
性等に優れることから特に好ましい。
【0023】(B)成分としては、(b6)の樹脂であ
って、さらに(b−4)単位を有する共重合体が解像
性、プロファイル形状に優れるという特徴を有すること
から、好ましい。これらの(B)成分は各単位の割合の
異なる共重合体を2種以上混合して用いてもよい。2種
混合する場合の質量比は、1:9乃至9:1の範囲がよ
い。
【0024】まず、以下に好ましい(b−2)単位を具
体的に例示する。
【0025】
【化3】
【0026】次に(B)成分の共重合体を具体的に例示
する。
【0027】
【化4】
【0028】なお、式(b6−1)において、Xは1〜
40モル%、好ましくは5〜35モル%、Yは40〜8
0モル%、好ましくは50〜65モル%、Zは5〜50
モル%、好ましくは5〜25モル%である。また、質量
平均分子量は2000〜50000、好ましくは300
0〜15000である。
【0029】
【化5】
【0030】なお、式(b6−2)において、Xは0〜
40モル%、好ましくは5〜30モル%、Yは40〜8
0モル%、好ましくは50〜65モル%、Zは1〜40
モル%、好ましくは5〜30モル%、Pは5〜50モル
%、好ましくは5〜25モル%である。また、質量平均
分子量は2000〜50000、好ましくは3000〜
15000である。
【0031】
【化6】
【0032】なお、式(b2−1)において、Xは0〜
40モル%、好ましくは5〜40モル%、Yは40〜8
0モル%、好ましくは50〜65モル%、Zは1〜40
モル%、好ましくは5〜30モル%、Pは5〜50モル
%、好ましくは5〜25モル%である。また、質量平均
分子量は2000〜50000、好ましくは3000〜
15000である。
【0033】
【化7】
【0034】なお、式(b2−2)において、Xは0〜
40モル%、好ましくは5〜30モル%、Yは40〜8
0モル%、好ましくは50〜65モル%、Zは1〜40
モル%、好ましくは5〜30モル%、Pは5〜50モル
%、好ましくは5〜25モル%である。また、質量平均
分子量は2000〜50000、好ましくは3000〜
15000である。
【0035】
【化8】
【0036】なお、式(b4)において、Xは0〜40
モル%、好ましくは5〜30モル%、Yは40〜80モ
ル%、好ましくは50〜65モル%、Zは1〜40モル
%、好ましくは5〜30モル%、Pは5〜50モル%、
好ましくは5〜25モル%である。また、質量平均分子
量は2000〜50000、好ましくは3000〜15
000である。
【0037】
【化9】
【0038】なお、式(b5)において、Xは0〜40
モル%、好ましくは5〜30モル%、Yは40〜80モ
ル%、好ましくは50〜65モル%、Zは1〜40モル
%、好ましくは5〜30モル%、Pは5〜50モル%、
好ましくは5〜25モル%である。また、質量平均分子
量は2000〜50000、好ましくは3000〜15
000である。これらの(B)成分として具体的に例示
したもののうち、(b6−2)が最も好ましい。なお、
(B)成分を構成する共重合体として、本発明の目的を
損なわない範囲で(b−1)、(b−2)及び(b−
3)以外の公知のアクリル系モノマーやスチレン又はそ
れらの誘導体を共重合させたものを用いてもよい。
【0039】本発明のポジ型レジスト組成物には、過度
の酸の拡散防止等を目的としてさらに(C)第3級脂肪
族低級アミンを配合することができる。ここで低級脂肪
族アミンとは炭素数5以下のアルキル又はアルキルアル
コールのアミンが好ましく、この第3級脂肪族低級アミ
ンとしては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リ−n−プロピルアミン、トリベンチルアミン、トリエ
タノールアミン、トリ−n−プロパノールアミン、トリ
イソプロパノールアミンなどが挙げられるが、特にトリ
アルカノールアミンが好ましい。これらは単独で用いて
もよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(C)成分を配合する場合、(B)成分100質量部に
対し0.01〜1.0質量部、より好ましくは0.01
〜0.5質量%で配合することが好ましい。(C)成分
を配合すると、得られるポジ型レジスト組成物が高解像
性となる。配合量が0.01質量部未満であると、
(C)成分の配合の効果が不充分であり、1.0質量部
を越えて添加すると、感度が劣化するので好ましくな
い。
【0040】また、本発明のポジ型レジスト組成物に
は、(C)成分添加による感度劣化や基板依存性改善等
の目的で、さらに(D)有機カルボン酸又はリンのオキ
ソ酸若しくはその誘導体を配合することができる。有機
カルボン酸としては、サリチル酸、マレイン酸を例示で
きる。また、リンのオキソ酸若しくはその誘導体として
は、フェニルホスホン酸、リン酸を例示できる。(D)
成分を配合する場合、(B)成分100質量部に対し
0.01〜1.0質量部で配合することが好ましい。
(D)成分を配合すると、得られるポジ型レジスト組成
物が高感度で、基板に対するレジストパターン依存性が
小さくなる。配合量が0.01質量部未満であると、
(D)成分配合効果が不充分であり、1.0質量部を越
えて添加すると、膜減りが大となるので好ましくない。
【0041】本発明のポジ型レジスト組成物には、さら
に所望により混和性のある添加剤、例えばレジスト膜の
性能を改良するための付加的樹脂、塗布性を向上させる
ための界面活性剤、溶解抑制剤、可塑剤、安定剤、着色
剤、ハレーション防止剤などを添加含有させることがで
きる。
【0042】本発明のポジ型レジスト組成物は、前記
(A)成分と(B)成分とを有機溶剤に溶解させた溶液
として用いられる。この際用いる有機溶剤としては、上
記の両成分を溶解し、均一な溶液とすることができるも
のであればよく、従来化学増幅型レジストの溶媒として
公知のものの中から任意のものを1種又は2種以上適宜
選択して用いることができる。
【0043】このような有機溶剤の例としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイ
ソアミルケトン、2−ヘプタノンなどのケトン類や、エ
チレングリコール、エチレングリコールモノアセテー
ト、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノ
アセテート、プロピレングリコール、プロピレングリコ
ールモノアセテート、ジプロピレングリコール、又はジ
プロピレングリコールモノアセテートのモノメチルエー
テル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテル、モ
ノブチルエーテル又はモノフェニルエーテルなどの多価
アルコール類及びその誘導体や、ジオキサンのような環
式エーテル類や、乳酸メチル、乳酸エチル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピルピン酸メチル、ピル
ピン酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシ
プロピオン酸エチルなどのエステル類などを挙げること
ができる。これらの有機溶剤は単独で用いてもよく、2
種以上の混合溶剤として用いてもよい。混合溶剤として
は、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
トと乳酸エステルとの混合溶剤を用いるのが好ましい。
混合比率は8:2〜2:8であることが好ましい。
【0044】本発明のパターン形成方法において、基板
としては、通常、この分野で用いられる基板であればど
のような基板も使用できる。その具体例としては、例え
ば、シリコンウェーハ、GaAs、AlGaAs等の半
導体ウェーハ等を例示できる。この基板は、レジスト層
の密着性を向上させるように、ヘキサメチルシラザンな
どによる表面疎水化処理されていることが好ましい。こ
の基板上にレジスト層を設ける方法としては、特に限定
されるものではなく、スピンナーコート法、ディップコ
ート法、フローコート法、スクリーン印刷法など、公知
の方法を採用できる。こうして、基板上に設けたレジス
ト層は、通常、プレベークを行う。すなわち、100〜
140℃でのプレベークを40〜120秒間、好ましく
は60〜90秒間施すことが好ましい。
【0045】この基板上のレジスト層に、マスクパター
ンを介して放射線を露光することにより、レジスト層の
選択された領域のみに放射線が露光される。ここで用い
られるマスクパターンとしては、特に限定されるもので
はなく、金属薄膜からなる遮光部を有するハードマスク
など、従来慣用的なものを用いることができる。露光に
用いる放射線は、KrFエキシマレーザー、ArFエキ
シマレーザー、g線、i線、X線、電子線などを用いる
ことができ、KrFエキシマレーザーを用いると良好な
レジストパターンを得ることができるので好ましい。露
光後加熱(PEB)は、露光により発生した酸と酸解離
性基との反応を促進するために行われるもので、レジス
ト組成物の種類等に応じて適宜設定された温度で行われ
るが、例えば、100〜150℃でのPEB(露光後加
熱)を40〜120秒間、好ましくは60〜90秒間施
す。次いでこれをアルカリ現像液、例えば0.1〜10
質量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を
用いてアルカリ現像処理する。このようにして、マスク
パターンに忠実なレジストパターンを得ることができ
る。
【0046】
【実施例】以下に、実施例を用いて、本発明をさらに詳
しく説明する。 (実施例1) (A)成分:ジメチルモノフェニルスルホニウム・ノナフルオロブタンスルホネ ート 2.5質量部 (B)成分: 下記の各単位からなる共重合体樹脂(質量平均分子量5500、数平均分子量3 400、Mw/Mn比1.61)[式(b5)に相当] 100質量部 ヒドロキシスチレン単位 54モル%、 α−ヒドロキシメチルアクリル酸ベンジル単位 10モル%、 tert−ブトキシスチレン単位 10モル% 及び tert−ブチルアクリレート単位 15モル% (C)成分:トリイソプロパノールアミン 0.12質量部 (D)成分:フェニルホスホン酸 0.10質量部 上記(A)〜(D)成分を乳酸エチル700質量部に溶
解し、さらにフッ素シリコーン系の界面活性剤であるR
08(商品名、大日本インキ化学社製)を1.0%添加
した後、孔径0.2μmのメンブレンフィルターをとお
してろ過しポジ型レジスト溶液を得た。
【0047】次いで、8インチシリコンウエーハにHM
DS処理を施した基板に上記ポジ型レジスト溶液をスピ
ンコート後、120℃で90秒間プレベークして膜厚5
00nmのレジスト層を形成した。縮小投影露光装置N
SR−S203B(ニコン社製,NA=0.6)を用い
て、このレジスト層を形成した基板に、KrFエキシマ
レーザーを選択的に照射したのち、130℃で90秒間
PEB処理した。次いで、この基板を2.38質量%テ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で23℃に
て60秒間パドル現像して、ポジ型のレジストパターン
を得た。このようにして得られた250nmのラインア
ンドスペースパターン、250nmの孤立ラインパター
ンは良好な形状で解像されていた。さらに250nmの
スリットパターンも良好な形状で解像されていた。ま
た、これらパターンを形成するのに要した露光量(感
度)は全て31mJ/cm2であった。また、250n
mのラインアンドスペースパターンのLERを求めたと
ころ、6.9nmであった。
【0048】(実施例2)(B)成分として、下記の各
単位からなる共重合体樹脂B−1(質量平均分子量51
00、数平均分子量3000、Mw/Mn比1.70)
[式(b6−2)に相当] 50質量部と、共重合体樹
脂B−2(質量平均分子量4900、数平均分子量28
000、Mw/Mn比1.75)[式(b6−2)に相
当]50質量部を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、ポジ型レジストを調製し、次いで実施例1と同様な
レジストパターニングを行った。 (B−1)ヒドロキシスチレン単位 48モル%、α−
ヒドロキシメチルアクリル酸−tert−ブチル単位15モ
ル%、スチレン単位 20モル%及びtert−ブトキシス
チレン単位17モル% (B−2)ヒドロキシスチレン単位 51モル%、α−
ヒドロキシメチルアクリル酸−tert−ブチル単位 5モ
ル%、スチレン単位 25モル% 及びtert−ブトキシ
スチレン単位 19モル% このようにして得られた250nmのラインアンドスペ
ースパターン、250nmの孤立ラインパターンは、矩
形性に優れる良好な形状で解像されていた。さらに、2
50nmのスリットパターンも良好な形状で解像されて
いた。また、これらパターンを形成するのに要した露光
量(感度)は全て16mJ/cm2であった。また、2
50nmのラインアンドスペースパターンのLERを求
めたところ、7.9nmであった。
【0049】(比較例1)(B)成分を下記の各単位か
らなる共重合体樹脂(質量平均分子量4900、数平均
分子量3100、Mw/Mn比1.59)100質量部
に変えた以外は、実施例1と同様にして、ポジ型レジス
トを調製し、次いで実施例1と同様なレジストパターニ
ングを行った。 ヒドロキシスチレン単位 54モル%、α−ヒドロキシ
メチルアクリル酸−tert−ブチル単位 15モル%及び
tert−ブトキシスチレン単位 31モル% このようにして得られた250nmのラインアンドスペ
ースパターン、250nmの孤立ラインパターン、さら
に250nmのスリットパターンは、解像されていた
が、テーパー形状の不良なものであった。また、250
nmの孤立ラインパターンのLERを求めたところ、1
3.5nmであった。
【0050】(比較例2)(B)成分を下記の各単位か
らなる共重合体樹脂(質量平均分子量5000、数平均
分子量3100、Mw/Mn比1.60)100質量部
に変えた以外は、実施例1と同様にして、ポジ型レジス
トを調製し、次いで実施例1と同様なレジストパターニ
ングを行った。 ヒドロキシスチレン単位35モル%、tert−ブチル(α
−ヒドロキシメチル)アクリル酸エステル単位15モル
%、スチレン単位20モル%及びtert−ブトキシスチレ
ン単位29モル% このようにして250nmのラインアンドスペースパタ
ーン、250nmの孤立ラインパターン、さらに250
nmのスリットパターンが解像されていたが、テーパー
形状の不良なものであった。また、250nmの孤立ラ
インパターンのLERを求めたところ、10.9nmで
あった。
【0051】(b−3)単位を含まない比較例1、(b
−1)単位の含有量が規定より少ない比較例2のレジス
ト組成物では、ラインアンドスペースパターン、孤立ラ
インパターン、スリットパターンのテーパー形状が不良
であるのに対し、実施例1、2で得られたラインアンド
スペースパターン、孤立ラインパターンは良好な形状で
解像されており、スリットパターンも良好な形状で解像
されていることから、本発明のポジ型レジスト組成物が
解像性及びレジストパターン断面形状に優れることがわ
かる。また、上記比較例で得られた孤立ラインパターン
のLERが13.5nm、10.9nmと比較的大きい
のに対し、実施例1、2で得られた孤立ラインパターン
のLERが6.9nm、7.9nmと小さいことから、
本発明のポジ型レジスト組成物は、LER発生も少ない
ことが分かる。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のポジ型レジ
スト組成物は、化学増幅型であって、解像性及びレジス
トパターン断面形状に優れるという特徴を有し、ライン
アンドスペースパターンでのラインエッジラフネス発生
も少ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA02 AA03 AB16 AC04 AC08 AD03 BE07 BE10 BG00 CB14 CB16 CB17 CB45 CC20 FA17

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)放射線の照射により酸を発生する
    化合物、及び (B)(b−1)アルカリ可溶性基を有する単位40〜
    80モル%、 (b−2)次の一般式(I)で表される、少なくとも一
    つの酸解離性基又は酸非解離性のアルカリ不溶性基を有
    する単位1〜50モル%、 【化1】 (式中、R1、R2はそれぞれ独立して、水素原子、酸非
    解離性の低級アルキル基又はアリール基であり、R3
    水素原子、酸非解離性のアルキル基又はアリール基であ
    り、R4は水素原子又は−COO−R5であり、R5は酸
    解離性若しくは酸非解離性の鎖状、分岐状あるいは環状
    のアルキル基又は酸非解離性のアリール基である。ただ
    し、R3とR4が共に水素原子であることはない。) (b−3)アルカリ不溶性単位0〜40モル%及び (b−4)酸解離性基を有する単位であって、(b−
    2)とは異なる単位0〜40モル単位を含む共重合体か
    らなる樹脂を含有してなるポジ型レジスト組成物。(た
    だし、(b−2)単位が、(i)酸解離性基を有する場
    合、(b−3)単位は1モル%以上であり、(ii)酸解離
    性基を有さず、かつ酸非解離性でアルカリ不溶性基を有
    する場合は、上記(b−4)単位は1モル%以上であ
    る。)
  2. 【請求項2】 (b−1)単位がヒドロキシスチレン単
    位又はα−メチルヒドロキシスチレン単位である請求項
    1記載のポジ型レジスト組成物。
  3. 【請求項3】 (b−3)単位がスチレン単位である請
    求項1又は2記載のポジ型レジスト組成物。
  4. 【請求項4】 B成分が(b−2)単位と(b−4)単
    位を含む共重合体であって、(b−2)単位におけるR
    3がアリール基であり、R4が水素原子である請求項1乃
    至3のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物。
  5. 【請求項5】 (b−2)単位におけるR1とR2が共に
    水素原子である請求項4記載のポジ型レジスト組成物。
  6. 【請求項6】 B成分が(b−2)単位と(b−4)単
    位を含む共重合体であって、(b−2)単位におけるR
    3が水素原子であり、R4が−COO−R5であり、R5
    直鎖状のアルキル基又はアリール基である請求項1乃至
    3のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物。
  7. 【請求項7】 (b−2)単位におけるR5が直鎖状の
    アルキル基であり、R1がアリール基であり、R2が水素
    原子である請求項6記載のポジ型レジスト組成物。
  8. 【請求項8】 (b−2)単位におけるR5がアリール
    基であり、R1とR2が共に水素原子である請求項6記載
    のポジ型レジスト組成物。
  9. 【請求項9】 (b−2)単位におけるR3が水素原子
    であり、R4が−COO−R5であり、R5が酸解離性の
    分岐状又は環状のアルキル基である共重合体である請求
    1乃至3のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物。
  10. 【請求項10】 R1とR2が共に水素原子である請求項
    9記載のポジ型レジスト組成物。
  11. 【請求項11】 R5が第3級アルキル基である請求項
    9又は10記載のポジ型レジスト組成物。
  12. 【請求項12】 さらに(b−4)単位を含む共重合体
    である請求項9乃至11のいずれかに記載のポジ型レジ
    スト組成物。
  13. 【請求項13】 (b−4)単位がヒドロキシスチレン
    又はα−メチルヒドロキシスチレンの水酸基の水素原子
    を酸解離性基で置換した単位、アクリル酸又はメタクリ
    ル酸のカルボキシル基の水素原子を酸解離性基で置換し
    た単位から選ばれる少なくとも一つである請求項1乃至
    8のいずれかまたは請求項12に記載のポジ型レジスト
    組成物。
  14. 【請求項14】 酸解離性基が第3級アルキル基である
    請求項13記載のポジ型レジスト組成物。
  15. 【請求項15】 さらに(C)第3級脂肪族低級アミン
    を(B)成分100質量部に対し0.01〜1.0質量
    部で配合してなる請求項1乃至14のいずれかに記載の
    ポジ型レジスト組成物。
  16. 【請求項16】 さらに(D)有機カルボン酸又はリン
    のオキソ酸若しくはその誘導体を(B)成分100質量
    部に対し0.01〜1.0質量部で配合してなる請求項
    1乃至15のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物。
  17. 【請求項17】 (A)成分がフルオロアルキルスルホ
    ン酸イオンをアニオンとするオニウム塩である請求項1
    乃至16のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物
  18. 【請求項18】 基板の上に請求項1乃至17のいずれ
    かに記載されたポジ型レジスト組成物からなるレジスト
    層を設け、マスクパターンを介して露光し、露光後加熱
    し、次いでアルカリ現像することによりレジストパター
    ンを形成する、レジストパターン形成方法。
  19. 【請求項19】 露光光がKrFエキシマレーザーであ
    る請求項18記載のレジストパターン形成方法。
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