JP2003322224A - 平行軸減速機 - Google Patents
平行軸減速機Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19637—Gearing with brake means for gearing
Abstract
(57)【要約】
【課題】 交換が容易で、メンテナンス性に優れたバッ
クストップ機構を備えた平行軸減速機を提供する。 【解決手段】 モータと組み合わされて使用され、歯車
箱２１９中に出力軸２０８と軸線方向が平行な関係にあ
る前段軸２０４、２０６を備えた平行軸減速機２００に
おいて、前記出力軸２０８の逆回転を防止するバックス
トップ機構２０２を、該出力軸２０８又は前記前段軸２
０４、２０６のうちのいずれかを回転自在に支持する軸
受２２０〜２２５のうち、前記歯車箱２１９に対してモ
ータが取り付けられる側と反対側に配置される反モータ
側軸受２２１の軸方向Ｌ１外側（図中の下側）に設置し
た。
クストップ機構を備えた平行軸減速機を提供する。 【解決手段】 モータと組み合わされて使用され、歯車
箱２１９中に出力軸２０８と軸線方向が平行な関係にあ
る前段軸２０４、２０６を備えた平行軸減速機２００に
おいて、前記出力軸２０８の逆回転を防止するバックス
トップ機構２０２を、該出力軸２０８又は前記前段軸２
０４、２０６のうちのいずれかを回転自在に支持する軸
受２２０〜２２５のうち、前記歯車箱２１９に対してモ
ータが取り付けられる側と反対側に配置される反モータ
側軸受２２１の軸方向Ｌ１外側（図中の下側）に設置し
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクーリング
ファン等に適用される平行軸減速機に関し、特に出力軸
の逆回転を防止するバックストップ機構を備えた平行軸
減速機に関する。
ファン等に適用される平行軸減速機に関し、特に出力軸
の逆回転を防止するバックストップ機構を備えた平行軸
減速機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、モータを取付けて使用する平行軸
減速機において、該平行軸減速機の出力軸の逆回転を防
止するため、ワンウェイクラッチ等を用いたバックスト
ップ機構を備えたものが知られている。
減速機において、該平行軸減速機の出力軸の逆回転を防
止するため、ワンウェイクラッチ等を用いたバックスト
ップ機構を備えたものが知られている。
【０００３】図４に、バックストップ機構の一例とし
て、スプラグ形と呼ばれるワンウェイクラッチの部分拡
大図を示す。
て、スプラグ形と呼ばれるワンウェイクラッチの部分拡
大図を示す。
【０００４】このワンウェイクラッチ１００自体は公知
のもので、内輪１０２と外輪１０４との間にカム１０６
が介在した構造になっており、外輪１０４を図示せぬケ
ーシング等に固定した場合には、内輪１０２が一方向
（図中のＲ方向）にのみ回転が可能で、カム１０６の働
きによって、内輪１０２の逆方向への回転を防止する機
能をもった装置である。
のもので、内輪１０２と外輪１０４との間にカム１０６
が介在した構造になっており、外輪１０４を図示せぬケ
ーシング等に固定した場合には、内輪１０２が一方向
（図中のＲ方向）にのみ回転が可能で、カム１０６の働
きによって、内輪１０２の逆方向への回転を防止する機
能をもった装置である。
【０００５】このような一方向にのみ回転可能な機能を
有するバックストップ機構を、減速機を構成する回転軸
のいずれかに設置すれば、出力軸の逆回転を防止でき、
被駆動装置に正方向の回転のみを伝達することができ
る。
有するバックストップ機構を、減速機を構成する回転軸
のいずれかに設置すれば、出力軸の逆回転を防止でき、
被駆動装置に正方向の回転のみを伝達することができ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
このようなバックストップ機構を有する平行軸減速機に
おいては、該バックストップ機構のメンテナンス等を配
慮した設計がなされておらず、いずれも、バックストッ
プ機構の交換・修理等の際には、モータやその周辺の装
置を全て取り外す必要があり、交換作業が困難でメンテ
ナンス性が悪いという問題を有していた。
このようなバックストップ機構を有する平行軸減速機に
おいては、該バックストップ機構のメンテナンス等を配
慮した設計がなされておらず、いずれも、バックストッ
プ機構の交換・修理等の際には、モータやその周辺の装
置を全て取り外す必要があり、交換作業が困難でメンテ
ナンス性が悪いという問題を有していた。
【０００７】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであって、交換が容易でメンテナンス性
に優れたバックストップ機構を備えた平行軸減速機を提
供することを目的とする。
になされたものであって、交換が容易でメンテナンス性
に優れたバックストップ機構を備えた平行軸減速機を提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータと組合
わされて使用され、歯車箱中に出力軸と軸線方向が平行
な関係にある少なくとも１本の前段軸を備えた平行軸減
速機において、前記出力軸の逆回転を防止するバックス
トップ機構を、該出力軸又は前記前段軸のうちのいずれ
かを回転自在に支持する軸受のうち、前記歯車箱に対し
てモータが取り付けられる側と反対側に配置される反モ
ータ側軸受の軸方向外側に設置したことにより、上記課
題を解決したものである。
わされて使用され、歯車箱中に出力軸と軸線方向が平行
な関係にある少なくとも１本の前段軸を備えた平行軸減
速機において、前記出力軸の逆回転を防止するバックス
トップ機構を、該出力軸又は前記前段軸のうちのいずれ
かを回転自在に支持する軸受のうち、前記歯車箱に対し
てモータが取り付けられる側と反対側に配置される反モ
ータ側軸受の軸方向外側に設置したことにより、上記課
題を解決したものである。
【０００９】本発明によれば、バックストップ機構を、
反モータ側軸受の軸方向外側に設置しているため、バッ
クストップ機構の交換・修理等に際して、比較的手間を
要するモータの取り付け・取り外しが不要である。従っ
て、バックストップ機構の交換作業が容易で、メンテナ
ンス性に優れた平行軸減速機が提供可能である。
反モータ側軸受の軸方向外側に設置しているため、バッ
クストップ機構の交換・修理等に際して、比較的手間を
要するモータの取り付け・取り外しが不要である。従っ
て、バックストップ機構の交換作業が容易で、メンテナ
ンス性に優れた平行軸減速機が提供可能である。
【００１０】なお、例えば、本発明に係る平行軸減速機
に、更に、該平行軸減速機内のオイルを循環させるオイ
ルポンプを前記バックストップ機構の設置される軸に備
えると共に、前記バックストップ機構を、該オイルポン
プと前記反モータ側軸受との間に配置すれば、取り付け
・取り外しの容易なオイルポンプを取り外すだけでバッ
クストップ機構の交換・修理等が可能となる。
に、更に、該平行軸減速機内のオイルを循環させるオイ
ルポンプを前記バックストップ機構の設置される軸に備
えると共に、前記バックストップ機構を、該オイルポン
プと前記反モータ側軸受との間に配置すれば、取り付け
・取り外しの容易なオイルポンプを取り外すだけでバッ
クストップ機構の交換・修理等が可能となる。
【００１１】更に、前記バックストップ機構の設置され
る軸として、前記前段軸のうち最も入力側に位置する軸
（入力軸）を選択すれば、最も低トルクで回転する軸に
バックストップ機構が設置されることになる。その結
果、該バックストップ機構が回転軸から受ける負荷が軽
減されるため、小型のバックストップ機構でも十分な逆
転防止効果を得ることができ、バックストップ機構の小
型化、低コスト化を図ることができるようになる。
る軸として、前記前段軸のうち最も入力側に位置する軸
（入力軸）を選択すれば、最も低トルクで回転する軸に
バックストップ機構が設置されることになる。その結
果、該バックストップ機構が回転軸から受ける負荷が軽
減されるため、小型のバックストップ機構でも十分な逆
転防止効果を得ることができ、バックストップ機構の小
型化、低コスト化を図ることができるようになる。
【００１２】又、前記バックストップ機構の設置される
軸の前記反モータ側軸受の設置位置を、他の少なくとも
１本の軸の反モータ側の軸受の設置位置よりも軸方向内
側にシフトすれば、例えば、前記反モータ側軸受の軸方
向外側に、バックストップ機構やオイルポンプを配置し
ても、平行軸減速機の据付面からバックストップ機構や
オイルポンプが張り出すことがなく、平行軸減速機の据
付けや運搬が容易となる。
軸の前記反モータ側軸受の設置位置を、他の少なくとも
１本の軸の反モータ側の軸受の設置位置よりも軸方向内
側にシフトすれば、例えば、前記反モータ側軸受の軸方
向外側に、バックストップ機構やオイルポンプを配置し
ても、平行軸減速機の据付面からバックストップ機構や
オイルポンプが張り出すことがなく、平行軸減速機の据
付けや運搬が容易となる。
【００１３】前記バックストップ機構の設置される軸の
前記反モータ側軸受の軸方向外側に、該反モータ側軸受
の内径より小径の小径部を形成すると共に、該小径部に
前記バックストップ機構を設ければ、逆回転防止機能を
損うことなく、バックストップ機構の小型化を図ること
ができるようになる。
前記反モータ側軸受の軸方向外側に、該反モータ側軸受
の内径より小径の小径部を形成すると共に、該小径部に
前記バックストップ機構を設ければ、逆回転防止機能を
損うことなく、バックストップ機構の小型化を図ること
ができるようになる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の例を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【００１５】図１は、本発明の実施形態に係る平行軸減
速機２００の側断面図である。
速機２００の側断面図である。
【００１６】平行軸減速機２００は、図示しないモータ
（以下、単にモータと称す。）のモータ軸と連結される
入力軸（第１の前段軸）２０４と、中間軸（第２の前段
軸）２０６と、出力軸２０８とを備えている。
（以下、単にモータと称す。）のモータ軸と連結される
入力軸（第１の前段軸）２０４と、中間軸（第２の前段
軸）２０６と、出力軸２０８とを備えている。
【００１７】該入力軸２０４は、モータ側軸受（入力軸
２０４を回転自在に支持する軸受２２０、２２１のう
ち、モータが取り付けられる側（図１中の上側）に設置
された軸受）２２０と、該モータ側軸受２２０の反対側
（図1の下側）に設置された反モータ側軸受２２１によ
って回転自在に支持され、軸心Ｌ１を中心に回転可能で
ある。又、入力軸２０４には、第１歯車２１０と、オイ
ルポンプＯＰと、バックストップ機構２０２がそれぞれ
設けられている。なお、バックストップ機構２０２周辺
の構造については後述する。
２０４を回転自在に支持する軸受２２０、２２１のう
ち、モータが取り付けられる側（図１中の上側）に設置
された軸受）２２０と、該モータ側軸受２２０の反対側
（図1の下側）に設置された反モータ側軸受２２１によ
って回転自在に支持され、軸心Ｌ１を中心に回転可能で
ある。又、入力軸２０４には、第１歯車２１０と、オイ
ルポンプＯＰと、バックストップ機構２０２がそれぞれ
設けられている。なお、バックストップ機構２０２周辺
の構造については後述する。
【００１８】前記中間軸２０６は、モータ側の軸受２２
２及び反モータ側の軸受２２３によって回転自在に支持
され、入力軸２０４の軸心Ｌ１と平行の関係にある軸心
Ｌ２を中心に回転可能である。又、中間軸２０６には、
前記入力軸２０４に設けられた第１歯車２１０と噛合す
る大径の第２歯車２１２と、該第２歯車２１２より小径
の第３歯車２１４がそれぞれ設けられている。
２及び反モータ側の軸受２２３によって回転自在に支持
され、入力軸２０４の軸心Ｌ１と平行の関係にある軸心
Ｌ２を中心に回転可能である。又、中間軸２０６には、
前記入力軸２０４に設けられた第１歯車２１０と噛合す
る大径の第２歯車２１２と、該第２歯車２１２より小径
の第３歯車２１４がそれぞれ設けられている。
【００１９】前記出力軸２０８は、モータ側の軸受２２
４及び反モータ側の軸受２２５によって回転自在に支持
され、入力軸２０４の軸心Ｌ１と平行の関係にある軸心
Ｌ３を中心に回転可能である。又、出力軸２０８には、
前記中間軸２０６に設けられた第３歯車２１４と噛合す
る第４歯車２１６が設けられている。
４及び反モータ側の軸受２２５によって回転自在に支持
され、入力軸２０４の軸心Ｌ１と平行の関係にある軸心
Ｌ３を中心に回転可能である。又、出力軸２０８には、
前記中間軸２０６に設けられた第３歯車２１４と噛合す
る第４歯車２１６が設けられている。
【００２０】これらの各軸（入力軸２０４、中間軸２０
６、出力軸２０８）及び各歯車２１０、２１２、２１
４、２１６は、上ケーシング２１７と下ケーシング２１
８からなる歯車箱２１９中に収納されている。
６、出力軸２０８）及び各歯車２１０、２１２、２１
４、２１６は、上ケーシング２１７と下ケーシング２１
８からなる歯車箱２１９中に収納されている。
【００２１】なお、入力軸２０４の反モータ側軸受２２
１、及び中間軸２０６の反モータ側の軸受２２３の設置
位置Ｓ１、Ｓ２は、出力軸２０８の反モータ側の軸受２
２５の設置位置Ｓ３よりも軸方向Ｌ１，Ｌ２内側（図1
中の上側）にシフトした位置に設置されており、下ケー
シング２１８の一部２１８ｂは、反モータ側軸受２２
１，２２３の設置位置Ｓ１、Ｓ２に合わせ、平行軸減速
機２００の据付面２１８ａよりも内側へ凹んだ形状とな
っている。
１、及び中間軸２０６の反モータ側の軸受２２３の設置
位置Ｓ１、Ｓ２は、出力軸２０８の反モータ側の軸受２
２５の設置位置Ｓ３よりも軸方向Ｌ１，Ｌ２内側（図1
中の上側）にシフトした位置に設置されており、下ケー
シング２１８の一部２１８ｂは、反モータ側軸受２２
１，２２３の設置位置Ｓ１、Ｓ２に合わせ、平行軸減速
機２００の据付面２１８ａよりも内側へ凹んだ形状とな
っている。
【００２２】次に、図２、図３を用いて、バックストッ
プ機構２０２について詳細に説明する。なお、図２は、
図１に示した平行軸減速機２００のバックストップ機構
２０２周辺の部分拡大図、図３の（Ａ）はバックストッ
プ機構２０２の正面図、図３の（Ｂ）は、図３(Ａ)のII
IＢ−IIIＢ線に沿う断面図である。
プ機構２０２について詳細に説明する。なお、図２は、
図１に示した平行軸減速機２００のバックストップ機構
２０２周辺の部分拡大図、図３の（Ａ）はバックストッ
プ機構２０２の正面図、図３の（Ｂ）は、図３(Ａ)のII
IＢ−IIIＢ線に沿う断面図である。
【００２３】バックストップ機構２０２は、入力軸２０
４の反モータ側軸受２２１とオイルポンプＯＰとの間に
配置され、入力軸２０４の下端側（図２中の下側）の小
径部２０４ａに取付けられている。より具体的には、バ
ックストップ機構２０２の外輪２０２ａの上部２０２ｈ
は、入力軸２０４の反モータ側軸受２２１の下部に設け
られたスペーサ２３６に当接すると共に、バックストッ
プ機構２０２の下部２０２ｌは、オイルポンプＯＰの取
付カバー２３４に当接した構造となっている。この取付
カバー２３４はボルト２３５によって下ケーシング２１
８に固定されている。
４の反モータ側軸受２２１とオイルポンプＯＰとの間に
配置され、入力軸２０４の下端側（図２中の下側）の小
径部２０４ａに取付けられている。より具体的には、バ
ックストップ機構２０２の外輪２０２ａの上部２０２ｈ
は、入力軸２０４の反モータ側軸受２２１の下部に設け
られたスペーサ２３６に当接すると共に、バックストッ
プ機構２０２の下部２０２ｌは、オイルポンプＯＰの取
付カバー２３４に当接した構造となっている。この取付
カバー２３４はボルト２３５によって下ケーシング２１
８に固定されている。
【００２４】なお、オイルポンプＯＰの可動部２３６は
駆動ピン２３２によって入力軸２０４に取付けられ、固
定部２４０はボルト２３９によって取付カバー２３４に
取付られている。
駆動ピン２３２によって入力軸２０４に取付けられ、固
定部２４０はボルト２３９によって取付カバー２３４に
取付られている。
【００２５】前記バックストップ機構２０２は、この例
では、所謂スプラグ形を採用し、外輪２０２ａと、内輪
２０２ｂと、止め輪２０２ｃと、カム２０２ｄとから主
に構成されている。
では、所謂スプラグ形を採用し、外輪２０２ａと、内輪
２０２ｂと、止め輪２０２ｃと、カム２０２ｄとから主
に構成されている。
【００２６】外輪２０２ａは、下ケーシング２１８に当
接している。又、内輪２０２ｂは、キー２３８によって
入力軸２０４と連結され、該入力軸２０４と軸心Ｌ１を
中心として一体回転可能である。
接している。又、内輪２０２ｂは、キー２３８によって
入力軸２０４と連結され、該入力軸２０４と軸心Ｌ１を
中心として一体回転可能である。
【００２７】これら外輪２０２ａと内輪２０２ｂとの間
にはカム２０２ｄが配置されており、該カム２０２ｄの
作用により、外輪２０２ａが変形し、該外輪２０２ａは
下ケーシング２１８に固定された状態となる。又、内輪
２０２ｂは、固定状態となった外輪２０２ａに対して一
方向（図３（Ａ）中のＲ１方向）にのみ回転可能で、逆
方向（図３（Ａ）中のＲ２方向）には回転不能となって
いる。
にはカム２０２ｄが配置されており、該カム２０２ｄの
作用により、外輪２０２ａが変形し、該外輪２０２ａは
下ケーシング２１８に固定された状態となる。又、内輪
２０２ｂは、固定状態となった外輪２０２ａに対して一
方向（図３（Ａ）中のＲ１方向）にのみ回転可能で、逆
方向（図３（Ａ）中のＲ２方向）には回転不能となって
いる。
【００２８】次に、本発明の実施形態に係る平行軸減速
機２００の作用について説明する。
機２００の作用について説明する。
【００２９】モータのモータ軸の回転により、該モータ
軸と連結された入力軸２０４と、該入力軸２０４に設け
られた第１歯車２１０が軸心Ｌ１を中心として回転す
る。又、該第１歯車２１０の回転により、該第１歯車２
１０と噛合する第２歯車２１２と、該第２歯車２１２と
同じ中間軸２０６に設けられた第３歯車２１４が軸心Ｌ
２を中心として回転する。該第３歯車２１４の回転によ
り、該第３歯車２１４と噛合する第４歯車２１６及び該
第4歯車２１６が設けられた出力軸２０８がそれぞれ軸
心Ｌ３を中心として回転し、最終的に、出力軸２０８か
ら動力が出力される。
軸と連結された入力軸２０４と、該入力軸２０４に設け
られた第１歯車２１０が軸心Ｌ１を中心として回転す
る。又、該第１歯車２１０の回転により、該第１歯車２
１０と噛合する第２歯車２１２と、該第２歯車２１２と
同じ中間軸２０６に設けられた第３歯車２１４が軸心Ｌ
２を中心として回転する。該第３歯車２１４の回転によ
り、該第３歯車２１４と噛合する第４歯車２１６及び該
第4歯車２１６が設けられた出力軸２０８がそれぞれ軸
心Ｌ３を中心として回転し、最終的に、出力軸２０８か
ら動力が出力される。
【００３０】又、入力軸２０４の回転と共に、該入力軸
２０４に連結されたバックストップ機構２０２の内輪２
０２ｂも一体回転をするが、該内輪２０２ｂは、入力軸
２０４の回転に対して正方向（図３（Ａ）中のＲ１方
向）に回転するよう設置されているため、入力軸２０４
の回転は制限されず、該入力軸２０４の動力は、全て中
間軸２０６を介して出力軸２０８に伝えられる。
２０４に連結されたバックストップ機構２０２の内輪２
０２ｂも一体回転をするが、該内輪２０２ｂは、入力軸
２０４の回転に対して正方向（図３（Ａ）中のＲ１方
向）に回転するよう設置されているため、入力軸２０４
の回転は制限されず、該入力軸２０４の動力は、全て中
間軸２０６を介して出力軸２０８に伝えられる。
【００３１】一方、図示せぬ被駆動装置から出力軸２０
８に対して逆方向への回転負荷が加えられた場合には、
その回転が中間軸２０６を介して、入力軸２０４に伝達
されることになる。しかし、該入力軸２０４に設置され
たバックストップ機構２０２の内輪２０２ｂは逆方向
（図３（Ａ）中のＲ２方向）に回転不能な構造となって
いるため、入力軸２０４の回転が制限され、その結果、
中間軸２０６及び出力軸２０８の逆回転が防止される。
８に対して逆方向への回転負荷が加えられた場合には、
その回転が中間軸２０６を介して、入力軸２０４に伝達
されることになる。しかし、該入力軸２０４に設置され
たバックストップ機構２０２の内輪２０２ｂは逆方向
（図３（Ａ）中のＲ２方向）に回転不能な構造となって
いるため、入力軸２０４の回転が制限され、その結果、
中間軸２０６及び出力軸２０８の逆回転が防止される。
【００３２】なお、入力軸２０４に連結されたオイルポ
ンプＯＰは、該入力軸２０４の回転により駆動され、平
行軸減速機２００内の潤滑オイルの供給が行われる。
ンプＯＰは、該入力軸２０４の回転により駆動され、平
行軸減速機２００内の潤滑オイルの供給が行われる。
【００３３】一般にオイルポンプＯＰは、その効率を高
めるために最も回転速度の早い軸（即ち入力軸２０４）
に取付けたいという要請があり、本実施形態に係るバッ
クストップ機構２０２との関係が問題となり得る。しか
しながら、このように、該バックストップ機構２０２を
オイルポンプＯＰと反モータ側軸受２２１との間に配置
することにより、機構的に複雑なバックストップ機構２
０２に対しても十分なオイルを供給できる。
めるために最も回転速度の早い軸（即ち入力軸２０４）
に取付けたいという要請があり、本実施形態に係るバッ
クストップ機構２０２との関係が問題となり得る。しか
しながら、このように、該バックストップ機構２０２を
オイルポンプＯＰと反モータ側軸受２２１との間に配置
することにより、機構的に複雑なバックストップ機構２
０２に対しても十分なオイルを供給できる。
【００３４】又、バックストップ機構２０２を、反モー
タ側軸受２２１の軸方向Ｌ１外側（図1中の下側）に設
置しているため、バックストップ機構２０２の交換・修
理等に際して、比較的手間を要するモータの取り付け・
取り外しが不要で、取り付け・取り外しの容易なオイル
ポンプＯＰを取り外すだけでバックストップ機構２０２
の交換・修理が可能である。従って、交換作業が容易
で、メンテナンス性に優れたバックストップ機構２０２
を備えた平行軸減速機２００を提供できる。
タ側軸受２２１の軸方向Ｌ１外側（図1中の下側）に設
置しているため、バックストップ機構２０２の交換・修
理等に際して、比較的手間を要するモータの取り付け・
取り外しが不要で、取り付け・取り外しの容易なオイル
ポンプＯＰを取り外すだけでバックストップ機構２０２
の交換・修理が可能である。従って、交換作業が容易
で、メンテナンス性に優れたバックストップ機構２０２
を備えた平行軸減速機２００を提供できる。
【００３５】しかも、前記バックストップ機構２０２の
設置される軸として、前段軸（入力軸２０４、中間軸２
０６）のうち最も入力側に位置する入力軸２０４を選択
しているため、最も低トルクで回転する入力軸２０４に
バックストップ機構２０２が設置されていることにな
る。その結果、バックストップ機構２０２に加わる負荷
が軽減され、小型のバックストップ機構２０２でも十分
な逆転防止効果を得ることができ、装置の小型化を図る
ことができる。
設置される軸として、前段軸（入力軸２０４、中間軸２
０６）のうち最も入力側に位置する入力軸２０４を選択
しているため、最も低トルクで回転する入力軸２０４に
バックストップ機構２０２が設置されていることにな
る。その結果、バックストップ機構２０２に加わる負荷
が軽減され、小型のバックストップ機構２０２でも十分
な逆転防止効果を得ることができ、装置の小型化を図る
ことができる。
【００３６】更に、入力軸２０４及び中間軸２０６の反
モータ側軸受２２１、２２３は、出力軸２０８の反モー
タ側軸受２２５よりも軸方向Ｌ１，Ｌ２内側（図1中の
上側）にシフトした位置に設置されているため、下ケー
シング２１８の一部２１８ｂと、平行軸減速機２００の
据付面２１８ａとの空間にバックストップ機構２０２や
オイルポンプＯＰを収めることができ、据付面２１８ａ
からバックストップ機構２０２やオイルポンプＯＰが張
り出すことがなく、平行軸減速機２００の据付けや運搬
が容易となる。
モータ側軸受２２１、２２３は、出力軸２０８の反モー
タ側軸受２２５よりも軸方向Ｌ１，Ｌ２内側（図1中の
上側）にシフトした位置に設置されているため、下ケー
シング２１８の一部２１８ｂと、平行軸減速機２００の
据付面２１８ａとの空間にバックストップ機構２０２や
オイルポンプＯＰを収めることができ、据付面２１８ａ
からバックストップ機構２０２やオイルポンプＯＰが張
り出すことがなく、平行軸減速機２００の据付けや運搬
が容易となる。
【００３７】又、入力軸２０４の反モータ側軸受２２１
の軸方向Ｌ１外側に該反モータ側軸受２２１の内径より
小径の小径部２０４ａを形成すると共に、該小径部２０
４ａに前記バックストップ機構２０２を設けたため、逆
回転防止効果を損うことなく、バックストップ機構２０
２の小型化を図ることができる。
の軸方向Ｌ１外側に該反モータ側軸受２２１の内径より
小径の小径部２０４ａを形成すると共に、該小径部２０
４ａに前記バックストップ機構２０２を設けたため、逆
回転防止効果を損うことなく、バックストップ機構２０
２の小型化を図ることができる。
【００３８】なお、本発明の実施形態においては、バッ
クストップ機構２０２を入力軸２０４に設置したが、例
えば、中間軸２０６等の他の回転軸に設置してもよい。
又、その設置場所も、反モータ側の軸受の軸方向外側で
あればよく、反モータ側軸受とオイルポンプの間には限
定されない。
クストップ機構２０２を入力軸２０４に設置したが、例
えば、中間軸２０６等の他の回転軸に設置してもよい。
又、その設置場所も、反モータ側の軸受の軸方向外側で
あればよく、反モータ側軸受とオイルポンプの間には限
定されない。
【００３９】
【発明の効果】本発明によれば、交換が容易でメンテナ
ンス性に優れたバックストップ機構を備えた平行軸減速
機を提供することができる。
ンス性に優れたバックストップ機構を備えた平行軸減速
機を提供することができる。
【図１】本発明の実施形態の例に係る平行軸減速機の側
断面図
断面図
【図２】図１におけるバックストップ機構周辺の部分拡
大図
大図
【図３】図１におけるバックストップ機構の正面図及び
IIIＢ−IIIＢ線に沿う断面図
IIIＢ−IIIＢ線に沿う断面図
【図４】スプラグ形ワンウェイクラッチの部分拡大図
２００…平行軸減速機
２０２…バックストップ機構
２０２ａ…外輪
２０２ｂ…内輪
２０２ｃ…止め輪
２０２ｄ…カム
２０４…入力軸
２０６…中間軸
２０８…出力軸
２１０、２１２、２１４、２１６…歯車
２１９…歯車箱
２２０〜２２５…軸受
２３２…駆動ピン
２３４…取付カバー
２３６…スペーサ
２３８…キー
ＯＰ…オイルポンプ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 3J009 DA14 EA05 EA11 EA21 EA32
EB21 EC06 ED17 FA30
3J063 AA40 AB02 AC01 BA07 BA11
CA01 CC12 XD23 XD62
Claims (5)
- 【請求項１】モータと組み合わされて使用され、歯車箱
中に出力軸と軸線方向が平行な関係にある少なくとも１
本の前段軸を備えた平行軸減速機において、 前記出力軸の逆回転を防止するバックストップ機構を、
該出力軸又は前記前段軸のうちのいずれかを回転自在に
支持する軸受のうち、前記歯車箱に対してモータが取り
付けられる側と反対側に配置される反モータ側軸受の軸
方向外側に設置したことを特徴とする平行軸減速機。 - 【請求項２】請求項１において、 前記バックストップ機構の設置される軸として、前記前
段軸のうち最も入力側に位置する軸が選択されているこ
とを特徴とする平行軸減速機。 - 【請求項３】請求項１又は２において、 更に、前記平行軸減速機内のオイルを循環させるオイル
ポンプを前記バックストップ機構の設置される軸に備え
ると共に、 前記バックストップ機構を、該オイルポンプと前記反モ
ータ側軸受との間に配置したことを特徴とする平行軸減
速機。 - 【請求項４】請求項１乃至３のいずれかにおいて、 前記バックストップ機構の設置される軸の前記反モータ
側軸受の設置位置を、他の少なくとも１本の軸の反モー
タ側の軸受の設置位置よりも軸方向内側にシフトしたこ
とを特徴とする平行軸減速機。 - 【請求項５】請求項１乃至４のいずれかにおいて、 前記バックストップ機構の設置される軸の前記反モータ
側軸受の軸方向外側に、該反モータ側軸受の内径より小
径の小径部を形成すると共に、該小径部に前記バックス
トップ機構を設けたことを特徴とする平行軸減速機。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002126299A JP3934469B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 平行軸減速機 |
| DE10318656.5A DE10318656B4 (de) | 2002-04-26 | 2003-04-24 | Parallelwellenreduktionsgetriebe |
| US10/423,032 US6845857B2 (en) | 2002-04-26 | 2003-04-25 | Parallel shaft reduction gear |
| BE2003/0260A BE1015640A3 (fr) | 2002-04-26 | 2003-04-25 | Engrenage reducteur a arbres paralleles. |
| CNB031224628A CN1247919C (zh) | 2002-04-26 | 2003-04-28 | 平行轴减速机 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002126299A JP3934469B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 平行軸減速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003322224A true JP2003322224A (ja) | 2003-11-14 |
| JP3934469B2 JP3934469B2 (ja) | 2007-06-20 |
Family
ID=29267594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002126299A Expired - Lifetime JP3934469B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 平行軸減速機 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6845857B2 (ja) |
| JP (1) | JP3934469B2 (ja) |
| CN (1) | CN1247919C (ja) |
| BE (1) | BE1015640A3 (ja) |
| DE (1) | DE10318656B4 (ja) |
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| WO2011071042A1 (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-16 | 住友重機械工業株式会社 | 駆動装置の冷却ファン及びその冷却ファン構造 |
| JP2014040122A (ja) * | 2012-08-21 | 2014-03-06 | Honda Motor Co Ltd | 船外機 |
| KR200473222Y1 (ko) | 2012-11-28 | 2014-06-18 | 주식회사 금화피에스시 | 석회석 하역기 주행장치 감속기 |
| CN107701663A (zh) * | 2017-10-27 | 2018-02-16 | 常州长浪齿轮箱有限公司 | 注塑机专用齿轮箱 |
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|---|---|---|---|---|
| DE102004003393B3 (de) * | 2004-01-23 | 2005-11-03 | Piv Drives Gmbh | Fördermittelgetriebe mit Rücklaufsperre |
| JP5196415B2 (ja) * | 2006-10-05 | 2013-05-15 | 住友重機械工業株式会社 | 平行軸歯車動力伝達装置 |
| US20100175504A1 (en) * | 2009-01-13 | 2010-07-15 | George Atanasoski | Power multiplier |
| JP5723589B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2015-05-27 | 本田技研工業株式会社 | 前後輪駆動車両 |
| US9222555B2 (en) * | 2012-08-06 | 2015-12-29 | Cameron International Corporation | Linear actuator |
| US10609908B2 (en) | 2013-11-01 | 2020-04-07 | Classic Brands, LLC | Small seed converter for bird feeder |
| CN106122459B (zh) * | 2016-08-31 | 2018-08-24 | 江苏亿鼎传动机械有限公司 | 一种污水处理透平机齿轮箱 |
| CN106402344A (zh) * | 2016-09-27 | 2017-02-15 | 资阳中车传动有限公司 | 电传动内燃机车辅助传动齿轮箱 |
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| JPS63112530U (ja) * | 1987-01-09 | 1988-07-20 | ||
| JPH11270636A (ja) * | 1998-03-20 | 1999-10-05 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 平行軸歯車減速機 |
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| US3029661A (en) | 1959-07-09 | 1962-04-17 | Falk Corp | All purpose speed reducer |
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-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002126299A patent/JP3934469B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-04-24 DE DE10318656.5A patent/DE10318656B4/de not_active Expired - Fee Related
- 2003-04-25 BE BE2003/0260A patent/BE1015640A3/fr not_active IP Right Cessation
- 2003-04-25 US US10/423,032 patent/US6845857B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-04-28 CN CNB031224628A patent/CN1247919C/zh not_active Expired - Fee Related
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|---|
| 椿本チェインカタログ, vol. １９８５年度版, JPN4006017909, 1 May 1985 (1985-05-01), JP, pages 439 - 2, ISSN: 0000758946 * |
| 椿本チェインカタログ, vol. １９８５年度版, JPNX007011695, 1 May 1985 (1985-05-01), JP, pages 439 - 2, ISSN: 0000825993 * |
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|---|---|
| DE10318656B4 (de) | 2019-09-19 |
| BE1015640A3 (fr) | 2005-07-05 |
| CN1453484A (zh) | 2003-11-05 |
| CN1247919C (zh) | 2006-03-29 |
| US6845857B2 (en) | 2005-01-25 |
| DE10318656A1 (de) | 2004-01-15 |
| US20030226414A1 (en) | 2003-12-11 |
| JP3934469B2 (ja) | 2007-06-20 |
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