JP3935685B2 - 補機駆動歯車装置及びその製造方法 - Google Patents
補機駆動歯車装置及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3935685B2 JP3935685B2 JP2001125725A JP2001125725A JP3935685B2 JP 3935685 B2 JP3935685 B2 JP 3935685B2 JP 2001125725 A JP2001125725 A JP 2001125725A JP 2001125725 A JP2001125725 A JP 2001125725A JP 3935685 B2 JP3935685 B2 JP 3935685B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- idler
- drive gear
- shaft
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのオイルポンプ、水ポンプ等の補機を駆動する補機駆動歯車装置等に適用され、クランクギア等の駆動歯車からアイドラ軸に回転自在に支持されたアイドラ歯車を介して補機に直結された補機駆動歯車に動力を伝達する補機駆動歯車列を備えた補機駆動歯車装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
クランク軸によりオイルポンプ、水ポンプ等の補機を直結駆動するように構成されたエンジンにおいては、該クランク軸の軸端に固定されたクランク歯車からアイドラ歯車を1個または複数個組み合わせることにより、回転方向を調整して前記補機に直結された補機駆動歯車を駆動するようになっている。
【0003】
図4〜図5はかかる補機直結駆動式エンジンにおける補機駆動歯車装置の1例を示し、図4は補機駆動歯車列の模式図、図5はアイドラギア取付部の分解斜視図である。
図4において7はクランクシャフト、1は該クランクシャフト7の軸端に固定されたクランクギア、6はオイルポンプの駆動軸に固定されたオイルポンプギア、5は水ポンプの駆動軸に固定された水ポンプギアで、該水ポンプギア5の一方側は右回転(正回転)用、他方側は左回転(逆回転)用である。前記クランクギア1とオイルポンプギア6及び水ポンプギア5、5との間にはアイドラギア03及び04が介装され、該クランクギア1の回転を該アイドラギア03及び04を介して前記オイルポンプギア6及び水ポンプギア5に伝達するようになっている。
【0004】
かかるエンジンの補機駆動歯車装置において、右回転エンジンつまり図4における実線矢印のように前記クランクシャフト7が正回転する仕様のエンジンにおいては、前記アイドラギア03をクランクギア1、正回転側の水ポンプギア5及びアイドラギア04に夫々噛み合わせるとともに、該アイドラギア04を逆回転側のオイルポンプギア6に噛み合わせる。
【0005】
前記正回転仕様の補機駆動歯車装置を、左回転エンジンつまり図4における破線矢印のように前記クランクシャフト7が逆回転する仕様のエンジンに適用するにあたっては、前記アイドラギア03及びアイドラギア04の中心K及びMを夫々L及びJの位置に移動させて、図の破線に示すように夫々03a及び04aのように組替え、左回転(逆回転)用の水ポンプ5を使用する。
【0006】
図5は前記アイドラギア03及びアイドラギア04を正回転(右回転)仕様から逆回転(左回転)仕様への組替え要領を示し、図において正回転仕様では正回転用ブラケット21aを用い、前記アイドラギア03及びアイドラギア04をアイドラシャフト22、リテーナ23等を介して前記正回転用ブラケット21aに取り付け、さらに該正回転用ブラケット21aをギアケース20にボルトにより固定する。
一方逆回転仕様では逆回転用ブラケット21bを用い、前記アイドラギア03及びアイドラギア04を、図4の03a及び04aのように、アイドラシャフト22、リテーナ23等を介して前記逆回転用ブラケット21bに取り付け、さらに該逆回転用ブラケット21bをギアケース20にボルトにより固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4〜5に示される従来技術にあっては、補機駆動歯車装置を正回転(右回転)仕様から逆回転(左回転)仕様へ組替える際においては、ギアケース20に取り付けてある正回転用ブラケット21aを逆回転用ブラケット21bに組替えて該逆回転用ブラケット21bに前記アイドラギア03、04及び アイドラシャフト22等の関連部材を取り付けることを要することとなる。
このためかかる従来技術にあっては、逆回転(左回転)仕様のための部品が新たに発生して部品種類及び部品点数の増大を招くとともに、該逆回転用ブラケット21bへのアイドラギア03、04、アイドラシャフト22等の組替え及びギアケース20への取り付けやアイドラギア03、04の噛み合い調整等に多大な作業工数を要する。
【0008】
また、正回転(右回転)仕様から逆回転(左回転)仕様へ組替える際において前記アイドラギア03、04組立品の変更を行わない場合には、補機類(例えば前記水ポンプ5)が正回転用及び逆回転用の2種類必要となって、この場合においても部品種類及び部品点数の増大を招く。
【0009】
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、補機駆動歯車装置を正回転(右回転)仕様から逆回転(左回転)仕様へ組替えるにあたって、新たな部品を発生させることなく共通部品を使用可能として部品種類及び部品点数を低減し、アイドラ歯車組立品の交換を不要とするとともに歯車の噛み合い調整作業を簡単化あるいは不要として、組替えのための作業工数を低減できる補機駆動歯車装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するため、請求項1記載の発明として、クランクギア等の駆動歯車からアイドラ軸に回転自在に支持されたアイドラ歯車を介してオイルポンプ、水ポンプ等の補機に直結された補機駆動歯車に動力を伝達する補機駆動歯車列を備えた補機駆動歯車装置において、前記アイドラ軸は、ギアケース、クランクケース等のケース内に相対回転可能かつ着脱可能に嵌合される円柱状あるいは円筒状の支持部と外周に前記アイドラ歯車が嵌合される円柱状あるいは円筒状の軸受部とを有するとともに、前記支持部の軸心と前記軸受部の軸心とを所定量偏心して形成されてなり、前記アイドラ軸の支持部をその軸心廻りに回転させることにより前記アイドラ歯車を前記駆動歯車の右回転あるいは左回転に対応して前記補機が同一方向に回転するように前記補機駆動歯車列のうちの所要歯車に選択噛み合い可能に構成してなることを特徴とする補機駆動歯車装置を提案する。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記アイドラ軸の支持部は前記ケースに形成された嵌合穴内にインロー嵌合にて嵌合され、所定の嵌合位置にて該アイドラ軸のフランジ部をボルトにより前記ケースに固定するように構成されてなることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の補機駆動歯車装置の組立方法に関する発明であり、クランクギア等の駆動歯車からアイドラ歯車を介してオイルポンプ、水ポンプ等の補機に直結された補機駆動歯車に動力を伝達する補機駆動歯車列を備えた補機駆動歯車装置の製造方法において、ギアケース、クランクケース等のケースの嵌合穴内に相対回転可能かつ着脱可能に嵌合される円柱状あるいは円筒状の支持部と外周に前記アイドラ歯車が回転自在に嵌合される円柱状あるいは円筒状の軸受部とを有して前記支持部の軸心と前記軸受部の軸心とを所定量偏心して形成された前記アイドラ軸を製作して該アイドラ軸の軸受部にアイドラ歯車を回転自在に嵌合し、該アイドラ軸の支持部を前記ケースの嵌合穴内に嵌合させ、前記駆動歯車の右回転あるいは左回転に対応して該支持部をその軸心廻りに回転させて前記アイドラ歯車を前記補機駆動歯車列のうちの右回転用歯車あるいは左回転用歯車に選択噛み合いさせた後、前記アイドラ軸を前記ケースに固定することを特徴とする。
【0013】
かかる発明によれば、アイドラ軸を、円柱状あるいは円筒状の支持部と外周にアイドラ歯車が嵌合される円柱状あるいは円筒状の軸受部とを、両者の軸心を所定量偏心して形成し、前記支持部をケースに形成された嵌合穴内にインロー嵌合にて嵌合してフランジ部を前記ケースに固定するように構成したので、右回転(正回転)仕様の補機駆動歯車装置を左回転(逆回転)仕様に組替える際には、アイドラ軸をそのインロー嵌合の支持部にて回転させ、アイドラ歯車が嵌合される前記軸受部を前記支持部の軸心廻りに回転させ、フランジ部をケースに固定するのみで右回転仕様の補機駆動歯車列と左回転仕様の補機駆動歯車列とを形成することができる。
【0014】
従ってかかる発明によれば、右回転仕様から左回転仕様へ組替えるための部品が一切不要となるとともに、補機類は右回転仕様と左回転仕様とで同一回転方向となって共通化が可能となり、部品種類及び部品点数の増大を招くことなく補機駆動歯車を右回転仕様から左回転仕様に組替えることができる。
【0015】
また、前記組替え時には、アイドラ軸をそのインロー嵌合の支持部にてアイドラ歯車の所要噛み合い位置まで回転させ、フランジ部をケースに固定するのみで右回転及び左回転仕様の補機駆動歯車列を形成できるので、従来技術のように、アイドラ歯車及びアイドラ軸の格別な組替え手段は不要となるとともに、該アイドラ歯車の噛み合い調整に多大な作業工数を要することがなく、右回転仕様から左回転仕様への組替え作業が簡単化され作業工数も低減される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その他相対配置などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0017】
図1は本発明の実施例に係るエンジンの補機駆動歯車装置の構成を示す模式図、図2は図1のZ部拡大図、図3の(A)は図2のA−A線断面図、(B)はアイドラシャフトの外観図である。
【0018】
本発明に係るエンジンの補機駆動歯車装置の構成を示す図1〜2において、7はクランクシャフト、1は該クランクシャフト7の軸端に固定されたクランクギア、6はオイルポンプの駆動軸に固定されたオイルポンプギア、5は水ポンプの駆動軸に固定された水ポンプギアである。
前記クランクギア1とオイルポンプギア6及び水ポンプギア5との間にはアイドラギアA2、アイドラギアB3びアイドラギアC4が介装され、該クランクギア1の回転を該アイドラギアA2及びアイドラギアB3及びアイドラギアC4を介して前記オイルポンプギア6及び水ポンプギア5に伝達するようになっている。
【0019】
前記アイドラギアA2は、かかる補機駆動歯車装置を正回転(右回転)仕様から逆回転(左回転)仕様へ組替えるためのアイドラギアであり、その詳細を示す図2及び図3において10はアイドラシャフトで、該アイドラシャフト10の軸受部を構成する円柱状(円筒状でも良い)のシャフト部10aには前記アイドラギアA2が回転自在に嵌合されている。11は抜け止め用のリテーナでありボルト12により前記シャフト部10aの端部に固着されている。
前記アイドラシャフト10の前記シャフト部(軸受部)10aと反対側の部位には支持部を構成する円柱状(円筒状でも良い)のインロー部10cが形成されるとともに、該インロー部10cと前記シャフト部(軸受部)10aとの間には円板状のフランジ部10bが形成されている。
【0020】
前記インロー部10cの軸心Dと前記シャフト部10aの軸心Eとは、正回転(右回転)仕様から逆回転(左回転)仕様へ組替えるための所定量偏心して形成されている。
そして前記インロー部10cはフロントギアケース8に穿孔された嵌合穴8aに相対回転可能に嵌合され、前記フランジ部10bをボルト13により前記フロントギアケース8に固定している。9は補機駆動歯車装置を覆うカバーである。
【0021】
かかる構成からなるエンジンの補機駆動歯車装置において、右回転エンジンつまり図1における実線矢印のように前記クランクシャフト7が正回転する正回転仕様のエンジンにおいては、前記アイドラシャフト10をそのインロー部10cにて回転させることにより、該インロー部10cに対して偏心したシャフト部10aをインロー部10c廻りに回転させ、前記アイドラギアA2が図1における実線のように前記クランクギア1、アイドラギアB3及びアイドラギアC4に同時に噛み合うような位置にその軸心Eを位置決めし、前記フランジ部10bをボルト13により前記フロントギアケース8に固定する。
これにより、前記クランクギア1の回転は、図1の実線矢印に示すように、アイドラギアA2及びアイドラギアB3を経て水ポンプギア5に伝達されるとともに、アイドラギアA2及びアイドラギアC4を経てオイルポンプギア6に伝達される。
【0022】
前記正回転仕様の補機駆動歯車装置を、前記正回転仕様から、左回転エンジンつまり図1における破線矢印のように前記クランクシャフト7が逆回転する逆回転仕様のエンジンに適用するにあたっては、前記フランジ部10bのボルト13を弛めた状態で前記アイドラシャフト10をそのインロー部10cにて回転させることにより抜き、前記シャフト部10aをインロー部10cの軸心D廻りに回転させ(図1の場合は約180°回転させている)、前記アイドラギアA2が図1における破線のようにアイドラギアB3及び逆回転仕様のアイドラギアC4aに同時に噛み合うような位置にその軸心をFに位置決めし、前記フランジ部10bをボルト13により前記フロントギアケース8に固定する。
【0023】
これにより、前記クランクギア1の回転は、図1の破線矢印に示すように、アイドラギアC4aを経てオイルポンプギア6に伝達されるとともに、アイドラギアC4a、アイドラギアA2及びアイドラギアB3を経て水ポンプギア5に伝達される。
従って、オイルポンプギア6及び水ポンプギア5は前記正回転仕様と回転方向が同一となり、正回転仕様及び逆回転仕様ともに同一のオイルポンプ及び水ポンプを使用できる。
【0024】
かかる実施例によれば、アイドラシャフト10を、円柱状あるいは円筒状の支持部を構成するインロー部10cと外周にアイドラギアA2が嵌合される円柱状あるいは円筒状の軸受部を構成するシャフト部10aとを両者の軸心を所定量偏心して形成し、前記インロー部10cをフロントギアケース8に形成された嵌合穴8a内にインロー嵌合にて嵌合してフランジ部10bをボルトにより前記ケースに固定するように構成したので、正回転(右回転)仕様の補機駆動歯車装置を逆回転(左回転)仕様に組替える際には、アイドラシャフト10をそのインロー部10cにて回転させ、アイドラギアA2が嵌合されるシャフト部10aをインロー部10cの軸心D廻りに回転させ、フランジ部10bをフロントギアケース8に固定するのみで正回転(右回転)仕様の補機駆動歯車列と逆回転(左回転)仕様の補機駆動歯車列とを形成することができる。
【0025】
従ってかかる実施例によれば、正回転仕様から逆回転仕様へ組替えるための部品が一切不要となるとともに、オイルポンプギア6及び水ポンプギア5等の補機類は正回転仕様と逆回転仕様とで同一回転方向となって共通化が可能となり、部品種類及び部品点数の増大を招くことなく補機駆動歯車を正回転(右回転)仕様から逆回転(左回転)仕様に組替えることができる。
【0026】
また、前記組替え時には、アイドラシャフト10をそのインロー部10cにてアイドラギアA2の所要噛み合い位置まで回転させ、フランジ部10bをフロントギアケース8に固定するのみで正回転及び逆回転仕様の補機駆動歯車列を形成できるので、従来技術のように、アイドラギア及びアイドラシャフトの格別な組替え手段は不要となるとともに、該アイドラギアの噛み合い調整に多大な作業工数を要することがなく、正回転仕様から逆回転仕様への組替え作業が簡単化され作業工数も低減される。
【0027】
【発明の効果】
以上記載のごとく本発明によれば、アイドラ軸を、外周にアイドラ歯車が嵌合される円柱状あるいは円筒状の軸受部と円柱状あるいは円筒状に形成された支持部との軸心を所定量偏心させ、該支持部をケースにインロー嵌合にて嵌合して該ケースに固定するように構成したので、右回転仕様の補機駆動歯車装置を左回転仕様に組替える際には、アイドラ軸をそのインロー嵌合の支持部にて回転させることによりアイドラ歯車が嵌合される前記軸受部を前記支持部の軸心廻りに回転させ、フランジ部をケースに固定するのみで右回転仕様の補機駆動歯車列と左回転仕様の補機駆動歯車列とを形成することができる。
【0028】
これにより、右回転仕様から左回転仕様へ組替えるための部品が一切不要となるとともに、補機類は右回転仕様と左回転仕様とで同一回転方向となって共通化が可能となり、部品種類及び部品点数の増大を招くことなく補機駆動歯車を右回転仕様から左回転仕様に組替えることができる。
【0029】
また、前記組替え時には、アイドラ軸をそのインロー嵌合の支持部にてアイドラ歯車の所要噛み合い位置まで回転させ、フランジ部をケースに固定するのみで右回転及び左回転仕様の補機駆動歯車列を形成できるので、アイドラ歯車及びアイドラ軸の格別な組替え手段が不要となるとともに、該アイドラ歯車の噛み合い調整に多大な作業工数を要することがなく、右回転仕様から左回転仕様への組替え作業を簡単化でき、作業工数を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るエンジンの補機駆動歯車装置の構成を示す模式図である。
【図2】 図1のZ部拡大図である。
【図3】 (A)は図2のA−A線断面図、(B)はアイドラシャフトの外観図である。
【図4】 従来技術を示す図1対応図である。
【図5】 従来技術におけるアイドラギア取付部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 クランクギア
2、2a アイドラギアA
2d 回転軸心線
3 アイドラギアB
4、4a アイドラギアC
5 水ポンプギア
6 オイルポンプギア
7 クランクシャフト
8 フロントギアケース
10 アイドラシャフト
10a シャフト部
10b フランジ部
10c インロー部
13 ボルト
Claims (3)
- クランクギア等の駆動歯車からアイドラ軸に回転自在に支持されたアイドラ歯車を介してオイルポンプ、水ポンプ等の補機に直結された補機駆動歯車に動力を伝達する補機駆動歯車列を備えた補機駆動歯車装置において、前記アイドラ軸は、ギアケース、クランクケース等のケース内に相対回転可能かつ着脱可能に嵌合される円柱状あるいは円筒状の支持部と外周に前記アイドラ歯車が嵌合される円柱状あるいは円筒状の軸受部とを有するとともに、前記支持部の軸心と前記軸受部の軸心とを所定量偏心して形成されてなり、前記アイドラ軸の支持部をその軸心廻りに回転させることにより前記アイドラ歯車を前記駆動歯車の右回転あるいは左回転に対応して前記補機が同一方向に回転するように前記補機駆動歯車列のうちの所要歯車に選択噛み合い可能に構成してなることを特徴とする補機駆動歯車装置。
- 前記アイドラ軸の支持部は前記ケースに形成された嵌合穴内にインロー嵌合にて嵌合され、所定の嵌合位置にて該アイドラ軸のフランジ部をボルトにより前記ケースに固定するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の補機駆動歯車装置。
- クランクギア等の駆動歯車からアイドラ歯車を介してオイルポンプ、水ポンプ等の補機に直結された補機駆動歯車に動力を伝達する補機駆動歯車列を備えた補機駆動歯車装置の製造方法において、ギアケース、クランクケース等のケースの嵌合穴内に相対回転可能かつ着脱可能に嵌合される円柱状あるいは円筒状の支持部と外周に前記アイドラ歯車が回転自在に嵌合される円柱状あるいは円筒状の軸受部とを有して前記支持部の軸心と前記軸受部の軸心とを所定量偏心して形成された前記アイドラ軸を製作して該アイドラ軸の軸受部にアイドラ歯車を回転自在に嵌合し、該アイドラ軸の支持部を前記ケースの嵌合穴内に嵌合させ、前記駆動歯車の右回転あるいは左回転に対応して該支持部をその軸心廻りに回転させて前記アイドラ歯車を前記補機駆動歯車列のうちの右回転用歯車あるいは左回転用歯車に選択噛み合いさせた後、前記アイドラ軸を前記ケースに固定することを特徴とする補機駆動歯車装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001125725A JP3935685B2 (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 補機駆動歯車装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001125725A JP3935685B2 (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 補機駆動歯車装置及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002317644A JP2002317644A (ja) | 2002-10-31 |
JP3935685B2 true JP3935685B2 (ja) | 2007-06-27 |
Family
ID=18974890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001125725A Expired - Fee Related JP3935685B2 (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | 補機駆動歯車装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3935685B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5366780B2 (ja) * | 2009-12-14 | 2013-12-11 | ボルボ パワートレイン アーベー | アイドラギアの取付構造 |
JP5846312B2 (ja) * | 2012-09-10 | 2016-01-20 | 日産自動車株式会社 | 車両用補機の駆動装置 |
JP7398217B2 (ja) * | 2019-04-26 | 2023-12-14 | ナブテスコ株式会社 | 歯車機構、減速機、および、その減速機を用いる駆動装置 |
AT524689B1 (de) * | 2021-06-23 | 2022-08-15 | Miba Sinter Austria Gmbh | Achse |
-
2001
- 2001-04-24 JP JP2001125725A patent/JP3935685B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002317644A (ja) | 2002-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2172671B1 (en) | Gear device and rotation section structure adapted for industrial robot and using the gear device | |
US8162789B2 (en) | Reduction gear box | |
JP3659707B2 (ja) | ロボット等の旋回部構造 | |
EP1163984A1 (en) | Joint structure for a robot comprising a speed reducer | |
JP2003532029A (ja) | 内接式遊星歯車変速機 | |
US11519487B2 (en) | Compound harmonic gear motor configured for continuous output rotation | |
KR20170088290A (ko) | 조타 장치 | |
US9017206B2 (en) | Gear device | |
TWI644504B (zh) | Gear transmission | |
CN110890809B (zh) | 齿轮马达 | |
JP2010065803A (ja) | 偏心揺動型歯車装置 | |
JP3935685B2 (ja) | 補機駆動歯車装置及びその製造方法 | |
KR20170098164A (ko) | 조타 장치 | |
JP2607937B2 (ja) | 内歯揺動型内接噛合遊星歯車装置 | |
KR100818093B1 (ko) | 기어드 모터 및 기어드 모터용 축부재 | |
JP3781315B2 (ja) | シルクハット型撓み噛み合い式歯車装置 | |
JP4714707B2 (ja) | ツインスクリュー機械用の駆動ユニット | |
EP3847046B1 (en) | Wheel hub arrangement for a driving wheel of a vehicle | |
JP3167670B2 (ja) | 遊星差動歯車減速機 | |
JP3179940B2 (ja) | エンジンの補機駆動装置 | |
JP7410285B2 (ja) | 複数の減速機を備えた回転軸構造及びその製造方法 | |
JP2009041697A (ja) | 偏心揺動型歯車装置及び偏心揺動型歯車装置を備えた産業用ロボットの関節構造 | |
JPS62171565A (ja) | 産業用ロボツトの旋回装置 | |
JP2003120316A (ja) | 動力伝達装置 | |
JP2005052969A (ja) | ロボット等の旋回部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040212 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070312 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070316 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070320 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3935685 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |