JP7398217B2 - 歯車機構、減速機、および、その減速機を用いる駆動装置 - Google Patents
歯車機構、減速機、および、その減速機を用いる駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7398217B2 JP7398217B2 JP2019127992A JP2019127992A JP7398217B2 JP 7398217 B2 JP7398217 B2 JP 7398217B2 JP 2019127992 A JP2019127992 A JP 2019127992A JP 2019127992 A JP2019127992 A JP 2019127992A JP 7398217 B2 JP7398217 B2 JP 7398217B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- support
- shaft
- block
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 title claims description 88
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 21
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 14
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
Images
Description
したがって、従来の減速機では、入力歯車や出力歯車を歯数の異なるものと交換する場合には、大掛かりな部品交換が必要となり、部品コストが高騰してしまう。
本発明は、さらに、大掛かりな部品交換を要することなく、変速比の変更範囲を拡大できるようにして、部品コストの高騰を抑制することができる歯車機構、減速機、および、その減速機を用いる駆動装置を提供する。
支持ブロックと、
前記支持ブロックに回転可能に支持された第一歯車と、
前記第一歯車と噛み合う第二歯車と、
前記第二歯車と噛み合う第三歯車と、
歯数の異なる前記第三歯車に対応して前記第二歯車の支持軸の位置を変更可能な軸位置変更部と、
を備える。
前記第一ベース部と前記第二ベース部との少なくとも一方の対向面に前記支持穴部を有することができる。
前記歯車機構に接続される減速部と、
を備える。
さらに、上述の歯車機構と減速機と駆動装置は、大掛かりな部品交換を要することなく、変速比を変更することができるとともに、変速比の変更範囲を拡大することができる。したがって、上述の歯車機構、減速機や駆動装置を採用した場合には、部品コストの高騰を抑制することができる。
最初に、図1~図6に示す第1実施形態について説明する。
図1は、溶接や部品組付け等を行う際に用いられる駆動装置1の斜視図である。
駆動装置1は、床面F上に設置されるベースブロック11と、ベースブロック11の長手方向の一端側の上面に固定設置された減速機10と、減速機10に動力を出力する回転駆動源であるモータ2と、ベースブロック11の長手方向の他端側の上面に固定設置された保持装置12と、減速機10と保持装置12とに長手方向の両端部を支持された回転ブロック13と、を備えている。モータ2は、減速機10の入力側に一体に取り付けられている。減速機10は、モータ2の回転を減速し、その回転を回転ブロック13の長手方向の一端側に伝達する。保持装置12は、回転ブロック13の長手方向の他端側を回転可能に支持する。回転ブロック13は、減速機10を介してモータ2から動力が伝達されることにより、水平方向に略沿う軸線o1回りに回転する。
減速機10は、下端がベースブロック11(図1参照)の一端側の上面に固定設置される固定ブロック14と、固定ブロック14に一体に結合された第1キャリアブロック15Aおよび第2キャリアブロック15Bと、第1キャリアブロック15Aと第2キャリアブロック15Bの外周側に軸受16を介して回転可能に支持された外筒17と、第1キャリアブロック15Aと第2キャリアブロック15Bに回転可能に支持された複数(三つ)のクランク軸18と、各クランク軸18の二つの偏心部18a,18bとともに旋回する第1旋回歯車19Aおよび第2旋回歯車19Bと、を備えている。減速機10は、出力部の回転中心軸線c1が駆動装置1の軸線o1と合致するようにベースブロック11に設置される。
なお、第1旋回歯車19Aと第2旋回歯車19Bには、第2キャリアブロック15Bの各支柱部が貫通する図示しない逃げ孔が形成されている。逃げ孔は、各支柱部が第1旋回歯車19Aと第2旋回歯車19Bの旋回動作を妨げないように、支柱部に対して充分に大きい内径に形成されている。
本実施形態の減速機10では、外筒17側の内歯ピン20の数が、第1旋回歯車19Aと第2旋回歯車19Bの各外歯19Aa,19Baの歯数よりも僅かに多く設定されているため、第1旋回歯車19Aと第2旋回歯車19Bが一旋回する間に、外筒17が所定のピッチだけ旋回方向と同方向に押し回される。この結果、クランク軸18の回転は大きく減速されて外筒17の回転として出力される。なお、本実施形態では、各クランク軸18の偏心部18aと偏心部18bとが軸心回りに180°ずれるように偏心しているため、第1旋回歯車19Aと第2旋回歯車19Bの旋回位相は180°ずれることになる。
本実施形態の減速機10では、入力歯車33と中央歯車30とによる前段の減速部と、クランク軸18、第1,第2旋回歯車19A,19B、外筒17等による後段の減速部と、によって減速が行われる。
本実施形態では、軸心c2の位置が保持部材40上の基準位置とされ、保持部材40上の支持軸39に連なる部分40aが支持軸39の保持部とされている。支持軸39の保持部は、基準位置である軸心c2の位置から離間した位置に配置されている。
なお、本実施形態の場合、取付ベース38は、固定ブロック14や第1キャリアブロック15Aとともに、入力歯車33、中央歯車30(出力歯車)、中間歯車32をそれぞれ回転可能に支持する支持ブロックを構成している。また、本実施形態では、取付ベース38の保持孔41と、保持孔41に嵌合される保持部材40の外周面と、が回転位置変更部を構成している。
図5の示す例では、入力歯車33(A)と中央歯車30の歯面間を最短距離で結ぶ直線L1に対し、中間歯車32の支持軸39の軸心c3が大きく離間している。このとき、支持軸39の軸心c3は、保持部材40の軸心c2に対し、直線L1から最も離間する側に偏心している。
図6の例のように、入力歯車33(B)の外径が小さくなると、入力歯車33(B)と中央歯車30の歯面間の距離が広がり、図5に示す支持軸39の位置では、中間歯車32を入力歯車33と中央歯車30とに確実に噛み合わせることができない。この場合、保持部材40を保持孔41から取り外し、その保持部材40を軸心c2回りに180°回転させて再度保持孔41に嵌合する。これにより、支持軸39の軸心c3は、保持部材40の軸心c2に対し、入力歯車33(B)と中央歯車30の歯面間を最短距離で結ぶ直線L1に最も近接する側に偏心する。この結果、中間歯車32を入力歯車33と中央歯車30(B)とに確実に噛み合わせることが可能になる。
なお、本実施形態では、保持部材40が円柱状に形成されているが、保持部材40の外周面は円形以外の形状、例えば、四角形等の多角形状であっても良い。
ただし、支持軸39を保持部材40と別体部品として形成し、支持軸39を保持部材40に対して圧入等によって固定することも可能である。
上記の実施形態では、保持部材40が取付ベース38の保持孔41に脱着可能に取り付けられ、入力歯車33を外径の異なるものと交換する際に、保持部材40を180°回転させて再度保持孔41に嵌合状態で固定している。これに対し、図5,図6に示す取付ベース38を、ベースフランジ14a(支持ブロック)に対して、軸心c3の回りに180°回転させた状態で取り付けられる構造としても良い。具体的には、例えば、取付ベース38の図中左右の締結固定部50を左右対称形状に配置することで実現することができる。
この場合、保持部材40は取付ベース38から取り外す必要がないため、取付ベース38は、保持部材40と一体構造としても良い。この変形例の場合、取付ベース38は支持ブロックの一部ではなく、支持軸39を保持する保持部材の一部となる。
図7は、第2実施形態の減速機110の図5の一部に対応する断面図であり、図8は、第2実施形態の減速機110の図6の一部に対応する断面図である。
本実施形態の減速機110は、保持部材40Aと取付ベース38Aの嵌合部の構造のみが第1の実施形態と異なっている。保持部材40Aは、円柱状の外周面に、相互に平行な一対の面取り部40Aaが設けられている。一対の面取り部40Aaは、保持部材40Aの軸心c3を挟んで対称に形成されている。取付ベース38Aには、保持部材40Aの外周形状と合致する形状の保持孔41Aが形成されている。すなわち、取付ベース38Aの保持孔41Aには、相互に平行な二つの平面41Aaが設けられている。二つの平面Aaは、保持部材40Aが取付ベース38Aの保持孔41Aに嵌合されるときに、保持部材40A側の二つの面取り部40Aaが当接する。したがって、保持部材40Aは、軸心c2の回りに180°ずれた二つの回転位置でのみ、保持孔41Aに嵌合される。
図9は、第3の実施形態の減速機210のベースフランジ14a(固定ブロック14)の内側端面(第1キャリアブロックと対向する側の端面)を正面から見た端面図である。図9では、外径と歯数の異なる二種類の入力歯車33(A),33(B)と、中間歯車32と、中央歯車30(出力歯車)が仮想線で示されている。
本実施形態の減速機210は、ベースフランジ14aの内側端面に中間歯車32の支持軸239を嵌合可能な複数の支持軸嵌合穴45A,45Bが形成されている。各支持軸嵌合穴45A,45Bの形成位置は、支持軸239に支持された中間歯車32の歯面が、使用する入力歯車33と中央歯車30とに噛み合う位置に設定されている。なお、図9に示す例では、支持軸嵌合穴45A,45Bは二つであるが三つ以上であっても良い。また、本実施形態では、支持軸239を保持する保持部材が設けられておらず、支持軸239は単純な円柱形状に形成されている。
本実施形態の場合、複数の支持軸嵌合穴45A,45Bは、中間歯車32の支持軸239の位置を変更可能な軸位置変更部を構成している。
例えば、上記の実施形態の説明では、入力歯車を歯数と外径の異なる別の歯車に交換する場合について詳述したが、出力歯車(例えば、中央歯車)を歯数と外径の異なる別の歯車に交換する場合にも、同様にして中間歯車の支持軸の位置を変更することができる。また、入力歯車と出力歯車の両方を異なる別の歯車に交換する場合にも、同様にして中間歯車の支持軸の位置を変更することができる。
図10は、本実施形態における歯車機構、減速機を示す断面図であり、図11は、図10のXI-XI線に沿う断面図である。図において、符号301は減速機である。
なお、出力軸線T0に沿った方向を上下方向(鉛直方向)と呼ぶことがある。本実施形態の減速機301は、例えばターンテーブルのテーブル駆動に適用されることができる。
センターギア322はセンター軸線T2を回転中心とする。アイドラギア323はアイドラ軸線T3を回転中心とする。インプットギア321はインプット軸線T1を回転中心とする。
ベース部302aは、板状に形成されて出力軸線T0に直交する水平面に沿うように配置される。ベース部302aは、減速機301の下面に沿って配置される。ベース部302aの上面には、出力軸線T0に沿った方向に見て、歯車機構320を収容する第一ブロック302bと、減速部330を収容する筒状の第二ブロック302cとが並んで配置されている。
ベース部302aは、少なくともインプットギア321、センターギア322、アイドラギア323をそれぞれ回転可能に支持する支持ブロックを構成している。
第一ベース部302a1は、後述するように第二ベース部302a2を嵌め込み可能なように第二ベース部302a2よりも肉厚に形成される。第二ベース部302a2は、減速機1の下面に露出している。第一ベース部302a1には、上下方向で第一ブロック302bと反対となる位置に第二ベース部302a2が一体に結合される。
第一ブロック側部302b1は、板状の第一ベース部302a1の上面から上方向に突出する。第一ブロック板302b2は、第一ブロック側部302b1の内部を閉塞するように結合される。第一ブロック板302b2は、第一ベース部302a1および第二ベース部302a2と略平行に配置される。第一ブロック板302b2は、減速機301の上面に沿って配置される。
第一ブロック302bには、歯車機構320にモータ310の回転駆動力を伝達する入力軸311の先端が貫通している。入力軸311は水平方向を向いている。
入力軸311の外端面には、モータ310の駆動軸310aが嵌め込まれる圧入穴311aが形成されている。モータ310は、第一ブロック302bに取り付けられたモータ支持部材326に固定されている。モータ310の駆動軸310aは、その駆動軸線T10が水平方向(ベース部302aと平行な方向)に延びる姿勢として、入力軸311の圧入穴311aに挿入されている。モータ310は、ベース部302aの上外面よりもやや上側(第一ブロック302b側)に位置している。
駆動側歯車311bは、入力軸311の外周面から径方向に突出した円板状の部位の外端部に歯が形成された構成である。駆動側歯車311bには、従動側歯車311cが噛み合う。駆動側歯車311bおよび従動側歯車311cは傘歯車(ベベルギア)からなる。なお、駆動側歯車311bおよび従動側歯車311cは、傘歯車に限られるものでなく、駆動側歯3車11bの駆動軸線T10と従動側歯車311cのインプット軸321aのインプット軸線T1が交差する位置関係で、かつ、駆動側歯車311bから従動側歯車311cへ駆動力を伝達できるものであればよい。従動側歯車311cは、上下方向に延びるインプット軸321aを回転軸とする。従動側歯車311cは、インプット軸321aの上下方向において第二ブロック302cに近接して配置される。
本実施形態では、入力軸311の駆動軸線T10が減速機301の上面と平行であり、インプット軸321aのインプット軸線T1は、減速機301の上面に対して直交している。
なお、インプット軸321aのインプット軸線T1と入力軸311の駆動軸線T10は、直交する位置関係に限られるものではなく、平行以外の位置関係であればよい。例えば、入力軸311の駆動軸線T10が水平位置よりもモータ310側が下降するように上下方向に傾いた構成が可能である。
貫通孔328aは、出力軸線T0を中心線として配置され、筒状の第二ブロック302cと同心となる形状に形成される。貫通孔328aは、内部空間328bから減速機301の下面の外部に貫通する。
貫通孔328d2は、インプットギア321の中心に対応する位置に形成されている。貫通孔328d2は、内部空間328bから、後述する第一ブロック302bの内部空間328dに連通している。
支持穴321fには軸受321gが装着されている。軸受321gは支持穴321fの内周面に取り付けられている。軸受321gはインプット軸321aの下端部を支持する。インプット軸321aは、出力軸線T0に沿った上下方向のインプット軸線T1を有する。インプット軸321aの下端部は、支持穴321fに挿入されている。インプット軸321aには、下端部に近接してインプットギア321が取り付けられる。
第二ベース部302a2には、内部空間328bの内側となる面に断面円形で有底の支持穴(支持穴部)351A,351C,351Eが形成されている。
第一ベース部302a1には、内部空間328bの内側となる面に断面円形で有底の支持穴(支持穴部)351B,351D,351Fが形成されている。
つまり、ベース部302aがアイドラギア323の軸方向に対向してアイドラギア323の両側に位置する第一ベース部302a1と第二ベース部302a2とを有し、第一ベース部32a1と第二ベース部302a2との少なくとも一方の対向面に支持穴(支持穴部)351A~351Fが形成される。
支持穴(支持穴部)351A~351Fは、円周R50上で第一ベース部302a1と第二ベース部302a2とに交互に配置されている。支持穴(支持穴部)351A~351Fは、円周R50上において、互いに離間して配置されている。
支持穴351A~351Fから、アイドラ軸323aの挿入位置を選択することでアイドラギア323を回転可能に支持する。アイドラ軸323aは、出力軸線T0に沿った上下方向のアイドラ軸線T3を有する。
ここでは、円柱状のアイドラ軸323aの先端部が、支持穴351Bに挿入されている。アイドラ軸323aにはアイドラギア323が接続される。
内部空間328dは、貫通孔328d2に対応して断面円形とされる。内部空間328dの上端は第一ブロック板302b2によって閉塞されている。内部空間328dの内側となる第一ブロック板302b2の下面位置には、断面円形で有底の支持穴321hが形成されている。支持穴321hには軸受321gが装着されている。軸受321gは支持穴321hの内周面に取り付けられている。軸受321gはインプット軸321aを支持する。インプット軸321aの上端部は、支持穴321hに挿入されている。
内部空間328dの下端位置となる第一ブロック側部302b1の下端には、貫通孔328d2の周囲となる位置に下向きに突出する突条302b4が形成されている。突条302b4は貫通孔328d2に挿入されており、第一ブロック側部302b1と第一ベース部302a1との位置決めに用いられる。
筒体334は、内部空間328bを上下方向に貫通する。筒体334は、出力軸線T0を中心として配置される。筒体334は、減速機301を上下方向に貫通する。筒体334の下端は、貫通孔328aに嵌め込まれている。筒体334の下端と貫通孔328aの内面との間にはシール部材334bが設けられてもよい。筒体334の上端には、減速部330の上面に露出するフランジ部334aが形成されている。フランジ部334aは、減速機301の上面に対して下向きに凹んで形成されている。筒体334は、開口328b3のほぼ中心に配置される。
図12,図13には、軸位置変更部350として、6箇所の支持穴(支持穴部)351A~351Fが示され、そのうち、支持穴351Aにアイドラギア323のアイドラ軸323aが挿入されている。
支持穴351Fは、インプット軸線T1に沿った方向に見て、アイドラ軸線T3が、インプット軸線T1とセンター軸線T2とを結ぶ直線上となるように配置される。
さらに、支持穴351A~351Eは、インプット軸線T1に沿った方向に見て、インプット軸線T1とセンター軸線T2とを結ぶ直線から離間する距離が大きくなるように、遠い順に支持穴351E,支持穴351D,支持穴351C,支持穴351B,支持穴351Aの順に並んでいる。支持穴351Aは、支持穴351A~351Fのうちで、インプット軸線T1とセンター軸線T2とを結ぶ直線から最も離間する。
このため、ベース部302a等の支持ブロックを交換することなく、インプットギア321とセンターギア322との減速比を変更するとともに、変更範囲をさらに拡大することができる。これにより、本実施形態の減速機301を採用した場合には、大掛かりな部品交換を要することなく、インプットギア321とセンターギア322との変速比の変更範囲を拡大でき、部品コストの高騰を抑制することができる。
例えば、上記の実施形態の説明では、支持穴351A~351Fとして6箇所配置された例を示したが、これに限定されない。さらに、支持穴351A~351Fを第一ベース部302a1と第二ベース部302a2とに交互に配置したが、これに限定されない。軸位置変更部350としては、設定されるインプットギア321とセンターギア322との変速比に応じて、適宜その配置を変更することが可能である。
また、減速部330において、出力側はキャリア333として説明したが、この構成に限る物ではなく、キャリア333と筒状の第二ブロック302cとのいずれかが出力側とされていればよい。
Claims (7)
- 支持ブロックと、
前記支持ブロックに回転可能に支持された入力歯車と、
前記入力歯車と噛み合う中間歯車と、
前記中間歯車と噛み合う出力歯車と、
前記入力歯車と前記出力歯車に対する前記中間歯車の位置を変更可能な歯車位置変更機構と、
を備え、
前記歯車位置変更機構は、前記中間歯車の支持軸を保持するとともに、前記支持ブロックに脱着可能に取り付けられる保持部材を備え、
前記保持部材は、当該保持部材上の基準位置から離間した位置に前記支持軸の保持部を有し、
前記支持ブロックは、前記保持部材の外周面が嵌合される保持孔を有し、
前記保持部材の外周面と前記保持孔とは、前記基準位置に対して、前記保持部材の回転位置を変更可能な回転位置変更部であり、
前記保持孔と前記保持部材とは、前記支持軸の軸方向からみて、前記出力歯車の中心及び前記入力歯車の中心を通る第1直線と、前記第1直線と交差する第2直線に沿う方向に長い形状に形成されるとともに、前記第2直線と直交する第3直線を中心に対称となるように形成されている減速機。 - 前記支持軸は、前記保持部材の前記保持部に一体に形成されている請求項1に記載の減速機。
- 支持ブロックと、
前記支持ブロックに回転可能に支持された入力歯車と、
前記入力歯車と噛み合う中間歯車と、
前記中間歯車と噛み合う出力歯車と、
前記中間歯車の支持軸を保持するとともに、前記支持ブロックに脱着可能に取り付けられる保持部材と、を備え、
前記保持部材は、当該保持部材の軸心位置から離間した位置に前記支持軸が一体に形成され、
前記支持ブロックは、前記保持部材の外周面が嵌合される保持孔を有し、
前記保持孔と前記保持部材とは、前記支持軸の軸方向からみて、前記出力歯車の中心及び前記入力歯車の中心を通る第1直線と、前記第1直線と交差する第2直線に沿う方向に長い形状に形成されるとともに、前記第2直線と直交する第3直線を中心に対称となるように形成され、
前記保持部材の外周面と、前記支持ブロックの前記保持孔は、前記保持部材の軸心を中心とした回転位置を変更可能な回転位置変更部を構成する減速機。 - 支持ブロックと、
前記支持ブロックに回転可能に支持された入力歯車と、
前記入力歯車と噛み合う中間歯車と、
前記中間歯車と噛み合う出力歯車と、
前記中間歯車の支持軸の位置を変更可能な軸位置変更部と、
を備え、
前記支持ブロックは、前記中間歯車の軸方向に対向して前記中間歯車の両側に位置する第一ベース部と第二ベース部とを有し、
前記支持ブロックには、前記支持軸を回転可能に支持可能として離間して形成されるとともに、前記入力歯車の回転中心から所定の距離にある円周に沿って配置される複数の支持軸嵌合穴が形成され、
複数の前記支持軸嵌合穴は、前記円周上において前記第一ベース部の対向面と前記第二ベース部の対向面とに交互に配置され、
前記軸位置変更部は、複数の前記支持軸嵌合穴によって構成されている減速機。 - 回転駆動源の回転を減速して出力する減速機と、
前記減速機の出力部に連結された回転ブロックと、を備えた駆動装置であって、
前記減速機は、
支持ブロックと、
前記支持ブロックに回転可能に支持された入力歯車と、
前記入力歯車と噛み合う中間歯車と、
前記中間歯車と噛み合う出力歯車と、
前記入力歯車と前記出力歯車に対する前記中間歯車の位置を変更可能な歯車位置変更機構と、
を備え、
前記支持ブロックは、前記中間歯車の軸方向に対向して前記中間歯車の両側に位置する第一ベース部と第二ベース部とを有し、
前記支持ブロックには、前記中間歯車を回転可能に支持可能として離間して形成されるとともに、前記入力歯車の回転中心から所定の距離にある円周に沿って配置される複数の支持穴部が形成され、
複数の前記支持穴部は、前記円周上において前記第一ベース部の対向面と前記第二ベース部の対向面とに交互に配置され、
前記歯車位置変更機構は、複数の前記支持穴部を有する
駆動装置。 - 支持ブロックと、
前記支持ブロックに回転可能に支持された第一歯車と、
前記第一歯車と噛み合う第二歯車と、
前記第二歯車と噛み合う第三歯車と、
歯数の異なる前記第三歯車に対応して前記第二歯車の支持軸の位置を変更可能な軸位置変更部と、
を備え、
前記支持ブロックは、前記第二歯車の軸方向に対向して前記第二歯車の両側に位置する第一ベース部と第二ベース部とを有し、
前記支持ブロックには、前記支持軸を回転可能に支持可能として離間して形成されるとともに、前記第一歯車の回転中心から所定の距離にある円周に沿って配置される複数の支持穴部が形成され、
複数の前記支持穴部は、前記円周上において前記第一ベース部の対向面と前記第二ベース部の対向面とに交互に配置され、
前記軸位置変更部は、複数の前記支持穴部を有する
歯車機構。 - 支持ブロックと前記支持ブロックに回転可能に支持された第一歯車と前記第一歯車と噛み合う第二歯車と前記第二歯車と噛み合う第三歯車と歯数の異なる前記第三歯車に対応して前記第二歯車の支持軸の位置を変更可能な軸位置変更部とを備える歯車機構と、
前記歯車機構に接続される減速部と、
を備え、
前記支持ブロックは、前記第二歯車の軸方向に対向して前記第二歯車の両側に位置する第一ベース部と第二ベース部とを有し、
前記支持ブロックには、前記支持軸を回転可能に支持可能として離間して形成されるとともに、前記第一歯車の回転中心から所定の距離にある円周に沿って配置される複数の支持穴部が形成され、
複数の前記支持穴部は、前記円周上において前記第一ベース部の対向面と前記第二ベース部の対向面とに交互に配置され、
前記軸位置変更部は、複数の前記支持穴部を有する減速機。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN202080022558.3A CN113614410A (zh) | 2019-04-26 | 2020-03-25 | 齿轮机构、减速器、以及使用减速器的驱动装置 |
KR1020217029944A KR20220002266A (ko) | 2019-04-26 | 2020-03-25 | 기어 기구, 감속기, 및 감속기를 사용하는 구동 장치 |
US17/442,085 US11852220B2 (en) | 2019-04-26 | 2020-03-25 | Gear mechanism, speed reducer and drive device using speed reducer |
EP20794422.4A EP3961062A4 (en) | 2019-04-26 | 2020-03-25 | GEAR MECHANISM, REDUCER GEAR AND DRIVE DEVICE WITH REDUCER GEAR |
PCT/JP2020/013285 WO2020217831A1 (ja) | 2019-04-26 | 2020-03-25 | 歯車機構、減速機、および、減速機を用いる駆動装置 |
TW109110204A TW202041796A (zh) | 2019-04-26 | 2020-03-26 | 齒輪機構、減速機、及使用減速機之驅動裝置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019086552 | 2019-04-26 | ||
JP2019086552 | 2019-04-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020183804A JP2020183804A (ja) | 2020-11-12 |
JP7398217B2 true JP7398217B2 (ja) | 2023-12-14 |
Family
ID=73044359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019127992A Active JP7398217B2 (ja) | 2019-04-26 | 2019-07-09 | 歯車機構、減速機、および、その減速機を用いる駆動装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7398217B2 (ja) |
CN (1) | CN113614410A (ja) |
TW (1) | TW202041796A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2436746A (en) | 1943-07-12 | 1948-02-24 | Charles W Drought | Selective gear reduction units |
US4532822A (en) | 1982-09-24 | 1985-08-06 | Godlewski Edward S | Shaft and gear adjuster |
JP2002317857A (ja) | 2001-04-18 | 2002-10-31 | Teijin Seiki Co Ltd | 減速機 |
JP2003120316A (ja) | 2001-10-15 | 2003-04-23 | Mitsubishi Automob Eng Co Ltd | 動力伝達装置 |
JP7256969B2 (ja) | 2018-05-22 | 2023-04-13 | 日本精機株式会社 | 計器装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB454880A (en) * | 1935-05-03 | 1936-10-09 | Norman Wright | Improvements in or relating to price change mechanisms for prepayment meters |
DE3126243C2 (de) * | 1981-07-03 | 1984-12-13 | M.A.N. Maschinenfabrik Augsburg-Nürnberg AG, 8500 Nürnberg | Nebenantrieb einer Brennkraftmaschine |
JPH0429063Y2 (ja) * | 1987-05-16 | 1992-07-15 | ||
JPH05164217A (ja) * | 1991-12-18 | 1993-06-29 | Daihatsu Motor Co Ltd | 変速機のアイドラギヤ軸位置決め構造 |
JP3046488B2 (ja) * | 1994-03-23 | 2000-05-29 | 東芝テック株式会社 | バーコードプリンタ |
JP3935685B2 (ja) * | 2001-04-24 | 2007-06-27 | 三菱重工業株式会社 | 補機駆動歯車装置及びその製造方法 |
KR20020087033A (ko) * | 2002-10-14 | 2002-11-21 | 최기남 | 무단변속 장치 |
US20040083839A1 (en) * | 2002-11-04 | 2004-05-06 | Hahn Terry Luke | Simple bicycle drive shaft transmission |
JP4762643B2 (ja) * | 2005-08-22 | 2011-08-31 | ナブテスコ株式会社 | センタークランク式偏心揺動型減速機 |
CN201401487Y (zh) * | 2009-04-02 | 2010-02-10 | 李茂江 | 一种双变速杆变速箱 |
AT10804U1 (de) * | 2009-06-04 | 2009-10-15 | Neustifter Johann | Verfahren zum umbau eines verteilergetriebes für mehrere abtriebe |
CN102937178A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-02-20 | 中国北方发动机研究所(天津) | 一种齿轮轴心位置可调机构 |
-
2019
- 2019-07-09 JP JP2019127992A patent/JP7398217B2/ja active Active
-
2020
- 2020-03-25 CN CN202080022558.3A patent/CN113614410A/zh active Pending
- 2020-03-26 TW TW109110204A patent/TW202041796A/zh unknown
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2436746A (en) | 1943-07-12 | 1948-02-24 | Charles W Drought | Selective gear reduction units |
US4532822A (en) | 1982-09-24 | 1985-08-06 | Godlewski Edward S | Shaft and gear adjuster |
JP2002317857A (ja) | 2001-04-18 | 2002-10-31 | Teijin Seiki Co Ltd | 減速機 |
JP2003120316A (ja) | 2001-10-15 | 2003-04-23 | Mitsubishi Automob Eng Co Ltd | 動力伝達装置 |
JP7256969B2 (ja) | 2018-05-22 | 2023-04-13 | 日本精機株式会社 | 計器装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN113614410A (zh) | 2021-11-05 |
JP2020183804A (ja) | 2020-11-12 |
TW202041796A (zh) | 2020-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5100399B2 (ja) | 減速装置 | |
JP5231530B2 (ja) | 歯車装置 | |
JP5301371B2 (ja) | 2軸回転型ポジショナ | |
EP2127804A1 (en) | Indexing device for machine tools | |
WO2020217831A1 (ja) | 歯車機構、減速機、および、減速機を用いる駆動装置 | |
JP7398217B2 (ja) | 歯車機構、減速機、および、その減速機を用いる駆動装置 | |
KR101110047B1 (ko) | 공구 매거진용 기어드모터 | |
JP4609337B2 (ja) | タレット旋盤 | |
KR20150087451A (ko) | 하모닉 감속기용 플렉시블 스플라인 및 그 제조장치 | |
KR101418926B1 (ko) | 기어모터 및 기어모터용의 어댑터 | |
JP2003251505A (ja) | 旋盤の回転工具タレット | |
WO2020217834A1 (ja) | 減速機、および、減速機を用いる駆動装置 | |
KR101925805B1 (ko) | 밀링 공구대의 드라이빙 장치 | |
WO2022138616A1 (ja) | 工作機械 | |
JP7423064B2 (ja) | 減速機 | |
JP2002307212A (ja) | ターレット旋盤のターレットヘッド駆動装置 | |
JP2006192550A (ja) | 刃物台 | |
JP4489255B2 (ja) | タレット旋盤のホブ加工ユニット | |
KR102331350B1 (ko) | 공작기계용 절삭어태치먼트 | |
TW202113252A (zh) | 齒輪機構、減速機 | |
JP2018075645A (ja) | 工具径可変主軸装置 | |
JP2008055576A (ja) | 回転工具タレット | |
JPH0276603A (ja) | 工作機械の主軸台構造 | |
KR20150065249A (ko) | 공작기계용 유니버설 헤드 어태치먼트 | |
KR20150065247A (ko) | 공작기계용 유니버설 헤드 어태치먼트 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220609 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231114 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231204 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7398217 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |