JP2003321724A - ニオブ粉、それを用いた焼結体及びそれを用いたコンデンサ - Google Patents

ニオブ粉、それを用いた焼結体及びそれを用いたコンデンサ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】単位質量当たりの容量が大きく耐熱特性の良好
なコンデンサ、それを与える焼結体、及びそれを与える
ニオブ粉を提供する。 【解決手段】MgとZr含有量が、各々50〜400質
量ppmで、W含有量が20〜200質量ppmで、T
a含有量が、300〜3000質量ppmで、酸素、窒
素、水素、Mg、Zr、WおよびTa以外の元素の含有
量が、各々50質量ppm以下であるニオブ粉を作製す
る。該粉体を用いて焼結体を、さらに該焼結体を用いて
コンデンサを作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単位質量当たりの
容量が大きく、耐熱特性の良好なコンデンサを安定に製
造することができるニオブ粉、それを用いた焼結体、そ
の焼結体を用いたコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やパーソナルコンピュータ等の
電子機器に使用されるコンデンサは、小型で大容量のも
のが望まれている。このようなコンデンサの中でもタン
タルコンデンサは大きさの割には容量が大きく、しかも
性能が良好なため、好んで使用されている。このタンタ
ルコンデンサの陽極体として、一般的にタンタル粉の焼
結体が使用されている。これらタンタルコンデンサの容
量を上げるためには、焼結体質量を増大させるか、また
は、タンタル粉を微粉化して表面積を増加させた焼結体
を用いる必要がある。
【0003】焼結体質量を増加させる方法では、コンデ
ンサの形状が必然的に増大して小型化の要求を満たさな
い。一方、タンタル粉を微粉化して比表面積を増加させ
る方法では、タンタル焼結体の細孔径が小さくなり、ま
た焼結段階で閉鎖孔が多くなり、後工程における陰極剤
の含浸が困難になる。これらの欠点を解決する手段の一
つとして、タンタルより誘電率の大きい材料の焼結体を
用いたコンデンサが考えられる。誘電率の大きい材料と
してはニオブが知られている。一方ニオブとタンタル
は、同属であるため、ニオブ中には、タンタルが不純物
として存在する。
【0004】特開平13−307963号公報におい
て、ニオブ粉を精製し、タンタル含有量を700質量p
pm以下にしたニオブ粉を得、これ用いて焼結体及びコ
ンデンサを作製すると、CV値または容量が低下しない
ことが開示されている。しかしながら、製造工程中に精
製工程を設けたのでは、ニオブ粉の製造時間が長くな
り、また回収率の低下を招くことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】単位質量当たりの容量
が大きく耐熱特性の良好なコンデンサ、それを与える焼
結体、及びそれを与えるニオブ粉を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、ニオブ粉の組成を、必ずしもニオブ粉の精製
の必要のない特定の範囲に調整することにより前記課題
を解決できることを見出した。
【0007】即ち、本発明は、以下の発明に関する。 (1)MgとZr含有量が各々50〜400質量pp
m、W含有量が20〜200質量ppm、Ta含有量が
300〜3000質量ppm、酸素,窒素,水素,M
g,Zr,WおよびTa以外の元素の含有量が、50質
量ppm以下であることを特徴とするニオブ粉。 (2)酸素含有量が、4000〜100000質量pp
mである前項1に記載のニオブ粉。 (3)窒素含有量が、20〜200000質量ppmで
ある前項1または2に記載のニオブ粉。 (4)水素含有量が、5〜200質量ppmである前項
1乃至3に記載のニオブ粉。 (5)一次粉の平均粒径が、0.1〜5μmである前項
1乃至4に記載のニオブ粉。 (6)一次粉を造粒した二次粉の平均粒径が、50〜3
00μmである前項5に記載のニオブ粉。 (7)BET比表面積が0.5m2/g以上40m2/g
以下である前項1乃至6に記載のニオブ粉。 (8)CV値が、80000〜200000μFV/g
である前項1乃至7に記載のニオブ粉。
【0008】(9)前項1乃至8のいずれか1項に記載
のニオブ粉を用いた焼結体。 (10)比表面積が、0.5m2/g〜7m2/gである
前項9に記載の焼結体。
【0009】(11)前項9乃至10のいずれか1項に
記載のニオブ焼結体を一方の電極とし、その焼結体表面
上に形成された誘電体と、前記誘電体上に設けられた他
方の電極とから構成されたコンデンサ。 (12)誘電体の主成分が酸化ニオブである前項11に
記載のコンデンサ。 (13)他方の電極が、電解液、有機半導体及び無機半
導体からなる群より選ばれる少なくとも1種の材料であ
る前項11に記載のコンデンサ。 (14)他方の電極が、有機半導体であって、該有機半
導体が、ベンゾピロリン4量体とクロラニルからなる有
機半導体、テトラチオテトラセンを主成分とする有機半
導体、テトラシアノキノジメタンを主成分とする有機半
導体及び導電性高分子からなる群より選ばれる少なくと
も1種の材料である前項13に記載のコンデンサ。 (15)導電性高分子が、ポリピロール、ポリチオフェ
ン、ポリアニリン及びこれらの置換誘導体から選ばれる
少なくとも1種である前項14に記載のコンデンサ。 (16)導電性高分子が、下記一般式(1)又は一般式
(2)
【0010】
【化3】
【0011】(式中、R1〜R4はそれぞれ独立して水素
原子、炭素数1乃至10の直鎖上もしくは分岐状の飽和
もしくは不飽和のアルキル基、アルコキシ基あるいはア
ルキルエステル基、またはハロゲン原子、ニトロ基、シ
アノ基、1級、2級もしくは3級アミノ基、CF3基、
フェニル基及び置換フェニル基からなる群から選ばれる
一価基を表わす。R1とR2及びR3とR4の炭化水素鎖は
互いに任意の位置で結合して、かかる基により置換を受
けている炭素原子と共に少なくとも1つ以上の3〜7員
環の飽和または不飽和炭化水素の環状構造を形成する二
価鎖を形成してもよい。前記環状結合鎖には、カルボニ
ル、エーテル、エステル、アミド、スルフィド、スルフ
ィニル、スルホニル、イミノの結合を任意の位置に含ん
でもよい。Xは酸素、硫黄又は窒素原子を表し、R5
Xが窒素原子の時のみ存在して、独立して水素又は炭素
数1乃至10の直鎖上もしくは分岐状の飽和もしくは不
飽和のアルキル基を表す。)で示される繰り返し単位を
含む重合体に、ドーパントをドープした導電性高分子で
ある前項14に記載のコンデンサ。 (17)導電性高分子が、下記一般式(3)
【0012】
【化4】
【0013】(式中、R6及びR7は、各々独立して水素
原子、炭素数1乃至6の直鎖状もしくは分岐状の飽和も
しくは不飽和のアルキル基、または該アルキル基が互い
に任意の位置で結合して、2つの酸素元素を含む少なく
とも1つ以上の5〜7員環の飽和炭化水素の環状構造を
形成する置換基を表わす。また、前記環状構造には置換
されていてもよいビニレン結合を有するもの、置換され
ていてもよいフェニレン構造のものが含まれる。)で示
される繰り返し単位を含む導電性高分子である前項16
に記載のコンデンサ。 (18)導電性高分子が、ポリ(3,4−エチレンジオ
キシチオフェン)にドーパントをドープした導電性高分
子である前項14に記載のコンデンサ。 (19)他方の電極が、層状構造を少なくとも一部に有
する材料からなる前項11に記載のコンデンサ。 (20)他方の電極が、有機スルホン酸アニオンをドー
パントとして含んだ材料である前項11に記載のコンデ
ンサ。
【0014】(21)前項11乃至20のいずれか1項
に記載のコンデンサを使用した電子回路。 (22)前項11乃至20のいずれか1項に記載のコン
デンサを使用した電子機器。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のニオブ粉を得る一形態を
説明する。本発明のニオブ粉の製造には、一般に入手で
きるニオブ原料を用いることができる。たとえば、ハロ
ゲン化ニオブのマグネシウムやナトリウムによる還元、
フッ化ニオブ酸カリウムのナトリウム還元、フッ化ニオ
ブ酸カリウムのニッケル陰極上への溶融塩(NaCl+
KCl)電解、ニオブの五酸化物のアルカリ金属、アル
カリ土類金属、カーボンまたは水素による還元、ニオブ
インゴットへの水素導入後の粉砕・脱水素等によって得
ることができる。
【0016】本発明のニオブ粉は、タンタル含有量が、
300質量ppm〜3000質量ppm以下である(通
常、700質量ppmより多く3000質量ppm以下
であるが、300質量ppm〜700質量ppmであっ
てもよい。)。後述する特定の元素の含有量を特定範囲
に管理することにより、特開平13−307963号公
報に記載されたようにタンタル含有量をあえて700質
量ppm以下にすることもなく、該ニオブ粉を用いた焼
結体及びコンデンサのCV値または容量の低下はない。
さらに好ましいことに、該ニオブ粉を用いたコンデンサ
の高温負荷試験は、良好な値を示す。
【0017】本発明のニオブ粉には、MgとZrが各々
50〜400質量ppm、Wが20〜200質量pp
m、それぞれ含まれる。また、酸素、窒素、水素、M
g、Zr、WおよびTa以外の元素含有量は、各々50
質量ppm以下である。これら元素の含有量が、これら
の範囲外になると、前記したCV値、容量、高温負荷試
験値の全てを良好に維持することが困難になる。
【0018】本発明のMg、ZrおよびW元素を前記含
有量含んだニオブ粉は、例えば各々の元素を含んだ化合
物または、元素を前述したニオブ粉に混合することによ
って得ればよい。一般的に得られるニオブ粉には、Mg
とZrが各々400質量ppm以上、Wが200質量p
pm以上、Taが3000質量ppm以上、または、酸
素、窒素、水素、Mg、Zr、WおよびTa以外の元素
が50質量ppm以上含まれることは希であり、本発明
のニオブ粉を得るためには、Mg、ZrおよびWを添加
すれば良く、必ずしもニオブ粉を精製する必要はない。
そのため、収率よく、時間をかけずにニオブ粉の製造が
できる。ニオブ粉にこれら元素を添加する時期は、前記
したニオブ粉を作製した後または作製する任意の段階に
加えても良いが、あらかじめ予備実験により好ましい混
合時期を決定しておくことが望ましい。また、前記した
ニオブ粉を得るための装置の少なくとも1つを、前記特
定の元素を含んだ材質の装置としておき、ニオブ粉作製
時に装置との磨耗によって、該元素がニオブ粉に所定量
混合されるように設計しておいても良い。
【0019】このようにして得たニオブ粉は、水素と炭
素を、通常、各々5〜200質量ppm含有している。
本発明のニオブ粉は、空気中室温で、自然酸化皮膜を形
成する。この場合、含有酸素量は、ニオブ粉の粒径によ
っても異なるが、通常、4000〜100000質量p
pmである。マグネシウム、カルシウム、水素などの還
元剤により、ニオブの自然酸化皮膜を還元し、酸素含有
量を下げることも可能である。例えば、酸素含有量が、
8000質量ppmのニオブ粉や、80000質量pp
mのニオブ粉を、還元して各々5000質量ppmのニ
オブ粉にすることができる。
【0020】本発明では、前記ニオブ粉および/または
後述する二次粉を一部窒化しておいて使用しても良い。
ニオブ粉の一部を窒化するには、例えばニオブ粉を窒素
ガス雰囲気中で窒素化することによって得られる。この
場合、窒素量は、20〜200000質量ppmにする
のが好ましい。さらに作製したコンデンサの漏れ電流値
を良好にするには、100〜30000質量ppmが特
に好ましい。ここで窒化量とは、ニオブ粉に吸着したも
のではなく、化学的に結合した窒素量である。
【0021】ニオブ粉の窒化方法としては、液体窒化、
イオン窒化、ガス窒化などのうちいずれかあるいはそれ
らの組み合わせた方法で実施することができる。窒素ガ
ス雰囲気によるガス窒化処理は、装置が簡便で操作が容
易なため好ましい。たとえば窒素ガス雰囲気によるガス
窒化方法は、前記ニオブ粉を窒素雰囲気中に放置するこ
とによって達成される。窒化する雰囲気温度は、200
0℃以下、放置時間は、数時間以内で目的とする窒化量
のニオブ粉が得られる。より高温で処理することにより
処理時間を短くすることができる。前記ニオブ粉の窒化
量は、被窒化物の窒化温度と窒化時間を予備実験等で確
認した条件で管理することができる。
【0022】本発明の粉体の平均粒径は、0.1μm以
上で5μm未満、好ましくは0.2μm以上で2μm未
満である。平均粒径が5μm以上であると、作製した焼
結体自身のCV値が小さく、容量の大きなコンデンサを
作製することが困難であるため好ましくない。0.1μ
m未満であると、他方の電極材料を含浸することが難し
く、かえって容量を下げるため好ましくない。該平均粒
径範囲にある本発明の粉体の比表面積は、0.5m2
g以上で40m2/g以下である。本発明のコンデンサ
用粉体は、該粉体を所定の大きさに造粒して二次粉とし
て使用しても良い。
【0023】造粒方法として、従来公知の方法が採用で
きる。例えば、粉体を500℃〜2000℃の高温真空
下に放置した後、湿式または乾式解砕する方法、アクリ
ル樹脂やポリビニルアルコール等の適当なバインダーと
粉体を混合した後解砕する方法、アクリル樹脂や樟脳等
の適当な化合物と混合した後高温真空下に放置し、その
後湿式または乾式解砕する方法等があげられる。造粒と
解砕の程度によって造粒粉の粒径は、任意に変更可能で
あるが、通常、平均粒径で50μm〜300μmのもの
が使用される。造粒・解砕後に分級して用いても良い。
また、造粒後に造粒前の粉体を適量混合して用いても良
い。このようにして作製した造粒粉のBET比表面積
は、通常、0.4〜20m2/gになる。
【0024】また本発明のニオブ粉は、後述するように
該ニオブ粉から焼結体を作製した後0.1%燐酸水溶液
中80℃で所定電圧で300分間化成した場合、CV値
は、80000〜200000μFV/g(硫酸30%
水溶液中室温で120Hz1.5Vバイアス30秒値)
を示す。
【0025】本発明の焼結体は、前述した粉体を焼結し
て製造することができる。焼結体の製造方法の1例を以
下に示す。なお、焼結体の製造方法は、この例に限定さ
れるものではない。例えば、粉体を所定の形状に加圧成
型した後、10-1〜10-4Paで、数分〜数時間、50
0〜2000℃で加熱して得られる。本発明の焼結体の
比表面積は、通常、0.5m2/g〜7m2/gになる。
【0026】また、適当な形状・長さの、ニオブやタン
タル等の弁作用金属からなるリードワイヤーを用意し、
前述した粉体の加圧成型時に該リードワイヤーの一部が
成型体の内部に挿入されるように一体成型して、該リー
ドワイヤーを前記焼結体の引き出しリードとなるように
することもできる。
【0027】前述した焼結体を一方の電極とし他方の電
極(対電極)の間に介在した誘電体とからコンデンサを
製造することができる。コンデンサの誘電体として酸化
ニオブおよび酸化タンタルを主成分とする誘電体があげ
られる。例えば、酸化ニオブを主成分とする誘電体は、
一方の電極であるニオブ焼結体を電解液中で化成するこ
とによって得られる。ニオブ電極を電解液中で化成する
には、通常プロトン酸水溶液、例えば、0.1%酢酸水
溶液または硫酸水溶液を用いて行われる。ニオブ電極を
電解液中で化成して酸化ニオブを主成分とする誘電体を
得る場合。本発明のコンデンサは、電解コンデンサとな
り、ニオブ側が陽極となる。
【0028】一方、本発明のコンデンサの他方の電極と
して、有機半導体および無機半導体から選ばれる少なく
とも1種の化合物があげられる。有機半導体の具体例と
しては、ベンゾピロリン4量体とクロラニルからなる有
機半導体、テトラチオテトラセンを主成分とする有機半
導体、テトラシアノキノジメタンを主成分とする有機半
導体、下記一般式(1)または(2)で表される繰り返
し単位を含む高分子にドーパントをドープした電導性高
分子を主成分とした有機半導体があげられる。
【0029】
【化5】
【0030】式(1)および(2)において,R1〜R4
は水素、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6
のアルコキシ基を表し、これらは互いに同一であっても
相違してもよく、Xは酸素、イオウまたは窒素原子を表
し、R5はXが窒素原子のときのみ存在して水素または
炭素数1〜6のアルキル基を表し、R1とR2およびR 3
とR4は互いに結合して環状になっていても良い。
【0031】さらに、本発明においては、前記一般式
(1)で表される繰り返し単位を含む電導性高分子は、
好ましくは下記一般式(3)で示される構造単位を繰り
返し単位として含む電導性高分子が挙げられる。
【0032】
【化6】
【0033】式中、R6及びR7は、各々独立して水素原
子、炭素数1乃至6の直鎖状もしくは分岐状の飽和もし
くは不飽和のアルキル基、または該アルキル基が互いに
任意の位置で結合して、2つの酸素元素を含む少なくと
も1つ以上の5〜7員環の飽和炭化水素の環状構造を形
成する置換基を表わす。また、前記環状構造には置換さ
れていてもよいビニレン結合を有するもの、置換されて
いてもよいフェニレン構造のものが含まれる。このよう
な化学構造を含む電導性高分子は、荷電されており、ド
ーパントがドープされる。ドーパントには公知のドーパ
ントが制限なく使用できる。
【0034】式(1)乃至(3)で表される繰り返し単
位を含む高分子としては、例えば、ポリアニリン、ポリ
オキシフェニレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリ
チオフェン、ポリフラン、ポリピロール、ポリメチルピ
ロール、およびこれらの置換誘導体や共重合体などが挙
げられる。中でもポリピロール、ポリチオフェン及びこ
れらの置換誘導体(例えばポリ(3,4−エチレンジオ
キシチオフェン)等)が好ましい。
【0035】無機半導体の具体例としては。二酸化鉛ま
たは二酸化マンガンを主成分とする無機半導体、四三酸
化鉄からなる無機半導体などがあげられる。このような
半導体は、単独でも、または、2種以上組み合わせて使
用しても良い。
【0036】上記有機半導体および無機半導体として、
電導度10-2〜103S/cmの範囲のものを使用する
と、作製したコンデンサのインピーダンス値がより小さ
くなり、高周波での容量をさらに一層大きくすることが
できる。
【0037】さらに他方の電極が固体の場合には、その
上に外部引き出しリード(例えば、リードフレーム)と
の電気的接触をよくするために、導電体層を設けてもよ
い。導電体層としては、例えば、導電ペーストの固化、
メッキ、金属蒸着、耐熱性の導電樹脂フイルムの形成等
により形成することができる。導電ペーストとしては、
銀ペースト、銅ペースト、アルミペースト、カーボンペ
ースト、ニッケルペースト等が好ましいが、これらは1
種を用いても2種以上を用いてもよい。2種以上を用い
る場合、混合してもよく、または別々の層として重ねて
もよい。導電ペーストを適用した後、空気中に放置する
か、または加熱して固化せしめる。メッキとしては、ニ
ッケルメッキ、銅メッキ、銀メッキ、アルミメッキ等が
あげられる。また蒸着金属としては、アルミニウム、ニ
ッケル、銅、銀等があげられる。
【0038】具体的には、例えば他方の電極上にカーボ
ンペースト、銀ペーストを順次積層しエポキシ樹脂のよ
うな材料で封止してコンデンサが構成される。このコン
デンサは、前記焼結体と一体に焼結成型された、または
後で溶接されたニオブまたはタンタルリードを有してい
てもよい。
【0039】以上のような構成の本発明のコンデンサ
は、例えば、樹脂モールド、樹脂ケース、金属性の外装
ケース、樹脂のディッピング、ラミネートフイルムによ
る外装などの外装により各種用途のコンデンサ製品とす
ることができる。
【0040】
【実施例】以下、本発明の具体例についてさらに詳細に
説明する。本発明の粉体の窒化量は、LEKO社製の窒
素・酸素分析計を用いて求めた。焼結体のCV値は、
0.1%燐酸水溶液中で20V印加、80℃、300分
化成した後に、30%硫酸中で測定した容量と、化成電
圧20Vとの積から求めた。またニオブ粉中の酸素、窒
素、以外の元素の含有量は、Si及びPが、ICP−A
ES、C及びSが、高周波燃焼/IR、これ以外の元素
は、ICP−AESから求めた。コンデンサの高温負荷
試験値は、作製したコンデンサを、85℃4Vで100
0時間放置したときの容量が、初期値の±20%を超え
る個数で表現した。この個数が小さいほど高温負荷試験
値は良好となる。また、CV値、および該ニオブ粉を用
いたコンデンサの高温負荷試験値を求めるための試料数
は、各例とも30個とした。
【0041】実施例1〜5、比較例1〜3 Ta含有量1200質量ppmのニオブインゴットを水
素化後湿式粉砕して、平均粒径0.78μm、比表面積
4.6m2/gのニオブ粉を得た。マグネシウム、酸化
ジルコニウム、タングステン酸アンモニウムを、Mg、
Zr、Wの各含有量が表1に記載の量となるように添加
した。ついでこの粉体を、1200℃で真空加熱した後
取り出し、解砕後分級し平均粒径90μm、比表面積
1.5m2/gの造粒粉(二次粉とも言う)を得た。こ
れを400℃で3時間窒素気流中に放置することにより
一部窒化したニオブ粉を得た。このニオブ粉の各元素の
含有量は、窒素2500質量ppm、酸素32000質
量ppm、水素100質量ppm、酸素、窒素、水素、
Mg、Zr、WおよびTa以外の元素の含有量は、40
質量ppm以下であった。この造粒粉を1.8×3.5
×4.0mmの大きさに成型(直径0.3mmのニオブ
ワイヤーを共に成型しリードとした)した後、1300
℃で7×10-5Paの減圧下で焼結し比表面積0.8m
2/gの焼結体を得た。(この焼結体のCV値を表1に
示した。)この焼結体を0.1%リン酸水溶液中、80
℃20Vで300分化成した。次いで、焼結体内部の細
孔および表面煮に、酸化剤を過硫酸アンモニウム、ドー
パントをアンソラキノンスルフォン酸ナトリウムとし、
ドーパントの存在下、ピロールと酸化剤との反応を繰り
返すことによりポリピロールを析出させ、他方の電極を
形成した。さらにカーボンペースト、銀ペーストを順に
積層した後、エポキシ樹脂で封止してコンデンサを作製
した。各実施例及び比較例の測定値を表1に記載した。
【0042】実施例6〜14、比較例4〜12 タンタル含有量が各々表1に記載したニオブインゴット
を使用し、他方の電極のを、二酸化鉛が98質量%、焼
結体細孔中で酢酸鉛水溶液と過硫酸アンモニウム水溶液
の反応を繰り返し、二酸化鉛と硫酸鉛の混合物の他方の
電極を形成した。これら以外は実施例1〜3、比較例
1、3と同様にしてコンデンサを作製した。なお、比較
例10,11、12のMg、Zr、Wの添加量は、各
々、実施例1,2,3と同様の含有量を目標として添加
した。
【0043】実施例15〜19、比較例13〜15 実施例1〜5、比較例1〜3と同様に行った。ただし、
ニオブ粉を、五塩化タンタルが0.5%混入している五
塩化ニオブをマグネシウム還元することにより作製し
た。また、窒化は450℃で3時間窒素気流中放置して
行った。得られたニオブ粉は、平均粒径0.53〜0.
78μm、比表面積7.1m2/gであった。得られた
造粒粉は、平均粒径120μm、比表面積1.7m2
gであった。また、窒素量8500質量ppm、酸素量
9000質量ppm、水素量140質量ppm、酸素、
窒素、水素、Mg、Zr、WおよびTa以外の元素の含
有量は、40質量ppm以下であった。焼結体の比表面
積は1.3m2/gであった。これを用いて実施例1〜
5、比較例1〜3と同様にしてコンデンサを作製した。
【0044】
【表1】
【0045】実施例1〜5と比較例1〜3、実施例6〜
8と比較例4および5、実施例9〜11と比較例6およ
び7、実施例12〜14と比較例8および9、実施例1
5〜19と比較例13〜15、ならびに比較例10〜1
2を各々比較することにより前記したように特定の金属
の含有量を特定量にコントロールしたニオブ粉から作製
した焼結体およびコンデンサは、CV値、容量および高
温負荷試験値すなわち耐熱性が良好であることがわか
る。
【0046】
【発明の効果】収率よく時間をかけずに製造ができるコ
ンデンサ用ニオブ粉が提供され、この粉体をコンデンサ
に用いることにより、単位質量当たりの容量が大きく、
耐熱特性の良好なコンデンサを製造することができる。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MgとZr含有量が各々50〜400質量
    ppm、W含有量が20〜200質量ppm、Ta含有
    量が300〜3000質量ppm、酸素,窒素,水素,
    Mg,Zr,WおよびTa以外の元素の含有量が、50
    質量ppm以下であることを特徴とするニオブ粉。
  2. 【請求項2】酸素含有量が、4000〜100000質
    量ppmである請求項1に記載のニオブ粉。
  3. 【請求項3】窒素含有量が、20〜200000質量p
    pmである請求項1または2に記載のニオブ粉。
  4. 【請求項4】水素含有量が、5〜200質量ppmであ
    る請求項1乃至3に記載のニオブ粉。
  5. 【請求項5】一次粉の平均粒径が、0.1〜5μmであ
    る請求項1乃至4に記載のニオブ粉。
  6. 【請求項6】一次粉を造粒した二次粉の平均粒径が、5
    0〜300μmである請求項5に記載のニオブ粉。
  7. 【請求項7】BET比表面積が0.5m2/g以上40
    2/g以下である請求項1乃至6に記載のニオブ粉。
  8. 【請求項8】CV値が、80000〜200000μF
    V/gである請求項1乃至7に記載のニオブ粉。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれか1項に記載のニ
    オブ粉を用いた焼結体。
  10. 【請求項10】比表面積が、0.5m2/g〜7m2/g
    である請求項9に記載の焼結体。
  11. 【請求項11】請求項9乃至10のいずれか1項に記載
    のニオブ焼結体を一方の電極とし、その焼結体表面上に
    形成された誘電体と、前記誘電体上に設けられた他方の
    電極とから構成されたコンデンサ。
  12. 【請求項12】誘電体の主成分が酸化ニオブである請求
    項11に記載のコンデンサ。
  13. 【請求項13】他方の電極が、電解液、有機半導体及び
    無機半導体からなる群より選ばれる少なくとも1種の材
    料である請求項11に記載のコンデンサ。
  14. 【請求項14】他方の電極が、有機半導体であって、該
    有機半導体が、ベンゾピロリン4量体とクロラニルから
    なる有機半導体、テトラチオテトラセンを主成分とする
    有機半導体、テトラシアノキノジメタンを主成分とする
    有機半導体及び導電性高分子からなる群より選ばれる少
    なくとも1種の材料である請求項13に記載のコンデン
    サ。
  15. 【請求項15】導電性高分子が、ポリピロール、ポリチ
    オフェン、ポリアニリン及びこれらの置換誘導体から選
    ばれる少なくとも1種である請求項14に記載のコンデ
    ンサ。
  16. 【請求項16】導電性高分子が、下記一般式(1)又は
    一般式(2) 【化1】 (式中、R1〜R4はそれぞれ独立して水素原子、炭素数
    1乃至10の直鎖上もしくは分岐状の飽和もしくは不飽
    和のアルキル基、アルコキシ基あるいはアルキルエステ
    ル基、またはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、1
    級、2級もしくは3級アミノ基、CF3基、フェニル基
    及び置換フェニル基からなる群から選ばれる一価基を表
    わす。R1とR2及びR3とR4の炭化水素鎖は互いに任意
    の位置で結合して、かかる基により置換を受けている炭
    素原子と共に少なくとも1つ以上の3〜7員環の飽和ま
    たは不飽和炭化水素の環状構造を形成する二価鎖を形成
    してもよい。前記環状結合鎖には、カルボニル、エーテ
    ル、エステル、アミド、スルフィド、スルフィニル、ス
    ルホニル、イミノの結合を任意の位置に含んでもよい。
    Xは酸素、硫黄又は窒素原子を表し、R5はXが窒素原
    子の時のみ存在して、独立して水素又は炭素数1乃至1
    0の直鎖上もしくは分岐状の飽和もしくは不飽和のアル
    キル基を表す。)で示される繰り返し単位を含む重合体
    に、ドーパントをドープした導電性高分子である請求項
    14に記載のコンデンサ。
  17. 【請求項17】導電性高分子が、下記一般式(3) 【化2】 (式中、R6及びR7は、各々独立して水素原子、炭素数
    1乃至6の直鎖状もしくは分岐状の飽和もしくは不飽和
    のアルキル基、または該アルキル基が互いに任意の位置
    で結合して、2つの酸素元素を含む少なくとも1つ以上
    の5〜7員環の飽和炭化水素の環状構造を形成する置換
    基を表わす。また、前記環状構造には置換されていても
    よいビニレン結合を有するもの、置換されていてもよい
    フェニレン構造のものが含まれる。)で示される繰り返
    し単位を含む導電性高分子である請求項16に記載のコ
    ンデンサ。
  18. 【請求項18】導電性高分子が、ポリ(3,4−エチレ
    ンジオキシチオフェン)にドーパントをドープした導電
    性高分子である請求項14に記載のコンデンサ。
  19. 【請求項19】他方の電極が、層状構造を少なくとも一
    部に有する材料からなる請求項11に記載のコンデン
    サ。
  20. 【請求項20】他方の電極が、有機スルホン酸アニオン
    をドーパントとして含んだ材料である請求項11に記載
    のコンデンサ。
  21. 【請求項21】請求項11乃至20のいずれか1項に記
    載のコンデンサを使用した電子回路。
  22. 【請求項22】請求項11乃至20のいずれか1項に記
    載のコンデンサを使用した電子機器。
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