JP2003319896A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2003319896A
JP2003319896A JP2002127184A JP2002127184A JP2003319896A JP 2003319896 A JP2003319896 A JP 2003319896A JP 2002127184 A JP2002127184 A JP 2002127184A JP 2002127184 A JP2002127184 A JP 2002127184A JP 2003319896 A JP2003319896 A JP 2003319896A
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dust
outlet
separation cylinder
cylinder
filter
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JP2002127184A
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Akira Torisawa
陽 鳥澤
Masatoshi Tanaka
正俊 田中
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸塵性能を向上できるサイクロン式の電気掃
除機を得ることにある。 【解決手段】 前側に吸込み口21及びこの口21の後側に
連続して設けられた旋回流形成手段(隆起ガイド25、通
気口26、ガイド片27)を有し、後側に気流出口33及びこ
の出口寄りの後側周壁に開口する塵出口34を有した分離
筒体11を備える。この筒体の下流側でかつ分離筒体11の
軸方向延長上に、電動送風機12を、その吸気口41を気流
出口33側に向けて配置する。電動送風機12と分離筒体11
との間に設けられたフィルターケース13にフィルター14
を気流出口33と吸気口41とを仕切って取付ける。塵出口
34から排出される塵を受けるダストカップ15を掃除機本
体2に着脱可能に設ける。この構成により、分離筒体11
から電動送風機12に至る気流が直進流となるようにし
て、風路損失を抑制したこことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸込み気流を旋回
させてこの気流中に含まれる塵を分離しながら掃除する
サイクロン式の電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサイクロン式の電気掃除機では、
分離筒体と電動送風機とが夫々立った姿勢で掃除機本体
内に並設されている。掃除機本体の前側から水平方向に
吸込まれる気流は、略90°方向変換されて分離筒体に
その上方から下向きに供給され、分離筒体の入口に設け
られている旋回流形成手段によって分離筒体の内部に旋
回流が作られる。この旋回流は、分離筒体の下部で反転
上昇して分離筒体の中央部に設けられている気流出口か
ら流出し、この気流出口と電動送風機の上向きに吸気口
とを接続しているダクトを通って電動送風機に下向きに
吸込まれる。この場合、気流は気流出口を流出した直後
に、ダクトによって流れ方向を略90°変えられるとと
もに、このダクトから電動送風機に吸込まれる際にも、
流れ方向を略90°変えられる。電動送風機から流出し
た気流は掃除機本体外に排出される。
【0003】こうした吸込み空気の流れにおいて、前記
分離筒体内での気流の旋回による遠心力によって、この
気流中に含まれる塵を分離させて、この塵を分離筒体の
底部に溜めることができる。この分離筒体は、ダストカ
ップとして用いられるようにカップ状をなし、しかも、
内部を透視可能に形成されていて、掃除機本体に着脱可
能に取付けられている。そのため、分離された塵が分離
筒体内に所定量溜まったことが視認された段階で、使用
者により分離筒体を外して塵が捨てられるようになって
いる。
【0004】前記構成の電気掃除機は、分離筒体内で下
向きに旋回している気流を反転上昇させているととも
に、気流が気流出口からダクトに流出する際及びこのダ
クトから電動送風機に流入する際にも、気流の流れ方向
を夫々略90°変えている。しかも、ダクトを用いてい
るために分離筒体から電動送風機に至る風路が長い。そ
のため、分離筒体の気流入口から電動送風機に至る風路
での圧損が大きく、この風路でのエネルギー損失が大き
い。したがって、電動送風機の吸込み仕事率が良くない
ので、吸塵性能が良くない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、吸塵性能を向上できるサイクロン式の電気
掃除機を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、軸方向一端側に吸込み口及びこの吸込み
口の下流側に設けられた旋回流形成手段を有し、軸方向
他端側に気流出口及びこの気流出口寄りの他端側周壁に
開口する塵出口を有した分離筒体の下流側でかつこの分
離筒体の軸方向延長上に、吸気口を有した電動送風機
を、その吸気口を気流出口側に向けて配置するととも
に、この電動送風機と分離筒体との間に設けられたフィ
ルター取付け部に気流出口と吸気口とを仕切るフィルタ
ーを取付け、かつ、前記塵出口から排出される塵を受け
るダストカップを掃除機本体に着脱可能に設けている。
【0007】本発明において、分離筒体は、その内部を
気流が円滑に旋回できる筒状であれば、円筒体でも角筒
体でもよいが、特に断面において長軸と短軸との差が少
ない楕円円筒体がよく、中でも断面が真円の円筒体を用
いることが好ましい。本発明において、吸込み口は掃除
機本体内に吸込まれる気流の入口として機能するもので
あり、この吸込み口には吸込まれる気流を導く吸塵ホー
スなどの気流ガイド手段が接続される。本発明におい
て、気流出口は、分離筒体の電動送風機側に向いた端部
開口で形成できる他、分離筒体がその内部に内筒を有す
る場合には、この内筒の電動送風機側に向いた端部開口
で形成できる。本発明において、旋回流形成手段は、吸
込み口に導入された気流にその流入速度を利用して旋回
運動を与えるものであり、後述の実施形態で説明する構
成の他、旋回翼を用いて形成することもでき、又、旋回
流形成手段は、その中心軸線を分離筒体の中心軸線上か
らずらして設けても、或いは同一軸線上に設けてもよ
い。
【0008】本発明において、電動送風機は被掃除面の
塵埃を空気とともに吸込むための送風をするものであ
り、この送風機が分離筒体の軸方向延長上に配置される
とは、分離筒体から電動送風機に至る気流を実質的な直
進流とするための配置を指す。この場合、分離筒体の中
心軸線延長上に電動送風機の中心軸線が位置するように
電動送風機を配置することが好ましいが、前記両軸線が
ずれていても斜めに交差する関係にあっても、実質的な
直進流を得られる限り、本発明に含まれる。又、前記直
進流は、上下方向、又は水平方向、或いは斜め方向に形
成することができる。
【0009】本発明において、フィルター取付け部は、
分離筒体の気流出口側端部に一体に形成してもよく、或
いは分離筒体とは別に形成されたものを用いてもよい。
この取付け部に取付けられるフィルターは、気流出口か
ら吸気口に向かう直進流に含まれる塵を補足するもので
ある。フィルターは単層でも多層でもよいとともに、塵
の他に臭い成分を除去する等他の機能をフィルターに付
加することは妨げない。更に、フィルターは、交換可
能、若しくは取出して水洗い出きるようにすることが望
ましい。
【0010】本発明において、ダストカップは、分離筒
体などで分離された塵を溜めるものであり、必要に応じ
て掃除機本体から取外して内部の塵を捨てることができ
る。ダストカップは、内部に溜まった塵の量を視認でき
るようにするために、透明又は半透明など内部を透視可
能に形成することが望ましい。しかも、これとの関係
で、ダストカップの少なくとも一部を掃除機本体外に露
出させて、このカップを掃除機本体に取付けたり、掃除
機本体のダストカップを囲んだ部分を透視可能に形成す
るとよい。
【0011】本発明では、電動送風機の送風力により分
離筒体の吸込み口から吸込まれた空気が、この筒体の旋
回流形成手段によって分離筒体の内部を旋回すること
で、気流中の塵が遠心力によって分離され、この分離さ
れた塵は塵出口を通ってダストカップに溜められる。一
方、塵が取除かれた気流は、その旋回によって気流が進
む方向と同一方向に分離筒体の径方向中央部を通って気
流出口から流出し、次いで、この流出の方向に沿ってフ
ィルターを通過することで細かい塵を分離されてから、
前記流出方向延長上に配置されている電動送風機にその
吸気口から吸込まれる。このように本発明では、分離筒
体内での気流の旋回による遠心力で、この気流中に含ま
れる塵を分離させながら、この分離部分から電動送風機
に至る気流を、反転させたり略90°曲げたりすること
なく直進流として流動させて掃除をすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明の一実施形態を説明する。
【0013】図中符号1で示す電気掃除機が備える掃除
機本体2は、下ケース2aと、この下ケース2aの前部
に上方から着脱可能に取付けられた前部上ケース2b
と、下ケース2aの後部に上方から固定的に取付けられ
た後部上ケース2cとを有している。この掃除機本体2
は前後方向に長く形成されている。前部上ケース2bは
掃除機本体2内を透視可能に透明又は半透明をなしてい
る。
【0014】下ケース2aには、その前部下側に位置し
てキャスター3が取付けられているとともに、後部両側
に位置して夫々車輪4が取付けられている。これらキャ
スタ−3及び車輪4によって掃除機本体2は水平な姿勢
で被掃除面上に支持され、この掃除機本体2は被掃除面
上をキャスタ−3及び車輪4の回転を伴って移動可能で
ある。下ケース2aの前壁にはカップ出し入れ口5が形
成されている。
【0015】掃除機本体2はその後壁6を底にして被載
置面に立てて置く(縦置きと称する)ことができるよう
に構成されている。そのために、本実施形態では、両車
輪4の一部を掃除機本体2の後壁6より後方に突出させ
ているとともに、後壁6の上部側に一以上例えば二つの
載置凸部7(図1〜図3参照)を一体に突設している。
これら凸部7の突出寸法は後壁6からの車輪4の突出寸
法と略同じである。両車輪4及び両載置凸部7を被載置
面に当接させることにより、掃除機本体2を格納する場
合等安定した状態に縦置きできる。
【0016】掃除機本体2の後端部例えば後壁6には排
気部をなす排気孔8が形成されている。更に、掃除機本
体2の後端部でかつ下部には、図示しないコード通孔が
設けられている。この通孔を後述の電源コード16aが
通ることにより、このコード16aを自動巻取りする際
に電源コード16aのプラグが掃除機本体2の上方に跳
ねあがることをを抑制できる。
【0017】掃除機本体2には、分離筒体11、電動送
風機12、フィルター取付け部として使用されるフィル
ターケース13、フィルター14、ダストケース15、
及びコードリール16等が収容されている。
【0018】図1及び図2等に示すように分離筒体1
1、フィルター14が取付けられたフィルターケース1
3、及び電動送風機12は、この記載順に前後方向に並
べて掃除機本体2の上部に配置されている。ダストケー
ス15及びコードリール16は、この記載順に前後方向
に並べて掃除機本体2の下部に配置されている。しか
も、ダストケース15は分離筒体11の下側に重なるよ
うに配置され、コードリール16は電動送風機12の下
側に重なるように配置されている。以上の掃除機本体内
蔵部品は、図3及び図4に示すように掃除機本体2の幅
方向に関して左右対称に配置されている。それにより、
掃除機本体2の幅方向についての重量の偏りを抑制し、
バランスを良くしているので、電気掃除機1をその引き
回し時に真直ぐ移動させることができるとともに、電気
掃除機1の自立安定性が高められている。
【0019】前記内蔵部品の中でも、電動送風機12は
一番重く、次にコードリール16が重い。このような二
つの重量物を、上下に並べて掃除機本体2に収容したこ
とにより、掃除機本体2が図1に示すように横置きされ
た水平姿勢である場合にも、縦置きされた垂直姿勢であ
る場合にも、電気掃除機1全体の重心の高さを低くでき
る。そのため、掃除機本体2を引き回す際の走行安定性
を確保できるとともに、縦置き状態での自立安定性を高
めることができる。
【0020】図2及び図3に示すように分離筒体11
は、この筒体11の軸方向一端側となる前端側部分をな
す吸気部11aと、分離筒体11の軸方向他端側となる
後端側部分をなす分離部11bとを連結して形成されて
いる。吸気部11a及び分離部11bは、いずれも内部
を透視可能な透明又は半透明の合成樹脂の成形品であ
り、それにより分離筒体11内での塵の分離状況などを
視認できる。
【0021】図1及び図4に示すように吸気部11a
は、吸込み口21と、この吸込み口21の下流側に一体
かつ同軸的に連続された内筒22と、この内筒22に形
成された旋回流形成手段と、内筒22を同心的に囲んで
設けられた外筒23とを有している。吸込み口21、内
筒22、及び外筒23はいずれも円筒であり、外筒23
の一端をなす前端は、端壁24によって吸込み口21と
内筒22が繋がった部分に一体に接続されている。
【0022】旋回流形成手段は、例えば内筒22の奥壁
から吸込み口21に向けて略円錐状に隆起するように突
設された隆起ガイド25と、このガイド25と対向して
内筒22に開けられた通気口26と、この通気口26の
一側から外筒23に向けて内筒22の接線方向に突出し
たガイド片27とで形成されている。気流の旋回を促進
させるために隆起ガイド25の周面に渦巻き状の溝を設
けるとよい。
【0023】図1に示すように分離部11bは、内筒3
1と、外筒32と、気流出口33と、塵出口34とを有
している。内筒31及び外筒32はいずれも円筒であ
り、これら両筒31、32は、分離筒体11の他端部を
なす後端部において端壁35で接続されている。この端
壁35は内筒31及び外筒32と一体に成形されてい
る。内筒31は両端が夫々開口された真直ぐな円筒体か
らなり、この内筒31の外径は前記内筒22の外径より
も小さい。内筒31の吸気部11a側の一端開口は気流
入口31aとして使用され、この入口31aとは反対側
の他端開口は気流出口33をなしている。
【0024】外筒32は内筒31より長く形成されてい
て、その一端部となる前端開口部は前記外筒23の開口
部に嵌合し接続されている。接続された外筒23、32
同士の内周面は、段差を形成することなく面一に連続さ
れている。これら外筒23、32は分離筒体11の周壁
として機能する。この周壁には気流出口33に寄せて塵
出口34が形成されている。この塵出口34の奥の口縁
34aは前記端壁35に面一的に連なっている。内筒3
1は、塵出口34の吸込み口側の口縁をなす前縁34b
より上流側に長く突出されている。この内筒31の気流
入口31aは、内筒22に対してこの内筒22から下流
側に離れて位置されている。
【0025】前記構成の分離筒体11の吸込み口21、
各内筒22、31、各外筒23、32は、いずれも分離
筒体11の中心軸線上に設けられている。この分離筒体
11は、吸気部11aを前側とするとともに分離部11
bを後側とし、かつ、中心軸線を略水平にし、しかも、
塵出口34を下部に位置させた横向き姿勢で、掃除機本
体2の上部前側に内蔵されている。しかも、吸込み口2
1の前側部分は掃除機本体2の前方に突出されている。
この部分には気流ガイド手段の接続管9(図1参照)が
着脱可能に接続されるようになっている。気流ガイド手
段は、可撓性を有した吸塵ホース、及びこのホースの先
端部の操作ハンドル部に着脱可能に接続される延長管か
らなり、延長管の先端には吸込み口体を接続して掃除に
供される。
【0026】電動送風機12は、電動機部12aと、こ
の電動機部12aにより回転されるファンが内蔵された
ファン部12bとを備えている。ファン部12bの正面
中央部には吸気口41が開口されている。この電動送風
機12は、図示しないファンを回転させることにより、
吸気口41から空気を吸込み、この空気を電動機部12
aの内部に通してから、この電動機部12aに設けられ
ている図示しない流出口から排出させて、吸塵のための
送風をするように形成されている。
【0027】電動送風機12は分離筒体11の軸方向延
長上に配置されている。つまり、本実施形態では、電動
送風機12が、分離筒体11の後側に、この筒体11の
気流出口33側に吸気口41を向けて配置されている。
この場合、好ましい例として分離筒体11の中心軸線上
に電動送風機12の中心軸線が略一致する横向き姿勢
で、電動送風機12が配置されている。なお、図1中符
号42はファン部12bの外周に嵌合させた防振ゴム、
符号43は電動機部12aの後端の凸部12cに嵌合さ
せた防振ゴムを夫々示しており、これらを介して下ケー
ス2aと後部上ケース2bとの間に電動送風機12が防
振的に支持されている。又、電動機部12aの周囲空間
と前記排気孔8とは連通されている。したがって、電動
送風機12から排出された空気は排気孔8を通って掃除
機本体2外に分散排出されるようになっている。
【0028】フィルターケース13は、分離筒体11と
電動送風機12との間に挟設されることにより、分離筒
体11の軸方向延長上に位置して、分離筒体11の真後
ろで、かつ、電動送風機12の真ん前に配置されてい
る。このフィルターケース13は、このケース13に対
する気流の流入側となる前壁に入口45を有し、気流の
流出側となる後壁に出口46を有している。入口45は
気流出口33に直結して連通し、出口46は吸気口41
に近接し対向している。
【0029】フィルター14は、フィルターケース13
より薄く形成されているとともに、枠14aを有してい
る。フィルター14は、フィルターケース13内にその
内部空間を例えば前後に2分して収容されている。その
ため、このフィルター14によって気流出口33と吸気
口41との間が仕切られている。
【0030】フィルターケース13の例えば上側の壁に
は取外し可能な開閉板13aが設けられ、この開閉板1
3aにフィルター14の枠14aが固定されている。し
たがって、前記前部上ケース2bを取外した状態で、開
閉板13aとともにフィルター14をフィルターケース
13に出し入れできる。この出し入れにより、フィルタ
ー14の交換又は洗浄による再生使用が可能である。
【0031】以上のように掃除機本体2内には、分離筒
体11、フィルター14付きのフィルターケース13、
及び電動送風機12が、後述する気流の流れ方向に沿っ
て順次内蔵されている。この配置では、分離筒体11の
軸方向延長上、より具体的には分離筒体11の内筒31
の軸方向延長上でかつ下流側に、フィルターケース13
の入口45、フィルター14、フィルターケース13の
出口46、及び電動送風機12の吸気口41が順次配置
されている。
【0032】図1に示すようにフィルターケース13の
例えば底壁13bには塵排出口47が形成されている。
塵排出口47は、フィルター14とフィルターケース1
3の入口45側の壁部との間のケース内空間に対向して
いる。それにより、フィルター14の気流流入側の面で
ある前面に付着した細かい塵を、塵排出口47を通して
下方に排出できるようになっている。
【0033】ダストカップ15はカップ出し入れ口5を
通して掃除機本体2の前側下部に着脱可能に収容されて
いる。このカップ15は分離筒体11の真下に配置され
る。図3及び図4に示すようにダストカップ15は、分
離筒体11より幅が広いとともに、この筒体11の下部
周面に近接して対向する円弧状壁部に塵通孔15a(図
1参照)を有している。
【0034】掃除機本体2の所定位置にダストカップ1
5を挿入した時に塵通孔15aは前記塵出口33の真下
に配置されるようになっている。ダストカップ15はそ
の一部例えば後述の仕切り部53がフィルターケース1
3の下端部に当たることによって、掃除機本体2の所定
位置に設けられる。図1中符号51は分離筒体11とダ
ストカップ15との間に塵通孔15a及び塵出口33を
囲んで設けられる環状のシールを示し、例えば分離筒体
11又はダストカップ15に取付けられている。
【0035】掃除機本体2に対するダストカップ15の
挿入方向前側、つまり本実施形態ではダストカップ15
の後端部に塵受け52が設けられている。塵受け52は
ダストカップ15と一体に成形されており、同じく一体
成形された板状の仕切り部53でダストカップ15と仕
切られている。この塵受け52の開口は、掃除機本体2
の所定位置にダストカップ15を挿入した時に塵排出口
7の真下に対向され、したがって、フィルター14から
落とされる塵を塵受け52に溜めることができる。
【0036】フィルター14の塵落としを促進するため
に、フィルター14に繰返し接離する等によりフィルタ
ー14に適宜振動を与える塵落とし手段を設けることは
妨げない。この場合、掃除機本体2の外部から操作可能
な操作部に連動させてフィルター14を振動させても、
或いはコードリール16の電源コード16aの出し入れ
に連動させてフィルター14を振動させることも可能で
ある。
【0037】コードリール16は、分離筒体11、電動
送風機12、フィルターケース13、及びダストカップ
15の掃除機本体2への既述の配置によって、掃除機本
体2の後部下側に設けられるスペースを利用して、この
スペースに配置されている。このコードリール16は垂
直軸回りに回転することにより、巻かれている電源コー
ド16aを前記図示しないコード通孔を通って引出し可
能であり、又、それに伴って巻締められる渦巻きばねの
力で電源コード16aの自動巻取りが可能である。
【0038】コードリール16の前記配置により掃除機
本体2をコンパクトにできる。これに対し、コードリー
ル16を電動送風機12の後方、又は側方、或いは上方
に配置することも可能であるが、これらの場合にはコー
ドリール16の収容スペースを夫々の位置に確保する分
に応じて掃除機本体2の形状を大きくしなくてはならな
い。
【0039】前記構成の電気掃除機1はその電動送風機
12を運転することにより、図示しない吸込み口体及び
気流ガイド手段を通して被掃除面の塵を空気とともに吸
込み口21に吸込んで掃除できる。この掃除における掃
除機本体2内での気流の流れは図1中矢印A〜Fで示さ
れ、重さがある程度以上の塵の動きは矢印Gで示され、
又、綿埃のような軽い塵の動きは矢印C、Hで示され
る。
【0040】詳しくは、分離筒体11の吸込み口21に
吸込まれた空気は、その流入速度を利用して、流れを遮
るように設けられている隆起ガイド25に沿って流れ方
向を変えながら通気口26を流通し、更にガイド片27
に沿って内筒22から外筒23の内周面に向けて斜め後
方向に流出する。それにより、矢印Bで示す旋回流とな
る。
【0041】この気流の旋回に伴う遠心力により、気流
中に含まれている重さがある程度以上の塵は、矢印Gで
示すように分離部11bの外筒32の内周面に沿って端
壁35方向に旋回しながら流動する。分離部11bの内
筒31の外周での前記矢印G方向の旋回は、空気の粘性
によってもたられる。この矢印G方向の旋回気流は端壁
35で反射されるが、矢印B方向の旋回流で内筒31の
外周に送り込まれる気流のエネルギーの方が大きいの
で、矢印G方向に旋回する気流中に含まれる塵が、内筒
22、32間の分離用空隙Sにまで戻ることはない。そ
のため、内筒31の外側を旋回する気流中に含まれる塵
は、その自重で塵出口34を通って落下しダストカップ
15に収容される。以上によりサイクロン式の第1次塵
分離がなされる。
【0042】一方、矢印B方向に旋回する気流の大半
は、分離用空隙Sを通って急速に収束する強制渦(コ
ア)を形成して、分離部11bの内筒22をその軸方向
(矢印Cで示す)に流通する。このように矢印B方向に
旋回する気流は、分離用空隙Sにおいて、重さがある程
度以上の塵を含んで内筒32の外側を旋回する気流と、
強制渦を形成して内筒32の内側を真直ぐに流通する気
流となる。強制渦の気流には綿埃のような軽い塵が含ま
れている。
【0043】前記強制渦の気流は、図1中矢印Dで示す
ように気流出口33を通ってその真後ろのフィルターケ
ース13に流入し、このケース13内のフィルター14
を通過する。この際、フィルター14は、通過気流中に
含まれる細塵を補足して、第2次塵分離を行う。フィル
ター14を通過した気流は、フィルターケース13の出
口46からその真後ろの電動送風機12の吸気口41に
吸込まれる。そして、この気流は図1中矢印Eで示すよ
うに電動送風機12内を流通した後、図1中矢印Fで示
すようにこの送風機12の後部外周を通って掃除機本体
2の排気口8から掃除機本体2の外部に放出される。
【0044】この電気掃除機1は以上の塵分離作用によ
って掃除を行なうものである。この場合、以上のように
分離筒体11内での気流の旋回による遠心力で、この気
流中に含まれる塵を分離させながら、分離筒体11から
電動送風機12に至る気流を、反転させたり略90°曲
げたりすることなく実質的に真直ぐ流動させる直進流と
することができる。したがって、第1次塵分離から第2
次塵分離を得て電動送風機12に至る風路での圧損が小
さくなり、この風路でのエネルギー損失を抑制できるの
で、電動送風機12の吸込み仕事率を向上できるに伴っ
て、吸塵性能を高くできる。
【0045】前記電気掃除機1は、その非使用時などに
縦置きされることがある。この場合に、シール51を設
けているので、ダストカップ15に溜められた塵が掃除
機本体2内に漏れることを防止できる。
【0046】掃除機本体2を縦置きした場合に、ダスト
カップ15内の塵が塵出口34を通って分離筒体11内
に逆流することがある。しかし、塵出口34より長い内
筒31によって、この筒31の内外が仕切られているの
で、逆流した塵が塵出口34に止まることはない。しか
も、塵出口34は分離筒体11の下部に開口されてい
る。そのため、掃除機本体2を使用するのに横置きする
ことに伴って、既に分離筒体11内に逆流した塵を、そ
の自重で塵出口34に通してダストカップ15内に戻す
ことができる。この場合、奥壁35が垂直に立って、そ
の下端が塵出口34の奥の口縁34aに連続しているの
で、円滑にダストカップ15内に塵を戻すことができ
る。
【0047】したがって、電気掃除機1の使用再開に伴
って、既に分離した塵が内筒31を流通する強制渦中に
取り込まれる恐れがないので、フィルター14での目詰
まり促進を防止できる。
【0048】フィルター14に付着した細かな塵は、使
用開始前に掃除機本体2を横置きにする時の衝撃など
で、自由落下して、塵排出口47を通って塵受け52に
収容される。この塵の動きを図1中矢印Hで示す。塵受
け52はダストカップ15と一体であるので、ダストカ
ップ15内の塵を捨てる操作と一緒に塵受け52内の塵
を捨てる操作ができ、使い勝手がよい。
【0049】そして、これらダストカップ15と塵受け
52とは、相互に空気の流通がないように仕切り部53
で区画されているので、掃除の際に矢印Dで示す気流の
一部が、塵受け52からダストカップ15を経由して塵
出口34から分離筒体11内に逆流することがない。そ
のため、既述の直進流サイクロンによる分離機能が阻害
されることがなく、所定の分離機能を発揮させることが
できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、分離筒
体から電動送風機に至る気流が直進流となるようにし
て、風路損失を抑制したので、吸塵性能を向上できるサ
イクロン式の電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気掃除機を示す断
面図。
【図2】図1の電気掃除機の一部を断面して示す側面
図。
【図3】図1の電気掃除機の一部を断面して示す平面
図。
【図4】図1の電気掃除機の一部を断面して示す正面
図。
【符号の説明】
1…電気掃除機 2…掃除機本体 6…掃除機本体の後壁 11…分離筒体 11a…分離筒体の吸気部 11b…分離筒体の分離部 12…電動送風機 13…フィルターケース(フィルター取付け部) 14…フィルター 15…ダストカップ 16…コードリール 21…吸気部の吸込み口 22…吸気部の内筒 23…吸気部の外筒 24…吸気部の端壁 25…隆起ガイド(旋回流形成手段) 26…通気口(旋回流形成手段) 27…ガイド片(旋回流形成手段) 31…分離部の内筒 31a…内筒31の気流入口 32…分離部の外筒 33…分離部の気流出口 34…分離部の塵出口 34b…塵出口の前縁 35…分離部の端壁 34…電動送風機の吸気口 47…フィルター取付け部の塵排出口 52…塵受け 53…仕切り部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機本体と、 軸方向一端側に吸込み口及びこの吸込み口の下流側に設
    けられた旋回流形成手段を有し、軸方向他端側に気流出
    口及びこの気流出口寄りの他端側周壁に開口する塵出口
    を有した分離筒体と、 吸気口を有し、この吸気口を前記気流出口側に向けて前
    記分離筒体の下流側でかつこの分離筒体の軸方向延長上
    に配置された電動送風機と、 前記電動送風機と前記分離筒体との間に設けられたフィ
    ルター取付け部と、 この取付け部に前記気流出口と前記吸気口とを仕切って
    取付けられたフィルターと、 前記掃除機本体に着脱可能に設けられて前記塵出口から
    排出される塵を受けるダストカップと、を具備する電気
    掃除機。
  2. 【請求項2】 掃除機本体と、 前端側に吸込み口及びこの吸込み口の下流側に設けられ
    た旋回流形成手段を有し、後端側に、気流出口、前端に
    気流入口を開口して前記気流出口から前方に向けて突出
    された内筒、及び前記気流出口寄りの後端側周壁の側部
    ないしは下部に開口された塵出口を有して、横向きに配
    置された分離筒体と、 吸気口を有し、この吸気口を前記気流出口側に向けて前
    記分離筒体の後側でかつこの分離筒体の軸方向延長上に
    横向きに配置された電動送風機と、 前記電動送風機と前記分離筒体との間に設けられたフィ
    ルター取付け部と、 この取付け部に前記気流出口と前記吸気口とを仕切って
    取付けられたフィルターと、 前記掃除機本体に着脱可能に設けられて前記分離筒体の
    下側に配置されて前記塵出口から排出される塵を受ける
    ダストカップと、を具備する電気掃除機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気掃除機において、
    コードリールが、前記ダストカップの後方でかつ前記電
    動送風機の下方に位置して前記掃除機本体に内蔵されて
    いる。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の電気掃除機にお
    いて、前記掃除機本体がその後壁を底にして被載置面上
    に縦置き可能に形成されているとともに、前記内筒が前
    記塵出口の前端より前側に突出されている。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の内のいずれか1項に記
    載の電気掃除機において、前記フィルターに付いた塵が
    排出される塵排出口が前記フィルター取付け部に設けら
    れているとともに、この排出口から排出される塵を受け
    る塵受けが前記掃除機本体に着脱可能に取付けられてい
    る。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電気掃除機において、
    前記塵受けが前記ダストカップと一体に設けられ、これ
    らダストカップと塵受けは仕切られている。
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