JP5979242B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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    • A47L9/00Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
    • A47L9/10Filters; Dust separators; Dust removal; Automatic exchange of filters
    • A47L9/16Arrangement or disposition of cyclones or other devices with centrifugal action
    • A47L9/1683Dust collecting chambers; Dust collecting receptacles

Description

本発明は、サイクロン式の集塵ユニットを有する電気掃除機に関するものである。
従来から、旋回室が形成された集塵ユニットを有し、清掃面から吸引した塵埃が混ざった気流を、この集塵ユニットの内部に導入して旋回させることで、遠心力により空気と塵埃を分離して、塵埃のみを集塵ユニット内部に保持する電気掃除機がある(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2012−61093号公報(図2、図3)
しかしながら、このような集塵ユニットの塵埃を溜める集塵部は、内部に導入する塵埃の混ざった空気に旋回流を生じさせる旋回室も兼ねており、効率よくこの旋回流を生じさせるために円柱形状に構成されている。従って、このような集塵ユニットは、塵埃が混ざった空気から効率よく塵埃を分離する為に、集塵容器の形状を円柱形状に構成しなくてはならず、デザイン及び寸法等に制約があり、電気掃除機の小型化を行う際に課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、集塵ユニットの集塵容量を保ち、かつデザイン及び実寸法の自由度を増し、電気掃除機の小型化を可能とすることを目的とするものである。
上記の課題を解決する為には、集塵ユニットと、該集塵ユニットを着脱自在に取り付ける掃除機本体と、を有する電気掃除機において、集塵ユニットは、流入部ケースと、集塵部ケースと、を有し、流入部ケースには、内部に導入した含塵空気を旋回させ、この含塵気流から塵埃を分離する旋回室と、分離した塵埃を該旋回室から排出する開口と、が形成され、集塵部ケースの内部には、流入部ケースが位置し、集塵部ケースと流入部ケースの外面との間に形成される空間には、旋回室から排出された塵埃を保持する集塵室が形成され、集塵部ケースは、楕円筒形状に形成され、開口は、集塵部ケースの断面形状である楕円の短軸方向に向いて開口している。
本発明によれば、集塵ユニットの形状に自由度が増し、集塵容量を保った状態で、寸法を抑えることが可能となり、視覚、実寸法ともに電気掃除機の小型化が可能となる。
実施の形態における電気掃除機を示す図である。 実施の形態における掃除機本体の側面図である。 実施の形態における電気掃除機の掃除機本体を斜め前方から見た外観斜視図である。 実施の形態における電気掃除機の掃除機本体を斜め後方から見た外観斜視図である。 図3の状態から集塵ユニット12を外した図である。 集塵ユニット12を本体6への取り付け側から見た平面図である。 実施の形態における掃除機本体の中央断面図である。 集塵ユニットの斜視図である。 集塵ユニットの分解斜視図である。 図12のD−D断面図である。 図12のD−D断面の斜視図である。 集塵ユニットの平面図である。 集塵ユニットの側面図である。 図13のA−A断面図である。 図12のB−B断面図である。 ユニット側流出口から見た集塵ユニットの斜視図である。 図12のC−C断面の斜視図である。 円筒の集塵ユニットと図12のC−C断面を比較した比較図である。 図12のC−C断面の模式図である。
実施の形態.
(電気掃除機の構成)
図1〜図7を参照して、実施の形態を説明する。図1に示すように、電気掃除機1は、吸込口体2や延長パイプ3などのアタッチメント、接続パイプ4、サクションホース5及び掃除機本体6(以下、「本体6」と称する)を要部として構成される。吸込口体2は、下向きに形成された開口から、床面上のごみ(塵埃)を空気と一緒に吸い込むためのものである。吸込口体2の長手方向略中央部には、排気のための接続部2aが設けられている。
吸込口体2の接続部2aには、延長パイプ3の一側(吸気側)の端部が接続される。この延長パイプ3は、内径が異なる円筒状の部材3a,3bを組み合わせることで、伸縮自在に構成されている。延長パイプ3の他端部には、接続パイプ4の一側(吸気側)の端部が接続される。この接続パイプ4は、円筒状の部材からなる。
接続パイプ4には、取っ手7が設けられている。取っ手7は、電気掃除機1の使用者が持って操作するためのものである。取っ手7には、電気掃除機1の運転を制御するための操作スイッチ8が設けられている。接続パイプ4の他端部には、サクションホース5の一側(吸気側)の端部が接続される。このサクションホース5は、可撓性を備えた蛇腹状を呈する部材からなる。
(掃除機本体の構成)
図2〜図7に示すように、本体6は、吸引したごみを含む空気(含塵空気)からごみを分離し、ごみが取り除かれた空気(清浄空気)を排出する(例えば、室内に戻す)ためのものである。本体6の前側端部には、ホース接続口9が形成されている。本体6のホース接続口9には、サクションホース5の他端部が接続される。また、本体6の両側及び下面には車輪10が取り付けられている。
また、本体6は、電源コード11を備えている。この電源コード11は、一端にコードプラグ11aが取り付けられており、他端側から本体6内部に備えられたコードリール部(図示せず)に巻き付けられている。また、コードプラグ11aには、コンセントに挿入される一対の刃が突出している。そして、電源コード11が本体内部から出入りし、電源コード11がコードリールに収納された状態の時にコードプラグ11aが位置する電源コード取出し口6hは、使用者が電源コード11を引き出しやすいように、本体6の上部に後方に向けて開口している。
尚、コードプラグ11aは、使用者がつかみやすいように、電源コード取出し口6hから、飛び出した位置に保持される。このようなコードプラグ11aは、外部電源の供給元であるコンセントに接続されることにより、後述する電動送風機13等の内部機器が通電する。電動送風機13は、通電によって駆動し、操作スイッチ8に対する操作に応じて所定の吸引動作を行う。
吸込口体2、延長パイプ3、接続パイプ4及びサクションホース5は、内部が一続きに形成されている。後述する電動送風機13が吸引動作を行うと、床面上のごみが空気と一緒に吸込口体2に吸い込まれる。吸込口体2に吸い込まれた含塵空気は、吸込口体2、延長パイプ3、接続パイプ4、サクションホース5の順にこれらの内部を通って、本体6に送られる。このように、吸込口体2、延長パイプ3、接続パイプ4及びサクションホース5は、外部から本体6の内部に含塵空気を流入させるための風路を形成する。
次に、本体6には、集塵ユニット12が着脱自在に取り付けられている。本体6から集塵ユニット12を取り外した状態が図5である。本体6は、電動送風機収容ユニット6aと集塵ユニット収容部6bとを備えている。
電動送風機収容ユニット6aは、箱状を呈する部材(例えば、成型品)からなる。電動送風機収容ユニット6aは、後側端部から前側寄りの所定の位置までの部分は、後方が高く、前方が低くなるように、その上面が斜めに形成されている。また、電動送風機収容ユニット6aの上記所定の位置よりも前側の部分は、後方が低く且つ前方が高くなるように、その上面が斜めに形成されている。
従って、電動送風機収容ユニット6aの上面の一部は、側方から見ると、略凹状となっている。この電動送風機収容ユニット6aの上記略凹字状の部分は、その上方に、集塵ユニット収容部6bを形成する。この集塵ユニット収容部6bは、集塵ユニット12を収容するための部位である。集塵ユニット12が電動送風機収容ユニット6aに適切に取り付けられると、集塵ユニット12は、その要部が、集塵ユニット収容部6b内、すなわち、電動送風機収容ユニット6aの上方に配置される。
さらに図7も参照しながら、本体6の内部構成について説明する。本体6の電動送風機収容ユニット6a内には、電動送風機13やコードリール部等が収容されている。また、電動送風機収容ユニット6aの内部には、本体6において、ホース接続口9から流入した含塵空気を集塵ユニット12に導くための吸気風路14(図5)が形成されている。
吸気風路14の一端は、本体6の前面で開口し、ホース接続口9を形成している。吸気風路14は、電動送風機収容ユニット6aの内部空間を通過している。そして、吸気風路14の他端は、電動送風機収容ユニット6aの上面(すなわち、集塵ユニット収容部6b側)で開口し、本体側流出口15を形成している。本体側流出口15は、電動送風機収容ユニット6aの上面における、後側端部寄り且つ一側寄りに配置される。
次に、図6を参照すると、集塵ユニット12は、含塵空気からごみを分離し、分離したごみを一時的に溜めておくためのものである。この集塵ユニット12は、内部で含塵空気を旋回させることにより、遠心力によってごみを空気から分離する。すなわち、集塵ユニット12は、内部にサイクロン分離機能を有している。
この集塵ユニット12の側面には、ユニット側流入口18が開口している。このユニット側流入口18は、本体側流出口15から塵埃が混ざった気流を、集塵ユニット12の内部に導入する為の開口である。また、集塵ユニット12の上部には、下方向に向けて開口するユニット側流出口19が設けられている。このユニット側流出口19は、集塵ユニット12の内部で塵埃と分離した気流を電動送風機収容ユニット6aに向けて排気する為の開口である。
電動送風機収容ユニット6aの内部には、本体6において、集塵ユニット12から排出された空気(集塵ユニット12においてごみが取り除かれた清浄空気)を、排気口(図示せず)に導くための排気風路16が形成されている。排気風路16の一端は、電動送風機収容ユニット6aの上面で開口し、本体側流入口17を形成している。
排気風路16は、電動送風機収容ユニット6aの内部空間を通過している。そして、排気風路16の他端は、電動送風機収容ユニット6aの外側に向けて開口して排気口を形成している。本体側流入口17は、本体6の上部における後側端部寄りの略中央に配置される。
以上のように各部が構成された集塵ユニット12は、集塵ユニット収容部6bに収容されると、ユニット側流入口18と本体側流出口15が、ユニット側流出口19と本体側流入口17が、それぞれ対向して接続する。
電動送風機13は、電気掃除機1に形成された風路(本体6の内部に含塵空気を流入させるための風路、吸気風路14、後述する集塵ユニット12内の風路、排気風路16)に、気流を発生させるためのものである。電動送風機13は、電動送風機収容ユニット6a内の後側端部寄りの所定の位置において、排気風路16内に配置される。
電動送風機13が吸引動作を開始すると、電気掃除機1に形成された各風路に、気流(吸引風)が発生する。吸込口体2に吸い込まれた含塵空気は、ホース接続口9から本体6の内部に取り込まれる。本体6の内部に流入した含塵空気は、吸気風路14を経て、本体側流出口15からユニット側流入口18を経て集塵ユニット12に送られる。
集塵ユニット12の内部で塵埃と分離した気流は、ユニット側流出口19から本体側流入口17に向けて排出される。集塵ユニット12から排出された空気(清浄空気)は、排気風路16に流入し、排気風路16内において電動送風機13を通過する。電動送風機13を通過した空気は、排気風路16をさらに進み、排気口から本体6(電気掃除機1)の外部に排出される。
(集塵ユニット12)
次に、図8〜図18を参照して、集塵ユニット12について詳細に説明する。各図に示すように集塵ユニット12は、全体として、略楕円筒形状を成しており、集塵ユニット12は、排出部ケース12a、フィルター部ケース12b、流入部ケース12c及び集塵部ケース12dから構成される。
これらの排出部ケース12a、フィルター部ケース12b、流入部ケース12c及び集塵部ケース12dは、例えば、成型品からなる。排出部ケース12a、フィルター部ケース12b、流入部ケース12c及び集塵部ケース12dは、所定の操作(例えば、ロック機構に対する操作等)により、図9に示す状態に分解したり、図8に示す状態に組み立てたりすることができるように構成されている。また、図8に示す状態から、集塵部ケース12dのみを取り外すこともできる。
以下、排出部ケース12a、フィルター部ケース12b、流入部ケース12c及び集塵部ケース12dを適切に組み合わせて構成された集塵ユニット12について説明する。また、以下の集塵ユニット12に関する説明においては、図12に示す向きを基準に、上下を特定する。
図10、図13及び図15に示すように、集塵ユニット12の流入部ケース12cの一側には、ユニット側流入口18が形成される。また、集塵ユニット12の排出部ケース12aの略中央には、ユニット側流出口19が形成される。ユニット側流出口19は、ユニット側流入口18よりも上方の位置に配置されている。ユニット側流入口18とユニット側流出口19とは同じ側を向いて開口している。ユニット側流出口19は、ユニット側流入口18よりも上方の位置に配置されている。
図14及び図15に示すように、流入部ケース12cは、内部に含塵空気を外部から導入する部位であり、内部に旋回室20を備えている。旋回室20の上部は、円筒部20aからなる。旋回室20の下部は、円錐部20bからなる。
円筒部20aは、中空の円筒形状を成している。円筒部20aは、中心軸が上下方向を向くように配置される。円錐部20bは、先端部が切り取られた中空の円錐状を呈する。円錐部20bは、中心軸が円筒部20aの中心軸と一致するように、上下方向に配置される。円錐部20bは、上端部が円筒部20aの下端部に接続され、下方に向かうに従って径が小さくなるように、円筒部20aの下端部から下方に延びるように設けられる。
このように形成された円筒部20aの内部空間と円錐部20bの内部空間とからなる一続きの空間は、旋回室20を構成する。旋回室20は、ユニット側流入口18より導入した含塵空気を旋回させるための空間である。
図10及び図11に示すように、円筒部20aの上部(旋回室20を形成する側壁の最上部)には、流入口21が形成される。流入口21には、流入管22の一端が接続される。流入管22の他端はユニット側流入口18に接続される。
流入管22は、吸気風路14を通過してきた含塵空気を、円筒部20aの内部(旋回室20)に導くためのものである。流入管22の内部空間は、流入風路を形成する。流入風路は、吸気風路14から旋回室20に含塵空気を流入させるための風路である。
流入管22は、例えば、四角筒状を呈し、一直線状を呈する部材からなる。流入管22は、その軸が、円筒部20aの中心軸に対して直交し、かつ、円筒部20a(旋回室20の側壁)の接線方向に配置される。
次に、図14、図15及び図17に示すように、旋回室20の円筒部20aの側壁には、0次開口部28が形成されている。0次開口部28は、ユニット側流入口18よりも旋回室20の中心軸方向の下方に配置される。さらに言えば、0次開口部28は、流入口21よりも、旋回室20の中心軸方向の下方、すなわち、旋回室20内で生じる旋回流における下流側に配置される。
次に、旋回室20を形成する円錐部20bの下端部は、下方(中心軸方向)を向いて開口する。円錐部20bの下端部に形成されたこの開口が、1次開口部29である。したがって、この1次開口部29は0次開口部28より旋回室20内で生じる旋回流における下流側に配置されている。また、円錐部20bの外側には、隔壁30が設けられている。この隔壁30は、円筒部20aとほぼ同径の略円筒形状を呈する。隔壁30の上端は、円筒部20aと円錐部20bとの接続部近傍に接続されている。
次に、集塵部ケース12dは、下方が閉じ、上方が開口したカップ状の略楕円筒形状を成している。集塵部ケース12dは、流入部ケース12cの外側及び下方側に配置される。つまり、集塵部ケース12dの内側に、旋回室20を内部に形成する円筒部20aと円錐部20bが位置する。この状態において、流入部ケース12cの円筒部20aの0次開口部28の上端よりも下方側と、円錐部20b及び隔壁30の全体が、集塵部ケース12d内に収容される。また、隔壁30の下端部が、集塵部ケース12dの底面に形成された突起部と係合する。そして、集塵部ケース12dの開口121dは、流入部ケース12cの外周面からフランジ状に突出した蓋部121cにより塞がれる。
ここで、0次開口部28の位置において横方向に切る断面(図12のC−C断面)の模式図である図19を参照すると、旋回室20の中心O1と集塵部ケース12dの中心O2は、略一致する位置関係となるように集塵部ケース12dの内部に旋回室20が位置している。また、0次開口部28は、集塵部ケース12dの断面である楕円の短軸YY’方向を向いている。
つまり、0次開口部28と集塵部ケース12dの内面との間隔a(集塵部ケース12dと円筒部20aが集塵部ケース12dの断面である楕円の短軸YY’方向に向い合う間隔)と、旋回室20の中心O1を基準に90度回転した円筒部20aの外面の位置から集塵部ケース12dの内面との間隔b(集塵部ケース12dと円筒部20aが集塵部ケース12dの断面である楕円の長軸XX’方向に向い合う間隔)は、a<bの関係となる。
そして、流入部ケース12cと集塵部ケース12dとの間に形成された空間は、隔壁30により2つに区切られる。こうしてできた2つの空間のうち、円筒部20a及び隔壁30の外側に形成された空間が0次集塵室31であり、円錐部20bの下方及び外側であって隔壁30の内側に形成された空間が1次集塵室32である。つまり、集塵部ケース12dと流入部ケース12cの外面の間に形成される空間は、旋回室から排出された塵埃を保持する集塵室31,32となっている。
0次集塵室31は0次開口部28と連通しており、旋回室20の外側全周を覆うように包囲している。また、0次集塵室31は、0次開口部28から下方に延在している。1次集塵室32は、1次開口部29の下方から円錐部20bの外側全周へ延在している。
円筒部20aの上端部の中心には、メッシュ状の排出口34が設けられている。排出口34は、上部が略円筒形状、下部が略円錐形状の管の側壁及び下方の一部を開口して形成される微細孔により構成される。このため、管の下方のみを開口して排出口を形成する場合と比較して、旋回方向に旋回室20内の気流を吸引する力が強まり、旋回室20内の旋回気流が旋回方向に進みやすくなる。
よって、旋回室20内の上方における気流の旋回力が増大し分離性能をさらに向上することができる。そして、この排出口34とユニット側流出口19とが、排出管33により連通される。換言すれば、前述したメッシュ状の排出口34の一部は、排出管33の側壁の一部を開口して形成される微細孔により構成される。排出管33は主に排出部ケース12aにより形成されている。なお、排出口34はフィルター部ケース12bに形成されており、旋回室20の上端壁は、フィルター部ケース12bの底面の一部により形成される。
以上のような構成を有する集塵ユニット12が集塵ユニット収容部6bに適切に取り付けられると、旋回室20等の中心軸が、集塵ユニット収容部6bの斜面に合わせて斜めに配置される。そして、ユニット側流入口18及びユニット側流出口19が上記斜面に対向するように配置され、ユニット側流入口18が本体側流出口15に接続される。ユニット側流出口19は、本体側流入口17に接続される(図7)。このような状態において、0次開口部28は、本体6とは反対側の方向、つまり、上面方向R(図2〜図4)に向けて開口している。尚、ここでいう上面方向Rとは、掃除機を床面G上においた状態において、床面G方向とは反対に向く方向をいう。
次に、以上の構成を有する集塵ユニット12の機能について説明する。電動送風機13の吸引動作が開始されると、含塵空気は、上述した通り、吸気風路14を通過し、本体側流出口15に達する。当該含塵空気は、本体側流出口15及びユニット側流入口18を順次通過して、流入管22の内部、すなわち、流入風路に流入する。流入風路に流入した含塵空気は、流入管22の軸方向に進み(直進し)、流入口21を通過して円筒部20aの内部(旋回室20)に流入する。このような経路が、図において経路Aとして実線の矢印で示されている。
流入口21から旋回室20に取り込まれた含塵空気は、旋回室20内において、側壁に沿って所定の方向に回る旋回気流を形成する。この旋回気流は、中心軸近傍の強制渦領域とその外側の自由渦領域とを形成しながら、その経路構造と重力とによって下向きに流れていく。そして、この旋回気流(旋回室20内の空気流)に含まれるごみには、遠心力が作用する。例えば、繊維ごみや毛髪といった比較的嵩の大きなごみ(以下、このようなごみのことを「ごみα」という)は、この遠心力によって、円筒部20aの内周面(旋回室20の内壁面)に押し付けられながら、旋回室20内を落下する。ごみαは、0次開口部28の高さに達すると旋回気流から分離され、0次開口部28を通過して0次集塵室31に送られる。
ここで、図19を参照すると、0次開口部28から0次集塵室31に排出されるゴミαは、旋回気流の影響で、0次開口部28から円筒部20aの接線方向に排出される。
つまりゴミαは、0次開口部28から、集塵部ケース12dの断面形状である楕円の長軸XX’方向へ排出されるので、円筒部20aと集塵部ケースの隙間が広い部分となる0次集塵室31の比較的スペースが広い領域へと流れる。そして、0次開口部28から0次集塵室31に進入したごみαは、旋回室20内を旋回する気流の方向(旋回方向)と同じ方向に移動しながら、0次集塵室31内を落下する。そして、ごみαは、0次集塵室31の底部に達し、捕集される。
0次開口部28から0次集塵室31に進入しなかったごみは、旋回室20内の気流に乗って、旋回室20内を旋回しながら下方に進む。砂ごみや細かな繊維ごみといった比較的嵩の小さなごみ(以下、このようなごみのことを「ごみβ」という)は、1次開口部29を通過する。そして、ごみβは、1次集塵室32に落下して捕捉される。
旋回室20内で旋回する気流は、旋回室20の最下部に達すると、その進行方向を上向きに変えて、旋回室20の中心軸に沿って上昇する。尚、この上昇気流を形成する空気からは、上記で説明した作用により、ごみα及びごみβが除去されている。ごみα及びごみβが取り除かれた気流(清浄空気)は、排出口34を通過して、旋回室20の外に排出される。旋回室20から排出された空気は、排出管33内を通過して、ユニット側流出口19に達する。そして、清浄空気は、ユニット側流出口19及び本体側流入口17を順次通過して、排気風路16に送られる。
電動送風機13が吸引動作を行うことにより、上述したように、ごみαが0次集塵室31に、ごみβが1次集塵室32に集積されていく。これらのごみα及びβは、集塵部ケース12dを集塵ユニット12から取り外すことにより、簡単に捨てることができる。
以上のように構成された集塵ユニット12においては、含塵空気が、旋回室20内の旋回気流をその後方から順々に押すように、流入口21から旋回室20内に流入する。すなわち、旋回室20に新たに取り込まれる含塵空気は、旋回室20内に既に形成されている旋回気流を加速させるように、旋回室20内に流れ込む。
このため、旋回室20内の特に0次開口部28より上方における旋回力を増大させることができ、ごみ(特に比較的嵩の大きなごみα)を分離する機能(分離性能)が大幅に向上する。したがって、集塵ユニット12の上流側又は下流側に、別の分離装置を備える必要がなく、集塵ユニット12の小型化が可能となり、本体6及び電気掃除機1のサイズを小さくすることができる。
また、旋回室20内の0次開口部28より上方における旋回力が大きく旋回気流が下降しにくいということは、旋回室20内の0次開口部28より上方における気流の旋回方向の成分が大きく、当該気流の下降成分が小さいということに他ならない。したがって、0次集塵室31の底面に溜まったごみαを0次集塵室31に流入した気流が巻き上げて飛散させてしまうことを抑制し、捕集性能を向上することができる。
更に、集塵ユニット12は、旋回室20の周囲に集塵室31,32を形成することで、それぞれが独立した空間となるように構成されている。これにより、集塵室31,32の形状に旋回室20の形状が影響を受けないので、集塵室31,32の形状が、旋回室20における気流から塵埃を分離するサイクロン分離性能に関係しない構成となっている。従って、様々な形状の集塵部ケース12dを用いることができる。これにより、集塵部ケース12dの小型化が容易になるともに掃除機の小型化も実現でき、また、デザインの自由度が上がる。
更に、上記のようにサイクロン性能を落とすことなく集塵部ケース12dの形状を決めることができるので、本実施の形態のように、集塵部ケース12dの形状を略楕円柱にすることで、掃除機本体に搭載したときに、全体の高さを抑えることができる。例えば、図18に示すように、集塵部ケースを円筒形とした場合(一点破線)に比べて、集塵容量を保った状態で高さ(ΔT分)を抑えることができる。
更に、0次開口部28は、短軸YY’方向に開口しているので、0次開口部28から0次集塵室31に排出されるゴミαは、旋回気流の影響で、0次開口部28から円筒部20aの接線方向に排出される。つまりゴミαは、0次開口部28から、集塵部ケース12dの断面形状である楕円の長軸XX’方向へ排出されるので、円筒部20aと集塵部ケースの隙間が広い部分となっている0次集塵室31の比較的スペースが広い領域へと流れている。このように、0次開口部28からの塵埃の排出方向が、0次集塵室31内部の広い空間に向いているので、0次開口部28近傍には、排出した塵埃が留まりにくい構成となっている。
更に、集塵ユニット12を本体6に取り付けた際に、0次開口部28が上向きとなるように構成されているので、集塵ユニット12内部に貯留される塵埃に、0次開口部28が塞がれにくい構成とすることができる。
更に、集塵ユニット12を楕円筒形状に構成することで、0次開口部28から0次集塵室31の内部に流入した空気をスムーズに流すことができ、騒音などを防ぐことができる。
1 電気掃除機、2 吸込口体、3 延長パイプ、4 接続パイプ、5 サクションホース、6 掃除機本体、6a 電動送風機収容ユニット、6b 集塵ユニット収容部、7 取っ手、8 操作スイッチ、9 ホース接続口、10 車輪、11 電源コード、12 集塵ユニット、12a 排出部ケース、12b フィルター部ケース、12c 流入部ケース、12d 集塵部ケース、13 電動送風機、14 吸気風路、15 本体側流出口、16 排気風路、17 本体側流入口、18 ユニット側流入口、19 ユニット側流出口、20 旋回室、20a 円筒部、20b 円錐部、21 流入口、22 流入管、 28 0次開口部、 29 1次開口部、30 隔壁、31 0次集塵室、32 1次集塵室

Claims (2)

  1. 集塵ユニットと、該集塵ユニットを着脱自在に取り付ける掃除機本体と、を有する電気掃除機において、
    前記集塵ユニットは、流入部ケースと、集塵部ケースと、を有し、
    前記流入部ケースには、
    内部に導入した含塵空気を旋回させ、この含塵気流から塵埃を分離する旋回室と、
    分離した塵埃を該旋回室から排出する開口と、が形成され、
    前記集塵部ケースの内部には、前記流入部ケースが位置し、
    前記集塵部ケースと前記流入部ケースの外面との間に形成される空間には、前記旋回室から排出された塵埃を保持する集塵室が形成され
    前記集塵部ケースは、楕円筒形状に形成され、
    前記開口は、前記集塵部ケースの断面形状である楕円の短軸方向に向いて開口して成る電気掃除機。
  2. 前記集塵ユニットが前記掃除機本体に取り付けられた状態において、前記開口は、上方に向けて開口して成る請求項1に記載の電気掃除機。
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