JP2003319684A - 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置のモータ制御装置

Info

Publication number
JP2003319684A
JP2003319684A JP2002114848A JP2002114848A JP2003319684A JP 2003319684 A JP2003319684 A JP 2003319684A JP 2002114848 A JP2002114848 A JP 2002114848A JP 2002114848 A JP2002114848 A JP 2002114848A JP 2003319684 A JP2003319684 A JP 2003319684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
phase
current
value
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002114848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4348897B2 (ja
Inventor
Atsuo Sakai
厚夫 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP2002114848A priority Critical patent/JP4348897B2/ja
Publication of JP2003319684A publication Critical patent/JP2003319684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4348897B2 publication Critical patent/JP4348897B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指令トルクの大きさに関係なく、電流センサ
の異常をより確実に検出する。 【解決手段】 三相ブラシレスモータをトルク制御する
モータ制御装置11のセンサ異常検出部38が、モータ
制御装置11が生成するu相指令電圧vu*が所定の電
圧判定値を越え、かつ、モータの回転角速度が所定の回
転速度判定値未満である制御状態を検出する。そして、
この制御状態において電流センサが検出するu相及びv
相励磁電流iu,ivの検出値が所定の電流判定値未満
の異常な値であるか否かを判断する。そして、検出値が
異常な値であったときには、電流センサが異常であると
判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の操舵系に対
する操舵を電動モータの動力でアシストする電動パワー
ステアリング装置のモータ制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、モータの動力によってステアリン
グホイールの操舵を補助する電動式パワーステアリング
装置では、例えば、トルクセンサによって検出する操舵
トルクと、車速センサによって検出する車速とに基づい
て、モータがアシストするアシストトルクを決定する操
舵アシスト制御が行われる。
【0003】このような電動パワーステアリング装置
は、図9に示すように、三相モータのu相、v相及びw
相励磁電流iu,iv,iwを帰還させ、モータが発生
するアシストトルクのフィードバック制御を行うモータ
制御装置50が採用されている。
【0004】このモータ制御装置では、基本アシスト力
演算部30が操舵トルクτ及び車速vとに基づいて指令
トルクτ*を設定し、指令電流設定部31がこの指令ト
ルクτ*を得るためのd軸及びq軸指令電流id*,i
q*を生成する。
【0005】一方、電流センサ17a,17bが、三相
ブラシレスモータのu相及びv相励磁電流iu,ivを
検出し、演算部37が、両励磁電流iu,ivからw相
励磁電流iwを求める。そして、三相/d−q変換部3
4が、モータの回転子の回転角θに基づき、u相、v相
及びw相励磁電流iu,iv,iwをd軸及びq軸検出
電流id,iqに変換して帰還させる。
【0006】減算部36aは、d軸指令電流id*とd
軸検出電流idとからd軸差分値Δidを生成し、減算
部36bは、q軸指令電流iq*とq軸検出電流iqと
からq軸差分値Δiqを生成する。
【0007】次に、PI制御部51aがd軸差分値Δi
dからd軸指令電圧vd*を生成し、また、PI制御部
51bがq軸差分値Δiqからq軸指令電圧vq*を生
成する。
【0008】次に、d−q/三相変換部33が、回転子
の回転角θに基づき、d軸指令電圧vd*及びq軸指令
電圧vq*をu相、v相及びw相指令電圧vu*,vv
*,vw*に変換する。
【0009】次に、PWM制御部35が、u相、v相及
びw相指令電圧vu*,vv*,vw*からu相、v相
及びw相PWM制御信号uu,vu,wuを生成し、モ
ータ駆動装置12に供給する。
【0010】すると、インバータ回路からなるモータ駆
動装置12が、u相、v相及びw相PWM制御信号u
u,vu,wuによってデューティ駆動され、u相、v
相及びw相励磁電流iu,iv,iwを生成してモータ
に供給する。
【0011】ところで、このモータ制御装置50におい
て、電流センサ17a,17bが故障すると、u相、v
相及びw相励磁電流iu,iv,Iwに基づいてモータ
のアシストトルクをフィードバック制御することができ
なくなり、操舵アシスト制御における応答性や制御精度
が悪化する。
【0012】このため、このモータ制御装置50では、
センサ異常検出部52が、d軸及びq軸差分値Δid,
Δiqを監視し、そのいずれかが所定の差分判定値を越
えたときに、電流センサ17a,17bが故障したと判
定する。
【0013】即ち、電流センサ17a,17bが故障す
ると、その出力値が例えば「0」Vに固定された状態と
なり、d軸及びq軸検出電流id,iqの電流値が
「0」となる。すると、d軸及びq軸差分値Δid,Δ
iqが、通常生成されるd軸及びq軸差分値Δid,Δ
iqの最大値よりも大きくなる。そこで、このような過
大なd軸及びq軸差分値Δid,Δiqが生成されたこ
とをもって、電流センサ17a,17bの出力値が
「0」に固定されたこと、即ち、電流センサ17a,1
7bが故障したことを検出する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記モータ
制御装置50におけるセンサ異常検出部52のように、
電流センサ17a,17bの異常をd軸又はq軸差分値
Δid,Δiqから判断する場合には、通常生成される
d軸又はq軸差分値Δid,Δiqの最大値よりも差分
判定値を大きな値とする必要がある。
【0015】このため、電流センサ17a,17bが故
障している状態のときに、例えば急激な操舵に伴って比
較的大きな指令トルクτ*が設定され、d軸又はq軸差
分値Δid,Δiqが比較的大きな値となったときにの
み、電流センサ17a,17bの検出値が異常であると
判断できる。
【0016】しかしながら、比較的小さい指令トルクτ
*が設定される状態が続いた場合、電流センサ17a,
17bが故障してその電流検出値が「0」となっていて
も、そのd軸又はq軸差分値Δid,Δiqが差分判定
値を越えない場合が発生する。
【0017】この場合、PI制御部51a,51bのI
ゲインによって、d軸及びq軸指令電圧vd*,vq*
が次第に大きくなり、v相、u相及びw相指令電圧vu
*,vv*,vw*が次第に大きくなる。
【0018】その結果、電流センサ17a,17bの故
障が検出されないままでu相、v相及びw相励磁電流i
u,iv,iwが過大となり、モータ13がロックした
り、又、過熱して発火したりする虞があった。
【0019】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、指令トルクの大きさに
関係なく、電流センサの異常をより確実に検出すること
ができる電動パワーステアリング装置のセンサ異常検出
装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、電動モータが発生するア
シストトルクを、操舵トルクの検出値に対して設定され
た指令トルクに制御するためのモータ制御信号を、電流
センサが検出するモータ励磁電流を用いて生成する電動
パワーステアリング装置のモータ制御装置であって、前
記モータ制御信号とモータ回転速度とに基づいて前記モ
ータ励磁電流の検出値が異常であるか否かを判断し、こ
の判断結果に基づいて前記電流センサの異常を検出する
電流センサ異常検出手段を備えていることを特徴とす
る。
【0021】請求項1に記載の発明によれば、モータの
制御特性により、あるモータ制御信号及びモータ回転速
度に対するモータ励磁電流が一義的に決定される。この
ため、電流センサが異常となると、モータ励磁電流の検
出値が本来のモータ励磁電流でない異常な値となる。従
って、あるモータ制御信号及びモータ回転速度で特定さ
れるモータの制御状態におけるモータ励磁電流の検出値
が、その制御状態での正常な値であるかそれとも異常な
値であるかを判定することにより、電流センサの異常を
検出できる。
【0022】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記電流センサ異常検出手段は、前記
モータ制御信号が所定の信号判定値を越え、かつ、前記
モータ回転速度が所定の回転速度判定値未満であるモー
タの制御状態において前記モータ励磁電流が所定の電流
判定値未満であったときにモータ励磁電流が異常である
と判断することを特徴とする。
【0023】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、DCモータ及びブラシレ
スモータでは、モータ回転速度とモータ励磁電流との関
係が負の勾配をもった直線状となり、かつ、モータ制御
信号が大きいほどモータ励磁電流に対するモータ回転速
度が大きい特性となる。それぞれの調節範囲において、
モータ回転速度が小さい領域にあり、かつ、モータ制御
信号が大きい領域にあるときには、モータ励磁電流が大
きい領域にある。ここで、電流センサが故障してモータ
励磁電流の検出値が「0」に近い値に固定されると、モ
ータ励磁電流が異常であると判断でき、電流センサが異
常であると判断できる。
【0024】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記モータは、DCモー
タ又はブラシレスモータであることを特徴とする。請求
項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記
載の発明の作用に加えて、DCモータ又はブラシレスモ
ータのモータ励磁電流を検出する電流センサの異常が検
出される。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれか一項に記載の発明において、前記モータ
は、三相ブラシレスモータであって、前記電流センサ
は、三相の内からニ相のモータ励磁電流を検出すること
を特徴とする。
【0026】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、三相ブラシレスモータのニ相のモータ励磁電流を検
出する電流センサの異常が検出される。従って、検出さ
れたニ相のモータ励磁電流から残りの一相のモータ励磁
電流を求め、この三相のモータ励磁電流に基づいてフィ
ードバック制御を行うモータ制御装置において、三相そ
れぞれに電流センサを設けることなく各電流センサの異
常を検出できる。その結果、部品点数が少なくてすむ。
【0027】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のいずれか一項に記載の発明において、前記センサ
異常検出手段は、所定時間経過した時点毎に前記モータ
励磁電流の検出値が異常であるか否かを判断し、その検
出値が異常である状態が所定回数を越えたときに電流セ
ンサが異常であると判断することを特徴とする。
【0028】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、モータ励磁電流の検出値が異常であると判断した一
回毎の判断結果に誤りがあっても、電流センサの異常を
より確実に検出できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図7に従って説明する。図2に示すよう
に、電動パワーステアリング装置10は、モータ制御装
置11、モータ駆動装置12、三相ブラシレスモータ
(以下、単にモータという。)13、トルクセンサ1
4、車速センサ15、回転角センサ16、電流センサ1
7a,17b等によって構成されている。
【0030】トルクセンサ14は、ステアリングシャフ
ト18に設けられたトーションバー19に装着され、ス
テアリングホイール20に加えられる操舵力に応じた操
舵トルクτを検出し、モータ制御装置11に出力する。
【0031】車速センサ15は、前輪28の回転数から
車速vを検出し、モータ制御装置11に出力する。モー
タ制御装置11はマイクロコンピュータからなり、図3
に示すように、操舵トルクτ及び車速vに基づいてu相
PWM制御信号uu、v相PWM制御信号vu及びw相
PWM制御信号wuを生成し、モータ駆動装置12に出
力する。
【0032】モータ駆動装置12はインバータ回路から
なり、u相、v相及びw相PWM制御信号uu,vu,
wuに基づいてu相励磁電流iu、v相励磁電流iv及
びw相励磁電流iwを生成し、モータ13に出力する。
本実施形態では、u相励磁電流iu、v相励磁電流iv
及びw相励磁電流iwがモータ励磁電流である。
【0033】モータ13は三相同期式永久磁石モータで
あって、モータ駆動装置12が出力するu相、v相及び
w相励磁電流iu,iv,iwによって運転制御され
る。図2に示すように、モータ13は、ステアリングシ
ャフト18に固定された減速ギヤ21を、その回転軸に
固着された駆動ギヤ22で駆動する。ステアリングホイ
ール20の操舵に伴ってステアリングシャフト18が回
転すると、減速ギヤ21に固着されたピニオンシャフト
23が一体回転し、ピニオンシャフト23の先端に固着
されたピニオンギヤ24がラック25を作動させる。ラ
ック25は、タイロッド26を介してナックル27を回
動させ、ナックル27に支持されている前輪28を操舵
する。
【0034】また、モータ13が回転すると、その回転
は減速ギヤ21を介してピニオンシャフト23に伝達さ
れ、ピニオンギヤ24を介してラック25に伝達され
る。そして、ステアリングホイール20が操舵されると
きにモータ13が運転されると、ステアリングホイール
20に加わる操舵トルクτによる操舵力に加え、モータ
13からのアシストトルク(即ち、指令トルクτ*)に
よる操舵力によって前輪28が操舵される。
【0035】図3に示すように、電流センサ17aは、
モータ13のu相励磁電流iuを検出してモータ制御装
置11に出力する。電流センサ17bは、同じくv相励
磁電流ivを検出してモータ制御装置11に出力する。
【0036】回転角センサ16は、モータ13の回転子
の回転角θ(回転子の電気角に相当)を検出し、モータ
制御装置11に出力する。モータ制御装置11は、電流
センサ17a,17bから入力するu相及びv相励磁電
流iu,ivに基づくフィードバック制御を行い、モー
タ13が発生するトルクを指令トルクτ*に制御する。
【0037】次に、モータ制御装置11を、図4のブロ
ック線図を用いて詳述する。モータ制御装置11は、基
本アシスト力演算部30、指令電流設定部31、PID
制御部32a,32b、d−q/三相変換部33、三相
/d−q変換部34、PWM制御部35、減算部36
a,36b及び演算部37を備え、公知のベクトル制御
を行う。また、モータ制御装置11は、新たにセンサ異
常検出部38を備えている。本実施形態では、センサ異
常検出部38が電流センサ異常検出手段である。
【0038】基本アシスト力演算部30は、操舵トルク
τ及び車速vから、予め記憶されているアシストマップ
を用いて指令トルクτ*を求める。指令電流設定部31
は、指令トルクτ*に基づき、d軸指令電流id*及び
q軸指令電流iq*を設定する。
【0039】一方、演算部37は、電流センサ17aが
出力するu相励磁電流iuと、電流センサ17bが出力
するv相励磁電流ivとからw相励磁電流iwを生成す
る。三相/d−q変換部34は、回転角センサ16が検
出する回転角θに基づき、u相、v相及びw相励磁電流
iu,iv,iwを、d軸及びq軸検出電流id,iq
に変換する。
【0040】減算部36aは、d軸指令電流id*とd
軸検出電流idとのd軸差分値Δidを生成し、減算部
36bは、q軸指令電流iq*とq軸検出電流iqとの
q軸差分値Δiqを生成する。
【0041】PID制御部32aは、d軸差分値Δid
に基づき、d軸検出電流をd軸指令電流に近づけるため
のd軸指令電圧vd*を生成する。PID制御部32b
は、q軸差分値Δiqに基づき、q軸検出電流をq軸指
令電流に近づけるためのq軸指令電圧vq*を生成す
る。
【0042】d−q/三相変換部33は、回転角センサ
16が検出する回転角θに基づき、d軸及びq軸指令電
圧vd*,vq*を、u相指令電圧vu*、v相指令電
圧vv*及びw相指令電圧vw*に変換する。本実施形
態では、d軸指令電圧vd*及びq軸指令電圧vq*
と、u相指令電圧vu*、v相指令電圧vv*及びw相
指令電圧vw*とがいずれもモータ制御信号である。
【0043】PWM制御部35は、u相、v相及びw相
指令電圧vu*,vv*,vw*を、それぞれu相PW
M制御信号uu、v相PWM制御信号vu、w相PWM
制御信号wuに変換する。u相、v相及びw相PWM制
御信号uu,vu,wuはデューティ信号であって、モ
ータ駆動装置12に出力される。
【0044】次に、PID制御部32a,32bについ
て詳述する。図5に示すように、PID制御部32a
は、比例動作部40a、積分動作部41a及び微分動作
部42aとからなる。PID制御部32aは、センサ異
常検出部38が出力するモード切替信号SCにより、比
例動作部40a及び積分動作部41aだけが動作するP
I制御モードと、比例動作部40a、積分動作部41a
及び微分動作部42aが動作するPID制御モードとの
いずれか一方に切り替わる。さらに、PI制御モードと
PID制御モードとでは、比例動作部40aと積分動作
部41aの各ゲインが各モードの設定値に切り換わる。
【0045】そして、PI制御モードにおいては、電流
センサ17a,17bが正しく検出するu相、v相及び
w相励磁電流uu,vu,wuに基づくフィードバック
制御を行う。
【0046】一方、PID制御モードにおいては、d軸
及びq軸差分値Δid,Δiqが積分動作部41aのゲ
インによって蓄積されないようにし、操舵トルクτ及び
車速vに基づき、実質的にオープンループとなる制御を
行う。
【0047】PID制御部32bは、比例動作部40
b、積分動作部41b及び微分動作部42bとからな
り、PID制御部32aと同様、モード切替信号SCに
よってPI制御モードとPID制御モードとのいずれか
一方に切り替わる。そして、PI制御モードにおいては
フィードバック制御を行い、PID制御モードにおいて
は実質的にオープンループとなる制御を行う。
【0048】センサ異常検出部38は、電流センサ17
a,17bの少なくとも一方が故障したか否かを判断す
るセンサ異常検出処理を行う。センサ異常検出処理は、
所定の時間Δt経過毎に繰り返し実行される。
【0049】次に、センサ異常検出処理について説明す
る。図1に示すように、センサ異常検出処理として、先
ずステップ(以下、Sと記す。)100で、u相励磁電
流iu、v相励磁電流iv、回転角θ及びu相指令電圧
vu*の各検出値を取得する。
【0050】次に、S101で、u相指令電圧vu*の
電圧値が、所定の電圧判定値(信号判定値)αを越えて
いるか否かを判断する。この電圧判定値αは、u相指令
電圧vu*の調節範囲において、大きな領域の値に設定
されている。
【0051】S101で、肯定判定したときには、次
に、S102で、前回の処理で取得した回転角θの検出
値と、今回の処理で取得した回転角θの検出値との差分
Δθを求め、この差分Δθから回転角速度(モータ回転
速度)ω(=Δθ/Δt)を求める。そして、この回転
角速度ωが、所定の回転角速度判定値(回転速度判定
値)β未満であるか否かを判断する。この回転角速度判
定値βは、ほぼ「0」に近い値に設定されている。
【0052】このS102での判定処理により、モータ
13の制御状態が、u相指令電圧vu*が電圧判定値α
を越え、かつ、回転角速度ωが回転角速度判定値β未満
である制御状態であるか否かを判断する。
【0053】S102で肯定判定したときには、次に、
S103で、u相励磁電流iuの検出値と、v相励磁電
流ivの検出値とが、共に所定の電流判定値γ未満であ
るか否かを判断する。この電流判定値γは、ほぼ「0」
に近い値に設定されている。
【0054】このS103での判定処理により、u相指
令電圧vu*が電圧判定値αを越え、かつ、回転角速度
ωが回転速度判定値β未満であるモータ13の制御状態
において、電流センサ17a,17bが検出するu相及
びv相励磁電流iu,ivの検出値の少なくとも一方が
異常な値であるか否かを判断する。
【0055】即ち、図7に示すように、電流判定値γ
は、u相指令電圧vu*が電圧判定値αを越え、かつ、
回転角速度ωが回転速度判定値β未満である制御状態で
は、モータ13の特性上、u相及びv相励磁電流iu,
ivが共に電流判定値γ未満の値をとることがない値に
設定されている。
【0056】従って、u相及びv相励磁電流iu,iv
の検出値が電流判定値γ未満の異常な値となったときに
は、電流センサ17a,17bが故障した可能性が高い
と判断する。
【0057】S103で肯定判定したときには、次に、
S104で、カウンタのカウント値Cをカウントアップ
した後にS105を実行する。一方、S101,S10
2又はS103で否定判定したときには、S106で、
カウンタをクリアした後、S107で、PID制御部3
2a,32bをPI制御モードとするモード切替信号S
Cを出力した後に本処理を終了する。
【0058】S105では、カウント値Cが所定のカウ
ント判定値C0を越えたか否かを判定する。S105で
肯定判定したときには、次に、S108で、PID制御
部をPID制御モードとするモード切替信号SCを出力
した後に本処理を終了する。
【0059】一方、S105で否定判定したときには、
次に、S107を実行する。以上のセンサ異常検出処理
により、電流センサ17a,17bが検出するu相及び
v相励磁電流iu,ivの検出値のいずれかが異常であ
るか否かを判定し、検出値が異常であったときには電流
センサ17a,17bのいずれかが異常であると判断す
る。
【0060】また、この状態が所定時間(Δt×C0)
を越えて継続したことを判定することで、電流センサ1
7a又は17bの異常をより確実に検出する。電流セン
サ17a,17bの異常を検出したときには、PID制
御部32a,32bがPID制御モードとなり、電流セ
ンサ17a,17bの間違った検出値から得られるd軸
及びq軸差分値Δid,Δiqが積分動作部41a,4
1bによって蓄積されないようにする。そして、操舵ト
ルクτ及び車速vに基づき実質的にオープンループの制
御が行われる。このため、電流センサ17a,17bが
故障しても、操舵トルクτ及び車速vに応じて適切なア
シストトルクが供給される。
【0061】次に、以上詳述した本実施形態が有する作
用・効果を列記する。 (1) u相指令電圧vu*と回転角速度ωとに基づい
て、電流センサ17a,17bが検出するu相及びv相
励磁電流iu,ivの検出値が異常であるか否かを判断
し、この判断結果に基づいて電流センサ17a,17b
の異常を検出するようにした。
【0062】従って、電流センサ17a,17bが異常
となり、u相及びv相励磁電流iu,ivの検出値が異
常となったことに基づいて電流センサ17a,17bの
異常が検出されるので、指令トルクτ*の大きさに関係
なく、電流センサ17a,17bの異常をより確実に検
出できる。
【0063】(2) ブラシレスモータ13において、
u相指令電圧vu*が電圧判定値αを越え、かつ、回転
角速度ωが回転速度判定値β未満である制御状態におい
て、u相及びv相励磁電流iu,ivの検出値が異常な
値となったことに基づいて電流センサ17a,17bの
異常を検出する。
【0064】従って、回転角速度ωと、u相及びv相励
磁電流iu,ivとの関係が負の勾配をもった直線状と
なり、かつ、u相指令電圧vu*が大きいほどu相及び
v相励磁電流iu,ivに対する回転角速度ωが大きく
なるブラシレスモータ13において、電流センサ17
a,17bの異常をより確実に検出できる。
【0065】(3) 三相ブラシレスモータ13の三相
の内からニ相のu相及びv相励磁電流iu,ivを検出
する電流センサ17a,17bの異常を検出するように
した。
【0066】従って、検出されたニ相のu相及びv相励
磁電流iu,ivから残りの一相のw相励磁電流iwを
求め、この三相の励磁電流iu.iv,iwを用いてフ
ィードバック制御を行うモータ制御装置11において、
三相それぞれに電流センサを設けることなく各電流セン
サ17a,17bの異常を検出できる。その結果、部品
点数が少なくなる。
【0067】(4) 繰り返し実行するセンサ異常検出
処理により、u相又はv相励磁電流iu,ivの検出値
が異常であるか否かを所定時間Δt経過毎に判断し、そ
の検出値が異常である状態がカウント判定値C0を越え
たときに、電流センサ17a,17bのいずれかが異常
であると判断する。
【0068】従って、u相又はv相励磁電流iu,iv
の検出値が異常であると判断した一回のセンサ異常検出
処理に誤りがあっても、電流センサ17a,17bの異
常をより確実に検出できる。
【0069】(5) 電流センサ17a,17bの異常
を検出したときは、センサ異常検出部38が出力するモ
ード切替信号SCに基づいて、PID制御部32a,3
2bが、PD制御モードからPID制御モードに切り替
わる。そして、操舵トルクτ及び車速vに基づき実質的
にオープンループの制御を行う。このため、比較的小さ
い指令トルクτ*が設定される状態が続いても、PID
制御モードの積分動作部41a,41bによってd軸及
びq軸指令電流id*,iq*が蓄積されることがな
く、d軸及びq軸指令電圧vd*,vq*が過度に増大
することがない。従って、d軸及びq軸差分値Δid,
Δiqに基づくPI制御を行ってd軸及びq軸指令電圧
vd*,vq*を生成するモータ制御装置11におい
て、電流センサ17a,17bが故障しても、操舵アシ
スト制御を継続することができる。
【0070】次に、上記一実施形態以外の実施形態を列
記する。 ・ 前記一実施形態で、モータ制御信号が、v相又はw
相指令電圧vv*,vw*、あるいは、d軸又はq軸指
令電圧vd*,vq*である構成としてもよい。
【0071】・ 前記一実施形態で、一回のセンサ異常
検出処理での判断結果に基づいて、電流センサ17a,
17bが異常であると判断する構成とする。 ・ 前記一実施形態で、図8に示すように、u相指令電
圧vu*が所定の電圧判定値αを越え、かつ、回転角速
度ωが所定の回転角速度判定値εを超える制御状態にお
いて、u相及びv相励磁電流iu,ivの検出値が所定
の電流判定値ζを越える例えば「10」Aの異常な値と
なっているか否かを判定する。そして、異常な値であっ
たときに、電流センサ17a,17bが異常であると判
定する構成とする。この場合にも、前記一実施形態の
(1)〜(5)に記載した各効果がある。
【0072】・ 前記一実施形態で、モータ制御装置1
1が、三相ブラシレスモータ13に代えてDCモータを
トルク制御する構成とする。この場合にも、前記一実施
形態の(1),(2),(4),(5)に記載した各効
果がある。
【0073】以下、前記各実施形態から把握される技術
的思想を記載する。 (1) 請求項1に記載の発明において、前記電流セン
サ異常検出手段は、前記モータ制御信号が所定の信号判
定値(電圧判定値α)を越え、かつ、前記モータ回転速
度が所定の回転速度判定値(回転角速度判定値ε)を越
えるモータの制御状態において前記モータ励磁電流が所
定の電流判定値(ζ)を越えるときにモータ励磁電流が
異常であると判断することを特徴とする電動パワーステ
アリング装置のモータ制御装置。このような構成によっ
ても、請求項2に記載の発明の効果がある。(図8に示
す実施形態。) (2) 請求項1〜請求項5のいずれか一項、又は、技
術的思想(1)に記載の電動パワーステアリング装置を
備えた電動パワーステアリング装置。
【0074】
【発明の効果】請求項1〜請求項5に記載の発明によれ
ば、指令トルクの大きさに関係なく、電流センサの異常
をより確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の電動パワーステアリング装置の
モータ制御装置が行うセンサ異常検出処理のフローチャ
ート。
【図2】 電動パワーステアリング装置の模式構成図。
【図3】 同じく電気ブロック図。
【図4】 モータ制御装置のブロック線図。
【図5】 PID制御部を示す電気ブロック図。
【図6】 同じくPID制御部を示す電気ブロック図。
【図7】 ブラシレスモータの相励磁電流−回転角速度
特性を示すグラフ。
【図8】 他の実施形態での相励磁電流−回転角速度特
性を示すグラフ。
【図9】 従来の電動パワーステアリング装置のモータ
制御装置を示すブロック線図。
【符号の説明】
10…電動パワーステアリング装置、11…モータ制御
装置、12…モータ駆動装置、13…三相ブラシレスモ
ータ、17a,17b…電流センサ、38…電流センサ
異常検出手段としての電流センサ異常検出部、id*…
d軸指令電流、iq*…q軸指令電流、iu…モータ励
磁電流としてのu相励磁電流、iv…同じくv相励磁電
流、iw…同じくw相励磁電流、vd*…モータ制御信
号としてのd軸指令電圧、vq*…同じくq軸指令電
圧、vu*…同じくu相指令電圧、vv*…同じくv相
指令電圧、vw*…同じくw相指令電圧、α…信号判定
値としての電圧判定値、β…回転速度判定値としての回
転角速度判定値、γ…電流判定値、Δid…d軸差分
値、Δiq…q軸差分値、ε…回転速度判定値としての
回転角速度判定値、ζ…電流判定値、τ…操舵トルク、
τ*…指令トルク、ω…モータ回転速度としての回転角
速度。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 119:00 B62D 137:00 137:00 H02P 6/02 351P Fターム(参考) 3D032 CC33 DA15 DA23 DA63 DA64 3D033 CA13 CA16 CA17 CA20 5H560 AA10 BB04 BB12 DA15 DB20 DC12 EB01 EC01 JJ01 RR10 SS02 TT01 TT02 TT07 TT15 TT20 XA02 XA10 XA12 XA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータが発生するアシストトルク
    を、操舵トルクの検出値に対して設定された指令トルク
    に制御するためのモータ制御信号を、電流センサが検出
    するモータ励磁電流を用いて生成する電動パワーステア
    リング装置のモータ制御装置であって、 前記モータ制御信号とモータ回転速度とに基づいて前記
    モータ励磁電流の検出値が異常であるか否かを判断し、
    この判断結果に基づいて前記電流センサの異常を検出す
    る電流センサ異常検出手段を備えていることを特徴とす
    る電動パワーステアリング装置のモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電流センサ異常検出手段は、前記モ
    ータ制御信号が所定の信号判定値を越え、かつ、前記モ
    ータ回転速度が所定の回転速度判定値未満であるモータ
    の制御状態において前記モータ励磁電流が所定の電流判
    定値未満であったときにモータ励磁電流が異常であると
    判断することを特徴とする請求項1に記載の電動パワー
    ステアリング装置のモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記モータは、DCモータ又はブラシレ
    スモータであることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の電動パワーステアリング装置のモータ制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記モータは、三相ブラシレスモータで
    あって、前記電流センサは、三相の内からニ相のモータ
    励磁電流を検出することを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれか一項に記載の電動パワーステアリング装置
    のモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記センサ異常検出手段は、所定時間経
    過した時点毎に前記モータ励磁電流の検出値が異常であ
    るか否かを判断し、その検出値が異常である状態が所定
    回数を越えたときに電流センサが異常であると判断する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に
    記載の電動パワーステアリング装置のモータ制御装置。
JP2002114848A 2002-04-17 2002-04-17 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置 Expired - Fee Related JP4348897B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114848A JP4348897B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114848A JP4348897B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003319684A true JP2003319684A (ja) 2003-11-07
JP4348897B2 JP4348897B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=29533606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002114848A Expired - Fee Related JP4348897B2 (ja) 2002-04-17 2002-04-17 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4348897B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020381A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Hitachi Ltd モータ駆動装置,電動アクチュエータおよび電動パワーステアリング装置
EP1623909A3 (en) * 2004-08-02 2006-06-07 Nsk Ltd., Electric power steering apparatus
JP2007274849A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nsk Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP2008172862A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Denso Corp 多相回転電機の制御装置
JP2008254686A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
JP2009038853A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Sharp Corp 電気掃除機
KR20150034219A (ko) * 2012-07-03 2015-04-02 르노 에스.아.에스. 파워 트레인을 제어하기 위한 방법 및 이에 대응되는 시스템

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6194615B2 (ja) 2013-04-04 2017-09-13 株式会社ジェイテクト モータ制御装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006020381A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Hitachi Ltd モータ駆動装置,電動アクチュエータおよび電動パワーステアリング装置
EP1623909A3 (en) * 2004-08-02 2006-06-07 Nsk Ltd., Electric power steering apparatus
EP1787893A1 (en) * 2004-08-02 2007-05-23 NSK Ltd. Electric power steering apparatus
JP2007274849A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nsk Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP4737093B2 (ja) * 2007-01-09 2011-07-27 株式会社デンソー 多相回転電機の制御装置
JP2008172862A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Denso Corp 多相回転電機の制御装置
JP2008254686A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Jtekt Corp 電動パワーステアリング装置
JP2009038853A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Sharp Corp 電気掃除機
JP4563427B2 (ja) * 2007-07-31 2010-10-13 シャープ株式会社 電気掃除機
KR20150034219A (ko) * 2012-07-03 2015-04-02 르노 에스.아.에스. 파워 트레인을 제어하기 위한 방법 및 이에 대응되는 시스템
JP2016500997A (ja) * 2012-07-03 2016-01-14 ルノー エス.ア.エス. パワートレインの制御方法および対応するシステム
US9847743B2 (en) 2012-07-03 2017-12-19 Renault S.A.S. Method for controlling a power train and corresponding system
KR102150091B1 (ko) * 2012-07-03 2020-08-31 르노 에스.아.에스. 파워 트레인을 제어하기 위한 방법 및 이에 대응되는 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP4348897B2 (ja) 2009-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7813626B2 (en) Motor controller and electric power steering apparatus
US7813089B2 (en) Motor controller and electric power steering apparatus
JP5104303B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US7859206B2 (en) Motor controller and electric power steering apparatus
WO2009123107A1 (ja) モータ制御装置および電動パワーステアリング装置
WO2006132268A1 (ja) 電動パワーステアリング装置
EP2290804A1 (en) Motor control device
WO2013005724A1 (ja) モータ制御装置及び車両用操舵装置
JP2001018822A (ja) 車両の電動パワーステアリング装置
JP2008211911A (ja) モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置
JP2017226305A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5754088B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5406226B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US8983730B2 (en) Electric power steering apparatus
JP2021079893A (ja) 操舵制御装置
JP4348897B2 (ja) 電動パワーステアリング装置のモータ制御装置
JP5719177B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4115457B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2006271153A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2004312930A (ja) モータ制御装置
JP5176369B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2003348884A (ja) 電流検出装置およびこの装置を用いた制御装置
JP5743133B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2008183987A (ja) 電気式動力舵取装置
JP2010137627A (ja) 電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050418

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090422

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090713

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4348897

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees