JP2003319454A - 呼接続制御方法及び呼接続制御システム - Google Patents

呼接続制御方法及び呼接続制御システム

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JP2003319454A
JP2003319454A JP2002120359A JP2002120359A JP2003319454A JP 2003319454 A JP2003319454 A JP 2003319454A JP 2002120359 A JP2002120359 A JP 2002120359A JP 2002120359 A JP2002120359 A JP 2002120359A JP 2003319454 A JP2003319454 A JP 2003319454A
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call
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JP2002120359A
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Yuuri Hoyasu
有里 帆保
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NEC Communication Systems Ltd
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NEC Communication Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる通信方式の通信システムが連携して呼
の接続処理の制御を行うことにより、ユーザに対する通
信サービスエリアの拡大等を実現することができる呼接
続制御方法及び呼接続制御システムを提供する。 【解決手段】 判定サーバ50が着信者の移動機がデュ
アルモード端末60であるか否かについて判定する。判
定サーバ50によってデュアルモード端末60であると
判断された場合、第1のシステムの発着信制御局20A
が、着信者のデュアルモード端末60に呼の接続を試み
る。デュアルモード端末60への呼の接続が不可能であ
った場合、発着信制御局20Aは、呼の接続信号を第2
のシステムの発着信制御局20Bに送信する。発着信制
御局20Bは、呼の接続信号を受信すると、呼の接続処
理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信網にお
ける発着信時の呼の接続処理を制御する呼接続制御方法
及び呼接続制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信網では、様々な通信方式が存
在している。現在、国内の通信事業者で一般に用いられ
ている第2世代(2G)の通信方式の規格としては、P
DC方式、cdmaOne方式などがある。また、第3
世代(次世代、すなわち3G)の通信方式の規格として
は、W−CDMA方式、cdma2000などがある。
さらに、欧州などでは第2世代の通信方式の規格とし
て、GSM方式が採用されている。
【0003】このように通信方式が異なる場合は、移動
機の仕様も異なる。従って、一つの移動機で異なる通信
方式の通信システムを利用することはできない。一方、
同一の通信方式を使っている移動機であれば、通信事業
者が異なる場合でも、一つの移動機で異なる通信事業者
の通信システムを共用することが可能となる。このよう
に異なる通信事業者の通信システムを共用できるサービ
スをローミングという。移動機のユーザは、ローミング
のサービスを利用することにより、特定の通信事業者の
通信サービスエリア外であっても、他の通信事業者の通
信サービスエリア内であれば、他の通信事業者の通信シ
ステムを使用して相手と通信を行うことが可能となる。
【0004】また、二つの異なる通信方式の通信システ
ムを使用して通信を行うことができるデュアルモード端
末も考えられている。ユーザは、デュアルモード端末を
利用することにより、例えばPDC方式及びW−CDM
A方式のような異なる通信方式の通信システムを使用し
て通信を行うことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
デュアルモード端末を利用する場合でも、異なる通信方
式の通信システムを利用するための加入者番号(電話番
号に相当)として、異なる通信システム毎に異なる加入
者番号が通信事業者によって付与される。そして、異な
る加入者番号が異なる通信システム毎にそれぞれ設定さ
れる。この場合、異なる通信システムは、それぞれ独立
して、独自の加入者番号に基づきデュアルモード端末の
位置を認識し、着信時のデュアルモード端末への呼び出
しなどの着信処理を行う。
【0006】具体的には、デュアルモード端末の一の加
入者番号に対して電話がかけられた場合は、一の通信シ
ステムの交換機は、一の加入者番号に対応する加入者情
報に基づいて着信者のデュアルモード端末の位置を認識
する。そして、一の通信システムの交換機は、基地局を
介して着信者のデュアルモード端末に対して呼び出しを
行う。着信者が一の通信事業者の通信サービスエリアに
いない場合には、一の通信システムの交換機は、呼び出
しに無応答であるとして、発呼を留守番電話サービスセ
ンターに接続するなどの処理を行う。
【0007】この場合、着信者が他の通信事業者の通信
サービスエリア内にいたとしても、電話がかからないこ
とになる。従って、異なる通信システムを使用して通信
可能というデュアルモード端末の特性を活かせないこと
になる。また、発信者は、他の通信事業者の通信サービ
スエリアに着信者が存在する可能性もあるので、他の加
入者番号に電話をかけ直さなければならなくなる。
【0008】ところで、移動体通信網の通信システム
は、現行の第2世代の通信方式から新しい第3世代の通
信方式に移行しつつある。具体的には、PDC方式から
W−CDMA方式、またはcdmaOne方式からcd
ma2000方式などに移行しつつある。この場合、現
行の通信方式の通信システムと新しい通信方式の通信シ
ステムとで異なる加入者番号が設定されていると、通信
事業者は加入者番号の設定し直しなどを行わなければな
らなくなる。従って、通信事業者がユーザに提供する通
信サービスのスムースな移行が実現できない。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、異なる通信方式の通信システ
ムが連携して呼の接続処理の制御を行うことにより、ユ
ーザに対する通信サービスエリアの拡大等を実現するこ
とができる呼接続制御方法及び呼接続制御システムを得
ることを目的とする。
【0010】また、本発明は、通信事業者が新しい通信
方式による通信サービスの移行をスムースに行うことが
できる呼接続制御方法及び呼接続制御システムを得るこ
とを目的とする。
【0011】なお、本願に関連する先行技術としては、
例えば、特開2000−32544号公報、特開200
0−201369号公報、特開平11−298964号
公報などがある。これらの公報には、異なる通信システ
ムで発着信可能なデュアルモード端末、異なる通信シス
テムでのハンドオーバー、異なる通信システムでの端末
の位置登録などに関する発明が開示されている。かかる
発明は、以下に説明する本発明と構成上相違する。従っ
て、本発明の特許性を否定する根拠となり得るものでは
ない。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の呼接続制御方法は、互いに異なる複数の通
信方式のシステムにおいて、着信者の移動体がデュアル
移動体(デュアルモード端末60)であるか否かについ
て判定し、デュアル移動体であると判断され、一のシス
テム(例えば第1のシステム)がデュアル移動体に呼を
接続できなかった場合、呼の接続信号を他のシステム
(例えば第2のシステム)に送信し、当該他のシステム
に呼の接続処理を実行させることを特徴とする。
【0013】デュアル移動体に付与された共通の加入者
番号に基づいて、異なるシステムが呼の接続処理を実行
するようにしてもよい。このような構成によれば、デュ
アル移動体のユーザは、異なる通信方式のシステム網の
いずれに対しても発着信を行うことができる。従って、
ユーザにとって通信サービスエリアが拡大されたことに
もなる。
【0014】異なるシステム毎に異なる加入者番号がデ
ュアル移動体に付与された場合、加入者番号を翻訳し
て、異なるシステムが呼の接続処理を実行するようにし
てもよい。このような構成によれば、共通の加入者番号
がデュアル移動体に付与されない場合でも、異なる通信
方式のシステムを介してデュアル移動体に着信させるこ
とができる。
【0015】異なるシステムのどちらが呼の接続処理を
優先的に実行するか否かについて判定し、優先的に呼の
接続処理を実行すると判断したシステムに、最初に呼の
接続処理を実行させるようにしてもよい。このような構
成によれば、通信事業者等の意向を反映させて、呼の接
続処理を実行させることが可能となる。また、新しい通
信方式の通信サービスへの移行をスムースに行うことが
できる。
【0016】デュアル移動体を呼び出して、呼び出しに
対する応答がなかったとき、呼の接続信号を他方のシス
テムに送信するようにしてもよい。このような構成によ
れば、優先されるシステムで呼の接続処理が不可能であ
ったと判断できる場合に、呼の接続処理を移行させるこ
とができる。
【0017】本発明の呼接続制御システムは、互いに異
なる複数の通信方式のシステム(第1及び第2のシステ
ム)それぞれに、着信者の移動体がデュアル移動体(デ
ュアルモード端末60)であるか否かを判定する判定手
段と、呼の接続信号を受信し、呼の接続処理を実行する
呼接続処理手段と、着信者の移動体がデュアル移動体で
あると判断し、当該デュアル移動体に呼を接続できなか
った場合、呼の接続信号を他方のシステムに送信して呼
の接続処理を移行させる呼接続処理移行手段とを設けた
ことを特徴とする。
【0018】異なるシステムの判定手段に代わって、着
信者の移動体がデュアル移動体であるか否かについて判
定する判定サーバ(50)が設けられもよい。このよう
な構成によれば、システム毎に判定手段を設ける必要が
なくなり、異なるシステムで共用される移動機種別に関
する情報の設定変更なども容易に行うことが可能とな
る。
【0019】異なるシステムは、それぞれ、基地局(1
1A,12A,11B)、交換局(20A,20B,3
0A,30B)及び加入者制御メモリ局(40A,40
B)を備え、加入者制御メモリ局のメモリ(41A,4
1B)には、デュアル移動体に付与された共通の加入者
番号が設定されてもよい。このような構成によれば、デ
ュアル移動体のユーザは、異なる通信方式のシステム網
のいずれに対しても発着信を行うことができる。従っ
て、ユーザにとって通信サービスエリアが拡大されたこ
とにもなる。
【0020】異なるシステムは、それぞれ、基地局、交
換局及び加入者制御メモリ局を備え、加入者制御メモリ
局のメモリには、デュアル移動体に付与された異なるシ
ステム毎に異なる加入者番号が設定され、また加入者番
号を翻訳する番号翻訳手段が設けられてもよい。このよ
うな構成によれば、共通の加入者番号がデュアル移動体
に付与されない場合でも、異なる通信方式のシステムを
介してデュアル移動体に着信させることができる。
【0021】異なるシステムのどちらが呼の接続処理を
優先的に実行するか否かについて判定し、優先的に呼の
接続処理を実行すると判断したシステムに、最初に呼の
接続処理を実行させる優先網判定手段を備えてもよい。
このような構成によれば、通信事業者等の意向を反映さ
せて、呼の接続処理を実行させることが可能となる。ま
た、新しい通信方式の通信サービスへの移行をスムース
に行うことができる。
【0022】デュアル移動体を呼び出して、呼び出しに
対する応答がなかったとき、呼の接続信号を他方のシス
テムに送信するように構成してもよい。このような構成
によれば、優先されるシステムで呼の接続処理が不可能
であったと判断できる場合に、呼の接続処理を移行させ
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を参照して説明する。図1は、本発明の呼接続制御シ
ステムのネットワーク構成を示すブロック図である。図
1に示すように、本発明の呼接続制御システムは、所定
の通信方式Aでの移動体通信を実現する第1のシステ
ム、通信方式Aとは異なる通信方式Bでの移動体通信を
実現する第2のシステム、及び第1のシステムと第2の
システムとで共用される判定サーバ50を備えている。
なお、第1及び第2のシステムは、それぞれ、異なる通
信事業者によって設置されても、または同一の通信事業
者によって設置されてもよい。
【0024】第1のシステムは、基地局11A,12
A、発着信制御局20A、関門局30A及び加入者制御
メモリ局40Aを備えている。また、第2のシステム
は、基地局11B、発着信制御局20B、関門局30B
及び加入者制御メモリ局40Bを備えている。なお、第
1及び第2のシステム網は、第1及び第2のシステム
や、その他の基地局、交換機などを含むネットワークを
意味する。
【0025】第1のシステムの構成において、基地局1
1A,12Aは、それぞれ、通信サービスエリア内に存
在する移動機と無線回線を通じて無線通信を行う。基地
局11A,12Aから電波の届く範囲が、第1のシステ
ムの通信サービスエリアとなる。基地局11A,12A
は、発着信制御局20Aとリンク(伝送路)で接続され
ている。基地局11A,12Aは、それぞれ、自身の通
信サービスエリア内に存在する移動機に対して報知情報
(制御情報)を送信し、移動機から送信される位置登録
信号を受信して、移動機の位置を確認する。図1に示す
ように、基地局11A,12Aは、移動機の位置情報を
発着信制御局20Aに送信する。
【0026】発着信制御局20Aは、基地局11A,1
2Aから送信された移動機の位置情報を受信し、受信し
た位置情報を加入者制御メモリ局40Aに送信する。ま
た、発着信制御局20Aは、移動機の発着信の呼接続制
御(ルーティング処理)、ハンドオーバーの回線切り替
え、発信者への課金制御などの処理を行う。本実施の形
態においては、発着信制御局20Aは、着信時の呼の接
続信号(着呼)を受信すると、着信者の移動機の位置情
報を判定サーバ50に対して問い合わせる。図1に示す
ように、発着信制御局20Aは、基地局11A,12
A、関門局30A、加入者制御メモリ局40A及び判定
サーバ50とリンク(伝送路)で接続されている。
【0027】関門局30Aは、第2のシステム網を含む
他の網(ネットワーク)との接続ポイントに設置され、
移動機の発着信の呼接続制御、通信事業者間通信の料金
の精算処理などを行う。図1に示すように、関門局30
Aは、他の網と接続するとともに、自網である第1のシ
ステム網の発着信制御局20Aとリンク(伝送路)で接
続されている。
【0028】加入者制御メモリ局(ホームメモリ局とも
いう)40Aの加入者メモリ41Aには、加入者番号
(端末番号)や課金情報などの加入者情報、移動機の位
置情報などが格納されている。ここで、第1及び第2の
システム網を利用して発着信可能なデュアルモード端末
60については、第1及び第2のシステム網を利用する
ための加入者番号として、第1及び第2のシステム網に
共通の加入者番号が通信事業者によって割り当てられ
る。そして、第1及び第2のシステムの加入者メモリ4
1A,41Bには、一つのデュアルモード端末60に割
り当てられた第1及び第2のシステム共通の加入者番号
が格納され設定登録される。従って、デュアルモード端
末60のユーザは、同一の加入者番号によって第1及び
第2のシステム網を利用して発着信を行うことが可能と
なる。
【0029】加入者制御メモリ局(ホームメモリ局)4
0Aは、加入者メモリ41Aに格納されている加入者情
報及び位置情報を管理する。すなわち、加入者制御メモ
リ局40Aは、発着信制御局20Aから送信された移動
機の位置情報を受信すると、受信した位置情報を加入者
情報に対応付けて加入者メモリ41Aに格納して、移動
機の位置登録を行う。なお、デュアルモード端末60の
位置登録については、第1及び第2のシステムによって
それぞれ別々に行われる。従って、第1及び第2のシス
テムの加入者メモリ41A,41Bには、同一のデュア
ルモード端末60に対して、異なる位置情報(基地局の
情報)が格納される。
【0030】加入者制御メモリ局40Aは、加入者情報
または位置情報の問い合わせ(遠隔ファイルアクセス)
に応じて、加入者情報または位置情報を検索して読み出
す。加入者メモリ41Aは、問い合わせに対する応答の
情報に、読み出した加入者情報または位置情報を設定
し、設定した応答の情報を発着信制御局20Aに送信す
る。なお、図1に示すように、加入者制御メモリ局40
Aは、発着信制御局20A及び判定サーバ50とリンク
(伝送路)で接続されている。
【0031】第2のシステムを構成する基地局11B、
発着信制御局20B、関門局30B及び加入者制御メモ
リ局40Bは、それぞれ、第1のシステムを構成する基
地局11A、発着信制御局20A、関門局30A及び加
入者制御メモリ局40Aと同一構成である。従って、重
複する第2のシステムの各構成の説明について省略す
る。
【0032】判定サーバ50の移動機種別メモリ51に
は、着信者の移動機がデュアルモード端末60であるか
シングルモード端末であるかを示す移動機種別情報が格
納されている。また、移動機種別メモリ51には、着呼
の接続処理を優先して行う網(ネットワーク)に関する
優先網情報も格納されている。
【0033】判定サーバ50は、加入者制御メモリ局4
0Aからの着信者の移動機の位置情報の問い合わせを受
けると、移動機種別メモリ51に格納された移動機種別
情報に基づいて、着信者の移動機の種別、すなわち着信
者の移動機がデュアルモード端末60であるかシングル
モード端末であるかを判定する。また、判定サーバ50
は、着信者の移動機がデュアルモード端末60であると
判断した場合、移動機種別メモリ51に格納された優先
網情報に基づいて、着信処理が優先的に行われる網を判
定する。判定サーバ50は、着信処理が優先的に行われ
る網を判定した後、その優先される網の加入者制御メモ
リ局40Aまたは40Bに対して着信者の移動機の位置
情報の問い合わせを行う。
【0034】デュアルモード端末60は、ユーザが備え
た、第1及び第2のシステム網を使用して発着信を行う
ことができる移動機(携帯端末)である。上記したよう
に、デュアルモード端末60は、一つの加入者番号を用
いて第1及び第2のシステム網による通信サービスを利
用することができる。
【0035】次に、動作について説明する。 (1)発信処理 図2は、本発明の呼接続制御システムにおける発信処理
時のデータの流れを示す説明図である。図3は、本発明
の呼接続制御システムによる発信処理時の動作を説明す
るためのシーケンス図である。図2及び図3を参照し
て、本発明の呼接続制御システムの発信処理の動作を説
明する。
【0036】デュアルモード端末60を備えたユーザ
は、デュアルモード端末60を操作することにより、共
通の加入者番号を用いて第1及び第2のシステム網に対
して発信することができる(ステップS1)。ここで、
ユーザが第1のシステムの通信サービスエリア内にいる
ときは、デュアルモード端末60は、第1のシステムの
基地局11Aに対して無線回線を通じて呼の接続信号
(発呼)を送信する(図2の[1])。ユーザが第2の
システムの通信サービスエリア内にいるときは、デュア
ルモード端末60は、第2のシステムの基地局11Bに
対して無線回線を通じて呼の接続信号を送信する(図2
の[1])。
【0037】ユーザが第1及び第2のシステムの重複し
た通信サービスエリアにいるときは、デュアルモード端
末60は、複数の基地局12A,11Bから送信される
報知情報を受信し、受信した報知情報の電波の受信レベ
ルを確認する。そして、デュアルモード端末60は、電
波の受信レベルの高い基地局を判断し、電波の受信レベ
ルの高い基地局に対して無線回線を通じて呼の接続信号
を送信する(図2の[1])。以下、第1のシステムの
基地局11Aがデュアルモード端末60から送信された
呼の接続信号を受信したものとして説明する。
【0038】第1のシステムの基地局11Aは、デュア
ルモード端末60から送信された呼の接続信号を受信す
ると、受信した呼の接続信号を発着信制御局20Aに送
信する(図2の[2])。第1のシステムの発着信制御
局20Aは、基地局11Aから送信された呼の接続信号
を受信すると、呼の接続信号に含まれる発信者の加入者
番号(端末番号)に基づいて、発信者の加入者情報の問
い合わせを加入者制御メモリ局40Aに対して行う(図
2の[3]及び図3のステップS2)。
【0039】このとき、着信者の通信端末が移動機の場
合、発着信制御局20Aは、呼の接続信号に含まれる着
信者の加入者番号に基づいて、着信者の移動機の位置情
報についても加入者制御メモリ局40Aに問い合わせ
る。
【0040】加入者制御メモリ局40Aは、発信者の加
入者情報の問い合わせを受けると、加入者メモリ41A
に格納されている加入者情報を検索し(ステップS
3)、検索した加入者情報を読み出す(ステップS
4)。加入者制御メモリ局40Aは、問い合わせに対す
る応答の情報に、読み出した加入者情報を設定する。そ
して、加入者制御メモリ局40Aは、加入者情報を設定
した応答の情報を発着信制御局20Aに送信する(図2
の[4]及び図3のステップS5)。
【0041】なお、加入者制御メモリ局40Aは、着信
者の移動機の位置情報の問い合わせを受けたときは、加
入者メモリ41Aに格納されている着信者の移動機の位
置情報を検索して読み出し、読み出した位置情報を発着
信制御局20Aに送信する。
【0042】発着信制御局20Aは、応答の情報を受信
すると、受信した応答の情報に設定された加入者情報に
基づき、発信者に対する課金処理を行う(ステップS
6)。そして、発着信制御局20Aは、呼の接続信号に
含まれる着信者の通信端末の端末番号を認識し、呼の接
続先(ルーティング先)を決定する(ステップS7)。
着信者の通信端末が固定電話機である場合は、固定電話
網が呼の接続先として決定される。また、着信者の通信
端末が移動機である場合は、着信者の移動機の位置情報
から判断される在圏網が呼の接続先として決定される。
【0043】発着信制御局20Aは、決定した呼の接続
先に対して呼の接続信号を送信する(ステップS8)。
呼の接続先が自網(すなわち第1のシステム網)である
場合は、呼の接続信号は、発着信制御局20Aから他の
交換機に送信される(図2の[5])。また、呼の接続
先が固定電話網や他の移動体通信網(第2のシステム網
を含む)などである場合は、呼の接続信号は、発着信制
御局20Aから関門局30Aに送信される(図2の
[5])。関門局30Aは、呼の接続信号を受信する
と、受信した呼の接続信号を固定電話網や他の移動体通
信網などに送信する(図2の[6])。
【0044】なお、第2のシステム網における発信処理
についても、上記した図2及び図3に基づく説明を同様
であるため、重複する説明を省略する。
【0045】以上のように、第1及び第2のシステム双
方の加入者制御メモリ局40A,40Bの加入者メモリ
41A,41Bに、共通のデュアルモード端末60の加
入者番号が格納されている。従って、デュアルモード端
末60のユーザは、第1及び第2のシステム網の通信サ
ービスエリア内であれば、デュアルモード端末60の在
圏網にとらわれることなく、どちらの網からでも発信が
可能となる。
【0046】(2)着信処理 図4は、本発明の呼接続制御システムにおける着信処理
時のデータの流れを示す説明図である。図5は、第1の
システム側での着信処理時の動作を説明するためのシー
ケンス図である。図6は、第2のシステム側での着信処
理時の動作を説明するためのシーケンス図である。図4
から図6を参照して、本発明の呼接続制御システムの着
信処理の動作を説明する。
【0047】デュアルモード端末60に対して着信があ
る場合、その着呼の接続信号は、発着信制御局20Aま
たは20Bに送信される。本実施の形態では、第1のシ
ステムの発着信制御局20Aに呼の接続信号が送信され
るものとして説明する。なお、呼の接続信号は、第1の
システム網の他の交換機等から発着信制御局20Aに送
信され(図4の[10])、または他の網(第2のシス
テム網を含む)から関門局30Aを経由して発着信制御
局20Aに送信される(図4の[11][12])。
【0048】第1のシステムの発着信制御局20Aは、
呼の接続信号を受信すると(図5のステップS11)、
発着信制御局20Aは、呼の接続信号に含まれる着信者
の加入者番号(端末番号)に基づいて、着信者の移動機
の位置情報の問い合わせを判定サーバ50に対して行う
(図4の[13]及び図5のステップS12)。
【0049】判定サーバ50は、着信者の移動機の位置
情報の問い合わせを受けると、移動機種別メモリ51に
格納された移動機種別情報に基づいて、着信者の移動機
の種別、すなわち着信者の移動機がデュアルモード端末
60であるかシングルモード端末であるかを判定する
(ステップS13)。このとき、判定サーバ50は、着
信者の移動機がシングルモード端末であると判断した場
合、次のステップS14の処理を行わずに、問い合わせ
を受けた網側(すなわち発着信制御局20Aの第1のシ
ステム網側)の加入者制御メモリ局40Aに対して、着
信者の移動機の位置情報の問い合わせを行う(図4の
[14])。
【0050】判定サーバ50は、着信者の移動機がデュ
アルモード端末60であると判断した場合、移動機種別
メモリ51に格納された優先網情報に基づいて、着信処
理が優先的に行われる網を判定する(ステップS1
4)。ここで、着信処理が優先される網として第1のシ
ステム網が決定されたものとする。
【0051】判定サーバ50は、着信処理が優先的に行
われる網として第1のシステム網を決定すると、その優
先される第1のシステム網の加入者制御メモリ局40A
に対して着信者のデュアルモード端末60の位置情報の
問い合わせを行う(図4の[14]及び図5のステップ
S15)。この位置情報の問い合わせには、着信者の移
動機がデュアルモード端末60であることを示す情報が
含まれ(または添付され)ている。
【0052】加入者制御メモリ局40Aは、着信者の移
動機の位置情報の問い合わせを受けると、加入者メモリ
41Aに格納されている位置情報を検索し(ステップS
16)、検索した位置情報を読み出す(ステップS1
7)。加入者制御メモリ局40Aは、判定サーバ50か
らの問い合わせに対する応答の情報に、読み出した位置
情報を設定する。このとき、判定サーバ50からの問い
合わせに着信者の移動機がデュアルモード端末60であ
ることを示す情報が含まれていた場合は、加入者制御メ
モリ局40Aは、デュアルモード端末60であることを
示す情報についても応答の情報に設定する。そして、加
入者制御メモリ局40Aは、位置情報(及びデュアルモ
ード端末60であることを示す情報)を設定した応答の
情報を発着信制御局20Aに送信する(図4の[15]
及び図5のステップS18)。
【0053】発着信制御局20Aは、加入者制御メモリ
局40Aから送信された応答の情報を受信すると、着信
者の移動機が通話中か否かの判定、通話中であった場合
の音声割込可否の判定を行う(ステップS19)。着信
者が通話中であり、音声割込不可である場合、発着信制
御局20Aは、呼を留守番電話サービスセンターに接続
する処理などを行う。
【0054】着信者が通話中でない場合、または通話中
であっても音声割込可能である場合、発着信制御局20
Aは、受信した応答の情報に基づいて、着信者の移動機
の種別を認識する(ステップS20)。ここで、応答の
情報にデュアルモード端末60であることを示す情報が
設定されている場合は、発着信制御局20Aは、当該情
報に基づいて着信者の移動機がデュアルモード端末60
であると認識する。
【0055】また、発着信制御局20Aは、受信した応
答の情報に設定された位置情報に基づいて、着信者の移
動機の位置(エリア)を認識する(ステップS21)。
ここで、発着信制御局20Aは、基地局12Aの位置
(エリア)に移動機が存在すると認識したものとする。
発着信制御局20Aは、基地局12Aを介して移動機に
ページング(無線呼び出し)を送信する(図4の[1
6][17]及び図5のステップS22)。
【0056】着信者がページングに対して応答した場合
は、通信回線が確立され、通話が開始される。一方、着
信者がページングに対して無応答であり(ステップS2
3)、かつステップS20の処理において移動機がデュ
アルモード端末60であると認識された場合は、発着信
制御局20Aは、ページタイムアウトを契機として(ス
テップS24)、第2のシステムに着信処理を実行させ
るために、呼の接続信号を第2のシステム側に送信する
(ステップS25)。
【0057】呼の接続信号は、発着信制御局20Aから
第1のシステムの関門局30Aに送信される(図4の
[18])。そして、呼の接続信号は、第1の関門局3
0Aから第2の関門局30Bに送信され(図4の[1
9])、関門局30Bから発着信制御局20Bに送信さ
れる(図4の[20])。
【0058】なお、着信者が無応答であり(ステップS
23)、かつステップS20の処理において移動機がデ
ュアルモード端末60でなくシングルモード端末である
と判断された場合は、発着信制御局20Aは、ページタ
イムアウトを契機として(ステップS24)、呼を留守
番電話サービスセンターに接続する処理などを行う。
【0059】発着信制御局20Bは、呼の接続信号を受
信すると(図6のステップS31)、着信者のデュアル
モード端末60の位置情報の問い合わせを加入者制御メ
モリ局40Bに対して行う(図4の[21]及び図6の
ステップS32)。
【0060】加入者制御メモリ局40Bは、着信者のデ
ュアルモード端末60の位置情報の問い合わせを受ける
と、加入者メモリ41Bに格納されているデュアルモー
ド端末60の位置情報を検索し(ステップS33)、検
索した位置情報を読み出す(ステップS34)。加入者
制御メモリ局40Bは、問い合わせに対する応答の情報
に、読み出した位置情報を設定する。そして、加入者制
御メモリ局40Bは、位置情報を設定した応答の情報を
発着信制御局20Bに送信する(図4の[22]及び図
6のステップS35)。
【0061】発着信制御局20Bは、加入者制御メモリ
局40Bから送信された応答の情報を受信すると、着信
者のデュアルモード端末60が通話中か否かの判定、通
話中であった場合の音声割込可否の判定を行う(ステッ
プS36)。着信者が通話中であり、音声割込不可であ
る場合、発着信制御局20Bは、呼を留守番電話サービ
スセンターに接続する処理などを行う。
【0062】着信者が通話中でない場合、または通話中
であっても音声割込可能である場合、発着信制御局20
Bは、受信した応答の情報に設定された位置情報に基づ
いて、着信者のデュアルモード端末60の位置(エリ
ア)を認識する(ステップS37)。ここで、発着信制
御局20Bは、基地局11Bの位置(エリア)にデュア
ルモード端末60が存在すると認識したものとする。発
着信制御局20Bは、基地局11Bを介してデュアルモ
ード端末60にページング(無線呼び出し)を送信する
(図4の[23][24]及び図6のステップ38)。
【0063】着信者がページングに対して応答した場合
(ステップS39)は、通信回線が確立され、通話が開
始される。一方、着信者のページングに対して無応答の
場合(ステップS39)は、発着信制御局20Bは、ペ
ージタイムアウトとなったとき(ステップS40)、呼
を留守番電話サービスセンターに接続する処理などを行
う。この場合、着信者が第1及び第2のシステム網の通
信サービスエリアにいない場合か、デュアルモード端末
60の電源が切れている場合である。
【0064】以上のように、判定サーバ50が着信者の
移動機がデュアルモード端末60であるか否かについて
判定する。判定サーバ50によって移動機がデュアルモ
ード端末60であると判断された場合、第1のシステム
の発着信制御局20Aが、着信者のデュアルモード端末
60に呼の接続を試みる。デュアルモード端末60への
呼の接続が不可能であった場合、発着信制御局20A
は、呼の接続信号を第2のシステムの発着信制御局20
Bに送信する。発着信制御局20Bは、呼の接続信号を
受信すると、呼の接続処理を実行する。
【0065】かかる構成によれば、デュアルモード端末
60のユーザは、第1及び第2のシステム網のいずれか
らでも着信を受けることができる。従って、ユーザにと
っては、着信可能な通信サービスエリアが拡大されたこ
とになる。
【0066】また、発着信制御局20A,20Bは、デ
ュアルモード端末60に割り当てられた共通の加入者番
号に基づいて呼の接続処理を実行するので、デュアルモ
ード端末60のユーザは、第1及び第2のシステム網の
いずれに対しても発信を行うことができる。従って、ユ
ーザにとって、発着信可能な通信サービスエリアが拡大
されたことにもなる。
【0067】また、判定サーバ50は、第1及び第2の
システムのどちらが呼の接続処理を優先的に実行するか
否かについて判定し、優先的に呼の接続処理を実行する
と判断したシステムに、最初に呼の接続処理を実行させ
る。このような構成によれば、通信事業者やデュアルモ
ード端末60のユーザの意向を反映させて、呼の接続処
理を実行させることが可能となる。
【0068】例えば、現行のPDC方式の通信システム
網では、サービスエリアが全国に拡大されているのに対
し、次世代のW−CDMA方式の通信システム網では、
未だ都市部にしかサービスエリアが設けられていない。
このような状況で、通信事業者は、サービスエリアの広
いPDC方式の通信システムを優先させることが考えら
れる。また、通信品質が高いW−CDMA方式の通信シ
ステムを優先して欲しいとユーザによって希望されるこ
とも考えられる。このような通信事業者等の意向を確実
に反映させて、呼の接続処理を実行させることができ
る。
【0069】また、移動機種別メモリ51の優先網情報
を設定変更するだけで、呼の接続処理を優先して実行す
るシステム網を変更できるので、例えば現行のPDC方
式の通信システムから次世代のW−CDMA方式の通信
システムへの移行もスムースに行うことも可能となる。
この場合も、加入者制御メモリ局40A,40Bの加入
者メモリ41A,41Bには、デュアルモード端末60
に割り当てられた共通の加入者番号を設定されているの
で、デュアルモード端末60については加入者番号の設
定の変更を行う必要がなく、一層スムースに通信システ
ムの移行を行うことが可能である。
【0070】さらに、発着信制御局20A,20Bは、
デュアルモード端末60を呼び出して、呼び出しに対す
る応答がなかったとき、呼の接続信号を他方のシステム
に送信するので、優先される通信システムで呼の接続処
理が不可能であったと判断できる場合に、呼の接続処理
を移行させることができる。
【0071】本実施の形態の呼接続制御システムの構成
及び処理動作は、例えば以下のように適宜変更され得
る。上記した実施の形態では、判定サーバ50は、着信
者の移動機がデュアルモード端末60であることを示す
情報を加入者制御メモリ局40を介して発着信制御局2
0に送るように構成されていた。しかし、これに限られ
ず、判定サーバ50は、直接、発着信制御局20にデュ
アルモード端末60であることを示す情報を送信するよ
うに構成されてもよい。
【0072】また、判定サーバ50は、着信者の移動機
がデュアルモード端末60であるか否かを判定し、デュ
アルモード端末60である場合、デュアルモード端末6
0であることを示す情報を発着信制御局20に送信する
ように構成されていた。しかし、これに限られず、判定
サーバ50は、移動機種別メモリ51に格納されている
移動機種別情報を発着信制御局20に送信するように構
成されてもよい。この場合、発着信制御局20が、受信
した移動機種別情報に基づいて着信者の移動機の種別を
判定することになる。
【0073】また、発着信制御局20が、加入者メモリ
41に格納された移動機種別情報に要求して受け取り、
受け取った移動機種別情報に基づいて着信者の移動機の
種別を判定するように構成されてもよい。
【0074】また、加入者制御メモリ局40が、問い合
わせを受けた着信者の移動機の種別を判定するようにし
てもよい。この場合、加入者制御メモリ局40が移動機
の種別を判定するために、加入者制御メモリ局40の加
入者メモリ41には、移動機種別情報が加入者番号に対
応付けて格納される必要がある。
【0075】上記した実施の形態では、判定サーバ50
は、移動機種別メモリ51に格納された優先網情報に基
づいて、着信毎に着信処理が優先される網を判定するよ
うに構成されていた。しかし、これに限られず、発着信
制御局20または加入者制御メモリ局40が、着信毎に
着信処理が優先される網を判定するように構成されても
よい。この場合、発着信制御局20または加入者制御メ
モリ局40が、優先される網を判定するために、移動機
種別メモリ51(または加入者メモリ41)に格納され
た優先網情報を読み出すように構成される。
【0076】上記した実施の形態では、第1のシステム
網の発着信制御局20Aは、デュアルモード端末60の
着信者が無応答であった場合に、呼の接続信号を第2の
システム網の発着信制御局20Bに送信して、着信処理
を移行させる。このとき、発着信制御局20Bは、発着
信制御局20Aから送信された呼の接続信号を受信した
だけでは、着信処理が第1のシステム側から移行された
かどうかについて判断できないことも起こり得る。従っ
て、このような場合、発着信制御局20Aが、呼の接続
信号とともに着信処理の移行であることを示す情報につ
いても、発着信制御局20Bに送信するように構成して
もよい。
【0077】また、第2のシステム網の発着信制御局2
0Bは、第1のシステム網の発着信制御局20Aから着
信処理が移行されたかどうかにかかわらず、呼の接続信
号を受信すると、常に判定サーバ50に問い合わせを行
うように構成してもよい。この場合、判定サーバ50
は、同一の着信者に対する問い合わせが優先される第1
のシステム網の発着信制御局20Aから既にあったこと
を記憶しておく。これにより、判定サーバ50は、第2
のシステム網の発着信制御局20Bからの問い合わせが
あったとき、既に第1のシステム網の発着信制御局20
Aからの問い合わせがあったことを認識することができ
る。従って、このような構成では、判定サーバ50は、
移動機種別の判定及び優先される網の判定を省略するこ
とができる。また、着信処理が優先される第1のシステ
ム網の発着信制御局20Aに移行されてしまうのを防止
することもできる。
【0078】また、上記した本実施の形態では、デュア
ルモード端末60に割り当てられた共通の加入者番号
が、異なる通信システムの加入者制御メモリ局40A,
40Bの加入者メモリ41A,41Bそれぞれに設定さ
れていることが前提であった。しかし、通信事業者によ
っては、他の通信事業者の通信システムに設定された加
入者番号と共通の番号を加入者メモリ41A,41Bに
設定できないことも起こり得る。
【0079】この場合、判定サーバ50、発着信制御局
20または加入者制御メモリ局40などに、通信システ
ム毎に異なる加入者番号を翻訳(変換)する機能を設け
ることにより、上記実施の形態で説明したような、異な
る通信システムにおける着信処理の移行を実現すること
ができる。すなわち、判定サーバ50などは、通信シス
テム毎に異なる加入者番号をメモリなどに格納してお
く。そして、判定サーバ50などは、着信処理が移行さ
れる場合に、加入者番号を移行先の通信システムの加入
者番号に翻訳する。このような構成によって、共通の加
入者番号がデュアルモード端末60に割り当てられない
場合でも、異なる通信方式の通信システムを介してデュ
アルモード端末60に着信させることができる。
【0080】上記実施の形態では、第1のシステムの発
着信制御局20Aは、着信処理を移行させるために、呼
の接続信号を発着信制御局20Bに送信していたが、こ
のとき、呼の接続信号は、関門局30A,30Bを経由
して送信されていた。しかし、これに限られず、例えば
第1及び第2の通信システム網が同一の通信事業者によ
って設置されている場合には、関門局30A,30Bを
介さずに呼の接続信号が送信されてもよい。
【0081】上記実施の形態で説明した呼接続制御シス
テムでは、異なる通信方式の通信システム間でのハンド
オーバー(通信中の基地局(エリア)の移動)を実現す
ることも可能である。また、発着信制御局20はデュア
ルモード端末60が位置する特定の基地局から呼び出し
を行っていたが、所定エリアの複数の基地局からの一斉
呼び出しを行うようにすることも可能である。
【0082】また、二つの異なる通信方式の通信システ
ムを対象として説明したが、複数の異なる通信方式の通
信システムを本発明の呼接続制御システムに適用するこ
とも可能である。なお、この場合、複数の通信システム
での発着信可能な移動機が開発されることが必要とな
る。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明では、異なる通信
方式のシステムにおいて、着信者の移動体がデュアル移
動体であるか否かについて判定し、デュアル移動体であ
ると判断され、一のシステムがデュアル移動体に呼を接
続できなかった場合、呼の接続信号を他のシステムに送
信し、当該他のシステムに呼の接続処理を実行させる。
このような構成によれば、デュアル移動体のユーザは、
異なるシステムのいずれからでも着信を受けることがで
き、ユーザにとって着信可能な通信サービスエリアが拡
大されたことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の呼接続制御システムのネットワーク
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の呼接続制御システムにおける発信処
理時のデータの流れを示す説明図である。
【図3】 本発明の呼接続制御システムによる発信処理
時の動作を説明するためのシーケンス図である。
【図4】 本発明の呼接続制御システムにおける着信処
理時のデータの流れを示す説明図である。
【図5】 第1のシステム側での着信処理時の動作を説
明するためのシーケンス図である。
【図6】 第2のシステム側での着信処理時の動作を説
明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
11A,12A,11B 基地局 20A,20B 発着信制御局(交換局) 30A,30B 関門局(交換局) 40A,40B 加入者制御メモリ局 41A,41B 加入者メモリ(メモリ) 50 判定サーバ 51 移動機種別メモリ 60 デュアルモード端末(デュアル移動体)
フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 CC11 DD05 GG03 5K051 AA05 CC07 DD01 FF07 FF19 KK10 5K067 AA21 BB04 BB21 DD11 EE02 EE04 EE10 EE16 FF02 GG01 GG11 HH11 HH22 JJ11 JJ21 JJ31 JJ71 JJ76

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる複数の通信方式のシステム
    にまたがる呼接続制御方法であって、 着信者の移動体がデュアル移動体であるか否かについて
    判定し、 前記デュアル移動体であると判断され、一のシステムが
    前記デュアル移動体に呼を接続できなかった場合、呼の
    接続信号を他のシステムに送信し、当該他のシステムに
    呼の接続処理を実行させることを特徴とする呼接続制御
    方法。
  2. 【請求項2】 デュアル移動体に付与された共通の加入
    者番号に基づいて、異なるシステムが呼の接続処理を実
    行することを特徴とする請求項1記載の呼接続制御方
    法。
  3. 【請求項3】 異なるシステム毎に異なる加入者番号が
    デュアル移動体に付与された場合、加入者番号を翻訳し
    て、異なるシステムが呼の接続処理を実行することを特
    徴とする請求項1記載の呼接続制御方法。
  4. 【請求項4】 異なるシステムのどちらが呼の接続処理
    を優先的に実行するか否かについて判定し、 優先的に呼の接続処理を実行すると判断したシステム
    に、最初に呼の接続処理を実行させることを特徴とする
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の呼接
    続制御方法。
  5. 【請求項5】 デュアル移動体を呼び出して、呼び出し
    に対する応答がなかったとき、呼の接続信号を他方のシ
    ステムに送信することを特徴とする請求項1から請求項
    4のうちのいずれか1項記載の呼接続制御方法。
  6. 【請求項6】 互いに異なる複数の通信方式のシステム
    を含む呼接続制御システムであって、 前記異なるシステムは、それぞれ、 着信者の移動体がデュアル移動体であるか否かを判定す
    る判定手段と、 呼の接続信号を受信し、呼の接続処理を実行する呼接続
    処理手段と、 前記着信者の前記移動体が前記デュアル移動体であると
    判断し、当該デュアル移動体に呼を接続できなかった場
    合、呼の接続信号を他方のシステムに送信して呼の接続
    処理を移行させる呼接続処理移行手段とを備えたことを
    特徴とする呼接続制御システム。
  7. 【請求項7】 異なるシステムの判定手段に代わって、
    着信者の移動体がデュアル移動体であるか否かについて
    判定する判定サーバが設けられたことを特徴とする請求
    項6記載の呼接続制御システム。
  8. 【請求項8】 異なるシステムは、それぞれ、基地局、
    交換局及び加入者制御メモリ局を備え、 前記加入者制御メモリ局のメモリには、デュアル移動体
    に付与された共通の加入者番号が設定されたことを特徴
    とする請求項6または請求項7記載の呼接続制御システ
    ム。
  9. 【請求項9】 異なるシステムは、それぞれ、基地局、
    交換局及び加入者制御メモリ局を備え、 前記加入者制御メモリ局のメモリには、デュアル移動体
    に付与された異なるシステム毎に異なる加入者番号が設
    定され、 加入者番号を翻訳する番号翻訳手段が設けられたことを
    特徴とする請求項6または請求項7記載の呼接続制御シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 異なるシステムのどちらが呼の接続処
    理を優先的に実行するか否かについて判定し、 優先的に呼の接続処理を実行すると判断したシステム
    に、最初に呼の接続処理を実行させる優先網判定手段を
    備えたことを特徴とする請求項6から請求項9のうちの
    いずれか1項記載の呼接続制御システム。
  11. 【請求項11】 デュアル移動体を呼び出して、呼び出
    しに対する応答がなかったとき、呼の接続信号を他方の
    システムに送信することを特徴とする請求項6から請求
    項10のうちのいずれか1項記載の呼接続制御システ
    ム。
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