JP5993500B1 - サーバ、その制御方法及びその制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の通信回線網のうち、携帯端末の位置を測位するために適切な通信回線網を選択することができるサーバ等を提供する。【解決手段】本発明に係る制御方法は、緊急通報が終了していないと判定された場合、測位要求信号の送信先を緊急通報の発信が行われた通信回線網に決定し、緊急通報が終了したと判定された場合、緊急通報の発信を行った携帯端末が第1通信回線網より優先的に使用される第2通信回線網に在圏しているか否かを問い合わせる問い合わせ信号を第2通信回線網に送信し、緊急通報の発信を行った携帯端末が第2通信回線網に在圏していることを示す応答信号を受信した場合、測位要求信号の送信先を第2通信回線網に決定し、応答信号を受信しなかった場合、測位要求信号の送信先を第1通信回線網に決定し、測位要求信号を決定した通信回線網に送信する、ことを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、サーバ、その制御方法及びその制御プログラムに関する。
利用者が携帯電話を用いて、警察、海上保安庁、消防等の緊急機関に緊急通報を行う場合、携帯電話は、発信時に、その携帯電話の位置情報を緊急機関に通知する。緊急通報の発信位置の特定は、緊急機関の迅速かつ確実な対応のために重要である。そこで、携帯電話の通信事業者は、緊急通報が継続中又は緊急通報の通話が終了後20秒間に限り、緊急機関からの測位要求指示に対して携帯電話の測位結果を通知することが総務省により義務付けられている。
例えば、特許文献1には、サーバが、緊急機関に配置された緊急機関装置から、緊急通報の発信を行った携帯端末の位置情報の取得要求を受信すると、移動交換局から携帯端末の位置情報を取得し、緊急機関装置に送信することが記載されている。
特開2015−12329号公報
特許文献1に記載された移動交換局は、一つの通信回線網内に配置されている。しかしながら、現在、携帯端末は、3G通信回線網及びLTE(登録商標)通信回線網のうちの何れかの通信回線網を使用してデータ通信を行う可能性があるため、3G通信回線網及びLTE通信回線網の通信回線網にそれぞれ移動交換局が配置されている。この場合、携帯端末は、3G通信回線網及びLTE通信回線網の何れかに在圏している可能性がある。したがって、携帯端末の位置情報を緊急機関に送信するサーバは、携帯端末が在圏する可能性がある複数の通信回線網のうち、携帯端末の位置を測位するための通信回線網を適切に選択する必要がある。
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものであり、複数の通信回線網のうち、携帯端末の位置を測位するために適切な通信回線網を選択することができるサーバ、その制御方法及びその制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る制御方法は、記憶部を備え、複数の通信回線網と接続可能なサーバの制御方法であって、携帯端末が緊急通報の発信を行った場合、緊急通報の発信を行った携帯端末の端末識別情報と、緊急通報が終了したか否かを示す状態情報とを関連付けて記憶部に記憶し、緊急通報の発信を行った携帯端末に対する測位要求信号を受信した場合に、状態情報に基づいて緊急通報が終了したか否かを判定し、緊急通報が終了していないと判定された場合、測位要求信号の送信先を緊急通報の発信が行われた通信回線網に決定し、緊急通報が終了したと判定された場合、緊急通報の発信を行った携帯端末が第1通信回線網より優先的に使用される第2通信回線網に在圏しているか否かを問い合わせる問い合わせ信号を第2通信回線網に送信し、緊急通報の発信を行った携帯端末が第2通信回線網に在圏していることを示す応答信号を受信した場合、測位要求信号の送信先を第2通信回線網に決定し、応答信号を受信しなかった場合、測位要求信号の送信先を第1通信回線網に決定し、測位要求信号を決定した通信回線網に送信する、ことを含む。
本発明に係る制御方法において、各携帯端末に対する通信契約が、第1通信回線網及び第2通信回線網と接続可能な携帯端末及び第2通信回線網と接続できず且つ第1通信回線網と接続可能な携帯端末に対して結ばれる第1通信契約であるか、第1通信回線網及び第2通信回線網と接続可能な携帯端末に対してのみ結ばれる第2通信契約であるかを示す契約情報を加入者情報データベースに記憶し、問い合わせ信号の送信において、緊急通報が終了したと判定した場合に、加入者情報データベースから緊急通報の発信を行った携帯端末に対する契約情報を取得し、取得した契約情報に示される通信契約が第2通信契約である場合に限り問い合わせ信号を送信し、通信契約が第1通信契約である場合は測位要求信号の送信先を第1通信回線網に決定することが好ましい。
本発明に係る制御方法において、第1通信回線網は、3G通信回線網であり、第2通信回線網は、LTE通信回線網であり、緊急通報の発信を行った携帯端末に対する測位要求信号を受信した場合に、緊急通報の発信を行った携帯端末に対する状態情報が記憶部に記憶されていない場合、測位要求信号の送信先をPHS通信回線網に決定することが好ましい。
本発明に係る制御方法において、さらに、測位要求信号を受信した際に、緊急通報が終了してから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過したと判定した場合は問い合わせ信号を送信せず、測位要求信号を何れの通信回線網にも送信しないように制御することが好ましい。
本発明に係るサーバは、複数の通信回線網と接続可能なサーバであって、携帯端末が緊急通報の発信を行った場合、緊急通報の発信を行った携帯端末の端末識別情報と、緊急通報が終了したか否かを示す状態情報とを関連付けて記憶する記憶部と、緊急通報の発信を行った携帯端末に対する測位要求信号を受信した場合に、状態情報に基づいて緊急通報が終了したか否かを判定する判定部と、緊急通報が終了していないと判定された場合、測位要求信号の送信先を緊急通報の発信が行われた通信回線網に決定し、緊急通報が終了したと判定された場合、緊急通報の発信を行った携帯端末が第1通信回線網より優先的に使用される第2通信回線網に在圏しているか否かを問い合わせる問い合わせ信号を第2通信回線網に送信し、緊急通報の発信を行った携帯端末が第2通信回線網に在圏していることを示す応答信号を受信した場合、測位要求信号の送信先を第2通信回線網に決定し、応答信号を受信しなかった場合、測位要求信号の送信先を第1通信回線網に決定する決定部と、測位要求信号を決定した通信回線網に送信する測位制御部と、を備える。
本発明に係る端末の制御プログラムは、記憶部を備え、複数の通信回線網と接続可能なサーバの制御プログラムであって、サーバに、携帯端末が緊急通報の発信を行った場合、緊急通報の発信を行った携帯端末の端末識別情報と、緊急通報が終了したか否かを示す状態情報とを関連付けて記憶部に記憶し、緊急通報の発信を行った携帯端末に対する測位要求信号を受信した場合に、状態情報に基づいて緊急通報が終了したか否かを判定し、緊急通報が終了していないと判定された場合、測位要求信号の送信先を緊急通報の発信が行われた通信回線網に決定し、緊急通報が終了したと判定された場合、緊急通報の発信を行った携帯端末が第1通信回線網より優先的に使用される第2通信回線網に在圏しているか否かを問い合わせる問い合わせ信号を第2通信回線網に送信し、緊急通報の発信を行った携帯端末が第2通信回線網に在圏していることを示す応答信号を受信した場合、測位要求信号の送信先を第2通信回線網に決定し、応答信号を受信しなかった場合、測位要求信号の送信先を第1通信回線網に決定し、測位要求信号を決定した通信回線網に送信することを実行させる。
本発明に係るサーバ、その制御方法、及びその制御プログラムによれば、複数の通信回線網のうち、携帯端末の位置を測位するために適切な通信回線網を選択することができる。
通信システム1の概略を説明するための模式図である。 通信システム1の概略構成の一例を示す図である。 (a)は、第1位置情報通知サーバ101の概略構成の一例を示す図であり、(b)は、緊急通報管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 加入者情報データベース102が記憶する契約情報管理テーブルの一例を示す図である。 第1位置情報通知サーバ101の緊急通報開始信号/緊急通報終了信号の受信処理のフローチャートの一例を示す図である。 通信システム1の他の動作シーケンスの一例を示す図である。 第1位置情報通知サーバ101の測位要求処理のフローチャートの一例を示す図である。 第1位置情報通知サーバ101の測位要求処理のフローチャートの一例を示す図である。 他の通信システム1の概略を説明するための模式図である。 他の緊急通報管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的な範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1実施形態)
第1実施形態では、携帯端末601は、第1通信回線網200のみを使用して緊急通報を発信する例について説明する。第1通信回線網200は、例えば、3G通信回線網である。
図1は、第1実施形態における通信システム1の概略を説明するための模式図である。通信システム1は、第1位置情報通知サーバ101と、第1通信回線網200と、第2通信回線網300と、電話端末501と、緊急機関装置502と、携帯端末601と、を有する。第2通信回線網300は、例えば、LTE通信回線網である。
図1(a)は、第1位置情報通知サーバ101が、緊急通報が継続中である場合に、緊急機関装置502から測位要求信号を受信した場合の概略を説明するための模式図である。測位要求信号は、緊急通報の発信が行われた電話番号に対応する携帯端末の位置情報の取得を要求する信号である。
携帯端末601は、第1通信回線網200を使用して、緊急通報を緊急機関に配置された電話端末501に発信する(1)。緊急機関は、例えば、消防、警察、海上保安庁等である。
緊急通報の発信が行われた緊急機関に配置された緊急機関装置502の管理者の操作に従って、緊急機関装置502は、緊急通報の発信を行った携帯端末601を測位対象として測位要求信号を第1位置情報通知サーバ101に送信する(2)。
第1位置情報通知サーバ101は、第1通信回線網200を使用した緊急通報が継続中である場合、携帯端末601が第1通信回線網200に在圏していると判定し、第1通信回線網200に測位要求信号を送信する(3)。なお、測位要求信号を受信した携帯端末601は、受信した測位要求信号の測位を実行し、測位応答信号を第1通信回線網200を介して位置情報通知サーバ101に送信する。位置情報通知サーバ101は、測位応答信号を第1通信回線網200から受信すると、その測位応答信号を緊急機関装置502に送信する。測位応答信号は、測位要求信号で指定された携帯端末の位置情報を示す信号である。
図1(b)は、第1位置情報通知サーバ101が、緊急通報の通話が終了後である場合に、緊急機関装置502から測位要求信号を受信した場合の概略を説明するための模式図である。
第1通信回線網200を使用した緊急通報の発信後、携帯端末601の利用者の操作又は緊急機関に配置された電話端末の管理者の操作に従って、第1通信回線網200を使用した緊急通報の通話が終了される(4)。
その後、緊急機関装置502の管理者の操作に従って、緊急機関装置502は、測位要求信号を第1位置情報通知サーバ101に送信する(5)。携帯端末601を保持する利用者が移動していると、携帯端末601が緊急通報の発信が行われた第1通信回線網200に在圏している保証がない。そこで、第1位置情報通知サーバ101は、携帯端末601が第1通信回線網200よりも優先的に接続される第2通信回線網300に対して、携帯端末601が第2通信回線網300に在圏しているか否かを問い合わせる問い合わせ信号を送信する(6)。
次に、第1位置情報通知サーバ101は、携帯端末601が第2通信回線網300に在圏していることを示す応答信号、又は、携帯端末601が第2通信回線網300に在圏していないことを示す不在信号を第2通信回線網300から受信する(7)。第1位置情報通知サーバ101は、応答信号を第2通信回線網300から受信した場合、第2通信回線網300に測位要求信号を送信する(8−I)。
一方、第1位置情報通知サーバ101は、応答信号を第2通信回線網300から受信せず、不在信号を第2通信回線網300から受信した場合、第1通信回線網200に測位要求信号を送信する(8−II)。
このように、緊急通報が継続中の場合、第1位置情報通知サーバ101は、測位要求信号の送信先を緊急通報の通話に使用されている通信回線網に決定する。一方、緊急通報の終了後の場合、第1位置情報通知サーバ101は、携帯端末601が第1通信回線網200よりも優先的に接続される第2通信回線網300に問い合わせ信号を送信し、第2通信回線網300から受信した応答信号又は不在信号に応じて、測位要求信号の送信先を決定する。これにより、第1位置情報通知サーバ101は、複数の通信回線網のうち、携帯端末601の位置を測位するために適切な通信回線網を選択することができる。
図2は、通信システム1の概略構成の一例を示す図である。
通信システム1は、携帯端末405a,405b,601a,601bを有する。さらに、通信システム1は、非音声ネットワーク100と、第1通信回線網200と、第2通信回線網300と、第3通信回線網400と、緊急機関システム500と、公衆交換電話網700と、第1専用線800と、通信ネットワーク900と、第2専用線1000を有する。携帯端末601a,601bは、同様の構成を有するため、以下において、携帯端末601a,601bをまとめて携帯端末601と称する場合がある。また、携帯端末405a,405bは、同様の構成を有するため、以下において、携帯端末405a,405bをまとめて携帯端末405と称する場合がある。
非音声ネットワーク100は、例えば、非音声パケット通信ネットワークであり、第1位置情報通知サーバ101と、加入者情報データベース102とを有する。第1位置情報通知サーバ101は、イーサネット(登録商標)等の有線LANにより、第1専用線800に接続され、通信ネットワーク900と、さらに第2専用線1000に接続される。加入者情報データベース102は、第1位置情報通知サーバ101と接続される。
加入者情報データベース102は、例えば、CUR(Common User Repositery)である。加入者情報データベース102は、第1通信回線網200及び第2通信回線網300の全ての加入者に関する加入者情報及び契約情報を加入者ごとに関連付けて記憶する。加入者情報には、当該加入者が利用する携帯端末の電話番号、及び、当該加入者を識別する加入者識別番号等が含まれる。契約情報には、当該携帯端末に対して結ばれた通信契約の名称、及び、その通信契約を識別するための情報等が含まれる。
また、加入者情報データベース102は、特定の携帯端末に対して結ばれた通信契約に関する契約情報の取得を要求する契約情報要求信号を第1位置情報通知サーバ101から受信すると、要求された契約情報を位置情報通知サーバ101に送信する。契約情報要求信号には、契約情報の取得対象である携帯端末の電話番号が含まれ、加入者情報データベース102は、契約情報要求信号に含まれる電話番号に対応する契約情報を検索し、第1位置情報通知サーバ101に送信する。
第1通信回線網200は、第1ゲートウェイ201、サービングゲートウェイ202、第1移動交換局203、及び第1基地局204a,204bを有する。
第1ゲートウェイ201は、第1通信回線網200内の各装置と、通信ネットワーク900とを接続し、通信を中継するゲートウェイ装置である。
サービングゲートウェイ202は、第1通信回線網200内の各装置と、公衆交換電話網700とを接続し、通信を中継するゲートウェイ装置である。
第1移動交換局203は、在圏する携帯端末の通話路、データ通信路の設定、解放、交換、移動管理等を行う交換局である。なお、説明を容易にするために、図2には第1移動交換局203を一つだけ示すが、第1通信回線網200には複数の第1移動交換局203が含まれる。
また、第1移動交換局203は、測位対象の携帯端末に対する測位要求信号を第1位置情報通知サーバ101から受信し、受信した測位要求信号を配下にある全ての第1基地局204a,204bに送信する。第1移動交換局203は、測位対象の携帯端末が接続された第1基地局から、測位応答信号を受信すると、受信した測位応答信号を第1位置情報通知サーバ101に送信する。
第1基地局204a,204bは、無線エリア内に位置する各携帯端末との間で無線信号を送受信し、各携帯端末と第1移動交換局203との間の通信を中継する装置である。第1基地局204a,204bは、第1移動交換局203から測位要求信号を受信すると、無線信号により、全ての携帯端末が受信可能なチャネルで測位要求信号を送信する。第1基地局204a,204bは、測位応答信号を測位対象の携帯端末から受信すると、受信した測位応答信号を第1移動交換局203に送信する。
第2通信回線網300は、在圏情報管理装置301、第2移動交換局302、第2ゲートウェイ303、及び第2基地局304a,304bを有する。
在圏情報管理装置301は、例えば、HSS(Home Subscriber Server)である。在圏情報管理装置301は、第1通信回線網200及び第2通信回線網300の各加入者の携帯端末が第2通信回線網300に在圏しているか否かを示す情報を加入者ごとに関連付けて記憶する。在圏情報管理装置301は、測位対象の携帯端末が第2通信回線網300に在圏しているか否かを問い合わせる問い合わせ信号を第1位置情報通知サーバ101から受信すると、応答信号又は不在信号を第1位置情報通知サーバ101に送信する。
第2移動交換局302は、在圏する携帯端末に対して第1移動交換局203と同様の処理を実行する。
第2ゲートウェイ303は、第2通信回線網300内の各装置と、通信ネットワーク900とを接続し、通信を中継するゲートウェイ装置である。
第2基地局304a,304bは、第2通信回線網300に配置された基地局であり、第1基地局204a,204bと同様の処理を実行する。
携帯端末601は、無線通信機能を有する装置であり、例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA: Personal Digital Assistant)等である。携帯端末601は、第1通信回線網200又は第2通信回線網300に在圏する。携帯端末601は、第1通信回線網200に在圏する場合、第1移動交換局203と信号の送受信を行う。また、携帯端末601は、第2通信回線網300に在圏する場合、第2移動交換局302と信号の送受信を行う。
また、携帯端末601は、第1通信回線網200又は第2通信回線網300を介して位置情報通知サーバ101から測位要求信号を受信すると、自装置の位置を測位する。携帯端末601は、例えば、GPS(Global Positioning System)等の周知の技術を利用して自装置の位置を測定する。その場合、携帯端末601は、不図示のAGPS管理装置からGPS測位を行うためのアシストデータを取得し、取得したアシストデータを利用して、自装置の位置を測定してもよい。
また、携帯端末601は、三台以上の基地局からそれぞれ受信した無線信号の電波強度に基づいて自装置の位置を測定してもよい。携帯端末601は、自装置の位置情報を示すセル測位応答信号を、測位要求信号を送信した通信回線網を介して位置情報通知サーバ101に送信する。
第3通信回線網400は、例えば、PHS通信回線網であり、第2位置情報通知サーバ401、第3移動交換局402、第3ゲートウェイ403、及び第3基地局404a,404bを有する。
第2位置情報通知サーバ401は、第1位置情報通知サーバ101と同様のサーバである。但し、第2位置情報通知サーバ401は、イーサネット等の有線LANにより、第2専用線1000に接続される。また、第2位置情報通知サーバ401は、第3通信回線網400に配置され、第1位置情報通知サーバ101から測位要求信号を受信すると、その測位要求信号を第3通信回線網400を介して携帯端末405に送信する。そして、第2位置情報通知サーバ401は、応答信号を第3通信回線網400を介して携帯端末405から受信すると、その測位応答信号を第1位置情報通知サーバ101に送信する。
第3移動交換局402は、在圏する携帯端末に対して第1移動交換局203と同様の処理を実行する交換局である。第3移動交換局402は、第2位置情報通知サーバ401から測位要求信号を受信すると、受信した測位要求信号を配下にある全ての第3基地局404a,404bに送信する。第3移動交換局402は、測位対象の携帯端末が接続された第3基地局から測位応答信号を受信すると、受信した測位応答信号を第2位置情報通知サーバ401に送信する。
第3ゲートウェイ403は、第3通信回線網400内の各装置と、通信ネットワーク900とを接続し、通信を中継するゲートウェイ装置である。
第3基地局404a,404bは、第3通信回線網400に配置された基地局であり、第1基地局204a,204bと同様の処理を実行する。
携帯端末405は、第1通信回線網200及び第2通信回線網300を使用して通信することができず、第3通信回線網400のみ使用して通信することができる無線通信機能を有する装置であり、例えば、PHS端末である。携帯端末405は、携帯端末601と同様の処理を実行する。
緊急機関システム500は、電話端末501と、緊急機関装置502とを有する。電話端末501は、公衆交換電話網700を介してサービングゲートウェイ202、第2移動交換局302及び第3移動交換局402と接続される。緊急機関装置502は、第1専用線800を介して第1位置情報通知サーバ101と接続される。
電話端末501は、各携帯端末405,601からの緊急通報を着信する電話端末である。
緊急機関装置502は、電話端末501を用いて携帯端末405,601からの緊急通報を受け付けた管理者によって操作される通信装置である。緊急機関装置502は、管理者による操作に従って、測位要求信号を第1位置情報通知サーバ101に送信し、位置情報通知サーバ101から受信した測位応答信号に示される測位対象の携帯端末の位置を管理者に通知する。
公衆交換電話網700は、一般の加入電話回線ネットワーク(PSTN: Public Switched Telephone Networks)である。第1専用線800及び第2専用線1000は、例えば、IP−VPN(Internet Protocol Virtual Private Network)を用いた通信ネットワークである。通信ネットワーク900は、例えばインターネット、イントラネット又は専用線等である。
図3(a)は、第1位置情報通知サーバ101の概略構成の一例を示す図である。
第1位置情報通知サーバ101は、例えば、ERS(Emergency Register Server)である。第1位置情報通知サーバ101は、サーバ通信部11と、サーバ記憶部12と、サーバ制御部13とを備える。
サーバ通信部11は、第1位置情報通知サーバ101を、非音声ネットワーク100に接続するための通信インターフェース回路を備え、非音声ネットワーク100内の加入者情報データベース102と通信する。また、サーバ通信部11は、第1位置情報通知サーバ101を、第1専用線800に接続するための通信インターフェース回路を備え、第1専用線800を介して緊急機関装置502と通信する。また、サーバ通信部11は、第1位置情報通知サーバ101を、通信ネットワーク900に接続するための通信インターフェース回路を備える。
サーバ通信部11は、通信ネットワーク900及び第1ゲートウェイ201を介して、サービングゲートウェイ202及び第1移動交換局203等と通信する。また、サーバ通信部11は、通信ネットワーク900及び第2ゲートウェイ303を介して、在圏情報管理装置301、及び第2移動交換局302等と通信する。また、サーバ通信部11は、通信ネットワーク900及び第3ゲートウェイ403を介して第2位置情報通知サーバ401等と通信する。
サーバ通信部11は、サービングゲートウェイ202、第1移動交換局203、在圏情報管理装置301、第2移動交換局302、第2位置情報通知サーバ401及び緊急機関装置502等から受信したデータをサーバ制御部13に供給する。また、サーバ通信部11は、サーバ制御部13から供給されたデータを第1移動交換局203、在圏情報管理装置301、第2移動交換局302、第2位置情報通知サーバ401及び緊急機関装置502等に送信する。
サーバ記憶部12は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。サーバ記憶部12は、サーバ制御部13での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。各プログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶部12にインストールされてもよい。
また、サーバ記憶部12は、データとして、緊急通報管理テーブル(図3(b))等を記憶する。さらに、サーバ記憶部12は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
図3(b)は、緊急通報管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
緊急通報管理テーブルは、第1通信回線網200を使用した緊急通報毎に、発信元電話番号、発信先電話番号、緊急通報開始日時、緊急通報終了日時等を関連付けて記憶する。
発信元電話番号は、端末識別情報の一例であり、緊急通報の発信元の携帯端末の電話番号である。発信先電話番号は、緊急通報の発信先の携帯端末の電話番号である。発信先電話番号は、発信先が消防の場合は、119であり、警察の場合は、110であり、海上保安庁の場合は、118である。緊急通報開始日時及び緊急通報終了日時は、緊急通報に関する状態情報の一例である。緊急通報開始日時は、緊急通報の緊急通報の通話が開始した日時を表し、緊急通報終了日時は、緊急通報の緊急通報を終了した日時を表す。緊急通報管理テーブルに記憶された各緊急通報について、緊急通報終了日時が記憶されていない場合は、緊急通報の通話が終了していないことを示し、緊急通報終了日時が記憶されている場合は、緊急通報の通話が終了したことを示す。
サーバ制御部13は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。サーバ制御部13は、第1位置情報通知サーバ101の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。サーバ制御部13は、第1位置情報通知サーバ101の各種処理がサーバ記憶部12に記憶されているプログラム等に応じて適切な手順で実行されるように、サーバ通信部11等の動作を制御する。サーバ制御部13は、サーバ記憶部12に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、サーバ制御部13は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
サーバ制御部13は、判定部131、決定部132及び測位制御部133を有する。サーバ制御部13が有するこれらの各部は、サーバ制御部13が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、サーバ制御部13が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとしてサーバ制御部13に実装されてもよい。
なお、第2位置情報通知サーバ401は、第1位置情報通知サーバ101と同様の緊急通報管理テーブルを記憶する。但し、第2位置情報通知サーバ401が記憶する緊急通報管理テーブルは、第3通信回線網を使用した緊急通報に関する情報を記憶する。このように、第1位置情報通知サーバ101の緊急通報管理テーブルは、第1通信回線網を使用した緊急通報に関する情報を記憶し、第2位置情報通知サーバ401の緊急通報管理テーブルは、第3通信回線網を使用した緊急通報に関する情報を記憶する。これにより、第1位置情報通知サーバ101は、緊急通報管理テーブルの記憶容量を第2位置情報通知サーバ401に分散させることができる。
図4は、加入者情報データベース102が記憶する契約管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
契約管理テーブルは、加入者識別情報(加入者ID)、電話番号及び契約情報等を関連付けて記憶する。加入者IDは、加入者を識別するための情報である。電話番号は、加入者が通信契約を結んだ携帯端末の電話番号である。通信契約は、利用者が利用する携帯端末のデータ通信及び音声通信を行うために通信キャリアと結ぶ契約であり、例えば、3G/4G契約、VoLTE(Voice over LTE)契約等である。契約情報は、その携帯端末に対して結ばれた通信契約についての契約情報である。
3G/4G契約は、第1通信契約の一例であり、携帯端末601が第1通信回線網及び第2通信回線網の何れでもデータ通信を行うことができ、且つ第1通信回線網で音声通信を行うことができるが、第2通信回線網では音声通信を行うことができない契約である。3G/4G契約は、第1通信回線網及び第2通信回線網と接続可能な携帯端末、及び、第2通信回線網と接続できず且つ第1通信回線網と接続可能な携帯端末に対して結ばれる。VoLTE契約は、第2通信契約の一例であり、携帯端末601が第1通信回線網及び第2通信回線網の何れでもデータ通信及び音声通信を行うことができる契約である。VoLTE契約は、第1通信回線網及び第2通信回線網と接続可能な携帯端末に対してのみ結ばれる。
図5は、第1位置情報通知サーバ101の緊急通報開始信号/緊急通報終了信号の受信処理のフローチャートの一例を示す図である。
なお、以下に説明するフローチャートは、予めサーバ記憶部12に記憶されているプログラムに基づいて、主にサーバ制御部13により、第1位置情報通知サーバ101の各要素と協働して実行される。
まず、第1位置情報通知サーバ101の判定部131は、緊急通報が開始されたことを示す緊急通報開始信号をサービングゲートウェイ202から受信したか否か判定する(ステップS100)。緊急通報開始信号には、発信元電話番号及び発信先電話番号が含まれる。
緊急通報開始信号を受信した場合(ステップ100−Yes)、判定部131は、受信した緊急通報開始信号に含まれる、発信元電話番号及び発信先電話番号を緊急通報管理テーブルに記憶するとともに、緊急通報開始信号を受信したときの日時を緊急通報開始日時として緊急通報管理テーブルに記憶する(ステップS101)。
一方、緊急通報開始信号を受信しなかった場合(ステップ100−No)、判定部131は、緊急通報が終了されたことを示す緊急通報終了信号をサービングゲートウェイ202から受信したか否か判定する(ステップS102)。緊急通報終了信号には、発信元電話番号及び発信先電話番号が含まれる。
緊急通報終了信号を受信した場合(ステップS102−Yes)、判定部131は、受信した緊急通報開始信号に含まれる、発信元電話番号及び発信先電話番号に関連付けて、緊急通報終了信号を受信した日時を緊急通報終了日時として緊急通報管理テーブルに記憶する(ステップS103)。
一方、緊急通報終了信号を受信しなかった場合(ステップ102−No)、判定部131は、再度ステップS100〜S103の処理を繰り返す。
これにより、第1位置情報通知サーバ101は、緊急通報終了日時等の緊急通報の通話が終了したか否かを示す状態情報を適切に管理することができる。
図6は、通信システム1の測位要求を処理する動作シーケンスの一例を示す図である。
なお、以下に説明する動作シーケンスは、各装置において予め各装置の記憶部に記憶されているプログラムに基づき主に各装置の制御部により各装置の各要素と協働して実行される。
まず、緊急機関装置502は、緊急通報の発信を行った携帯端末に対する測位要求信号を第1位置情報通知サーバ101に送信する(ステップS200)。測位要求信号には、緊急通報の発信元の電話番号として緊急通報の発信を行った携帯端末の電話番号が含まれ、緊急通報の発信先の電話番号として緊急機関の電話番号が含まれる。
第1位置情報通知サーバ101の決定部132は、測位要求信号をサーバ通信部11を介して緊急機関装置502から受信すると、測位要求処理を実行する(ステップS201)。第1位置情報通知サーバ101は、測位要求処理において、測位要求信号の送信先を決定し、決定した送信先に測位要求信号を送信し、測位応答信号を送信先から取得する。測位要求処理の詳細は後述する。
測位制御部133は、測位要求処理において取得した測位応答信号を緊急機関装置502に送信する(ステップS202)。
これにより、第1位置情報通知サーバ101は、緊急通報の発信を行った携帯端末405,601に対する測位結果を問い合わせ元である緊急機関装置502に提供することができる。
図7及び図8は、第1位置情報通知サーバ101による測位要求処理のフローチャートの一例を示す図である。図7及び図8に示すフローチャートは、図6のステップS201において実行される。
なお、以下に説明するフローチャートは、予めサーバ記憶部12に記憶されているプログラムに基づいて、主にサーバ制御部13により、第1位置情報通知サーバ101の各要素と協働して実行される。
まず、判定部131は、測位要求信号に含まれる発信元電話番号及び発信先電話番号に関連付けられた状態情報が緊急通報管理テーブルに記憶されているか否かにより、緊急通報の発信を行った携帯端末に対する状態情報が緊急通報管理テーブルに記憶されているか否かを判定する(ステップS300)。
判定部131は、記憶緊急通報管理テーブルにおいて、測位要求信号に含まれる発信元電話番号及び発信先電話番号に関連付けられて、緊急通報開始日時が記憶されている場合、緊急通報の発信を行った携帯端末に対する状態情報が緊急通報管理テーブルに記憶されていると判定する。
一方、緊急通報開始日時が記憶されていない場合、緊急通報の発信を行った携帯端末に対する状態情報が緊急通報管理テーブルに記憶されていないと判定する。
緊急通報の発信を行った携帯端末に対する状態情報が緊急通報管理テーブルに記憶されていない場合(ステップS300−No)、測位制御部133は、緊急通報の発信を行った携帯端末の緊急通報に関する情報は第3通信回線網400内に記憶されていると判定し、測位要求信号を第3通信回線網400内の第2位置情報通知サーバ401に送信する(ステップS301)。
この場合、第2位置情報通知サーバ401は、第1位置情報通知サーバ101から測位要求信号を受信すると、その測位要求信号を第3通信回線網400を介して携帯端末405に送信する。これにより、携帯端末の位置の測位を要求するサーバの処理負荷を分散することが可能になる。
次に、測位制御部133は、第2位置情報通知サーバ401からの測位応答信号の受信処理を実行する(ステップS302)。測位制御部133は、第2位置情報通知サーバ401から測位応答信号を受信するまで待機し、測位応答信号を受信すると、受信した測位応答信号を緊急機関装置502に送信し、測位要求処理を終了する。
一方、緊急通報の発信を行った携帯端末に対する状態情報が緊急通報管理テーブルに記憶されている場合(ステップS300−Yes)、判定部131は、緊急通報を終了してから所定時間(例えば、20秒)以上経過したか否かを判定する(ステップS303)。判定部131は、緊急通報管理テーブルを参照して、緊急通報終了日時から所定時間以上経過したか否かを判定する。
判定部131は、緊急通報を終了してから所定時間以上経過した場合(ステップS303−Yes)、測位要求処理を終了する。この場合、判定部131は、問い合わせ信号の送信処理及び何れかの通信回線網に対する測位要求信号の送信処理を実行しないように制御する。これにより、第1位置情報通知サーバ101は、不要な処理を実行せず、第1位置情報通知サーバ101のリソースを有効活用することができる。また、直前に緊急通報を行っていない携帯端末の位置が取得され、利用者のプライバシーが侵害されることを防止することができる。
一方、緊急通報を終了してから所定時間以上経過していない場合(ステップS303−No)、判定部131は、緊急通報の通話が終了したか否かを判定する(ステップS304)。判定部131は、測位要求信号に含まれる発信元電話番号及び発信先電話番号に関連付けられ、且つ現在時刻から所定時間の範囲内の時刻である緊急終了日時が緊急通報管理テーブルに記憶されているか否かにより、緊急通報の通話が終了したか否かを判定する。
緊急通報の通話が終了していないと判定した場合(ステップS304−No)、決定部132は、測位要求信号の送信先を緊急通報の通話に使用されている通信回線網に決定する(ステップS305)。第1実施形態では、携帯端末601は、必ず第1通信回線網200を使用して緊急通報を発信するため、決定部132は、緊急通報の発信が行われた第1通信回線網200を測位要求信号の送信先に決定する。これにより、携帯端末601は緊急通報が継続中である場合、緊急通報に使用されている通信回線網に確実に在圏しているので、決定部132は、測位要求信号を送信すべき通信回線網を適切に選択することができる。
次に、測位制御部133は、決定した通信回線網に測位要求信号を送信する(ステップS306)。
測位要求信号の送信先が第1通信回線網200に決定された場合、測位制御部133は、第1通信回線網200を介して測位要求信号を測位対象の携帯端末に送信する。
測位対象の携帯端末は、第1通信回線網200から測位要求信号を受信すると、自装置の位置を測定し、第1通信回線網200を介して測位応答信号を第1位置情報通知サーバ101に送信する。
一方、測位要求信号の送信先が第2通信回線網300に決定された場合、測位制御部133は、第2通信回線網300を介して測位要求信号を測位対象の携帯端末に送信する。
測位対象の携帯端末は、第2通信回線網300から測位要求信号を受信すると、自装置の位置を測定し、第2通信回線網300を介して測位応答信号を第1位置情報通知サーバ101に送信する。
次に、測位制御部133は、測位要求信号を送信した通信回線網からの測位応答信号の受信処理を実行する(ステップS307)。測位制御部133は、第1移動交換局203を介して測位対象の携帯端末から測位応答信号を受信するまで待機する。測位制御部133は、測位要求信号を送信した通信回線網を介して測位対象の携帯端末から測位応答信号を受信するまで待機し、測位応答信号を受信すると、測位要求処理を終了する。
一方、緊急通報の通話が終了したと判定した場合(ステップS304−Yes)、判定部131は、緊急通報の発信を行った携帯端末に対応する契約情報を加入者情報データベース102から取得する(ステップS308)。判定部131は、測位要求信号に含まれる発信元電話番号を含む契約情報取得要求信号を加入者情報データベース102に送信し、その電話番号に関連付けられた契約情報を加入者情報データベース102から取得する。
次に、判定部131は、加入者情報データベース102から取得した契約情報がVoLTE契約であるか否かを判定する(ステップS309)。契約情報に示される通信契約が3G/4G契約であり、VoLTE契約でないと判定した場合(ステップS309−No)、決定部132は、測位要求信号の送信先を第1通信回線網200に決定する(ステップS310)。
3G/4G契約は、第1通信回線網及び第2通信回線網と接続可能な携帯端末、及び、第2通信回線網と接続できず且つ第1通信回線網と接続可能な携帯端末に対して結ばれる。したがって、携帯端末が第2通信回線網300と接続できない場合、第2通信回線網に送信された測位要求信号を受信できない。決定部132が、3G/4G契約が結ばれている携帯端末に対して、第2通信回線網を介して測位要求信号を送信すると、測位応答信号を受信できない場合がある。判定部131は、契約情報が3G/4G契約である場合、測位要求信号の送信先を第1通信回線網200に決定することにより、確実に測位応答信号を受信することができる。
次に、測位制御部133は、測位要求信号を第1通信回線網200を介して測位対象の携帯端末に送信する(ステップS311)。
次に、測位制御部133は、測位対象の携帯端末から測位応答信号の受信処理を実行し(ステップS312)、測位対象の携帯端末から測位応答信号を受信すると、測位要求処理を終了する。
契約情報に示される通信契約がVoLTE契約であると判定した場合(ステップS309−Yes)、決定部132は、問い合わせ信号を第2通信回線網300内の在圏情報管理装置301に送信する(ステップS400)。
携帯端末を保持する利用者は緊急通報の終了後に移動している可能性があり、その携帯端末が緊急通報の発信が行われた通信回線網に在圏している保証はない。一方、VoLTE契約が結ばれた携帯端末は、第1通信回線網よりも第2通信回線網に優先的に接続する。したがって、決定部132は、第2通信回線網300内の在圏情報管理装置301に問い合わせ信号を送信することにより、在圏情報管理装置301から応答信号を受信する確率を高くすることができる。
また、利用者が測位対象の携帯端末を用いて、第2通信回線網300を使用した通話をしている場合に、第1位置情報通知サーバ101が不図示の第1通信回線網200内の在圏情報管理装置301に送信する場合がある。その場合、回線交換フォールバック(CSFB: Circuit Switched FallBack)が発生し、第2通信回線網300を使用した測位対象の携帯端末の通話が切断されてしまう可能性がある。そこで、決定部132は、契約情報に示される通信契約がVoLTE契約であると判定した場合、問い合わせ信号を第2通信回線網300内の在圏情報管理装置301に送信する。これにより、決定部132は、第2通信回線網300を使用した測位対象の携帯端末の通話が回線交換フォールバックにより切断されることを防止することができる。
次に、決定部132は、在圏情報管理装置301からの応答信号/不在信号の受信処理を実行する(ステップS401)。決定部132は、応答信号又は不在信号のうちの何れか一方を受信するまで待機し、応答信号又は不在信号のうちの何れか一方を受信すると、処理をステップS402に移行する。
次に、決定部は、応答信号/不在信号の受信処理において、応答信号を受信したか否かを判定する(ステップS402)。応答信号を受信した場合(ステップS402−Yes)、決定部132は、測位要求信号の送信先を第2通信回線網300に決定する(ステップS403)。
次に、測位制御部133は、第2通信回線網300を介して測位要求信号を測位対象の携帯端末に送信する(ステップS404)。
次に、測位制御部133は、測位対象の携帯端末から測位応答信号の受信処理を実行し(ステップS405)、測位対象の携帯端末から測位応答信号を受信すると、測位要求処理を終了する。
一方、不在信号を受信し、応答信号を受信しなかった場合(ステップS402−No)、決定部132は、測位要求信号の送信先を第1通信回線網200に決定する(ステップS406)。
次に、測位制御部133は、測位要求信号を第1通信回線網200を介して測位対象の携帯端末に送信する(ステップS407)。
次に、測位制御部133は、測位対象の携帯端末から測位応答信号の受信処理を実行し(ステップS408)、測位対象の携帯端末から測位応答信号を受信すると、測位要求処理を終了する。
以上説明してきたように、緊急通報が継続中である場合、第1位置情報通知サーバ101は、測位要求信号の送信先を緊急通報の通話に使用されている通信回線網に決定する。一方、緊急通報の通話が終了後である場合、第1位置情報通知サーバ101は、測位要求信号の送信先を携帯端末が在圏している通信回線網に決定する。これにより、第1位置情報通知サーバ101は、複数の通信回線網のうち、携帯端末の位置を測位するために適切な通信回線網を選択することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、携帯端末601は、第1通信回線網200を使用した緊急通報の発信だけでなく、第2通信回線網300を使用しても緊急通報を発信する例について説明する。
図9は、第2実施形態における通信システム1の概略を説明するための模式図である。
第2実施形態における通信システム1の構成は、第1実施形態における通信システム1の構成と同様である。
図9(a)は、第1位置情報通知サーバ101が、緊急通報が継続中である場合に、緊急機関装置502から測位要求信号を受信した場合の概略を説明するための模式図である。
携帯端末601が、第1通信回線網200及び第2通信回線網300の両方の無線エリアに位置する場合、第1通信回線網200よりも優先的に第2通信回線網300を使用して、緊急通報を緊急機関に配置された電話端末501に発信する(1−I)。また、携帯端末601が、第1通信回線網200の無線エリアに位置せず、第2通信回線網300に在圏している場合も同様に、第2通信回線網300を使用して、緊急通報を緊急機関に配置された電話端末501に発信する。
図9(a)の(1−II),(2),(3−II)の処理は、図1(a)の(1)〜(3)の処理と同様である。
第1位置情報通知サーバ101は、第2通信回線網300を使用した緊急通報が継続中である場合、携帯端末601が第2通信回線網300に在圏していると判定し、第2通信回線網300に測位要求信号を送信する(3−I)。
図9(b)は、第1位置情報通知サーバ101が、緊急通報の通話が終了後である場合に、緊急機関装置502から測位要求信号を受信した場合の概略を説明するための模式図である。
第2通信回線網300を使用した緊急通報の発信後、携帯端末601の利用者の操作又は緊急機関に配置された電話端末の管理者の操作に従って、第2通信回線網300を使用した緊急通報の通話が終了される(4−III)。
図9(b)の(4−IV),(5)〜(7),(8−III),(8−IV)の処理は、図1(b)の(4)〜(7),(8−I),(8−II)の処理と同様である。
このように、緊急通報が継続中の場合、第1位置情報通知サーバ101は、複数の通信回線網のうち、測位要求信号の送信先を緊急通報の通話に使用されている通信回線網に決定する。これにより、第1位置情報通知サーバ101は、複数の通信回線網のうち、携帯端末601の位置を測位するために適切な通信回線網を選択することができる。
第2実施形態の第1位置情報通知サーバ101の構成は、第1実施形態の第1位置情報通知サーバ101の構成と同様である。但し、第1位置情報通知サーバ101は、データとして、図3(b)に示した緊急通報管理テーブルの代わりに、図10に示す緊急通報管理テーブルをサーバ記憶部12に記憶する。
図10は、第2実施形態の緊急通報管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
緊急通報管理テーブルは、第1通信回線網200又は第2通信回線網300を使用した緊急通報毎に、発信元電話番号、発信先電話番号、通信回線網識別情報(通信回線網ID)、緊急通報開始日時、緊急通報終了日時等を関連付けて記憶する。通信回線網識別情報は、緊急通報に使用された通信回線網の名称及び通信回線網を識別するための情報を含む。
第2実施形態において、通信システム1は、第1実施形態と同様に、図5,7,8に示したフローチャート、及び、図6に示した動作シーケンスに従って測位対象の携帯端末に対する測位処理を実行する。
但し、図5のステップS100の処理において、第1位置情報通知サーバ101の判定部131は、緊急通報が開始されたことを示す緊急通報開始信号をサービングゲートウェイ202又は第2移動交換局302から受信したか否か判定する。緊急通報開始信号には、発信元電話番号、発信先電話番号及び緊急通報に使用された通信回線網を示す通信回線識別情報が含まれる。
また、図5のステップS101の処理において、判定部131は、受信した緊急通報開始信号に含まれる、発信元電話番号、発信先電話番号及び通信回線識別情報を緊急通報管理テーブルに記憶するとともに、緊急通報開始信号を受信したときの日時を緊急通報開始日時として緊急通報管理テーブルに記憶する。
また、図5のステップS102の処理において、判定部131は、緊急通報が終了されたことを示す緊急通報終了信号をサービングゲートウェイ202又は第2移動交換局302から受信したか否か判定する。
また、図7のステップS305の処理において、決定部132は、測位要求信号に含まれる発信元電話番号及び発信先電話番号に関連付けて緊急通報管理テーブルに記憶された通信回線網識別情報を特定する。第2実施形態では、携帯端末601は、第1通信回線網200及び第2通信回線網300のうちの何れかの通信回線網を使用して、緊急通報を発呼する可能性がある。そのため、決定部132は、特定した通信回線網識別情報に基づいた通信回線網、すなわち、特定した通信回線網識別情報に示される通信回線網を測位要求信号の送信先に決定する。
以上説明してきたように、緊急通報が継続中の場合、第1位置情報通知サーバ101は、複数の通信回線網のうち、測位要求信号の送信先を緊急通報の通話に使用されている通信回線網に決定する。これにより、携帯端末601は緊急通報が継続中である場合、緊急通報に使用されている通信回線網に確実に在圏しているので、決定部132は、測位要求信号を送信すべき通信回線網を適切に選択することができる。
なお、本発明は第1実施形態及び第2実施形態に限定されるものではない。例えば、緊急機関装置502が送信する測位要求信号のフォーマットと、位置情報通知サーバ101が送信する測位要求信号のフォーマットは、異なっていてもよい。すなわち、位置情報通知サーバ101は、緊急機関装置502から受信した測位要求信号のフォーマットを変更して、携帯端末601又は第2位置情報通知サーバ401に送信してもよい。同様に、位置情報通知サーバ101は、携帯端末601,第2位置情報通知サーバ401から受信した測位応答信号のフォーマットを変更して、緊急機関装置502に送信してもよい。
また、第1位置情報通知サーバ101及び第2位置情報通知サーバ401は、それぞれ測位要求信号をセル測位による測位を要求するセル測位要求信号及びGPS測位による測位を要求するGPS測位要求信号の二種類の信号に分けて携帯端末405,601に送信してもよい。その場合、携帯端末405,601は、セル測位要求信号を受信すると、三台以上の基地局からそれぞれ受信した無線信号の電波強度に基づいて自装置の位置を測定する。携帯端末405,601は、自装置の位置を示すセル測位応答信号を第1位置情報通知サーバ101、第2位置情報通知サーバ401に送信する。一方、携帯端末405,601は、GPS測位要求信号を受信すると、GPS等の周知の技術を利用して自装置の位置を測定する。携帯端末405,601は、自装置の位置を示すGPS測位応答信号を第1位置情報通知サーバ101、第2位置情報通知サーバ401に送信する。
測位制御部133は、各通信回線網に配置されたAGPS管理装置を介してGPS測位要求信号を測位対象の携帯端末に送信し、測位対象の携帯端末は、GPS測位要求信号を受信する。AGPS管理装置は、第1位置情報通知サーバ101から受信したGPS測位要求信号を測位対象の携帯端末に送信する際に、GPS測位を行うためのアシストデータをGPS測位要求信号に付加する。なお、測位制御部133は、セル測位要求信号及びGPS測位要求信号を同時に送信する。又は、測位制御部133は、セル測位要求信号を送信して、セル測位応答信号を受信してから、GPS測位要求信号を送信してもよい。
第1位置情報通知サーバ101は、セル測位により、早期に確実にセル測位応答信号を測位対象の携帯端末から受信できるものの、測位精度がGPS測位よりも低い。第1位置情報通知サーバ101は、GPS測位により、測位精度がセル測位より高いGPS測位応答信号を測位対象の携帯端末から受信できる可能性がある。しかしながら、第1情報通知サーバ101は、測位対象の携帯端末が屋内にいる場合、測位対象の携帯端末がGPS測位に失敗し、GPS測位要求信号の送信から所定時間が経過してもGPS測位応答信号を測位対象の携帯端末から受信できない場合もある。
そこで、測位制御部133は、GPS測位要求信号の送信から所定時間(例えば、40秒)以内にGPS測位応答信号を受信した場合、受信したGPS測位応答信号を測位応答信号として緊急機関装置502に送信する。一方、測位制御部133は、GPS測位要求信号の送信から所定時間以内にGPS測位応答信号を受信しなかった場合、セル測位応答信号を測位応答信号として緊急機関装置502に送信する。これにより、測位制御部133は、緊急機関装置502に確実に測位応答信号を送信しつつ、GPS測位応答信号を受信した場合は、より精度が高い測位応答信号を送信することができる。
また、サーバ制御部13及びデータベース制御部23が備える各機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記憶された形で提供されてもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 通信システム
100 非音声ネットワーク
101 第1位置情報通知サーバ
131 判定部
132 決定部
133 測位制御部
102 加入者情報データベース
200 第1通信回線網
300 第2通信回線網
400 第3通信回線網
405a,405b,601a,601b 携帯端末

Claims (6)

  1. 記憶部を備え、複数の通信回線網と接続可能なサーバの制御方法であって、
    携帯端末が緊急通報の発信を行った場合、前記緊急通報の発信を行った携帯端末の端末識別情報と、前記緊急通報が終了したか否かを示す状態情報とを関連付けて前記記憶部に記憶し、
    前記緊急通報の発信を行った携帯端末に対する測位要求信号を受信した場合に、前記状態情報に基づいて前記緊急通報が終了したか否かを判定し、
    前記緊急通報が終了していないと判定された場合、前記測位要求信号の送信先を前記緊急通報の発信が行われた通信回線網に決定し、
    前記緊急通報が終了したと判定された場合、前記緊急通報の発信を行った携帯端末が第1通信回線網より優先的に使用される第2通信回線網に在圏しているか否かを問い合わせる問い合わせ信号を前記第2通信回線網に送信し、前記緊急通報の発信を行った携帯端末が前記第2通信回線網に在圏していることを示す応答信号を受信した場合、前記測位要求信号の送信先を前記第2通信回線網に決定し、前記応答信号を受信しなかった場合、前記測位要求信号の送信先を前記第1通信回線網に決定し、
    前記測位要求信号を決定した通信回線網に送信する、
    ことを含むことを特徴とする制御方法。
  2. 各携帯端末に対する通信契約が、前記第1通信回線網及び前記第2通信回線網と接続可能な携帯端末及び前記第2通信回線網と接続できず且つ前記第1通信回線網と接続可能な携帯端末に対して結ばれる第1通信契約であるか、前記第1通信回線網及び前記第2通信回線網と接続可能な携帯端末に対してのみ結ばれる第2通信契約であるか、を示す契約情報を加入者情報データベースに記憶し、
    前記問い合わせ信号の送信において、前記緊急通報が終了したと判定した場合に、前記加入者情報データベースから前記緊急通報の発信を行った携帯端末に対する契約情報を取得し、前記取得した契約情報に示される通信契約が前記第2通信契約である場合に限り前記問い合わせ信号を送信し、前記通信契約が前記第1通信契約である場合は前記測位要求信号の送信先を前記第1通信回線網に決定する、請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記第1通信回線網は、3G通信回線網であり、
    前記第2通信回線網は、LTE通信回線網であり、
    前記緊急通報の発信を行った携帯端末に対する測位要求信号を受信した場合に、前記緊急通報の発信を行った携帯端末に対する前記状態情報が前記記憶部に記憶されていない場合、前記測位要求信号の送信先をPHS通信回線網に決定する、請求項1又は2に記載の制御方法。
  4. さらに、前記測位要求信号を受信した際に、前記緊急通報が終了してから所定時間が経過したか否かを判定し、前記所定時間が経過したと判定した場合は前記問い合わせ信号を送信せず、前記測位要求信号を何れの通信回線網にも送信しないように制御する、請求項1〜3の何れか一項に記載の制御方法。
  5. 複数の通信回線網と接続可能なサーバであって、
    携帯端末が緊急通報の発信を行った場合、前記緊急通報の発信を行った携帯端末の端末識別情報と、前記緊急通報が終了したか否かを示す状態情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記緊急通報の発信を行った携帯端末に対する測位要求信号を受信した場合に、前記状態情報に基づいて前記緊急通報が終了したか否かを判定する判定部と、
    前記緊急通報が終了していないと判定された場合、前記測位要求信号の送信先を前記緊急通報の発信が行われた通信回線網に決定し、前記緊急通報が終了したと判定された場合、前記緊急通報の発信を行った携帯端末が第1通信回線網より優先的に使用される第2通信回線網に在圏しているか否かを問い合わせる問い合わせ信号を前記第2通信回線網に送信し、前記緊急通報の発信を行った携帯端末が前記第2通信回線網に在圏していることを示す応答信号を受信した場合、前記測位要求信号の送信先を前記第2通信回線網に決定し、前記応答信号を受信しなかった場合、前記測位要求信号の送信先を前記第1通信回線網に決定する決定部と、
    前記測位要求信号を決定した通信回線網に送信する測位制御部と、を備える、
    ことを特徴とするサーバ。
  6. 記憶部を備え、複数の通信回線網と接続可能なサーバの制御プログラムであって、前記サーバに、
    携帯端末が緊急通報の発信を行った場合、前記緊急通報の発信を行った携帯端末の端末識別情報と、前記緊急通報が終了したか否かを示す状態情報とを関連付けて前記記憶部に記憶し、
    前記緊急通報の発信を行った携帯端末に対する測位要求信号を受信した場合に、前記状態情報に基づいて前記緊急通報が終了したか否かを判定し、
    前記緊急通報が終了していないと判定された場合、前記測位要求信号の送信先を前記緊急通報の発信が行われた通信回線網に決定し、
    前記緊急通報が終了したと判定された場合、前記緊急通報の発信を行った携帯端末が第1通信回線網より優先的に使用される第2通信回線網に在圏しているか否かを問い合わせる問い合わせ信号を前記第2通信回線網に送信し、前記緊急通報の発信を行った携帯端末が前記第2通信回線網に在圏していることを示す応答信号を受信した場合、前記測位要求信号の送信先を前記第2通信回線網に決定し、前記応答信号を受信しなかった場合、前記測位要求信号の送信先を前記第1通信回線網に決定し、
    前記測位要求信号を決定した通信回線網に送信する、
    こと実行させることを特徴とする制御プログラム。
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