JP2001136564A - 移動局の利用規制方法及び移動通信システム - Google Patents

移動局の利用規制方法及び移動通信システム

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JP2001136564A
JP2001136564A JP31338899A JP31338899A JP2001136564A JP 2001136564 A JP2001136564 A JP 2001136564A JP 31338899 A JP31338899 A JP 31338899A JP 31338899 A JP31338899 A JP 31338899A JP 2001136564 A JP2001136564 A JP 2001136564A
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control unit
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Yasufumi Hironaka
康文 弘中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局の利用規制と規制場所の変更を容易に
実現する。 【解決手段】 GPS受信解析部5は、GPS衛星から
の情報を解析して位置情報に変換する。発着信制御部4
は、無線部2を介して位置情報を基地局10へ送信す
る。規制情報データベース15は、移動局の利用を規制
する区域内か否かを示す規制情報を地図上の情報として
記憶する。規制情報検索部14は、位置情報を受信した
ときデータベース15を検索して、位置情報に対応する
規制情報を取得する。発着信規制制御部13は、規制情
報を基に移動局1の利用を規制すべきか否かを判断す
る。発着信制御部12は、規制すべきと判断された場
合、移動局1からの発信あるいは移動局1への着信を拒
否する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に係り、特に基地局のサービスエリア内のうち移動局の
利用規制が求められている区域について移動局の利用規
制を行う利用規制方法及び移動通信システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機等の移動局の普及に伴
い利用マナーが問題となっている。例えば各種医療機関
の病室や待合室等において、移動局の発着信電波や待機
中の発生電波により各種電子機器や医療機器に誤動作が
生じると、予期せぬ事故や障害を招き、場合によっては
人命に危害を及ぼすこともある。また、コンサートホー
ル、映画館、会議場、電車内等において移動局が使用さ
れると、他者への迷惑になることは言うまでもない。従
来、移動局の利用規制が求められる環境下では、弱電波
を発信して移動局の発着信を妨害する機器等を設置し
て、移動局の利用規制を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来は
移動局の発着信を妨害する機器の設置によって移動局の
利用規制を実現していた。しかしながら、このような方
法では、移動局の利用規制が求められる場所が新たに発
生したり、規制場所が移転したり、一時的に利用規制を
行ったりする場合に、機器の設置作業や移転作業が必要
となり、効率が悪いという問題点があった。本発明は、
上記課題を解決するためになされたもので、移動局の利
用規制が求められる場所に利用規制のための機器を設置
する必要がなく、かつ規制場所を容易に変更することが
できる利用規制方法及び移動通信システムを提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の移動局の利用規
制方法は、移動局の利用を規制する区域内か否かを示す
規制情報を地図上の情報として基地局に予め登録する手
順と、移動局から自局の位置情報を送信する手順と、前
記基地局において前記移動局からの位置情報を受信した
とき、前記位置情報が示す位置に対応する規制情報を基
に前記移動局の利用を規制すべきか否かを判断する手順
と、利用規制すべきと判断した場合、前記基地局におい
て前記移動局からの発信あるいは移動局への着信を拒否
する手順とを有するものである。また、前述の移動局の
利用規制方法の1構成例として、前記移動局は、全地球
測位システム(GPS)の衛星からの電波を受信して自
局の位置情報を取得するものである。
【0005】また、本発明の移動通信システムは、移動
局(1)と基地局(10)とからなる。そして、前記移
動局は、自局の位置情報を送信する送信手段(2,4)
を備え、前記基地局は、移動局の利用を規制する区域内
か否かを示す規制情報を地図上の情報として記憶する記
憶手段(15)と、前記移動局から位置情報を受信した
とき記憶手段を検索して、前記位置情報が示す位置に対
応する規制情報を取得する検索手段(14)と、前記検
索手段から受け取った規制情報を基に前記移動局の利用
を規制すべきか否かを判断する規制制御手段(13)
と、前記規制制御手段が利用規制すべきと判断した場
合、前記移動局からの発信あるいは移動局への着信を拒
否する発着信制御手段(12)とを備えるものである。
そして、前述の移動通信システムの1構成例として、前
記移動局は、全地球測位システム(GPS)の衛星から
の電波を受信して自局の位置を測定し、この位置を示す
位置情報を前記送信手段へ出力するGPS受信解析手段
(5)を備えるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態となる移動通信システムの構成を示すブロック
図である。図1の移動通信システムは、携帯電話機等の
移動局1と基地局10とから構成される。
【0007】移動局1は、電波の発信と受信を行う無線
部2と、全地球測位システム(Global Positioning Sys
tem 、以下、GPSとする)の衛星からの電波を受信す
るGPSアンテナ部3と、発着信の呼制御を行う発着信
制御部4と、GPS衛星からの情報を解析して位置情報
に変換するGPS受信解析部5と、通話、通信を制御す
る通話制御部6とを有している。無線部2と発着信制御
部4とは、自局の位置情報を送信する送信手段を構成し
ている。
【0008】基地局10は、電波の発信と受信を行う無
線部11と、発着信の呼制御を行う発着信制御部12
と、移動局1からの発信時あるいは移動局1への着信時
に移動局1からの位置情報を取得し、移動局1の利用を
規制すべきか否かを判断する発着信規制制御部13と、
後述する規制情報データベースを検索して、位置情報が
示す位置に対応する規制情報を取得する規制情報検索部
14と、移動局の利用を規制する区域内か否かを示す規
制情報を地図上の情報として記憶する記憶手段である規
制情報データベース(以下、DBと略する)15と、規
制情報DB15に対して規制情報の新規登録、変更、削
除等の編集を行う規制情報編集部16とを有している。
【0009】次に、図1を参照して本実施の形態の移動
通信システムの動作について詳細に説明する。まず、移
動局1から発信する場合について説明する。移動局1の
通話制御部6は、オペレータが発信操作したことを検出
すると、発着信制御部4に発信通知を行う。この通知を
受けた発着信制御部4は、GPS受信解析部5に対して
位置情報の問い合わせを行う。
【0010】GPSアンテナ部3は、図示しないGPS
衛星からの電波を受信する。GPS受信解析部5は、G
PS衛星からの電波が自局に到達するのに要した時間に
基づいて自局と3つ以上のGPS衛星との距離を求め、
自局の位置を測定する。そして、GPS受信解析部5
は、測定した位置を示す位置情報を発着信制御部4へ送
出する。なお、GPS受信解析部5は、GPS衛星から
受信した信号を解析して位置情報を常に求めているわけ
ではなく、発着信制御部4から位置情報の問い合わせが
あったときのみ最新の位置を測定する。
【0011】位置情報を受け取った発着信制御部4は、
発信(発呼)情報に位置情報を追加して無線部2へ発信通
知を行う。発信通知を受けた無線部2は、前記発信情報
を電波によって送信する。次に、基地局10の無線部1
1が移動局1からの発信(発呼)電波を受信すると、発着
信制御部12は、受信した電波から発信情報を取り出
し、この発信情報を発着信規制制御部13へ送出する。
【0012】発着信規制制御部13は、受け取った発信
情報の解析を行う。発着信規制制御部13は、解析によ
り発信情報中から位置情報が得られると、移動局の利用
を規制する区域内からの発信かどうかを規制情報検索部
14に問い合わせる。規制情報DB15には、移動局の
利用を規制する区域内か否かを示す規制情報が自局のサ
ービスエリアの地図と対応付けて予め登録されている。
【0013】規制情報検索部14は、発着信規制制御部
13から受け取った位置情報を基に規制情報DB15を
検索して、位置情報が示す位置に対応する規制情報を規
制情報DB15から取得し、この規制情報を発着信規制
制御部13に渡す。発着信規制制御部13は、規制情報
検索部14から受け取った規制情報に基づいて、移動局
1からの発信を規制すべきか否かを判断する。すなわ
ち、発着信規制制御部13は、規制情報が規制区域外で
あることを示している場合、発信規制の必要なしと判断
して、この旨を発着信制御部12に通知する。この通知
を受けた発着信制御部12は、発信処理を続行する。こ
うして、移動局1の相手先が呼び出され、相手先が応答
すると、移動局1と相手先とが基地局10を介して接続
される。
【0014】また、発着信規制制御部13は、規制情報
が規制区域内であることを示している場合、発信規制す
べきと判断して、この旨を発着信制御部12に通知す
る。発着信規制制御部13からの通知を受けた発着信制
御部12は、発信の拒否通知を無線部11を介して移動
局1に送信する。こうして、規制区域内にある移動局1
からの発信が拒否される。
【0015】次に、移動局1への着信について説明す
る。無線部11を介して他の基地局や他の移動局から着
信情報を受信した、基地局10の発着信制御部12は、
無線部11へ着信通知を行う。着信通知を受けた無線部
11は、着信情報を電波によって送信する。なお、着信
情報を受け取るのは発着信規制制御部13であってもよ
い。
【0016】無線部2を介して基地局10からの着信情
報を受信した、移動局1の発着信制御部4は、GPS受
信解析部5に対して位置情報の問い合わせを行う。GP
S受信解析部5の動作は前述の発信時と全く同じであ
る。GPS受信解析部5から位置情報を受け取った発着
信制御部4は、応答情報に位置情報を追加して無線部2
へ応答通知を行う。応答通知を受けた無線部2は、前記
応答情報を電波によって送信する。
【0017】次に、基地局10の無線部11が移動局1
からの応答電波を受信すると、発着信制御部12は、受
信した電波から応答情報を取り出し、この応答情報を発
着信規制制御部13へ送出する。発着信規制制御部13
は、応答情報の解析により応答情報中から位置情報が得
られると、規制区域内への着信かどうかを規制情報検索
部14に問い合わせる。規制情報DB15及び規制情報
検索部14の動作は前述の発信時と全く同じである。
【0018】発着信規制制御部13は、規制情報検索部
14から受け取った規制情報に基づいて、移動局1への
着信を規制すべきか否かを判断する。すなわち、発着信
規制制御部13は、規制情報が規制区域外であることを
示している場合、着信規制の必要なしと判断して、この
旨を発着信制御部12に通知する。この通知を受けた発
着信制御部12は、着信処理を続行する。こうして、移
動局1と相手先とが基地局10を介して接続される。
【0019】また、発着信規制制御部13は、規制情報
が規制区域内であることを示している場合、着信規制す
べきと判断して、この旨を発着信制御部12に通知す
る。発着信規制制御部13からの通知を受けた発着信制
御部12は、切断指示情報を無線部11を介して移動局
1に送信する。こうして、着信処理が中断され、規制区
域内にある移動局1への着信が拒否される。なお、規制
情報DB15に登録される規制情報は、規制情報編集部
16によって新規登録、変更、削除等の編集を行うこと
ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、移動局の利用を規制す
る区域内か否かを示す規制情報を地図上の情報として基
地局に予め登録し、この規制情報を基に基地局側で移動
局の規制制御を一括して行うので、従来のように移動局
の利用規制が求められる場所に利用規制のための機器を
設置する必要がなくなり、利用規制を効率良く行うこと
ができる。また、規制場所の設定/変更を自由に行うこ
とができるので、規制場所の新規設定、規制場所の移
転、イベントの開催などに合わせた一時的な利用規制等
に容易に対応することができる。
【0021】また、移動局が全地球測位システム(GP
S)の衛星からの電波を受信して自局の位置情報を取得
して送信することにより、高精度な位置情報を基に利用
規制を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態となる移動通信システム
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…移動局、2…無線部、3…GPSアンテナ部、4…
発着信制御部、5…GPS受信解析部、6…通話制御
部、10…基地局、11…無線部、12…発着信制御
部、13…発着信規制制御部、14…規制情報検索部、
15…規制情報データベース、16…規制情報編集部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局の利用を規制する区域内か否かを
    示す規制情報を地図上の情報として基地局に予め登録す
    る手順と、 移動局から自局の位置情報を送信する手順と、 前記基地局において前記移動局からの位置情報を受信し
    たとき、前記位置情報が示す位置に対応する規制情報を
    基に前記移動局の利用を規制すべきか否かを判断する手
    順と、 利用規制すべきと判断した場合、前記基地局において前
    記移動局からの発信あるいは移動局への着信を拒否する
    手順とを有することを特徴とする移動局の利用規制方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動局の利用規制方法に
    おいて、 前記移動局は、全地球測位システム(GPS)の衛星か
    らの電波を受信して自局の位置情報を取得することを特
    徴とする移動局の利用規制方法。
  3. 【請求項3】 移動局と基地局とからなる移動通信シス
    テムにおいて、 前記移動局は、自局の位置情報を送信する送信手段を備
    え、 前記基地局は、移動局の利用を規制する区域内か否かを
    示す規制情報を地図上の情報として記憶する記憶手段
    と、 前記移動局から位置情報を受信したとき記憶手段を検索
    して、前記位置情報が示す位置に対応する規制情報を取
    得する検索手段と、 前記検索手段から受け取った規制情報を基に前記移動局
    の利用を規制すべきか否かを判断する規制制御手段と、 前記規制制御手段が利用規制すべきと判断した場合、前
    記移動局からの発信あるいは移動局への着信を拒否する
    発着信制御手段とを備えることを特徴とする移動通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の移動通信システムにおい
    て、 前記移動局は、全地球測位システム(GPS)の衛星か
    らの電波を受信して自局の位置を測定し、この位置を示
    す位置情報を前記送信手段へ出力するGPS受信解析手
    段を備えることを特徴とする移動通信システム。
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