JP2003316409A - 数値制御工作機械 - Google Patents
数値制御工作機械Info
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Abstract
できる。 【解決手段】数値制御を用いたレーザ加工機において、
加工プログラム中に、ギャップ長(トーチとワークとの
距離)を変更する指令(S2,S3参照)と、トーチの
姿勢を変更する旨の指令(S5,S6参照)とがなされ
ている場合、ギャップ長変更後にアーム長が自動的に補
正され(S4参照)、該変更されたアーム長によって姿
勢制御が行われる。したがって、レーザ加工(S9参
照)の際に加工点のズレが防止される。
Description
の工具を有する数値制御工作機械に関する。
て、NC(数値制御)の可能な数値制御工作機械が一般
的に用いられている。
例としてレーザ加工機の外観を示す斜視図であり、図4
は、該レーザ加工機の内部構造を示す詳細図であるが、
このような工作機械においては、工具23がX,Y,Z
軸に沿って駆動されると共に(図3参照)、A,B軸の
回りに回転されるように構成されている(図4参照)。
タイプのものであって、工具23の加工点が回転軸(A
軸,B軸)からオフセットしているため、A軸やB軸の
回りに単に回転させただけでは加工点が適正位置からず
れてしまうことになる。そこで、このような工作機械に
おいては、工具23の旋回中心から加工点までの距離
(図9(a) の符号l1+l2参照)をパラメータで定義
することにより、工具23の姿勢をどのように変更した
としても加工点の位置がずれないような制御(姿勢制
御)が行われるようになっている。これにより、工具2
3の姿勢を変更する場合、図9(a) に符号M2で示すよ
うに、工具23は加工点P2を中心として回転されるこ
とになる。図において、点P1は、工具23によって加
工できる点を意味し、点P2は、ワーク上の加工点を意
味する。このような姿勢制御によれば、P1=P2が達
成されることとなる。
クWと工具23との間の距離(以下、本明細書において
“ギャップ長”とする)d1を一定に保つために倣い装
置が使用されている。なお、加工するワークの材質や板
厚によっては該ギャップ長を変更したい場合もあるが
(図9(b) の符号M1及びd2参照)、その場合には加
工プログラム中で指令できるようになっている。
なギャップ長変更や工具姿勢変更は図10(PRO2)
に示すように加工プログラムで行うようになっている。
同図において、ブロックN001はギャップ長変更指令
を示し、ブロックN002は姿勢変更指令を示す。
連続して行おうとすると、姿勢制御のアーム長(工具の
旋回中心と加工点間との距離)は初期設定値のままであ
って変更されていないため、工具23はギャップ長変更
指令に基づき図11(a) に符号M1で示すように移動さ
れ、姿勢変更指令に基づき当初に指定した点P1を中心
に回転され(同図の符号M2参照)、その結果、加工点
が点P2から点P3にずれてしまうという問題があっ
た。
ては、図11(b) (PRO3)に示すように、ギャップ
長変更指令G13(符号N001参照)と姿勢変更指令
G01(符号N002参照)との間でアーム長変更指令
G71(符号N003参照)を行う方法がある。かかる
方法によれば、姿勢変更指令G01がなされる時には既
にアーム長(姿勢制御のパラメータであるアーム長)が
変更されているために加工点ズレは防止されるものの、
そのようなアーム長変更指令を加工プログラム中で逐一
行わなければならず、そのため、加工プログラム作成作
業が煩雑となって、加工時間も長くなってしまうという
問題があった。
て、工具を別の形状のものに取り替えたような場合に
は、工具姿勢が傾いた場合におけるギャップ変化量を求
めること自体が困難となる。したがって、かかる場合に
は上述のようなアーム長変更指令時に正確な補正値を入
力できないという問題がある。また、オペレータが、こ
のような複雑な制御を理解しなければ、機械の使用及び
プログラミングできないことは問題である。
って、工具とワークとの間のギャップ長を変更し、さら
に工具姿勢を変更する場合であっても加工点ズレを防止
できる、数値制御工作機械を提供することを目的とする
ものである。
セットタイプの工具(23)を駆動手段(103X,1
03Y,13,17,19)によって回転させると共に
3軸方向に移動駆動させながらワーク(W)の加工を行
う数値制御工作機械(1)において、前記駆動手段(1
03X,…)を駆動して前記工具とワークとの間の距離
(d1)を変更するギャップ長変更部(105)と、前
記工具とワークとの間の距離(d1)に基づき、工具姿
勢変更のための回転中心位置を求める回転中心位置演算
部(106)と、前記駆動手段(103X,…)を駆動
して前記工具(W)を前記回転中心位置の回りに回転さ
せることに基づき前記工具(W)の姿勢を変更する姿勢
制御部(107)と、を備え、加工プログラム(PRO
1)中でギャップ長変更指令(N001)がなされてい
る場合には、前記ギャップ長変更部(105)によって
前記工具とワークとの間の距離を(d1)変更すると共
に、前記回転中心位置演算部(106)によって前記回
転中心位置を求め、加工プログラム(PRO1)中で姿
勢変更指令(N002)がなされている場合には、前記
姿勢制御部(107)によって前記工具(W)の姿勢を
変更する、ことを特徴とする。
制御工作機械(1)において、前記工具とワークとの間
の距離(d1)を検知する距離検知手段(27)と、該
距離検知手段(27)の出力電圧と前記距離(d1)と
の関係を前記工具(23)の姿勢との関連で記憶するメ
モリ手段(110)と、を備え、かつ、前記ギャップ長
変更部(105)は、前記距離検知手段(27)と前記
メモリ手段(110)に記憶された前記距離検知手段の
出力電圧と前記距離との関係とに基づき前記工具とワー
クとの距離(d1)を変更する、ことを特徴とする。
の数値制御工作機械(1)において、前記工具(23)
はレーザ光を出射するトーチであって、前記数値制御工
作機械(1)は、ワーク(W)のレーザ加工を行うレー
ザ加工機である、ことを特徴とする。
れか1項に記載の数値制御工作機械(1)において、前
記工具(23)は、互いに直交するX,Y,Zの3軸方
向に移動駆動され、かつ、それら3軸の内のいずれか2
軸の回りに回転される、ことを特徴とする。
更指令(N001)及び姿勢変更指令(N002)の両
方を行う場合においても、工具(23)の加工点ズレを
防止できる。その結果、加工精度が向上される。また、
加工点ズレ防止のためにアーム長変更指令(図11(b)
のブロックN002参照)等の指令を別途行う必要が無
く、加工プログラム作業が容易となる。
加工点ズレを防止できる。
こすことなくレーザ加工ができる。
御工作機械に本発明を適用することができる。
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
乃至図7に基づき説明する。ここで、図1(a) は、加工
プログラムの一例を示す図であり、図1(b) は、その加
工プログラムによってトーチが制御される様子を示す模
式図であり、図2は、レーザ加工方法の一例を示すフロ
ーチャート図である。また、図3は、レーザ加工機の外
観を示す斜視図であり、図4は、該レーザ加工機のサド
ル部分の内部構造を示す詳細図であり、図5は、トーチ
部分の構造を示す詳細図である。さらに、図6は、本発
明に係る数値制御工作機械(レーザ加工機)の構造の一
例を示すブロック図である。
御工作機械)1は、図3に示すように、ワークWを±X
方向に移動できるように構成されたワーク載置部1A
と、レーザ光照射のためのトーチ(工具)23を有する
レーザ光照射部1Bと、からなる。
明する。
り、そのベッド2の上面側には、レール(図示せず)が
±X方向に延設された状態に取り付けられている。この
ベッド2の上側にはテーブル3が配置されているが、そ
のテーブル3は、該レールに支持された状態で後述の駆
動手段(例えば、サーボモータで回転駆動されるボール
ねじ等)103Xによって±X方向に移動されるように
なっている。したがって、テーブル3に載置されたワー
クWは、±X方向に自在に移動されることになる。
説明する。
1,51とクロスアーム52とからなる門型フレーム5
を有しているが、この門型フレーム5は、上述したテー
ブル3の移動を阻害しないようにその移動経路を跨ぐよ
うな状態で(2本のコラム51,51が上述したベッド
2に固定された状態で)配置されている。
された内部空間を有しており、その内壁(YZ面に平行
な内壁)にはクロスレール5a,5aが±Y方向に延設
された状態に取り付けられている。この内部空間にはサ
ドル6が配置されているが、該サドル6は、クロスレー
ル5a,5aに支持された状態で後述の駆動手段(例え
ば、サーボモータで回転駆動されるボールねじ等)10
3Yによって±Y方向に移動されるようになっている。
なお、このサドル6の上部には、図4に示すように、符
号20で示す部品(以下、“レーザ受光部”とする)が
取り付けられている(詳細は後述する)。
ザ発振器(図示せず)が配置されており、そのレーザ発
振器のレーザ光出射部にはレーザ光路管が接続されてい
る。このレーザ光路管は、図3に符号7aで示すよう
に、クロスアーム52の内壁に配置されており、該光路
管7aと上述したレーザ受光部20とはレーザ光路管7
bを介して接続されている。なお、レーザ受光部20
は、上述したようにサドル6の側に取り付けられている
ことからサドル6の移動に伴って±Y方向に移動する
が、レーザ光路管7bは、伸縮自在かつレーザ受光部2
0を中心に水平面内で回動自在に構成されているため
に、サドル6の移動を阻害したりレーザ受光部20から
外れたりすることは無い。このような構成に基づき、レ
ーザ発振器により発振されたレーザ光は、レーザ光路管
7a及び7bを経由してレーザ受光部20に到達するこ
ととなる。
うに、レール10,10が±Z方向に延設された状態に
取り付けられており、これらのレール10,10にはヘ
ッド枠体12が移動自在に支持されている。そして、サ
ドル6とヘッド枠体12との間には、符号13に示すよ
うに駆動装置(サーボモータと、該モータにて回転駆動
されるボールねじとからなるもの)が介装されていて、
該駆動装置13によってヘッド枠体12が±Z方向に駆
動されるように構成されている。なお、このヘッド枠体
12には第1モータ(駆動手段)17及び第2モータ
(駆動手段)19が取り付けられており、それらの出力
軸にはそれぞれ第1駆動歯車17a及び第2駆動歯車1
9aが嵌め込まれていて、後述する外スリーブ部材15
や内スリーブ部材16を回転駆動するように構成されて
いる(詳細は次述)。
受光部20に対向するように、略円筒状の部材(以下、
“内スリーブ部材”という)16がヘッド枠体12の側
に取り付けられた状態で配置されている。そして、レー
ザ受光部20の下部(符号20aで示す部分)と内スリ
ーブ部材16の上部(符号16bで示す部分)とは、±
Z方向に伸縮自在な光路管21によって接続されてい
る。なお、レーザ受光部20の内部には反射鏡が配置さ
れていて、レーザ光路管7bからのレーザ光は、光路管
21を介して内スリーブ部材16の内部空間KR1に導
かれるようになっている(図5の符号RZ参照)。
CT1(すなわち、A軸)の回りに回転できるように支
持されており、その一部には内スリーブ歯車16aが形
成されている。そして、この内スリーブ歯車16aは上
述した第2駆動歯車19aに噛合されており、第2モー
タ19を駆動することにより内スリーブ部材16が回転
されるようになっている。なお、内スリーブ部材16の
下端には傘歯車(図5の符号16c参照)が形成されて
いる(詳細は後述)。
リーブ部材16よりも大径の略円筒状部材(以下、“外
スリーブ部材”という)15が配置されている。この外
スリーブ部材15は、軸CT1の回りに、しかも内スリ
ーブ部材16の回転とは無関係に回転できるように支持
されている。この外スリーブ部材15にも外スリーブ歯
車15aが形成されており、その外スリーブ歯車15a
は上述した第1駆動歯車17aに噛合され、第1モータ
17を駆動することにより外スリーブ部材17が回転さ
れるようになっている。
スリーブ部材15の下端部分の側壁には、符号22で示
す部品を介してトーチ23が取り付けられている。これ
により、トーチ23は、軸CT1からオフセットした位
置に配置されると共に、外スリーブ部材15が回転され
ることに基づき軸CT1(A軸)の回りに回転されるよ
うになっている。
(すなわち、B軸)の回りに回転できるように支持して
いる。符号22aに示す傘歯車は、トーチ23と一体的
に軸CT2の回りに回転するように構成されているもの
であって、内スリーブ部材側の傘歯車16cに噛合され
ている。これにより、上述した第2モータ19によって
内スリーブ部材16が回転されると、傘歯車16c,2
2aを介してトーチ23が軸CT2の回りに回転される
こととなる。
ータ17によって外スリーブ部材15を回転させるとト
ーチ23を軸CT1(A軸)の回りに回転でき、第2モ
ータ19によって内スリーブ部材16を回転させるとト
ーチ23を軸CT2(B軸)の回りに回転できる。な
お、本実施の形態におけるトーチ23は、加工点がトー
チ回転軸(A軸,B軸)からオフセットしているオフセ
ットタイプである。
品22の内部は空洞であり(符号KR2参照)、スリー
ブ部材15,16の下方や部品22の内部には反射鏡2
5,26が配置され、傘歯車22aの内部には集光レン
ズ70が配置されている。したがって、内スリーブ部材
16の内部空間KR1に導かれたレーザ光RZは、反射
鏡25にて反射された上で集光レンズ70を透過し、さ
らに反射鏡26にて反射されて、トーチ23の先端(射
出口23a)から出射されることとなる。
ーチ先端とワークWとの間の距離(ギャップ長)を測定
するギャップセンサ(距離検知手段)を示し、符号30
は、各種の演算を行う演算装置を示し、符号29は、ギ
ャップセンサ27と演算装置30とを接続するケーブル
を示す。
と外スリーブ部材15との間に配置されたOリングを示
す。これにより、ヘッド枠体12と外スリーブ部材15
との間には、これらのOリング40,40にて仕切られ
た環状空間部39が形成されることとなる。
成されて環状空間部39に開口されたガス輸送路を示
す。なお、上述した門型フレーム5の近傍には不図示の
ガスボンベが設置されており、そのガスボンベとガス輸
送路41とはガス管(図示せず)等にて接続されてい
て、ガスボンベから環状空間部39にアシストガスが供
給されるようになっている。また、符号42は、外スリ
ーブ部材15に形成されたガス輸送路を示す。このガス
輸送路42は、符号42bに示すように環状空間部39
に開口され、下方(すなわち、−Z方向)に延設された
後、外スリーブ部材15の円筒壁に沿うように円弧状に
湾曲され、符号42aに示す部分で開口されている。さ
らに、符号43は、その開口部分42aと部品22とを
接続するガス管を示す。これにより、ガスボンベからの
アシストガスは、ガス輸送路41、環状空間部39、ガ
ス輸送路42、ガス管43を通って部材22に供給さ
れ、トーチ射出口23aから放出されることとなる。
6に示す構成であって、トーチ23(又はワークW)を
移動・回転させるための5つの駆動手段103X、10
3Y,13,17,19を備えている。このうちの駆動
手段13は、既に述べているように、トーチ23をヘッ
ド枠体12と共に±Z方向に移動するためのものであ
り、駆動手段(すなわち、第1モータ)17は、トーチ
23を軸CT1(A軸)の回りに回転させるためのもの
であり、駆動手段(すなわち、第2モータ)19は、ト
ーチ23を軸CT2(B軸)の回りに回転させるための
ものである。また、駆動手段103Xは、上述したテー
ブル3を±X方向に移動するためのものであり、駆動手
段103Yは、トーチ23をサドル6と共に±Y方向に
移動するためのものである。そして、これらの5つの駆
動手段103X,…は軸制御部102によって駆動制御
されるように構成されている。
めに用いられる操作ボックスを示すが、このボックス1
01は、ジョグ送り用レバーや各種スイッチ類を有して
いる。符号104は、トーチ23の位置データ等をメモ
リするための加工プログラムメモリを示し、符号105
は、前記駆動手段103X,…を駆動してギャップ長
(つまり、ワークWとトーチ23との間の距離)を変更
するためのギャップ長変更部を示し、符号106は、ギ
ャップ長が変更された場合や、トーチを交換した場合
や、トーチを傾けた際に倣い特性が変わった時に姿勢制
御のアーム長を演算するアーム長演算部を示す。つま
り、このアーム長演算部106は、工具姿勢変更のため
の回転中心位置をギャップ長に基づき求める回転中心位
置演算部に相当する。また、符号107は、アーム長演
算部106等の演算結果に基づいて前記駆動手段103
X,…を駆動してトーチ23を前記回転中心位置の回り
に回転させることに基づき、その姿勢を変更する姿勢制
御部を示し、符号109はシステムメモリを示す。
ギャップセンサ27が配置されているが、このセンサ2
7の出力電圧は ギャップ長が同じであってもトーチ姿
勢が変化した場合にはその影響を受けて変わってしまう
(つまり、センサ27の出力電圧とギャップ長との関係
はトーチ姿勢によって変わる)という性質がある。そこ
で、本実施の形態では、図7に示すような、センサ27
の出力電圧とギャップ長との関係をトーチ姿勢毎に記憶
するデータベース(メモリ手段)110を設けておい
て、ギャップ長変更部105は、前記センサ27と前記
データベース110(記憶されているところのセンサ出
力とギャップ長との関係)との結果に基づきギャップ長
を補正するようになっている。
2等に沿って説明する。
を行う場合には、まず、加工プログラムを作成する(図
1(a) 参照)。そのプログラム作成に際しては、ワーク
Wの形状情報やトーチ23の位置情報等は操作ボックス
101を用いて入力する。なお、作成された加工プログ
ラムPRO1は加工プログラムメモリ104中に格納さ
れる。
は、操作ボックス101から加工開始指令を発する(図
2の符号S1参照)。これにより、主制御部100は加
工プログラムメモリ104から加工プログラムPRO1
を読み出し、該読み出された加工プログラムPRO1に
基づいてワークWに対する加工が開始される。
1のブロックN001に示すようにギャップ長変更指令
がなされていると(S2)、主制御部100の指令によ
りギャップ長変更部105は軸制御部102を駆動制御
する。これにより、軸制御部102は駆動手段103
X,…を駆動してトーチ位置を変更し、その結果、ギャ
ップ長が変更される(図2の符号S3、及び図1(a) の
符号M1参照)。次に、アーム長演算部106は、姿勢
制御のパラメータであるアーム長を演算し補正する(図
2の符号S4、図1(a) の符号P2参照)。なお、上述
のようなギャップ長変更指令がなされない場合にはギャ
ップ長変更(S3)やアーム長補正(S4)は行われな
い。
N002に示すように工具姿勢変更指令がなされている
と(S5)、主制御部100からの指令に基づき、姿勢
制御部107は軸制御部102を制御する。その結果、
軸制御部102は駆動手段103X,…を駆動してトー
チ姿勢を変更する(S6)。このとき、姿勢制御のアー
ム長は上述のように変更されているため、トーチ23は
加工点(図1(b) の符号P2に示す回転中心位置)を中
心に回転されることとなり、加工点がずれることは無
い。
プセンサ27とデータベース110との結果に基づきギ
ャップ長を補正する(図2のS7、及び図8参照)。こ
れにより、図8(b) に示すように、トーチの姿勢変化に
拘らずレーザビーム光の加工位置P1がワーク上の加工
点P2に常に一致し、加工を適正に行うことができる。
ながら加工線に沿って移動され、ワークWを切断する
(S8)。そして、加工終了指令によりレーザ加工は終
了する(S9,S10)。
レーザ加工機に適用した例について述べたが、もちろん
これに限られるものではなく、レーザ加工機以外の数値
制御工作機械に適用し、トーチ以外の工具に適用しても
良い。
又はワークWは、X,Y,Zの3軸方向に移動され、か
つ、Y軸及びZ軸の2軸の回りに回転されるように構成
されていたが、1軸の回りにだけ回転されるようにして
も良い。
あり、図1(b) は、その加工プログラムによってトーチ
が制御される様子を示す模式図である。
ャート図である。
る。
造を示す詳細図である。
る。
の一例を示すブロック図である。
性)を示す図である。
子を説明するための模式図である。
であり、(b) は、ギャップ長変更の様子を示す模式図で
ある。
ある。
の図であって、工具姿勢変更及びギャップ長変更を行っ
た様子を説明するための模式図であり、図11(b) は、
加工プログラムの一例を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】オフセットタイプの工具を駆動手段によっ
て回転させると共に3軸方向に移動駆動させながらワー
クの加工を行う数値制御工作機械において、 前記駆動手段を駆動して前記工具とワークとの間の距離
を変更するギャップ長変更部と、 前記工具とワークとの間の距離に基づき、工具姿勢変更
のための回転中心位置を求める回転中心位置演算部と、 前記駆動手段を駆動して前記工具を前記回転中心位置の
回りに回転させることに基づき前記工具の姿勢を変更す
る姿勢制御部と、を備え、 加工プログラム中でギャップ長変更指令がなされている
場合には、前記ギャップ長変更部によって前記工具とワ
ークとの間の距離を変更すると共に、前記回転中心位置
演算部によって前記回転中心位置を求め、 加工プログラム中で姿勢変更指令がなされている場合に
は、前記姿勢制御部によって前記工具の姿勢を変更す
る、 ことを特徴とする数値制御工作機械。 - 【請求項2】前記工具とワークとの間の距離を検知する
距離検知手段と、該距離検知手段の出力電圧と前記距離
との関係を前記工具の姿勢との関連で記憶するメモリ手
段と、を備え、かつ、 前記ギャップ長変更部は、前記距離検知手段と前記メモ
リ手段に記憶された前記距離検知手段の出力電圧と前記
距離との関係とに基づき前記工具とワークとの距離を変
更する、ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御工
作機械。 - 【請求項3】前記工具はレーザ光を出射するトーチであ
って、前記数値制御工作機械は、ワークのレーザ加工を
行うレーザ加工機である、ことを特徴とする請求項1又
は2に記載の数値制御工作機械。 - 【請求項4】前記工具は、互いに直交するX,Y,Zの
3軸方向に移動駆動され、かつ、それら3軸の内のいず
れか2軸の回りに回転される、ことを特徴とする請求項
1乃至3のいずれか1項に記載の数値制御工作機械。
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JP2002122780A JP3578274B2 (ja) | 2002-04-24 | 2002-04-24 | 数値制御工作機械 |
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