JP2003316135A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2003316135A JP2003316135A JP2002119624A JP2002119624A JP2003316135A JP 2003316135 A JP2003316135 A JP 2003316135A JP 2002119624 A JP2002119624 A JP 2002119624A JP 2002119624 A JP2002119624 A JP 2002119624A JP 2003316135 A JP2003316135 A JP 2003316135A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長時間にわたって、高い画質を有する可視画
像を得ることができる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 画像形成装置は、潜像担持体の表面に形
成された静電荷像を、トナーとキャリアとよりなる2成
分現像剤により現像する現像部と、現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、潜像担持体
の表面に付着しているトナーを除去するクリーニング装
置と、クリーニング装置により除去されたトナーを現像
部に搬送するリサイクル手段とを有する画像形成装置に
おいて、転写紙の種類を検知する紙種検知手段が設けら
れており、稼働状態とされてから画像形成処理を行うこ
とが可能となるまでのウォーミングアップモード中にお
ける現像剤予備撹拌動作を、前記紙種検知手段によって
検知される転写紙の種類に応じて制御する予備撹拌動作
制御手段を有することを特徴とする
像を得ることができる画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 画像形成装置は、潜像担持体の表面に形
成された静電荷像を、トナーとキャリアとよりなる2成
分現像剤により現像する現像部と、現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、潜像担持体
の表面に付着しているトナーを除去するクリーニング装
置と、クリーニング装置により除去されたトナーを現像
部に搬送するリサイクル手段とを有する画像形成装置に
おいて、転写紙の種類を検知する紙種検知手段が設けら
れており、稼働状態とされてから画像形成処理を行うこ
とが可能となるまでのウォーミングアップモード中にお
ける現像剤予備撹拌動作を、前記紙種検知手段によって
検知される転写紙の種類に応じて制御する予備撹拌動作
制御手段を有することを特徴とする
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーニング装置
によって潜像担持体の表面から除去されたトナーを再利
用するためのリサイクル手段を有する画像形成装置に関
する。
によって潜像担持体の表面から除去されたトナーを再利
用するためのリサイクル手段を有する画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、省資源化の社会的要請を受けて、
画像形成装置においては、転写紙として、再生紙が広く
用いられるようになっている。
画像形成装置においては、転写紙として、再生紙が広く
用いられるようになっている。
【0003】しかしながら、クリーニング装置によって
除去されたトナーを再利用すべく現像部に搬送するリサ
イクル手段を有する画像形成装置の或る種のものにおい
ては、転写紙として再生紙を用いた場合には、例えば画
像カブリ、画像装置内汚れなどが発生し、長時間にわた
って、高い画質を有する可視画像を得ることができな
い、という問題がある。
除去されたトナーを再利用すべく現像部に搬送するリサ
イクル手段を有する画像形成装置の或る種のものにおい
ては、転写紙として再生紙を用いた場合には、例えば画
像カブリ、画像装置内汚れなどが発生し、長時間にわた
って、高い画質を有する可視画像を得ることができな
い、という問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題につい
て検討を重ねた結果、再生紙は、それを構成する紙繊維
が短くて不均一なものが多く、また、例えばその色合い
を白色とするための填料が多く含まれていることから、
これらに由来して発生する紙粉の量が大きいため、リサ
イクル手段によって現像部に搬送されるトナー(以下、
「リサイクルトナー」ともいう。)を介して当該現像部
を構成する2成分現像剤中に紙粉が含有されることとな
り、これに起因して当該2成分現像剤に係るトナーの帯
電量が小さくなるために生じるものであることが明らか
となった。
て検討を重ねた結果、再生紙は、それを構成する紙繊維
が短くて不均一なものが多く、また、例えばその色合い
を白色とするための填料が多く含まれていることから、
これらに由来して発生する紙粉の量が大きいため、リサ
イクル手段によって現像部に搬送されるトナー(以下、
「リサイクルトナー」ともいう。)を介して当該現像部
を構成する2成分現像剤中に紙粉が含有されることとな
り、これに起因して当該2成分現像剤に係るトナーの帯
電量が小さくなるために生じるものであることが明らか
となった。
【0005】本発明は以上のような事情に基づいてなさ
れたものであって、その目的は、長時間にわたって、高
い画質を有する可視画像を得ることができる画像形成装
置を提供することにある。
れたものであって、その目的は、長時間にわたって、高
い画質を有する可視画像を得ることができる画像形成装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、潜像担持体の表面に形成された静電荷像を、現像剤
混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転スリーブより
なる現像剤担持体によって供給されるトナーとキャリア
とよりなる2成分現像剤により現像する現像部と、当該
現像部により現像されたトナー像を転写紙に転写する転
写部と、当該転写部より潜像担持体の回転方向における
下流側に配置され、潜像担持体の表面に付着しているト
ナーを除去するクリーニング装置と、当該クリーニング
装置により除去されたトナーを現像部に搬送するリサイ
クル手段とを有する画像形成装置において、転写紙の種
類を検知する紙種検知手段が設けられており、稼働状態
とされてから画像形成処理を行うことが可能となるまで
のウォーミングアップモード中における現像剤予備撹拌
動作を、前記紙種検知手段によって検知される転写紙の
種類に応じて制御する予備撹拌動作制御手段を有するこ
とを特徴とする。
は、潜像担持体の表面に形成された静電荷像を、現像剤
混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転スリーブより
なる現像剤担持体によって供給されるトナーとキャリア
とよりなる2成分現像剤により現像する現像部と、当該
現像部により現像されたトナー像を転写紙に転写する転
写部と、当該転写部より潜像担持体の回転方向における
下流側に配置され、潜像担持体の表面に付着しているト
ナーを除去するクリーニング装置と、当該クリーニング
装置により除去されたトナーを現像部に搬送するリサイ
クル手段とを有する画像形成装置において、転写紙の種
類を検知する紙種検知手段が設けられており、稼働状態
とされてから画像形成処理を行うことが可能となるまで
のウォーミングアップモード中における現像剤予備撹拌
動作を、前記紙種検知手段によって検知される転写紙の
種類に応じて制御する予備撹拌動作制御手段を有するこ
とを特徴とする。
【0007】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、用いる転写紙の種類の情報を入
力する紙種情報入力手段が設けられており、稼働状態と
されてから画像形成処理を行うことが可能となるまでの
ウォーミングアップモード中における現像剤予備撹拌動
作を、前記紙種情報入力手段を介して入力される転写紙
の種類に応じて制御する予備撹拌動作制御手段を有する
ことを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、用いる転写紙の種類の情報を入
力する紙種情報入力手段が設けられており、稼働状態と
されてから画像形成処理を行うことが可能となるまでの
ウォーミングアップモード中における現像剤予備撹拌動
作を、前記紙種情報入力手段を介して入力される転写紙
の種類に応じて制御する予備撹拌動作制御手段を有する
ことを特徴とする。
【0008】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、前記現像部を構成する使用現像
剤系における画像形成処理数を累積的に検出する画像形
成処理数検出手段が設けられており、稼働状態とされて
から画像形成処理を行うことが可能となるまでのウォー
ミングアップモード中における現像剤予備撹拌動作を、
前記画像形成処理数検出手段によって累積的に検出され
る画像形成処理数に応じて制御する予備撹拌動作制御手
段を有することを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、前記現像部を構成する使用現像
剤系における画像形成処理数を累積的に検出する画像形
成処理数検出手段が設けられており、稼働状態とされて
から画像形成処理を行うことが可能となるまでのウォー
ミングアップモード中における現像剤予備撹拌動作を、
前記画像形成処理数検出手段によって累積的に検出され
る画像形成処理数に応じて制御する予備撹拌動作制御手
段を有することを特徴とする。
【0009】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、前記現像部を構成する使用現像
剤系における現像剤担持体の駆動時間および駆動距離の
いずれかを累積的に検出する現像剤担持体駆動履歴検出
手段が設けられており、稼働状態とされてから画像形成
処理を行うことが可能となるまでのウォーミングアップ
モード中における現像剤予備撹拌動作を、前記現像剤担
持体駆動履歴検出手段によって累積的に検出される現像
剤担持体の駆動時間あるいは駆動距離に応じて制御する
予備撹拌動作制御手段を有することを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、前記現像部を構成する使用現像
剤系における現像剤担持体の駆動時間および駆動距離の
いずれかを累積的に検出する現像剤担持体駆動履歴検出
手段が設けられており、稼働状態とされてから画像形成
処理を行うことが可能となるまでのウォーミングアップ
モード中における現像剤予備撹拌動作を、前記現像剤担
持体駆動履歴検出手段によって累積的に検出される現像
剤担持体の駆動時間あるいは駆動距離に応じて制御する
予備撹拌動作制御手段を有することを特徴とする。
【0010】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、画像形成処理が行われる環境下
の温度および湿度条件を検知する環境条件検知手段が設
けられており、稼働状態とされてから画像形成処理を行
うことが可能となるまでのウォーミングアップモード中
における現像剤予備撹拌動作を、前記環境条件検知手段
によって検知される温度および湿度条件に応じて制御す
る予備撹拌動作制御手段を有することを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、画像形成処理が行われる環境下
の温度および湿度条件を検知する環境条件検知手段が設
けられており、稼働状態とされてから画像形成処理を行
うことが可能となるまでのウォーミングアップモード中
における現像剤予備撹拌動作を、前記環境条件検知手段
によって検知される温度および湿度条件に応じて制御す
る予備撹拌動作制御手段を有することを特徴とする。
【0011】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、画像形成処理後に休止状態とさ
れてから再び画像形成処理が行われるまでの放置時間の
長さを検知する放置時間検知手段が設けられており、稼
働状態とされてから画像形成処理を行うことが可能とな
るまでのウォーミングアップモード中における現像剤予
備撹拌動作を、前記放置時間検知手段によって検知され
る放置時間の長さに応じて制御する予備撹拌動作制御手
段を有することを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、画像形成処理後に休止状態とさ
れてから再び画像形成処理が行われるまでの放置時間の
長さを検知する放置時間検知手段が設けられており、稼
働状態とされてから画像形成処理を行うことが可能とな
るまでのウォーミングアップモード中における現像剤予
備撹拌動作を、前記放置時間検知手段によって検知され
る放置時間の長さに応じて制御する予備撹拌動作制御手
段を有することを特徴とする。
【0012】本発明の画像形成装置においては、予備撹
拌動作制御手段が、現像剤混合撹拌手段を構成する現像
剤撹拌用の回転部材をON/OFF制御する機能を有す
るものであることが好ましい。
拌動作制御手段が、現像剤混合撹拌手段を構成する現像
剤撹拌用の回転部材をON/OFF制御する機能を有す
るものであることが好ましい。
【0013】本発明の画像形成装置においては、潜像担
持体の表面において、パッチ画像形成用領域に形成され
たパッチ画像の濃度データを検出するためのパッチ画像
濃度検出手段を備え、当該パッチ画像に係るトナーがク
リーニング装置によって除去される構成を有しており、
予備撹拌動作制御手段による現像剤撹拌用の回転部材の
ON/OFF制御が、パッチ画像濃度検出手段によるパ
ッチ画像濃度検知動作が終了した後に行われることが好
ましい。
持体の表面において、パッチ画像形成用領域に形成され
たパッチ画像の濃度データを検出するためのパッチ画像
濃度検出手段を備え、当該パッチ画像に係るトナーがク
リーニング装置によって除去される構成を有しており、
予備撹拌動作制御手段による現像剤撹拌用の回転部材の
ON/OFF制御が、パッチ画像濃度検出手段によるパ
ッチ画像濃度検知動作が終了した後に行われることが好
ましい。
【0014】本発明の画像形成装置においては、予備撹
拌動作制御手段が、現像剤混合撹拌手段を構成する現像
剤撹拌用の回転部材の回転速度および回転時間の少なく
とも一方を制御する機能を有するものであることが好ま
しい。
拌動作制御手段が、現像剤混合撹拌手段を構成する現像
剤撹拌用の回転部材の回転速度および回転時間の少なく
とも一方を制御する機能を有するものであることが好ま
しい。
【0015】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、転写紙の種類を検知する紙種検
知手段が設けられており、画像形成処理が行われる画像
形成モード中におけるリサイクル動作を、前記紙種検知
手段によって検知される転写紙の種類に応じて制御する
リサイクル動作制御手段を有することを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、転写紙の種類を検知する紙種検
知手段が設けられており、画像形成処理が行われる画像
形成モード中におけるリサイクル動作を、前記紙種検知
手段によって検知される転写紙の種類に応じて制御する
リサイクル動作制御手段を有することを特徴とする。
【0016】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、用いる転写紙の種類の情報を入
力する紙種情報入力手段が設けられており、画像形成処
理が行われる画像形成モード中におけるリサイクル動作
を、前記紙種情報入力手段を介して入力される転写紙の
種類に応じて制御するリサイクル動作制御手段を有する
ことを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、用いる転写紙の種類の情報を入
力する紙種情報入力手段が設けられており、画像形成処
理が行われる画像形成モード中におけるリサイクル動作
を、前記紙種情報入力手段を介して入力される転写紙の
種類に応じて制御するリサイクル動作制御手段を有する
ことを特徴とする。
【0017】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、前記現像部を構成する使用現像
剤系における画像形成処理数を累積的に検出する画像形
成処理数検出手段が設けられており、画像形成処理が行
われる画像形成モード中におけるリサイクル動作を、前
記画像形成処理数検出手段によって累積的に検出される
画像形成処理数に応じて制御するリサイクル動作制御手
段を有することを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、前記現像部を構成する使用現像
剤系における画像形成処理数を累積的に検出する画像形
成処理数検出手段が設けられており、画像形成処理が行
われる画像形成モード中におけるリサイクル動作を、前
記画像形成処理数検出手段によって累積的に検出される
画像形成処理数に応じて制御するリサイクル動作制御手
段を有することを特徴とする。
【0018】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、前記現像部を構成する使用現像
剤系における現像剤担持体の駆動時間および駆動距離の
いずれかを累積的に検出する現像剤担持体駆動履歴検出
手段が設けられており、画像形成処理が行われる画像形
成モード中におけるリサイクル動作を、前記現像剤担持
体駆動履歴検出手段によって累積的に検出される現像剤
担持体の駆動時間あるいは駆動距離に応じて制御するリ
サイクル動作制御手段を有することを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、前記現像部を構成する使用現像
剤系における現像剤担持体の駆動時間および駆動距離の
いずれかを累積的に検出する現像剤担持体駆動履歴検出
手段が設けられており、画像形成処理が行われる画像形
成モード中におけるリサイクル動作を、前記現像剤担持
体駆動履歴検出手段によって累積的に検出される現像剤
担持体の駆動時間あるいは駆動距離に応じて制御するリ
サイクル動作制御手段を有することを特徴とする。
【0019】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、画像形成処理が行われる環境下
の温度および湿度条件を検知する環境条件検知手段が設
けられており、画像形成処理が行われる画像形成モード
中におけるリサイクル動作を、前記環境条件検知手段に
よって検知される温度および湿度条件に応じて制御する
リサイクル動作制御手段を有することを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、画像形成処理が行われる環境下
の温度および湿度条件を検知する環境条件検知手段が設
けられており、画像形成処理が行われる画像形成モード
中におけるリサイクル動作を、前記環境条件検知手段に
よって検知される温度および湿度条件に応じて制御する
リサイクル動作制御手段を有することを特徴とする。
【0020】本発明の画像形成装置は、潜像担持体の表
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、画像形成処理後に休止状態とさ
れてから再び画像形成処理が行われるまでの放置時間の
長さを検知する放置時間検知手段が設けられており、画
像形成処理が行われる画像形成モード中におけるリサイ
クル動作を、前記放置時間検知手段によって検知される
放置時間の長さに応じて制御するリサイクル動作制御手
段を有することを特徴とする。
面に形成された静電荷像を、現像剤混合撹拌手段によっ
て混合撹拌され、回転スリーブよりなる現像剤担持体に
よって供給されるトナーとキャリアとよりなる2成分現
像剤により現像する現像部と、当該現像部により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部と、当該転写部
より潜像担持体の回転方向における下流側に配置され、
潜像担持体の表面に付着しているトナーを除去するクリ
ーニング装置と、当該クリーニング装置により除去され
たトナーを現像部に搬送するリサイクル手段とを有する
画像形成装置において、画像形成処理後に休止状態とさ
れてから再び画像形成処理が行われるまでの放置時間の
長さを検知する放置時間検知手段が設けられており、画
像形成処理が行われる画像形成モード中におけるリサイ
クル動作を、前記放置時間検知手段によって検知される
放置時間の長さに応じて制御するリサイクル動作制御手
段を有することを特徴とする。
【0021】本発明の画像形成装置においては、リサイ
クル動作制御手段が、リサイクル手段を構成するトナー
搬送用の部材を連続駆動状態あるいは断続駆動状態とす
る機能を有するものであることが好ましい。
クル動作制御手段が、リサイクル手段を構成するトナー
搬送用の部材を連続駆動状態あるいは断続駆動状態とす
る機能を有するものであることが好ましい。
【0022】本発明の画像形成装置においては、リサイ
クル動作制御手段が、一の画像を形成するための画像形
成単位時間内において、現像剤撹拌用の回転部材が駆動
状態にある駆動時間と、当該現像剤撹拌用の回転部材が
休止状態にある休止時間との比を制御する機能を有する
ものであることが好ましい。
クル動作制御手段が、一の画像を形成するための画像形
成単位時間内において、現像剤撹拌用の回転部材が駆動
状態にある駆動時間と、当該現像剤撹拌用の回転部材が
休止状態にある休止時間との比を制御する機能を有する
ものであることが好ましい。
【0023】
【作用】本発明の画像形成装置によれば、下記(1)〜
(6)の検知手段、検出手段および入力手段によって検
知、検出および入力される情報に応じて特定の動作を制
御する予備撹拌動作制御手段およびリサイクル動作制御
手段(以下、これらを「特定の制御手段」ともいう。)
の少なくとも1つが設けられていることから、2成分現
像剤を構成するトナー中にリサイクルトナーが含有され
る構成を有するものであっても、予備撹拌動作制御手段
によっては、現像剤予備撹拌動作を行わせると共に、当
該現像剤予備撹拌動作による撹拌性能を向上することに
よって撹拌作用による摩擦帯電を促進することができる
ため、2成分現像剤におけるトナー帯電量を一定の範囲
内に保つことができ、一方、リサイクル動作制御手段に
よっては、新トナーと比較して帯電量の小さいリサイク
ルトナーが多量に2成分現像剤中に一時的に供給される
ことを抑制することができるため、2成分現像剤におけ
るトナー帯電量を一定の範囲内に保つことができる。従
って、長期間にわたって、高い画質を有する可視画像を
得ることができる。
(6)の検知手段、検出手段および入力手段によって検
知、検出および入力される情報に応じて特定の動作を制
御する予備撹拌動作制御手段およびリサイクル動作制御
手段(以下、これらを「特定の制御手段」ともいう。)
の少なくとも1つが設けられていることから、2成分現
像剤を構成するトナー中にリサイクルトナーが含有され
る構成を有するものであっても、予備撹拌動作制御手段
によっては、現像剤予備撹拌動作を行わせると共に、当
該現像剤予備撹拌動作による撹拌性能を向上することに
よって撹拌作用による摩擦帯電を促進することができる
ため、2成分現像剤におけるトナー帯電量を一定の範囲
内に保つことができ、一方、リサイクル動作制御手段に
よっては、新トナーと比較して帯電量の小さいリサイク
ルトナーが多量に2成分現像剤中に一時的に供給される
ことを抑制することができるため、2成分現像剤におけ
るトナー帯電量を一定の範囲内に保つことができる。従
って、長期間にわたって、高い画質を有する可視画像を
得ることができる。
【0024】(1)転写紙の種類を検知する紙種検知手
段が設けられている場合においては、紙粉量の大きい転
写紙が用いられていることによって2成分現像剤中に含
有されるべき紙粉量が大きくなることに基づいて特定の
制御手段による制御が行われる。
段が設けられている場合においては、紙粉量の大きい転
写紙が用いられていることによって2成分現像剤中に含
有されるべき紙粉量が大きくなることに基づいて特定の
制御手段による制御が行われる。
【0025】(2)用いる転写紙の種類の情報を入力す
る紙種情報入力手段が設けられている場合には、紙粉量
の大きい転写紙を用いることによって2成分現像剤中に
含有されるべき紙粉量が大きくなることに基づいて特定
の制御手段による制御が行われる。
る紙種情報入力手段が設けられている場合には、紙粉量
の大きい転写紙を用いることによって2成分現像剤中に
含有されるべき紙粉量が大きくなることに基づいて特定
の制御手段による制御が行われる。
【0026】(3)現像部を構成する使用現像剤系にお
ける画像形成処理数を累積的に検出する画像形成処理数
検出手段が設けられている場合においては、当該画像形
成処理数検出手段によって累積的に検出される画像形成
処理数が大きくなるに従って、必然的に、2成分現像剤
を構成するトナー中におけるリサイクルトナーの含有割
合が大きくなって紙粉の含有割合が大きくなることに基
づいて特定の制御手段による制御が行われる。
ける画像形成処理数を累積的に検出する画像形成処理数
検出手段が設けられている場合においては、当該画像形
成処理数検出手段によって累積的に検出される画像形成
処理数が大きくなるに従って、必然的に、2成分現像剤
を構成するトナー中におけるリサイクルトナーの含有割
合が大きくなって紙粉の含有割合が大きくなることに基
づいて特定の制御手段による制御が行われる。
【0027】(4)現像部を構成する使用現像剤系にお
ける現像剤担持体の駆動時間および駆動距離のいずれか
を累積的に検出する現像剤担持体駆動履歴検出手段が設
けられている場合においては、現像剤担持体駆動履歴検
出手段によって累積的に検出される駆動時間あるいは駆
動距離が大きくなるに従って、必然的に、2成分現像剤
を構成するトナー中におけるリサイクルトナーの含有割
合が大きくなって紙粉の含有割合が大きくなることに基
づいて特定の制御手段による制御が行われる。
ける現像剤担持体の駆動時間および駆動距離のいずれか
を累積的に検出する現像剤担持体駆動履歴検出手段が設
けられている場合においては、現像剤担持体駆動履歴検
出手段によって累積的に検出される駆動時間あるいは駆
動距離が大きくなるに従って、必然的に、2成分現像剤
を構成するトナー中におけるリサイクルトナーの含有割
合が大きくなって紙粉の含有割合が大きくなることに基
づいて特定の制御手段による制御が行われる。
【0028】(5)画像形成処理が行われる環境下の温
度および湿度条件を検知する環境条件検知手段が設けら
れている場合においては、2成分現像剤中における紙粉
の含有割合が大きくなるに従って、画像形成処理が行わ
れる環境条件が得られる可視画像の画質に与える影響が
大きくなることに基づいて特定の制御手段による制御が
行われる。
度および湿度条件を検知する環境条件検知手段が設けら
れている場合においては、2成分現像剤中における紙粉
の含有割合が大きくなるに従って、画像形成処理が行わ
れる環境条件が得られる可視画像の画質に与える影響が
大きくなることに基づいて特定の制御手段による制御が
行われる。
【0029】(6)画像形成処理後に休止状態とされか
ら再び画像形成処理が行われるまでの放置時間の長さを
検知する放置時間検知手段が設けられている場合におい
ては、2成分現像剤中における紙粉の含有割合が大きく
なるに従って、放置時間の長さが大きくなるに伴ってト
ナーの状態変化が大きくなることに基づいて特定の制御
手段による制御が行われる。
ら再び画像形成処理が行われるまでの放置時間の長さを
検知する放置時間検知手段が設けられている場合におい
ては、2成分現像剤中における紙粉の含有割合が大きく
なるに従って、放置時間の長さが大きくなるに伴ってト
ナーの状態変化が大きくなることに基づいて特定の制御
手段による制御が行われる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を用い
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0031】(第1の実施の形態)図1は、本発明の画
像形成装置の構成の一例を示す説明用概略図である。こ
の画像形成装置は、時計方向(図1において矢印方向)
に回転する、例えば有機感光体よりなる潜像担持体10
が設けられていると共に、この潜像担持体10の外周面
領域には、その回転方向に沿って、当該潜像担持体10
を、例えばグリッドとコロナ放電ワイヤによるコロナ放
電によって一様に帯電するための帯電部12と、一様に
帯電した潜像担持体10に対して画像読み込み部(図示
せず)の原稿画像情報に基づいて、例えばレーザーダイ
オード(図示せず)からレーザー光を放射して露光を行
うことにより、その表面に静電荷像を形成する像露光部
13と、反時計方向(図1において矢印方向)に回転す
る回転スリーブよりなる現像剤担持体21を有し、潜像
担持体10の表面に形成された静電荷像を現像する現像
部14と、潜像担持体10に形成されたトナー像を、転
写紙に転写させる転写部15と、潜像担持体10に密着
した転写紙を分離させる分離部16と、転写紙の表面に
転写されたトナー像を定着させる一対の加熱ローラ17
aおよび加圧ローラ17bを有する定着部17とを備え
てなる。同図において、11は転写紙供給装置、18は
クリーニング装置、19はリサイクル手段である。
像形成装置の構成の一例を示す説明用概略図である。こ
の画像形成装置は、時計方向(図1において矢印方向)
に回転する、例えば有機感光体よりなる潜像担持体10
が設けられていると共に、この潜像担持体10の外周面
領域には、その回転方向に沿って、当該潜像担持体10
を、例えばグリッドとコロナ放電ワイヤによるコロナ放
電によって一様に帯電するための帯電部12と、一様に
帯電した潜像担持体10に対して画像読み込み部(図示
せず)の原稿画像情報に基づいて、例えばレーザーダイ
オード(図示せず)からレーザー光を放射して露光を行
うことにより、その表面に静電荷像を形成する像露光部
13と、反時計方向(図1において矢印方向)に回転す
る回転スリーブよりなる現像剤担持体21を有し、潜像
担持体10の表面に形成された静電荷像を現像する現像
部14と、潜像担持体10に形成されたトナー像を、転
写紙に転写させる転写部15と、潜像担持体10に密着
した転写紙を分離させる分離部16と、転写紙の表面に
転写されたトナー像を定着させる一対の加熱ローラ17
aおよび加圧ローラ17bを有する定着部17とを備え
てなる。同図において、11は転写紙供給装置、18は
クリーニング装置、19はリサイクル手段である。
【0032】クリーニング装置18は、潜像担持体10
の回転方向における転写部15より下流側に配置されて
おり、電気的にクリーニングを行うクリーニングローラ
18aと、機械的にクリーニングを行うブレード18b
とによって潜像担持体10の表面に付着しているトナー
の除去を行う。このクリーニング装置18により除去さ
れたすべてのトナーは、リサイクル路を形成するリサイ
クル管19a内に設けられている搬送スクリュー(図示
せず)と、当該搬送スクリューを回転させる回転駆動機
構(図示せず)と、搬送スクリューに係るクラッチ(図
示せず)とを有するリサイクル手段19によって現像部
14に搬送される。
の回転方向における転写部15より下流側に配置されて
おり、電気的にクリーニングを行うクリーニングローラ
18aと、機械的にクリーニングを行うブレード18b
とによって潜像担持体10の表面に付着しているトナー
の除去を行う。このクリーニング装置18により除去さ
れたすべてのトナーは、リサイクル路を形成するリサイ
クル管19a内に設けられている搬送スクリュー(図示
せず)と、当該搬送スクリューを回転させる回転駆動機
構(図示せず)と、搬送スクリューに係るクラッチ(図
示せず)とを有するリサイクル手段19によって現像部
14に搬送される。
【0033】現像部14は、潜像担持体10を臨む側面
に開口28aを有し、トナーおよびキャリアよりなる現
像剤(2成分現像剤)が導入されたハウジング28内に
おいて、現像剤を担持して潜像担持体10に対して供給
する現像剤担持体21と、当該現像剤担持体21の表面
に形成される現像剤層の厚さを規制する現像剤規制部材
22と、現像剤を混合、撹拌しつつ現像剤担持体21に
対して供給するための現像剤混合撹拌手段とを備えてい
る。この例においては、ハウジング28の天面板28b
に、トナー補給機構(図示せず)により補給されるトナ
ー(以下、「新トナー」ともいう。)およびリサイクル
手段19によって現像部14に搬送されるトナー(リサ
イクルトナー)をハウジング28内に供給するためのト
ナー供給用開口29が形成されている。
に開口28aを有し、トナーおよびキャリアよりなる現
像剤(2成分現像剤)が導入されたハウジング28内に
おいて、現像剤を担持して潜像担持体10に対して供給
する現像剤担持体21と、当該現像剤担持体21の表面
に形成される現像剤層の厚さを規制する現像剤規制部材
22と、現像剤を混合、撹拌しつつ現像剤担持体21に
対して供給するための現像剤混合撹拌手段とを備えてい
る。この例においては、ハウジング28の天面板28b
に、トナー補給機構(図示せず)により補給されるトナ
ー(以下、「新トナー」ともいう。)およびリサイクル
手段19によって現像部14に搬送されるトナー(リサ
イクルトナー)をハウジング28内に供給するためのト
ナー供給用開口29が形成されている。
【0034】現像剤混合撹拌手段は、図1において反時
計方向(矢印方向)に回転する、十字パドル形状の回転
部材よりなり、現像剤を撹拌しつつ現像剤担持体21に
対して供給する現像剤撹拌供給部材(以下、「撹拌供給
パドル」ともいう。)24と、螺旋状の回転部材よりな
り、ハウジング28のトナー供給用開口29を介して当
該ハウジング28に対して供給される新トナーおよびリ
サイクルトナーを当該ハウジング28内の現像剤と混合
して撹拌する第1の現像剤混合撹拌部材(以下、「第1
の混合撹拌スクリュー」ともいう。)25aと、螺旋状
の回転部材よりなり、ハウジング28の底面板28cか
ら突出する隔壁28dを隔てて第1の混合撹拌スクリュ
ー25aに平行に配置された、第2の現像剤混合撹拌部
材(以下、「第2の混合撹拌スクリュー」ともいう。)
25bと、駆動することにより撹拌供給パドル24、第
1の混合撹拌スクリュー25aおよび第2の混合撹拌ス
クリュー25bを、各々回転させる回転駆動機構(図示
せず)とにより構成されている。
計方向(矢印方向)に回転する、十字パドル形状の回転
部材よりなり、現像剤を撹拌しつつ現像剤担持体21に
対して供給する現像剤撹拌供給部材(以下、「撹拌供給
パドル」ともいう。)24と、螺旋状の回転部材よりな
り、ハウジング28のトナー供給用開口29を介して当
該ハウジング28に対して供給される新トナーおよびリ
サイクルトナーを当該ハウジング28内の現像剤と混合
して撹拌する第1の現像剤混合撹拌部材(以下、「第1
の混合撹拌スクリュー」ともいう。)25aと、螺旋状
の回転部材よりなり、ハウジング28の底面板28cか
ら突出する隔壁28dを隔てて第1の混合撹拌スクリュ
ー25aに平行に配置された、第2の現像剤混合撹拌部
材(以下、「第2の混合撹拌スクリュー」ともいう。)
25bと、駆動することにより撹拌供給パドル24、第
1の混合撹拌スクリュー25aおよび第2の混合撹拌ス
クリュー25bを、各々回転させる回転駆動機構(図示
せず)とにより構成されている。
【0035】この例においては、トナー供給用開口29
から供給された新トナーおよびリサイクルトナーは、先
ず、図1において時計方向(矢印方向)に回転する第1
の混合撹拌スクリュー25aに係る現像剤搬送路31a
を通り抜け、次いで隔壁28dの連絡開口を介して、図
1において反時計方向(矢印方向)に回転する第2の混
合撹拌スクリュー25bに係る現像剤搬送路31bを搬
送される過程において混合される。
から供給された新トナーおよびリサイクルトナーは、先
ず、図1において時計方向(矢印方向)に回転する第1
の混合撹拌スクリュー25aに係る現像剤搬送路31a
を通り抜け、次いで隔壁28dの連絡開口を介して、図
1において反時計方向(矢印方向)に回転する第2の混
合撹拌スクリュー25bに係る現像剤搬送路31bを搬
送される過程において混合される。
【0036】そして、例えば転写紙供給装置11の内部
に、転写紙の種類を検知する紙種検知手段が設けられて
おり、更に、当該紙種検知手段によって検知される転写
紙の種類に応じて、ウォーミングアップモード中に、撹
拌供給パドル24、第1の混合撹拌スクリュー25aお
よび第2の混合撹拌スクリュー25b(以下、これら
を、「現像剤撹拌部材」ともいう。)を駆動させること
によって行われる現像剤予備撹拌動作(以下、単に「予
備撹拌動作」ともいう。)を制御する予備撹拌動作制御
手段と、当該紙種検知手段によって検知される転写紙の
種類に応じて、画像形成モード中に、リサイクル手段1
9を構成する搬送スクリューを駆動させることによって
行われるリサイクル動作を制御するリサイクル動作制御
手段とが設けられている。この例においては、予備撹拌
動作中において、現像剤撹拌部材を構成する撹拌供給パ
ドル24、第1の混合撹拌スクリュー25aおよび第2
の混合撹拌スクリュー25bは、同一の駆動条件(回転
速度および回転時間)によって同時に駆動する構成を有
すると共に、現像剤撹拌部材と共に、独立した回転駆動
機構を有する現像剤担持体21も、当該現像剤撹拌部材
と同一の駆動条件によって駆動する構成を有しており、
実質上、現像剤混合部材と、現像剤担持体21とによっ
て予備撹拌動作が行われる。
に、転写紙の種類を検知する紙種検知手段が設けられて
おり、更に、当該紙種検知手段によって検知される転写
紙の種類に応じて、ウォーミングアップモード中に、撹
拌供給パドル24、第1の混合撹拌スクリュー25aお
よび第2の混合撹拌スクリュー25b(以下、これら
を、「現像剤撹拌部材」ともいう。)を駆動させること
によって行われる現像剤予備撹拌動作(以下、単に「予
備撹拌動作」ともいう。)を制御する予備撹拌動作制御
手段と、当該紙種検知手段によって検知される転写紙の
種類に応じて、画像形成モード中に、リサイクル手段1
9を構成する搬送スクリューを駆動させることによって
行われるリサイクル動作を制御するリサイクル動作制御
手段とが設けられている。この例においては、予備撹拌
動作中において、現像剤撹拌部材を構成する撹拌供給パ
ドル24、第1の混合撹拌スクリュー25aおよび第2
の混合撹拌スクリュー25bは、同一の駆動条件(回転
速度および回転時間)によって同時に駆動する構成を有
すると共に、現像剤撹拌部材と共に、独立した回転駆動
機構を有する現像剤担持体21も、当該現像剤撹拌部材
と同一の駆動条件によって駆動する構成を有しており、
実質上、現像剤混合部材と、現像剤担持体21とによっ
て予備撹拌動作が行われる。
【0037】ここに、「ウォーミングアップモード」と
は、例えば電源が投入されることによって画像形成装置
が駆動状態とされてから画像形成処理を行うことが可能
となるまでの動作モードである。この例においては、具
体的に、画像形成装置の電源が投入されてから定着部1
7を構成する加熱ローラ17aが動作可能な温度にまで
加熱されるまでの動作モードをウォーミングアップモー
ドという。「画像形成モード」とは、画像形成処理が行
われる動作モードである。この例においては、具体的
に、定着部17を構成する加熱ローラ17aが加熱動作
状態にある動作モードを画像形成モードという。
は、例えば電源が投入されることによって画像形成装置
が駆動状態とされてから画像形成処理を行うことが可能
となるまでの動作モードである。この例においては、具
体的に、画像形成装置の電源が投入されてから定着部1
7を構成する加熱ローラ17aが動作可能な温度にまで
加熱されるまでの動作モードをウォーミングアップモー
ドという。「画像形成モード」とは、画像形成処理が行
われる動作モードである。この例においては、具体的
に、定着部17を構成する加熱ローラ17aが加熱動作
状態にある動作モードを画像形成モードという。
【0038】紙種検知手段は、転写紙がその種類によっ
て特有の反射光特性を有するものであることに基づいて
転写紙の種類を検知するものである。具体的に、紙種検
知手段としては、例えば赤色、緑色、青色3色の光を測
定対象とする反射光量測定センサにより、転写紙に係る
反射光の色および薄濃などの反射光特性を測定し、この
測定値に基づいて、予め記録されている転写紙の種類に
対応する反射光特性の情報から用いられている転写紙の
種類を検知する構成を有する装置などを用いることがで
きる。
て特有の反射光特性を有するものであることに基づいて
転写紙の種類を検知するものである。具体的に、紙種検
知手段としては、例えば赤色、緑色、青色3色の光を測
定対象とする反射光量測定センサにより、転写紙に係る
反射光の色および薄濃などの反射光特性を測定し、この
測定値に基づいて、予め記録されている転写紙の種類に
対応する反射光特性の情報から用いられている転写紙の
種類を検知する構成を有する装置などを用いることがで
きる。
【0039】この紙種検知手段には、転写紙がその種類
によって特有の紙粉量を有するものであることに基づい
て、転写紙の種類に対応した紙粉量が記録されており、
これにより、当該紙種検知手段は、用いられている転写
紙の種類を検知することによって当該転写紙に係る紙粉
量を特定することができる。
によって特有の紙粉量を有するものであることに基づい
て、転写紙の種類に対応した紙粉量が記録されており、
これにより、当該紙種検知手段は、用いられている転写
紙の種類を検知することによって当該転写紙に係る紙粉
量を特定することができる。
【0040】本発明において、「紙粉量」とは、画像形
成処理が行われる工程中において、転写紙から遊離する
紙繊維および填料などよりなる紙粉の量であり、画像形
成装置に、A3の大きさの転写紙1000枚を画像形成
処理することなしに通紙した際に、リサイクル装置およ
びリサイクル手段を介して現像部に供給される紙粉の質
量を測定することによって得られる算術平均値である。
成処理が行われる工程中において、転写紙から遊離する
紙繊維および填料などよりなる紙粉の量であり、画像形
成装置に、A3の大きさの転写紙1000枚を画像形成
処理することなしに通紙した際に、リサイクル装置およ
びリサイクル手段を介して現像部に供給される紙粉の質
量を測定することによって得られる算術平均値である。
【0041】予備撹拌動作制御手段は、ウォーミングア
ップモード中において、現像剤混合撹拌手段を構成する
現像剤撹拌部材を駆動状態あるいは休止状態とするON
/OFF制御を行う状態制御機能と、現像剤撹拌部材が
駆動状態である場合に、当該現像剤撹拌部材の回転速度
および回転時間の少なくとも一方を制御する回転制御機
能とを有するものであり、具体的には、例えば現像剤撹
拌駆動系が独立して設けられており、現像剤混合撹拌部
材の駆動ON/OFF、回転速度および回転時間を各々
制御することができるDCモータよりなる現像撹拌モー
タ制御プログラム記憶装置などを用いることができる。
ップモード中において、現像剤混合撹拌手段を構成する
現像剤撹拌部材を駆動状態あるいは休止状態とするON
/OFF制御を行う状態制御機能と、現像剤撹拌部材が
駆動状態である場合に、当該現像剤撹拌部材の回転速度
および回転時間の少なくとも一方を制御する回転制御機
能とを有するものであり、具体的には、例えば現像剤撹
拌駆動系が独立して設けられており、現像剤混合撹拌部
材の駆動ON/OFF、回転速度および回転時間を各々
制御することができるDCモータよりなる現像撹拌モー
タ制御プログラム記憶装置などを用いることができる。
【0042】予備撹拌動作制御手段の状態制御機能によ
れば、紙種検知手段によって検知される転写紙の種類
が、例えば紙粉量0.3mg/枚以上である紙粉量の大
きい場合には、現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹
拌部材は駆動状態とされ、一方、転写紙の種類が、例え
ば紙粉量0.3mg/枚未満である紙粉量の小さい場合
には、現像剤撹拌部材は休止状態とされる。
れば、紙種検知手段によって検知される転写紙の種類
が、例えば紙粉量0.3mg/枚以上である紙粉量の大
きい場合には、現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹
拌部材は駆動状態とされ、一方、転写紙の種類が、例え
ば紙粉量0.3mg/枚未満である紙粉量の小さい場合
には、現像剤撹拌部材は休止状態とされる。
【0043】画像形成処理に用いる転写紙の紙粉量が小
さい場合には、現像剤中に含有されるべき紙粉量が微量
であることから、当該現像剤を構成するトナーの帯電量
が大きく低下することがないため、予備撹拌動作を行わ
ないことにより、予備撹拌動作に起因してハウジング2
8内の現像剤を構成するトナーおよびキャリアが物理的
変化を起こすなどして劣化することを防止することがで
きる。
さい場合には、現像剤中に含有されるべき紙粉量が微量
であることから、当該現像剤を構成するトナーの帯電量
が大きく低下することがないため、予備撹拌動作を行わ
ないことにより、予備撹拌動作に起因してハウジング2
8内の現像剤を構成するトナーおよびキャリアが物理的
変化を起こすなどして劣化することを防止することがで
きる。
【0044】また、予備撹拌動作制御手段の回転制御機
能によれば、基本的に、紙種検知手段によって検知され
る転写紙の種類が紙粉量が大きいものになるに従って現
像剤撹拌部材の回転速度および回転時間の少なくともい
ずれか一方が大きくされる。
能によれば、基本的に、紙種検知手段によって検知され
る転写紙の種類が紙粉量が大きいものになるに従って現
像剤撹拌部材の回転速度および回転時間の少なくともい
ずれか一方が大きくされる。
【0045】画像形成処理に用いる転写紙の紙粉量が小
さい場合には、現像剤中に含有されるべき紙粉量が微量
であることから、当該現像剤を構成するトナーの帯電量
が大きく低下することがないため、必要以上の撹拌作用
を得るための予備撹拌動作を行わないことにより、予備
撹拌動作に起因してハウジング28内の現像剤を構成す
るトナーおよびキャリアが物理的変化を起こすなどして
劣化することを防止することができる。
さい場合には、現像剤中に含有されるべき紙粉量が微量
であることから、当該現像剤を構成するトナーの帯電量
が大きく低下することがないため、必要以上の撹拌作用
を得るための予備撹拌動作を行わないことにより、予備
撹拌動作に起因してハウジング28内の現像剤を構成す
るトナーおよびキャリアが物理的変化を起こすなどして
劣化することを防止することができる。
【0046】現像剤撹拌部材の回転時間を一定として、
回転速度を制御する場合には、紙粉量が0.4mg/枚
未満である場合の現像剤撹拌部材の回転速度(以下、
「基準回転速度」ともいう。)を基準とすると、紙粉量
が0.4〜0.55mg/枚である場合には、現像剤撹
拌部材の回転速度を基準回転速度の1.7〜 2.3倍
とし、更に、紙粉量が0.55mg/枚以上である場合
には、現像剤撹拌部材の回転速度を基準回転速度の2.
4〜3.2倍とすることが好ましい。
回転速度を制御する場合には、紙粉量が0.4mg/枚
未満である場合の現像剤撹拌部材の回転速度(以下、
「基準回転速度」ともいう。)を基準とすると、紙粉量
が0.4〜0.55mg/枚である場合には、現像剤撹
拌部材の回転速度を基準回転速度の1.7〜 2.3倍
とし、更に、紙粉量が0.55mg/枚以上である場合
には、現像剤撹拌部材の回転速度を基準回転速度の2.
4〜3.2倍とすることが好ましい。
【0047】また、現像剤撹拌部材の回転速度を一定と
して、回転時間制御する場合には、紙粉量が0.4mg
/枚未満である場合の現像剤撹拌部材の回転時間(以
下、「基準回転時間」ともいう。)を基準とすると、紙
粉量が0.4〜0.55mg/枚である場合には、現像
剤撹拌部材の回転速度を基準回転時間の1.5〜2倍と
し、更に、紙粉量が0.55mg/枚以上である場合に
は、現像剤撹拌部材の回転速度を基準回転時間の2.1
〜2.5倍とすることが好ましい。
して、回転時間制御する場合には、紙粉量が0.4mg
/枚未満である場合の現像剤撹拌部材の回転時間(以
下、「基準回転時間」ともいう。)を基準とすると、紙
粉量が0.4〜0.55mg/枚である場合には、現像
剤撹拌部材の回転速度を基準回転時間の1.5〜2倍と
し、更に、紙粉量が0.55mg/枚以上である場合に
は、現像剤撹拌部材の回転速度を基準回転時間の2.1
〜2.5倍とすることが好ましい。
【0048】具体的に、予備撹拌動作制御手段の回転制
御機能による制御の好ましい形態の一例としては、紙粉
量が0.4mg/枚未満である場合には、現像剤撹拌部
材の回転速度を100〜120rpm、回転時間を30
〜40秒間とし、紙粉量が0.4〜0.55mg/枚で
ある場合には、現像剤撹拌部材の回転速度を200〜2
40rpm、回転時間を45〜60秒間とし、更に、紙
粉量が0.55mg/枚以上である場合には、現像剤撹
拌部材の回転速度を300〜360rpm、回転時間を
60〜90秒間とするものである。
御機能による制御の好ましい形態の一例としては、紙粉
量が0.4mg/枚未満である場合には、現像剤撹拌部
材の回転速度を100〜120rpm、回転時間を30
〜40秒間とし、紙粉量が0.4〜0.55mg/枚で
ある場合には、現像剤撹拌部材の回転速度を200〜2
40rpm、回転時間を45〜60秒間とし、更に、紙
粉量が0.55mg/枚以上である場合には、現像剤撹
拌部材の回転速度を300〜360rpm、回転時間を
60〜90秒間とするものである。
【0049】リサイクル動作制御手段は、画像形成モー
ド中において、リサイクル手段19を構成する搬送スク
リューを連続駆動状態あるいは駆動状態と休止状態とを
交互に繰り返す断続駆動状態とする状態制御機能と、搬
送スクリューが断続駆動状態である場合に、一の画像を
形成するための画像形成単位時間内において、当該搬送
スクリューが駆動状態にある駆動時間と、当該搬送スク
リューが休止状態にある休止時間との比を制御する時間
比制御機能とを有するものであり、具体的には、例えば
搬送スクリューの駆動を伝達/非伝達とするクラッチが
設けられており、当該クラッチのON/OFF時間制御
を行うリサイクルトナー搬送モータ制御プログラム記憶
装置などを用いることができる。
ド中において、リサイクル手段19を構成する搬送スク
リューを連続駆動状態あるいは駆動状態と休止状態とを
交互に繰り返す断続駆動状態とする状態制御機能と、搬
送スクリューが断続駆動状態である場合に、一の画像を
形成するための画像形成単位時間内において、当該搬送
スクリューが駆動状態にある駆動時間と、当該搬送スク
リューが休止状態にある休止時間との比を制御する時間
比制御機能とを有するものであり、具体的には、例えば
搬送スクリューの駆動を伝達/非伝達とするクラッチが
設けられており、当該クラッチのON/OFF時間制御
を行うリサイクルトナー搬送モータ制御プログラム記憶
装置などを用いることができる。
【0050】リサイクル動作制御手段の状態制御機能に
よれば、紙種検知手段によって検知される転写紙の種類
が、例えば紙粉量0.3mg/枚以上である紙粉量の大
きい場合には、リサイクル手段19を構成する搬送スク
リューは断続駆動状態とされ、一方、転写紙の種類が、
例えば紙粉量0.3mg/枚未満である紙粉量の小さい
場合には、搬送スクリューは連続駆動状態とされる。
よれば、紙種検知手段によって検知される転写紙の種類
が、例えば紙粉量0.3mg/枚以上である紙粉量の大
きい場合には、リサイクル手段19を構成する搬送スク
リューは断続駆動状態とされ、一方、転写紙の種類が、
例えば紙粉量0.3mg/枚未満である紙粉量の小さい
場合には、搬送スクリューは連続駆動状態とされる。
【0051】画像形成処理に用いる転写紙の紙粉量が小
さい場合には、現像剤中に含有されるべき紙粉量が小さ
くなることから、リサイクルトナーがハウジング28内
に供給されることによって現像剤を構成するトナーの帯
電量が著しく小さくなることがないため、搬送スクリュ
ーを連続駆動状態とすることにより、当該搬送スクリュ
ーを駆動状態あるいは休止状態に切り換えること起因し
てリサイクル手段19を構成するクラッチの負荷が大き
くなることを防止することができる。
さい場合には、現像剤中に含有されるべき紙粉量が小さ
くなることから、リサイクルトナーがハウジング28内
に供給されることによって現像剤を構成するトナーの帯
電量が著しく小さくなることがないため、搬送スクリュ
ーを連続駆動状態とすることにより、当該搬送スクリュ
ーを駆動状態あるいは休止状態に切り換えること起因し
てリサイクル手段19を構成するクラッチの負荷が大き
くなることを防止することができる。
【0052】また、リサイクル動作制御手段の回転制御
機能によれば、基本的に、紙種検知手段によって検知さ
れる転写紙の種類が紙粉量が大きいものになるに従って
搬送スクリューに係る駆動時間に対する休止時間の割合
が大きくされる。
機能によれば、基本的に、紙種検知手段によって検知さ
れる転写紙の種類が紙粉量が大きいものになるに従って
搬送スクリューに係る駆動時間に対する休止時間の割合
が大きくされる。
【0053】画像形成処理に用いる転写紙の紙粉量が小
さい場合には、現像剤中に含有されるべき紙粉量が小さ
くなることから、リサイクルトナーがハウジング28内
に供給されることによって現像剤を構成するトナーの帯
電量が著しく小さくなることがないため、断続駆動状態
にある搬送スクリューにおける休止時間を小さくするこ
とにより、当該搬送スクリューを休止状態とすることに
起因してリサイクル路を構成するリサイクル管19a内
にパッキングが発生することを防止することができる。
さい場合には、現像剤中に含有されるべき紙粉量が小さ
くなることから、リサイクルトナーがハウジング28内
に供給されることによって現像剤を構成するトナーの帯
電量が著しく小さくなることがないため、断続駆動状態
にある搬送スクリューにおける休止時間を小さくするこ
とにより、当該搬送スクリューを休止状態とすることに
起因してリサイクル路を構成するリサイクル管19a内
にパッキングが発生することを防止することができる。
【0054】具体的に、リサイクル動作制御手段の時間
比制御機能による制御の好ましい形態の一例としては、
紙粉量が0.4mg/枚未満である場合には、駆動時
間:休止時間の比を2:1〜1:1とし、紙粉量が0.
4〜0.55mg/枚である場合には、駆動時間:休止
時間の比を1:2〜1:3とし、更に、紙粉量が0.5
5mg/枚以上である場合には、駆動時間:休止時間の
比を1:4〜1:5とするものである。なお、いずれの
場合にも、リサイクル路を構成するリサイクル管19a
内にパッキングが発生するまでの画像形成処理数(以
下、「許容コピー数」ともいう。)を測定しておき、行
われる画像形成処理数が許容コピー数を超えるような場
合には、リサイクル動作を、断続駆動状態から連続駆動
状態へと切り換える制御を行ってもよい。
比制御機能による制御の好ましい形態の一例としては、
紙粉量が0.4mg/枚未満である場合には、駆動時
間:休止時間の比を2:1〜1:1とし、紙粉量が0.
4〜0.55mg/枚である場合には、駆動時間:休止
時間の比を1:2〜1:3とし、更に、紙粉量が0.5
5mg/枚以上である場合には、駆動時間:休止時間の
比を1:4〜1:5とするものである。なお、いずれの
場合にも、リサイクル路を構成するリサイクル管19a
内にパッキングが発生するまでの画像形成処理数(以
下、「許容コピー数」ともいう。)を測定しておき、行
われる画像形成処理数が許容コピー数を超えるような場
合には、リサイクル動作を、断続駆動状態から連続駆動
状態へと切り換える制御を行ってもよい。
【0055】以上のような画像形成装置の作動による画
像形成プロセスは次のとおりである。画像形成装置の電
源が投入されることによって画像形成装置が駆動状態と
され、画像形成装置の動作モードがウォーミングアップ
モードとなると、このようなウォーミングアップモード
中においては、紙種検知手段によって検知される転写紙
の種類に応じて、予備撹拌動作制御手段によって制御さ
れた予備撹拌動作が行われる。
像形成プロセスは次のとおりである。画像形成装置の電
源が投入されることによって画像形成装置が駆動状態と
され、画像形成装置の動作モードがウォーミングアップ
モードとなると、このようなウォーミングアップモード
中においては、紙種検知手段によって検知される転写紙
の種類に応じて、予備撹拌動作制御手段によって制御さ
れた予備撹拌動作が行われる。
【0056】次いで、定着部17を構成する加熱ローラ
17aが動作可能な温度にまで加熱されることによって
画像形成処理を行うことが可能となると、画像形成装置
の動作モードがウォーミングアップモードから画像形成
モードに切り替わり、この画像形成モード中において
は、画像読み込み部によって原稿の画像が読み込まれて
原稿画像情報が得られ、この原稿画像情報に基づいて、
像露光部13において露光を行うことにより、潜像担持
体10の表面に静電荷像が形成され、現像部14におい
て静電荷像の現像が行われることによりトナー像が得ら
れる。一方、転写紙供給装置11から転写紙が送り出さ
れ、潜像担持体10と同期した状態で転写部15に向け
て搬送される。
17aが動作可能な温度にまで加熱されることによって
画像形成処理を行うことが可能となると、画像形成装置
の動作モードがウォーミングアップモードから画像形成
モードに切り替わり、この画像形成モード中において
は、画像読み込み部によって原稿の画像が読み込まれて
原稿画像情報が得られ、この原稿画像情報に基づいて、
像露光部13において露光を行うことにより、潜像担持
体10の表面に静電荷像が形成され、現像部14におい
て静電荷像の現像が行われることによりトナー像が得ら
れる。一方、転写紙供給装置11から転写紙が送り出さ
れ、潜像担持体10と同期した状態で転写部15に向け
て搬送される。
【0057】このようにして潜像担持体10の表面に形
成されたトナー像は、転写部15において、搬送された
転写紙に転写される。そして、潜像担持体10に密着し
た状態にある転写紙は、トナー像の転写直後に、分離部
16において潜像担持体10から分離される。その後、
潜像担持体10から分離された転写紙は、定着部17に
向かって搬送され、当該定着部17においてトナー像が
熱定着され、転写紙に原稿の画像に対応した可視画像が
形成され、この可視画像が形成された転写紙は、定着部
17から排出された後、搬送されて外部に排出される。
成されたトナー像は、転写部15において、搬送された
転写紙に転写される。そして、潜像担持体10に密着し
た状態にある転写紙は、トナー像の転写直後に、分離部
16において潜像担持体10から分離される。その後、
潜像担持体10から分離された転写紙は、定着部17に
向かって搬送され、当該定着部17においてトナー像が
熱定着され、転写紙に原稿の画像に対応した可視画像が
形成され、この可視画像が形成された転写紙は、定着部
17から排出された後、搬送されて外部に排出される。
【0058】また、転写紙が分離された後の潜像担持体
10は、クリーニング装置18を通過することにより、
表面に残留しているトナーが除去される。そして、クリ
ーニング装置18によって除去されたすべてのトナー
は、リサイクル手段19によって現像部14に搬送さ
れ、再利用されることとなる。
10は、クリーニング装置18を通過することにより、
表面に残留しているトナーが除去される。そして、クリ
ーニング装置18によって除去されたすべてのトナー
は、リサイクル手段19によって現像部14に搬送さ
れ、再利用されることとなる。
【0059】このような画像形成モード中においては、
紙種検知手段によって検知される転写紙の種類に応じ
て、リサイクル動作制御手段によって制御されたリサイ
クル動作が行われる。
紙種検知手段によって検知される転写紙の種類に応じ
て、リサイクル動作制御手段によって制御されたリサイ
クル動作が行われる。
【0060】このような画像形成装置によれば、転写紙
の種類を検知する紙種検知手段が設けられており、当該
紙種検知手段によって検知される転写紙の種類に応じて
特定の制御手段によって下記(1)〜(2)の制御が行
われるため、現像剤を構成するトナー中にリサイクルト
ナーが含有される構成を有するものであり、紙粉量の大
きい転写紙が用いられることによって、現像剤中に含有
される紙粉量が大きくなっても、長期間にわたって、高
い画質を有する可視画像を得ることができる。
の種類を検知する紙種検知手段が設けられており、当該
紙種検知手段によって検知される転写紙の種類に応じて
特定の制御手段によって下記(1)〜(2)の制御が行
われるため、現像剤を構成するトナー中にリサイクルト
ナーが含有される構成を有するものであり、紙粉量の大
きい転写紙が用いられることによって、現像剤中に含有
される紙粉量が大きくなっても、長期間にわたって、高
い画質を有する可視画像を得ることができる。
【0061】(1)予備撹拌動作制御手段において、転
写紙の紙粉量が大きい場合には、現像剤混合撹拌手段を
構成する現像剤撹拌部材によって予備撹拌動作が行わ
れ、また、用いる転写紙の紙粉量が大きくなるに従って
現像剤撹拌部材による撹拌性能を向上することによって
撹拌作用による摩擦帯電を促進する。 (2)リサイクル動作制御手段において、転写紙の紙粉
量が大きい場合には、新トナーと比較して帯電量の小さ
いリサイクルトナーが多量に現像剤中に一時的に供給さ
れることを抑制する。
写紙の紙粉量が大きい場合には、現像剤混合撹拌手段を
構成する現像剤撹拌部材によって予備撹拌動作が行わ
れ、また、用いる転写紙の紙粉量が大きくなるに従って
現像剤撹拌部材による撹拌性能を向上することによって
撹拌作用による摩擦帯電を促進する。 (2)リサイクル動作制御手段において、転写紙の紙粉
量が大きい場合には、新トナーと比較して帯電量の小さ
いリサイクルトナーが多量に現像剤中に一時的に供給さ
れることを抑制する。
【0062】このような第1の実施の形態においては、
種々の変更を加えることができる。例えば、画像形成装
置は、用いられている転写紙の種類を自動的に検知する
紙種検知手段に代えて、例えば操作パネルなどを介して
用いる転写紙の種類の情報を入力することのできる紙種
情報入力手段が設けられており、予備撹拌動作制御手段
による予備撹拌動作の制御およびリサイクル動作制御手
段によるリサイクル動作の制御が、当該紙種情報入力手
段を介して入力される転写紙の種類に応じてなされる構
成のものであってもよい。
種々の変更を加えることができる。例えば、画像形成装
置は、用いられている転写紙の種類を自動的に検知する
紙種検知手段に代えて、例えば操作パネルなどを介して
用いる転写紙の種類の情報を入力することのできる紙種
情報入力手段が設けられており、予備撹拌動作制御手段
による予備撹拌動作の制御およびリサイクル動作制御手
段によるリサイクル動作の制御が、当該紙種情報入力手
段を介して入力される転写紙の種類に応じてなされる構
成のものであってもよい。
【0063】この場合には、転写紙が、その種類に特有
の紙粉量を有するものであることから、例えば予め転写
紙の種類に対応した紙粉量を紙種入力手段に記録してお
くことにより、画像形成処理に用いる転写紙の種類が紙
種情報入力手段を介して特定されることによって当該転
写紙に係る紙粉量を予め検知することができ、この紙粉
量に基づいて予備撹拌動作の制御およびリサイクル動作
の制御が行われることから、長期間にわたって、高い画
質を有する可視画像を得ることができる。
の紙粉量を有するものであることから、例えば予め転写
紙の種類に対応した紙粉量を紙種入力手段に記録してお
くことにより、画像形成処理に用いる転写紙の種類が紙
種情報入力手段を介して特定されることによって当該転
写紙に係る紙粉量を予め検知することができ、この紙粉
量に基づいて予備撹拌動作の制御およびリサイクル動作
の制御が行われることから、長期間にわたって、高い画
質を有する可視画像を得ることができる。
【0064】また、画像形成装置は、長時間にわたっ
て、確実に高い画質を有する可視画像を得るためには、
予備撹拌動作制御手段およびリサイクル動作制御手段を
有する構成のものであることが好ましいが、予備撹拌動
作制御手段あるいはリサイクル動作制御手段の一方のみ
を有する構成のものであってもよい。そして、予備撹拌
動作は、現像剤混合撹拌手段を構成する一の回転部材に
より行われるものであってもよい。
て、確実に高い画質を有する可視画像を得るためには、
予備撹拌動作制御手段およびリサイクル動作制御手段を
有する構成のものであることが好ましいが、予備撹拌動
作制御手段あるいはリサイクル動作制御手段の一方のみ
を有する構成のものであってもよい。そして、予備撹拌
動作は、現像剤混合撹拌手段を構成する一の回転部材に
より行われるものであってもよい。
【0065】更に、画像形成装置は、例えば潜像担持体
の回転方向における現像部とクリーニング装置との間の
領域に、パッチ画像の濃度データを検出するための、例
えば光学的反射濃度センサよりなるパッチ画像濃度検出
手段が設けられており、当該パッチ画像に係るトナーが
クリーニング装置によって除去される構成を有し、ま
た、このパッチ画像濃度検出手段によるパッチ画像濃度
検知動作がウォーミングアップモード中に行われ、この
パッチ画像濃度検知動作が終了した後に、予備撹拌動作
制御手段によって制御された予備撹拌動作が行われる構
成のものであってもよい。
の回転方向における現像部とクリーニング装置との間の
領域に、パッチ画像の濃度データを検出するための、例
えば光学的反射濃度センサよりなるパッチ画像濃度検出
手段が設けられており、当該パッチ画像に係るトナーが
クリーニング装置によって除去される構成を有し、ま
た、このパッチ画像濃度検出手段によるパッチ画像濃度
検知動作がウォーミングアップモード中に行われ、この
パッチ画像濃度検知動作が終了した後に、予備撹拌動作
制御手段によって制御された予備撹拌動作が行われる構
成のものであってもよい。
【0066】この場合には、潜像担持体の表面における
パッチ画像形成用領域に、実際のトナー像形成条件と全
く同一のプロセスで形成されたパッチ画像の濃度データ
をパッチ画像濃度検出手段により検出し、この濃度デー
タに基づいて、例えば現像部に対するトナーの補給量な
どを制御することが行われるため、温度や湿度などの環
境の変化、あるいは潜像担持体やトナーの劣化などに伴
う可視画像の変化あるいは劣化を補正し、安定した画像
を供給することができると共に、当該パッチ画像を形成
したトナーのすべてはリサイクルトナーとされるが、パ
ッチ画像濃度検知動作が終了した後に予備撹拌動作が行
われるため、高い画質を有する可視画像を得ることがで
きる。
パッチ画像形成用領域に、実際のトナー像形成条件と全
く同一のプロセスで形成されたパッチ画像の濃度データ
をパッチ画像濃度検出手段により検出し、この濃度デー
タに基づいて、例えば現像部に対するトナーの補給量な
どを制御することが行われるため、温度や湿度などの環
境の変化、あるいは潜像担持体やトナーの劣化などに伴
う可視画像の変化あるいは劣化を補正し、安定した画像
を供給することができると共に、当該パッチ画像を形成
したトナーのすべてはリサイクルトナーとされるが、パ
ッチ画像濃度検知動作が終了した後に予備撹拌動作が行
われるため、高い画質を有する可視画像を得ることがで
きる。
【0067】(第2の実施の形態)第2の実施の形態の
画像形成装置においては、紙種検知手段の代わりに、現
像部を構成する使用現像剤系における画像形成処理数を
累積的に検出する画像形成処理数検出手段が設けられる
と共に、当該画像形成処理数検出手段によって累積的に
検出される画像形成処理数(以下、「累積処理数」とも
いう。)に応じて、ウォーミングアップモード中に行わ
れる予備撹拌動作を制御する予備撹拌動作制御手段と、
当該画像形成処理数検出手段によって検出される累積処
理数に応じて、画像形成モード中に行われるリサイクル
動作を制御するリサイクル動作制御手段とが設けられて
いること以外は、第1の実施の形態と同様の構成を有す
る。ここに、「使用現像剤系」とは、交換可能な現像部
ユニットによって構成される現像部に、或る現像部ユニ
ットが組み込まれて画像形成処理が可能となった状態に
おける当該画像形成ユニットを示す。
画像形成装置においては、紙種検知手段の代わりに、現
像部を構成する使用現像剤系における画像形成処理数を
累積的に検出する画像形成処理数検出手段が設けられる
と共に、当該画像形成処理数検出手段によって累積的に
検出される画像形成処理数(以下、「累積処理数」とも
いう。)に応じて、ウォーミングアップモード中に行わ
れる予備撹拌動作を制御する予備撹拌動作制御手段と、
当該画像形成処理数検出手段によって検出される累積処
理数に応じて、画像形成モード中に行われるリサイクル
動作を制御するリサイクル動作制御手段とが設けられて
いること以外は、第1の実施の形態と同様の構成を有す
る。ここに、「使用現像剤系」とは、交換可能な現像部
ユニットによって構成される現像部に、或る現像部ユニ
ットが組み込まれて画像形成処理が可能となった状態に
おける当該画像形成ユニットを示す。
【0068】画像形成処理数検出手段は、交換可能な現
像部ユニットによって構成される現像部に、或る現像部
ユニットが組み込まれてから当該現像部ユニットが新た
な現像部ユニットに交換されるまでの期間に、一の転写
紙の一面に対してなされる画像形成処理を1回としてそ
の累積画像形成処理回数を検出するものである。具体的
に、画像形成処理数検出手段としては、例えば 定着部
17における排出部にアクチェータが設けられており、
当該アクチェータに係る部分を定着処理された紙が通過
するとき、アクチェータが押し下げられることによって
発信される信号をカウントして記録する機構を有するカ
ウント記憶ユニットなどを用いることができる。
像部ユニットによって構成される現像部に、或る現像部
ユニットが組み込まれてから当該現像部ユニットが新た
な現像部ユニットに交換されるまでの期間に、一の転写
紙の一面に対してなされる画像形成処理を1回としてそ
の累積画像形成処理回数を検出するものである。具体的
に、画像形成処理数検出手段としては、例えば 定着部
17における排出部にアクチェータが設けられており、
当該アクチェータに係る部分を定着処理された紙が通過
するとき、アクチェータが押し下げられることによって
発信される信号をカウントして記録する機構を有するカ
ウント記憶ユニットなどを用いることができる。
【0069】予備撹拌動作制御手段は、画像形成処理数
検出手段によって検出される累積処理数に基づいて制御
を行うものであること以外は、第1の実施の形態と同様
に、状態制御機能と、回転制御機能とを有するものであ
る。
検出手段によって検出される累積処理数に基づいて制御
を行うものであること以外は、第1の実施の形態と同様
に、状態制御機能と、回転制御機能とを有するものであ
る。
【0070】予備撹拌動作制御手段の状態制御機能によ
れば、画像形成処理数検出手段によって検出される累積
処理数が、例えば2万回以上となる場合には、現像剤混
合撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材は駆動状態とさ
れ、一方、累積処理数が、例えば2万回未満となる場合
には、現像剤撹拌部材は休止状態とされる。
れば、画像形成処理数検出手段によって検出される累積
処理数が、例えば2万回以上となる場合には、現像剤混
合撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材は駆動状態とさ
れ、一方、累積処理数が、例えば2万回未満となる場合
には、現像剤撹拌部材は休止状態とされる。
【0071】累積処理数が小さく、現像部を構成する現
像部ユニットの使用時間が短い場合には、現像剤中に含
有されているリサイクルトナーの量が小さくて紙粉量も
小さいことから、当該現像剤を構成するトナーの帯電量
を大きくする必要性が小さいため、予備撹拌動作を行わ
ないことにより、予備撹拌動作に起因してハウジング内
の現像剤を構成するトナーおよびキャリアが物理的変化
を起こすなどして劣化することを防止することができ
る。
像部ユニットの使用時間が短い場合には、現像剤中に含
有されているリサイクルトナーの量が小さくて紙粉量も
小さいことから、当該現像剤を構成するトナーの帯電量
を大きくする必要性が小さいため、予備撹拌動作を行わ
ないことにより、予備撹拌動作に起因してハウジング内
の現像剤を構成するトナーおよびキャリアが物理的変化
を起こすなどして劣化することを防止することができ
る。
【0072】また、予備撹拌動作制御手段の回転制御機
能によれば、基本的に、画像形成処理数検出手段によっ
て検知される累積処理数が大きくなるに従って現像剤撹
拌部材の回転速度および回転時間の少なくともいずれか
一方が大きくされる。
能によれば、基本的に、画像形成処理数検出手段によっ
て検知される累積処理数が大きくなるに従って現像剤撹
拌部材の回転速度および回転時間の少なくともいずれか
一方が大きくされる。
【0073】累積処理数が小さく、現像部を構成する現
像部ユニットの使用時間が短い場合には、現像剤中に含
有されているリサイクルトナーの量が小さくて紙粉量も
小さいことから、当該現像剤を構成するトナーの帯電量
を大きくする必要性が小さいため、必要以上の撹拌作用
を得るための予備撹拌動作を行わないことにより、予備
撹拌動作に起因してハウジング内の現像剤を構成するト
ナーおよびキャリアが物理的変化を起こすなどして劣化
することを防止することができる。
像部ユニットの使用時間が短い場合には、現像剤中に含
有されているリサイクルトナーの量が小さくて紙粉量も
小さいことから、当該現像剤を構成するトナーの帯電量
を大きくする必要性が小さいため、必要以上の撹拌作用
を得るための予備撹拌動作を行わないことにより、予備
撹拌動作に起因してハウジング内の現像剤を構成するト
ナーおよびキャリアが物理的変化を起こすなどして劣化
することを防止することができる。
【0074】現像剤撹拌部材の回転時間を一定として、
回転速度を制御する場合には、累積処理数が5万回未満
となる場合の現像剤撹拌部材の回転速度(以下、「基準
回転速度」ともいう。)を基準とすると、累積処理数が
5万〜10万回となる場合には、現像剤撹拌部材の回転
速度を基準回転速度の1.7〜2.3倍とし、更に、累
積処理数が10万回以上となる場合には、現像剤撹拌部
材の回転速度を基準回転速度の2.4〜3.2倍とする
ことが好ましい。
回転速度を制御する場合には、累積処理数が5万回未満
となる場合の現像剤撹拌部材の回転速度(以下、「基準
回転速度」ともいう。)を基準とすると、累積処理数が
5万〜10万回となる場合には、現像剤撹拌部材の回転
速度を基準回転速度の1.7〜2.3倍とし、更に、累
積処理数が10万回以上となる場合には、現像剤撹拌部
材の回転速度を基準回転速度の2.4〜3.2倍とする
ことが好ましい。
【0075】また、現像剤撹拌部材の回転速度を一定と
して、回転時間制御する場合には、累積処理数が5万回
未満となる場合の現像剤撹拌部材の回転時間(以下、
「基準回転時間」ともいう。)を基準とすると、累積処
理数が5万〜10万回となる場合には、現像剤撹拌部材
の回転速度を基準回転時間の1.5〜2.0倍とし、更
に、累積処理数が10万回以上となる場合には、現像剤
撹拌部材の回転速度を基準回転時間の2.1〜2.5倍
とすることが好ましい。
して、回転時間制御する場合には、累積処理数が5万回
未満となる場合の現像剤撹拌部材の回転時間(以下、
「基準回転時間」ともいう。)を基準とすると、累積処
理数が5万〜10万回となる場合には、現像剤撹拌部材
の回転速度を基準回転時間の1.5〜2.0倍とし、更
に、累積処理数が10万回以上となる場合には、現像剤
撹拌部材の回転速度を基準回転時間の2.1〜2.5倍
とすることが好ましい。
【0076】具体的に、予備撹拌動作制御手段の回転制
御機能による制御の好ましい形態の一例としては、累積
処理数が5万回未満となる場合には、現像剤撹拌部材の
回転速度を100〜120rpm、回転時間を30〜4
0秒間とし、累積処理数が5万〜10万回となる場合に
は、現像剤撹拌部材の回転速度を200〜240rp
m、回転時間を45〜60秒間とし、更に、累積処理数
が10万回以上となる場合には、現像剤撹拌部材の回転
速度を300〜360rpm、回転時間を60〜90秒
間とするものである。
御機能による制御の好ましい形態の一例としては、累積
処理数が5万回未満となる場合には、現像剤撹拌部材の
回転速度を100〜120rpm、回転時間を30〜4
0秒間とし、累積処理数が5万〜10万回となる場合に
は、現像剤撹拌部材の回転速度を200〜240rp
m、回転時間を45〜60秒間とし、更に、累積処理数
が10万回以上となる場合には、現像剤撹拌部材の回転
速度を300〜360rpm、回転時間を60〜90秒
間とするものである。
【0077】リサイクル動作制御手段は、画像形成処理
数検出手段によって検出される累積処理数に基づいて制
御を行うものであること以外は、第1の実施の形態と同
様に、状態制御機能と、時間比制御機能とを有するもの
である。
数検出手段によって検出される累積処理数に基づいて制
御を行うものであること以外は、第1の実施の形態と同
様に、状態制御機能と、時間比制御機能とを有するもの
である。
【0078】リサイクル動作制御手段の状態制御機能に
よれば、画像形成処理数検出手段によって検出される累
積処理数が、例えば2万回以上となる場合には、リサイ
クル手段を構成する搬送スクリューは断続駆動状態とさ
れ、一方、累積処理数が、例えば2万回未満となる場合
には、搬送スクリューは連続駆動状態とされる。
よれば、画像形成処理数検出手段によって検出される累
積処理数が、例えば2万回以上となる場合には、リサイ
クル手段を構成する搬送スクリューは断続駆動状態とさ
れ、一方、累積処理数が、例えば2万回未満となる場合
には、搬送スクリューは連続駆動状態とされる。
【0079】累積処理数が小さく、現像部を構成する現
像部ユニットの使用時間が短い場合には、現像剤中に含
有されているリサイクルトナーの量が小さくて紙粉量も
小さいことから、リサイクルトナーがハウジング内に供
給されることによって現像剤を構成するトナーの帯電量
が著しく小さくなることがないため、搬送スクリューを
連続駆動状態とすることにより、当該搬送スクリューを
駆動状態あるいは休止状態に切り換えること起因してリ
サイクル手段を構成するクラッチの負荷が大きくなるこ
とを防止することができる。
像部ユニットの使用時間が短い場合には、現像剤中に含
有されているリサイクルトナーの量が小さくて紙粉量も
小さいことから、リサイクルトナーがハウジング内に供
給されることによって現像剤を構成するトナーの帯電量
が著しく小さくなることがないため、搬送スクリューを
連続駆動状態とすることにより、当該搬送スクリューを
駆動状態あるいは休止状態に切り換えること起因してリ
サイクル手段を構成するクラッチの負荷が大きくなるこ
とを防止することができる。
【0080】また、リサイクル動作制御手段の回転制御
機能によれば、基本的に、画像形成処理検出手段によっ
て検出される累積処理数が大きくなるに従って搬送スク
リューに係る駆動時間に対する休止時間の割合が大きく
される。
機能によれば、基本的に、画像形成処理検出手段によっ
て検出される累積処理数が大きくなるに従って搬送スク
リューに係る駆動時間に対する休止時間の割合が大きく
される。
【0081】累積処理数が小さく、現像部を構成する現
像部ユニットの使用時間が短い場合には、現像剤中に含
有されているリサイクルトナーの量が小さくて紙粉量も
小さいことから、リサイクルトナーがハウジング内に供
給されることによって現像剤を構成するトナーの帯電量
が著しく小さくなることがないため、断続駆動状態にあ
る搬送スクリューにおける休止時間を小さくすることに
より、当該搬送スクリューを休止状態とすることに起因
してリサイクル路を構成するリサイクル管内にパッキン
グが発生することを防止することができる。
像部ユニットの使用時間が短い場合には、現像剤中に含
有されているリサイクルトナーの量が小さくて紙粉量も
小さいことから、リサイクルトナーがハウジング内に供
給されることによって現像剤を構成するトナーの帯電量
が著しく小さくなることがないため、断続駆動状態にあ
る搬送スクリューにおける休止時間を小さくすることに
より、当該搬送スクリューを休止状態とすることに起因
してリサイクル路を構成するリサイクル管内にパッキン
グが発生することを防止することができる。
【0082】具体的に、リサイクル動作制御手段の時間
比制御機能による制御の好ましい形態の一例としては、
累積処理数が5万回未満となる場合には、駆動時間:休
止時間の比を2:1〜1:1とし、累積処理数が5万〜
10万回となる場合には、駆動時間:休止時間の比を
1:2〜1:3とし、更に、累積処理数が10万回以上
となる場合には、駆動時間:休止時間の比を1:4〜
1:5とするものである。なお、いずれの場合にも、許
容コピー数を測定しておき、行われる画像形成処理数が
許容コピー数を超えるような場合には、リサイクル動作
を、断続駆動状態から連続駆動状態へと切り換える制御
を行ってもよい。
比制御機能による制御の好ましい形態の一例としては、
累積処理数が5万回未満となる場合には、駆動時間:休
止時間の比を2:1〜1:1とし、累積処理数が5万〜
10万回となる場合には、駆動時間:休止時間の比を
1:2〜1:3とし、更に、累積処理数が10万回以上
となる場合には、駆動時間:休止時間の比を1:4〜
1:5とするものである。なお、いずれの場合にも、許
容コピー数を測定しておき、行われる画像形成処理数が
許容コピー数を超えるような場合には、リサイクル動作
を、断続駆動状態から連続駆動状態へと切り換える制御
を行ってもよい。
【0083】このような画像形成装置によれば、画像形
成処理数検出手段が設けられており、当該画像形成処理
数検出手段によって検出される累積処理数に応じて特定
の制御手段によって下記(1)〜(2)の制御が行われ
るため、現像剤を構成するトナー中にリサイクルトナー
が含有される構成を有するものであり、累積処理数が大
きくなるに従って、現像部を構成する現像部ユニットの
使用時間が大きくなり、必然的に、現像剤を構成するト
ナー中におけるリサイクルトナーの含有割合が大きくな
るに伴って紙粉の含有割合が大きくなっても、長期間に
わたって、高い画質を有する可視画像を得ることができ
る。
成処理数検出手段が設けられており、当該画像形成処理
数検出手段によって検出される累積処理数に応じて特定
の制御手段によって下記(1)〜(2)の制御が行われ
るため、現像剤を構成するトナー中にリサイクルトナー
が含有される構成を有するものであり、累積処理数が大
きくなるに従って、現像部を構成する現像部ユニットの
使用時間が大きくなり、必然的に、現像剤を構成するト
ナー中におけるリサイクルトナーの含有割合が大きくな
るに伴って紙粉の含有割合が大きくなっても、長期間に
わたって、高い画質を有する可視画像を得ることができ
る。
【0084】(1)予備撹拌動作制御手段において、累
積処理数が大きい場合には、現像剤混合撹拌手段を構成
する現像剤撹拌部材によって予備撹拌動作が行われ、ま
た、累積処理数が大きくなるに従って現像剤撹拌部材に
よる撹拌性能を向上することによって撹拌作用による摩
擦帯電を促進する。 (2)リサイクル動作制御手段において、累積処理数が
大きい場合には、新トナーと比較して帯電量の小さいリ
サイクルトナーが多量に現像剤中に一時的に供給される
ことを抑制する。
積処理数が大きい場合には、現像剤混合撹拌手段を構成
する現像剤撹拌部材によって予備撹拌動作が行われ、ま
た、累積処理数が大きくなるに従って現像剤撹拌部材に
よる撹拌性能を向上することによって撹拌作用による摩
擦帯電を促進する。 (2)リサイクル動作制御手段において、累積処理数が
大きい場合には、新トナーと比較して帯電量の小さいリ
サイクルトナーが多量に現像剤中に一時的に供給される
ことを抑制する。
【0085】このような第2の実施の形態においては、
種々の変更を加えることができる。例えば、画像形成装
置は、使用現像剤系における画像形成処理数を累積的に
検出する画像形成処理数検出手段に代えて、使用現像剤
系における現像剤担持体の駆動時間および駆動距離のい
ずれかを累積的に検出する現像剤担持体駆動履歴検出手
段が設けられており、予備撹拌動作制御手段による予備
撹拌動作の制御およびリサイクル動作制御手段によるリ
サイクル動作の制御が、当該現像剤担持体駆動履歴検出
手段によって累積的に検出される現像剤担持体の駆動時
間または駆動距離に応じてなされる構成のものであって
もよい。
種々の変更を加えることができる。例えば、画像形成装
置は、使用現像剤系における画像形成処理数を累積的に
検出する画像形成処理数検出手段に代えて、使用現像剤
系における現像剤担持体の駆動時間および駆動距離のい
ずれかを累積的に検出する現像剤担持体駆動履歴検出手
段が設けられており、予備撹拌動作制御手段による予備
撹拌動作の制御およびリサイクル動作制御手段によるリ
サイクル動作の制御が、当該現像剤担持体駆動履歴検出
手段によって累積的に検出される現像剤担持体の駆動時
間または駆動距離に応じてなされる構成のものであって
もよい。
【0086】この場合には、現像剤担持体が、現像部ユ
ニットの構成要素であるから、或る現像部ユニットに係
る現像剤担持体の駆動時間あるいは駆動距離を累積的に
検出することにより、当該現像部ユニットに係る使用時
間を検知することができ、この現像部ユニットの使用時
間に基づいて予備撹拌動作の制御およびリサイクル動作
の制御が行われることから、長期間にわたって、高い画
質を有する可視画像を得ることができる。
ニットの構成要素であるから、或る現像部ユニットに係
る現像剤担持体の駆動時間あるいは駆動距離を累積的に
検出することにより、当該現像部ユニットに係る使用時
間を検知することができ、この現像部ユニットの使用時
間に基づいて予備撹拌動作の制御およびリサイクル動作
の制御が行われることから、長期間にわたって、高い画
質を有する可視画像を得ることができる。
【0087】また、第1の実施の形態と同様に、画像形
成装置は、予備撹拌動作制御手段あるいはリサイクル動
作制御手段の一方のみを有する構成のものであってもよ
く、予備撹拌動作は、現像剤混合撹拌手段を構成する一
の回転部材により行われるものであってもよく、更に、
ウォーミングアップモード中に、パッチ画像濃度検知動
作を行うパッチ画像濃度検出手段を有し、このパッチ画
像濃度検出手段の検知動作が行われた後に予備撹拌動作
制御手段に制御された予備撹拌動作を行う構成のもので
あってもよい。
成装置は、予備撹拌動作制御手段あるいはリサイクル動
作制御手段の一方のみを有する構成のものであってもよ
く、予備撹拌動作は、現像剤混合撹拌手段を構成する一
の回転部材により行われるものであってもよく、更に、
ウォーミングアップモード中に、パッチ画像濃度検知動
作を行うパッチ画像濃度検出手段を有し、このパッチ画
像濃度検出手段の検知動作が行われた後に予備撹拌動作
制御手段に制御された予備撹拌動作を行う構成のもので
あってもよい。
【0088】(第3の実施の形態)第3の実施の形態の
画像形成装置においては、紙種検知手段の代わりに、画
像形成処理が行われる環境下の温度および湿度条件を検
知する環境条件検知手段が設けられると共に、当該環境
条件検知手段によって検知される温度および湿度条件
(以下、「環境条件」ともいう。)に応じて、ウォーミ
ングアップモード中に行われる予備撹拌動作を制御する
予備撹拌動作制御手段と、当該環境条件検知手段によっ
て検知される環境条件に応じて、画像形成モード中に行
われるリサイクル動作を制御するリサイクル動作制御手
段とが設けられていること以外は、第1の実施の形態と
同様の構成を有する。
画像形成装置においては、紙種検知手段の代わりに、画
像形成処理が行われる環境下の温度および湿度条件を検
知する環境条件検知手段が設けられると共に、当該環境
条件検知手段によって検知される温度および湿度条件
(以下、「環境条件」ともいう。)に応じて、ウォーミ
ングアップモード中に行われる予備撹拌動作を制御する
予備撹拌動作制御手段と、当該環境条件検知手段によっ
て検知される環境条件に応じて、画像形成モード中に行
われるリサイクル動作を制御するリサイクル動作制御手
段とが設けられていること以外は、第1の実施の形態と
同様の構成を有する。
【0089】環境条件検知手段としては、例えば 温度
および湿度によって電気抵抗が変化するセンサを内蔵し
た温湿度センサなどを用いることができる。
および湿度によって電気抵抗が変化するセンサを内蔵し
た温湿度センサなどを用いることができる。
【0090】予備撹拌動作制御手段は、環境条件検知手
段によって検知される環境条件に基づいて制御を行うも
のであること以外は、第1の実施の形態と同様に、状態
制御機能と、回転制御機能とを有するものである。
段によって検知される環境条件に基づいて制御を行うも
のであること以外は、第1の実施の形態と同様に、状態
制御機能と、回転制御機能とを有するものである。
【0091】予備撹拌動作制御手段の状態制御機能によ
れば、環境条件検知手段によって検知される環境条件
が、例えば温度が15℃未満であって湿度が30%RH
未満となる低温低湿条件である場合には、現像剤混合撹
拌手段を構成する現像剤撹拌部材は駆動状態とされ、一
方、環境条件が、例えば温度が27℃以上であって湿度
が70%RH以上となる高温高湿条件である場合には、
現像剤撹拌部材は休止状態とされることが好ましい。
れば、環境条件検知手段によって検知される環境条件
が、例えば温度が15℃未満であって湿度が30%RH
未満となる低温低湿条件である場合には、現像剤混合撹
拌手段を構成する現像剤撹拌部材は駆動状態とされ、一
方、環境条件が、例えば温度が27℃以上であって湿度
が70%RH以上となる高温高湿条件である場合には、
現像剤撹拌部材は休止状態とされることが好ましい。
【0092】画像形成処理が高温高湿条件下で行われる
場合には、環境条件がトナーに与える影響が小さくて現
像剤を構成するトナーの帯電量が大きく低下することが
ないため、予備撹拌動作を行わないことにより、予備撹
拌動作に起因してハウジング内の現像剤を構成するトナ
ーおよびキャリアが物理的変化を起こすなどして劣化す
ることを防止することができる。
場合には、環境条件がトナーに与える影響が小さくて現
像剤を構成するトナーの帯電量が大きく低下することが
ないため、予備撹拌動作を行わないことにより、予備撹
拌動作に起因してハウジング内の現像剤を構成するトナ
ーおよびキャリアが物理的変化を起こすなどして劣化す
ることを防止することができる。
【0093】また、予備撹拌動作制御手段の回転制御機
能によれば、基本的に、環境条件検知手段によって検知
される環境条件が低温低湿となるに従って現像剤撹拌部
材の回転速度および回転時間の少なくともいずれか一方
が大きくされる。
能によれば、基本的に、環境条件検知手段によって検知
される環境条件が低温低湿となるに従って現像剤撹拌部
材の回転速度および回転時間の少なくともいずれか一方
が大きくされる。
【0094】画像形成処理が高温高湿条件下で行われる
場合には、環境条件がトナーに与える影響が小さくて現
像剤を構成するトナーの帯電量が大きく低下することが
ないため、必要以上の撹拌作用を得るための予備撹拌動
作を行わないことにより、予備撹拌動作に起因してハウ
ジング内の現像剤を構成するトナーおよびキャリアが物
理的変化を起こすなどして劣化することを防止すること
ができる。
場合には、環境条件がトナーに与える影響が小さくて現
像剤を構成するトナーの帯電量が大きく低下することが
ないため、必要以上の撹拌作用を得るための予備撹拌動
作を行わないことにより、予備撹拌動作に起因してハウ
ジング内の現像剤を構成するトナーおよびキャリアが物
理的変化を起こすなどして劣化することを防止すること
ができる。
【0095】現像剤撹拌部材の回転時間を一定として、
回転速度を制御する場合には、環境条件が、温度が25
℃以上であって湿度が60%RH以上となる場合の現像
剤撹拌部材の回転速度(以下、「基準回転速度」ともい
う。)を基準とすると、環境条件が、温度が15〜25
℃であって湿度が30〜60%RHとなる場合には、現
像剤撹拌部材の回転速度を基準回転速度の1.7〜2.
3倍とし、更に、環境条件が、温度が15℃未満であっ
て湿度が30%RH未満となる場合には、現像剤撹拌部
材の回転速度を基準回転速度の2.4〜3.2倍とする
ことが好ましい。
回転速度を制御する場合には、環境条件が、温度が25
℃以上であって湿度が60%RH以上となる場合の現像
剤撹拌部材の回転速度(以下、「基準回転速度」ともい
う。)を基準とすると、環境条件が、温度が15〜25
℃であって湿度が30〜60%RHとなる場合には、現
像剤撹拌部材の回転速度を基準回転速度の1.7〜2.
3倍とし、更に、環境条件が、温度が15℃未満であっ
て湿度が30%RH未満となる場合には、現像剤撹拌部
材の回転速度を基準回転速度の2.4〜3.2倍とする
ことが好ましい。
【0096】また、現像剤撹拌部材の回転速度を一定と
して、回転時間制御する場合には、環境条件が、温度が
25℃以上であって湿度が60%RH以上となる場合の
現像剤撹拌部材の回転時間(以下、「基準回転時間」と
もいう。)を基準とすると、環境条件が、温度が15〜
25℃であって湿度が30〜60%RHとなる場合に
は、現像剤撹拌部材の回転速度を基準回転時間の1.7
〜2.3倍とし、更に、環境条件が、温度が15℃未満
であって湿度が30%RH未満となる場合には、現像剤
撹拌部材の回転速度を基準回転時間の2.4〜3.2倍
とすることが好ましい。
して、回転時間制御する場合には、環境条件が、温度が
25℃以上であって湿度が60%RH以上となる場合の
現像剤撹拌部材の回転時間(以下、「基準回転時間」と
もいう。)を基準とすると、環境条件が、温度が15〜
25℃であって湿度が30〜60%RHとなる場合に
は、現像剤撹拌部材の回転速度を基準回転時間の1.7
〜2.3倍とし、更に、環境条件が、温度が15℃未満
であって湿度が30%RH未満となる場合には、現像剤
撹拌部材の回転速度を基準回転時間の2.4〜3.2倍
とすることが好ましい。
【0097】具体的に、予備撹拌動作制御手段の回転制
御機能による制御の好ましい形態の一例としては、環境
条件が、温度が25℃以上であって湿度が60%RH以
上となる場合には、現像剤撹拌部材の回転速度を100
〜120rpm、回転時間を30〜40秒間とし、環境
条件が、温度が15〜25℃であって湿度が30〜60
%RHとなる場合には、現像剤撹拌部材の回転速度を2
00〜240rpm、回転時間を45〜60秒間とし、
更に、環境条件が、温度が15℃未満であって湿度が3
0%RH未満となる場合には、現像剤撹拌部材の回転速
度を300〜360rpm、回転時間を60〜90秒間
とするものである。
御機能による制御の好ましい形態の一例としては、環境
条件が、温度が25℃以上であって湿度が60%RH以
上となる場合には、現像剤撹拌部材の回転速度を100
〜120rpm、回転時間を30〜40秒間とし、環境
条件が、温度が15〜25℃であって湿度が30〜60
%RHとなる場合には、現像剤撹拌部材の回転速度を2
00〜240rpm、回転時間を45〜60秒間とし、
更に、環境条件が、温度が15℃未満であって湿度が3
0%RH未満となる場合には、現像剤撹拌部材の回転速
度を300〜360rpm、回転時間を60〜90秒間
とするものである。
【0098】リサイクル動作制御手段は、環境条件検知
手段によって検知される環境条件に基づいて制御を行う
ものであること以外は、第1の実施の形態と同様に、状
態制御機能と、時間比制御機能とを有するものである。
手段によって検知される環境条件に基づいて制御を行う
ものであること以外は、第1の実施の形態と同様に、状
態制御機能と、時間比制御機能とを有するものである。
【0099】リサイクル動作制御手段の状態制御機能に
よれば、環境条件検知手段によって検知される環境条件
が、例えば温度が15℃未満であって湿度が30%RH
未満となる低温低湿条件であるには、リサイクル手段を
構成する搬送スクリューは断続駆動状態とされ、一方、
環境条件が、例えば温度が27℃以上であって湿度が7
0%RH以上となる高温高湿条件である場合には、搬送
スクリューは連続駆動状態とされることが好ましい。
よれば、環境条件検知手段によって検知される環境条件
が、例えば温度が15℃未満であって湿度が30%RH
未満となる低温低湿条件であるには、リサイクル手段を
構成する搬送スクリューは断続駆動状態とされ、一方、
環境条件が、例えば温度が27℃以上であって湿度が7
0%RH以上となる高温高湿条件である場合には、搬送
スクリューは連続駆動状態とされることが好ましい。
【0100】画像形成処理が高温高湿条件下で行われる
場合には、環境条件がトナーに与える影響が小さく、リ
サイクルトナーがハウジング内に供給されることによっ
て現像剤を構成するトナーの帯電量が著しく小さくなる
ことがないため、搬送スクリューを連続駆動状態とする
ことにより、当該搬送スクリューを駆動状態あるいは休
止状態に切り換えること起因してリサイクル手段を構成
するクラッチの負荷が大きくなることを防止することが
できる。
場合には、環境条件がトナーに与える影響が小さく、リ
サイクルトナーがハウジング内に供給されることによっ
て現像剤を構成するトナーの帯電量が著しく小さくなる
ことがないため、搬送スクリューを連続駆動状態とする
ことにより、当該搬送スクリューを駆動状態あるいは休
止状態に切り換えること起因してリサイクル手段を構成
するクラッチの負荷が大きくなることを防止することが
できる。
【0101】また、リサイクル動作制御手段の回転制御
機能によれば、基本的に、環境条件検知手段によって検
知される環境条件が低温低湿となるに従って搬送スクリ
ューに係る駆動時間に対する休止時間の割合が大きくさ
れる。
機能によれば、基本的に、環境条件検知手段によって検
知される環境条件が低温低湿となるに従って搬送スクリ
ューに係る駆動時間に対する休止時間の割合が大きくさ
れる。
【0102】画像形成処理が高温高湿条件下で行われる
場合には、環境条件がトナーに与える影響が小さく、リ
サイクルトナーがハウジング内に供給されることによっ
て現像剤を構成するトナーの帯電量が著しく小さくなる
ことがないため、断続駆動状態にある搬送スクリューに
おける休止時間を小さくすることにより、当該搬送スク
リューを休止状態とすることに起因してリサイクル路を
構成するリサイクル管内にパッキングが発生することを
防止することができる。
場合には、環境条件がトナーに与える影響が小さく、リ
サイクルトナーがハウジング内に供給されることによっ
て現像剤を構成するトナーの帯電量が著しく小さくなる
ことがないため、断続駆動状態にある搬送スクリューに
おける休止時間を小さくすることにより、当該搬送スク
リューを休止状態とすることに起因してリサイクル路を
構成するリサイクル管内にパッキングが発生することを
防止することができる。
【0103】具体的に、リサイクル動作制御手段の時間
比制御機能による制御の好ましい形態の一例としては、
環境条件が、温度が25℃以上であって湿度が60%R
H以上となる場合には、駆動時間:休止時間の比を2:
1〜1:1とし、環境条件が、温度が15〜25℃であ
って湿度が30〜60%RHとなる場合には、駆動時
間:休止時間の比を1:2〜1:3とし、更に、環境条
件が、温度が15℃未満であって湿度が30%RH未満
となる場合には、駆動時間:休止時間の比を1:4〜
1:5とするものである。なお、いずれの場合にも、許
容コピー数を測定しておき、行われる画像形成処理数が
許容コピー数を超えるような場合には、リサイクル動作
を、断続駆動状態から連続駆動状態へと切り換える制御
を行ってもよい。
比制御機能による制御の好ましい形態の一例としては、
環境条件が、温度が25℃以上であって湿度が60%R
H以上となる場合には、駆動時間:休止時間の比を2:
1〜1:1とし、環境条件が、温度が15〜25℃であ
って湿度が30〜60%RHとなる場合には、駆動時
間:休止時間の比を1:2〜1:3とし、更に、環境条
件が、温度が15℃未満であって湿度が30%RH未満
となる場合には、駆動時間:休止時間の比を1:4〜
1:5とするものである。なお、いずれの場合にも、許
容コピー数を測定しておき、行われる画像形成処理数が
許容コピー数を超えるような場合には、リサイクル動作
を、断続駆動状態から連続駆動状態へと切り換える制御
を行ってもよい。
【0104】このような画像形成装置によれば、環境条
件検知手段が設けられており、当該環境条件検知手段に
よって検知される環境条件に応じて特定の制御手段によ
って下記(1)〜(2)の制御が行われるため、現像剤
を構成するトナー中にリサイクルトナーが含有される構
成を有するものであり、現像剤中における紙粉の含有割
合が大きくなるに従って、画像形成処理が行われる環境
条件が得られる可視画像の画質に与える影響が大きくな
っても、長期間にわたって、高い画質を有する可視画像
を得ることができる。
件検知手段が設けられており、当該環境条件検知手段に
よって検知される環境条件に応じて特定の制御手段によ
って下記(1)〜(2)の制御が行われるため、現像剤
を構成するトナー中にリサイクルトナーが含有される構
成を有するものであり、現像剤中における紙粉の含有割
合が大きくなるに従って、画像形成処理が行われる環境
条件が得られる可視画像の画質に与える影響が大きくな
っても、長期間にわたって、高い画質を有する可視画像
を得ることができる。
【0105】(1)予備撹拌動作制御手段において、環
境条件が低温低湿条件である場合には、現像剤混合撹拌
手段を構成する現像剤撹拌部材によって予備撹拌動作が
行われ、また、環境条件が低温低湿となるに従って現像
剤撹拌部材による撹拌性能を向上することによって撹拌
作用による摩擦帯電を促進する。 (2)リサイクル動作制御手段において、環境条件が低
温低湿条件である場合には、新トナーと比較して帯電量
の小さいリサイクルトナーが多量に現像剤中に一時的に
供給されることを抑制する。
境条件が低温低湿条件である場合には、現像剤混合撹拌
手段を構成する現像剤撹拌部材によって予備撹拌動作が
行われ、また、環境条件が低温低湿となるに従って現像
剤撹拌部材による撹拌性能を向上することによって撹拌
作用による摩擦帯電を促進する。 (2)リサイクル動作制御手段において、環境条件が低
温低湿条件である場合には、新トナーと比較して帯電量
の小さいリサイクルトナーが多量に現像剤中に一時的に
供給されることを抑制する。
【0106】このような第3の実施の形態においては、
種々の変更を加えることができる。例えば、画像形成装
置は、第1の実施の形態と同様に、予備撹拌動作制御手
段あるいはリサイクル動作制御手段の一方のみを有する
構成のものであってもよくまた、予備撹拌動作は、現像
剤混合撹拌手段を構成する一の回転部材により行われる
ものであってもよく、更に、ウォーミングアップモード
中に、パッチ画像濃度検知動作を行うパッチ画像濃度検
出手段を有し、このパッチ画像濃度検出手段の検知動作
が行われた後に予備撹拌動作制御手段に制御された予備
撹拌動作を行う構成のものであってもよい。
種々の変更を加えることができる。例えば、画像形成装
置は、第1の実施の形態と同様に、予備撹拌動作制御手
段あるいはリサイクル動作制御手段の一方のみを有する
構成のものであってもよくまた、予備撹拌動作は、現像
剤混合撹拌手段を構成する一の回転部材により行われる
ものであってもよく、更に、ウォーミングアップモード
中に、パッチ画像濃度検知動作を行うパッチ画像濃度検
出手段を有し、このパッチ画像濃度検出手段の検知動作
が行われた後に予備撹拌動作制御手段に制御された予備
撹拌動作を行う構成のものであってもよい。
【0107】(第4の実施の形態)第4の実施の形態の
画像形成装置においては、紙種検知手段の代わりに、画
像形成処理後に休止状態とされてから再び画像形成処理
が行われるまでの放置時間の長さを検知する放置時間検
知手段が設けられると共に、当該放置時間検知手段によ
って検知される放置時間の長さに応じて、ウォーミング
アップモード中に行われる予備撹拌動作を制御する予備
撹拌動作制御手段と、当該放置時間検知手段によって検
知される放置時間に応じて、画像形成モード中に行われ
るリサイクル動作を制御するリサイクル動作制御手段と
が設けられていること以外は、第一の実施の形態と同様
の構成を有する。
画像形成装置においては、紙種検知手段の代わりに、画
像形成処理後に休止状態とされてから再び画像形成処理
が行われるまでの放置時間の長さを検知する放置時間検
知手段が設けられると共に、当該放置時間検知手段によ
って検知される放置時間の長さに応じて、ウォーミング
アップモード中に行われる予備撹拌動作を制御する予備
撹拌動作制御手段と、当該放置時間検知手段によって検
知される放置時間に応じて、画像形成モード中に行われ
るリサイクル動作を制御するリサイクル動作制御手段と
が設けられていること以外は、第一の実施の形態と同様
の構成を有する。
【0108】放置時間検知手段としては、例えば現像部
と連動して駆動するタイマー、定着部を構成する加熱ロ
ーラの表面温度計、プリントジョブエンドと連動して駆
動するタイマーを用いることができる。
と連動して駆動するタイマー、定着部を構成する加熱ロ
ーラの表面温度計、プリントジョブエンドと連動して駆
動するタイマーを用いることができる。
【0109】予備撹拌動作制御手段は、放置時間検知手
段によって検知される放置時間の長さに基づいて制御を
行うものであること以外は、第1の実施の形態と同様
に、状態制御機能と、回転制御機能とを有するものであ
る。
段によって検知される放置時間の長さに基づいて制御を
行うものであること以外は、第1の実施の形態と同様
に、状態制御機能と、回転制御機能とを有するものであ
る。
【0110】予備撹拌動作制御手段の状態制御機能によ
れば、放置時間検知手段によって検知される放置時間の
長さが、例えば8時間以上となる場合には、現像剤混合
撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材は駆動状態とされ、
一方、放置時間の長さが、例えば8時間未満となる場合
には、現像剤撹拌部材は休止状態とされる。
れば、放置時間検知手段によって検知される放置時間の
長さが、例えば8時間以上となる場合には、現像剤混合
撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材は駆動状態とされ、
一方、放置時間の長さが、例えば8時間未満となる場合
には、現像剤撹拌部材は休止状態とされる。
【0111】放置時間の長さが小さい場合には、トナー
の状態変化が小さくて現像剤を構成するトナーの帯電量
を大きくする必要性が小さいため、予備撹拌動作を行わ
ないことにより、予備撹拌動作に起因してハウジング内
の現像剤を構成するトナーおよびキャリアが物理的変化
を起こすなどして劣化することを防止することができ
る。
の状態変化が小さくて現像剤を構成するトナーの帯電量
を大きくする必要性が小さいため、予備撹拌動作を行わ
ないことにより、予備撹拌動作に起因してハウジング内
の現像剤を構成するトナーおよびキャリアが物理的変化
を起こすなどして劣化することを防止することができ
る。
【0112】また、予備撹拌動作制御手段の回転制御機
能によれば、基本的に、放置時間検知手段によって検知
される放置時間の長さが大きくなるに従って現像剤撹拌
部材の回転速度および回転時間の少なくともいずれか一
方が大きくされる。
能によれば、基本的に、放置時間検知手段によって検知
される放置時間の長さが大きくなるに従って現像剤撹拌
部材の回転速度および回転時間の少なくともいずれか一
方が大きくされる。
【0113】放置時間の長さが小さい場合には、トナー
の状態変化が小さくて現像剤を構成するトナーの帯電量
を大きくする必要性が小さいため、必要以上の撹拌作用
を得るための予備撹拌動作を行わないことにより、予備
撹拌動作に起因してハウジング内の現像剤を構成するト
ナーおよびキャリアが物理的変化を起こすなどして劣化
することを防止することができる。
の状態変化が小さくて現像剤を構成するトナーの帯電量
を大きくする必要性が小さいため、必要以上の撹拌作用
を得るための予備撹拌動作を行わないことにより、予備
撹拌動作に起因してハウジング内の現像剤を構成するト
ナーおよびキャリアが物理的変化を起こすなどして劣化
することを防止することができる。
【0114】現像剤撹拌部材の回転時間を一定として、
回転速度を制御する場合には、放置時間の長さが10時
間未満となる場合の現像剤撹拌部材の回転速度(以下、
「基準回転速度」ともいう。)を基準とすると、放置時
間の長さが10〜16時間となる場合には、現像剤撹拌
部材の回転速度を基準回転速度の1.7〜2.3倍と
し、更に、放置時間の長さが16時間以上となる場合に
は、現像剤撹拌部材の回転速度を基準回転速度の2.4
〜3.2倍とすることが好ましい。
回転速度を制御する場合には、放置時間の長さが10時
間未満となる場合の現像剤撹拌部材の回転速度(以下、
「基準回転速度」ともいう。)を基準とすると、放置時
間の長さが10〜16時間となる場合には、現像剤撹拌
部材の回転速度を基準回転速度の1.7〜2.3倍と
し、更に、放置時間の長さが16時間以上となる場合に
は、現像剤撹拌部材の回転速度を基準回転速度の2.4
〜3.2倍とすることが好ましい。
【0115】また、現像剤撹拌部材の回転速度を一定と
して、回転時間制御する場合には、放置時間の長さが1
0時間未満となる場合の現像剤撹拌部材の回転時間(以
下、「基準回転時間」ともいう。)を基準とすると、放
置時間の長さが10〜16時間となる場合には、現像剤
撹拌部材の回転時間を基準回転時間の1.5〜2.0倍
とし、更に、放置時間の長さが16時間以上となる場合
には、現像剤撹拌部材の回転時間を基準回転時間の2.
1〜2.5倍とすることが好ましい。
して、回転時間制御する場合には、放置時間の長さが1
0時間未満となる場合の現像剤撹拌部材の回転時間(以
下、「基準回転時間」ともいう。)を基準とすると、放
置時間の長さが10〜16時間となる場合には、現像剤
撹拌部材の回転時間を基準回転時間の1.5〜2.0倍
とし、更に、放置時間の長さが16時間以上となる場合
には、現像剤撹拌部材の回転時間を基準回転時間の2.
1〜2.5倍とすることが好ましい。
【0116】具体的に、予備撹拌動作制御手段の回転制
御機能による制御の好ましい形態の一例としては、放置
時間の長さが10時間未満となる場合には、現像剤撹拌
部材の回転速度を100〜120rpm、回転時間を3
0〜40秒間とし、放置時間の長さが10〜16時間と
なる場合には、現像剤撹拌部材の回転速度を200〜2
40rpm、回転時間を45〜60秒間とし、更に、放
置時間の長さが16時間以上となる場合には、現像剤撹
拌部材の回転速度を300〜360rpm、回転時間を
60〜90秒間とするものである。
御機能による制御の好ましい形態の一例としては、放置
時間の長さが10時間未満となる場合には、現像剤撹拌
部材の回転速度を100〜120rpm、回転時間を3
0〜40秒間とし、放置時間の長さが10〜16時間と
なる場合には、現像剤撹拌部材の回転速度を200〜2
40rpm、回転時間を45〜60秒間とし、更に、放
置時間の長さが16時間以上となる場合には、現像剤撹
拌部材の回転速度を300〜360rpm、回転時間を
60〜90秒間とするものである。
【0117】リサイクル動作制御手段は、放置時間検知
手段によって検知される放置時間の長さに基づいて制御
を行うものであること以外は、第1の実施の形態と同様
に、状態制御機能と、時間比制御機能とを有するもので
ある。
手段によって検知される放置時間の長さに基づいて制御
を行うものであること以外は、第1の実施の形態と同様
に、状態制御機能と、時間比制御機能とを有するもので
ある。
【0118】リサイクル動作制御手段の状態制御機能に
よれば、放置時間検知手段によって検知される放置時間
の長さが、例えば8時間以上となる場合には、リサイク
ル手段を構成する搬送スクリューは断続駆動状態とさ
れ、一方、放置時間の長さが、例えば8時間未満となる
場合には、搬送スクリューは連続駆動状態とされる。
よれば、放置時間検知手段によって検知される放置時間
の長さが、例えば8時間以上となる場合には、リサイク
ル手段を構成する搬送スクリューは断続駆動状態とさ
れ、一方、放置時間の長さが、例えば8時間未満となる
場合には、搬送スクリューは連続駆動状態とされる。
【0119】放置時間の長さが小さい場合には、トナー
の状態変化が小さく、リサイクルトナーがハウジング内
に供給されることによって現像剤を構成するトナーの帯
電量が著しく小さくなることがないため、搬送スクリュ
ーを連続駆動状態とすることにより、当該搬送スクリュ
ーを駆動状態あるいは休止状態に切り換えること起因し
てリサイクル手段を構成するクラッチの負荷が大きくな
ることを防止することができる。
の状態変化が小さく、リサイクルトナーがハウジング内
に供給されることによって現像剤を構成するトナーの帯
電量が著しく小さくなることがないため、搬送スクリュ
ーを連続駆動状態とすることにより、当該搬送スクリュ
ーを駆動状態あるいは休止状態に切り換えること起因し
てリサイクル手段を構成するクラッチの負荷が大きくな
ることを防止することができる。
【0120】また、リサイクル動作制御手段の回転制御
機能によれば、基本的に、放置時間検知手段によって検
知される放置時間の長さが大きくなるに従って搬送スク
リューに係る駆動時間に対する休止時間の割合が大きく
される。
機能によれば、基本的に、放置時間検知手段によって検
知される放置時間の長さが大きくなるに従って搬送スク
リューに係る駆動時間に対する休止時間の割合が大きく
される。
【0121】放置時間の長さが小さい場合には、トナー
の状態変化が小さく、リサイクルトナーがハウジング内
に供給されることによって現像剤を構成するトナーの帯
電量が著しく小さくなることがないため、断続駆動状態
にある搬送スクリューにおける休止時間を小さくするこ
とにより、当該搬送スクリューを休止状態とすることに
起因してリサイクル路を構成するリサイクル管内にパッ
キングが発生することを防止することができる。
の状態変化が小さく、リサイクルトナーがハウジング内
に供給されることによって現像剤を構成するトナーの帯
電量が著しく小さくなることがないため、断続駆動状態
にある搬送スクリューにおける休止時間を小さくするこ
とにより、当該搬送スクリューを休止状態とすることに
起因してリサイクル路を構成するリサイクル管内にパッ
キングが発生することを防止することができる。
【0122】具体的に、リサイクル動作制御手段の時間
比制御機能による制御の好ましい形態の一例としては、
放置時間の長さが10時間未満となる場合には、駆動時
間:休止時間の比を2:1〜1:1とし、放置時間の長
さが10〜16時間となる場合には、駆動時間:休止時
間の比を1:2〜1:3とし、更に、放置時間の長さ1
6時間以上となる場合には、駆動時間:休止時間の比を
1:4〜1:5とするものである。なお、いずれの場合
にも、許容コピー数を測定しておき、行われる画像形成
処理数が許容コピー数を超えるような場合には、リサイ
クル動作を、断続駆動状態から連続駆動状態へと切り換
える制御を行ってもよい。
比制御機能による制御の好ましい形態の一例としては、
放置時間の長さが10時間未満となる場合には、駆動時
間:休止時間の比を2:1〜1:1とし、放置時間の長
さが10〜16時間となる場合には、駆動時間:休止時
間の比を1:2〜1:3とし、更に、放置時間の長さ1
6時間以上となる場合には、駆動時間:休止時間の比を
1:4〜1:5とするものである。なお、いずれの場合
にも、許容コピー数を測定しておき、行われる画像形成
処理数が許容コピー数を超えるような場合には、リサイ
クル動作を、断続駆動状態から連続駆動状態へと切り換
える制御を行ってもよい。
【0123】このような画像形成装置によれば、放置時
間検知手段が設けられており、当該放置時間検知手段に
よって検知される放置時間の長さに応じて特定の制御手
段によって下記(1)〜(2)の制御が行われるため、
現像剤を構成するトナー中にリサイクルトナーが含有さ
れる構成を有するものであり、現像剤中における紙粉の
含有割合が大きくなるに従って、放置時間の長さが得ら
れる画像の可視画質に与える影響が大きくなっても、長
期間にわたって、高い画質を有する可視画像を得ること
ができる。
間検知手段が設けられており、当該放置時間検知手段に
よって検知される放置時間の長さに応じて特定の制御手
段によって下記(1)〜(2)の制御が行われるため、
現像剤を構成するトナー中にリサイクルトナーが含有さ
れる構成を有するものであり、現像剤中における紙粉の
含有割合が大きくなるに従って、放置時間の長さが得ら
れる画像の可視画質に与える影響が大きくなっても、長
期間にわたって、高い画質を有する可視画像を得ること
ができる。
【0124】(1)予備撹拌動作制御手段において、放
置時間の長さが大きい場合には、現像剤混合撹拌手段を
構成する現像剤撹拌部材によって予備撹拌動作が行わ
れ、また、放置時間の長さが大きくなるに従って現像剤
撹拌部材による撹拌性能を向上することによって撹拌作
用による摩擦帯電を促進する。 (2)リサイクル動作制御手段において、放置時間の長
さが大きい場合には、新トナーと比較して帯電量の小さ
いリサイクルトナーが多量に現像剤中に一時的に供給さ
れることを抑制する。
置時間の長さが大きい場合には、現像剤混合撹拌手段を
構成する現像剤撹拌部材によって予備撹拌動作が行わ
れ、また、放置時間の長さが大きくなるに従って現像剤
撹拌部材による撹拌性能を向上することによって撹拌作
用による摩擦帯電を促進する。 (2)リサイクル動作制御手段において、放置時間の長
さが大きい場合には、新トナーと比較して帯電量の小さ
いリサイクルトナーが多量に現像剤中に一時的に供給さ
れることを抑制する。
【0125】このような第4の実施の形態においては、
種々の変更を加えることができる。例えば、画像形成装
置は、第1の実施の形態と同様に、予備撹拌動作制御手
段あるいはリサイクル動作制御手段の一方のみを有する
構成のものであってもよくまた、予備撹拌動作は、現像
剤混合撹拌手段を構成する一の回転部材により行われる
ものであってもよく、更に、ウォーミングアップモード
中に、パッチ画像濃度検知動作を行うパッチ画像濃度検
出手段を有し、このパッチ画像濃度検出手段の検知動作
が行われた後に予備撹拌動作制御手段に制御された予備
撹拌動作を行う構成のものであってもよい。
種々の変更を加えることができる。例えば、画像形成装
置は、第1の実施の形態と同様に、予備撹拌動作制御手
段あるいはリサイクル動作制御手段の一方のみを有する
構成のものであってもよくまた、予備撹拌動作は、現像
剤混合撹拌手段を構成する一の回転部材により行われる
ものであってもよく、更に、ウォーミングアップモード
中に、パッチ画像濃度検知動作を行うパッチ画像濃度検
出手段を有し、このパッチ画像濃度検出手段の検知動作
が行われた後に予備撹拌動作制御手段に制御された予備
撹拌動作を行う構成のものであってもよい。
【0126】本発明の画像形成装置について、第1の実
施の形態〜第4の実施の形態によって説明したが、本発
明は、特定の制御手段が1種の検知手段、検出手段ある
いは入力手段に係る情報に応じて制御を行う構成のもの
に限定されることなく、特定の制御手段が2種以上の検
知手段および入力手段に係る情報に応じて制御を行う構
成のものであってもよい。
施の形態〜第4の実施の形態によって説明したが、本発
明は、特定の制御手段が1種の検知手段、検出手段ある
いは入力手段に係る情報に応じて制御を行う構成のもの
に限定されることなく、特定の制御手段が2種以上の検
知手段および入力手段に係る情報に応じて制御を行う構
成のものであってもよい。
【0127】以下、本発明に係る画像形成装置の作用効
果を確認するために行った実験について説明する。
果を確認するために行った実験について説明する。
【0128】<実験例1>デジタル複写機「7065」
(コニカ(株)製)を改造することにより、回転する潜
像担持体の表面に形成されり静電荷像を、現像剤撹拌供
給手段によって混合撹拌され、回転スリーブよりなる現
像剤担持体が担持して搬送することによって供給される
トナーとキャリアとよりなる2成分現像剤により現像す
る現像部と、当該現像部により現像されたトナー像を転
写紙に転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の
回転方向における下流側に配置され、潜像担持体の表面
に付着しているトナーを除去するクリーニング装置と、
当該クリーニング装置により除去されたトナーを現像部
に搬送するリサイクル手段とを有する画像形成装置を作
製し、この画像形成装置を用いて下記の実写テストを行
うことにより、画像カブリの発生および装置内汚れの発
生を評価した。結果を表1に示す。
(コニカ(株)製)を改造することにより、回転する潜
像担持体の表面に形成されり静電荷像を、現像剤撹拌供
給手段によって混合撹拌され、回転スリーブよりなる現
像剤担持体が担持して搬送することによって供給される
トナーとキャリアとよりなる2成分現像剤により現像す
る現像部と、当該現像部により現像されたトナー像を転
写紙に転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の
回転方向における下流側に配置され、潜像担持体の表面
に付着しているトナーを除去するクリーニング装置と、
当該クリーニング装置により除去されたトナーを現像部
に搬送するリサイクル手段とを有する画像形成装置を作
製し、この画像形成装置を用いて下記の実写テストを行
うことにより、画像カブリの発生および装置内汚れの発
生を評価した。結果を表1に示す。
【0129】現像剤としては、スチレン−アクリル共重
合体樹脂からなる重合法で製造された、粒径が6.5μ
mであるトナーと、フェライトよりなる磁性粒子の表面
にシリコーン系樹脂が厚さ1.5μmで被覆された、粒
径が60μmであるキャリアとを、トナー濃度4.5質
量%となる混合割合にて混合してなる2成分現像剤を用
いた。
合体樹脂からなる重合法で製造された、粒径が6.5μ
mであるトナーと、フェライトよりなる磁性粒子の表面
にシリコーン系樹脂が厚さ1.5μmで被覆された、粒
径が60μmであるキャリアとを、トナー濃度4.5質
量%となる混合割合にて混合してなる2成分現像剤を用
いた。
【0130】(画像カブリの発生試験)電源を投入し、
画像形成装置の動作モードが画像形成モードとなった時
点で電源をOFF状態として、画像形成装置を8時間放
置した後に、表1に示す環境条件下において、転写紙と
して、A3の大きさであって、紙粉量0.1mg/枚の
コニカコピーJペーパー(以下、「転写紙(1)」とも
いう。)と、A3の大きさであって、紙粉量0.8mg
/枚のコピーペーパー「STEINBEIS clas
sic white」(以下、「転写紙(2)」ともい
う。)とを用い、各々、画像形成モード中の現像剤担持
体と潜像担持体との線速度比(Vs/Vp)を1.5、
リサイクル手段を構成する搬送スクリューを連続駆動状
態、ウォーミングアップモード中において現像剤混合撹
拌手段を構成する現像剤撹拌部材および現像剤担持体を
休止状態とする画像形成条件によって、印字率が6%の
画像を連続250000枚形成し、200枚目、100
000枚目および250000枚目に形成された画像に
おいて、目視にて確認される最も大きい面積を有する画
像カブリに係る画像濃度を、画像濃度計によって測定し
た。表1においては、画像カブリの画像濃度が0.00
6未満の場合を「A」、0.006以上〜0.007以
下の場合を「B」、0.007を超える場合を「C」と
評価した。
画像形成装置の動作モードが画像形成モードとなった時
点で電源をOFF状態として、画像形成装置を8時間放
置した後に、表1に示す環境条件下において、転写紙と
して、A3の大きさであって、紙粉量0.1mg/枚の
コニカコピーJペーパー(以下、「転写紙(1)」とも
いう。)と、A3の大きさであって、紙粉量0.8mg
/枚のコピーペーパー「STEINBEIS clas
sic white」(以下、「転写紙(2)」ともい
う。)とを用い、各々、画像形成モード中の現像剤担持
体と潜像担持体との線速度比(Vs/Vp)を1.5、
リサイクル手段を構成する搬送スクリューを連続駆動状
態、ウォーミングアップモード中において現像剤混合撹
拌手段を構成する現像剤撹拌部材および現像剤担持体を
休止状態とする画像形成条件によって、印字率が6%の
画像を連続250000枚形成し、200枚目、100
000枚目および250000枚目に形成された画像に
おいて、目視にて確認される最も大きい面積を有する画
像カブリに係る画像濃度を、画像濃度計によって測定し
た。表1においては、画像カブリの画像濃度が0.00
6未満の場合を「A」、0.006以上〜0.007以
下の場合を「B」、0.007を超える場合を「C」と
評価した。
【0131】(装置内汚れ発生試験)電源を投入し、画
像形成装置の動作モードが画像形成モードとなった時点
で電源をOFF状態として、画像形成装置を8時間放置
した後に、表1に示す環境条件下において、転写紙とし
て、転写紙(1)と、転写紙(2)とを用い、各々、画
像形成モード中の現像剤担持体と潜像担持体との線速度
比(Vs/Vp)を1.5、リサイクル手段を構成する
搬送スクリューを連続駆動状態、ウォーミングアップモ
ード中において現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹
拌部材および現像剤担持体を休止状態とする画像形成条
件によって、印字率が6%の画像を連続して形成し、画
像形成処理した転写紙の累積数が200枚、10000
0枚および250000枚になった時点において、画像
形成装置内の汚れに起因して画像形成処理が行われた転
写紙に汚れ(画像汚れ)が発生する頻度をその発生個数
を目視にて確認することによって測定した。表1におい
ては、画像汚れの発生個数が0(個/1000枚)であ
る場合を「A」、画像汚れの発生個数が1〜10(個/
1000枚)である場合を「B」、画像汚れの発生個数
が10(個/1000枚)以上である場合を「C」と評
価した。
像形成装置の動作モードが画像形成モードとなった時点
で電源をOFF状態として、画像形成装置を8時間放置
した後に、表1に示す環境条件下において、転写紙とし
て、転写紙(1)と、転写紙(2)とを用い、各々、画
像形成モード中の現像剤担持体と潜像担持体との線速度
比(Vs/Vp)を1.5、リサイクル手段を構成する
搬送スクリューを連続駆動状態、ウォーミングアップモ
ード中において現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹
拌部材および現像剤担持体を休止状態とする画像形成条
件によって、印字率が6%の画像を連続して形成し、画
像形成処理した転写紙の累積数が200枚、10000
0枚および250000枚になった時点において、画像
形成装置内の汚れに起因して画像形成処理が行われた転
写紙に汚れ(画像汚れ)が発生する頻度をその発生個数
を目視にて確認することによって測定した。表1におい
ては、画像汚れの発生個数が0(個/1000枚)であ
る場合を「A」、画像汚れの発生個数が1〜10(個/
1000枚)である場合を「B」、画像汚れの発生個数
が10(個/1000枚)以上である場合を「C」と評
価した。
【0132】
【表1】
【0133】以上の結果から、転写紙が紙粉量が大きい
ものである場合には、画像カブリおよび装置内汚れが発
生しやすいこと、および、画像形成処理が低温低湿条件
下で行われる場合には、特に画像カブリおよび装置内汚
れが発生しやすいことが確認された。
ものである場合には、画像カブリおよび装置内汚れが発
生しやすいこと、および、画像形成処理が低温低湿条件
下で行われる場合には、特に画像カブリおよび装置内汚
れが発生しやすいことが確認された。
【0134】<実験例2>実験例1で用いた画像形成装
置および現像剤を用い、温度20℃、湿度50%RHの
環境条件下において、転写紙として、転写紙(2)を用
い、画像形成モード中の現像剤担持体と潜像担持体との
線速度比(Vs/Vp)を1.5、リサイクル手段を構
成する搬送スクリューを連続駆動状態、ウォーミングア
ップモード中において現像剤混合撹拌手段を構成する現
像剤撹拌部材および現像剤担持体を休止状態とする画像
形成条件によって、各々、電源を投入し、画像形成装置
の動作モードが画像形成モードとなった時点で電源をO
FF状態として、画像形成装置を表2に示す時間放置し
た後、印字率が6%の画像を連続200枚形成し、20
0枚中に形成された画像において、目視にて確認される
最も大きい面積を有する画像カブリに係る画像濃度を、
画像濃度計によって測定した。結果を表2に示す。表2
においては、画像カブリの画像濃度が0.006未満の
場合を「A」、0.006以上〜0.007以下の場合
を「B」、0.007を超える場合を「C」と評価し
た。
置および現像剤を用い、温度20℃、湿度50%RHの
環境条件下において、転写紙として、転写紙(2)を用
い、画像形成モード中の現像剤担持体と潜像担持体との
線速度比(Vs/Vp)を1.5、リサイクル手段を構
成する搬送スクリューを連続駆動状態、ウォーミングア
ップモード中において現像剤混合撹拌手段を構成する現
像剤撹拌部材および現像剤担持体を休止状態とする画像
形成条件によって、各々、電源を投入し、画像形成装置
の動作モードが画像形成モードとなった時点で電源をO
FF状態として、画像形成装置を表2に示す時間放置し
た後、印字率が6%の画像を連続200枚形成し、20
0枚中に形成された画像において、目視にて確認される
最も大きい面積を有する画像カブリに係る画像濃度を、
画像濃度計によって測定した。結果を表2に示す。表2
においては、画像カブリの画像濃度が0.006未満の
場合を「A」、0.006以上〜0.007以下の場合
を「B」、0.007を超える場合を「C」と評価し
た。
【0135】また、画像形成処理を行うために画像形成
装置の電源を再び投入する直前に、当該画像形成装置の
定着部を構成する加熱ローラの表面温度を、熱電対温度
センサを用いて測定した。結果を「定着部温度」として
表2に示す。
装置の電源を再び投入する直前に、当該画像形成装置の
定着部を構成する加熱ローラの表面温度を、熱電対温度
センサを用いて測定した。結果を「定着部温度」として
表2に示す。
【0136】
【表2】
【0137】以上の結果から、放置時間が長くなるに従
って画像カブリが発生しやすくなることが確認された。
また、画像形成装置が放置された状態においては、定着
部の温度が次第に変化することから、定着部の温度を測
定する構成の装置を、放置時間検知手段として用いるこ
とができることが確認された。
って画像カブリが発生しやすくなることが確認された。
また、画像形成装置が放置された状態においては、定着
部の温度が次第に変化することから、定着部の温度を測
定する構成の装置を、放置時間検知手段として用いるこ
とができることが確認された。
【0138】<実験例3>実験例1で用いた画像形成装
置および現像剤を用い、表1に示す環境条件下におい
て、転写紙として、転写紙(2)を用い、画像形成処理
モード中の現像剤担持体と潜像担持体との線速度比(V
s/Vp)を1.5、リサイクル手段を構成する搬送ス
クリューを連続駆動状態、ウォーミングアップモード中
において現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材
および現像剤担持体による予備撹拌動作を表3に示す条
件で行う画像形成条件によって、各々、電源を投入し、
画像形成装置の動作モードが画像形成モードとなった時
点で電源をOFF状態として、画像形成装置を8時間放
置した後に、印字率が6%の画像を連続200枚形成
し、200枚中に形成された画像において、目視にて確
認される最も大きい面積を有する画像カブリに係る画像
濃度を、画像濃度計によって測定した。結果を表3およ
び表4に示す。表3および表4においては、画像カブリ
の画像濃度が0.006未満の場合を「A」、0.00
6以上〜0.007以下の場合を「B」、0.007を
超える場合を「C」と評価した。
置および現像剤を用い、表1に示す環境条件下におい
て、転写紙として、転写紙(2)を用い、画像形成処理
モード中の現像剤担持体と潜像担持体との線速度比(V
s/Vp)を1.5、リサイクル手段を構成する搬送ス
クリューを連続駆動状態、ウォーミングアップモード中
において現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材
および現像剤担持体による予備撹拌動作を表3に示す条
件で行う画像形成条件によって、各々、電源を投入し、
画像形成装置の動作モードが画像形成モードとなった時
点で電源をOFF状態として、画像形成装置を8時間放
置した後に、印字率が6%の画像を連続200枚形成
し、200枚中に形成された画像において、目視にて確
認される最も大きい面積を有する画像カブリに係る画像
濃度を、画像濃度計によって測定した。結果を表3およ
び表4に示す。表3および表4においては、画像カブリ
の画像濃度が0.006未満の場合を「A」、0.00
6以上〜0.007以下の場合を「B」、0.007を
超える場合を「C」と評価した。
【0139】
【表3】
【0140】
【表4】
【0141】以上の結果から、予備撹拌動作に係る回転
時間を大きくするこことによって画像カブリの発生を抑
制することができること、および、予備撹拌動作に係る
回転速度を大きくすることによって画像カブリの発生を
抑制することができることが確認された。
時間を大きくするこことによって画像カブリの発生を抑
制することができること、および、予備撹拌動作に係る
回転速度を大きくすることによって画像カブリの発生を
抑制することができることが確認された。
【0142】<実験例4>実験例1で用いた画像形成装
置に、潜像担持体の回転方向における現像部とクリーニ
ング装置との間の領域に、光学的反射濃度センサよりな
るパッチ画像濃度検出手段を設け、また、パッチ画像に
係るトナーがクリーニング装置によって除去され、当該
パッチ画像濃度検出手段による、縦40mm、横30m
mのパッチ画像を25個用いるパッチ画像濃度検知動作
がウォーミングアップモード中に行われ、このパッチ画
像濃度検知動作が終了した後に、予備撹拌動作制御手段
によって制御された予備撹拌動作が行われる構成のもの
とした。この画像形成装置および実験例1で用いた現像
剤を用い、温度20℃、湿度50%RHの環境条件下に
おいて、転写紙として、転写紙(2)を用い、画像形成
処理モード中の現像剤担持体と潜像担持体との線速度比
(Vs/Vp)を1.5、リサイクル手段を構成する搬
送スクリューを連続駆動状態、ウォーミングアップモー
ド中において現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹拌
部材および現像剤担持体による予備撹拌動作を表5に示
す条件で行う画像形成条件によって、各々、電源を投入
し、画像形成装置の動作モードが画像形成モードとなっ
た時点で電源をOFF状態として、画像形成装置を8時
間放置した後に、印字率が6%の画像を連続200枚形
成し、200枚中に形成された画像において、目視にて
確認される最も大きい面積を有する画像カブリに係る画
像濃度を、画像濃度計によって測定した。結果を表5に
示す。表5においては、画像カブリの画像濃度が0.0
06未満の場合を「A」、0.006以上〜0.007
以下の場合を「B」、0.007を超える場合を「C」
と評価した。
置に、潜像担持体の回転方向における現像部とクリーニ
ング装置との間の領域に、光学的反射濃度センサよりな
るパッチ画像濃度検出手段を設け、また、パッチ画像に
係るトナーがクリーニング装置によって除去され、当該
パッチ画像濃度検出手段による、縦40mm、横30m
mのパッチ画像を25個用いるパッチ画像濃度検知動作
がウォーミングアップモード中に行われ、このパッチ画
像濃度検知動作が終了した後に、予備撹拌動作制御手段
によって制御された予備撹拌動作が行われる構成のもの
とした。この画像形成装置および実験例1で用いた現像
剤を用い、温度20℃、湿度50%RHの環境条件下に
おいて、転写紙として、転写紙(2)を用い、画像形成
処理モード中の現像剤担持体と潜像担持体との線速度比
(Vs/Vp)を1.5、リサイクル手段を構成する搬
送スクリューを連続駆動状態、ウォーミングアップモー
ド中において現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹拌
部材および現像剤担持体による予備撹拌動作を表5に示
す条件で行う画像形成条件によって、各々、電源を投入
し、画像形成装置の動作モードが画像形成モードとなっ
た時点で電源をOFF状態として、画像形成装置を8時
間放置した後に、印字率が6%の画像を連続200枚形
成し、200枚中に形成された画像において、目視にて
確認される最も大きい面積を有する画像カブリに係る画
像濃度を、画像濃度計によって測定した。結果を表5に
示す。表5においては、画像カブリの画像濃度が0.0
06未満の場合を「A」、0.006以上〜0.007
以下の場合を「B」、0.007を超える場合を「C」
と評価した。
【0143】
【表5】
【0144】以上の結果から、パッチ画像濃度検知動作
を行うことによって画像カブリが発生しやすくなるこ
と、および、パッチ画像濃度検知動作が終了した後に予
備撹拌動作を行うことによって画像カブリの発生を抑制
することができることが確認された。
を行うことによって画像カブリが発生しやすくなるこ
と、および、パッチ画像濃度検知動作が終了した後に予
備撹拌動作を行うことによって画像カブリの発生を抑制
することができることが確認された。
【0145】<実験例5>実験例4で用いた画像形成装
置および現像剤を用い、転写紙として、転写紙(2)を
用い、各々、下記の画像形成条件(1)〜(2)によっ
て、印字率が6%の画像を断続的に250000枚形成
した後、現像部におけるハウジング内のキャリアの被覆
層の厚みを、当該被覆層を有機溶媒に溶解することによ
って得られる溶液の濃度を測定し、この測定値に基づい
て、予め作成した濃度とキャリアの被覆層の厚みとの換
算曲線を用いて測定した。結果を表6に示す。
置および現像剤を用い、転写紙として、転写紙(2)を
用い、各々、下記の画像形成条件(1)〜(2)によっ
て、印字率が6%の画像を断続的に250000枚形成
した後、現像部におけるハウジング内のキャリアの被覆
層の厚みを、当該被覆層を有機溶媒に溶解することによ
って得られる溶液の濃度を測定し、この測定値に基づい
て、予め作成した濃度とキャリアの被覆層の厚みとの換
算曲線を用いて測定した。結果を表6に示す。
【0146】画像形成条件(1):画像形成処理モード
中の現像剤担持体と潜像担持体との線速度比(Vs/V
p)を2.0、リサイクル手段を構成する搬送スクリュ
ーを連続駆動状態、ウォーミングアップモード中におい
て、常に、現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹拌部
材および現像剤担持体を現像剤担持体と潜像担持体との
線速度比(Vs/Vp)が1.0となる回転速度で12
0秒間駆動状態とすることによって予備撹拌動作を行う
画像形成条件
中の現像剤担持体と潜像担持体との線速度比(Vs/V
p)を2.0、リサイクル手段を構成する搬送スクリュ
ーを連続駆動状態、ウォーミングアップモード中におい
て、常に、現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹拌部
材および現像剤担持体を現像剤担持体と潜像担持体との
線速度比(Vs/Vp)が1.0となる回転速度で12
0秒間駆動状態とすることによって予備撹拌動作を行う
画像形成条件
【0147】画像形成条件(2):画像形成処理モード
中現像剤担持体と潜像担持体との線速度比(Vs/V
p)を2.0、リサイクル手段を構成する搬送スクリュ
ーを、A3の大きさの転写紙1枚に対する画像形成処理
毎に、駆動時間1.5秒間、休止時間1.5秒間とする
断続駆動状態、ウォーミングアップモード中において、
画像形成処理した転写紙が100000枚となった場合
に、現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材およ
び現像剤担持体を現像剤担持体と潜像担持体との線速度
比(Vs/Vp)が1.0となる回転速度で120秒間
駆動状態とすることによって予備撹拌動作を行う画像形
成条件
中現像剤担持体と潜像担持体との線速度比(Vs/V
p)を2.0、リサイクル手段を構成する搬送スクリュ
ーを、A3の大きさの転写紙1枚に対する画像形成処理
毎に、駆動時間1.5秒間、休止時間1.5秒間とする
断続駆動状態、ウォーミングアップモード中において、
画像形成処理した転写紙が100000枚となった場合
に、現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材およ
び現像剤担持体を現像剤担持体と潜像担持体との線速度
比(Vs/Vp)が1.0となる回転速度で120秒間
駆動状態とすることによって予備撹拌動作を行う画像形
成条件
【0148】
【表6】
【0149】以上の結果から、予備撹拌動作の条件を適
宜に変更することにより、現像剤を構成するキャリア
に、高い画質を有する可視画像を得るために現像剤を構
成するトナーに必要とされる帯電量を確保するために必
要とされる被膜層の厚さを、現像部を構成する現像部ユ
ニットの使用可能期間において維持できることが確認さ
れた。ここに、トナー濃度4.5質量%の現像剤によっ
て高い画質を有する可視画像を得るためには、当該現像
剤を構成するトナーの帯電量が−30μC/g以上であ
ることが必要とされるが、このような帯電量を確保する
ためには現像剤を構成するキャリアの被膜層の厚さが
0.5μm以上であることが必要とされることが発明者
らの調査によって明らかとなった。
宜に変更することにより、現像剤を構成するキャリア
に、高い画質を有する可視画像を得るために現像剤を構
成するトナーに必要とされる帯電量を確保するために必
要とされる被膜層の厚さを、現像部を構成する現像部ユ
ニットの使用可能期間において維持できることが確認さ
れた。ここに、トナー濃度4.5質量%の現像剤によっ
て高い画質を有する可視画像を得るためには、当該現像
剤を構成するトナーの帯電量が−30μC/g以上であ
ることが必要とされるが、このような帯電量を確保する
ためには現像剤を構成するキャリアの被膜層の厚さが
0.5μm以上であることが必要とされることが発明者
らの調査によって明らかとなった。
【0150】<実験例6>実験例1で用いた画像形成装
置および現像剤を用い、温度10℃、湿度20%RHの
環境条件下において、転写紙として、転写紙(2)を用
い、画像形成モード中の現像剤担持体と潜像担持体との
線速度比(Vs/Vp)を1.5、リサイクル手段を構
成する搬送スクリューによるリサイクル動作を表7に示
す条件で行い、ウォーミングアップモード中において、
現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材および現
像剤担持体を現像剤担持体と潜像担持体との線速度比
(Vs/Vp)が1.0となる回転速度で120秒間駆
動状態とすることによって予備撹拌動作を行う画像形成
条件によって、各々、電源を投入し、画像形成装置の動
作モードが画像形成モードとなった時点で電源をOFF
状態として、画像形成装置を表2に示す時間放置した
後、印字率が6%の画像を連続200枚形成し、200
枚中に形成された画像において、目視にて確認される最
も大きい面積を有する画像カブリに係る画像濃度を、画
像濃度計によって測定した。また、画像形成処理中に、
リサイクル路におけるパッキングの発生の有無を確認し
た。結果を表7に示す。表7においては、画像カブリの
画像濃度が0.006未満の場合を「A」、0.006
以上〜0.007以下の場合を「B」、0.007を超
える場合を「C」と評価した。
置および現像剤を用い、温度10℃、湿度20%RHの
環境条件下において、転写紙として、転写紙(2)を用
い、画像形成モード中の現像剤担持体と潜像担持体との
線速度比(Vs/Vp)を1.5、リサイクル手段を構
成する搬送スクリューによるリサイクル動作を表7に示
す条件で行い、ウォーミングアップモード中において、
現像剤混合撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材および現
像剤担持体を現像剤担持体と潜像担持体との線速度比
(Vs/Vp)が1.0となる回転速度で120秒間駆
動状態とすることによって予備撹拌動作を行う画像形成
条件によって、各々、電源を投入し、画像形成装置の動
作モードが画像形成モードとなった時点で電源をOFF
状態として、画像形成装置を表2に示す時間放置した
後、印字率が6%の画像を連続200枚形成し、200
枚中に形成された画像において、目視にて確認される最
も大きい面積を有する画像カブリに係る画像濃度を、画
像濃度計によって測定した。また、画像形成処理中に、
リサイクル路におけるパッキングの発生の有無を確認し
た。結果を表7に示す。表7においては、画像カブリの
画像濃度が0.006未満の場合を「A」、0.006
以上〜0.007以下の場合を「B」、0.007を超
える場合を「C」と評価した。
【0151】
【表7】
【0152】以上の結果から、リサイクル手段を断続駆
動状態とすることによって弊害を伴うことなく画像カブ
リの発生を抑制することができること、および、休止時
間を駆動時間以上とすることによって弊害を伴うことな
く画像カブリの発生を確実に抑制することができること
が確認された。
動状態とすることによって弊害を伴うことなく画像カブ
リの発生を抑制することができること、および、休止時
間を駆動時間以上とすることによって弊害を伴うことな
く画像カブリの発生を確実に抑制することができること
が確認された。
【0153】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらにより限定されるものではない。
本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0154】<実施例1>図1に示されている構成に従
い、クリーニング装置により除去されたトナーを現像部
に搬送するリサイクル手段を有すると共に、赤色、緑
色、青色3色の光を測定対象とする反射光量測定センサ
よりなる紙種検知手段と、当該紙種検知手段によって検
知される転写紙の種類に応じて、ウォーミングアップモ
ード中に行われる予備撹拌動作を制御する、現像撹拌モ
ータ制御プログラム記憶装置よりなる予備撹拌制御手段
と、当該紙種検知手段によって検知される転写紙の種類
に応じて、画像形成モード中に行われるリサイクル動作
を制御する、リサイクルトナー搬送モータ制御プログラ
ム記憶装置よりなるリサイクル動作制御手段とを有する
画像形成装置を作成した。
い、クリーニング装置により除去されたトナーを現像部
に搬送するリサイクル手段を有すると共に、赤色、緑
色、青色3色の光を測定対象とする反射光量測定センサ
よりなる紙種検知手段と、当該紙種検知手段によって検
知される転写紙の種類に応じて、ウォーミングアップモ
ード中に行われる予備撹拌動作を制御する、現像撹拌モ
ータ制御プログラム記憶装置よりなる予備撹拌制御手段
と、当該紙種検知手段によって検知される転写紙の種類
に応じて、画像形成モード中に行われるリサイクル動作
を制御する、リサイクルトナー搬送モータ制御プログラ
ム記憶装置よりなるリサイクル動作制御手段とを有する
画像形成装置を作成した。
【0155】画像形成装置において、予備撹拌動作制御
手段は、紙種検知手段によって検知される転写紙の種類
が紙粉量0.4mg/枚以上である場合に、現像剤混合
撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材を駆動状態(回転速
度220rpm、回転時間60秒間)とする制御を行う
ものである。また、リサイクル動作制御手段は、紙種検
知手段によって検知される転写紙の種類が紙粉量0.4
mg/枚以上である場合に、リサイクル手段を構成する
搬送スクリューを、駆動時間:休止時間の比が1:2で
ある断続駆動状態とする制御を行うものである。
手段は、紙種検知手段によって検知される転写紙の種類
が紙粉量0.4mg/枚以上である場合に、現像剤混合
撹拌手段を構成する現像剤撹拌部材を駆動状態(回転速
度220rpm、回転時間60秒間)とする制御を行う
ものである。また、リサイクル動作制御手段は、紙種検
知手段によって検知される転写紙の種類が紙粉量0.4
mg/枚以上である場合に、リサイクル手段を構成する
搬送スクリューを、駆動時間:休止時間の比が1:2で
ある断続駆動状態とする制御を行うものである。
【0156】この画像形成装置を用いて、大きさがA
3、紙粉量が0.47mg/枚であって紙粉量の大きい
再生紙を転写紙として用い、印字率が6%の画像を連続
1000000枚形成し、得られた画像を目視にて確認
したところ、得られたすべての画像が実用上問題のない
ものであることが確認された。
3、紙粉量が0.47mg/枚であって紙粉量の大きい
再生紙を転写紙として用い、印字率が6%の画像を連続
1000000枚形成し、得られた画像を目視にて確認
したところ、得られたすべての画像が実用上問題のない
ものであることが確認された。
【0157】<比較例1>紙種検知手段と、予備撹拌制
御手段と、リサイクル動作制御手段とを備えていないこ
と以外は実施例1と同様の構成を有する画像形成装置を
作成し、実施例1と同様の画像形成条件によって画像形
成処理を行うことによって得られた画像を目視にて確認
したところ、画像カブリが発生し、実用上問題のあるも
のが多く含まれていることが確認された。
御手段と、リサイクル動作制御手段とを備えていないこ
と以外は実施例1と同様の構成を有する画像形成装置を
作成し、実施例1と同様の画像形成条件によって画像形
成処理を行うことによって得られた画像を目視にて確認
したところ、画像カブリが発生し、実用上問題のあるも
のが多く含まれていることが確認された。
【0158】
【発明の効果】本発明の画像形成装置によれば、下記
(1)〜(6)の検知手段、検出手段および入力手段に
よって検知、検出および入力される情報に応じて特定の
動作を制御する予備撹拌動作制御手段およびリサイクル
動作制御手段(特定の制御手段)の少なくとも1つが設
けられていることから、2成分現像剤を構成するトナー
中にリサイクルトナーが含有される構成を有するもので
あっても、予備撹拌動作制御手段によっては、現像剤予
備撹拌動作を行わせると共に、当該現像剤予備撹拌動作
による撹拌性能を向上することによって撹拌作用による
摩擦帯電を促進することができるため、2成分現像剤に
おけるトナー帯電量を一定の範囲内に保つことができ、
一方、リサイクル動作制御手段によっては、新トナーと
比較して帯電量の小さいリサイクルトナーが多量に2成
分現像剤中に一時的に供給されることを抑制することが
できるため、2成分現像剤におけるトナー帯電量を一定
の範囲内に保つことができる。従って、長期間にわたっ
て、高い画質を有する可視画像を得ることができる。
(1)〜(6)の検知手段、検出手段および入力手段に
よって検知、検出および入力される情報に応じて特定の
動作を制御する予備撹拌動作制御手段およびリサイクル
動作制御手段(特定の制御手段)の少なくとも1つが設
けられていることから、2成分現像剤を構成するトナー
中にリサイクルトナーが含有される構成を有するもので
あっても、予備撹拌動作制御手段によっては、現像剤予
備撹拌動作を行わせると共に、当該現像剤予備撹拌動作
による撹拌性能を向上することによって撹拌作用による
摩擦帯電を促進することができるため、2成分現像剤に
おけるトナー帯電量を一定の範囲内に保つことができ、
一方、リサイクル動作制御手段によっては、新トナーと
比較して帯電量の小さいリサイクルトナーが多量に2成
分現像剤中に一時的に供給されることを抑制することが
できるため、2成分現像剤におけるトナー帯電量を一定
の範囲内に保つことができる。従って、長期間にわたっ
て、高い画質を有する可視画像を得ることができる。
【0159】(1)転写紙の種類を検知する紙種検知手
段が設けられている場合においては、紙粉量の大きい転
写紙が用いられていることによって2成分現像剤中に含
有されるべき紙粉量が大きくなることに基づいて特定の
制御手段による制御が行われる。
段が設けられている場合においては、紙粉量の大きい転
写紙が用いられていることによって2成分現像剤中に含
有されるべき紙粉量が大きくなることに基づいて特定の
制御手段による制御が行われる。
【0160】(2)用いる転写紙の種類の情報を入力す
る紙種情報入力手段が設けられている場合には、紙粉量
の大きい転写紙を用いることによって2成分現像剤中に
含有されるべき紙粉量が大きくなることに基づいて特定
の制御手段による制御が行われる。
る紙種情報入力手段が設けられている場合には、紙粉量
の大きい転写紙を用いることによって2成分現像剤中に
含有されるべき紙粉量が大きくなることに基づいて特定
の制御手段による制御が行われる。
【0161】(3)現像部を構成する使用現像剤系にお
ける画像形成処理数を累積的に検出する画像形成処理数
検出手段が設けられている場合においては、当該画像形
成処理数検出手段によって累積的に検出される画像形成
処理数が大きくなるに従って、必然的に、2成分現像剤
を構成するトナー中におけるリサイクルトナーの含有割
合が大きくなって紙粉の含有割合が大きくなることに基
づいて特定の制御手段による制御が行われる。
ける画像形成処理数を累積的に検出する画像形成処理数
検出手段が設けられている場合においては、当該画像形
成処理数検出手段によって累積的に検出される画像形成
処理数が大きくなるに従って、必然的に、2成分現像剤
を構成するトナー中におけるリサイクルトナーの含有割
合が大きくなって紙粉の含有割合が大きくなることに基
づいて特定の制御手段による制御が行われる。
【0162】(4)現像部を構成する使用現像剤系にお
ける現像剤担持体の駆動時間および駆動距離のいずれか
を累積的に検出する現像剤担持体駆動履歴検出手段が設
けられている場合においては、現像剤担持体駆動履歴検
出手段によって累積的に検出される駆動時間あるいは駆
動距離が大きくなるに従って、必然的に、2成分現像剤
を構成するトナー中におけるリサイクルトナーの含有割
合が大きくなって紙粉の含有割合が大きくなることに基
づいて特定の制御手段による制御が行われる。
ける現像剤担持体の駆動時間および駆動距離のいずれか
を累積的に検出する現像剤担持体駆動履歴検出手段が設
けられている場合においては、現像剤担持体駆動履歴検
出手段によって累積的に検出される駆動時間あるいは駆
動距離が大きくなるに従って、必然的に、2成分現像剤
を構成するトナー中におけるリサイクルトナーの含有割
合が大きくなって紙粉の含有割合が大きくなることに基
づいて特定の制御手段による制御が行われる。
【0163】(5)画像形成処理が行われる環境下の温
度および湿度条件を検知する環境条件検知手段が設けら
れている場合においては、2成分現像剤中における紙粉
の含有割合が大きくなるに従って、画像形成処理が行わ
れる環境条件が得られる可視画像の画質に与える影響が
大きくなることに基づいて特定の制御手段による制御が
行われる。
度および湿度条件を検知する環境条件検知手段が設けら
れている場合においては、2成分現像剤中における紙粉
の含有割合が大きくなるに従って、画像形成処理が行わ
れる環境条件が得られる可視画像の画質に与える影響が
大きくなることに基づいて特定の制御手段による制御が
行われる。
【0164】(6)画像形成処理後に休止状態とされか
ら再び画像形成処理が行われるまでの放置時間の長さを
検知する放置時間検知手段が設けられている場合におい
ては、2成分現像剤中における紙粉の含有割合が大きく
なるに従って、放置時間の長さが大きくなるに伴ってト
ナーの状態変化が大きくなることに基づいて特定の制御
手段による制御が行われる。
ら再び画像形成処理が行われるまでの放置時間の長さを
検知する放置時間検知手段が設けられている場合におい
ては、2成分現像剤中における紙粉の含有割合が大きく
なるに従って、放置時間の長さが大きくなるに伴ってト
ナーの状態変化が大きくなることに基づいて特定の制御
手段による制御が行われる。
【図1】本発明の画像形成装置の構成の一例を示す説明
用概略図である。
用概略図である。
10 潜像担持体
11 転写紙供給装置
12 帯電部
13 像露光部
14 現像部
15 転写部
16 分離部
17 定着部
17a 加熱ローラ
17b 加圧ローラ
18 クリーニング装置
18a クリーニングローラ
18b ブレード
19 リサイクル手段
19a リサイクル管
21 現像剤担持体
22 現像剤規制部材
24 現像剤撹拌供給部材
25a 第1の現像剤混合撹拌部材
25b 第2の現像剤混合撹拌部材
28 ハウジング
28a 開口
28b 天面板
28c 底面板
28d 隔壁
29 トナー供給用開口
31a、31b 現像剤搬送路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H027 DA10 DA13 DA14 DA39 DA40
DA44 DA45 DC02 DE02 EA01
EA04 EA06 EA09 ED07 ED08
ED27 EF04 EF09
2H077 AA12 AA37 AB02 AB03 AB13
AB14 AB18 AC16 AD02 AD06
AD13 AE06 BA02 DA24 DB03
DB18 DB25 EA03 GA02 GA04
2H134 GA01 GB02 GB05 HA12 HD01
JA02 JA11 KA05 KA28 KA30
KA33 KB11 KG03 KG07 KG10
KH01 KH04 KH17
Claims (17)
- 【請求項1】 潜像担持体の表面に形成された静電荷像
を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転ス
リーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナー
とキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現像
部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙に
転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転方
向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付着
しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該ク
リーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬送
するリサイクル手段とを有する画像形成装置において、 転写紙の種類を検知する紙種検知手段が設けられてお
り、 稼働状態とされてから画像形成処理を行うことが可能と
なるまでのウォーミングアップモード中における現像剤
予備撹拌動作を、前記紙種検知手段によって検知される
転写紙の種類に応じて制御する予備撹拌動作制御手段を
有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 潜像担持体の表面に形成された静電荷像
を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転ス
リーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナー
とキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現像
部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙に
転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転方
向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付着
しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該ク
リーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬送
するリサイクル手段とを有する画像形成装置において、 用いる転写紙の種類の情報を入力する紙種情報入力手段
が設けられており、 稼働状態とされてから画像形成処理を行うことが可能と
なるまでのウォーミングアップモード中における現像剤
予備撹拌動作を、前記紙種情報入力手段を介して入力さ
れる転写紙の種類に応じて制御する予備撹拌動作制御手
段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 潜像担持体の表面に形成された静電荷像
を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転ス
リーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナー
とキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現像
部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙に
転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転方
向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付着
しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該ク
リーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬送
するリサイクル手段とを有する画像形成装置において、 前記現像部を構成する使用現像剤系における画像形成処
理数を累積的に検出する画像形成処理数検出手段が設け
られており、 稼働状態とされてから画像形成処理を行うことが可能と
なるまでのウォーミングアップモード中における現像剤
予備撹拌動作を、前記画像形成処理数検出手段によって
累積的に検出される画像形成処理数に応じて制御する予
備撹拌動作制御手段を有することを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項4】 潜像担持体の表面に形成された静電荷像
を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転ス
リーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナー
とキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現像
部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙に
転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転方
向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付着
しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該ク
リーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬送
するリサイクル手段とを有する画像形成装置において、 前記現像部を構成する使用現像剤系における現像剤担持
体の駆動時間および駆動距離のいずれかを累積的に検出
する現像剤担持体駆動履歴検出手段が設けられており、 稼働状態とされてから画像形成処理を行うことが可能と
なるまでのウォーミングアップモード中における現像剤
予備撹拌動作を、前記現像剤担持体駆動履歴検出手段に
よって累積的に検出される現像剤担持体の駆動時間ある
いは駆動距離に応じて制御する予備撹拌動作制御手段を
有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】 潜像担持体の表面に形成された静電荷像
を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転ス
リーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナー
とキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現像
部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙に
転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転方
向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付着
しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該ク
リーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬送
するリサイクル手段とを有する画像形成装置において、 画像形成処理が行われる環境下の温度および湿度条件を
検知する環境条件検知手段が設けられており、 稼働状態とされてから画像形成処理を行うことが可能と
なるまでのウォーミングアップモード中における現像剤
予備撹拌動作を、前記環境条件検知手段によって検知さ
れる温度および湿度条件に応じて制御する予備撹拌動作
制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】 潜像担持体の表面に形成された静電荷像
を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転ス
リーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナー
とキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現像
部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙に
転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転方
向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付着
しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該ク
リーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬送
するリサイクル手段とを有する画像形成装置において、 画像形成処理後に休止状態とされてから再び画像形成処
理が行われるまでの放置時間の長さを検知する放置時間
検知手段が設けられており、 稼働状態とされてから画像形成処理を行うことが可能と
なるまでのウォーミングアップモード中における現像剤
予備撹拌動作を、前記放置時間検知手段によって検知さ
れる放置時間の長さに応じて制御する予備撹拌動作制御
手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項7】 予備撹拌動作制御手段が、現像剤混合撹
拌手段を構成する現像剤撹拌用の回転部材をON/OF
F制御する機能を有するものであることを特徴とする請
求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 潜像担持体の表面において、パッチ画像
形成用領域に形成されたパッチ画像の濃度データを検出
するためのパッチ画像濃度検出手段を備え、当該パッチ
画像に係るトナーがクリーニング装置によって除去され
る構成を有しており、 予備撹拌動作制御手段による現像剤撹拌用の回転部材の
ON/OFF制御が、パッチ画像濃度検出手段によるパ
ッチ画像濃度検知動作が終了した後に行われることを特
徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 予備撹拌動作制御手段が、現像剤混合撹
拌手段を構成する現像剤撹拌用の回転部材の回転速度お
よび回転時間の少なくとも一方を制御する機能を有する
ものであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいず
れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 潜像担持体の表面に形成された静電荷
像を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転
スリーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナ
ーとキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現
像部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙
に転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転
方向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付
着しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該
クリーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬
送するリサイクル手段とを有する画像形成装置におい
て、 転写紙の種類を検知する紙種検知手段が設けられてお
り、 画像形成処理が行われる画像形成モード中におけるリサ
イクル動作を、前記紙種検知手段によって検知される転
写紙の種類に応じて制御するリサイクル動作制御手段を
有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項11】 潜像担持体の表面に形成された静電荷
像を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転
スリーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナ
ーとキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現
像部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙
に転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転
方向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付
着しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該
クリーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬
送するリサイクル手段とを有する画像形成装置におい
て、 用いる転写紙の種類の情報を入力する紙種情報入力手段
が設けられており、 画像形成処理が行われる画像形成モード中におけるリサ
イクル動作を、前記紙種情報入力手段を介して入力され
る転写紙の種類に応じて制御するリサイクル動作制御手
段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項12】 潜像担持体の表面に形成された静電荷
像を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転
スリーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナ
ーとキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現
像部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙
に転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転
方向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付
着しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該
クリーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬
送するリサイクル手段とを有する画像形成装置におい
て、 前記現像部を構成する使用現像剤系における画像形成処
理数を累積的に検出する画像形成処理数検出手段が設け
られており、 画像形成処理が行われる画像形成モード中におけるリサ
イクル動作を、前記画像形成処理数検出手段によって累
積的に検出される画像形成処理数に応じて制御するリサ
イクル動作制御手段を有することを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項13】 潜像担持体の表面に形成された静電荷
像を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転
スリーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナ
ーとキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現
像部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙
に転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転
方向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付
着しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該
クリーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬
送するリサイクル手段とを有する画像形成装置におい
て、 前記現像部を構成する使用現像剤系における現像剤担持
体の駆動時間および駆動距離のいずれかを累積的に検出
する現像剤担持体駆動履歴検出手段が設けられており、 画像形成処理が行われる画像形成モード中におけるリサ
イクル動作を、前記現像剤担持体駆動履歴検出手段によ
って累積的に検出される現像剤担持体の駆動時間あるい
は駆動距離に応じて制御するリサイクル動作制御手段を
有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項14】 潜像担持体の表面に形成された静電荷
像を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転
スリーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナ
ーとキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現
像部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙
に転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転
方向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付
着しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該
クリーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬
送するリサイクル手段とを有する画像形成装置におい
て、 画像形成処理が行われる環境下の温度および湿度条件を
検知する環境条件検知手段が設けられており、 画像形成処理が行われる画像形成モード中におけるリサ
イクル動作を、前記環境条件検知手段によって検知され
る温度および湿度条件に応じて制御するリサイクル動作
制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項15】 潜像担持体の表面に形成された静電荷
像を、現像剤混合撹拌手段によって混合撹拌され、回転
スリーブよりなる現像剤担持体によって供給されるトナ
ーとキャリアとよりなる2成分現像剤により現像する現
像部と、当該現像部により現像されたトナー像を転写紙
に転写する転写部と、当該転写部より潜像担持体の回転
方向における下流側に配置され、潜像担持体の表面に付
着しているトナーを除去するクリーニング装置と、当該
クリーニング装置により除去されたトナーを現像部に搬
送するリサイクル手段とを有する画像形成装置におい
て、 画像形成処理後に休止状態とされてから再び画像形成処
理が行われるまでの放置時間の長さを検知する放置時間
検知手段が設けられており、 画像形成処理が行われる画像形成モード中におけるリサ
イクル動作を、前記放置時間検知手段によって検知され
る放置時間の長さに応じて制御するリサイクル動作制御
手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項16】 リサイクル動作制御手段が、リサイク
ル手段を構成するトナー搬送用の部材を連続駆動状態あ
るいは断続駆動状態とする機能を有するものであること
を特徴とする請求項10〜請求項15のいずれかに記載
の画像形成装置。 - 【請求項17】 リサイクル動作制御手段が、一の画像
を形成するための画像形成単位時間内において、現像剤
撹拌用の回転部材が駆動状態にある駆動時間と、当該現
像剤撹拌用の回転部材が休止状態にある休止時間との比
を制御する機能を有するものであることを特徴とする請
求項16に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119624A JP2003316135A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002119624A JP2003316135A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003316135A true JP2003316135A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29536134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002119624A Withdrawn JP2003316135A (ja) | 2002-04-22 | 2002-04-22 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003316135A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006085022A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2006106114A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-20 | Kyocera Mita Corp | 液体現像装置 |
JP2006119479A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Canon Inc | 画像形成装置 |
WO2016047810A1 (en) * | 2014-09-26 | 2016-03-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing device, cartridge and image forming apparatus |
-
2002
- 2002-04-22 JP JP2002119624A patent/JP2003316135A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006085022A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4623496B2 (ja) * | 2004-09-17 | 2011-02-02 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2006106114A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-20 | Kyocera Mita Corp | 液体現像装置 |
JP2006119479A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP4641404B2 (ja) * | 2004-10-22 | 2011-03-02 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
WO2016047810A1 (en) * | 2014-09-26 | 2016-03-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing device, cartridge and image forming apparatus |
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