JP2003315381A - 電源電圧監視回路 - Google Patents

電源電圧監視回路

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JP2003315381A
JP2003315381A JP2002117289A JP2002117289A JP2003315381A JP 2003315381 A JP2003315381 A JP 2003315381A JP 2002117289 A JP2002117289 A JP 2002117289A JP 2002117289 A JP2002117289 A JP 2002117289A JP 2003315381 A JP2003315381 A JP 2003315381A
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voltage
supply voltage
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Kazutoshi Sato
多俊 佐藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧まで監視出力のロジックが反転しない
電源電圧監視回路を提供する。 【解決手段】 第1の基準電圧源2と電源電圧レベルを
第1の抵抗分割で降圧させた電圧源とを入力とする第1
のコンパレータ3と、第2の基準電圧源12と電源電圧
を第2の抵抗分割で降圧させた電圧源とを入力とし、第
1のコンパレータ3よりも低い電圧で出力が反転する第
2のコンパレータ13を備え、前記第1及び第2のコン
パレータの加算出力を監視出力とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電池使用
機器における半導体集積回路等において利用される電源
電圧監視回路に関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下、従来の電源電圧監視回路につい
て、図面を参照しながら説明する。図4は従来の電源電
圧監視回路の概要を示す回路図、図5は図4に示す回路
を具体化した回路図、図6は図5に示す回路の動作説明
図である。 【0003】図4において、1は電源電圧Vccの入力
端子、2は基準電圧源、R1,R2は電源電圧Vccを
適切な電圧に降圧させるための抵抗、3は基準電圧源2
と抵抗分割の中点から得られる電圧源を入力とするコン
パレータ、Q1はコンパレータ3の(+)入力が高くな
るとONするNPNトランジスタ、4は出力端子であ
る。 【0004】この図4に示す基準電圧源2をより具体的
な回路で示し、IC周辺回路を付加したものを図5に示
す。図中Q2,Q3,Q4はPNPトランジスタ、Q
5,Q6はNPNトランジスタ、R3,R4は抵抗であ
り、NPNトランジスタQ5をQ6よりもサイズを大き
くし、抵抗R3,R4を適切な値に設定することによっ
て、温度特性の小さいバンドギャップ電圧を出力させて
いる。5は上記バンドギャップ回路を動作させるための
スタータ回路、6はコンパレータ3の出力が反転する電
源電圧を高精度化するためにバンドギャップ電圧を微調
整する電流源である。7は電池、8は電池7を外したと
きに電源電圧Vccを保持させるためのコンデンサ、9
はマイコン、10はプルアップ抵抗、11はマイコン9
のリセット端子である。 【0005】次に図6を参照しながら、電池7の減耗等
により電源電圧Vccが下がってきたときの図5に示す
回路の動作を説明する。 【0006】コンパレータ3の(−)入力電圧は次式
(数1)で表される。 【0007】 【数1】R2/(R1+R2)×Vcc 上記電圧がバンドギャップ回路出力電圧1.25V、即
ち、コンパレータ3の(+)入力電圧より高い時はNP
NトランジスタQ1がOFFしているので、出力端子4
に現れる監視出力はHレベルであるが、電源電圧Vcc
が下がるとある電圧VTH1でNPNトランジスタQ1
がONし始め、Lレベルに反転する。この時、マイコン
9のリセット端子11の入力が変化するので、マイコン
9はバワーセーブモードになる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のバンドギャップ電圧を基準とする高精度な
電源電圧監視回路においては、電源電圧Vccが1.4
5V位になるとNPNトランジスタQ5,Q6が飽和し
始め、コンパレータ3の(+)入力電圧が1.25Vか
ら下がり、ある電圧VTH2で同(−)入力電圧の方が
大きくなるため、出力端子4がHレベルに反転するとい
う問題があり、マイコン9に間違ったリセットがかかっ
てしまう結果となる。 【0009】このことは、電池7を外してからコンデン
サ8の電圧がVTH2になるまでの時間に電池交換をす
る必要があることを意味し、この電圧VTH2を低くす
れば交換時間を長くとれることになるが、上記のような
構成ではVTH2をより低くするには限界があり、例え
ば、VTH1を1.56VとなるようにR1,R2を設
定した場合、VTH2が1V程度で出力端子4のロジッ
クは反転してしまう。 【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、低電圧まで監視出力のロジックが反転しない
電源電圧監視回路を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の電源電圧監視回
路は、第1の基準電圧源と電源電圧レベルを第1の抵抗
分割で降圧させた電圧源とを入力とする第1のコンパレ
ータと、第2の基準電圧源と前記電源電圧を第2の抵抗
分割で降圧させた電圧源とを入力とし、第1のコンパレ
ータよりも低い電圧で出力が反転する第2のコンパレー
タを備え、前記第1及び第2のコンパレータの加算出力
を監視出力とするものである。 【0012】この発明によれば、低電圧まで監視出力の
ロジックが反転しないので、マイコンのリセット入力回
路に用いれば、低電圧までリセット入力が逆転すること
はない。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、前記従来のも
のと同一の部分については同一の符号を用いるものとす
る。 【0014】図1は本発明の電源電圧監視回路の一実施
の形態における回路構成の概要を示す回路図、図2は図
1に示す回路を具体化した回路図、図3は図2に示す回
路の動作説明図である。 【0015】図1において、1は電源電圧Vccの入力
端子、2は第1の基準電圧源、R1,R2,R5は電源
電圧Vccを適切な電圧に降圧させるための抵抗、3は
基準電圧源2と抵抗R1,R2の接続点(第1の抵抗分
割)から得られる電圧源を入力とする第1のコンパレー
タ、13は第2の基準電圧源12と抵抗R2,R5の接
続点(第2の抵抗分割)から得られる電圧源を入力とす
る第2のコンパレータ、Q1,Q7は各コンパレータ
3,13の(+)入力が高くなるとONするNPNトラ
ンジスタで、その各出力は加算されて出力端子4に導か
れる。 【0016】この図1に示す第1,第2の基準電圧源
2,12をより具体的な回路で示し、IC周辺回路を付
加したものを図2に示す。第1の基準電圧源2の具体回
路は従来例と同一であるので説明を省略する。第2の基
準電圧源12の具体回路の構成を説明すると、14は電
流源、D1はダイオードであり、電流源14とダイオー
ドD1で電源電圧Vccがかなり低電圧になっても、低
い電圧を安定して生成させている。7は電池、8は電池
7を外したときに電源電圧Vccを保持させるためのコ
ンデンサ、9はマイコン、10はプルアップ抵抗、11
はマイコン9のリセット端子である。 【0017】次に図3を参照しながら、電源電圧VCC
が下がってきたときの図2に示す回路の動作を説明す
る。 【0018】第1のコンパレータ3の(−)入力は次式
(数2)で表される。 【0019】 【数2】 (R2+R5)/(R1+R2+R5)×Vcc 上記電圧がバンドギャップ回路出力電圧1.25V、即
ち、第1のコンパレータ3の(+)入力電圧より高い時
はNPNトランジスタQ1がOFFしているので、出力
端子4はHレベルであるが、電源電圧Vccが下がると
ある電圧VTH1でNPNトランジスタQ1がONし始
め、Lレベルに反転する。この時、マイコン9のリセッ
ト端子11の入力が変化するので、マイコン9はバワー
セーブモードになる。ここで、電源電圧Vccがさらに
低下し、第1のコンパレータ3の出力NPNトランジス
タQ1がOFFする電圧VTH2と電圧VTH1の間
で、基準電圧源12のばらつきを考慮してコンパレータ
13が反転するように抵抗R1,R2,R5を設定する
と、第2の基準電圧源12が低下して反転する電圧VT
H4まで出力端子4に現れる監視出力は反転しない。 【0020】例えば、VTH1を1.56Vとなるよう
に設定した場合、VTH2は1V程度となるが、VTH
3を常温で1.25VとなるようにするとダイオードD
1の温度特性を考慮してもVTH3は1.07V〜1.
43Vとなり、VTH1とVTH2の間に入っているの
で、電源電圧Vccが1.56Vから0.8V程度まで
安定して出力端子4の監視出力をLレベルにすることが
できる。 【0021】以上のように、本実施の形態によれば、第
1の基準電圧と電源電圧レベルを比較する第1のコンパ
レータと、第2の基準電圧と電源電圧レベルを比較する
第2のコンパレータの各出力トランジスタ出力を加算し
て出力することにより、高精度な電圧でマイコンのリセ
ット入力を反転させ、低電圧までリセット入力が逆転せ
ず、電池交換時間を長くとることが可能となる。 【0022】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、低電圧ま
で監視出力のロジックが反転しないので、電池使用機器
の電源電圧監視回路として用いれば、高精度な電圧でマ
イコンのリセット入力を反転させ、低電圧までリセット
入力が逆転せず、電池交換時間を長くとることができる
という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の電源電圧監視回路の一実施の形態にお
ける回路構成の概要を示す回路図 【図2】図1に示す回路を具体化した回路図 【図3】図2に示す回路の動作説明図 【図4】従来の電源電圧監視回路の概要を示す回路図 【図5】図4に示す回路を具体化した回路図 【図6】図5に示す回路の動作説明図 【符号の説明】 1 入力端子 2 第1の基準電圧源 3 第1のコンパレータ 4 出力端子 5 スタータ回路 6 電流源 7 電池 8 コンデンサ 9 マイコン 10 抵抗 11 リセット端子 12 第2の基準電圧源 13 第2のコンパレータ 14 電流源 Q1 NPNトランジスタ Q2,Q3,Q4 PNPトランジスタ Q5,Q6,Q7 NPNトランジスタ R1,R2,R3,R4,R5 抵抗

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1の基準電圧源と電源電圧レベルを第
    1の抵抗分割で降圧させた電圧源とを入力とする第1の
    コンパレータと、第2の基準電圧源と前記電源電圧を第
    2の抵抗分割で降圧させた電圧源とを入力とし、第1の
    コンパレータよりも低い電圧で出力が反転する第2のコ
    ンパレータを備え、前記第1及び第2のコンパレータの
    加算出力を監視出力とすることを特徴とする電源電圧監
    視回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012010037A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Toshiba Corp 電源電圧監視回路
JP2015064231A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 株式会社オートネットワーク技術研究所 低電圧判定回路
JP2020113813A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 富士電機株式会社 リセット回路

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