JP2003314858A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2003314858A
JP2003314858A JP2002119252A JP2002119252A JP2003314858A JP 2003314858 A JP2003314858 A JP 2003314858A JP 2002119252 A JP2002119252 A JP 2002119252A JP 2002119252 A JP2002119252 A JP 2002119252A JP 2003314858 A JP2003314858 A JP 2003314858A
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unit
room
outside air
dehumidified
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Yoshihiro Aoki
由博 青木
Kozo Yoshinaga
浩三 吉永
Yoshio Okamoto
誉士夫 岡本
Junichiro Tanaka
順一郎 田中
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内へと外気を送りこんだときにも室内の快
適性が損なわれることの少ない空気調和装置を提供する
ことにある。 【解決手段】 空気調和装置は、水分の吸着/脱着が可
能な吸湿ロータ158と、制御部とを備えている。制御
部は、除湿外気導入動作と、加湿空気導入動作とを行う
ことができる。除湿外気導入動作では、吸湿ロータ15
8により除湿された除湿空気を室内へと送り込む。加湿
空気導入動作では、吸湿ロータ158により加湿された
加湿空気を室内へと送り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置、特
に、加湿した外気を室内へと送り込むことができる空気
調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、エアコン等の空気調和装置におい
て、室外空気(外気)から水分を取り込み室内にその水
分を搬送する加湿ユニットを備えたものが登場してきて
いる。この加湿ユニットは、例えば特開2001−41
511号公報に開示されているような構造を有してお
り、送風機によって室内へと送る空気をゼオライト等か
ら成る吸湿ロータ(吸湿手段)を用いて加湿している。
具体的には、一方で空気中の水分を吸湿ロータに吸着さ
せるとともに、他方でヒータを用いて吸湿ロータから水
分を脱着させ、その脱着させた水分を室内に送る空気に
加えることで、室内へと送られる室外空気を加湿してい
る。
【0003】このように、加湿ユニットを備えた空気調
和装置では加湿空気を室内に供給することができるた
め、空気が乾燥する冬などにも室内が心地よい相対湿度
に保たれることになる。また、上記の加湿ユニットは、
送風ファンを有し、室外から取り入れた空気を室内へと
供給する機能を備えているため、加湿が必要でないとき
には、外気の室内への供給機能を用いて換気を行わせる
ことも可能である。すなわち、室外の空気を取り込み加
湿して(あるいは加湿せずに)送風ファンによって室内
へと供給させる加湿ユニットは、上記のように換気機能
も備えていることになる。一般的に室内の空気よりも室
外の空気のほうが清浄であるため、加湿ユニットの送風
機によって室外空気を室内へと送れば、室内が換気され
室内空気の清浄度が高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、加湿ユ
ニットを利用すれば、加湿された外気あるいは加湿して
いない外気を室内に取り入れて換気を行うことができ
る。しかし、室内機の冷房運転時や除湿運転時に、この
換気作用によって比較的相対湿度の高い外気が室内に取
り込まれると、室内の相対湿度が上がってしまって室内
に居る人の快適性を損なう恐れがある。
【0005】本発明の課題は、室内へと外気を送りこん
だときにも室内の快適性が損なわれることの少ない空気
調和装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る空気調和
装置は、水分の吸着/脱着が可能な吸湿手段と、制御部
とを備えている。制御部は、第1制御と、第2制御とを
行うことができる。第1制御は、吸湿手段により除湿さ
れた除湿空気を室内へと送り込む制御である。第2制御
は、吸湿手段により加湿された加湿空気を室内へと送り
込む制御である。
【0007】ここでは、吸湿手段の水分脱着作用を利用
した従来からの空気の加湿に加え、吸湿手段の水分吸着
作用を逆の発想から利用した空気の除湿を行うようにし
て、第1制御において除湿空気を室内へと送り込むこと
ができるようにしている。この除湿空気は、従来の加湿
機能付きの空気調和装置においては室外に排気されてい
るものであるが、ここでは積極的に利用して室内へと送
り込むようにしている。
【0008】このため、空気調和装置あるいは別の除湿
専用装置などによって室内を除湿しているときに、第2
制御ではなく第1制御を行うことによって、室内の相対
湿度の上昇を抑えることができる。請求項2に係る空気
調和装置は、請求項1に記載の空気調和装置であって、
共通流路と、切換手段とをさらに備えている。共通流路
は、除湿空気および加湿空気を室内に送るための共通の
流路である。切換手段は、吸湿手段と共通流路との間に
配置されている。この切換手段は、共通流路に除湿空気
が送られる第1状態と、共通流路に加湿空気が送られる
第2状態とを切り換える。
【0009】ここでは、除湿空気を室内へと送る流路と
加湿空気を室内へと送る流路とを別々に設けるのではな
く、共通流路を設けるとともに切換手段を設け、第1制
御においては切換手段を第1状態として除湿空気が共通
流路を介して室内へと送られるようにし、第2制御にお
いては切換手段を第2状態として加湿空気が共通流路を
介して室内へと送られるようにしている。
【0010】このように、ここでは、除湿空気用の流路
と加湿空気用の流路とを共通化しているため、製造コス
トが抑えられる。また、切換手段については、空気の流
れの方向を変える機能さえ有しておれば、厳密な密閉性
や素早い切換速度は必要なく、比較的安価なものを採用
することができる。請求項3に係る空気調和装置は、請
求項1又は2に記載の空気調和装置であって、室外機お
よび室内機をさらに備えている。そして、吸湿手段は、
室外機に設けられている。また、第1制御では、除湿空
気が室内機の内部に送り込まれる。第2制御では、加湿
空気が室内機の内部に送り込まれる。
【0011】吸湿手段に水分を吸着させたり脱着させた
りする動作を行うと多少の騒音が発生するが、ここでは
吸湿手段を室外機に設けているため、室内の人にとって
その騒音が気になることは少ない。また、除湿空気や加
湿空気は、直接室内へと送り込まれるのではなく一旦室
内機の内部に送り込まれるため、室内機において空気調
和が為された後に、あるいは室内機において空気調和済
みの空気と合流した後に、室内へと送風されることにな
る。したがって、室内にいる人に外気が直接当たる不具
合が抑えられるようになる。
【0012】請求項4に係る空気調和装置は、請求項3
に記載の空気調和装置であって、制御部は、室内機の冷
房運転時において室内の換気を行う際に、第1制御を実
行する。ここでは、室外機にある吸湿手段を使って生成
した除湿空気を室内機の内部へと送り込む第1制御によ
って、室内機の冷房運転時において室内の換気を行う。
これにより、室外の空気(外気)が室内へと入り込み、
室内の空気の一部が外気に置き換わって室内空気が清浄
化される。そして、この換気が行われる際に室内へと入
り込む外気が吸湿手段によって除湿されているため、冷
房運転により除湿が為されている室内空気の相対湿度が
上がってしまうことが少なくなる。
【0013】請求項5に係る空気調和装置は、請求項3
に記載の空気調和装置であって、制御部は、室内機の冷
房運転時において室内空気よりも温度が低い室外空気を
室内に取り入れる外気冷房動作を行う際に、第1制御を
実行する。室内空気よりも室外空気のほうが温度が低い
場合には、室内空気を循環させながら室内機を冷房運転
させるよりも外気を室内へと導入して室内温度を下げる
ほうが効率がよいことに鑑み、ここでは、冷房運転にお
いて外気冷房動作を行う選択肢を用意している。そし
て、その外気冷房動作を行う際には、第1制御を実行す
るようにしている。これにより、冷房運転時の室内の湿
度が外気導入によって上がってしまうことが抑えられ
る。
【0014】請求項6に係る空気調和装置は、請求項3
から5のいずれかに記載の空気調和装置であって、制御
部は、室内機の冷房運転が終了するときに、第1制御を
実行する。ここでは、室外機の吸湿手段により生成され
た除湿空気を室内機の内部へと送り込む第1制御を、室
内機の冷房運転が終了するときに実行している。室内機
の冷房運転終了時には室内熱交換器などに凝縮水が付着
していることが多く、その状態を放置しておくと微生物
の繁殖などにより異臭が発生する恐れがあるが、ここで
は、第1制御により、外気、それもある程度除湿された
外気が冷房運転終了時に室内機の内部に送り込まれるた
め、室内機の内部に付着している水分が除去され、室内
機の内部が清潔に保たれるようになる。
【0015】請求項7に係る空気調和装置は、請求項1
から6のいずれかに記載の空気調和装置であって、吸着
用ファンと、脱着用ファンとを更に備えている。吸着用
ファンは、吸湿手段に空気を通し、吸湿手段に水分を吸
着させて、除湿空気を生成させる。脱着用ファンは、吸
湿手段に空気を通し、吸湿手段から水分を脱着させて、
加湿空気を生成させる。そして、ここでは、吸着用ファ
ンと脱着用ファンとが一体化されている。
【0016】ここでは、1つのファンによって除湿空気
の生成と加湿空気の生成とを行うことができるため、駆
動モータなどの駆動源の数を抑えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】<空気調和装置の概略構成>本発
明の一実施形態に係る空気調和装置の外観を、図1に示
す。この空気調和装置1は、室内の壁面などに取り付け
られる室内機2と、室外に設置される室外機3とから構
成されている。室外機3は、室外熱交換器や室外ファン
などを収納する室外空調ユニット5と、外気調湿ユニッ
ト4とを備えている。室内機2内には室内熱交換器が収
納され、室外機3内には室外熱交換器が収納されてい
る。そして、各熱交換器およびこれらの熱交換器を接続
する冷媒配管6が、冷媒回路を構成している。また、外
気調湿ユニット4と室内機2との間には、外気調湿ユニ
ット4からの除湿空気又は加湿空気を室内機2側に供給
するときに用いられる給気管7が設けられている。
【0018】<冷媒回路の構成>図2は、空気調和装置
1で用いられる冷媒回路の系統図に空気の流れの概略を
付加したものである。室内機2には、室内熱交換器11
が設けられている。この室内熱交換器11は、長さ方向
両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管が挿通
される複数のフィンとからなり、接触する空気との間で
熱交換を行う。
【0019】また、室内機2内には、クロスフローファ
ン12と、クロスフローファン12を回転駆動する室内
ファンモータ13とが設けられている。クロスフローフ
ァン12は、円筒形状に構成され、周面には多数の羽根
が設けられており、回転軸と交わる方向に空気流を生成
する。このクロスフローファン12は、室内空気を室内
機2内に吸い込ませるとともに、室内熱交換器11との
間で熱交換を行った後の空気を室内に吹き出させる。
【0020】室外空調ユニット5には、圧縮機21と、
圧縮機21の吐出側に接続される四路切換弁22と、圧
縮機21の吸入側に接続されるアキュムレータ23と、
四路切換弁22に接続された室外熱交換器24と、室外
熱交換器24に接続された電動弁25とが設けられてい
る。電動弁25は、フィルタ26および液閉鎖弁27を
介して配管32に接続されており、この配管32を介し
て室内熱交換器11の一端と接続される。また、四路切
換弁22は、ガス閉鎖弁28を介して配管31に接続さ
れており、この配管31を介して室内熱交換器11の他
端と接続されている。これらの配管31,32は、図1
の冷媒配管6に相当する。
【0021】また、室外空調ユニット5内には、室外熱
交換器24での熱交換後の空気を外部に排出するための
プロペラファン29が設けられている。このプロペラフ
ァン29は、室外ファンモータ30によって回転駆動さ
れる。 <従来の室外機の構成>室外機3の構成を説明する前
に、本発明が為される前の従来の室外機の構成につい
て、分解斜視図(図3)を用いて説明する。
【0022】従来の室外機は、下部の室外空調ユニット
および上部の加湿ユニットから構成されるものであっ
て、底板41、右側板42、左側板43、前板44、保
護金網46、天板47、加湿ユニットケーシング48な
どを含む室外機ケーシングを備えている。なお、以下の
説明において、上記の空気調和装置1の構成部品と同様
のものについては同一の番号を付している。
【0023】〔従来の室外空調ユニットに係る構成〕前
板44の後方には、ファン吸込口45と仕切板49とが
取り付けられる。また、室外機ケーシングの後面に位置
する保護金網46の前面には、平面視において略L字形
状である室外熱交換器24が取り付けられる。室外熱交
換器24の前面には、室外ファンモータ30を固定する
ためのファンモータ台50が取り付けられている。室外
ファンモータ30は、プロペラファン29を回転させる
ために設けられている。プロペラファン29は、ファン
吸込口45、仕切板49、左側板43、室外熱交換器2
4および加湿ユニットケーシング48の底板によって形
成される空間内を負圧とし、室外機ケーシングの後面お
よび左側面から導入した空気を室外熱交換器24と接触
させ前板44の前方に排気する役割を果たす。
【0024】仕切板49と右側板42との間には、圧縮
機21、四路切換弁22、電動弁25、液閉鎖弁27、
ガス閉鎖弁28などの冷媒回路構成部品と、各部の温度
を検出するためのサーミスタ51などが配置されてい
る。右側板42の右側方には、液閉鎖弁27およびガス
閉鎖弁28を保護するための閉鎖弁カバー52が取り付
けられる。
【0025】プロペラファン29の上方には、電装品箱
53が取り付けられる、この電装品箱53には、各部を
制御するための回路部品を搭載したプリント基板54が
収納され、回路部品で生じた熱を放熱するための放熱フ
ィン55が取り付けられている。 〔従来の加湿ユニットに係る構成〕加湿ユニットは、室
外機の上部に位置する加湿ユニットケーシング48を備
えている。加湿ユニットケーシング48内は、右側が吸
湿ロータ58等を収容する空間、左側が吸着用ファン8
1等を収容する吸着用ファン収納空間75となってい
る。この加湿ユニットケーシング48内には、吸湿ロー
タ58、ヒータ組立体64、加湿ファン70、カバー部
材74、吸着用ファン81などが配置されている。
【0026】吸湿ロータ58は、概ね円板形状を有する
ハニカム構造のセラミックロータであり、空気が容易に
通過できる構造となっている。具体的には、図3に示す
ような、平面視において円形を有するロータであり、水
平面で切った断面において細かいハニカム(蜂の巣)状
になっている。そして、これらの断面が多角形である吸
湿ロータ58の多数の筒部分を、空気が通過する。
【0027】吸湿ロータ58の主たる部分は、ゼオライ
ト、シリカゲル、あるいはアルミナといった吸着剤から
焼成されている。このゼオライト等の吸着剤は、接触す
る空気中の水分を吸着し、加熱されることによって吸着
した水分を脱着する性質を有している。この吸湿ロータ
58は、加湿ユニットケーシング48側に設けられた支
持軸59に、ロータガイド60を介して回動可能に支持
される。吸湿ロータ58の周面には、ギヤが形成されて
おり、ロータ駆動モータ61の駆動軸に取り付けられる
ロータ駆動ギヤ62と歯合している。
【0028】ヒータ組立体64は、吸湿ロータ58の上
面の略半分(右側の半分)を覆うように配置されてい
る。ヒータ組立体64は、ヒータ本体66と、ヒータ本
体66をカバーする上部カバー65と、下部カバー69
とから構成されている。下部カバー69には、空気を吸
入するための吸入口67と、ヒータ本体66で加熱され
た空気を吸湿ロータ58側へ排出するための排出口68
とが形成されている。このヒータ組立体64は、ヒータ
固定板63を介して吸湿ロータ58の上方に取り付けら
れる。
【0029】加湿ファン70は、吸湿ロータ58の下方
であってヒータ組立体64に対応する位置に配置されて
いる。加湿ファン70は、加湿ホース73に連なる空間
(ヒータ組立体64の下部カバー69の排出口68の下
方の空間)に配置される遠心ファンである。加湿ファン
70は、吸湿ロータ58を通過して吸湿ロータ58の右
側の略半分の部分のうち手前側の部分(ヒータ組立体6
4の下部カバー69の排出口68の下方に位置する部
分)から降りてきた空気を、加湿ホース73へと送り出
す。加湿ホース73は、加湿ファン70から送られてき
た空気を室内機へと供給する。
【0030】カバー部材74は、吸湿ロータ58の上面
のうちヒータ組立体64が位置しない部分(左側の略半
分の部分)を覆っている。このカバー部材74は、後述
する吸着用ベルマウス84とともに、吸湿ロータ58の
左半分の部分の上面から以下に説明する吸着用ファン収
納空間75の上部へと通じる空気流路を形成する。吸着
用ファン収納空間75に収容される吸着用ファン81
は、吸着用ファンモータ83によって回転する遠心ファ
ンであり、上部に配置される吸着側ベルマウス84の開
口部85から給気して、吸着用ファン収納空間75の外
部(加湿ユニットケーシング48の外部)に向けて排気
する。吸着側ベルマウス84は、吸着用ファン収納空間
75の上部に設けられており、カバー部材74によって
形成される空気流路を通ってくる空気を吸着用ファン8
1へと導く役割を果たす。なお、吸着用ファンモータ8
3は、モータ固定台82によって加湿ユニットケーシン
グ48内に固定される。
【0031】さらに、加湿ユニットケーシング48内に
は、電源基板79や電装品ケーシングなどが配置され
る。電装品ケーシングは、プリント基板78を内部に収
納する電装品箱76および蓋77から構成されている。 <本実施形態の室外機3の構成>次に、本実施形態に係
る空気調和装置1の室外機3について説明する。
【0032】室外機3は、下部の室外空調ユニット5お
よび上部の外気調湿ユニット4から構成されている。室
外空調ユニット5については、上述の従来の室外機の室
外空調ユニットと同様の構成となっている。一方、外気
調湿ユニット4は、上述の従来の加湿ユニットが加湿フ
ァン70から送られてきた加湿空気だけを室内へと供給
するのに対し、加湿空気および除湿空気を選択的に室内
へと供給できる構成となっている。
【0033】〔外気調湿ユニット4の構成〕図4は外気
調湿ユニット4の上面図、図5は外気調湿ユニット4の
側面視の概略断面図である。この外気調湿ユニット4
は、主として、吸湿ロータ158、送風機170、およ
び切換ダンパ180から構成されている。また、外気調
湿ユニット4は、吸湿ロータ158の設置スペースおよ
び吸湿ロータ158から送風機170までのスペース
が、仕切板150によって第1空間S1および第2空間
S2に区分されている。そして、送風機170から送り
出された空気は、切換ダンパ180から連絡管7aを通
って給気管7へと流れるか、あるいは切換ダンパ180
からユニット外に排出されることになる。
【0034】吸湿ロータ158は、上述の吸湿ロータ5
8と同様のセラミックロータであり、ゼオライト等の吸
着剤を主成分とし、接触する空気中の水分を吸着し、加
熱されることによって吸着した水分を脱着する。この吸
湿ロータ158は、周面にギヤが形成された噛み合い部
158aが、ロータ駆動モータ161の駆動軸に取り付
けられるロータ駆動ギヤと歯合している。ロータ駆動モ
ータ161の回転力により、吸湿ロータ158が回転す
る。また、吸湿ロータ158は、その半分が第1空間S
1に配置され、残り半分が第2空間S2に配置されてい
る。さらに、吸湿ロータ158の第2空間S2に配置さ
れている部分を加熱するために、ヒータ164が設置さ
れている。
【0035】送風機170は、除加湿ファンモータ17
0aによって駆動回転する送風機であり、図6に示すよ
うに、第1および第2ケーシング171,172と、吸
着用ファン173と、脱着用ファン174とを有してい
る。吸着用ファン173は、第1ケーシング171の中
に収容されており、第1ケーシング171とともに第1
空間S1に配置されている。脱着用ファン174は、第
2ケーシング172の中に収容されており、第2ケーシ
ング172とともに第2空間S2に配置されている。吸
着用ファン173および脱着用ファン174は、連結部
175を介して一体化されている。そして、この連結部
175に除加湿ファンモータ170aから延びる回転軸
176が固定されており、回転軸176の回転数がその
まま吸着用ファン173および脱着用ファン174の回
転数となる。
【0036】切換ダンパ180は、吸着用ファン173
および脱着用ファン174から送り出される空気(後述
する除湿外気および加湿外気)を取り込み、室内への供
給あるいは大気排出する役割を果たす。この切換ダンパ
180は、切換ダンパ用モータ185および減速用ギア
186を介して回動する内部ロータと、その内部ロータ
を覆う円筒状のケーシング181とから構成されてい
る。
【0037】ケーシング181は、図7に示すように、
送風機170側の側面に第1および第2ケーシング17
1,172と連通する第1および第2開口181a,1
81bが形成されており、その側面と対向する側面に排
出用開口181c,181dおよび室内給気用開口18
1eが形成されている。室内給気用開口181eは、連
絡管7aを介して給気管7(図1および図2参照)に接
続されている。
【0038】内部ロータは、減速用ギア186に連結さ
れる回転軸182aを回転中心として回動するものであ
り、除湿外気用連絡管182bと、加湿外気用連絡管1
82cとを有している。図7の実線で示す状態のときに
は、加湿外気用連絡管182cが第2開口181bと室
内給気用開口181eとを連通させるが、内部ロータを
回動させることにより、図7の点線で示す状態に変化さ
せ、第1開口181aと室内給気用開口181eとを除
湿外気用連絡管182bにより連通させることができ
る。加湿外気用連絡管182cが第2開口181bと室
内給気用開口181eとを連通させているときには、第
1開口181aは排出用開口181c,181dと連通
する状態となる。反対に、除湿外気用連絡管182bが
第1開口181aと室内給気用開口181eとを連通さ
せているときには、第2開口181bが排出用開口18
1c,181dと連通する状態となる。
【0039】〔外気調湿ユニット4の動作〕図5および
図7を参照しながら、外気調湿ユニット4の動作につい
て説明する。図5に示す状態は、切換ダンパ180の内
部ロータが除湿外気用連絡管182bによって第1開口
181aと室内給気用開口181eとを連通させている
状態である。この状態では、第1開口181aと連通し
ている第1ケーシング171内の吸着用ファン173か
ら送り出された空気は、室内給気用開口181eから連
絡管7aおよび給気管7を介して室内機2の室内熱交換
器11の上流側空間2aへと流れていくことになる。一
方、第2開口181bと連通している第2ケーシング1
72内の脱着用ファン174から送り出された空気は、
排出用開口181c,181dから排出され、室外機3
の外部に大気放出されることになる。
【0040】そして、吸着用ファン173および脱着用
ファン174の上流側の空気の流れは、それぞれ第1空
間S1および第2空間S2における空気の流れである。
第1空間S1では、吸着用ファン173に吸引され、ど
んどんと外気が吸湿ロータ158を通過して吸着用ファ
ン1へと流れ込んでくる。この外気は、吸湿ロータ15
8を通過する際に水分を取られ除湿された除湿外気であ
る。したがって、図5に示す状態では、除湿外気が吸着
用ファン173に流れ込み、給気管7を介して室内機2
へと送られていくことになる。一方、第2空間S2で
は、脱着用ファン174に吸引され、どんどんと外気が
吸湿ロータ158を通過して脱着用ファン174へと流
れ込んでくる。この外気は、吸湿ロータ158を通過す
る際にヒータ164に加熱されて吸湿ロータ158から
脱着した水分を含むようになっているので、加湿外気と
なる。したがって、図5に示す状態では、脱着用ファン
174から送り出され排出用開口181c,181dか
ら大気に排出される空気は、加湿されたものとなってい
る。
【0041】これに対し、図7の実線で示すように、切
換ダンパ180の内部ロータが加湿外気用連絡管182
cによって第2開口181bと室内給気用開口181e
とを連通させている状態では、加湿空気が給気管7を介
して室内機2へと送られていくことになり、除湿空気は
排出用開口181c,181dから大気に排出されるこ
とになる。
【0042】このように、空気調和装置1では、切換ダ
ンパ180の状態を変えることにより、室内機2に対し
て除湿外気および加湿外気のいずれか一方を選択的に供
給することができるようになっている。なお、ヒータ1
64やロータ駆動モータ161を作動させなければ、吸
湿ロータ158の機能が働かず、除湿も加湿もされてい
ない外気を室内機2へと送り込むことも可能である。
【0043】<制御部100の構成および制御>制御部
100は、空気調和装置1の室内機2、室外空調ユニッ
ト5、および外気調湿ユニット4に配置される電装品箱
などに分かれて存在している。この制御部100は、図
5に示すように室内機2や室外機3の各機器と接続され
ており、リモコン102等からの運転指令に基づいて暖
房運転、冷房運転、ドライ運転、加湿運転、給気運転な
どの各運転モードに応じて各機器の運転制御を行う。ま
た、制御部100は、各運転モードにおいて、あるいは
所定のタイミングで、除湿外気導入動作(第1制御)お
よび加湿外気導入動作(第2制御)を行う。除湿外気導
入動作は、吸着用ファン173から送り出された除湿外
気が給気管7を介して室内機2へと導入されるように外
気調湿ユニット4の切換ダンパ180等をコントロール
する動作であり、加湿外気導入動作は、脱着用ファン1
74から送り出された加湿外気が給気管7を介して室内
機2へと導入されるように外気調湿ユニット4の切換ダ
ンパ180等をコントロールする動作である。
【0044】〔加湿運転〕制御部100は、リモコン1
02からの加湿指令を受けた場合やリモコン102から
の加湿自動運転指令に応じて加湿運転が必要があると判
断した場合に、加湿運転を行う。この加湿運転は、暖房
運転とともに行われることも多い。加湿運転において
は、上記の加湿外気導入動作を行わせる。
【0045】〔給気運転による換気〕また、室内の換気
を行う必要があると判断した場合に、制御部100は、
給気運転を行う。給気運転は、外気調湿ユニット4に外
気を取り込ませ、その外気を給気管7から室内機2へと
供給させる運転である。室内の換気を行う必要があるか
否かについては、制御部100が、リモコン102によ
り設定されている運転モードおよび汚れセンサ101の
検出結果を基に判断する。汚れセンサ101は、室内機
2に設けられており、室内空気の汚れ具合を検出する。
運転モードが自動運転となっている場合には、汚れ具合
が許容値を超えている場合に、制御部100が室内の換
気が必要であると判断する。また、空気調和装置1の使
用者は、リモコン102から、運転モードとして給気運
転を直接選択することも可能である。例えば、空調しな
がら新鮮な室外の空気も取り入れて換気を行いたい場合
には、給気運転を選択することができる。
【0046】〔冷房運転〕制御部100は、冷房運転時
において室内の換気を行う場合に、上記の除湿外気導入
動作を実行する。このときには、ある程度除湿された外
気(除湿外気)が室内に流入するので、換気によって室
内湿度が上がってしまうことが抑えられる。
【0047】また、冷房運転時において室内空気温度よ
りも外気温度が低い場合には、上記の除湿外気導入動作
を実行して外気冷房を行う。これにより、圧縮機21等
の負荷が軽減され、省エネルギー効果を得ることができ
る。一方、通常の外気に較べて湿度が低い除湿外気が外
気調湿ユニット4から室内機2へと送られてくるため、
外気冷房によって室内湿度が上がってしまうことが抑え
られる。
【0048】さらに、制御部100は、冷房運転が終了
するときに、所定時間だけ上記の除湿外気導入動作を実
行する。これにより、室内機2の内部に付着している水
分が除去され、室内機2の内部が清潔に保たれるように
なる。 <空気調和装置1の特徴> (1)本実施形態の空気調和装置1では、従来の室外機
3の加湿ユニットに代えて、外気調湿ユニット4を設置
している。この外気調湿ユニット4は、室内機2へと加
湿外気を供給する従来の加湿ユニットの機能に加えて、
室内機2へ除湿外気を供給する機能を備えている。この
ため、室内を除湿しているような場合において、除湿外
気導入動作を行って換気や外気冷房をすることが可能と
なり、室内の相対湿度の上昇が抑えられる。
【0049】(2)本実施形態の空気調和装置1では、
外気調湿ユニット4から室内機2へと除湿外気を送る流
路と加湿外気を送る流路とを別々に設けるのではなく、
1つの給気管7に両方の流路の役割を果たさせている。
このため、従来の加湿ユニットを備えた空気調和装置に
較べた製造コストの増大が小さく抑えられている。
【0050】また、従来の加湿ユニットでは存在しなか
った切換ダンパ180については、外気の流れの方向を
変える機能さえ有しておれば厳密な密閉性や素早い切換
速度は必要ないため、比較的安価なものを採用すること
ができている。さらに、吸着用ファン173および脱着
用ファン174を連結部175を介して一体化している
ため、これらのファン173,174の駆動源が1つの
除加湿ファンモータ170aだけで済んでいる。これに
よっても、従来の加湿ユニットを備えた空気調和装置に
較べた製造コストの増大が小さく抑えられている。
【0051】(3)吸湿ロータ158に水分を吸着させ
たり脱着させたりするために制御部100がロータ駆動
モータ161や除加湿ファンモータ170a、切換ダン
パ180などを作動させると、多少の騒音が発生する。
しかし、本実施形態の空気調和装置1では外気調湿ユニ
ット4を室外に設けているため、室内の人にとって騒音
が気になることは少ない。
【0052】(4)本実施形態の空気調和装置1では、
除湿外気や加湿外気は、給気管7から直接室内へと送り
込まれるのではなく、一旦、室内機2の室内熱交換器1
1の上流側空間2aに送り込まれる。したがって、除湿
外気や加湿外気は、室内機2の内部において室内空気と
合流し、室内熱交換器11を経由して、室内へと送風さ
れることになる。したがって、室内にいる人に除湿外気
や加湿外気が直接当たるようなことがなく、内外の温度
差や湿度差が大きいときにも室内の人に不快な思いをさ
せることが少ない。
【0053】(5)本実施形態の空気調和装置1では、
室内の冷房運転時において室内の換気を行う際に、除湿
外気導入動作を実行する。これにより、外気が室内へと
入り込み、室内の空気の一部が外気に置き換わって室内
空気が清浄化される。そして、この換気が行われる際に
室内へと入り込む外気が除湿されているため、冷房運転
により除湿が為されている室内空気の相対湿度が上がっ
てしまうことが少なくなる。
【0054】(6)本実施形態の空気調和装置1では、
外気冷房を行う際に、除湿外気導入動作を実行するよう
にしている。これにより、冷房運転時の室内の湿度が外
気導入によって上がってしまうことが抑えられる。
(7)本実施形態の空気調和装置1では、除湿外気導入
動作を、冷房運転が終了するときに実行している。冷房
運転終了時には室内熱交換器11などに凝縮水が付着し
ていることが多く、その状態を放置しておくと微生物の
繁殖などにより異臭が発生する恐れがあるが、ここで
は、除湿外気導入動作により、外気、それもある程度除
湿された外気が冷房運転終了時に室内機2の内部に送り
込まれるため、室内機2の内部に付着している水分が除
去され、室内機2の内部が清潔に保たれるようになる。
【0055】[他の実施形態] (A)上記実施形態の外気調湿ユニット4では、吸着用
ファン173および脱着用ファン174を一体化してい
るが、それぞれを分離して別々のモータで駆動するよう
にしてもよい。これにより、製造コストは高くなるが、
外気を除加湿する作用をよりきめ細かく制御することが
可能になる。
【0056】(B)上記実施形態の外気調湿ユニット4
では、回転式の切換ダンパ180を採用しているが、周
囲の構造を工夫してスライド式の切換ダンパを用いるこ
とも可能である。 (C)外気調湿ユニット4において、ヒータ164、ロ
ータ駆動モータ161、除加湿ファンモータ170aな
どを、あるいは切換ダンパ180を細かく制御してやれ
ば、室内機2へと送り込む外気の除湿あるいは加湿の度
合いを調整することも可能である。この調整について
は、例えばヒータ164および除加湿ファンモータ17
0aだけを制御して行ってもよいし、切換ダンパ180
による流路の大小調整などを加味して行ってもよい。除
加湿ファンモータ170aや切換ダンパ180の制御に
より、室内に送られる外気の風量を調整することもでき
る。
【0057】
【発明の効果】請求項1に係る空気調和装置では、従来
の加湿機能付きの空気調和装置において室外に排気され
ている除湿空気を、積極的に利用して室内へと送り込む
ようにしているため、空気調和装置あるいは別の除湿専
用装置などによって室内を除湿しているときに、第2制
御ではなく第1制御を行うことによって、室内の相対湿
度の上昇を抑えることができる。
【0058】請求項2に係る空気調和装置では、除湿空
気用の流路と加湿空気用の流路とを共通化しているた
め、製造コストが抑えられる。また、切換手段について
は、空気の流れの方向を変える機能さえ有しておれば、
厳密な密閉性や素早い切換速度は必要なく、比較的安価
なものを採用することができる。請求項3に係る空気調
和装置では、吸湿手段に水分を吸着させたり脱着させた
りする動作を行うと多少の騒音が発生するが、吸湿手段
を室外機に設けているため、室内の人にとってその騒音
が気になることは少ない。また、除湿空気や加湿空気
は、直接室内へと送り込まれるのではなく一旦室内機の
内部に送り込まれるため、室内機において空気調和が為
された後に、あるいは室内機において空気調和済みの空
気と合流した後に、室内へと送風されることになる。し
たがって、室内にいる人に外気が直接当たる不具合が抑
えられるようになる。
【0059】請求項4に係る空気調和装置では、第1制
御によって冷房運転時において換気が行われる際に、室
内へと入り込む外気が吸湿手段によって除湿されている
ため、冷房運転により除湿が為されている室内空気の相
対湿度が上がってしまうことが少なくなる。請求項5に
係る空気調和装置では、冷房運転において外気冷房動作
を行う選択肢を用意し、外気冷房動作を行う際には、第
1制御を実行するようにしているため、冷房運転時の室
内の湿度が外気導入によって上がってしまうことが抑え
られる。
【0060】請求項6に係る空気調和装置では、第1制
御により、外気、それもある程度除湿された外気が冷房
運転終了時に室内機の内部に送り込まれるため、室内機
の内部に付着している水分が除去され、室内機の内部が
清潔に保たれるようになる。請求項7に係る空気調和装
置では、1つのファンによって除湿空気の生成と加湿空
気の生成とを行うことができるため、駆動モータなどの
駆動源の数を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気調和装置の外観
構成を示す斜視図。
【図2】冷媒回路および空気流れを示す図。
【図3】従来の室外機の分解斜視図。
【図4】外気調湿ユニットの上面図。
【図5】外気調湿ユニットの側面視の概略断面図。
【図6】外気調湿ユニットの送風機の断面図。
【図7】外気調湿ユニットの切換ダンパの断面図。
【図8】空気調和装置の制御ブロック図。
【符号の説明】
1 空気調和装置 2 室内機 3 室外機 7 給気管(共通流路) 100 制御部 158 吸湿ロータ(吸湿手段) 173 吸着用ファン 174 脱着用ファン 180 切換ダンパ(切換手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 誉士夫 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 田中 順一郎 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3L053 BC03 BC05 3L060 AA07 CC07 EE25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水分の吸着/脱着が可能な吸湿手段(15
    8)と、 前記吸湿手段(158)により除湿された除湿空気を室
    内へと送り込む第1制御と、前記吸湿手段(158)に
    より加湿された加湿空気を室内へと送り込む第2制御と
    を行うことができる制御部(100)と、を備えた空気
    調和装置。
  2. 【請求項2】前記除湿空気および前記加湿空気を室内に
    送る共通流路(7)と、 前記吸湿手段(158)と前記共通流路(7)との間に
    配置され、前記共通流路(7)に前記除湿空気が送られ
    る第1状態と前記共通流路(7)に前記加湿空気が送ら
    れる第2状態とを切り換える切換手段(180)と、を
    さらに備えた請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】室外機(3)および室内機(2)をさらに
    備えており、 前記吸湿手段(158)は、前記室外機(3)に設けら
    れており、 前記第1制御では除湿空気が室内機(2)の内部に送り
    込まれ、 前記第2制御では加湿空気が室内機(2)の内部に送り
    込まれる、請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】前記制御部(100)は、前記室内機
    (2)の冷房運転時において室内の換気を行う際に、前
    記第1制御を実行する、請求項3に記載の空気調和装
    置。
  5. 【請求項5】前記制御部(100)は、前記室内機
    (2)の冷房運転時において室内空気よりも温度が低い
    室外空気を室内に取り入れる外気冷房動作を行う際に、
    前記第1制御を実行する、請求項3に記載の空気調和装
    置。
  6. 【請求項6】前記制御部(100)は、前記室内機
    (2)の冷房運転が終了するときに、前記第1制御を実
    行する、請求項3から5のいずれかに記載の空気調和装
    置。
  7. 【請求項7】前記吸湿手段(158)に空気を通し、前
    記吸湿手段(158)に水分を吸着させて、前記除湿空
    気を生成させる吸着用ファン(173)と、 前記吸湿手段(158)に空気を通し、前記吸湿手段
    (158)から水分を脱着させて、前記加湿空気を生成
    させる脱着用ファン(174)と、をさらに備え、 前記吸着用ファン(173)と前記脱着用ファン(17
    4)とが一体化されている、請求項1から6のいずれか
    に記載の空気調和装置。
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