JP2010121818A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに不快感を与えるおそれを減らすことができる空気調和機の提供。
【解決手段】空気調和機1は、加湿運転を実行することが可能な空気調和機であって、加湿ユニット50と、加湿運転制御部62とを備えている。加湿ユニット50は、室外の空気を室内に供給可能である。また、加湿運転制御部62は、加湿運転実行時に、室内の湿度が所定湿度以下とならないように室外の空気を室内に供給するか否かを判断し、前記判断に基づいて加湿ユニット50を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、加湿運転を実行することが可能な空気調和機に関する。
従来より、室外の空気を室内に供給可能な給気ユニットを備える空気調和機がある。例えば、室外の空気を室内に供給可能な加湿吸排気ユニット(給気ユニットに相当)を備える空気調和機がある(特許文献1参照)。また、この空気調和機では、室内湿度が室外湿度よりも高い場合には室外空気を室内に給気する給気換気運転を行うことで、室内湿度を低下させている。さらに、この空気調和機では、室内湿度が設定湿度よりも低い場合には、加湿した室外空気を室内に給気する加湿運転を行うことで、室内湿度を適切に維持している。
特開2004―225945号公報
ところで、加湿運転実行時であっても、室内に供給される加湿した室外空気の湿度が室内空気の湿度よりも低い場合には、室内に給気が行われることによって、室内湿度が低下するおそれがある。このため、加湿運転が実行されているにもかかわらず室内湿度が低下することで、ユーザに不快感を与えるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、ユーザに不快感を与えるおそれを減らすことができる空気調和機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和機は、給気運転を実行することが可能な空気調和機であって、給気ユニットと、制御部と、室内湿度取得部と、給気湿度取得部と、を備えている。給気ユニットは、室外の空気を室内に供給可能である。また、制御部は、給気運転実行時に、室内の湿度が所定湿度以下とならないように室外の空気を室内に供給するか否かを判断し、前記判断に基づいて給気ユニットを制御する。室内湿度取得部は、室内空気の室内空気湿度を取得する。給気湿度取得部は、供給空気の供給空気湿度を取得する。供給空気とは、室外の空気のうち給気ユニットから室内に供給される空気である。また、制御部は、室内湿度取得部によって取得される室内空気湿度と、給気湿度取得部によって取得される供給空気湿度とに基づいて、前記判断を行う。
第1発明に係る空気調和機では、給気運転実行時に、室内の湿度が所定湿度以下とならないように、室外の空気を室内に供給するか否かが判断されている。また、給気ユニットは、この判断に基づいて制御されている。このため、給気運転実行時において、室外の空気が室内に供給されることで室内湿度が所定湿度よりも低くなるおそれを減らすことができる。
これによって、ユーザに不快感を与えるおそれを減らすことができる。
また、この空気調和機では、室内空気湿度と供給空気湿度とに基づいて、空気を室内に供給するか否かを判断することができる。
なお、給気運転とは、給気ユニットによって室外の空気が室内に供給される運転である。このため、給気運転には、室外の空気が加湿されて室内に供給される運転および室外の空気が加湿されずれに室内に供給される運転が含まれる。
第2発明に係る空気調和機は、第1発明の空気調和機であって、給気ユニットは、供給空気を加湿することが可能な加湿部を有する。このため、この空気調和機では、加湿した空気を室内に供給することができる。
発明に係る空気調和機は、第発明の空気調和機であって、制御部は、室内空気湿度が室内空気絶対湿度であり供給空気湿度が供給空気絶対湿度の場合には、室内空気絶対湿度が供給空気絶対湿度よりも大きいと判断した場合に、給気ユニットの稼働を停止する停止制御を行う。また、制御部は、停止制御後に、室内空気絶対湿度が供給空気絶対湿度よりも小さいと判断した場合に、給気ユニットの稼働を再び開始させる開始制御を行う。このため、この空気調和機では、空気が供給されることによって室内湿度が低下するおそれを減らすことができる。
発明に係る空気調和機は、第発明の空気調和機であって、ホースと、温度センサと、湿度センサとを更に備えている。ホースは、室内機と給気ユニットとを接続している。室内機は、室内に設置されており、供給空気がその内部を流れる。温度センサは、供給空気の温度値を検出することが可能であり、給気ユニット内またはホース内のいずれか一方に設けられている。湿度センサは、供給空気の湿度値を検出することが可能であり、ホース内に設けられている。さらに、供給空気湿度取得部は、温度センサによって検出される供給空気温度値および湿度センサによって検出される供給空気湿度値に基づいて、供給空気絶対湿度を算出する。このため、この空気調和機では、供給空気絶対湿度を算出することができる。
第5発明に係る空気調和機は、第2発明の空気調和機であって、制御部は、室内空気湿度が室内空気相対湿度であり供給空気湿度が供給空気相対湿度の場合には、室内空気相対湿度および供給空気相対湿度を所定温度における相対湿度に換算する。また、制御部は、換算後の室内空気相対湿度である室内空気換算相対湿度が、換算後の供給空気相対湿度である供給空気換算相対湿度よりも大きいと判断した場合に、給気ユニットの稼働を停止する停止制御を行う。また、制御部は、停止制御後に、室内空気換算相対湿度が供給空気換算相対湿度よりも小さいと判断した場合に、給気ユニットの稼働を再び開始させる開始制御を行う。このため、この空気調和機では、空気が供給されることによって室内湿度が低下するおそれを減らすことができる。
第6発明に係る空気調和機は、第5発明の空気調和機であって、ホースと、温度センサと、湿度センサとを更に備えている。ホースは、室内機と給気ユニットとを接続している。室内機は、室内に設置されており、供給空気がその内部を流れる。温度センサは、供給空気の温度値を検出することが可能であり、給気ユニット内またはホース内のいずれか一方に設けられている。湿度センサは、供給空気の湿度値を検出することが可能であり、ホース内に設けられている。さらに、供給空気湿度取得部は、温度センサによって検出される供給空気温度値および湿度センサによって検出される供給空気湿度値に基づいて、供給空気換算相対湿度を算出する。このため、この空気調和機では、供給空気換算相対湿度を算出することができる。
発明に係る空気調和機は、第1発明から第発明のいずれかの空気調和機であって、制御部は、給気運転実行時において、所定時間内における室内湿度の変化量に基づいて、給気ユニットから室内に供給される室外空気の量を調整する供給量調整部を有する。
発明に係る空気調和機では、室内湿度の変化量に基づいて、給気ユニットから室内に供給される室外空気の量が調整される。このため、この空気調和機では、室内湿度が所定湿度以下よりも低くなるおそれを更に減らすことができる。
第1発明に係る空気調和機では、ユーザに不快感を与えるおそれを減らすことができる。
第2発明に係る空気調和機では、加湿した空気を室内に供給することができる。
発明に係る空気調和機では、空気が供給されることによって室内湿度が低下するおそれを減らすことができる。
発明に係る空気調和機では、供給空気絶対湿度を算出することができる。
第5発明に係る空気調和機では、空気が供給されることによって室内湿度が低下するおそれを減らすことができる。
第6発明に係る空気調和機では、供給空気換算相対湿度を算出することができる。
発明に係る空気調和機では、室内湿度が所定湿度以下よりも低くなるおそれを更に減らすことができる。
<空気調和機の構成>
本発明の一実施形態に係る空気調和機1は、図1および図2に示すように、室外機3と、室内機2とを備えている。また、この空気調和機1は、冷房運転、暖房運転、加湿運転(給気運転に相当)および排気運転等を行うことが可能である。また、室外機3は、室外熱交換器24や室外ファン29などを内部に収容する室外空調ユニット20と、加湿ユニット50とを備えている。室内機2の内部には室内熱交換器11が収容されている。また、加湿ユニット50と室内機2との間には、加湿ユニット50の内部空間と室内機2の内部空間と連通させることが可能な吸排気ホース6が設けられている。吸排気ホース6は、一端が加湿ユニット50の後述する吸排気ダクト58に接続されており、他端が室内機2の内部に延びている。
<室内機の構成>
室内機2は、室内の壁面等に設置される壁掛け型の室内機である。また、室内機2は、図2に示すように、冷媒配管を介して室外機3に接続されている。さらに、室内機2内には、図2に示すように、室内ファン12および上述の室内熱交換器11等が収容されている。
室内熱交換器11は、長手方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管から挿通される複数のフィンとからなり、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内熱交換器11は、第1室内熱交換器11aと第2室内熱交換器11bとから構成されており、第1室内熱交換器11aと第2室内熱交換器11bとの間には、室内膨張弁17が設けられている。
室内ファン12は、円筒形状に構成され、周面には回転軸方向に羽根が設けられているクロスフローファンである。室内ファン12は、回転駆動することによって、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。室内ファン12は、室内の空気を室内機2内に吸い込ませるとともに、室内熱交換器11との間で熱交換を行った後の空気を室内に吹き出させる。
また、吸排気ホース6の端部には開口が設けられており、上述のように吸排気ホース6は室内機2内部に延びている。また、吸排気ホース6の開口は、第1室内熱交換器11aおよび第2室内熱交換器11bの表面と対向する位置、すなわち、室内ファン12が回転し空気流が生成されている状態で、室内機2の上部に設けられている空気取込口2aの下流側であり、かつ、第1室内熱交換器11aおよび第2室内熱交換器11bの上流側の位置に配置されている。このため、吸排気ホース6を通ってきた室外空気は、第1室内熱交換器11aおよび第2室内熱交換器11bの表面の一部に吹き出され、第1室内熱交換器11aおよび第2室内熱交換器11bを通って熱交換される。また、吸排気ホース6の開口近傍には、供給空気湿度センサ92が配置されている。供給空気湿度センサ92は、吸排気ホース6内を通ってきた室外空気(供給空気)の湿度を検出することができる。
また、室内機2に形成されている室内空気吹き出し口2bの近傍には、水平フラップ9が設けられている。水平フラップ9は、室内機2の長手方向に長い形状を有する板状の部材であり、室内空気吹き出し口2bから吹き出される空気を案内する。水平フラップ9は、室内機2の長手方向に平行な回転軸を有しており、回転軸を中心にフラップモータ9a(図4参照)によって回転駆動されることにより、空気の案内方向を変更する。これによって、室内から室内機2内に取り込まれた空気、または、吸排気ホース6を介して室内機2内に供給された室外空気が、熱交換によって調和され、室内空気吹き出し口2bを通じて室内に吹き出される。
また、室内機2は、室内温度を検出可能な室内温度センサ19および室内湿度を検出可能な室内湿度センサ18を備えている。室内温度センサ19および室内湿度センサ18は、室内機2内に設けられている。
<室外機の構成>
室外機3は、図1および図2に示すように、下部の室外空調ユニット20と、上部の加湿ユニット50とから構成されている。
室外空調ユニット20内には、図2に示すように、圧縮機21と、圧縮機21の吐出側に接続される四路切換弁22と、圧縮機21の吸入側に接続されるアキュムレータ23と、四路切換弁22に接続された室外熱交換器24と、室外熱交換器24に接続された室外膨張弁25とが収容されている。室外膨張弁25は、フィルタ26および液閉鎖弁27を介して液冷媒配管に接続されており、この液冷媒配管を介して第1室内熱交換器11aの一端と接続されている。また、四路切換弁22は、室内ガス閉鎖弁28を介してガス冷媒配管に接続されており、このガス冷媒配管を介して第2室内熱交換器11bの一端と接続されている。このため、例えば、この空気調和機1において暖房運転が行われる場合には、四路切換弁22が図2に破線で示される状態に接続され、室外膨張弁25が所定の開度で絞られた状態で、圧縮機21が駆動されることによって、冷媒が冷媒回路を循環して室内熱交換器11が凝縮器として機能する。
また、加湿ユニット50は、図2および図3に示すように、室外機3の上部に配置されており、加湿ユニットケーシング7と、加湿ユニット本体5とを備えている。加湿ユニット50は、室内から取り込まれた空気を室外へと排気したり、室外から取り込まれた室外空気を室内へと供給したりすることができる。また、室外空気を加湿して室内へと供給することもできる。
加湿ユニットケーシング7は、図3に示すように、加湿ロータ51、加熱装置52、吸排気ファン54、吸排気切り換えダンパ53および吸着用送風装置55等を収納している。
加湿ユニットケーシング7の前面には、図1、図2および図3に示すように、複数のスリット状の開口からなる吸着用空気吹き出し口7aが設けられている。また、加湿ユニットケーシング7の背面には、吸着用空気取込口7bおよび吸排気口7cが設けられている。吸着用空気取込口7bは、加湿ロータ51に水分を吸着させるために室外から取り込まれる空気が通る開口である。吸排気口7cは、加湿運転時に、室外から加湿ユニット50内に取り込まれ室内機2に送られる空気が通る開口である。また、吸排気口7cは、排気運転時に、室内機2から取り込まれ加湿ユニット50内から室外へと排気される空気が通る開口である。
加湿ユニット本体5は、図2に示すように、室外空気を室内に給気したり室内空気を室外に排気したりすることが可能な吸排気部56と、室内へ供給される空気を加湿することが可能な加湿部57とを備えている。吸排気部56は、主に、吸排気切り換えダンパ53および吸排気ファン54を有している。また、加湿部57は、主に、加湿ロータ51、加熱装置52および吸着用送風装置55を有している。
以下に、吸排気ファン54、吸排気切り換えダンパ53、加湿ロータ51、加熱装置52、吸着用送風装置55の順に説明する。
吸排気ファン54は、加湿ロータ51の側方に配置されており、室外から取り込まれ室内機2へと送られる空気の流れを生成するラジカルファン組立体である。吸排気ファン54は、吸排気口7cから加湿ロータ51および吸排気切り換えダンパ53を経て室内へと到る空気の流れを生成して、室外から取り入れた空気を室内機2へと送る。また、吸排気ファン54は、室内機2から取り入れた室内の空気を室外へと排出することもできる。なお、吸排気ファン54は、後述する吸排気切り換えダンパ53が切り換わることによって、これらの動作を切り換える。また、吸排気ファン54は、図2に示すように、室外から取り入れた空気を室内機2へと送る場合には、加湿ロータ51のうちの加熱装置52と対向する部分を通過した空気を、吸排気切り換えダンパ53を経て吸排気ダクト58へと送り出す。吸排気ダクト58は、吸排気ホース6に接続されているため、吸排気ファン54は、吸排気ダクト58および吸排気ホース6を介して室外の空気を室内機2へと供給する。なお、吸排気ホース6を通って室内機2へ送られる空気は、上述のように室内機2内部において室内熱交換器11の表面に吹き出される。また、吸排気ファン54は、室内機2から取り入れた室内の空気を室外へと排出する場合には、吸排気ホース6および吸排気ダクト58を通ってきた室内の空気を吸排気口7cから室外へと排出する。
吸排気切り換えダンパ53は、吸排気ダンパと、吸排気ダンパを回転させるためのダンパ駆動用モータ53a(図4参照)とを含む、回転式の空気流路切換機構である。また、吸排気切り換えダンパ53は、吸排気ファン54の下方に配置される。さらに、吸排気切り換えダンパ53では、ダンパ駆動用モータ53aが吸排気ダンパを回転させることで、給気状態と排気状態とが切り換えられる。
給気状態では、吸排気ファン54が回転することによって、加湿ユニット50側から室内機2側に向かう空気流が生成される。例えば、吸排気切り換えダンパ53が給気状態である場合、吸排気ファン54から吹き出された空気は、吸排気ダクト58を経て吸排気ホース6を通って室内機2へと供給されるようになる。これにより、給気状態では、図2に示すA1方向に空気が流れ、室外の空気が吸排気ホース6を通って室内機2へと供給される。
排気状態では、吸排気ファン54が回転することによって、室内機2側から加湿ユニット50側に向かう空気流が生成される。例えば、吸排気切り換えダンパ53が排気状態である場合、室内機2から取り込まれた室内の空気は、吸排気ホース6を経て吸排気ダクト58を通って室外へと排気されるようになる。これにより、排気状態では、図2に示すA2方向に空気が流れ、室内機2から吸排気ホース6および吸排気ダクト58を通ってきた空気が、吸排気口7cを経て室外へと排気される。
加湿ロータ51は、ハニカム構造のセラミックロータであり、概ね円盤形状の外形を有している。また、加湿ロータ51は、回転可能に設けられており、ロータ駆動用モータによって回転駆動される。さらに、加湿ロータ51の主たる部分は、ゼオライト等の吸着剤から焼成されている。ゼオライト等の吸着剤は、接触する空気中の水分を吸着するとともに、吸着した水分を加熱されることによって脱着するという性質を有している。なお、本実施形態では、吸着剤としてゼオライトを用いているが、シリカゲルやアルミナ等を吸着剤として用いることも可能である。
加熱装置52は、加湿ロータ51の上方に位置しており、加湿ロータ51に対向して配置されている。また、加熱装置52は、加湿ロータ51へ送られる空気を加熱することにより、加湿ロータ51を加熱することができる。
吸着用送風装置55は、吸着用ファンモータ59bと、吸着用ファンモータ59bによって回転駆動される吸着ファン59aとを有し、加湿ロータ51のうちの加熱装置52と対向しない部分を通過する空気の流れを生成する。すなわち、吸着用送風装置55は、吸着用空気吸入口7bから吸い込まれ、加湿ロータ51のうちの加熱装置52と対向しない部分を通過し、ベルマウス59cの開口を通り、吸着用空気吹き出し口7aから室外へ排出される空気の流れを生成する。
このような構成によって、加湿部57では、吸着ファン59aを回転駆動させることによって加湿ユニットケーシング7内に取り入れられた室外の空気が、加湿ロータ51および吸着ファン59aを介して、加湿ユニットケーシング7外に排出される。このとき、室外から取り入れられた空気が、加湿ロータ51の左側略半分の部分を通過する際に、加湿ロータ51によって空気中に含まれている水分が吸着される。そして、加熱装置52によって加湿ロータ51が加熱されることで、吸排気ファン54によって生成される空気流中に加湿ロータ51に吸着されていた水分が離脱して加湿空気が生成される。
このため、加湿ユニット50では、上述のように、吸排気切り換えダンパ53が給気状態である場合、吸排気ファン54から吹き出された空気(以下、供給空気という)が、吸排気ダクト58を経て吸排気ホース6を通って室内機2へと供給される。このとき、加湿部57の加湿ロータ51および吸着ファン59aが回転駆動しており、かつ、加熱装置52によって加湿ロータ51が加熱されている場合には、加湿部57において生成された加湿空気を含む室外空気が供給空気として、吸排気ホース6を通って室内機2へと供給される。このため、吸排気切り換えダンパ53が給気状態では、図2に示すA1方向に空気が流れ、室外空気が加湿され、または、加湿されずに吸排気ホース6を通って室内機2へと供給されることになる。
また、加湿ユニット50内には、加湿ユニット50から室内機2へ供給される空気の温度を検出可能な供給空気温度センサ91が設けられている。供給空気温度センサ91は、具体的には、加湿ユニットケーシング7内の吸排気切り換えダンパ53近傍に設けられており、加湿ユニット50から室内機2へ供給される供給空気のうち吸排気ホース6を流れる前の供給空気の温度検出することができる。
また、空気調和機1は、冷房運転、暖房運転、除湿運転、加湿運転、および、排気運転等の各種運転が行われるように、空気調和機1の有する各種機器を制御する制御部60を備えている。以下に、制御部60について説明する。
<制御部>
制御部60は、図4に示すように、室内機2、室外空調ユニット20および加湿ユニット50の各種機器と接続されており、リモートコントローラ等を介したユーザからの指令に基づいて、冷房運転、暖房運転、除湿運転、加湿運転、および、排気運転等の各運転モードに応じて各種機器の動作制御を行う。
また、制御部60は、通常運転制御部61と、加湿運転制御部62とを備えている。通常運転制御部61は、各種機器の動作制御を行うことで、空気調和機1において冷房運転、暖房運転、除湿運転等を含む通常運転が行われるように、前記運転の運転制御を行う。例えば、ユーザによってリモートコントローラを介して冷房運転開始指令が為された場合、通常運転制御部61は、空気調和機1において冷房運転が行われるように、圧縮機21等の各種機器を制御する。なお、このとき、室内熱交換器11は、蒸発器として機能している。
また、加湿運転制御部62は、ユーザによってリモートコントローラを介して加湿運転開始指令が為された場合、空気調和機1において加湿運転が行われるように、空気調和機1の有する各種機器の動作制御を行う。なお、ここでいう加湿運転とは、後述する停止制御時以外には、室外空気が加湿され、または、加湿されずに供給空気として吸排気ホース6を介して室内に供給される運転のことである。なお、加湿運転は、暖房運転と同時に行われてもよく、加湿運転単独で行われてもよい。
また、加湿運転制御部62は、室内空気の絶対湿度、および、供給空気の絶対湿度を算出する算出部63を有している。なお、供給空気とは、上述のように、加湿ユニット50内に取り込まれた室外空気のうち、加湿部57において加湿され、または、加湿されずに吸排気ホース6を通って室内機2へと供給される空気のことである。算出部63は、室内温度センサ19によって検出された室内温度および室内湿度センサ18によって検出された室内湿度に基づいて室内空気絶対湿度を算出する。また、算出部63は、供給空気温度センサ91によって検出された供給空気温度に基づいて上述の吸排気ホース6の開口近傍の供給空気温度を推定し、推定された吸排気ホース6の開口近傍の供給空気温度と供給空気湿度センサ92によって検出された供給空気湿度とに基づいて供給空気絶対湿度を算出する。なお、算出部63による室内空気絶対湿度および供給空気絶対湿度の算出は、所定時間(例えば、60秒)毎に行われている。
また、加湿運転制御部62は、判断部64を有している。判断部64は、算出部63によって算出された室内空気絶対湿度と算出部63によって算出された供給空気絶対湿度または後述する記憶部65に記憶されている停止時供給空気絶対湿度とを比較することができる。具体的には、判断部64は、室内空気絶対湿度が供給空気絶対湿度よりも大きいか否かを判断する。また、判断部64は、室内空気絶対湿度が停止時供給空気絶対湿度よりも小さいか否かを判断する。なお、判断部64による判断は、所定時間(例えば、60秒)毎に行われる。
また、加湿運転制御部62は、停止タイマ66および開始タイマ67を有している。停止タイマ66は、判断部64によって室内空気絶対湿度が供給空気絶対湿度よりも大きいと判断されたときにカウントが開始(スタート)される。また、開始タイマ67は、判断部64によって現在の室内空気絶対湿度が記憶部65に記憶されている停止時供給空気絶対湿度よりも小さいと判断されたときにカウントが開始(スタート)される。
さらに、加湿運転制御部62は、加湿運転実行時において、判断部64の判断結果に基づいて、加湿ユニット50に対して停止制御および開始制御を行う。
停止制御とは、加湿運転実行中に、停止タイマ66のカウントが開始してから所定時間が経過するまで判断部64によって室内空気絶対湿度が供給空気絶対湿度よりも大きくないと判断されなかった場合、すなわち、停止タイマ66のカウントが開始してから所定時間が経過するまで判断部64によって室内空気絶対湿度が供給空気絶対湿度よりも大きいと判断され続けた場合、供給空気の室内機2への供給が停止するように加湿ユニット50の有する各種機器の稼働が停止される制御のことである。このため、停止制御が行われることで、加湿運転実行中に室内空気絶対湿度よりも絶対湿度の低い供給空気が室内に供給されることによる室内湿度の低下を抑制することができる。なお、停止タイマ66のカウントが開始してから所定時間が経過(タイムアップ)するまでの間も、判断部64によって、所定時間毎に室内空気絶対湿度と供給空気絶対湿度の比較は行われている。
開始制御とは、停止制御が行われた後に行われる制御であって、開始タイマ67のカウントが開始してから所定時間が経過するまで判断部64によって室内空気絶対湿度が停止時供給空気絶対湿度よりも小さくないと判断されなかった場合、すなわち、開始タイマ67のカウントが開始してから所定時間が経過するまで判断部64によって室内空気絶対湿度が停止時供給空気絶対湿度よりも小さいと判断され続けた場合に、供給空気の室内機2への供給が開始するように加湿ユニット50の有する各種機器の稼働が開始される制御のことである。このため、開始制御が行われることで、加湿運転実行中に停止制御によって停止された供給空気の室内機2への供給を、再び開始させることができる。なお、開始タイマ67のカウントが開始してから所定時間が経過(タイムアップ)するまでの間も、判断部64によって、所定時間毎に室内空気絶対湿度と停止時供給空気絶対湿度の比較は行われている。
このため、加湿運転制御部62は、空気調和機1において加湿運転を実行している場合に、室内空気絶対湿度と供給空気絶対湿度とを比較して供給空気を室内に供給するか否かを判断し、この判断に基づいて加湿ユニット50を制御することで、室内湿度が所定湿度(例えば、設定湿度)以下となるおそれを減らすことができる。
<加湿運転時の制御>
次に、加湿運転時における加湿運転制御部62の加湿ユニット50に対する制御動作を、図5を用いて説明する。なお、以下には、空気調和機1において加湿運転が実行されており、加湿ユニット50が稼働している場合を例として説明する。
加湿運転実行時であって加湿ユニット50が稼働している場合において、判断部64によって室内空気絶対湿度が供給空気絶対湿度よりも大きいと判断されると、加湿運転制御部62は、停止タイマ66のカウントを開始(スタート)する(ステップS1およびステップS2)。そして、停止タイマ66がカウントを開始してから所定時間が経過(タイムアップ)するまでの間に、室内空気絶対湿度が供給空気絶対湿度よりも大きくないという判断が判断部64によって為された場合には、加湿運転制御部62は、停止タイマ66のカウントをリセットし、供給空気の室内機2への供給が継続するように加湿ユニット50の有する各種機器を制御する(ステップS3、ステップS4およびステップS5)。
また、停止タイマ66がカウントを開始してから所定時間が経過(タイムアップ)するまで判断部64によって室内空気絶対湿度が供給空気絶対湿度よりも大きいと判断され続けた場合、加湿運転制御部62は、供給空気の室内機2への供給が停止するように加湿ユニット50の各種機器を制御する停止制御を行う(ステップS3、ステップS4およびステップS6)。また、加湿運転制御部62は、停止制御時の供給空気絶対湿度を停止時供給空気絶対湿度として記憶部65に記憶させる(ステップS6)。
また、ステップS6において停止制御が行われると、判断部64によって現在の室内空気絶対湿度と停止時供給空気絶対湿度とが比較される(ステップS7)。そして、判断部64によって現在の室内空気絶対湿度が停止時供給空気絶対湿度よりも小さいと判断された場合、加湿運転制御部62は、開始タイマ67のカウントを開始(スタート)する(ステップS8)。そして、開始タイマ67がカウントを開始してから所定時間が経過(タイムアップ)するまでの間に、現在の室内空気絶対湿度が停止時供給空気絶対湿度よりも小さくないという判断が判断部64によって為された場合には、ステップS7に戻り、再び、室内空気絶対湿度と停止時供給空気絶対湿度とが比較される(ステップS9およびステップS10)。
また、開始タイマ67がカウントを開始してから所定時間が経過(タイムアップ)するまで判断部64によって室内空気絶対湿度が停止時供給空気絶対湿度よりも小さいと判断され続けた場合、加湿運転制御部62は、供給空気の室内機2への供給が開始するように、加湿ユニット50の各種機器を制御する開始制御を行う(ステップS9、ステップS10およびステップS11)。また、開始制御が行われて、所定時間が経過すると、ステップS1に戻る。なお、上記制御中に、ユーザによって加湿運転の停止指令が為されると、加湿運転制御部62は、加湿ユニットの稼働を停止する。
<特徴>
(1)
上記実施形態では、室内空気絶対湿度と供給空気絶対湿度とを比較することで室内湿度が所定湿度以下とならないように供給空気を室内に供給するか否かが判断され、この判断に基づいて加湿ユニット50が制御されている。このため、加湿運転実行時において、供給空気が室内に供給されることで室内絶対湿度が所定湿度よりも低くなるおそれのある場合には、供給空気の室内機2への供給が停止される。したがって、加湿運転時にもかかわらず室内の湿度が低下するおそれを減らすことができる。
これによって、ユーザに対して不快感を与えるおそれを減らすことができている。
(2)
上記実施形態では、加湿ユニット50は、加湿空気を生成することが可能な加湿部57を有しており、加湿部57によって生成した加湿空気を含む室外空気を供給空気として室内機2へと供給することができる。この空気調和機1では、加湿部57において室外空気から加湿空気が生成されているため、加湿部を備えていない空気調和機と比較して、室内により高湿度の空気を供給することができる。
(3)
上記実施形態では、判断部64は、室内空気絶対湿度と供給空気絶対湿度または停止時供給空気絶対湿度とを比較することができる。また、加湿運転制御部62は、判断部64の判断結果に基づいて、加湿ユニット50に対して停止制御および開始制御を行う。このため、この空気調和機1では、室内空気絶対湿度と供給空気絶対湿度または停止時供給空気絶対湿度を比較することで、停止制御または開始制御を行うか否かを判断することができる。
(4)
上記実施形態では、加湿運転実行中に、停止タイマ66のカウントが開始してから所定時間が経過するまで室内空気絶対湿度が供給空気絶対湿度よりも大きくないという判断が判断部64によって為されなかった場合に、供給空気の室内機2への供給が停止するように加湿ユニット50の有する各種機器の稼働が停止される停止制御が行われる。また、開始タイマ67のカウントが開始してから所定時間が経過するまで判断部64によって室内空気絶対湿度が停止時供給空気絶対湿度よりも小さいと判断され続けた場合に、供給空気の室内機2への供給が開始するように加湿ユニット50の有する各種機器の稼働が開始される開始制御が行われる。このため、この空気調和機では、室内空気絶対湿度が停止時供給空気絶対湿度よりも小さい場合には、加湿運転実行中に停止制御によって停止された供給空気の室内機2への供給を、再び開始させることができる。
(5)
上記実施形態では、供給空気湿度センサ92は吸排気ホース6の開口近傍に設けられており、供給空気温度センサ91は加湿ユニット50内の吸排気切り換えダンパ53近傍に設けられている。また、供給空気温度センサ91によって検出された供給空気温度に基づいて吸排気ホース6の開口近傍の供給空気温度が推定され、推定された吸排気ホース6の開口近傍の供給空気温度と供給空気湿度センサ92によって検出された供給空気湿度とに基づいて供給空気絶対湿度が算出されている。このため、この空気調和機1では、供給空気絶対湿度を算出することができる。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、供給空気湿度センサ92が吸排気ホース6の開口近傍に設けられており、供給空気温度センサ91が加湿ユニット50内の吸排気切り換えダンパ53近傍に設けられている。これに代えて、供給空気湿度センサおよび供給空気温度センサが吸排気ホースの開口近傍に設けられていてもよい。
また、加湿ユニット内の吸排気切り換えダンパ近傍に、絶対湿度を検出可能な絶対湿度センサが設けられてもよい。
また、上記実施形態において室内機2内に設けられている室内温度センサ19および室内湿度センサ18の代わりに、室内機内に絶対湿度センサが設けられてもよい。
(B)
上記実施形態では、算出部63は、供給空気温度センサ91によって検出された供給空気温度に基づいて上述の吸排気ホース6の開口近傍の供給空気温度を推定し、推定された吸排気ホース6の開口近傍の供給空気温度と供給空気湿度センサ92によって検出された供給空気湿度とに基づいて供給空気絶対湿度を算出している。これに加えて、算出された供給空気絶対湿度が、吸排気ファンの風量、室外空気の湿度、室外空気の温度、または、吸排気ホースの長さ等によって補正され、補正された供給空気絶対湿度に基づいて停止制御または開始制御が行われてもよい。
(C)
上記実施形態では、室内湿度が所定湿度以下とならないように、停止制御または開始制御が行われている。これに加えて、加湿運転実行時において、供給空気が室内機に供給されている場合には、所定時間内における室内湿度の変化量に基づいて、加湿ユニットが制御されてもよい。
例えば、図6に示すように、加湿運転制御部162が、所定時間内における室内湿度の変化量に基づいて吸排気ファン154の回転数を決定する調整部169を有する場合について説明する。
調整部169は、加湿運転実行時であって停止制御が行われていない場合、すなわち、供給空気が室内機へ供給されている場合に、室内湿度の変化量に基づいて吸排気ファン154の回転数を決定する。例えば、所定時間内における室内湿度の上昇量が所定量以上である場合には、調整部169は、吸排気ファン154の回転数を減少させる決定をする。また、所定時間内における室内湿度の下降量が所定量以上である場合には、吸排気ファン154の回転数を増加させる決定をする。また、加湿運転制御部162は、調整部169の決定に基づいて、吸排気ファン154を制御することで、吸排気ファン154の回転数を増加させたり減少させたりする。これによって、室内機に供給される供給空気の量を調整することができる。なお、図6では、吸排気ファン154、加湿運転制御部162および調整部169以外については、上記実施形態と同様の符号を付している。
(D)
上記実施形態では、算出部63によって算出された室内空気絶対湿度と供給空気絶対湿度とが判断部64によって比較されている。
これに代えて、室内湿度センサによって検出される室内空気の相対湿度と供給空気湿度センサによって検出される供給空気の相対湿度とが所定温度の相対湿度にそれぞれ換算され、換算されたそれぞれの相対湿度が判断部によって比較されてもよい。
この場合、例えば、算出部によって、室内湿度の相対湿度が、所定温度(例えば、20度)における相対湿度に換算される。また、算出部によって、供給空気の相対湿度が、所定温度(例えば、20度)における相対湿度に換算される。そして、判断部によって所定温度における相対湿度に換算された室内空気の相対湿度である室内空気換算相対湿度と、所定温度における相対湿度に換算された供給空気の相対湿度である供給空気換算相対湿度とが比較される。
なお、停止タイマのカウントが開始してから所定時間が経過するまで判断部によって室内空気換算相対湿度が供給空気換算相対湿度よりも大きいと判断され続けた場合、停止制御が行われる。また、開始タイマのカウントが開始してから所定時間が経過するまで判断部によって室内空気換算相対湿度が停止時供給空気換算相対湿度よりも小さいと判断され続けた場合に、開始制御が行われる。
また、所定温度を、室内温度または供給空気温度としてもよい。例えば、所定温度を室内温度とすると、算出部は、供給空気相対湿度のみを換算すればよい。具体的には、算出部は、供給空気湿度センサによって検出される供給空気の相対湿度を室内温度における相対湿度に換算して供給空気換算相対湿度とし、室内湿度センサによって検出される室内空気の相対湿度を換算せずに室内空気換算相対湿度とする。また、例えば、所定温度を供給空気温度とすると、算出部は、室内空気換算相対湿度のみを換算すればよい。具体的には、室内湿度センサによって検出される室内空気の相対湿度を供給空気温度における相対湿度に換算して室内空気換算相対湿度とし、供給空気湿度センサによって検出される供給空気の相対湿度を換算せずに供給空気換算相対湿度とする。
このように、室内空気の相対湿度と供給空気の相対湿度とに基づいて、停止制御または開始制御を行うことができる。
本発明は、加湿運転実行時であるにもかかわらず室内湿度が低下するおそれを減らすことができるため、加湿運転を実行可能な空気調和機への適用が有効である。
本発明の実施形態に係る空気調和機の正面図。 本発明の実施形態に係る空気調和機の概略冷媒回路図。 室外機の分解斜視図。 制御部の制御ブロック図。 加湿運転実行時における加湿運転制御部による制御動作を示すフローチャート。 変形例(C)における制御部の制御ブロック図。
1 空気調和機
6 吸排気ホース(ホース)
50 加湿ユニット(給気ユニット)
57 加湿部
62 加湿運転制御部(制御部)
63 算出部(室内湿度取得部,給気湿度取得部)
91 供給空気温度センサ(温度センサ)
92 供給空気湿度センサ(湿度センサ)
169 調整部(供給量調整部)

Claims (6)

  1. 加湿運転を実行することが可能な空気調和機であって、
    室外の空気を室内に供給可能な給気ユニット(50)と、
    前記加湿運転実行時に、前記室内の湿度が所定湿度以下とならないように前記室外の空気を前記室内に供給するか否かを判断し、前記判断に基づいて前記給気ユニットを制御する制御部(62)と、
    を備える空気調和機(1)。
  2. 前記給気ユニットは、前記室外の空気のうち前記給気ユニットから前記室内に供給される空気である供給空気を加湿することが可能な加湿部(57)を有する、
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記室内空気の室内空気湿度を取得する室内湿度取得部(63)と、前記供給空気の供給空気湿度を取得する給気湿度取得部(63)とを更に備え、
    前記制御部は、前記室内湿度取得部によって取得される前記室内空気湿度と前記給気湿度取得部によって取得される前記供給空気湿度とに基づいて、前記判断を行う、
    請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記制御部は、
    前記室内空気湿度が室内空気絶対湿度であり、前記供給空気湿度が供給空気絶対湿度の場合には、前記室内空気絶対湿度が前記供給空気絶対湿度よりも大きいと判断した場合に前記給気ユニットの稼働を停止する停止制御を行い、前記停止制御後に前記室内空気絶対湿度が前記供給空気絶対湿度よりも小さいと判断した場合に前記給気ユニットの稼働を再び開始させる開始制御を行い、
    前記室内空気湿度が室内空気相対湿度であり、前記供給空気湿度が供給空気相対湿度の場合には、前記室内空気相対湿度および前記供給空気相対湿度を所定温度における相対湿度に換算し、前記換算後の前記室内空気相対湿度である室内空気換算相対湿度が前記換算後の前記供給空気相対湿度である供給空気換算相対湿度よりも大きいと判断した場合に前記停止制御を行い、前記停止制御後に前記室内空気換算相対湿度が前記供給空気換算相対湿度よりも小さいと判断した場合に前記開始制御を行う、
    請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記室内に設置されており前記供給空気が内部を流れる室内機と前記給気ユニットとを接続するホース(6)と、
    前記供給空気の温度値を検出することが可能であり、前記給気ユニット内または前記ホース内のいずれか一方に設けられる温度センサ(91)と、
    前記供給空気の湿度値を検出することが可能であり、前記ホース内に設けられる湿度センサ(92)と、を更に備え、
    前記供給空気湿度取得部は、前記温度センサによって検出される供給空気温度値および前記湿度センサによって検出される供給空気湿度値に基づいて、前記供給空気絶対湿度または前記供給空気換算相対湿度を算出する、
    請求項4に記載の空気調和機。
  6. 前記制御部は、前記加湿運転実行時において、所定時間内における前記室内湿度の変化量に基づいて前記給気ユニットから前記室内に供給される前記室外空気の量を調整する供給量調整部(169)を有する、
    請求項1から5のいずれかに記載の空気調和機。
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