JP2014156938A - 加湿装置 - Google Patents

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JP2014156938A JP2013026577A JP2013026577A JP2014156938A JP 2014156938 A JP2014156938 A JP 2014156938A JP 2013026577 A JP2013026577 A JP 2013026577A JP 2013026577 A JP2013026577 A JP 2013026577A JP 2014156938 A JP2014156938 A JP 2014156938A
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Sachiko Matsumoto
幸子 松本
Katsunori Murata
勝則 村田
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Abstract

【課題】充分な加湿量を得ることができる加湿装置の提供。
【解決手段】加湿ユニット50は、加湿ロータ52と、ヒータ56と、吸着用流路と、加湿用流路と、加湿量調整部80と、を備える。加湿ロータ52は、吸湿領域と、加湿領域と、を有する。吸湿領域は、外気中の水分を吸着する。加湿領域は、加熱されることで吸湿領域に吸着した水分を放出する。また、加湿ロータ52は、回転する。ヒータ56は、加湿領域を加熱するためのものである。吸着用流路は、吸湿領域に外気を通すための経路である。加湿用流路は、加湿領域に外気を通すための経路である。加湿量調整部80は、吸湿領域の大きさを切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、加湿装置に関する。
従来より、空気中の水分の吸着と放出とを繰り返す加湿ロータを備えた加湿装置がある。例えば、特許文献1(特開2001−99453号公報)に開示されている加湿装置の加湿ロータは、空気中の水分を吸着する吸湿領域と、吸着した水分を放出する加湿領域と、を有している。そして、この加湿装置では、吸湿領域で吸着した水分を加湿領域から放出して、加湿空気を生成している。
ところで、外気中に含まれる水分量は、外気の状況(外気の温度や湿度等)によって異なっている。そして、外気中の水分量が少ない場合には、吸湿領域で吸着される水分量が減ることで、加湿領域から放出することのできる水分量が減り、この結果、充分な加湿量を得ることができないという問題が生じる。
そこで、本発明の課題は、充分な加湿量を得ることができる加湿装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る加湿装置は、加湿ロータと、ヒータと、吸湿経路と、加湿経路と、切替機構と、を備える。加湿ロータは、吸湿領域と、加湿領域と、を有する。吸湿領域は、外気中の水分を吸着する。加湿領域は、加熱されることで吸湿領域に吸着した水分を放出する。また、加湿ロータは、回転する。ヒータは、加湿領域を加熱するためのものである。吸湿経路は、吸湿領域に外気を通すための経路である。加湿経路は、加湿領域に外気を通すための経路である。切替機構は、吸湿領域の大きさを切り替える。
本発明の第1観点に係る加湿装置では、切替機構によって吸湿領域の大きさが切り替えられることで、外気中の水分の吸着量を調整することができる。この結果、加湿領域から放出される水分量を調整することができる。
これによって、充分な加湿量を得ることができる。
本発明の第2観点に係る加湿装置は、第1観点の加湿装置において、吸湿経路と加湿経路とは、仕切部材によって仕切られている。切替機構は、仕切部材を移動させることで、吸湿領域の大きさを変更する。この加湿装置では、簡易な構成で吸湿領域の大きさを変更することができる。
本発明の第3観点に係る加湿装置は、第1観点又は第2観点の加湿装置において、ヒータは、加湿経路内に配置されている。切替機構は、加湿経路のうちヒータで加熱された外気を加湿領域に導く部分の大きさを変更する。この加湿装置では、加湿経路のうちヒータで加熱された外気を加湿領域に導く部分の大きさを変更することで、吸湿領域の大きさを切り替えることができる。
本発明の第4観点に係る加湿装置は、第1観点から第3観点のいずれかの加湿装置において、切替機構は、外気の温度及び/又は湿度に基づいて、吸湿領域の大きさを切り替える。
ここで、外気の温度や湿度によっては、外気中に含まれる水分量が少ない場合がある。この場合、吸湿領域での水分の吸着が充分でないことがある。そこで、本発明の第4観点に係る加湿装置において、外気の温度及び/又は湿度に応じて外気中に含まれる水分が少ない場合に、吸湿領域が大きくなるように切り替えられることで、水分の吸着量を増やすことができる。
本発明の第5観点に係る加湿装置は、第4観点の加湿装置において、切替機構は、外気の温度及び/又は湿度に基づいて、吸湿領域の大きさを可変に切り替え可能である。このため、この加湿装置では、外気の温度及び/又は湿度が低い場合でも、水分の吸着量を得ることができる。
本発明の第6観点に係る加湿装置は、第1観点から第5観点のいずれかの加湿装置において、吸湿領域に外気を搬送するための吸着ファンを備える。また、外気の温度及び/又は湿度が低い場合には、吸着ファンの回転数が増加される。吸着ファンの回転数が増加されることで、単位時間当たりの吸湿領域を通る外気量を増やすことができる。これにより、吸着量を増やすことができるため、加湿量を増やすことができる。
本発明の第7観点に係る加湿装置は、第1観点から第6観点のいずれかの加湿装置において、外気の温度及び/又は湿度が低い場合には、加湿ロータの回転数が増加される。加湿ロータの回転数が増加されることで、単位時間当たりの加湿領域から放出される水分量を増やすことができる。これにより、充分な加湿量を得ることができる。
本発明の第8観点に係る加湿装置は、第1観点から第7観点のいずれかの加湿装置において、ヒータは、吸湿領域の大きさが切り替えられるときに、加湿領域への熱の供与量を変更する。この加湿装置では、吸湿領域の大きさに応じて、加湿領域への熱の供与量を変更することができる。
本発明の第9観点に係る加湿装置は、第1観点から第8観点のいずれかの加湿装置において、外気の温度及び/又は湿度に応じて、加湿領域への熱の供与量を変更する。この加湿装置では、外気の温度及び/又は湿度に応じて、加湿領域への熱の供与量を変更することができる。
本発明の第1観点に係る加湿装置では、充分な加湿量を得ることができる。
本発明の第2観点に係る加湿装置では、簡易な構成で吸湿領域の大きさを変更することができる。
本発明の第3観点に係る加湿装置では、加湿経路のうちヒータで加熱された外気を加湿領域に導く部分の大きさを変更することで、吸湿領域の大きさを切り替えることができる。
本発明の第4観点に係る加湿装置では、外気中に含まれる水分が少ない場合に吸湿領域が大きくなるように切り替えられることで、水分の吸着量を増やすことができる。
本発明の第5観点に係る加湿装置では、外気の温度及び/又は湿度が低い場合でも、水分の吸着量を得ることができる。
本発明の第6観点に係る加湿装置では、吸着量を増やすことができるため、加湿量を増やすことができる。
本発明の第7観点に係る加湿装置では、充分な加湿量を得ることができる。
本発明の第8観点に係る加湿装置では、吸湿領域の大きさに応じて、加湿領域への熱の供与量を変更することができる。
本発明の第9観点に係る加湿装置では、外気の温度及び/又は湿度に応じて、加湿領域への熱の供与量を変更することができる。
空気調和装置の備える冷媒回路の概略図。 加湿ユニットの分解斜視図。 (a)吸着用流路の概略図、(b)加湿用流路の概略図。 ヒータの配置を説明するための図。 第1状態を採る第1切替機構を説明するための図。 第2状態を採る第1切替機構を説明するための図。 第2切替機構の分解斜視図。 第2切替機構が切り替えられた状態を説明するための図。 制御装置の制御ブロック図。 加湿ロータに含まれる各領域を示す図。 加湿ロータに含まれる各領域を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る加湿ユニット50(加湿装置)を備えた空気調和装置10について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空気調和装置の構成
空気調和装置10は、1台の室外機11と、1台の室内機12とが冷媒配管によって並列に接続されているペア型の空気調和機である。また、この空気調和装置10は、冷房運転、除湿運転及び暖房運転の他に、暖房運転と合わせて、或いは、単独で、室内を加湿する加湿運転、室内に室外空気を供給する給気運転、及び、室内空気を室外に排気する排気運転等の運転を行うことができる。なお、本実施形態の空気調和機は、ペア型の空気調和機であるが、これに限定されず、1台の室外機11に複数台の室内機が接続されたマルチ型の空気調和機であってもよい。
室外機11は、図1に示すように、室外熱交換器24や室外ファン29などを内部に収容する室外空調ユニット20と、加湿ユニット50とを備えている。室内機12の内部には室内熱交換器13および室内ファン14等が収容されている。また、加湿ユニット50と室内機12との間には、加湿ユニット50の内部空間と室内機12の内部空間とを連通させることが可能な吸排気ダクト15が設けられている。
(2)詳細構成
(2−1)室内機の構成
室内機12は、室内の壁面等に設置される壁掛け型の室内機である。また、室内機12は、室内熱交換器13及び室内ファン14を備えており、室内熱交換器13及び室内ファン14は室内機ケーシング(図示せず)内に収納されている。
室内熱交換器13は、長手方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管から挿通される複数のフィンとからなり、接触する空気との間で熱交換を行う。
室内ファン14は、クロスフローファンであって、回転駆動することによって、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。室内ファン14は、室内の空気を室内機12内に吸い込ませるとともに、室内熱交換器13との間で熱交換を行った後の空気を室内に吹き出させる。
また、室内機12内には、吸排気ダクト15の一方の端部が配置されている。
(2−2)室外機の構成
室外機11は、下部の室外空調ユニット20と、上部の加湿ユニット50とから構成されている。このため、この室外機11では、室外空調ユニット20と加湿ユニット50との電源を一元化することができる。
(2−2−1)室外空調ユニットの構成
室外空調ユニット20内には、図1に示すように、圧縮機21と、圧縮機21の吐出側に接続される四路切替弁22と、圧縮機21の吸入側に接続されるアキュムレータ23と、四路切替弁22に接続された室外熱交換器24と、室外熱交換器24に接続された室外膨張弁25とが収容されている。室外膨張弁25は、フィルタ26および液閉鎖弁27を介して液冷媒配管に接続されており、この液冷媒配管を介して室内熱交換器13の一端と接続されている。また、四路切替弁22は、室内ガス閉鎖弁28を介してガス冷媒配管に接続されており、このガス冷媒配管を介して室内熱交換器13の他端と接続されている。
(2−2−2)加湿ユニットの構成
図2は、加湿ユニット50の分解斜視図である。図3は、加湿ユニット50内の空気の流れを示す概念図である。
加湿ユニット50は、図1、図2及び図3に示すように、加湿ユニットケーシング51と、加湿ロータ52と、ヒータ56と、加湿量調整部80と、吸着用送風装置55と、流路切替装置53と、吸排気ファン54と、を備えている。加湿ユニット50は、室内から取り込まれた空気を室外へと排気したり、室外から取り込まれた室外空気(以下、外気という)を室内へと供給したりすることができる。また、外気を加湿して室内へと供給することもできる。
(2−2−2−1)加湿ユニットケーシング
加湿ユニットケーシング51は、加湿ロータ52、ヒータ56、加湿量調整部80、吸排気ファン54、流路切替装置53および吸着用送風装置55等を収納している。
加湿ユニットケーシング51の前面(正面)には、複数のスリット状の開口からなる吸着用空気吹出口51a及び第1吸着用空気取込口51bが並んで設けられている。
第1吸着用空気取込口51bは、加湿ロータ52に水分を吸着させるために室外から取り込まれる外気が通る開口である。吸着用空気吹出口51aは、第1吸着用空気取込口51b及び後述する第2吸着用空気取込口51cから取り込まれ、加湿ロータ52によって水分が吸着された後の外気を、加湿ユニットケーシング51外に排出するための開口である。
また、加湿ユニットケーシング51の背面には、複数のスリット状の開口からなる第2吸着用空気取込口51cおよび吸排気口51dが設けられている。第2吸着用空気取込口51cは、第1吸着用空気取込口51bと同様に、加湿ロータ52に水分を吸着させるために室外から取り込まれる外気が通る開口である。加湿ユニットケーシング51内には、第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cを入口とし、吸着用空気吹出口51aを出口とする吸着用流路70が形成されている。
吸排気口51dは、第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cとは別に、加湿運転時或いは給気運転時に、外気を加湿ユニットケーシング51内に取り込むための開口である。吸排気口51dから加湿ユニットケーシング51内に取り込まれた外気は、加湿ロータ52を通過した後、ヒータ56で加熱されてから、さらに加湿ロータ52を通過して、吸排気ファン54へ向かって流れる。このように、加湿ユニットケーシング51内には、吸着用流路70とは別に、吸排気口51dを入口とする加湿用流路71が形成されている。なお、加湿用流路71は、吸排気ダクト15に接続されている。このため、加湿運転時或いは給気運転時には、吸排気口51dから取り込まれた外気は、加湿用流路71を流れて、吸排気ダクト15を経て、室内へと供給される。一方で、排気運転時には、室内機12から取り込まれた室内空気が、吸排気ダクト15を経て加湿用流路71に流入し、吸排気口51dを介して室外へと排気される。
(2−2−2−2)加湿ロータ
加湿ロータ52は、ハニカム構造のセラミックロータであり、略円板状の外形を有している。また、加湿ロータ52は、回転可能に設けられており、ロータ駆動用モータによって回転駆動される。さらに、加湿ロータ52の主たる部分は、ゼオライト等の吸着剤から焼成されている。ゼオライト等の吸着剤は、接触する空気中の水分を吸着するとともに、吸着した水分を加熱されることによって脱離するという性質を有している。なお、本実施形態では、吸着剤としてゼオライトを用いているが、シリカゲルやアルミナ等を吸着剤として用いることも可能である。また、本実施形態では、加湿ロータ52が略円板状であることで、加湿ユニット50を小型化することができる。
(2−2−2−3)ヒータ
ヒータ56は、加湿ロータ52から水分を脱離させるために加湿ロータ52へ送られる空気を加熱する。ヒータ56によって加熱された空気が、加湿ロータ52へ送られることで、加湿ロータ52は加熱されることになる。
ヒータ56は、図4に示すように、発熱体としての複数の(本実施形態では、3本の)電熱線56a,56b,56cと、電熱線56a,56b,56cを収納する収納部57とを有している。収納部57には、入口側開口57aと出口側開口57bとが設けられている。ヒータ56は、入口側開口57aを介して収納部57の内部に入った空気が、電熱線56a,56b,56cによって加熱され、出口側開口57bを介して収納部57から吹き出されるように、配置されている。
(2−2−2−4)加湿量調整部
加湿量調整部80は、吸湿用流路70の一部及び加湿用流路71の一部を構成しており、加湿ロータ52に対向して配置されている。加湿量調整部80は、加湿ロータ52の上方に配置される第1切替機構81と、加湿ロータ52の下方に配置される第2切替機構82と、を有する。
第1切替機構81は、加湿用流路71の一部であって、ヒータ56から吹き出され、加湿ロータ52に向かう空気の流れる加熱空気流路71aの大きさを切り替え可能な機構である。第1切替機構81は、図5及び図6に示すように、固定部83と、可動部84と、駆動部85と、を有している。固定部83は、略扇形状を呈する基部83aと、基部83aの外周縁から立設する外周部83bと、基部83aの端縁から立設する壁部83cと、を有しており、ヒータ56を内部に収納可能である。固定部83の壁部83cは、吸湿用流路70の一部であって加湿ロータ52を通過した後吸着用送風装置55(より具体的には、ベルマウス58)に至るまでの空気の流れる吸湿後空気流路70bと、加湿用流路71の一部であって、加湿ロータ52を通過した後ヒータ56に至るまでの空気の流れる加熱前空気流路71cとを、仕切っている。可動部84は、略扇形状を呈する基部84aと、基部84aの外周縁から立設する外周部84bと、基部84aの端縁から立設する壁部84cと、を有している。可動部84の壁部84cは、吸湿後空気流路70bと加熱空気流路71aとを仕切っている。なお、本実施形態では、図5及び図6に示されるように、可動部84の基部84aの中心角は、固定部83の基部83aの中心角よりも小さく、かつ、可動部84の基部84aの半径は、固定部83の基部83aの半径よりも大きい。駆動部85は、駆動モータ(図示せず)によって回転するピニオン歯車85aと、ピニオン歯車85aと噛み合うギア85bとを有している。ギア85bは、外周部84bに設けられており、ピニオン歯車85aが回転することで、可動部84が固定部83を内部に収納するように移動する。このようにして、第1切替機構81は、加熱空気流路71a及び吸湿後空気流路70bの大きさを切り替えることができる。
なお、本実施形態では、第1切替機構81は、図5に示す第1状態と、図6に示す第2状態とのいずれかの状態を採るものとする。また、第1切替機構81が第1状態を採ることで、加熱空気流路71aの大きさが最も大きくなり、かつ、吸湿後空気流路70bの大きさが最も小さくなる。また、第1切替機構81が第2状態を採ることで、加熱空気流路71aの大きさが最も小さくなり、かつ、吸湿後空気流路70bの大きさが最も大きくなる。
第2切替機構82は、図7及び図8に示すように、駆動部86と、規制部87と、を有している。駆動部86は、駆動モータ88によって回転される略円筒形状の本体部86aと、本体部86aから回転軸に交差する方向に延びる仕切板86bと、を含む。仕切板86bは、吸湿用流路70と加湿用流路71とを仕切る部材である。より詳しくは、仕切板86bは、吸湿用流路70の一部であって第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cから取り込まれ加湿ロータ52を通過するまでの空気の流れる吸湿前空気流路70aと、加湿用流路71の一部であって加熱空気流路71aを介して加湿ロータ52を通過した空気の流れる加湿空気流路71bと、を仕切っている。規制部87は、駆動部86の回転を規制する部材であって、略円筒形状の部材である。また、規制部87は、図7に示すように、外周面の一部が切り欠かれており、この切り欠き部分から仕切板86bが延びるように、本体部86aの上側に配置される。このように配置されることで、駆動部86が回転して仕切板86bが移動しても、仕切板86bが規制部87に接触して駆動部86の回転、及び、仕切板86bの移動が規制されることになる。なお、本実施形態では、仕切板86bの移動可能範囲は、第1切替機構81の可動部84の移動可能範囲と略一致している。第2切替機構82では、駆動部86が回転して仕切板86bが移動することで、吸湿前空気流路70a及び加湿空気流路71bの大きさが切り替えられる。
なお、本実施形態では、第2切替機構82は、図8の実線で示す第3状態と、図8の二点鎖線で示す第4状態とのいずれかの状態を採るものとする。また、第2切替機構82が第3状態を採ることで、加湿空気流路71bの大きさが最も大きくなり、かつ、吸湿前空気流路70aの大きさが最も小さくなる。また、第2切替機構82が第4状態を採ることで、加湿空気流路71bの大きさが最も小さくなり、かつ、吸湿前空気流路70aの大きさが最も大きくなる。
(2−2−2−5)吸排気ファン
吸排気ファン54は、加湿ロータ52の側方に配置されており、室外から取り込まれ室内機12へと送られる空気の流れ、及び、室内から室内機12内に取り込まれ室外へと送られる空気の流れを生成する遠心ファン組立体である。吸排気ファン54は、外気を室内機12へと送る場合には、吸排気口51dから外気を加湿用流路71に流入させ、加湿ロータ52を通過させた後、流路切替装置53及び吸排気ダクト15を介して室内機12へと流れる空気流を生成する。このとき、図1に示すA1方向に空気が流れる。また、吸排気ファン54は、室内の空気を室内機12から室外へと排出する場合には、室内機12から吸排気ダクト15、加湿用流路71を介して吸排気口51dから室外へと流れる空気流を生成する。このとき、図1に示すA2方向に空気が流れる。なお、本実施形態における吸排気ファン54は、ターボファンである。
(2−2−2−6)流路切替装置
流路切替装置53は、吸排気ファン54と吸排気ダクト15との間に配置されている。また、流路切替装置53は、吸排気ファン54と吸排気ダクト15との接続状態を、加湿用流路71と吸排気ダクト15とを接続した状態の供給状態と、加湿用流路71と吸排気ダクト15との接続を解除した供給停止状態とに切り替えることが可能である。供給状態では、加湿用流路71から吸排気ダクト15への空気の流れ、或いは、吸排気ダクト15から加湿用流路71への空気の流れを許容する。このため、給気状態では、加湿用流路71流れ吸排気ファン54から吹き出された空気が吸排気ダクト15へと流れたり、室内機12から吸排気ダクト15を通って吸排気ファン54に吸い込まれた空気が加湿用流路71に流れたりする。したがって、給気状態では、図1に示すA1方向に空気が流れ、外気が吸排気ダクト15を通って室内機12へと供給されたり、図1に示すA2方向に空気が流れ、室内機12から吸排気ダクト15を通ってきた空気が、吸排気口51dを経て室外へと排気されたりする。また、供給停止状態では、加湿用流路71から吸排気ダクト15への空気の流れ、或いは、吸排気ダクト15から加湿用流路71への空気の流れが遮断される。このため、供給停止状態では、外気が室内機12内に供給されたり、室内機12内の空気が室外に排気されたりしないようになる。
(2−2−2−7)吸着用送風装置
吸着用送風装置55は、吸着用ファンモータ55bと、吸着用ファンモータ55bによって回転駆動される羽根車55aとを有し、加湿ロータ52のうちのヒータ56と対向しない部分を通過する空気の流れを生成する。すなわち、吸着用送風装置55は、第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cから吸い込まれ、吸湿用流路70を流れて、吸着用空気吹出口51aから室外へ排出される空気の流れを生成する。
(2−3)制御装置
空気調和装置10の備える制御装置60は、図9に示すように、空気調和装置10の有する各種機器と接続されており、室内の空調を行うために各種機器の動作制御を行うことで、冷房運転、暖房運転、及び、加湿運転等の空気調和運転を実行する。
また、制御装置60は、リモートコントローラ等を介したユーザからの加湿指示があった場合に、加湿ユニット50において積極的に加湿した外気を室内に供給する加湿運転を実行する。なお、本実施形態における加湿運転は、暖房運転と同時に行われるものであるが、これに限定されず、加湿運転が単独で行われてもよく、冷房運転と同時に行われてもよい。
制御装置60は、ユーザからの加湿指示を受け付けると、流路切替装置53を供給状態にし、加湿ロータ52、吸着用送風装置55、及び、吸排気ファン54を回転駆動し、かつ、ヒータ56を駆動させる。加湿ロータ52、吸着用送風装置55、及び、吸排気ファン54が回転駆動し、かつ、ヒータ56が駆動されることで、外気よりも水分含有量の高い空気(加湿空気)が生成され、吸排気ダクト15を介して室内機12へと供給される。なお、本実施形態では、加湿ロータ52、吸着用送風装置55及び吸排気ファン54の回転数やヒータ56の出力(具体的には、電流又は電圧)は、外気の状況に応じて変更されないものとする。
また、制御装置60は、加湿運転時に、室外の状況に応じて加湿量調整部80を制御することで、加湿量を調整する。具体的には、制御装置60は、ユーザからの加湿指示を受け付けると、室外機11に設けられている温度センサ(図示せず)によって検出される外気温度に基づいて、第1切替機構81及び第2切替機構82を制御する。より具体的には、制御装置60は、外気温度が所定温度(例えば、3℃)以上の場合には、第1切替機構81を第1状態に切り替えるとともに、第2切替機構82を第3状態に切り替える。また、制御装置60は、外気温度が前記所定温度未満の場合には、第1切替機構81を第2状態に切り替えるとともに、第2切替機構82を第4状態に切り替える。
(3)加湿運転時の制御動作
図10は、第1切替機構81が第1状態を採り、第2切替機構82が第3状態を採った場合の加湿ロータ52に含まれる3つの領域を示す図である。図11は、第1切替機構81が第2状態を採り、第2切替機構82が第4状態を採った場合の加湿ロータ52に含まれる3つの領域を示す図である。
加湿運転時には、加湿ユニット50内において、吸着用送風装置55が駆動されて、吸湿用流路70を図1の矢印A11−13方向に空気が流れ、かつ、吸排気ファン54が駆動されて、加湿用流路71を図1の矢印A21−25方向に空気が流れる。また、このとき、加湿ロータ52は、図2の矢印Y方向に回転する。
ここで、以下より、説明の便宜上、外気のうち、吸湿用流路70を流れる外気を吸着用空気といい、加湿用流路71を流れる外気を加湿用空気という。
第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cから加湿ユニット50内に取り込まれた吸着用空気は、吸湿前空気流路70aを図1の矢印A11方向に流れて、加湿ロータ52を通過し、吸湿後空気流路70bを図1の矢印A12方向に流れて、ベルマウス58近傍へと向かう。このとき、吸着用空気は、加湿ロータ52のうちヒータ56と対向しない領域(以下、吸湿領域52aという)を通過する。そして、加湿ロータ52の吸湿領域52aを通過した吸着用空気は、ベルマウス58近傍からベルマウス58で囲まれた空間を通って吸着用送風装置55内に入り、吸着用送風装置55によって、図1の矢印A13方向に送られ、吸着用空気吹出口51aから加湿ユニット50外に吹き出される。すなわち、吸湿用流路70は、吸着用空気を吸湿領域52aに通すための流路であるといえる。
また、吸排気口51dから加湿ユニット50内に取り込まれた加湿用空気は、図1の矢印A21方向に流れて、加湿ロータ52の吸湿領域52aに隣接する部分であって、加湿用流路71のヒータ56よりも上流側の領域(以下、再熱領域52cという)を通過する。そして、加湿ロータ52の再熱領域52cを通過した加湿用空気は、図1の矢印A22方向に流れて、ヒータ56に至る。ヒータ56に至った加湿用空気は、図1の矢印A23方向に流れて、加湿ロータ52において吸湿領域52a及び再熱領域52cとは別の領域(以下、加湿領域52bという)を通過する。そして、加湿ロータ52の加湿領域52bを通過した加湿用空気は、図1の矢印A24方向に流れて、流路切替装置53に至る。その後、流路切替装置53に至った加湿用空気は、吸排気ファン54を経由して再び流路切替装置53に戻され、図1の矢印A25方向に流れて、吸排気ダクト15を経て室内機12へと送られる。すなわち、加湿用流路71は、加湿用空気を加湿領域52bに通すための流路であるといえる。
次に、加湿ユニット50における加湿空気の生成過程について説明する。なお、ここでいう加湿空気とは、加湿用空気のうち、加湿ロータ52から放出された水分を含む空気のことである。また、以下より、説明の便宜上、加湿用空気のうち加湿領域52bを通過する前の空気を加湿前空気といい、加湿領域52bを通過した後の空気を加湿空気という。
ところで、加湿運転時には、加湿ロータ52は図2に示す矢印Y方向に回転しているため、加湿ロータ52において各々別の領域である吸湿領域52a、加湿領域52b、再熱領域52cは、順に入れ替わることになる。より詳しくは、加湿ロータ52が回転することで、加湿ロータ52において、吸湿領域52aであった部分は、加湿領域52bとなり、加湿領域52bとなった部分は、再熱領域52cとなり、再熱領域52cとなった部分は、再び吸湿領域52aとなる。
第1吸着用空気取込口51b及び第2吸着用空気取込口51cから取り込まれた吸着用空気は、加湿ロータ52の吸湿領域52aを通過する際に、吸着用空気中の水分が吸湿領域52aに吸着される。
また、吸排気口51dから取り込まれた加湿前空気は、加湿ロータ52の再熱領域52cへと流れる。そして、再熱領域52cへと流れた加湿前空気は、再熱領域52cを通過する際に、再熱領域52cの有する熱により加熱される。より詳しくは、加湿ロータ52が回転して、加湿領域52bであった部分が再熱領域52cへと移行するため、再熱領域52cでは、ヒータ56から供与された加湿領域52bの熱の残りを用いて、加湿前空気が加熱される。すなわち、再熱領域52cは、吸湿領域52aへと移行する前に、加湿前空気の通過により冷やされることになる。その後、再熱領域52cを通過した加湿前空気は、ヒータ56によって加熱された後に、加湿領域52bを通過する。このとき、加湿領域52bは、再熱領域52c及びヒータ56によって加熱された加湿前空気によって、加熱されることで、吸湿領域52aで吸着していた水分を、加湿前空気に放出する。この結果、加湿前空気が、吸湿領域52aで吸着した水分を含む加湿空気になる。
さらに、本実施形態では、外気温度に応じて、第1切替機構81及び第2切替機構82の状態を切り替えて、加湿ロータ52全体に対する吸湿領域52a及び加湿領域52bの占める割合を変更することで、加湿量を調整している。
第1切替機構81が第1状態を採り、かつ、第2切替機構82が第3状態を採るように、第1切替機構81及び第2切替機構82の状態が切り替えられることで、図10に示すように、加湿ロータ52全体のうち、加湿領域52bの占める割合が再熱領域52cの占める割合よりも大きくなり、吸湿領域52aの占める割合が加湿領域52b及び再熱領域52cの占める割合と略同一となる。また、第1切替機構81が第2状態を採り、かつ、第2切替機構82が第4状態を採るように、第1切替機構81及び第2切替機構82の状態が切り替えられることで、図11に示すように、加湿ロータ52全体のうち、加湿領域52bの占める割合が再熱領域52cの占める割合よりも小さくなり、吸湿領域52aの占める割合が加湿領域52b及び再熱領域52cの占める割合よりも大きくなる。
なお、図10及び図11に示すように、本実施形態では、第1切替機構81及び第2切替機構82の状態が切り替えられても、加湿ロータ52全体に対する再熱領域52cの占める割合は変化せず、加湿領域52b及び吸湿領域52aの占める割合が変化する。具体的には、第1切替機構81が第2状態を採り、かつ、第2切替機構82が第4状態を採る場合には、第1切替機構81が第1状態を採り、かつ、第2切替機構82が第3状態を採る場合よりも、加湿領域52bの占める割合が減少した分だけ吸湿領域52aの占める割合が増加する。すなわち、外気温度が所定温度未満である場合には、外気温度が所定温度以上である場合よりも、加湿ロータ52全体に対する吸湿領域52aの占める割合が増加することになる。これにより、外気温度が低く、外気中に含まれる水分量が少なくても、加湿ロータ52全体に対する吸湿領域52aの占める割合が増加することで、吸湿領域52aを通過する外気量が増加するため、吸湿領域52aに吸着される水分量を増やすことができる。吸湿領域52aに吸着される水分量が増加することで、加湿領域52bから放出される水分量の減少を低減することができるため、充分な加湿量を確保することができる。
(4)特徴
(4−1)
従来より、加湿ユニットを備えた空気調和装置では、現在の室内空気の湿度がユーザによって設定された設定湿度になるように、目標加湿量が算出されて、加湿量が調整されるものがある。ところが、外気の状況(温度や湿度等)によっては、外気中に含まれる水分量すなわち外気の絶対湿度が低いために、加湿ロータにおける水分の吸着量が低下することがある。そして、加湿ロータにおける水分の吸着量が低下すると、充分な加湿量を得ることができず、目標加湿量に調整できない場合がある。
そこで、本実施形態では、第1切替機構81及び第2切替機構82の状態を切り替えることで、加湿ロータ52全体に対する吸湿領域52aの占める割合(大きさ)を切り替えている。吸湿領域52aの大きさが切り替えられることで外気中に含まれる水分の吸着量を調整することができ、この結果、加湿領域52bから放出される水分量を調整することができる。これによって、充分な加湿量を得ることができている。
(4−2)
本実施形態では、第1切替機構81の壁部84c及び第2切替機構82の仕切板86bが吸湿用流路70と加湿用流路71とを仕切っており、壁部84c及び仕切板86bが移動されることで、吸湿領域52aの大きさが変更される。このように、本実施形態では、簡易な構成で、吸湿領域52aの大きさを変更することができている。
(4−3)
本実施形態では、第1切替機構81の状態が切り替えられて加熱空気流路71aの大きさが切り替えられることで、吸湿領域52aの大きさを切り替えることができている。
(4−4)
本実施形態では、外気温度が所定温度未満である場合には、外気温度が所定温度以上である場合よりも、加湿ロータ52全体に対する吸湿領域52aの占める割合が大きくなっている。このように、外気の温度から外気中に含まれる水分量が少ないと想定される場合に、加湿ロータ52全体に対する吸湿領域52aの占める割合を増加させることで、加湿ロータ52全体における水分の吸着量を増やすことができている。
また、本実施形態では、加湿ロータ52全体に対する吸湿領域52aの占める割合が大きくなることで加湿領域52bが小さくなるが、ヒータ56の出力は一定であるため、加湿領域52bにおける単位面積当たりの熱量が大きくなり、加湿領域52bからの水分の放出量を増やすことができる。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上記実施形態では、外気温度に基づいて、第1切替機構81の状態及び第2切替機構82の状態が切り替えられている。
これに代えて、或いは、これに加えて、室外機に設けられた湿度センサによって検出される外気湿度に基づいて、第1切替機構81の状態及び第2切替機構82の状態が切り替えられてもよい。
(5−2)変形例B
上記実施形態では、第1切替機構81の状態及び第2切替機構82の状態が切り替えられることで、加湿ロータ52全体に対する吸湿領域52aの大きさが、大小2つのいずれかの大きさに切り替えられている。
これに代えて、外気の温度及び/又は湿度に基づいて、吸湿領域52aの大きさが更に細かく変更されるように、第1切替機構81の状態及び第2切替機構82の状態が切り替えられてもよい。これにより、外気の状況に応じた水分の吸着量を得ることができる。
(5−3)変形例C
上記実施形態では、吸着用送風装置55の回転数は、外気の状況に応じて変更されていない。
これに代えて、外気の温度及び/又は湿度が低い場合には、吸着用送風装置55の回転数が増加するように制御されてもよい。吸着用送風装置55の回転数が増加することで、単位時間当たりの吸湿領域52aを通過する外気量を増やすことができるため、吸湿領域52aに吸着される水分量を増やすことができる。これにより、外気中に含まれる水分量が少なくても、吸着量を増やすことができるため、充分な加湿量を得ることができる。
(5−4)変形例D
上記実施形態では、加湿ロータ52の回転数は、外気の状況に応じて変更されていない。
これに代えて、外気の温度及び/又は湿度が低い場合には、加湿ロータ52の回転数が増加するように制御されてもよい。加湿ロータ52の回転数が増加されることで、単位時間当たりの加湿領域52bから放出される水分量を増やすことができるため、充分な加湿量を得ることができる。
(5−5)変形例E
上記実施形態では、ヒータ56の出力、すなわち、加湿領域52bへの熱の供与量は、第1切替機構81の状態及び第2切替機構82の状態が切り替えられても、変更されていない。
これに代えて、ヒータ56の出力が、第1切替機構81の状態及び第2切替機構82の状態が切り替えられるとき、すなわち、吸湿領域52aの大きさが切り替えられるときに、変更されてもよい。例えば、加湿ロータ52全体に対する吸湿領域52aの占める割合が大きいほど、ヒータ56の出力を増加させることで、加湿領域52bからの水分の放出量を増やすことができる。また、例えば、吸湿領域52aの大きさが切り替えられるときに、ヒータ56の電熱線56a,56b,56c毎にオン/オフを切り替えてもよく、或いは、ヒータ56の電熱線56a,56b,56c毎に出力を変更してもよい。これにより、加湿領域52bの大きさに応じて熱の供与量を変更することができる。
また、ヒータ56の出力が、外気の温度及び/又は湿度に応じて変更されてもよい。例えば、外気の温度及び/又は湿度が低い場合には、電熱線56a、電熱線56b、電熱線56cの順に出力を大きくし、外気の温度及び/又は湿度が低くない場合には、全ての電熱線56a,56b,56cの出力を等しくするようにしてもよい。
(5−6)変形例F
上記実施形態では、吸排気ファン54の回転数は、外気の状況に応じて変更されていないが、例えば、外気の温度及び/又は湿度が低い場合に回転数を増加させて風量を増やすことで、加湿空気の絶対量を増やすことができるため、加湿量を調整することができる。
本発明は、外気中の水分量が少ない場合でも、充分な加湿量を得ることができる発明であり、加湿装置への適用が有効である。
50 加湿ユニット(加湿装置)
52 加湿ロータ
52a 吸湿領域
52b 加湿領域
55 吸着用送風装置(吸着ファン)
56 ヒータ
70 吸着用流路(吸湿経路)
71 加湿用流路(加湿経路)
80 加湿量調整部(切替機構)
84c 壁部(仕切部材)
86b 仕切板(仕切部材)
特開2001−99453号公報

Claims (9)

  1. 外気中の水分を吸着する吸湿領域(52a)と、加熱されることで前記吸湿領域に吸着した水分を放出する加湿領域(52b)とを有する、回転する加湿ロータ(52)と、
    前記加湿領域を加熱するためのヒータ(56)と、
    前記吸湿領域に外気を通すための吸湿経路(70)と、
    前記加湿領域に外気を通すための加湿経路(71)と、
    前記吸湿領域の大きさを切り替える切替機構(80)と、
    を備える加湿装置(50)。
  2. 前記吸湿経路と前記加湿経路とは、仕切部材(84c,86b)によって仕切られており、
    前記切替機構は、前記仕切部材を移動させることで、前記吸湿領域の大きさを変更する、
    請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記ヒータは、前記加湿経路内に配置されており、
    前記切替機構は、前記加湿経路のうち前記ヒータで加熱された外気を前記加湿領域に導く部分の大きさを変更する、
    請求項1又は2に記載の加湿装置。
  4. 前記切替機構は、外気の温度及び/又は湿度に基づいて、前記吸湿領域の大きさを切り替える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の加湿装置。
  5. 前記切替機構は、外気の温度及び/又は湿度に基づいて、前記吸湿領域の大きさを可変に切り替え可能である、
    請求項4に記載の加湿装置。
  6. 前記吸湿領域に外気を搬送するための吸着ファン(55)を備え、
    外気の温度及び/又は湿度が低い場合には、前記吸着ファンの回転数が増加される、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の加湿装置。
  7. 外気の温度及び/又は湿度が低い場合には、前記加湿ロータの回転数が増加される、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の加湿装置。
  8. 前記ヒータは、前記吸湿領域の大きさが切り替えられるときに、前記加湿領域への熱の供与量を変更する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の加湿装置。
  9. 前記ヒータは、外気の温度及び/又は湿度に応じて、前記加湿領域への熱の供与量を変更する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の加湿装置。
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CN117642584A (zh) * 2021-08-06 2024-03-01 大金工业株式会社 加湿单元

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