JP2002089878A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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Abstract
空気調和機内のカビの発生を防止することを目的とす
る。 【解決手段】 冷房運転モードまたはドライ運転モード
の実行中に第1タイマのカウント値が第1の所定値に達
した場合(ステップS33)、加熱空気供給手段内のヒ
ータおよび遠心ファンをオンして室内側に加熱殺菌空気
を供給し(ステップS34)、加熱空気供給開始から第
2の所定時間を経過した時点で(ステップS35)、加
熱空気供給手段内のヒータおよび遠心ファンをオフする
(ステップS36)。
Description
する冷媒と、室内から取り入れた空気との間で熱交換を
行い、室内に調整空気を供給する空気調和機に関する。
熱交換器内を通過する冷媒との間で熱交換を行い、熱交
換後の温度調整および湿度調整された調整空気を室内に
供給するように構成される。
外機内に配置される室外熱交換器と、室内機内に配置さ
れる室内熱交換器とが冷媒配管で接続され、各熱交換器
が冷媒の凝縮器および蒸発器として作用するように制御
することにより冷房運転、暖房運転またはドライ運転を
行うように構成されている。
外ファンが配置されており、この室外ファンによって外
気を導入し、室外熱交換器の内部を通過する冷媒と空気
との間で熱交換を行う。
に空気流を生成する室内ファンが配置されており、この
室内ファンのよって室内空気を吸い込んで、室内熱交換
器の内部を通過する冷媒と空気との間で熱交換を行う。
和機の冷房運転モードおよびドライ運転モードでは、室
外熱交換器を凝縮器として機能させ、室内熱交換器を蒸
発器として機能させる。冷房運転モードでは、室内熱交
換器の内部を通過する冷媒が蒸発する際に、吸い込んだ
室内空気から熱を奪って冷却することができる。また、
ドライ運転モードでは、室内熱交換器の内部を通過する
冷媒が蒸発する際に、室内空気中に含まれる水分が凝縮
水として除去され、除湿された空気が室内に供給される
こととなる。
転モードでは、室内機周辺、特に室内熱交換器周辺が相
対湿度の高い状態となり、カビが発生し易くなる。この
結果、室内交換器を通過した空気中にカビの胞子が含ま
れて室内に放出されてしまうおそれがあり、衛生上の問
題がある。
モードにおいて空気調和機内におけるカビの発生を防止
することを目的とする。
は、室内空気を取り入れて熱交換器内の冷媒との間で熱
交換を行った後の調整空気を室内に送風する空気調和機
であって、熱交換器を冷媒の蒸発器として機能させる冷
房運転モードおよびドライ運転モードを備え、冷房運転
モードおよびドライ運転モードにおいて、熱交換器側に
加熱空気を供給する加熱空気供給手段をさらに備える。
ードにおいて空気調和機内のカビの発生を防止できる。
ここで、室外熱交換器を含む室外冷媒回路を有する室外
空調ユニットと、室内熱交換器を含む室内冷媒回路を有
する室内空調ユニットとを備え、冷房運転モードおよび
ドライ運転モードは室外熱交換器を凝縮器とし室内熱交
換器を蒸発器として機能させる構成とすることができ
る。
換器に加熱空気を供給することによって、室内空調ユニ
ットにおけるカビの発生を抑制することができる。ま
た、加熱空気供給手段は室外に設置されており、加熱空
気供給手段から室内空調ユニットに加熱空気を搬送する
ための加熱空気用配管を備える構成とすることができ
る。
いて発生する音が室内側に影響することを抑制できる。
さらに、加熱空気用配管は室内熱交換器の上流側に加熱
空気吹出口を備える構成とすることができる。
の供給を行えるので、室内熱交換器におけるカビの発生
を防止することができる。加熱空気供給手段は、加熱空
気を生成するためのヒータを備え、加熱空気を生成する
際のヒータの周囲温度が60℃以上となるように制御す
るように構成できる。
熱空気を室内機側に送り込むことができ、熱交換器付近
のカビの発生を防止できる。また、室外空気に含まれる
空気を吸着し加熱されることにより吸着した水分を放出
する吸湿部材と、吸湿部材から水分を離脱させるための
加熱空気を生成するヒータと、ヒータによって生成され
る加熱空気を室内に供給する加熱空気搬送手段とを備え
る加湿ユニットを備え、ヒータおよび加熱空気搬送手段
が加熱空気供給手段を兼用するように構成できる。
ことなく、熱交換器付近のカビの発生を防止することが
可能となる。さらに、加熱空気供給手段は、冷房運転モ
ードまたはドライ運転モード中の一定時間毎に室内側に
加熱空気を供給するように構成することができる。
を供給しており、確実にカビの発生を防止することがで
きる。
実施形態が採用される空気調和機の外観を図1に示す。
り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3と
備えている。室外機3は、室外熱交換器や室外ファンな
どを収納する室外空調ユニット5と、加湿空気を室内機
2に搬送する加湿ユニット4とを備えている。
室外機3内には室外熱交換器が収納されており、各熱交
換器が冷媒配管6により接続されることにより冷媒回路
を構成している。また、加湿ユニット4と室内機2との
間には、加湿ユニット4からの加湿空気を室内機2側に
供給するための加湿空気用配管7が設けられている。
いられる冷媒回路の一例を、図2に示す。室内機2内に
は、室内熱交換器11が設けられている。この室内熱交
換器11は、長さ方向両端で複数回折り返されてなる伝
熱管と、伝熱管が挿通される複数のフィンとからなり、
接触する空気との間で熱交換を行う。
んで室内熱交換器11との間で熱交換を行った後の空気
を室内に排出するためのクロスフローファン12が設け
られている。クロスフローファン12は、円筒形状に構
成され、周面には回転軸方向に羽根が設けられているも
のであり、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。こ
のクロスフローファン12は、室内機2内に設けられる
ファンモータ13によって回転駆動される。
圧縮機21の吐出側に接続される四路切換弁22と、圧
縮機21の吸入側に接続されるアキュムレータ23と、
四路切換弁22に接続された室外熱交換器24と、室外
熱交換器24に接続された電動膨張弁でなる減圧器25
とが設けられている。減圧器25は、フィルタ26およ
び液閉鎖弁27を介して現地配管31に接続されてお
り、この現地配管31を介して室内熱交換器11の一端
と接続される。また、四路切換弁22は、ガス閉鎖弁2
8を介して現地配管32に接続されており、この現地配
管32を介して室内熱交換器11の他端と接続されてい
る。この現地配管31,32は図1の冷媒配管6に相当
する。
24での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペ
ラファン29が設けられている。このプロペラファン2
9は、ファンモータ30によって回転駆動される。
示す分解斜視図を用いて説明する。室外機3は、底板4
1、右側板42、左側板43、前板44、保護金網4
6、天板47、加湿ユニットケーシング48などを含む
室外機ケーシングを備えている。
仕切板49が取り付けられる。また、室外機ケーシング
の後面に位置する保護金網46の前面には平面視略L字
形状でなる室外熱交換器24が取り付けられる。
台50が取り付けられており、このファンモータ台には
室外ファンモータ30が固定される。この室外ファンモ
ータ30には室外ファン29が取り付けられる。室外フ
ァン29は、室外ファンモータ30により駆動されるこ
とで、ファン吸込口45、仕切板49、左側板43、室
外熱交換器24および加湿ユニットケーシング48の底
板によって形成される空間内に負圧を形成し、後面およ
び左側面から導入した空気を室外熱交換器24と接触さ
せた後、前板44の前面に排気する。
機21、四路切換弁22、電動弁25、液管閉鎖弁2
7、ガス管閉鎖弁28などの冷媒回路構成部品と、各部
の温度を検出するためのサーミスタ51などが配置され
ている。右側板42の右側方には、液管閉鎖弁27、ガ
ス管閉鎖弁28を保護するための閉鎖弁カバー52が取
り付けられる。
が取り付けられる、この電装品箱53には、各部を制御
するための回路部品を搭載したプリント基板54が収納
され、回路部品で生じた熱を放熱するための放熱フィン
55が取り付けられている。
する加湿ユニットケーシング48を備えている。この加
湿ユニットケーシング48内には、加湿ロータ58が配
置されている。加湿ロータ58は、接触する空気中の水
分を吸着し、加熱されることによって吸着した水分を離
脱する性質を有する多孔質のゼオライトなどを円盤形状
にしたものであり、加湿ユニットケーシング48側に設
けられた支持軸59にロータガイド60を介して回動可
能に支持される。加湿ロータ58の周面には、ギヤが形
成されており、ロータ駆動モータ61の駆動軸に取り付
けられるロータ駆動ギヤ62と歯合している。
ヒータ組立体64が配置されている。ヒータ組立体64
は、ヒータ本体66と、ヒータ本体66をカバーする上
部カバー65と、空気を吸入するための吸入口67およ
びヒータ本体66で加熱された空気を排出する排出口6
8を有する下部カバー69とからなり、ヒータ固定板6
3を介して加湿ロータ58の上方に取り付けられる。
体64に対応する位置に、加湿ファン70が配置されて
いる。加湿ファン70は、加湿側連絡ダクト72に連な
るケーシング内に配置される遠心ファンであり、加湿ロ
ータ58下方に取り付けられる加湿ファン吸込口71に
一体的に設けられる。加湿ファン70は、加湿ロータ5
8を通過した空気を加湿側連絡ダクト72側に排気し、
加湿ホース73および連絡配管6内に配置される加湿空
気用配管を介して室内機2側に加湿空気を送出する。
体64が位置しない部分を覆うように、吸着側連絡ダク
ト74が設けられている。この吸着側連絡ダクト74
は、加湿ロータ58の下部から加湿ロータ58を通過し
て、加湿ロータ58の収納部に隣接する吸着ファン収納
部75に至る空気流路を形成する。
連絡ダクト74によって形成される空気流路に接続する
開口部85を有する吸着側ベルマウス84が設けられて
いる。吸着ファン収納部75には、吸着ファン81が回
動自在に収納されている。この吸着ファン81は、上部
に配置される吸着側ベルマウス84から吸気して、吸着
ファン収納部75の外部に向けて排気するように構成さ
れた遠心ファンである。吸着ファン81は、吸着ファン
モータ83によって回転駆動される。吸着ファンモータ
83はモータ固定台82によって加湿ユニットケーシン
グ48内に固定される。
は、プリント基板78を内部に収納する電装品箱76と
電装品箱蓋77でなる電装品ケーシングおよび電源基板
79などが配置される。
ファン81を回転駆動することによって、外部からの空
気を取り入れ、加湿ロータ58の一部を通過して吸着側
連絡ダクトおよび吸着ファン81を介して外方に排出さ
れる空気流を生成する。外部から取り入れられた空気が
加湿ロータ58を通過する際に、加湿ロータ58は空気
中に含まれている水分を吸着する。
ために、ロータ駆動モータ61によりロータ駆動ギア6
2を介して加湿ロータ58を回転駆動する。このことに
より、加湿ロータ58の水分を吸着した領域が、加湿フ
ァン70によって生成される空気流中に移動することと
なる。
とによって、外部から空気を取り入れ、加湿ロータ58
を下方から上方に向けて通過し、下部カバー69の吸入
口67から上部カバー65内に導入され、排出口68か
ら排出されて加湿ロータ58を上方から下方に再度通過
して、加湿ファン70を介して加湿側連絡ダクト72側
に排気される空気流を生成する。このとき、外部から導
入された空気流は、ヒータ組立体64の上部カバー65
内に位置するヒータ本体66に接触して加熱される。し
たがって、加湿ファン70が生成する空気流によって、
加湿ロータ58に吸着されている水分を離脱して、加湿
空気として室内機2側に供給することが可能となる。
図を図4に示す。図4において、室内機2は、前面グリ
ル組立体101と、前面グリル組立体101の正面に装
着される前面パネル102とを有している。前面グリル
組立体101は、その上面に多数のスリット状開口部を
形成する上部吸込口103を備えている。また、前面パ
ネル102は上方および側方に開口する前面吸込口10
4が形成されている。
3内方および前面パネル102の前面吸込口104内方
に位置して、空気清浄用のエアフィルタ105が挿入さ
れる。
る底フレーム組立体106に取り付けられて、内部部品
を内装するケーシングを構成することとなる。この前面
グリル組立体102よおび底フレーム組立体106で構
成されるケーシングは、室内の壁面に固定される据付板
107に係止されて室内に取り付けられる。
ーファン12を収納するファン収納部109が設けられ
ている。このファン収納部109には、クロスフローフ
ァン12が軸受部材110を介して回動自在に取り付け
られ、軸受部材110と対向する側面には室内ファンモ
ータ13が設けられる。室内ファンモータ13のさらに
外方には側板111が取り付けられる。
び後部上方を取り囲むように室内熱交換器11が取り付
けられる。この室内熱交換器11は、左右両端で複数回
折り返された伝熱管に多数の放熱フィンが取り付けられ
たものであり、クロスフローファン12の駆動により上
部吸込口103および前面吸込口104から吸い込まれ
た空気をクロスフローファン12側に通過させ、伝熱管
内部を通過する冷媒との間で熱交換を行わせる。この室
内熱交換器11は、連絡配管6から分岐された冷媒配管
108が接続される。
発生する凝縮水を受け取るためのドレンパン112が設
けられている。このドレンパン112には、受け取った
凝縮水を外部に排出するためのドレンホース113が取
り付けられている。冷房運転時には、室内熱交換器11
は蒸発器として作用するため、室内熱交換器11と接触
する空気中に含まれる水分が凝縮して滴下する。このよ
うな凝縮水をドレンパン112で受け取ってドレンホー
ス113によって排水するように構成されている。
御回路などを搭載するプリント基板が収納される電装品
箱114と、電装品箱114の前面をカバーする電装品
蓋115が設けられている。さらに、電装品箱114の
下方にはクロスフローファン12によって生成される空
気流の吹出口が設けられている。この吹出口には、水平
羽根116,116と、垂直羽根連結棒118で連結さ
れた複数の垂直羽根117,117とが揺動可能に設け
られている。この水平羽根116,116は水平羽根作
動モータ119によって回転駆動され、垂直羽根11
7,117は垂直羽根作動モータ120によって回転駆
動されるように構成されている。
は、ダクト組立体121が取り付けられている。ダクト
組立体121は、下方に位置する加湿ホース接続部12
2と、中間に位置する流路形成部123と、上方に位置
する加湿空気吹出口124とを備えている。このダクト
組立体121の加湿ホース接続部122には、連絡配管
6から分岐された加湿空気用配管が接続され、加湿ユニ
ット4から供給される加湿空気を導入する。中間部に位
置する流路形成部123は、加湿空気を通過させるため
の中空部を構成しており、加湿ホース接続部122から
導入された加湿空気を先端方向に搬送し、加湿空気吹出
口124からクロスフローファン12によって生成され
た空気流中に放出する。
ユニット2および加湿ユニット4の制御ブロック図の一
例を図5に示す。
サ、ROM、RAM、各種インターフェイスなどを含む
室外ユニット制御部501を備えている。室外ユニット
制御部501は、吐出側圧力保護スイッチ502、吐出
管サーミスタ503、吸入側圧力センサ504、外気サ
ーミスタ505、室外熱交サーミスタ506などの各種
センサが接続されており、各センサの検出信号が入力さ
れる。
される圧縮機21、四路切換弁22、電動弁25、室外
ファンモータ30などに制御信号を供給することによっ
て運転中の各部の制御を行うように構成されている。
サ、ROM、RAM、各種インターフェイスなどを含む
室内ユニット制御部201を備えている。室内ユニット
制御部201は、液管サーミスタ202、ガス管サーミ
スタ203、室内熱交サーミスタ204、室温センサ2
05などの各種センサが接続されており、各センサの検
出信号が入力される。
される室内ファンモータ13、水平羽根作動モータ11
9、垂直羽根作動モータ120、表示部206、赤外線
送受信部207などに接続されており、各部に対して制
御信号を供給することによって運転中の各部の制御を行
うように構成されている。
ROM、RAM、各種インターフェイスなどを含む加湿
ユニット制御部401を備えている。加湿ユニット制御
部401は、ヒータ部サーミスタ402などのセンサが
接続されており検出信号が入力される。
タ駆動モータ61、ヒータ本体66、加湿ファンモータ
403、吸湿ファンモータ83などに接続されており、
各部に対して制御信号を供給することによって運転中の
各部の制御を行うように構成されている。
部を制御するための加湿ユニット制御部401を備える
場合には、室外空調ユニット5からAC電源を供給し、
加湿オン・オフ信号を送信するだけで、加湿ユニット4
側で加湿運転制御を行うように構成することができる。
外空調ユニット5、加湿ユニット4内の各制御部によ
り、暖房運転、冷房運転、ドライ運転、加湿運転などの
各運転モードによる運転制御が行われる。この運転制御
の概略を図6の制御フローチャートに基づいて説明す
る。
テップS11において各部の初期化を行う。ステップS
12では暖房指令があったか否かを判別する。リモコン
からの暖房指令を受けた場合やリモコンから自動運転指
令を受けて暖房運転が必要であると判断した場合には、
暖房指令があったと判断してステップS13に移行す
る。ステップ13では、室内熱交換器11が凝縮器とし
て機能し、室外熱交換器24が蒸発器として機能するよ
うに四路切換弁22を切り換え、設定される目標温度と
現在の室内温度などに応じて、圧縮機21の運転周波
数、室内ファンモータ13の回転数、室外ファンモータ
30の回転数などを制御して、暖房運転を開始する。
か否を判別する。リモコンからの加湿指令を受けた場合
やリモコンから加湿自動運転指令を受けて加湿運転が必
要があると判断した場合には、加湿指令があったと判断
してステップS15に移行する。ステップS15では、
加湿ユニット4内のロータ駆動モータ61、ヒータ本体
66、加湿ファンモータ403、吸湿ファンモータ83
を駆動して加湿運転を開始する。ここでは、吸湿ファン
81によって外部から導入した空気中に含まれる水分を
加湿ロータ58に吸着し、ヒータ本体66の加熱により
加湿ロータ58から離脱した水分を加湿ファン70によ
って室内空調ユニット2に供給する。
かを判別する。リモコンからの冷房指令を受けた場合や
リモコンから自動運転指令を受けて冷房運転が必要であ
ると判断した場合には、冷房指令があったと判断してス
テップS17に移行する。ステップ17では、室内熱交
換器11が蒸発器として機能し、室外熱交換器24が凝
縮器として機能するように四路切換弁22を切り換え、
設定される目標温度と現在の室内温度などに応じて、圧
縮機21の運転周波数、室内ファンモータ13の回転
数、室外ファンモータ30の回転数などを制御して、冷
房運転を開始する。
たか否かを判別する。リモコンからのドライ運転指令を
受けた場合やリモコンから自動運転指令を受けてドライ
運転が必要であると判断した場合には、ドライ運転指令
があったと判断してステップS19に移行する。ステッ
プ19では、冷房運転モードと同様に、室内熱交換器1
1が蒸発器として機能し、室外熱交換器24が凝縮器と
して機能するように四路切換弁22を切り換え、設定さ
れる目標湿度と現在の室内湿度などに応じて、圧縮機2
1の運転周波数、室内ファンモータ13の回転数、室外
ファンモータ30の回転数などを制御して、ドライ運転
を開始する。
かを判別する。リモコンから運転停止指令を受けた場
合、タイマ設定による停止を行う場合、装置異常による
緊急停止を行う場合には、ステップS22に移行する。
ステップS22では、装置の停止処理を実行する。
房運転モードおよびドライ運転モードを実行している場
合には、室内空調ユニット2内におけるカビの発生や細
菌の繁殖を防止するために、一定時間毎に加湿ユニット
4から加熱空気を供給するように構成している。この加
熱空気供給動作を図7に示す制御フローチャートに基づ
いて説明する。
か否かを判別する。冷房運転モードまたはドライ運転モ
ードの開始直後である場合にはステップS32に移行す
る。ステップS32では、加熱空気供給動作の時間間隔
を計測するための第1タイマをリセットしカウントを開
始する。
ト値が第1の所定値に達したか否かを判別する。第1タ
イマのカウント値が第1の所定値に達した場合には、冷
房運転またはドライ運転を開始してから第1所定時間を
経過したと判断しステップS34に移行する。
ヒータ本体66をオンし、加湿ファンモータ403をオ
ン状態とする。このとき、吸湿ファンモータ83および
ロータ駆動モータ61はオフ状態とする。このことによ
り、加湿ファン70によって外部から導入された空気
は、ヒータ本体66によって加熱され、室内空調ユニッ
ト2側に供給される。加湿ロータ58は回転しておら
ず、また吸湿ファン81も回転駆動されていないため、
加湿ロータ58から水分が放出されることがなく、加湿
ファン70によって室内空調ユニット2に供給される空
気は、加熱された乾燥空気となる。
℃以上となるようにヒータ本体66の温度制御を行うこ
とが好ましい。この場合には、加熱殺菌された乾燥空気
を室内空調ユニット2に供給することができ、室内熱交
換器11およびその周辺におけるカビや細菌の繁殖を防
止することが可能となる。
給動作を開始してからの経過時間を計測するための第2
タイマをリセットしカウントを開始させる。ステップS
35では、第2タイマのカウント値が第2の所定値に達
したか否かを判別する。第2タイマのカウント値が第2
の所定値に達した場合には、加熱空気供給動作を開始し
てから第2所定時間を経過したと判断しステップS36
に移行する。
び加湿ファンモータ403をオフ状態とし、加熱空気供
給動作を停止する。 〔加湿ユニットによる加熱空気供給動作の作用・効果〕
前述したような実施形態では、室内空調ユニット2内に
加湿空気を供給するための加湿ユニット4を利用して、
冷房運転モードまたはドライ運転モードの際に一定時間
毎に室内空調ユニット2内に加熱空気を供給するように
構成している。この場合、冬期乾燥時などの加湿運転の
ために加湿ユニット4を利用して、冷房・ドライ運転時
の加熱殺菌空気の供給を行っており、加熱空気供給手段
を別途設ける必要がなく、コストアップを招くことな
く、室内空調ユニット2内の殺菌効果を得ることが可能
となる。ヒータ本体66の周囲温度が60℃以上となる
ように温度制御を行っているため、細菌やカビを殺菌し
た状態で加熱空気を室内機側に送り込むことができる。
の加熱空気供給動作の間隔を設定するための第1の所定
値および加熱空気供給の動作時間を設定するための第2
の所定値は適宜設定することができ、実験的に得られる
値が予めデフォルト値として設定される。
熱された空気を室内空調ユニット2内に供給するための
加熱空気供給用ファンとを備えた加熱空気供給装置を設
ける構成とすることができる。この場合、加湿ユニット
4を備える構成、加湿ユニット4を備えていない構成の
いずれであってもよい。 (B)室内外一体型の空気調和機において、加湿空気を
室内側に供給するための加湿ユニットを設け、冷房運転
モードまたはドライ運転モードの際に加湿ユニットから
加熱空気を供給するように構成することも可能である。 (C)室内外一体型の空気調和機において、加熱空気を
生成するヒータと、ヒータによって加熱された空気を室
内側に供給するための加熱空気供給用ファンとを備えた
加熱空気供給装置を設けることも可能である。 (D)上述の実施形態では、タイマにより自動的に加熱
空気の供給運転を行うように構成しているが、リモコン
や室内機内に加熱空気供給運転のスイッチを設けてお
き、ユーザがこのスイッチを操作することにより適宜加
熱空気供給運転を開始させることができるように構成で
きる。
スイッチを設けておき、このスイッチの操作により加熱
空気供給運転の制御の有効・無効を選択できるように構
成することも可能である。
は、冷房運転モードおよびドライ運転モードにおいて、
加熱空気供給手段により加熱殺菌空気を供給するように
構成しているため、カビの発生や細菌の繁殖を防止する
ことができる。
して機能する室内熱交換器に加熱空気を供給することに
よって、室内空調ユニットにおけるカビの発生を抑制す
ることができる。
供給手段の運転時において発生する音が室内側に影響す
ることを抑制できる。請求項4に係る空気調和機では、
室内熱交換器に対して加熱空気の供給を行えるので、室
内熱交換器におけるカビの発生を防止することができ
る。
ビを殺菌した状態で加熱空気を室内機側に送り込むこと
ができ、熱交換器付近のカビの発生を防止できる。請求
項6に係る空気調和機では、加熱空気供給手段を別途設
けることなく、熱交換器付近のカビの発生を防止するこ
とが可能となる。
毎に乾燥した加熱空気を供給しており、確実にカビの発
生を防止することができる。
外観構成を示す斜視図。
Claims (7)
- 【請求項1】室内空気を取り入れて熱交換器(11)内
の冷媒との間で熱交換を行った後の調整空気を室内に送
風する空気調和機であって、前記熱交換器(11)を冷
媒の蒸発器として機能させる冷房運転モードおよびドラ
イ運転モードを備え、前記冷房運転モードおよびドライ
運転モードにおいて、前記熱交換器(11)側に加熱空
気を供給する加熱空気供給手段(4)をさらに備える空
気調和機。 - 【請求項2】室外熱交換器(24)を含む室外冷媒回路
を有する室外空調ユニット(5)と、室内熱交換器(1
1)を含む室内冷媒回路を有する室内空調ユニット
(2)とを備え、前記冷房運転モードおよびドライ運転
モードは前記室外熱交換器(24)を凝縮器とし前記室
内熱交換器(11)を蒸発器として機能させる、請求項
1に記載の空気調和機。 - 【請求項3】前記加熱空気供給手段(4)は室外に設置
されており、前記加熱空気供給手段(4)から前記室内
空調ユニット(2)に加熱空気を搬送するための加熱空
気用配管(7)を備えている、請求項2に記載の空気調
和機。 - 【請求項4】前記加熱空気用配管(7)は前記室内熱交
換器(2)の上流側に加熱空気吹出口(124)を備え
る、請求項3に記載の空気調和機。 - 【請求項5】前記加熱空気供給手段(4)は加熱空気を
生成するためのヒータを備え、加熱空気を生成する際の
前記ヒータの周囲温度が60℃以上となるように制御さ
れる、請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和機。 - 【請求項6】室外空気に含まれる空気を吸着し加熱され
ることにより吸着した水分を放出する吸湿部材(58)
と、前記吸湿部材(58)から水分を離脱させるための
加熱空気を生成するヒータ(66)と、前記ヒータ(6
6)によって生成される加熱空気を室内に供給する加熱
空気搬送手段(70)とを備える加湿ユニット(4)を
備え、前記ヒータ(66)および加熱空気搬送手段(7
0)が前記加熱空気供給手段を兼用することを特徴とす
る、請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和機。 - 【請求項7】前記加熱空気供給手段(4)は、前記冷房
運転モードまたはドライ運転モード中の一定時間毎に室
内側に加熱空気を供給するように構成される、請求項1
〜6のいずれかに記載の空気調和機。
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