JP2003313333A - 看板用材料 - Google Patents

看板用材料

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JP2003313333A
JP2003313333A JP2002124335A JP2002124335A JP2003313333A JP 2003313333 A JP2003313333 A JP 2003313333A JP 2002124335 A JP2002124335 A JP 2002124335A JP 2002124335 A JP2002124335 A JP 2002124335A JP 2003313333 A JP2003313333 A JP 2003313333A
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JP
Japan
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copolymer
ink
plate
foamed polystyrene
solution containing
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Pending
Application number
JP2002124335A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Takumi
勝 工
Yasuyo Omori
靖代 大森
Michio Yako
道夫 夜光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Koyo Sangyo Co Ltd
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  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェットプリンターで直接印字ができる
発泡スチロール板を提供する。 【解決手段】発泡スチロール板にベタインモノマー共重
合体を含む溶液を塗布しておくことにより直接印字が可
能になる。特にベタインアクリルあるいはメタクリル酸
エステル共重合体の溶液であれば、発泡スチロールと密
着性がよく、且つ、印刷適性にもすぐれる。紙の層を含
まないので熱線カッターなどでも加工ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はインクジェット記録
ができる屋内用看板等のディスプレイ用素材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、看板等のディスプレイ用の素材に
はダウ化工(株)製ウッドラックパネルに代表される、
発泡スチロール板がよく使われる。この発泡スチロール
板は表面が平滑であり、軽くて強度があることから、屋
内用のディスプレイ素材としては非常に適しており、よ
く使われてきた。
【0003】近年、インクジェットプリンターが普及す
るに伴って、パソコンで出力した物を掲示する用途が出
現した。そのためには、一旦、インクジェット用紙等の
メディアに一旦プリントアウトした後、発泡スチロール
板に粘着剤又は接着剤で接着して使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近、ミマキ社などよ
り、厚さ7mmまでの板に直接プリントできるインクジ
ェットプリンターが発売された。発泡スチロール板に直
接プリントしてもインクをはじくため、何らかの加工を
する必要がある。インクジェット用紙を前もって貼って
おくと言う方法もあるが、それなら、インクジェット用
紙に汎用のインクジェットプリンターで印刷してから貼
るのとなんら代わりはない。また、紙の層があると熱線
カットできないなど、切断加工性が悪いなどの欠点があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、発泡スチロール板にインクジェットプリン
ターのインキと密着し、かつ印字性に優れるポリマーを
プライマーとしてコーティングするように構成したもの
である。これにより、インクジェットプリンターで直接
プリントできるディスプレイ用の素材が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、表面にスキン層のある発泡スチロール板の片面又は
両面にベタインモノマー共重合体をコーティングしてな
る板状物としたものであり、インクジェットプリンター
で直接プリントできるという作用を有する。
【0007】インクジェット用メディアのコーティング
は通常、ポリビニルアルコールなどの親水性の高分子が
使用される。インクジェットインキは親水性の面に密着
しやすいからである。メディアが紙や合成紙などの場合
はこれでよいが、発泡スチロール板の場合は表面のスキ
ン面の疎水性が強く、親水性の高分子化合物との密着性
が悪い。
【0008】アクリル及びメタクリル系のポリマーであ
ればポリスチレンと比較的密着性がいい。発明者らは鋭
意研究の結果、インクジェットプリンターのインクとの
相性を高め、インクのにじみをなくし定着させるには、
ポリマー内にカチオンを有する必要性があることがわか
った。そしてベタインのアクリルあるいはメタクリル酸
エステル共重合体の溶液であれば、発泡スチロールと密
着性がよく、且つ、印刷適性もいいことに気がついた。
【0009】特に、インキとしてアニオン性染料系イン
キを用いた場合には、インキのアニオンと、プライマー
のカチオンが結合し、よく定着することもわかった。ベ
タインモノマーとは分子内にカチオンとアニオンの両方
を有するモノマーである。ベタイン(メタ)アクリル酸
エステルとしては、例えばN-(メタ)アクリロイルオキ
シメチルーN,N-ジメチルアンモニウムーα―N-カルボキ
シベタイン、N-(メタ)アクリロイルオキシエチルーN,
N-ジメチルアンモニウムーα―N-カルボキシベタイン、
N-(メタ)アクリロイルオキシプロピルーN,N-ジメチ
ルアンモニウムーα―N-カルボキシベタインなどがあ
る。
【0010】共重合体中のベタインモノマーの比率は充
分なインク吸収性を付与するためには10%以上にする
ことが好ましい。ベタイン(メタ)アクリル酸エステル
共重合体の溶液の溶媒については、水、アルコール、ブ
チルセロソルブなどの発泡スチロールを侵さない溶媒が
いい。トルエンなどの強力な溶媒は発泡スチロールが侵
されるので使えない。
【0011】塗布方法としては、前もって粘度を調整す
ることにより、グラビア印刷、ロールコーティング、ス
クリーン印刷など各種方法が可能である。粘度をあげる
場合には少量のポリビニルアルコールなどの水溶性ポリ
マーからなる増粘剤や、シリカなどの多孔質充填材を用
いると、インクの吸収性すなわち速乾性がでるので、さ
らに好ましい。
【0012】
【実施例】次に、本発明の具体例を説明する。 (実施例1)発泡スチロール板としてダウ化工製ウッド
ラックパネルBMに、ベタインモノマー共重合体のエタノ
ール溶液をロール塗布し、乾燥した。ベタインモノマー
共重合体としてはメタクリル酸メチルとN-メタクリロイ
ルオキシメチルーN,N-ジメチルアンモニウムーα―N-カ
ルボキシベタインのモル比100:10の共重合体を用い
た。
【0013】得られた板状物のコート面にインクジェッ
トプリンター( ミマキ社製 JV-4 )により、印刷した
ところ、文字、画像ともに鮮明に印刷することができ
た。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インクジ
ェットプリンターで直接プリントできる発泡スチロール
板でできた軽くて強度がある看板用素材がえられる。こ
の素材の表面にはコーティングがなされているが、その
密着性はよく、インクジェット紙を貼った場合と異なり
紙の層を含まないので、熱線カッターなどでも加工がで
きるという有利な効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FB01 FB08 FC06 2H086 BA15 BA19 BA34 BA35 4F006 AA15 AA51 AB24 BA01 CA00 4F100 AK12A AK12B AK25C BA03 BA07 BA10A BA10C CC00C DJ01A GB41 GB90 HB31 JK01 JK06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にスキン層のある発泡スチロール板の
    片面又は両面にベタインモノマーの共重合体を含む溶液
    をコーティングしてなる板状物
  2. 【請求項2】ベタインモノマーがアクリル酸エステルあ
    るいはメタクリル酸エステルである、請求項1の板状物
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011237675A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Koyo Sangyo Co Ltd パネル基板及びその製造方法
EP2399751A1 (fr) 2010-06-28 2011-12-28 Societe des Cellulaires Techniques S.A. Procédé de fabrication d'un élément en mousse pour la décoration, l'ameublement, le calage et/ou le transport d'objets, l'insonorisation ou similaire, et élément en mousse obtenu
JP2021041542A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 積水化学工業株式会社 樹脂積層体

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