JP2003313264A - ポリウレア樹脂組成物、ポリウレア被膜の製造方法、ポリウレア樹脂用硬化剤及びポリウレア樹脂形成用の組成物セット - Google Patents

ポリウレア樹脂組成物、ポリウレア被膜の製造方法、ポリウレア樹脂用硬化剤及びポリウレア樹脂形成用の組成物セット

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JP2003313264A JP2002125152A JP2002125152A JP2003313264A JP 2003313264 A JP2003313264 A JP 2003313264A JP 2002125152 A JP2002125152 A JP 2002125152A JP 2002125152 A JP2002125152 A JP 2002125152A JP 2003313264 A JP2003313264 A JP 2003313264A
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靖之 松本
Naoki Fuei
直喜 笛井
Motokazu Kobayashi
本和 小林
Jun Kubota
純 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化時間が極めて短く、硬化反応触媒が不要
で、更には、溶剤を不要とすることが可能であり、光に
対する優れた安定性を有し、硬度が高く良好な物性を示
す硬化被膜が得られるポリウレア樹脂組成物を提供す
る。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される化合物と、
下記一般式(2)で表される化合物とを含有するポリア
ミン成分と、ポリイソシアネート成分とからなるポリウ
レア樹脂組成物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なポリウレア
樹脂組成物、該組成物を用いたポリウレア被膜の製造方
法及びポリウレア樹脂用硬化剤に関する。より詳しく
は、特定のビス(N−アルキルアミノシクロヘキシル)
メタン類及びアミノシクロヘキシル(N−アルキルアミ
ノシクロヘキシル)メタン類とを用いたポリウレア樹脂
組成物、該組成物を用いたポリウレア被膜の製造方法及
びポリウレア樹脂用硬化剤に関する。
【0002】
【従来の技術】活性水素とイソシアネートの反応性は大
であるため、多官能性活性水素含有化合物とポリイソシ
アネート化合物の反応で容易に高分子材料が得られる。
様々な構造を有する多官能性活性水素含有化合物とポリ
イソシアネート化合物との組み合わせにより、様々な特
性を有する高分子材料の合成が可能であり塗料、接着
剤、エラストマー、成形材料などに広く使用されてい
る。
【0003】これらのポリイソシアネートを使用する工
業的分野では、その殆どが相手の多官能性活性水素含有
化合物はヒドロキシル基を持つポリオール化合物が中心
になっており、いわゆるポリウレタンの製造を目的とし
ている。このイソシアネート基とヒドロキシル基との反
応は比較的緩和に進行するため、反応性を上げるために
は第3級アミンや有機金属系のような各種触媒が使用さ
れる。またポリオール化合物は殆どが固体状物質、ある
いは高粘度状物質であるためポリイソシアネート化合物
との反応時には各種溶剤に溶解させた状態で使用される
ことが多い。
【0004】これらの触媒、溶剤などは調整時やその後
の被膜形成時に大気中に揮散されるケースもあり、環
境、安全面からも問題となっている。
【0005】また、ポリウレタンは設計の仕方によって
もかなり異なったものが得られるが、各種素材に対する
接着性が良好で、被膜硬度が高く、弾性があり、耐摩耗
性、耐薬品性等に優れた物性を示す高分子材料である。
しかし、現在使用されている多くのポリウレタンは光暴
露による黄変の問題を抱えている。
【0006】一方、多官能性活性水素含有化合物とし
て、アミノ基を持つポリアミンとの反応も古くから知ら
れており、例えば芳香族ポリアミンがポリウレタンの鎖
延長剤や硬化剤として、また脂肪族や脂環式ジアミンも
各種ウレタンウレア製品に使用されているが、主にイソ
シアネートとの反応性を早めるためや生成するウレア結
合の水素結合性を利用して、物性を制御するのに用いら
れている。
【0007】近年、ポリウレタン、ポリウレアの鎖延長
剤としてジアミン化合物であるビス(N−アルキルアミ
ノシクロヘキシル)メタン類を用い、種々の特性を向上
させる技術が提案されている(特許第2759053号
公報)。これらのジアミン化合物は光に対して安定性を
有する、すなわち光暴露により黄変の少ないポリウレタ
ン、ポリウレアを提供する硬化剤や鎖延長剤として使用
されることが記載されている。
【0008】しかし、上記ビス(N−アルキルアミノシ
クロヘキシル)メタン類をポリウレタン、ポリウレアを
得るための硬化剤や鎖延長剤として用いた場合、光に対
して安定性は改善されるものの、太陽光にさらされる用
途などではより一層の改善が求められている。またこれ
らの反応系では実質的に硬化反応触媒を使用したり有機
溶媒を併用する必要があり環境、安全面からもより一層
の改善が求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解決し、硬化時間が極めて短く、硬化反応触媒が
不要で、更には、溶剤を不要とすることが可能であり、
光に対する優れた安定性を有し、硬度が高く良好な物性
を示す硬化被膜が得られるポリウレア樹脂組成物、該組
成物を用いたポリウレア被膜の製造方法及びポリウレア
樹脂用硬化剤を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究検討した結果、特定のビス(N−
アルキルアミノシクロヘキシル)メタン類に、特定のア
ミノシクロヘキシル(N−アルキルアミノシクロヘキシ
ル)メタン類を組み合わせたものを、主にポリイソシア
ネートモノマーと反応しポリウレアを形成する骨格活性
水素成分(ポリウレタンの場合のポリオールに相当)と
して用いることにより、得られるポリウレアが、光に対
してより安定性を有すると共に硬度が高く良好な物性を
示すこと、ウレア化反応速度が向上し実質的に硬化反応
触媒が不要になること、さらには特定のポリイソシアネ
ート成分を用いた場合に、揮発性成分を殆ど含まない組
成物でありながら、均質で平滑な硬化被膜が得られ、そ
の上、極めて硬度が高く良好な物性を示すと同時に、光
に対する安定性が極めて優れていることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明にかかるポリウレア樹脂組成
物の一実施態様は、下記一般式(1)で表される化合物
と、下記一般式(2)で表される化合物とを含有するポ
リアミン成分と、ポリイソシアネート成分とからなるこ
とを特徴とする。
【0012】
【化9】
【0013】(式中、R1、R2は、それぞれ1〜10の
炭素原子を有するアルキル基であり、同一であっても異
なっていてもよい。R3〜R6は、それぞれ水素原子また
は1〜5の炭素原子を有するアルキル基であり、同一で
あっても異なっていてもよい。)
【0014】
【化10】
【0015】(式中、R7は、1〜10の炭素原子を有
するアルキル基である。R8〜R11は、それぞれ水素原
子または1〜5の炭素原子を有するアルキル基であり、
同一であっても異なっていてもよい。)
【0016】また、本発明にかかるポリウレア被膜の製
造方法の一実施態様は、上記ポリウレア樹脂組成物のポ
リアミン成分とポリイソシアネート成分を反応させるこ
とを特徴とする。
【0017】更に、本発明にかかるポリウレア樹脂用硬
化剤の一実施態様は、上記一般式(1)で表される化合
物と、上記一般式(2)で表される化合物とを含有する
ことを特徴とする。
【0018】更にまた、本発明にかかるポリウレア樹脂
形成用の組成物セットの一実施態様は、 i)ポリイソシアネート成分と ii)ポリアミン成分と、 を独立して有しているポリウレア樹脂形成用の組成物の
セットであり、前記ポリアミン成分が、上記一般式
(1)で示される化合物と上記一般式(2)で示される
化合物とを含んでいることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0020】ポリアミン成分(硬化剤)は、上記一般式
(1)で表される化合物と、上記一般式(2)で表され
る化合物とを含有する。
【0021】一般式(1)、(2)において、R1
2、R7は、それぞれ炭素数1〜10のアルキル基であ
って直鎖であっても分岐していてもよい。具体的には、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピ
ル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチ
ル基、tert−ブチル基、各種異性体ペンチル基、ヘ
プチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基などが挙げ
られ、好ましくは、炭素数3〜10のアルキル基、更に
好ましくはn−ブチル基、iso−ブチル基、sec−
ブチル基、tert−ブチル基、最も好ましくはsec
−ブチル基である。R1とR2は同一であっても異なって
いてもよいが、同一である方が好ましい。
【0022】R3〜R6、R8〜R11は、それぞれ水素原
子または炭素数1〜5のアルキル基であり、炭素数1〜
5のアルキル基は直鎖であっても分岐していてもよい。
3、R4、R8、R9は水素原子またはメチル基、R5
6、R10、R11は水素原子であることが好ましい。R3
とR4、R5とR6、R8とR9、R10とR11は、それぞれ
同一であっても異なっていてもよいが、同一である方が
好ましい。
【0023】また、R2とR7、R3とR8、R4とR9、R
5とR10、R6とR11は、それぞれ同一であっても異なっ
ていてもよいが、同一である方が好ましい。
【0024】一般式(1)で表される化合物と一般式
(2)で表される化合物の混合割合は、一般式(1)で
表される化合物100重量部に対し、一般式(2)で表
される化合物を5〜30重量部が好ましく、8〜20重
量部がより好ましい。
【0025】ポリイソシアネート成分としては、例え
ば、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トル
エンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、1,2−フェニレンジイソシアネート、1,3−フ
ェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソ
シアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、
1,5−ナフタレンジイソシアネート、クロロフェニレ
ン−2,4−ジイソシアネート、4,4’−ジフェニル
エーテルジイソシアネート、3,3’−ジメチルジフェ
ニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、3,3’−
ジメトキシジフェニル−4,4’−ジイソシアネート、
o−キシレンジイソシアネート、m−キシレンジイソシ
アネートなどの芳香族ジイソシアネート、1,4−テト
ラメチレンジイソシアネート、1,5−ペンタメチレン
ジイソシアネート、2,−メチル−1,5−ペンタメチ
レンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−1,
6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−ト
リメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、
デカメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネー
トなどの脂肪族ジイソシアネート、1,4−シクロヘキ
シルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加
キシレンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネ
ートなどの脂環式ジイソシアネートがあげられる。
【0026】また、これらのポリイソシアネートを変性
して得られる、ウレトジオン結合、イソシアヌレート結
合、アロファネート結合、ビウレット結合、ウレトンイ
ミン結合、カルボジイミド結合、ウレタン結合、ウレア
結合、などを1以上含有する変性ポリイソシネートも使
用できる。さらに、ポリフェニレンポリメチレンポリイ
ソシアネート、クルードトルエンジイソシアネートなど
のポリイソシアネートも使用できる。また、単量体ポリ
イソシアネート1当量に対し最大0.5当量のポリオー
ルおよび/またはポリアミンとの反応生成物である末端
イソシアネートプレポリマーも使用できる。
【0027】これらのポリイソシアネートは、単独で用
いてもよいし、二種以上を併用してもよい。
【0028】これらのうちでも、揮発性成分を殆ど含ま
ない組成物が得られ、より優れた耐候性を発現できるた
め、下記一般式(a)で表される化合物と、下記一般式
(b)〜(c)で表される化合物より選ばれる少なくと
も一種との混合物が好ましく、より好ましくは、一般式
(a)で表される化合物50〜80モル%と、一般式
(b)で表される化合物及び/又は一般式(c)で表さ
れる化合物50〜20モル%よりなる混合物である。こ
れらは、上記芳香族ジイソシアネート、ポリフェニレン
ポリメチレンポリイソシアネート、クルードトルエンジ
イソシアネートなどのポリイソシアネート等と併用して
もよい。
【0029】
【化11】
【0030】(式中、R21〜R23は、それぞれ4〜10
の炭素原子を有するアルキレン基、シクロアルキレン
基、好ましくはn−ヘキシレン基を表し、R24は1〜1
0の炭素原子を有するアルキル基、好ましくはn−ブチ
ル基を表す。)
【0031】また、同様の理由により、1,6−ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HDI)誘導体も好適に使
用でき、例えばイソシアヌレート結合、ウレトジオン結
合、アロファネート結合、ビウレット結合により得られ
るオリゴマー体等が挙げられ、イソシアヌレート結合が
50〜80モル%、ウレトジオン結合及び/又はアロフ
ァネート結合が50〜20モル%の範囲のものが更に好
ましい。この場合、上記一般式(a)〜(c)で表され
る化合物を混合してもよいし、イソシアヌレート結合、
ウレトジオン結合、アロファネート結合の2種以上が1
つの分子中で結合されているものを用いてもよい。これ
らは、上記芳香族ジイソシアネート、ポリフェニレンポ
リメチレンポリイソシアネート、クルードトルエンジイ
ソシアネートなどのポリイソシアネート等と併用しても
よい。
【0032】ポリアミン成分とポリイソシアネート成分
を配合する比率は、ポリアミン成分中の活性水素1当量
に対し、ポリイソシアネート成分中のイソシアネート当
量比が0.9〜1.25であることが好ましい。この当
量比とすることによって硬化反応が十分になり、十分な
塗膜物性を発現させることが可能となる。更には過剰の
イソシアネートが被膜中に残存することを有効に抑えら
れるため、水分との分解反応によると思われる被膜物性
の変化を解消、もしくは緩和することができる。
【0033】本発明においては、必要に応じて着色剤、
安定剤、分散剤、加水分解防止剤、充填剤、滑剤、紫外
線吸収剤、レベリング剤、酸化防止剤、難燃剤などの添
加剤を用途、目的に応じて適宜添加することができる。
【0034】本発明のポリウレア樹脂組成物はポリアミ
ン成分とポリイソシアネート成分との2液型塗料として
好適に使用でき、二成分型高圧スプレー、定量混合ディ
スペンサー、スタティックミキサーなどによる公知の塗
装方法で、塗布することができる。しかし、本発明にお
いては、ポリアミン成分とポリイソシアネート成分との
混合直後から反応が開始し、それにつれて液粘度も上昇
する。また、ポリアミン成分と有機ポリイソシアネート
成分の反応速度は、本質的に早いということと同時に、
特定のポリイソシアネートを用いた場合には、反応液中
に溶媒が共存しないことも相俟って、混合から塗布、塗
膜形成までの時間が短時間であるため、二成分型高圧ス
プレーを用いる塗装方法が好ましい。
【0035】本発明による組成物は各種プラスチック
類、ゴム、木材、紙などの有機基材、各種金属類、コン
クリート、セラミックスなどの無機基材などあらゆる基
材への適用が可能である。特に、硬化速度が非常に速い
ため、壁などの垂直面、天井等の塗装に好適に使用でき
る。
【0036】また本発明にかかるポリウレア樹脂組成物
の販売、流通形態としては、たとえばポリイソシアネー
ト成分と、ポリアミン成分とが各々独立の容器に入れら
れた、組成物セットの形態等が考えられる。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。
【0038】<合成例1>下記式(1−b)で表される
化合物の合成 オートクレーブ中にアルミナ担持白金触媒とビス(4−
アミノシクロヘキシル)メタン10gとメチルエチルケ
トン27.4gを入れ,水素存在下かつ8MPaの加圧
下で、120℃で8時間攪拌して反応させた。反応終了
後、過剰のメチルエチルケトンと生成する水を反応合成
物より分離して精製し、ほぼ無色透明な粘稠性液体を得
た。得られた化合物の元素分析値を計算値と併せて以下
に示す。 [元素分析値]C:78.11%、H:13.20%、
N:8.69% [計算値]C:78.19%、H:13.12%、N:
8.68%
【0039】<合成例2>原料アミンとしてビス(4−
アミノシクロヘキシル)メタンに代えてビス(4−アミ
ノ−3メチルシクロヘキシル)メタンを用いた以外は合
成例1と同様にして、下記式(1−d)で表される化合
物を得た。
【0040】また、同様の方法で、下記式(1−a)で
表される化合物及び下記式(1−c)で表される化合物
を得た。
【0041】
【化12】
【0042】<合成例3>下記式(2−b)で表される
化合物の合成 コンデンサー、滴下ロート、温度計及び攪拌機を備えた
三ツ口フラスコにビス(4−アミノシクロヘキシル)メ
タン10gを入れ、メチルエチルケトン10.74g滴
下後、6時間還流し、淡褐色液体8.9gを得た。次い
でカラムクロマト法にて精製し、N−{4−[(4−ア
ミノシクロへキシル)メチル]シクロヘキシル}−N−
(1−メチルプロピリデン)アミン2.7gを得た。乾
燥メタノール40mlに溶解後、5〜10℃に冷却しN
aBH40.19gを加え、24時間で35℃まで昇温
した。更に10℃以下になるまで冷却し、過剰の希塩酸
を入れ、溶解後、15%アンモニア水を反応液が白濁す
るまで滴下した。酢酸エチルにて抽出、水洗した後、汎
用乾燥剤にて乾燥後、溶媒を留去し淡黄色粘稠性液体
1.0gを得た。得られた化合物の元素分析値を計算値
と併せて以下に示す。 [元素分析値]C:76.57%、H:12.89%、
N:10.54% [計算値]C:76.63%、H:12.86%、N:
10.51%
【0043】<合成例4>原料ケトン類としてメチルエ
チルケトンに代えてアセトンを用いた以外は合成例3と
同様にして、下記式(2−a)で表される化合物を得
た。
【0044】また、同様の方法で、下記式(2−c)で
表される化合物及び下記式(2−d)で表される化合物
を得た。
【0045】
【化13】
【0046】<実施例1>以下に示す組成で、A−1液
とB−1液を23℃でスタティックミキサーを用いて混
合し、ポリウレア樹脂組成物を調製した。
【0047】 A−1液(ポリアミン成分) 式(1−b)で表される化合物 100重量部 式(2−b)で表される化合物 12.5重量部 B−1液(ポリイソシアネート成分) 一般式(a)で表される化合物(R21はn−ヘキシレン基)65モル%、一般式 (b)で表される化合物(R22はn−ヘキシレン基)15モル%、一般式(c) で表される化合物(R23はn−ヘキシレン基、R24はn−ブチル基)20モル% の混合物 100重量部
【0048】得られたポリウレア樹脂組成物を用いて、
以下の評価を行った。結果を表1に示す。
【0049】(ゲルタイムの測定)ポリウレア樹脂組成
物をガラス板上に吐出後、直ちにスパチュラーで攪拌し
つつ上方に引っ張り、組成物が糸を引かなくなるまでの
時間を測定しゲルタイムとした。
【0050】(硬度の測定)ポリウレア樹脂組成物を調
整後、直ちに150mm×150mm×3mmのテフロ
ン(登録商標)型に注入し、23℃で24時間放置後、
ショア硬度計により常温硬度を測定した。
【0051】(耐候性)ポリウレア樹脂組成物を調整
後、直ちに150mm×10mm×3mmのテフロン
(登録商標)型に注入し、24時間放置硬化後に離型さ
せて短冊状の試験片を作製した。この試験片を下記条件
で暴露試験を行ない黄変の状態を目視で観察し、以下の
基準で評価した。
【0052】暴露条件:キセノンアークランプ、照射照
度;340W/mm2、暴露時間;1000時間、1サ
イクル;120分、散水;18分、温度;63℃ ◎:優(変化無し) ○:良好(わずかに濁るが、実用上全く問題はない) △:やや不良(わずかに黄変) ×:不良(黄変)
【0053】<実施例2>A−1液に代えて、以下に示
すA−2液を用いた以外は実施例1と同様にしてポリウ
レア樹脂組成物を調製し、評価した。結果を表1に示
す。
【0054】 A−2液(ポリアミン成分) 式(1−d)で表される化合物 100重量部 式(2−d)で表される化合物 18重量部
【0055】<実施例3>以下に示す組成で、A−3液
とB−2液を60℃でスタティックミキサーを用いて混
合し、ポリウレア樹脂組成物を調製し、実施例1と同様
にして評価した。結果を表1に示す。
【0056】 A−3液(ポリアミン成分) 式(1−a)で表される化合物 100重量部 式(2−a)で表される化合物 8重量部 B−2液(ポリイソシアネート成分) 一般式(a)で表される化合物(R21はn−ヘキシレン基)70モル%、一般式 (b)で表される化合物(R22はn−ヘキシレン基)30モル%の混合物 100重量部
【0057】<実施例4>B−2液に代えて、以下に示
すB−3液を用いた以外は実施例3と同様にしてポリウ
レア樹脂組成物を調製し、評価した。結果を表1に示
す。
【0058】 B−3液(ポリイソシアネート成分) 一般式(a)で表される化合物(R21はn−ヘキシレン基)75モル%、一般式 (c)で表される化合物(R23はn−ヘキシレン基、R24はn−ブチル基)25 モル%の混合物 100重量部
【0059】<比較例1>ポリアミン成分として式(1
−b)で表される化合物のみを用いた以外は実施例1と
同様にしてポリウレア樹脂組成物を調製し、評価した。
結果を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】
【発明の効果】以上説明のように、本発明の組成物は、
室温硬化が可能であり、しかも硬化時間が極めて短いた
め硬化反応触媒が不要で、更には、特定のポリイソシア
ネートを用いた場合には実質的に揮発有機成分を含有し
ない。しかも、本発明により得られた硬化被膜は、耐候
性に優れ、硬度その他の諸物性が良好であり、塗料用組
成物として好適に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笛井 直喜 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 本和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 久保田 純 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 4J034 AA01 AA06 BA06 CA14 CA15 CC23 CC26 CC46 CC61 CC67 HA01 HA07 HB05 HB06 HB08 HB09 HC03 HC08 HC12 HC17 HC18 HC46 HC52 HC64 HC67 HC71 HC73 QB16 QB17 RA07 RA08

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される化合物と、
    下記一般式(2)で表される化合物とを含有するポリア
    ミン成分と、ポリイソシアネート成分とからなることを
    特徴とするポリウレア樹脂組成物。 【化1】 (式中、R1、R2は、それぞれ1〜10の炭素原子を有
    するアルキル基であり、同一であっても異なっていても
    よい。R3〜R6は、それぞれ水素原子または1〜5の炭
    素原子を有するアルキル基であり、同一であっても異な
    っていてもよい。) 【化2】 (式中、R7は、1〜10の炭素原子を有するアルキル
    基である。R8〜R11は、それぞれ水素原子または1〜
    5の炭素原子を有するアルキル基であり、同一であって
    も異なっていてもよい。)
  2. 【請求項2】 R2とR7、R3とR8、R4とR9、R5
    10、R6とR11がそれぞれ同一であることを特徴とす
    る請求項1に記載のポリウレア樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 R1、R2及びR7が、3〜10の炭素原
    子を有するアルキル基であることを特徴とする請求項1
    または2に記載のポリウレア樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 R1,R2がブチル基、R3,R4が水素原
    子又はメチル基、及びR5,R6が水素原子であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリウレア
    樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 R7がブチル基、R8,R9が水素原子又
    はメチル基、及びR1 0,R11が水素原子であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポリウレア樹
    脂組成物。
  6. 【請求項6】 前記一般式(1)で表される化合物10
    0重量部に対し、前記一般式(2)で表される化合物を
    5〜30重量部含有することを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載のポリウレア樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 前記一般式(1)で表される化合物10
    0重量部に対し、前記一般式(2)で表される化合物を
    8〜20重量部含有することを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載のポリウレア樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 前記ポリアミン成分中の活性水素1当量
    に対するポリイソシアネート成分中のイソシアネート当
    量比が0.9〜1.25であることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載のポリウレア樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 前記ポリイソシアネート成分が、下記一
    般式(a)で表される化合物と、下記一般式(b)〜
    (c)で表される化合物より選ばれる少なくとも一種と
    の混合物であることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    かに記載のポリウレア樹脂組成物。 【化3】 (式中、R21〜R23は、それぞれ4〜10の炭素原子を
    有するアルキレン基、シクロアルキレン基を表し、R24
    は1〜10の炭素原子を有するアルキル基を表す。)
  10. 【請求項10】 前記ポリイソシアネート成分が、ヘキ
    サメチレンジイソシアネート誘導体であることを特徴と
    する請求項1〜9のいずれかに記載のポリウレア樹脂組
    成物
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のポ
    リウレア樹脂組成物のポリアミン成分とポリイソシアネ
    ート成分を反応させることを特徴とするポリウレア被膜
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 下記一般式(1)で表される化合物
    と、下記一般式(2)で表される化合物とを含有するこ
    とを特徴とするポリウレア樹脂用硬化剤。 【化4】 (式中、R1、R2は、それぞれ1〜10の炭素原子を有
    するアルキル基であり、同一であっても異なっていても
    よい。R3〜R6は、それぞれ水素原子または1〜5の炭
    素原子を有するアルキル基であり、同一であっても異な
    っていてもよい。) 【化5】 (式中、R7は、1〜10の炭素原子を有するアルキル
    基である。R8〜R11は、それぞれ水素原子または1〜
    5の炭素原子を有するアルキル基であり、同一であって
    も異なっていてもよい。)
  13. 【請求項13】 i)ポリイソシアネート成分と ii)ポリアミン成分と、を独立して有しているポリウ
    レア樹脂形成用の組成物のセットであり、 前記ポリアミン成分が、下記一般式(1)で示される化
    合物と下記一般式(2)で示される化合物とを含んでい
    ることを特徴とするポリウレア樹脂形成用の組成物セッ
    ト。 【化6】 (式中、R1、R2は、それぞれ1〜10の炭素原子を有
    するアルキル基であり、同一であっても異なっていても
    よい。R3〜R6は、それぞれ水素原子または1〜5の炭
    素原子を有するアルキル基であり、同一であっても異な
    っていてもよい。) 【化7】 (式中、R7は、1〜10の炭素原子を有するアルキル
    基である。R8〜R11は、それぞれ水素原子または1〜
    5の炭素原子を有するアルキル基であり、同一であって
    も異なっていてもよい。)
  14. 【請求項14】 前記イソシアネート成分が、下記一般
    式(a)で表される化合物と、下記一般式(b)〜
    (c)で表される化合物より選ばれる少なくとも一種と
    の混合物である請求項13に記載のポリウレア樹脂形成
    用の組成物セット。 【化8】 (式中、R21〜R23は、それぞれ4〜10の炭素原子を
    有するアルキレン基、シクロアルキレン基を表し、R24
    は1〜10の炭素原子を有するアルキル基を表す。)
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US7772354B2 (en) * 1999-12-03 2010-08-10 Acushnet Company Golf ball layer compositions comprising modified amine curing agents
KR101309513B1 (ko) 2013-01-25 2013-09-23 강남화성 (주) 반응 조절이 가능한 상온 경화형 폴리우레아 수지 조성물
JP2015003945A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 三井化学株式会社 熱硬化性ポリウレタンウレア樹脂組成物および成形品

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