JP3484784B2 - ポリ尿素樹脂 - Google Patents
ポリ尿素樹脂Info
- Publication number
- JP3484784B2 JP3484784B2 JP27385894A JP27385894A JP3484784B2 JP 3484784 B2 JP3484784 B2 JP 3484784B2 JP 27385894 A JP27385894 A JP 27385894A JP 27385894 A JP27385894 A JP 27385894A JP 3484784 B2 JP3484784 B2 JP 3484784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- polyurea resin
- chain extender
- jeffamine
- polyamine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Description
リング材等の利用を目的とする噴霧混合により硬化して
得られる、好適な耐候性ポリ尿素樹脂に関する。
は、一般的には塗料に属するものであり、この用途には
噴霧塗装ポリ尿素樹脂系が用いられている。その中に芳
香族性イソシアネートを、芳香族性鎖長延長剤の存在
下、活性水素成分と反応させて製造する噴霧塗装芳香族
性ポリ尿素樹脂が知られているが、この樹脂は、紫外線
暴露により安定性が低下するという欠点を有する。この
欠点は、被塗装基材、例えば屋根、外壁等継続的に紫外
線暴露を受ける場合、顕著に支障をきたす。
は、樹脂系の通常変色(色差ΔE>10、及び黄変度Δ
YI>10)、被塗装基材との接着性の損失例えば亀
裂、各種物性の低下例えば引張強度、伸び、引裂強度の
低下等の評価により判断することができる。上記の芳香
族性イソシアネート、芳香族性鎖長延長剤とは、イソシ
アネート基やアミノ基のような官能基が芳香環の炭素原
子に直接結合している化合物を意味するものであり、ま
た脂肪族性化合物とは本来の脂肪族及び脂環族化合物を
意味するほか、上述の官能基が芳香環以外の炭素原子に
のみ結合している芳香環含有イソシアネート及びアミン
を包含するものを意味する。
鎖長延長剤の一つに、ジエチルトルエンジアミン(DE
TDA)がある。この物質より製造された噴霧塗装ポリ
尿素樹脂系は、一般に良好な加工性を示す一方、芳香族
性化合物の欠点である紫外線によって不安定となる系を
もたらすだけでなく、樹脂が硬すぎるために被塗装基材
の伸縮と柔軟性に追随できない。従って、良好な加工性
を有し、対紫外線に安定でありかつ強度、可撓性の高い
噴霧塗装ポリ尿素樹脂系の開発が急務となっている。こ
のことは芳香族性以外の、すなわち脂肪族性化合物を用
いることを示唆している。
級ジアミンの鎖長延長剤を用いたものが特開平5−18
6560号公報に記載されている。しかし1級ジアミン
ではイソシアネートと急速に反応し、重合が急速に起こ
るため、衝突混合タイプのような高価な装置を用いなけ
れば塗装が不可能である。上記の改良技術として、1級
ジアミンのアミノ基を2級化し、反応性をコントロール
できるように改良したものが特開平1−311116号
公報、特開平2−41310号公報等に開示されてい
る。
肪族性1級ジアミンのアミノ基を炭素数1〜10のアル
キル基、または炭素数7〜15のアラルキル基を持った
ハロゲン化物によって2級化された芳香族性、または脂
肪族性ジアミンを鎖長延長剤に用いたものである。しか
しアルキル化剤が比較的高価であり、反応によって生成
するハロゲン化水素を回収するための中和剤の使用及び
その除去など2級アミンの合成に手間及び費用がかかる
うえ、2級アミンへの転換率も低い。
(メタ)アクリル単量体とのマイケル付加反応によって
得られた鎖長延長剤を用いたものが特開平2−2515
15号公報、特開平4−330044号公報、特開平5
−155974号公報に開示されている。しかし前者は
各種プラスチックフィルム等を被覆するために用いられ
る印刷インキ又はコーティング剤用途に利用されるもの
であり、後者の2つは反応射出成形用途に用いられるも
のである。また前記の3つの公報で脂肪族性1級アミン
にキシリレンジアミンを用いているが、芳香環を持つこ
とにより本来の脂肪族及び脂環族化合物に比べ、耐候性
が劣っていることは容易に想像がつくことである。さら
にキシリレンジアミンと(メタ)アクリル単量体とのマ
イケル付加反応によって得られた鎖長延長剤は、本発明
に用いるポリアミン成分(B)との相溶性がない。
的安価で入手しやすい原料を用い、合成が容易でかつ9
0%以上の高純度に2級化された、ポリアミン成分
(B)との相溶性を有する鎖長延長剤を使用し、簡便な
スタテックミキサー混合タイプの噴霧装置を用い、紫外
線に安定で優れた強度、可撓性、および−20℃におけ
る伸びを示し、更に適度の硬化速度を示し、加工性の優
れた屋外の床材、天井のシーリング材を目的とした噴霧
混合で硬化して得られるポリ尿素樹脂を提供することに
ある。
度ΔYI>10とは、目視により変色が進行していると
判断される境界の値であり、この値を越えると変色の度
合いが著しくなるため、耐候性が低下する。
尿素樹脂の原料として、プレポリマーを得る際に特定の
イソシアネートを用い、かつ特定のアミン成分を用いる
ことにより上記課題を解決できることを見いだし、本発
明を完成させた。
得られるポリ尿素樹脂であって、ビスイソシアネートメ
チルシクロヘキサンと分子量が900〜50000のポ
リアミンとから得られるプレポリマー成分(A)に、分
子量が900〜50000のポリアミン成分(B)とビ
スアミノメチルシクロヘキサンとアクリロニトリルを用
いたマイケル付加反応により、2級アミノ基を少なくと
も90%含む変性アミン成分(C)との混合物(D)を
噴霧混合で硬化して得られるポリ尿素樹脂に関する発明
である。
して使用するビスイソシアネートメチルシクロヘキサン
としては、1、2−ビスイソシアネートメチルシクロヘ
キサン、1、3−ビスイソシアネートメチルシクロヘキ
サン、及び1、4−ビスイソシアネートメチルシクロヘ
キサンが例示できる。
サンを用いることにより、これまで一般的に用いられて
きた脂肪族性ポリイソシアネート等の下記の欠点を解消
することができる。 イソホロンジイソシアネート(IPDI)を使用した
場合 ショアーA硬度が97程度の硬質の樹脂組成物を生成
し、低温における伸び性能が極端に低下するばかりでな
く、コンクリート等の被塗装基材の伸縮に追従できず、
ついには破壊してしまう。
I)を使用した場合 ショアーA硬度が70程度の非常に軟質の樹脂組成物を
生成するため、引張強度、引裂強度などの強度が著しく
低下する。 キシリレンジイソシアネート(XDI)を使用した場
合 硬化速度が非常に速く、スタテックミキサー混合タイプ
の噴霧装置を用いた本システムにおいては、噴霧塗装は
不可能であった。しかし芳香環を持つことにより、本来
の脂肪族及び脂環族化合物に比べ、耐候性が劣ることは
容易に想像がつくことである。上記から、本発明におい
て用いられる脂肪族性ポリイソシアネートとしては、ビ
スイソシアネートメチルシクロヘキサンを用いたものが
最も好ましい。
リアミン成分、およびポリアミン成分(B)として、ポ
リエステルポリアミン、ポリオキシアルキレンポリアミ
ンからなる少なくとも一種以上を使用することができる
が、耐水性、貯蔵安定性の面から考慮するとポリオキシ
アルキレンポリアミンが特に好ましい。ポリオキシアル
キレンポリアミンとして、下記の一般式の式(1)、式
(2)、および式(3)で示されるポリオキシアルキレ
ンポリアミンが例示できる。使用するポリアミンの分子
量は、900〜50000のポリアミンを使用する。使
用するポリアミンの分子量が上記分子量の範囲未満であ
ると伸び性能が極端に低下する。一方、ポリアミンの分
子量が上記分子量の範囲を越えると、ポリアミンの粘度
が高くなり、塗装作業性の悪化とポリ尿素樹脂の強度の
低下を招く。
00のポリオキシプロピレンジアミン(サンテクノケミ
カル製、商品名:ジェファミンD2000) 式(1)に示す平均重合度nが68で分子量が40
00のポリオキシプロピレンジアミン(サンテクノケミ
カル製、商品名:ジェファミンD4000) 式(2)に示す平均重合度a+c=2.5およびb
=40.5の平均分子量2000のポリオキシプロピレ
ンオキシエチレンジアミン(サンテクノケミカル製、商
品名:ジェファミンED2000) 式(3)に示すポリオキシプロピレングリセリント
リアミンで平均分子量3000のもの(サンテクノケミ
カル製、商品名:ジェファミンT3000) 式(3)に示すポリオキシプロピレングリセリント
リアミンで平均分子量5000のもの(サンテクノケミ
カル製、商品名:ジェファミンT5000)等が上げら
れる。
ルシクロヘキサンと高分子量ポリアミンとから得られる
プレポリマー成分(A)は、以下の方法により製造する
ことができる。ビスイソシアネートメチルシクロヘキサ
ンと高分子量ポリアミンとのモル比は2:1〜20:
1、好ましくは5:1〜15:1である。上記範囲にお
いて、噴霧塗装に好ましいプレポリマーの粘度となり、
生成された樹脂組成物の可撓性、低温における伸び性能
も特に良好なものとなる。
ロヘキサンに高分子量ポリアミンを滴下する方法をと
る。一括仕込み、及び高分子量ポリアミンにビスイソシ
アネートメチルシクロヘキサンを滴下する方法は、本発
明に使用されるプレポリマーとして機能しない。
0%以上の2級アミノ基含有率を含む変性ポリアミンで
ある。変性アミン(C)が上記90%未満の場合、1級
アミノ基の含有率が高くなり、前者のとき硬化が速くな
り、後者のとき重合度が低下する。変性アミン(C)
は、一般的には触媒を用いて反応させることができる
が、本発明においては触媒の不存在下ビスアミノメチル
シクロヘキサンとアクリロニトリルを用いたマイケル付
加反応によって、90%以上の2級アミノ基含有率を含
みポリアミンを容易に合成することができ、かつ反応生
成物を精製することなくそのまま使用することができ
る。
ノ基を90%以上含有する変性アミンを製造することが
できる。アクリロニトリルとビスアミノメチルシクロヘ
キサンとのモル比は、アクリロニトリル/ビスアミノメ
チルシクロヘキサン=1.9/1〜3/1、好ましくは
2/1〜2.5/1である。上記範囲で1級アミノ基の
割合が増加する。
0〜150℃である。反応温度が30℃を下回る場合、
ビスアミノメチルシクロヘキサンとアクリロニトリルは
容易には反応しない。反応温度が200℃を越えると、
反応生成物の着色度合いはきつくなり、褐色を呈する。
ンにアクリロニトリルを滴下する方法をとる。ここで、
ビスアミノメチルシクロヘキサンにアクリロニトリルを
滴下する方法がきわめて重要である。一括仕込み、及び
アクリロニトリルにビスアミノメチルシクロヘキサンを
滴下する方法では、反応が良好に進行せず、90%以上
の2級アミノ基を含有させることは不可能である。
間が3時間を下回る場合、反応生成物の着色度合いはき
つくなり、褐色を呈する他、1級及び3級アミノ基含有
率が増加し、2級アミノ基の純度が低下する。滴下後の
反応時間は滴下温度と同一温度にて2時間以上反応させ
る。後反応時間が2時間を下回る場合、ビスアミノメチ
ルシクロヘキサンとアクリロニトリルとの反応が完全に
終了しないため、1級アミノ基の残存率が高くなり、2
級アミノ基の純度を低下させる。その後エバポレーター
により未反応アクリロニトリルを除去し最終生成物を得
る。
トリルは触媒の不存在下ではほとんど反応しない。また
メチルメタアクリレートのようなエステル基を持った物
質を用いると、得られる反応生成物は、濁りを呈した後
沈殿を生成し保存安定性がなかった。
天井のシーリング材を目的とする噴霧塗装用ポリ尿素樹
脂組成物への使用はこれまで知られていない。混合物成
分(D)中の、高分子量ポリアミン(B)と変性アミン
(C)との混合重量比は、10:90〜90:10、好
ましくは30:70〜70:30である。上記範囲にお
いて、特に強度および可撓性が優れ、−20℃における
伸び性能も保持できる。
分(B)及び成分(C)の混合物のアミノ基とのモル比
は0.5:1〜3:1、好ましくは0.9:1〜2:1
である。上記範囲において、特に引張強度、および引裂
強度が優れたものとなる。上記反応には触媒を添加して
もよいが、好都合にも、成分(A)と成分(D)は、触
媒を用いることなく反応し、本発明の樹脂系を形成す
る。
は、衝突混合タイプである大型の高圧噴霧装置を用いた
大掛かりでかつ高価な装置は不要であり、より安価で簡
便なスタテックミキサー混合タイプの噴霧装置が有効で
ある。この系における噴霧塗装用ポリ尿素樹脂系の成分
(A)と成分(D)は、小型のコンプレッサーによりス
タテックミキサー中にて2成分を緊密に混合させ、直接
所望の基材に塗布することができる。
実施例及び比較例を挙げて説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。これらにおいて
(部)及び(%)は重量基準による。実施例に用いられ
た高分子量ポリアミンは、次のようなものであった。 ジェファミンD−2000は、分子量約2000の
ポリオキシプロピレンジアミンである。 試験片及び物性試験方法は、JIS−K6301に
準拠した。 耐候性試験はJIS−K5400に準拠した。 色差の測定はJIS−Z8730及びJIS−Z8
722に準拠した。
(1、3−BAC)と、アクリロニトリル(AN)とを
モル比1:2、滴下温度110℃でANを10時間かけ
て滴下し、滴下後の反応温度は110℃、反応時間は9
h反応させることにより得た。2級アミノ基含有率は9
4%であった。この鎖長延長剤のジェファミンD−20
00との相溶性は良好であった。
(1、3−BAC)と、アクリロニトリル(AN)とを
モル比1:2、滴下温度90℃でANを1時間かけて滴
下し、滴下後の反応温度は90℃、反応時間は4時間反
応させることにより得た。2級アミノ基含有率は85%
であった。この鎖長延長剤のジェファミンD−2000
との相溶性は良好であった。
XDA)に変更し、アクリロニトリル(AN)とをモル
比1:2、滴下温度120℃でANを7時間かけて滴下
し、滴下後の反応温度は120℃、反応時間は5時間反
応させることにより得た。この鎖長延長剤のジェファミ
ンD−2000との相溶性はなかった。
アクリロニトリル(AN)とをモル比1:2、滴下温度
120℃でANを7時間かけて滴下し、滴下後の反応温
度は120℃、反応時間は5h反応させることにより得
た。この鎖長延長剤のジェファミンD−2000との相
溶性はなかった。
更し、アクリロニトリル(AN)とをモル比1:2、滴
下温度120℃でANを9時間かけて滴下し、滴下後の
反応温度は120℃、反応時間は7時間反応させること
により得た。この鎖長延長剤のジェファミンD−200
0との相溶性はなかった。
(1、3−BIC)とジェファミンD−2000とを当
量比11:1、滴下温度を25℃にしジェファミンD−
2000を7時間かけて滴下した。滴下後の反応温度は
滴下温度と同温、反応時間は1時間かけることによっ
て、脂肪族性ポリ尿素樹脂の成分(A)を調製した。脂
肪族性ポリ尿素樹脂のうち鎖長延長剤の成分(C)は、
製造例1により得られた物質を用いた。脂肪族性ポリ尿
素樹脂の成分(B)と(C)は、ジェファミンD−20
00と鎖長延長剤との重量比55:45の組み合わせに
よって調製した。以上より調製された成分(A)と成分
(D)のモル比を1:1にし、スタテックミキサーによ
って噴霧塗装し、硬化した樹脂を得た。得られた樹脂に
関する物理的性質を表2に示す。
調製した。脂肪族性ポリ尿素樹脂のうち鎖長延長剤の成
分(C)は、製造比較例1により得られた物質を用い
た。脂肪族性ポリ尿素樹脂の成分(B)と(C)は、ジ
ェファミンD−2000と鎖長延長剤との重量比55:
45の組み合わせによって調製した。以上より調製され
た成分(A)と成分(D)のモル比を1:1、スタテッ
クミキサーによって噴霧塗装し、得られた樹脂に関する
物理的性質を表2に示す。
調製した。脂肪族性ポリ尿素樹脂のうち鎖長延長剤の成
分(C)は、製造例1により得られた物質を用いた。脂
肪族性ポリ尿素樹脂の成分(B)と(C)は、ジェファ
ミンD−2000と鎖長延長剤との重量比70:30の
組み合わせによって調製した。以上より調製された成分
(A)と成分(D)のモル比を1:1、実施例1で使用
したスタテックミキサーによって噴霧塗装し、得られた
樹脂に関する物理的性質を表3に示す。
調製した。脂肪族性ポリ尿素樹脂のうち鎖長延長剤の成
分(C)は、製造例1により得られた物質を用いた。脂
肪族性ポリ尿素樹脂の成分(B)と(C)は、鎖長延長
剤とジェファミンD−2000との重量比30:70の
組み合わせによって調製した。以上より調製された成分
(A)と成分(D)のモル比を1:1、実施例1で使用
したスタテックミキサーによって噴霧塗装し、得られた
樹脂に関する物理的性質を表3に示す。
調製した。脂肪族性ポリ尿素樹脂のうち鎖長延長剤の成
分(C)は、製造例1により得られた物質を用いた。脂
肪族性ポリ尿素樹脂の成分(B)と(C)は、ジェファ
ミンD−2000と鎖長延長剤との重量比50:50の
組み合わせによって調製した。以上より調製された成分
(A)と成分(D)のモル比を1:1、実施例1で使用
したスタテックミキサーによって噴霧塗装し、得られた
樹脂に関する物理的性質を表4に示す。
調製した。脂肪族性ポリ尿素樹脂のうち鎖長延長剤の成
分(C)は、製造例1により得られた物質を用いた。脂
肪族性ポリ尿素樹脂の成分(B)と(C)は、ジェファ
ミンD−2000との重量比50:50の組み合わせに
よって調製した。以上より調製された成分(A)と成分
(D)のモル比を1.1:1.0、スタテックミキサー
によって噴霧塗装し、得られた樹脂に関する物理的性質
を表4に示す。
調製した。脂肪族性ポリ尿素樹脂のうち鎖長延長剤の成
分(C)は、製造例1により得られた物質を用いた。脂
肪族性ポリ尿素樹脂の成分(B)と(C)は:ジェファ
ミンD−2000との重量比50:50の組み合わせに
よって調製した。以上より調製された成分(A)と成分
(D)のモル比を1.05:1.00、スタテックミキ
サーによって噴霧塗装し、得られた樹脂に関する物理的
性質、およびサンシャインウェザーメータ120時間の
耐候性試験の評価結果を表6に示す。
ネートをイソホロンジイソシアネートにし、実施例1と
同様に調製した。脂肪族性ポリ尿素樹脂のうち鎖長延長
剤の成分(C)は、製造例1により得られた物質を用い
た。脂肪族性ポリ尿素樹脂の成分(B)と(C)は、ジ
ェファミンD−2000と鎖長延長剤との重量比50:
50の組み合わせによって調製した。以上より調製され
た成分(A)と(D)のモル比を1.05:1.00、
スタテックミキサーによって噴霧塗装し、得られた樹脂
に関する物理的性質および実施例6と同様の耐候性試験
の評価結果を表6に示す。
ネートをヘキサメチレンジイソシアネートにし、実施例
1と同様に調製した。脂肪族性ポリ尿素樹脂のうち鎖長
延長剤の成分(C)は、製造例1により得られた物質を
用いた。脂肪族性ポリ尿素樹脂の成分(B)と(C)
は:ジェファミンD−2000と鎖長延長剤との重量比
50:50の組み合わせによって調製した。以上より調
製された成分(A)と成分(D)のモル比を1.05:
1.00、スタテックミキサーによって噴霧塗装し、得
られた樹脂に関する物理的性質および実施例6と同様の
耐候性試験の評価結果を表6に示す。
調製した。脂肪族性ポリ尿素樹脂のうち鎖長延長剤の成
分(C)は、ジエチルトルエンジアミンを用いた。脂肪
族性ポリ尿素樹脂の成分(B)と(C)は、ジェファミ
ンD−2000とジエチルトルエンジアミンとの重量比
70:30の組み合わせによって調製した。以上より調
製された成分(A)と(B)のモル比を1.05:1.
00、スタテックミキサーによって噴霧塗装し、得られ
た樹脂に関する物理的性質および実施例6と同様の耐候
性試験の評価結果を表6に示す。
れるポリ尿素樹脂系は、紫外線暴露後も良好な強度、可
撓性、また−20℃における伸びを保持でき、更に適度
の硬化速度を示し良好な加工性を有する。
Claims (5)
- 【請求項1】 噴霧混合で硬化して得られるポリ尿素樹
脂であって、ビスイソシアネートメチルシクロヘキサン
と分子量が900〜50000のポリアミンとから得ら
れるプレポリマー成分(A)に、分子量が900〜50
000のポリアミン成分(B)とビスアミノメチルシク
ロヘキサンとアクリロニトリルを用いたマイケル付加反
応により、2級アミノ基を少なくとも90%含む変性ア
ミン成分(C)との混合物(D)を噴霧混合で硬化して
得られるポリ尿素樹脂。 - 【請求項2】 混合物(D)中のポリアミン成分(B)
と変性アミン成分(C)との混合重量比が10:90〜
90:10である請求項1に記載のポリ尿素樹脂。 - 【請求項3】 プレポリマー成分(A)のイソシアネー
ト基と、混合物(D)中のポリアミン成分(B)および
変性アミン成分(C)とのモル比が0.5:1〜3:1
である請求項1記載のポリ尿素樹脂。 - 【請求項4】 硬化したポリ尿素樹脂が塗装である請求
項1記載のポリ尿素樹脂。 - 【請求項5】 硬化したポリ尿素樹脂がシーラントであ
る請求項1記載のポリ尿素樹脂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27385894A JP3484784B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | ポリ尿素樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27385894A JP3484784B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | ポリ尿素樹脂 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08134162A JPH08134162A (ja) | 1996-05-28 |
JP3484784B2 true JP3484784B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=17533542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27385894A Expired - Fee Related JP3484784B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | ポリ尿素樹脂 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3484784B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2006104094A1 (ja) * | 2005-03-28 | 2008-09-04 | 日本ポリウレタン工業株式会社 | 水性ポリウレタン樹脂組成物及びその製造方法 |
JPWO2006104111A1 (ja) * | 2005-03-29 | 2008-09-11 | 日本ポリウレタン工業株式会社 | 改質された水性樹脂組成物 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27385894A patent/JP3484784B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08134162A (ja) | 1996-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6469199B1 (en) | Secondary aspartic acid amide esters | |
US20070066786A1 (en) | Methods of preparing and using polyurea elastomers | |
US5077360A (en) | Acrylic sealant composition and methods relating thereto | |
EP1973959B1 (en) | Curing agents for epoxy-functional compounds | |
WO1995029198A1 (fr) | Procede d'obtention d'un revetement etanche de polyurethane a polymerisation rapide a froid | |
JPH03170568A (ja) | 吹付け用脂肪族ポリ尿素エラストマー | |
EP0350890B1 (en) | Polyurethanes made from blends of polypropyleneoxide polyol and organic-silicone block copolymer based polyol intermediates | |
EP0552469A2 (en) | Acetoacetate aromatic aldimine resin composition | |
JPH05214056A (ja) | 鎖長延長剤としてポリアミン/カルボニル付加物を用いて製造されるポリ尿素エラストマー | |
KR100225454B1 (ko) | 수지용 경화제 | |
US5473043A (en) | Moisture-curable urethane resin compositions | |
JP3484784B2 (ja) | ポリ尿素樹脂 | |
JPH03131620A (ja) | 噴霧性かつ流延性ポリ尿素エラストマー | |
JP4087679B2 (ja) | 二液型硬化性組成物 | |
US5852154A (en) | Cold-curing, low-solvent or solvent-free 2-component polyurethane/polyurea compositions | |
US8710170B2 (en) | Polyureas made from aminocrotonates and enaminones | |
US9238617B2 (en) | Polyureas made from aminocrotonates | |
JP2003003034A (ja) | 硬化性組成物及びシーリング材組成物 | |
JP4339503B2 (ja) | ポリウレタン組成物 | |
EP0473905A2 (de) | Bei Raumtemperatur härtbare Epoxidharzmischungen | |
JPH04234470A (ja) | 室温で硬化する光安定性の反応性二成分系ポリウレタン塗料 | |
CA2255730A1 (en) | Two-component polyurethane sealing and adhesive compound | |
JPH0326711B2 (ja) | ||
JP7395091B2 (ja) | 硬化促進剤組成物 | |
JPS60133019A (ja) | ポリウレタンの製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101024 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101024 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |