JP2003312987A - フローティングクレーン - Google Patents

フローティングクレーン

Info

Publication number
JP2003312987A
JP2003312987A JP2002127037A JP2002127037A JP2003312987A JP 2003312987 A JP2003312987 A JP 2003312987A JP 2002127037 A JP2002127037 A JP 2002127037A JP 2002127037 A JP2002127037 A JP 2002127037A JP 2003312987 A JP2003312987 A JP 2003312987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
crane
fixed
barge
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002127037A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Fushimi
浩光 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Priority to JP2002127037A priority Critical patent/JP2003312987A/ja
Publication of JP2003312987A publication Critical patent/JP2003312987A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のフローティングクレーンでは、吊り荷
重を大きくするために固定式に組み替えても、吊り荷の
許容荷重はクレーン本体の構造部分や旋回機構などの強
度によって制限されていた。 【解決手段】 台船2にはクレーン本体3がターンテー
ブル4を介して取り付けられており、また、ブームフー
トブラケット16が設けられている。固定式に組み替え
るには、ブームフート5aがクレーン本体3から取り外
され、ブームフートブラケット16に取り付けられる。
また、ブーム5の先端部は固定吊り用ペンダントロープ
11によって、固定アンカーブラケット12に支持さ
れ、ブーム5の起伏角度が固定される。吊り具8に吊り
下げられた荷は、フック巻き上げ装置9によって吊り上
げ下げされる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は台船上のクレーン本
体が起伏旋回式または固定式に自在に組み替えられるフ
ローティングクレーンに関し、特に吊り上げ能力が向上
したフローティングクレーンに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のフローティングクレーン
としては、例えば、図1に示されるフローティングクレ
ーン1がある。同図は起伏旋回式に構成されたフローテ
ィングクレーン1の側面図である。 【0003】台船2上にはクレーン本体3がターンテー
ブル4を介して取り付けられており、クレーン本体3に
はブーム5のブームフート5aが起伏自在に取り付けら
れている。ブーム5の先端部は、支持ロープ6によって
クレーン本体3に支持されており、ブーム巻き上げ装置
7によって起伏される。このブーム5の先端部には吊り
具8が吊り下げられており、吊り具8には吊り荷が掛け
られる。この吊り荷はフック巻き上げ装置9によって吊
り上げ下げされる。ブーム5の先端部が支持ロープ6に
よってクレーン本体3自身に起伏自在に支持されている
この状態では、クレーン本体3は全方位に旋回すること
が可能である。通常フローティングクレーン1はこのよ
うな起伏旋回式の構成で使用され、その吊り荷重の大き
さはターンテーブル4、ブーム5、及び支持ロープ6な
どの構造部分の強度によって主に定められる。 【0004】図2は、この起伏旋回式のフローティング
クレーン1をクレーン本体3が全方位に旋回することが
できない固定式に組み替えたものを示す側面図である。
なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付し
てその説明は省略する。同図に示すように、固定式に組
み替えるには、ブーム5の先端部を別の固定吊り用ペン
ダントロープ11によって台船2の固定アンカーブラケ
ット12に支持する。この際、クレーン本体3に設けら
れているブーム巻き上げ装置7は使用されない。ブーム
5の先端部がこのように台船2に支持されると、クレー
ン本体3は旋回することが出来なくなるが、吊り具8に
吊ることが出来る吊り荷の重さを大きくすることが出来
る。これは、固定式吊りクレーンとすることで、吊り荷
を吊った際にクレーン本体3の各構造部分に加わる荷重
が、起伏旋回式の場合よりも軽減されるためである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフローティングクレーン1では、吊り荷重を大きく
するために固定式に組み替えても、その荷重の大きさは
クレーン本体3の構造部分や旋回機構などの強度によっ
て制限されてしまう。つまり、固定式吊りクレーンに構
成して重量物などを荷役した場合、ブーム5からの軸力
が、クレーン本体3の旋回フレームなどの構造物や、タ
ーンテーブル4といった旋回機構などに加わる。そのた
めに、従来のフローティングクレーン1では、固定式吊
りクレーンの状態における吊り荷重の大きさは、クレー
ン本体3の構造部分や旋回機構などの許容荷重に制限さ
れていた。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、全方位に旋回するク
レーン本体が甲板に載置された台船と、ブームフートが
クレーン本体に起伏自在に取り付けられ,ブーム先端部
がクレーン本体自身または台船にロープによって支持さ
れるブームとを備え、ブーム先端部がクレーン本体にロ
ープによって支持されると起伏旋回式吊りクレーンにな
り、ブーム先端部が台船にロープによって支持されると
固定式吊りクレーンに組み替えられるフローティングク
レーンにおいて、ブームフートはクレーン本体に着脱自
在に取り付けられており、ブームフートが着脱自在に取
り付けられてブームを支持する支持具を台船に備えてい
ることを特徴とする。 【0007】本構成においては、起伏旋回式から、ブー
ムを起伏しないでクレーン本体が旋回しない固定式クレ
ーンに組み替えることができ、その組み替えは、ブーム
フートがクレーン本体から取り外され、取り外されたブ
ームフートが台船の支持具に取り付けられて、ブームの
先端部が台船にロープによって支持される。また、起伏
旋回式から、ブームが起伏自在のままでありクレーン本
体が旋回しない起伏固定式クレーンに組み替えることが
でき、これに組み替えるには、ブームフートがクレーン
本体から取り外され、取り外されたブームフートが台船
の支持具に取り付けられて、ブームの先端部はクレーン
本体自身に支持されたままにされる。従って、固定式吊
りクレーン、または起伏固定式吊りクレーンのいずれの
状態でも、ブームとクレーン本体とは切り離される。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態による
フローティングクレーンについて説明する。 【0009】図3は本実施形態によるフローティングク
レーン15の側面図である。なお同図において図1及び
図2と同一部分には同一符号を付して説明する。同図に
示すフローティングクレーン15は固定式に構成された
状態を示している。 【0010】台船2の甲板2aには全方位に旋回が可能
なクレーン本体3がターンテーブル4を介して取り付け
られている。クレーン本体3の前方の甲板2aには、ブ
ーム5のブームフート5aを支持する支持具であるブー
ムフートブラケット16が設けられている。ブームフー
トブラケット16及び台船部分はブーム5が重量物を吊
っても耐えられるように補強されており、ブームフート
5aは、ピン17でブームフートブラケット16に着脱
自在に取り付けられる。ブーム5の先端部は固定吊り用
ペンダントロープ11によって、甲板2aの後方に設け
られた固定アンカーブラケット12に支持されており、
ブーム5の起伏角度(作業半径)は固定されている。こ
の固定アンカーブラケット12及び台船部分も、ブーム
5が重量物を吊っても耐えられるように補強されてい
る。ブーム5の先端部には吊り具8がロープ18に吊り
下げられて吊り荷が掛けられるようになっており、フッ
ク巻き上げ装置9によってロープ18が巻き取られ、ま
たは繰り出されることによって吊り具8が上げ下げされ
る。 【0011】また、クレーン本体3には、起伏旋回式ク
レーンとして構成されるときに、ブームフート5aを起
伏自在にかつ着脱自在にピンによって支持する図示しな
いブームフートブラケットが旋回フレームの位置19に
設けられている。また、クレーン本体3には、Aフレー
ム20が設けられており、Aフレーム20の頭部とブー
ム5の先端部との間には、支持ロープ6、ブライドル2
1及びベイル22が設けられている。ブライドル21及
びベイル22間には、起伏ロープ23が巻回されてお
り、ブーム巻き上げ装置7によって起伏ロープ23が巻
き取られることにより、クレーン本体3に取り付けられ
たブーム5が起伏される。 【0012】このような構成において、起伏旋回式に構
成されていたフローティングクレーン15を図3に示
す、ブーム5を起伏しないでクレーン本体3が旋回しな
い固定式クレーンに組み替えるには、ブーム巻き上げ装
置7によって起伏ロープ23を繰り出し、支持ロープ6
をゆるめてブーム5の先端部から取り外す。そして、ブ
ーム5のブームフート5aをクレーン本体3のブームフ
ートブラケットの位置19から固定用のピンを抜いて取
り外し、取り外したブーム5のブームフート5aを甲板
2aに設けられたブームフートブラケット16にそのま
ま取り付けてピン17で固定する。さらに、固定吊り用
ペンダントロープ11でブーム5の先端部と固定アンカ
ーブラケット12とを連結して、ブーム5を台船2に固
定して支持する。 【0013】また、本構成においては、起伏旋回式に構
成されていたフローティングクレーン15を、ブーム5
が起伏自在でありクレーン本体3が旋回しない起伏固定
式に組み替えることが出来る。起伏固定式に組み替える
には、ブーム5のブームフート5aをクレーン本体3の
ブームフートブラケットの位置19から固定用のピンを
抜いて取り外し、取り外したブーム5のブームフート5
aを甲板2aに設けられたブームフートブラケット16
にそのまま取り付けてピン17で固定する。このとき、
支持ロープ6によって支持されているブーム5の先端部
はクレーン本体3自身に支持されたままにしておく。 【0014】台船2に固定されたブーム5による荷の吊
り上げ下げは、固定式または起伏固定式のいずれの吊り
クレーンであっても、クレーン本体3に設けられている
フック巻き上げ装置9をそのまま用いる。 【0015】このような本実施形態によるフローティン
グクレーン15においては、固定式吊りクレーンまたは
起伏固定式吊りクレーンのいずれに構成した場合であっ
ても、重量物を荷役したときのブーム5からの軸力は、
ブーム5とクレーン本体3とが切り離されているために
直接台船2にかかり、クレーン本体3には影響しない。
このため、本実施形態によるフローティングクレーン1
5によれば、いずれの固定式に構成した場合であって
も、吊り荷重の大きさは、クレーン本体3の旋回フレー
ムなどの構造物やターンテーブル4といった旋回機構な
どの強度によって決まる許容荷重に制限されることな
く、この許容荷重を超える重量物を吊り上げることがで
きるようになる。また、本実施形態によれば、荷役の機
会が少ない重量物の吊り作業に対して、一時的にブーム
5をクレーン本体3から台船2に組み替えることによっ
て簡単に対応できるようになる。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ローティングクレーンを起伏旋回式から固定式に組み替
えるには、ブームフートがクレーン本体から取り外さ
れ、取り外されたブームフートが台船の支持具に取り付
けられて、ブームの先端部が台船にロープによって支持
される。また、フローティングクレーンを起伏旋回式か
ら起伏固定式に組み替えることができ、これに組み替え
るには、ブームフートがクレーン本体から取り外され、
取り外されたブームフートが台船の支持具に取り付けら
れて、ブームの先端部はクレーン本体自身に支持された
ままにされる。従って、固定式吊りクレーンまたは起伏
固定式吊りクレーンのいずれの状態でも、ブームとクレ
ーン本体とは切り離される。 【0017】このため、本発明によるフローティングク
レーンは、固定式に構成しても、または起伏固定式に構
成しても、吊り荷重の大きさは、クレーン本体の構造部
分や旋回機構などの許容荷重に制限されなくなり、いず
れの固定式でも従来より重い吊り荷を吊ることが可能に
なる。また、荷役の機会の少ない重量物の吊り作業に対
して、一時的に簡単な組み替えをして対応できるように
なる。
【図面の簡単な説明】 【図1】起伏旋回式に構成された従来のフローティング
クレーンの側面図である。 【図2】固定式に構成された従来のフローティングクレ
ーンの側面図である。 【図3】本発明の一実施形態によるフローティングクレ
ーンの固定式に構成された際の側面図である。 【符号の説明】 2…台船 2a…甲板 3…クレーン本体 5…ブーム 5a…ブームフート 6…支持ロープ 7…ブーム巻き上げ装置 9…フック巻き上げ装置 11…固定吊り用ペンダントロープ 12…固定アンカーブラケット 15…フローティングクレーン 16…ブームフートブラケット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 全方位に旋回するクレーン本体が甲板に
    載置された台船と、ブームフートが前記クレーン本体に
    起伏自在に取り付けられ,ブーム先端部が前記クレーン
    本体自身または前記台船にロープによって支持されるブ
    ームとを備え、前記ブーム先端部が前記クレーン本体に
    ロープによって支持されると起伏旋回式吊りクレーンに
    なり、前記ブーム先端部が前記台船にロープによって支
    持されると固定式吊りクレーンに組み替えられるフロー
    ティングクレーンにおいて、 前記ブームフートは前記クレーン本体に着脱自在に取り
    付けられており、前記ブームフートが着脱自在に取り付
    けられて前記ブームを支持する支持具を前記台船に備え
    ていることを特徴とするフローティングクレーン。
JP2002127037A 2002-04-26 2002-04-26 フローティングクレーン Pending JP2003312987A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002127037A JP2003312987A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 フローティングクレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002127037A JP2003312987A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 フローティングクレーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003312987A true JP2003312987A (ja) 2003-11-06

Family

ID=29541273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002127037A Pending JP2003312987A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 フローティングクレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003312987A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006069757A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd ジブを有するクレーンにおける巻上動作制御方法とその制御装置、ジブを有するクレーンにおける吊下長さ算出方法
CN102897676A (zh) * 2012-09-21 2013-01-30 三一重工股份有限公司 一种拆分式起重机
CN103950844A (zh) * 2014-04-22 2014-07-30 上海大学 一种新型海洋平台浮吊系统
JP2016216180A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 住友重機械搬送システム株式会社 ジブクレーン
CN107472922A (zh) * 2017-08-10 2017-12-15 三海洋重工有限公司 浮式码头及运货方法
CN108466957A (zh) * 2018-03-30 2018-08-31 南通振华重型装备制造有限公司 一种2000t浮吊起重机主钩钢丝绳余量截断工艺

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006069757A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd ジブを有するクレーンにおける巻上動作制御方法とその制御装置、ジブを有するクレーンにおける吊下長さ算出方法
CN102897676A (zh) * 2012-09-21 2013-01-30 三一重工股份有限公司 一种拆分式起重机
CN103950844A (zh) * 2014-04-22 2014-07-30 上海大学 一种新型海洋平台浮吊系统
CN103950844B (zh) * 2014-04-22 2016-03-30 上海大学 一种新型海洋平台浮吊系统
JP2016216180A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 住友重機械搬送システム株式会社 ジブクレーン
CN107472922A (zh) * 2017-08-10 2017-12-15 三海洋重工有限公司 浮式码头及运货方法
CN108466957A (zh) * 2018-03-30 2018-08-31 南通振华重型装备制造有限公司 一种2000t浮吊起重机主钩钢丝绳余量截断工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007191286A (ja) クレーンおよびクレーンの分解方法
JP2009102139A (ja) クレーン用フック装置
JP2003312987A (ja) フローティングクレーン
JP4415643B2 (ja) クレーン
JP6396256B2 (ja) ジブクレーン
JPH07300291A (ja) 船舶の起倒式フレームによる吊荷の振れ止め装置
JP2006273483A (ja) 自走式クレーンの荷重吊り上げ装置
JP2001233586A (ja) カウンタウエイト取付け方法及び枠体支持手段
JPH09208179A (ja) 吊り荷振れ止め機構付き起倒式門型クレーン装置
JP2000118952A (ja) クレーン装置
JP5408867B2 (ja) 移動式クレーンの補助ジブ
JP2004026315A (ja) 荷役装置
JP3290956B2 (ja) 浮きクレーン
JPH0422836B2 (ja)
JP2004051328A (ja) クレーンのジブ起伏方法及びクレーン
JP2547044B2 (ja) クレーンにおけるジブの装脱方法及び装置
JP2005255326A (ja) クレーン
JPH1160167A (ja) タワークレーン
JP2019112152A (ja) クレーン及びクレーン組み立て方法
JP2547040B2 (ja) クレーンにおけるジブ等の取付部構造
JP3234883B2 (ja) ラフィングジブクレ−ンのブ−ム吊り構造
JP3436360B2 (ja) 岸壁クレーン
JP2006213501A (ja) 構造物の吊上げ用治具及びこれを用いた構造物の吊上げ方法
JP6658205B2 (ja) クレーン
JP2003182980A (ja) クローラクレーン