JP2003312897A - 搬送物の搬送状態に応じて制御を行なう制御方式及び方法 - Google Patents

搬送物の搬送状態に応じて制御を行なう制御方式及び方法

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JP2003312897A
JP2003312897A JP2002123478A JP2002123478A JP2003312897A JP 2003312897 A JP2003312897 A JP 2003312897A JP 2002123478 A JP2002123478 A JP 2002123478A JP 2002123478 A JP2002123478 A JP 2002123478A JP 2003312897 A JP2003312897 A JP 2003312897A
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Yoshiyuki Shinozaki
芳行 篠崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも確実に、搬送物が正常に搬送され
ているか否かを検出することができるようにする。 【解決手段】 搬送路上において、許容通過範囲491
の右端の外側に第1の検出ポイント104が定められ、
且つ、その許容通過範囲491の左端の外側に第2の検
出ポイント103が定められている。また、許容通過範
囲491内における幅方向で異なる位置に、第3の検出
ポイント101と第4の検出ポイント102とが定めら
れている。第3と第4の検出ポイント101、102
は、第1と第2の検出ポイント104、103よりも紙
送り方向でより下流に配置されている。第1の搬送状態
検出制御装置は、第3と第4の検出ポイント101、1
02を用紙30が通ったときの時間差と、第1又は第2
の検出ポイント104、103を用紙30が通ったこと
とを検出することができ、各検出結果に応じて正常搬送
かエラー搬送かを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送物の搬送状態
に応じて制御を行なうための技術に関し、具体的には、
搬送物が正しく搬送されているか否かを検出する技術
や、その検出結果に応答して制御を行なうための技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、搬送可能な様々な物体(本明
細書ではこれを「搬送物」と言う)の搬送に対して適用
し得るが、以下、印刷における印刷用紙(以下、単に
「用紙」と言う)の搬送に本発明を適用する場合を例に
採り、本発明について説明する。
【0003】印刷の際に、スキュー(用紙が紙送り方向
に対して傾いたまま搬送されてしまうこと)が発生する
場合があり、スキューが発生したにも拘わらず印刷を続
けてしまうと、紙ジャム等が発生してプリンタが故障し
てしまう場合がある。このため、用紙のスキューを検出
する方式が考えられているが、従来のスキュー検出方式
は、例えば以下の通りである。
【0004】すなわち、図1に示すように、搬送路上
で、紙送り方向と直交する幅方向で異なる位置にある2
つの或るポイント502、503を用紙400が通った
ことを検出できるセンサ(図示せず、以下、「用紙セン
サ」と言う)のペアが設けられる。一方の用紙センサ
は、一方のポイント(以下、「検出ポイント」と言う)
502を用紙400が通ったことを検出でき、他方の用
紙センサは、他方の検出ポイント503を用紙400が
通ったことを検出できる。2つの検出ポイント502、
503の間隔は、用紙400の幅に応じて設定される、
具体的には、用紙400の幅よりもやや狭い距離Lに設
定される。
【0005】この構成により、スキューが発生した場合
には、二個の用紙センサを用いてそれを検出することが
できる。すなわち、点線450に示すように、用紙40
0が傾いたまま2つの検出ポイント502、503間を
通った場合には(つまりスキューが発生した場合に
は)、用紙400が各検出ポイント502、503を通
ったときのタイミングに差が生じるので、それにより、
スキューを検出することができる。一方、用紙400が
傾くことなく2つの検出ポイント502、503間を通
った場合には(つまりスキューが発生しなかった場合に
は)、用紙400が各検出ポイント502、503を通
ったときのタイミングに差が生じない(すなわち、二個
の用紙センサは略同時に用紙400を検出する)ので、
スキューの発生は検出されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスキュ
ー検出方式には、例えば以下のような問題点がある。
【0007】(1)従来は、一対の検出ポイント50
2、503を用紙400の先端が通ったときの時間差の
みしか検出しない。このため、用紙400の先端が、2
つの検出ポイント502、503間を傾くことなく通っ
た後に、一点鎖線460に示すように、用紙400が傾
いてしまった場合には、それを検出することができな
い。
【0008】(2)用紙のサイズが、図1の用紙400
よりも小サイズである場合には、その小サイズの用紙
は、2つの検出ポイント502、503の双方を通るこ
とができないので、たとえスキューが発生してもそれを
検出することができない。小サイズの用紙のスキューも
検出するべく、2つの検出ポイント502、503の間
隔L´を狭めてしまうと、大サイズの用紙の微妙な傾き
を検出することができず、スキューの検出精度が低くな
ってしまう。
【0009】(3)搬送路上で幅方向における許容通過
範囲(この範囲内に用紙が入っていれば用紙は正常に搬
送されているとみなされる範囲)が設定されている場
合、用紙400が許容通過範囲から若干左又は右にはみ
出して搬送されても、それを検出することができない。
【0010】以上のような問題点は、用紙以外の他の搬
送物を搬送する場合にも存在し得る。
【0011】従って、本発明の目的は、従来よりも確実
に、搬送物が正常に搬送されているか否かを検出するこ
とができるようにすることにある。具体的には例えば、
従来よりも確実に、搬送物のスキューを検出することが
できるようにすることにある。また、搬送物のサイズに
関わらず、搬送物のスキューを効果的に検出することが
できるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
う制御方式(以下、第1の制御方式)は、搬送物の搬送
状態に応じて制御を行なう方式であって、搬送路上で搬
送方向に直交する幅方向における許容通過範囲の外へ搬
送物がはみ出したことを検出するはみ出し検出手段と、
はみ出し検出手段の検出結果に応答して制御を行なう制
御手段とを備える。
【0013】ここで、「搬送物」には、種類や形状や色
等を問わず、搬送可能な種々の物が含まれる。
【0014】第1の制御方式の第1の好適な実施形態で
は、上記はみ出し検出手段が、上記許容通過範囲の右端
の外側に配置された第1の検出ポイントと、上記許容通
過範囲の左端の外側に配置された第2の検出ポイントと
の少なくとも一方を有し、上記第1又は上記第2の検出
ポイントを上記搬送物が通ったときに、上記搬送物が上
記許容通過範囲の外へはみ出したことを検出する。
【0015】第1の制御方式の第2の好適な実施形態で
は、上記搬送路上の上記許容通過範囲内における幅方向
で異なる位置に、第3と第4の検出ポイントとを有し、
上記搬送物が上記第3と上記第4の検出ポイントを通っ
たときの時間差を検出する時間差検出手段を更に有し、
上記制御手段は、上記はみ出し検出手段の検出結果だけ
でなく、上記時間差検出手段の検出結果にも応答して制
御を行なう。
【0016】ここで、「通ったとき」とは、通った時
間、例えば、搬送物が通り始めた第1の時点と、完全に
通過し終えた後の第2の時点との間における或る時点で
あっても良いし、第1と第2の時点間の長さであっても
良い。
【0017】また、第3と第4の検出ポイントは、幅方
向に平行のライン上にあっても良いし、そのライン上に
無くても良い。第3と第4の検出ポイントがそのライン
上にない場合は、第3と第4のポイントを通ったときの
各時点と、搬送物の搬送速度(例えば、搬送物をモータ
で駆動させている場合にはそのモータの単位時間あたり
の回転数)とに基づいて搬送状態を検出することが可能
である。
【0018】第1の制御方式の第3の好適な実施形態で
は、第1の制御方式の第2の好適な実施形態において、
上記第3と上記第4の検出ポイントが、上記第1と上記
第2の検出ポイントよりも、搬送方向でより下流側に配
置されている。
【0019】第1の制御方式の第4の好適な実施形態で
は、第1の制御方式は、上記許容通過範囲内であって、
上記許容通過範囲の右端寄りに配置された第5の検出ポ
イントと、上記許容通過範囲の左端寄りに配置された第
6の検出ポイントとの少なくとも一方を有し、上記第5
又は上記第6の検出ポイントを上記搬送物が通らないこ
とを検出する不通過検出手段を更に備える。この場合、
上記制御手段は、上記不通過検出手段の検出結果にも応
答して制御を行なう。
【0020】第1の制御方式の好適な実施形態では、第
1の制御方式は、搬送中の上記搬送物が上記許容通過範
囲の右端又は左端の外にはみ出さないようにするための
はみ出し防止手段と、上記搬送路上に一つの検出ポイン
トを有し、上記搬送物が上記一つの検出ポイントを通っ
たときの時間を検出する時間検出手段とを更に備える。
この場合、上記制御手段は、上記時間差検出手段の検出
結果に代えて、上記時間検出手段の検出結果に応答して
制御を行なう。
【0021】本発明の第2の側面に従う制御方式(以
下、第2の制御方式)は、搬送物の搬送状態に応じて制
御を行なう方式であって、搬送方向に直交する幅方向に
おける許容通過範囲内であって、上記許容通過範囲の右
端寄りに配置された第1の検出ポイントと、上記許容通
過範囲の左端寄りに配置された第2の検出ポイントとの
少なくとも一方を有し、上記第1又は上記第2の検出ポ
イントを上記搬送物が通らないことを検出する不通過検
出手段と、上記不通過検出手段の検出結果に応答して制
御を行なう制御手段とを備える。
【0022】第2の制御方式の好適な実施形態では、第
2の制御方式は、上記許容通過範囲の外へ搬送物がはみ
出したことを検出するはみ出し検出手段を更に備える。
はみ出し検出手段は、上記許容通過範囲の右端の外側に
配置された第3の検出ポイントと、上記許容通過範囲の
左端の外側に配置された第4の検出ポイントとの少なく
とも一方を有し、上記第3又は上記第4の検出ポイント
を上記搬送物が通ったときに、上記搬送物が上記許容通
過範囲の外へはみ出したことを検出する。この場合、上
記制御手段は、上記はみ出し検出手段の検出結果にも応
答して制御を行なう。
【0023】本発明の第3の側面に従う制御方式(以
下、第3の制御方式)は、搬送物の搬送状態に応じて制
御を行なう方式であって、搬送物のサイズを複数のサイ
ズの中から選択可能な場合において、搬送路上で、搬送
方向に直交する幅方向で異なる位置に配置された第1と
第2の検出ポイントを有し、上記第1と上記第2の検出
ポイントを上記搬送物が通ったときの時間差を検出する
時間差検出手段と、上記時間差検出手段の検出結果に応
答して制御を行なう制御手段とを備える。第3の制御方
式では、上記第1と上記第2の検出ポイントのうち少な
くとも第1の検出ポイントは上記幅方向に移動可能であ
り、上記搬送物のサイズの選択に応じて上記第1の検出
ポイントを移動させることにより、どのようなサイズが
選択されても、上記選択されたサイズの搬送物に対応し
た上記幅方向の許容通過範囲内に上記第1と上記第2の
検出ポイントが位置し、且つ、上記選択されたサイズが
より大きいほど、上記第1と上記第2の検出ポイント間
の距離が広がるようになっている。
【0024】第3の制御方式の第1の好適な実施形態で
は、上記搬送路上に、上記搬送物に当接して上記搬送物
の搬送中の姿勢を一定に保つためのガイド材が備えら
れ、上記ガイド材は、上記搬送物のサイズの選択に応じ
て上記幅方向に移動可能であり、上記第1の検出ポイン
トは、上記ガイド材の移動に連動して移動する。
【0025】第3の制御方式の第2の好適な実施形態で
は、搬送中の上記搬送物が上記許容通過範囲の右端又は
左端の外にはみ出さないようにするためのはみ出し防止
手段と、上記搬送路上に上記幅方向に移動可能な一つの
検出ポイントを有し、上記搬送物が上記一つの検出ポイ
ントを通ったときの時間を検出する時間検出手段とを更
に備える。この場合、上記制御手段は、上記時間差検出
手段の検出結果に代えて、上記時間検出手段の検出結果
に応答して制御を行なう。
【0026】本発明の第4の側面に従う制御方式(以
下、第4の制御方式)は、搬送物の搬送状態に応じて制
御を行なう方式であって、上記搬送物のサイズを第1と
第2のサイズの中から選択可能な場合、搬送路上で、搬
送方向に直交する幅方向における上記第1のサイズに対
応する第1の許容通過範囲内に、上記幅方向で異なる位
置に配置された第1と第2の検出ポイントと、上記搬送
物が上記第1と上記第2の検出ポイントを通ったときの
第1の時間差を検出する第1の時間差検出手段と、上記
搬送路上で、上記幅方向における上記第2のサイズに対
応する第2の許容通過範囲内に、上記幅方向で異なる位
置に配置された第3と第4の検出ポイントと、上記搬送
物が上記第3と上記第4の検出ポイントを通ったときの
第2の時間差を検出する第2の時間差検出手段と、選択
された上記搬送物が第1のサイズであるとき、上記第1
の時間差検出手段の検出結果に応答して制御を行い、選
択された上記搬送物が第2のサイズであるとき、上記第
2の時間差検出手段の検出結果に応答して制御を行う制
御手段とを備える。
【0027】第4の制御方式の第1の好適な実施形態で
は、上記第1の検出ポイントと上記第3の検出ポイント
が同一の検出ポイントである。
【0028】第4の制御方式の第2の好適な実施形態で
は、第4の制御方式は、共通の光源と、上記共通の光源
から発されて上記第2の検出ポイントを通過する第1の
光線と、上記共通の光源から発されて上記第4の検出ポ
イントを通過する第2の光線とを更に備える。この場
合、上記第1の時間差検出手段は、上記第2の検出ポイ
ントを通過する第1の光線を用いて、上記搬送物が上記
第2の検出ポイントを通ったことを検出し、上記第2の
時間差検出手段は、上記第4の検出ポイントを通過する
第2の光線を用いて、上記搬送物が上記第4の検出ポイ
ントを通ったことを検出する。
【0029】第4の制御方式の第3の好適な実施形態で
は、第4の制御方式は、上記第2の検出ポイントを通過
する第1の光線と、上記第4の検出ポイントを通過する
第2の光線と、共通の受光手段と、上記第1のサイズが
選択されたとき上記第1の光線を上記共通の受光手段に
導き、上記第2のサイズが選択されたとき上記第2の光
線を上記共通の受光手段に導く光線選択手段とを更に備
える。この場合、上記第1の時間差検出手段は、上記第
1の光線が導かれた上記共通の受光手段を用いて上記搬
送物が上記第2の検出ポイントを通ったことを検出し、
上記第2の時間差検出手段は、上記第2の光線が導かれ
た上記共通の受光手段を用いて上記搬送物が上記第4の
検出ポイントを通ったことを検出する。
【0030】第4の制御方式の第4の好適な実施形態で
は、第4の制御方式は、搬送中の上記搬送物が上記許容
通過範囲の右端又は左端の外にはみ出さないようにする
ためのはみ出し防止手段と、上記搬送路上に第5の検出
ポイントを有し、上記第1のサイズの搬送物が上記第5
の検出ポイントを通ったときの時間を検出する第1の時
間検出手段と、上記搬送路上に第6の検出ポイントを有
し、上記第2のサイズの搬送物が上記第6の検出ポイン
トを通ったときの時間を検出する第2の時間検出手段と
を更に備える。この場合、上記制御手段は、選択された
上記搬送物が第1のサイズであるとき、上記第1の時間
差検出手段の検出結果に代えて、上記第1の時間検出手
段の検出結果に応答して制御を行ない、選択された上記
搬送物が第2のサイズであるとき、上記第2の時間差検
出手段の検出結果に代えて、上記第2の時間検出手段の
検出結果に応答して制御を行なう。
【0031】本発明の第5の側面に従う制御方式(以
下、第5の制御方式)は、搬送物の搬送状態に応じて制
御を行なう方式であって、搬送路上の第1の検出ポイン
トを搬送物が通ったときの上記搬送物の搬送状態を検出
する第1の搬送状態検出手段と、上記搬送路上の上記第
1の検出ポイントよりも搬送方向でより下流にある第2
の検出ポイントを上記搬送物が通ったときの搬送状態を
検出する第2の搬送状態検出手段と、上記第1の搬送状
態検出手段と上記第2の搬送状態検出手段の検出結果に
応答して制御を行なう制御手段とを備える。
【0032】本発明の第6の側面に従う制御方式(以
下、第6の制御方式)は、搬送物の搬送状態に応じて制
御を行なう方式であって、搬送路上の所定の検出ポイン
トを搬送物の前端が通ったときの搬送状態を検出する第
1の搬送状態検出手段と、上記所定の検出ポイントを上
記搬送物の後端が通ったときの搬送状態を検出する第2
の搬送状態検出手段と、上記第1の搬送状態検出手段と
上記第2の搬送状態検出手段の検出結果に応答して制御
を行なう制御手段とを備える。
【0033】第5又は第6の制御方式の好適な実施形態
では、上記制御手段は、上記第1と上記第2の搬送状態
検出手段の検出結果が正常な搬送状態を示していれば正
常搬送と判断し、一方、上記第1と上記第2の搬送状態
検出手段の少なくとも一方が正常な搬送状態を示してい
なければエラー搬送と判断する。更に好適な実施形態で
は、上記制御手段は、上記搬送物の搬送状態を修正する
搬送状態修正手段を更に備え、上記第1の搬送状態検出
手段の検出結果が正常な搬送状態を示していなければ、
上記搬送物の搬送状態を修正するように搬送動作を制御
し、そして、上記第2の搬送状態検出手段の検出結果が
正常な搬送状態を示していれば正常搬送と判断し、正常
な搬送状態を示していなければエラー搬送と判断する。
【0034】本発明の第7の側面に従う制御方式(以
下、第7の制御方式)は、搬送物の搬送状態に応じて制
御を行なう方式であって、第1の搬送路と第2の搬送路
を有する場合において、上記第1の搬送路と上記第2の
搬送路を順に通過するように走る共通の光線と、上記第
1の搬送路を通過する上記光線を用いて上記第1の搬送
路上での搬送物の搬送状態を検出する第1の搬送状態検
出手段と、上記第2の搬送路を通過する上記光線を用い
て上記第2の搬送路上での上記搬送物の搬送状態を検出
する第2の搬送状態検出手段と、上記搬送物を上記第1
の搬送路で搬送するときには、上記第1の搬送状態検出
手段の検出結果に応答して制御を行ない、上記搬送物を
上記第2の搬送路で搬送するときには、上記第2の搬送
状態検出手段の検出結果に応答して制御を行なう制御手
段とを備える。
【0035】第1〜第7の制御方式の好適な実施形態で
は、上記搬送物を排出するための二以上の排出口が備え
られ、上記制御手段が、上記検出結果に基づいて各搬送
物について正常搬送かエラー搬送かを判断し、正常搬送
の搬送物を排出する排出口と、エラー搬送の搬送物を排
出する排出口とを違える。また、好適な実施形態では、
上記制御手段が、上記検出結果に基づいて各搬送物につ
いて正常搬送かエラー搬送かを判断し、エラー搬送と判
断した場合には、エラー搬送の搬送物と同等の別の搬送
物を再度搬送して、上記エラー搬送の搬送物に対して行
った処理と同じ処理を、再度搬送された上記別の搬送物
に対して再度実行する。
【0036】本発明に係る制御は、専用ハードウェア、
プログラムされたコンピュータ、又はそれらの組合せの
いずれによっても実現することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。なお、本実施形態の要旨を説明す
る前に、本実施形態に係るプリンタの構成を説明する。
【0038】図2は、本発明の第1の実施形態に係るイ
ンクジェットプリンタの全体構成図である。
【0039】この実施形態に係るインクジェットプリン
タ(以下、単に「プリンタ」と言う)100において、
紙送りローラ5は、キャリッジ1の往復移動に伴って、
印刷用紙6をこのプリンタ100の排紙トレイ(図示せ
ず)に送り出す。
【0040】キャリッジ1は、キャリッジモータ2の駆
動(回転)によるタイミングベルト3の動作に連動し、
ガイド部材4が案内する方向、すなわち、紙送り方向と
垂直の方向(以下、主走査方向)に往復移動するように
構成されている。キャリッジ1は、印刷ヘッド12と連
動するいわゆるオンキャリッジタイプのインクカートリ
ッジに対応しており、このキャリッジ1には、例えばシ
アン、マゼンタ、イエローの3色のカラーインクが入っ
ているカラーインクカートリッジ8と、黒インクが入っ
ている黒インクカートリッジ7が装着される。このキャ
リッジ1の往復移動と、この往復移動に対応する紙送り
ローラ5の紙送り動作との繰り返しによって、印刷用紙
6に印刷画像が形成される。
【0041】キャリッジ1のホームポジションへの移動
方向(以下、ホームポジション方向)に沿って、ホーム
ポジションのやや手前には、印刷ヘッド12内のインク
の乾燥を防ぐために印刷ヘッド12にキャップをするキ
ャッピング機構9が設けられている。キャッピング機構
9は、キャリッジ1が真上に到達してホームポジション
に進んだ時に、印刷ヘッド12のノズル形成面を封止す
るように構成されている。このキャッピング機構9の下
方には、キャッピング機構9の内部空間に負圧を与える
ためのポンプユニットとして吸引ポンプ10が設けられ
ている。キャッピング機構9は、上記のようにインクの
乾燥を防止するという機能だけでなく、印刷とは関係な
い駆動信号を印刷ヘッド12に送ってインク滴を空打ち
させるブラッシング動作時のインク受けとしての機能
や、吸引ポンプ10からの負圧を印刷ヘッド12に作用
させてインクを吸引するクリーニング機能も備えてい
る。
【0042】ホームポジション方向に沿って、キャッピ
ング機構9の手前には、印刷ヘッド12の移動経路に進
退可能に、印刷ヘッド12の表面を清掃しノズルのイン
ク詰りを解消するためのワイピング機構11が配置され
ている。なお、このワイピング機構11の進退動作と、
上述した吸引ポンプ10の吸引動作には、紙送りモータ
の駆動力が利用される。
【0043】図3は、このプリンタ100の用紙排出機
構の具体的な構成例を示す。
【0044】プリンタ100の用紙排出機構は、給紙部
800と、排紙部900とに大別される。
【0045】給紙部800には、給紙トレー29が設け
られており、その給紙トレー29には、固定の用紙規制
板25Aと、紙送り方向と直行する幅方向にスライド可
能な可変の用紙規制板25Bとが備えられている。これ
ら2つの用紙規制板25A、25Bで用紙を挟むことに
よって、給紙トレー29において用紙を位置決め固定す
る(換言すれば、用紙の姿勢を一定に保つ)ことができ
る。具体的に言うと、可変の用紙規制板25Bを用紙の
サイズに応じて適宜にスライドさせることにより、大サ
イズの用紙30や、小サイズの用紙20を給紙トレー2
9にセットすることができる(用紙のサイズは、大小の
2種類に限定されないし、また、用紙規制板25Aも可
変となる構成にすることも可能である)。
【0046】排紙部900には、ピックアップローラ2
3と、複数の搬送ローラ軸22、22、・・・とが備えら
れている。
【0047】ピックアップローラ23は、給紙トレー2
9にセットされている一枚の用紙(複数枚の用紙がセッ
トされている場合にはそのうちの一枚の用紙)をピック
アップし、ピックアップした一枚の用紙を紙送り方向へ
送り出す。
【0048】複数の搬送ローラ軸22、22、…は、紙
送り方向に沿って並んでおり、紙送り方向と直交する幅
方向に平行に配されている。各搬送ローラ軸22には、
二以上の搬送ローラ21、21(図示の例では2つだ
が、勿論2つに限られない)が備えられている。各搬送
ローラ21は、図示しない紙送りモータの駆動に応じて
各搬送ローラ軸22が回転することにより、紙送り方向
の上流側から搬送されて来た用紙を紙送り方向の下流側
へ送り出す。
【0049】なお、このプリンタ100では、同一の搬
送ローラ軸22にある各搬送ローラ21は、同一の回転
軸上にあるため、単位時間当りの回転数が他の同軸上の
各搬送ローラ21と全く同一であるが、各搬送ローラ2
1が、他の各搬送ローラ21とは独立して回転する構成
にすることもできる。その場合、例えば、スキューが検
出されたときには、或る搬送ローラ21と他の搬送ロー
ラ21の単位時間当りの回転数を違えることで、用紙の
傾きを補正することができる。
【0050】以上のような構成により、給紙トレー29
にセットされた用紙は、紙送り方向に沿って搬送され、
図示しない排紙ビンから排出される。
【0051】さて、この図に示した用紙搬送機構では、
スキューが発生してしまう可能性が全く無いわけではな
い。そこで、この第1の実施形態に係るプリンタ100
には、以下に説明するような第1の搬送状態検出制御装
置が備えられている。
【0052】図4は、第1の搬送状態検出制御装置が用
いる検出ポイントの配置を示す。
【0053】第1の実施形態では、搬送路上において、
紙送り方向に直交する幅方向における許容通過範囲49
1の右端の外側に第1の検出ポイント104が定めら
れ、且つ、その許容通過範囲491の左端の外側に第2
の検出ポイント103が定められている。また、この第
1の実施形態では、許容通過範囲491内における幅方
向で異なる位置に、第3の検出ポイント101と第4の
検出ポイント102とが定められている。第3と第4の
検出ポイント101、102間の距離は、用紙30の幅
よりも狭くなっている。第3と第4の検出ポイントは、
第1と第2の検出ポイント104、103よりも紙送り
方向でより下流に配置されている(なお、「許容通過範
囲」とは、この範囲内に用紙が入っていれば用紙は正常
に搬送されているとみなされる範囲のことである)。各
検出ポイント101〜104は、図3に示した用紙排出
機構における搬送路上の所望の位置に適宜に設けること
ができる。
【0054】プリンタ100に備えられる第1の搬送状
態検出制御装置は、各検出ポイント101〜104を用
紙30が通ったことを検出するための用紙センサ(図示
せず)を有している。用紙センサは、例えば、発光素子
と受光素子とを含んだ光学的なセンサであって、受光素
子の出力信号レベルの変化によって用紙30が通ったこ
とを検出することができるものである。しかし、用紙セ
ンサは、そのような光学的なセンサに限らず他のタイプ
のセンサであっても良い。また、用紙センサは、例え
ば、各検出ポイントに対して一つずつ用意されるが、光
学的なセンサである場合には、ミラーやハーフミラー等
を用いることで、用紙センサの数を節約することもでき
る(用紙センサの節約方法の一例は後述する)。
【0055】この構成において、第1の搬送状態検出制
御装置は、以下のような方法で、用紙30が正常に搬送
されているか否かを検出することができる。
【0056】すなわち、第1の搬送状態検出制御装置
は、用紙30の先端が第3と第4の検出ポイント10
1、102を通過することで、用紙30が第3と第4の
検出ポイント101、102を通ったことを検出したと
きには、各検出ポイント101、102を通った時点の
時間差を求める。そして、第1の搬送状態検出制御装置
は、求められた時間差が所定の範囲内であるか否かのチ
ェックを行い、そのチェック結果が肯定的であれば(す
なわち、求められた時間差が所定の範囲内であれば)、
用紙30は正常に搬送されている(以下、これを「正常
搬送」と言う)と判断して、その判断結果に応答した制
御を行う(例えば、用紙30の搬送を続ける)。一方、
第1の搬送状態検出制御装置は、上記チェック結果が否
定的であれば(すなわち、求められた時間差が所定の範
囲外であれば)、用紙30は正常に搬送されていない
(以下、これを「エラー搬送」と言う)と判断して、そ
の判断結果に応答した制御を行う(例えば、エラー搬送
が発生した旨をユーザに通知する)。これにより、用紙
30が傾くことなく搬送されている場合には、用紙30
の先端は略同時に第3と第4の検出ポイント101、1
02を通るので、エラー搬送は検出されず、用紙30が
或る度合以上に傾いたまま搬送されている場合には、用
紙30の先端が第3と第4の検出ポイント101、10
2を通ったときの時間差は所定範囲以上になるので、ス
キューが発生したにもかかわらず用紙30が搬送されて
いるというエラー搬送を検出することができる。
【0057】また、第1の搬送状態検出制御装置は、許
容通過範囲491の外にある第1又は第2の検出ポイン
ト104、103を搬送物が通ったことを検出したとき
には、エラー搬送と判断して、その判断結果に応答した
制御を行なう。これにより、従来検出することができな
かったエラー搬送、すなわち、用紙30が許容通過範囲
491からはみ出したというエラー搬送や、給紙トレー
にて用紙30が正しい位置にセットされていなかったと
いうエラー搬送や、点線901に示すように、用紙30
の先端が傾くことなく第3と第4の検出ポイント10
1、102間を通った後に用紙30が傾いてしまったと
いうエラー搬送を検出することができる。
【0058】この第1の実施形態によれば、第1と第2
の検出ポイント103、104が許容通過範囲491の
外に配置されている。また、第3と第4の検出ポイント
101、102が、許容通過範囲491内にて、紙送り
方向と直交する幅方向に沿って並んでおり、且つ、第3
と第4の検出ポイント101、102の間の距離は、用
紙30の幅よりもやや狭くなっている。更に、第3と第
4の検出ポイント101、102が第1と第2の検出ポ
イント103、104よりも紙送り方向の下流に配置さ
れている、すなわち、検出ポイント101〜104の配
置形態がいわゆる「ハ」の字になっている。これによ
り、用紙30の先端がスキューの発生だけでなく、第3
と第4の検出ポイント101、102を通過する前のス
キューだけでなく、上述したような、従来検出すること
ができなかったエラー搬送を検出することができる。
【0059】以上が、第1の搬送状態検出制御装置につ
いての説明である。なお、例えば、プリンタに、用紙3
0が排出される排紙ビンが複数個備えられている場合に
は、第1の搬送状態検出制御装置は、正常搬送の用紙3
0の排紙ビンと、エラー搬送の用紙30の排紙ビンとを
違える制御を行なうことができる。また、第1の搬送状
態検出制御装置は、用紙30へ或るイメージを印刷して
いる時にエラー搬送を検出した場合には、次に搬送され
る用紙にそのイメージを再印刷する制御を行なうことも
できる。また、第1の搬送状態検出制御装置は、搬送中
の用紙30が許容通過範囲491の右端又は左端の外に
はみ出さないようにするためのはみ出し防止手段(例え
ば壁状のもの)がプリンタに備えられている場合には、
第3又は第4の検出ポイント101、102を通ったと
きのタイミングと、紙送りモータの単位時間当りの回転
数とに基づいて、スキューが発生したか否かを検出する
ことができる。更に、プリンタにおいて、各搬送ローラ
21が独立して回転することができる場合には、第1の
状態検出制御装置は、エラー搬送を検出したときには、
各搬送ローラ21の単位時間あたりの回転数を違える等
の方法により、搬送状態を修正することができる。
【0060】続いて、プリンタに搭載可能な第2〜第9
の搬送状態検出制御装置について説明する。その際、上
述した第1の搬送状態検出制御装置との差異点を主に説
明し、第1の搬送状態検出制御装置と重複する内容につ
いては簡単に説明する(又は説明を省略する)。
【0061】図5は、第2の実施形態に係るプリンタに
備えられる第2の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポ
イントの配置を示す。
【0062】第2の実施形態では、搬送路上において、
許容通過範囲491の内側に、幅方向に沿った必須通過
範囲495が備えられ、その必須通過範囲495上に、
第1と第2の検出ポイント130、131が配置され
る。ここで、「必須通過範囲」とは、搬送中の用紙30
が位置する領域がこの範囲の全てを含んでいなければ正
常に搬送されていないとみなされる範囲である。
【0063】第2の搬送状態検出制御装置は、第1と第
2の検出ポイント130、131のうちの少なくとも一
方の検出ポイントを用紙30が通ったことを検出したに
もかかわらず、他方の検出ポイントを用紙30が通った
ことを検出しなかったときには、エラー搬送と判断す
る。これにより、一点鎖線904に示すように、用紙3
0が正しくセットされていなかった等の原因で用紙30
が必須通過範囲から外れて搬送されてしまっている場合
は、そのようなエラー搬送を検出することができる。
【0064】図6は、第3の実施形態に係るプリンタに
備えられる第3の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポ
イントの配置を示す。
【0065】第3の実施形態では、許容通過範囲491
内における幅方向で異なる位置に、第1の検出ポイント
111と第2の検出ポイント112とが定められてい
る。また、第3の実施形態では、許容通過範囲491の
左端の外に、第3の検出ポイント110が配置されてい
る。第3の検出ポイント110は、第1と第2の検出ポ
イント111、112を結んでできるラインと同一のラ
イン上に配置されている。
【0066】第3の搬送状態検出制御装置は、用紙30
が第1と第2の検出ポイント111、112を通ったこ
とを検出した場合には、第1と第2の検出ポイント11
1、112を通ったときの時間差を求め、既に説明した
方法で、正常搬送かエラー搬送かを判断する。これによ
り、スキューが発生している場合にはそれを検出するこ
とができる。
【0067】また、第3の搬送状態検出制御装置は、第
3の検出ポイント110を用紙30が通ったことを検出
した場合には、エラー搬送と判断する。これにより、ス
キューだけでなく、点線970に示すように、用紙30
が正しくセットされていなかった等の原因で用紙30が
許容通過範囲491から外れて搬送されてしまっている
場合は、そのようなエラー搬送も検出することができ
る。
【0068】図7は、第4の実施形態に係るプリンタに
備えられる第4の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポ
イントの配置を示す。
【0069】第4の実施形態では、大サイズと小サイズ
の2種類の用紙サイズ(説明の便宜上2種類の用紙サイ
ズとしているが、勿論2種類に限られない)のうちいず
れか一つのサイズを選択的に用いて印刷することができ
るプリンタにおいて、どちらの用紙サイズが選択されて
もエラー搬送を検出することができるようになってい
る。すなわち、搬送路上で、搬送方向に直交する幅方向
における大サイズの用紙30に対応する第1の許容通過
範囲491内の幅方向で異なる位置に、第1と第2の検
出ポイント107、109が配置されている。第1と第
2の検出ポイント107、109の間の距離は、大サイ
ズの用紙30の幅よりもやや狭くなっている。
【0070】第1と第2の検出ポイント107、109
の間には、第3の検出ポイント109が配置されてい
る。すなわち、第1と第3の検出ポイント107、10
8は、幅方向における小サイズの用紙20に対応する第
2の許容通過範囲492内の幅方向で異なる位置に配置
されている。第1と第3の検出ポイント107、108
の間の距離は、小サイズの用紙20の幅よりもやや狭く
なっている。
【0071】大サイズの用紙30が選択されて搬送され
ている場合には、用紙30は、第1と第2の検出ポイン
ト107、109を通り、一方、小サイズの用紙20が
選択されて搬送されている場合には、用紙20は、第1
と第3の検出ポイント107、108を通る。第4の搬
送状態検出制御装置は、用紙30が第1と第2の検出ポ
イント107、109を通ったことを検出した場合に
は、第1と第2の検出ポイント107、109を通った
ときの時間差から正常搬送かエラー搬送かを判断し、用
紙20が第1と第3の検出ポイント107、108を通
ったことを検出した場合には、第1と第2の検出ポイン
ト107、108を通ったときの時間差から正常搬送か
エラー搬送かを判断する。これにより、搬送されている
用紙のサイズが大サイズと小サイズのどちらであって
も、スキューが発生した場合にはそれを検出することが
できる。
【0072】図8は、第5の実施形態に係るプリンタに
備えられる第5の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポ
イントの配置を示す。
【0073】第5の実施形態でも、大サイズと小サイズ
の2種類の用紙サイズ(説明の便宜上2種類の用紙サイ
ズとしているが、勿論2種類に限られない)のうちいず
れか一つのサイズを選択的に用いて印刷することができ
るプリンタにおいて、どちらの用紙サイズが選択されて
もエラー搬送を検出することができるようになってい
る。
【0074】すなわち、第5の実施形態では、搬送路上
で、搬送方向に直交する幅方向で異なる位置に、第1と
第2の検出ポイント105、106が配置されている。
第2の検出ポイント106は、可変の用紙規制板25B
が幅方向に移動することに連動して移動することができ
るようになっている。具体的に言うと、小サイズの用紙
20をセットするために可変の用紙規制板25Bが左に
移動した場合には、第2の検出ポイント106はそれに
連動して左に移動し、その結果、小サイズの用紙20に
対応する第2の許容通過範囲492内の幅方向で異なる
位置に配置されたかたちとなる(このときの第1と第2
の検出ポイント105、106の間の距離は、小サイズ
の用紙20の幅よりもやや狭くなっている)。反対に、
大サイズの用紙30をセットするために可変の用紙規制
板25Bが右に移動した場合には、第2の検出ポイント
106はそれに連動して右に移動し、その結果、大サイ
ズの用紙30に対応する第1の許容通過範囲492内の
幅方向で異なる位置に配置されたかたちとなる(このと
きの第1と第2の検出ポイント105、106の間の距
離は、大サイズの用紙30の幅よりもやや狭くなってい
る)。
【0075】この場合、第5の搬送状態検出制御装置
は、用紙20又は30が選択されて搬送されている場合
にスキューが発生したときは、上述した第4の搬送状態
検出制御装置と同様の方法でスキューの発生を検出す
る。これにより、搬送されている用紙のサイズが大サイ
ズと小サイズのどちらであっても、スキューが発生した
場合にはそれを検出することができる。
【0076】なお、この第5の実施形態において、他方
の用紙規制板25Aも幅方向に可変となっている場合に
は、用紙規制板25Aの移動に連動して第1の検出ポイ
ント105も移動するようにすることもできる。
【0077】図9は、第6の実施形態に係るプリンタに
備えられる第6の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポ
イントの配置を示す。
【0078】第6の実施形態では、搬送路上で、搬送方
向に直交する幅方向での許容通過範囲491内の幅方向
で異なる位置に、第1と第2の検出ポイント113、1
14が配置されている。また、第1と第2の検出ポイン
ト113、114よりも紙送り方向でより下流であっ
て、許容通過範囲491内の幅方向で異なる位置に、第
3と第4の検出ポイント115、116が配置されてい
る。更に、第3と第4の検出ポイント115、116よ
りも紙送り方向でより下流であって、許容通過範囲49
1内の幅方向で異なる位置に、第5と第6の検出ポイン
ト117、118が配置されている(説明の都合上、検
出ポイントのペアの並びは三段階になっているが、二段
階にしても良いし、三段階よりも多段階にすることもで
きる)。
【0079】このように各検出ポイント113〜118
が配置されていることにより、搬送中の用紙30は、順
次、第1と第2の検出ポイント113、114と、第3
と第4の検出ポイント115、116と、第5と第6の
検出ポイント117、118とを通ることになる。
【0080】第6の搬送状態検出制御装置は、第1と第
2の検出ポイント113、114を用紙30が通ったと
きの時間差と、第3と第4の検出ポイント115、11
6を用紙30が通ったときの時間差と、第5と第6の検
出ポイント117、118を用紙30が通ったときの時
間差とに基づいて、正常搬送かエラー搬送かを検出す
る。これにより、例えば、一点鎖線999に示すよう
に、用紙30が、傾くことなく第1と第2の検出ポイン
ト113、114と第3と第4の検出ポイント115、
116とを通った後、第5と第6の検出ポイント11
7、118を通る前に傾いてしまった場合にはそれを検
出することができる。すなわち、幅方向に沿って異なる
位置に配置された検出ポイントのペアを、紙送り方向に
沿って多段に並べることにより、搬送路の紙送り方向に
おけるたくさんの場所で、用紙30の搬送状態を監視し
検出することができる。
【0081】図10は、第7の実施形態に係るプリンタ
に備えられる第7の搬送状態検出制御装置が用いる検出
ポイントの配置を示す。
【0082】第7の実施形態では、搬送路上で、搬送方
向に直交する幅方向での許容通過範囲491内の幅方向
で異なる位置に、第1と第2の検出ポイント119、1
20が配置されている。
【0083】第7の搬送状態検出手段は、図10の
(A)に示すように、用紙30の先端が第1と第2の検
出ポイント119、120を通ったときの第1の時間差
と、図10の(B)に示すように、用紙30の後端が第
1と第2の検出ポイント119、120を通ったときの
第2の時間差との双方に基づいて、正常搬送かエラー搬
送かを判断する。すなわち、第7の搬送状態検出手段
は、第1の時間差及び第2の時間差が所定範囲内であれ
ば、正常搬送と判断し、第1の時間差及び第2の時間差
の少なくとも一方が所定範囲外であれば、エラー搬送と
判断する。これにより、図10の(A)の点線990に
示すように、用紙30が傾いていない状態でその先端が
通った後、図10(B)の一点鎖線998に示すよう
に、用紙30が傾いてその状態で用紙30の後端が通っ
たときは、用紙30が傾いて搬送されている(つまりス
キューが発生した)というエラー搬送を検出することが
できる。
【0084】図11は、第8の実施形態に係るプリンタ
に備えられる第8の搬送状態検出制御装置が用いる検出
ポイントの配置を示す。
【0085】第8の実施形態では、プリンタには、複数
の搬送路、例えば、第1の搬送路と第2の搬送路とが備
えられている。
【0086】第1の搬送路は、第2の搬送路の上方に位
置している。第1の搬送路には、紙送り方向と直交する
幅方向の第1の許容通過範囲950Aが設けられ、且
つ、幅方向で異なる位置に第1と第2の検出ポイント2
00A、201Aが設けられる。
【0087】同様に、第2の搬送路には、紙送り方向と
直交する幅方向の第2の許容通過範囲950Bが設けら
れ、且つ、且つ、幅方向で異なる位置に第3と第4の検
出ポイント200B、201Bが設けられる。
【0088】第8の搬送状態検出制御装置は、発光素子
123A及び受光素子123Bから成る第1の用紙セン
サと、発光素子124A及び受光素子124Bから成る
第2の用紙センサとを備えている。発光素子123A
は、第1の搬送路における第1の検出ポイント200A
と、第2の搬送路における第3の検出ポイント200B
を順に通過するように第1の光線を発し、第1の光線
は、受光素子123Bが受光する。発光素子124A
は、第1の搬送路における第2の検出ポイント201A
と、第2の搬送路における第4の検出ポイント201B
を順に通過するように第2の光線を発し、第2の光線
は、受光素子124Bが受光する。
【0089】第8の搬送状態検出制御装置は、用紙30
が第1の搬送路を通過する場合は、第1と第2の検出ポ
イント200A、201Aを通過する第1と第2の光線
を用いて、第1と第2の検出ポイント200A、201
Aを用紙30が通ったときの時間差を求め、その時間差
に基づいて正常搬送かエラー搬送か(ここでは、具体的
にはスキューが発生しているか否か)を検出する。同様
に、用紙30が第2の搬送路を通過する場合は、第8の
搬送状態検出制御装置は、第3と第4の検出ポイント2
00B、201Bを通過する第1と第2の光線を用い
て、第3と第4の検出ポイント200B、201Bを用
紙30が通ったときの時間差を求め、その時間差に基づ
いて正常搬送かエラー搬送かを検出する。
【0090】第8の実施形態によれば、複数の搬送路が
備えられていても、複数の搬送路で共通の用紙センサを
用いて、各搬送路における各用紙の搬送状態を検出する
ことができる。これにより、複数の搬送路の各々に対し
て用紙センサを用意する必要がなく、複数の搬送路が備
えられている場合に用紙センサの数を節約することがで
きる。
【0091】図12は、第9の実施形態に係るプリンタ
に備えられる第9の搬送状態検出制御装置が用いる検出
ポイントの配置を示す。
【0092】第9の実施形態では、第3の実施形態と同
様に、搬送路上で、紙送り方向に直交する幅方向に、大
サイズに対応する第1の許容通過範囲(図示せず)が用
意され、その第1の許容通過範囲内に、幅方向で異なる
位置に第1の検出ポイント(図示せず)と第2の検出ポ
イント220が配置される。また、第1の検出ポイント
(図示せず)と第2の検出ポイント220と間に、第3
の検出ポイント230が配置される。これにより、搬送
路上で、小サイズに対応する第2の許容通過範囲(図示
せず)内に、幅方向で異なる位置に第1の検出ポイント
(図示せず)と第3の検出ポイント230が配置された
構成になっている。
【0093】第9の搬送状態検出制御装置は、共通の発
光素子125と、共通の発光素子125から発光された
光線を透過し且つ第2の検出ポイント220に向けて反
射するハーフミラー301と、ハーフミラー301から
反射された光線を第2の検出ポイント220を介して受
光して第1の信号を出力する第1の受光素子126Aと
を備える。また、第9の搬送状態検出制御装置は、ハー
フミラー301から透過された光線を第3の検出ポイン
ト230に向けて反射するミラー302と、ミラー30
2から反射された光線を第3の検出ポイント230を介
して受光して第2の信号を出力する第2の受光素子12
6Bとも備える。更に、第9の搬送状態制御装置は、用
紙が大サイズであるか小サイズであるかに基づいて、第
1の受光素子126Aからの第1の信号と、第2の受光
素子126Bからの第2の信号とのいずれか一方を選択
的に用いて第3の信号を出力するセレクタ850とも備
える。
【0094】第9の搬送状態検出制御装置は、セレクタ
850に選択された第1の信号又は第2の信号を用いて
第2又は第3の検出ポイント126A、126Bを用紙
20又は30が通ったときを検出し、且つ、図示しない
第1の検出ポイントを用紙20又は30が通ったことも
検出する。それに基づいて、第9の搬送状態検出制御装
置は、用紙20又は30が、第1の検出ポイントと、第
2又は第3の検出ポイント126A、126Bとを通っ
たときの時間差を求め、その時間差から正常搬送かエラ
ー搬送かを判断する。
【0095】第9の実施形態によれば、第2と第3の検
出ポイント126A、126Bで発光素子125を共有
することができるので、資源の節約に貢献することがで
きる。
【0096】なお、第9の実施形態では、発光素子と受
光素子の位置を入れ替えても良い。すなわち、2つの受
光素子126A、126Bの位置に、2つの受光素子1
26A、126Bの代わりに2つの発行素子を設けて、
共通の発光素子125の位置に、共通の発光素子125
の代わりに共通の受光素子を設けても良い。
【0097】以上、本発明の好適な幾つかの実施形態を
説明したが、これらは本発明の説明のための例示であっ
て、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣
旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施するこ
とが可能である。例えば、第1〜第9の搬送状態検出制
御装置のうち複数の装置を使用することもできる。それ
により、検出ポイントが増えて、搬送路における多くの
場所で、正常搬送かエラー搬送かを検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスキュー検出方式を示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリ
ンタの外観図。
【図3】用紙排出機構の一例を示す図。
【図4】第1の実施形態に係るプリンタに備えられる第
1の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポイントの配置
を示す図。
【図5】第2の実施形態に係るプリンタに備えられる第
2の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポイントの配置
を示す図。
【図6】第3の実施形態に係るプリンタに備えられる第
3の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポイントの配置
を示す図。
【図7】第4の実施形態に係るプリンタに備えられる第
4の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポイントの配置
を示す図。
【図8】第5の実施形態に係るプリンタに備えられる第
5の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポイントの配置
を示す図。
【図9】第6の実施形態に係るプリンタに備えられる第
6の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポイントの配置
を示す図。
【図10】第7の実施形態に係るプリンタに備えられる
第7の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポイントの配
置を示す図。
【図11】第8の実施形態に係るプリンタに備えられる
第8の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポイントの配
置を示す図。
【図12】第9の実施形態に係るプリンタに備えられる
第9の搬送状態検出制御装置が用いる検出ポイントの配
置を示す図。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 キャリッジモータ 3 タイミングベルト 5 紙送りローラ 9 キャッピング機構 10 吸引ポンプ 11 ワイピング機構 12 印刷ヘッド 101 第3の検出ポイント 102 第4の検出ポイント 103 第2の検出ポイント 104 第1の検出ポイント
フロントページの続き Fターム(参考) 3F027 AA02 CA02 DA32 EA01 FA12 FA16 3F048 AA01 AB01 AB02 BA20 BB02 BB05 BB08 BD07 CC11 CC16 DA06 DB04 DB06 DB07 DB09 DB12 DB17 DC13 EB30 EB36 3F102 AA01 AB01 BA02 BB02 BB04 BB09 BB10 CA03 CB01 CB06 EA03 FA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物の搬送状態に応じて制御を行なう
    方式であって、 搬送路上で、搬送方向に直交する幅方向における許容通
    過範囲の外へ搬送物がはみ出したことを検出するはみ出
    し検出手段と、 前記はみ出し検出手段の検出結果に応答して制御を行な
    う制御手段とを備える制御方式。
  2. 【請求項2】 搬送物の搬送状態に応じて制御を行なう
    方式であって、 搬送方向に直交する幅方向における許容通過範囲内であ
    って、前記許容通過範囲の右端寄りに配置された第1の
    検出ポイントと、前記許容通過範囲の左端寄りに配置さ
    れた第2の検出ポイントとの少なくとも一方を有し、前
    記第1又は前記第2の検出ポイントを前記搬送物が通ら
    ないことを検出する不通過検出手段と、 前記不通過検出手段の検出結果に応答して制御を行なう
    制御手段とを備える制御方式。
  3. 【請求項3】 搬送物の搬送状態に応じて制御を行なう
    方式であって、 搬送物のサイズを複数のサイズの中から選択可能な場合
    において、 搬送路上で、搬送方向に直交する幅方向で異なる位置に
    配置された第1と第2の検出ポイントを有し、前記第1
    と前記第2の検出ポイントを前記搬送物が通ったときの
    時間差を検出する時間差検出手段と、 前記時間差検出手段の検出結果に応答して制御を行なう
    制御手段とを備え、 前記第1と前記第2の検出ポイントのうち少なくとも第
    1の検出ポイントは前記幅方向に移動可能であり、前記
    搬送物のサイズの選択に応じて前記第1の検出ポイント
    を移動させることにより、どのようなサイズが選択され
    ても、前記選択されたサイズの搬送物に対応した前記幅
    方向の許容通過範囲内に前記第1と前記第2の検出ポイ
    ントが位置し、且つ、前記選択されたサイズがより大き
    いほど、前記第1と前記第2の検出ポイント間の距離が
    広がるようになった制御方式。
  4. 【請求項4】 搬送物の搬送状態に応じて制御を行なう
    方式であって、前記搬送物のサイズを第1と第2のサイ
    ズの中から選択可能な場合、 搬送路上で、搬送方向に直交する幅方向における前記第
    1のサイズに対応する第1の許容通過範囲内に、前記幅
    方向で異なる位置に配置された第1と第2の検出ポイン
    トと、 前記搬送物が前記第1と前記第2の検出ポイントを通っ
    たときの第1の時間差を検出する第1の時間差検出手段
    と、 前記搬送路上で、前記幅方向における前記第2のサイズ
    に対応する第2の許容通過範囲内に、前記幅方向で異な
    る位置に配置された第3と第4の検出ポイントと、 前記搬送物が前記第3と前記第4の検出ポイントを通っ
    たときの第2の時間差を検出する第2の時間差検出手段
    と、 選択された前記搬送物が第1のサイズであるとき、前記
    第1の時間差検出手段の検出結果に応答して制御を行
    い、選択された前記搬送物が第2のサイズであるとき、
    前記第2の時間差検出手段の検出結果に応答して制御を
    行う制御手段とを備える制御方式。
  5. 【請求項5】 搬送物の搬送状態に応じて制御を行なう
    方式であって、 搬送路上の第1の検出ポイントを搬送物が通ったときの
    前記搬送物の搬送状態を検出する第1の搬送状態検出手
    段と、 前記搬送路上の前記第1の検出ポイントよりも搬送方向
    でより下流にある第2の検出ポイントを前記搬送物が通
    ったときの搬送状態を検出する第2の搬送状態検出手段
    と、 前記第1の搬送状態検出手段と前記第2の搬送状態検出
    手段の検出結果に応答して制御を行なう制御手段とを備
    える制御方式。
  6. 【請求項6】 搬送物の搬送状態に応じて制御を行なう
    方式であって、 搬送路上の所定の検出ポイントを搬送物の前端が通った
    ときの搬送状態を検出する第1の搬送状態検出手段と、 前記所定の検出ポイントを前記搬送物の後端が通ったと
    きの搬送状態を検出する第2の搬送状態検出手段と、 前記第1の搬送状態検出手段と前記第2の搬送状態検出
    手段の検出結果に応答して制御を行なう制御手段とを備
    える制御方式。
  7. 【請求項7】 搬送物の搬送状態に応じて制御を行なう
    方式であって、 第1の搬送路と第2の搬送路を有する場合において、 前記第1の搬送路と前記第2の搬送路を順に通過するよ
    うに走る共通の光線と、 前記第1の搬送路を通過する前記光線を用いて前記第1
    の搬送路上での搬送物の搬送状態を検出する第1の搬送
    状態検出手段と、 前記第2の搬送路を通過する前記光線を用いて前記第2
    の搬送路上での前記搬送物の搬送状態を検出する第2の
    搬送状態検出手段と前記搬送物を前記第1の搬送路で搬
    送するときには、前記第1の搬送状態検出手段の検出結
    果に応答して制御を行ない、前記搬送物を前記第2の搬
    送路で搬送するときには、前記第2の搬送状態検出手段
    の検出結果に応答して制御を行なう制御手段とを備える
    制御方式。
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