JP5456936B1 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉類処理装置において処理対象となる紙葉類の幅を検出する。
【解決手段】本発明に係る紙葉類処理装置は、2組の入口センサにおいて、第1受光素子は、第1の紙葉類及び第2の紙葉類の挿入時、挿入された紙幣によって遮蔽される位置に配置され、発光素子及び第2受光素子は、紙葉類の幅方向について、第1受光素子よりも外側に配置され、制御部は、2組の入口センサ中、第1受光素子が両方オフ状態となったとき、第2受光素子の受光状態に基づいて紙葉類の幅を検出し、可動壁の位置を変更する。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動販売機、両替機、ゲーム機などに搭載され、紙葉類の真偽を識別する紙葉類処理装置に関し、特に、幅の異なる2種類の紙葉類を安定して搬送する技術に関する。
一般に、紙幣を取り扱う自動販売機等の機器本体内部には、投入された紙幣が真券であるか否かを判別するとともに、真券と判別された紙幣のみを収容する紙幣処理装置が搭載されている。
このような紙幣処理装置は、紙幣投入口から投入された紙幣を、紙幣搬送通路を介して搬送し、紙幣搬送通路内に設けられた各種識別センサによって紙幣の真偽を判別する。さらに、真券と判別された紙幣を、紙幣搬送通路の下流端であって紙幣収納部に対向する位置である紙幣収納位置まで搬送し、紙幣収納機構によって紙幣収納部へ収納する。
紙幣収納機構は、紙幣収納部と搬送通路を介して対向する位置に設けられ、紙幣収納位置にある紙幣を紙幣搬送通路から紙幣収納部へと押し込む紙幣押圧板と、紙幣押圧板を紙幣収納部内へ移動させる往復機構とを備える。
ところで、このような紙幣処理装置では、市場に流通する幅の異なる紙幣に対応するため各種試みが行われている。
特許文献1には、紙幣の挿入を検出する紙幣挿入検出センサと、挿入された紙幣の幅を検出する紙幣幅検出センサを有する紙幣識別装置が開示されている。この紙幣識別装置では、紙幣幅検出センサによって、挿入される紙幣の幅を検出し、紙幣の幅方向に設けられた可動壁を移動させることで、紙幣上、予め定められた場所の特徴を検出するとともに、紙幣の姿勢を規制して紙幣収納部へ収納する。この紙幣識別装置では、可動壁を紙幣搬送通路上の搬送手段より上流の位置から紙幣収納位置まで設けることにより、搬送中の紙幣の姿勢を規制して安定した搬送を可能としている。また、紙幣収納位置における紙幣の姿勢を規制して収納することにより紙幣収納部へ確実に紙幣を収納可能とし、安定した紙幣の収納を可能としている。
特許文献2には、複数の紙幣幅に対応する紙幣投入口を複数形成し、紙幣搬送路の幅方向中央部を共通なる一本の紙幣搬送路で合流させるとともに、幅方向両端部に各紙幣幅に対応したガイド溝を上下に重ねて形成した紙幣処理装置が開示されている。この紙幣処理装置では、各紙幣投入口に第1の入口センサと第2の入口センサにより、紙幣の挿入が検出される。各紙幣投入口に挿入された紙幣は、その姿勢が規制されて収納されることで紙幣収納部へ確実に紙幣を収納可能とし、安定した紙幣の収納を可能としている
特許文献3には、紙幣搬送路に配置された可動片によって、紙幣の搬送方向を整えるものであって、複数の光学センサが紙幣挿入口近傍に紙幣走行方向と直角方向に配置し、複数の光センサの出力に基づいて挿入された紙葉類の幅を検出し、検出した幅に基づいて、可動片を移動させる紙幣識別装置が開示されている。
特開2005−338990号公報 特許第4281085号公報 実公平7−45815号公報
このように異なる幅の紙幣を扱う紙幣処理装置では、紙幣の挿入検出、並びに、紙幣の幅を検出するための各種センサ構成が採用されている。特許文献1の紙幣識別装置では、紙幣の挿入を検出する紙幣挿入検出センサと、挿入された紙幣の幅を検出する紙幣幅検出センサを必要としている。紙幣挿入検出センサ、紙幣幅検出センサは、発光ダイオードと受光素子の組からなるフォトインタラプタにて構成されている。したがって、特許文献1の紙幣識別装置では、紙幣挿入検出センサ、紙幣幅検出センサのそれぞれについて、発光ダイオードと受光素子の組が必要となり、センサ構成に多くの部品点数が必要となる。
一方、特許文献2の紙幣処理装置は、複数の紙幣幅に対応した複数の紙幣投入口毎に入口センサを設ける必要がある。入口センサは、発光素子と、発光素子と一定の間隔を隔てて対向する受光素子から構成される。したがって、特許文献2の紙幣処理装置では、紙幣投入口毎に発光素子と受光素子の組が必要となり、特許文献1と同様、センサ構成に多くの部品点数が必要となる。また、特許文献2の紙幣処理装置では、複数の紙幣投入口が設けられているため、ユーザが紙幣をどの紙幣投入口に投入するか迷う、あるいは、間違った紙幣投入口に投入することが考えられる。
実用新案文献3の紙幣識別装置も特許文献1および特許文献2と同様に、紙幣挿入口近傍に複数の光センサを配置する物であって、各光センサは、発光ダイオードと受光素子の組が必要となり、センサ構成に多くの部品点数が必要となる。さらに、幅広の紙葉類を傾けた状態で挿入した場合に、狭い幅の紙葉類と誤って検出する。したがって特許文献2の場合、誤検知を防止するためには、幅広の紙幣が傾いた状態で光センサの位置に到達しないようにするために、紙幣挿入口から複数の光センサを極力離れた位置に配置する必要があり、装置が大型になる。
本発明は、幅の異なる紙葉類(紙幣を含む)を搬送する紙葉類処理装置において、紙葉類の挿入検出、及び、挿入された紙葉類の幅検出を、少ない部品点数、及び、簡易な構成にて実現することを目的としている。
このような課題を解決するため本発明に係る紙葉類処理装置は、以下の構成を採用する。
紙葉類の幅方向に配置され、検出対象となる第1の紙葉類と、第1の紙葉類よりも幅の狭い第2の紙葉類を検出する2組の入口センサと、
挿入された紙葉類を搬送する搬送機構と、
搬送路を形成する可動壁と、
前記2組の入口センサで検出された紙葉類の幅に応じて、前記可動壁の位置を変更する駆動部と、
前記2組の入口センサの検出結果に応じて前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
前記入口センサは、
前記搬送路の第1面に配置された発光素子と、
前記第1面に配置され、前記発光素子よりも紙葉類の搬送方向の下流に、搬送方向に対し直交する方向に一列に配置される第1受光素子と第2受光素子と、
前記搬送路を挟んで第1面と対向する第2面に配置され、前記発光素子から発せられた光を分岐して2つの前記受光素子側に導光する導光部と、を備え、
前記2組の入口センサにおいて、前記第1受光素子は、第1の紙葉類及び第2の紙葉類の挿入時、挿入された紙幣によって遮蔽される位置に配置され、前記発光素子及び前記第2受光素子は、紙葉類の幅方向について、前記第1受光素子よりも外側に配置され、
前記制御部は、2組の前記入口センサ中、前記第1受光素子が両方遮蔽されたことを検出したとき、前記第2受光素子の受光状態に基づいて紙葉類の幅を検出し、前記可動壁の位置を変更する。
さらに本発明に係る紙葉類処理装置において、
前記制御部は、前記2組の入口センサ中、前記第1受光素子が両方遮蔽されたことを検出したとき、前記搬送機構による搬送を開始する。
さらに本発明に係る紙葉類処理装置において、
前記発光素子と前記第1受光素子とを結ぶ線分が、紙葉類の搬送方向に直交する方向となす角度は、前記発光素子の位置において第1の紙葉類が搬送方向に直交する方向となす最大傾斜角度よりも大きい。
また本発明に係る紙葉類処理装置は、
紙葉類の幅方向に配置され、検出対象となる第1の紙葉類と、第1の紙葉類よりも幅の狭い第2の紙葉類を検出する2組の入口センサと、
挿入された紙葉類を搬送する搬送機構と、
幅搬送路を形成する可動壁と、
前記入口センサで検出された紙葉類の幅に応じて、前記可動壁の位置を変更する駆動部と、を備え、
前記入口センサの検出結果に応じて前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
前記入口センサは、
前記搬送路の第1面に配置された受光素子と、
前記第1面に配置されるとともに、前記発光素子よりも紙葉類の搬送方向の下流に、搬送方向に対し直交する方向に一列に配置される第1発光素子と第2発光素子と、
前記搬送路を挟んで前記第1面と対向する第2面に配置され、2つの前記発光素子から発せられた光を前記受光素子側に導光する導光部と、を備え、
前記2組の入口センサにおいて、前記第1発光素子は、第1の紙葉類及び第2の紙葉類の挿入時、挿入された紙幣によって遮蔽される位置に配置され、前記受光素子及び前記第2発光素子は、紙葉類の幅方向について、前記第1発光素子よりも外側に配置され、
前記制御部は、前記入口センサ中の前記発光素子を異なるタイミングで発光制御するとともに、2組の前記入口センサ中、前記第1発光素子を発光させたときの前記受光素子の受光状態に基づき前記第1発光素子が両方遮蔽されたことを検出したとき、前記第2発光素子を発光させたときの前記受光素子の受光状態に基づいて紙葉類の幅を検出し、前記可動壁の位置を変更する。
さらに本発明に係る紙葉類処理装置において、
前記制御部は、前記2組の入口センサ中、前記第1発光素子を発光させたときの前記受光素子の受光状態に基づき前記第1発光素子が両方遮蔽されたことを検出したとき、前記搬送機構による搬送を開始する。
さらに本発明に係る紙葉類処理装置において、
前記受光素子と前記第1発光素子とを結ぶ線分が、紙葉類の搬送方向に直交する方向となす角度は、前記受光素子の位置において第1の紙葉類が搬送方向に直交する方向となす最大傾斜角度よりも大きい。
本発明の紙葉類処理装置によれば、幅の異なる紙葉類を処理可能な紙葉類処理装置において、紙葉類の挿入検出、及び、挿入された紙葉類の幅検出を、少ない部品点数、及び、簡易な構成にて実現することを可能としている。また、検出された紙葉類の幅に応じて可動壁を移動させ、紙葉類の幅に応じた搬送路を形成することで、紙葉類を安定して搬送することを可能としている。
本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の外観斜視図 本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の正面図(前部カバー取外し時) 本発明の実施形態に係る搬送ユニットの正面図、側面図 本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の紙幣搬送を説明するための断面図 本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の紙幣搬送路を説明するための図 本発明の実施形態に係る入口センサの配置の様子を説明するための模式図 本発明の実施形態に係る導光部の斜視図 本発明の実施形態に係る入口センサによる紙幣検出の様子を示す図(幅広) 本発明の実施形態に係る入口センサの配置形態を説明する図 本発明の実施形態に係る入口センサによる紙幣検出の様子を示す図(幅狭) 本発明の実施形態に係る紙幣種別と受光素子の状態の関係を示す図 他の実施形態に係る入口センサの配置の様子を説明するための模式図 他の実施形態に係る紙幣種別と発光素子点灯時の受光状態の関係を示す図 本発明の実施形態に係る搬送ユニットの動作を説明するための図 本発明の実施形態に係る連動機構を示す図(幅広時) 本発明の実施形態に係る連動機構を示す図(幅狭時) 本発明の実施形態に係る紙幣収納箱近傍の構成を示す斜視図 本発明の実施形態に係る固定壁、可動壁が形成する紙幣搬送路を説明する図 本発明の実施形態に係る紙幣収納箱近傍の構成を示す断面図 本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の制御構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の紙幣受入処理を示すフロー図
では、紙葉類処理装置について、真偽判定対象を紙幣とする紙幣処理装置を例にとって説明する。本発明の紙葉類処理置は、この紙幣処理装置のように識別対象を紙幣とするのみならず、金券、クーポン券、有価証券など各種紙葉類を、その識別対象とすることが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置1の外観斜視図である。この紙幣処理装置は、自動販売機、両替機、ゲーム機など、各種機器にユニットとして組み込まれ、紙幣部入口12aから挿入される紙幣を取り込んで真偽判定し、商品やサービス提供のために使用される金額の認識を行う。
紙幣処理装置1は、従来の紙幣処理装置と同様に、紙幣挿入口12aに連結した搬送路と搬送路内に配置された搬送ベルトと識別センサによって、紙幣挿入口12aに挿入された紙幣を装置内部に案内するとともに紙幣の真贋や金種を識別する。
この紙幣処理装置1は、筐体11と筐体11の前面に設けられた前部カバー12を備えて構成される。前部カバー12には、紙幣挿入のための開口(紙幣挿入部12a)と搬送路の前面側の通路壁の一部分等が設けられている。なお、紙幣処理装置1について各種説明を行うための座標を左下に定義しておく。紙幣処理装置1の横方向をX軸、縦方向をY
軸、奥行き方向をZ軸として規定する。図2には、前部カバー12を取り外したときの、紙幣処理装置1の正面図が示されている。
前部カバー12を取り外した筐体11の窓からは、紙幣を搬送する搬送ユニット20の一部が見て取れる。図3には、この搬送ユニット20の正面図(A)、及び、側面図(B)が示されている。搬送ユニット20は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の幅、及び、挿入を検出するための入口センサ61R、61L、搬送路を紙幣幅に合わせるための可動壁35R、35L、そして、紙幣を搬送するための搬送ベルト24R、24Lを備えている。
図3(B)には、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の搬送経路Cが矢印で示されている。紙幣挿入口12aに挿入された紙幣は、入口センサ61R、61Lで紙幣の挿入及び紙幣の幅が検出される。検出された紙幣の幅に応じて可動壁35R、35Lが動作する。本実施形態では、初期状態において、両可動壁35R、35L間の距離は、幅が広い紙幣に合った状態となっており、幅が狭い紙幣が検出されることで、可動壁35R、35Lが内側に移動し、両可動壁35R、35L間の距離は、幅の狭い紙幣に合った状態となる。前部カバー12が取り付けられた筐体11内に搬送ユニット20が装着されることで、搬送ユニット20と前部カバー12との間及び搬送ユニット20と筐体11の間に紙幣搬送路が形成される。
紙幣搬送路には、駆動プーリ21R、21Lおよび従動プーリ22R、22L、23R、23Lに巻き掛けられた搬送ベルト24R、24Lが面している。紙幣挿入口12aに挿入された紙幣は、U字形に形成された紙幣搬送路Cを経由して、筐体11の下方に位置する紙幣収納箱42側に搬送される。このように本実施形態では、U字形の紙幣搬送路Cを採用することで、紙幣処理装置1の薄型化、並びに、小型化が図られている。
図4は、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置1について、YZ平面での断面図を示したものである。ここでは、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣が、紙幣収納箱42に格納される機構を説明する。紙幣挿入口12aから紙幣搬送路15に挿入された紙幣は、搬送機構によって紙幣搬送路15の奥方向へと搬送される。搬送機構は、第1駆動源31、駆動プーリ21R、従動プーリ22R、23R、搬送ベルト24R、従動ローラ25R〜29Rを備えている。なお、本実施形態では、駆動プーリ21R、従動プーリ22R、23R、搬送ベルト24R、従動ローラ25R〜29Rを、搬送される紙幣の幅方向に2組備えて構成されている。図中の符号Rは、紙幣処理装置1の正面から見て右側に位置する組を示している。以下の説明では、右側に位置する組の搬送機構について説明を行うが、左側に位置する組についても第1駆動源31にて同様に駆動される。
第1駆動源31は、駆動プーリ21Rを回転駆動させる。第1駆動源31は、モータ等の回転駆動力を発生する部材であり、第1駆動源31にて発生した回転駆動力は、図示しないギア等の伝達機構にて駆動プーリ21Rを回転駆動させる。搬送ベルト24Rは、駆動プーリ21R、従動プーリ22R、23Rに巻き掛けられるとともに、従動ローラ25R〜29Rに、その外周を支持されて配置されている。紙幣挿入口12aから挿入された紙幣は、搬送ベルト24Rと従動ローラ25R〜29Rに挟持されて、紙幣搬送路15の奥方向へと搬送される。
紙幣搬送路15を搬送される紙幣は、その搬送途中に識別センサ(後で説明する)によって、その真贋判定、種別判定が実行される。真贋判定にて本物であることが判定された紙幣は、紙幣収納箱42に対向する位置まで搬送され、紙幣収納機構41の押圧部411によって、Z軸正の方向に押圧され、紙幣収納箱42内の紙幣収納部423(本発明における「収納部」に相当)に格納される。この紙幣収納機構41は、モータ等の第2駆動源
32によって駆動され、紙幣を紙幣収納箱42に格納する際、板状の押圧部411をZ軸方向に移動させる。また、紙幣収納箱42には、円錐コイルばね422で支持されたプレート413が設けられている。
さらに、紙幣処理装置1では、不正行為防止のため紙幣搬送路15を閉鎖するシャッター45が設けられている。このシャッター45は、ソレノイド46(図示せず)の駆動力によって紙幣搬送路15に設けられた貫通孔164を閉鎖し、真贋判定実行後の紙幣が紙幣挿入口12a側に戻らないようにしている。このような機構により、紙幣に糸を取り付け、真贋判定実行後の紙幣を紙幣挿入口12a側に引き抜く不正行為を抑制することを可能としている。
次に、紙幣処理装置1の紙幣の挿入、及び、紙幣の幅を検出する入口センサの構成を説明する。図5は、紙幣処理装置1の紙幣搬送路の分岐、並びに、入口センサ、識別センサの配置を説明するための断面図である。図3の紙幣搬送において説明を行ったように、紙幣処理装置1は、入口センサと識別センサを備えている。入口センサは、幣挿入口12a近傍の紙幣搬送路15内に配置されている。入口センサは、紙幣挿入口12aから紙幣が挿入されたこと、及び、紙幣の幅を検出するセンサである。
図6には、本発明の実施形態に係る入口センサの配置の様子を説明するための模式図が示されている。図6(A)は、入口センサ61R、61Lを紙幣識別装置1の正面側からみたときの模式図であり、図6(B)は、入口センサ61Lを紙幣識別装置1の側面側からみたときの模式図である。本実施形態では、紙幣搬送路15中、搬送される紙幣の幅方向に配置された2組の入口センサ61R、61Lを備える。各入口センサ61R(括弧内は61L側の構成を示す)は、発光素子62a(62b)、4つの導光部63a〜63d(63e〜63h)、受光素子64a、64b(64c、64d)を備えて構成されている。
発光素子62a(62b)は、LED等で構成され、赤外光等の非可視光、あるいは可視光を射出可能な光学素子である。発光素子62a(62b)は、紙幣の挿入、並びに、挿入された紙幣の幅を検出するため、常時、あるいは間欠的に発光する。発光素子62a(62b)は、紙幣搬送路15の第1面(図6(B)の右側の面)に配置され、導光部63a(63e)を介して、紙幣搬送路15に第1の光路L1を形成する。
発光素子62a(62b)から射出された光は、紙幣搬送路15の第2面(図6(B)の左側の面)に配置された導光部63b(63f)にて分岐された後、紙幣搬送路15側に射出され、紙幣搬送路15中に第2、第3の光路L2、L3を形成する。第2の光路は、紙幣搬送路15を通過後、導光部63c(63g)を介して受光素子64a(64d)へと入射する。一方、第3の光路は、導光部63d(63h)を介して受光素子64b(64c)へと入射する。導光部63a〜63d(63e〜63h)には、プリズム等の光学素子が使用可能である。なお、導光部63a、63c、63d(63e、63g、63h)は、発光素子62a(62b)から出射された光を導光部63b(63e)に効率的に集光する、あるいは、導光部63b(63e)から出射された光を受光素子64a、64b(64c、64d)に効率的に集光することを目的として設けられたものであり、入口センサ61R、61Lの構成から省略することも可能である。なお、入口センサ64Rと64Lは、紙幣の搬送方向を軸として対称に配置されている。したがって、本実施形態では、入口センサ64R、64L中、4つの発光素子64a〜64dは、紙幣の搬送方向に対して直交する方向に一列に配置される。また、2つの受光素子62a、62でも紙幣の搬送方向に対して直交する方向に一列に配置される。
図7には、左側に位置する入口センサ61Lの導光部63a〜63dの構成が示されて
いる。右側に位置する入口センサ61Rは、この入口センサ61Lと紙幣の搬送方向を軸として対称な構成となる。図中の一点鎖線は、導光部63a〜63dについて発光素子62aから射出された光の分岐、通過の様子を模式的に示したものである。本実施形態では、導光部63a、63c、63d(63e、63g、63h)は基材上で一体成型されているため、製造上の簡略化、並びに、光学的な位置合わせの簡易化が図られている。
受光素子64a、64b(64d、64c)は、発光素子62a、62bよりも紙幣搬送方向について下流に配置され、第2の光路L2、第3の光路L3にて入射した光の受光を検出可能な光学素子である。本実施形態では、受光素子64a〜64dを紙幣搬送路15において、発光素子62a、62bよりも奥側に配置したことで、外光を受光することによる誤検出の抑制が図られている。
本実施形態では、この2組の入口センサ61R、61Lにおいて、発光素子62a、62b間の間隔は、紙幣処理装置1が識別対象とする幅広の紙幣の幅よりも短く、紙幣処理装置1が識別対象とする幅狭の紙幣の幅よりも長く設定されている。そして、2組の入口センサ61R、61L中、外側(可動壁35R、35Lに近い側)に位置する受光素子64a、64d間の間隔は、紙幣処理装置1が識別対象とする幅広の紙幣の幅よりも短く、紙幣処理装置1が識別対象とする幅狭の紙幣の幅よりも長く設定されている。そして、2組の入口センサ61R、61L中、内側(可動壁35R、35Lから遠い側)に位置する受光素子64b、64cは、紙幣処理装置1が識別対象とする幅広の紙幣と幅狭のどちらの紙幣が挿入された場合であっても左右の各受光素子64b、64cに入射する2つの第3の光路L3が紙幣で遮蔽される位置に配置される。
では、このような入口センサ61R、61Lによる紙幣検出について説明を行う。図8は、本発明の実施形態に係る入口センサ61R、61Lによる幅広の紙幣が挿入されたときの様子を示す図である。紙幣が挿入される前の紙幣処理装置1の可動壁35R、35Lは、幅広の紙幣に適合した初期位置に位置しており、可動壁35R、35L間が形成する紙幣搬送路15の幅は、識別対象とする幅広の紙幣B1の幅Waと同じ、あるいは、僅かに大きい幅W1となっている。
図8(A)は、このような紙幣搬送路15に幅広の紙幣B1がまっすぐに挿入された場合を示す。このとき、左右の入口センサ61R、61L中、発光素子62a、62bの位置における2つの第1の光路L1が紙幣B1にて遮蔽される。したがって、左右の入口センサ61R、61L中、全ての受光素子64a〜64dはオフ状態となる。本実施形態では、このように全ての受光素子64a〜64dがオフ状態となった状態を、幅広の紙幣B1の挿入として検出する。なお、本明細書において、オフ状態とは、光路が紙幣で遮蔽されたときの受光素子の状態を称したものであって、受光素子の受光量が所定の閾値に満たない状態をいう。一方、光路が遮蔽されておらず、所定の閾値以上の受光量を有する状態をオン状態と称している。幅広の紙幣B1が検出された場合、可動壁35R、35Lを初期位置に維持させたまま、搬送ベルト24R、24Lを含む搬送機構を動作開始させ、紙幣B1の搬送を開始する。
本実施形態の入口センサ61R、61Lによれば、幅広の紙幣B1が斜めに挿入された場合においても、その検出を的確に行うことを可能としている。図8(B)は、幅広の紙幣B1が斜めに挿入された状態が示されている。後ほど説明を行うことになるが、本実施形態では、幅狭の紙幣の検出条件として、左右の入口センサ61R、61L中、受光素子64b、64cに入射する第3の光路L3の両方が遮蔽されたこと、及び、受光素子64a、64dに入射する第2の光路L2の少なくとも何れか一方が遮蔽されていないことを条件としている。図8(B)に示されるように、幅広の紙幣B1が左に傾いて挿入された場合、受光素子64b、64cが遮光状態となる前(受光素子64b、64cの位置にお
ける2つの第3の光路L3が紙幣B1にて遮蔽される前)に、発光素子62a、62bの位置における第1の光路L1の両方が遮られることとなり、全ての受光素子64a〜64dはオフ状態となる。本実施形態では、入口センサ61R(61L)内の発光素子62a(62b)、受光素子64a、64b(64c、64d)の配置形態により、幅広の紙幣を幅狭の紙幣として誤検出することが抑制されている。
図9は、図8(B)に示される傾斜して挿入された幅広の紙幣B1と、入口センサ61R、61Lの配置関係を模式的に示した図である。紙幣は、その使用状況や使用環境等を理由として、製造時の状態から伸縮することがある。特に、紙幣の伸びに対応するため、紙幣処理装置1では、紙幣搬送路の挿入幅W1に余裕を持たせておくことが通常である。このような紙幣搬送路の挿入幅W1に設けた余裕を理由として、幅の広い紙幣B1の挿入時、紙幣B1が傾斜して挿入される場合がある。特に、縮んだ紙幣B1が挿入された場合、紙幣B1の傾きは最大となる。本実施形態では、図9に示すように、幅広の紙幣B1が発光素子62aに差し掛かった位置における紙幣B1の最大傾斜角度(挿入された紙幣の辺が、所定の線分(紙幣の搬送方向と垂直な方向の線分)となす角度、ただし、紙幣の折れ曲がりは無いものとする)を角度βとし、入口センサ61L内において発光素子62aと受光素子64bを結ぶ線分が所定の線分(ここでは、紙幣の搬送方向と垂直な方向の線分)と形成する角度を角度αとした時、角度αが、紙幣の最大傾斜角度βよりも大きくなるように発光素子62aと受光素子64bを配置している。
このように入口センサ60L内の発光素子62a、受光素子64bを配置することで、幅の広い紙幣B1が傾いて挿入された場合においても、受光素子64b、64c、の位置における光路が、紙幣B1によって遮光状態となる前に、発光素子62a、62b位置での光路を紙幣B1によって遮光状態とし、幅の広い紙幣B1を幅の狭い紙幣と誤検出することを抑制している。右側に位置する入口センサ61Rについても同様であって、発光素子62bと受光素子64cを結ぶ線分が所定の線分となす角度αが、発光素子の位置に置いて、幅の広い紙幣が所定の線分となす最大傾斜角度βよりも大きくなるように、発光素子62bと受光素子64cが配置される。
図10(A)は、幅狭の紙幣B2の中心位置が紙幣搬送路15の中心位置に沿ってまっすぐに挿入された場合である。幅広の紙幣B1の場合と同様、可動壁35R、35L間は初期位置での幅W1となっている。この場合、幅狭の紙幣B2の幅Wbによって左右の入口センサ61R、61L中、受光素子64b、64cに入射する第3の光路L3の両方が遮蔽状態となる。幅狭の紙幣B2の挿入検出の1条件は、この図10(A)のように受光素子64b、64cがオフ状態となったときである。
図10(B)は、紙幣搬送路15に幅狭の紙幣B2が右側に偏って挿入された場合が示されている。図10(A)の場合と同様、幅狭の紙幣B2の幅Wbによって左右の入口センサ61R、61L中、受光素子64b、64cに入射する第3の光路L3の両方が遮蔽状態となり、受光素子64b、64cがオフ状態となる。また、右側の入口センサ61Rは、発光素子62bの位置で遮光されるため、入口センサ61Rの受光素子64dもオフ状態となる。このように幅狭の紙幣B2が右側に偏って挿入された場合、受光素子64b、64c、64dがオフ状態となり、受光素子64aがオン状態となる。幅狭の紙幣B2が左側に偏って挿入された場合には、受光素子64a、64b、64cがオフ状態、受光素子64dがオン状態となる。
図11には、図6で説明した入口センサ61R、61Lの形態について、紙幣種別と受光素子の状態の関係が示されている。図8で説明したように、幅広の紙幣B1の場合、全ての受光素子64a〜64dはオフ状態となる。一方、幅狭の紙幣B2の場合、紙幣の通貨位置に応じた3種類(中央、右寄り、左寄り)の受光素子64a〜64dの状態がある
。図10(A)で説明したように、幅狭の紙幣B2が中央を通過する場合、受光素子64b、64cはオフ状態、受光素子64a、64dはオン状態となる。また、図10(B)で説明したように、幅狭の紙幣B2が右寄りで通過する場合、受光素子64b、64c、64dはオフ状態、受光素子64aはオン状態となる。そして、幅狭の紙幣B2が左寄りで通過する場合、右寄りの場合と対称的に、受光素子64a、64b、64cはオフ状態、受光素子64dはオン状態となる。
この紙幣種別と受光素子の状態の関係から、入口センサ61R、61L中において、紙幣の幅方向について内側に位置する受光素子64b、64cが両方オフ状態となったことを条件として、紙幣の挿入が検出される。本実施形態では、受光素子64b、64cが両方オフ状態となったことを条件として紙幣搬送機構を駆動開始して、紙幣の搬送を開始する。また、受光素子64b、64cが両方オフ状態となったとき、入口センサ61R、61L中において、紙幣の幅方向について外側に位置する受光素子64a、64dの受光状態に応じて紙幣の種別を判定することとしている。すなわち、受光素子64a、64dの両方がオフ状態の場合、幅広の紙幣B1であると判定し、受光素子64a、64dの何れか一方がオン状態である場合、または、受光素子64a、64dの両方がオフの状態である場合、幅狭の紙幣B1であると判定している。
以上、本発明の実施形態に係る入口センサ61R、61Lでは、図7等に示されるように導光部63b(63f)によって、発光素子62a(62b)から出射された光を分岐して、2つの受光素子64a、64b(64c、64d)で受光させることによって、使用する光学素子の数の削減を図るとともに、簡易な構成によって紙幣の挿入、並びに紙幣の幅検出を行うことを可能としている。
図12には、本発明の他の実施形態に係る入口センサ61R、61Lの配置の様子示す模式図が示されている。この実施形態は、前述した実施形態と比較して、発光素子と受光素子の配置が入れ替わった関係となっている。すなわち、紙幣挿入口12aに近い位置に受光素子62a(62b)が配置され、紙幣挿入口12aから遠い位置に発光素子64a、64b(64c、64d)が配置されている。入口センサ61Lについてみると、発光素子64a、64bから出射された2つの光は、導光部63cにて導光されて受光素子62aに入射する。
なお、本実施形態においても、幅広の紙幣が挿入されたにもかかわらず、幅狭の紙幣として判定される誤判定を抑制する構成を採用することが好ましい。具体的には、入口センサ61L(61R)内において、受光素子62a(62b)と発光素子64b(64c)を結ぶ線分が、紙幣の搬送方向と垂直な方向となす角度αが、紙幣の最大傾斜角度β(挿入された紙幣の辺が、紙幣の搬送方向と垂直な方向となす角度)よりも大きくなるように受光素子62a(62b)と受光素子64b(64c)が配置される。
本実施形態では、各入口センサ61R、61Lにおいて、各発光素子64a、64b(64c、64d)は異なるタイミングで発光制御され、受光素子62a(62b)は、各発光素子64a、64b(64c、64d)の発光タイミングに基づいて、各発光素子64a、64b(64c、64d)の位置における光路の状態、すなわち、挿入された紙幣によって遮蔽されているか否かを検出可能としている。
図13には、図12に示す実施形態に係る紙幣種別と発光素子点灯時の受光状態の関係が示されている。幅広の紙幣B1の場合、発光素子64a〜64dの発光時、受光素子62a、62bはオフ状態となる。一方、幅狭の紙幣B2の場合、紙幣の通貨位置に応じた3種類(中央、右寄り、左寄り)の各発光素子64a〜64dについて受光素子62a、62bの状態がある。幅狭の紙幣B2が中央を通過する場合、発光素子64b、64cの
発光時、受光素子62a、62bはオフ状態、発光素子64a、64dの発光時、受光素子62a、62bはオン状態となる。幅狭の紙幣B2が右寄りで通過する場合、発光素子64b、64c、64dの発光時、受光素子62a、62bはオフ状態、発光素子64aの発光時、受光素子62aはオン状態となる。幅狭の紙幣B2が左寄りで通過する場合、発光素子64a、64b、64cの発光時、受光素子62a、62bはオフ状態、発光素子64dの発光時、受光素子62bはオン状態となる。
この紙幣種別と受光素子の状態の関係から、入口センサ61R、61L中において、紙幣の幅方向について内側に位置する発光素子64b、64cの発光時、両方オフ状態として検出されたことを条件として、紙幣の挿入が検出される。本実施形態では、この紙幣挿入の検出を条件として紙幣搬送機構を駆動開始して、紙幣の搬送を開始する。また、発光素子64b、64cが両方オフ状態として検出されたこと、及び、入口センサ61R、61L中において、紙幣の幅方向について外側に位置する発光素子64a、64dに関する受光状態に応じて紙幣の種別を判定することとしている。すなわち、発光素子64a、64dの発光時、受光素子62a、62bがオフ状態の場合、幅広の紙幣B1であると判定し、発光素子64a、64dの発光時、受光素子62a、62bの何れか一方がオン状態である場合、幅狭の紙幣B1であると判定している。
紙幣処理装置1の紙幣搬送路15について、その幅可変機構を説明する。図14には、搬送ユニット20について、紙幣搬送路15の幅可変の様子が示されている。図14(A−1)、図14(A−2)は、紙幣搬送路15の幅(W1)が広い状態であり、図14(A−1)は搬送ユニット20の正面図、図14(A−2)は搬送ユニット20の斜視図である。図14(B−1)、図14(B−2)は、紙幣搬送路15の幅(W2)が狭い状態であり、図14(B−1)は搬送ユニット20の正面図、図14(B−2)は搬送ユニット20の斜視図である。
図14(A−2)、図14(B−2)には、可動壁35R、35Lを移動させるための第1係合部741R、741Lが示されている。図14(A−2)と図14(B−2)を比較してみると、第1係合部741R、741Lの位置が異なっていることが見て取れる。これら第1係合部741R、741Lを駆動機構で操作することで、可動壁35R、35Lの位置が変更される。
図15、図16には、本発明の実施形態に係る連動機構が示されている。図15は、紙幣搬送路15の幅(W1)が広い状態、図16は、搬送路の幅(W2)が狭い状態である。図15、図16において(A)は紙幣処理装置1の裏面側から連動機構をみた図であり、(B)は紙幣処理装置1の正面側から連動機構の一部をみた図である。本実施形態では、第2駆動源32の駆動力を、可動壁35R、35Lの駆動機構と、紙幣収納機構41の駆動機構に利用する連動機構となっている。モータ等の第2駆動源32で発生した駆動力は、ギア等の伝達部73によってカム72を回転させる駆動力に変換される。図15(B)に示されるようにカム72には、回転中心から外れた位置にカム突起72aが形成されており、主リンク71側の係合孔71aと噛み合っている。カム72が回転することで、主リンク71を上下方向に移動させる。
図15において、主リンク71の上端は、分岐リンク74R、74Lの下端に設けられた第1係合部741R、741Lとは離れており、図16において、主リンク71の上端は、係合部741R、741Lは当接している。分岐リンク74R、74Lは、回動部742R、742Lを介して、筐体11側のフレーム75と回動可能に係合している。分岐リンク74R、74Lの上端は、第2係合部743R、743Lを介して可動壁35R、35Lと係合している。このような構成により、主リンク71が上下に移動することで、左右の分岐リンク74R、74Lを介して可動壁35R、35Lを移動させる。図15は
主リンク71が上端に位置した状態であり、このとき、可動壁35R、35L間の距離、すなわち、搬送路の幅(W1)は広い状態となる。一方、図16は主リンク71が下端に位置した状態であり、このとき、可動壁35R、35L間の距離、すなわち、搬送路の幅(W2)は狭い状態となる。
また、本実施形態における可動壁35R、35Lの駆動機構は、紙幣収納機構41の駆動機構と第2駆動源32を共用する連動機構となっている。紙幣収納機構41は、主リンク71の移動にしたがって、押圧部411を紙幣収納箱42側へと移動させ、固定壁50内に位置する紙幣を紙幣収納部423へと収納させることが可能である。
このように、挿入された紙幣の幅に応じて、可動壁35R、35Lを移動させることで、可動壁35R、35に沿って紙幣を搬送することが可能である。図4において、紙幣搬送路15中、斜線で示す箇所が可動壁35R、35Lによって、その幅が規制される部分である。紙幣搬送路15を通過した紙幣は、その幅に応じて、固定壁50R、50L内に形成された第1分岐搬送路55A、もしくは、第2分岐搬送路55bへと搬送される。この固定壁50R、50Lは、その名が示すように、可動壁35R、35Lと異なり、固定された部材である。このように、本実施形態では、可動壁35R、35Lによって形成される部分と、固定壁50R、50Lによって構成される部分を分離することで、可動部分の占める部分を少なく抑え、コスト面、メンテナンス面において優れた構成となっている。また、図3に示すように、可動壁35R、35L部分を含む搬送ユニット20として、筐体11から分離可能な構成とすることも可能であり、製造工程の容易化、並びに、メンテナンス性能の向上を図ることも可能である。
では、固定壁50R、50Lによって形成される第1分岐搬送路55A、第2分岐搬送路55Bの構成について説明する。固定壁50R、50Lは、可動壁35R、35Lにて形成される紙幣搬送路15によって搬送されてきた紙幣を、可動部を有することなく、紙幣の幅に応じて、第1分岐搬送路55Aもしくは第2分岐搬送路55Bに導くことを可能としている。
図17は、本発明の実施形態に係る紙幣収納箱42近傍の構成を示す斜視図である。図17は、本発明の実施形態に係る固定壁50R、50L、可動壁35R、35Lが形成する紙幣搬送路を説明する図であって、図17(A)は、固定壁50R、50Lを紙幣の入口側から眺めた(図17において、Y軸負の方向を眺めた)図であり、図18(B−1)、図18(B−2)は、可動壁35R、35Lを紙幣の出口側から眺めた(図17において、Y軸正の方向を眺めた)図である。図18(B−1)は、狭い幅(W2)の状態であり、図17(B−2)は、広い幅(W1)の状態である。
左右の固定壁50R、50Lは、第1壁51R、51L、第2壁52R、52L、第1壁51R、51Lと第2壁52R、52Lの間に配置された隔壁53R、53Lを有して構成されている。第1壁51R、51Lと隔壁53R、53Lの間の空間は、広い幅(W1’)の第1分岐搬送路55Aを形成する。一方、第2壁52R、52Lと隔壁53R、53Lの間の空間は、狭い幅(W2’)の第2分岐搬送路55Bを形成する。第1搬送路55Aの幅W1’は、可動壁35R、35Lの広い幅W1と略同じ長さに設定されており、第2搬送路55Bの幅W2’は、可動壁35R、35Lの広い幅W2と略同じ長さに設定されている。第2分岐通路55Bの左右両端には、傾斜面54R、54Lが形成されている。図17には、左側に位置する傾斜面54L側の形状がよく見て取れる。
可動壁35R、35Lによって形成される紙幣搬送路15は、幅の狭い第2分岐搬送路55Bと向き合って位置している。したがって、幅の狭い紙幣は紙幣搬送路15から第2分岐搬送路55Bへと搬送される。一方、紙幣搬送路15から搬送されてきた幅の広い紙
幣は、その左右両端が傾斜面54R、54Lを沿うこととなり、第1分岐搬送路55Aへと搬送される。したがって、固定壁50R、50L側に搬送されてきた紙幣は、その幅に応じて、第1分岐搬送路55Aもしくは第2分岐搬送路55B内に搬送される。
図19には、本発明の実施形態に係る紙幣収納箱42近傍における断面図が示されている。固定壁50R、50L内の第1分岐搬送路55Aもしくは第2分岐搬送路55Bに搬送された紙幣は、図4で説明した紙幣収納機構41によって紙幣収納箱42内へと収納される。図19は、第2分岐搬送路55B内に搬送された幅の狭い紙幣Bが、紙幣収納箱42内の紙幣収納部423へと収納される様子を示した図である。なお、第1分岐搬送路55A内に搬送された幅の広い紙幣についても同様の工程で収納される。
図19(A)に示すように、第2分岐搬送路55B内へ紙幣Bの搬送が完了した場合、図19(B)に示すように紙幣収納機構41の動作により、押圧部411が下方へと移動を開始する。押圧部411にて下方へと押下された紙幣Bは、円錐コイルばね422で支えられたプレート421を下方へと押し下げ、紙幣収納部423へと収納される。図19(C)に示されるように、紙幣収納機構41の動作により押圧部411は、上方に復帰することとなるが、紙幣Bの両端は、紙幣収納箱42の端部等によって、紙幣収納部423内に収納された状態を維持する。
以上、本実施形態の紙幣処理装置1における紙幣搬送について説明を行ったが、本実施形態の紙幣処理装置1では、特に、可動壁35R、35Lにて形成される紙幣搬送路15と、固定壁50R、50L内の第1分岐搬送路55A、第2分岐搬送路55Bを分けて構成したことで、紙幣の全搬送経路に対して可動部分を設ける必要が無く、簡易な構成、良好なメンテナンス、そして、故障の抑制等を図ることが可能となっている。
以上説明した紙幣処理装置1についてその制御を説明する。図20には、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置1の制御構成を示すブロック図が示されている。紙幣処理装置1は、制御部81を中心とした各種構成を備えている。制御部81は、CPU、制御のためのプログラムを記憶したROM、センサ類の出力をデジタル変換するD/A変換部、センサ類からの出力を一時的に記憶するRAMなどを有して構成されている。紙幣処理装置1に設けられたセンサ類としては、紙幣挿入口12aの近傍に設けられ、紙幣の挿入、及び、紙幣の幅を検出する入口センサ60Aと、紙幣の真贋判定、種別判定を行う識別センサ60Bを有している。
紙幣搬送機構には、駆動プーリ21を回転駆動させ、搬送ベルト24R、24Lにて紙幣を搬送する第1駆動源31、紙幣収納箱42に紙幣を格納させる紙幣収納機構41と、幅の異なる紙幣に対応するための可動壁35R、35Lを動作させる第2駆動源32を有している。なお、本実施形態の紙幣搬送機構は、搬送ベルト24R、24Lにより紙幣を搬送するものとして説明を行ったが、搬送ベルト24R、24Lに代えてローラにより紙幣を搬送する紙幣搬送機構を採用することも可能である。
図21には、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置1の紙幣受入処理を示すフロー図が示されている。紙幣受入処理は、紙幣処理装置1に対する電源投入後、S101〜S113の処理を繰り返し実行する。入口センサ60Aにて紙幣の挿入が検出された場合(S101:Yes)、入口センサ60Aの出力信号に基づき、挿入された紙幣の幅が判定される。判定された紙幣の幅が第2の幅(幅狭)の場合(S102:第2の幅)、紙幣の幅の検出直後の第1のタイミングで第2駆動源32を駆動開始し、可動壁35R、35Lを幅の狭い状態に変化させる(S103)。挿入された紙幣の幅に適した搬送路幅に変更した後、第1駆動源31を駆動開始して、紙幣の搬送を開始する(S104)。
一方、判定された紙幣の幅が第1の幅(幅広)の場合(S102:第1の幅)、第1駆動源31を駆動開始して紙幣の搬送を開始する(S105)。可動壁50R、50Lの初期状態は、図18(B−2)で示すように幅(W1)の状態、すなわち、幅広の紙幣に適合した状態となっている。このように、挿入された紙幣の幅に応じて、搬送路15の幅を適切な状態とすることで、挿入された紙幣を安定して搬送することを可能としている。また、適切な搬送路15の幅を使用して紙幣を搬送することで、搬送路15に設けられた識別センサ60B(発光素子65と受光素子66)によって、搬送される紙幣の所定位置を検出し、識別精度の向上を図ることも可能となる。
紙幣搬送路15内での紙幣搬送過程において、紙幣搬送路15の途中をシャッター45にて閉鎖する。次に識別センサ60Bにて紙幣の真贋判定、種別判定が行われる(S106)。真贋判定は紙幣が本物であるか偽物であるかについての判定であり、種別判定は複数種の紙幣の中から何れの紙幣種別であるかの判定である。識別センサ60Bによる真贋判定にて、挿入された紙幣が本物である場合(S107:Yes)、搬送機構にて紙幣を固定壁50R、50Lで形成された第1分岐搬送路55Aもしくは第2分岐搬送路55Bに搬送する(S108)。そして、第2駆動手段32を駆動して紙幣収納機構41を動作させ、紙幣を紙幣収納部423に収納する(S109)。
紙幣収納部42への紙幣収納に伴い、S106で判定された紙幣種別に対応する金額が挿入金額として加算される(S110)。そして、第1駆動源31、第2駆動源32の駆動を停止するとともに、ソレノイド46を駆動停止して紙幣搬送路15を開放状態に戻す(S111)。
一方、識別センサ60Bによる真贋判定にて、挿入された紙幣が偽札である場合(S112:No)、搬送機構を反転駆動して、紙幣を逆方向(紙幣挿入口12a側)に搬送する。紙幣の排出が確認された場合(S113:Yes)、第1駆動源31、第2駆動源32を駆動停止させる(S111)。
以上、紙幣処理装置1を例として説明を行ったが、本発明に係る紙葉類処理装置は、紙葉類として、紙幣のみならず、金券、クーポン券、有価証券など各種紙葉類を識別対象とすることが可能である。
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1…紙幣処理装置(紙葉類処理装置) 52…第2壁
11…筐体 53…隔壁
12…前部カバー 54…傾斜面
12a…紙幣挿入口 55A…第1分岐搬送路
15…搬送路 55B…第2分岐搬送路
164…貫通孔 61R、61L…入口センサ
20…搬送ユニット 62a、62b…発光(受光)素子
21R、21L…駆動プーリ 63a、63b、63c…導光部
23R、23L…従動プーリ 64a〜64d…受光(発光)素子
24R、24L…搬送ベルト 65…識別センサ
25〜29(R、L)…従動ローラ 66…発光素子
31…第1駆動源 67…受光素子
32…第2駆動源 71…主リンク
35R、35L…可動壁 71a…係合孔
41…紙幣収納機構 72…カム
411…押圧部 72a…カム突起
42…紙幣収納箱 73…伝達部
421…プレート 74R、74L…分岐リンク
422…円錐コイルばね 741R、741L…第1係合部
423…紙幣収納部 742R、742L…回動部
45…シャッター 743R、743L…第2係合部
46…ソレノイド 75…フレーム
50R、50L…固定壁 81…制御部
51…第1壁 82…連動機構

Claims (6)

  1. 紙葉類の幅方向に配置され、検出対象となる第1の紙葉類と、第1の紙葉類よりも幅の狭い第2の紙葉類を検出する2組の入口センサと、
    挿入された紙葉類を搬送する搬送機構と、
    搬送路を形成する可動壁と、
    前記2組の入口センサで検出された紙葉類の幅に応じて、前記可動壁の位置を変更する駆動部と、
    前記2組の入口センサの検出結果に応じて前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記入口センサは、
    前記搬送路の第1面に配置された発光素子と、
    前記第1面に配置され、前記発光素子よりも紙葉類の搬送方向の下流に、搬送方向に対し直交する方向に一列に配置される第1受光素子と第2受光素子と、
    前記搬送路を挟んで第1面と対向する第2面に配置され、前記発光素子から発せられた光を分岐して2つの前記受光素子側に導光する導光部と、を備え、
    前記2組の入口センサにおいて、前記第1受光素子は、第1の紙葉類及び第2の紙葉類の挿入時、挿入された紙幣によって遮蔽される位置に配置され、前記発光素子及び前記第2受光素子は、紙葉類の幅方向について、前記第1受光素子よりも外側に配置され、
    前記制御部は、2組の前記入口センサ中、前記第1受光素子が両方遮蔽されたことを検出したとき、前記第2受光素子の受光状態に基づいて紙葉類の幅を検出し、前記可動壁の位置を変更する
    紙葉類処理装置。
  2. 前記制御部は、前記2組の入口センサ中、前記第1受光素子が両方遮蔽されたことを検出したとき、前記搬送機構による搬送を開始する
    請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記発光素子と前記第1受光素子とを結ぶ線分が、紙葉類の搬送方向に直交する方向となす角度は、前記発光素子の位置において第1の紙葉類が搬送方向に直交する方向となす最大傾斜角度よりも大きい
    請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  4. 紙葉類の幅方向に配置され、検出対象となる第1の紙葉類と、第1の紙葉類よりも幅の狭い第2の紙葉類を検出する2組の入口センサと、
    挿入された紙葉類を搬送する搬送機構と、
    搬送路を形成する可動壁と、
    前記入口センサで検出された紙葉類の幅に応じて、前記可動壁の位置を変更する駆動部と、を備え、
    前記入口センサの検出結果に応じて前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記入口センサは、
    前記搬送路の第1面に配置された受光素子と、
    前記第1面に配置されるとともに、前記発光素子よりも紙葉類の搬送方向の下流に、搬送方向に対し直交する方向に一列に配置される第1発光素子と第2発光素子と、
    前記搬送路を挟んで前記第1面と対向する第2面に配置され、2つの前記発光素子から発せられた光を前記受光素子側に導光する導光部と、を備え、
    前記2組の入口センサにおいて、前記第1発光素子は、第1の紙葉類及び第2の紙葉類の挿入時、挿入された紙幣によって遮蔽される位置に配置され、前記受光素子及び前記第2発光素子は、紙葉類の幅方向について、前記第1発光素子よりも外側に配置され、
    前記制御部は、前記入口センサ中の前記発光素子を異なるタイミングで発光制御するとともに、2組の前記入口センサ中、前記第1発光素子を発光させたときの前記受光素子の
    受光状態に基づき前記第1発光素子が両方遮蔽されたことを検出したとき、前記第2発光素子を発光させたときの前記受光素子の受光状態に基づいて紙葉類の幅を検出し、前記可動壁の位置を変更する
    紙葉類処理装置。
  5. 前記制御部は、前記2組の入口センサ中、前記第1発光素子を発光させたときの前記受光素子の受光状態に基づき前記第1発光素子が両方遮蔽されたことを検出したとき、前記搬送機構による搬送を開始する
    請求項4に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記受光素子と前記第1発光素子とを結ぶ線分が、紙葉類の搬送方向に直交する方向となす角度は、前記受光素子の位置において第1の紙葉類が搬送方向に直交する方向となす最大傾斜角度よりも大きい
    請求項4に記載の紙葉類処理装置。
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