JP2010211335A - 紙幣識別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型・コンパクト化が可能で、従来は設置が不可能であった場所にも設置することができる紙幣識別装置を提供すること。
【解決手段】投入口4から本体内に投入された紙幣Pを搬送路6,7,8に沿って搬送する紙幣搬送部10と、投入された紙幣Pの真偽を識別する識別部20(識別センサ26,27)と、搬送された紙幣Pを収納する収納する紙幣収納部30と、搬送された紙幣Pを前記紙幣収納部30に押し込んで集積するスタック手段40を備えた紙幣識別装置1において、前記紙幣搬送部10の搬送路8と前記紙幣収納部30を湾曲させ、紙幣Pを湾曲した状態で前記紙幣収納部30に収納するよう構成する。又、前記紙幣収納部30は、紙幣Pをその長手方向略中央部を湾曲させた状態で収納する。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動販売機、両替機、貸し出し機等に付設される紙幣識別装置に関するものである。
この種の紙幣識別装置は、投入口から本体内に投入された紙幣を搬送路に沿って搬送する紙幣搬送部と、投入された紙幣の真偽を識別する識別部と、搬送された紙幣を収納する紙幣収納部と、搬送された紙幣を前記紙幣収納部に押し込んで集積するスタック手段を含んで構成されている。
ところで、斯かる紙幣識別装置に関して、特許文献1には、単一のモータを正逆転させて紙幣搬送部とスタック手段(押圧手段)の双方に駆動力を伝達する動力伝達手段を設けることによって、装置の構造単純化とコンパクト化を図る技術が提案されている。
特開平6−150106公報
ところが、特許文献1において提案された装置を含む従来の紙幣識別装置は、紙幣収納部に紙幣を真っ直ぐな状態で平積みして収納する構成が採用されていたため、紙幣収納部寸法として紙幣の長手方向寸法以上を必要とし、小型化には限界があり、設置場所にも制約が伴っていた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、小型・コンパクト化が可能で、従来は設置が不可能であった場所にも設置することができる紙幣識別装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、投入口から本体内に投入された紙幣を搬送路に沿って搬送する紙幣搬送部と、投入された紙幣の真偽を識別する識別部と、搬送された紙幣を収納する紙幣収納部と、搬送された紙幣を前記紙幣収納部に押し込んで集積するスタック手段を備えた紙幣識別装置において、前記紙幣搬送部の搬送路と前記紙幣収納部を湾曲させ、紙幣を湾曲した状態で前記紙幣収納部に収納するようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記紙幣収納部は、紙幣をその長手方向略中央部を湾曲させた状態で収納することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記搬送路を湾曲した左右一対の側面ベースによって形成するとともに、各側面ベースの湾曲した頂点部にリブを前記紙幣収納部に向けて突設したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記搬送路の湾曲した頂点近傍の幅を他の部位の幅よりも狭くしたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、紙幣を湾曲した状態で紙幣収納部に収納するようにしたため、紙幣収納部寸法を紙幣の長手方向寸法以下に抑えることができ、装置の小型・コンパクト化が可能となり、従来は設置できなかった場所にも装置を設置することができ、用途が多様化する。
請求項2記載の発明によれば、紙幣をその長手方向略中央部を湾曲させた状態で紙幣収納部に収納するようにしたため、紙幣の折り目等の癖による影響を余り受けることなく該紙幣を紙幣収納部に安定的に収納することができる。又、紙幣の湾曲収納による曲げ癖が長手方向略中央部であるために、該紙幣の曲げ癖側の方向を揃える必要がなくなる。更に、湾曲した紙幣の長手方向略中央部を押さえることにより、該紙幣の曲げ癖を容易に修正することができる。
請求項3記載の発明によれば、搬送路を形成する左右一対の各側面ベースの湾曲した頂点部にリブを紙幣収納部に向けて突設したため、搬送路を搬送される紙幣と紙幣収納部に既に収納されている紙幣との間隔がリブによって広げられる。このため、搬送路を搬送される紙幣と紙幣収納部に既に収納されている紙幣との接触が防がれ、紙幣が搬送路に沿ってスムーズに搬送される。
請求項4記載の発明によれば、搬送路の湾曲した頂点近傍の幅を他の部位の幅よりも狭くしたため、該搬送路の湾曲した箇所における紙幣のブレを抑えることができ、紙幣を搬送路に沿って安定的に搬送することができる。
本発明に係る紙幣識別装置を備えた遊技島の部分斜視図である。 本発明に係る紙幣識別装置の斜視図である。 本発明に係る紙幣識別装置の左側断面図である。 本発明に係る紙幣識別装置の右側断面図である。 本発明に係る紙幣識別装置の右側断面図である。 本発明に係る紙幣識別装置の右側断面図である。 本発明に係る紙幣識別装置の側面ベースとスタック手段の右側面図である。 本発明に係る紙幣識別装置の側面ベースとスタック手段の右側面図である。 図7の矢視A方向の図である。 スタック手段の駆動系の構成を示す右側面図である。 (a)〜(d)はスタック手段のカムローラとカム溝との位置関係を示す図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る紙幣識別装置を備えた遊技島の部分斜視図、図2は本発明に係る紙幣識別装置の斜視図、図3は同紙幣識別装置の左側断面図、図4〜図6は同紙幣識別装置の右側断面図、図7及び図8は同紙幣識別装置の側面ベースとスタック手段の右側面図、図9は図7の矢視A方向の図、図10はスタック手段の駆動系の構成を示す右側面図、図11(a)〜(d)は同スタック手段のカムローラとカム溝との位置関係を示す図である。
パチンコ店に設置された図1に示す遊技島100には複数台のパチンコ台101が並設されており、隣接するパチンコ台101の間には玉貸機102が設置されている。そして、各玉貸機102の上方のプレート103には本発明に係る紙幣識別装置1がそれぞれ設置されており、プレート103の各パチンコ台101の上方には呼出ランプ104がそれぞれ設けられている。
ここで、本発明に係る紙幣識別装置1は、これに投入される紙幣の真偽を識別し、その紙幣が正貨である場合には、その金額に応じた信号を玉貸機102に送信して所定数のパチンコ玉を玉貸機102から排出させるとともに、紙幣を搬送して収納する機能を果たすものである。この紙幣識別装置1は、図2に示すように、図1に示すプレート103に取り付けられる矩形箱状のベースカバー2と、該ベースカバー2の前面に開閉可能に設けられた正面カバー3とを備えている。
上記正面カバー3は、その高さ方向中央部が手前側に突出する前面3aと、その上下の斜面3b,3c及び台形状の左右の側面3d,3eとで台形ボックス状に成形されており、その左右の側面3d,3eの下部がベースカバー2の下部両端に回動可能に軸支されている。そして、図3〜図6に示すように、ベースカバー2の下面には投入口4が開口しており、ベースカバー2の下部には紙幣を投入口4に導くための投入ガイド5が垂直下方に突設されている。
而して、紙幣識別装置1のベースカバー2と正面カバー3によって囲まれた内部空間には、図3〜図6に示すように、前記投入口4から本体内に投入された紙幣Pを搬送路6,7,8に沿って搬送する紙幣搬送部10と、投入された紙幣Pの真偽を識別する識別部20と、搬送された紙幣Pを収納する紙幣収納部30と、搬送された紙幣Pを前記紙幣収納部30に押し込んで集積するスタック手段40(図4〜図8参照)が収容されている。
上記紙幣搬送部10には、図3に示すように、左右一対の大径の搬送駆動ローラ9と複数のベルトローラ11〜15(図3には左側のみを示す)が駆動ベース16に回転可能に支持されており、各側の搬送駆動ローラ9と複数のベルトローラ11〜15には無端状の搬送ベルト17がそれぞれ巻き掛けられている。そして、搬送駆動ローラ9には回転可能な搬送ローラ18,19が搬送ベルト17を介して当接しており、ベルトローラ11,12には回転可能な搬送ローラ21,22が搬送ベルト17を介して当接している。
ここで、図3に示すように、搬送駆動ローラ9の近傍には搬送モータ23が配置されており、この搬送モータ23から垂直上方に延びる不図示の出力軸の回転はその方向が直角に変換されて小径のギヤG1に伝達され、このギヤG1の回転は、該ギヤG1に噛合して搬送駆動ローラ9と共に回転する大径の駆動ギヤG2に伝達され、該駆動ギヤG2と搬送駆動ローラ9が図3の矢印方向(時計方向)に所定の速度で回転駆動される。すると、この搬送駆動ローラ9と複数のベルトローラ11〜15に巻き掛けられた搬送ベルト17が同方向に回転駆動され、後述のように投入口4から投入された紙幣Pが搬送路6〜8に沿って搬送される。
而して、前記投入口4から垂直上方に延びる前記搬送路6は、ベースカバー2の基板ベース2Aの垂直面2aと左右一対の搬送ベルト17との間に形成され、該搬送路6の上端から搬送駆動ローラ9の外周に沿って湾曲した円弧状の前記搬送路7は、ベースカバー2の基板ベース2Aの円弧状の凹曲面2bと左右一対の搬送ベルト17との間に形成されている。又、正面カバー3の内側には、該正面カバー3の内面形状に沿って側面視横V字状に湾曲した左右一対の側面ベース24(図3及び図9参照)が配置されており、各側面ベース24と搬送ベルト17との間には側面視横V字状に湾曲した前記搬送路8が形成されている。
そして、垂直な搬送路6の投入口4に近い部分には紙幣Pの通過を光学的に検知する検知センサ25が配置されており、その上方には、前記識別部20を構成する一対の識別センサ26,27が搬送路6を挟むように配置されている。尚、識別センサ26,27は、搬送路6を通過する紙幣Pの濃淡と磁気を検出することによって紙幣Pの真偽を判別するものである。
又、円弧状の前記搬送路7には、紙幣Pの通過を検知する回動可能な検知レバー28が配置されている。尚、検知レバー28は搬送路7を紙幣Pが通過することによって揺動し、この検知レバー28の揺動を不図示の検知センサが光学的に検知することによって紙幣Pの通過が検知される。
ところで、側面視横V字状に湾曲した前記搬送路8を形成する左右一対の前記側面ベース24の湾曲した頂点部には、リブ24aが紙幣収納部30に向けて突設されている。又、図4に示すように、側面ベース24と搬送ベルト17との間に形成された側面視横V字状の搬送路8の湾曲した頂点近傍の幅b1は他の部位の幅b2よりも狭く設定されている(b1<b2)。
又、前記紙幣収納部30は、正面カバー3の内側に形成され、これには正面カバー3の内面形状に沿って側面視横V字状に成形されたカバーベース板29が配置されており、このカバーベース板29と側面ベース24との間には側面視横V字状を成す収納空間Sが形成されている。そして、紙幣収納部30には、該紙幣収納部30に紙幣Pが収納されているか否かを光学的に検知するための検知センサ31が配設されている。
次に、前記スタック手段40の構成を図4〜図8及び図10に基づいて説明する。
垂直に配設されたスタックベース32には側面視横V字状に湾曲したスタックプレート33がX字状にクロスするリンク34,35によって前後方向に往復動可能に支持されており、該スタックプレート33の湾曲した高さ方向中央部の内側にはプレート状のスタックカムガイド36が取り付けられている。そして、このスタックカムガイド36には側面視横V字状に屈曲したカム溝36aが形成されている。又、スタックカムガイド36の上下内側にはブラケット37,38が後方に向かって突設されており、上側のブラケット37には係合溝37aが形成され、下側のブラケット38には上下方向に長い長孔38aが形成されている。尚、図9に示すように、スタックプレート33は正面視で左右一対の側面ベース24の間に配置されており、その幅は側面ベース24によって形成された搬送路8を搬送される紙幣Pの横幅よりも狭く設定されている。
更に、スタックベース32の前面の上下にはブラケット39,41が前方に向かって突設されており、上側のブラケット39には係合溝39aが形成されている。
而して、前記リンク34,35はその長手方向中間部が軸42によって回動可能に連結されており、一方のリンク34は、その一端がスタックベース32の下側のブラケット41に軸43によって回動可能に連結され、他端がスタックプレート33の上側のブラケット37に形成された係合溝37aにピン44を介して係合している。又、他方のリンク35は、その一端がスタックベース32の上側のブラケット39に形成された係合溝39aにピン45を介して係合し、他端がスタックプレート33の下側のブラケット38に形成された長孔38aにピン46を介して係合している。
そして、前記スタックカムガイド36の近傍には、スタックカム47が軸48を中心として回転可能に配設されており、このスタックカム47の端部に回転可能に軸支されたカムローラ49は、スタックカムガイド36に形成された前記カム溝36aに係合している。そして、スタックカム47に結着された前記軸48には駆動ギヤG3が取り付けられており、図10に示すように、この駆動ギヤG3には駆動モータ50によって回転駆動される小径のギヤG4が噛合している。ここで、駆動モータ50からは不図示の出力軸が垂直上方に延びており、この出力軸の回転はその方向が直角に変換されてギヤG4に伝達され、このギヤG4に噛合する駆動ギヤG3とスタックカム47が軸48を中心として回転駆動される。
次に、以上のように構成された紙幣識別装置1の作用について説明する。
パチンコ店において遊技者が図1に示すパチンコ台101を用いてプレイする際には、本発明に係る紙幣識別装置1の下方に開口する投入口4から投入ガイド5に沿って紙幣Pを縦長方向に投入する。尚、投入口4に紙幣Pが投入される以前には、図4及び図7に示すように、スタック手段40のカムローラ49はスタックカムガイド36のカム溝36aの中央部分(頂点部分)に位置している。そして、この状態ではリンク34,35は折り畳まれてスタックプレート33は後退し、該スタックプレート33は側面ベース24(搬送路8)の後方(図4及び図7の右方)に退避している。
而して、上述のように紙幣識別装置1の投入口4から紙幣Pが投入され、この紙幣Pが図3に示す検知センサ25によって検知されると、搬送モータ23が駆動され、この搬送モータ23の回転は前述のようにギヤG1及び駆動ギヤG2を経て搬送駆動ローラ9に伝達される。すると、搬送駆動ローラ9が図3に示す矢印方向に回転駆動され、これに巻き掛けられた搬送ベルト17が同方向に所定の速度で回転駆動されるため、紙幣Pは搬送ベルト17と搬送ローラ21,22によって挟持されながら搬送路6を上方に向かって搬送される。そして、紙幣Pは搬送路6を搬送される過程で識別センサ26,27によって真偽が判定され、紙幣Pが正貨である場合にはそのまま搬送が継続され、偽貨である場合には搬送モータ23が逆転して紙幣Pが投入口4から排出されて返却される。
識別センサ26,27によって正貨であると判別された紙幣Pは、その後、搬送ベルト17と搬送ローラ18,19によって挟持されつつ円弧状の搬送路7を通って側面視横V字状の搬送路8へと搬送されるが、この搬送路7においては、図9に示すように、紙幣Pはその長手方向両端(幅方向両端)が左右一対の側面ベース24にガイドされながら搬送される。そして、紙幣Pの後端が検知レバー28を通過したことが該検知レバー28と不図示の検知センサによって検知されてから所定時間が経過すると、つまり、紙幣Pの後端が搬送ローラ19を抜けて図4に示すように搬送路8に湾曲した状態で収容されると、搬送モータ23の駆動が停止されて搬送ベルト17の回転も停止されると同時に、図10に示すスタック手段40の駆動モータ50が起動される。
ところで、本実施の形態においては、図4に示すように搬送路8の湾曲した頂点近傍の幅b1を他の部位の幅b2よりも狭くしたため(b1<b2)、該搬送路8の湾曲した箇所における紙幣Pのブレを抑えることができ、紙幣Pを搬送路8に沿って安定的に搬送することができる。
上述のように駆動モータ50が駆動されると、その回転は前述のようにギヤG4を経て駆動ギヤG3及びスタックカム47に伝達され、これらが軸48を中心として図11の矢印方向(時計方向)に回転する。すると、初期には図11(a)に示すようにカムローラ49がスタックカムガイド36のカム溝36aの中央(頂点)に位置しているためにスタックプレート33が図4及び図7に示すように側面ベース24(搬送路8)の後方に後退している状態から、カムローラ49がカム溝36a内を移動する。
即ち、図11(a)に示す初期状態からスタックカム47が軸48を中心として矢印方向に90°回転すると、図11(b)に示すようにカムローラ49はカム溝36aの下限に位置するため、スタックカムガイド36とスタックプレート33は初期状態から図示のストロークaだけ前進する。そして、スタックカム47が矢印方向に更に90°回転すると、カムローラ49は図11(c)に示すようにカム溝36aの中央(頂点)に位置し、スタックプレート33は更にストロークaだけ前進する。このようにスタックカム47が半回転すると、スタックプレート33は、ストローク2aだけ前進し、図5及び図8に示すように側面ベース24(搬送路8)の前方へと押し出され、搬送路8においてその幅方向両端が左右一対の側面ベース24によって保持されている紙幣Pがスタックプレート33によって前方へと押し出される。すると、紙幣Pは、側面ベース24から離脱して紙幣収納部30のカバーベース板29に押し付けられて集積され、カバーベース板29の側面視横V字状の形状に沿って長手方向略中央部が湾曲した状態で紙幣収納部30に収納される。
そして、スタックカム47が図11(c)に示す状態から矢印方向に90°回転すると、カムローラ49は図11(d)に示すようにカム溝36aの上限に位置し、スタックプレート33は図11(c)に示す位置からストロークaだけ後退し、スタックカム47が矢印方向に更に90°回転すると、カムローラ49は図11(a)に示すようにカム溝36aの中央(頂点)に移動するためにスタックプレート33は更にストロークaだけ後退して図4及び図7に示す初期位置に復帰する。
以上のように、スタックカム47が1回転すると、スタックプレート33は初期位置からストローク2aだけ前進して紙幣Pを押し出してこれを紙幣収納部30に集積した後、ストローク2aだけ後退して初期位置に戻る。尚、スタックプレート33は、リンク34,35のパンタグラフ機能によって水平を保った状態で直線的に往復動する。
而して、以上説明した動作が繰り返されることによって紙幣収納部30には紙幣Pがその長手方向略中央部が湾曲した状態で図5及び図7に示すように順次収納されていくが、本実施の形態では、前述のように搬送路8を形成する左右一対の各側面ベース24の湾曲した頂点部にリブ24aを紙幣収納部30に向けて突設したため、図7に示すように紙幣収納部30に多数枚の紙幣Pが収納された状態であっても、搬送路8を搬送される紙幣Pと紙幣収納部30に既に収納されている多数枚の紙幣Pとの間隔がリブ24aによって広げられる。このため、搬送路8を搬送される紙幣Pと紙幣収納部30に既に収納されている紙幣Pとの接触が防がれ、紙幣Pは搬送路8に沿ってスムーズに搬送される。
以上のように、本発明に係る紙幣識別装置1においては、紙幣Pを湾曲した状態で紙幣収納部30に収納するようにしたため、紙幣収納部30の寸法を紙幣Pの長手方向寸法以下に抑えることができ、該紙幣識別装置1の小型・コンパクト化を図ることができ、従来は設置できなかった場所にも当該紙幣識別装置1を設置することができ、その用途が多様化するという効果が得られる。
特に、本実施の形態では、紙幣Pをその長手方向略中央部を湾曲させた状態で紙幣収納部30に収納するようにしたため、紙幣Pの折り目等の癖による影響を余り受けることなく該紙幣Pを紙幣収納部30に安定的に収納することができるという効果が得られる。又、紙幣Pの湾曲収納による曲げ癖が長手方向略中央部であるために、該紙幣Pの曲げ癖側の方向を揃える必要がなくなる。更に、湾曲した紙幣Pの長手方向略中央部を押さえることにより、該紙幣Pの曲げ癖を容易に修正することができる。
1 紙幣識別装置
2 ベースカバー
2A ベースカバーの基板ベース
2a 基板ベースの垂直面
2b 基板ベースの凹曲面
3 正面カバー
3a 正面カバーの前面
3b,3c 正面カバーの斜面
3d,3e 正面カバーの側面
4 投入口
5 投入ガイド
6〜8 搬送路
9 搬送駆動ローラ
10 紙幣搬送部
11〜15 ベルトローラ
16 駆動ベース
17 搬送ベルト
18,19 搬送ローラ
20 識別部
21,22 搬送ローラ
23 搬送モータ
24 側面ベース
24a 側面ベースのリブ
25 検知センサ
26,27 識別センサ
28 検知レバー
29 カバーベース板
30 紙幣収納部
31 検知センサ
32 スタックベース
33 スタックプレート
34,35 リンク
36 スタックカムガイド
36a スタックカムガイドのガイド溝
37 ブラケット
37a ブラケットの係合溝
38 ブラケット
38a ブラケットの長孔
39 ブラケット
39a ブラケットの係合溝
40 スタック手段
41 ブラケット
42,43 軸
44〜46 ピン
47 スタックカム
48 軸
49 カムローラ
50 駆動モータ
100 遊技島
101 パチンコ台
102 玉貸機
103 プレート
104 呼出ランプ
G1 ギヤ
G2,G3 駆動ギヤ
G4 ギヤ
P 紙幣
S 収納空間

Claims (4)

  1. 投入口から本体内に投入された紙幣を搬送路に沿って搬送する紙幣搬送部と、投入された紙幣の真偽を識別する識別部と、搬送された紙幣を収納する紙幣収納部と、搬送された紙幣を前記紙幣収納部に押し込んで集積するスタック手段を備えた紙幣識別装置において、
    前記紙幣搬送部の搬送路と前記紙幣収納部を湾曲させ、紙幣を湾曲した状態で前記紙幣収納部に収納するようにしたことを特徴とする紙幣識別装置。
  2. 前記紙幣収納部は、紙幣をその長手方向略中央部を湾曲させた状態で収納することを特徴とする請求項1記載の紙幣識別装置。
  3. 前記搬送路を湾曲した左右一対の側面ベースによって形成するとともに、各側面ベースの湾曲した頂点部にリブを前記紙幣収納部に向けて突設したことを特徴とする請求項1又は2記載の紙幣識別装置。
  4. 前記搬送路の湾曲した頂点近傍の幅を他の部位の幅よりも狭くしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の紙幣識別装置。
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