JP2003312437A - エアバッグの展開制御方法 - Google Patents

エアバッグの展開制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷重センサの出力の上限値をリミット処理し
た場合でも、エアバッグの確実な展開を可能にする。 【解決手段】 車両のシートに検出レンジの上限値を有
する4個の荷重センサを設け、シートに着座した乗員の
重量を前記4個の荷重センサの出力の和として検出し、
検出した乗員の重量が所定値以上の場合にエアバッグの
展開を許可し、所定値未満の場合にエアバッグの展開を
禁止する。4個の荷重センサの何れかの出力が検出レン
ジの上限値であるとき、検出した乗員の重量に関わらず
にエアバッグの展開を許可することにより、荷重センサ
の出力が検出レンジの上限値にリミット処理されたため
に、乗員の重量が実際の重量よりも小さく算出されて前
記所定値未満になっても、エアバッグを確実に展開して
乗員を拘束することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両のシートに検
出レンジの上限値を有する複数の荷重センサを設け、シ
ートに着座した乗員の重量を前記複数の荷重センサの出
力の和として検出し、検出した乗員の重量が所定値以上
の場合にエアバッグの展開を許可し、所定値未満の場合
にエアバッグの展開を禁止するエアバッグの展開制御方
法に関する。 【0002】 【従来の技術】助手席用のエアバッグ装置の作動・非作
動やエアバッグの展開速度の大小等は、助手席に着座し
た乗員の体格や乗員の有無、即ちステータスに応じて制
御される。例えば、乗員が大人あるいは子供である場合
にはエアバッグ装置を作動させ、乗員がチャイルドシー
ト(CRS)に着座した乳幼児である場合や乗員が着座
していない場合にはエアバッグ装置を作動させず、更に
エアバッグ装置を作動させる場合でも、乗員が大人であ
る場合にはエアバッグを高速で展開し、乗員が子供であ
る場合にはエアバッグを低速で展開するといった制御が
行われる。これにより、エアバッグ装置に乗員のステー
タスに応じた最適な拘束性能を発揮させるとともに、エ
アバッグの無駄な展開を回避することができる。従来よ
り、ステータスの判定は、シートに設けた荷重センサで
検出した乗員の重量に基づいて行われている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】図6に示すように、荷
重センサで検出した乗員の重量に基づいてステータスを
判定する場合に、例えば重量50kg以上が「大人」、
重量20kg以上で50kg未満が「子供」、重量2k
g以上で20kg未満が「チャイルドシート」(つまり
乳幼児)、重量2kg未満が「空席」、といった基準を
設けて判定している。しかしながら、車両の走行中には
路面の凹凸による上下加速度が発生するだけでなく、加
減速による前後加速度や旋回による横加速度が発生する
ため、シートに設けた荷重センサで検出した乗員の重量
は、図6に示すように大きく変動する。 【0004】上下加速度によって荷重センサの出力が変
化するのは勿論であるが、前後加速度や横加速度よって
荷重センサの出力が変化するのは次のような理由によ
る。例えば、車両が急制動したような場合、シートに着
座した乗員が慣性で前方に投げ出されるため、シートの
前部はフロアに押し付けられ、シートの後部はフロアか
ら浮き上がろうとする。従って、シートの前部に荷重セ
ンサが設けられている場合には実際の重量よりも大きい
重量が検出されまた、シートの後部に荷重センサが設け
られている場合には実際の重量よりも小さい重量が検出
されてしまい、後者の場合には負の重量が検出されるこ
ともある。 【0005】このような不具合を解消するために、例え
ばシートの四隅にそれぞれ荷重センサを設け、4個の荷
重センサの出力の平均値や合計値からステータスを判定
することが考えられる。しかしながら、この種の荷重セ
ンサの出力は上限値および下限値を有しており、上限値
を上回る出力は該上限値にリミット処理され、下限値を
下回る出力は該下限値にリミット処理されるため、大人
あるいは子供の着座時に本来展開すべきエアバッグが展
開しなくなる可能性がある。 【0006】即ち、4個の荷重センサの出力の何れかが
上限値を上回ったために該上限値にリミット処理された
場合、4個の荷重センサの出力の平均値や合計値から算
出した乗員の体重は、実際の体重よりも小さくなる。従
って、実際にはステータスが大人あるいは子供であるの
にチャイルドシートと誤判定され、本来展開すべきエア
バッグの展開が禁止される可能性がある。 【0007】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、荷重センサの出力の上限値をリミット処理した場合
でも、エアバッグの確実な展開を可能にすることを目的
とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、車両のシート
に検出レンジの上限値を有する複数の荷重センサを設
け、シートに着座した乗員の重量を前記複数の荷重セン
サの出力の和として検出し、検出した乗員の重量が所定
値以上の場合にエアバッグの展開を許可し、所定値未満
の場合にエアバッグの展開を禁止するエアバッグの展開
制御方法であって、前記複数の荷重センサの何れかの出
力が検出レンジの上限値であるとき、検出した乗員の重
量に関わらずにエアバッグの展開を許可することを特徴
とするエアバッグの展開制御方法が提案される。 【0009】上記構成によれば、車両のシートに設けた
複数の荷重センサの出力の和として乗員の重量を検出
し、検出した乗員の重量が所定値以上の場合にエアバッ
グの展開を許可し、所定値未満の場合にエアバッグの展
開を禁止するものにおいて、複数の荷重センサの何れか
の出力が検出レンジの上限値であるとき、検出した乗員
の重量に関わらずにエアバッグの展開を許可するので、
荷重センサの出力が検出レンジの上限値にリミット処理
されたために、乗員の重量が実際の重量よりも小さく算
出されて前記所定値未満になっても、エアバッグを確実
に展開して乗員を拘束することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 【0011】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はシートに設けられた体格判定装置の斜視図、
図2は重量検出ユニットを下面側から見た図、図3は図
2の3−3線拡大断面図、図4は体格判定の手法を説明
するフローチャート、図5はステータステーブルおよび
カウンタの説明図である。 【0012】図1に示すように、自動車のフロアに左右
一対のベース部材11,11が固定されており、各々の
ベース部材11,11の上面に沿って左右一対の重量検
出ユニット12,12が取り付けられる。重量検出ユニ
ット12,12の上面に固定された左右一対のシートレ
ール13,13に、シートSが前後移動自在に支持され
る。 【0013】図2には重量検出ユニット12を下面側か
ら見た状態が示される。左右の重量検出ユニット12,
12は実質的に同じ構造を有しており、図2に示される
のはその一方である。 【0014】重量検出ユニット12は下面が開放した断
面溝形のセンサハウジング14を備えており、センサハ
ウジング14の前端および後端に、シートレール13が
結合される前後のブラケット15,16が設けられる。
センサハウジング14の前半部に前側アーム部材17が
収納されており、その前寄りの位置が支点ピン18でセ
ンサハウジング14に枢支されるとともに、その前端位
置にボルト19で前側荷重受け部材20が支持される。
同様に、センサハウジング14の後半部に後側アーム部
材21が収納されており、その後寄りの位置が支点ピン
22でセンサハウジング14に枢支されるとともに、そ
の後端位置にボルト23で後側荷重受け部材24が支持
される。前記両ボルト19,23は、センサハウジング
14に形成した長孔14a…を上下移動可能に貫通す
る。 【0015】前後の取付ブラケット15,16は、それ
ぞれ2本のボルト25,25でベース部材11の上面に
固定される。センサハウジング14の中央部にはロード
セルよりなる2個の荷重センサ26,26が設けられて
おり、前側アーム部材17の後端と、後側アーム部材2
1の前端とが荷重センサ26,26に接続される。荷重
センサ26で検出した荷重に基づいてシートSに着座し
た乗員の体格やシートSに着座する乗員の有無(ステー
タス)を判定する電子制御ユニットUが、右側のベース
部材11の内面に設けられる。 【0016】次に、電子制御ユニットUにおいて行われ
る処理を、図4のフローチャートを参照して説明する。 【0017】先ず、ステップS1で、シートSの前後左
右に加わる荷重を4個の荷重センサ26…で検出する。
即ち、シートS自体の重量とシートSに着座した乗員の
重量とが前後左右の4個の荷重受け部材20,20,2
4,24に加わると、4個の荷重受け部材20,20,
24,24からの荷重が一端に入力された4個のアーム
部材17,17,21,21に支点ピンまわりのモーメ
ントが作用し、4個のアーム部材17,17,21,2
1の他端から荷重センサ26…に荷重が作用する。各々
の荷重センサ26は、前記荷重の検出を第1の所定時間
t1(実施例では120msec)毎に実行する。シー
トSに着座する乗員の姿勢、加減速に伴う前後加速度、
旋回に伴う左右加速度、路面の凹凸に伴う上下加速後等
の影響により、4個の荷重センサ26…の出力はそれぞ
れ異なったものとなる。 【0018】続くステップS2で、各々の荷重センサ2
6で検出した荷重が上限値を上回るか、下限値を下回っ
た場合には、荷重センサ26の出力を上限値に相当する
荷重あるいは下限値に相当する荷重に制限するリミット
処理を行う。 【0019】続くステップS3で、各々の荷重センサ2
6で検出した荷重の平均値を、第2の所定時間t2(実
施例では500msec)に毎に算出する。第1の所定
時間t1毎の荷重の検出は第2の所定時間t2の間に4
回ないし5回行われるため、荷重の平均値は前記4回な
いし5回の算出結果の平均値となる。 【0020】以上のようにして、4個の荷重センサ26
…のそれぞれについて、第2の所定時間t2の間の荷重
の平均値が算出されると、続くステップS4で第2の所
定時間t2の間の荷重の平均値を瞬間ステータスに変換
する。尚、シートSにチャイルドシートが取り付けられ
ている場合には、検出される荷重はチャイルドシートの
重量と、そこに着座した乳幼児の重量との和であり、シ
ートSに乗員が着座していない場合には、検出される荷
重はシートSの重量の加速度による変動成分やノイズ成
分だけとなるが、以下、それらを含めて乗員の重量とい
う。 【0021】以上のようにして、第2の所定時間t2毎
に乗員の瞬間ステータスが判定されると、ステップS5
で第2の所定時間t2よりも長い確定時間内に判定され
た各瞬間ステータスの回数に基づいて、最終的なステー
タス、つまり乗員が大人であるか、子供であるか、チャ
イルドシートに着座した乳幼児であるか、あるいはシー
トSが空席であるかが確定される。そして続くステップ
S6で、車両の衝突時におけるエアバッグの展開が前記
確定したステータスに応じて制御される。即ち、乗員が
大人あるいは子供であればエアバッグの展開を許可し、
更に乗員が大人であればエアバッグの展開速度を高く
し、乗員が子供であればエアバッグの展開速度を低くす
ることで、ステータスに応じた最適の拘束性能が得られ
るようにする。また乗員がチャイルドシートに着座した
乳幼児である場合には乗員保護のためにエアバッグの展
開を禁止し、乗員が無い場合には無駄防止のためにエア
バッグの展開を禁止する。 【0022】以下、図5に基づいて、ステータスの判定
手法を説明する。 【0023】電子制御ユニットUには、4つのステータ
スである「大人」、「子供」、「チャイルドシート」お
よび「空席」に対応する4つのステータステーブルが設
けられており、第2の所定時間t2毎に算出した乗員の
重量に応じて4つのステータステーブルの何れかに
「1」を立て、他のステータステーブルに「0」を立て
る。最新の第2の所定時間t2において判定されたステ
ータスが瞬間ステータスとなる。瞬間ステータスを判定
する基準の一例は、図6に示すように、重量50kg以
上が「大人」、重量20kg以上で50kg未満が「子
供」、重量2kg以上で20kg未満が「チャイルドシ
ート」、重量2kg未満が「空席」である。 【0024】そして第2の所定時間t2が経過する毎
に、ステータステーブルのデータを左にシフトすること
で、所定時間(例えば、12sec)前から現在までの
各々24個の瞬間ステータスの履歴を記憶する。 【0025】電子制御ユニットUは、4つのステータス
である「大人」、「子供」、「チャイルドシート」およ
び「空席」に対応する4つのカウンタを備えており、例
えば、現在確立しているステータスが「空席」であれ
ば、残りの「大人」、「子供」、「チャイルドシート」
の三つのカウンタが作動する。第2の所定時間t2が経
過する毎にカウンタのデータは左にシフトし、その際に
最新のステータステーブルで瞬間ステータスが「1」に
なっている部分に対応するカウンタのデータに「1」が
加算される。 【0026】各々のステータスを判定する閾値は、専有
時間/確定時間=M/Nによって定義される。専有時間
および確定時間は第2の所定時間t2を1単位として測
定されるもので、例えば、「空席」→「チャイルドシー
ト」を判定する閾値はM=5、N=10(M/N=5/
10)であり、「空席」→「子供」および「空席」→
「大人」を判定する閾値はM=7、N=10(M/N=
7/10)である。従って、図5の例では、「大人」の
最新のカウンタ値が「7」になったことで、確定時間N
=10に対する専有時間M=7の比率が閾値に達し、ス
テータスが「空席」から「大人」に移行すると判断され
る。 【0027】このようにして新たなステータスが確立す
ると、ステータステーブルおよびカウンタをリセットす
る。 【0028】以上説明したように、荷重センサ26…で
検出した乗員の重量を第2の所定時間t2毎に複数の領
域に割り振り、確定時間Nの間に各々の領域に割り振ら
れた瞬間ステータスの回数に応じてステータスを判定す
るので、一時的な加速度やノイズによる荷重センサ26
…の出力の変動を排除してステータスを精密に判定する
ことができる。 【0029】 【表1】 【0030】さて、4個の荷重センサ26…の何れかで
検出した荷重が上限値を上回るか下限値を下回ってリミ
ット処理が行われた場合、4個の荷重センサ26…の出
力の和に基づいて算出した乗員の重量の信頼性が問題に
なる。乗員が「大人」あるいは「子供」であって車両の
衝突時にエアバッグを展開する必要があるとき、表1の
ケース1に示すように、上限値のリミット処理および下
限値のリミット処理が何れも行われていない場合には、
算出された乗員の重量の信頼性は正常であり、通常どお
りの制御によりエアバッグは支障なく展開する。ケース
2のように、上限値のリミット処理が行われていて下限
値のリミット処理が行われていない場合には、算出され
た乗員の重量は実際の重量よりも小さくなり、本来「大
人」あるいは「子供」のステータスが「チャイルドシー
ト」あるいは「空席」と誤判断され、展開すべきエアバ
ッグが非展開となる可能性がある。従って、上限値のリ
ミット処理が行われていて下限値のリミット処理が行わ
れていない場合には、ステータスの如何に関わらずエア
バッグを強制的に展開する。 【0031】ケース3のように、下限値のリミット処理
が行われていて上限値のリミット処理が行われていない
場合には、算出された乗員の重量は実際の重量よりも大
きくなるはずであり、本来展開すべきエアバッグが非展
開となる可能性はない。従って、通常どおりの制御によ
りエアバッグは支障なく展開する。ケース4のように、
上限値のリミット処理および下限値のリミット処理の両
方が行われている場合には、算出された乗員の重量と実
際の重量との大小関係は不明であり、本来「大人」ある
いは「子供」のステータスが「チャイルドシート」ある
いは「空席」と誤判断され、展開すべきエアバッグが非
展開となる可能性がある。従って、上限値のリミット処
理および下限値のリミット処理の両方が行われている場
合には、ステータスの如何に関わらずエアバッグを強制
的に展開する。 【0032】以上のことから、上限値のリミット処理が
行われている場合に、ステータスの如何に関わらずエア
バッグを強制的に展開することで、本来展開すべきエア
バッグが非展開となるのを確実に防止することができ
る。 【0033】ところで、ステータスが「チャイルドシー
ト」の場合、エアバッグは非展開にする必要があるが、
上記表1の制御を導入すると、チャイルドシートの装着
時にエアバッグが展開する可能性がある。 【0034】 【表2】 【0035】表2のケース1に示すように、上限値のリ
ミット処理および下限値のリミット処理が何れも行われ
ていない場合には、算出された乗員の重量の信頼性は正
常であり、チャイルドシートの装着時にエアバッグが展
開する虞はない。ケース2およびケース4のように、上
限値のリミット処理が行われている場合には、前記表1
の制御が行われて強制的にエアバッグが展開してしま
う。またケース3のように、下限値のリミット処理が行
われている場合には、算出された乗員の重量(チャイル
ドシートの重量)は実際の重量よりも大きくなるため、
やはりエアバッグが展開してしまう可能性がある。 【0036】このように、前記表1の制御を採用する
と、エアバッグが展開してはいけないチャイルドシート
の装着時に、表2のケース2〜ケース4の状況が発生し
てエアバッグが展開する可能性がある。これを回避する
には、表2のケース2〜ケース4の状況が発生しないこ
とが必要であり、そのためはチャイルドシートの装着時
に荷重センサ26…の出力がリミット処理の上限値およ
び下限値を越えないように、つまり表1の制御が実行さ
れないように、該上限値および下限値を余裕をもって設
定する必要がある。 【0037】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。 【0038】例えば、実施例では4個の荷重センサ26
…を設けているが、荷重センサ26…の個数は4個に限
定されず、2個、3個あるいは5個以上であっても良
い。 【0039】 【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、車両のシートに設けた複数の荷重センサの出
力の和として乗員の重量を検出し、検出した乗員の重量
が所定値以上の場合にエアバッグの展開を許可し、所定
値未満の場合にエアバッグの展開を禁止するものにおい
て、複数の荷重センサの何れかの出力が検出レンジの上
限値であるとき、検出した乗員の重量に関わらずにエア
バッグの展開を許可するので、荷重センサの出力が検出
レンジの上限値にリミット処理されたために、乗員の重
量が実際の重量よりも小さく算出されて前記所定値未満
になっても、エアバッグを確実に展開して乗員を拘束す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】シートに設けられた体格判定装置の斜視図 【図2】重量検出ユニットを下面側から見た図 【図3】図2の3−3線拡大断面図 【図4】体格判定の手法を説明するフローチャート 【図5】ステータステーブルおよびカウンタの説明図 【図6】荷重センサの出力の変動を示すグラフ 【符号の説明】 26 荷重センサ S シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 誠 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3B087 DE08 3D054 AA03 EE09 EE10 EE28 EE31 EE38 EE41 FF09

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両のシート(S)に検出レンジの上限
    値を有する複数の荷重センサ(26)を設け、シート
    (S)に着座した乗員の重量を前記複数の荷重センサ
    (26)の出力の和として検出し、検出した乗員の重量
    が所定値以上の場合にエアバッグの展開を許可し、所定
    値未満の場合にエアバッグの展開を禁止するエアバッグ
    の展開制御方法であって、 前記複数の荷重センサ(26)の何れかの出力が検出レ
    ンジの上限値であるとき、検出した乗員の重量に関わら
    ずにエアバッグの展開を許可することを特徴とするエア
    バッグの展開制御方法。
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