JP2003312395A - 車載バッテリ異常通報システム、これに用いられる車載機、及びこれに用いられる車載電源アダプタ装置 - Google Patents

車載バッテリ異常通報システム、これに用いられる車載機、及びこれに用いられる車載電源アダプタ装置

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JP2003312395A
JP2003312395A JP2002354781A JP2002354781A JP2003312395A JP 2003312395 A JP2003312395 A JP 2003312395A JP 2002354781 A JP2002354781 A JP 2002354781A JP 2002354781 A JP2002354781 A JP 2002354781A JP 2003312395 A JP2003312395 A JP 2003312395A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載バッテリが取り外されたり、バッテリ電
源線を切断されても、遠隔地にいる監視依頼者に対して
その監視結果を確実に通報する。 【解決手段】 監視車両1のバッテリ異常検出手段にて
車載バッテリ11に関する異常が検出されると、バック
アップ電池123から電源供給され、所定の通信網を介
して、異常送信手段132にてバッテリ異常が車両特定
情報134aと共に送信される。これらバッテリ異常及
び車両特定情報134aは異常受信手段51aにて受信
され、送信先取得手段51bにて車両特定情報134a
に対応する送信先が取得され、この送信先に向けて異常
通報手段51cにて異常が通報される。特に、車両ドア
に関する異常を車載バッテリに関する異常に付加して、
この異常が通報されるようにしているので、監視依頼者
4はバッテリ異常が盗難等の人為的な要因によるもので
あることを確信できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視車両に搭載さ
れた電装機器に電源供給する車載バッテリに関する異常
を監視依頼者側に自動的に通報する車載バッテリ異常通
報システム、これに用いられる車載機、及びこれに用い
られる車載電源アダプタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に搭載されたオーディオ機器
やナビゲーション装置等の電装機器が盗難される事故が
多発する傾向にあり、これに備えて盗難防止装置も同時
に車載されることが多くなった。常時監視するために、
従来、この種の盗難防止装置は、比較的大容量である車
載バッテリから電源供給を受けるようにしている。更
に、近年、盗難防止装置には、監視車両から遠隔地にい
る車両所有者や利用者に対してその監視結果を通報する
機能も求められている。そのためにも、盗難防止装置は
車載バッテリから電源供給を受けることが必然的とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の盗
難防止装置は、上述のように比較的大容量である車載バ
ッテリから電源供給を受けることが前提となっているた
め、車載バッテリが取り外されたり、電源線が切断され
てしまうと正確に動作しなくなるという大きな欠点があ
る。この欠点に目をつけられ、電装機器等の盗難時に
は、まず車載バッテリが取り外されたり、バッテリ電源
線が切断されたりして、盗難防止装置の監視動作が無効
にされた後、車載電装機器が取り外されるという手口が
横行している。また、場合によっては、車載バッテリ自
体の盗難も考えられる。
【0004】更に、トラック車両等では、乗用車のよう
にボンネット部がないためにスペース制約上、車載バッ
テリは、車両の下部側方等において露出されて取り付け
られていることが多い。したがって、バッテリ電源線の
切断は容易であり、車載バッテリ自体の盗難も容易であ
る。
【0005】よって本発明は、上述した現状に鑑み、車
載バッテリが取り外されたり、バッテリ電源線を切断さ
れても、遠隔地にいる車両所有者や利用者に対してその
監視結果を確実に通報し、この車両所有者や利用者に異
常事態を認知させることができる車載バッテリ異常通報
システム、これに用いられる車載機及び車載電源アダプ
タ装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の車載バッテリ異常通報システ
ムは、図1(A)の基本構成図に示すように、監視車両
1に搭載された電装機器17に電源供給する車載バッテ
リ11に関する異常を監視依頼者4側に自動的に通報す
るシステムであって、前記車両1に搭載されたバックア
ップ電池123と、前記車両1に搭載されて、前記車載
バッテリ11に関する異常を検出するバッテリ異常検出
手段126Aと、前記車両1に搭載されて、前記監視対
象車両1を特定する車両特定情報134aを格納する車
両特定情報格納手段134と、前記車両1に搭載され
て、前記バッテリ異常検出手段126Aにて前記異常が
検出された際には前記バックアップ電池123から電源
供給され、所定の通信網を介して、前記異常を前記車両
特定情報134aと共に前記依頼者4側に送信する異常
送信手段132と、所定の通信網を介して、前記異常を
前記車両特定情報134aと共に受信する異常受信手段
51aと、前記車両特定情報134aとこれに対応させ
て前記依頼者4の要望等に基づいて予め定められた送信
先との関係を示す送信先テーブル52aを格納する送信
先テーブル格納手段52と、前記送信先テーブル52a
を参照して、前記異常と共に受信された前記車両特定情
報134aに対応する送信先を取得する送信先取得手段
51bと、前記送信先取得手段51bにて取得された送
信先に、所定の通信網を介して、前記異常を通報する異
常通報手段51cとを含むことを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、監視車両1
のバッテリ異常検出手段126Aにて車載バッテリ11
に関する異常が検出されると、バックアップ電池123
から電源供給され、所定の通信網を介して、異常送信手
段132にてバッテリ異常が車両特定情報134aと共
に送信される。これらバッテリ異常及び車両特定情報1
34aは異常受信手段51aにて受信され、送信先取得
手段51bにて車両特定情報134aに対応する送信先
が取得され、この送信先に向けて異常通報手段51cに
て異常が通報される。
【0008】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の車載バッテリ異常通報システムは、図1(A)
の基本構成図に示すように、少なくとも、監視車両に搭
載された電装機器に電源供給する車載バッテリに関する
異常を監視依頼者側に自動的に通報するシステムであっ
て、前記車両に搭載されたバックアップ電池123と、
前記車両に搭載されて、前記車載バッテリに関する異常
を検出するバッテリ異常検出手段126Aと、前記車両
に搭載されて、前記車載バッテリに関する異常が検出さ
れている際に、前記バックアップ電池123から電源供
給されて、車両ドアに関する異常を検出するドア異常検
出手段126Bと、前記車両に搭載されて、前記監視対
象車両を特定する車両特定情報を格納する車両特定情報
格納手段134と、前記車両に搭載されて、前記ドア異
常検出手段126Bにて前記車両ドアに関する異常が検
出された際には、前記バックアップ電池123から電源
供給され、前記車両ドアに関する異常を前記車載バッテ
リに関する異常に付加して、この異常を所定の通信網を
介して、前記車両特定情報と共に前記依頼者側に送信す
る異常送信手段132と、所定の通信網を介して、前記
異常を前記車両特定情報と共に受信する異常受信手段5
1aと、前記車両特定情報とこれに対応させて前記依頼
者の要望等に基づいて予め定められた送信先との関係を
示す送信先テーブルを格納する送信先テーブル格納手段
52と、前記送信先テーブルを参照して、前記異常と共
に受信された前記車両特定情報に対応する送信先を取得
する送信先取得手段51bと、前記送信先取得手段51
bにて取得された送信先に、所定の通信網を介して、前
記異常を通報する異常通報手段51cと、を含むことを
特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、車載バッテ
リに関する異常が検出されている際に、車両ドアに関す
る異常が検出されると、バックアップ電池123から電
源供給されて、この異常が所定の通信網を介して予め定
められた送信先に通報される。特に、車両ドアに関する
異常を車載バッテリに関する異常に付加して、この異常
が通報されるようにしている。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の車載バッテリ異常通報システムは、図1(A)
の基本構成図に示すように、請求項1又は請求項2記載
の車載バッテリ異常通報システムにおいて、前記車載バ
ッテリ11は、スペース制約上、外部に露出されて取り
付けられている、ことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明によれば、車載バッテ
リ11が外部に露出されて取り付けられている多い搬送
車に対して、特に有効な異常通報システムが提供され
る。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の車載バッテリ異常通報システムは、図1(A)
の基本構成図に示すように、請求項1〜請求項3のいず
れか一項に記載の車載バッテリ異常通報システムにおい
て、前記車両1の一部に取り付けられて、前記バッテリ
異常検出手段126Aにて検出された異常に応答して、
内蔵する小型バッテリを駆動電源として、可視信号又は
可聴信号の少なくともいずれかによって前記車載バッテ
リに関する異常を警報する警報手段14、を更に含むこ
とを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明によれば、バッテリ電
源線が切断されたり、車載バッテリが取り外されたりし
ても、内蔵する小型バッテリを駆動電源とする警報手段
14にて車載バッテリに関する異常が警報される。
【0014】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の車載バッテリ異常通報システムは、図1(A)
の基本構成図に示すように、請求項1〜請求項4のいず
れか一項に記載の車載バッテリ異常通報システムにおい
て、前記車両1は、荷室ドアを介してのみ貨物を出し入
れ可能なコンテナ型の荷室を有し、前記荷室内に取り付
けられて、前記バッテリ異常検出手段126Aにて検出
された異常に応答して、前記荷室ドアをロックするドア
ロック手段15、を更に含むことを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明によれば、バッテリ電
源線が切断されたり、車載バッテリが取り外されたりし
た際には、荷室のドアがロックされる。
【0016】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の車載バッテリ異常通報システムは、図1(A)
の基本構成図に示すように、請求項1〜請求項5のいず
れか一項に記載の車載バッテリ異常通報システムにおい
て、前記送信先は複数であり、前記異常通報手段51c
は、これら複数の送信先に前記異常を通報することを特
徴とする。
【0017】請求項6記載の発明によれば、バッテリ異
常の送信先は複数であり、異常通報手段51cは、これ
ら複数の送信先に異常を通報するようにしているので、
監視依頼者4はより確実に監視車両1における異常事態
を認知することができる。
【0018】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載の車載バッテリ異常通報システムは、図1(A)
の基本構成図に示すように、請求項6記載の車載バッテ
リ異常通報システムにおいて、前記車両1に搭載され
て、前記車両1の位置情報を取得する位置情報取得手段
131を更に含み、前記異常送信手段132は、前記異
常及び前記車両特定情報134aと共に前記位置情報も
送信し、前記異常受信手段51aは、前記異常及び前記
車両特定情報134aと共に前記位置情報も受信し、前
記異常通報手段51cは、前記異常と共に前記位置情報
も通報することを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明によれば、バッテリ異
常と共に、監視車両1の位置情報も通報されるようにし
ているので、監視依頼者4はより適切な対応を迅速にと
ることができる。
【0020】上記課題を解決するためになされた請求項
8記載の車載バッテリ異常通報システムは、図1(A)
の基本構成図に示すように、請求項7記載の車載バッテ
リ異常通報システムにおいて、前記電装機器17は、盗
難防止装置であり、前記異常は、前記車載バッテリ11
が取り外し等により、この車載バッテリ11から前記盗
難防止装置への電源供給が断とされた状態であることを
特徴とする。
【0021】請求項8記載の発明によれば、車載バッテ
リ取り外しにより盗難防止装置を無効にしておき車載電
装機器を盗難するという典型的な犯罪が防止される。
【0022】上記課題を解決するためになされた請求項
9記載の車載バッテリ異常通報システムは、図1(A)
の基本構成図に示すように、請求項1〜請求項8のいず
れか一項に記載の車載バッテリ異常通報システムにおい
て、前記異常受信手段51a、前記送信先取得手段51
b、前記異常通報手段51c及び前記送信先テーブル格
納手段52は、インターネット3に接続されたアプリケ
ーションサービスプロバイダー5にて管理され、更に、
このアプリケーションサービスプロバイダー5は、前記
通信網としてデータ従量制課金方式の携帯電話パケット
通信網2を利用して、前記異常受信手段51aにて前記
異常送信手段132からの前記異常及び前記車両特定情
報134aを受信し、かつ、前記通信網としてインター
ネット3を利用して、前記異常通報手段51cにて前記
依頼者4が所有するインターネット端末装置に前記異常
を通報することを特徴とする。
【0023】請求項9記載の発明によれば、異常受信手
段51a、送信先取得手段51b、異常通報手段51c
及び送信先テーブル格納手段52はアプリケーションサ
ービスプロバイダー5にて管理され、かつ携帯電話パケ
ット通信網2、インターネット3を利用して、バッテリ
異常が通報されるようにしているので、監視依頼者4
は、最小限のハードウエア及びソフトウエア投資により
異常事態の通報サービスが受けられる。
【0024】上記課題を解決するためになされた請求項
10記載の車載バッテリ異常通報システムは、図1
(A)の基本構成図に示すように、請求項9記載の車載
バッテリ異常通報システムにおいて、前記異常は、前記
インターネット端末装置としてのパーソナルコンピュー
タ41にて、前記依頼者4に通報されることを特徴とす
る。
【0025】請求項10記載の発明によれば、バッテリ
異常は、インターネット3に接続されたパーソナルコン
ピュータ41にて依頼者4に通報されるので、監視依頼
者4はブラウザを利用して容易に監視車両1における異
常事態を認知することができる。
【0026】上記課題を解決するためになされた請求項
11記載の車載バッテリ異常通報システムは、図1
(A)の基本構成図に示すように、請求項9記載の車載
バッテリ異常通報システムにおいて、前記異常は、イン
ターネット対応携帯電話網に接続された、前記インター
ネット端末装置としてのインターネット対応携帯電話4
2にて、前記依頼者4に通報されることを特徴とする。
【0027】請求項11記載の発明によれば、バッテリ
異常は、インターネット対応携帯電話網に接続されたイ
ンターネット対応携帯電話42にて監視依頼者4に通報
されるので、監視依頼者4は場所を問わず確実に監視車
両1における異常事態を認知することができる。
【0028】上記課題を解決するためになされた請求項
12記載の車載機は、図1(A)の基本構成図に示すよ
うに、監視車両1に搭載された電装機器17に電源供給
する車載バッテリ11に関する異常を監視依頼者4側に
自動的に通報する車載バッテリ異常通報システムに用い
られる車載機であって、バックアップ電池123と、前
記車載バッテリ11に関する異常を検出するバッテリ異
常検出手段126Aと、前記バッテリ異常検出手段12
6Aにて前記異常が検出された際には前記バックアップ
電池123から電源供給されて、この異常を所定の通信
網を介して予め定められた宛先に送信する異常送信手段
132とを含むことを特徴とする。
【0029】請求項12記載の発明によれば、バッテリ
異常検出手段126Aにてバッテリ異常が検出された際
にはバックアップ電池123から電源供給されて、この
異常が所定の通信網を介して予め定められた宛先に送信
されるので、従来、通報困難であった監視車両1におけ
るバッテリ異常も通報可能になる。
【0030】上記課題を解決するためになされた請求項
13記載の車載機は、図1(A)の基本構成図に示すよ
うに、少なくとも、監視車両に搭載された電装機器に電
源供給する車載バッテリに関する異常を監視依頼者側に
自動的に通報する車載バッテリ異常通報システムに用い
られる車載機であって、バックアップ電池123と、前
記車載バッテリに関する異常を検出するバッテリ異常検
出手段126Aと、前記車載バッテリに関する異常が検
出されている際に、前記バックアップ電池123から電
源供給されて、車両ドアに関する異常を検出するドア異
常検出手段126Bと、前記ドア異常検出手段126B
にて前記車両ドアに関する異常が検出された際には、前
記バックアップ電池123から電源供給されて、前記車
両ドアに関する異常を前記車載バッテリに関する異常に
付加して、これを所定の通信網を介して予め定められた
宛先に送信する異常送信手段132と、を含むことを特
徴とする。
【0031】請求項13記載の発明によれば、車載バッ
テリに関する異常が検出されている際に、車両ドアに関
する異常が検出されると、バックアップ電池123から
電源供給されて、これが所定の通信網を介して予め定め
られた宛先に送信される。特に、車両ドアに関する異常
を車載バッテリに関する異常に付加して、この異常が送
信されるようにしている。
【0032】上記課題を解決するためになされた請求項
14記載の車載機は、図1(A)の基本構成図に示すよ
うに、請求項12又は請求項13記載の車載機におい
て、前記バッテリ異常検出手段にて検出された異常を示
す信号を、所定の防犯装置に出力する異常信号出力端
子、を更に含むことを特徴とする。
【0033】請求項14記載の発明によれば、バッテリ
電源線が切断されたり、車載バッテリが取り外された際
には、その旨を示す信号が出力される異常信号出力端子
を備えるので、この端子133を用いて容易に所望の外
付け防犯装置が接続可能となる。
【0034】上記課題を解決するためになされた請求項
15記載の車載機は、図1(A)の基本構成図に示すよ
うに、請求項12〜請求項14のいずれか一項に記載の
車載機において、前記通信網は、携帯電話網を含む広域
通信網であることを特徴とする。
【0035】請求項15記載の発明によれば、携帯電話
網を含む広域通信網を利用してバッテリ異常が送信され
るので、監視依頼者4は場所を問わず確実に監視車両1
における異常事態を認知することができる。
【0036】上記課題を解決するためになされた請求項
16記載の車載電源アダプタ装置は、図1(B)の基本
構成図に示すように、監視対象車両1に搭載された電装
機器17に電源供給する車載バッテリ11の取り外しを
特定の依頼者4に対して自動的に通報する車載バッテリ
異常通報システムに用いられ、前記車載バッテリ11の
取り外しを前記依頼者4側に無線送信する機能を有する
車載通信装置13に電源供給する車載電源アダプタ装置
12であって、前記車載バッテリ11からの出力電圧を
所定出力電圧に変換して、前記車載通信装置13に出力
する電圧変換手段121と、前記所定出力電圧と同等の
バックアップ電圧を出力するバックアップ電池123、
123´と、前記車載バッテリ11の取り外しを検出し
て、これを前記車載通信装置13に出力する取外検出出
力手段126aとを有し、前記車載バッテリ11が取り
外し検出された際に、前記電圧変換手段121からの前
記所定出力電圧に替えて、前記バックアップ電池12
3、123´からの前記バックアップ電圧を前記車載通
信装置13に出力することを特徴とする。
【0037】請求項16記載の発明によれば、本車載電
源アダプタ装置は、バッテリ出力電圧の変換機能のみな
らず、車載バッテリ11が取り外し検出された際に、バ
ックアップ電池123、123´からのバックアップ電
圧と共に車載バッテリ11の取り外し検出も車載通信装
置13に出力するようにしている。
【0038】上記課題を解決するためになされた請求項
17記載の車載電源アダプタ装置は、図1(B)の基本
構成図に示すように、少なくとも、監視対象車両1に搭
載された電装機器17に電源供給する車載バッテリ11
の取り外しを特定の依頼者4に対して自動的に通報する
車載バッテリ異常通報システムに用いられ、車載バッテ
リ11が取り外されている際に検出された車両ドアに関
する異常を前記依頼者側に無線送信する機能を有する車
載通信装置13に電源供給する車載電源アダプタ装置1
2であって、前記車載バッテリ11からの出力電圧を所
定出力電圧に変換して、前記車載通信装置に出力する電
圧変換手段121と、前記所定出力電圧と同等のバック
アップ電圧を出力するバックアップ電池123と、前記
車載バッテリ11の取り外しを検出する取外検出手段
と、前記車載バッテリの取り外しが検出されている際
に、前記バックアップ電池123から電源供給されて、
前記車両ドアに関する異常を検出し、この異常を前記車
載通信装置に出力するドア異常検出出力手段126b
と、前記異常を送信するために、前記電圧変換手段から
の前記所定出力電圧に替えて、前記バックアップ電池1
23からの前記バックアップ電圧を前記車載通信装置に
出力することを特徴とする。
【0039】請求項17記載の発明によれば、本車載電
源アダプタ装置は、バッテリ出力電圧の変換機能のみな
らず、バッテリ取り外し時における車両ドアに関する異
常検出のために、バックアップ電圧を供給すると共に異
常検出結果を車載通信装置13に出力する機能を備え
る。更に、本車載電源アダプタ装置は、検出された異常
を送信するために、バックアップ電圧を車載通信装置1
3に供給する機能も備えるようにしている。
【0040】上記課題を解決するためになされた請求項
18記載の車載電源アダプタ装置は、図1(B)の基本
構成図に示すように、請求項16又は請求項17記載の
車載電源アダプタ装置において、前記バックアップ電池
123は、繰り返し充電可能な2次電池であることを特
徴とする。
【0041】請求項18記載の発明によれば、バックア
ップ電池123として繰り返し充電可能な2次電池が用
いられているので、電池交換が基本的に不要になりメン
テナンスが容易になる。
【0042】上記課題を解決するためになされた請求項
19記載の車載電源アダプタ装置は、図1(B)の基本
構成図に示すように、請求項16又は請求項17記載の
車載電源アダプタ装置において、通常時には前記所定出
力電圧を前記車載通信装置13に出力しており、前記取
外検出出力手段126aによる前記取り外し検出に応答
して前記バックアップ電圧を前記車載通信装置13に切
替出力する切替出力手段127を有することを特徴とす
る。
【0043】請求項19記載の発明によれば、通常時に
は所定出力電圧を車載通信装置13に出力しており、上
記取り外し検出に応答してバックアップ電圧を車載通信
装置13に切替出力する切替出力手段127を備えてい
るので、既成の乾電池等もバックアップ用に利用可能に
なり汎用性が広がる。
【0044】上記課題を解決するためになされた請求項
20記載の車載電源アダプタ装置は、図1(B)の基本
構成図に示すように、請求項18又は請求項19記載の
車載電源アダプタ装置において、前記車載通信装置13
は、通信動作中以外に受けた省電力モード制御信号に応
答して省電力モードで動作する機能を有しており、エン
ジンキーがアクセサリポジション又はオフポジションに
移行したことに応答して、前記車載通信装置13を前記
省電力モードで動作させるための前記省電力モード制御
信号を出力する省電力モード制御信号出力手段126c
を更に有することを特徴とする。
【0045】請求項20記載の発明によれば、エンジン
キーがアクセサリポジション又はオフポジションに移行
したことに応答して、前記車載通信装置13を省電力モ
ードで動作させるための省電力モード制御信号が出力さ
れるので、車載通信装置13における無駄なバッテリ電
力の消費が防止される。
【0046】上記課題を解決するためになされた請求項
21記載の車載電源アダプタ装置は、図1(B)の基本
構成図に示すように、請求項20記載の車載電源アダプ
タ装置において、前記車載通信装置13と共に通常目に
触れることのない場所に隠蔽されていることを特徴とす
る。
【0047】請求項21記載の発明によれば、車載電源
アダプタ装置は車載通信装置13と共に通常目に触れる
ことのない場所に隠蔽されているので、犯罪者に気づか
れずに監視車両1における異常事態の通報が可能にな
る。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施形態に係
るシステム構成を示す図である。図2に示すように、こ
の車載バッテリ異常通報システムは、基本的に、監視車
両1に搭載された電装機器に電源供給する車載バッテリ
11に関する異常を、携帯電話パケット通信網2、イン
ターネット3等を介して監視依頼者4側に自動的に通報
するものである。このシステムに係わるサービスは、例
えば、携帯電話パケット通信網2及びインターネット3
に接続されたアプリケーションサービスプロバイダー
(ASP)5にて提供される。
【0049】監視車両1としての、例えば乗用車には、
車載バッテリ11、電源アダプタ装置12、車載通信装
置13等が搭載されている。車載バッテリ11は、この
実施形態では、監視車両1に搭載された電装機器に電源
供給する公知の12ボルト型とするが、他の出力電圧型
であってもよい。電源アダプタ装置12は、車載通信装
置13への電源供給や電源バックアップ等の機能を有す
るが、これについては図3及び図4を用いて詳述する。
車載通信装置13は、携帯電話パケット通信網2を利用
した無線通信機能や、GPS衛星6を利用した位置情報
取得等の機能を有するが、これについても図3を用いて
詳述する。
【0050】また、監視車両1′としての、例えばトラ
ック車両には、上記乗用車と同様、上記車載バッテリ1
1′、電源アダプタ装置12、車載通信装置13等が搭
載されている。但し、この車載バッテリ11′は、スペ
ース制約上、車両の下部側方において露出されて取り付
けられている。また、このトラック車両は、所定貨物を
積載するコンテナ型の荷室1′aを有する。この荷室
1′aは、荷室ドア1′a1を介してのみ貨物を出し入
れ可能となっている。
【0051】荷室1′aの内部には、ドアロック装置1
5が取り付けられ、バッテリ異常時には車載通信装置1
3からの信号に応答して荷室ドア1′a1をロックす
る。更に、このトラック車両の一部(トラクタ以外の荷
室1′a等も含む、外部から異常警報を認識できる場
所)には、バッテリ内蔵式パトライト(パトライト;パ
トライト社の登録商標)やバッテリ内蔵式サイレンが取
り付けられている。これらも、バッテリ異常時には車載
通信装置13′からの信号に応答して、可視信号や可聴
信号にてこの異常を警報する。
【0052】携帯電話パケット通信網2は、例えば、株
式会社NTTドコモからサービス提供されているDoP
aが利用される。このサービスは、携帯電話網において
パケット交換方式を利用したデータ通信サービスであ
り、通信したデータ量に応じて通信料が計算されるデー
タ従量制課金方式である。この方式は低料金でバッテリ
異常通報サービスを提供する際の一助となる。この携帯
電話パケット通信網2には、図示しない無線基地局を介
して、車載通信装置13から通信接続可能である。この
携帯電話パケット通信網2は、例えば、NTTドコモの
iモードセンタと呼ばれる接続センタ21を介してイン
ターネット3に通信接続されている。
【0053】このインターネット3には、インターネッ
ト端末装置としてのパーソナルコンピュータ41やイン
ターネット対応携帯電話42が通信接続される。なお、
このインターネット3には、公知のインターネット対応
携帯電話網も含まれ、このインターネット対応携帯電話
網の無線基地局を介して、上記インターネット対応携帯
電話42が通信接続される。このインターネット対応携
帯電話網は、例えば、NTTドコモからサービス提供さ
れているiモードサービスが利用可能であるが、KDD
Iからサービス提供されているEzwebやJ−フォン
からサービス提供されているJ−スカイであってもよ
い。これらパーソナルコンピュータ41及びインターネ
ット対応携帯電話42は、監視依頼者4にて監視車両1
のバッテリ異常通報を受信するために利用される。な
お、この監視依頼者4は、個人であっても、或いは会社
であってもよい。
【0054】上記接続センタ21に専用線を介して接続
されるASP5は、近年普及しつつある、インターネッ
ト等の広域通信網を使って各種サービスを提供する事業
者であり、この事業者は、例えば、本出願人である。A
SP5は、接続センタ21を介して、携帯電話パケット
通信網2及びインターネット3にも通信接続されてい
る。このASP5は、携帯電話パケット通信網2及びイ
ンターネット3に接続される各通信装置に対して所定の
データを授受する通信装置51と、ハードディスク、光
ディスク、光磁気ディスクからなる記憶装置52とから
基本的に構成されている。この記憶装置52には、少な
くとも、監視車両1の車両IDとバッテリ異常の送信先
(又は、宛先ともよぶ)との関係を示す送信先テーブル
52aが予め格納されている。この送信先は、例えば、
監視依頼者4の要望等に基づいて予め定められたインタ
ーネット3上のメールアドレスである。このメールアド
レスは、通常、監視依頼者4が自宅や会社で利用する上
記パーソナルコンピュータ41やインターネット対応携
帯電話42に割り当てられる。場合によっては、送信先
として電話番号を割り当ててもよい。また、送信先は複
数であってもよい。複数の送信先に異常を通報すること
により、監視依頼者4はより早く確実に監視車両1にお
ける異常事態を認知することができるようになる。
【0055】なお、記憶装置52は、上記送信先テーブ
ル52aの他に、監視車両1の現在位置を通知する際に
利用される地図データベース(地図データベースは他の
ウエブサイトから取得するようにしてもよい)、監視依
頼者4に関する個人情報データベース、監視車両1に関
する車両データベース等も格納され、データメモリエリ
アも有している。なお、この記憶装置52は送信先テー
ブル格納手段に対応する。
【0056】上記パーソナルコンピュータ41及びイン
ターネット対応携帯電話42の利用者である監視依頼者
4は上記ASP5のユーザであり、この監視依頼者4は
パーソナルコンピュータ41やインターネット対応携帯
電話42のウェブブラウザから、ASP5のURL(Uni
form Resource Locators)を指定することにより、イン
ターネット3を介して、ASP5にアクセス可能であ
る。
【0057】上記構成における動作を簡単に説明する
と、監視車両1において車載バッテリ11に関する異常
が検出されると、ASP5の管理のもとに、携帯電話パ
ケット通信網2及びインターネット3を介して、監視依
頼者4のパーソナルコンピュータ41やインターネット
対応携帯電話42にバッテリ異常が通報される。なお、
この際、車載バッテリ11に替えて、バックアップ電池
から電源供給される。
【0058】このように、バッテリ異常が検出される
と、バックアップ電池からの電源供給によりこの異常が
所定の送信先に通報されるようにしているので、従来、
バッテリ異常時には通報困難であった監視車両1におけ
る異常事態も通報可能になる。この結果、監視依頼者4
は監視車両1から遠隔地にいても確実に盗難事故等の異
常事態を認知することができ、適切な対応を迅速にとる
ことができるようになる。
【0059】特に、上記のようにASP5がデータ管理
し、かつ携帯電話パケット通信網2、インターネット3
を利用して、バッテリ異常が通報されるようにしている
ので、監視依頼者4は、最小限のハードウエア及びソフ
トウエア投資により、低料金でかつ確実に監視車両1に
おける異常事態の通報サービスが受けられるようにな
る。この場合、監視依頼者4は、パーソナルコンピュー
タ41上のブラウザを利用して容易に監視車両1におけ
る異常事態を認知することができ、インターネット対応
携帯電話42を有していれば、監視依頼者4は場所を問
わず確実に監視車両1における異常事態を認知すること
ができる。
【0060】なお、本明細書中で、バッテリ異常とは、
バッテリの取り外しは勿論、電源線やアース線の切断
や、アース端子の解放等により、突発的にバッテリ電圧
が異常低下した状態のことを示す。
【0061】次に、本発明の実施形態に係る監視車両1
側における構成を説明する。図3は、本発明の一実施形
態に係る電源アダプタ装置及び車載通信装置の構成、並
びに関連する機器類との接続例を示すブロック図であ
る。図4は電源アダプタ装置の他の実施形態の構成を示
すブロック図である。図5(A)は図3及び図4に示す
電源アダプタ装置のバッテリ異常信号出力動作を示すフ
ローチャートであり、図5(B)は図3及び図4に示す
電源アダプタ装置のモード制御信号出力動作を示すフロ
ーチャートである。
【0062】監視車両1(1′)には、図3に示すよう
に、車載バッテリ11(11′)、電源アダプタ装置1
2及び車載通信装置13が搭載されている。車載バッテ
リ11と電源アダプタ装置12との間には、オフポジシ
ョンOFF、アクセサリポジションACC、オンポジシ
ョンON、及びエンジンスタートポジションSTを有す
るエンジンキースイッチ19が介設され、このスタート
ポジションSTにはエンジンを始動させるスタータモー
タ16が接続されている。また、車載バッテリ11から
のバッテリ出力は、盗難防止装置、オーディオ機器、ナ
ビゲーション装置等の車載電装機器17にも供給されて
いる。また、車両のドアのロック/アンロックを検出し
てその検出結果を出力するドアセンサ18が、電源アダ
プタ装置12に接続されている。
【0063】上記電源アダプタ装置12は、直流変圧回
路(DC/DC)121、過充電保護回路122、バッ
クアップ電池123、インターフェース回路(I/F)
124、125、及び制御回路126を含んで構成され
る。電源入力端子RX12aに印加される車載バッテリ
11からの12ボルトのバッテリ電圧は、DC/DC1
21にて、車載通信装置13に適した電圧値、例えば、
5ボルトに変換されて、バックアップ電池123に供給
される。バックアップ電池123は、例えば、出力電圧
が5ボルト程度の2次電池(繰り返し充電が可能電池)
が用いられる。このバックアップ電池123への過充電
は、過充電保護回路122によって保護されている。こ
の過充電保護回路122は、例えば、バックアップ電池
123の端子電圧の上昇に伴うサイリスタのオンオフ動
作を利用して充電電流を制御する公知技術が適用可能で
ある。バックアップ電池123からの出力電力は、電源
出力端子TX12a1及びTX12a2を介して、車載
通信装置13及びドアセンサ18にそれぞれ供給され
る。このように、バックアップ電池123として繰り返
し充電可能な2次電池が用いられているので、電池交換
が基本的に不要になりメンテナンスが容易になる。な
お、車載通信装置13及びドアセンサ18は、バッテリ
異常時には電源アダプタ装置12内のバックアップ電池
123から給電されるが、通常時にはこのバックアップ
電池123を介して車載バッテリ11から給電されるこ
とになる。
【0064】一方、電源入力端子RX12aに印加され
るバッテリ電圧は、I/F124を介して制御回路12
6に印加される。I/F124は、バッテリ電圧が正常
に入力している場合には制御回路126に適したハイレ
ベル信号を出力し、さもなければローレベル信号を出力
する。また、I/F125は、キーポジション入力端子
RX12bにエンジンキースイッチ19から電源供給が
ある場合、すなわち、キーポジションがACC又はOF
Fである場合、制御回路126に適した、例えば、ハイ
レベル信号を出力し、さもなければ、例えば、ローレベ
ル信号を出力する。このキーポジションとハイ/ローと
の関係は、上記と逆にしてもよい。
【0065】制御回路126は、I/F124からロー
レベル信号が供給された場合、すなわち、バッテリ異常
時には、信号出力端子TX12bを介してバッテリ異常
信号を出力する。また、制御回路126は、I/F12
4からローレベル信号が供給され、かつ、信号入力端子
CX12にドアのロックからアンロックへの変化を示す
信号が供給された場合、すなわち、バッテリ異常及びド
ア異常が共に検出された際には、信号出力端子TX12
bを介してドア異常信号を出力する。上記ドア異常信号
は、上記説明から明らかなように、バッテリ異常を示す
信号の一種と考えることができる。バッテリ異常時に発
生するロックからアンロックへの変化を示す信号によ
り、当該バッテリ異常が、偶然に発生したものでなく、
人為的な要因によるものであることが確定できる。この
ロックからアンロックへの変化を示す信号は、請求項の
車両ドアに関する異常に対応する。この車両ドアに関す
る異常は、ロックからアンロックへの変化に限定され
ず、例えば、ドア閉からドア開への変化、ウインドウ降
下等であってもよい。
【0066】制御回路126は、また、I/F125か
らハイレベル信号が供給された場合、すなわち、エンジ
ンキースイッチ19におけるキーポジションがACC又
はOFF時には、信号出力端子TX12cを介して省電
力モード制御信号を出力する。
【0067】電源アダプタ装置は、図4に示すような他
の実施形態でもよい。この図4の電源アダプタ装置12
´において、上記図3の電源アダプタ装置12と同様の
構成要素には、同一符号を付してその重複説明を省略す
る。すなわち、図4に示す電源アダプタ装置12´は、
上記電源アダプタ装置12と異なり、DC/DC121
及びバックアップ電池123´が接続された電源切替回
路127(請求項の切替出力手段に対応)を有してい
る。この電源切替回路127は、制御回路126´に指
令されて、通常時にはDC/DC121により5ボルト
に変換された出力電圧を電源出力端子TX12a1及び
TX12a2を介して、車載通信装置13及びドアセン
サ18にそれぞれ出力し、バッテリ異常検出時にはバッ
クアップ電池123´からのバックアップ電圧を電源出
力端子TX12a1及びTX12a2を介して、車載通
信装置13及びドアセンサ18にそれぞれ切替出力す
る。制御回路126´は、上記信号出力端子TX12b
に出力すると同様のバッテリ異常信号を電源切替回路1
27にも出力しており、これを受けて電源切替回路12
7は上記切替出力を行なう。この図4の電源アダプタ装
置12´を用いると、2次電池のみならず、既成の乾電
池等もバックアップ電池123´として利用可能になり
汎用性が広がる。なお、図中、信号出力端子TX12b
及びTX12cから出力される信号は、上記電源アダプ
タ装置12と同様である。なお、上記I/F124を含
む制御回路126、126´のバッテリ異常検出機能は
請求項のバッテリ異常検出手段に対応する。
【0068】上記構成の電源アダプタ装置12及び12
´は、図5に示すような動作をする。すなわち、図5
(A)に示すように、電源アダプタ装置12及び12´
のそれぞれの制御回路126及び126´は共に、I/
F124からの信号がローレベルになると、すなわち、
車載バッテリ11の取り外し検出等による車載バッテリ
11の異常を検出すると(ステップS1のY)、次に、
ステップS3において、ドア異常の検出を行う。このド
ア異常の検出には、例えば、上記ロックからアンロック
への変化検出が利用される。ステップS3において、ド
ア異常の検出無しの場合には信号出力端子TX12bを
介してバッテリ異常信号が出力され(ステップS3の
N)、ドア異常の検出有りの場合には信号出力端子TX
12bを介してドア異常信号が出力される(ステップS
3のY)。上記ステップS1においてバッテリ異常検出
のない場合には(ステップS1のN)、バッテリ異常信
号は出力されることなく一連の処理は終了する。このよ
うなバッテリ異常信号出力動作は継続的に繰り返され
る。
【0069】なお、図4の制御回路126´では、バッ
クアップ電池123´からのバックアップ電圧が出力さ
れるように電源切替回路127が制御される動作が加わ
る(ステップS2)。すなわち、バッテリ異常時におい
て、図3の電源アダプタ装置12ではバッテリ異常によ
りバックアップ電池123への充電が停止しても車載通
信装置13への電力供給は自動的に継続されるが、図4
の電源アダプタ装置12´では電源切替回路127が切
替制御されてバックアップ電池123´から電力供給が
行われることになる。なお、ステップS1、ステップS
3、ステップS4a及びこれに係るハードウエアは請求
項のバッテリ異常検出手段、取外検出出力手段に対応
し、ステップS1、ステップS3、ステップS4b及び
これに係るハードウエアは請求項のドア異常検出手段に
対応し、そして、電源切替回路127は請求項の切替出
力手段に対応する。
【0070】このように、上記電源アダプタ装置12及
び12´によれば、バッテリ出力電圧の変換機能のみな
らず、車載バッテリ11が取り外し検出された際に、バ
ックアップ電池123、123´からのバックアップ電
圧と共に車載バッテリ11の取り外し検出等によるバッ
テリ異常も車載通信装置13に出力するようにしている
ので、本アダプタ装置を車載通信装置13に付加するこ
とにより、従来、バッテリ異常時には通報困難であった
監視車両1における異常事態の通報が可能になる。
【0071】また、図5(B)に示すように、電源アダ
プタ装置12及び12´のそれぞれの制御回路126及
び126´は共に、エンジンキースイッチ19における
キーポジションがONの場合には、車載通信装置13を
通常電力モードに制御するための通常電力モード制御信
号を信号出力端子TX12cを介して車載通信装置13
に出力し(ステップS12a)、エンジンキースイッチ
19におけるキーポジションがACC又はOFFの場合
には、車載通信装置13を省電力モードに制御するため
の省電力モード制御信号を信号出力端子TX12cを介
して車載通信装置13に出力する(ステップS12
b)。このようなモード制御信号出力処理は継続的に繰
り返される。なお、車載通信装置13は、通信動作中に
は通常電力モードで送信動作を行い、通信動作中以外で
受けた上記省電力モード制御信号に応答して省電力モー
ドで動作する機能を有している。上記ステップS12
a、ステップS12b及びこれに係るハードウエアは請
求項のモード制御信号出力手段に対応する。
【0072】上記電源アダプタ装置12及び12´によ
れば、エンジンキーがACC又はOFFポジションに移
行したことに応答して、車載通信装置13を省電力モー
ドで動作させることが可能になるので、車載通信装置1
3における無駄なバッテリ電力の消費を防止しつつ、監
視車両1における異常事態を通報することが可能にな
る。
【0073】なお、上記制御回路126及び126´
は、図5(A)及び図5(B)に示した動作を行うもの
であれば、電子回路により実現してもよいし、マイコン
を利用したソフトウエア制御により実現してもよい。
【0074】図3に戻って、車載通信装置13は、GP
S受信部131、携帯電話通信部132、制御部13
3、記憶部134及び電源スイッチ(不図示)を含んで
構成される。請求項の位置情報取得手段に対応するGP
S受信部131は、GPSアンテナ131aを介して
(Global Positioning Systems)GPSを構成する複数
のGPS衛星6からの電波を受信して現在位置情報を測
定して、この情報を制御部133に供給する。携帯電話
通信部132は、パケット通信アンテナ132aを介し
て、携帯電話パケット通信網2の無線基地局に無線接続
される。これらGPS受信部131及び携帯電話通信部
132は、公知の装置を利用可能である。なお、上記携
帯電話通信部132は請求項の異常送信手段に対応す
る。
【0075】制御部133は、基本的にCPU、RO
M、及びRAMから構成され、CPUはROMに記憶さ
れている制御プログラムにしたがって本実施形態に係る
制御を含む各種の処理を実行する。RAMには、CPU
が各種の処理を実行するうえにおいて必要なデータ、プ
ログラム等が適宜記憶される。この制御部133に接続
される記憶部134には、少なくともこの監視車両を特
定する上記車両ID134aが格納されている。車両I
D134aは請求項の車両特定情報に対応し、記憶部1
34は、請求項の車両特定情報格納手段に対応する。こ
の車両特定情報は、必ずしも車両IDでなくてもよく、
監視車両に固設されている電源アダプタ装置12や車載
通信装置13のIDであってもよい。要は、監視車両を
特定できる情報であればよい。この他に、記憶部134
には、監視車両1の車種、色、車体番号等も格納するよ
うにしてもよい。また、制御部133に接続された電源
スイッチによりこの車載通信装置13の電源がオン/オ
フ指令される。この電源スイッチは、車載通信装置13
の導入時や、メンテナンス時に操作される。
【0076】この車載通信装置13は、電源入力端子R
X13aを介して、電源アダプタ装置12から約5ボル
ト程度の電圧が印加され、この装置13に含まれる各電
子回路部に分配供給される。また、制御部133に接続
される信号入力端子RX13b及びRX13cにはそれ
ぞれ、上記バッテリ異常信号及び通常電力/省電力モー
ド制御信号が入力される。また、この車載通信装置13
は、制御部133から供給されるバッテリ異常を示す信
号を、パトライト等の外部警報機器に出力するための異
常信号出力端子TX13a、TX13b及びTX13c
を備えていてもよい。端子TX13a、TX13b及び
TX13cとしては、例えば、周知のRS232C端子
が利用可能である。これら端子TX13a、TX13b
及びTX13cを用いて容易に所望の外付け警報装置が
接続可能となる。したがって、遠隔地に異常通報すると
同時に、車両周囲にも即時に異常を知らしめることが可
能になる。なお、上記電源アダプタ装置12及び車載通
信装置13は、別筐体(別体)で構成してもよいし、同
一筐体(一体)に構成するようにしてもよい。
【0077】異常信号出力端子TX13a、TX13b
及びTX13cにはそれぞれ、例えば、バッテリ内蔵式
パトライト14a、バッテリ内蔵式サイレン14b、ド
アロック装置15が接続される。
【0078】バッテリ内蔵式パトライト14a及びバッ
テリ内蔵式サイレン14bは共に、上記バッテリ異常を
示す信号を受信するためのRS232C端子を備え、バ
ッテリが内蔵されている。パトライト14a及びサイレ
ン14bはそれぞれ、車載通信装置13からのバッテリ
異常を示す信号に応答して、可視信号及び可聴信号を発
する、周知のデバイスが利用可能である。このようなパ
トライト14a、サイレン14bにより、バッテリ電源
線が切断されたり、車載バッテリ11が取り外されたり
しても、内蔵する小型バッテリを駆動電源として、車載
バッテリに関する異常が確実に警報される。パトライト
14a及びサイレン14bは、請求項の警報手段に対応
する。
【0079】また、ドアロック装置15は、上記バッテ
リ異常を示す信号を受信するためのRS232C端子を
備え、この信号に応答して荷室ドア1′a1をロックす
る。ドアロック装置15は、電動式であり、電源供給が
停止されると自動的にロックがかかる、周知のデバイス
が利用可能である。このドアロック装置15により、バ
ッテリ電源線が切断されたり、車載バッテリが取り外さ
れたりした際には荷室のドアがロックされ、荷室内の貨
物の盗難が確実に防止される。ドアロック装置15は、
請求項のドアロック手段に対応する。
【0080】なお、請求項12〜請求項15では、電源
アダプタ装置12及び車載通信装置13をまとめて車載
機と呼んでいる。このような車載機を用いることによ
り、従来、通報困難であった監視車両1におけるバッテ
リ異常も通報可能になる。また、電源アダプタ装置12
(12´)は、車載通信装置13と共に通常目に触れる
ことのない場所に隠蔽されているので、犯罪者に気づか
れずに監視車両1における異常事態を通報することも可
能になる。
【0081】このような構成の車載バッテリ異常通報シ
ステムによるバッテリ異常通報シーケンスを図2及び図
6を用いて説明する。図2は上記の通りであり、図6は
本発明の一実施形態に係るバッテリ異常通報シーケンス
を示すフローチャートである。
【0082】監視モードの設定がなされると、監視車両
1側では、ステップS101において、上記バッテリ異
常信号有無の監視が開始され(ステップS101の
N)、ここでバッテリ異常信号が有ればステップS10
2に進む(ステップS101のY)。このバッテリ異常
信号は、上記図5で説明した通りである。
【0083】ステップS102においては、上記バッテ
リ異常信号に続いてドア異常信号の有無が判定され、こ
こでドア異常信号が無ければ(ステップS102のN)
ステップS103aに進み、監視依頼者4への送信すべ
き異常情報としてバッテリ異常を設定し、ここでドア異
常信号が有れば(ステップS102のY)ステップS1
03bに進み、同異常情報としてドア異常を設定する。
ここで、念のため説明しておくと、上記ドア異常信号は
バッテリ異常を伴うものである。このドア異常により、
当該バッテリ異常が、人為的な要因によるものであるこ
とが確定できる。なお、上記ドア異常信号が有れば、サ
イレン吹鳴するようにしてよい。
【0084】次に、ステップS104においては、記憶
部134に格納されている車両ID134aが読み出さ
れる。また、ステップS105においては、GPS受信
部131を利用して現在位置情報が取得される。更に、
ステップS106において、上記異常情報と共に車両I
D134a及び現在位置情報が携帯電話通信部132か
ら送信される。この携帯電話通信部132の送信時に
は、上記のように電源アダプタ装置12からバックアッ
プ電源が供給されている。なお、異常通報には、上記現
在位置情報は必ずしも必要ではない。
【0085】そして、ステップS107において、バッ
テリ異常信号が、異常信号出力端子TX13a、TX1
3b及びTX13cに供給される。この信号に応答し
て、パトライト14a及びサイレン14bは可視信号及
び可聴信号にて警報を発し、ドアロック装置15は荷室
ドア1′a1をロックする。
【0086】上記異常情報、車両ID134a及び現在
位置情報は、携帯電話パケット通信網2を経由してイン
ターネット3に通信接続されるASP5で受信される。
ASP5側のステップS201a及びステップS201
bにおいては、監視車両1からの異常情報、車両ID1
34a及び現在位置情報が受信待機されており(ステッ
プS201a、ステップS201bのN)、これらの受
信があるとステップS202に進む(ステップS201
a、ステップS201bのY)。ステップS202にお
いては、記憶装置52に格納される送信先テーブル52
aを参照して、受信した車両ID134aに対応する送
信先が読み出される。この送信先は、上記のように複数
であってもよい。そして、ステップS203において
は、読み出された送信先に向けて、異常情報及び現在位
置情報が通知される。ここでも、異常情報が通知されれ
ばよいが、現在位置情報も付加して通知することによ
り、監視依頼者4は、異常事態にある監視車両1の場所
特定も即座にでき、より適切な対応を迅速にとることが
できるようになる。なお、上記ステップS201a及び
これに係るハードウエアは請求項の異常受信手段に対応
し、上記ステップS202及びこれに係るハードウエア
は請求項の送信先取得手段に対応し、ステップS203
及びこれに係るハードウエアは請求項の異常通報手段に
対応する。
【0087】上記バッテリ異常及び現在位置情報は、イ
ンターネット3やこのインターネット3に接続されるイ
ンターネット対応携帯電話網を経由して、監視依頼者4
の利用するパーソナルコンピュータ41やインターネッ
ト対応携帯電話42にて受信される。監視依頼者4のス
テップS301a及びステップS301bにおいては、
上記バッテリ異常又はドア異常を示す異常情報及び現在
位置情報が受信待機されており(ステップS301a、
ステップS301bのN)、これらの受信があるとステ
ップS302及びステップS303に進む(ステップS
301a、ステップS301bのY)。ステップS30
2及びステップS303においては、パーソナルコンピ
ュータ41やインターネット対応携帯電話42の表示部
にバッテリ異常又はドア異常を示す異常警報や監視車両
1の現在位置情報が表示される。もちろん、表示に替え
て又は併用して音声を用いてもよい。上記異常警報や現
在位置情報の通知には、例えば、マイクロソフト社のIn
ternet Explorerや携帯電話対応の等のウェブブラウザ
が利用可能である。なお、現実的には、ステップS30
3の後に、図示しない確認信号が監視車両側に返送され
て一連の処理が終了する。
【0088】なお、上記処理手順ではバッテリ異常を前
提としたドア異常の通報に係るシーケンスを示したが、
もちろん、バッテリ正常時におけるドア異常の通報も同
様のシーケンスで実現可能である。
【0089】このように本実施形態によれば、バックア
ップ電池からの電源供給により、バッテリ異常、或い
は、バッテリ異常発生時のドア異常が所定の送信先に通
報されるようにしているので、従来、バッテリ異常時に
は通報困難であった監視車両1における異常事態も通報
可能になる。特に、車両ドアに関する異常を車載バッテ
リに関する異常に付加して、この異常が通報されるよう
にしているので、監視依頼者は当該異常が人為的な要因
によるものであることを確信できる。例えば、車載バッ
テリ外しにより盗難防止装置を無効にしておき車載電装
機器を盗難するという典型的な犯罪を効果的に防止でき
るようになる。以上の結果、監視依頼者4は遠隔地にい
ても確実に盗難事故等の異常事態を認知することがで
き、適切な対応を迅速にとることができるようになる。
【0090】なお、インターネット3を経由することな
く、携帯電話パケット通信網を介して直接的に、インタ
ーネット対応携帯電話42でバッテリ異常を受信するよ
うにしてもよい。また、監視依頼者への異常通報を、イ
ンターネット3やインターネット対応携帯電話網のみな
らず、通常の電話を介して自動的に行うようにするよう
にしてもよい。例えば、自動ダイヤリングとスピーチプ
ロセッサを用いて、ASP5側から「異常発生」、「車
載バッテリの異常です」、「PCを直ちに見て下さい」
等の音声ウォーニングを通常の電話により監視依頼者4
に連絡することにより、異常通報したり、PCによる異
常チェックを促すようにしてもよい。更に、トラック車
両等の荷室ドアの開閉を監視し、その異常時にはパトラ
イトやサイレンを鳴らしたり、エンジンを稼働不可にし
たり、上述のように遠隔地にその旨通報するようにして
もよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、バッテリ異常が検出されると、バックアッ
プ電池123からの電源供給によりこの異常が所定の送
信先に通報されるようにしているので、従来、バッテリ
異常時には通報困難であった監視車両1における異常事
態も通報可能になる。この結果、監視依頼者4は遠隔地
にいても確実に盗難事故等の異常事態を認知することが
でき、適切な対応を迅速にとることができるようにな
る。
【0092】請求項2記載の発明によれば、車載バッテ
リに関する異常が検出されている際に、車両ドアに関す
る異常が検出されると、バックアップ電池123から電
源供給されて、この異常が所定の通信網を介して予め定
められた送信先に通報されるので、従来、通報困難であ
った監視車両における異常も通報可能になる。特に、車
両ドアに関する異常を車載バッテリに関する異常に付加
して、この異常が通報されるようにしているので、監視
依頼者はバッテリ異常が盗難等の人為的な要因によるも
のであることを確信できる。この結果、監視依頼者は遠
隔地にいてもより確実に盗難事故等の異常事態を認知す
ることができ、適切な対応を迅速にとることができるよ
うになる。
【0093】請求項3記載の発明によれば、車載バッテ
リが外部に露出されて取り付けられている多い搬送車に
対して、特に有効な異常通報システムが提供される。
【0094】請求項4記載の発明によれば、バッテリ電
源線が切断されたり、車載バッテリが取り外されたりし
ても、内蔵する小型バッテリを駆動電源とする警報手段
14にて車載バッテリに関する異常が警報されるので、
上述のように遠隔地の監視依頼者4に異常通報すると同
時に、車両周囲にも即時にこの異常を知らしめることが
できる。
【0095】請求項5記載の発明によれば、バッテリ電
源線が切断されたり、車載バッテリが取り外されたりし
た際には、荷室のドアがロックされるので、荷室内の貨
物の盗難防止にも効果的である。
【0096】請求項6記載の発明によれば、バッテリ異
常の送信先は複数であり、異常通報手段51cは、これ
ら複数の送信先に異常を通報するようにしているので、
監視依頼者4はより早く確実に監視車両1における異常
事態を認知することができるようになる。
【0097】請求項7記載の発明によれば、バッテリ異
常と共に、監視車両1の位置情報も通報されるようにし
ているので、監視依頼者4はより適切な対応を迅速にと
ることができるようになる。
【0098】請求項8記載の発明によれば、車載バッテ
リ取り外しにより盗難防止装置を無効にしておき車載電
装機器を盗難するという典型的な犯罪を効果的に防止で
きるようになる。
【0099】請求項9記載の発明によれば、異常受信手
段51a、送信先取得手段51b、異常通報手段51c
及び送信先テーブル格納手段52はアプリケーションサ
ービスプロバイダー5にて管理され、かつ携帯電話パケ
ット通信網2、インターネット3を利用して、バッテリ
異常が通報されるようにしているので、監視依頼者4
は、最小限のハードウエア及びソフトウエア投資によ
り、低料金でかつ確実に監視車両1における異常事態の
通報サービスが受けられるようになる。
【0100】請求項10記載の発明によれば、バッテリ
異常は、インターネット3に接続されたパーソナルコン
ピュータ41にて依頼者4に通報されるので、監視依頼
者4はブラウザを利用して容易に監視車両1における異
常事態を認知することができるようになる。
【0101】請求項11記載の発明によれば、バッテリ
異常は、インターネット対応携帯電話網に接続されたイ
ンターネット対応携帯電話42にて監視依頼者4に通報
されるので、監視依頼者4は場所を問わず確実に監視車
両1における異常事態を認知することができるようにな
る。
【0102】請求項12記載の発明によれば、バッテリ
異常検出手段126Aにてバッテリ異常が検出された際
にはバックアップ電池123から電源供給されて、この
異常が所定の通信網を介して予め定められた宛先に送信
されるので、従来、通報困難であった監視車両1におけ
るバッテリ異常も通報可能になる。この結果、監視依頼
者4は遠隔地にいても確実に盗難事故等の異常事態を認
知することができ、適切な対応を迅速にとることができ
るようになる。
【0103】請求項13記載の発明によれば、車載バッ
テリに関する異常が検出されている際に、車両ドアに関
する異常が検出されると、バックアップ電池123から
電源供給されて、これが所定の通信網を介して予め定め
られた宛先に送信されるので、従来、困難であった異常
情報も送信可能になる。特に、車両ドアに関する異常を
車載バッテリに関する異常に付加して、この異常が送信
されるようにしているので、監視依頼者側ではバッテリ
異常が盗難等の人為的な要因によるものであることを確
信できる。この結果、監視依頼者は遠隔地にいてもより
確実に盗難事故等の異常事態を認知することができ、適
切な対応を迅速にとることができるようになる。
【0104】請求項14記載の発明によれば、バッテリ
電源線が切断されたり、車載バッテリが取り外された際
には、その旨を示す信号が出力される異常信号出力端子
を備えるので、この端子133を用いて容易に所望の外
付け防犯装置が接続可能となる。したがって、遠隔地に
異常通報すると同時に、警報発令やドアロック等の車両
自体に対して即時の防犯も可能になる。
【0105】請求項15記載の発明によれば、携帯電話
網を含む広域通信網を利用してバッテリ異常が送信され
るので、監視依頼者4は場所を問わず確実に監視車両1
における異常事態を認知することができるようになる。
【0106】請求項16記載の発明によれば、本車載電
源アダプタ装置は、バッテリ出力電圧の変換機能のみな
らず、車載バッテリ11が取り外し検出された際に、バ
ックアップ電池123、123´からのバックアップ電
圧と共に車載バッテリ11の取り外し検出も車載通信装
置13に出力するようにしているので、本アダプタ装置
を車載通信装置13に付加することにより、従来、バッ
テリ異常時には通報困難であった監視車両1における異
常事態の通報が可能になる。この結果、監視依頼者4は
遠隔地にいても確実に盗難事故等の異常事態を認知する
ことができ、適切な対応を迅速にとることができるよう
になる。
【0107】請求項17記載の発明によれば、本車載電
源アダプタ装置は、バッテリ出力電圧の変換機能のみな
らず、車載バッテリ取り外し時における車両ドアに関す
る異常検出のために、バックアップ電圧を供給すると共
に異常検出結果を車載通信装置13に出力する機能を備
える。更に、本車載電源アダプタ装置は、検出された異
常を送信するために、バックアップ電圧を車載通信装置
13に供給する機能も備える。したがって、本アダプタ
装置を車載通信装置13に付加するだけで、従来、バッ
テリ異常時には通報困難であった監視車両1における異
常事態の通報が可能になる。この結果、監視依頼者は遠
隔地にいてもより確実に盗難事故等の異常事態を認知す
ることができ、適切な対応を迅速にとることができるよ
うになる。
【0108】請求項18記載の発明によれば、バックア
ップ電池123として繰り返し充電可能な2次電池が用
いられているので、電池交換が基本的に不要になりメン
テナンスが容易になる。
【0109】請求項19記載の発明によれば、通常時に
は所定出力電圧を車載通信装置13に出力しており、上
記取り外し検出に応答してバックアップ電圧を車載通信
装置13に切替出力する切替出力手段127を備えてい
るので、既成の乾電池等も利用可能になり汎用性が広が
る。
【0110】請求項20記載の発明によれば、エンジン
キーがアクセサリポジション又はオフポジションに移行
したことに応答して、前記車載通信装置13を省電力モ
ードで動作させるための省電力モード制御信号が出力さ
れるので、車載通信装置13における無駄なバッテリ電
力の消費を防止しつつ、監視車両1における異常事態を
通報することが可能になる。
【0111】請求項21記載の発明によれば、車載電源
アダプタ装置は車載通信装置13と共に通常目に触れる
ことのない場所に隠蔽されているので、犯罪者に気づか
れずに監視車両1における異常事態を通報することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るシステム構成を示す
図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る電源アダプタ装置及
び車載通信装置の構成、並びに関連する機器類との接続
例を示すブロック図である。
【図4】電源アダプタ装置の他の実施形態の構成を示す
ブロック図である。
【図5】図5(A)は図3及び図4に示す電源アダプタ
装置のバッテリ異常信号出力動作を示すフローチャート
であり、図5(B)は図3及び図4に示す電源アダプタ
装置のモード制御信号出力動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の一実施形態に係るバッテリ異常通報シ
ーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1′ 監視車両 2 携帯電話パケット通信網 3 インターネット 4 監視依頼者 5 アプリケーションサービスプロバイダー 6 GPS衛星 11、11′ 車載バッテリ 12 電源アダプタ装置 13 車載通信装置 14 警報装置(警報手段) 15 ドアロック装置(ドアロック手段) 41 パーソナルコンピュータ 42 インターネット対応携帯電話 51 通信装置 52 記憶装置(送信先テーブル格納手段) 121 DC/DC(電圧変換手段) 131 GPS受信部(位置情報取得手段) 132 携帯電話通信部(異常送信手段) 134 記憶部(車両特定情報格納手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 21/00 G08B 21/00 C 25/10 25/10 A Fターム(参考) 5C086 AA28 AA32 BA22 CA02 DA08 DA14 DA25 EA05 EA08 EA41 EA45 FA20 5C087 AA02 AA03 AA19 BB11 BB18 BB74 DD05 DD14 EE05 EE07 FF01 FF02 FF04 FF13 FF17 FF19 FF20 GG08 GG12 GG19 GG21 GG31 GG32 GG66 GG67 GG70 GG71 GG83

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視車両に搭載された電装機器に電源供
    給する車載バッテリに関する異常を監視依頼者側に自動
    的に通報するシステムであって、 前記車両に搭載されたバックアップ電池と、 前記車両に搭載されて、前記車載バッテリに関する異常
    を検出するバッテリ異常検出手段と、 前記車両に搭載されて、前記監視対象車両を特定する車
    両特定情報を格納する車両特定情報格納手段と、 前記車両に搭載されて、前記バッテリ異常検出手段にて
    前記異常が検出された際には前記バックアップ電池から
    電源供給され、所定の通信網を介して、前記異常を前記
    車両特定情報と共に前記依頼者側に送信する異常送信手
    段と、 所定の通信網を介して、前記異常を前記車両特定情報と
    共に受信する異常受信手段と、 前記車両特定情報とこれに対応させて前記依頼者の要望
    等に基づいて予め定められた送信先との関係を示す送信
    先テーブルを格納する送信先テーブル格納手段と、 前記送信先テーブルを参照して、前記異常と共に受信さ
    れた前記車両特定情報に対応する送信先を取得する送信
    先取得手段と、 前記送信先取得手段にて取得された送信先に、所定の通
    信網を介して、前記異常を通報する異常通報手段と、 を含むことを特徴とする車載バッテリ異常通報システ
    ム。
  2. 【請求項2】 少なくとも、監視車両に搭載された電装
    機器に電源供給する車載バッテリに関する異常を監視依
    頼者側に自動的に通報するシステムであって、 前記車両に搭載されたバックアップ電池と、 前記車両に搭載されて、前記車載バッテリに関する異常
    を検出するバッテリ異常検出手段と、 前記車両に搭載されて、前記車載バッテリに関する異常
    が検出されている際に、前記バックアップ電池から電源
    供給されて、車両ドアに関する異常を検出するドア異常
    検出手段と、 前記車両に搭載されて、前記監視対象車両を特定する車
    両特定情報を格納する車両特定情報格納手段と、 前記車両に搭載されて、前記ドア異常検出手段にて前記
    車両ドアに関する異常が検出された際には、前記バック
    アップ電池から電源供給され、前記車両ドアに関する異
    常を前記車載バッテリに関する異常に付加して、この異
    常を所定の通信網を介して、前記車両特定情報と共に前
    記依頼者側に送信する異常送信手段と、 所定の通信網を介して、前記異常を前記車両特定情報と
    共に受信する異常受信手段と、 前記車両特定情報とこれに対応させて前記依頼者の要望
    等に基づいて予め定められた送信先との関係を示す送信
    先テーブルを格納する送信先テーブル格納手段と、 前記送信先テーブルを参照して、前記異常と共に受信さ
    れた前記車両特定情報に対応する送信先を取得する送信
    先取得手段と、 前記送信先取得手段にて取得された送信先に、所定の通
    信網を介して、前記異常を通報する異常通報手段と、 を含むことを特徴とする車載バッテリ異常通報システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車載バッテ
    リ異常通報システムにおいて、 前記車載バッテリは、スペース制約上、外部に露出され
    て取り付けられている、 ことを特徴とする車載バッテリ異常通報システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
    載の車載バッテリ異常通報システムにおいて、 前記車両の一部に取り付けられて、前記バッテリ異常検
    出手段にて検出された異常に応答して、内蔵する小型バ
    ッテリを駆動電源として、可視信号又は可聴信号の少な
    くともいずれかによって前記車載バッテリに関する異常
    を警報する警報手段、 を更に含むことを特徴とする車載バッテリ異常通報シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記
    載の車載バッテリ異常通報システムにおいて、 前記車両は、荷室ドアを介してのみ貨物を出し入れ可能
    なコンテナ型の荷室を有し、 前記荷室内に取り付けられて、前記バッテリ異常検出手
    段にて検出された異常に応答して、前記荷室ドアをロッ
    クするドアロック手段、 を更に含むことを特徴とする車載バッテリ異常通報シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記
    載の車載バッテリ異常通報システムにおいて、 前記送信先は複数であり、 前記異常通報手段は、これら複数の送信先に前記異常を
    通報することを特徴とする車載バッテリ異常通報システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の車載バッテリ異常通報シ
    ステムにおいて、 前記車両に搭載されて、前記車両の位置情報を取得する
    位置情報取得手段を更に含み、 前記異常送信手段は、前記異常及び前記車両特定情報と
    共に前記位置情報も送信し、 前記異常受信手段は、前記異常及び前記車両特定情報と
    共に前記位置情報も受信し、 前記異常通報手段は、前記異常と共に前記位置情報も通
    報することを特徴とする車載バッテリ異常通報システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車載バッテリ異常通報シ
    ステムにおいて、 前記電装機器は、盗難防止装置であり、 前記異常は、前記車載バッテリが取り外し等により、こ
    の車載バッテリから前記盗難防止装置への電源供給が断
    とされた状態であることを特徴とする車載バッテリ異常
    通報システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記
    載の車載バッテリ異常通報システムにおいて、 前記異常受信手段、前記送信先取得手段、前記異常通報
    手段及び前記送信先テーブル格納手段は、インターネッ
    トに接続されたアプリケーションサービスプロバイダー
    にて管理され、更に、 このアプリケーションサービスプロバイダーは、前記通
    信網としてデータ従量制課金方式の携帯電話パケット通
    信網を利用して、前記異常受信手段にて前記異常送信手
    段からの前記異常及び前記車両特定情報を受信し、か
    つ、前記通信網としてインターネットを利用して、前記
    異常通報手段にて前記依頼者が所有するインターネット
    端末装置に前記異常を通報することを特徴とする車載バ
    ッテリ異常通報システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の車載バッテリ異常通報
    システムにおいて、 前記異常は、前記インターネット端末装置としてのパー
    ソナルコンピュータにて、前記依頼者に通報されること
    を特徴とする車載バッテリ異常通報システム。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の車載バッテリ異常通報
    システムにおいて、 前記異常は、インターネット対応携帯電話網に接続され
    た、前記インターネット端末装置としてのインターネッ
    ト対応携帯電話にて、前記依頼者に通報されることを特
    徴とする車載バッテリ異常通報システム。
  12. 【請求項12】 監視車両に搭載された電装機器に電源
    供給する車載バッテリに関する異常を監視依頼者側に自
    動的に通報する車載バッテリ異常通報システムに用いら
    れる車載機であって、 バックアップ電池と、 前記車載バッテリに関する異常を検出するバッテリ異常
    検出手段と、 前記バッテリ異常検出手段にて前記異常が検出された際
    には前記バックアップ電池から電源供給されて、この異
    常を所定の通信網を介して予め定められた宛先に送信す
    る異常送信手段と、 を含むことを特徴とする車載機。
  13. 【請求項13】 少なくとも、監視車両に搭載された電
    装機器に電源供給する車載バッテリに関する異常を監視
    依頼者側に自動的に通報する車載バッテリ異常通報シス
    テムに用いられる車載機であって、 バックアップ電池と、 前記車載バッテリに関する異常を検出するバッテリ異常
    検出手段と、 前記車載バッテリに関する異常が検出されている際に、
    前記バックアップ電池から電源供給されて、車両ドアに
    関する異常を検出するドア異常検出手段と、 前記ドア異常検出手段にて前記車両ドアに関する異常が
    検出された際には、前記バックアップ電池から電源供給
    されて、前記車両ドアに関する異常を前記車載バッテリ
    に関する異常に付加して、これを所定の通信網を介して
    予め定められた宛先に送信する異常送信手段と、 を含むことを特徴とする車載機。
  14. 【請求項14】 請求項12又は請求項13記載の車載
    機において、 前記バッテリ異常検出手段にて検出された異常を示す信
    号を、所定の防犯装置に出力する異常信号出力端子、 を更に含むことを特徴とする車載機。
  15. 【請求項15】 請求項12〜請求項14のいずれか一
    項に記載の車載機において、 前記通信網は、携帯電話網を含む広域通信網であること
    を特徴とする車載機。
  16. 【請求項16】 監視対象車両に搭載された電装機器に
    電源供給する車載バッテリの取り外しを特定の依頼者に
    対して自動的に通報する車載バッテリ異常通報システム
    に用いられ、前記車載バッテリの取り外しを前記依頼者
    側に無線送信する機能を有する車載通信装置に電源供給
    する車載電源アダプタ装置であって、 前記車載バッテリからの出力電圧を所定出力電圧に変換
    して、前記車載通信装置に出力する電圧変換手段と、 前記所定出力電圧と同等のバックアップ電圧を出力する
    バックアップ電池と、 前記車載バッテリの取り外しを検出して、これを前記車
    載通信装置に出力する取外検出出力手段とを有し、 前記車載バッテリが取り外し検出された際に、前記電圧
    変換手段からの前記所定出力電圧に替えて、前記バック
    アップ電池からの前記バックアップ電圧を前記車載通信
    装置に出力することを特徴とする車載電源アダプタ装
    置。
  17. 【請求項17】 少なくとも、監視対象車両に搭載され
    た電装機器に電源供給する車載バッテリの取り外しを特
    定の依頼者に対して自動的に通報する車載バッテリ異常
    通報システムに用いられ、車載バッテリが取り外されて
    いる際に検出された車両ドアに関する異常を前記依頼者
    側に無線送信する機能を有する車載通信装置に電源供給
    する車載電源アダプタ装置であって、 前記車載バッテリからの出力電圧を所定出力電圧に変換
    して、前記車載通信装置に出力する電圧変換手段と、 前記所定出力電圧と同等のバックアップ電圧を出力する
    バックアップ電池と、 前記車載バッテリの取り外しを検出する取外検出手段
    と、 前記車載バッテリの取り外しが検出されている際に、前
    記バックアップ電池から電源供給されて、前記車両ドア
    に関する異常を検出し、この異常を前記車載通信装置に
    出力するドア異常検出出力手段と、 前記異常を送信するために、前記電圧変換手段からの前
    記所定出力電圧に替えて、前記バックアップ電池からの
    前記バックアップ電圧を前記車載通信装置に出力するこ
    とを特徴とする車載電源アダプタ装置。
  18. 【請求項18】 請求項16又は請求項17記載の車載
    電源アダプタ装置において、 前記バックアップ電池は、繰り返し充電可能な2次電池
    であることを特徴とする車載電源アダプタ装置。
  19. 【請求項19】 請求項16又は請求項17記載の車載
    電源アダプタ装置において、 通常時には前記所定出力電圧を前記車載通信装置に出力
    しており、前記取外検出出力手段による前記取り外し検
    出に応答して前記バックアップ電圧を前記車載通信装置
    に切替出力する切替出力手段を有することを特徴とする
    車載電源アダプタ装置。
  20. 【請求項20】 請求項18又は請求項19記載の車載
    電源アダプタ装置において、 前記車載通信装置は、通信動作中以外に受けた省電力モ
    ード制御信号に応答して省電力モードで動作する機能を
    有しており、 エンジンキーがアクセサリポジション又はオフポジショ
    ンに移行したことに応答して、前記車載通信装置を前記
    省電力モードで動作させるための前記省電力モード制御
    信号を出力するモード制御信号出力手段を更に有するこ
    とを特徴とする車載電源アダプタ装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の車載電源アダプタ装
    置において、 前記車載通信装置と共に通常目に触れることのない場所
    に隠蔽されていることを特徴とする車載電源アダプタ装
    置。
JP2002354781A 2001-12-07 2002-12-06 車載バッテリ異常通報システム、これに用いられる車載機、及びこれに用いられる車載電源アダプタ装置 Expired - Fee Related JP3828862B2 (ja)

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