JP2003311133A - 中空糸状半透膜 - Google Patents

中空糸状半透膜

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JP2003311133A
JP2003311133A JP2002118202A JP2002118202A JP2003311133A JP 2003311133 A JP2003311133 A JP 2003311133A JP 2002118202 A JP2002118202 A JP 2002118202A JP 2002118202 A JP2002118202 A JP 2002118202A JP 2003311133 A JP2003311133 A JP 2003311133A
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layer
membrane layer
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Nobuyuki Nakatsuka
修志 中塚
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的強度が高く、かつ透水性能が高い中空
糸状半透膜の提供。 【解決手段】 中空糸状の組紐の外表面に半透膜層を有
する中空糸状半透膜であり、組紐と半透膜層の間に組紐
に半透膜層の一部が入り込んだ複合層を有し、半透膜層
が平均孔径0.01〜5μmの範囲の空孔を有し、10
μm以上の径の空孔を含んでない中空糸状半透膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械的強度が高い
中空糸状半透膜及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】中空糸
状半透膜は、一般に紡糸原液(製膜溶液)となるポリマ
ー溶液を二重紡糸口金から押し出した後、凝固・乾燥さ
せることにより製造されるもので、食品分野、医薬品分
野、電子工業分野、水処理分野等の各種分野において汎
用されている。
【0003】中空糸状半透膜を水処理分野に適用する場
合は、例えば、所要数を束ねた中空糸状半透膜をケース
ハウジング内に収容し、膜モジュールとして利用されて
いるが、1本の中空糸状半透膜は非常に細く、機械的強
度の低いものであるため、使用を継続する間に中空糸状
半透膜が破断し、水処理能力が低下するという問題があ
る。更に、機械的強度が低いため、激しいエアーバブリ
ング洗浄や逆圧洗浄が行えず、処理能力を充分に回復す
ることが困難であるという問題もある。
【0004】このような問題を解決するものとして、特
開昭52−81076号公報、米国特許5,472,6
07号明細書には、組紐表面に半透膜層を形成すること
で中空糸状半透膜の機械的強度を高めた中空糸状半透膜
が開示されている。
【0005】しかし、特開昭52−81076号公報に
開示された中空糸状半透膜は、組紐に半透膜層が完全に
埋設されているため、機械的強度は高くなるものの透水
性能が低くなり、実施例によれば湿式紡糸法を適用して
いるため、乾燥に弱く、保管時の取り扱いが非常に煩雑
となる。
【0006】また米国特許5,472,607号明細書
に開示された中空糸状半透膜は、4相構造からなる半透
膜層が組紐には埋設されていないため、透水性能は高い
ものの機械的強度が低くなり、実施例によれば湿式紡糸
法を適用しているため、乾燥に弱く、保管時の取り扱い
が非常に煩雑となる。
【0007】本発明は、機械的強度が高く、かつ透水性
能が高い中空糸状半透膜及びその製造方法を提供するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題の解
決手段として、中空糸状の組紐の外表面に半透膜層を有
する中空糸状半透膜であり、組紐と半透膜層の間に組紐
に半透膜層の一部が入り込んだ複合層を有し、半透膜層
が平均孔径0.01〜5μmの範囲の空孔を有している
中空糸状半透膜を提供する。
【0009】本発明は、上記課題の他の解決手段とし
て、上記の中空糸状半透膜の製造方法であり、製膜溶液
を中空糸状の組紐の表面に付着させる工程、前工程の処
理を経た組紐を温度30〜200℃、相対湿度30〜9
5%の雰囲気中で0.5〜60分間保持する工程、又は
前工程の処理を経た組紐を凝固浴中に浸漬した後、乾燥
する工程を具備する中空糸状半透膜の製造方法を提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の中空糸状半透膜は、中空
糸状の組紐と半透膜層とからなるもので、組紐の外表面
側に半透膜層を有し、組紐と半透膜層との間には、組紐
に半透膜層が入り込んだ複合層を有している。複合層
は、組紐に存在する間隙に半透膜層の形成材料が浸透し
て形成されるもので、前記間隙は、例えばフィラメント
により組紐を作製するとき、フィラメント間に存在する
間隙と、フィラメント素材自体に存在する孔とを意味す
る。
【0011】中空糸状の組紐は、半透膜層を支持するこ
とができ、かつ半透膜層の一部と複合層を形成できる多
孔質構造を有するものであれば良い。
【0012】組紐は、ポリエステル、ポリアミド、ポリ
ウレタン、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル、セル
ロース、セルロースアセテート等の天然又は合成樹脂繊
維、ステンレス、黄銅、銅等の金属繊維、ガラス繊維、
炭素繊維等からなるものを用いることができる。
【0013】組紐の内径及び外径は特に制限されるもの
ではないが、取り扱い易さや製造技術上の問題から、内
径が好ましくは0.2〜3.0mm、より好ましくは
0.5〜2.0mmで、外径が好ましくは0.5〜5.
0mm、より好ましくは1.0〜3.0mmのものを用
いることができる。
【0014】半透膜層は、製膜能を有するポリマーから
形成されたもので、平均孔径が0.01〜5μm、好ま
しくは0.02〜3μm、より好ましくは0.05〜2
μmの範囲の空孔を有しているが、10μm以上の径の
空孔を含んでないことが好ましい。
【0015】半透膜層は、外表面に緻密なスキン層を有
し、内部にほぼ均一な孔径を有する空孔からなる多孔質
構造(スポンジ構造)を有するもの、又は外表面に緻密
なスキン層を有し、外表面から複合層に向かって孔径が
連続的に小さくなった空孔からなる多孔質構造(傾斜型
構造)を有するものにすることができる。ここで「ほぼ
均一な孔径」とは、例えば孔径が1μmの空孔を基準に
すると、0.2〜3μm程度の範囲のものを含む意味で
ある。
【0016】半透膜層の厚さは、中空糸状半透膜の機械
的強度を高めるため、組紐の厚さよりも小さいことが好
ましく、組紐の厚さの1/3以下であることが好まし
く、1/4以下であることがより好ましく、1/5以下
であることが更に好ましい。
【0017】複合層は、組紐の空隙に半透膜層の一部が
入り込み、組紐と一体化されたものである。複合層の厚
みは特に制限されるものではないが、複合層の厚みが大
きくなると機械的強度が向上し、複合層の厚みが小さく
なると透水性能が向上するので、これらの性質を高いレ
ベルで発揮させるため、半透膜層の層構造との関連にお
いて複合層の厚みを決定することが好ましい。
【0018】複合層の厚みは、複合層の厚み/半透膜層
の厚みが1/30〜1/5となる範囲であることが好ま
しく、1/20〜1/3となる範囲がより好ましく、1
/10〜1/2となる範囲が更に好ましい。
【0019】半透膜層は、製膜能を有するポリマー、例
えば二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、ブチル酸セ
ルロース、酢酸プロピオン酸セルロース等のセルロース
エステル化合物、メチルセルロース、エチルセルロース
等のセルロースエーテル化合物等のセルロース系材料、
ポリスルホン系ポリマー、ポリアクリロニトリル系ポリ
マー、ポリアミド系ポリマー、ポリビニルピロリドン、
ポリビニルホルマール等から形成することができるが、
これらの中でもセルロース系材料が好ましく、二酢酸セ
ルロース、三酢酸セルロース、ブチル酸セルロース、酢
酸プロピオン酸セルロース等のセルロースエステル化合
物が特に好ましい。
【0020】半透膜層は、乾式法及び湿式法のいずれの
方法で形成されたものでも良いが、乾燥雰囲気中におけ
る耐久性を高めるため、乾式法(乾式相転換法)により
形成されたものが好ましい。
【0021】本発明の中空糸状半透膜は、支持体となる
組紐と複合層の作用により、高い機械的強度を有してお
り、組紐自体の強度、複合層の厚み等により、機械的強
度を調整することができる。本発明では、JIS K7
113による引張強さは50MPa以上のものが好まし
く、100MPa以上のものがより好ましく、500M
Pa以上のものが更に好ましい。
【0022】次に、上記した中空糸状半透膜の製造に適
した方法を説明する。下記の各工程からなる製造方法に
おいては、通常、当業者により中空糸状半透膜の製造で
なされる処理工程を追加することができる。
【0023】第1工程は、製膜溶液を中空糸状の組紐の
表面に付着させる工程である。この工程の処理は、製膜
溶液を入れた容器中に中空糸状の組紐を浸漬し、所要時
間放置する方法、製膜溶液を入れた容器中に中空糸状の
組紐を連続的に潜らせる方法、中空糸状の組紐の編組工
程(組紐を編む工程)において、編まれている状態の組
紐表面に製膜溶液を連続的に噴霧、噴射又は塗布する方
法等を適用できる。
【0024】処理時間は、製膜溶液の種類及び濃度、組
紐の密度、中空糸状半透膜の透水性能等に応じて、所望
の厚さの半透膜層及び複合層が形成されるように調整す
る。
【0025】製膜溶液を調製するための溶媒は、半透膜
層を形成するポリマーを溶解できるものであれば特に制
限されず、1又は2以上の溶媒を併用することができ
る。
【0026】第2工程は、組紐の表面に付着した製膜溶
液を凝固させる工程である。この工程の処理には、乾式
法及び湿式法のいずれかを適用できるが、中空糸状半透
膜の乾燥雰囲気中における耐久性を高めるため、乾式相
転換法を適用することが好ましい。
【0027】乾式相転換法を適用する場合は、製膜溶液
の濃度、溶媒の種類に応じて、1段処理するか、又は温
度及び湿度条件を変化させて2段以上の処理をすること
ができる。処理温度及び湿度は、温度30〜200℃、
好ましくは60〜150℃、相対湿度30〜95%、好
ましくは60〜90%であり、処理時間は0.5〜60
分間、好ましくは2〜30分間である。
【0028】湿式凝固法を適用する場合は、水等の凝固
浴中に組紐を浸漬した後、乾燥する方法を適用できる。
【0029】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
【0030】実施例1 セルロースアセテートプロピオネート(イーストマンコ
ダック社製,分子量25,000)12質量%、アセト
ン35質量%、2−プロパノール35質量%、水18質
量%からなる製膜溶液に、内径0.8mm、外径1.0
mmのガラス繊維素(繊維径5μm)からなる組紐を浸
漬した。
【0031】この組紐を製膜溶液から取り出し、温度3
0℃、相対湿度80%の乾燥機内に5分間放置した後、
更に温度70℃、相対湿度70%の乾燥機内で10分間
乾燥し、中空糸状半透膜を得た。
【0032】得られた中空糸状半透膜は、厚さ15μm
の半透膜層が組紐の外表面上に形成されており、半透膜
層と組紐との間には、半透膜層が組紐の空隙に入り込ん
だ厚さ10μmの複合層が形成されていた。半透膜層
は、外表面に平均孔径0.02μmの空孔を有し、残部
は平均孔径1.5μmのほぼ均一な空孔を有する多孔質
構造であった。なお、中空糸状半透膜の構造は、中空糸
状半透膜を切断し、電界放射型走査電子顕微鏡(20,
000倍)により確認した。以下の実施例、比較例にお
いても同様である。
【0033】中空糸状半透膜のJIS K7113によ
る引張強さは600MPaであった。また中空糸状半透
膜を、温度70℃、相対湿度70%の乾燥雰囲気中に2
0時間放置したが、外観上の変化は見られなかった。
【0034】実施例2 酢酸セルロース(ダイセル化学工業社製,酢化度55
%、平均重合度250)5質量%、アセトン45質量
%、シクロヘキサノール50質量%からなる製膜溶液
に、内径0.8mm、外径1.0mmのガラス繊維素
(繊維径5μm)からなる組紐を浸漬した。
【0035】この組紐を製膜溶液から取り出し、温度9
0℃、相対湿度60%の乾燥機内に10分間放置した。
【0036】得られた中空糸状半透膜は、厚さ10μm
の半透膜層が組紐の外表面上に形成されており、半透膜
層と組紐との間には、半透膜層が組紐の空隙に入り込ん
だ厚さ10μmの複合層が形成されていた。半透膜層
は、外表面に平均孔径0.4μmの空孔を有し、残部は
平均孔径3μmのほぼ均一な空孔を有する多孔質構造で
あった。
【0037】中空糸状半透膜のJIS K7113によ
る引張強さは600MPaであった。また中空糸状半透
膜を、温度70℃、相対湿度80%の乾燥雰囲気中に2
0時間放置したが、外観上の変化は見られなかった。
【0038】実施例3 ポリエーテルスルホン(住友化学社製,平均重合度35
00)18質量%、ジメチルスルホキシド45質量%、
ポリエチレングリコール(分子量200)37質量%か
らなる製膜溶液に、内径0.8mm、外径1.0mmの
ポリエステル繊維素(繊維径10μm)からなる組紐を
浸漬した。
【0039】この組紐を製膜溶液から取り出し、30℃
の水浴に5分間浸漬した後、温度90℃、相対湿度60
%の乾燥機内で10分間乾燥した。
【0040】得られた中空糸状半透膜は、厚さ16μm
の半透膜層が組紐の外表面上に形成されており、半透膜
層と組紐との間には、半透膜層が組紐の空隙に入り込ん
だ厚さ2μmの複合層が形成されていた。半透膜層は、
外表面に平均孔径0.05μmの空孔を有し、残部は平
均孔径2μmのほぼ均一な空孔を有する多孔質構造であ
った。
【0041】中空糸状半透膜のJIS K7113によ
る引張強さは530MPaであった。また中空糸状半透
膜を、温度90℃、相対湿度70%の乾燥雰囲気中に2
0時間放置したところ、外表面にひび割れが見られた。
【0042】比較例1 ポリエーテルスルホン(住友化学社製,平均重合度35
00)18質量%、ジメチルスルホキシド65質量%、
ポリエチレングリコール(分子量200)17質量%か
らなる製膜溶液に、内径0.8mm、外径1.0mmの
ポリエステル繊維素(繊維径10μm)からなる組紐を
浸漬した。
【0043】この組紐を製膜溶液から取り出し、60℃
の水浴に5分間浸漬した後、温度90℃、相対湿度60
%の乾燥機内で10分間乾燥した得られた中空糸状半透
膜は、厚さ30μmの半透膜層が組紐の外表面上に形成
されており、半透膜層と組紐との間には、半透膜層が組
紐の空隙に入り込んだ複合層はなかった。半透膜層は、
外表面に平均孔径0.01μmの空孔を有し、残部は孔
径12μmのボイドが存在する不均一な空孔径を持つ多
孔質構造であった。
【0044】中空糸状半透膜のJIS K7113によ
る引張強さは530kPaであった。また中空糸状半透
膜を、温度90℃、相対湿度70%の乾燥雰囲気中に2
0時間放置したところ、外表面にひび割れが見られた。
【0045】
【発明の効果】本発明の中空糸状半透膜は、半透膜層の
一部が複合層として組紐と一体化されていることと、半
透膜層の構造とが相互に関連して作用することで、半透
膜層が組紐に埋設されていないもの(複合層がないも
の)に比べて機械的強度が高く、半透膜層が組紐に完全
に埋設されているもの(複合層のみで半透膜層がないも
の)に比べて透水性能が高くなる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA01 HA09 MA01 MA06 MA21 MA31 MB02 MB16 MC04 MC17 MC18X MC19 MC39 MC45X MC54 MC62X NA03 NA64 PB02 PC01 PC11 PC42 4L033 AA07 AA09 AB03 AB09 AC15 CA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空糸状の組紐の外表面に半透膜層を有
    する中空糸状半透膜であり、組紐と半透膜層の間に組紐
    に半透膜層の一部が入り込んだ複合層を有し、半透膜層
    が平均孔径0.01〜5μmの範囲の空孔を有している
    中空糸状半透膜。
  2. 【請求項2】 半透膜層が、外表面に最小孔径の空孔を
    含むスキン層を有し、内部にほぼ均一な孔径を有する空
    孔からなる多孔質構造を有している請求項1記載の中空
    糸状半透膜。
  3. 【請求項3】 半透膜層が、外表面に最小孔径の空孔を
    含むスキン層を有し、外表面から複合層に向かって孔径
    が連続的に小さくなった空孔からなる多孔質構造を有し
    ている請求項1記載の中空糸状半透膜。
  4. 【請求項4】 半透膜層が10μm以上の径の空孔を含
    んでない請求項1〜3のいずれか1記載の中空糸状半透
    膜。
  5. 【請求項5】 半透膜層の厚さが組紐の厚さの1/3以
    下である請求項1〜4のいずれか1記載の中空糸状半透
    膜。
  6. 【請求項6】 半透膜層がセルロース系材料からなるも
    のである請求項1〜5のいずれか1記載の中空糸状半透
    膜。
  7. 【請求項7】 半透膜層が乾式相転換法により形成され
    たものである請求項1〜6のいずれか1記載の中空糸状
    半透膜。
  8. 【請求項8】 JIS K7113による引張強さが5
    0MPa以上である請求項1〜7のいずれか1記載の中
    空糸状半透膜。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1記載の中空糸
    状半透膜の製造方法であり、製膜溶液を中空糸状の組紐
    の表面に付着させる工程、前工程の処理を経た組紐を温
    度30〜200℃、相対湿度30〜95%の雰囲気中で
    0.5〜60分間保持する工程、又は前工程の処理を経
    た組紐を凝固浴中に浸漬した後、乾燥する工程を具備す
    る中空糸状半透膜の製造方法。
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