JP2003309377A - 多層配線板の製造方法 - Google Patents

多層配線板の製造方法

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JP2003309377A
JP2003309377A JP2002116577A JP2002116577A JP2003309377A JP 2003309377 A JP2003309377 A JP 2003309377A JP 2002116577 A JP2002116577 A JP 2002116577A JP 2002116577 A JP2002116577 A JP 2002116577A JP 2003309377 A JP2003309377 A JP 2003309377A
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JP2002116577A
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English (en)
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Shin Takanezawa
伸 高根沢
Takashi Morita
高示 森田
Takako Watanabe
貴子 渡▲辺▼
Nobuyuki Ogawa
信之 小川
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸び率が大きく、かつ接着強度、耐クラック
性、絶縁信頼性、耐熱性に優れた多層配線板の製造方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】 内層回路を有する基板上に絶縁層を形成
し多層配線板を製造する方法において、多層配線板製造
時と同様の熱履歴を与えた場合の250℃のせん断弾性
率から求めた架橋点間分子量が300〜500である絶
縁樹脂組成物を用いて絶縁層を形成する多層配線板の製
造方法により課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線板の製造
方法に関し、特に、伸び率が大きく、かつ接着強度、耐
クラック性、絶縁信頼性、耐熱性に優れた多層配線板の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多層配線板は、内層回路を形成した絶縁
基板上に、プリプレグと呼ばれるガラス布にエポキシ樹
脂を含浸し半硬化状態にした材料を銅箔と重ねて熱プレ
スにより積層一体化した後、ドリルで層間接続用のスル
ーホールと呼ばれる穴をあけ、スルーホール内壁と銅箔
表面上に無電解めっきを行って、必要ならば更に電解め
っきを行って回路導体として必要な厚さとした後、不要
な銅を除去して製造するのが一般的である。 ところ
で、近年、電子機器の小型化、軽量化、多機能化が一段
と進み、これに伴い、LSIやチップ部品等の高集積化
が進みその形態も多ピン化、小型化へと急速に変化して
いる。この為、多層配線板は、電子部品の実装密度を向
上するために、微細配線化の開発が進められている。こ
れらの要求に合致する多層配線板の製造手法として、ガ
ラスクロスを含まない絶縁樹脂組成物をプリプレグの代
わりに用い、必要な部分のみビアホールで接続しながら
配線層を形成するビルドアップ方式があり、軽量化や小
型化、微細化に適した手法として主流になりつつある。
【0003】しかしながら、上記製造方法により作成さ
れた多層配線板は、絶縁樹脂組成物にガラスクロスを含
まないためにその機械的物性の善し悪しがその特性に大
きく影響する。具体的には、絶縁樹脂組成物が硬くて伸
びが小さく脆い性質の場合、多層配線板の製品サイズへ
の打ち抜き加工時の機械的なストレスにより絶縁樹脂層
にクラックや欠けが生じ、導通あるいは絶縁信頼性に大
きな支障を与えることになる。また、機器の小型化や多
機能化を達成するために電子部品が面実装型へ移行する
ことで絶縁樹脂層と電子部品の距離が狭小化し、絶縁樹
脂層に電子部品の熱的な応力が集中しやすくなってき
た。すなわち、絶縁樹脂組成物が硬くて伸びが小さく脆
い性質の場合、電子部品やそれを多層配線板と接続させ
るはんだや銅の熱的な応力集中により絶縁樹脂層内部、
はんだや銅にクラックが生じやすくなってしまう。
【0004】このようなことから、絶縁樹脂組成物には
機械的や熱的な応力集中に耐えられるような変形すなわ
ち伸び率が大きい性質が要求されるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、絶縁樹脂組成
物の伸び率を大きくする手法としては一般に熱可塑性の
高分子量成分を導入する手法がとられるが高分子量成分
を導入するとガラス転移点の低下は避けられない。この
ため、Tgや耐熱性が高くコスト的に有利なエポキシ樹
脂を使用していくことになるが、これまでに伸びとエポ
キシ樹脂の関係を求めたものはなく、経験的に高い伸び
率を示しそうなエポキシ樹脂を広範囲に調べ上げる必要
があった。また、高い伸び率を示すエポキシ樹脂は一般
に硬化度が低く、多層配線板特性の耐熱性や絶縁性に悪
影響を与えることが多くこれらの特性をまとめ上げるに
は膨大な実験数と時間が必要であった。
【0006】上記を鑑みて、本発明は、伸び率が大き
く、かつ接着強度、耐クラック性、絶縁信頼性、耐熱性
に優れた多層配線板の製造方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために出
願人らが鋭意研究した結果、絶縁樹脂組成物の架橋点間
分子量と伸び率との間に密接な関係が有ることを見出
し、さらに架橋点間分子量をパラメータに多層配線板の
特性を整理できることも見出した。
【0008】すなわち、本発明は、内層回路を有する基
板上に絶縁層を形成し多層配線板を製造する方法におい
て、多層配線板製造時と同様の熱履歴を与えた場合の2
50℃のせん断弾性率から求めた架橋点間分子量が30
0〜500である絶縁樹脂組成物を用いて絶縁層を形成
する多層配線板の製造方法をその特徴としている。
【0009】また、本発明においては、絶縁樹脂組成物
がエポキシ樹脂を全固形成分中40〜70重量%含み、
かつエポキシ樹脂の硬化剤をエポキシ基に対して0.5
〜1.5当量含むこと、絶縁樹脂組成物を150〜19
0℃、30〜90分間の条件で硬化することが好まし
い。
【0010】さらに、本発明における絶縁層は、絶縁樹
脂組成物をプラスチックフィルム上に塗工してなる絶縁
樹脂フィルムを用いて形成しても、絶縁樹脂組成物を銅
箔上に塗工してなる銅箔付絶縁樹脂フィルムを用いて形
成してもよい。
【0011】以上のような本発明の製造方法によれば、
伸び率が大きく、かつ接着強度、耐クラック性、絶縁信
頼性、耐熱性に優れた多層配線板を提供することが可能
となる。
【0012】以下、本発明を実施の形態により詳細に説
明する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、内層回路を有する基板
上に絶縁層を形成し多層配線板を製造する方法におい
て、多層配線板製造時と同様の熱履歴を与えた場合の2
50℃のせん弾性率から求めた架橋点間分子量が300
〜500である絶縁樹脂組成物を用いて絶縁層を形成す
ることを特徴とする多層配線板の製造方法である。
【0014】ここで、上記架橋点間分子量は、(株)化
学同人社発行の高分子と複合材料の力学的性質(著者:
L.E.Nielsen、訳者:小野木 重治)の本文中から求
められる。すなわち、下記式−1、 logG≒7.0+293ρ/Mc (G:せん断弾性率、ρ:材料の密度、 Mc:架橋点間分子量)…式−1 のような実験結果と良く一致する経験式を利用し計算さ
れたものである。なお、式−1中のG(せん断弾性率)
は、動的粘弾性装置により測定された貯蔵弾性率Eの2
50℃の値を下記式−2、 E=2G(1+σ) (σ:ポアソン比)…式−2 の変換式から求められる。
【0015】動的粘弾性測定装置とは、試料に強制振動
非共振法により引っ張り、圧縮、曲げ又はせん断方向に
正弦波振動又は合成波振動を加えて動的粘弾性を測定す
るものである。市販されているものとして、(株)レオ
ロジ社製のDVEスペクトラーDVE−4がある。
【0016】測定方法は、恒温槽中の試料に正弦波又は
合成波振動を設定された周波数と振幅で加えて、その時
に発生する応力レスポンスを検出器でとらえ、貯蔵弾性
率等に測定演算式から算出され求めることができる。
【0017】本発明に用いられる絶縁樹脂組成物の上記
架橋点間分子量は300〜500の範囲内であることを
必要とする。架橋点間分子量が300未満では架橋点が
多くなることから絶縁樹脂塗膜組成物の伸びが小さくな
り1〜2%となってしまう。塗膜の伸びが1〜2%の場
合、−55℃〜125℃の冷熱サイクル試験で500サ
イクル付近から絶縁樹脂塗膜中にクラックが発生し通常
求められる1000サイクル以上には大幅に未達となっ
てしまう。また、架橋点間分子量が500より大きい場
合では架橋点が小さくなることから絶縁樹脂塗膜の伸び
は大きくなり5%以上の伸びを得ることができる。しか
し、架橋点が小さくなることから多層配線板製造時の各
種酸やアルカリ処理液で汚染されやすくなり、汚染物質
残存による絶縁性の低下や外層銅との接着力の低下など
を引き起こしてしまう。
【0018】本発明に用いる絶縁樹脂としては、特に制
限されないが、エポキシ樹脂を含むことが好ましい。エ
ポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、りん含
有エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、脂
環式エポキシ樹脂、脂肪族鎖状エポキシ樹脂、フェノー
ルノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ
樹脂、ビスフェノールのジグリシジルエーテル化物、ナ
フタレンジオールのジグリシジルエーテル化物、フェノ
ール類のジグリシジルエーテル化物、アルコール類のジ
グリシジルエーテル化物、及びこれらのアルキル置換
体、ハロゲン化物、水素添加物等が挙げられ、これらの
エポキシ樹脂の中では、高い伸び率と多層配線板特性の
観点からビフェニル型エポキシ樹脂が好ましい。これら
のエポキシ樹脂は絶縁樹脂組成物の全固形中の40〜7
0重量%含むことが好ましい。40重量%未満では内層
回路基板への充填性が悪くなり、熱的な試験で剥がれを
引き起こし、70重量%を越えると絶縁樹脂組成物をプ
ラスチックフィルムや銅箔に塗工し、溶剤を熱的に乾燥
・除去した後の状態が脆くなり取り扱い性の点から好ま
しくない。
【0019】さらに、本発明の絶縁樹脂組成物は硬化剤
を含んでもよく、硬化剤の種類や量を調節することで高
い伸び率および多層配線板特性に優れる絶縁樹脂組成物
を得ることができる。上記のようなエポキシ樹脂を主成
分とする絶縁樹脂組成物に対しては、一般的なものが使
用でき、例えば、各種フェノール樹脂類、酸無水物類、
アミン類、ヒドラジット類などが使用できるが、外層銅
との接着性からジシアンジアミドが好ましく、耐熱性や
絶縁性も考慮するとジシアンジアミドとノボラックフェ
ノールを併用することがさらに好ましい。これらの熱硬
化剤は、エポキシ基に対して0.5〜1.5当量添加す
ることが好ましい。熱硬化剤がエポキシ基に対して0.
5当量未満の場合は外層銅との接着性が低下し、1.5
当量を超える場合にはTgや絶縁性が低下する。
【0020】また、本発明の絶縁樹脂組成物にフィラー
を配合することもなんら差し支えなく、シリカ、溶融シ
リカ、タルク、アルミナ、水和アルミナ、硫酸バリウ
ム、水酸化カルシウム、エーロジル、炭酸カルシウム等
の無機微粒子、粉末状エポキシ樹脂、粉末状ポリイミド
粒子等の有機微粒子、粉末状テフロン(登録商標)粒子
等が挙げられる。これらのフィラーには予めカップリン
グ処理を施して有ってもよい。これらの分散はニーダ
ー、ボールミル、ビーズミル、3本ロール等既知の混練
方法によって達成される。 本発明の絶縁樹脂組成物は
溶剤に希釈して用いるが好ましく、溶剤としては、例え
ば、メチルエチルケトン、キシレン、トルエン、アセト
ン、エチレングリコールモノエチルエーテル、シクロヘ
キサノン、エチルエトキシプロピオネート、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等
を使用することができ、単独あるいは混合系でも良い。
この溶剤の絶縁樹脂組成物に対する割合は、従来使用し
ている割合でよく、絶縁樹脂組成物の塗膜形成の設備に
あわせてその使用量を調整する。スプレーやコンマコー
タ等でキャリアフィルムや銅箔に絶縁樹脂組成物を塗工
する場合は、溶剤を除く樹脂の固形分が30〜60%と
なるように溶剤の使用量を調節することが好ましい。
【0021】次に、図1を参照して、本発明の絶縁樹脂
組成物を用いて多層配線板を製造する方法を説明する。
ただし、以下の記載は本発明をなんら制限するものでは
ない。
【0022】先ず、絶縁樹脂組成物を調整し、プラスチ
ックフィルムまたは銅箔にこれを塗工して絶縁樹脂フィ
ルムまたは銅箔付絶縁樹脂フィルムを得る。
【0023】次に、絶縁基板2上に第1の回路層1aを
形成した回路板3を用意する(図1―(a)参照)。
絶縁基板2は、通常の配線板において用いられている公
知の積層板、例えば、ガラス布ーエポキシ樹脂、紙ーフ
ェノール樹脂、紙ーエポキシ樹脂、ガラス布・ガラス紙
ーエポキシ樹脂等が使用でき特に制限はない。
【0024】また、回路層1aを形成するための方法に
ついても特に制限はなく、銅箔と絶縁基板2を張り合わ
せた銅張り積層板を用い、銅箔の不要な部分をエッチン
グ除去するサブトラクティブ法や、前記絶縁基板の必要
な個所に無電解めっきによって回路を形成するアディテ
ィブ法等、公知の配線板の製造法を用いることができ
る。
【0025】また、図1−(a)には絶縁基板2の片面
に回路層1aを形成した例を示すが、両面銅張積層板を
用いて回路層1aを絶縁基板2の両面に形成することも
できる。
【0026】次に、回路層1aの表面を接着性に適した
状態に表面処理する。この手法も、特に制限はなく、例
えば、次亜塩素酸ナトリウムのアルカリ水溶液により回
路層1aの表面に酸化銅の針状結晶を形成し、形成した
酸化銅の針状結晶をジメチルアミンボラン水溶液に浸漬
して還元するなど公知の製造方法を用いることができ
る。 そして、先に用意しておい絶縁樹脂フィルムまた
は銅箔付絶縁樹脂フィルムを回路板3の片面若しくは両
面にラミネート、プレス等の公知の方法により貼り付
け、硬化させることで絶縁樹脂層4aを形成する(図1
―(b)参照)。硬化温度は後のめっき処理や銅のアニ
ール処理などを考慮した温度や時間で行う必要がある。
すなわち、あまり硬化を進めると後のめっき処理時に銅
との接着性が低下したり、反面硬化が足りないとめっき
処理時のアルカリ処理液に浸食されめっき液に溶解する
ような現象が生じる。これらのことを考慮すると、15
0〜190℃で30〜90分間の熱処理を与えて硬化す
るのが望ましい。
【0027】さらに、層間接続のためのビアホール5a
を絶縁樹脂層4aに形成する(図3―(c)参照)。こ
のビアホールの形成手法としては、特に制限はなく、公
知のレーザー法やサンドブラスト法などを用いることが
できる。
【0028】次に、絶縁樹脂層4a上およびビアホール
5a内壁に第2の回路層1bを形成する。回路層1bを
形成するための手法としては、回路層1aと同様、特に
制限されないが、例えば、粗化した絶縁樹脂層4a表面
に無電解めっき用の触媒を付与し、全面に無電解めっき
を析出させ、必要な場合には電気めっきによって回路導
体を必要な厚さにして、不要な箇所をエッチング除去し
て形成する方法や、めっき触媒を含有した絶縁樹脂層4
aを用いて、めっきレジストを形成して必要な箇所のみ
無電解めっきにより回路形成する方法、及びめっき触媒
を含有しない絶縁樹脂層4aを粗化し、めっき触媒を付
与した後めっきレジストを形成して必要な箇所のみ無電
解めっきにより回路形成する方法等を用いることができ
る。
【0029】なお、上記粗化の方法としては、酸化性粗
化液等に回路板を浸漬することで行うことができ、酸化
性粗化液としては、例えば、クロム/硫酸粗化液、アル
カリ過マンガン酸粗化液、フッ化ナトリウム/クロム/
硫酸粗化液、ホウフッ酸粗化液などが挙げられる。ま
た、この中和処理には、塩化第1錫の塩酸水溶液等に浸
漬することで行うことができる。また、パラジウム等の
めっき触媒の付与は、塩化パラジウム系のめっき触媒液
に回路板を浸漬することにより行うことができる。さら
に、無電解めっきは、無電解めっき液に浸漬することに
より行うことができ、好ましくは絶縁樹脂層4a上に厚
さが0.3〜1.5μmの無電解めっき層を析出させ
る。必要により、更に電気めっきを行う。無電解めっき
液としては、公知の無電解めっき液を使用することがで
き、特に制限はない。また、電気めっきについても公知
の方法によることができ特に制限はない。
【0030】また、絶縁樹脂層を銅箔付絶縁樹脂フィル
ムを用いて形成した場合は回路層1bをエッチング法に
より形成する。このエッチング法に特に制限はなく、厚
み3μmの極薄銅箔を用いたパターンめっき法を用いる
こともできる。
【0031】かくして回路層1aと回路層1bとがビア
ホール5aを介して電気的に層間接続される(図1―
(d)参照)。
【0032】以下、上記と同様にして、回路層1bの表
面処理を行い、絶縁樹脂層4bを回路層1b上に形成し
(図1ー(e)参照)、さらに絶縁樹脂層4bにビアホ
ール5bを形成し(図1ー(f)参照)、最後に絶縁樹
脂層4b上およびビアホール5b内壁に第3の回路層1
cを形成することで回路層1bと回路層1cとがビアホ
ール5bを介して電気的に層間接続される(図1ー
(g)参照)。
【0033】以下、更に同様の工程を繰り返して層数の
多い多層配線板を製造することができる。
【0034】
【実施例】実施例1 (1)ガラス布基材エポキシ樹脂両面銅張積層板(銅箔
の厚さ18μm、基板厚み0.8mmt、両面粗化箔を
両面に有する日立化成工業株式会社製MCL−E−67
(商品名))にエッチングを施して片面に回路層(以
下、第1の回路層とする)を有する回路板を作製した。
【0035】(2)下記組成の絶縁樹脂組成物を調整し
た。この時のエポキシ基に対する熱硬化剤の当量は1.
0当量とした。この絶縁樹脂組成物をPETフィルム上
に塗工し、100℃−10分乾燥して膜厚50±3μm
の絶縁樹脂付フィルムロールを作製した。さらに、絶縁
樹脂付フィルムを先に作製した回路板の片面に絶縁樹脂
組成物が第1の回路層と接するようにバッチ式真空加圧
ラミネーターMVLP−500(名機株式会社製、商品
名)を用いてラミネートすることにより第1の絶縁樹脂
層を形成した。
【0036】 ・ビフェニル系エポキシ樹脂、NC3000S−H (日本化薬株式会社製、商品名) 80重量部 ・カルボン酸変性アクリロニトリルブタジエンゴム、PNR−1H (JSR株式会社、商品名) 10重量部 ・熱硬化剤、ジシアンジアミド (日本カーバイド株式会社製、商品名) 2.9重量部 ・熱硬化剤、ノボラックフェノール樹脂、HP-850 (日立化成工業株式会社製、商品名) 14重量部 ・充填剤、水酸化アルミニウム(ハイジライトH−42M) (昭和電工株式会社製、商品名) 40重量部 ・イミダゾール誘導体化合物、2PZ−CNS(1−シアノエチル−2フェニル イミダゾリウムトリメリテート) (四国化成工業株式会社製、商品名) 0.3重量部 ・溶剤、メチルエチルケトン 40重量部 ジメチルホルムアミド 26重量部
【0037】(3)次に、PETフィルムを剥がした
後、170℃―60分の硬化条件で上記第1の絶縁樹脂
層を硬化した。
【0038】(4)この絶縁樹脂層に層間接続用のビア
ホールを日立ビアメカニクス製CO 2レーザー加工機
(LCO−1B21型)を用いて、ビーム径80μm、
周波数500Hzでパルス幅5μsec、ショット数7
の条件で加工して作製した。
【0039】(5)第1の絶縁樹脂層表面を粗化するた
めに、粗化液としてKMnO4:60g/L、NaO
H:40g/Lの水溶液を作製し、これを70℃に加温
したものに5分間浸漬処理する。引き続き、中和液(S
nCl2:30g/L、HCl:300ml/L)の水
溶液に室温で5分間浸漬処理して中和した。
【0040】(6)第1の絶縁樹脂層表面およびビアホ
ール内壁に第2の回路層を形成するために、まず、回路
板をPdCl2を含む無電解めっき用触媒であるHS−
202B(日立化成工業株式会社製、商品名)に室温―
10分間浸漬処理、水洗することで第1の絶縁樹脂層表
面にパラジウム触媒を付与した後、これを無電解銅めっ
きであるCUST−201めっき液(日立化成工業株式
会社製、商品名)に室温−15分間浸漬し、さらに硫酸
銅電解めっきを電流密度3A/dm2で室温−40分間
の条件で行い、銅めっきを20μm析出させた。その
後、アニールを180℃−30分間行うことで第1の絶
縁樹脂層表面およびビアホール内壁に厚さ20μmの導
体層を形成した。 次に、上記導体層の不要な箇所をエ
ッチング除去するために銅表面の酸化皮膜を#600の
バフロール研磨で除去した後、銅表面上にエッチングレ
ジスト(H−K425、日立化成工業株式会社製、商品
名)を100℃、0.5m/分、圧力0.5MPa・s
の条件でラミネートし、その後、エッチングレジストを
所定のパターンを有するフォトマスクを介して露光量8
0mJ/cm2で露光した。次いで、炭酸ナトリウム
1.0%水溶液の現像液を用いて、30℃、スプレー圧
力0.1MPa・s、現像時間60秒で現像し、さらに
水酸化ナトリウム水溶液でレジストを剥離し、乾燥す
る。そして、塩化第2鉄水溶液で銅をエッチングして所
定のパターンである第2の回路層を形成した。かかる第
2の回路層と第1の回路層はビアホールを介して電気的
に層間接続されている。
【0041】(7)さらに多層化するために、第2の回
路層表面を亜塩素酸ナトリウム:50g/l,NaO
H:20g/l、リン酸三ナトリウム:10g/lの水
溶液に85℃−20分間浸漬し、水洗して、80℃―2
0分間乾燥して第2の回路層上に酸化銅の凹凸を形成す
る。
【0042】(8)(2)〜(7)の工程を繰り返して
3層の多層配線板を作製した。
【0043】実施例2 (1)ガラス布基材エポキシ樹脂両面銅張積層板(銅箔
の厚さ18μm、基板厚み0.8mmt、両面粗化箔を
両面に有する日立化成工業株式会社製MCL−E−67
(商品名))にエッチングを施して片面に回路層(以
下、第1の回路層とする)を有する回路板を作製した。
【0044】(2)下記組成の絶縁樹脂組成物を調整し
た。この時のエポキシに対する熱硬化剤の当量は1.0
当量とした。この絶縁樹脂組成物を銅箔(GTS−1
8、古河電工株式会社製、商品名)の粗化面側に塗工
し、100℃−10分乾燥して膜厚50±3μmの銅箔
付絶縁樹脂フィルムを作製した。さらに、銅箔付絶縁樹
脂フィルムを先に作製した回路板の片面に絶縁樹脂組成
物が回路層と接するようにして、105トン高温プレス
(MHPC−V−105−610型、名機株式会社製、
商品名)を用いて、170℃、2.5MPa・s、昇温
時間2.5℃/分、保持時間60分、冷却時間30分で
プレスして第1の絶縁樹脂層を形成した。
【0045】 ・ビフェニル系エポキシ樹脂、NC3000S−H (日本化薬株式会社社製、商品名) 70重量部 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂、DER−331 (ダウケミカル株式会社、商品名) 10重量部 ・熱硬化剤、ジシアンジアミド (日本カーバイド株式会社製、商品名) 3.0重量部 ・熱硬化剤、ノボラックフェノール樹脂、HP−850 (日立化成工業株式会社製、商品名) 16重量部 ・充填剤、水酸化アルミニウム(ハイジライトH−42M) (昭和電工株式会社製、商品名) 40重量部 ・イミダゾール誘導体化合物、2PZ−CNS(1−シアノエチル−2フェニル イミダゾリウムトリメリテート) (四国化成工業株式会社製、商品名) 0.3重量部 ・溶剤、メチルエチルケトン 40重量部 ジメチルホルムアミド 26重量部
【0046】(3)次に、第1の絶縁樹脂層にビアホー
ルとなる箇所を穴開けするために、銅箔面上にエッチン
グレジスト(H−K425、日立化成工業株式会社製、
商品名)を100℃、0.5m/分、圧力0.5MPa
・sの条件でラミネートした。その後、エッチングレジ
ストをビアホール形成部分の銅がエッチングされる様に
作製されたフォトマスクを介して露光量80mJ/cm
2で露光した。次いで、炭酸ナトリウム1.0%水溶液
の現像液を用いて、30℃、スプレー圧力0.1MPa
・s、現像時間60秒で現像し、さらに水酸化ナトリウ
ム水溶液でエッチングレジストを剥離し、乾燥する。そ
して、塩化第2鉄水溶液で銅をエッチングしてビアホー
ルとなるべき箇所の銅箔がないパターンを作製した。
【0047】(4)さらに、銅箔がエッチングされた箇
所を日立ビアメカニクス製CO2レーザ加工機(LCO
−1B21型)を使用し、ビーム径80μm、周波数5
00Hzでパルス幅5μsec、ショット数10の条件
で加工してビアホール作製した。
【0048】(5)次に、銅箔をエッチングして第2の
回路層を形成するために、銅箔面上にエッチングレジス
ト(H−K425、日立化成工業株式会社製、商品名)
を100℃、0.5m/分、圧力0.5MPa・sの条
件でラミネートした。その後、エッチングレジストを所
定のパターンを有するフォトマスクを介して露光量80
mJ/cm2で露光した。次いで、炭酸ナトリウム1.
0%水溶液の現像液を用いて、30℃、スプレー圧力
0.1MPa・s、現像時間60秒で現像し、さらに水
酸化ナトリウム水溶液でレジストを剥離し、乾燥する。
そして、塩化第2鉄水溶液で銅をエッチングして所定の
パターンである第2の回路層を形成した。かかる第2の
回路層と第1の回路層はビアホールを介して電気的に層
間接続されている。
【0049】(6)さらに、多層化するために、第2の
回路層表面を、亜塩素酸ナトリウム:50g/l,Na
OH:20g/l、リン酸三ナトリウム:10g/lの
水溶液に85℃−20分間浸漬し、水洗して、80℃―
20分間乾燥して第2の回路層表面上に酸化銅の凹凸を
形成する。
【0050】(7)(2)〜(6)の工程を繰り返して
3層の多層配線板を作製した。
【0051】実施例3 実施例1において、熱硬化剤のジシアンジアミドとノボ
ラックフェノール樹脂(HP−850)の当量をエポキ
シ基に対して0.8当量になるように下記の量へ変更し
た。その他は、実施例1と同様にして多層配線板を作製
した。
【0052】 ・熱硬化剤、ジシアンジアミド (日本カーバイド株式会社製、商品名) 2.5重量部 ・熱硬化剤、ノボラックフェノール、HP-850 (日立化成工業株式会社製、商品名) 16重量部
【0053】比較例1 実施例1におけるエポキシ樹脂を、ビフェニル型エポキ
シ樹脂のNC3000S−H、80重量部からクレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂ESCN−190(住友化
学株式会社製、商品名)、80重量部へ全量置き換え
た。その他は実施例1と同様にして多層配線板を作製し
た。
【0054】比較例2 実施例2におけるエポキシ樹脂を、ビフェニル系エポキ
シ樹脂、NC3000S−Hを使用せずに、ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、DER−331(ダウケミカル
株式会社、商品名)単独とし、配合量を80重量部とし
た。その他は実施例2と同様にして多層配線板を作製し
た。
【0055】比較例3 実施例1における熱硬化剤の配合量について、ジシアン
ジアミドとノボラックフェノール樹脂(HP−850)
の当量をエポキシ基に対して1.6当量になるように下
記の量へ変更した。その他は、実施例1と同様にして多
層配線板を作製した。
【0056】 ・熱硬化剤、ジシアンジアミド (日本カーバイド株式会社製、商品名) 5.0重量部 ・熱硬化剤、ノボラックフェノール、HP−850 (日立化成工業株式会社製、商品名) 21重量部
【0057】以上の様にして作製した各多層配線板に用
いた絶縁樹脂組成物について、250℃のせん断弾性率
から求めた架橋点間分子量、伸び率、回路層との接着強
度、および冷熱サイクル試験下での耐クラック性、並び
に作製した各多層配線板について、不飽和雰囲気下での
絶縁信頼性、および288℃はんだ耐熱性の各試験を実
施した。各試験方法を下記に、これらの試験結果を表1
に示す。
【0058】[架橋点間分子量]実施例の絶縁樹脂組成
物を調整する工程で得られた絶縁樹脂組成物ワニスを銅
箔に塗工し、配線板作製と同様の熱処理を加える。そし
て、銅をエッチング除去して硬化した絶縁樹脂塗膜を得
た。
【0059】この絶縁樹脂塗膜を(株)レオロジ社製の
DVEスペクトラーDVE−4(MR−500型)広域
動的粘弾性測定装置を用いて、サンプル幅5.2mm、
チャック間距離20mm、周波数10Hz、振幅変位3.
0μm、引っ張りモード、昇温速度5.0℃/分、室温
〜300℃、ステップ2.0℃、正弦波歪:ストップ加
振、自動加重方式の条件で測定した。
【0060】ここで得られた250℃の貯蔵弾性率Eを
式−2のE=2G(1+σ) (σ:ポアソン比)を用
いてせん断弾性率Gに変換し、式−1のlogG≒7.0
+293ρ/Mc(ρ:材料の密度)に代入して架橋点
間分子量Mcを求めた。
【0061】[絶縁樹脂組成物の伸び率]実施例の絶縁
樹脂組成物を調整する工程で得られた絶縁樹脂組成物ワ
ニスを銅箔に塗工し、配線板作製と同様の熱処理を加え
る。そして、銅をエッチング除去して硬化した絶縁樹脂
塗膜を得た。この絶縁樹脂塗膜を幅10mm、長さ10
0mmに切断し、オートグラフ引っ張り試験(チャック間
距離50mm)により絶縁樹脂塗膜を引っ張り、破断す
るまでの伸びを求めた。
【0062】[回路層との接着強度]実施例の最外層を
形成する工程まで経た各試料について、最外層導体を幅
10mm、長さ50mm以上にカッターナイフで銅に切
り込みを入れる。そして、最外層の銅箔を剥がし、JI
S−C−6481に準じて、引き剥がし速度50mm/
分、引き剥がし方向90度で接着強度を測定した。
【0063】[耐クラック性]実施例の絶縁樹脂組成物
を調整する工程で得られた絶縁樹脂組成物ワニスを、日
立化成工業株式会社製MCL−E−67(基板厚み0.
8mmt、商品名)の銅箔をエッチングにより完全に溶
解、除去した基材の片面上に成形した。この絶縁樹脂付
き基板を実施例と同様に処理し、絶縁樹脂上に回路層を
形成する。そして回路層が2mm角に残るパターンを形
成するために銅面上にエッチングレジスト(H−K42
5、日立化成工業株式会社製、商品名)を100℃、
0.5m/分、圧力0.5MPa・sの条件でラミネー
トした後、回路層が2mm角に残るように作製されたフ
ォトマスクを介して露光量80mJ/cm2で露光し
た。次いで、炭酸ナトリウム1.0%水溶液の現像液を
用いて、30℃、スプレー圧力0.1MPa・s、現像
時間60秒で現像し、さらに水酸化ナトリウム水溶液で
レジストを剥離し、乾燥する。そして、塩化第2鉄水溶
液で銅をエッチングして回路層が2mm角となる耐クラ
ック性評価パターンを作製する。
【0064】この試料に対し−55℃〜125℃の冷熱
サイクル試験を実施し、顕微鏡で回路層の2mm角コー
ナー部に発生しやすい絶縁樹脂中のクラックを観察し、
クラックが入るまでのサイクル試験回数を測定した。
【0065】[絶縁信頼性]実施例で作製した多層配線
板において、絶縁樹脂層の層間方向に電圧印加できるよ
うに端子部にリード線をはんだ付けで固定する。そし
て、絶縁樹脂層の層間方向の絶縁抵抗を室温中で50
V、1分印加して測定する。さらに、これを試料とし、
130℃、85%RHの不飽和雰囲気下で直流電圧6V
を印加しながら所定時間で試料を取り出し、室温中で5
0V、1分印加して108Ω以上を示す時間を測定し
た。
【0066】[288℃はんだ耐熱性]実施例で作製し
た多層配線板を25mm角に切断し、288℃±2℃に
調整したはんだ浴に浮かべ、ふくれが発生するまでの時
間を測定した。
【0067】
【表1】
【0068】表1から、絶縁樹脂組成物の架橋点間分子
量が本発明の範囲内である実施例1〜3の多層配線板
は、耐クラック性はもちろん、その他の特性においても
全て優れていることがわかる。一方、絶縁樹脂組成物の
架橋点間分子量が本発明の範囲から外れた比較例1〜3
に示す多層配線板は、耐クラック性が悪くなり、その他
の特性についても悪化する傾向が確認できた。
【0069】
【発明の効果】したがって、本発明の製造方法によれ
ば、伸び率が大きく、かつ接着強度、耐クラック性、絶
縁信頼性、耐熱性に優れた多層配線板を得ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の範囲である絶縁樹脂組成物を用いて
多層配線板を製造する工程の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c 回路層 2 絶縁基板 3 回路板 4a、4b 絶縁樹脂層 5a、5b ビアホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡▲辺▼ 貴子 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 小川 信之 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4F006 AA35 AB34 BA08 CA08 DA04 5E346 AA06 AA12 AA15 AA26 AA38 AA43 BB01 CC09 CC32 DD02 DD12 DD22 DD32 EE02 EE06 EE07 EE14 EE18 EE31 EE33 EE35 EE38 FF04 GG02 GG15 GG16 GG17 GG22 GG27 GG28 HH07 HH11 HH18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層回路を有する基板上に絶縁層を形成
    し多層配線板を製造する方法において、多層配線板製造
    時と同様の熱履歴を与えた場合の250℃のせん断弾性
    率から求めた架橋点間分子量が300〜500である絶
    縁樹脂組成物を用いて前記絶縁層を形成することを特徴
    とする多層配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁樹脂組成物がエポキシ樹脂を全
    固形成分中40〜70重量%含み、かつ前記エポキシ樹
    脂の硬化剤をエポキシ基に対して0.5〜1.5当量含
    むことを特徴とする請求項1記載の多層配線板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁樹脂組成物を150〜190
    ℃、30〜90分間の条件で硬化することを特徴とする
    請求項1または2記載の多層配線板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁樹脂組成物をプラスチックフィ
    ルム上に塗工してなる絶縁樹脂フィルムを用いて前記絶
    縁層を形成することを特徴とする、請求項1〜3のいず
    れかに記載の多層配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記絶縁樹脂組成物を銅箔上に塗工して
    なる銅箔付絶縁樹脂フィルムを用いて前記絶縁層を形成
    することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載
    の多層配線板の製造方法。
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