JP2003309184A - 複合モジュール及びその製造方法 - Google Patents

複合モジュール及びその製造方法

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JP2003309184A
JP2003309184A JP2002116487A JP2002116487A JP2003309184A JP 2003309184 A JP2003309184 A JP 2003309184A JP 2002116487 A JP2002116487 A JP 2002116487A JP 2002116487 A JP2002116487 A JP 2002116487A JP 2003309184 A JP2003309184 A JP 2003309184A
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interlayer insulating
film
coil pattern
forming
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Kenichi Ota
謙一 太田
Masayuki Fujimoto
正之 藤本
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明では、インダクタとコンデンサとを同一
基板上に形成した複合モジュールにおいて、パワーアン
プなどの高周波モジュールに用いることが可能な複合モ
ジュール及びその製造方法を提供する 【解決手段】コンデンサとインダクタとを半導体基板の
面に対して異なる位置に配設すると共に、半導体基板と
インダクタとの間に磁性膜を形成する。そして、半導体
基板と磁性膜との間には、該半導体基板と磁性膜との距
離が最適となる厚さを有する第1の層間絶縁膜を形成
し、また、磁性膜とインダクタとの間には、該磁性膜と
インダクタとの距離が適切となる厚さを有する第2の層
間絶縁膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合モジュール及
びその製造方法に関し、特に高周波モジュールとして利
用することが可能な複合モジュール及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】基板上に機能の異なる複数の部品を搭載
した電子部品は、様々な分野で広く利用されると共に、
多機能化や小型化、低消費電力化など、利用する用途に
応じた様々な機能の向上が求められている。
【0003】このような電子部品としては、例えば、基
板上にインダクタ及びコンデンサを搭載した特開200
1−44778号公報に記載される電子部品が挙げら
れ、また、この電子部品は、図6及び図7に示すよう
に、次の様な工程を用いて形成される。
【0004】まず、図6(a)に示すように、Al23
などからなる絶縁性基板30上に、スパッタリング等を
用いて、Ptなどの導電性金属からなる下部電極31、
PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)やPST(スカンジウ
ム酸タンタル酸鉛)などの強誘電体材料からなる誘電体
層32、導電性金属からなる上部電極33を積層させ、
コンデンサを形成する。
【0005】次に、図6(b)に示すように、ポリイミ
ドなどの絶縁性材料を用いて第1の絶縁層34を形成
し、該絶縁層34上に、CoTaHfPdなどの強磁性
材料を用いて磁性膜35を形成した後、図6(c)に示
すように、絶縁性材料を用いて第2の絶縁層36を磁性
膜35上に形成する。
【0006】ここで、図7(a)に示すように、第2の
絶縁層36上に感光性ポリイミドなどを塗布してパター
ニングを行いレジスト37を形成し、図7(b)に示す
ように、レジスト37をマスクとしてパターニングを行
い、コイル形状の型38を形成した後、レジスト37を
除去する。
【0007】そして、図7(c)に示すように、コイル
形状の型38に電解メッキを用いて銅などの金属メッキ
を施し、コイル状の金属めっき層39(インダクタ)を
形成する。
【0008】ところで、近年、携帯電話機やPDA(P
ersonal DigitalAssistant)
など、様々な移動体携帯通信端末が我々の日常生活に欠
かせないものとなっており、多機能、小型化、低消費電
力化が進んでいる。
【0009】また、それに伴い、このような端末の主要
部品であるパワーアンプなどの高周波モジュールに対し
て、さらなる高周波化、小型化、低消費電力化、低価格
化が求められており、インダクタやコンデンサなど、従
来は、基板上に実装して高周波モジュールを構成してい
た様々な部品を素子として基板上に組み込む方法が考え
られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先ほど図面を
用いて説明した特開2001−4478号公報に記載さ
れる方法を用いてパワーアンプなどの高周波モジュール
を作成すると、次の様な問題が生じる。
【0011】まず、ナノグラニュラ磁性体薄膜に代表さ
れる高周波磁性体膜は、通常、導電性を有するため、イ
ンダクタに装荷して磁束を閉じ込め、インダクタンスを
上昇させようとすると、電磁界的に結合し、損失とな
る。
【0012】概略的には、図8(a)に示すように、イ
ンダクタと磁性膜との距離が狭くなると、磁束を閉じ込
める量が増え、インダクタンスが上がるが損失も増え、
共振周波数が下がり、また、インダクタと磁性膜との距
離が広がると、損失が減少し、共振周波数が上がるが装
荷の効果は小さくなる。
【0013】このため、使用する目的、仕様に応じてイ
ンダクタと磁性膜との間の距離を細かく制御して最適化
する必要がある。
【0014】しかし、先ほど図6及び図7を用いて説明
したようなエッチングを用いた方法では、絶縁層に正確
かつ均一な深さの型を形成することが困難なため、イン
ダクタと磁性膜との距離を正確に制御することは難し
く、さらに、モジュールの一層の小型化が求められてお
り、この小型化に伴って、インダクタと磁性膜との距離
を細かく制御することは、さらに困難となる。
【0015】次に、先ほど述べたインダクタと磁性膜と
の間で生じる現象と同様の現象は、磁性膜とその真下の
導電性の物質(この場合は、電極に相当)との間にも生
じる。
【0016】また、高周波モジュールなどのモジュール
では、通常、基板としてシリコンなど用いるため、磁性
膜とその真下の基板との間にもインダクタと磁性膜との
間で生じる現象と同様の現象が生じる。
【0017】磁性膜とその真下の導電性の物質との間で
生じる現象は、図8(b)に示すように、磁性膜と導電
性物質との距離が縮まるにつれて損失が増加し、共振周
波数が低下し、磁性膜と導電性物質との距離が広がるに
つれて損失が減少し、飽和するといった一方向性を有す
る。
【0018】ただし、磁性膜と導電性物質との距離が広
がるにつれてモジュールの厚みが増すなど、プロセス的
には好ましくないため、最適な位置を探す必要がある。
【0019】このように、高周波モジュールなど、コン
デンサとインダクタとを有する小型の複合モジュールで
は、インダクタと磁性膜との距離や、磁性膜とその真下
の導電性物質との距離を正確に制御する必要がある。
【0020】そこで本発明では、インダクタとコンデン
サとを同一基板上に形成した複合モジュールにおいて、
パワーアンプなどの高周波モジュールに用いることが可
能な複合モジュール及びその製造方法を提供することを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明における複合モジ
ュールは、半導体基板上に第1の電極層、誘電体層、第
2の電極層を積載して形成したコンデンサと磁性体材料
からなる磁性膜を具備した磁性膜装荷型インダクタとを
搭載した複合モジュールにおいて、磁性膜装荷型インダ
クタを、コンデンサの上で、かつ半導体基板の面に対し
てコンデンサと異なる位置に配設する。
【0022】この構成では、コンデンサとインダクタと
が半導体基板の面に対して異なる位置に配設されるた
め、複合化モジュールの厚さを薄く構成することができ
ると共に、コンデンサとインダクタとの間の距離を広く
取ることができる。
【0023】また、磁性膜装荷型インダクタは、導電体
からなるコイルパターンと、コイルパターンの下若しく
は上若しくは上下に層間絶縁膜を介して該コイルパター
ンに近接して配設された磁性体材料からなる磁性膜と、
を具備し、層間絶縁膜を形成する際の厚さを正確に制御
することで、コイルパターンと磁性膜との間の距離を正
確に制御することができる。
【0024】また、磁性膜は、磁性膜と半導体基板との
距離が適切となる厚みを有する層間絶縁膜上に配設され
ることで、磁性膜と半導体基板との距離が層間絶縁膜の
厚みによって適切な距離に保たれる。
【0025】また、コイルパターンは、複数のコイルパ
ターンを積層した多層構造のコイルパターンからなるこ
とにより、インダクタンス値の大きなインダクタを形成
することができる。
【0026】また、半導体基板上に第1の配線層を有
し、該第1の配線層は、磁性膜およびコイルパターンの
下部位置を除いて形成されていることにより、磁性膜と
半導体基板との距離が、磁性膜と磁性膜の真下に位置す
る導電性材料との距離となり、複合モジュールの薄型化
を図ることができる。
【0027】次に、本発明における複合モジュールの製
造方法は、半導体基板の表面に第1の絶縁層を形成する
工程と、第1の絶縁層上に下部電極、誘電膜、上部電極
を積層してコンデンサを形成する工程と、半導体基板及
びコンデンサ上に第2の絶縁層を形成する工程と、第2
の絶縁層を選択的に除去して第1の開口部を形成する工
程と、第1の開口部上に導電性材料を用いて第1の配線
層を形成する工程と、第1の層間絶縁層を形成し、該第
1の層間絶縁膜上の第1の配線層が形成された位置と異
なる位置に対応する位置に磁性膜を形成する工程と、第
1の層間絶縁層及び磁性膜上に第2の層間絶縁膜を形成
する工程と、磁性膜上方の第2の層間絶縁膜上にインダ
クタを形成する工程とを有する。
【0028】この構成では、コンデンサとインダクタと
が半導体基板の面に対して異なる位置に形成されるた
め、複合化モジュールの厚さを薄く構成することができ
ると共に、コンデンサとインダクタとの間の距離を広く
取ることができる。
【0029】また、インダクタを形成する工程は、磁性
膜上方の第2の層間絶縁膜上に第1のコイルパターンを
形成する工程と、第2の層間絶縁膜及び第1のコイルパ
ターン上に第3の層間絶縁膜を形成する工程と、所定の
個所にエッチングを施し、第1のコイルパターンの少な
くとも一部が露出する開口部を形成する工程と、開口部
を介して第1のコイルパターンと接続する第2のコイル
パターンを形成する工程とを具備することにより、イン
ダクタのインダクタンス値を増加させることができる。
【0030】また、第1の層間絶縁膜は、半導体基板と
磁性膜との距離が適切となる厚さで形成されることによ
り、第1の層間絶縁膜を形成する際の厚さを正確に制御
することで、半導体基板と磁性膜との間の距離を正確に
制御することができる。
【0031】また、第2の層間絶縁膜は、磁性膜と第1
のコイルパターンとの距離が適切となる厚さで形成され
ることにより、第2の層間絶縁膜を形成する際の厚さを
正確に制御することで、コイルと磁性膜との間の距離を
正確に制御することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる複合モジュ
ール及びその製造方法の実施の形態を添付図面を参照し
て詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明に係る複合モジュールの構
成の一例を示す断面図であり、図2及び図3は、本実施
の形態における複合モジュールの製造方法を示す断面図
である。
【0034】図1に示すように、本発明に係る複合モジ
ュールには、半導体基板1上に第1の絶縁層2を介して
載置された下部電極3、誘電膜4及び上部電極5からな
るコンデンサ6と、配線をコイル状に形成したコイルパ
ターンからなるコイル7と磁性体材料で形成された磁性
膜8とからなるインダクタ9とが配設されている。
【0035】ここで、インダクタ9は、コンデンサ6の
上方に配設されると共に、コンデンサ6とインダクタ9
とは、コンデンサ6及びインダクタ9が配設された半導
体基板1の面に対して重なることなく、異なる位置に配
設される。
【0036】そして、半導体基板1と磁性膜8との間に
は、第1の層間絶縁膜10が配設され、また、磁性膜8
とコイル7との間には、第2の層間絶縁膜11が配設さ
れている。
【0037】ここでインダクタ9と基板1との間には、
配線など、導電性材料からなる素子は配設されておら
ず、磁性膜の真下の導電性材料は、基板である。
【0038】このように本発明に係る複合モジュール
は、インダクタとコンデンサとが半導体基板の面に対し
て重なることなく異なる位置に配設されると共に、磁性
膜と基板との間には、絶縁性の材料のみが配設されるた
め、磁性膜とその真下の導電体との距離が磁性膜と半導
体基板との距離となり、複合モジュールを薄くすること
ができる。
【0039】そして、第1の層間絶縁膜を用いて磁性膜
と基板との距離を適切に確保しているため、インダクタ
と半導体基板との間に適切な距離が生まれ、また、半導
体基板の表面に第1の絶縁膜を介して形成されるコンデ
ンサとインダクタとの距離も十分に確保され、インダク
タとコンデンサとの相互干渉を防止することができる。
【0040】次に、図2及び図3を用いて本実施の形態
における複合モジュールの製造方法を説明する。
【0041】まず、図2(a)に示すように、シリコン
からなる半導体基板1の表面に酸化シリコンからなる第
1の絶縁層2を形成した後、所定の個所にスパッタリン
グを用いて白金電極を下部電極3として形成する。
【0042】そして、図2(b)に示すように、下部電
極3上にSTO(SrTiO3)を成長させて誘電膜4
を形成し、該誘電膜4上に上部電極5となる白金電極を
形成してコンデンサ6を作成する。
【0043】また、上部及び下部電極が形成された半導
体基板上に酸化シリコン膜からなる第2の絶縁層12を
形成し、選択的に第2の絶縁層12をエッチングして、
図2(c)に示すように、上部電極5の少なくとも一部
が露出する第1の開口部13を形成する。
【0044】ここで、スパッタリングを行い、図2
(d)に示すように、第1の開口部13及び所定の個所
にアルミニウムからなる第1の配線14を形成する。な
お、この配線は、半導体基板の面に対し、後にインダク
タを形成する位置に対応する位置と異なる位置に形成す
る。
【0045】そして、ポリイミドを塗布して第1の層間
絶縁層10を形成し、図2(e)に示すように、ナノグ
ラニュラ磁性体からなる磁性膜8を第1の層間絶縁膜1
0上の所定の位置に形成する。
【0046】ここで、第1の層間絶縁膜10は、半導体
基板1と磁性膜8との距離が最適となる厚さで形成さ
れ、また、磁性膜8と半導体基板1との間には、配線や
電極など、導電性材料からなる素子は、配設されていな
い。
【0047】また、第1の層間絶縁層10及び磁性膜8
上にポリイミドを塗布して第2の層間絶縁膜11を形成
した後、第1の層間絶縁層10及び第2の層間絶縁層1
1を選択的にエッチングして、第1の開口部13上に形
成された第1の配線14の少なくとも一部が露出する第
2の開口部15を形成する。
【0048】そして、スパッタリングを施し、図3
(a)に示すように、磁性膜8上方の第2の層間絶縁膜
11上にアルミニウムからなる第1のコイルパターン1
6を形成し、また、第2の開口部15上に第1の接続層
17を形成する。
【0049】なお、第2の層間絶縁膜11は、磁性膜8
と第1のコイルパターン16との距離が適切となる厚さ
で形成する。
【0050】ここで、第2の層間絶縁膜11、第1のコ
イルパターン16及び第1の接続層17上にポリイミド
を塗布して第3の層間絶縁膜18を形成した後、選択的
にエッチングを施して、図3(b)に示すように、コイ
ルパターン16及び第1の接続層17の少なくとも一部
が露出する第3の開口部19を形成する。
【0051】そして、アルミニウムなどの導電性材料を
用いてスパッタリングを施し、図3(c)に示すよう
に、第3の開口部19を介して第1のコイルパターン1
6と接続する第2のコイルパターン20を形成して、第
1のコイルパターン16と第2のコイルパターン20と
からなるコイル7を形成すると共に、第3の開口部19
を介して第1の接続層19と接続する第2の接続層21
を形成する。
【0052】ここで、コンデンサ6とコイル7とは、第
1の接続層17と第2の接続層21とを介して接続して
いる。
【0053】このように本実施の形態では、第1または
第2の層間絶縁層を形成する際の厚さを制御することに
よって基板と磁性膜または磁性膜とインダクタとの距離
を制御するため、それぞれの距離を容易かつ正確に制御
することができる。
【0054】また、コンデンサとインダクタとが基板平
面に対して重ならない位置に配設されるため、基板と磁
性層との距離を必要最小限の距離とすることが可能で、
複合モジュールの薄型化を図ることができる。
【0055】さらに、基板平面に対してインダクタとコ
ンデンサとが異なる位置に作成されると共に、基板と磁
性膜との距離を適切な距離とするとにより、コンデンサ
とインダクタとの距離が広がるため、インダクタとコン
デンサとの相互干渉を防止することができる。
【0056】加えて、コイルの平面的な大きさは、磁性
膜の面積によって限定されるが、第1のコイルと第2の
コイルとを接続してインダクタを形成することにより、
定められた面積内でインダクタのインダクタンス値を増
加させることができる。
【0057】なお、本実施の形態では、インダクタと基
板との間に磁性膜を形成しているが、図4(a)に示す
ように、インダクタ9の上方に磁性膜8を形成すること
もできる。
【0058】この際、第2のコイルパターン20と磁性
膜8との間に形成される第4の層間絶縁膜22は、コイ
ル7と磁性膜8との間が適切な距離となる厚さで形成さ
れる。
【0059】また、図4(b)に示すように、インダク
タの上方及び下方に磁性膜を形成することもでき、この
際、第1のコイルパターン16と磁性膜8−1との間に
形成される第2の層間絶縁膜11は、コイル7と磁性膜
8−1との間が適切な距離となる厚さで形成され、ま
た、第2のコイルパターン20と磁性膜8−2との間に
形成される第4の層間絶縁膜22は、コイル7と磁性膜
8−2との間が適切な距離となる厚さで形成される。
【0060】なお、本実施の形態では、スパッタリング
によって形成した第1のコイルパターンと第2のコイル
パターンとを接続してインダクタのコイルを形成してい
るが、図5(a)乃至(c)に示すように、一のコイル
パターンを用いてインダクタのコイルを形成することも
可能で、この構成では、さらなるモジュールの薄型化を
図ることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明では、磁性膜と基板との距離、及
び磁性膜とコンデンサとの距離を容易かつ正確に制御す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る複合モジュールの構成の一例を
示す断面図
【図2】 本実施の形態における複合モジュールの製造
方法を示す断面図
【図3】 本実施の形態における複合モジュールの製造
方法を示す断面図
【図4】 本発明に係る複合モジュールの他の構成の一
例を示す断面図
【図5】 本発明に係る複合モジュールの他の構成の一
例を示す断面図
【図6】 従来技術における複合モジュールの製造方法
を示す断面図
【図7】 従来技術における複合モジュールの製造方法
を示す断面図
【図8】 磁性膜とインダクタまたは導電性物質との距
離変化に伴う共振周波数、損失、インダクタンスの変化
を示すグラフ
【符号の説明】
1…半導体基板 2…第1の絶縁層 3、31…下部電極 4…誘電膜 5、33…上部電極 6…コンデンサ 7…コイル 8、35…磁性膜 9…インダクタ 10…第1の層間絶縁膜 11…第2の層間絶縁膜 12…第2の絶縁層 13…第1の開口部 14…第1の配線 15…第2の開口部 16…第1のコイルパターン 17…第1の接続層 18…第3の層間絶縁膜 19…第3の開口部 20…第2のコイルパターン 21…第2の接続層 22…第4の層間絶縁膜 30…絶縁性基板 32…誘電体層 34、36…絶縁層 37…レジスト 38…型 39…金属めっき層
フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 AC05 AC14 AZ04 CA05 CA16 EZ20 5F110 AA04 BB11 DD05 DD13 NN02 NN27 NN71 NN72

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1の電極層、誘電体
    層、第2の電極層を積載して形成したコンデンサと磁性
    体材料からなる磁性膜を具備した磁性膜装荷型インダク
    タとを搭載した複合モジュールにおいて、 前記磁性膜装荷型インダクタを、前記コンデンサの上
    で、かつ前記半導体基板の面に対して前記コンデンサと
    異なる位置に配設したことを特徴とする複合モジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記磁性膜装荷型インダクタは、 導電体からなるコイルパターンと、 前記コイルパターンの下若しくは上若しくは上下に層間
    絶縁膜を介して該コイルパターンに近接して配設された
    磁性体材料からなる磁性膜と、 を具備し、 前記層間絶縁膜の膜厚により前記コイルパターンと前記
    磁性膜との間の距離が調整されることを特徴とする請求
    項1記載の複合モジュール。
  3. 【請求項3】 前記磁性膜は、 前記磁性膜と前記半導体基板との距離が適切となる厚み
    を有する層間絶縁膜上に配設されていることを特徴とす
    る請求項2記載の複合モジュール。
  4. 【請求項4】 前記コイルパターンは、複数のコイルパ
    ターンを積層した多層構造のコイルパターンからなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の複合モジュール。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板上に第1の配線層を有
    し、該第1の配線層は、前記磁性膜および前記コイルパ
    ターンの下部位置を除いて 形成されていることを特徴とする請求項2記載の複合モ
    ジュール。
  6. 【請求項6】 半導体基板の表面に第1の絶縁層を形成
    する工程と、 前記第1の絶縁層上に下部電極、誘電膜、上部電極を積
    層してコンデンサを形成する工程と、 前記半導体基板及び前記コンデンサ上に第2の絶縁層を
    形成する工程と、 前記第2の絶縁層を選択的に除去して第1の開口部を形
    成する工程と、 前記第1の開口部上に導電性材料を用いて第1の配線層
    を形成する工程と、 第1の層間絶縁層を形成し、該第1の層間絶縁膜上の前
    記第1の配線層が形成された位置と異なる位置に対応す
    る位置に磁性膜を形成する工程と、 前記第1の層間絶縁層及び前記磁性膜上に第2の層間絶
    縁膜を形成する工程と、 前記磁性膜上方の前記第2の層間絶縁膜上にインダクタ
    を形成する工程とを有することを特徴とする複合モジュ
    ールの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記インダクタを形成する工程は、 前記磁性膜上方の前記第2の層間絶縁膜上に第1のコイ
    ルパターンを形成する工程と、 前記第2の層間絶縁膜及び前記第1のコイルパターン上
    に前記第3の層間絶縁膜を形成する工程と、 所定の個所にエッチングを施し、第1のコイルパターン
    の少なくとも一部が露出する開口部を形成する工程と、 前記開口部を介して前記第1のコイルパターンと接続す
    る第2のコイルパターンを形成する工程とを具備するこ
    とを特徴とする請求項6記載の複合モジュールの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記第1の層間絶縁膜は、 前記半導体基板と前記磁性膜との距離が適切となる厚さ
    に形成されることを特徴とする請求項6または7記載の
    複合モジュールの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の層間絶縁膜は、 前記磁性膜と前記第1のコイルパターンとの距離が適切
    となる厚さに形成されることを特徴とする請求項6また
    は7記載の複合モジュールの製造方法。
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