JP2003307679A - 投影光学系、露光装置および露光方法 - Google Patents

投影光学系、露光装置および露光方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的大きな像側開口数および投影視野を有
し且つ振動に対する機械的安定性などに優れた投影光学
系。 【解決手段】 第1面(R)の第1中間像を形成する第
1結像光学系(G1)と、凹面反射鏡(CM)を有し第
1中間像からの光束に基づいて第2中間像を形成する第
2結像光学系(G2)と、第2中間像からの光束に基づ
いて最終像を第2面(W)上に形成する第3結像光学系
(G3)とを備えている。そして、凹面反射鏡の有効直
径(Ec)や第1面と第2面との距離(L)や凹面反射
鏡と基準光軸(AX)との距離(H)について所定の条
件式を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投影光学系、露光
装置および露光方法に関し、特に半導体素子や液晶表示
素子などをフォトリソグラフィ工程で製造する際に使用
される投影露光装置に適した高解像の反射屈折型の投影
光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造するためのフォトリ
ソグラフィ工程において、フォトマスクまたはレチクル
(以下、総称して「レチクル」という)のパターン像
を、投影光学系を介して、フォトレジスト等が塗布され
たウェハ(またはガラスプレート等)上に露光する投影
露光装置が使用されている。そして、半導体素子等の集
積度が向上するにつれて、投影露光装置の投影光学系に
要求される解像力(解像度)が益々高まっている。その
結果、投影光学系の解像力に対する要求を満足するため
に、照明光(露光光)の波長を短くするとともに投影光
学系の開口数(NA)を大きくする必要がある。
【0003】たとえば、波長が180nm以下の露光光
を用いると、0.1μm以下の高解像を達成することが
可能である。しかしながら、照明光の波長が短くなると
光の吸収が顕著となり、実用に耐え得る硝材(光学材
料)の種類は限定される。特に、照明光の波長が180
nm以下になると、実用的に使用可能な硝材は蛍石だけ
に限定される。その結果、屈折型の投影光学系では、色
収差の補正が不可能となる。ここで、屈折型の光学系と
は、パワーを有する反射鏡(凹面反射鏡または凸面反射
鏡)を含むことなく、レンズ成分のような透過光学部材
だけを含む光学系である。
【0004】上述のように、単一の硝材からなる屈折型
の投影光学系では許容色収差に限界があり、レーザー光
源の極狭帯化が必須となる。この場合、レーザー光源の
コストの増大および出力の低下は免れない。また、屈折
光学系では、像面湾曲量を決定するペッツバール和(Pet
zval Summation)を0に近づけるために、多数の正レン
ズおよび負レンズを配置する必要がある。これに対し
て、凹面反射鏡は光を収束する光学素子として正レンズ
に対応するが、色収差が生じない点、およびペッツバー
ル和が負の値をとる(ちなみに正レンズは正の値をとる)
点において、正レンズとは異なる。
【0005】凹面反射鏡とレンズとを組み合わせて構成
された、いわゆる反射屈折光学系では、凹面反射鏡の上
述の特徴を光学設計上において最大限に活用し、単純な
構成にもかかわらず色収差の良好な補正や像面湾曲をは
じめとする諸収差の良好な補正が可能である。そこで、
本出願人は、たとえば国際公開WO01/65296号
公報において、投影露光装置に適した高解像の投影光学
系として、屈折型の第1結像光学系と反射屈折型の第2
結像光学系と屈折型の第3結像光学系とから構成された
3回結像型の反射屈折光学系を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、国際公
開WO01/65296号公報に開示された従来の投影
光学系では、その突起部を構成する反射屈折型の第2結
像光学系における凹面反射鏡の有効径が比較的大きいの
で、振動に対する機械的安定性が損なわれ易い。また、
凹面反射鏡に隣接して配置されるレンズの有効径も比較
的大きくなるので、このレンズを蛍石で形成する場合、
所定の特性を有する材料の入手およびその加工が容易で
はない。
【0007】また、従来の投影光学系では、物体面と像
面との距離(幾何学的距離)が比較的大きいので、振動
に対する機械的安定性が損なわれ易い。そして、露光装
置に搭載された場合に、レチクルとウェハとの距離が比
較的大きくなるので、操作性が損なわれ易く、クリーン
ルームの高さ制限を受け易い。さらに、たとえば200
nm以下の露光光を用いる露光装置に搭載された場合
に、比較的長い投影光路を不活性ガスで満たすことにな
り、不活性ガスのパージに対して不利である。
【0008】さらに、従来の投影光学系では、その突起
部を構成する反射屈折型の第2結像光学系における凹面
反射鏡から基準光軸(第1結像光学系および第3結像光
学系の光軸)までの距離が比較的大きい。その結果、振
動に対する機械的安定性が損なわれ易く、第2結像光学
系の組立に際して製造誤差が発生し易い。また、たとえ
ば200nm以下の露光光を用いる露光装置に搭載され
た場合に、比較的長い投影光路を不活性ガスで満たすこ
とになり、不活性ガスのパージに対して不利である。
【0009】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、比較的大きな像側開口数および投影視野を有
する3回結像型の反射屈折光学系であって、凹面反射鏡
の有効径が比較的小さく、振動に対する機械的安定性が
良好で、凹面反射鏡に隣接して配置される蛍石レンズの
製造が容易な構成を有する投影光学系を提供することを
目的とする。
【0010】また、比較的大きな像側開口数および投影
視野を有する3回結像型の反射屈折光学系であって、物
体面と像面との距離が比較的小さく、振動に対する機械
的安定性が良好で、露光装置に搭載された場合に操作性
が良好で且つ不活性ガスのパージに対して有利な構成を
有する投影光学系を提供することを目的とする。
【0011】さらに、3回結像型の反射屈折光学系であ
って、比較的大きな像側開口数および投影視野を有する
凹面反射鏡から基準光軸までの距離が比較的小さく、振
動に対する機械的安定性が良好で且つ組立誤差が発生し
難く、露光装置に搭載された場合に不活性ガスのパージ
に対して有利な構成を有する投影光学系を提供すること
を目的とする。
【0012】また、比較的大きな像側開口数および投影
視野を有し且つ振動に対する機械的安定性などに優れた
本発明の投影光学系を用いて、高解像で高精度な投影露
光を行うことのできる露光装置および露光方法を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1発明では、第1面の像を第2面上に形
成する投影光学系において、 前記第1面の第1中間像を形成するための第1結像光学
系と、少なくとも1つの凹面反射鏡を有し前記第1中間
像からの光束に基づいて第2中間像を形成するための第
2結像光学系と、前記第2中間像からの光束に基づいて
最終像を前記第2面上に形成するための第3結像光学系
とを備え、 前記凹面反射鏡の有効直径をEcとし、前記第2面上の
投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の像側
開口数をNaとするとき、 Ec/(Na×Ic)<10 の条件を満足することを特徴とする投影光学系を提供す
る。
【0014】本発明の第2発明では、第1面の像を第2
面上に形成する投影光学系において、前記第1面の第1
中間像を形成するための第1結像光学系と、少なくとも
1つの凹面反射鏡を有し前記第1中間像からの光束に基
づいて第2中間像を形成するための第2結像光学系と、
前記第2中間像からの光束に基づいて最終像を前記第2
面上に形成するための第3結像光学系とを備え、 前記第1面と前記第2面との距離をLとし、前記第2面
上の投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の
像側開口数をNaとするとき、 L/(Na×Ic)<63 の条件を満足することを特徴とする投影光学系を提供す
る。
【0015】第2発明の好ましい態様によれば、前記第
1結像光学系の光軸と前記第3結像光学系の光軸とがほ
ぼ一致するように設定され、 前記第1結像光学系と前記第2結像光学系と間の光路中
に配置された第1偏向鏡と、前記第2結像光学系と前記
第3結像光学系と間の光路中に配置された第2偏向鏡と
をさらに備えている。
【0016】本発明の第3発明では、第1面の像を第2
面上に形成する投影光学系において、前記第1面の第1
中間像を形成するための第1結像光学系と、少なくとも
1つの凹面反射鏡を有し前記第1中間像からの光束に基
づいて第2中間像を形成するための第2結像光学系と、
前記第2中間像からの光束に基づいて最終像を前記第2
面上に形成するための第3結像光学系と、前記第1結像
光学系と前記第2結像光学系と間の光路中に配置された
第1偏向鏡と、前記第2結像光学系と前記第3結像光学
系と間の光路中に配置された第2偏向鏡とを備え、 前記第1結像光学系の光軸と前記第3結像光学系の光軸
とがほぼ一致するように設定され、 前記凹面反射鏡の反射面の中心と前記第1結像光学系の
光軸との距離をHとし、前記第2面上の投影視野の有効
直径をIcとし、前記投影光学系の像側開口数をNaと
するとき、 H/(Na×Ic)<15.5 の条件を満足することを特徴とする投影光学系を提供す
る。
【0017】また、本発明の第4発明にかかる投影光学
系は、第1面と第2面とを光学的に共役にする投影光学
系であって、前記第1面と前記第2面との間の光路中に
配置される第1結像光学系と、前記第1結像光学系と前
記第2面との間の光路中に配置されて少なくとも1つの
凹面反射鏡を有する第2結像光学系と、前記第2結像光
学系と前記第2面との間の光路中に配置される第3結像
光学系とを備え、前記第1結像光学系と前記第2結像光
学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を
形成すると共に、前記第2結像光学系と前記第3結像光
学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を
形成し、前記凹面反射鏡の有効直径をEcとし、前記第
2面上の視野または投影視野の有効直径をIcとし、前
記投影光学系の前記第2面側の開口数をNaとすると
き、 Ec/(Na×Ic)<10 を満足するものである。
【0018】また、本発明の第5発明にかかる投影光学
系は、第1面と第2面とを光学的に共役にする投影光学
系であって、前記第1面と前記第2面との間の光路中に
配置される第1結像光学系と、前記第1結像光学系と前
記第2面との間の光路中に配置されて少なくとも1つの
凹面反射鏡を有する第2結像光学系と、前記第2結像光
学系と前記第2面との間の光路中に配置される第3結像
光学系とを備え、前記第1結像光学系と前記第2結像光
学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を
形成すると共に、前記第2結像光学系と前記第3結像光
学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役な面を
形成し、前記第1面と前記第2面との距離をLとし、前
記第2面上の視野または投影視野の有効直径をIcと
し、前記投影光学系の前記第2面側の開口数をNaとす
るとき、 L/(Na×Ic)<63 を満足するものである。
【0019】また、本発明の第6発明にかかる投影光学
系は、第1面と第2面とを光学的に共役にする投影光学
系であって、前記第1面と前記第2面との間の光路中に
配置される第1結像光学系と、前記第1結像光学系と前
記第2面との間の光路中に配置されて少なくとも1つの
凹面反射鏡を有する第2結像光学系と、前記第2結像光
学系と前記第2面との間の光路中に配置される第3結像
光学系と、前記第1結像光学系と前記第2結像光学系と
の間の光路中に配置された第1偏向鏡と、前記第2結像
光学系と前記第3結像光学系との間の光路中に配置され
た第2偏向鏡とを備え、前記第1結像光学系と前記第2
結像光学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役
な面を形成すると共に、前記第2結像光学系と前記第3
結像光学系との間の光路中に前記第1面と光学的に共役
な面を形成し、前記第1結像光学系の光軸と前記第3結
像光学系の光軸とがほぼ一致するように設定され、前記
凹面反射鏡の反射面の中心と前記第1結像光学系の光軸
との距離をHとし、前記第2面上の視野または投影視野
の有効直径をIcとし、前記投影光学系の前記第2面側
の開口数をNaとするとき、 H/(Na×Ic)<15.5 を満足するものである。
【0020】なお、上記第4発明乃至第6発明にかかる
投影光学系において、前記投影光学系の第1面側の開口
数よりも第2面側の開口数が大きく設定されていること
が好ましい。この場合、前記投影光学系は、前記第1面
の縮小像を前記第2面上に形成することが好ましい。
【0021】第1発明〜第6発明の好ましい態様によれ
ば、前記投影光学系は、少なくとも6つの非球面形状の
光学面を有する。また、前記第1結像光学系、前記第2
結像光学系および前記第3結像光学系は、それぞれ少な
くとも1つの非球面形状の光学面を有することが好まし
い。
【0022】本発明の第7発明では、前記第1面に設定
されたマスクを照明するための照明系と、前記マスクに
形成されたパターンの像を前記第2面に設定された感光
性基板上に形成するための第1発明〜第6発明の投影光
学系とを備えていることを特徴とする露光装置を提供す
る。この場合、前記感光性基板上における実効露光領域
は、前記第3結像光学系の光軸から所定距離だけ離れた
中心を有する矩形状の領域であることが好ましい。
【0023】本発明の第8発明では、前記第1面に設定
されたマスクを照明し、第1発明〜第6発明の投影光学
系を介して前記マスクに形成されたパターンの像を前記
第2面に設定された感光性基板上に投影露光することを
特徴とする露光方法を提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の典型的な態様に
したがう投影光学系の基本的な構成を説明するための図
である。なお、図1では、本発明の投影光学系が露光装
置に適用されているものとする。図1に示すように、本
発明の投影光学系は、第1面に配置された投影原版とし
てのレチクルRのパターンの第1中間像を形成するため
の屈折型の第1結像光学系G1を備えている。
【0025】第1結像光学系G1が形成する第1中間像
の形成位置の近傍には、第1光路折り曲げ鏡M1が配置
されている。第1光路折り曲げ鏡M1は、第1中間像へ
向かう光束または第1中間像からの光束を第2結像光学
系G2に向かって偏向する。第2結像光学系G2は、少
なくとも1つの凹面反射鏡CMを有し、第1中間像から
の光束に基づいて第2中間像(第1中間像の像であって
レチクルパターンの2次像)を第1中間像の形成位置の
近傍に形成する。
【0026】第2結像光学系G2が形成する第2中間像
の形成位置の近傍には、第2光路折り曲げ鏡M2が配置
されている。第2光路折り曲げ鏡M2は、第2中間像へ
向かう光束または第2中間像からの光束を屈折型の第3
結像光学系G3に向かって偏向する。ここで、第1光路
折り曲げ鏡M1の反射面と第2光路折り曲げ鏡M2の反
射面とは、空間的に重複しないように位置決めされてい
る。第3結像光学系G3は、第2中間像からの光束に基
づいて、レチクルRのパターン像(第2中間像の像であ
って投影光学系の最終像)を、第2面に配置された感光
性基板としてのウェハW上に形成する。
【0027】以下、本発明の各条件式を参照して、本発
明の構成についてさらに詳細に説明する。本発明の第1
発明では、上述の基本構成において、次の条件式(1)
を満足する。なお、条件式(1)において、Ecは、図
1に示すように、凹面反射鏡CMの有効直径である。ま
た、IcはウェハW上(第2面上)の投影視野の有効直
径であり、Naは投影光学系の像側(第2面側の)開口
数である。 Ec/(Na×Ic)<10 (1)
【0028】条件式(1)を満足することにより、3回
結像型の投影光学系において、その突起部を構成する第
2結像光学系G2における凹面反射鏡CMの有効直径E
cを比較的小さく抑えることができる。その結果、振動
に対する機械的安定性が良好で、凹面反射鏡CMに隣接
して配置される蛍石レンズの製造が容易な構成を有する
投影光学系を実現することができる。なお、条件式
(1)の上限値を9.7に設定し、その下限値を4に設
定することにより、振動に対する機械的安定性をさらに
向上させることができるとともに、凹面反射鏡CMに隣
接して配置される蛍石レンズの製造をさらに容易にする
ことができる。
【0029】また、本発明の第2発明では、上述の基本
構成において、次の条件式(2)を満足する。なお、条
件式(2)において、Lは、図1に示すように、レチク
ルRのパターン面(第1面:物体面)とウェハWの露光
面(第2面:像面)との間の距離(幾何学的距離)であ
る。また、上述したように、Icは投影視野の有効直径
であり、Naは像側開口数である。 L/(Na×Ic)<63 (2)
【0030】条件式(2)を満足することにより、3回
結像型の投影光学系において、物体面と像面との距離L
を比較的小さく抑えることができる。その結果、振動に
対する機械的安定性が良好で、露光装置に搭載された場
合に操作性が良好で且つ不活性ガスのパージに対して有
利な構成を有する投影光学系を実現することができる。
なお、条件式(2)の上限値を60に設定し、その下限
値を25に設定することにより、振動に対する機械的安
定性および操作性をさらに向上させることができるとと
もに、不活性ガスのパージに対してさらに有利になる。
【0031】また、本発明の第3発明では、上述の基本
構成において、第1結像光学系G1の光軸AX1と第3
結像光学系G3の光軸AX3とがほぼ一致するように設
定され、次の条件式(3)を満足する。なお、条件式
(3)において、Hは、図1に示すように、凹面反射鏡
CMの反射面の中心と第1結像光学系G1の光軸AX1
との距離である。また、上述したように、Icは投影視
野の有効直径であり、Naは像側開口数である。 H/(Na×Ic)<15.5 (3)
【0032】条件式(3)を満足することにより、3回
結像型の投影光学系において、その突起部を構成する第
2結像光学系G2における凹面反射鏡CMから基準光軸
(第1結像光学系の光軸AX1)までの距離Hを比較的
小さく抑えることができる。その結果、振動に対する機
械的安定性が良好で且つ組立誤差が発生し難く、露光装
置に搭載された場合に不活性ガスのパージに対して有利
な構成を有する投影光学系を実現することができる。な
お、条件式(3)の上限値を15.2に設定し、その下
限値を6.5に設定することにより、振動に対する機械
的安定性をさらに向上させ且つ組立誤差をさらに良好に
抑えることができるとともに、不活性ガスのパージに対
してさらに有利になる。
【0033】ところで、本発明において、収差補正をさ
らに良好に行うには、投影光学系が少なくとも6つの非
球面形状の光学面を有することが好ましい。また、投影
光学系を構成する各結像光学系の小型化を図るには、各
結像光学系がそれぞれ少なくとも1つの非球面形状の光
学面を有することが好ましい。
【0034】さらに、第2発明において、第1結像光学
系G1の光軸AX1と第3結像光学系G3の光軸AX3
とがほぼ一致するように設定されていることが好まし
い。この構成により、第1結像光学系G1を構成するす
べてのレンズおよび第3結像光学系G3を構成するすべ
てのレンズをほぼ単一の光軸に沿って配置することが、
ひいては重力によるレンズのたわみが回転対称になるよ
うに設定することが可能になり、光学調整により結像性
能の劣化を小さく抑えることが可能となる。
【0035】本発明の実施形態を、添付図面に基づいて
説明する。図2は、本発明の実施形態にかかる投影光学
系を備えた露光装置の構成を概略的に示す図である。な
お、図2において、投影光学系PLの基準光軸AXに平
行にZ軸を、基準光軸AXに垂直な面内において図2の
紙面に平行にY軸を、図2の紙面に垂直にX軸をそれぞ
れ設定している。
【0036】図示の露光装置は、紫外領域の照明光を供
給するための光源100として、たとえばF2レーザー
光源(発振中心波長157.6244nm)を備えてい
る。光源100から射出された光は、照明光学系ILを
介して、所定のパターンが形成されたレチクルRを均一
に照明する。なお、光源100と照明光学系ILとの間
の光路はケーシング(不図示)で密封されており、光源
100から照明光学系IL中の最もレチクル側の光学部
材までの空間は、露光光の吸収率が低い気体であるヘリ
ウムガスや窒素などの不活性ガスで置換されているか、
あるいはほぼ真空状態に保持されている。
【0037】レチクルRは、レチクルホルダRHを介し
て、レチクルステージRS上においてXY平面に平行に
保持されている。レチクルRには転写すべきパターンが
形成されており、パターン領域全体のうちX方向に沿っ
て長辺を有し且つY方向に沿って短辺を有する矩形状
(スリット状)のパターン領域が照明される。レチクル
ステージRSは、図示を省略した駆動系の作用により、
レチクル面(すなわちXY平面)に沿って二次元的に移
動可能であり、その位置座標はレチクル移動鏡RMを用
いた干渉計RIFによって計測され且つ位置制御される
ように構成されている。
【0038】レチクルRに形成されたパターンからの光
は、反射屈折型の投影光学系PLを介して、感光性基板
であるウェハW上にレチクルパターン像を形成する。ウ
ェハWは、ウェハテーブル(ウェハホルダ)WTを介し
て、ウェハステージWS上においてXY平面に平行に保
持されている。そして、レチクルR上での矩形状の照明
領域に光学的に対応するように、ウェハW上ではX方向
に沿って長辺を有し且つY方向に沿って短辺を有する矩
形状の露光領域にパターン像が形成される。ウェハステ
ージWSは、図示を省略した駆動系の作用によりウェハ
面(すなわちXY平面)に沿って二次元的に移動可能で
あり、その位置座標はウェハ移動鏡WMを用いた干渉計
WIFによって計測され且つ位置制御されるように構成
されている。
【0039】図3は、ウェハ上に形成される矩形状の露
光領域(すなわち実効露光領域)と基準光軸との位置関
係を示す図である。本実施形態の各実施例では、図3に
示すように、基準光軸AXを中心とした半径Bを有する
円形状の領域(イメージサークル)IF内において、基
準光軸AXから−Y方向に軸外し量Aだけ離れた位置に
所望の大きさを有する矩形状の実効露光領域ERが設定
されている。ここで、実効露光領域ERのX方向の長さ
はLXであり、そのY方向の長さはLYである。
【0040】換言すると、各実施例では、基準光軸AX
から−Y方向に軸外し量Aだけ離れた位置に所望の大き
さを有する矩形状の実効露光領域ERが設定され、基準
光軸AXを中心として実効露光領域ERを包括するよう
に円形状のイメージサークルIFの半径Bが規定されて
いる。したがって、図示を省略したが、これに対応し
て、レチクルR上では、基準光軸AXから−Y方向に軸
外し量Aに対応する距離だけ離れた位置に実効露光領域
ERに対応した大きさおよび形状を有する矩形状の照明
領域(すなわち実効照明領域)が形成されていることに
なる。
【0041】また、図示の露光装置では、投影光学系P
Lを構成する光学部材のうち最もレチクル側に配置され
た光学部材(各実施例ではレンズL11)と最もウェハ
側に配置された光学部材(各実施例ではレンズL31
3)との間で投影光学系PLの内部が気密状態を保つよ
うに構成され、投影光学系PLの内部の気体はヘリウム
ガスや窒素などの不活性ガスで置換されているか、ある
いはほぼ真空状態に保持されている。
【0042】さらに、照明光学系ILと投影光学系PL
との間の狭い光路には、レチクルRおよびレチクルステ
ージRSなどが配置されているが、レチクルRおよびレ
チクルステージRSなどを密封包囲するケーシング(不
図示)の内部に窒素やヘリウムガスなどの不活性ガスが
充填されているか、あるいはほぼ真空状態に保持されて
いる。
【0043】また、投影光学系PLとウェハWとの間の
狭い光路には、ウェハWおよびウェハステージWSなど
が配置されているが、ウェハWおよびウェハステージW
Sなどを密封包囲するケーシング(不図示)の内部に窒
素やヘリウムガスなどの不活性ガスが充填されている
か、あるいはほぼ真空状態に保持されている。このよう
に、光源100からウェハWまでの光路の全体に亘っ
て、露光光がほとんど吸収されることのない雰囲気が形
成されている。
【0044】上述したように、投影光学系PLによって
規定されるレチクルR上の照明領域およびウェハW上の
露光領域(すなわち実効露光領域ER)は、Y方向に沿
って短辺を有する矩形状である。したがって、駆動系お
よび干渉計(RIF、WIF)などを用いてレチクルR
およびウェハWの位置制御を行いながら、矩形状の露光
領域および照明領域の短辺方向すなわちY方向に沿って
レチクルステージRSとウェハステージWSとを、ひい
てはレチクルRとウェハWとを同じ方向へ(すなわち同
じ向きへ)同期的に移動(走査)させることにより、ウ
ェハW上には露光領域の長辺に等しい幅を有し且つウェ
ハWの走査量(移動量)に応じた長さを有する領域に対
してレチクルパターンが走査露光される。
【0045】本実施形態の各実施例において、投影光学
系PLは、第1面に配置されたレチクルRのパターンの
第1中間像を形成するための屈折型の第1結像光学系G
1と、凹面反射鏡CMと2つの負レンズとから構成され
て第1中間像とほぼ等倍の第2中間像(第1中間像のほ
ぼ等倍像であってレチクルパターンの2次像)を形成す
るための第2結像光学系G2と、第2中間像からの光に
基づいて第2面に配置されたウェハW上にレチクルパタ
ーンの最終像(レチクルパターンの縮小像)を形成する
ための屈折型の第3結像光学系G3とを備えている。
【0046】なお、各実施例において、第1結像光学系
G1と第2結像光学系G2との間の光路中において第1
中間像の形成位置の近傍には、第1結像光学系G1から
の光を第2結像光学系G2に向かって偏向するための第
1光路折り曲げ鏡M1が配置されている。また、第2結
像光学系G2と第3結像光学系G3との間の光路中にお
いて第2中間像の形成位置の近傍には、第2結像光学系
G2からの光を第3結像光学系G3に向かって偏向する
ための第2光路折り曲げ鏡M2が配置されている。
【0047】また、各実施例において、第1結像光学系
G1は直線状に延びた光軸AX1を有し、第3結像光学
系G3は直線状に延びた光軸AX3を有し、光軸AX1
と光軸AX3とは共通の単一光軸である基準光軸AXと
一致するように設定されている。なお、基準光軸AX
は、重力方向(すなわち鉛直方向)に沿って位置決めさ
れている。その結果、レチクルRおよびウェハWは、重
力方向と直交する面すなわち水平面に沿って互いに平行
に配置されている。加えて、第1結像光学系G1を構成
するすべてのレンズおよび第3結像光学系G3を構成す
るすべてのレンズも、基準光軸AX上において水平面に
沿って配置されている。
【0048】一方、第2結像光学系G2も直線状に延び
た光軸AX2を有し、この光軸AX2は基準光軸AXと
直交するように設定されている。さらに、第1光路折り
曲げ鏡M1および第2光路折り曲げ鏡M2はともに平面
状の反射面を有し、2つの反射面を有する1つの光学部
材(1つの光路折り曲げ鏡)として一体的に構成されて
いる。この2つの反射面の交線(厳密にはその仮想延長
面の交線)が第1結像光学系G1のAX1、第2結像光
学系G2のAX2、および第3結像光学系G3のAX3
と一点で交わるように設定されている。各実施例では第
1光路折り曲げ鏡M1および第2光路折り曲げ鏡M2が
ともに表面反射鏡として構成されている。
【0049】各実施例において、投影光学系PLを構成
するすべての屈折光学部材(レンズ成分)には蛍石(C
aF2結晶)を使用している。また、露光光であるF2
レーザー光の発振中心波長は157.6244nmであ
り、157.6244nm付近においてCaF2の屈折
率は、+1pmの波長変化あたり−2.6×10-6の割
合で変化し、−1pmの波長変化あたり+2.6×10
-6の割合で変化する。換言すると、157.6244n
m付近において、CaF2の屈折率の分散(dn/d
λ)は、2.6×10-6/pmである。
【0050】したがって、各実施例において、中心波長
157.6244nmに対するCaF2の屈折率は1.
55930666であり、157.6244nm+1p
m=157.6254nmに対するCaF2の屈折率は
1.55930406であり、157.6244nm−
1pm=157.6234nmに対するCaF2の屈折
率は1.55930926である。
【0051】また、各実施例において、非球面は、光軸
に垂直な方向の高さをyとし、非球面の頂点における接
平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸に沿
った距離(サグ量)をzとし、頂点曲率半径をrとし、
円錐係数をκとし、n次の非球面係数をCnとしたと
き、以下の数式(a)で表される。各実施例において、
非球面形状に形成されたレンズ面には面番号の右側に*
印を付している。
【0052】
【数1】 z=(y2/r)/[1+{1−(1+κ)・y2/r21/2] +C4・y4+C6・y6+C8・y8+C10・y10 +C12・y12+C14・y14 (a)
【0053】[第1実施例]図4は、本実施形態の第1
実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図であ
る。図4を参照すると、第1実施例にかかる投影光学系
PLにおいて第1結像光学系G1は、レチクル側から順
に、両凸レンズL11と、ウェハ側に非球面形状の凹面
を向けた正メニスカスレンズL12と、レチクル側に凸
面を向けた正メニスカスレンズL13と、レチクル側に
凸面を向けた正メニスカスレンズL14と、レチクル側
に凹面を向けた負メニスカスレンズL15と、レチクル
側に凹面を向けた正メニスカスレンズL16と、レチク
ル側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL
17と、レチクル側に凹面を向けた正メニスカスレンズ
L18と、両凸レンズL19と、ウェハ側に非球面形状
の凹面を向けた正メニスカスレンズL110とから構成
されている。
【0054】また、第2結像光学系G2は、光の進行往
路に沿ってレチクル側(すなわち入射側)から順に、レ
チクル側に非球面形状の凹面を向けた負メニスカスレン
ズL21と、レチクル側に凹面を向けた負メニスカスレ
ンズL22と、凹面反射鏡CMとから構成されている。
【0055】さらに、第3結像光学系G3は、光の進行
方向に沿ってレチクル側から順に、レチクル側に凹面を
向けた正メニスカスレンズL31と、両凸レンズL32
と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカス
レンズL33と、両凹レンズL34と、レチクル側に非
球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL35と、
ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレン
ズL36と、開口絞りASと、両凸レンズL37と、レ
チクル側に凹面を向けた負メニスカスレンズL38と、
両凸レンズL39と、レチクル側に凸面を向けた正メニ
スカスレンズL310と、ウェハ側に非球面形状の凹面
を向けた正メニスカスレンズL311と、レチクル側に
凸面を向けた正メニスカスレンズL312と、ウェハ側
に平面を向けた平凸レンズL313とから構成されてい
る。
【0056】次の表(1)に、第1実施例にかかる投影
光学系PLの諸元の値を掲げる。表(1)において、λ
は露光光の中心波長を、βは投影倍率(全系の結像倍
率)を、NAは像側(ウェハ側)開口数を、Bはウェハ
W上でのイメージサークルIFの半径を、Aは実効露光
領域ERの軸外し量を、LXは実効露光領域ERのX方
向に沿った寸法(長辺の寸法)を、LYは実効露光領域
ERのY方向に沿った寸法(短辺の寸法)をそれぞれ表
している。
【0057】また、面番号は物体面(第1面)であるレ
チクル面から像面(第2面)であるウェハ面への光線の
進行する方向に沿ったレチクル側からの面の順序を、r
は各面の曲率半径(非球面の場合には頂点曲率半径:m
m)を、dは各面の軸上間隔すなわち面間隔(mm)
を、EDは各面の有効直径(mm)を、nは中心波長に
対する屈折率をそれぞれ示している。
【0058】なお、面間隔dは、反射される度にその符
号を変えるものとする。したがって、面間隔dの符号
は、第1光路折り曲げ鏡M1の反射面から凹面反射鏡C
Mまでの光路中および第2光路折り曲げ鏡M2の反射面
から像面までの光路中では負とし、その他の光路中では
正としている。そして、第1結像光学系G1では、レチ
クル側に向かって凸面の曲率半径を正とし、凹面の曲率
半径を負としている。一方、第3結像光学系G3では、
レチクル側に向かって凹面の曲率半径を正とし、凸面の
曲率半径を負としている。さらに、第2結像光学系G2
では、光の進行往路に沿ってレチクル側(すなわち入射
側)に向かって凹面の曲率半径を正とし、凸面の曲率半
径を負としている。なお、表(1)における表記は、以
降の表(2)においても同様である。
【0059】
【表1】 (主要諸元) λ=157.6244nm β=−0.25 NA=0.85 B=14.4mm A=3mm LX=25mm LY=4mm (光学部材諸元) 面番号 r d ED n (レチクル面) 103.3533 1 374.9539 27.7555 163.8 1.559307 (L11) 2 -511.3218 2.0000 165.0 3 129.8511 41.0924 164.3 1.559307 (L12) 4* 611.8828 20.1917 154.3 5 93.6033 29.7405 128.2 1.559307 (L13) 6 121.8341 16.0140 110.0 7 83.6739 21.7064 92.3 1.559307 (L14) 8 86.7924 42.9146 73.8 9 -112.0225 15.4381 71.1 1.559307 (L15) 10 -183.1783 9.7278 86.8 11 -103.9725 24.6160 92.2 1.559307 (L16) 12 -79.4102 26.3046 108.7 13* -166.4447 35.1025 137.8 1.559307 (L17) 14 -112.7568 1.0007 154.4 15 -230.1701 28.4723 161.5 1.559307 (L18) 16 -132.8952 1.0000 168.4 17 268.5193 29.4927 167.1 1.559307 (L19) 18 -678.1883 1.0000 164.3 19 155.2435 26.5993 150.3 1.559307 (L110) 20* 454.2151 61.5885 139.9 21 ∞ -238.9300 (M1) 22* 140.0521 -22.7399 124.5 1.559307 (L21) 23 760.9298 -44.1777 146.1 24 109.3587 -16.0831 159.6 1.559307 (L22) 25 269.5002 -22.7995 207.8 26 159.8269 22.7995 213.7 (CM) 27 269.5002 16.0831 209.4 1.559307 (L22) 28 109.3587 44.1777 168.2 29 760.9298 22.7399 162.0 1.559307 (L21) 30* 140.0521 238.9300 143.2 31 ∞ -67.1481 (M2) 32 2064.4076 -20.4539 154.9 1.559307 (L31) 33 264.1465 -1.1114 160.0 34 -236.9696 -36.6315 174.4 1.559307 (L32) 35 548.0272 -14.7708 174.4 36 -261.5738 -23.7365 167.9 1.559307 (L33) 37* -844.5946 -108.7700 162.5 38 192.9421 -16.1495 127.7 1.559307 (L34) 39 -139.0423 -71.8678 128.7 40* 1250.0000 -43.1622 165.7 1.559307 (L35) 41 185.8787 -1.0000 180.1 42 -206.0962 -27.6761 195.0 1.559307 (L36) 43* -429.3688 -30.3562 191.8 44 ∞ -4.0000 196.8 (AS) 45 -1246.9477 -40.5346 199.6 1.559307 (L37) 46 229.5046 -19.2328 202.5 47 153.1781 -18.0000 201.4 1.559307 (L38) 48 200.0000 -1.0000 213.1 49 -1605.7826 -25.8430 215.0 1.559307 (L39) 50 497.7325 -1.0000 214.9 51 -232.1186 -31.8757 204.9 1.559307 (L310) 52 -993.7015 -1.0000 198.1 53 -142.9632 -44.5398 178.7 1.559307 (L311) 54* -3039.5137 -3.0947 162.7 55 -139.2455 -27.2564 134.5 1.559307 (L312) 56 -553.1425 -4.2798 116.2 57 -1957.7823 -37.0461 110.3 1.559307 (L313) 58 ∞ -11.0000 63.6 (ウェハ面) (非球面データ) 4面 κ=0 C4=4.21666×10-8 6=−1.01888×10-128=5.29072×10-1710=−3.39570×10-2112=1.32134×10-2614=7.93780×10-30 13面 κ=0 C4=4.18420×10-8 6=−4.00795×10-128=−2.47055×10-1610=4.90976×10-2012=−3.51046×10-2414=1.02968×10-28 20面 κ=0 C4=6.37212×10-8 6=−1.22343×10-128=3.90077×10-1710=2.04618×10-2112=−5.11335×10-2514=3.76884×10-29 22面および30面(同一面) κ=0 C4=−6.69423×10-8 6=−1.77134×10-148=2.85906×10-1710=8.86068×10-2112=1.42191×10-2614=6.35242×10-29 37面 κ=0 C4=−2.34854×10-8 6=−3.60542×10-138=−1.45752×10-1710=−1.33699×10-2112=1.94350×10-2614=−1.21690×10-29 40面 κ=0 C4=5.39302×10-8 6=−7.58468×10-138=−1.47196×10-1710=−1.32017×10-2112=0 C14=0 43面 κ=0 C4=−2.36659×10-8 6=−4.34705×10-138=2.16318×10-1810=9.11326×10-2212=−1.95020×10-2614=0 54面 κ=0 C4=−3.78066×10-8 6=−3.03038×10-138=3.38936×10-1710=−6.41494×10-2112=4.14101×10-2514=−1.40129×10-29 (条件式対応値) Na=0.85 Ic=28.8mm Ec=213.7mm L=1300mm H=344.7mm (1)Ec/(Na×Ic)=8.73 (2)L/(Na×Ic)=53.1 (3)H/(Na×Ic)=14.1
【0060】図5は、第1実施例における横収差を示す
図である。収差図において、Yは像高を、実線は中心波
長157.6244nmを、破線は157.6244n
m+1pm=157.6254nmを、一点鎖線は15
7.6244nm−1pm=157.6234nmをそ
れぞれ示している。なお、図5における表記は、以降の
図7においても同様である。図5の収差図から明らかな
ように、第1実施例では、比較的大きな像側開口数(N
A=0.85)および投影視野(有効直径=28.8m
m)を確保しているにもかかわらず、波長幅が157.
6244nm±1pmの露光光に対して色収差が良好に
補正されていることがわかる。
【0061】[第2実施例]図6は、本実施形態の第2
実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図であ
る。図6を参照すると、第2実施例にかかる投影光学系
PLにおいて第1結像光学系G1は、レチクル側から順
に、両凸レンズL11と、ウェハ側に非球面形状の凹面
を向けた正メニスカスレンズL12と、レチクル側に凸
面を向けた正メニスカスレンズL13と、レチクル側に
凸面を向けた正メニスカスレンズL14と、レチクル側
に凹面を向けた負メニスカスレンズL15と、レチクル
側に凹面を向けた正メニスカスレンズL16と、レチク
ル側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL
17と、レチクル側に凹面を向けた正メニスカスレンズ
L18と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレン
ズL19と、ウェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メ
ニスカスレンズL110とから構成されている。
【0062】また、第2結像光学系G2は、光の進行往
路に沿ってレチクル側(すなわち入射側)から順に、ウ
ェハ側(すなわち射出側)に非球面形状の凸面を向けた
負メニスカスレンズL21と、レチクル側に凹面を向け
た負メニスカスレンズL22と、凹面反射鏡CMとから
構成されている。
【0063】さらに、第3結像光学系G3は、光の進行
方向に沿ってレチクル側から順に、レチクル側に凹面を
向けた正メニスカスレンズL31と、レチクル側に凸面
を向けた正メニスカスレンズL32と、ウェハ側に非球
面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズL33と、両
凹レンズL34と、レチクル側に非球面形状の凹面を向
けた正メニスカスレンズL35と、ウェハ側に非球面形
状の凹面を向けた正メニスカスレンズL36と、開口絞
りASと、両凸レンズL37と、レチクル側に凹面を向
けた負メニスカスレンズL38と、レチクル側に平面を
向けた平凸レンズL39と、両凸レンズL310と、ウ
ェハ側に非球面形状の凹面を向けた正メニスカスレンズ
L311と、レチクル側に凸面を向けた正メニスカスレ
ンズL312と、ウェハ側に平面を向けた平凸レンズL
313とから構成されている。
【0064】次の表(2)に、第2実施例にかかる投影
光学系PLの諸元の値を掲げる。
【0065】
【表2】 (主要諸元) λ=157.6244nm β=−0.25 NA=0.85 B=14.4mm A=3mm LX=25mm LY=4mm (光学部材諸元) 面番号 r d ED n (レチクル面) 64.8428 1 183.9939 26.4947 150.2 1.559307 (L11) 2 -3090.3604 74.3108 149.6 3 168.6161 21.2848 138.4 1.559307 (L12) 4* 630.6761 41.2206 134.6 5 78.6721 17.8201 104.9 1.559307 (L13) 6 104.6154 6.3217 96.2 7 61.9289 28.1473 86.0 1.559307 (L14) 8 71.5027 31.3308 64.2 9 -62.9418 14.1300 60.6 1.559307 (L15) 10 -108.5396 4.2959 74.5 11 -87.0095 32.7581 76.6 1.559307 (L16) 12 -74.4464 51.3253 99.3 13* -187.4766 24.0651 136.3 1.559307 (L17) 14 -108.3982 1.0000 142.6 15 -377.3605 23.5413 145.7 1.559307 (L18) 16 -140.1956 1.0164 148.0 17 160.9494 18.0355 135.5 1.559307 (L19) 18 331.3044 1.0260 130.4 19 201.2009 17.3139 127.3 1.559307 (L110) 20* 1155.1346 61.5885 121.3 21 ∞ -240.7562 (M1) 22 116.6324 -19.2385 137.5 1.559307 (L21) 23* 765.4623 -38.0668 169.7 24 116.0112 -16.0000 174.7 1.559307 (L22) 25 208.8611 -16.2875 217.3 26 159.0966 16.2875 221.6 (CM) 27 208.8611 16.0000 218.2 1.559307 (L22) 28 116.0112 38.0668 178.5 29* 765.4623 19.2385 176.3 1.559307 (L21) 30 116.6324 240.7562 146.6 31 ∞ -73.9823 (M2) 32 15952.4351 -21.9279 141.9 1.559307 (L31) 33 221.6147 -1.6265 146.7 34 -170.0000 -28.2387 160.5 1.559307 (L32) 35 -2153.8066 -1.1124 159.1 36 -160.8559 -28.5266 155.6 1.559307 (L33) 37* -834.7245 -45.2078 148.5 38 1304.0831 -14.2927 128.0 1.559307 (L34) 39 -93.4135 -146.1958 117.0 40* 175.1344 -22.0000 165.4 1.559307 (L35) 41 145.1494 -1.0000 174.1 42 -232.7162 -21.0326 186.2 1.559307 (L36) 43* -962.4639 -32.8327 184.5 44 ∞ -4.0000 192.0 (AS) 45 -293.0118 -42.6744 202.2 1.559307 (L37) 46 344.3350 -21.8736 202.3 47 162.4390 -17.9036 201.6 1.559307 (L38) 48 206.7120 -1.0000 210.1 49 ∞ -23.2771 207.3 1.559307 (L39) 50 394.6389 -1.0000 206.7 51 -364.5931 -25.4575 195.0 1.559307 (L310) 52 1695.8753 -1.0000 190.6 53 -151.9499 -29.0060 166.5 1.559307 (L311) 54* -800.0000 -1.0000 157.0 55 -101.8836 -29.0009 129.3 1.559307 (L312) 56 -220.0926 -6.7987 109.7 57 -637.4367 -33.9854 104.6 1.559307 (L313) 58 ∞ -11.0000 63.6 (ウェハ面) (非球面データ) 4面 κ=0 C4=−5.82127×10-8 6=7.43324×10-128=1.66683×10-1610=−6.92313×10-2012=7.59553×10-2414=−2.90130×10-28 13面 κ=0 C4=4.61119×10-8 6=−2.94123×10-128=−3.08971×10-1610=3.40062×10-2012=−7.92879×10-2514=−3.73655×10-29 20面 κ=0 C4=7.74732×10-8 6=−1.87264×10-128=5.25870×10-1810=7.64495×10-2112=−1.54608×10-2414=1.16429×10-28 23面および29面(同一面) κ=0 C4=1.71787×10-8 6=−1.00831×10-128=6.81668×10-1710=−4.54274×10-2112=2.14951×10-2514=−5.27655×10-30 37面 κ=0 C4=−8.55990×10-8 6=2.03164×10-128=−1.01068×10-1610=4.37342×10-2112=−5.20851×10-2514=3.52294×10-29 40面 κ=0 C4=−2.65087×10-8 6=3.08588×10-128=−1.60002×10-1610=4.28442×10-2112=−1.49471×10-2514=1.52838×10-29 43面 κ=0 C4=−8.13827×10-8 6=2.93566×10-128=−1.87648×10-1610=1.16989×10-2012=−3.92008×10-2514=1.10470×10-29 54面 κ=0 C4=−3.31812×10-8 6=−1.41360×10-128=1.50076×10-1610=−1.60509×10-2012=8.20119×10-2514=−2.18053×10-29 (条件式対応値) Na=0.85 Ic=28.8mm Ec=221.6mm L=1250mm H=330.3mm (1)Ec/(Na×Ic)=9.05 (2)L/(Na×Ic)=51.1 (3)H/(Na×Ic)=13.5
【0066】図7は、第2実施例における横収差を示す
図である。第2実施例においても第1実施例と同様に、
比較的大きな像側開口数(NA=0.85)および投影
視野(有効直径=28.8mm)を確保しているにもか
かわらず、波長幅が157.6244nm±1pmの露
光光に対して色収差が良好に補正されていることがわか
る。
【0067】以上のように、各実施例では、中心波長が
157.6244nmのF2レーザー光に対して、0.
85の像側NAを確保するとともに、ウェハW上におい
て色収差をはじめとする諸収差が十分に補正された有効
直径が28.8mmのイメージサークルを確保すること
ができる。したがって、25mm×4mmと十分に大き
な矩形状の実効露光領域を確保した上で、0.1μm以
下の高解像を達成することができる。
【0068】また、各実施例では、投影光学系PLの突
起部を構成する第2結像光学系G2における凹面反射鏡
CMの有効直径Ecが比較的小さく抑えられているの
で、振動に対する機械的安定性が良好で、凹面反射鏡C
Mに隣接して配置される蛍石レンズの製造が容易であ
る。また、物体面と像面との距離Lが比較的小さく抑え
られているので、振動に対する機械的安定性が良好で、
操作性が良好で、不活性ガスのパージに対して有利であ
る。さらに、凹面反射鏡CMから基準光軸AX(第1結
像光学系の光軸AX1および第3結像光学系の光軸AX
3と一致)までの距離Hが比較的小さく抑えられている
ので、振動に対する機械的安定性が良好で、組立誤差が
発生し難く、不活性ガスのパージに対して有利である。
【0069】上述の実施形態の露光装置では、照明装置
によってレチクル(マスク)を照明し(照明工程)、投
影光学系を用いてマスクに形成された転写用のパターン
を感光性基板に露光する(露光工程)ことにより、マイ
クロデバイス(半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、
薄膜磁気ヘッド等)を製造することができる。以下、本
実施形態の露光装置を用いて感光性基板としてのウェハ
等に所定の回路パターンを形成することによって、マイ
クロデバイスとしての半導体デバイスを得る際の手法の
一例につき図8のフローチャートを参照して説明する。
【0070】先ず、図8のステップ301において、1
ロットのウェハ上に金属膜が蒸着される。次のステップ
302において、そのlロットのウェハ上の金属膜上に
フォトレジストが塗布される。その後、ステップ303
において、本実施形態の露光装置を用いて、マスク上の
パターンの像がその投影光学系を介して、その1ロット
のウェハ上の各ショット領域に順次露光転写される。そ
の後、ステップ304において、その1ロットのウェハ
上のフォトレジストの現像が行われた後、ステップ30
5において、その1ロットのウェハ上でレジストパター
ンをマスクとしてエッチングを行うことによって、マス
ク上のパターンに対応する回路パターンが、各ウェハ上
の各ショット領域に形成される。
【0071】その後、更に上のレイヤの回路パターンの
形成等を行うことによって、半導体素子等のデバイスが
製造される。上述の半導体デバイス製造方法によれば、
極めて微細な回路パターンを有する半導体デバイスをス
ループット良く得ることができる。なお、ステップ30
1〜ステップ305では、ウェハ上に金属を蒸着し、そ
の金属膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッ
チングの各工程を行っているが、これらの工程に先立っ
て、ウェハ上にシリコンの酸化膜を形成後、そのシリコ
ンの酸化膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エ
ッチング等の各工程を行っても良いことはいうまでもな
い。
【0072】また、本実施形態の露光装置では、プレー
ト(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、
電極パターン等)を形成することによって、マイクロデ
バイスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以
下、図9のフローチャートを参照して、このときの手法
の一例につき説明する。図9において、パターン形成工
程401では、本実施形態の露光装置を用いてマスクの
パターンを感光性基板(レジストが塗布されたガラス基
板等)に転写露光する、所謂光リソグラフィ工程が実行
される。この光リソグラフィー工程によって、感光性基
板上には多数の電極等を含む所定パターンが形成され
る。その後、露光された基板は、現像工程、エッチング
工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによっ
て、基板上に所定のパターンが形成され、次のカラーフ
ィルター形成工程402へ移行する。
【0073】次に、カラーフィルター形成工程402で
は、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3
つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、
またはR、G、Bの3本のストライプのフィルターの組
を複数水平走査線方向に配列されたりしたカラーフィル
ターを形成する。そして、カラーフィルター形成工程4
02の後に、セル組み立て工程403が実行される。セ
ル組み立て工程403では、パターン形成工程401に
て得られた所定パターンを有する基板、およびカラーフ
ィルター形成工程402にて得られたカラーフィルター
等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。セル
組み立て工程403では、例えば、パターン形成工程4
01にて得られた所定パターンを有する基板とカラーフ
ィルター形成工程402にて得られたカラーフィルター
との間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製
造する。
【0074】その後、モジュール組み立て工程404に
て、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作
を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付
けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素
子の製造方法によれば、極めて微細な回路パターンを有
する液晶表示素子をスループット良く得ることができ
る。
【0075】なお、上述の実施形態では、露光装置に搭
載される投影光学系に対して本発明を適用しているが、
これに限定されることなく、他の一般的な投影光学系に
対して本発明を適用することもできる。また、上述の実
施形態では、F2 レーザー光源を用いているが、これに
限定されることなく、たとえば180nm以下の波長光
を供給する他の適当な光源を用いることもできる。
【0076】また、上述の実施形態では、マスクおよび
基板を投影光学系に対して相対移動させながら基板の各
露光領域に対してマスクパターンをスキャン露光するス
テップ・アンド・スキャン方式の露光装置に対して本発
明を適用している。しかしながら、これに限定されるこ
となく、マスクと基板とを静止させた状態でマスクのパ
ターンを基板へ一括的に転写し、基板を順次ステップ移
動させて各露光領域にマスクパターンを逐次露光するス
テップ・アンド・リピート方式の露光装置に対して本発
明を適用することもできる。
【0077】さらに、上述の実施形態では、第3結像光
学系中に開口絞りを配置しているが、開口絞りを第1結
像光学系中に配置してもよい。また、第1結像光学系と
第2結像光学系との間の中間像位置および第2結像光学
系と第3結像光学系との間の中間像位置の少なくとも一
方に視野絞りを配置してもよい。
【0078】また、上述の実施形態では、投影光学系の
投影倍率を縮小倍率としたが、投影倍率は縮小に限られ
ず、等倍または拡大倍率であっても良い。例えば、投影
倍率を拡大倍率とする場合には、第3結像光学系側から
光を入射させるように配置し、第3結像光学系によって
マスクまたはレチクルの1次像を形成し、第2結像光学
系により2次像を形成し、第1結像光学系により3次像
(最終像)をウェハ等の基板上に形成させれば良い。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の投影光学
系では、その突起部を構成する第2結像光学系における
凹面反射鏡の有効直径が比較的小さく抑えられているの
で、振動に対する機械的安定性が良好で、凹面反射鏡に
隣接して配置される蛍石レンズの製造が容易である。ま
た、物体面と像面との距離が比較的小さく抑えられてい
るので、振動に対する機械的安定性が良好で、操作性が
良好で、不活性ガスのパージに対して有利である。さら
に、凹面反射鏡から基準光軸までの距離が比較的小さく
抑えられているので、振動に対する機械的安定性が良好
で、組立誤差が発生し難く、不活性ガスのパージに対し
て有利である。
【0080】したがって、比較的大きな像側開口数およ
び投影視野を有し且つ振動に対する機械的安定性などに
優れた本発明の投影光学系を用いた露光装置および露光
方法では、高解像で高精度な投影露光を行うことができ
る。また、本発明の投影光学系を搭載した露光装置を用
いて、高解像な投影光学系を介した高精度な投影露光に
より、良好なマイクロデバイスを製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の典型的な態様にしたがう投影光学系の
基本的な構成を説明するための図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる投影光学系を備えた
露光装置の構成を概略的に示す図である。
【図3】ウェハ上に形成される矩形状の露光領域(すな
わち実効露光領域)と基準光軸との位置関係を示す図で
ある。
【図4】本実施形態の第1実施例にかかる投影光学系の
レンズ構成を示す図である。
【図5】第1実施例における横収差を示す図である。
【図6】本実施形態の第2実施例にかかる投影光学系の
レンズ構成を示す図である。
【図7】第2実施例における横収差を示す図である。
【図8】マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得
る際の手法のフローチャートである。
【図9】マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得る
際の手法のフローチャートである。
【符号の説明】
G1 第1結像光学系 G2 第2結像光学系 G3 第3結像光学系 CM 凹面反射鏡 M1 第1光路折り曲げ鏡 M2 第2光路折り曲げ鏡 100 レーザー光源 IL 照明光学系 R レチクル RS レチクルステージ PL 投影光学系 W ウェハ WS ウェハステージ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面の像を第2面上に形成する投影光
    学系において、 前記第1面の第1中間像を形成するための第1結像光学
    系と、少なくとも1つの凹面反射鏡を有し前記第1中間
    像からの光束に基づいて第2中間像を形成するための第
    2結像光学系と、前記第2中間像からの光束に基づいて
    最終像を前記第2面上に形成するための第3結像光学系
    とを備え、 前記凹面反射鏡の有効直径をEcとし、前記第2面上の
    投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の像側
    開口数をNaとするとき、 Ec/(Na×Ic)<10 の条件を満足することを特徴とする投影光学系。
  2. 【請求項2】 第1面の像を第2面上に形成する投影光
    学系において、 前記第1面の第1中間像を形成するための第1結像光学
    系と、少なくとも1つの凹面反射鏡を有し前記第1中間
    像からの光束に基づいて第2中間像を形成するための第
    2結像光学系と、前記第2中間像からの光束に基づいて
    最終像を前記第2面上に形成するための第3結像光学系
    とを備え、 前記第1面と前記第2面との距離をLとし、前記第2面
    上の投影視野の有効直径をIcとし、前記投影光学系の
    像側開口数をNaとするとき、 L/(Na×Ic)<63 の条件を満足することを特徴とする投影光学系。
  3. 【請求項3】 前記第1結像光学系の光軸と前記第3結
    像光学系の光軸とがほぼ一致するように設定され、 前記第1結像光学系と前記第2結像光学系と間の光路中
    に配置された第1偏向鏡と、前記第2結像光学系と前記
    第3結像光学系と間の光路中に配置された第2偏向鏡と
    をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の
    投影光学系。
  4. 【請求項4】 第1面の像を第2面上に形成する投影光
    学系において、 前記第1面の第1中間像を形成するための第1結像光学
    系と、少なくとも1つの凹面反射鏡を有し前記第1中間
    像からの光束に基づいて第2中間像を形成するための第
    2結像光学系と、前記第2中間像からの光束に基づいて
    最終像を前記第2面上に形成するための第3結像光学系
    と、前記第1結像光学系と前記第2結像光学系と間の光
    路中に配置された第1偏向鏡と、前記第2結像光学系と
    前記第3結像光学系と間の光路中に配置された第2偏向
    鏡とを備え、 前記第1結像光学系の光軸と前記第3結像光学系の光軸
    とがほぼ一致するように設定され、 前記凹面反射鏡の反射面の中心と前記第1結像光学系の
    光軸との距離をHとし、前記第2面上の投影視野の有効
    直径をIcとし、前記投影光学系の像側開口数をNaと
    するとき、 H/(Na×Ic)<15.5 の条件を満足することを特徴とする投影光学系。
  5. 【請求項5】 前記投影光学系は、少なくとも6つの非
    球面形状の光学面を有することを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の投影光学系。
  6. 【請求項6】 前記第1結像光学系、前記第2結像光学
    系および前記第3結像光学系は、それぞれ少なくとも1
    つの非球面形状の光学面を有することを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれか1項に記載の投影光学系。
  7. 【請求項7】 前記第1面に設定されたマスクを照明す
    るための照明系と、前記マスクに形成されたパターンの
    像を前記第2面に設定された感光性基板上に形成するた
    めの請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投影光学系
    とを備えていることを特徴とする露光装置。
  8. 【請求項8】 前記感光性基板上における実効露光領域
    は、前記第3結像光学系の光軸から所定距離だけ離れた
    中心を有する矩形状の領域であることを特徴とする請求
    項7に記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記第1面に設定されたマスクを照明
    し、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投影光学系
    を介して前記マスクに形成されたパターンの像を前記第
    2面に設定された感光性基板上に投影露光することを特
    徴とする露光方法。
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