JP2003307329A - 自動開閉式吸気装置および換気システム - Google Patents

自動開閉式吸気装置および換気システム

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JP2003307329A
JP2003307329A JP2002114240A JP2002114240A JP2003307329A JP 2003307329 A JP2003307329 A JP 2003307329A JP 2002114240 A JP2002114240 A JP 2002114240A JP 2002114240 A JP2002114240 A JP 2002114240A JP 2003307329 A JP2003307329 A JP 2003307329A
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room
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air
unit
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Sachihiro Sanada
祥宏 真田
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Max Co Ltd
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
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    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/08Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates
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    • F24F13/14Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers built up of tilting members, e.g. louvre
    • F24F13/1413Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers built up of tilting members, e.g. louvre using more than one tilting member, e.g. with several pivoting blades
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁の開閉操作を自動的に行うことにより適切
な換気を図ることのできる自動開閉式吸気装置を提供す
る。 【解決手段】 建築物の側壁を貫通して設けられ外気を
室内に自然流入させるための空気流路18を有する吸気
口本体11と、空気流路18を開閉する蝶型弁17と、
蝶型弁17をモータ20により駆動する駆動部19とを
備え、室内外の温度や明るさ等の環境情報および室内に
人がいるか否かの在室情報から、当該室内の換気レベル
を判定し、その判定結果に基づいて駆動部19を制御し
て蝶型弁17の開度を自動的に調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の側壁等に
設けられ外気を室内に自然流入させるための自動開閉式
吸気装置、およびその自動開閉式吸気装置を設置した換
気システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に建築物には、外気を室内に流入さ
せるための吸気装置が側壁等に設けられている。この吸
気装置は、吸込口本体が建築物の側壁を貫通して取り付
けられ、外気は吸気口本体内の空気流路を介して室内に
自然に流入する。
【0003】図11乃至図13は従来の吸気装置を示し
たもので、図11はその正面図、図12は図11のA−
A線に沿った断面図、図13は図11の底面図である。
吸気装置1は円筒状の吸気口本体2を有し、この吸気口
本体2の一端側には取付部3が設けられている。取付部
3は略四角形状の箱型をなし、内部にはフィルタ4が設
けられ、また表面にはスリット状の隙間5を多数有する
フロントグリル6が形成されている。
【0004】このような吸気装置1は、吸気口本体2が
建築物側壁の貫通孔に挿通され、かつ取付部3が建築物
側壁に固定される。そして、建築物に設置された例えば
換気扇が作動すると、外気は吸気口本体2内の空気流路
7を通って取付部3のフロントグリル6から室内に自然
に流入する。
【0005】また、吸気口本体2の内部には蝶型弁8が
設けられ、取付部3下部のノブ9を手動で操作すること
により、蝶型弁8の開閉を行うことができる。すなわ
ち、図13のようにノブ9を左に回せば蝶型弁8が開い
て外気が室内に流入し、右に回せば蝶型弁8が閉じて外
気の室内への流入が停止される。図12においては蝶型
弁8は閉じた状態を示しており、開いたときは弁体は二
点鎖線のようになる。
【0006】このような吸気装置を用いて、換気扇を動
作させている際はノブ9を開位置として換気風量を確保
し、一方、冷暖房装置を動作させている際はノブ9を閉
位置として換気を停止させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の吸気装置では、
上述したように、蝶型弁の開閉を手動によって行う方式
であるため、こまめに開閉操作を行わないと換気扇が十
分な能力を発揮することができず、また逆に開閉操作を
しすぎると必要以上に換気してしまい、その結果、冷暖
房の効率を悪化させる一因となっている。
【0008】また、従来の換気システムは、蝶型弁の開
閉を手動で行う上記吸気装置が設置されたものであるか
ら、冷暖房システムの効率を悪化させている点では同様
である。
【0009】本発明の課題は、弁の開閉操作を自動的に
行うことにより、適切な換気を図ることのできる自動開
閉式吸気装置、およびその自動開閉式吸気装置を設置し
た換気システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、建築物の側壁を貫通して
設けられ外気を室内に自然流入させるための空気流路を
有する吸気手段と、前記空気流路を開閉する開閉手段
と、前記開閉手段を自動的に駆動する駆動手段とを備え
たことを特徴としている。
【0011】上記構成によれば、開閉手段は駆動手段に
よって自動的に駆動操作されるので、室内外の環境状況
に調和した適切な換気を行うことが可能となる。
【0012】請求項2に記載の発明は、建築物の側壁を
貫通して設けられ外気を室内に自然流入させるための空
気流路を有する吸気手段と、前記空気流路を開閉する開
閉手段と、前記開閉手段を自動的に駆動する駆動手段
と、前記開閉手段の開閉度が設定され、その設定開閉度
を前記駆動手段に指示する開閉度指示手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0013】上記構成によれば、部屋の広さに応じて開
閉手段の開閉度を任意の大きさに設定し、その設定開閉
度を開閉度指示手段に予め入力しておくと、開閉度指示
手段は、開閉手段の開閉度が設定開閉度に近づくように
制御を行う旨の指示を駆動手段に対して出力する。そし
て、駆動手段は開閉度指示手段からの前記指示に基づい
て開閉手段の開閉度を制御する。
【0014】請求項3に記載の発明は、建築物の側壁を
貫通して設けられ外気を室内に自然流入させるための空
気流路を有する吸気手段と、前記空気流路を開閉する開
閉手段と、前記開閉手段を駆動する駆動手段と、室内外
または、室内と室外のどちらかの環境情報から当該室内
の換気レベルを判定し、その判定結果に基づいて前記駆
動手段を制御して前記空気流路の流路断面積を自動的に
調節する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、制御手段は、室内外ま
たは、室内と室外のどちらかの環境情報(例えば、室内
外の温度や明るさ等の情報)から、その室内の換気レベ
ルを判定し、その判定結果に基づいて駆動手段を制御し
て、空気流路の流路断面積を自動的に調節する。この
際、例えば、室内外の温度を測定し、その測定した温度
差が所定値以上であれば換気レベルを低めに、所定値未
満であれば換気レベルを高めに判定し、また室内外の明
るさから昼夜を判断し、昼間であれば換気レベルを高め
に、夜間であれば換気レベルを低めに判定する。
【0016】請求項4に記載の発明は、建築物の側壁を
貫通して設けられ外気を室内に自然流入させるための空
気流路を有する吸気手段と、前記空気流路を開閉する開
閉手段と、前記開閉手段を駆動する駆動手段と、室内外
または、室内と室外のどちらかの環境情報および室内に
人がいるか否かの在室情報から、当該室内の換気レベル
を判定し、その判定結果に基づいて前記駆動手段を制御
して前記空気流路の流路断面積を自動的に調節する制御
手段とを備えたことを特徴としている。
【0017】本発明では、請求項3に記載の発明に対し
て、室内に人がいるか否かの在室情報も加味して、室内
の換気レベルを判定している。すなわち、制御手段は、
室内に人がいれば換気レベルを低めに、室内に人がいな
ければ換気レベルを高めに判定する。
【0018】請求項5に記載の発明は、建築物の側壁を
貫通して設けられ外気を室内に自然流入させるための空
気流路を有する吸気手段と、室内の空気を強制的に室外
に排気する排気手段と、室内外または、室内と室外のど
ちらかの環境情報検出手段からの検出信号を取り込ん
で、前記検出信号から当該室内の換気レベルを判定する
とともに、その判定結果に基づいて前記吸気手段および
前記排気手段を制御する空調制御手段とを備え、前記吸
気手段は前記空気流路を開閉する開閉手段を有し、該開
閉手段は、前記空調制御手段からの制御信号に基づいて
自動的に駆動されることを特徴としている。
【0019】請求項3または請求項4に記載の発明では
駆動手段を制御する制御手段が自動開閉式吸気装置に設
けられていた。これに対し、本発明では、空調制御装置
は吸気手段とは別に独立して設けられている。また、空
調制御手段は、環境情報検出手段からの検出信号を取り
込んで、その検出信号から室内の換気レベルを判定し、
その判定結果に基づいて吸気手段や排気手段を制御す
る。この場合、吸気手段の開閉手段は空調制御手段から
の制御信号によって自動的に駆動されるので、室内外の
環境状況に調和した適切な換気を行うことが可能とな
る。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項5におい
て、室内に人がいるか否かを検出する人感センサが設け
られ、前記空調制御手段は、前記人感センサからの検出
信号を取り込んで、その検出信号も加味して当該室内の
換気レベルを判定することを特徴としている。
【0021】上記構成によれば、人感センサからの検出
信号も加味して室内の換気レベルが判定されるので、よ
り快適な換気を実現できる。
【0022】請求項7に記載の発明は、室内外または、
室内と室外のどちらかに設けられた環境情報検出手段
と、室内に人がいるか否かを検出する人感センサとを備
え、前記環境情報検出手段および前記人感センサからの
検出信号により、当該室内空気の換気レベルを総合的に
判定することを特徴としている。
【0023】上記構成によれば、環境情報検知手段を設
けることにより、室内の状況に合ったきめの細かい換気
を行うことができる。また、人感センサを設けることに
より、室内にいる人が不快感を感じたりすることはな
く、より快適な換気システムを実現できる。なお、環境
情報検知手段を複数設けると、より細かく換気レベルを
判定できるため、好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1および図2は本発明に係る自動
開閉式吸気装置を示したもので、図1はその正面図、図
2は図1のB−B線に沿った断面図である。吸気装置1
0は円筒状の吸気口本体11を有し、この吸気口本体1
1の一端側に取付部12が設けられている。吸気口本体
11および取付部12は共に樹脂で形成され、両者は一
体成形されている。取付部12は略四角形状の箱型をな
し、その内部にはフィルタ13が設けられている。また
取付部13の表面にはスリット状のフロントグリル14
が形成され、このフロントグリル14は多数のスリット
状の隙間15を有している。
【0025】吸気口本体11は建築物側壁の貫通孔に挿
通され、取付部12が建築物側壁に固定される。吸気口
本体11の外周面には抜け止め金具16が複数箇所に取
り付けられ、本吸気装置10が建築物側壁の貫通孔から
容易に抜け出さないようになっている。
【0026】また、吸気口本体11の内部には蝶型弁1
7が設けられ、この蝶型弁17は吸気口本体11内の空
気流路18の開閉を行う。蝶型弁17の開閉を駆動する
駆動手段として駆動部19が設けられている。駆動部1
9にはモータ20が内蔵され、このモータ20の出力軸
は動力伝達機構を介して蝶型弁17に連結されている。
モータ20を回転駆動させることにより、蝶型弁17は
開閉動作を行う。この場合、蝶型弁17を任意の開度に
調節することができる。なお、図2においては、蝶型弁
17は閉じた状態を示しており、開いたときは弁体は二
点鎖線のようになる。
【0027】次に、上記動力伝達機構について詳細に説
明する。図3は、動力伝達機構を蝶型弁17とともに示
した斜視図である。蝶型弁17は弁体17A,17Bを
備え、弁体17Aは回動軸21Aに、弁体17Bは回動
軸21Bにそれぞれ固定されている。弁体17A,17
Bは下部がカットされた半円形状をなしており、そのカ
ットされた部分は駆動部19に対する逃げである。回動
軸21A,21Bの下部には互いにかみ合った歯車22
A,22Bが取り付けられている。回動軸21Aには歯
車22Aよりも下方にウォーム歯車23が取り付けら
れ、このウォーム歯車23はモータ20の出力軸20A
に取り付けられたウォーム24と噛み合っている。
【0028】図3においては、弁体17A,17Bは回
動軸21A,21Bに沿った縦辺17a,17bが互い
に接触し、空気流路18(図2参照)を閉じた状態であ
る。蝶型弁17を開く場合は、モータ20を回転させ
る。すると、その回転力がウォーム24およびウォーム
歯車23を介して回動軸21Aに伝達され、弁体17A
は図3の矢印C1方向に回動する。このとき、歯車22
A,22Bが互いに噛み合っているので、回動軸21B
にも回転力が伝達され、弁体17Bは矢印C2方向に回
動する。これによって、空気流路18が開放されるた
め、換気扇を作動させれば、外気が空気流路18および
取付部12のフロントグリル14を介して室内に自然に
流入する。
【0029】また、駆動部19には、図4に示すよう
に、モータ20以外に制御部25が設けられていても良
い。この制御部25には、室外温度センサ26、室内温
度センサ27、および室内に人がいるか否かを検出する
人感センサ28が接続され、各センサ26,27,28
からの検出信号は制御部25に取り込まれる。
【0030】このような構成の自動開閉式吸気装置10
を各部屋に取り付ければ、各部屋毎に独立して空調制御
を行うことができる。
【0031】次に、上記構成の自動開閉式吸気装置10
を設置した換気システムについて説明する。図5は本発
明に係る換気システムの全体構成図である。図に示すよ
うに、建築物30は部屋R1,R2,R3を有し、部屋
R1の側壁31の下方と部屋R3の側壁32の下方に自
動開閉式吸気装置10,10がそれぞれ取り付けられて
いる。部屋R2の天井には排気手段として換気装置33
が取り付けられ、この換気装置33には排気ダクト34
の一端が接続されている。排気ダクト34の他端は側壁
31に固定された排気口35に接続されている。
【0032】部屋R2にはコントローラ36が設けら
れ、このコントローラ36は部屋R1,R3の各自動開
閉式吸気装置10,10、換気装置33、および側壁3
2に固定された屋外センサボックス37に電気的に接続
されている。屋外センサボックス37には、外気温度を
検出する温度センサ、外気の湿度を検出する湿度セン
サ、外の明るさを検出する光センサなどが収納されてい
る。なお、部屋R1,R3内の温度を検出する温度セン
サ、部屋R1,R3内の湿度を検出する湿度センサ、部
屋R1,R3内の明るさを検出する光センサ、および部
屋R1,R3内に人がいるか否かを検出する人感センサ
は各自動開閉式吸気装置10,10に内蔵されている。
さらに、空気流路18内の風量(空気流路18内を通過
する外気量)を検出する風量センサも各自動開閉式吸気
装置10,10に内蔵されている。
【0033】ここでは、室内外の温度センサ、湿度セン
サおよび光センサ、並びに風量センサは環境情報検出手
段を構成している。また、これら各種センサの組み合わ
せは多様にある。さらに、各種センサは、室内外また
は、室内と室外のどちらかの環境情報を得るためのもの
であれば、本実施の形態に記載した内容に限定されるも
のではない。
【0034】また、部屋R2は廊下または浴室などから
なり、部屋R1と部屋R2との間に設けられた扉38、
および部屋R2と部屋R3との間に設けられた扉39の
各々の下部には、床40との間に隙間41,42がそれ
ぞれ形成されている。
【0035】上記構成の換気システムにおいて、コント
ローラ36を操作して換気装置33を駆動すると、部屋
R2内の空気は換気装置33、排気ダクト34、排気口
35を介して外部に排気される。これに伴って、部屋R
1内の空気は図5の矢印D1,D2のように扉38下部
の隙間41を通って部屋R2内に流入し、また部屋R3
内の空気も矢印E1,E2のように扉39下部の隙間4
2を通って部屋R2内に流入する。これにより、部屋R
1,R3内の空気の圧力が低下するので、部屋R1,R
3内にはそれぞれ自動開閉式吸気装置10,10を介し
て外気が自然に流入する。このとき、コントローラ36
は、室内外の温度センサおよび光センサからの検出信号
と人感センサからの検出信号を取り込んで、それら取り
込んだ検出信号に基づいて部屋R1,R3内の換気レベ
ルを判定する。
【0036】例えば、室内外の温度差、室内外の明る
さ、および室内に人がいるか否かについて、換気レベル
の判定基準が表1に示すように設定されており、この表
1の内容はコントローラ36内のメモリに記憶されてい
る。
【0037】
【表1】
【0038】そして、コントローラ36は、屋外センサ
ボックス37内の室外温度センサおよび室外光センサか
らの検出信号と、自動開閉式吸気装置10,10内の室
内温度センサ、室内光センサおよび人感センサからの検
出信号を取り込んで、上記メモリ内の記憶情報に基づい
て、部屋R1,R3内の換気レベルを判定し、その判定
結果に基づいて、自動開閉式吸気装置10,10内の蝶
型弁17の開度(つまり空気流路18の流路断面積)を
調節する。
【0039】なお、人感センサを設けないで、室外温度
センサ、室内温度センサおよび室内光センサからの検出
信号に基づいて、換気レベルを判定することも可能であ
る。さらに、室内光センサを設けないで、室外温度セン
サ、室内温度センサおよび人感センサからの検出信号に
基づいて、換気レベルを判定することも可能である。
【0040】ここで、表1に示す判定基準に基づいて換
気レベルを判定する手順について、図6〜図8のフロー
を用いて説明する。先ず、コントローラ36の運転スイ
ッチが入っているか否かが判断され(ステップS1)、
運転スイッチが入っている場合、コントローラ36は、
室外温度センサで検出した室外温度、室内温度センサで
検出した室内温度、室外光センサで検出した室外の明る
さ、および室内光センサで検出した室内の明るさの各種
環境情報、並びに人感センサからの人が在室しているか
否かの在室情報を取り込む(ステップS2)。ここで
は、室外温度、室内温度、室外の明るさ、および室内の
明るさが環境情報であるが、湿度、風量等も環境情報と
して利用できる。さらに、環境情報としては、前記した
以外のものもある。
【0041】次に、コントローラ36は、取り込んだ情
報のうち、室外光センサおよび室内光センサからの検出
信号を用いて室内外が明るいか否かを判断する(ステッ
プS3)。そして、室外室内共に明るい場合はステップ
S4へ、室外が暗くて室内が明るい場合はステップS1
3へ、室外室内共に暗い場合はステップS20へそれぞ
れ進む。
【0042】室外室内共に明るいと判断した場合、コン
トローラ36は、人感センサからの信号を用いて部屋に
人がいるか否かを判断する(ステップS4)。人がいる
と判断した場合は、さらに室外温度センサおよび室内温
度センサからの検出信号を用いて室内外の温度差を求め
るとともに、その温度差が5℃以上か否かを判断する
(ステップS5)。そして、温度差が5℃以上であれば
当該部屋の換気レベル2と判定し(ステップS6)、5
℃未満であれば当該部屋の換気レベル3と判定する(ス
テップS7)。
【0043】ステップS4において人がいないと判断し
た場合は、コントローラ36は、室内外の温度差を求め
て、その温度差が5℃以上か否かを判断する(ステップ
S8)。そして、温度差が5℃以上であれば当該部屋の
換気レベル3と判定し(ステップS9)、5℃未満であ
れば当該部屋の換気レベル4と判定する(ステップS1
0)。
【0044】また、ステップS3において室外が暗くて
室内が明るいと判断した場合、コントローラ36は、人
感センサからの信号を用いて部屋に人がいるか否かを判
断する(ステップS13)。人がいると判断した場合
は、さらに各温度センサからの検出信号を用いて室内外
の温度差を求めるとともに、その温度差が5℃以上か否
かを判断する(ステップS14)。そして、温度差が5
℃以上であれば当該部屋の換気レベル2と判定し(ステ
ップS15)、5℃未満であれば当該部屋の換気レベル
3と判定する(ステップS16)。
【0045】ステップS13において人がいないと判断
した場合は、コントローラ36は、室内外の温度差を求
めて、その温度差が5℃以上か否かを判断する(ステッ
プS17)。そして、温度差が5℃以上であれば当該部
屋の換気レベル2と判定し(ステップS18)、5℃未
満であれば当該部屋の換気レベル4と判定する(ステッ
プS19)。
【0046】さらに、ステップS3において室外室内共
に暗いと判断した場合、コントローラ36は、人感セン
サからの信号を用いて部屋に人がいるか否かを判断する
(ステップS20)。人がいると判断した場合は、さら
に各温度センサからの検出信号を用いて室内外の温度差
を求めるとともに、その温度差が5℃以上か否かを判断
する(ステップS21)。そして、温度差が5℃以上で
あれば当該部屋の換気レベル2と判定し(ステップS2
2)、5℃未満であれば当該部屋の換気レベル2と判定
する(ステップS23)。
【0047】ステップS20において人がいないと判断
した場合は、コントローラ36は、室内外の温度差を求
めて、その温度差が5℃以上か否かを判断する(ステッ
プS24)。そして、温度差が5℃以上であれば当該部
屋の換気レベル2と判定し(ステップS25)、5℃未
満であれば当該部屋の換気レベル3と判定する(ステッ
プS26)。
【0048】そして、コントローラ36は、判定した換
気レベルに基づいて蝶型弁17の開度を調節する(ステ
ップS11)。例えば、換気レベルの数値が大きいほど
蝶型弁17の開度を大きくして、部屋R1,R3内に自
然流入する外気量を増加させ、換気レベルの数値が小さ
いほど蝶型弁17の開度を小さくして、部屋R1,R3
内に自然流入する外気量を減少させる。最後に、コント
ローラ36の運転スイッチが切られたかを判断し(ステ
ップS12)、切られた場合は上記の処理を終了する。
【0049】以上のようにして、部屋R1,R2,R3
内の換気を自動的に行うことが可能となる。
【0050】また、他の実施の形態による自動開閉式吸
気装置を図9に示す。この自動開閉式吸気装置10にお
いては、取付部12の内壁面12Aに開閉度指示手段と
して開閉度指示器50が設けられている。開閉度指示器
50には複数のディップスイッチ51が取り付けられ、
これらのディップスイッチ51のオン・オフの組み合わ
せによって、蝶型弁17の開閉度を任意の大きさに設定
することができるよう構成されている。他の構成は図1
乃至図3の場合と同様である。
【0051】上記構成において、自動開閉式吸気装置1
0を部屋の側壁に取り付ける際に、人がディップスイッ
チ51を操作して蝶型弁17の開閉度を予め設定してお
く。蝶型弁17の開閉度は部屋の広さに応じて任意の大
きさに設定される。開閉度指示器50はモータ20(図
3参照)を駆動させて、蝶型弁17の開閉度が前記設定
した開閉度に近づくように制御する。
【0052】なお、開閉度指示器50はフロントグリル
14の表面に取り付けても良い。このように構成すれ
ば、自動開閉式吸気装置10を部屋の側壁に取り付けた
後でも、ディップスイッチ51を自由に操作することが
可能となる。
【0053】次に、上記構成の自動開閉式吸気装置10
の応用例を説明する。図10は、部屋RA,RB,RC
D の各々に自動開閉式吸気装置10を1個ずつ取り付
けた一例である。
【0054】従来では、図10のように部屋RA,RB
C,RD を有する建物に対しては、全館トータルでの
換気量制御であったが、本実施の形態では、各部屋
A,RB,RC,RD の大きさに比例させて各自動開閉
式吸気装置10の蝶型弁17の開閉度を任意に設定する
ことができ、各部屋毎にきめの細かい換気量制御が可能
となる。
【0055】また、更に他の実施の形態として、室内外
の温度センサ、湿度センサおよび光センサ、並びに風量
センサ等からなる複数の環境情報検出手段と、人感セン
サとが設置され、これら環境情報検出手段や人感センサ
からの検出信号を取り込んで、室内空気の換気レベルを
総合的に判定する換気システムを構築する。
【0056】上記換気システムによれば、複数の環境情
報検知手段を設けることにより、室内の状況に合ったき
めの細かい換気を行うことができる。また、人感センサ
を設けることにより、室内にいる人が不快感を感じたり
することはなく、より快適な換気システムを実現でき
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
弁の開閉操作を自動的に行うことができるので、適切な
換気を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動開閉式吸気装置の正面図であ
る。
【図2】図1のB−B線に沿った断面図である。
【図3】動力伝達機構を蝶型弁とともに示す斜視図であ
る。
【図4】制御部を内蔵した自動開閉式吸気装置の断面図
である。
【図5】本発明に係る換気システムの全体構成図であ
る。
【図6】換気レベルの判定手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】図6の続きを示すフローチャートである。
【図8】図6の続きを示すフローチャートである。
【図9】他の実施の形態による自動開閉式吸気装置の分
解斜視図である。
【図10】図9の自動開閉式吸気装置が設置された建物
の間取り図である。
【図11】従来技術による開閉式吸気装置の正面図であ
る。
【図12】図11のA−A線に沿った断面図である。
【図13】図11に示した開閉式吸気装置の底面図であ
る。
【符号の説明】 10 自動開閉式吸気装置 11 吸気口本体(吸気手段) 12 取付部 13 フィルタ 14 フロントグリル 17 蝶型弁(開閉手段) 18 空気流路 19 駆動部(駆動手段) 20 モータ 25 制御部(制御手段) 26 室外温度センサ 27 室内温度センサ 28 人感センサ 30 建築物 33 換気装置 36 コントローラ(空調制御手段) 50 開閉度指示器(開閉度指示手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の側壁を貫通して設けられ外気を
    室内に自然流入させるための空気流路を有する吸気手段
    と、前記空気流路を開閉する開閉手段と、前記開閉手段
    を自動的に駆動する駆動手段と、を備えたことを特徴と
    する自動開閉式吸気装置。
  2. 【請求項2】 建築物の側壁を貫通して設けられ外気を
    室内に自然流入させるための空気流路を有する吸気手段
    と、前記空気流路を開閉する開閉手段と、前記開閉手段
    を自動的に駆動する駆動手段と、前記開閉手段の開閉度
    が設定され、その設定開閉度を前記駆動手段に指示する
    開閉度指示手段と、を備えたことを特徴とする自動開閉
    式吸気装置。
  3. 【請求項3】 建築物の側壁を貫通して設けられ外気を
    室内に自然流入させるための空気流路を有する吸気手段
    と、前記空気流路を開閉する開閉手段と、前記開閉手段
    を駆動する駆動手段と、室内外または、室内と室外のど
    ちらかの環境情報から当該室内の換気レベルを判定し、
    その判定結果に基づいて前記駆動手段を制御して前記空
    気流路の流路断面積を自動的に調節する制御手段と、を
    備えたことを特徴とする自動開閉式吸気装置。
  4. 【請求項4】 建築物の側壁を貫通して設けられ外気を
    室内に自然流入させるための空気流路を有する吸気手段
    と、前記空気流路を開閉する開閉手段と、前記開閉手段
    を駆動する駆動手段と、室内外または、室内と室外のど
    ちらかの環境情報および室内に人がいるか否かの在室情
    報から、当該室内の換気レベルを判定し、その判定結果
    に基づいて前記駆動手段を制御して前記空気流路の流路
    断面積を自動的に調節する制御手段と、を備えたことを
    特徴とする自動開閉式吸気装置。
  5. 【請求項5】 建築物の側壁を貫通して設けられ外気を
    室内に自然流入させるための空気流路を有する吸気手段
    と、室内の空気を強制的に室外に排気する排気手段と、
    室内外または、室内と室外のどちらかの環境情報検出手
    段からの検出信号を取り込んで、前記検出信号から当該
    室内の換気レベルを判定するとともに、その判定結果に
    基づいて前記吸気手段および前記排気手段を制御する空
    調制御手段とを備え、 前記吸気手段は前記空気流路を開閉する開閉手段を有
    し、該開閉手段は、前記空調制御手段からの制御信号に
    基づいて自動的に駆動されることを特徴とする換気シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の換気システムにおい
    て、 室内に人がいるか否かを検出する人感センサが設けら
    れ、前記空調制御手段は、前記人感センサからの検出信
    号を取り込んで、その検出信号も加味して当該室内の換
    気レベルを判定することを特徴とする換気システム。
  7. 【請求項7】 室内外または、室内と室外のどちらかに
    設けられた環境情報検出手段と、室内に人がいるか否か
    を検出する人感センサとを備え、前記環境情報検出手段
    および前記人感センサからの検出信号により、当該室内
    空気の換気レベルを総合的に判定することを特徴とする
    換気システム。
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