JP2003306083A - 電子機器 - Google Patents
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract
の面の少なくとも一部を開放する第2の位置との双方に
蓋体を位置づけた際に生じる音を抑制できる電子機器を
提供する。 【解決手段】 電子機器1は機器本体と操作表示ユニッ
トと駆動機構を備えている。駆動機構は機器本体の挿入
口に覆う第1の位置と挿入口を開放する第2の位置とに
亘って操作表示ユニットを移動させる。駆動機構はねじ
りコイルばね30を備えている。ねじりコイルばね30
は第1の位置では第2の位置に向かって操作表示ユニッ
トを付勢する。ねじりコイルばね30は第2の位置では
第1の位置に向かって操作表示ユニットを付勢する。
Description
しての自動車などに装着されるオーディオ装置などの電
子機器に関する。
トルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)には、電子機
器としてのCDプレーヤが取り付けられる。CDプレー
ヤは、Compact Disc(以下CDと呼ぶ)などの記録媒体
が記録した情報を読み出す。
られる扁平な箱状の機器本体と、液晶ディスプレイ等の
表示部や各種の操作ボタンなどを有する蓋体としての操
作パネルとを備えている。機器本体の自動車の乗員に相
対する一つの面には、CDを機器本体内に挿入したり前
記機器本体からCDを排出するための挿入口が開口して
いる。
装着する際にかかる設置スペースを抑制するために、前
記挿入口を覆う第1の位置と挿入口を開放する第2の位
置とに亘って前記操作パネルを機器本体に対して移動自
在としている。このため、前述したCDプレーヤは、操
作パネルを第1の位置と第2の位置とに亘って移動させ
る駆動機構を備えている。
る第2の位置に操作パネルを位置づけて、挿入口を通し
てCDを機器本体内に出し入れする。CDを機器本体内
に挿入した後、前記挿入口を覆う第1の位置に操作パネ
ルを位置づけて、操作ボタンなどを操作してCDに記録
された情報を読み出して(再生して)、音声として出力
する。この再生状況を示す情報を液晶ディスプレイなど
に表示する。
レーヤの操作パネルは、第1の位置と、第2の位置とに
亘ってスライド移動可能となっている。また、自動車の
走行中などに発生する振動の影響を受けて操作パネルが
振動して異音を生じさせないために、クッションなどの
付勢手段を備えている。従来から用いられてきたCDプ
レーヤの付勢手段は、前記第1の位置から第2の位置に
向かって操作パネルを付勢したものや、第2の位置から
第1の位置に向かって操作パネルを付勢したものが知ら
れている。このように、従来のCDプレーヤでは、操作
パネルを、第1の位置から第2の位置に向かう方向と、
第2の位置から第1の位置に向かう方向とのうち一方の
方向のみ付勢している。
位置から第2の位置に向かって付勢しているCDプレー
ヤは、第2の位置から第1の位置に向かって操作パネル
を移動して第1の位置に操作パネルが位置づけられた際
に駆動機構が生じる音を付勢手段が抑制する。第1の位
置から第2の位置に向かって操作パネルを移動すると、
付勢手段が操作パネルを付勢しなくなるので、操作パネ
ルが第2の位置に位置づけられると、“がた”という衝
撃音が生じる。
から第1の位置に向かって付勢しているCDプレーヤ
は、第1の位置から第2の位置に向かって操作パネルを
移動して第2の位置に操作パネルが位置づけられた際に
駆動機構が生じる音を付勢手段が抑制する。第2の位置
から第1の位置に向かって操作パネルを移動すると、付
勢手段が操作パネルを付勢しなくなるので、操作パネル
が第1の位置に位置づけられると、“がた”という衝撃
音が生じる。
プレーヤは、前述した第1の位置と第2の位置とのうち
一方に操作パネルが位置づけられると、前述した衝撃音
が生じる。このため、前記自動車の乗員に不快感を与え
る虞があった。
たものであって、機器本体の一つの面を覆う第1の位置
と一つの面の少なくとも一部を開放する第2の位置との
双方に蓋体を位置づけた際に生じる音を抑制できる電子
機器を提供することにある。
達成するために、請求項1に記載の本発明の電子機器
は、機器本体と、前記機器本体の一つの面を覆う第1の
位置と前記一つの面の少なくとも一部を開放する第2の
位置とに亘って前記一つの面に対してスライド移動自在
に設けられた蓋体と、を備えた電子機器において、前記
蓋体を第2の位置に向かって付勢する第1の状態と、前
記蓋体を前記第1の位置に向かって付勢する第2の状態
とが切り換え可能であるとともに、前記第1の位置に前
記蓋体が位置づけられる際に前記第1の状態となり、前
記第2の位置に蓋体が位置づけられる際に前記第2の状
態となる付勢手段を備えたことを特徴としている。
求項1記載の電子機器において、前記蓋体を前記機器本
体に対して回転自在に支持するアーム部材と、駆動源か
らの駆動力により一方向と該一方向の逆向きの他方向と
の双方に回転されるとともに、前記アーム部材とともに
回転する回転部材と、を備え、前記付勢手段は、一端部
が前記アーム部材に固定されかつ中央部が前記回転部材
の回転中心に取り付けられたねじりばねと、前記回転部
材を貫通しかつ前記ねじりばねの他端部が侵入するとと
もに回転部材の回転中心を中心とした円弧状の孔と、を
備え、前記ねじりばねの他端部が、前記第1の位置に前
記蓋体が位置づけられると前記孔の前記回転部材の周方
向の蓋体から離れた側の第1の内面に接触し、前記第2
の位置に蓋体が位置づけられると前記孔の前記回転部材
の周方向の蓋体寄りの第2の内面に接触することを特徴
としている。
れば、蓋体が第1の位置に位置づけられる際に、付勢手
段が蓋体を第2の位置に向かって付勢する。蓋体が第2
の位置に位置づけられる際に、付勢手段が蓋体を第1の
位置に向かって付勢する。このため、第2の位置から第
1の位置に向かって蓋体を移動すると、蓋体が第1の位
置に近づくにしたがって付勢手段により第2の位置に向
かって付勢される。また、第1の位置から第2の位置に
向かって蓋体を移動すると、蓋体が第2の位置に近づく
にしたがって付勢手段により第1の位置に向かって付勢
される。
れば、第1の位置に蓋体が位置付けられると、ねじりば
ねの他端部が回転部材を貫通した孔の蓋体から離れた側
の第1の内面に接触する。このため、蓋体が第1の位置
に位置づけられると、付勢手段が蓋体を第2の位置に向
かって確実に付勢する。第2の位置に蓋体が位置付けら
れると、ねじりばねの他端部が回転部材を貫通した孔の
蓋体寄りの第2の内面に接触する。このため、蓋体が第
2の位置に位置づけられると、付勢手段が蓋体を第1の
位置に向かって確実に付勢する。
機器1を図1ないし図12を参照して説明する。なお、
各図では、記憶媒体としてのCompact Disc(以下CDと
呼ぶ)を後述する機器本体2内に挿入する方向をY方
向、このY方向に直交しかつ機器本体2の幅方向をX方
向、これらのX方向とY方向との双方に対し直交しかつ
機器本体2の厚み方向をZ方向として説明する。
動体としての自動車のインストルメントパネル(以下イ
ンパネと呼ぶ)に装着される。電子機器1は、例えば、
CDを収容して、該CDに記録された情報を読み出して
(再生して)音声として出力するCDプレーヤと、AM
/FM放送電波を受信して、その受信した情報を音声と
して出力するAM/FMチューナなどを備えている。
に、機器本体2と、蓋体としての操作表示ユニット(オ
ペレーションフラップ、略してオペフラともいう)3
と、駆動機構4(図4などに示す)とを備えている。機
器本体2は、扁平な箱状に形成されたシャーシ5と、こ
のシャーシ5内に収容されるCDプレーヤとAM/FM
チューナ等を備えている。
シ本体6の図1ないし図3中手前側に取り付けられる前
面パネル7とを備えている。シャーシ本体6は、図1な
いし図3中手前側に開口部を設けた扁平な箱状に形成さ
れている。シャーシ本体6は、板金などが折り曲げられ
て形成されている。
好でシャーシ本体6に取り付けられる。前面パネル7
は、略平坦な壁8と、この壁8の外縁に立設する立設壁
9と、を一体に備えている。壁8は、前面パネル7がシ
ャーシ本体6に取り付けられると前記開口部を塞ぐ。壁
8の平面形状は、矩形状に形成されている。
挿入したり、前記機器本体2内に収容されたCDを排出
するための挿入口10(図2及び図3に示す)と、図示
しないコネクタなどを設けている。挿入口10は、壁8
を貫通しており、内側にCDを通す。コネクタは、後述
の第1の位置に位置づけられた操作表示ユニット3から
機器本体2に各種の信号を伝えたり、機器本体2から操
作表示ユニット3に各種の信号と電力を伝えるために用
いられる。
る表面8aのすべての縁部それぞれに設けられている。
なお、操作表示ユニット3は、第1の位置において、前
記複数の立設壁9で囲まれた空間に収容される。また、
前記壁8の表面8aは、本明細書に記した一つの面をな
している。
ーヤとAM/FMチューナは、使用者が操作表示ユニッ
ト3の各々に設けられた後述するスイッチ15等を押圧
することによって動作する。
に、扁平な箱状のハウジング13と、該ハウジング13
内に収容される表示パネルとしての液晶ディスプレイ
(以下LCDと呼ぶ)14と、各種のスイッチ15と、
を備えている。ハウジング13の平面形状は、矩形状に
形成されている。ハウジング13のX方向に沿った長さ
は、機器本体2のシャーシ5の幅と略等しい。ハウジン
グ13のZ方向に沿った長さは、機器本体2のシャーシ
5の厚みと略等しい。
表示する表示領域としての表示面を備えている。各種の
スイッチ15は、使用者が操作するための操作部を構成
している。この表示面と操作部とが前記ハウジング13
の図1中手前側に位置する表面13aに設けられてい
る。
15が使用者などに操作されることによって、例えば、
AM/FMチューナが電波を受信する放送局の選局が行
われる。そして、操作表示ユニット3のLCD14にそ
の選局中の放送局の周波数や放送局名等の情報を表示さ
せる。
イッチ15が使用者などに操作されることによって、例
えば、CDプレーヤが再生する曲などが選択される。そ
して、操作表示ユニット3のLCD14にその選曲中の
トラック番号等の情報などを表示させる。
の後述するホルダ16(図4及び図5などに示す)に着
脱自在となっている。
背面3cの両側端には、図示しない凹溝が形成されてい
る。また、ホルダ16には、その凹溝に係止する係止爪
17(図4に示す)が設けられており、この係止爪17
が凹溝に係止されることによって、操作表示ユニット3
がホルダ16に取り付けられる。また、係止爪17が凹
溝から抜け出ることによって、操作表示ユニット3がホ
ルダ16から取り外される。
により、ホルダ16に取り付けられて、図1に示す第1
の位置と、図2に示す中間位置と、図3に示す第2の位
置とに亘って移動される。本実施形態では、操作表示ユ
ニット3は、駆動機構4によって、第1の位置から中間
位置と第2の位置という順に移動される。また、操作表
示ユニット3は、駆動機構4によって、第2の位置から
中間位置と第1の位置という順に移動される。
立設壁9と前面パネル7の表面8aとで囲まれる空間内
に収容されている。操作表示ユニット3の表面13aは
前面パネル7の表面8aと平行である。操作表示ユニッ
ト3は、前面パネル7の表面8a即ち挿入口10を覆っ
ている。
ユニット3の下端部3aが前方に上端部3bが下方に移
動して挿入口10を露出させる。下端部3aは、前記Y
方向に沿って表面8aから使用者に向かって移動する。
このため、第2の位置では、操作表示ユニット3の表面
13aは、上向きとなっている。さらに操作表示ユニッ
ト3は、表面8aの少なくとも一部即ち挿入口10を開
放している。前記中間位置は、前述した第1の位置と第
2の位置との間に位置している。
示す表面8a即ち挿入口10を覆う第1の位置と、図3
に示す表面8aの少なくとも一部即ち挿入口10を開放
する第2の位置とに亘って、機器本体2に対してスライ
ド移動自在に設けられている。
に、中蓋としてのホルダ16と、第1の駆動ユニット1
8と、第2の駆動ユニット19を備えている。ホルダ1
6は、平面形状が矩形の板状の板金である。ホルダ16
は、長手方向が機器本体2の幅方向(X方向)に沿った
状態で配される。ホルダ16は、前面パネル7より若干
小さい。
脱自在である。ホルダ16は、図4に示す係止爪17を
四つ備えている。これらの係止爪17は、ホルダ16に
取り付けられている。係止爪17は、ホルダ16の長手
方向(X方向)の両端部に二つずつ設けられている。つ
まり、四つの係止爪17は、二つの係止爪17を一組と
して構成されている。さらに、一組のそれぞれの係止爪
17は、機器本体2の厚み方向(Z方向)に沿って互い
に間隔をあけて、ホルダ16に取り付けられている。ま
た、四つの係止爪17は、各々ホルダ16の中央に向か
って図示しないばねなどによって付勢されている。
しない凹溝に係止爪17を係止させることにより操作表
示ユニット3を取り付ける。そして、例えば、使用者が
ホルダ16に取り付けられた操作表示ユニット3をホル
ダ16の下方に移動させて係止爪17を凹溝から抜け出
させる。こうして、操作表示ユニット3をホルダ16か
ら取り外す。
7に示すように、立設壁9と前面パネル7の表面8aと
で囲まれる空間内に収容される。ホルダ16は、前面パ
ネル7の表面8aと平行となる。ホルダ16は、第2の
位置では、図9に示すように、第1の位置から下端部が
前面パネル7から突出させられ、上端部が下方に移動さ
れている。ホルダ16は、その表面が上向きとなる。中
間位置では、ホルダ16は、図8に示すように、図7に
示す第1の位置と図9に示す第2の位置との間に位置づ
けられている。
は、シャーシ本体6の内部に配される。第1の駆動ユニ
ット18と第2の駆動ユニット19は、機器本体2の幅
方向(X方向)に沿って互いに間隔をあけて配されてい
る。第1の駆動ユニット18と第2の駆動ユニット19
は、それぞれ、機器本体2の幅方向(X方向)の両端部
に配され、ホルダ16の両端部を支持している。
に配されており、図4、図7ないし図9に示すように、
一対のフレーム20と、駆動源部21と、駆動部22
と、を備えている。フレーム20は、それぞれ、板金な
どからなり、機器本体2のシャーシ5内に収容される。
フレーム20は、それぞれシャーシ5のシャーシ本体6
と前面パネル7との双方に固定される。フレーム20
は、それぞれ、シャーシ本体6の底壁から立設した状態
で配される。一対のフレーム20は、機器本体2の幅方
向(X方向)に沿って互いに間隔をあけて配されてい
る。
3と、ウォーム24と、ウォームホイール25と、複数
の伝達歯車26と、回転部材としての回転歯車27と、
付勢手段としての付勢部28と、を備えている。モータ
23は、正逆の双方向に回転可能な出力軸23aを備え
ている。モータ23は、フレーム20に取り付けられ
る。
aに取り付けられている。ウォームホイール25は、互
いに同軸的に配された大径歯車部25aと小径歯車部2
5bとを一体に備えている。ウォームホイール25は、
一対のフレーム20間に配され、かつこれら一対のフレ
ーム20に回転自在に支持されている。ウォームホイー
ル25の大径歯車部25aが、ウォーム24と噛み合っ
ている。
れている。伝達歯車26は、それぞれ、互いに同軸的に
配された大径歯車部26aと小径歯車部26bとを一体
に備えている。伝達歯車26は、それぞれ、一対のフレ
ーム20間に配されかつこれら一対のフレーム20に回
転自在に支持されている。一方の伝達歯車26の大径歯
車部26aがウォームホイール25の小径歯車部25b
と噛み合っている。前述した一方の伝達歯車26の小径
歯車部26bが、他方の伝達歯車26の大径歯車部26
aと噛み合っている。
配されかつこれら一対のフレーム20に回転自在に支持
されている。回転歯車27は、前述した他方の伝達歯車
26の小径歯車部26bと噛み合っている。前述したウ
ォームホイール25及び各歯車26,27の回転中心
は、機器本体2の幅方向(X方向)に沿っている。
てのねじりコイルばね30と、を備えている。孔29
は、回転歯車27を貫通している。孔29は、図7ない
し図12に示すように、回転歯車27の回転中心を中心
とした円弧状に形成されている。このため、孔29は、
図10ないし図12に示すように、回転歯車27の周方
向に沿って互いに間隔をあける第1の内面31と第2の
内面32とを備えている。第1の内面31は、孔29の
周方向のホルダ16即ち操作表示ユニット3から離れた
側に位置している。第2の内面32は、孔29の周方向
のホルダ16即ち操作表示ユニット3寄りに位置してい
る。
本の線状材からなり、リング状の中央部33と、中央部
33に連なりかつ棒状の一端部34と、中央部33に連
なりかつ棒状の他端部35と、を一体に備えている。ね
じりコイルばね30は、一端部34が他端部35よりホ
ルダ16即ち操作表示ユニット3寄りに位置した状態
で、回転歯車27に取り付けられる。
転歯車27の回転中心と同軸に配されている。ねじりコ
イルばね30の一端部34は、駆動部22の後述する第
1のアーム36に固定される。ねじりコイルばね30の
他端部35は、孔29内に挿入される。第1の位置で
は、他端部35は、孔29の第1の内面31に接触し
て、該第1の内面31から押される。第2の位置では、
他端部35は、孔29の第2の内面32に接触して、該
第2の内面32から押される。中間位置では、他端部3
5は、孔29の第1の内面31と第2の内面32との双
方と間隔をあけて、これらの内面31,32に接触しな
い。
第1の内面31から押されると、ねじりコイルばね30
は一端部34即ち第1のアーム36を他端部35から離
れる方向に付勢する。他端部35が第2の内面32に接
触して該第2の内面32から押されると、ねじりコイル
ばね30は一端部34即ち第1のアーム36を他端部3
5に近づく方向に付勢する。
アーム36と、第2のアーム37とを備えている。第1
のアーム36は、板金などからなり、側方からみて略く
字状に形成されている。第1のアーム36の一端部は、
回転歯車27の回転中心に固定されている。このため、
第1のアーム36は、一端部を中心として回転歯車27
とともに回転する。また、第1のアーム36の一端部に
は、ねじりコイルばね30の一端部34が固定されてい
る。第1のアーム36の他端部は、ホルダ16の上端部
と回転自在に連結している。このため、第1のアーム3
6は、ホルダ16即ち操作表示ユニット3を機器本体2
に回転自在に支持する。
側方からみてく字状に形成されている。第2のアーム3
7の一端部は、フレーム20と回転自在に連結してい
る。第2のアーム37の他端部は、ホルダ16の中央部
と回転自在に連結している。
うに、前述した第1の駆動ユニット18と同等のフレー
ム20と第1のアーム36と第2のアーム37とを備え
ている。このため、同一符号を付して説明を省略する。
なお、第1のアーム36の一端部は、フレーム20に回
転自在に支持されている。
動ユニット18,19は、モータ23の回転駆動力によ
って、図8中の矢印Lに沿う方向と、矢印Mに沿う方向
と、の双方の方向に回転歯車27と第1のアーム36を
回転させる。そして、図7に示す第1の位置と、図9に
示す第2の位置とに亘って、ホルダ16即ち操作表示ユ
ニット3を移動させる。
は、図10に示すように他端部35が第1の内面31に
接触して、第1のアーム36を介してホルダ16即ち操
作表示ユニット3を第2の位置に向かって付勢する。第
2の位置では、ねじりコイルばね30は、図12に示す
ように他端部35が第2の内面32に接触して、第1の
アーム36を介してホルダ16即ち操作表示ユニット3
を第1の位置に向かって付勢する。中間位置では、図1
1に示すように、ねじりコイルばね30の他端部35
は、第1の内面31と第2の内面32との双方に接触し
ない。
向かって付勢する状態を第1の状態と呼び、操作表示ユ
ニット3を第1の位置に向かって付勢する状態を第2の
状態と呼ぶ。こうして、付勢部28は、ねじりコイルば
ね30の他端部35が第1の内面31と第2の内面32
とのうち一方に接触することにより、前記第1の状態と
第2の状態とが切り換え可能となっている。また、操作
表示ユニット3が第1の位置に位置づけられると付勢部
28は前記第1の状態となり、操作表示ユニット3が第
2の位置に位置づけられると付勢部28は前記第2の状
態となる。
器1の動作(作用)を説明する。まず、第1の位置で
は、ホルダ16と操作表示ユニット3は、表面8aと立
設壁9とで囲まれた空間内に収容されている。さらに、
図7及び図10に示すように、ねじりコイルばね30の
他端部35が孔29の第1の内面31に接触して、第1
の状態となっている。ねじりコイルばね30は、ホルダ
16即ち操作表示ユニット3を第2の位置に向かって付
勢している。
27が図7及び図8中の矢印Lに沿って回転すると、第
1のアーム36が一端部を中心として矢印Lに沿って回
転する。すると、第2のアーム37は、一端部を中心と
して回転する。
5が、回転歯車27の回転とともに、第1の内面31か
ら離れる。そして、図8に示す中間位置にホルダ16即
ち操作表示ユニット3が変位する。この中間位置では、
図11に示すように、ねじりコイルばね30の他端部3
5は第1の内面31と第2の内面32との間に位置し、
これらの内面31,32双方に接触していない。
転歯車27と第1のアーム36が更に矢印Lに沿って回
転して、ねじりコイルばね30の他端部35が第2の内
面32に徐々に近づく。第2の位置に近づくと、図12
に示すように、他端部35が第2の内面32に接触す
る。そして、他端部35が第2の内面32から押され
て、一端部34が他端部35に近づく方向に、ねじりコ
イルばね30は付勢力を発生する。
ばね30は、前述した矢印Lとは逆向きの矢印Mに沿っ
た付勢力を発生して、第2の状態となる。そして、ホル
ダ16即ち操作表示ユニット3が図9に示す第2の位置
に位置づけられるとともに、ねじりコイルばね30など
が回転歯車27などを介して、ホルダ16即ち操作表示
ユニット3を第1の位置に向かって付勢する。
ユニット3が位置づけられた状態で、モータ23が例え
ば逆転駆動すると、回転歯車27は、図9中の矢印Mに
沿って回転する。回転歯車27が図9中の矢印Mに沿っ
て回転すると、第1のアーム36が一端部を中心として
矢印Mに沿って回転する。すると、第2のアーム37
は、一端部を中心として回転する。
5が、回転歯車27の回転とともに、第2の内面32か
ら離れる。そして、図8に示す中間位置にホルダ16即
ち操作表示ユニット3が変位する。
転歯車27と第1のアーム36が更に矢印Mに沿って回
転して、ねじりコイルばね30の他端部35が第1の内
面31に徐々に近づく。第1の位置に近づくと、図10
に示すように、他端部35が第1の内面31に接触す
る。そして、他端部35が第1の内面31から押され
て、一端部34が他端部35から離れる方向に、ねじり
コイルばね30は付勢力を発生する。
ばね30は、前述した矢印Mとは逆向きの矢印Lに沿っ
た付勢力を発生して、第1の状態となる。そして、ホル
ダ16即ち操作表示ユニット3が図7に示す第1の位置
に位置づけられるとともに、ねじりコイルばね30など
が回転歯車27などを介して、ホルダ16即ち操作表示
ユニット3を第2の位置に向かって付勢する。
を第1の位置に位置づけると、ねじりコイルばね30の
他端部35が孔29の操作表示ユニット3から離れた側
の第1の内面31に接触して、該第1の内面31から押
される。このため、操作表示ユニット3が第1の位置に
位置づけられる際に、ねじりコイルばね30などが操作
表示ユニット3を第2の位置に向かって確実に付勢す
る。
かって操作表示ユニット3を移動すると、操作表示ユニ
ット3が第1の位置に近づくにしたがってねじりコイル
ばね30により第2の位置に向かって確実に付勢され
る。このため、第2の位置から第1の位置に向かって操
作表示ユニット3を移動して、操作表示ユニット3が第
1の位置に位置づけられた際に駆動ユニット18,19
などから生じる衝撃音を確実に抑制できる。
けると、ねじりコイルばね30の他端部35が孔29の
操作表示ユニット3寄りの第2の内面32に接触する。
このため、操作表示ユニット3が第2の位置に位置づけ
られる際に、ねじりコイルばね30などが操作表示ユニ
ット3を第1の位置に向かって確実に付勢する。
かって操作表示ユニット3を移動すると、操作表示ユニ
ット3が第2の位置に近づくにしたがってねじりコイル
ばね30などにより第1の位置に向かって確実に付勢さ
れる。このため、第1の位置から第2の位置に向かって
操作表示ユニット3を移動して、操作表示ユニット3が
第2の位置に位置づけられた際に駆動ユニット18,1
9などから生じる衝撃音を確実に抑制できる。
位置と第2の位置との双方に位置づけた際に生じる異音
(衝撃音)を確実に抑制できる。
9を用いて、付勢部28が操作表示ユニット3を第2の
位置に向かって付勢する第1の状態と、操作表示ユニッ
ト3を第1の位置に向かって付勢する第2の状態とを切
り換え可能としている。このため、第1の位置と第2の
位置との双方に向かって操作表示ユニット3を付勢する
ために、部品点数の増加を抑制できる。したがって、異
音を抑制できることにくわえ、低コスト化を図ることが
できる。
発明によれば、第2の位置から第1の位置に向かって蓋
体を移動すると、蓋体が第1の位置に近づくにしたがっ
て付勢手段により第2の位置に向かって付勢される。こ
のため、第2の位置から第1の位置に向かって蓋体を移
動して、蓋体が第1の位置に位置づけられた際に生じる
衝撃音を抑制できる。
て蓋体を移動すると、蓋体が第2の位置に近づくにした
がって付勢手段により第1の位置に向かって付勢され
る。このため、第1の位置から第2の位置に向かって蓋
体を移動して、蓋体が第2の位置に位置づけられた際に
生じる衝撃音を抑制できる。
置との双方に位置づけた際に生じる異音(衝撃音)を抑
制できる。
ばねの他端部が孔の蓋体から離れた側の第1の内面に接
触するため、蓋体が第1の位置に位置づけられる際に、
付勢手段が蓋体を第2の位置に向かって確実に付勢す
る。第2の位置から第1の位置に向かって蓋体を移動す
ると、蓋体が第1の位置に近づくにしたがって付勢手段
により第2の位置に向かって確実に付勢される。このた
め、第2の位置から第1の位置に向かって蓋体を移動し
て、蓋体が第1の位置に位置づけられた際に生じる衝撃
音を確実に抑制できる。
孔の蓋体寄りの第2の内面に接触するため、蓋体が第2
の位置に位置づけられる際に、付勢手段が蓋体を第1の
位置に向かって確実に付勢する。第1の位置から第2の
位置に向かって蓋体を移動すると、蓋体が第2の位置に
近づくにしたがって付勢手段により第1の位置に向かっ
て確実に付勢される。このため、第1の位置から第2の
位置に向かって蓋体を移動して、蓋体が第2の位置に位
置づけられた際に生じる衝撃音を確実に抑制できる。
置との双方に位置づけた際に生じる異音(衝撃音)を確
実に抑制できる。
勢手段が蓋体を第2の位置に向かって付勢する第1の状
態と、蓋体を第1の位置に向かって付勢する第2の状態
とを切り換え可能としている。このため、第1の位置と
第2の位置との双方に向かって蓋体を付勢するために、
部品点数の増加を抑制できる。したがって、異音を抑制
できることにくわえ、低コスト化を図ることができる。
視図である。
中間位置に変位した状態を示す斜視図である。
第2の位置に変位した状態を示す斜視図である。
斜視図である。
側断面図である。
態を示す斜視図である。
などを側方からみた説明図である。
などを側方からみた説明図である。
などを側方からみた説明図である。
た孔とねじりコイルばねの他端部とを示す説明図であ
る。
た孔とねじりコイルばねの他端部とを示す説明図であ
る。
た孔とねじりコイルばねの他端部とを示す説明図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 機器本体と、前記機器本体の一つの面を
覆う第1の位置と前記一つの面の少なくとも一部を開放
する第2の位置とに亘って前記一つの面に対してスライ
ド移動自在に設けられた蓋体と、を備えた電子機器にお
いて、 前記蓋体を第2の位置に向かって付勢する第1の状態
と、前記蓋体を前記第1の位置に向かって付勢する第2
の状態とが切り換え可能であるとともに、前記第1の位
置に前記蓋体が位置づけられる際に前記第1の状態とな
り、前記第2の位置に蓋体が位置づけられる際に前記第
2の状態となる付勢手段を備えたことを特徴とする電子
機器。 - 【請求項2】 前記蓋体を前記機器本体に対して回転自
在に支持するアーム部材と、 駆動源からの駆動力により一方向と該一方向の逆向きの
他方向との双方に回転されるとともに、前記アーム部材
とともに回転する回転部材と、を備え、 前記付勢手段は、一端部が前記アーム部材に固定されか
つ中央部が前記回転部材の回転中心に取り付けられたね
じりばねと、 前記回転部材を貫通しかつ前記ねじりばねの他端部が侵
入するとともに回転部材の回転中心を中心とした円弧状
の孔と、を備え、 前記ねじりばねの他端部が、前記第1の位置に前記蓋体
が位置づけられると前記孔の前記回転部材の周方向の蓋
体から離れた側の第1の内面に接触し、前記第2の位置
に蓋体が位置づけられると前記孔の前記回転部材の周方
向の蓋体寄りの第2の内面に接触することを特徴とする
請求項1記載の電子機器。
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