JP2003305620A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JP2003305620A
JP2003305620A JP2002110810A JP2002110810A JP2003305620A JP 2003305620 A JP2003305620 A JP 2003305620A JP 2002110810 A JP2002110810 A JP 2002110810A JP 2002110810 A JP2002110810 A JP 2002110810A JP 2003305620 A JP2003305620 A JP 2003305620A
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movable guide
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JP2002110810A
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English (en)
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Yasuhito Ohira
保仁 大平
Toshihiko Amako
敏彦 尼子
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Horkos Corp
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Publication date
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    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q7/00Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting
    • B23Q7/14Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting co-ordinated in production lines
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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構造により、ワーク受台45を従来の
ものと同等以上の精度で左右方向上の任意位置に移動さ
せ停止させ得るものとなす。 【解決手段】 支持台10に固定案内軌道部材15や可
動案内軌道部材17、18、19を設け、これら可動案
内軌道部材を左右移動させるための駆動装置16を設
け、且つ、可動案内軌道部材17、18、19を関連作
動させるものとした軌道部材連動機構35a、35bを
形成し、可動案内軌道部材19上にワーク受台45を具
備したワーク搬送装置において、前記駆動装置16をそ
の回転速度がインバータ制御により変化され且つその回
転制御方式がオープンループ方式となされた電動モータ
となし、且つ、動案内軌道部材17を特定位置に停止さ
せるために複数のストッパ部材52a、52b、52c
を設けた構成となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械のワーク
搬送などに使用されるもので横方へ張り出す多段状の複
数の可動案内軌道部材を備えたワーク搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワーク搬送装置として特開平11−90
760号公報に開示されたようなものがあり、その概要
を説明すると、次のようになされている。即ち、支持台
上に固定案内軌道部材が左右向きに設けられ、この固定
案内軌道部材上に可動案内軌道部材が3つ段積みされる
と共に、最下位置の前記可動案内軌道部材を左右方向へ
移動させるためのサーボモータが設られ、また、最下位
置の前記可動案内軌道部材を左右方向へ移動させること
に関連して全ての前記可動案内軌道部材を上側のものほ
ど大きく左右方向へ張り出すように動作させるものとし
た軌道部材連動機構が形成されるほか、最上位置の前記
可動案内軌道部材上で該軌道部材の左右移動に関連して
左右移動されるものとしたワーク受台を具備したものと
なされている。
【0003】この際、前記サーボモータは前記ギヤ減速
に入力される前の該サーボモータの回転変位を検出する
ものとした回転量検出器の検出情報に基づいてセミクロ
ーズドループ方式で数値制御されるものとなされてお
り、また前記サーボモータの回転はギヤ減速機を介し
て、前記可動案内軌道部材や前記ワーク受台を連動させ
るための機構に伝達されるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した特
開平11−90760号公報に記載されたワーク搬送装
置の、前記サーボモータを除いた基本構造を踏襲した上
で、従来のものと同等以上の精度でワークを任意位置に
移動させることを可能としたワーク搬送装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のワーク搬送装置では、請求項1に記載したよう
に、支持台に固定案内軌道部材を左右向きに設け、この
固定案内軌道部材上に可動案内軌道部材を少なくとも2
つ以上段積みすると共に、最下位置の前記可動案内軌道
部材を歯車ラック機構を介して左右方向へ移動させるた
めの回転駆動装置を設け、且つ、最下位置の前記可動案
内軌道部材を左右方向中立位置から左右何れかの側へ移
動させることに関連して全ての前記可動案内軌道部材を
下側のものから順に前記左右何れかの側へより大きく張
り出すように動作させるものとした軌道部材連動機構を
形成すると共に、最上位置の前記可動案内軌道部材上で
該軌道部材の左右移動に関連して左右移動されるものと
したワーク受台を具備してなるワーク搬送装置におい
て、前記駆動装置を、回転速度がインバータ制御により
変化され且つ回転制御がオープンループ方式で行われる
ものとした電動モータとなし、且つ、前記可動案内軌道
部材のうちの任意なものを前記ワーク受台の搬送開始位
置に対応した位置と、前記ワーク受台の搬送終了位置に
対応した位置とに停止させるために互いに衝接するもの
とした複数のストッパ部材を設けており、前記ワーク受
台がその搬送開始位置とその搬送終了位置との間の任意
位置に移動される構成となす。
【0006】この発明において、ワーク受台が搬送開始
位置と搬送終了位置との間の任意な特定位置に自動停止
されるときは、電動モータは、ワーク受台が停止される
べき特定位置に近づいたときインバータ制御によりその
回転速度を十分に減速され、ワーク受台が停止されるべ
き前記特定位置に達したときその回転速度をゼロとなさ
れるように制御される。これにより、ワーク受台は前記
特定位置に近づいたとき極めてゆっくりと移動するもの
となり、移動中の慣性力を受けることなく停止されるべ
き前記特定位置に正確に停止されるものとなる。また、
複数のストッパ部材は前記搬送開始位置で互いに衝接す
ることによりワーク受台を強制的に停止させ、また前記
搬送終了位置でも互いに衝接することによりワーク受台
を同様に停止させるため、ワーク受台は前記搬送開始位
置と搬送終了位置とにさらに正確に停止されるものとな
る。
【0007】上記発明は次のように具体化するのがよ
い。即ち、請求項2に記載したように、前記複数のスト
ッパ部材が、最下位置の前記可動案内軌道部材と同体状
に固定された可動側ストッパ部材と、前記支持台と同体
状に固定された固定側ストッパ部材とからなり、これら
の可動側ストッパ部材と固定側ストッパ部材の衝接によ
り最下位置の前記可動案内軌道部材が前記搬送開始位置
に対応する位置と前記搬送終了位置に対応する位置とに
停止される構成となす。このようにすれば、最下位置の
前記可動案内軌道部材と前記支持台とを除いた箇所にス
トッパ部材を設ける必要がなくなり、またストッパ部材
を設けるためのスペースの確保が容易となるほか、スト
ッパ部材の位置調整が容易に行えるようになる。
【0008】また請求項3に記載したように、前記電動
モータの出力軸の回転を入力されるギヤ減速機を設ける
と共に、このギヤ減速機の出力軸と連動連結され且つ前
記支持台の特定箇所に左右向き縦面に沿っての回動自在
となされた原動ピニオンと、このピニオンに噛み合わさ
れ且つ最下位置の前記可動案内軌道部材に固定された左
右向きの可動側ラックとを設け、さらに前記電動モータ
の回転に基づく作動変位を伝達される変位伝達経路上で
あって前記ギヤ減速機の出力軸箇所の前記作動変位或い
は、この出力軸よりも変位伝達終端側となる任意箇所の
前記作動変位を検出するものとした変位量検出器を設け
た構成となす。これによれば、ワーク受台の位置が前記
変位量検出器により検出されるようになるが、この際の
検出結果は、複数のギヤのバックラッシが累積されて前
記ワーク受台の作動変位に大きな誤差を発生させること
のあるギヤ減速機に基づく誤差を含まないものとなり、
従ってワーク受台は前記変位量検出器に検出情報に基づ
いて正確に位置制御されるものとなる。
【0009】また請求項4に記載したように、前記可動
側ラックの歯部の歯巾方向を前後傾斜させると共に前記
原動ピニオンを前記可動側ラックの歯部と噛み合わされ
る歯部の形成されたベベルギヤとなすほか、前記原動ピ
ニオンをこれの回転中心軸に前後方向の位置変更調整可
能に固定した構成となす。これによれば、前記原動ピニ
オンの歯部と前記可動側ラックの歯部との噛合い箇所の
遊動間隙は前記原動ピニオンの前後位置を変更すること
で増減変更されるものとなる。
【0010】さらに請求項5に記載したように、前記軌
道部材連動機構が前記固定案内軌道部材に固定された左
右方向へ長い固定側ラックと、前記可動案内軌道部材の
それぞれに固定された左右方向へ長い可動側ラックと、
最上位置の前記可動案内軌道部材を除いた前記可動案内
軌道部材のそれぞれの特定箇所に前後向き軸回りの回転
自在に装着された連動ピニオンとを備えると共に、各連
動ピニオンの上下箇所のそれぞれにその対応する前記可
動側ラック又は前記固定側ラックを噛み合せた構造とな
し、この際、前記固定側ラック及び前記可動側ラックの
歯部を歯巾方向である前後方向に傾斜させると共に前記
各連動ピニオンを、前記可動側ラックの歯部の噛み合わ
されるベベルギヤとなし、さらに前記連動ピニオンのそ
れぞれに対応した前記前後向き軸を、これの対応する前
記可動案内軌道部材に固設された前後向き固定軸と、こ
の前後向き固定軸に外挿状に固定され且つこの前後向き
固定軸回りの角度を変更調整可能となされた偏心円筒軸
部材とで形成するほか、前記連動ピニオンのそれぞれは
その対応する前記前後向き軸上での前後位置を調整変更
可能となされた構成となす。
【0011】この構成において、任意な1つの連動ピニ
オンの下部の歯部とこれに噛み合った固定側ラック又は
可動側ラックの歯部との噛合い箇所の遊動隙間である前
者間隙と、前記任意な1つの連動ピニオンの上部の歯部
とこれに噛み合った可動側ラックの歯部との噛合い箇所
の遊動隙間である後者間隙とは、本発明品の使用時間の
経過により、多くは相違した状態に増大するものとなる
が、これに対処するには、前後向き固定軸に対するこの
固定軸回りの偏心円筒軸部材の角度位置を変更して前者
間隙と後者間隙を同一化させ、さらに前記任意な一つの
連動ピニオンをそれら間隙の減少する側へ前後変位させ
る。これにより、前者間隙と後者間隙の何れも希望する
大きさに減少されるものとなる。また前者間隙と後者間
隙が何れも同じ大きさに増大しているときには、前記任
意な一つの連動ピニオンをそれら間隙の減少する側へ前
後変位させるのみで、それら間隙は希望する大きさに減
少されるものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図13は本発明に係るワー
ク搬送装置を備えた加工ラインを示し、これらの図を参
照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は
前記加工ラインを示す正面図、図2は前記加工ラインの
右側面図、図3は前記ワーク搬送装置の搬送開始状態と
搬送終了状態を示す正面図、図4は前記ワーク搬送装置
の初期状態を示す正面図、図5は前記ワーク搬送装置の
一部縦断面図、図6は前記ワーク搬送装置の偏心円筒軸
部材を示しAは側面図でBは正面図、図7は前記ワーク
搬送装置の連動ピニオンの装着構造を示しAは平面図で
Bは正面図、図8は前記ワーク搬送装置の連動ピニオン
の装着構造を示す側面視断面図、図9は前記ワーク搬送
装置の連動ピニオンの位置調整についての説明図、図1
0は前記ワーク搬送装置のストッパ部材の装着状態を示
す正面図、図11は前記ワーク搬送装置のストッパ部材
の装着状態を示す側面図、図12は前記ワーク搬送装置
のストッパ部材の装着状態を示す平面図、図13は前記
ワーク搬送装置のストッパ部材の装着状態の変形例を示
す平面図である。
【0013】図1に於いて、1A、1B及び1Cは3基
のマシンニングセンタで、一定間隔毎に設置してある。
各マシンニングセンタlA、1B、1Cは、図2に示す
ように基台2の上面にコラム3を固定すると共にこのコ
ラム3に主軸4を上下、左右及び前後方向の移動可能に
装着し、また基台2の上方でしかもコラム3の前方にワ
ークwを加工するための密閉加工空間5を形成したもの
となしてある。
【0014】この際、密閉加工空間5は左右の側面壁5
a、5b及び天井壁5cと、図2に示した前面壁5d及
び、コラム4前方に形成した左右向き起立カバー4aと
で外周囲を包囲したものとなす。
【0015】この密閉加工空間5の内方にはワーク固定
装置6が設けてあり、この固定装置6は固定状態のワー
クwの固定を任意時に自動的に解除でき、この解除状態
でワークwを上方へ押し上げると、ワークwが図示しな
いワーク位置決めピンから外れて自由状態となるように
構成されている。そして、各マシニングセンタ1A、1
B、1Cの基台2の側面5a、5b箇所には本発明に係
るワーク搬送装置H1、H2、H3、H4が固定してあ
る。
【0016】このワーク搬送装置H1、H2、H3、H
4の一つについて説明すると、次のとおりである。即
ち、7は前記基台2に結合部材8を介してボルト固定さ
れた左右方向へ長い四角枠状の固定台であり、この固定
台7の上部には昇降駆動用の汎用モータ(誘導モータ)
9が縦向きに固定してあり、このモータ9の回転により
支持台10が図3などに示す縦送り機構11を介して上
下作動されるようになしてある。
【0017】上記縦送り機構11は、図2及び図3に示
すように、昇降駆動用モータ9により特定高さ位置で回
転駆動される縦向きネジ軸12、支持台10と同体状に
固定され前記縦向きネジ軸12を螺入されるナット体1
3、及び、固定台7に固定され支持台10を縦方向へ案
内するものとした左右一対の縦向き案内軌道部材14、
14とからなっている。
【0018】支持台9には図3〜図5などに示すように
左右方向flへ長い水平な固定案内軌道部材15と、前
後方向f2へ向けられた横送り用の汎用電動モータ(誘
導モータ)16が固設してある。固定案内軌道部材15
の上方には3つの可動案内軌道部材17、18、19が
段積みしてあり、各可動案内軌道部材17、18、19
はこれと接した直下の固定案内軌道部材15又は可動案
内軌道部材17、18の何れかに左右方向f1の変位自
在に案内させてある。
【0019】この際、図5に示すように、固定案内軌道
部材15は左右向き軌道体15a、この軌道体15aを
支持した部材15b、この部材15bを支持台10に結
合した部材15cからなっており、また可動案内軌道部
材17は左右向き軌道体17a、この軌道体17aを支
持した部材17b、この部材17bの前面に固定された
部材17c、及び、この部材17cの下面に固定され前
記左右向き軌道体15aに案内される溝形部材17dか
らなっており、また可動案内軌道部材18は溝形部材1
8a、この溝形部材18aを支持した部材18b、この
部材18bの下面に固定され前記左右向き軌道体17a
に案内される溝形部材18cからなっており、また可動
案内軌道部材19は左右向き軌道体19a、この軌道体
19aを支持した部材19b、この部材19bの下面に
固定され前記溝形部材18aに案内される左右向き軌道
体19cからなっている。そして、軌道体15a、17
a、19cとこれに嵌合された溝形部材17d、18
c、18aとは多数の球体を介して円滑に相対変位する
ものとなされている。
【0020】図2及び図5において、最下位置の可動案
内軌道部材17は前記汎用電動モータ16で左右方向f
1へ駆動される構成となされるのであり、次にその詳細
について説明する。
【0021】図2に示す汎用電動モータ16の後部に、
このモータ16の回転を入力されるギヤ減速機20を、
支持台10に固定された図5に示す取付部材21を介し
て固設してあり、またギヤ減速機20の後側f4には固
定側案内軌道部材15を構成した部材15bの下面に固
定された取付部材22を介して軸受部23を固設してい
る。この際、軸受部23は取付部材22と同体状に固定
された筒部材24と、この筒部材24の内方に装設され
た前後一対のベアリング25、25とを備えたものとな
されている。
【0022】軸受部23にはこれらベアリング25、2
5を介して前後向き回転中心軸26を一定位置での回転
自在に装着しており、この回転中心軸26の前端部をギ
ヤ減速機20の出力軸20aに自在継手26aを介して
心ずれ吸収可能に結合させると共に、この回転軸26の
後端部に原動ピニオン27をその前後位置の変更可能な
ように固定している。この際、28は筒形雄楔部材でこ
れのフランジ部には押しボルトの螺入されるネジ孔28
aと、原動ピニオン27に螺着される固定ボルト29を
挿通させるための透孔28bとが形成されている。そし
て29はこの筒形雄楔部材28に外嵌される拡径変形可
能となされた筒形雌楔部材である。前記原動ピニオン2
7はベベルギヤとなしてあって、その歯部27aの頂面
の歯巾方向、即ち前後方向f2の傾斜角度θ1は水平面
に対して凡そ10度程度となされている。
【0023】一方、最下位置の可動案内軌道部材17を
構成した部材17cの下面に水平面に沿わせた左右方向
f1へ長い板部材30aを固定し、この板部材30aの
前縁下面に垂直向きで左右方向f1へ長い板部材30b
を固定すると共に、この板部材30bの後側f4箇所で
前記板部材30aの下面に複数の縦向き補強骨部材30
cを固着し、これら補強骨部材30cの下端面と前記板
部材30bの下端面に水平面に沿わせた左右方向f1へ
長い取付座部材30dを固定し、この取付座部材30d
の下面に左右方向f1へ長い下向きの可動側ラック31
を固定している。このラック31の歯部31aは原動ピ
ニオン27の歯部27aに関連させてその頂面を歯巾方
向である前後方向へ傾斜させてあり、この傾斜角度θ2
は原動ピニオン27の場合と同様に水平面に対して凡そ
10度程度となされている。そして、この可動側ラック
31の歯部31aを原動ピニオン27の歯部27aに噛
み合わせ、これら歯部31a、27aの噛み合い状態の
遊動間隙(バックラッシなど)はこれら歯部31a、2
7aの正対状態の下で0.04mm以下に調整されてい
る。
【0024】この遊動間隙の変更調整は最下位置の可動
案内軌道部材17に対する可動側ラック31の高さを調
整シムの厚さ変更などにより変化させたり、或いは回転
軸26に対する原動ピニオン27の前後位置を変化させ
ることにより行われる。
【0025】このような構成において、汎用電動モータ
16の回転はギヤ減速機20に伝達され、ここで減速さ
れた回転が回転軸26及び原動ピニオン27に伝達さ
れ、次に原動ピニオン27の回転が可動側ラック31を
介して最下位置の可動側案内軌道部材17を左右方向f
1へ連動変位させる。この際、最下位置の可動側案内軌
道部材17は案内軌道体15a及び溝形部材17dとこ
れらの間に介装された球体の案内作用により特定位置上
を円滑に左右方向f1へ直線移動される。
【0026】図2及び図3などに示すように、前記原動
ピニオン27の下方には回転軸26の回転量を検出する
ための変位量検出器であるロータリエンコーダ32が支
持台20と同体状に設けてある。このロータリエンコー
ダ32の入力軸32aは原動ギヤ33aと従動ギヤ33
bからなるギヤ伝動機構を介して回転軸26と連動連結
されており、この際、原動ギヤ33aは回転軸26に固
定され、従動ギヤ33bは入力軸32aに固定される。
【0027】図5に示すように、前記固定案内軌道部材
15及び3つの前記可動案内軌道部材17、18、19
の相互は、最下位置の前記可動案内軌道部材17を左右
方向f1へ移動させることに関連して全ての前記可動案
内軌道部材17、18、19を上側のものほど大きく左
右方向f1へ張り出すように動作させるものとした軌道
部材連動機構34a、34bを介して連動連結されてい
るのであり、次にこの軌道部材連動機構34a、34b
について説明する。
【0028】図3〜図6などに示すように、各可動案内
軌道部材17、18の左右方向中央箇所には1つの連動
ピニオン35a、35bが前後向き軸36a、36b及
び前後一対のベアリングを介して回動自在に装着してあ
り、各連動ピニオン35a又は35bは先の原動ピニオ
ン27に準じたベベルギヤとなされており、その歯部の
頂面の歯巾方向の傾斜角度θ3は水平面に対して凡そ1
0度程度となされている。
【0029】そして最下位置の前記可動案内軌道部材1
7に装着された連動ピニオン35aの上下箇所のそれぞ
れに、左右方向へ長い下向きの可動側ラック37と、左
右方向f1へ長い上向きの固定側ラック38とが噛み合
わされている。前記可動側ラック37は中間位置の可動
案内軌道部材18を構成する部材18bの前縁下面に固
定されており、また前記固定側ラック38は前記固定案
内軌道部材15を構成する部材15cの上面に固定され
ている。これらラック37、38の歯部は連動ピニオン
35aの歯部に関連させてその頂面を歯巾方向である前
後方向へ傾斜させてあり、この傾斜角度は連動ピニオン
27の場合と同様に水平面に対して凡そ10度程度とな
されている。
【0030】また中間位置の前記可動案内軌道部材18
の連動ピニオン35bの上下箇所のそれぞれには、左右
方向f1へ長い下向きの可動側ラック39と、左右方向
f1へ長い上向きの可動側ラック40とが噛み合わされ
ている。前記可動側ラック39は最上位置の可動案内軌
道部材19を構成する部材19bの後縁下面に固定され
ており、また前記可動側ラック40は最下位置の前記可
動案内軌道部材17を構成する部材17cの上面に固定
されている。これらラック39、40の歯部は連動ピニ
オン35bの歯部に関連させてその頂面を歯巾方向であ
る前後方向へ傾斜させてあり、この傾斜角度は連動ピニ
オン35bの場合と同様に水平面に対して凡そ10度程
度となされている。
【0031】そして、各連動ピニオン35a、35bを
回動自在に支持した前後向き軸36a、36bは、その
対応する前記可動案内軌道部材17、18の部材17
b、18bに螺入されて固定された前後向き固定軸41
aと、この前後向き固定軸41aに外挿され且つこの前
後向き固定軸41a回りの角度を変更調整可能となされ
た偏心円筒軸部材41bとで形成してあり、また前記連
動ピニオン35a、35bのそれぞれは前記偏心円筒軸
部材41bに外嵌された厚さ調整リング42の厚さを変
更することによりその対応する前記前後向き軸36a、
36b上での前後位置を調整変更可能となされている。
【0032】この際、前後向き軸41aは偏心円筒軸部
材41bの抜止めとして作用する頭部と、可動案内軌道
部材に螺入されるネジ部を有するものとなされており、
また偏心円筒軸部材41bは図6に示すように直円形外
周面部aを有すると共に、この直円形外周面部aの中心
線を例えば0.1mm程度その半径方向へ平行移動させ
た直線を中心線とする直状円形孔bを有し、且つ、先側
の端部に鍔部cと、前記直状円形孔bと同心の短い直円
形外周面部d1とを形成し、元側の端部に前記直状円形
孔bと同心の短い直円形周面部d2を形成したものとな
されている。
【0033】各前後向き軸36a、36bは可動案内軌
道部材17、18に図7に示すボルト42を介して固定
される平面視コ字形の枠部材43によりその先側を支持
されるのであり、この枠部材43は図8に示すように左
右方向長さ中央位置に前記直円形外周面部d1を嵌入さ
れる透孔43aを有すると共に、偏心円筒軸部材41b
の鍔部cに図6Bに示すように形成された3つのネジ孔
c1、c2、c3に択一的に螺入されるボルト44を挿
通させるための比較的小さい3つの透孔e1、e2、e
3を有するものとなされている。
【0034】各連動ピニオン35a、35bの歯部は、
可動側ラック37、39、40又は固定側ラック38の
歯部とが噛み合っており、これら歯部のそれぞれの噛合
箇所遊動間隙(バックラッシなど)は、左右向き固定軸
41aの中心に対する各連動ピニオン35a、35bの
上下方向の偏心量がゼロである基本状態(図8Cに示す
状態)の下で0.04mm以下に調整されている。
【0035】このように構成した図5などに示す軌道部
材連動機構34a、34bにおいて、最下位置の可動案
内軌道部材17が図4に示すように支持台10の左右方
向f1長さの中央位置(中立位置)p0に位置した状態
では他の可動案内軌道部材18、19のそれぞれが中立
位置p1に位置された状態となる。そして、最下位置の
可動案内軌道部材17が左右方向f1の任意な何れか一
方へ変位されると、この可動案内軌道部材17と固定案
内軌道部材15との相対変位に基づいて、固定側ラック
38が最下位置の可動案内軌道部材17に装着された連
動ピニオン35aを前後向き軸36a回りへ回転させ、
この連動ピニオン35aの回転が中間位置の可動案内軌
道部材18に固定された可動側ラック37をこの可動案
内軌道部材18と共に最下位置の可動案内軌道部材17
の変位方向へ変位させ、次にこの中間位置の可動案内軌
道部材18と最下位置の可動案内軌道部材17との相対
変位に基づいて、可動側ラック40が中間位置の可動案
内軌道部材18に装着された連動ピニオン35bを前後
向き軸36b回りへ回転させ、この連動ピニオン35b
の回転が最上位置の可動案内軌道部材19に固定された
可動側ラック39をこの可動案内軌道部材19と共に中
間位置の可動案内軌道部材18の変位方向へ変位させ、
このような変位により、3つの可動案内軌道部材17、
18、19は図3に示すように下側のものから順に大き
くそれらの変位方向へ張り出されるものとなる。
【0036】図5などに示すように、最上位置の可動案
内軌道部材19にはこれを構成した軌道体19aを介し
て左右方向flへの変位自在にワーク受台45を案内さ
せている。このワーク受台45は、上面を水平となされ
た台部材45aと、この台部材45aの下側に配置され
た下側支持部材45bと、この下側支持部材45bと前
記台部材45aとを結合した前後一対の結合部材45
c、45cと、前記下側支持部材45bの下面の前後方
向中央箇所に固定され且つ軌道体19aにより左右方向
f1へ案内される溝形部材45dとからなっている。
【0037】上記ワーク受台45と、最上位置の可動案
内軌道部材19との間には、最上位置の可動案内軌道部
材19の左右変位に関連してワーク受台45を最上位置
の可動案内軌道部材19の変位方向へ変位させるものと
したチェーン連動機構46が形成してある。
【0038】このチェーン連動機構46は、最上位置の
可動案内軌道部材19の左右各端部に図4及び図5に示
すように前後向き支軸47、47回りの回動自在に前後
及び左右一対のスプロケット48、48を装着すると共
に、可動案内軌道部材19の前後各側において、左右一
対のチェーン49、49のそれぞれをその対応する側の
前記スプロケット48、48に横向きU字状に掛け回
し、それぞれのチェーン49、49の下側端部をチェー
ン固定ブロック50を介して最上位置の可動案内軌道部
材19の左右方向長さ略中央箇所に固定し、一方ではそ
れぞれのチェーン49、49の上側端部を引張固定具5
1を介して当該チェーン49、49にバネによる引張力
を付与した状態となしてワーク受台45の下側部材45
bに固定し、最上位置の可動案内軌道部材19が左右方
向f1の一側へ変位されたとき、この変位方向前側のも
ので可動案内軌道部材19の前後箇所にあるチェーン4
9、49がチェーン固定ブロック50に引張されてワー
ク受台45を最上位置の可動案内軌道部材19の変位方
向へ変位させ、一方では可動案内軌道部材19の前後箇
所にある他側のチェーン49、49が引張固定具51に
引張されて変位するようになされている。
【0039】そして図3に示すように、最上位置の可動
案内軌道部材19が右側へ一定量変位したときワーク受
台45が搬送開始位置p1に到達し、逆に最上位置の可
動案内軌道部材19が左側へ一定量変位したときワーク
受台45が搬送終了位置p2に到達する構成となされて
いるのであり、またワーク受台45が中立位置p0から
搬送開始位置p1或いは搬送終了位置p2に達した後に
もさらに、これらの位置を越えて左右各側へ変位するの
を阻止するために、図4に示すように複数のストッパ部
材52a、52b、52cからなる衝接式ストッパ手段
が設けてある。
【0040】上記複数のストッパ部材52a、52b、
52cのうち、2つのストッパ部材52a、52bは最
下位置の前記可動案内軌道部材17と同体状に固定され
た可動側ストッパ部材となされ、また1つのストッパ部
材52cは支持台10と同体状に固定された固定側スト
ッパ部材となされている。この際、2つの可動側ストッ
パ部材52a、52bは前後向きの直方体となされてあ
って図10〜図12に示すように最下位置の可動案内軌
道部材17と同体状の取付座部材30dの左右各端部の
上面に固着された取付片部材53、53の外側面に左右
方向位置調整用のシム54と、2本のボルト55、55
を介して前側f3への張出し状に固定されており、また
固定側のストッパ部材52cは左右向きの直方体となさ
れてあって固定案内軌道部材15を構成した部材15b
の左右方向長さ中央箇所の前端面に2本のボルト56、
56を介して固定されている。
【0041】この衝接式ストッパ手段において、左側の
可動側ストッパ部材52aの前部右側面と、固定側スト
ッパ部材52cの左端面とは、最下位置の可動案内軌道
部材17が中立位置p0側から右方向へ移動してワーク
支持台45の搬送開始位置p1に対応した位置に達した
ときに衝接してその可動案内軌道部材17のさらなる右
移動を規制するものとなり、また右側の可動側ストッパ
部材52bの前部左側面と、固定側ストッパ部材52c
の右端面とは、最下位置の可動案内軌道部材17が中立
位置p0側から左方向へ移動してワーク支持台45の搬
送終了位置p2に対応した位置に達したときに衝接して
その可動案内軌道部材17のさらなる左移動を規制する
ものとなる。
【0042】図2に示すように各ワーク搬送装置の固定
台7上には汎用電動モータ9の制御回路機構56と汎用
電動モータ16の制御回路機構56bとを備えた制御装
置56が設けてあり、何れの制御回路機構56a、56
bもその制御方式は後述説明から判るようにオープンル
ープ方式となされている。
【0043】そして、一方の制御回路機構56aは、汎
用電動モータ9を制御することにより支持台10を上下
変位させて図1中の下降位置p4と上昇位置p5とに停
止させる構成となしてある。
【0044】また他方の制御回路機構56bは、前記ロ
ータリエンコーダ32の検出情報に基づいて汎用電動モ
ータ16を制御することによりワーク受台45を搬送開
始位置p1と搬送終了位置p2との2位置のほかこれら
2位置p1、p2の間の任意位置に停止させる構成とな
してある。この際、ワーク受台45を希望する任意な特
定位置に正確に停止させるため、汎用電動モータ16の
回転速度をインバータ制御により制御するようになして
あり、例えばワーク受台45の通常搬送速度ではこのモ
ータ16の駆動電流を30サイクル毎秒となし、ワーク
受台45が停止すべき特定位置に近づいたときからはそ
の駆動電流を一挙に9サイクル毎秒に低下させ、さらに
ワーク受台45が停止すべき特定位置に合致したときに
はその駆動電流を0サイクル毎秒となすように作動する
ものとなす。
【0045】次に上記のように構成した加工ラインの作
動例について説明する。各部を自動作動の可能な状態に
したとき、図1に示す各ワーク搬送装置H1〜H4は、
支持台10が降下位置p4に位置すると共に各可動案内
軌道部材17、18、19が中立位置p0に位置した状
態の初期状態に保持される。そして、図示しない任意な
供給手段により、第一のワーク搬送装置H1の搬送開始
位置の特定高さ箇所にワークwが送り込まれると、第一
のワーク搬送装置H1の制御装置56に図示しない中央
制御装置からの作動開始指令が入力される。
【0046】これによりワーク搬送装置H1の各部が作
動するのであり、この作動を順に説明すると、支持台1
0が降下位置p4に位置した状態の下で、ワーク受台4
5が汎用電動モータ16の作動によりその中立位置p0
から右側へ移動されて搬送開始位置に達し、ここで汎用
電動モータ9の作動により支持台10が上昇位置p5に
移動されるのであり、この移動過程でワーク受台45が
搬送開始位置の特定高さ箇所に位置されたワークwを受
け取り、次に支持台10が上昇位置p5に保持されたま
ま、ワーク受台45が汎用電動モータ16の作動により
左側へ移動して搬送終了位置に達し、ここで汎用電動モ
ータ9の作動により支持台が下降位置に移動され、この
移動過程で、ワーク受台45上のワークwが第一番目の
マシニングセンタ1A内の公知のワーク固定装置6に受
け止められ位置決めされ固定状態となされる。
【0047】この後、支持台10が下降位置p4に保持
されたまま、ワーク受台10が汎用電動モータ9の作動
により右側へ移動されて中立位置p0に停止し、この停
止状態が次のワーク搬送時まで継続される。
【0048】このようなワーク搬送装置H1の作動にお
いて、ワーク受台10の左右方向の現位置はロータリエ
ンコーダ32の検出情報に基づいて判断されるのであ
り、ワーク受台10が搬送終了位置、搬送開始位置又
は、他の停止位置の近傍に達したと判断されたときは、
この後、汎用電動モータ16は9サイクル毎秒の駆動電
流を供給されて極めて低速で回転し、またワーク受台1
0が搬送終了位置、搬送開始位置又は、他の停止位置に
合致したと判断されたときは、その後の左右移動時まで
0サイクル毎秒の駆動電流を供給されてその回転を停止
される。これにより、ワーク受台10は搬送終了位置、
搬送開始位置又は、他の停止位置に正確且つ迅速に停止
されるものとなる。
【0049】この際、搬送終了位置又は搬送開始位置で
は可動側のストッパ部材52a又は52bと固定側のス
トッパ部材52cとの衝接によるオーバーラン規制作用
も加わるため、ワーク受台10は±0.4mm以内の左
右方向誤差で正確且つ迅速に停止されるものとなり、ま
た前記他の停止位置では±0.6mm以内の左右方向誤
差で正確且つ迅速に停止されるものとなる。
【0050】第一のマシニングセンタ1A内のワーク固
定装置6に固定されたワークwはここで第一段階の加工
を実施される。この加工が終了したとき、第二のワーク
搬送装置H2の制御装置56に図示しない中央制御装置
からの作動開始指令が入力される。
【0051】これにより第二のワーク搬送装置H2の各
部が第一のワーク搬送装置H1に準じて作動するのであ
り、この作動を順に説明すると、支持台10が下降位置
p4に保持された状態で、ワーク受台45が右側へ移動
されてその搬送開始位置に達し、ここで支持台10が上
昇位置p5に移動されるのであり、この移動過程でワー
ク受台45が第一のマシニングセンタ1A内のワーク固
定装置6で非固定状態となされた状態のワークwを受け
取り、次に支持台10が上昇位置p5に位置したまま、
ワーク受台45が左側へ移動されて搬送終了位置に達
し、ここで支持台10が下降位置p4に移動し、この移
動過程で、ワーク受台45上のワークwが第二のマシニ
ングセンタ1B内のワーク固定装置6に受け止められ位
置決めされ固定状態となされる。この後、ワーク受台4
5は右側へ移動されて中立位置p0に停止し、この停止
状態が次のワーク搬送時まで継続される。
【0052】そして第二のワーク搬送装置H2が初期状
態に復帰した後には、第一のワーク搬送装置H1はその
搬送作動の許容された状態となり、図示しない中央制御
装置からの作動開始指令により先と同様に作動する。
【0053】第二のマシニングセンタ1B内のワーク固
定装置6に固定されたワークwはここで第二段階の加工
を実施される。そして、この加工が終了したとき、第三
のワーク搬送装置H3の制御装置56に図示しない中央
制御装置からの作動開始指令が入力される。
【0054】これにより第三のワーク搬送装置H3の各
部が第二のワーク搬送装置H2の場合に準じて作動し、
第二のマシニングセンタ1B内のワーク固定装置6上の
ワークwは、第三のマシニングセンタ1C内のワーク固
定装置6に固定状態となされる。この後、第三のワーク
搬送装置H3は初期状態に復帰して停止し、この停止状
態が次のワーク搬送時まで継続される。
【0055】そして第三のワーク搬送装置H3が初期状
態に復帰した後には、第二のワーク搬送装置H2がその
搬送作動を許容された状態となり、図示しない中央制御
装置からの作動開始指令により先と同様に作動する。
【0056】第三のマシニングセンタ1C内のワーク固
定装置6に固定されたワークwはここで第三段階の加工
を実施される。そして、この加工が終了したとき、第四
のワーク搬送装置H4の制御装置56に作動開始指令が
図示しない中央制御装置から入力される。これにより第
四のワーク搬送装置H4の各部が第二のワーク搬送装置
H2の場合に準じて作動し、第三のマシニングセンタ1
C内のワーク台手段6上のワークwは、第四のワーク搬
送装置H4の搬送終了位置の特定高さ箇所に搬出され
る。
【0057】そして第四のワーク搬送装置H4が初期状
態に復帰した後には、第三のワーク搬送装置H3がその
搬送作動を許容された状態となり、図示しない中央制御
装置からの作動開始指令により先と同様に作動する。
【0058】また初期状態となった第四のワーク搬送装
置H4はその搬送終了位置の特定高さ位置に搬出された
ワークwが他所へ移動された後にその搬送作動を許容さ
れた状態となり、図示しない中央制御装置からの作動開
始指令により先と同様に作動する以上のような作動が繰
り返されることにより、加工ラインにおけるワーク搬送
とワーク加工とが自動的に実施されるものとなる。
【0059】上記加工ラインの各ワーク搬送装置H1〜
H4の使用時間が経過すると、原動ピニオン27と可動
側ラック31との噛合、連動ピニオン35aと可動側ラ
ック37及び固定側ラック38との噛合、及び、連動ピ
ニオン35bと2つの可動側ラック39、40との噛合
における遊動間隙が増大する。
【0060】この遊動間隙が増大すると、ワーク受台4
5の左右方向の停止位置の正確性が損なわれるのであ
り、従って例えばその遊動間隙が0.04mmを越えた
ときはそれが0.04mm以下となるように上記噛合を
調整することが必要となる。
【0061】次にこの調整における処理について説明す
る。先ず、原動ピニオン27と可動側ラック31との噛
合の遊動間隙が増大したときの処理例について説明する
と、図5において固定ボルト29を抜き取った状態でボ
ルト孔28aに図示しない押しボルトを螺入させること
により筒形雄楔体28を原動ピニオン27から抜き変位
させ、回転中心軸26に対する原動ピニオン27の締結
状態を弛緩させる。次に回転中心軸26上の原動ピニオ
ン27の位置を前側f3へ移動させる。この移動距離が
増大するに伴って、この噛合の遊動間隙は歯部27a、
31aの前後傾斜に関連して漸次に減少する。そして、
この遊動間隙が0.04mm以下となったとき、固定ボ
ルト29を螺入して筒形雄楔体28を原動ピニオン27
内に押し込み回転軸26に原動ピニオン27を締結固定
させる。なお、このような処理に代えて、可動側ラック
31と板部材30dとの間に図示しないシムを介在させ
るなどして可動側ラック31の高さを適当に低くなすこ
とも差し支えない。
【0062】次に連動ピニオン35aと可動側ラック3
7及び固定側ラック38との噛合の遊動間隙が増大した
ときの処理例について説明する。先ずは可動側ラック3
7及び固定側ラック38に対する連動ピニオン35aの
位置を後側f4へ適当に移動させる。これには、枠部材
43及び前後向き固定軸36aを取り外して調整カラー
42を取り出し、これの厚さを適当に減少させるように
加工し、再び前後向き固定軸36aを締結して各部を元
状態に組み付ける。これにより、連動ピニオン35aは
調整カラー42の厚さ減少分だけその位置を変更され、
これに関連して上下の噛合の遊動間隙がこの噛合に係る
歯部の前後傾斜に関連して減少する。
【0063】次に、通常では連動ピニオン35bとこれ
の上部に位置した可動側ラック37との噛合の遊動間隙
と、連動ピニオン35bとこれの下部に位置した固定側
ラック38との噛合の遊動間隙とは相違しているため、
これら上下の遊動間隙を合致させる処理を行うのであっ
て、これにはボルト44を抜き取って、偏心円筒軸部材
41bを前後向き固定軸41a回りの適当方向へ回動変
位させ、再びボルト44を螺入することにより、その偏
心円筒軸部材41bを適当角度位置に固定させる。
【0064】この際、下側の遊動間隙が上側のそれより
も大きくて、その相違が比較的小さいときは、図9Bに
示すように、枠部材43の特定位置に設けられた透孔e
2にボルト44を挿入して、このボルト44を偏心円筒
軸部材41bの鍔部cの特定位置に設けられたネジ孔c
3の何れかに螺入することにより、偏心円筒軸部材41
bを図8Aに示す標準状態の位置から比較的小さい角度
だけ右回転させた状態で固定させる。
【0065】また下側の遊動間隙が上側のそれよりも大
きくて、しかもその相違が比較的大きいときは、図9C
に示すように、枠部材43の特定位置に設けられた透孔
e3にボルト44を挿入して、このボルト44を偏心円
筒軸部材41bの鍔部cの特定位置に設けられたネジ孔
c1に螺入することにより、偏心円筒軸部材41bを図
8Aに示す標準状態の位置から比較的大きい角度だけ右
回転させた状態で固定させる。
【0066】一方、上側の遊動間隙が下側のそれよりも
大きいときは、偏心円筒軸部材41bを図9Aに示す標
準状態の位置から左回転させて、下側の遊動間隙が上側
のそれよりも大きい場合の上述処理と対称的な処理を行
う。こうして上下の遊動間隙を近似させ、上下何れの遊
動間隙も0.04mm以下になす。
【0067】なお、この処理に代えて、可動側ラック3
7と部材18bとの間及び固定側ラック38と部材15
cとの間にシムを介在させるなどして可動側ラック37
及び固定側ラック38の高さを連動ピニオン35aに近
接させるように変更することも差し支えない。
【0068】また連動ピニオン35bと上下の可動側ラ
ック39、40との噛合の遊動間隙が増大したときの処
理例については、連動ピニオン35aと可動側ラック3
7及び固定側ラック38との噛合の遊動間隙が増大した
ときの処理例において固定側ラック38が可動側のもの
に替わること以外には実質的な変化はないため、この処
理例に準じて行えばよい。
【0069】上記実施例は次のように変形できる。スト
ッパ部材52a、52b、52cの固定場所を変更する
ことにより、2つの可動案内軌道部材18、19又はワ
ーク支持台45の何れかの左右変位を規制するものとな
してもよいのであり、この際、2つの可動案内軌道案内
部材18、19及びワーク支持台45のうちの任意な二
つの部材相互間に互いに衝接するストッパ部材を設ける
ようになしても、或いは、2つの可動案内軌道案内部材
18、19及びワーク支持台45のうちの任意な1つの
部材と、支持台10と同体状箇所との間に、互いに衝接
するストッパ部材を設けるようになしてもよい。
【0070】また実施例のストッパ部材52a、52b
に代えて、図13に示すように各取付座53に前後向き
部材57を固定し、これら前後向き部材57、57の前
端部にストッパ部材52a、52bとしての左右向きの
ボルトを螺合させるほか、このボルト52a、52bの
変位を締結固定するためのロックナット58、58をボ
ルト52a、52bに螺合させた構成となすこともでき
る。これによれば、ストッパ部材52a、52bの位置
調整が容易となる。
【0071】また3段重ね状の可動案内軌道部材17、
18、19に代えて、中間位置の可動案内軌道部材18
を2つ以上となして4段重ね以上となし、且つ、これら
のうち上下で接したものを連動ピニオン35bと可動側
ラック39、40とからなる連動連結に準じた構成で連
動連結し、最下位置の可動案内軌道部材17が固定案内
軌道部材15に対して左右移動されたとき、全ての可動
案内軌道部材が上側のものほど大きく左右へ張り出すよ
うに連動するものとなすこともできる。
【0072】さらには左右向き固定軸41a回りの偏心
円筒軸部材41bの位置変更が無段階に行える構成とな
すことも可能である。
【0073】
【発明の効果】上記した本発明によれば、従来のサーボ
モータに代えて汎用電動モータ16を使用しても、ワー
ク受台45を従来のものと同等以上の精度で左右方向上
の任意位置に移動させることができるものであり、具体
的には例えば±0.4mm以内の精度でワーク受台を搬
送開始位置p1と搬送終了位置p2とに停止させること
ができると共にこれら搬送開始位置p1と搬送終了位置
p2との間においては±0.6mm以内の精度で任意位
置に停止させることができる。
【0074】請求項2に記載したものによれば、最下位
置の前記可動案内軌道部材17と前記支持台10とを除
いた箇所にストッパ部材52a、52b、52cを設け
る必要がなくなって、これらストッパ部材52a、52
b、52cを設けるためのスペースを容易に確保するこ
とができ、またストッパ部材52a、52b、52cの
位置調整が広い場所にて容易に行える構造となすことが
できる。
【0075】請求項3に記載したものによれば、変位量
検出器32による検出情報に基づいてワーク受台45を
ギヤ減速機20の伝動部の遊動に影響されることなく任
意位置に正確に停止させることができる。
【0076】請求項4に記載したものによれば、原動ピ
ニオン27の歯部27aと可動側ラック31の歯部31
aとの噛合い箇所の遊動間隙を原動ピニオン27の前後
位置を変更することで容易に増減変更させることができ
る。
【0077】請求項5に記載したものによれば、任意な
1つの連動ピニオン35a又は35bの下部の歯部とこ
れに噛み合った固定側ラック38又は可動側ラックの歯
部40との噛合い箇所の遊動隙間と、前記任意な1つの
連動ピニオン35a又は35bの上部の歯部とこれに噛
み合った可動側ラック37、39の歯部との噛合い箇所
の遊動隙間の何れをも希望する大きさに容易に減少させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク搬送装置を備えた加工ライ
ンを示す正面図である。
【図2】前記加工ラインの右側面図である。
【図3】前記ワーク搬送装置の搬送開始状態と搬送終了
状態を示す正面図である。
【図4】前記ワーク搬送装置の初期状態を示す正面図で
ある。
【図5】前記ワーク搬送装置の一部縦断面図である。
【図6】前記ワーク搬送装置の偏心円筒軸部材を示しA
は側面図でBは正面図である。
【図7】前記ワーク搬送装置の連動ピニオンの装着構造
を示しAは平面図でBは正面図である。
【図8】前記ワーク搬送装置の連動ピニオンの装着構造
を示す側面視断面図である。
【図9】前記ワーク搬送装置の連動ピニオンの位置調整
についての説明図である。
【図10】前記ワーク搬送装置のストッパ部材の装着状
態を示す正面図である。
【図11】前記ワーク搬送装置のストッパ部材の装着状
態を示す側面図である。
【図12】前記ワーク搬送装置のストッパ部材の装着状
態を示す平面図である。
【図13】前記ワーク搬送装置のストッパ部材の装着状
態の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 支持台 15 固定案内軌道部材 16 駆動装置 17 可動案内軌道部材 18 可動案内軌道部材 19 可動案内軌道部材 20 ギヤ減速機 20a 出力軸 26 回転中心軸 27 原動ピニオン 27a 原動ピニオン27の歯部 31 可動側ラック 31a 可動側ラック31の歯部 32 変位量検出器 34a 軌道部材連動機構 34b 軌道部材連動機構 35a 連動ピニオン 35b 連動ピニオン 36a 前後向き軸 36b 前後向き軸 37 可動側ラック 38 固定側ラック 39 可動側ラック 40 固定側ラック 41a 前後向き固定軸 41b 偏心円筒軸部材 45 ワーク受台 52a 可動側ストッパ部材 52b 可動側ストッパ部材 52c 固定側ストッパ部材 f1 左右方向 f2 前後方向 f3 前側 f4 後側 p1 搬送開始位置 p2 搬送終了位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台に固定案内軌道部材を左右向きに
    設け、この固定案内軌道部材上に可動案内軌道部材を少
    なくとも2つ以上段積みすると共に、最下位置の前記可
    動案内軌道部材を左右方向へ移動させるための駆動装置
    を設け、且つ、最下位置の前記可動案内軌道部材を左右
    方向へ移動させることに関連して全ての前記可動案内軌
    道部材を上側のものほど大きく左右方向へ張り出すよう
    に動作させるものとした軌道部材連動機構を形成すると
    共に、最上位置の前記可動案内軌道部材上で該軌道部材
    の左右移動に関連して左右移動されるものとしたワーク
    受台を具備してなるワーク搬送装置において、前記駆動
    装置を、回転速度がインバータ制御により変化され且つ
    回転制御がオープンループ方式で行われる電動モータと
    なし、且つ、前記可動案内軌道部材のうちの任意なもの
    を前記ワーク受台の搬送開始位置に対応した位置と、前
    記ワーク受台の搬送終了位置に対応した位置とに停止さ
    せるために互いに衝接するものとした複数のストッパ部
    材を設けており、前記ワーク受台がその搬送開始位置と
    その搬送終了位置との間の任意位置に移動されることを
    特徴とするワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のストッパ部材が、最下位置の
    前記可動案内軌道部材と同体状に固定された可動側スト
    ッパ部材と、前記支持台と同体状に固定された固定側ス
    トッパ部材とからなり、これらの可動側ストッパ部材と
    固定側ストッパ部材の衝接により、最下位置の前記可動
    案内軌道部材が前記搬送開始位置に対応した位置と前記
    搬送終了位置に対応した位置とに停止されることを特徴
    とする請求項1記載のワーク搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記電動モータの出力軸の回転を入力さ
    れるギヤ減速機を設けると共に、このギヤ減速機の出力
    軸と連動連結され且つ前記支持台の特定箇所に左右向き
    縦面に沿っての回動自在となされた原動ピニオンと、こ
    のピニオンに噛み合わされ且つ最下位置の前記可動案内
    軌道部材に固定された左右方向へ長い可動側ラックとを
    設け、さらに前記電動モータの回転に基づく作動変位を
    伝達される変位伝達経路上であって前記ギヤ減速機の出
    力軸箇所の前記作動変位或いは、この出力軸よりも変位
    伝達終端側となる任意箇所の前記作動変位を検出するも
    のとした変位量検出器を設けたことを特徴とする請求項
    1又は2記載のワーク搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記可動側ラックの歯部をその歯巾方向
    である前後方向へ傾斜させると共に、前記原動ピニオン
    を前記可動側ラックの歯部に噛み合わされる歯部の形成
    されたベベルギヤとなすほか、前記原動ピニオンをこれ
    の回転中心軸に前後方向の位置変更調整可能に固定した
    ことを特徴とする請求項3記載のワーク搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記軌道部材連動機構が前記固定案内軌
    道部材に固定された左右方向へ長い固定側ラックと、前
    記可動案内軌道部材のそれぞれに固定された左右方向へ
    長い可動側ラックと、最上位置の前記可動案内軌道部材
    を除いた前記可動案内軌道部材のそれぞれの特定箇所に
    前後向き軸回りの回転自在に装着された連動ピニオンと
    を備えると共に、各連動ピニオンの上下箇所のそれぞれ
    にその対応する前記可動側ラック又は前記固定側ラック
    を噛み合せた構造となし、この際、前記固定側ラック及
    び前記可動側ラックの歯部を歯巾方向である前後方向に
    傾斜させると共に前記各連動ピニオンを、前記可動側ラ
    ックの歯部の噛み合わされるベベルギヤとなし、さらに
    前記連動ピニオンのそれぞれに対応した前記前後向き軸
    を、これの対応する前記可動案内軌道部材に固設された
    前後向き固定軸と、この前後向き固定軸に外挿状に固定
    され且つこの前後向き固定軸回りの角度を変更調整可能
    となされた偏心円筒軸部材とで形成するほか、前記連動
    ピニオンのそれぞれはその対応する前記前後向き軸上で
    の前後位置を調整変更可能となされていることを特徴と
    する請求項1〜4の何れかに記載のワーク搬送装置。
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