JP2003304219A - 受信フレームの同期方法、フレームエッジ検出方法及びそれを用いた受信装置 - Google Patents

受信フレームの同期方法、フレームエッジ検出方法及びそれを用いた受信装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返し信号を持ったプリアンブルによって
同期を取る通信方法で、フレーム同期位置の誤検出を排
除し、正確にフレーム同期を確立することを可能とする
受信フレームの同期方法、フレームエッジ検出方法及び
その受信装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 予め保持する前記既知の信号と受信信号
との間の相関演算を行なうフレーム位置検出ステップ
と、受信信号と時間間隔Dだけ遅延して得られる信号と
の間で相関演算を行なうプリアンブル検出ステップを備
えたフレーム同期部を備える。これによりフレーム同期
に使用するプリアンブルの数が変わっても正確にフレー
ムのスタート位置を検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繰り返しプリアン
ブル系列を用いて受信フレームの同期処理を行なう受信
フレームの同期方法、フレームエッジ検出方法及びその
受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】装置間で通信を行なうにあたり、その両
者の間でやり取りされる信号を正確に伝えるために互い
にデータを処理するための同期が確保されている必要が
ある。同期を取るための方法は、通信の方式やプロトコ
ルなどに応じてさまざまなものが採用されている。本発
明では特にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multi
plexing:直交周波数分割多重)方式を対象として説明す
る。
【0003】最初にFDM(Frequency Division Multiplex
ing:周波数分割多重)の場合を説明する。FDMによる通
信方法は、比較的狭い帯域により比較的低速にデータを
伝送するものである。通信にはこの狭帯域を周波数軸方
向に複数構成(周波数分割多重)することで、全体とし
て高速なデータ伝送を実現している。また低速な伝送と
することで、伝送誤りの発生を低減することができ、加
えて建造物などで反射して起こるマルチパスの影響も緩
和されるという効果がある。さらに周波数分割した狭帯
域のそれぞれに直交性を持たせ、それぞれがオーバーラ
ップすることを許すOFDM方式によれば、限られた周波数
領域のより効率的な利用が可能となる。
【0004】OFDM方式では通信装置の間でフレームの同
期を確立するために、既知のデータ系列を複数回繰り返
し配列した同期用シンボルが用いられる。この同期用シ
ンボルは、データフレームの直前に配置されるため、一
般にプリアンブルと呼ばれている。
【0005】従来の受信装置のフレーム同期装置では、
まず、受信信号から立ち上がりエッジを検出して同期用
シンボル(プリアンブル)区間の先頭を見つける。この
同期用シンボル区間を既知のデータ系列毎に分割する。
分割された各データ系列と予め保持される既知のデータ
系列との相関値を算出する。算出された各相関値を同期
用シンボル分加算して、この加算結果がピーク値をとる
タイミングを検出する。このタイミングをデータフレー
ム先頭を示す同期タイミングとし、この同期タイミング
に基づいてFFT(高速フーリエ変換)の処理区間を設
定する。(例えば、特許文献1参照)
【0006】しかしながら、上記フレーム同期装置には
以下のような問題がある。まず、ノイズなどが混入して
いると、加算後のピーク値が不測のタイミングで発生し
てしまうことがある。また、受信強度の変動などの影響
を受けた場合には、立ち上がりエッジの検出が正常に行
なわれず、フレーム同期に使用できるプリアンブルのシ
ンボル数が変動してしまうことがある。
【0007】このように、受信状況に応じて同期タイミ
ングの検出精度が劣化して誤同期してしまうことがあ
る。
【特許文献1】特開2000−349733公報(図
1、図4)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
フレーム同期位置の誤同期を排除し、正確にフレーム同
期を確立することを可能とする受信フレームの同期方
法、フレームエッジ検出方法及びその受信装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、データ
フレームの先頭に付加された時間間隔Dで複数回繰り返
される既知の信号に基づいて受信信号の同期処理を行な
う受信フレームの同期方法であって、受信信号と予め保
持する前記既知の信号との間の相関を計算し、その相関
からフレームの位置を検出するフレーム位置検出ステッ
プと、前記受信信号と、該受信信号を時間間隔Dだけ遅
延して得られる信号との間で相関を計算し、その相関か
ら繰り返される前記既知の信号を受信している期間を検
出するプリアンブル検出ステップと、
【0010】前記フレーム位置検出ステップの結果と前
記プリアンブル検出ステップの結果に基づき、繰り返さ
れる前記既知の信号列の最終位置検出と、それに続いて
送られる受信フレームのデータフレームスタート位置の
検出を行なうフレームスタート位置検出ステップと
【0011】を有することを特徴とする受信フレームの
同期方法が提供される。また、データフレームの先頭に
付加された時間間隔Dで複数回繰り返される既知の信号
に基づいて受信信号の同期処理を行なう受信フレームの
フレームエッジ検出方法であって、
【0012】受信信号の信号強度に基づいて繰り返され
る前記既知の信号の入力を判断する受信信号レベル判定
ステップと、受信信号の信号強度の推移について微分
し、該微分値の強弱に基づいて繰り返される前記既知の
信号の入力を判断する微分値レベル判定ステップと、前
記受信信号レベル判定ステップの結果と前記微分値レベ
ル判定ステップの結果のうち、繰り返される該既知の信
号が入力されたことを示す、少なくともどちらかの結果
に基づいて、受信した信号の立ち上がりを判定するフレ
ームエッジ判定ステップと
【0013】を有することを特徴とする、フレームエッ
ジ検出方法が提供される。加えて、これらの方法を用い
て構成される受信装置が提供される。このことによりプ
リアンブルのフレームエッジの検出エラーや、同期処理
に使用するプリアンブルの数が変動した場合であって
も、正確にフレーム同期を確立することが可能な受信装
置を構成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明が適用される
OFDM方式による通信端末装置の受信系の構成を示す
ブロック図である。尚、本実施形態で扱う通信信号(O
FDM伝送信号)は、バースト的に伝送される信号であ
り、データフレームの直前のプリアンブル期間に、既知
のデータ系列を複数回繰り返す同期用シンボルが挿入さ
れているものとする。また、以下の説明において、プリ
アンブルとデータフレームとを合わせて受信フレームと
称する。
【0015】図1において、アンテナ11で受けたOF
DM伝送信号は、周波数変換部12でベースバンドに変
換され、A/D(analog/digital)コンバータ13でデ
ジタル化された後、FFT(高速フーリエ変換)処理部
14に供給されると共に、本発明に係るフレーム同期装
置15に供給される。
【0016】フレーム同期装置15は、入力OFDM信
号についてプリアンブルを構成する既知のデータ系列で
相関検出を行うことでプリアンブル区間を検出し、この
区間の終了時点からデータフレームの先頭の時点を特定
して、その時点でフレーム同期信号を発生する。このフ
レーム同期信号はFFT処理部14に供給される。
【0017】FFT処理部14は、フレーム同期信号に
基づいて入力OFDM信号の有効シンボル区間を判別
し、この区間の時間領域の信号を周波数領域の信号に変
換してシンボルデータを復調する。このシンボルデータ
は誤り訂正・復号部16により誤り訂正、復号処理が施
され、これによって元の通信データを得ることができ
る。
【0018】以下、上記構成の受信系で用いられるフレ
ーム同期装置の実施形態を説明する。 (第1の実施形態)図2に本発明の第1の実施形態にお
ける受信機のフレーム同期を行なう部分のブロック図の
一例を示す。図2中、受信信号入力端子201に与えら
れた受信信号は、フレームエッジ検出部202とフレー
ムスタート検出処理部206に入力される。フレームエ
ッジ検出部202は入力信号から、各フレームの立ち上
がりエッジを検出し、その信号をフレームスタート検出
部205に入力する。フレームスタート検出処理部20
6には各データフレームの開始位置を検出するフレーム
位置検出部203と、送信データに先立って送られるプ
リアンブルの検出を行なうプリアンブル検出部204、
およびそれらの検出結果を用いてデータフレームの開始
位置等を検出するフレームスタート検出部205を備え
ている。またフレームスタート検出部205は、フレー
ムエッジ検出部202からの信号を元にフレーム位置検
出部203、プリアンブル検出部204に対して処理の
開始を指示する機能も備えている。
【0019】次に各部の動作について詳しく説明する。
図3に図2に示すフレームエッジ検出部202の処理フ
ローの一例を示す。フレームエッジ検出部202は与え
られた信号について、受信信号レベル判定301と微分
値レベル判定302を行なう。受信信号レベル判定30
1は与えられた信号の入力レベルが一定の強度を超えた
ときに入力があったと判断するものである。また微分値
レベル判定302は入力信号のレベルそのものによる判
断ではなく、入力信号の変化を検出する。入力信号が与
えられたとき、そのレベルのいかんによらず信号強度の
立ち上がりに注目してフレームの受信を判定するもので
ある。フレームエッジ判定303は、受信信号レベル判
定301と微分値レベル判定302の判定結果を元にフ
レームを受信したときのフレームエッジを判定する。
【0020】図4に入力波形の一例を示し、フレームエ
ッジ検出部202動作を説明する。図4(a)はフレー
ムエッジ検出部202に与えられる受信信号強度の時間
変化を示している。これを受けた微分値レベル判定30
2は受信信号強度の急峻な立ち上がる部分をフレームが
到来したと判定し、図4(b)に示すような強度レベル
信号を出力する。図4(b)では受信信号の立ち上がり
の時間、信号を出力している。
【0021】受信信号レベル判定301は、受信信号が
ある一定のレベルを超えたときにフレームの到来を判定
する。この様子を図4(c)に示す。受信信号がある一
定のレベルを超えた以降は、信号が与えられる限り信号
を出力し続ける。
【0022】そしてフレームエッジ判定303は、図4
(b)と図4(c)の出力結果の少なくともどちらかを
用いて到来したフレームのフレームエッジを判定する。
このように構成すると入力信号の強度によるだけでな
く、フレームエッジ部分の信号の立ち上がりもフレーム
エッジ判定に使用できるようになり、より精度の高いフ
レームエッジ検出が可能となる。
【0023】次に図1のフレーム位置検出部203につ
いて説明する。図5にフレーム位置検出部203のブロ
ック図の一例を示す。信号入力端子501に与えられた
信号はマッチトフィルタ502に入力される。これとは
別に、マッチトフィルタ502にはプリアンブルデータ
系列506が入力される。プリアンブルデータ系列50
6は、OFDMの通信でフレーム同期を確保するために使用
される既知の信号を示している。マッチトフィルタ50
2は信号入力端子501に与えられた信号とプリアンブ
ルデータ系列506との間の相関を取る。両信号の間で
相関がある、つまり信号が同じものである場合にはマッ
チトフィルタ502は両信号の間に相関があるとして結
果を出力する。この出力結果は虚部と実部を含んでいる
ため、それぞれの出力を二乗演算503および504に
よって二乗演算が施される。それらは加算器505によ
って加算されて出力端子507から出力される。このと
きの入力信号に対する出力結果の一例を図6に示す。図
6(a)が入力信号、図6(b)が既知のプリアンブル
データ系列、図6(c)が出力結果である。入力信号と
既知プリアンブルデータ系列が一致するときに、加算器
出力として出力信号が得られる様子が示されている。こ
のような特定信号との相関を計算し二乗和を取ること
で、受信信号に周波数オフセットが加わっているような
場合でもその出力の大きさを見ることで正確にフレーム
位置の検出を行なうことができる。
【0024】続いて図7に、図1におけるプリアンブル
検出部204のブロック図の一例を示す。図7には信号
入力端子701、遅延器702、マッチトフィルタ70
3、二乗加算器704および705、加算器706が示
されている。信号入力端子701からの信号はマッチト
フィルタ703に入力されると同時に、遅延器702に
よって既知プリアンブルのサンプル長Dだけ遅延され、
同じマッチトフィルタ703に入力される。マッチトフ
ィルタ703は入力信号と、この入力信号をDだけ遅延
した信号との相関を取る。相関を取った後の結果は二乗
加算704および705によって二乗演算が施され、加
算器706で加算処理がされる。つまりこの時点ではマ
ッチトフィルタ703の出力は、現在信号入力があり、
かつサンプル長Dだけ以前に信号入力がある場合に得ら
れることになる。この出力結果は前述のような相関があ
る期間、その相関の度合いに応じてDサンプル期間の平
均値を出力する。この様子を図8に示した一例により説
明する。図8(a)のような入力信号が与えられたと
き、遅延器702の出力は図8(b)のようになる。こ
れは入力信号がサンプルDで繰り返し発生しており、か
つ遅延器702がサンプルDだけ受信信号を遅延してい
るためである。よってマッチトフィルタ703によって
図8(a)と図8(b)との間で相関を取ると、結果的
に図8(c)のような出力結果が得られる。
【0025】サンプルD遅延したものと相関を計算し二
乗和を取ることによって、受信信号に周波数オフセット
が加わっているような場合においてもその出力結果の大
きさから正確にプリアンブルの検出が行なえる。またプ
リアンブル系列が続く間、出力を一定に保つことによっ
てプリアンブルの終期を見極めやすくなるという効果を
得ることができる。
【0026】次に図1のフレームスタート検出部205
が受信信号のフレームスタート位置を検出する様子の一
例を説明する。図9は入力信号に対する各部の出力を示
している。なお、図示する信号は各処理によって生じる
遅延時間などの影響を考えていない。図9中、t0は受信
信号が到来した時刻である。Dはプリアンブル1シンボ
ルのサンプル長を示す。図9(a)のように、10シン
ボルがプリアンブルとして到来したとする。この信号を
受けて、図2のフレームエッジ検出部202は当該プリ
アンブルの最初のシンボルを含むフレームエッジを検出
し、フレームスタート検出部205に出力する。これを
受けたフレームスタート検出部205はプリアンブルの
先頭5シンボルに相当するP1の間待機した後に、フレ
ーム位置検出部203とプリアンブル検出部204にそ
れぞれの処理の開始を指示する。P1の期間に得られる
プリアンブルのシンボルは、受信機の利得調整などのた
めに使用され、当該フレーム同期の処理には使用されな
い。
【0027】P1後に動作を開始したフレーム位置検出
部203は、前述のように入力信号と既知プリアンブル
系列との相関を取り、図9(b)のような結果を出力す
る。フレーム同期のために使用できるシンボルが5つあ
ることから、ピークが5本示されている。同時にプリア
ンブル検出部204についても入力信号を処理し、図9
(c)に示すような結果を出力する。フレーム同期に使
用できるシンボルが5シンボルのため、結果的に3Dサ
ンプル期間に渡って一定値を出力する。
【0028】フレームスタート検出部205は上記のよ
うな図9(b)と図9(c)の出力結果を受けて、プリ
アンブルSのDサンプル内の1シンボルについてのフレ
ームスタート位置と、繰り返しプリアンブル系列の最終
シンボルを検出する。このようにして得られたフレーム
スタート位置を、プリアンブルに続くデータフレームの
暫定フレームスタート位置として用いる。またプリアン
ブルの終了を検出することでデータフレームの開始を検
出できる。これらを元にフレームスタート検出部205
は最終的なフレームスタート位置を決定し、フレーム同
期確立信号を出力端子207に出力する。
【0029】上記のような方法によりフレームスタート
位置を検出することによって、フレーム同期処理に用い
ることができるプリアンブルのシンボル数が変動しても
一意に決定することが可能となる。またプリアンブルの
シンボル数に影響を受けないことから、フレームエッジ
の検出精度が悪化するような利用環境であっても、正確
にフレームスタート位置を検出することが可能となる。
【0030】(第2の実施形態)図10に、本発明の第
2の実施形態における受信機のフレーム同期を行なう部
分のブロック図の一例を示す。図10中、受信信号入力
端子1001に与えられた受信信号は、フレームエッジ
検出部1002とフレームスタート検出処理部1006
に入力される。フレームエッジ検出部1002は入力信
号から、各フレームの立ち上がりエッジを検出し、その
信号をフレームスタート検出部1005に入力する。フ
レームスタート検出処理部1006には各フレームの開
始位置を検出するフレーム位置検出部1003と当該検
出結果を移動平均処理する移動平均部1008、送信デ
ータに先立って送られるプリアンブルの検出を行なうプ
リアンブル検出部1004、およびそれらの検出結果を
用いて受信フレームの開始位置等を検出するフレームス
タート検出部1005を備えている。またフレームスタ
ート検出部1005は、フレームエッジ検出部1002
からの信号を元にフレーム位置検出部1003、プリア
ンブル検出部1004および移動平均部1008に対し
て処理の開始を指示する機能も備えている。
【0031】第2の実施形態の例では、第1の実施形態
の一例を示す図1にフレーム位置検出部1003の出力
を移動平均処理する移動平均部1008がさらに付加さ
れている。次に図10のフレームスタート検出部100
5が受信信号のフレームスタート位置を検出する様子の
一例を、図11を用いて説明する。図11は入力信号に
対する各部の出力を示している。図11中、t0は受信信
号が到来した時刻である。Dはプリアンブル1シンボル
のサンプル長を示す。図11(a)のように、10シン
ボルがプリアンブルとして到来したとする。この信号を
受けて、図10のフレームエッジ検出部1002は当該
プリアンブルの最初のシンボルを含むフレームエッジを
検出し、フレームスタート検出部1006に出力する。
これを受けたフレームスタート検出部1006はプリア
ンブルの先頭5シンボルに相当するP1の間待機した後
に、フレーム位置検出部1003と移動平均部1008
とプリアンブル検出部1004にそれぞれの処理の開始
を指示する。P1の期間に得られるプリアンブルのシン
ボルは、受信機の利得調整などのために使用され、当該
フレーム同期の処理には使用されない。
【0032】P1後に動作を開始したフレーム位置検出
部1003は、前述のように入力信号と既知プリアンブ
ル系列との相関を取り、図11(b)のような結果を出
力する。フレーム同期のために使用できるシンボルが5
つあることから、ピークが5本示されている。なお、図
11に図示する各信号は処理によって生じる遅延時間な
どの影響を考えていない。
【0033】当該信号は移動平均部1008にも入力さ
れ、移動平均処理が行なわれる。ここではサンプルD未
満の移動平均サンプルWの間、一定の出力を得られるよ
うにしている。この時の出力結果を図11(c)に示
す。図11(c)には、Wサンプル分の幅を持ったピー
クが5つ表されている。
【0034】このように移動平均処理をすることによっ
て、直接波と遅延波が時間的なずれを生じながら多重さ
れて到着するようなマルチパス環境下での無線設備の使
用であっても、処理結果のピーク位置が分散することな
く正確に本来のピーク位置を検出することができる。ピ
ーク位置を正確に検出できることにより、フレームエッ
ジ検出ポイントの過誤防止を図ることが可能となる。
【0035】同時にプリアンブル検出部1004につい
ても入力信号を処理し、図11(d)に示すような結果
を出力する。フレーム同期に使用できるシンボルが5シ
ンボルのため、結果的に3Dサンプル期間に渡って一定
値を出力する。
【0036】フレームスタート検出部1005は上記の
ような図11(b)、図11(c)および図11(d)
の出力結果を受けて、プリアンブルSのDサンプル内の
1シンボルについてのフレームスタート位置と、繰り返
しプリアンブル系列の最終シンボルを検出する。このよ
うにして得られたフレームスタート位置を、プリアンブ
ルに続くデータフレームの暫定フレームスタート位置と
して用いる。またプリアンブルの終了を検出することで
データフレームの開始を検出できる。これらを元にフレ
ームスタート検出部1005は最終的なフレームスター
ト位置を決定し、フレーム同期確立信号を出力端子10
07に出力する。
【0037】図12に第2の実施形態におけるフレーム
スタート位置とシンボルスタート位置決定にかかるフレ
ームスタート検出処理部1006の全体フローを示す。
まず受信データに先立って送られてくるプリアンブルの
フレームエッジを検出する(ステップ1201)。この
フレームエッジが検出されると次に相関演算と二乗和計
算が行なわれる(ステップ1202)。この処理は実質
的にフレーム位置の検出処理のために行なわれる。そし
てこの結果は、ステップ1205へ入力されるととも
に、移動平均処理(ステップ1203)され、一定の時
間間隔のピークを持った信号になる。該信号もまた、ス
テップ1205へ入力される。別途、ステップ1201
で得られたフレームエッジ検出結果は自己相関二乗和計
算(ステップ1204)がなされる。この処理は前述し
たプリアンブル検出処理と実質的に同じものである。ス
テップ1204の演算結果もまた、ステップ1205へ
入力される。そしてフレームスタート位置、シンボルス
タート位置決定ステップ(ステップ1205)は、各ス
テップからの結果に従って受信フレームのスタート位置
とシンボルスタート位置を決定する。
【0038】次からはフレーム同期処理に使用できるプ
リアンブルのシンボル数が変動した際の、フレームスタ
ート検出部1005の処理フローについて説明する。一
例として本来10シンボルの繰り返しである1シンボル
のサンプル長がDのプリアンブル系列が与えられる場合
を考える。このときフレームエッジの検出精度が悪く、
フレーム同期処理に用いることができるプリアンブルの
個数が変動したとする。だたし、同期処理のために使用
するプリアンブルSの個数は、最低でも4つ、最大でも
6つまでしか使用できないとする。ここでは上記条件の
場合を説明するが、フレーム同期処理に用いることがで
きるプリアンブルの個数がどのように変動しても、同様
にフレームのスタート位置検出が可能である。
【0039】フレーム同期処理のために使用できるプリ
アンブルのシンボル数は図13と図14に、受信データ
に先立って送られるプリアンブルのシンボルの数が、そ
れぞれ4つの時と6つの時の例を示す。Sは受信プリア
ンブルの1シンボルであり、t0はフレームエッジ検出
時刻である。なお、図11のときと同様にここでも各処
理に伴う遅延時間等は考慮していない。
【0040】図13の場合、10あるシンボルの最初の
一つを見過ごした場合を想定している。図13(a)お
よび図13(b)に示すように、P1時間経過後のフレ
ーム同期処理のために使用できるプリアンブルのシンボ
ル数は4つとなる。図13(b)フレーム位置検出処理
出力のピークが4本となることから、図13(c)移動
平均出力のピークも4本となる。またフレーム同期に使
用するシンボル数が4つとなることから、図13(d)
プリアンブル検出処理出力は最大値一定の期間が2Dと
なる。
【0041】図14は図13の時とは逆にプリアンブル
S一つ分だけ早期にフレームエッジを検出してしまった
場合である。このときは図14(a)および図14
(b)に示すように、P1時間経過後のフレーム同期処
理のために使用できるプリアンブルのシンボル数は6つ
となる。よって図14(c)移動平均出力のピークも6
本となり、図14(d)プリアンブル検出処理出力の最
大値一定期間は4Dとなる。
【0042】前述のようなそれぞれの場合も含めた、図
10のフレームスタート検出部1005がフレームスタ
ート位置またはシンボルスタート位置を決定するための
フローを説明する。図15にその処理フローを示す。
【0043】まず最初のフレームエッジを検出する(ス
テップ1501)。フレームエッジが検出されると、フ
レーム位置検出、移動平均、プリアンブル検出、またフ
レーム位置検出を暫定的にフレームスタート位置とする
暫定フレームスタート位置の検出の指示をする(ステッ
プ1502)。次にプリアンブル系列が終了する時刻、
つまりストップポイントを検出する(ステップ150
3)。ストップポイントが検出されると、そのストップ
ポイントがどの時刻で検出されたのかを判断する。
【0044】ストップポイントがt0+P1+4D以前に検出さ
れた場合(ステップ1504)、つまり図13に示す場
合、少なくともt0+P1+4Dまで待ってから、検出されてい
た暫定フレームスタート位置をそのままフレームスター
ト位置として採用(ステップ1508)し処理を終了す
る。ストップポイントがt0+P1+5D以前の時(ステップ1
505)は、t0+P1+4Dまでに検出された暫定フレームス
タート位置をフレームスタート位置として採用する(ス
テップ1509)。予定通りプリアンブルが検出できた
とき、つまりストップポイントがt0+P1+6D以前の時(ス
テップ1506)は、t0+P1+5D〜t0+P1+6Dの間にピーク
が認められるとき(ステップ1510)にはt0+P1+5Dま
でに決定された暫定フレームスタート位置を(ステップ
1511)、そうでなければt0+P1+4Dまでに決定された
それをフレームスタート位置として採用(ステップ15
09)する。
【0045】最後にt0+P1+7D以前にストップポイントが
検出されたとき(ステップ1507)は、t0+P1+6D〜t0
+P1+7Dの間にピークがあるかを判断(ステップ151
2)し、ない場合はt0+P1+5Dまでに決定していた暫定フ
レームスタート位置(ステップ1511)を、ある場合
はt0+P1+6Dまでに決定していたそれをフレームスタート
位置として採用(ステップ1513)する。ストップポ
イントがt0+P1+7D後に認められるときは、t0+P1+6Dまで
に決定されていた暫定フレームスタート位置がフレーム
スタート位置として採用(ステップ1513)され、処
理が終了する。
【0046】上記のような方法によりフレームスタート
位置を検出することによって、フレーム同期処理に用い
ることができるプリアンブルのシンボル数が変動しても
一意に決定することが可能となる。またプリアンブルの
シンボル数に影響を受けないことから、フレームエッジ
の検出精度が悪化するような利用環境であっても、正確
にフレームスタート位置を検出することが可能となる。
【0047】(第3の実施形態)図16に、本発明の第
3の実施形態における受信機のフレーム同期を行なう部
分のブロック図の一例を示す。図16中、受信信号入力
端子1601に与えられた受信信号は、フレームエッジ
検出部1602とフレームスタート検出処理部1611
に入力される。フレームエッジ検出部1602は入力信
号から、各フレームの立ち上がりエッジを検出し、その
信号をフレームスタート検出部1610に入力する。フ
レームスタート検出処理部1611には各フレームの開
始位置を検出するフレーム位置検出部1603と当該検
出結果を移動平均処理する移動平均部1604、送信デ
ータに先立って送られるプリアンブルの検出を行なうプ
リアンブル検出部1605、およびそれらの検出結果を
用いて受信フレームの開始位置等を検出するフレームス
タート検出部1610を備えている。またフレームスタ
ート検出部1610は、フレームエッジ検出部1602
からの信号を元にフレーム位置検出部1603、プリア
ンブル検出部1605および移動平均部1604に対し
て処理の開始を指示する機能も備えている。フレーム位
置検出部1603の出力はフレームスタート検出部16
10のピーク位置検出部1606に入力され、入力信号
の信号のピーク位置を検出する。フレームスタート検出
部1610のピーク値検出部1607は、移動平均部1
604の出力とピーク位置検出部1606の結果を元
に、移動平均部1604の出力信号の中からピーク値を
検出する。別途プリアンブル検出部1605の出力もレ
ベル判定部1608でレベル判定される。そしてピーク
位置検出部1606とピーク値検出部1607およびレ
ベル判定部1608のそれぞれの出力結果はフレームス
タート位置決定部1609の入力となり、フレームのス
タート位置を決定する。
【0048】第3の実施形態の例では、第2の実施形態
の一例を示す図10にピーク位置検出部1606とピー
ク値検出部1607とレベル判定部1608などがさら
に付加されている。
【0049】次に図16のフレームスタート検出部16
10が受信信号のフレームスタート位置を検出する様子
の一例を、図17を用いて説明する。図17は入力信号
に対する各部の出力を示している。図17中、t0は受信
信号が到来した時刻である。Dはプリアンブル1シンボ
ルのサンプル長を示す。図17(a)のように、10シ
ンボルがプリアンブルとして到来したとする。この信号
を受けて、図16のフレームエッジ検出部1602は当
該プリアンブルの最初のシンボルを含むフレームエッジ
を検出し、フレームスタート検出部1610に出力す
る。これを受けたフレームスタート検出部1610はプ
リアンブルの先頭5シンボルに相当するP1の間待機し
た後に、フレーム位置検出部1603と移動平均部16
04とプリアンブル検出部1605にそれぞれの処理の
開始を指示する。P1の期間に得られるプリアンブルの
シンボルは、受信機の利得調整などのために使用され、
当該フレーム同期の処理には使用されない。
【0050】P1後に動作を開始したフレーム位置検出
部1603は、前述のように入力信号と既知プリアンブ
ル系列との相関を取り、図17(b)のような結果を出
力する。フレーム同期のために使用できるシンボルが5
つあることから、ピークが5本示されている。なお、図
17に図示する各信号は処理によって生じる遅延時間な
どの影響を考えていない。
【0051】当該信号は移動平均部1604にも入力さ
れ、移動平均処理が行なわれる。ここではサンプルD未
満の移動平均サンプルWの間、一定の出力を得られるよ
うにしている。この時の出力結果を図17(c)に示
す。図17(c)には、Wサンプル分の幅を持ったピー
クが5つ表されている。
【0052】このように移動平均処理をすることによっ
て、直接波と遅延波が時間的なずれを生じながら多重さ
れて到着するようなマルチパス環境下での無線設備の使
用であっても、処理結果のピーク位置が分散することな
く正確に本来のピーク位置を検出することできる。ピー
ク位置を正確に検出できることにより、フレームエッジ
検出ポイントの過誤防止を図ることが可能となる。
【0053】同時にプリアンブル検出部1605につい
ても入力信号を処理し、図17(d)に示すような結果
を出力する。フレーム同期に使用できるシンボルが5シ
ンボルのため、結果的に3Dサンプル期間に渡って一定
値を出力する。
【0054】ピーク位置検出部1606はフレーム位置
検出部1603の出力結果がピークになるときに最大値
の値を出力する。この様子を示したのが図17(e)で
ある。そしてピーク値検出部1607は該ピーク位置検
出部1606の出力のタイミング(=暫定フレームスタ
ート位置)で移動平均部1604からの出力結果を検査
する。このとき時刻t0+nD(n:整数)における移動平均
部1604の出力のピーク値Pと、時刻t0+nD-D/2におけ
る移動平均部1604の出力Qについて比較する。もし
もP>TH1×Qが成立した場合には該時刻t0+nDにピ
ークが存在したと判定する。一方、前述の式が成り立た
ない場合にはピークが存在しないと判定する。このとき
のTH1は予め設定したしきい値定数である。当該しきい
値判定の様子を図17(f)に示す。
【0055】同様にプリアンブル検出部1605の出力
もレベル判定部1608によってしきい値判定を受け
る。図17(g)において、プリアンブル検出部160
5の出力結果が最大の一定値に保たれる区間のXサンプ
ル分の平均値をY、予め設定したしきい値係数をTH
2、プリアンブル検出処理部1605の出力をZとす
る。フレームエッジ検出部1602のフレームエッジ検
出結果をトリガとして、プリアンブル検出部1605の
出力が最大値で一定に保たれる区間のXサンプル分の平
均値Yを計算する。計算後、プリアンブル検出処理部1
605の出力結果ZをTH2×Yと比較する。そしてZ
が減少し、Z<TH2×Yを満たすようになる時刻を決
定する。該時刻がすなわちプリアンブル系列の大まかな
末尾であると判定できる。
【0056】フレームスタート位置決定部1609は上
記のような図17(e)、図17(f)および図17
(g)の出力結果を受けて、プリアンブルSのDサンプ
ル内の1シンボルについてのフレームスタート位置と、
繰り返しプリアンブル系列の最終シンボルを検出する。
このようにして得られたフレームスタート位置を、プリ
アンブルに続くデータフレームの暫定フレームスタート
位置として用いる。またプリアンブルの終了を検出する
ことでデータフレームの開始を検出できる。これらを元
にフレームスタート位置決定部1609は最終的なフレ
ームスタート位置を決定し、フレーム同期確立信号を出
力端子1612に出力する。
【0057】図18に第3の実施形態におけるフレーム
スタート位置とシンボルスタート位置決定にかかるフレ
ームスタート検出処理部1611の全体フローを示す。
まず受信データに先立って送られてくるプリアンブルの
フレームエッジを検出する(ステップ1801)。この
フレームエッジが検出されると次に相関演算と二乗和計
算が行なわれる(ステップ1802)。この処理は実質
的にフレーム位置の検出処理のために行なわれる。そし
てこの結果は、ピーク位置検出(ステップ1805)へ
入力されるとともに、移動平均処理(ステップ180
3)され、一定の時間間隔のピークを持った信号にな
る。該信号はピーク値検出(ステップ1806)へ入力
され、信号のピーク位置を強調される。ピーク位置検出
(ステップ1805)に入力された信号は、検出された
信号のピーク時刻における値を既述の方法によって検査
されピークの有無を判定される。別途、ステップ180
1で得られたフレームエッジ検出結果は自己相関二乗和
計算(ステップ1804)がなされる。この処理は前述
したプリアンブル検出処理と実質的に同じものである。
ステップ1804の演算結果は、レベル判定(ステップ
1807)へ入力され、既述した手法でレベル判定され
る。
【0058】そしてフレームスタート位置、シンボルス
タート位置決定ステップ(ステップ1808)は、各ス
テップからの結果に従って受信フレームのスタート位置
とシンボルスタート位置を決定する。
【0059】次からはフレーム同期処理に使用できるプ
リアンブルのシンボル数が変動した際の、フレームスタ
ート検出部1610の処理フローについて説明する。一
例として本来10シンボルの繰り返しである1シンボル
のサンプル長がDのプリアンブル系列が与えられる場合
を考える。このときフレームエッジの検出精度が悪く、
フレーム同期処理に用いることができるプリアンブルの
個数が変動したとする。だたし、同期処理のために使用
するプリアンブルSの個数は、最低でも4つ、最大でも
6つまでしか使用できないとする。ここでは上記条件の
場合を説明するが、フレーム同期処理に用いることがで
きるプリアンブルの個数がどのように変動しても、同様
にフレームのスタート位置検出が可能である。
【0060】フレーム同期処理のために使用できるプリ
アンブルのシンボル数は図19と図20に、受信データ
に先立って送られるプリアンブルのシンボルの数が、そ
れぞれ4つの時と6つの時の例を示す。Sは受信プリア
ンブルの1シンボルであり、t0はフレームエッジ検出
時刻である。なお、図11のときと同様にここでも各処
理に伴う遅延時間等は考慮していない。
【0061】図19の場合、10あるシンボルの最初の
一つを見過ごした場合を想定している。図19(a)お
よび図19(b)に示すように、P1時間経過後のフレ
ーム同期処理のために使用できるプリアンブルのシンボ
ル数は4つとなる。図19(b)フレーム位置検出処理
出力のピークが4本となることから、図19(c)移動
平均出力のピークも4本となる。またフレーム同期に使
用するシンボル数が4つとなることから、図19(d)
プリアンブル検出処理出力は最大値一定の期間が2Dと
なる。
【0062】図19(c)の出力結果はしきい値が判定
される。このとき時刻t0+nD(n:整数)における移動平
均部1604の出力のピーク値Pと、時刻t0+nD-D/2にお
ける移動平均部1604の出力Qについて比較する。も
しもP>TH1×Qが成立した場合には該時刻t0+nDに
ピークが存在したと判定する。一方、前述の式が成り立
たない場合にはピークが存在しないと判定する。このと
きのTH1は予め設定したしきい値定数である。当該しき
い値判定の様子を図19(c)に示す。
【0063】同様にプリアンブル検出部1605の出力
もレベル判定部1608によってしきい値判定を受け
る。図19(d)において、プリアンブル検出部160
5の出力結果が最大の一定値に保たれる区間の2Dサン
プル分の平均値をY、予め設定したしきい値係数をTH
2、プリアンブル検出処理部1605の出力をZとす
る。フレームエッジ検出部1602のフレームエッジ検
出結果をトリガとして、プリアンブル検出部1605の
出力が最大値で一定に保たれる区間の2Dサンプル分の
平均値Yを計算する。計算後、プリアンブル検出処理部
1605の出力結果ZをTH2×Yと比較する。そして
Zが減少し、Z<TH2×Yを満たすようになる時刻を
決定する。該時刻がすなわちプリアンブル系列の大まか
な末尾であると判定できる。
【0064】図20は図19の時とは逆にプリアンブル
S一つ分だけ早期にフレームエッジを検出してしまった
場合である。このときは図20(a)および図20
(b)に示すように、P1時間経過後のフレーム同期処
理のために使用できるプリアンブルのシンボル数は6つ
となる。よって図20(c)移動平均出力のピークも6
本となり、図20(d)プリアンブル検出処理出力の最
大値一定期間は4Dとなる。
【0065】前述のようなそれぞれの場合も含めた、図
16のフレームスタート検出部1611がフレームスタ
ート位置またはシンボルスタート位置を決定するための
フローを説明する。図21にその処理フローを示す。
【0066】まず最初のフレームエッジを検出する(ス
テップ2101)。フレームエッジが検出されると、フ
レーム位置検出、移動平均、プリアンブル検出、フレー
ム位置検出、ピーク値検出、レベル検出の指示をする
(ステップ2102)。次にプリアンブル系列が終了す
る時刻、つまりストップポイントを検出する(ステップ
2103)。ストップポイントが検出されると、そのス
トップポイントがどの時刻で検出されたのかを判断す
る。ストップポイントがt0+P1+4D以前に検出された場合
(ステップ2104)、つまり図19に示す場合、少な
くともt0+P1+4Dまで待ってから、検出されていた暫定フ
レームスタート位置をそのままフレームスタート位置と
して採用(ステップ2108)し処理を終了する。スト
ップポイントがt0+P1+5D以前の時(ステップ2105)
は、t0+P1+4Dまでに検出された暫定フレームスタート位
置をフレームスタート位置として採用する(ステップ2
109)。予定通りプリアンブルが検出できたとき、つ
まりストップポイントがt0+P1+6D以前の時(ステップ2
106)は、t0+P1+5D〜t0+P1+6Dの間にピークが認めら
れるとき(ステップ2110)にはt0+P1+5Dまでに決定
された暫定フレームスタート位置を(ステップ211
1)、そうでなければt0+P1+4Dまでに決定されたそれを
フレームスタート位置として採用(ステップ2109)
する。
【0067】最後にt0+P1+7D以前にストップポイントが
検出されたとき(ステップ2107)は、t0+P1+6D〜t0
+P1+7Dの間にピークがあるかを判断(ステップ211
2)し、ない場合はt0+P1+5Dまでに決定していた暫定フ
レームスタート位置(ステップ2111)を、ある場合
はt0+P1+6Dまでに決定していたそれをフレームスタート
位置として採用(ステップ2113)する。ストップポ
イントがt0+P1+7D後に認められるときは、t0+P1+6Dまで
に決定されていた暫定フレームスタート位置がフレーム
スタート位置として採用(ステップ2113)され、処
理が終了する。
【0068】上記のような方法によりフレームスタート
位置を検出することによって、フレーム同期処理に用い
ることができるプリアンブルのシンボル数が変動しても
一意に決定することが可能となる。またプリアンブルの
シンボル数に影響を受けないことから、フレームエッジ
の検出精度が悪化するような利用環境であっても、正確
にフレームスタート位置を検出することが可能となる。
【0069】(第4の実施形態)図22に、本発明の第
4の実施形態における受信機のフレーム同期を行なう部
分のブロック図の一例を示す。図22中、受信信号入力
端子2201に与えられた受信信号は、フレームエッジ
検出部2202とフレームスタート検出処理部2212
に入力される。フレームエッジ検出部2202は入力信
号から、各フレームの立ち上がりエッジを検出し、その
信号をフレームスタート検出部2211に入力する。フ
レームスタート検出処理部2212には各フレームの開
始位置を検出するフレーム位置検出部2203と当該検
出結果を移動平均処理する移動平均部2204、送信デ
ータに先立って送られるプリアンブルの検出を行なうプ
リアンブル検出部2205、およびそれらの検出結果を
用いて受信フレームの開始位置等を検出するフレームス
タート検出部2211を備えている。またフレームスタ
ート検出部2211は、フレームエッジ検出部2202
からの信号を元にフレーム位置検出部2203、プリア
ンブル検出部2205および移動平均部2204に対し
て処理の開始を指示する機能も備えている。フレーム位
置検出部2203の出力はフレームスタート検出部22
11の遅延累積加算部2206を経てピーク位置検出部
2209に入力され、入力信号の信号のピーク位置を検
出する。フレームスタート検出部2211のピーク値検
出部2207は、移動平均部2204の出力とピーク位
置検出部2209の結果を元に、移動平均部2204の
出力信号の中からピーク値を検出する。別途プリアンブ
ル検出部2205の出力もレベル判定部2208でレベ
ル判定される。そしてピーク位置検出部2209とピー
ク値検出部2207およびレベル判定部2208のそれ
ぞれの出力結果はフレームスタート位置決定部2210
の入力となり、フレームのスタート位置を決定する。
【0070】第4の実施形態の例では、第3の実施形態
の一例を示す図16にフレーム位置検出部2203の出
力を累積する機能を持つ遅延累積加算部2206がさら
に付加されている。
【0071】次に図22のフレームスタート検出部22
11が受信信号のフレームスタート位置を検出する様子
の一例を、図23を用いて説明する。図23は入力信号
に対する各部の出力を示している。図23中、t0は受信
信号が到来した時刻である。Dはプリアンブル1シンボ
ルのサンプル長を示す。図23(a)のように、10シ
ンボルがプリアンブルとして到来したとする。この信号
を受けて、図22のフレームエッジ検出部2202は当
該プリアンブルの最初のシンボルを含むフレームエッジ
を検出し、フレームスタート検出部2211に出力す
る。これを受けたフレームスタート検出部2211はプ
リアンブルの先頭5シンボルに相当するP1の間待機し
た後に、フレーム位置検出部2203と移動平均部22
04とプリアンブル検出部2205にそれぞれの処理の
開始を指示する。P1の期間に得られるプリアンブルの
シンボルは、受信機の利得調整などのために使用され、
当該フレーム同期の処理には使用されない。
【0072】P1後に動作を開始したフレーム位置検出
部2203は、前述のように入力信号と既知プリアンブ
ル系列との相関を取り、図23(b)のような結果を出
力する。フレーム同期のために使用できるシンボルが5
つあることから、ピークが5本示されている。なお、図
23に図示する各信号は処理によって生じる遅延時間な
どの影響を考えていない。
【0073】当該信号は移動平均部2204にも入力さ
れ、移動平均処理が行なわれる。ここではサンプルD未
満の移動平均サンプルWの間、一定の出力を得られるよ
うにしている。この時の出力結果を図23(c)に示
す。図23(c)には、Wサンプル分の幅を持ったピー
クが5つ表されている。
【0074】このように移動平均処理をすることによっ
て、直接波と遅延波が時間的なずれを生じながら多重さ
れて到着するようなマルチパス環境下での無線設備の使
用であっても、処理結果のピーク位置が分散することな
く正確に本来のピーク位置を検出することできる。ピー
ク位置を正確に検出できることにより、フレームエッジ
検出ポイントの過誤防止を図ることが可能となる。
【0075】同時にプリアンブル検出部2205につい
ても入力信号を処理し、図23(d)に示すような結果
を出力する。フレーム同期に使用できるシンボルが5シ
ンボルのため、結果的に3Dサンプル期間に渡って一定
値を出力する。
【0076】遅延累積加算部2206はフレーム位置検
出部2203の出力を入力とし、サンプルD遅延させた
自らの出力との累積を行なう。つまり間隔Dで入力が与
えられつづけると、出力はその回数分重畳されてゆく。
この様子を図23(e)に示す。
【0077】ピーク位置検出部2209は該遅延累積加
算部2206の出力を入力とし、サンプルDの間で入力
がピークになるときだけ最大値の値を出力する。この様
子を示したのが図23(f)である。そしてピーク値検
出部2207は該ピーク位置検出部2209の出力のタ
イミング(=暫定フレームスタート位置)で移動平均部
2204からの出力結果を検査する。このとき時刻t0+n
D(n:整数)における移動平均部2204の出力のピー
ク値Pと、時刻t0+nD-D/2における移動平均部2204の
出力Qについて比較する。もしもP>TH1×Qが成立
した場合には該時刻t0+nDにピークが存在したと判定す
る。一方、前述の式が成り立たない場合にはピークが存
在しないと判定する。このときのTH1は予め設定したし
きい値定数である。当該しきい値判定の様子を図23
(g)に示す。
【0078】同様にプリアンブル検出部2205の出力
もレベル判定部2208によってしきい値判定を受け
る。図23(h)において、プリアンブル検出部220
5の出力結果が最大の一定値に保たれる区間のXサンプ
ル分の平均値をY、予め設定したしきい値係数をTH
2、プリアンブル検出処理部2205の出力をZとす
る。フレームエッジ検出部2202のフレームエッジ検
出結果をトリガとして、プリアンブル検出部2205の
出力が最大値で一定に保たれる区間のXサンプル分の平
均値Yを計算する。計算後、プリアンブル検出処理部2
205の出力結果ZをTH2×Yと比較する。そしてZ
が減少し、Z<TH2×Yを満たすようになる時刻を決
定する。該時刻がすなわちプリアンブル系列の大まかな
末尾であると判定できる。
【0079】フレームスタート位置決定部2210は上
記のような図23(f)、図23(g)および図23
(h)の出力結果を受けて、プリアンブルSのDサンプ
ル内の1シンボルについてのフレームスタート位置と、
繰り返しプリアンブル系列の最終シンボルを検出する。
このようにして得られたフレームスタート位置を、プリ
アンブルに続くデータフレームの暫定フレームスタート
位置として用いる。またプリアンブルの終了を検出する
ことでデータフレームの開始を検出できる。これらを元
にフレームスタート位置決定部2210は最終的なフレ
ームスタート位置を決定し、フレーム同期確立信号を出
力端子2213に出力する。
【0080】ここで図22に示す遅延累積加算部220
6を設けることによる利点について図24を用いて説明
する。図24ではフレーム同期処理に使用できるプリア
ンブルのシンボルが5つの場合を示している。暫定フレ
ームスタート位置がt0+nDであるとき、サンプルD内でフ
レームエッジの検出がt0+5D+kの時刻に行なわれたとす
る。すると以降4つのシンボルのフレームエッジはそれ
ぞれt0+6D+k、t0+7D+k、t0+8D+k、t0+9D+kとして現れる
はずである。しかしながら図24に示すように、t0+7D+
kに到来するはずのシンボルが何らかの理由により+1
の時間ずれて検出される場合も考えられる。最終的なフ
レームスタート位置として採用するピークに、t0+7D+k+
1を採用したとすると+1の分ずれた時刻を検出するこ
ととなってしまい、場合によってはプリアンブルに続く
データフレームの同期が正確に行なえないことがある。
遅延累積加算部2203を用いて図24(b)の信号を
処理した場合の出力の一例を図24(c)に示す。ここ
に示すように、t0+7D+k+1を除く本来のフレームスター
ト位置を示すt0+5D+k、t0+6D+k、t0+8D+kはそれぞれサ
ンプルD毎に加算重畳され、より高い出力が得られる。
このとき、ずれを生じているt0+7D+k+1の時の値によっ
て生じているピークと本来のフレーム位置の値によって
生じているピークとを比較し、より高いピークのもの
(図24(c)では3Hの方)を選択すればよい。これ
により、フレーム同期処理に利用するプリアンブルSの
シンボルが時間的に前後する場合であっても、正確なフ
レームスタート位置を検出することが可能となる。
【0081】図25に第4の実施形態におけるフレーム
スタート位置とシンボルスタート位置決定にかかるフレ
ームスタート検出処理部2212の全体フローを示す。
まず受信データに先立って送られてくるプリアンブルの
フレームエッジを検出する(ステップ2501)。この
フレームエッジが検出されると次に相関演算と二乗和計
算が行なわれる(ステップ2502)。この処理は実質
的にフレーム位置の検出処理のために行なわれる。そし
てこの結果は、ピーク位置検出(ステップ2505)へ
入力されるとともに、移動平均処理(ステップ250
3)され、一定の時間間隔のピークを持った信号にな
る。該信号はピーク値検出(ステップ2506)へ入力
され、信号のピーク位置を強調される。さらに該信号か
ら最後のプリアンブル系列の検出を行う(ステップ25
09)。ピーク位置検出(ステップ2505)に入力さ
れた信号は、検出された信号のピーク時刻における値を
既述の方法によって検査されピークの有無を判定され
る。さらに場合によってはサンプルDの間に出現するピ
ークの中から少なくとも一番大きなピークを選択する
(ステップ2508)。別途、ステップ2501で得ら
れたフレームエッジ検出結果は自己相関二乗和計算(ス
テップ2504)がなされる。この処理は前述したプリ
アンブル検出処理と実質的に同じものである。ステップ
2504の演算結果は、レベル判定(ステップ250
7)へ入力され、既述した手法でレベル判定される。該
判定結果を元に、出力が立ち下がる位置をプリアンブル
の終わりとして検出する(ステップ2510)。
【0082】そしてフレームスタート位置、シンボルス
タート位置決定ステップ(ステップ2511)は、各ス
テップからの結果に従って受信フレームのスタート位置
とシンボルスタート位置を決定する。
【0083】次からはフレーム同期処理に使用できるプ
リアンブルのシンボル数が変動した際の、フレームスタ
ート検出部2211の処理フローについて説明する。一
例として本来10シンボルの繰り返しである1シンボル
のサンプル長がDのプリアンブル系列が与えられる場合
を考える。このときフレームエッジの検出精度が悪く、
フレーム同期処理に用いることができるプリアンブルの
個数が変動したとする。だたし、同期処理のために使用
するプリアンブルSの個数は、最低でも4つ、最大でも
6つまでしか使用できないとする。ここでは上記条件の
場合を説明するが、フレーム同期処理に用いることがで
きるプリアンブルの個数がどのように変動しても、同様
にフレームのスタート位置検出が可能である。
【0084】フレーム同期処理のために使用できるプリ
アンブルのシンボル数は図26と図27に、受信データ
に先立って送られるプリアンブルのシンボルの数が、そ
れぞれ4つの時と6つの時の例を示す。Sは受信プリア
ンブルの1シンボルであり、t0はフレームエッジ検出
時刻である。なお、図11のときと同様にここでも各処
理に伴う遅延時間等は考慮していない。
【0085】図26の場合、10あるシンボルの最初の
一つを見過ごした場合を想定している。図26(a)お
よび図26(b)に示すように、P1時間経過後のフレ
ーム同期処理のために使用できるプリアンブルのシンボ
ル数は4つとなる。4つのピークはサンプルDの間隔で
遅延累積加算され、図26(c)に示すように順次大き
な信号となる。また図26(b)フレーム位置検出処理
出力のピークが4本となることから、図26(d)移動
平均出力のピークも4本となる。またフレーム同期に使
用するシンボル数が4つとなることから、図26(e)
プリアンブル検出処理出力は最大値一定の期間が2Dと
なる。
【0086】図26(d)の出力結果はしきい値が判定
される。このとき時刻t0+nD(n:整数)における移動平
均部2204の出力のピーク値Pと、時刻t0+nD-D/2にお
ける移動平均部2204の出力Qについて比較する。も
しもP>TH1×Qが成立した場合には該時刻t0+nDに
ピークが存在したと判定する。一方、前述の式が成り立
たない場合にはピークが存在しないと判定する。このと
きのTH1は予め設定したしきい値定数である。当該しき
い値判定の様子を図26(d)に示す。
【0087】同様にプリアンブル検出部2505の出力
もレベル判定部2208によってしきい値判定を受け
る。図26(e)において、プリアンブル検出部220
5の出力結果が最大の一定値に保たれる区間の2Dサン
プル分の平均値をY、予め設定したしきい値係数をTH
2、プリアンブル検出処理部2205の出力をZとす
る。フレームエッジ検出部2202のフレームエッジ検
出結果をトリガとして、プリアンブル検出部2205の
出力が最大値で一定に保たれる区間の2Dサンプル分の
平均値Yを計算する。計算後、プリアンブル検出処理部
2205の出力結果ZをTH2×Yと比較する。そして
Zが減少し、Z<TH2×Yを満たすようになる時刻を
決定する。該時刻がすなわちプリアンブル系列の大まか
な末尾であると判定できる。
【0088】図27は図26の時とは逆にプリアンブル
S一つ分だけ早期にフレームエッジを検出してしまった
場合である。このときは図27(a)および図27
(b)に示すように、P1時間経過後のフレーム同期処
理のために使用できるプリアンブルのシンボル数は6つ
となる。よって図27(d)移動平均出力のピークも6
本となり、図26(e)プリアンブル検出処理出力の最
大値一定期間は4Dとなる。
【0089】前述のようなそれぞれの場合も含めた、図
22のフレームスタート検出部2211がフレームスタ
ート位置またはシンボルスタート位置を決定するための
フローを説明する。図28にその処理フローを示す。
【0090】まず最初のフレームエッジを検出する(ス
テップ2801)。フレームエッジが検出されると、フ
レーム位置検出、移動平均、プリアンブル検出、フレー
ム位置検出、ピーク値検出、レベル検出の指示をする
(ステップ2802)。次にプリアンブル系列が終了す
る時刻、つまりストップポイントを検出する(ステップ
2803)。ストップポイントが検出されると、そのス
トップポイントがどの時刻で検出されたのかを判断す
る。ストップポイントがt0+P1+4D以前に検出された場合
(ステップ2804)、つまり図26に示す場合、少な
くともt0+P1+4Dまで待ってから、検出されていた暫定フ
レームスタート位置をそのままフレームスタート位置と
して採用(ステップ2808)し処理を終了する。スト
ップポイントがt0+P1+5D以前の時(ステップ2805)
は、t0+P1+4Dまでに検出された暫定フレームスタート位
置をフレームスタート位置として採用する(ステップ2
809)。予定通りプリアンブルが検出できたとき、つ
まりストップポイントがt0+P1+6D以前の時(ステップ2
806)は、t0+P1+5D〜t0+P1+6Dの間にピークが認めら
れるとき(ステップ2810)にはt0+P1+5Dまでに決定
された暫定フレームスタート位置を(ステップ281
1)、そうでなければt0+P1+4Dまでに決定されたそれを
フレームスタート位置として採用(ステップ2809)
する。
【0091】最後にt0+P1+7D以前にストップポイントが
検出されたとき(ステップ2807)は、t0+P1+6D〜t0
+P1+7Dの間にピークがあるかを判断(ステップ281
2)し、ない場合はt0+P1+5Dまでに決定していた暫定フ
レームスタート位置(ステップ2811)を、ある場合
はt0+P1+6Dまでに決定していたそれをフレームスタート
位置として採用(ステップ2813)する。ストップポ
イントがt0+P1+7D後に認められるときは、t0+P1+6Dまで
に決定されていた暫定フレームスタート位置がフレーム
スタート位置として採用(ステップ2813)され、処
理が終了する。
【0092】上記のような方法によりフレームスタート
位置を検出することによって、フレーム同期処理に用い
ることができるプリアンブルのシンボル数が変動しても
一意に決定することが可能となる。またプリアンブルの
シンボル数に影響を受けないことから、フレームエッジ
の検出精度が悪化するような利用環境であっても、正確
にフレームスタート位置を検出することが可能となる。
【0093】
【発明の効果】本発明は繰り返し信号のプリアンブルに
よるフレーム同期位置の誤検出を排除し、正確にフレー
ム同期を確立することを可能とする受信フレームの同期
方法、フレームエッジ検出方法及びその受信装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における通信端末装置の受
信機部分の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態における受信機のフ
レーム同期を行なう部分のブロック図の一例を示す図で
ある。
【図3】 本発明の第1の実施形態における受信機のフ
レームエッジ判定を行う方法の一例を示すフロー図であ
る。
【図4】 フレームエッジ判定を行う際の入出力信号の
一例を示す模式図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態における受信機のフ
レーム位置検出部のブロック図の一例を示す図である。
【図6】 フレーム位置検出部の入出力信号の一例を示
す模式図である。
【図7】 本発明の第1の実施形態における受信機のプ
リアンブル検出部のブロック図の一例を示す図である。
【図8】 プリアンブル検出部の入出力信号の一例を示
す模式図である。
【図9】 本発明の第1の実施形態における受信機のフ
レーム同期の信号の一例を示す模式図である。
【図10】 本発明の第2の実施形態における受信機の
フレーム同期を行う部分のブロック図の一例を示す図で
ある。
【図11】 本発明の第2の実施形態における受信機の
フレーム同期の信号の一例を示す模式図である。
【図12】 本発明の第2の実施形態における受信機の
フレーム同期処理の処理フローの一例を示す図である。
【図13】 フレーム同期処理用のプリアンブルのシン
ボル数が4つの際の、フレーム同期の信号の一例を示す
模式図である。
【図14】 フレーム同期処理用のプリアンブルのシン
ボル数が6つの際の、フレーム同期の信号の一例を示す
模式図である。
【図15】 本発明の第2の実施形態における受信機の
フレーム同期処理の処理フローの一例を示す図である。
【図16】 本発明の第3の実施形態における受信機の
フレーム同期を行う部分のブロック図の一例を示す図で
ある。
【図17】 本発明の第3の実施形態における受信機の
フレーム同期の信号の一例を示す模式図である。
【図18】 本発明の第3の実施形態における受信機の
フレーム同期処理の処理フローの一例を示す図である。
【図19】 フレーム同期処理用のプリアンブルのシン
ボル数が4つの際の、フレーム同期の信号の一例を示す
模式図である。
【図20】 フレーム同期処理用のプリアンブルのシン
ボル数が6つの際の、フレーム同期の信号の一例を示す
模式図である。
【図21】 本発明の第3の実施形態における受信機の
フレーム同期処理の処理フローの一例を示す図である。
【図22】 本発明の第4の実施形態における受信機の
フレーム同期を行う部分のブロック図の一例を示す図で
ある。
【図23】 本発明の第4の実施形態における受信機の
フレーム同期の信号の一例を示す模式図である。
【図24】 累積加算による暫定フレームスタート位置
の決定方法を説明する図である。
【図25】 本発明の第4の実施形態における受信機の
フレーム同期処理の処理フローの一例を示す図である。
【図26】 フレーム同期処理用のプリアンブルのシン
ボル数が4つの際の、フレーム同期の信号の一例を示す
模式図である。
【図27】 フレーム同期処理用のプリアンブルのシン
ボル数が6つの際の、フレーム同期の信号の一例を示す
模式図である。
【図28】 本発明の第4の実施形態における受信機の
フレーム同期処理の処理フローの一例を示す図である。
【符号の説明】
202 フレームエッジ検出部 203 フレーム位置検出部 204 プリアンブル検出部 205 フレームスタート検出部 502 マッチトフィルタ 703 マッチトフィルタ 1008 移動平均部 1606 ピーク位置検出部 1607 ピーク値検出部 1608 レベル判定部 2206 遅延累積加算部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データフレームの先頭に付加された時間
    間隔Dで複数回繰り返される既知の信号に基づいて受信
    信号の同期処理を行なう受信フレームの同期方法であっ
    て、 受信信号と予め保持する前記既知の信号との間の相関を
    計算し、その相関からフレームの位置を検出するフレー
    ム位置検出ステップと、 前記受信信号と、該受信信号を時間間隔Dだけ遅延して
    得られる信号との間で相関を計算し、その相関から繰り
    返される前記既知の信号を受信している期間を検出する
    プリアンブル検出ステップと、 前記フレーム位置検出ステップの結果と前記プリアンブ
    ル検出ステップの結果に基づき、繰り返される前記既知
    の信号列の最終位置検出と、それに続いて送られる受信
    フレームのデータフレームスタート位置の検出を行なう
    フレームスタート位置検出ステップとを有することを特
    徴とする受信フレームの同期方法。
  2. 【請求項2】 データフレームの先頭に付加された時間
    間隔Dで複数回繰り返される既知の信号に基づいて受信
    信号の同期処理を行なう受信フレームの同期方法であっ
    て、 受信信号と予め保持する前記既知の信号との間の相関を
    計算し、その相関からフレームの位置を検出する第1の
    フレーム位置検出ステップと、 第1のフレーム位置検出ステップの結果を、時間間隔D
    未満の期間Wの間維持することで時間的なずれを吸収す
    る第2のフレーム位置検出ステップと、 前記受信信号と、該受信信号を時間間隔Dだけ遅延して
    得られる信号との間で相関を計算し、その相関から繰り
    返される前記既知の信号を受信している期間を検出する
    プリアンブル検出ステップと、 前記第1および第2のフレーム位置検出ステップの結果
    と前記プリアンブル検出ステップの結果に基づき、繰り
    返される前記既知の信号列の最終位置検出、およびそれ
    に続いて送られる受信フレームのデータフレームスター
    ト位置の検出を行なうフレームスタート位置検出ステッ
    プとを有することを特徴とする受信フレームの同期方
    法。
  3. 【請求項3】 データフレームの先頭に付加された時間
    間隔Dで複数回繰り返される既知の信号に基づいて受信
    信号の同期処理を行なう受信フレームの同期方法であっ
    て、 受信信号と予め保持する前記既知の信号との間の相関を
    計算し、その相関からフレームの位置を検出する第1の
    フレーム位置検出ステップと、 該フレーム位置検出ステップの結果に基づき、該結果の
    ピーク位置を検出するピーク位置検出ステップと、 第1のフレーム位置検出ステップの結果を、時間間隔D
    未満の期間Wの間維持することで時間的なずれを吸収す
    る第2のフレーム位置検出ステップと、 前記第2のフレーム位置検出ステップの結果について、
    前記ピーク位置検出ステップの結果に基づくタイミング
    で所定のしきい値と比較しピーク位置の判定を行なうピ
    ーク値判定ステップと、 前記受信信号と、該受信信号を時間間隔Dだけ遅延して
    得られる信号との間で相関を計算し、その相関から繰り
    返される前記既知の信号を受信している期間を検出する
    プリアンブル検出ステップと、 該プリアンブル検出ステップの結果について、所定のし
    きい値と比較するレベル判定ステップと、 前記ピーク位置検出ステップの結果と前記ピーク値判定
    ステップの結果と前記レベル判定ステップの結果に基づ
    き、繰り返される前記既知の信号列の最終位置検出、お
    よびそれに続いて送られる受信フレームのデータフレー
    ムスタート位置の検出を行なうフレームスタート位置検
    出ステップとを有することを特徴とする受信フレームの
    同期方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のフレーム位置検出ステップと
    前記ピーク位置検出ステップとの間に、 第1の入力と、自らの出力結果に基づく結果を第2の入
    力とし、該第1の入力 と該第2の入力を加算したものを入力とする加算ステッ
    プであって、 前記第1の入力は前期第1のフレーム位置検出ステップ
    の結果、前記第2の入力は自らの出力結果を時間間隔D
    の間遅延させた結果である、累積加算ステップをさらに
    有することを特徴とする、請求項3に記載の受信フレー
    ムの同期方法。
  5. 【請求項5】 データフレームの先頭に付加された時間
    間隔Dで複数回繰り返される既知の信号に基づいて受信
    信号の同期処理を行なう受信フレームのフレームエッジ
    検出方法であって、 受信信号の信号強度に基づいて繰り返される前記既知の
    信号の入力を判断する受信信号レベル判定ステップと、 受信信号の信号強度の推移について微分し、該微分値の
    強弱に基づいて繰り返される前記既知の信号の入力を判
    断する微分値レベル判定ステップと、 前記受信信号レベル判定ステップの結果と前記微分値レ
    ベル判定ステップの結果のうち、繰り返される該既知の
    信号が入力されたことを示す、少なくともどちらかの結
    果に基づいて、受信した信号の立ち上がりを判定するフ
    レームエッジ判定ステップとを有することを特徴とす
    る、フレームエッジ検出方法。
  6. 【請求項6】 データフレームの先頭に付加された時間
    間隔Dで複数回繰り返される既知の信号に基づいて受信
    信号の同期処理を行なう受信装置であって、 受信フレームの受信信号の立ち上がりエッジを検出する
    フレームエッジ検出手段と、 受信信号と予め保持する前記既知の信号との間の相関を
    計算し、その相関からフレームの位置を検出するフレー
    ム位置検出手段と、 前記受信信号と、該受信信号を時間間隔Dだけ遅延して
    得られる信号との間で相関を計算し、その相関から繰り
    返される前記既知の信号を受信している期間を検出する
    プリアンブル検出手段と、 前記フレーム位置検出ステップの結果と前記プリアンブ
    ル検出ステップの結果に基づき、繰り返される前記既知
    の信号列の最終位置検出と、それに続いて送られる受信
    フレームのデータフレームスタート位置の検出を行なう
    フレームスタート位置検出手段とを有することを特徴と
    する受信装置。
  7. 【請求項7】 データフレームの先頭に付加された時間
    間隔Dで複数回繰り返される既知の信号に基づいて受信
    信号の同期処理を行なう受信装置であって、 受信フレームの受信信号の立ち上がりエッジを検出する
    フレームエッジ検出手段と、 受信信号と予め保持する前記既知の信号との間の相関を
    計算し、その相関からフレームの位置を検出する第1の
    フレーム位置検出手段と、 前記第1のフレーム位置検出手段の結果を、時間間隔D
    未満の期間Wの間維持することで時間的なずれを吸収す
    る第2のフレーム位置検出手段と、 前記受信信号と、該受信信号を時間間隔Dだけ遅延して
    得られる信号との間で相関を計算し、その相関から繰り
    返される前記既知の信号を受信している期間を検出する
    プリアンブル検出手段と、 前記第1および第2のフレーム位置検出手段の結果と前
    記プリアンブル検出手段の結果に基づき、繰り返される
    前記既知の信号列の最終位置検出、およびそれに続いて
    送られる受信フレームのデータフレームスタート位置の
    検出を行なうフレームスタート位置検出手段とを有する
    ことを特徴とする受信装置。
  8. 【請求項8】 データフレームの先頭に付加された時間
    間隔Dで複数回繰り返される既知の信号に基づいて受信
    信号の同期処理を行なう受信装置であって、 受信フレームの受信信号の立ち上がりエッジを検出する
    フレームエッジ検出手段と、 受信信号と予め保持する前記既知の信号との間の相関を
    計算し、その相関からフレームの位置を検出する第1の
    フレーム位置検出手段と、 該フレーム位置検出手段の結果に基づき、該結果のピー
    ク位置を検出するピーク位置検出手段と、 第1のフレーム位置検出手段の結果を、時間間隔D未満
    の期間Wの間維持することで時間的なずれを吸収する第
    2のフレーム位置検出手段と、 前記第2のフレーム位置検出手段の結果について、前記
    ピーク位置検出手段の結果に基づくタイミングで所定の
    しきい値と比較しピーク位置の判定を行なうピーク値判
    定手段と、 前記受信信号と、該受信信号を時間間隔Dだけ遅延して
    得られる信号との間で相関を計算し、その相関から繰り
    返される前記既知の信号を受信している期間を検出する
    プリアンブル検出手段と、 該プリアンブル検出手段の結果について、所定のしきい
    値と比較するレベル判定手段と、 前記ピーク位置検出手段の結果、前記ピーク値判定手段
    の結果、及び前記レベル判定手段の結果に基づき、繰り
    返される前記既知の信号列の最終位置検出、およびそれ
    に続いて送られる受信フレームのデータフレームスター
    ト位置の検出を行なうフレームスタート位置検出手段と
    を有することを特徴とする受信装置。
  9. 【請求項9】 前記フレームエッジ検出手段は、 受信信号の信号強度に基づいて繰り返される前記既知の
    信号の入力を判断する受信信号レベル判定手段と、 受信信号の信号強度の推移について微分し、該微分値の
    強弱に基づいて繰り返される前記既知の信号の入力を判
    断する微分値レベル判定手段と、 前記受信信号レベル判定手段の出力と前記微分値レベル
    判定手段の出力のうち、繰り返される該既知の信号が入
    力されたことを示す、少なくともどちらかの結果に基づ
    いて、受信した信号の立ち上がりを判定するフレームエ
    ッジ判定手段とからなることを特徴とする、請求項6乃
    至請求項8のいずれかに記載の受信装置。
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