JP2008283616A - Ofdm受信装置 - Google Patents

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Yoshito Kitayama
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Abstract

【課題】主波や反射波が様々なパターンで重畳されて受信されるような場合でも、それぞれのパターンに応じて最適なFFT窓位置の設定が可能なOFDM受信装置を提供する。
【解決手段】ガードインターバルの付加されたOFDM信号に対してFFT処理を行うFFT処理部を備えたOFDM受信装置において、受信したOFDM信号の自己相関をとってシンボル区間と信号強度とを検出する信号検出部と、この信号検出部の検出に基づき前記FFT処理部におけるFFT窓の位置を制御する窓位置制御手段とを備え、前記窓位置制御手段は、前記信号検出部の検出に基づき信号強度の高い順に反射等により時間的に前後して受信される複数のOFDM信号の各シンボル区間を認識し、これら複数のOFDM信号の各シンボル区間と各信号強度の順位とに基づいて前記FFT窓の位置を設定する構成とした。
【選択図】図4

Description

この発明は、ガードインターバルの付加されたOFDM信号を受信するOFDM受信装置に関する。
例えば地上デジタル放送などOFDM(直交周波数分割多重)信号を送受信するシステムにおいては、送受信されるOFDM信号のうち各シンボル区間ごとに最後尾の一部分の信号を複写して同一シンボル区間の先頭部に付加する手法が用いられている。このように複写される部分をガードインターバルと呼ぶ。ガードインターバルを付加することで、反射波など一定時間内の遅延波を受信した場合でも、遅延波をノイズとせずに安定した復調処理を行うことが可能となる。
また、OFDM信号を受信する装置では、受信したOFDM信号に対して各シンボル区間ごとにFFT(高速フーリエ変換)処理を行って、OFDMシンボルごとにサブキャリア信号の再生を行う。FFT処理は、OFDM信号の各シンボル区間のうちガードインターバル分を除いた有効シンボル長の信号に対して実行されるため、FFT処理される信号区間(FFT窓と呼ぶ)が隣接する異なるシンボル区間を跨がないように、このFFT窓を各シンボル区間中の適切な位置に設定する必要がある。
従来、FFT窓をOFDM信号中の適宜な位置に設定するための幾つかの技術が開示されている。(例えば、特許文献1,2)。
特開2004−179816号公報 特開2003−92560号公報
例えば、ビルの谷間や壁際でOFDM信号を受信する場合、受信されるOFDM信号に幾つもの反射波が遅延して重畳されることがある。また、受信されるOFDM信号の全ての信号経路に反射経路が介在するような場合には、信号強度の低い反射波が、信号強度の高い主波よりも先行して重畳されることもある。なお、本明細書においては、信号経路に反射経路が介在するか否かに拘らず、重畳された複数の信号のうち、信号強度が1番目の信号を主波と呼び、2番目以降の信号を反射波と呼ぶ。
また、携帯端末でOFDM信号を受信するような場合には、携帯端末の使用場所を変えるたびに、OFDM信号の主波や反射波の時間的な前後関係、並びに、それぞれの遅延時間が異なってくる。
そのため、例えば、主波や反射波の時間的な前後関係等を考慮せずに、例えば、主波のシンボル区間のみに依存して、一律に、FFT窓を設定したのでは、反射波の重畳パターンによっては、反射波の多くがノイズ成分となって受信信号の安定的な復調が困難となるという課題があった。
この発明の目的は、OFDM信号を受信する装置において、主波や反射波が様々なパターンで重畳されるような場合であっても、それぞれ場合に応じて最適なFFT窓位置の設定が可能であり、それにより安定的な受信信号の復調を行うことのできるOFDM受信装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
ガードインターバルの付加されたOFDM信号を受信するとともに、このOFDM信号に対してFFT処理を行うFFT処理部を備えたOFDM受信装置において、
受信したOFDM信号のシンボル区間と信号強度とを検出する信号検出部と、
この信号検出部の検出に基づき前記FFT処理部におけるFFT窓の位置を制御する窓位置制御手段とを備え、
前記窓位置制御手段は、
前記信号検出部の検出に基づき信号強度の高い順に時間的に前後して受信される複数のOFDM信号の各シンボル区間を認識し、
これら複数のOFDM信号の各シンボル区間と各信号強度の順位とに基づいて前記FFT窓の位置を決定することを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のOFDM受信装置において、
前記窓位置制御手段は、
前記複数のOFDM信号の各シンボル区間と各信号強度の順位とに基づいて、信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置、または、信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定可能であることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のOFDM受信装置において、
前記窓位置制御手段は、
さらに、信号強度が第1位以外のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置、または、信号強度が第1位以外のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定可能であることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のOFDM受信装置において、
前記窓位置制御手段は、
信号強度が第1位〜第3位の3個のOFDM信号を認識するとともに、
第1位、第2位、第3位の順で前記3個のOFDM信号が受信された場合に、
信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載のOFDM受信装置において、
前記窓位置制御手段は、
信号強度が第1位〜第3位の3個のOFDM信号を認識するとともに、
第2位、第3位、第1位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長以下の場合に、
信号強度が第2位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定し、
第2位、第3位、第1位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長より大きい場合に、
信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定することを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載のOFDM受信装置において、
前記窓位置制御手段は、
信号強度が第1位〜第3位の3個のOFDM信号を認識するとともに、
第3位、第2位、第1位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第3位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長以下の場合に、
信号強度が第3位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定し、
第3位、第2位、第1位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第3位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長より大きい場合に、
信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載のOFDM受信装置において、
前記窓位置制御手段は、
信号強度が第1位〜第3位の3個のOFDM信号を認識するとともに、
第3位、第1位、第2位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長以下の場合に、
信号強度が第2位のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定し、
第3位、第1位、第2位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長より大きい場合に、
信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定することを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載のOFDM受信装置において、
前記窓位置制御手段は、
信号強度が第1位〜第3位の3個のOFDM信号を認識するとともに、
第2位、第1位、第3位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル以下である場合に、
信号強度が第2位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定し、
第2位、第1位、第3位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長より大きい場合に、
信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定することを特徴としている。
本発明に従うと、主波や反射波が様々なパターンで重畳されるような場合でも、それぞれの場合に応じて最適なFFT窓の設定を行うことが可能であり、それにより、それぞれの場合で安定的な信号受信を行うことが出来るという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態のOFDM受信装置の内部構成を示すブロック図である。
この実施の形態のOFDM受信装置1は、例えば、地上デジタル放送等を受信する携帯型のテレビ受信機に搭載され、OFDM信号の受信からデータの復調までを行う機能モジュールである。このOFDM受信装置1には、アンテナANから所定周波数の信号を選択的に受信するチューナ回路10と、受信信号をデジタル化するADコンバータ11と、デジタル化された受信信号に対してFFT(高速フーリエ変換)処理を行ってサブキャリア信号を再生するFFT処理回路12と、サブキャリア信号のひずみ補償等を行う等化回路13と、サブキャリア信号から受信データを復調する復調回路14と、受信データの誤り訂正を行う誤り訂正回路15と、デジタル化されたOFDM信号の自己相関を取って各シンボル区間の時間位置やOFDM信号の信号強度を検出する自己相関ピーク検出回路21と、主波や反射波のシンボル区間と信号強度の順位に基づいてFFT窓位置を決定する窓位置決定回路22と、FFT処理回路12にFFT窓位置を表わすパルス信号(FFT窓パルス)を供給するFFTパルス生成回路23等を備えている。これらの構成のうち、窓位置決定回路22により窓位置制御手段が構成され、自己相関ピーク検出回路21により信号検出部が構成され、FFT処理回路12によりFFT処理部が構成されている。
図2には、OFDM受信装置1により受信されるOFDM信号の説明図を示す。
この実施の形態において受信対象とされる信号は、図2に示すように、ガードインターバルの付加されたOFDM信号である。OFDM信号は、1回のOFDM処理で変調処理された信号が所定区間長ごとに配された形式のものである。この所定区間のことをシンボル区間と呼び、この区間に含まれる信号をOFDMシンボルと呼ぶ。また、このシンボル区間において、後端の所定長の信号が複写されてガードインターバルとして先頭に付加された形式となっている。また、シンボル区間のうちガードインターバルの区間長を除いた一連の区間を有効シンボル区間と呼び、この有効シンボル区間の信号をFFT処理することで、変調されたサブキャリア信号を再生することが可能になっている。有効シンボル区間は、図2に示すように、1つのシンボル区間中の連続区間であればどの範囲の区間としても良い。
この実施形態では、受信信号として、ガードインターバルの区間長が有効シンボル区間のほぼ1/4となるOFDM信号を例示している。しかしながら、このガードインターバルの区間長は、例えば有効シンボル区間の1/8や1/16、或いは、1/2や1/3など、種々の長さに設定されていても良い。
図3には、自己相関ピーク検出回路21の動作を説明する図を示す。
自己相関ピーク検出回路21は、受信信号とこの受信信号を有効シンボル区間分遅延させた信号とで自己相関をとるとともに、この相関値を積分した値のピーク位置をピーク検出信号としてパルス信号に変換して出力するものである。図3の「受信信号」〜「自己相関値」の信号波形に示すように、OFDM信号の1シンボル区間の先頭にはガードインターバルGIが付加されているため、受信信号と受信信号を有効シンボル分遅延させた信号とで自己相関をとることで、ガードインターバルGIの部分で一定強度の信号が表われ、他の部分で信号が相殺されて信号強度が低下した自己相関値が得られる。さらに、図3の「自己相関値の積分」と「ピーク検出信号」の信号波形に示すように、上記の自己相関値を積分し、この積分値のピーク位置を検出することにより、1個のシンボル区間の先頭位置を表わすピーク検出信号を生成することができる。また、このパルス検出信号を上記積分値のピーク値に応じた振幅で生成することにより、ピーク検出信号のパルス強度によって受信信号の信号強度が表わされるようになっている。
図4は、窓位置決定回路22の動作内容を説明する図表である。また、図5〜図8には、窓位置決定回路22の動作内容を説明するフローチャートを示す。
窓位置決定回路22は、自己相関ピーク検出回路21からOFDM信号の主波や反射波の先頭位置や信号強度を表わすピーク検出信号を受け、これらに基づきFFT処理にかけるFFT窓位置を決定する論理回路である。なお、このような論理動作は、専用の論理回路により実行させるようにしても良いし、CPUと制御プログラムによるソフトウェア処理として実行させるようにしても良い。
また、窓位置決定回路22は、例えば、外部回路から作動信号を入力するとともに、この作動信号がアサートされることで、1回のFFT窓位置の設定変更処理を実行するようになっている。この作動信号は、例えば、所定個のOFDMシンボルを受信するごとにアサートされるようにしたり、或いは、誤り訂正のビット数等に基づき受信信号が劣化したと判断された場合にアサートされるように構成することが出来る。また、上記のような作動信号は省略して、窓位置決定回路22内でOFDMシンボルの受信回数を計数し、この受信回数が所定回になった場合にFFT窓位置の設定変更処理を実行するように構成しても良いし、OFDMシンボルの毎回の受信ごとに窓位置決定回路22がFFT窓位置の設定変更処理を実行するように構成しても良い。
窓位置決定回路22による論理動作の内容は、図5〜図8のフローチャートに示される通りである。すなわち、作動信号がアサートされてFFT窓位置設定処理が開始されたら、自己相関ピーク検出回路21から一定時間内のピーク検出信号を入力し、その中から信号レベルの大きな3個を抽出する(ステップS1,S2)。これにより、信号強度の高い順に主波と2個の反射波a,bのシンボル区間の先頭位置と信号強度の順番とを認識することが出来る。
図9には、窓位置決定回路22により主波と2個の反射波a,bを抽出する処理の説明図を示す。
ピーク検出信号の抽出処理(ステップS1,S2)は、例えば、次のように実行される。すなわち、先ず、主波に対応するピーク検出信号h1が必ず含まれる期間(例えばシンボル区間長×1.5の期間)のピーク検出信号を取り込み、この期間中で1番強度の高いピーク検出信号h1を1個抽出する。そして、これを主波に対応するものとみなす。さらに、この主波に対応するピーク検出信号h1を中心とした前後の所定期間t1,t2の範囲から信号強度が2番目と3番目に高いピーク検出信号h2,h3を抽出する。そして、これらを信号強度が第2位と第3位の反射波a,bに対応するものとみなす。上記の所定期間t1,t2は、例えば、ガードインターバル長よりも長い所定期間に設定しておく。このようなピーク検出信号の抽出処理により、信号強度が1番目に高い主波と、信号強度が2番目と3番目に高い反射波a,bにそれぞれ対応するピーク検出信号h1〜h3を抽出することが出来る。
なお、主波の先頭位置が、例えば、前回のFFT窓設定処理の結果等によりおおよそ見当がつくような場合には、主波に対応するピーク検出信号h1を検出するのに比較的長めの期間(例えばシンボル区間長×1.5の期間)を通してピーク検出信号を取り込む必要はなく、上記見当に基づき定められる範囲とその前後所定期間t1,t2のピーク検出信号のみを取り込んで、主波と反射波a,bのピーク検出信号h1〜h3を抽出することも可能である。
3個のピーク検出信号h1〜h3を抽出したら、次いで、これらのピーク検出信号h1〜h3に基づき主波と反射波a,bとの時間的な相対位置を表わす変数D(a),D(b)の値を算出する。(ステップS3:図5)ここで、変数D(a)は信号強度が2番目の反射波aと主波との時間差、変数D(b)は信号強度が3番目の反射波bと主波との時間差を表わし、ともに値が正である場合に反射波が遅延の状態を、値が負である場合に反射波が先行の状態を表わすように定義している。
上記のように変数D(a),D(b)の値を算出したら、次に、これら変数D(a),D(b)の値に応じた分岐処理を行う。分岐処理は、先ず、ステップS4によりD(a),D(b)の符号(各反射波a,bが主波より遅延しているか先行しているか)に応じた分岐処理を行い、次いで必要があれば、D(a)とD(b)の比較(2個の反射波a,bのどちらが先行しているか)に基づく分岐処理(テップS6)と、各反射波a,bと主波との間隔がガードインターバル長を超えているか否かに基づく分岐処理(ステップS7,S8,S12,S15)とを行う。
そして、図4の図表に示したように、各分岐に応じたFFT窓位置の設定処理(S5,S9〜S11,S13,S14,S16,S17)を行って、1回のFFT窓位置設定処理を終了する。
次に、上記の変数D(a),D(b)の値に応じたFFT窓位置の設定パターンについて、図10〜図18のタイムチャートを参照しながら逐一説明する。
図10は、D(a)>0かつD(b)>0のときのFFT窓位置の設定パターンを示したタイムチャートである。
D(a),D(b)の値が、D(a)>0かつD(b)>0(2つの反射波a,bが主波よりも遅延)となる場合、窓位置決定回路22は、主波のガードインターバルを取り除いた位置をFFT窓の位置先頭とした設定を行う。この場合、反射波aと反射波bのどちらが先行しているかに拘らず、また、主波と各反射波a,bとの間隔D(a),D(b)がガードインターバル長を超えているか否かに拘らず、このような設定を行う。
このような設定によれば、図10の期間q1,q2に示すように、反射波a,bの遅延がガードインターバル長を超えている場合に、FFT窓内(FFT窓パルスのハイレベル期間内)で反射波a,bに異なるシンボル区間の信号が含まれることになる。しかしながら、主波においては異なるシンボル区間の信号が含まれず、且つ、反射波a,bで異なるシンボル区間の期間q1,q2を最小にすることが出来る。従って、このような主波と反射波の受信パターンにおいて最良のFFT窓位置の設定となる。
図11は、D(a)<D(b)<0、且つ、D(a)がガードインターバルを超えていない場合のFFT窓位置の設定パターンを示したタイムチャートである。
D(a)<0かつD(b)<0(2つの反射波a,bが主波よりも先行)、D(a)<D(b)(反射波aが反射波bより先行)、さらに、|D(a)|≦GI長(反射波aと主波との間隔がガードインターバル長以下)の場合、窓位置決定回路22は、信号強度が2番目の反射波aにおけるガードインターバルを取り除いた位置をFFT窓パルスの先頭位置とした設定を行う。このような設定により、主波と反射波a,bの何れにおいても、FFT窓に異なるシンボル区間の信号が含まれない設定となり、このような主波と反射波の受信パターンにおいて最良のFFT窓位置となる。
図12は、D(a)<D(b)<0、且つ、D(a)がガードインターバルを超えている場合のFFT窓位置の設定パターンを示したタイムチャートである。
D(a)<0かつD(b)<0(2つの反射波a,bが主波よりも先行)、D(a)<D(b)(反射波aが反射波bより先行)、さらに、|D(a)|>GI長(反射波aと主波との間隔がガードインターバル長を超えている状態)の場合、窓位置決定回路22は、主波の先頭位置をFFT窓パルスの先頭位置とする設定を行う。反射波bの先行量は、ガードインターバル長を超えていても超えていなくても同様の設定とする。
この場合、図12の期間q3,q4に示すように、反射波a、或いは、反射波a,bの両方において、FFT窓の区間中に他シンボルの信号が含まれることになる。しかしながら、主波においては異なるシンボル区間の信号が含まれず、かつ、反射波a,bにおける異なるシンボル区間の信号が含まれる期間q3,q4を最小にすることが出来る。従って、このような主波と反射波の受信パターンにおいて最良のFFT窓位置となる。
図13は、D(b)<D(a)<0、且つ、D(b)がガードインターバルを超えていない場合のFFT窓位置の設定パターンを示したタイムチャートである。
D(a)<0かつD(b)<0(2つの反射波a,bが主波よりも先行)、D(a)>D(b)(反射波bが反射波aより先行)、さらに、|D(b)|≦GI長(反射波bと主波との間隔がガードインターバル長以下)の場合、窓位置決定回路22は、反射波bのガードインターバルを取り除いた位置をFFT窓パルスの先頭位置とする設定を行う。このような設定により、主波と反射波a,bの何れにおいても、FFT窓の区間に他シンボルの信号が含まれないような設定となり、このような受信パターンにおいて最良のFFT窓位置となる。
図14は、D(b)<D(a)<0、且つ、D(b)がガードインターバルを超えている場合のFFT窓位置の設定パターンを示したタイムチャートである。
D(a)<0かつD(b)<0(2つの反射波a,bが主波よりも先行)、D(a)>D(b)(反射波bが反射波aより先行)、さらに、|D(b)|>GI長(反射波bと主波との間隔がガードインターバル長を超えている状態)の場合、窓位置決定回路22は、主波の先頭位置をFFT窓パルスの先頭位置とする設定を行う。反射波aの先行量は、ガードインターバル長を超えていても超えていなくても同様の設定とする。
この場合、図14の期間q5,q6に示すように、反射波b、または反射波a,bの両方において、FFT窓の区間中に他シンボルの信号が含まれることになる。しかしながら、主波においては異なるシンボル区間の信号が含まれず、かつ、反射波a,bにおける異なるシンボル区間の信号が含まれる期間q5,q6を最小にすることが出来る。従って、このような主波と反射波の受信パターンにおいて最良のFFT窓位置となる。
図15は、D(b)<0<D(a)、且つ、D(a)がガードインターバルを超えていない場合のFFT窓位置の設定パターンを示したタイムチャートである。
D(a)>0かつD(b)<0(反射波aが主波より遅延、反射波bが主波より先行)で、|D(a)|≦GI長(反射波aと主波との間隔がガードインターバル長以下)の場合、窓位置決定回路22は、反射波aの先頭位置をFFT窓パルスの先頭位置とする設定を行う。反射波bの先行量は、ガードインターバル長を超えていても超えていなくても同様の設定とする。
この場合、図15の期間q7に示すように、反射波bにおいてFFT窓に異なるシンボル区間の信号が含まれる場合が生じえる。しかしながら、主波と反射波aにおいては異なるシンボル区間の信号が含まれず、かつ、反射波bにおける異なるシンボル区間の信号が含まれる期間q7を最小にすることが出来る。従って、このような主波と反射波の受信パターンにおいて最良のFFT窓位置となる。
図16は、D(b)<0<D(a)、且つ、D(a)がガードインターバルを超えている場合のFFT窓位置の設定パターンを示したタイムチャートである。
D(a)>0かつD(b)<0(反射波aが主波より遅延、反射波bが主波より先行)で、|D(a)|>GI長(反射波aと主波との間隔がガードインターバル長を超えている状態)の場合、窓位置決定回路22は、主波のガードインターバルを取り除いた位置をFFT窓パルスの先頭位置とする設定を行う。反射波bの先行量は、ガードインターバル長を超えていても超えていなくても同様の設定とする。
この場合、図16の期間q8,q9−1,q9−2に示すように、反射波a,bにおいてFFT窓の区間中に他シンボルの信号が含まれることになる。しかしながら、主波においては異なるシンボル区間の信号が含まれず、かつ、2番目に信号強度の高い反射波aにおいては異なるシンボル区間の信号が含まれる期間q8を最小にすることが出来る。従って、このような主波と反射波の受信パターンにおいて最良のFFT窓位置となる。
図17は、D(a)<0<D(b)、且つ、D(a)がガードインターバルを超えていない場合のFFT窓位置の設定パターンを示したタイムチャートである。
D(a)<0かつD(b)>0(反射波aが主波より先行、反射波bが主波より遅延)で、|D(a)|≦GI長(反射波aと主波との間隔がガードインターバル長以下)の場合、窓位置決定回路22は、反射波aのガードインターバルを取り除いた位置をFFT窓パルスの先頭位置とする設定を行う。反射波bの遅延量は、ガードインターバル長を超えていても超えていなくても同様の設定とする。
この場合、図17の期間q10に示されるように、反射波bにおいてFFT窓に異なるシンボル区間の信号が含まれる場合が生じる。しかしながら、主波と信号強度が2番目の反射波aにおいては異なるシンボル区間の信号が含まれず、且つ、反射波bにおける異なるシンボル区間の信号が含まれる期間q10を最小にすることが出来る。従って、このような主波と反射波の受信パターンにおいて最良のFFT窓位置となる。
図18は、D(a)<0<D(b)、且つ、D(a)がガードインターバルを超えている場合のFFT窓位置の設定パターンを示したタイムチャートである。
D(a)<0かつD(b)>0(反射波aが主波より先行、反射波bが主波より遅延)で、|D(a)|>GI長(反射波aと主波との間隔がガードインターバル長を超えた状態)の場合、窓位置決定回路22は、主波の先頭位置をFFT窓パルスの先頭位置とする設定を行う。反射波bの遅延量は、ガードインターバル長を超えていても超えていなくても同様の設定とする。
この場合、図18の期間q11,q12−1,q12−2に示されるように、2つの反射波a,bにおいてFFT窓の区間中に異なるシンボル区間の信号が含まれることになる。しかしながら、主波においては異なるシンボル区間の信号が含まれず、且つ、2番目に信号強度の高い反射波aにおける異なるシンボル区間の信号が含まれる期間q11を最小にすることが出来る。従って、このような主波と反射波の受信パターンにおいて最良のFFT窓位置となる。
そして、上記のようにFFT窓位置が設定されたら、FFTパルス生成回路23からこの設定期間にハイレベルとなるFFT窓パルスが出力され、このFFT窓パルスがFFT処理回路12に供給されて、設定された区間でFFT処理が行われるようになっている。
以上のように、この実施の形態のOFDM受信装置1によれば、主波に複数の反射波が重畳されて受信されたり、信号強度の高い主波が信号強度の低い反射波よりも遅れて受信されるような場合でも、それぞれの場合に応じて最適なFFT窓位置の設定を行うことが出来る。詳細には、主波においては異なるシンボル区間の信号が含まれず、且つ、信号強度が2番目と3番目の反射波a,bについては、先ず、2番目の反射波aに異なるシンボル区間の信号が含まれないように優先的に考慮され、信号強度が2番目や3番目の反射波a,bに異なるシンボル区間の信号がどうしても含まれるような場合には、それらが最小となるようなFFT窓位置の設定がなされるようになっている。
そして、上記のようなFFT窓位置の設定により、主波に複数の反射波が重畳されて受信されたり、信号強度の高い主波が信号強度の低い反射波よりも遅れて受信されるような場合でも、受信信号の安定的な復調処理が実現できるという効果が得られる。
また、信号の受信環境が変化することに伴って、OFDM信号の主波や反射波の時間的な前後関係やそれぞれの遅延量が変化した場合でも、これらの変化に対応して、FFT窓を適切な位置へ設定変更することが可能であり、それにより頻繁に信号の受信環境が変わるような場合でも、常に、受信信号の安定的な復調処理を実現できるという効果が得られる。
なお、上記実施形態では、窓位置決定回路22により信号強度が2番目と3番目の反射波a,bが必ず認識されるように説明しているが、反射波a,bの信号強度が所定の閾値以下である場合に、これらの反射波の認識を行わず、主波だけでFFT窓位置を設定するようにしたり、或いは、閾値より信号強度の高い反射波aと主波のみでFFT窓位置を設定するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、受信信号の入力から窓位置決定回路22がFFT窓位置を決定しそれに応じてFFTパルス生成回路23がFFT窓パルスを出力するまでには一定時間を要するため、1シンボル区間の信号がADコンバータ11からFFT処理回路12に送られるのと同時に、このシンボル区間の信号に対応したFFT窓パルスをFFT処理回路12に供給することは出来ない。そこで、FFT処理回路12で受信信号を一定時間バッファリングさせ、一定時間遅延させてからFFT処理を実行させることで、対応するFFT窓パルスで受信信号のFFT処理を実行させるように構成しても良い。また、このようなバッファリング処理を行わず、或るシンボル区間の受信信号に基づいてFFT窓パルスを設定した後、数シンボル区間後の受信信号からこのFFT窓パルスによるFFT処理を実行させるように構成しても良い。
[第2実施形態]
第2実施形態のOFDM受信装置は、窓位置決定回路22の動作内容のみ異なり、他の構成は第1実施形態のものと同様である。従って、異なる構成のみ説明し、同様の構成については説明を省略する。
図19には、第2実施形態の窓位置決定回路22の動作内容を表わした図表を示す。
第2実施形態の窓位置決定回路22は、信号強度が1番目に高い主波と、2番目に高い反射波cのみに基づいて、FFT窓位置を決定するようにしたものである。主波と反射波cの抽出処理は、反射波の抽出個数が異なる点を除いて、第1実施形態の抽出処理と同様である。また、変数D(c)により、反射波cと主波との時間差を表わす。ここで、正の値が反射波cの遅延を、負の値が反射波cの先行を表わすように定義する。また、FFT窓位置の決定方法は、図19の図表に示すとおりである。
図20〜22にはFFT窓位置の設定パターンを表わしたタイムチャートを示す。
図20に示すように、D(c)>0(反射波cが主波より遅延)の場合、第2実施形態の窓位置決定回路22は、D(c)がガードインターバル長を超えているか否かに拘らず、主波のガードインターバルを取り除いた位置をFFT窓パルスの先頭位置とする設定を行う。このような設定によれば、主波において異なるシンボル区間の信号が含まれず、且つ、反射波cにおける異なるシンボル区間の信号が含まれる期間q13がゼロか最小となって、このような受信パターンにおいて最良のFFT窓位置となる。
また、図21に示すように、D(c)<0(反射波cが主波より先行)、かつ、|D(c)|≦GI長(反射波cと主波との間隔がガードインターバル長以下)の場合、窓位置決定回路22は、反射波cのガードインターバルを取り除いた位置をFFT窓パルスの先頭位置とする設定を行う。このような設定により、主波と反射波cの何れにおいても、FFT窓に異なるシンボル区間の信号が含まれない最良のFFT窓位置となる。なお、この条件においては、主波の先頭位置をFFT窓パルスの先頭位置としても良く、その場合でも同様の作用効果を得ることが出来る。
また、図22に示すように、D(c)<0(反射波cが主波より先行)、かつ、|D(c)|>GI長(反射波cと主波との間隔がガードインターバル長を超えた状態)の場合、窓位置決定回路22は、主波の先頭位置をFFT窓パルスの先頭位置とする設定を行う。このような設定により、主波において異なるシンボル区間の信号が含まれず、且つ、反射波cにおける異なるシンボル区間の信号が含まれる期間q14を最小とすることができ、このよなう受信パターンにおいて最良のFFT窓位置となる。
窓位置決定回路22により上記のようにFFT窓の位置が設定されたら、FFTパルス生成回路23から上記設定期間にハイレベルとなるFFT窓パルスが出力され、このFFT窓パルスがFFT処理回路12に供給されて、上記の設定処理に従った区間でFFT処理が行われる。
以上のように、この実施形態のOFDM受信装置1によれば、主波に反射波が重畳されて受信されたり、信号強度の高い主波が信号強度の低い反射波よりも遅れて受信されるような場合でも、それぞれの場合に応じて最適なFFT窓の位置設定を行うことができる。詳細には、主波においては異なるシンボル区間の信号が含まれないようにされ、且つ、信号強度が2番目の反射波cについては異なるシンボル区間の信号が含まれないようにされるか、或るいは、どうしても異なるシンボル区間の信号が含まれる場合には、それが最小となるようなFFT窓位置の設定がなされるようになっている。そして、このようなFFT窓位置の設定により、受信信号の安定的な復調処理が実現される。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、第2実施形態においては信号強度が2番目の反射波cを必ず認識するように説明しているが、反射波cの信号強度が所定の閾値以下である場合には、反射波cの認識は行わず、主波だけでFFT窓位置を設定するように構成しても良い。
また、第1と第2の実施形態において、主波や反射波のシンボル区間や信号強度を検出する構成として、受信信号を有効シンボル区間分遅延させて自己相関をとる構成を例示しているが、特にこの構成に制限されるものではない。
その他、実施の形態で示した細部構成および処理方法は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の第1実施形態のOFDM受信装置の内部構成を示すブロック図である。 実施形態のOFDM受信装置により受信されるOFDM信号の形式を説明する図である。 図1の自己相関ピーク検出回路の動作を説明する図である。 図1の窓位置決定回路の動作内容を説明する図表である。 窓位置決定回路の動作内容を説明するフローチャートである。 図5のフローチャートの1つの分岐先の処理を説明するフローチャートである。 図5のフローチャートの1つの分岐先の処理を説明するフローチャートである。 図5のフローチャートの1つの分岐先の処理を説明するフローチャートである。 窓位置決定回路により主波と2個の反射波とを抽出する処理を説明する図である。 主波と反射波が第1パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 第2パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 第3パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 第4パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 第5パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 第6パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 第7パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 第8パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 第9パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態のOFDM受信装置における窓位置決定回路の動作内容を示す図表である。 主波と反射波が第1パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 第2パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。 第3パターンで受信されたときに設定されるFFT窓の位置を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 OFDM受信装置
11 ADコンバータ
12 FFT処理回路
14 復調回路
21 自己相関ピーク検出回路
22 窓位置決定回路
23 FFTパルス生成回路
GI ガードインターバル
a,c 信号強度が2番目の反射波
b 信号強度が3番目の反射波
D(a) 主波と反射波aとの時間差
D(b) 主波と反射波bとの時間差
D(c) 主波と反射波cとの時間差

Claims (8)

  1. ガードインターバルの付加されたOFDM信号を受信するとともに、このOFDM信号に対してFFT処理を行うFFT処理部を備えたOFDM受信装置において、
    受信したOFDM信号のシンボル区間と信号強度とを検出する信号検出部と、
    この信号検出部の検出に基づき前記FFT処理部におけるFFT窓の位置を制御する窓位置制御手段とを備え、
    前記窓位置制御手段は、
    前記信号検出部の検出に基づき信号強度の高い順に時間的に前後して受信される複数のOFDM信号の各シンボル区間を認識し、
    これら複数のOFDM信号の各シンボル区間と各信号強度の順位とに基づいて前記FFT窓の位置を決定することを特徴とするOFDM受信装置。
  2. 前記窓位置制御手段は、
    前記複数のOFDM信号の各シンボル区間と各信号強度の順位とに基づいて、信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置、または、信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定可能であることを特徴とする請求項1記載のOFDM受信装置。
  3. 前記窓位置制御手段は、
    さらに、信号強度が第1位以外のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置、または、信号強度が第1位以外のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定可能であることを特徴とする請求項2記載のOFDM受信装置。
  4. 前記窓位置制御手段は、
    信号強度が第1位〜第3位の3個のOFDM信号を認識するとともに、
    第1位、第2位、第3位の順で前記3個のOFDM信号が受信された場合に、
    信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のOFDM受信装置。
  5. 前記窓位置制御手段は、
    信号強度が第1位〜第3位の3個のOFDM信号を認識するとともに、
    第2位、第3位、第1位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長以下の場合に、
    信号強度が第2位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定し、
    第2位、第3位、第1位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長より大きい場合に、
    信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のOFDM受信装置。
  6. 前記窓位置制御手段は、
    信号強度が第1位〜第3位の3個のOFDM信号を認識するとともに、
    第3位、第2位、第1位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第3位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長以下の場合に、
    信号強度が第3位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定し、
    第3位、第2位、第1位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第3位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長より大きい場合に、
    信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のOFDM受信装置。
  7. 前記窓位置制御手段は、
    信号強度が第1位〜第3位の3個のOFDM信号を認識するとともに、
    第3位、第1位、第2位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長以下の場合に、
    信号強度が第2位のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定し、
    第3位、第1位、第2位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長より大きい場合に、
    信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のOFDM受信装置。
  8. 前記窓位置制御手段は、
    信号強度が第1位〜第3位の3個のOFDM信号を認識するとともに、
    第2位、第1位、第3位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル以下である場合に、
    信号強度が第2位のOFDM信号のシンボル区間先頭からガードインターバル分後段の位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定し、
    第2位、第1位、第3位の順で前記3個のOFDM信号が受信され、且つ、第2位と第1位のOFDM信号の時間差がガードインターバル長より大きい場合に、
    信号強度が第1位のOFDM信号のシンボル区間の先頭位置を、前記FFT窓の先頭位置として設定することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のOFDM受信装置。
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