JP4523454B2 - 復調タイミング生成回路及び復調装置 - Google Patents

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Description

この発明は、無線通信システムの受信機等に適用される復調タイミング生成回路及び復調装置に関し、特に、例えば直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式で変調され、この変調パケット信号の先頭にプリアンブル信号を含むバースト信号が付加された無線信号を受信する無線通信システム等に適用される復調タイミング生成回路及び復調装置に関するものである。
OFDM変調方式は、一次変調(QPSK、16ASAM等)を行った送信信号シンボルを、2のn乗個まとめて逆フーリエ変換することで、周波数軸上にそれぞれ直交する2のn乗本のサブキャリアを構成する変調方式である。
このようなOFDM変調方式を採用した無線通信システムでは、送信側では、送信データをシリアル・パラレル変換し、逆高速離散フーリエ変換(IFFT)を行うことで直交する多数のサブキャリアの一括変調を行う。
送信側では、このようにIFFT処理されたフレーム構造を有する変調信号の先頭にプリアンブル信号と呼ばれる同期用トレーニング信号をバースト信号に付加して送信している。そして、受信側では、このプリアンブル信号を用いて自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)、周波数オフセット補正、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)タイミング生成、基準信号生成などが行われる。
また、生成されたFFTタイミングに基づいてプリアンブル自身やデータ部のFFT演算が行われる。
OFDM変調方式を採用した無線通信システムの受信装置では、このFFTタイミングを最適化することが重要である。FFTタイミングのずれにより、シンボル間干渉(ISI)につながり、受信性能の劣化が生じるためである。
このFFTタイミングは、上述した送信データの先頭に付加されたプリアンブルと呼ばれるバースト信号(トレーニング信号)を利用して設定される。
従来例として、例えば、IEEE802.11a規格によるプリアンブルの16サンプル10回繰り返し部に対して、相互相関演算を行い、相関パルスの消失を基準としてシンボルタイミング同期位置を求めるものがある(例えば、非特許文献1参照)。
また、同様にIEEE802.11a規格によるプリアンブルの16サンプル10回繰り返し部に対して、相互相関演算からフレーム検出を行い、自己相関の消失からプリアンブル最後尾を検出し、確認のためにプリアンブル最後尾の相互相関演算結果を平均化して消失時期からシンボルタイミング同期位置を求めるものがある(例えば、非特許文献2参照)。
さらに、IEEE802.11a規格、BRAN規格、Wireless1394規格に対して、プリアンブルの前半部である16サンプル繰り返し部分に自己相関を行い、大まかなシンボル同期位置を見つけて後半部である64サンプル繰り返し部分に対して同期ウインドウを生成し、ウインドウ内で64サンプル相互相関演算を行い、シンボル同期位置を求めるものがある(例えば、特許文献1参照)。
上述した各従来例として挙げられている、図16に示すIEEE802.11aシステムフォーマットを元にこの発明が解決するための課題をについて説明する。なお、図16において、上部の数字は、20MHz換算におけるサンプル数である。
IEEE802.11aシステムでは、図16に示すように、フレーム検出、AGC調整、タイミング同期、周波数同期のための16サンプル10回繰り返しのプリアンブル前半部(図16中Bで表示)と、タイミング同期及び周波数同期の精密調整、伝送路推定のためのプリアンブル後半部(図16中Cで表示)と、データ部とから構成される。
自己相関演算は、信号自身の繰り返しパターンを利用して、受信信号のみから相関を求めるものである。式(1)に、自己相関の表現を一例示す。
Figure 0004523454
ここで、r(k)は、時刻T=kT(T:サンプリング周期、k=0、1、2、・・・)にサンプリングされた複素受信信号であり、これに対して16サンプル分の自己相関を取った値をA(k)と表記している。
図17に、802.11aフォーマットに対して、16サンプルの自己相関演算を行った場合に、雑音が全く無い場合の期待値を示す。図17において、自己相関演算部としては、入力信号を16段遅延させる遅延回路S101、入力複素時間信号を16段遅延させたものと複素乗算を行う複素乗算回路S102、16段の移動平均を算出する移動平均回路S103とからなり、移動平均値、すなわちA(k)を算出する。
自己相関演算値A(k)をモニターすると、16サンプルが溜まり始めてから(図17中t1から)、相関が立ち始めて、移動平均算出部S103からの出力全てで相関が得られる所(図17中t2)で相関が最大となり、プリアンブル前半部終了(図17中t3)まで一定の相関を示す。一般的に、自己相関は反射やフェーディングに強く、回路構成上も小規模に実現できるという利点がある反面、プリアンブル以外の周期性を持ったデータや雑音でも相関を示してしまうという特性上の欠点がある。図17のA(k)の特性からも明らかなように、例えば、A(k)の傾きの変化を検出することで、おおよそのプリアンブルの位置(=FFTタイミング)は、特定できるものの、1サンプルレベルでの高精度なタイミング同期には、単独では不向きである。特に、低C/Nの場合には、タイミング誤差が大きくなる。
一方、相互相関演算は、あらかじめ既知の信号自身のデータ列を受信側に保持して、受信信号と期待値との相関を取るものである。式(2)に、相互相関の表現を一例示す。
Figure 0004523454
ここで、r(k)は、時間t=kT(T:サンプリング周期、k=0、1、2、・・・)の時にサンプリングされた複素時間信号である。また、R(i)は、既知のプリアンブルBの時間データであり、16サンプル分の相互相関を取った値をB(k)と表記している。
図18に、802.11aフォーマットに対して、プリアンブルBとの相互相関演算を行った場合で、雑音が全く無い場合の期待値を示す。図18において、相互相関演算部としては、相互相関演算回路S201〜S216、セレクタS217からなる。相互相関演算回路S201〜S216は、16サンプルの入力信号と既知の16サンプルデータとの相互相関を行う。また、セレクタS217は、前段からの入力の1つを選択して出力するものであり、S201からS216の出力B(n)を1サンプル単位で、n=0、1、2、・・・と切り替えていき、セレクタS217の出力の振幅を相互相関演算値として出力する。ここで、相互相関演算部は、並列処理の記載を行っているが、S201のみを用いて、入力信号速度の16倍の処理速度でシリアル処理を行っても良い。
この場合、相互相関は、雑音や無関係なデータに対して、ほとんど相関を検出せず、一方で、図18のt1〜t10の位置でのみ鋭い相関が発生するため、低C/N(キャリア信号/雑音)のガウス雑音伝送路でも高精度名タイミング同期が実現できるという利点がある。しかし、大きな受信周波数のずれや、反射やフェーディングなどで受信波形が変化すると、図18のt1〜t10の位置の各ピークが小さくなり、同期特性が劣化する欠点がある。
特開2003−69546号公報 1999年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会B−5−61 2003年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会B−5−168
上述したように、自己相関や相互相関は、伝送路での反射やS/Nなどの影響を受けるため、FFTタイミングの生成に各々単独で用いる場合には、正確なタイミングを検出することが困難であるという課題があった。
この発明は上述した点に鑑みてなされたもので、様々な受信状況下にあっても、受信データを復調するためのタイミングを高精度で正確に生成できる復調タイミング生成回路及びそれを用いた復調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明に係る復調タイミング生成回路は、入力される時間信号に対して自己相関演算を行う自己相関演算部と、入力される時間信号に対して相互相関演算を行う相互相関演算部と、前記自己相関演算部及び前記相互相関演算部からの自己相関演算結果相互相関演算結果とを乗算して得た相関関数を用いてタイミング同期位置の検出を行い、高速フーリエ変換タイミングパルスを出力する同期位置判定部とを備えたものである。

この発明によれば、同期用タイミング位置を決定する際に、自己相関演算と相互相関演算を併用して相関情報を使用することにより、様々な受信状況下にあっても、受信データを復調するためのタイミングを高精度で正確に生成できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る復調タイミング生成回路及び復調装置の基本構成を示すブロック図であり、無線通信用マルチキャリア伝送方式を採用し、同期用タイミング位置を決定する際に、受信信号内の特定部分に対して、自己相関演算及び相互相関演算を併用した回路から得られる相関情報を使用するものである。
図1に示すように、この発明に係る復調タイミング生成回路は、自己相関演算部S1と、相互相関演算部S2と、同期位置判定部S3とを備えてなり、復調装置は、上記構成の復調タイミング生成回路と、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部S4とを備えて構成される。
ここで、自己相関演算部S1は、受信信号に対して常に自己相関演算を行うもので、図2に示すように、遅延回路S106と、複素乗算回路S102、移動平均回路S107から構成される。
図2に示すこの発明における自己相関演算部S1は、受信信号をIEEE802.11aとした場合プリアンブル“B”に対して、16×N(N=1〜9)サンプル前後のデータ間に強い自己相関特性を持ち、これに対して複素乗算を行い、16段×M(M=0〜9)の移動平均したもの(図は、M=9の場合)の、振幅やPOWERを取ったものを自己相関関数とする。
式(3)に、図2の場合の自己相関の表現を示す。
Figure 0004523454
また、相互相関演算部S2は、時間信号の段階において、常に相互相関演算を行うもので、図3に示すように、図18のようなフォーマットの基本単位(IEEE802.11aの場合16サンプル)を既知パターンとして相互相関演算を行う相互相関演算回路S201〜S216及びセレクタS217と、結果を移動平均する移動平均回路S219から構成される。
図3に示すこの発明における相互相関演算部S2は、フォーマットをIEEE802.11aとした場合には、相互相関演算結果を16段遅延×L(L=0〜9)の移動平均を行ったもの(図は、L=9の場合)の、振幅やPOWERを取ったものを相互相関関数とする。
式(4)に、図3の場合の相互相関の表現を示す。
Figure 0004523454
さらに、同期位置判定部S3は、自己相関演算結果及び相互相関演算結果を用いて、タイミング同期位置検出を行い、FFT部S4に対して、FFTタイミングパルスを提供する。FFT部S4は、入力時間信号を同期位置判定部S3からのFFTタイミングパルスを持ってFFT演算を行い、時間信号から周波数信号へ変換することを行う。
ここで、同期位置判定部S3の一例を図4に示す。図4に示すように、同期位置判定部S3は、相関関数演算部S5と、最大値検出部S6とを備えている。
相関関数演算部S5は、自己相関関数と相互相関関数の両方を用いて演算、例えば、自己相関関数値と相互相関関数値の乗算等を行う。
最大値検出部S6は、相関関数演算部S5からの相関関数の値と所定値との比較に基づいて最大となるFFTタイミング同期位置を検出してFFTタイミングパルスを出力するもので、入力される相関値が、内部で保持される値よりも上回っていた場合に、FFTタイミングパルスを出力し、内部に保持する値を入力値で上書きすることを行う。フレーム終了時または開始時に、内部の保持値は、外部から与えられたり、または内部に設定された相関初期値にリセットされることにより、環境に応じてフレームごとにFFTタイミング位置を検出することが可能になる。
図5を用いて同期位置判定部S3の動作を説明する。図5では、初期値aが最初に内部保持データにセットされている。フレームが入力されると、相関関数演算部S5から、図5の相関演算値が入力される。最大値検出部S6は、時刻t1にて、入力される相関演算値が初期値aより大きくなるため、内部保持データをaからaに更新するとともにFFTタイミングパルスを出力する。さらに、時刻t2において、入力される相関演算値が内部保持値aより大きくなるため、内部保持データをaからaに更新するとともにFFTタイミングパルスを出力する。フレーム終了(時刻t3)、または開始とともに内部保持値を初期化することにより、次のフレームのFFTタイミング同期の準備を行う。なお、フレーム終了は、例えば、キャリアセンスが落ちるタイミングとして検出すれば良い。
従って、実施の形態1によれば、無線通信用マルチキャリア伝送方式を採用し、同期用タイミング位置を決定する際に、自己相関演算と相互相関演算を併用して相関情報を使用することにより、従来、自己相関のみによって行っていたタイミング同期回路に比べて、高速で高精度にFFTタイミングパルスを生成することが可能である。また、相互相関演算のみによって行っていたタイミング同期回路に比べて、フェーディング環境下や周波数同期の悪い環境下で、高精度にFFTタイミングパルスを生成することが可能である。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2に係る同期位置判定部S3を示すブロック図である。図6に示す実施の形態2に係る同期位置判定部S3においては、図4に示す実施の形態1と同様に、自己相関関数と相互相関関数から相関関数を作成する相関関数演算部S5を備えると共に、図4に示す実施の形態1の最大値検出部S6の代わりに、フィッティング回路部S7を備えている。
フィッティング回路部S7は、相関情報の現在情報だけでなく、未来及び過去の情報を用いて相関情報の形状の期待値に最も沿った形で、FFTタイミングパルスを生成する。本実施の形態2の適用例として、例えば、期待される相関関数の概形が、期待されるタイミング同期位置近辺で、左右対称の凸関数形状をしており、そのTOPを求める場合には、例えば、2次関数による最小2乗FITTING等回路を使用する。
式(5)は、TOP近傍での相関関数を適当な変数a、aを用いて示した2次関数であり、C(k)、ε(k)が誤差、kが求めたい同期位置である。
Figure 0004523454
求めたい同期位置は、
Figure 0004523454
の式を満たすように、kを求める。
また、図7のように、相関関数の外形が台形状であり、16周期でパルス上の形が得られることが事前に分かっており、最後の最大値を見つける場合には、相関関数をC(k)とすると、例えば、新たに、D(k)を式(7)のように設けて
Figure 0004523454
b0=b1=b2=1、b3=−0.5、b4=−1と置いて、このD(k)が最大となるような位置をFFTタイミング同期位置とすることにより、単純な最大値検出部では求められない形状であっても適切なFFTタイミング同期位置を求めることが可能になる。
従って、実施の形態2によれば、入力信号の一部がAGC処理中等により信頼性の低い場合であっても、高精度にFFTタイミングパルスを生成することが可能である。
実施の形態3.
本実施の形態3に係る例を示す。図8に、一般的なマルチパス環境における到来波の遅延時間とレベルの関係を示す。この図8は、6つのマルチパス(P0〜P5)を示している。この場合には、図3のような相互相関演算部S2で得られたパルス的な1つの相関値が、到来するマルチパスの本数だけ分裂を起こす。
図8のように、到来する先行波P0に比べて、遅延波P1が大きい場合には、単純な最大値検出部S6では、遅延波P1に併せてタイミング同期を行ってしまう。OFDMでは、マルチパス環境の干渉を受けないようにガードインターバルをFFT前にコピーして設けるが、これは、遅延波に対する劣化を吸収するためであり、上記ケースでは、先行波P0がシンボル間干渉ISIとなってしまう。
そこで、実施の形態3では、この問題を解決するものである。
図9は、この発明の実施の形態3に係る同期位置判定部S3を示すブロック図である。図9に示す実施の形態3に係る同期位置判定部S3においては、図4に示す実施の形態1の構成に対し、遅延プロファイル検査部S8をさらに備えている。
図9において、遅延プロファイル検査部S8では、実施の形態1及び2から得られる最大値検出パルス(ここでは仮のFFTタイミング同期位置パルス)を入力として、図8のような遅延プロファイルを求めて、最大値を示す遅延波P1の前に到来している先行波P0を検出して、同期位置として出力する。
最大値と先行波との関係(例えば、先行波として認定されるのは、最大値の1/2以上かつ、4サンプル前まで等)を与えるために、遅延プロファイル定数を外部から与えたり、内部の初期値を使用することが可能である。
従って、実施の形態3によれば、マルチパス環境下、特に先行波よりも強い遅延波が到来する環境下においても、特性劣化を生じさせずに、高精度にFFTタイミングパルスを生成することが可能である。
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4に係る復調タイミング生成回路及び復調装置を示すブロック図である。図10に示す実施の形態4において、タイミング同期部S13は、実施の形態1ないし3の復調タイミング生成回路に対応し、このタイミング同期部S13に入力される時間信号に対して振幅制御する自動利得制御手段がさらに備えられている。
ここで、自動利得制御手段としては、増幅器(AMP)S9、増幅器S9からのアナログ時間信号をアナログデジタル変換したデジタル時間信号をFFT部S4に出力するA/D変換部S10、A/D変換部S10からのデジタル時間信号を振幅調整して振幅補正済デジタル時間信号をタイミング同期部S13に出力する振幅調整部S11、A/D変換部S10からのデジタル時間信号を入力してタイミング同期部S13からAGCストップ信号が出力するまでの間、AMP制御情報を増幅器S9に出力するAGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)部S12を備えている。
一般的に、無線LANのように複数のユーザからのフレームを受信する場合、フレームの先頭部分で適正な受信レベルになるようにAGC処理を行う。AGC処理は、振幅制御であるため、QAM等の振幅に情報を乗せる場合には、不都合であるため、AGC処理をプリアンブル部で行い、データ部以降ではAGC制御を止める動作を行う。図10に示す構成では、タイミング同期部S13によりフレーム検出が行われて、AGCストップ信号が出力される構成となっている。
AMPS9は、受信信号を増幅・減少させる。A/D変換部S10は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。そして、振幅調整部S11は、入力信号を振幅調整することを行う。例えば、入力信号の位相のみを出力する構成や、ある一定期間の振幅平均値を求めて、その値で除算した値を出力する等を行う。
AGC部S12は、入力されたA/D後の信号に対し、例えば移動平均を行い、期待値との大小を判定して、その情報をA/D変換前のAMPS9に通知することにより、所望のレベルを作り出すことを行う。
タイミング同期部S13は、実施の形態1〜3で示した内容のものであり、プリアンブル情報等からフレーム検出を行って、AGC動作を止める働きもする。
AGC処理を行っている間は、振幅に信頼度が無く、初期の段階では雑音レベルにAMPが調整されているため、つまり、入力信号を増大させていることから、フレームの前半では振幅が非常に大きな値を示すこととなる。そのため、入力信号をそのままの形で使用すると、振幅が大きいことにより不適切に相関値を強める場合や、入力信号がA/Dで飽和しているケースでは誤った相関値を求める可能性が生じる。そこで、入力信号をそのまま使用せずに振幅調整を行う回路を、タイミング同期部S13の前段に設けることを行う。
従って、実施の形態4によれば、AGC制御等により、信号の一部に信頼度が低い場合においても、高精度にFFTタイミングパルスを生成することが可能である。
実施の形態5.
図11は、この発明の実施の形態5を説明するもので、低S/N時のFFTタイミング検出確率を示す図である。上述した各実施の形態においては、自己相関及び相互相関を用いるため、相互相関値のパターンを反映して、期待値の前後パターンを誤って検出してしまう可能性がある。コンピュータシミュレーションにて、1bitの相互相関演算回路として構成したところ、AWGN環境下S/N=0dBの場合において、図11に示すように、本来の期待値位置より16サンプル前にFFTタイミングが得られる確率をFFTタイミング検出確率0、期待値どおりをFFTタイミング検出確率1、期待値より16サンプル後をFFTタイミング検出確率2とした場合に、検出確率1が99%、検出確率0と検出確率2を加算した結果が1%得られた。
図12は、上述した点に鑑み、低S/N時にも高精度にFFTタイミングパルスを生成する、この発明の実施の形態5に係る復調タイミング生成回路及び復調装置の構成を示すブロック図である。図12において、S13は、図10に示す実施の形態4と同様なタイミング同期部であり、実施の形態1ないし3の復調タイミング生成回路に対応し、このタイミング同期部S13から出力される高速フーリエ変換タイミングパルスを仮タイミングパルスとして、時間信号に対してさらに自己相関演算または相互相関演算の一方または両方を行うことにより高速フーリエ変換タイミングパルスを生成する精密タイミング同期部S14をさらに備え、精密タイミング同期部S14からのFFTタイミングパルスがFFT部S4に供給される。
図12に示すように、上記のように、S/Nが非常に低い場合には、誤検出の可能性があることから、タイミング同期部S13で得られる演算結果をFFT仮タイミングパルスとして、精密タイミング同期部S14でフレームの別の特徴箇所を用いてさらに確認作業を行う。例えば、IEEE802.11aシステムフォーマットの場合には、後続のCパターン位置と予想される位置を仮判定し、その前後16サンプル位置を含めた3箇所にのみCパターンと相互相関マッチング判定を行う等が考えられる。
従って、実施の形態5によれば、低S/N時に高精度にFFTタイミングパルスを生成することが可能である。また、パターンを利用することにより、演算回路の削減につながり、小規模で高精度なタイミング同期回路を構成することが可能である。
実施の形態6.
次に、本実施の形態6では、上述した実施の形態1〜5に係る復調タイミング生成回路を含む復調装置が異なるフレームフォーマットを持つ複数のシステムにて運用される場合を示す。例えば、IEEE802.11aと類似する、図13に示す如くシステムAフォーマットを持つ架空のシステムAを併せて復調する場合を考える。
図14は、この発明の実施の形態6に係る復調タイミング生成回路の主要部の構成を示す図である。図14に示す実施の形態6において、実施の形態1〜実施の形態5との違いは、例えば図4,図6、図9に示す如く相関関数演算部S5として、異なるフレームフォーマットのシステムに応じた相関関数演算部S15、S16を備えると共に、それらの相関関数演算結果に基づいてフレームフォーマットに適合するシステムを判定し、判定結果と相関関数の演算結果を出力するシステム判定部S17をさらに備え、判定されたシステムに応じたタイミング同期位置を検出して復調処理を行うものである。
図15は、異なる2つのシステムAとシステムBが存在し、それぞれ相関情報を求めた結果、システムBのフレームを受信した様子を示している。システムA相関関数演算部S15は、システムAのフレームを受信したと仮定して相関関数Aを求める。これは、第1〜実施の形態5に記載のものである。また、システムB相関関数演算部S16は、システムBのフレームを受信したと仮定して相関関数Bを求める。同様に、第1〜実施の形態5に記載のものである。
システム判定回路S17は、両方の相関情報をモニターしながらどちらのシステムのフレームを受信したかを判定する。本実施の形態6の一例として、IEEE802.11aシステム(図1)と架空のシステムA(図13)の場合を示す。
自己相関関数演算部S18は、IEEE802.11aシステムの16サンプル遅延させる。本ケースの場合は、共通の相関関数演算部を使用することが可能な例である。送信側の基準発振器を規定値として受信側がそれより20ppm(速い)偏差があるとして具体的な影響を調べてみる(以下、パラメータとして次の値を用いることとする)。
・搬送波周波数=5.2GHz(=f
・サンプリング周波数=20MHz(=f
搬送波周波数に20ppm(=ρ他)の偏差がある場合、16サンプルあたりの位相回転量Δω802は、
Figure 0004523454
となる。架空のシステムA(図16)の場合の得られる位相回転量Δωは、
Figure 0004523454
となる。位相回転量は、自己相関で得られるx軸成分をX、y軸成分をYとすると、
Figure 0004523454
から求めるため、位相回転量が、0°以上±90°以内である条件は、X≧0であり、±90°以上±180°以下である条件は、X<0である。つまり、相関値のX軸成分の符号のみにより、この場合には、システムの判定が可能である。
本ケースでは、システム判定回路S19は、単純な相関信号のX軸の符号判定である。(X軸成分が正の場合には、IEEE802.11aシステム、負の場合には、システムAである。)
従って、実施の形態6によれば、複数のシステムに対してそれぞれに応じた受信機を作ることなく受信することが可能な復調装置を構成することが可能である。
この発明に係る復調タイミング生成回路及び復調装置の基本構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る自己相関演算部S1の構成と演算内容を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る相互相関演算部S2の構成と演算内容を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る同期位置判定部S3の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る同期位置判定部S3の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る同期位置判定部S3の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る同期位置判定部S3の動作を説明する図である。 この発明の実施の形態3を説明するもので、一般的なマルチパス環境における到来波の遅延時間とレベルの関係(遅延プロファイル)を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る同期位置判定部S3の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係る復調タイミング生成回路及び復調装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5を説明するもので、低S/N時のFFTタイミング検出確率を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る復調タイミング生成回路及び復調装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6における復調処理を説明するもので、IEEE802.11aと類似するシステムAフォーマットの説明図である。 この発明の実施の形態6に係る復調タイミング生成回路の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態6に係る復調タイミング生成回路を説明するもので、異なる2つのシステムAとシステムBが存在し、それぞれ相関情報を求めた結果、システムBのフレームを受信した様子を示す図である。 IEEE802.11aシステムのプリアンブルを含むフレームフォーマットの説明図である。 IEEE802.11aへの16サンプル自己相関演算結果を示す図である。 IEEE802.11aへの16サンプル相互相関演算結果を示す図である。
符号の説明
S1 自己相関演算部、S2 相互相関演算部、S3 同期位置判定部、S4 FFT部、S5 相関関数演算部、S6 最大値検出部、S7 フィッティング回路部、S8 遅延プロファイル検査部、S11 振幅調整部、S13 タイミング同期部、S14 精密タイミング同期部、S15,S16 相関関数演算部、S17 システム判定部。

Claims (8)

  1. 入力される時間信号に対して自己相関演算を行う自己相関演算部と、
    入力される時間信号に対して相互相関演算を行う相互相関演算部と、
    前記自己相関演算部及び前記相互相関演算部からの自己相関演算結果相互相関演算結果とを乗算して得た相関関数を用いてタイミング同期位置の検出を行い、高速フーリエ変換タイミングパルスを出力する同期位置判定部と
    を備えた復調タイミング生成回路。
  2. 請求項1に記載の復調タイミング生成回路において、
    前記同期位置判定部は、前記自己相関演算部及び前記相互相関演算部からの自己相関演算結果と相互相関演算結果とを乗算して相関関数を得る相関関数演算部と、前記相関関数演算部からの相関関数の値が最大となるときを高速フーリエ変換タイミング同期位置として検出して高速フーリエ変換タイミングパルスを出力する最大値検出部とを備えたことを特徴とする復調タイミング生成回路。
  3. 請求項1に記載の復調タイミング生成回路において、
    前記同期位置判定部は、前記自己相関演算部及び前記相互相関演算部からの自己相関演算結果と相互相関演算結果とを乗算して相関関数を得る相関関数演算部と、前記相関関数演算部からの相関関数に対して2次関数による最小2乗フィッティング回路部を用いて高速フーリエ変換タイミング同期位置を検出して高速フーリエ変換タイミングパルスを出力するフィッティング回路部とを備えたことを特徴とする復調タイミング生成回路。
  4. 請求項2に記載の復調タイミング生成回路において、
    前記同期位置判定部は、前記最大値検出部からの出力に基づいて遅延プロファイルを求めて、最大値を示す遅延波の前に到来する先行波を検出することで高速フーリエ変換タイミング同期位置を検出して高速フーリエ変換タイミングパルスとして出力する遅延プロファイル検査回路をさらに備えたことを特徴とする復調タイミング生成回路。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の復調タイミング生成回路において、
    入力される時間信号に対して振幅補正制御する自動利得制御手段をさらに備えた
    ことを特徴とする復調タイミング生成回路。
  6. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の復調タイミング生成回路から出力される高速フーリエ変換タイミングパルスを仮タイミングパルスとして、時間信号に対してさらに自己相関演算または相互相関演算の一方または両方を行うことにより高速フーリエ変換タイミングパルスを生成するタイミング同期部をさらに備えたことを特徴とする復調タイミング生成回路。
  7. 請求項2から4のいずれか1項に記載の復調タイミング生成回路において、
    前記相関関数演算部は、異なるフレームフォーマットに対応して複数備えられ、
    複数の相関関数演算部からの相関関数の演算結果に基づいてフレームフォーマットに適合するシステムを判定し、判定結果と相関関数の演算結果を出力するシステム判定部をさらに備え、
    判定されたシステムに応じたタイミング同期位置を検出する
    ことを特徴とする復調タイミング生成回路。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の同期位置判定部からの高速フーリエ変換タイミングパルスに基づいて入力される時間信号に対して高速フーリエ変換演算を行い、周波数信号に変換して出力する高速フーリエ変換部をさらに備えたことを特徴とする復調装置。
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