JP2002204214A - Ofdm受信装置のタイミング検出方法及び装置 - Google Patents

Ofdm受信装置のタイミング検出方法及び装置

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JP2002204214A JP2000400006A JP2000400006A JP2002204214A JP 2002204214 A JP2002204214 A JP 2002204214A JP 2000400006 A JP2000400006 A JP 2000400006A JP 2000400006 A JP2000400006 A JP 2000400006A JP 2002204214 A JP2002204214 A JP 2002204214A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 受信状態が良好でない場合であっても、高精
度にシンボル同期タイミングを検出することができるよ
うにしたOFDM受信装置の提供。 【解決手段】 同一信号が複数回繰り返されるプリアン
ブル信号をもつOFDM信号を受信し、受信したプリア
ンブル信号とその遅延信号とから自己相関信号を得て、
レベル比較器4でしきい値と比較して検出する。一旦検
出された自己相関信号が検出されなくなってから、時間
比較器8で設定された時間窓の時間内に、受信プリアン
ブル信号と内部保持プリアンブル信号とから得た相互相
関信号が到来したとき、検出した相互相関信号に基づき
シンボル同期タイミングを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OFDM受信装置
において、受信したOFDM信号からシンボル同期タイ
ミングを検出するタイミング検出方法及び装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】IEEE802.11aでのOFDM信号のフォー
マットは図3に示すように、フレームの先頭に0.8μsec
周期の10個のプリアンブル信号S0〜S9、次に0.8
×2μsecのガードインターバルGT2、次に3.2μsec
のロングトレイニングシンボルL1と3.2μsecのロング
トレイニングシンボルL2が続き、この後に0.8μsecの
ガードインターバルGTと3.2μsecのデータDataが交互
に続く。
【0003】このようなフォーマットのOFDM受信信
号からデータDataを復調するには、従来ではその受信信
号に基づいて基準時刻(シンボル同期タイミング)を求
めてその復調が行われている。
【0004】このシンボル同期タイミングを得る手法と
して、OFDM受信信号のプリアンブルとそのOFDM
受信信号をプリアンブルの繰り返し1周期(0.8μsec)
だけ遅延させたプリアンブルとを比較することにより自
己相関信号を得て、その自己相関信号の値が予め決めた
しきい値を一定時間以上継続して超えた後に、再度しき
い値(このしきい値は最初のしきい値と異なることもあ
る)以下に下がる時刻に基づきシンボル同期タイミング
を求める方法がある。
【0005】また別に、予め受信装置のメモリ内にOF
DM受信信号のプリアンブル信号と同じプリアンブル信
号を格納しておいて、その格納プリアンブルと受信プリ
アンブルとの相互相関を求め、最後に出力された相互相
関信号の時刻に基づきシンボル同期タイミングを求める
方法がある。
【0006】図4に、ノイズがない理想的な状態のとき
のOFDM受信信号の自己相関信号Aと相互相関信号B
の波形図を示す。ここでは、自己相関信号Aはプリアン
ブルの開始時刻から最後の繰り返の1回前の時刻(前記
遅延分)まで大きな一定の値が得られている。相互相関
信号Bはプリアンブルの繰り返し回数だけ大きなピーク
が得られている。
【0007】この図4に示すような信号が得られるとき
は、相互相関信号Bだけを使用しても、非相関部分と相
関ピークとの差が充分大きいため、最後の相関ピークB
1を求め、シンボル同期タイミングを決めることができ
る。また、自己相関信号Aだけを使用しても、適当なし
きい値を決めておけば、自己相関信号Aのレベルがしき
い値以下に低下する時刻から最後の相関ピークB1を求
め、シンボル同期タイミングを決めることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際の受信
信号はガウスノイズを受け、さらにマルチパスの影響を
受けており、自己相関信号Aや相互相関信号Bは例えば
図5に示すような低CNの波形となる。この図5は多重
波レイリーフェージングを受け、遅延分散100nsec
として、時間差をもって到来したとした例である。
【0009】このような場合、相互相関信号Bのピーク
レベルは図4の場合に比べて低くなる。これは、ノイズ
及びレイリーフェージングを受けることにより、受信信
号レベルが低下するためである。また、相互相関信号B
のピーク間のレベルが図4の場合よりも上がっている
が、これはマルチパスによるものである。このような状
況下では、しきい値が高いと正しい相互相関ピークをノ
イズとして判断してしまうし、低すぎるとノイズを相互
相関ピークとして判断してしまう。
【0010】自己相関信号は、マルチパス雑音のある環
境下でも、一定レベル以上の相関信号を出力する時間を
持続するため、相関のない期間と間違えることは比較的
少ない反面、プリアンブル周期の期間(0.8μsec)の時
間だけかけて減衰するため、相関の無くなる時刻を正確
に決めずらいという問題がある。
【0011】一方、相互相関信号は、鋭いピークをもつ
ため、タイミングは正確に決めやすい反面、雑音による
ピークを間違いやすいという問題がある。
【0012】本発明の目的は、受信状態が良好でない場
合であっても、シンボル同期タイミングを正確に検出す
ることができるようにしたOFDM受信装置のタイミン
グ検出方法及び装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1発明は、同一信号が複数回繰り返されるプリアン
ブル信号を先頭にもったフレーム構造のOFDM信号を
受信して復調するOFDM受信装置のタイミング検出方
法において、受信プリアンブル信号と該受信プリアンブ
ル信号を前記繰り返しの1周期だけ遅延させたプリアン
ブル信号とから自己相関信号を得、且つ前記受信プリア
ンブル信号と内部に保持したプリアンブル信号とから相
互相関信号を得、前記自己相関信号を検出し、一旦検出
された前記自己相関信号が検出されなくなってから第1
所定時間の間に、第1所定レベルを超える相互相関信号
を検出し、該検出した相互相関信号に基づきシンボル同
期タイミングを検出するよう構成した。
【0014】第2の発明は、同一信号が複数回繰り返さ
れるプリアンブル信号を先頭にもったフレーム構造のO
FDM信号を受信して復調するOFDM受信装置のタイ
ミング検出方法において、受信プリアンブル信号と該受
信プリアンブル信号を前記繰り返しの1周期だけ遅延さ
せたプリアンブル信号とから自己相関信号を得、且つ前
記受信プリアンブル信号と内部に保持したプリアンブル
信号とから相互相関信号を得、前記自己相関信号を検出
し、前記自己相関信号が第2所定時間だけ継続して検出
された時点から前記自己相関信号の終了時点までの間
に、第2所定レベルを超える相互相関信号を検出し、該
検出した相互相関信号に基づきシンボル同期タイミング
を検出するよう構成した。
【0015】第3の発明は、同一信号が複数回繰り返さ
れるプリアンブル信号を先頭にもったフレーム構造のO
FDM信号を受信して復調するOFDM受信装置のタイ
ミング検出装置において、受信プリアンブル信号と該受
信プリアンブル信号を前記繰り返しの1周期だけ遅延さ
せたプリアンブル信号とから自己相関信号を得る自己相
関手段と、前記受信プリアンブル信号と内部に保持した
プリアンブル信号とから相互相関信号を得る相互相関手
段と、前記自己相関信号のレベルを第1しきい値と比較
するレベル検出手段と、該レベル検出手段において前記
自己相関信号のレベルが前記第1しきい値を上回りその
後に下回った時刻から第1所定時間だけ時間窓信号を出
力する第1時間比較手段と、該時間窓信号により前記相
互相関信号を通過させるゲート手段と、該ゲートを通過
した前記相互相関信号の内の第1所定レベル以上の信号
を検出するピーク検出手段とを具備し、前記ピーク検出
手段から得られる検出信号に基づきシンボル同期タイミ
ング信号を得るよう構成した。
【0016】第4の発明は、第3の発明において、前記
第1しきい値を、当初は低い値に設定し、前記自己相関
信号が該低いしきい値を第3所定時間だけ上回ったとき
前記自己相関信号のレベルに応じた高い値に再設定し、
その後前記自己相関信号が該高い値のしきい値を下回っ
た時刻から前記時間検出手段が前記第1所定時間だけ時
間窓信号を出力するよう構成した。
【0017】第5の発明は、同一信号が複数回繰り返さ
れるプリアンブル信号を先頭にもったフレーム構造のO
FDM信号を受信して復調するOFDM受信装置のタイ
ミング検出装置において、受信プリアンブル信号と該受
信プリアンブル信号を前記繰り返しの1周期だけ遅延さ
せたプリアンブル信号とから自己相関信号を得る自己相
関手段と、前記受信プリアンブル信号と内部に保持した
プリアンブル信号とから相互相関信号を得る相互相関手
段と、前記プリアンブル信号の自己相関信号のレベルを
第1しきい値と比較する第1レベル検出手段と、該第1
レベル検出手段において前記自己相関信号のレベルが第
1しきい値を上回った時刻から第2所定時間だけ検出信
号を出力する第2時間検出手段と、該第2時間検出手段
からの検出信号と前記第1レベル検出手段からの検出信
号を入力している期間だけ時間窓信号を出力する論理手
段と、該時間窓信号により前記プリアンブル信号の相互
相関信号を通過させるゲート手段と、該ゲート手段を通
過した相互相関信号の内の第2しきい値以上の信号を検
出する第2レベル検出手段とを具備し、前記第2レベル
検出手段から得られる検出信号に基づきシンボル同期タ
イミング信号を得るよう構成した。
【0018】第6の発明は、第5の発明において、前記
第1しきい値を、当初は低い値に設定し、前記自己相関
信号が該低いしきい値を第3所定時間だけ上回ったとき
高い値に再設定し、前記第2しきい値を前記相互相関信
号のレベルに応じて設定しするよう構成した。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明では、一旦検出した自己相
関がその後無くなる時刻を求め、その後は相互相関の周
期性からプリアンブルの繰り返し周期(例えば0.8μse
c)以内に正し1個の相互相関ピークが有るはずである
点を考慮し、この期間の時間窓を設定し、その時間窓内
で相互相関のピークを検出して、シンボル同期タイミン
グを検出する。また、自己相関が検出され一定時間が継
続した後からそれが検出されなくなるまでの期間の時間
窓を設定し、その時間窓で相互相関のピークを検出し
て、シンボル同期タイミングを検出する。これらによ
り、劣悪な環境下においても、自己相関と相互相関をそ
れぞれ単独で検出して用いる場合よりも高精度でシンボ
ル同期タイミングを検出できる。
【0020】また、自己相関信号のレベル検出のための
しきい値を可変とし、初期状態ではそのしきい値を低C
Nであっても相関信号の検出落しがないように低く設定
しておき、前半の自己相関信号の大きさが所定値以上の
とき、その自己相関信号に応じたしきい値を再設定する
ことにより、ノイズによって誤ったシンボル同期タイミ
ング検出が行われることを回避する。
【0021】[第1実施の形態]図1は本発明の第1実
施の形態のOFDM受信装置のタイミング検出装置を示
す図である。1はOFDM受信信号が入力する入力端
子、2はこの受信信号をプリアンブルの繰り返し1周期
(0.8μsec)だけ遅延させる遅延器、3は受信プリアン
ブルと遅延器2から出力する遅延プリアンブルの相関
(自己相関)を検出する自己相関器、4は自己相関器3
で得られた自己相関信号のレベルを切替え可能なしきい
値により検出するレベル比較器(第1レベル検出手段)
である。
【0022】5はレベル比較器4がしきい値(第1しき
い値)以上の入力信号を検出してその検出信号を出力す
るとその検出信号の継続時間を計測するカウンタ、6は
カウンタ5で計測された時間が予め設定した基準時間
(第3の所定時間)を超えると検出信号を自己相関器3
に出力する第1時間比較器である。
【0023】7はレベル比較器4がしきい値以上の入力
信号を検出した後にそれを検出なくなってその非検出信
号を出力するとその非検出信号の継続時間を計測するカ
ウンタ、8はカウンタ7の計測開始から予め設定した基
準時間(第1の所定時間)を超えるまで検出信号(時間
窓信号)を出力する時間比較器である。
【0024】9はOFDM受信信号中のプリアンブルと
同じプリアンブルを格納したROM等のメモリ、10は
このメモリ9から読み出した格納プリアンブルと受信プ
リアンブルとの相関(相互相関)を検出する相互相関
器、11は相互相関器10で得られた相互相関信号を前
記時間比較器8の検出信号(時間窓)により通過させる
ゲート、12は相互相関ピーク値が所定レベル(第1の
所定レベル)を超えるか否かを検出するピーク検出器で
ある。
【0025】さて、OFDM受信信号のプリアンブルが
入力すると、自己相関器3で自己相関が検出され、相互
相関器10で相互相関が検出される。検出された自己相
関信号はレベル比較器4において初期設定のしきい値と
レベルが比較され、自己相関信号がそのしきい値よりも
大きいとき、それを示す検出信号がカウンタ5に出力
し、その検出信号の継続時間が時間比較器6においてそ
こに設定された基準時間と比較される。この基準時間は
図4,図5の波形図を例にとると、例えば4μsec程度
の時間(プリアンブルが6回程度繰り返される時間)に
設定される。
【0026】このようにして、時間比較器6において上
記基準時間に達するまで自己相関信号の継続が検出され
ると、プリアンブルを受信したと判断して、それを自己
相関器3に伝え、この自己相関器3によってレベル比較
器4のしきい値がより高い値に再設定される。再設定さ
れるしきい値は、自己相関信号のレベルに応じた値とな
り、そのレベルが大きいときはより大きく、小さいとき
は小さく(但し初期設定値より大きい)なる。以上によ
って、CNが低く自己相関信号のレベルが相対的に低い
場合でもこれが基準時間以上継続されるかぎり、これを
検出することができる。
【0027】これによって、レベル比較器4ではより高
いしきい値での自己相関信号の検出が継続して行われ
る。この後、いずれは自己相関信号は無くなる。そし
て、レベル比較器4で自己相関信号が検出されなくなり
非検出信号が出力すると、その時点からカウンタ7が計
測動作を開始し、このカウンタ7の計測時間が時間比較
器8で設定した時間窓の時間を超えるまでの期間、ゲー
ト11が開く。レベル比較器4で自己相関信号が検出さ
れなくなるタイミングは、図4の波形図では、最後から
2個目の相互相関信号(6.4μsec)のパルスの終了時点
であり、図5の波形図でも再設定のしきい値が自己相関
信号のレベルに応じて適応的に設定されるので、同様な
タイミングとなる。このようにして、時間窓の時間は、
図4,図5の波形図では、6.4μsec〜7.2μsecの間のし
きい値を下回った時刻から0.8μsecの期間となる。
【0028】このゲート11には相互相関信号(パル
ス)が入力しており、時間窓の時間中に入力した相互相
関信号(最後のパルス)がそこを通過してピーク検出器
12に入力し、そのピークタイミングがシンボル同期タ
イミングとして検出される。
【0029】[第2実施の形態]図2は第2実施形態の
OFDM受信装置のタイミング検出装置を示す図であ
る。図1と同じものには同じ符号を付けている。13は
時間比較器であり、レベル比較器4から出力する検出信
号(自己相関信号がしきい値より高いことを示す検出信
号)のカウンタ5による継続時間が予め決めた基準時間
(第2の所定時間)を超えると検出信号を出力する。1
4はレベル比較器4から上記検出信号が出力し且つ時間
比較器13から上記検出信号が出力する期間だけ、時間
窓信号をゲート11に出力するアンド回路である。15
は相互相関信号のレベルによってしきい値(第2しきい
値)が適応的に制御されるレベル比較器である。
【0030】ここでも、OFDM受信信号のプリアンブ
ルが入力すると、自己相関器3で自己相関が検出され、
相互相関器10で相互相関が検出される。検出された自
己相関信号はレベル比較器4において初期設定のしきい
値とレベルが比較され、自己相関信号がそのしきい値よ
りも大きいときそれを示す検出信号がカウンタ5に出力
し、その検出信号の継続時間が時間比較器6においてそ
こに設定された基準時間と比較される。
【0031】このようにして、時間比較器6において基
準時間に達するまで自己相関信号の継続が検出される
と、プリアンブルを受信したと判断して、それを自己相
関器3と相互相関器10に伝える。
【0032】自己相関器3ではレベル比較器4のしきい
値をより高い値に自己相関信号のレベルに応じて適応的
に再設定し、相互相関器10ではレベル比較器15のし
きい値を相互相関信号のレベルに応じて適応的に設定す
る。以上によって、CNが低く自己相関信号のレベルが
相対的に低い場合でもこれが基準時間以上継続されるか
ぎり、これを検出することができる。
【0033】前記した時間比較器13は、カウンタ5に
よりレベル比較器4の検出信号の継続を計測する時間が
その時間比較器13に設定した基準時間を超えると、ア
ンド回路14に検出信号を出す。このアンド回路14に
はレベル検出器4から前記検出信号が出力しているがい
ずれ非検出信号に切り替わる。
【0034】よって、アンド回路14からは、レベル検
出器4からの検出信号の出力の開始から前記時間比較器
13に設定された基準時間が経過してから、その検出信
号が出力しなくなるまでの期間だけ、時間窓信号がゲー
ト11に送られる。
【0035】このため、レベル比較器15には、その時
間窓信号がゲート11に入力している期間だけ、自己相
関信号が入力し、そこでレベルが検出される。時間比較
器13に設定される基準時間を例えば4μsecとしたと
きは、図4,図5の波形図では、4μsec〜6.4μsecの
期間ゲート11が開くことになり、この間の1以上の相
互相関信号が検出される。
【0036】よって、検出された1以上の相互相関信号
の内の最後の相互相関信号をシンボル同期タイミングと
して使用する。このとき、最終の相互相関信号ピークは
ゲート11を通過できないので、図4,図5の波形図で
は、前記図1の場合よりも0.8μsecだけ前の相互相関信
号が最後に検出される相互相関信号となる。なお、この
最後の相互相関信号を検出する回路は図示しなかった
が、相互相関信号は周期性があるので簡単に検出でき
る。
【0037】
【発明の効果】以上から本発明によれば、一旦検出され
た自己相関が無くなった後の相互相関ピークを検出し、
または一定時間自己相関が継続した後の相互相関ピーク
を検出するので、高精度にシンボル同期タイミングを検
出できる。また、自己相関信号を検出するためのしきい
値を可変とし、初期状態ではそのしきい値を低CNであ
っても相関信号を落とさないように低く設定しておき、
一定時間検出されると自己相関の前半の相関信号の大き
さに応じて適応的にしきい値を再設定するようにしたの
で、ノイズによって誤ったシンボル同期タイミング検出
が行われることが回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のOFDM受信装置の
タイミング検出装置の回路図である。
【図2】 本発明の第2実施形態のOFDM受信装置の
タイミング検出装置の回路図である。
【図3】 OFDM信号のフォーマットの説明図であ
る。
【図4】 理想的な受信状態での相関特性図である。
【図5】 通常の受信状態での相関特性図である。
【符号の説明】
1:入力端子、2:遅延器、3:自己相関器、4:レベ
ル比較器、5:カウンタ、6:時間比較器、7:カウン
タ、8:時間比較器、9:メモリ、10:相互相関器、
11:ゲート、12:ピーク検出器、13:時間比較
器、14:アンド回路、15:レベル比較器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一信号が複数回繰り返されるプリアンブ
    ル信号を先頭にもったフレーム構造のOFDM信号を受
    信して復調するOFDM受信装置のタイミング検出方法
    において、 受信プリアンブル信号と該受信プリアンブル信号を前記
    繰り返しの1周期だけ遅延させたプリアンブル信号とか
    ら自己相関信号を得、且つ前記受信プリアンブル信号と
    内部に保持したプリアンブル信号とから相互相関信号を
    得、 前記自己相関信号を検出し、一旦検出された前記自己相
    関信号が検出されなくなってから第1所定時間の間に、
    第1所定レベルを超える相互相関信号を検出し、該検出
    した相互相関信号に基づきシンボル同期タイミングを検
    出することを特徴とするOFDM受信装置のタイミング
    検出方法。
  2. 【請求項2】同一信号が複数回繰り返されるプリアンブ
    ル信号を先頭にもったフレーム構造のOFDM信号を受
    信して復調するOFDM受信装置のタイミング検出方法
    において、 受信プリアンブル信号と該受信プリアンブル信号を前記
    繰り返しの1周期だけ遅延させたプリアンブル信号とか
    ら自己相関信号を得、且つ前記受信プリアンブル信号と
    内部に保持したプリアンブル信号とから相互相関信号を
    得、 前記自己相関信号を検出し、前記自己相関信号が第2所
    定時間だけ継続して検出された時点から前記自己相関信
    号の終了時点までの間に、第2所定レベルを超える相互
    相関信号を検出し、該検出した相互相関信号に基づきシ
    ンボル同期タイミングを検出することを特徴とするOF
    DM受信装置のタイミング検出方法。
  3. 【請求項3】同一信号が複数回繰り返されるプリアンブ
    ル信号を先頭にもったフレーム構造のOFDM信号を受
    信して復調するOFDM受信装置のタイミング検出装置
    において、 受信プリアンブル信号と該受信プリアンブル信号を前記
    繰り返しの1周期だけ遅延させたプリアンブル信号とか
    ら自己相関信号を得る自己相関手段と、 前記受信プリアンブル信号と内部に保持したプリアンブ
    ル信号とから相互相関信号を得る相互相関手段と、 前記自己相関信号のレベルを第1しきい値と比較するレ
    ベル検出手段と、 該レベル検出手段において前記自己相関信号のレベルが
    前記第1しきい値を上回りその後に下回った時刻から第
    1所定時間だけ時間窓信号を出力する第1時間比較手段
    と、 該時間窓信号により前記相互相関信号を通過させるゲー
    ト手段と、 該ゲートを通過した前記相互相関信号の内の第1所定レ
    ベル以上の信号を検出するピーク検出手段とを具備し、 前記ピーク検出手段から得られる検出信号に基づきシン
    ボル同期タイミング信号を得ることを特徴とするOFD
    M受信装置のタイミング検出装置。
  4. 【請求項4】請求項3において 前記第1しきい値を、当初は低い値に設定し、前記自己
    相関信号が該低いしきい値を第3所定時間だけ上回った
    とき前記自己相関信号のレベルに応じた高い値に再設定
    し、その後前記自己相関信号が該高い値のしきい値を下
    回った時刻から前記時間検出手段が前記第1所定時間だ
    け時間窓信号を出力するようにしたことを特徴とするO
    FDM受信装置のタイミング検出装置。
  5. 【請求項5】同一信号が複数回繰り返されるプリアンブ
    ル信号を先頭にもったフレーム構造のOFDM信号を受
    信して復調するOFDM受信装置のタイミング検出装置
    において、 受信プリアンブル信号と該受信プリアンブル信号を前記
    繰り返しの1周期だけ遅延させたプリアンブル信号とか
    ら自己相関信号を得る自己相関手段と、 前記受信プリアンブル信号と内部に保持したプリアンブ
    ル信号とから相互相関信号を得る相互相関手段と、 前記プリアンブル信号の自己相関信号のレベルを第1し
    きい値と比較する第1レベル検出手段と、 該第1レベル検出手段において前記自己相関信号のレベ
    ルが第1しきい値を上回った時刻から第2所定時間だけ
    検出信号を出力する第2時間検出手段と、 該第2時間検出手段からの検出信号と前記第1レベル検
    出手段からの検出信号を入力している期間だけ時間窓信
    号を出力する論理手段と、 該時間窓信号により前記プリアンブル信号の相互相関信
    号を通過させるゲート手段と、 該ゲート手段を通過した相互相関信号の内の第2しきい
    値以上の信号を検出する第2レベル検出手段とを具備
    し、 前記第2レベル検出手段から得られる検出信号に基づき
    シンボル同期タイミング信号を得ることを特徴とするO
    FDM受信装置のタイミング検出装置。
  6. 【請求項6】請求項5において前記第1しきい値を、当
    初は低い値に設定し、前記自己相関信号が該低いしきい
    値を第3所定時間だけ上回ったとき高い値に再設定し、 前記第2しきい値を前記相互相関信号のレベルに応じて
    設定したことを特徴とするOFDM受信装置のタイミン
    グ検出装置。
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