JP2003303400A - 駐車スペース管理装置、駐車スペース管理方法、駐車スペース管理を実現するプログラム及びその記録媒体 - Google Patents

駐車スペース管理装置、駐車スペース管理方法、駐車スペース管理を実現するプログラム及びその記録媒体

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JP2003303400A
JP2003303400A JP2002106726A JP2002106726A JP2003303400A JP 2003303400 A JP2003303400 A JP 2003303400A JP 2002106726 A JP2002106726 A JP 2002106726A JP 2002106726 A JP2002106726 A JP 2002106726A JP 2003303400 A JP2003303400 A JP 2003303400A
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parking
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management device
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Masatomo Saeki
正朋 佐伯
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駐車効率が高くなるようにする。 【解決手段】駐車スペースを特定するための駐車スペー
ス情報と車両を特定する車両特定情報とを関連付けて記
憶する駐車状況記憶手段と、車両の外寸に関する外寸情
報に基づいて駐車状況記憶手段の記憶内容を検索し新た
な駐車スペースの作成の可否を判断する駐車スペース判
断手段と、前記駐車スペース判断手段における判断結果
に基づいて駐車可能な駐車スペースの有無に関する駐車
スペース有無情報を送信する送信手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車スペースを車
両の大きさに応じて調整する駐車スペース管理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば白線で駐車スペースが設定
されている駐車場では、軽自動車用、普通自動車用と言
った駐車する車両の大きさに合わせて、駐車スペースが
設定してある。したがって、軽自動車は軽自動車用の駐
車スペースに、普通自動車は、その大きさにかかわらず
普通自動車用の駐車スペースに、それぞれ駐車させるも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のものであると、駐車スペースは車両の大きさに合
わせて区画されているので、車両に応じた大きさの駐車
スペースが空いていないと、駐車することはできない。
つまり、軽自動車用の駐車スペースが二台分空いていて
も、その駐車スペースには二台の軽自動車が駐車するの
であって、一台の普通自動車が駐車する訳ではない。
【0004】また仮に、このような駐車スペースが空い
ている場合に一台の普通自動車を駐車させると、軽自動
車より大きいために、軽自動車二台分の駐車スペースを
占有してしまう。この場合、一方の軽自動車用駐車スペ
ースに偏って駐車させると、他方の軽自動車用駐車スペ
ースには比較的広いスペースが空くが、その部分に軽自
動車を駐車させることはできない。
【0005】あるいは、車両の大きさに関係なく、全て
の駐車スペースを同じ大きさに区画しておき、軽自動車
と普通車とをランダムに駐車させると、車両の大きさの
違いにより、隣り合った車両の間に広い空間が形成され
る場合を生じた。したがって、このような構造の駐車場
に車両を駐車させると、無効な空きスペースつまり駐車
スペースよりわずかに狭いだけで、駐車スペースになら
ないスペースが点在することになり、駐車効率をきわめ
て低くするものとなった。
【0006】そこで本発明は、以上のような問題に鑑み
て、駐車する車両のサイズに応じて、車両が駐車する前
に駐車場の駐車スペースを区画し直して、駐車する車両
に最適な駐車スペースを作成して駐車効率を向上させる
構成である。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の駐車
スペース管理装置は、駐車場をあらかじめ固定した駐車
スペースで構成することなく、駐車スペースの利用状況
と駐車予約状況とを考慮して、駐車を予約する車両の大
きさに応じて駐車スペースが確保できるか否かを判断
し、その結果を予約を申し込んできた車両に対して通知
する構成である。
【0008】本発明の駐車スペース管理装置は、駐車ス
ペースを特定するための1次元、2次元または3次元座標
データを含む駐車スペース情報と車両を特定する車両特
定情報とを関連付けて記憶する駐車状況記憶手段と、車
両の外寸に関する外寸情報に基づいて駐車状況記憶手段
の記憶内容を検索し新たな駐車スペースの作成の可否を
判断する駐車スペース判断手段と、前記駐車スペース判
断手段における判断結果に基づいて駐車可能な駐車スペ
ース情報の有無に関する駐車スペース有無情報を送信す
る送信手段とを有している。
【0009】駐車スペース情報は、1次元座標データを
含むものでは、例えば車両を幅方向に並列に駐車させる
際に基準となる座標データにより、2次元座標データを
含むものでは、例えば車両を平面的に包囲する大きさの
四辺形形状の各頂点の座標データにより、3次元座標デ
ータを含むものでは、例えば車両を立体的に包囲する大
きさの直方体形状の各頂点の座標データにより、それぞ
れ駐車スペースを規定するものである。
【0010】車両特定情報は、駐車を希望する車両とそ
の車両と同一の車種であっても、その駐車希望の車両と
を特定できるものであればよく、例えば所有者の氏名、
住所、登録番号(ナンバープレートの番号等)、クレジ
ットカード番号、所定の組織の会員番号等が挙げられ
る。
【0011】外寸情報は、自動車検査証に記載されてい
る車両の長さ、幅及び高さ寸法、車両購入後にキャリア
やアンテナ等を装備することにより外寸が変わった場合
の使用中の形態(許容範囲内で車両が改造された形態)
における実際の外形寸法等を指すものである。
【0012】このような構成において、駐車状況を駐車
スペース情報と車両特定情報とに基づいて確認し、確認
した駐車状況に基づいて、新たに作成し得る駐車スペー
スを判断する。駐車スペースは、座標データにより特定
されるので、あらかじめ駐車スペースが設定してある場
合に比較して、柔軟にその大きさを変更することが可能
である。したがって、例えば普通車用に固定された駐車
スペースに軽自動車を駐車させた場合に、車両の周囲に
不必要に存在する空き地が発生するようなことを最小限
にすることが可能となる。
【0013】駐車スペースの作成を容易にするために
は、あらかじめ大きさを設定した単位区画を少なくとも
1以上集合させて作成するものであってよい。すなわ
ち、駐車スペースを作成する単位となる単位区画に関す
る単位区画情報の少なくとも1以上で構成される駐車ス
ペース情報と車両を特定する車両特定情報とを関連付け
て記憶する駐車状況記憶手段と、車両外寸に関する外寸
情報に基づいて駐車状況記憶手段の記憶内容を検索し車
両特定情報と関連付けられた駐車スペース情報以外の単
位区画情報から新たな駐車スペースを作成する際に使用
し得る単位区画の有無を判断する駐車スペース判断手段
と、前記駐車スペース判断手段における判断により新た
に作成する駐車スペースに割り当てが可能な単位区画の
有無に関する駐車スペース有無情報を送信する送信手段
とを有する構成が好ましい。
【0014】単位区画としては、1以上を集合させた際
に、その集合させた個数に応じて目的とする車両が駐車
し得る駐車スペースとなる大きさの正方形や長方形ある
いは平行四辺形等の四辺形等を設定するものである。単
位区画の大きさは、軽自動車のような小型車とトラック
やバスのような大型車とにおいて、集合させた際に駐車
させる車両の大きさに可能な限り近似するものが好まし
い。また、単位区画は、例えば正方形とその正方形の2
倍の長方形と3倍の長方形と言った、大きさの異なる複
数種から構成されるものであってよい。さらには、単位
区画を四辺形とするものではなく、例えば円形であっ
て、集合させた際のその外側に面する包絡線により駐車
スペースを規定するように構成するものであってもよ
い。このような大きさに設定することにより、駐車スペ
ース以外の無駄スペースを最小限にすることが可能にな
る。
【0015】そして、このような単位区画により駐車ス
ペースを作成する場合は、連続して空いている単位区画
が存在する領域、すなわち連続単位区画領域を検索し
て、その連続単位区画領域に駐車スペースを作成するも
のである。
【0016】一方、このような連続単位区画領域が存在
しない場合等では、駐車中の車両の移動をシミュレート
して、移動回数、移動時間、移動コスト、移動によるリ
スクの内、少なくとも1を求めて駐車中の車両の移動方
法を決定し、車両を移動させることにより連続単位区画
領域を形成するようにすることが好ましい。
【0017】また、本発明にあっては、駐車の予約を受
け付けておき、予約を受けた車両が駐車場に到着した時
点で駐車スペースを決定するようにするものであっても
よい。このような駐車スペース管理装置としては、車両
を特定する車両特定情報を受信する受信手段と、車両の
駐車状況を記憶する実駐車状況記憶手段と、車両の外寸
に関する外寸情報を記憶する予約状況記憶手段と、前記
車両特定情報を受信した際に車両の駐車状況を記憶する
実駐車状況記憶手段の記憶内容と予約状況記憶手段の記
憶内容とを用いて駐車の可否を判断する判断手段と、前
記車両特定情報にもとづいて前記判断手段で判断した駐
車の可否に関する駐車可否情報を送信する送信手段と、
前記駐車可否情報を受信した車両が到着した際に前記車
両特定情報から求まる外寸情報と前記実駐車状況記憶手
段の記憶内容とを用いて駐車スペースを決定する駐車ス
ペース決定手段とを有する構成である。
【0018】このような構成によれば、駐車の予約を行
った車両が実際に駐車を行う直前までその車両のための
駐車スペースを空けておく必要が無くなるので、予約せ
ずに駐車場を利用する車両のために駐車スペースを準備
しておくことが可能になる。したがって、駐車効率を高
くすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0020】第1の実施の形態 この実施の形態における駐車スペース管理装置100
は、車両に搭載されるカーナビゲーションシステム(以
下、カーナビと称する)200と双方向通信を行うこと
ができるものである。この駐車スペース管理装置100
により管理される駐車場は、x軸とy軸とを有する直交
座標平面または2次元座標平面が設定してある。このよ
うな2次元座標平面において、座標の検出は、舗装面に
埋設されたセンサにより行うものである。
【0021】駐車スペース管理装置100は、図1に示
すように、CPU1、メモリ2、ハードディスクドライ
ブ3、入出力インターフェース4、モデム5、キーボー
ド6、マウス7、ディスプレイ8を備え、インターネッ
トに接続可能に構成してある。そして、このような構成
要素が協働することにより、図2に示す、駐車状況記憶
手段101と駐車スペース判断手段102と送信手段1
03として機能するものである。
【0022】駐車状況記憶手段101は、駐車スペース
を特定するための例えば2次元座標データを含む駐車ス
ペース情報と車両を特定する車両特定情報とを関連付け
て記憶している。つまり、この駐車状況記憶手段101
の記憶内容を検索することにより、その検索時点におけ
る実際の駐車状況が確認できる。この場合に、車両特定
情報が駐車スペース情報に関連付けられているので、実
際に使用されている駐車スペースが確認でき、その結
果、新たな駐車スペースを作成し得る空き領域を確認す
ることができる。車両特定情報は、駐車を希望する車両
のカーナビ200からインターネットを介して入力され
るものであってよく、また、電話等で通知されたものを
キーボードを介して入力されるものであってもよい。
【0023】駐車スペース判断手段102は、駐車予約
を申し込んできた車両の外寸情報に基づいて駐車状況記
憶手段の記憶内容を検索し新たな駐車スペースの作成の
可否を判断するものである。すなわち、車両特定情報に
より特定される車両の外形寸法以上の大きさの空き領域
が2次元座標平面に存在することが、記憶内容の検索か
ら判明すると、その空き領域に新たな駐車スペースを作
成することが可能になる。外寸情報は、車両特定情報と
同様に、インターネットあるいはキーボード6を介して
入力されるものである。
【0024】送信手段103は、駐車スペース判断手段
102が判断した結果に基づいて、駐車スペースの有無
に関する駐車スペース有無情報を車両に対して送信す
る。すなわち、駐車スペース判断手段102が新たな駐
車スペースの作成が可能であるとの判断結果を出力した
場合は、駐車スペース有りを示す駐車スペース有無情報
を送信し、新たな駐車スペースの作成が不可能であると
の判断結果を出力した場合は、駐車スペース無しを示す
駐車スペース有無情報を送信するものである。
【0025】ユーザの使用する車載用情報処理装置とし
てのカーナビ200は、図3に示すように、情報通信部
11と、DVD−ROMドライブ12と、GPS(全地
球無線測位システム)のためのGPS情報受信部13
と、文字放送を受信し得るAM/FMラジオ14及びテ
レビチューナ15と、ハードディスクドライブ16と、
各種の情報を表示する例えば液晶表示パネルからなるデ
ィスプレイ17と、ユーザが各種の情報を入力するため
のリモートコントローラ(以下、リモコンと称する)1
8と、制御部19と、図示しないアンテナを備えてい
る。制御部19は、CPU19a、メモリ19b、入出
力インターフェース19cを備え、そして、情報通信部
11、DVD−ROMドライブ12、GPS情報受信部
13、AM/FMラジオ14、テレビチューナ15、ハ
ードディスクドライブ16、及びディスプレイ17を、
メモリ19bに格納されたプログラムにより制御するも
のである。このような構成により、インターネットを介
して、車両を特定する車両特定情報及び車両の外寸に関
する外寸情報を送信するとともに、駐車スペース管理装
置100から送信される駐車スペース情報を受信するも
のである。なお、車両には、現行のナンバープレートに
記載されている情報及び自動車検査証に記載されている
情報をナンバープレート上のICチップに記録し、それ
らの情報を送信し得るように構成したスマートプレート
が取り付けてある。
【0026】このような構成において、駐車スペース管
理装置100の動作を、図4に示すフローチャートを参
照して説明する。このフローチャートに対応するプログ
ラムは、ハードディスクドライブ3に収納されているも
のである。なお、このプログラムは、この駐車スペース
管理装置100を管理する方法を実現するもので、ハー
ドディスクドライブ3以外に、例えばCD−ROM、M
O(光磁気ディスク)などの記憶媒体に記憶されるもの
であってよい。
【0027】まず、ステップS1では、車両がすでに駐
車している駐車スペースを特定する駐車スペース情報と
その車両の車両特定情報とを関連付けて駐車状況記憶手
段101に記憶する。この実施の形態の場合、駐車スペ
ースは四辺形形状であるので、駐車スペース情報は、そ
の四辺形の頂点の2次元座標により、下記のように構成
される。駐車スペースを座標で示したものを、図5に示
す。
【0028】第1駐車スペース情報#1 (X1,Y1)=(0,0) (X2,Y2)=(125,0) (X3,Y3)=(125,315) (X4,Y4)=(0,315) 第2駐車スペース情報#2 (X5,Y5)=(125,0) (X6,Y6)=(256,0) (X7,Y7)=(256,315) (X8,Y8)=(125,315) 一方、車両特定情報は、例えばナンバープレートのナン
バーにより構成され、下記のようなものである。
【0029】第1車両特定情報#1 大阪イ65678 第2車両特定情報#2 神戸ロ65353 そして、このような第1駐車スペース情報#1及び第2
駐車スペース情報#2と、第1車両特定情報#1及び第
2車両特定情報#2とをそれぞれ互いに関連付けて、つ
まり[第1駐車スペース情報#1,第1車両特定情報#
1]及び[第2駐車スペース情報#2,第2車両特定情
報#2]として記憶されるものである。
【0030】この後、駐車予約が入力された場合は、ス
テップS2において、駐車を予約する車両の外寸情報に
基づいて駐車状況記憶手段101の記憶内容を検索す
る。ステップS3において、空き領域があるか否かを、
外寸情報を参照して判断する。ステップS3において空
き領域が存在すると判断した場合は、ステップS4にお
いて駐車スペースが新たに作成できるか否かを判断す
る。
【0031】具体的には、外寸情報が、2次元座標デー
タに対応した数値で示すと、例えばX座標方向(幅)が
120、Y座標方向(奥行き)が750である場合、第
2駐車スペース情報#2で特定される駐車スペースに隣
接する領域に、この外寸情報で示される範囲より広い空
き領域があることを検索し、新たな駐車スペースが作成
できると判断する。
【0032】そして、ステップS5において、ステップ
S4の判断結果に基づいて、駐車可能な駐車スペースが
あることを示す駐車スペース有無情報を送信する。一
方、ステップS3において空き領域がないと判断した場
合、及びステップS4において駐車スペースが新たに作
成できないと判断した場合には、ステップS6において
駐車可能な駐車スペースが無いことを示す駐車スペース
有無情報を送信する。
【0033】このように、駐車スペースを座標データに
よる駐車スペース情報で管理するので、X座標方向及び
Y座標方向のそれぞれの座標データを変更することによ
り、各種の大きさの駐車スペースを設定することがで
き、駐車場の空いている領域に、車両の外寸情報に対応
させて最適な駐車スペースを設定することができる。し
かも、駐車スペースはあらかじめ設定されているもので
はなく、予約が確定した時点で車両の大きさに応じて新
規に作成するので、無駄なスペースが生じにくく、駐車
効率を高くすることができる。
【0034】第2の実施の形態 この第2の実施の形態の駐車スペース管理装置は、その
ハードウェア構成を上記第1の実施の形態と同じハード
ウェア構成で実現することができる。
【0035】この実施の形態では、上記第1の実施の形
態とは異なり、駐車スペースを少なくとも1以上の単位
区画により作成する構成である。このため、駐車状況記
憶手段は、駐車スペースを作成する単位となる単位区画
に関する単位区画情報の少なくとも1以上で構成される
駐車スペース情報と車両を特定する車両特定情報とを関
連付けて記憶するものである。単位区画は、例えば図6
に示すように、駐車場における通路スペースを除く駐車
に供する領域を、駐車スペースを作成するための例えば
長方形で区画して形成するものである。
【0036】一方、駐車スペース判断手段は、単位区画
情報により駐車スペース情報が構成されているので、車
両外寸に関する外寸情報に基づいて駐車状況記憶手段の
記憶内容を検索し車両特定情報と関連付けらた駐車スペ
ース情報以外の単位区画情報から新たな駐車スペースを
作成する際に使用し得る単位区画の有無を判断する。す
なわち、駐車状況記憶手段にはすでに駐車してある車両
の車両特定情報に駐車スペース情報が関連付けられて記
憶されている。したがって、その駐車スペース情報を検
索することにより、車両特定情報と関連付けられていな
い単位区画情報を検索することができる。
【0037】このような構成において、駐車スペース管
理装置の基本的な動作は、上記の第1の実施の形態の駐
車スペース管理装置と同じである。この実施の形態にあ
っては、駐車スペース情報が単位区画情報からなってい
るので、駐車スペース情報を検索することにより、車両
特定情報と関連付けられていない単位区画情報を検出す
るものである。そして、検出した単位区画情報と外寸情
報とを比較して、新たに駐車スペースを作成することが
可能であるか否かを判断する。
【0038】車両特定情報と駐車スペース情報とは、具
体的には、駐車スペース情報に含まれる各単位区画情報
に対して車両特定情報を関連付けることにより、関連付
けられている。駐車状況記憶手段の記憶内容の一例を、
図7の(a)及び(b)に示す。なお、同図において、
#Un(nは、正の整数)は第n単位区画情報を、「大
阪イ4698」等が車両識別情報を、NULLは車両識
別情報が無いことを、それぞれ示すものである。
【0039】したがって、車両識別情報と関連付けられ
ていない単位区画情報、言い換えれば空き単位区画の単
位区画情報により、新たな駐車スペースの作成の可能性
を判断するものである。判断は、図8に示すように、ま
ず、車両識別情報が関連付けされていない単位区画情報
を検索し(ステップS11)、検索された単位区画情報
に基づいて、単位区画が2個以上隣接してつまり連続し
て存在するか否かを判断する(ステップS12)。車両
を駐車するために少なくとも単位区画が2個以上隣接し
ていることが必要な場合は、上記のように単位区画が2
個以上隣接して存在するか否かを判断するのは有効であ
る。少なくともn個以上(n≧2)連続していることが
必要な場合は、n個以上隣接していることを確認するよ
うにしてもよい。
【0040】連続している車両識別情報が関連付けられ
ていない単位区画情報により、連続する単位区画で求ま
る領域が、予約を希望している車両の外寸情報による外
寸を上回っているか否かを判断する(ステップS1
3)。ステップS13で上回っていると判断した場合
は、新たな駐車スペースを作成する際に使用し得る単位
区画があると判断する(ステップS14)。一方、ステ
ップS13において下回っていると判断した場合は、新
たな駐車スペースを作成する際に使用し得る単位区画は
無いと判断する(ステップS15)。この判断結果は、
送信手段により送信されるものである。
【0041】ステップS14において、新たな駐車スペ
ースを作成する際に使用し得る単位区画があると判断し
た場合、空き単位区画を有効に利用して利用効率を向上
させるために、駐車しようとする車両が同一メーカの同
一車種である、大型、中型、小型の別で区分した場合に
同型である等、外寸情報がほぼ同等である車両が隣接し
て駐車するように、図9に示すフローチャートの手順
で、駐車スペースを最終決定するものである。
【0042】すなわち、駐車スペースを作成しようとす
る領域に隣接する駐車スペースの駐車スペース情報と外
寸情報とに基づいて、駐車する車両の大きさがほぼ同じ
か否かを判断する(ステップS21)。ステップS21
で車両の大きさがほぼ同じであると判断した場合には、
その車両の駐車スペースを隣接して設定(作成)する
(ステップS22)。一方、ステップS21で車両の大
きさが異なると判断した場合には、他の空き領域を検索
する(ステップS23)。このような設定にあっては、
隣接する駐車スペースが同一の大きさとなるので、駐車
スペース間で無駄となる領域を最小限とすることが可能
になる。このように、図9に示すフローチャートに対応
するプログラムを実行することにより、上記したハード
ウェア構成が駐車スペース設定手段として機能する。
【0043】これに対して、ステップS13において、
駐車スペースを新たに作成し得る単位区画が無いと判断
した場合は、現在駐車している車両を移動することによ
り、外寸情報に対応する駐車スペースが確保できるか否
かを判断する。この動作の場合、図10に示すフローチ
ャートにより説明する。
【0044】まず、駐車スペースを生み出すために、駐
車中の車両を移動するシミュレートを行い、移動回数、
移動のための時間、移動のためのコスト、及び移動のた
めのリスクの内少なくとも1を計算する(ステップS3
1)。次に、計算した値が、移動を判断するための判断
基準以下か否かを判断する(ステップS32)。判断基
準値以下の場合は、移動方法を決定し(ステップS3
3)、上回っている場合は、移動中止を決定する(ステ
ップS34)。移動により駐車スペースを確保すること
が可能な場合には、駐車スペースがある旨の駐車スペー
ス有無情報を送信するとともに、確保された空き領域に
駐車スペースを作成し、その駐車スペースに関する駐車
スペース情報を作成する。このように、図10に示すフ
ローチャートに対応するプログラムを実行することによ
り、上記したハードウェア構成が車両移動決定手段とし
て機能する。
【0045】そして、駐車を予約した車両が到着した場
合は、新たに作成した駐車スペースに車両を誘導するも
のである。車両の誘導は、例えば駐車場内に設置した誘
導灯を点灯させる、カーナビに対して誘導信号を出力す
る等により行う。このように、車両に対して誘導を行う
ので、ユーザは駐車スペースに迅速に到達して車両を駐
車させることが可能になる。なお、車両が自動運転装置
を有するものである場合は、駐車場内に誘導信号を発信
する信号線を埋設しておき、出力される誘導信号により
自動的に駐車スペースまで誘導するように構成するもの
であってもよい。このように車両を自動運転により駐車
させる場合には、運転者が出入りするためのスペースが
不要となるため、駐車スペースをより多く作成すること
ができ、駐車効率を高くすることができる。したがっ
て、駐車スペース管理装置は誘導手段を有するものであ
る。
【0046】実施の形態3 この実施の形態の駐車スペース管理装置100Aにあっ
ては、駐車予約を管理しておき、駐車を予約した車両が
駐車場に到着した際に駐車スペースを作成する構成であ
る。また、この駐車スペース管理装置のハードウェア構
成自体は、上記第1の実施の形態における駐車スペース
管理装置のものと同じであってよい。そして、これらが
協働して、図11に示す、受信手段101A、実駐車状
況記憶手段102A、予約状況記憶手段103A、判断
手段104A、送信手段105A、駐車スペース決定手
段106A、更新手段107Aとして機能するものであ
る。
【0047】受信手段101Aは、例えばインターネッ
トを介してカーナビから車両を特定する車両特定情報を
受信する。車両特定情報は、上記実施の形態で説明した
ものと同じであってよい。この受信手段101Aは、車
両特定情報を送信してきた車両が駐車場に到着した際
に、車両から送信される車両の外寸情報を受信するもの
であってもよい。この場合、受信手段101Aは、外寸
情報を受信するための第2の受信手段を兼用するもので
ある。
【0048】実駐車状況記憶手段102Aは、現状の駐
車状況を記憶しているもので、例えば車両特定情報とそ
の車両特定情報で特定される車両が駐車している駐車ス
ペースの駐車スペース情報とを関連付けて記憶するもの
である。
【0049】予約状況記憶手段103Aは、予約を受け
ている車両の外寸情報を記憶しており、予約により使用
される予定の駐車スペースの状況が把握できるものであ
る。ただし、この予約状況記憶手段103Aは、予約状
況を外寸情報で記憶するのみで、その外寸情報に対応す
る駐車スペースの駐車スペース情報を記憶するものでは
ない。つまり、どの程度駐車スペースが今後必要なのか
のみを把握できるものである。
【0050】判断手段104Aは、現状の駐車スペース
の利用状況と、今後利用される可能性のある駐車の予約
状況とから、予約を受け入れられる可能性について判断
するものである。すなわち、現状の利用状況を実駐車状
況記憶手段102Aの記憶内容に基づいて把握し、予約
状況を予約状況記憶手段103Aの記憶内容に基づいて
把握し、両者を比較してさらに駐車できる空き領域があ
る場合に、駐車可能を判断するものである。
【0051】送信手段105Aは、判断手段104Aで
判断した内容に基づく駐車可否情報を、車両特定情報を
送信した車両に対して送信する。この駐車可否情報は、
インターネットを介して車両のカーナビに送信されるも
のであってよい。
【0052】駐車スペース決定手段106Aは、受信し
た車両特定情報を送信してきた車両が駐車場に到着した
際に、その車両特定情報から得られる外寸情報と実駐車
状況記憶手段102Aの記憶内容とを用いて駐車スペー
スを決定するものである。駐車スペースは、上記した座
標データを含む駐車スペース情報に基づいて決定するも
の、単位区画情報に基づいて決定するもののいずれであ
ってもよい。
【0053】このような構成において、図12に示すフ
ローチャートを参照して動作を説明する。このフローチ
ャートに対応するプログラムは、この駐車スペース管理
装置を管理する方法を実現するもので、ハードディスク
ドライブに収納されているものである。なお、このプロ
グラムは、ハードディスクドライブ以外に、例えばCD
−ROM、MO(光磁気ディスク)などの記憶媒体に記
憶されるものであってよい。
【0054】まず、ステップS41において、駐車中の
車両の車両特定情報とその車両が駐車している駐車スペ
ースの駐車スペース情報とを関連付けて実駐車状況記憶
手段102Aに記憶する。これにより、現在の駐車状況
が記憶されるものである。
【0055】ステップS42では、予約を受け付けてい
る車両の外寸情報を予約状況記憶手段103Aに記憶す
る。外寸情報は、車両特定情報から推定したものであっ
てよく、また車両特定情報を受信した際に同時に受信す
るものであってもよい。これにより、予約を受け付けた
車両により占有される予定の駐車スペースを推定し得る
ものである。
【0056】ステップS43では、駐車を予定している
車両から、車両特定情報を受信する。ステップS44で
は、車両特定情報を受信した際に実駐車状況記憶手段1
02Aの記憶内容と予約状況記憶手段103Aの記憶内
容とを用いて、空き駐車スペースがあるか否かを判断す
る。すなわち、実駐車状況記憶手段102Aの記憶内容
である駐車スペース情報と、予約状況記憶手段103A
の記憶内容の外寸情報を駐車スペースに換算した情報と
を合算して、駐車場内の残る駐車スペースと比較し、駐
車の可否を判断するものである。
【0057】ステップS45では、判断手段104Aが
駐車可能と判断した場合は、駐車可能を示す駐車可否情
報を、車両特定情報を送信してきた車両に対して送信す
る。一方、駐車不可と判断した場合は、ステップS46
において、駐車不可を示す駐車可否情報を車両に送信す
る。
【0058】ステップS47では、駐車可否情報を受信
した車両つまり予約を申し込んで可能との回答を得た車
両が駐車場に到着した際に、スマートプレートから送信
される外寸情報を含む車両に関する情報を受信する。な
お、このステップでは、駐車予約をした車両の少なくと
も外寸情報が得られればよく、受信した車両特定情報か
ら得られる場合は、車両特定情報を受信するものであっ
てよい。
【0059】ステップS48では、得られた外寸情報と
実駐車場状況記憶手段102Aの記憶内容とを用いて、
つまり実駐車状況記憶手段102Aの記憶内容から空き
駐車スペースを検索して駐車スペースを決定する。
【0060】つまり、この実施の形態にあっては、駐車
を予約した車両が実際に駐車をすることになった際に初
めて、その駐車予約車両に対して駐車スペースを決定す
るものである。すなわち、駐車の予約をした時に駐車ス
ペースを決めてしまうと、実際に駐車をする時にはその
スペースが最適なスペースになるとは限らないため、必
要な駐車スペースの寸法のみを記憶しておき、車両が到
着した時に駐車スペースを割り当てるようにするほうが
さらに駐車スペースを有効に利用することができる。
【0061】例えば、予約時点で駐車位置を決めてしま
う方法では、駐車状況が、次のようになる。 (1)(1)(1)(2)(2)(2)(3)(3)(3)(0)(0)(0)(0)(0) ただし、()は、単位区画を示し、その中の番号1〜3
は、駐車中の車両の番号、0は駐車車両無しを示す。
【0062】このような駐車状況において、単位区画を
3個使用する車両の予約を受け付け、予約時点で駐車ス
ペースを決定すると、駐車状況は次のようになる。 (1)(1)(1)(2)(2)(2)(3)(3)(3)(4)(4)(4)(0)(0)
【0063】この後、車両の番号が2である車両が出庫
し、その後に予約を受け付けた番号4の車両が到着する
と、駐車状況は次のようになる。 (1)(1)(1)(0)(0)(0)(3)(3)(3)(4)(4)(4)(0)(0)
【0064】このようにして駐車スペースに空きができ
た場合、単位区画を4個占有する車両が駐車しにきて
も、駐車スペースを割り当てることができない。
【0065】一方、予約を受け付けた際に駐車スペース
を設定せずに、車両が到着した際に設定する方法では、
3台の車両が駐車している時に予約を受け付けると、駐
車状況と駐車予約状況とは、次のようになる。 駐車状況 (1)(1)(1)(2)(2)(2)(3)(3)(3)(0)(0)(0)(0)(0) 駐車予約状況 [車両の番号:4、単位区画占有数:3]
【0066】このような状況において、車両の番号2の
車両が出庫すると、駐車状況と駐車予約状況とは、次の
ようになる。 駐車状況 (1)(1)(1)(0)(0)(0)(3)(3)(3)(0)(0)(0)(0)(0) 駐車予約状況 [車両の番号:4、単位区画占有数:3]
【0067】この後に予約を受け付けた番号4の車両が
到着すると、車両の番号2の車両が駐車していた駐車ス
ペースに、予約を受け付けた車両を駐車させることがで
きるので、駐車状況と駐車予約状況とは次のようにな
る。 (1)(1)(1)(4)(4)(4)(3)(3)(3)(0)(0)(0)(0)(0) 駐車予約状況 [車両の番号:0、単位区画占有数:0]
【0068】したがって、単位区画が連続した空き駐車
スペースが形成され、空領域の利用価値が高くなる。例
えば、単位区画を4個使用する車両を駐車させることが
可能になる。
【0069】上記したように、予約した車両が到着した
時点で車両スペースを決める方法が、予約時に車両スペ
ースを決める方法に比べて、予約車両が到着した時点の
駐車場の状況に合わせて駐車スペースを決めることがで
きるため、単位区画が分断されて空きになることを防止
できる可能性が高まる効果がある。
【0070】また、常に現状の駐車状況を記憶するの
で、出庫した車両の使用していた駐車スペースが空いた
ことを管理することができ、さらに別の予約を受け付け
ることができる。加えて、駐車スペースは、上述のよう
に、座標データや単位区画情報により空き駐車スペース
を受け入れる車両の大きさに応じて最適な大きさに作成
するので、駐車効率を高くすることができる。
【0071】以上の構成において、駐車状況記憶手段1
02Aの記憶内容を更新するための更新手段107Aを
有するものであってよい。この更新手段107Aは、駐
車の予約を行った車両が駐車する場合に、駐車スペース
決定手段106Aが決定した駐車スペースに対する駐車
スペース情報と、駐車予約車両が到着した際に受信した
外寸情報を関連付けて実駐車状況記憶手段102Aに記
憶することにより、実駐車状況記憶手段102Aの記憶
内容を更新するものである。このように記憶内容を更新
することにより、駐車状況を実際に確認する必要が無く
なり、実測のための設備等が省くことができる。この更
新手段107Aは、上記ハードウェアを用いて、上述の
内容をプログラミングすることに実現される。
【0072】また、駐車スペースを特定するために、使
用された駐車スペースを実測して、その実測情報に基づ
いて実駐車状況記憶手段102Aの記憶内容を更新する
ものであってもよい。すなわち、駐車場に駐車スペース
を実測する計測器を設置しておき、その計測器から送信
される駐車スペース実測情報を受信する。そして、受信
した駐車スペース実測情報に基づいて実駐車状況記憶手
段102Aの記憶内容を更新する。このように、駐車ス
ペースを実測して得た駐車スペース実測情報に基づいて
記憶内容を更新することにより、現状の駐車状況を的確
に把握することが可能になり、実駐車状況記憶手段10
2Aの記憶内容では駐車スペースがあるのに、実際には
駐車できないと言った不具合の発生を防止することがで
きる。また、実際の駐車スペースと計算上の駐車スペー
スとの差を見込んで、少し大きめの駐車スペースを準備
する等の必要が無いため、より駐車スペースを効率よく
設定することができる。
【0073】駐車効率を高くするためには、駐車スペー
スを決定する際に、車両の大きさ以上の連続する空き領
域の内、もっとも小さい領域を選んで、その領域中で、
駐車スペースの右端あるいは左端を割り当てるようにす
ればよい。すなわち、空き領域に新たな駐車スペースを
作成する場合、連続する空き領域の中で新たな駐車スペ
ースの右端あるいは左端を割り当てるようにすれば、空
き領域を最大限に利用して駐車スペースを作成すること
ができ、無駄となるスペースを最小限に抑えることがで
きる。
【0074】また、この場合、その空き領域中におい
て、右隣と左隣との内、出庫予定あるいは予想時間の遅
いほうとの境界から駐車スペースを作成する。つまり、
新規に駐車する車両とその隣に駐車する車両との出庫の
タイミングが短いほど、先に駐車していた車両が出庫し
た際に連続する空き領域が形成されやすくなるためであ
る。このため、新規に作成した駐車スペースの隣が空き
駐車スペースになった場合に、空き領域が連続するた
め、より利用価値の高い状態で空き領域が発生するもの
である。出庫予想時間の求め方としては、過去の駐車場
の利用状況から予想する方法、駐車料金が上がる時、も
しくは時間あたりの駐車料金が上がる時を出庫予想時間
とする方法、今までの駐車時間が長い方が出庫予想時間
が遅いと予想する方法などがある。
【0075】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。
【0076】その他、各部の具体的構成についても上記
実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0077】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0078】すなわち、本発明の駐車スペース管理装置
によれば、駐車スペースをあらかじめ設定しておき、そ
の駐車スペースに駐車する車両を管理するのではなく、
駐車スペースを車両の大きさに応じて柔軟にその都度設
定するので、無駄な駐車スペースが生ぜず、駐車場の駐
車効率を向上させことができる。
【0079】また、駐車の予約を受け付け、その後、駐
車を予約した車両が到着した際に、その車両の駐車スペ
ースを作成するので、予約車両が到着するまでに、直接
駐車しにきた車両を駐車させることが可能になり、駐車
スペースを有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の駐車スペース管理装置の
ハードウェア構成を示すブロック図
【図2】第1の実施の形態の駐車スペース管理装置の機
能ブロック図
【図3】カーナビゲーションシステムのブロック図
【図4】第1の実施の形態の動作を示すフローチャート
【図5】第1の実施の形態の駐車場と座標との関係を示
す構成説明図
【図6】第2の実施の形態の単位区画を説明するための
構成説明図
【図7】第2の実施の形態における駐車状況記憶手段の
記憶内容を模式的に示す図
【図8】第2の実施の形態の動作を示すフローチャート
【図9】第2の実施の形態の動作を示すフローチャート
【図10】第2の実施の形態の動作を示すフローチャー
【図11】第3の実施の形態の機能ブロック図
【図12】第3の実施の形態の動作を示すフローチャー
【符号の説明】
1…CPU 2…メモリ 3…ハードディスクドライブ 4…入出力インターフェース 5…モデム 6…キーボード 7…マウス 8…ディスプレイ 100…駐車スペース管理装置 101…駐車状況記憶手段 102…駐車スペース判断手段 103…送信手段 101A…受信手段 102A…実駐車状況記憶手段 103A…予約状況記憶手段 104A…判断手段 105A…送信手段 106A…駐車スペース決定手段 107A…更新手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駐車スペースを特定するための1次元、2
    次元または3次元座標データを含む駐車スペース情報と
    車両を特定する車両特定情報とを関連付けて記憶する駐
    車状況記憶手段と、 車両の外寸に関する外寸情報に基づいて駐車状況記憶手
    段の記憶内容を検索し新たな駐車スペースの作成の可否
    を判断する駐車スペース判断手段と、 前記駐車スペース判断手段における判断結果に基づいて
    駐車可能な駐車スペースの有無に関する駐車スペース有
    無情報を送信する送信手段とを有することを特徴とする
    駐車スペース管理装置。
  2. 【請求項2】駐車スペースが、2次元座標データで示さ
    れる四辺形形状であることを特徴とする請求項1記載の
    駐車スペース管理装置。
  3. 【請求項3】駐車スペースを作成する単位となる単位区
    画に関する単位区画情報の少なくとも1以上で構成され
    る駐車スペース情報と車両を特定する車両特定情報とを
    関連付けて記憶する駐車状況記憶手段と、 車両外寸に関する外寸情報に基づいて駐車状況記憶手段
    の記憶内容を検索し車両特定情報と関連付けらた駐車ス
    ペース情報以外の単位区画情報から新たな駐車スペース
    を作成する際に使用し得る単位区画の有無を判断する駐
    車スペース判断手段と、 前記駐車スペース判断手段における判断により新たに作
    成する駐車スペースに割り当てが可能な単位区画の有無
    に関する駐車スペース有無情報を送信する送信手段とを
    有することを特徴とする駐車スペース管理装置。
  4. 【請求項4】駐車スペース判断手段が、車両特定情報と
    関連付けられていない単位区画が連続している連続単位
    区画領域を検索し、その連続単位区画領域において外寸
    情報に対応する駐車スペースを作成し得るか否かにより
    新たな駐車スペースを作成し得る単位区画の有無を判断
    するものであることを特徴とする請求項3記載の駐車ス
    ペース管理装置。
  5. 【請求項5】駐車スペース判断手段が判断した駐車スペ
    ースを、車両の外寸情報がほぼ同等である車両毎に隣接
    して設定して駐車スペースを最終決定する車両スペース
    設定手段をさらに有することを特徴とする請求項3又は
    4記載の駐車スペース管理装置。
  6. 【請求項6】指定された車両の外寸以上の駐車スペース
    が無い場合に駐車中の車両の移動をシミュレートして移
    動回数、移動のための時間、移動のためのコスト、及び
    移動のためのリスクの内少なくとも1を求めて駐車中の
    車両の移動方法を決定する車両移動決定手段をさらに有
    することを特徴とする請求項1から5記載の駐車スペー
    ス管理装置。
  7. 【請求項7】新たに作成した駐車スペースに車両を誘導
    する誘導手段をさらに有することを特徴とする請求項1
    から6記載の駐車スペース管理装置。
  8. 【請求項8】車両を特定する車両特定情報を受信する受
    信手段と、 車両の駐車状況を記憶する実駐車状況記憶手段と、 車両の外寸に関する外寸情報を記憶する予約状況記憶手
    段と、 前記車両特定情報を受信した際に車両の駐車状況を記憶
    する実駐車状況記憶手段の記憶内容と予約状況記憶手段
    の記憶内容とを用いて駐車の可否を判断する判断手段
    と、 前記車両特定情報にもとづいて前記判断手段で判断した
    駐車の可否に関する駐車可否情報を送信する送信手段
    と、 前記駐車可否情報を受信した車両が到着した際に前記車
    両特定情報から求まる外寸情報と前記実駐車状況記憶手
    段の記憶内容とを用いて駐車スペースを決定する駐車ス
    ペース決定手段とを有することを特徴とする駐車スペー
    ス管理装置。
  9. 【請求項9】駐車可否情報を受信した車両が到着した際
    に改めて車両特定情報と対応する外寸情報を受信する第
    2の受信手段をさらに有し、第2の受信手段にて受信し
    た外寸情報と前記駐車状況記憶手段の記憶内容とを用い
    て駐車スペースを決定することを特徴とする請求項8記
    載の駐車スペース管理装置。
  10. 【請求項10】駐車スペース決定手段により決定した駐
    車スペースに関する駐車スペース情報と外寸情報とを関
    連付けて駐車状況記憶手段の記憶内容を更新する更新手
    段をさらに有することを特徴とする請求項9記載の駐車
    スペース管理装置。
  11. 【請求項11】駐車スペースを特定するために必要な車
    両スペース実測情報を受信する実測情報受信手段と前記
    実測情報受信手段で受信した駐車スペース実測情報に基
    づいて前記駐車状況記憶手段の記憶内容を更新する更新
    手段とをさらに有することを特徴とする請求項8記載の
    駐車スペース管理装置。
  12. 【請求項12】駐車スペースを特定するための1次元、
    2次元または3次元座標データを含む駐車スペース情報と
    車両を特定する車両特定情報とを関連付けて記憶する駐
    車状況記憶ステップと、 車両外寸に関する外寸情報に基づいて駐車状況記憶ステ
    ップにおいて記憶した記憶内容を検索し新たな駐車スペ
    ースの作成の可否を判断する駐車スペース判断ステップ
    と、 前記駐車スペース判断ステップにおける判断結果に基づ
    いて駐車可能な駐車スペース情報の有無に関する駐車ス
    ペース有無情報を送信する送信ステップとを有すること
    を特徴とする駐車スペース管理方法。
  13. 【請求項13】駐車スペースを作成する単位となる単位
    区画に関する単位区画情報の少なくとも1以上と車両を
    特定する車両特定情報とを関連付けて記憶する駐車状況
    記憶ステップと、 車両の外寸に関する外寸情報に基づいて駐車状況記憶ス
    テップにおいて記憶した記憶内容を検索し車両特定情報
    と関連付けられていない単位区画情報から新たな駐車ス
    ペースを作成する際に使用し得る単位区画の有無を判断
    する駐車スペース判断ステップと、 前記駐車スペース判断ステップにおける判断により新た
    に作成する駐車スペースに割り当てが可能な単位区画の
    有無に関する駐車スペース有無情報を送信する送信ステ
    ップとを有することを特徴とする駐車スペース管理方
    法。
  14. 【請求項14】車両を特定する車両特定情報を受信する
    受信ステップと、 車両の駐車状況を記憶する実駐車状況記憶ステップと、 車両の外寸に関する外寸情報を記憶する予約状況記憶ス
    テップと、 前記車両特定情報を受信した際に実駐車状況記憶ステッ
    プにおいて記憶された記憶内容と予約状況記憶ステップ
    において記憶された記憶内容を用いて駐車の可否を判断
    する判断ステップと、 前記車両特定情報にもとづいて前記判断ステップで判断
    した駐車の可否に関する駐車可否情報を送信する送信ス
    テップと、 前記駐車可否情報を受信した車両が到着した際に前記車
    両特定情報から求まる外寸情報と前記実駐車状況記憶ス
    テップにおいて記憶された記憶内容とを用いて駐車スペ
    ースを決定する駐車スペース決定ステップとを有するこ
    とを特徴とする駐車スペース管理方法。
  15. 【請求項15】請求項1から11記載の駐車スペース管
    理装置を実現するためのプログラム。
  16. 【請求項16】請求項12から14記載の駐車スペース
    管理方法を実現するためのプログラム。
  17. 【請求項17】請求項16記載のプログラムを記録した
    コンピュータ読取り可能な記録媒体。
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