JP6889285B2 - 駐車場管理システムおよび駐車場管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車場管理システムおよび駐車場管理方法に関する。
近年、駐車場における車両の駐車支援装置の開発が進められている。
特許文献1には、車両の駐車区画を示す白線(境界線)が駐車場の路面に描かれていない場合、車両の駐車区画を示す境界線を仮想的に表示する駐車支援装置が開示されている。
特許文献2には、複数の駐車区画の中から空車区画を駐車前に予め取得し、当該空車区画内での車両ドアの接触可能性を示す危険度を運転者に報知することで、運転者が駐車対象区画を空車区画の中から選択することを支援する駐車支援システムが開示されている。
特許文献3には、車両からの駐車要求情報にしたがい、車両の現在位置から目標とする駐車スペースまでの誘導を支援する駐車支援装置が開示されている。
特開2013−116696号公報 特開2016−76029号公報 特開2017−67466号公報
しかしながら、特許文献1〜3のものは、車両を予め決められた空き駐車スペースに適切に誘導するだけで、駐車場の空き駐車スペースを効率よく管理するものではない。
したがって、本発明は、上記の課題に着目してなされたもので、駐車場の空き駐車スペースを効率よく管理することを目的とする。
上記課題を解決するため、車両の駐車情報を、当該車両の車載装置に提供する駐車場管理システムであって、現実の駐車エリアの画像情報に、仮想の駐車マップを合成した駐車マップ情報を複数作成する駐車マップ作成部と、予め設定された切替条件に基づいて複数の駐車マップ情報を切り替える駐車場管理部と、を有する構成とした。
本発明によれば、駐車場の空き駐車スペースを効率よく管理することができる。
実施の形態にかかる駐車場管理システムを説明する機能ブロック図である。 車両の入庫時における駐車管理装置の処理の流れを説明するフローチャートである。 車両の入庫時における車載装置の処理の流れを説明するフローチャートである。 車両の出庫時における駐車管理装置の処理の流れを説明するフローチャートである。 車両の出庫時における車載装置の処理の流れを説明するフローチャートである。 駐車区画レイアウトの一例を説明する模式図である。 駐車場管理情報のデータ構造の一例を説明する図である。 イベントごとの駐車マップの切り替えを説明する図であり、日中の駐車マップを示す模式図である。 イベントごとの駐車マップの切り替えを説明する図であり、夜間の駐車マップを示す模式図である。 イベントごとの駐車マップの切り替えを説明する図であり、非対応車用の駐車マップを示す模式図である。 イベントごとの駐車マップの切り替えを説明する図であり、対応車用の駐車マップを示す模式図である。 第2の実施の形態にかかる駐車場管理システムを説明する機能ブロック図である。 第2の実施の形態にかかる車載装置の車両の入庫時における処理の流れを説明するフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる駐車場管理システムを説明する機能ブロック図である。 第4の実施の形態にかかる車載装置の車両の入庫時における処理の流れを説明するフローチャートである。 第4の実施の形態にかかる駐車管理装置の車両の入庫時における処理の流れを説明するフローチャートである。
[駐車管理システム]
初めに、本発明の実施の形態にかかる駐車場管理システム1を説明する。
図1は、実施の形態にかかる駐車場管理システム1を説明する機能ブロック図である。
図1に示すように、駐車場管理システム1は、外部サーバ(図示せず)などに設けられた駐車管理装置100と、車両2(図6参照)に設けられた車載装置200とを有する。車載装置200は、例えば、ヘッドマウントディスプレイや携帯端末などの車両2から独立している装置でも良いし、カーナビゲーションのモニタのような車両2と一体になっている装置でもよい。
[駐車管理装置]
駐車管理装置100は、駐車場600の駐車エリア601(図6参照)の全体的な管理を行う。駐車管理装置100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、図示しないROM(Read Only Memory)などの記憶装置とを有し、CPU(図示せず)が、ROM(図示せず)に記憶された制御プログラムを読み出して実行することで、以下に説明する機能を実現する。なお、駐車管理装置100は、以下で説明する機能を有する装置により構成してもよい。
駐車管理装置100は、駐車マップ情報112を作成する駐車マップ作成ユニット110と、駐車エリア601の現実空間と仮想空間の位置関係の同定や、駐車エリア601にある車両2を認識する駐車エリア認識ユニット120と、複数の駐車マップ情報112を管理し車載装置200に配信する駐車場管理ユニット130と、を有する。
[駐車マップ作成ユニット]
駐車マップ作成ユニット110は、駐車マップ作成部111と、駐車マップ切替部113と、を有している。
駐車マップ作成部111は、後述する駐車エリア認識ユニット120で取得された駐車エリア601(図6参照)の現実の画像情報に基づいて、仮想的な駐車区画レイアウト607(図6参照)を作成すると共に、この作成した駐車区画レイアウト607に対して、車両2の仮想的な通行方向606(図6参照)を設定する。ここで、駐車エリア601は、駐車場600の中で、車両2を実際に駐車可能なエリアを意味する。
駐車マップ作成部111は、センサ部123の監視カメラ609で取得した駐車エリア601の現実の画像情報に対して、仮想的な駐車区画レイアウト607と通行方向606とを合成した駐車マップ情報112を作成する。駐車マップ作成部111は、後述する駐車マップ切替部113で設定及び登録されたイベント情報(例えば、スポーツイベントや自動車展示イベントの情報など)、日時情報(例えば、朝、昼、夜の情報などの時間情報や春、夏、秋、冬などの季節情報)、天候情報(晴れ、曇り、雨など)などの切替条件(切替タイミング)に応じて複数の駐車マップ情報112を作成する。
駐車マップ切替部113は、所定の切替条件(切替タイミング)に基づいて、駐車マップ作成部111が作成した駐車マップ情報112を設定及び登録する。ここで、切替条件(切替タイミング)は、例えば、駐車エリア601の周辺で行われるイベント情報(例えば、スポーツイベントや自動車展示イベント又はファミリー向けイベントや大規模なイベントなど)や、日時情報(例えば、朝、昼、夕、夜などの時間情報や春、夏、秋、冬などの季節情報)、天候情報(晴れ、曇り、雨など)に基づいて設定及び登録される。これらのイベント情報、日時情報、天候情報は、駐車マップ切替部113により取得される。
なお、駐車マップ作成部111は、車載装置200との信号の送受信の有無などに基づいて、駐車場管理システム1の対応車両と、非対応車両とを判別する。そして、駐車マップ作成部111は、車両2が非対応車両である場合、駐車マップ情報112に合成する駐車区画レイアウト607を作成及び編集する際に、実際の駐車エリア601の路面に描かれた白線(境界線)を検出する。
駐車マップ作成部111は、検出した白線(境界線)を駐車区画レイアウト607の境界線を決めるための補助情報として用い、対応車両の駐車エリアと非対応車両の駐車エリアとを区分けして設定する。
駐車エリア認識ユニット120は、駐車エリア検知部121と、仮想マップ同定部122と、センサ部123と、位置情報付与部124と、駐車エリア車両検知部125と、駐車スペース車両検知部126と、を有する。
センサ部123は、駐車場600に設けられた監視カメラ609(図6参照)などを含んで構成されており、この監視カメラ609により駐車場600内の現実の画像情報を取得する。
駐車エリア検知部121は、センサ部123の監視カメラ609が取得した駐車場600の現実の画像情報から車両2の駐車可能な範囲を示す駐車エリア601を抽出する。
位置情報付与部124は、駐車エリア検知部121が抽出した駐車エリア601に対して、当該駐車エリア601の位置情報を付与する。位置情報付与部124は、駐車エリア601の2次元の位置情報(X座標、Y座標の平面座標)を付与してもよく、3次元の位置情報(X座標、Y座標、Z座標の立体座標)を付与してもよい。
仮想マップ同定部122は、位置情報付与部124が付与した駐車エリア601の位置情報に基づいて、この駐車エリア601の現実の画像情報と、駐車マップ作成ユニット110で作成された駐車マップ情報112とを同定する。
駐車エリア車両検知部125は、駐車エリア検知部121で抽出した駐車エリア601内に進入した車両2を監視カメラ609などで検知する。
駐車スペース車両検知部126は、駐車エリア検知部121で抽出した駐車エリア601にある車両2の位置を抽出し、その車両2の位置情報と、駐車マップ作成ユニットで作成された駐車マップ情報112上の駐車スペース605(図6参照)の位置情報とに基づいて、当該駐車スペース605内に車両2が存在するか否かを検知する。
駐車場管理ユニット130は、駐車マップ情報登録部131と、駐車マップデータベース132と、駐車場管理部133と、駐車マップ情報配信部136と、駐車スペース指示部137と、を有する。
駐車マップ情報登録部131は、駐車マップ作成ユニット110で作成された複数の駐車マップ情報112を受信し、この複数の駐車マップ情報112を駐車マップデータベース132に送信する。
駐車マップデータベース132は、駐車マップ情報登録部131の登録指示に基づいて、複数の駐車マップ情報112を記憶する。
駐車場管理部133は、駐車マップデータベース132に記憶された複数の駐車マップ情報112の中から、駐車マップ切替部113の切り替え指示に応じて、現在使用する駐車マップ情報112を決定する。駐車場管理部133は、決定した駐車マップ情報112に駐車場管理情報135を合成して共有駐車マップ情報134を作成する。この共有駐車マップ情報134は、駐車マップ情報112及び駐車場管理情報135のパターンに応じて複数作成される。
また、駐車場管理部133は、駐車エリア認識ユニット120により、駐車スペース605の利用状態(「空き」→「利用予定」、「利用予定」→「利用」、「利用」→「空き」など)が更新された場合、車両2の入庫又は出庫を把握し、駐車場管理情報135と共有駐車マップ情報134とを更新する。
そして、駐車場管理部133は、駐車マップ作成ユニット110の駐車マップ切替部113で設定及び登録されたイベント情報、日時情報、天候情報などの切替条件(切替タイミング)に基づいて、共有駐車マップ情報134を切り替える。
駐車マップ情報配信部136は、駐車場管理部133により切り替えられた共有駐車マップ情報134を、車載装置200から受信した要求信号に応じて配信する。
駐車スペース指示部137は、入庫時における車載装置200への空き駐車スペース605の指示、出庫時における車載装置200からの出庫通知に基づいて空き駐車スペース605の通知を行う。
[車載装置]
図1に示すように、車載装置200は、センサ部201と、駐車マップ検知部202と、駐車マップ情報要求部203と、駐車スペース要求部204と、表示部205とを有している。
センサ部201は、車両2に設けられえた車載カメラ(図示せず)などを含んで構成されており、車両2の周囲の画像情報を取得する。
駐車マップ検知部202は、センサ部201で取得した車両2の周囲の画像情報に基づいて、仮想的な駐車マップである共有駐車マップ情報134が駐車エリア601内に設定されていることを検知する。例えば、駐車マップ検知部202は、センサ部201で取得した画像情報に基づいて表示板603(図6参照)などを認識することで、共有駐車マップ情報134が駐車エリア601内に設定されていることを検知する。
駐車マップ情報要求部203は、駐車場管理ユニット130の駐車マップ情報配信部136に対して、共有駐車マップ情報134の配信要求を送信して、共有駐車場マップ情報134を取得する。
駐車スペース要求部204は、入庫時又は出庫時において、駐車場管理ユニット130の駐車スペース指示部137に対して駐車スペース605の通知要求を行い、駐車スペース605を取得する。
ここで、駐車マップ情報要求部203は、取得した共有駐車マップ情報134を表示部205に表示する。また、駐車スペース要求部204は、取得した駐車スペース605を表示部205に表示する。
表示部205は、駐車マップ情報要求部203が取得した共有駐車マップ134と、駐車スペース要求部204が取得した駐車スペース605を表示する。
なお、表示部205は、車載カメラ(図示せず)などを含むセンサ部201によって取得した現実の駐車エリア601の画像情報に、共有駐車マップ情報134と駐車スペース605を合成してもよい。表示部205における共有駐車マップ情報134の表示方法は、例えば、携帯端末やカーナビゲーション、車両2の周囲画像の表示画面などを通して表示する。このように構成すると、車載カメラから見た現実の画像情報に仮想の共有駐車マップ情報134と駐車スペース605とを合成するので、運転者から見た実際の画像に近づけることができ、車両2の駐車をより違和感なく行うことができる。
[入庫時における駐車管理装置の処理]
次に、車両2の入庫時における駐車管理装置100の処理の流れを説明する。実施の形態では、車両2が、駐車場600の駐車エリア601に進入した場合の駐車管理装置100の処理の流れを例示して説明する。
図2は、車両2の入庫時における駐車管理装置100の処理の流れを説明するフローチャートである。
初めに、ステップS101において、駐車エリア車両検知部125は、センサ部123の監視カメラ609で取得した駐車エリア601の画像情報に基づいて、車両2の駐車エリア601への進入の有無を監視する。
ステップS102において、駐車エリア車両検知部125は、車両2の駐車エリア601への進入を検知したか否かを判定し、車両2の進入を検知したと判定した場合(ステップS102:YES)、ステップS103に進み、車両2の進入を検知していないと判定した場合(ステップS102:NO)、ステップS101に戻って、車両2の進入を検知したと判定するまで、駐車エリア601の監視を継続する。
ステップS103において、駐車マップ情報配信部136は、進入を検知した車両2の車載装置200からの共有駐車マップ情報134の配信要求を受信する。
ステップS104において、駐車マップ情報配信部136は、車載装置200からの共有駐車マップ情報134の配信要求の受信に基づいて、駐車マップデータベース132から所定の共有駐車マップ情報134を取得し、車載装置200に対して定期配信する。
ステップS105において、駐車スペース指示部137は、駐車エリア601に進入した車両2の車載装置200から空き駐車スペース605情報の送信要求を受信する。なお、駐車スペース指示部137は、送信要求の受信に際して、車載装置200から車両2の車種が特定できる型番や車両サイズなどの駐車スペースの決定に必要な車両情報の提供を受ける。
ステップS106において、駐車場管理部133は、複数の駐車場管理情報135の中から、進入した車両2の車両サイズに適切な駐車スペース605を決定し、当該駐車スペース605を「空き613」から「利用予約610」の状態に更新する。
ステップS107において、駐車スペース指示部137は、進入した車両2の車載装置200からの通知要求に応じて、ステップS106で算出した駐車スペース605の通知(指示)を行う
ステップS108において、駐車スペース車両検知部126は、駐車スペース指示部137が通知した駐車スペース605内に車両2が駐車したか否かを検知する。駐車スペース車両検知部126による車両2の検知は、センサ部123の監視カメラ609で取得した画像情報に基づいて行われる。
ステップS109において、車両2の駐車を確認した場合、駐車場管理部133は、駐車場管理情報135の当該駐車スペース605を「利用予約610」から「利用612」の状態に更新する。
ステップS110において、駐車場管理部133は、更新した後の駐車場管理情報135に基づいて、共有駐車マップ情報134を最新情報に更新する。
ステップS111において、駐車マップ情報配信部136は、所定の駐車スペース605に駐車した車両2の車載装置200から共有駐車マップ情報134の配信停止要求を受信する。
ステップS112において、駐車マップ情報配信部136は、車両2の車載装置200への共有駐車マップ情報134の定期配信を停止して処理を終了する。
[入庫時における車載装置の処理]
次に、車両2の入庫時における車載装置200の処理の流れを説明する。実施の形態では、車両2が、駐車場600の駐車エリア601に進入した場合の車載装置200の処理の流れを例示して説明する。
図3は、車両2の入庫時における車載装置200の処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS201において、駐車マップ検知部202は、センサ部201の車載カメラ(図示せず)で取得した車両2の周囲の画像情報に基づいて、仮想的な共有駐車マップ情報134が、当該駐車場600に設定されているか否かを監視する。実施の形態では、駐車マップ検知部202は、車両2の周囲の画像情報に基づいて、仮想的な共有駐車マップ情報134が設定されていることを示す表示板603(図6参照)の有無を監視する。
ステップS202において、駐車マップ検知部202は、仮想的な共有駐車マップ情報134の有無を検知する。実施の形態では、駐車マップ検知部202は、共有駐車マップ情報134が設定されていることを示す表示板603の検知に基づいて、共有駐車マップ情報134が設定されていると判定し(ステップS202:YES)、ステップS203に進む。
駐車マップ検知部202は、共有駐車マップ情報134が設定されていないと判定した場合(ステップS202:NO)、ステップS201に戻り、車両2の周囲の画像情報に基づく共有駐車マップ情報134の有無の監視を継続する。実施の形態では、駐車マップ検知部202は、共有駐車マップ情報134が設定されていることを示す表示板603の検知ができない場合、共有駐車マップ情報134がないと判定する。
ステップS203において、駐車マップ情報要求部203は、駐車マップ検知部202により共有駐車マップ情報134が設定されていることの判定に基づいて、駐車管理装置100(駐車場管理ユニット130)に対して共有駐車マップ情報134の配信要求を送信する。車載装置200では、駐車マップ情報配信部136から定期配信された共有駐車マップ情報134を受信する。
ステップS204において、表示部205は、駐車マップ情報要求部203が受信した共有駐車マップ情報134を表示する。なお、表示部205は、駐車マップ情報配信部136から定期配信された共有駐車マップ情報134を、記憶部(図示せず)に一時的に記憶し、表示が必要なタイミングで記憶部から読み出して表示してもよい。
ステップS205において、駐車スペース要求部204は、車両2が入庫する駐車スペース605の通知要求を駐車場管理ユニット130の駐車スペース指示部137に送信する。
ステップS206において、表示部205は、駐車スペース要求部204の通知要求に対して駐車スペース指示部137から通知された駐車スペース605を、駐車スペース要求部204から受信して表示する。
なお、ステップS206において、表示部205は、車両2が入庫する駐車スペース605が自車(車両2)から見て死角に入っているなど、直接表示できない場合、その駐車スペース605がある方向を矢印で示し、又はその駐車スペース605がある場所の上空から地面を指す矢印などで示して表示する。また、表示部205は、それらの矢印を併用するなどして、運転者が駐車スペース605の位置を認識するのを補助する。
ステップS207において、駐車マップ情報要求部203は、駐車スペース指示部137から通知された駐車スペース605に、車両2が適切に駐車したことに基づいて、共有駐車マップ情報134の配信停止要求を駐車スペース指示部137に送信する。
ステップS208において、表示部205は、共有駐車マップ情報134の表示を停止して処理を終了する。
[出庫時における駐車管理装置の処理]
次に、車両2の出庫時における駐車管理装置100の処理の流れを説明する。実施の形態では、車両2が、駐車エリア601の所定の駐車スぺース605から出庫する場合の駐車管理装置100の処理の流れを例示して説明する。
図4は、車両2の出庫時における駐車管理装置100の処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS301において、駐車マップ情報配信部136は、共有駐車マップ情報134の配信要求を、出庫する車両2の駐車マップ情報要求部203から受信する。
ステップS302において、駐車マップ情報配信部136は、車両2の駐車マップ情報要求部203からの配信要求の受信に基づいて、車載装置200(駐車マップ情報要求部203)に対する共有駐車マップ情報134の定期配信を開始する。
ステップS303において、駐車スペース指示部137は、出庫する車両2(車載装置200の駐車スペース要求部204)から出庫要求を受信する。
ステップS304において、駐車場管理部133は、駐車場管理情報135の駐車スペース605を「利用612」から「出庫予約611」の状態に更新する。
ステップS305において、駐車スペース車両検知部126は、センサ部123の監視カメラ609の画像情報に基づいて、出庫予定の駐車スペース605から車両2が出庫したか否かを監視する。
ステップS306において、駐車スペース車両検知部126は、出庫予定の駐車スペース605から車両2が出庫したか否かを判定し、出庫したと判定した場合(ステップS306:YES)、ステップS307に進み、出庫していないと判定した場合(ステップS306:NO)、ステップS305に戻り、車両2の駐車スペース605からの出庫の監視を継続する。
ステップS307において、駐車場管理部133は、駐車場管理情報135の駐車スペース605を「出庫予約611」から「空き613」の状態に更新する。
ステップS308において、駐車場管理部133は、更新した後の駐車場管理情報135に基づいて、共有駐車マップ情報134を更新する。
ステップS309において、駐車エリア車両検知部125は、センサ部123の監視カメラ609で取得した駐車エリア601の画像情報に基づいて、出庫した車両2が駐車場600(ゲート604)から出たか否かを監視する。
ステップS310において、駐車エリア車両検知部125は、車両2が駐車場600(ゲート604)から出たか否かを判定し、車両2が駐車場600(ゲート604)から出たと判定した場合(ステップS310:YES)、ステップS311に進み、車両2がゲート604から出ていないと判定した場合(ステップS311:NO)、ステップS309に戻って、駐車エリア601の画像情報に基づく車両2の退出を監視する。
ステップS311において、駐車マップ情報配信部136は、ゲート604から出た車両2への共有駐車マップ情報134の定期配信を停止して処理を終了する。なお、駐車マップ情報配信部136は、出庫した車両2がゲート604から退出する前に共有駐車マップ情報134の定期配信の停止要求を受信した場合、その時点で共有駐車マップ情報134の定期配信を停止する。
[出庫時における車載装置の処理]
次に、車両2の出庫時における車載装置200の処理の流れを説明する。実施の形態では、車両2が、駐車場600の所定の駐車スぺース605から出庫する場合の車載装置200の処理の流れを例示して説明する。
図5は、車両2の出庫時における車載装置200の処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS401において、車両2のメインスイッチのONに応じて車載装置200の電源をONにする。これにより車載装置200が起動する。
ステップS402において、駐車マップ情報要求部203は、共有駐車マップ情報134の配信要求を、駐車場管理ユニット130の駐車マップ情報配信部136に対して行う。
ステップS403において、表示部205は、駐車マップ情報配信部136から定期配信された共有駐車マップ情報134を、駐車マップ情報要求部203を介して受信して表示する。
ステップS404において、駐車スペース要求部204は、車両2の駐車スペース605からの出庫を、駐車スペース指示部137に対して要求する。
ステップS405において、表示部205は、駐車スペース指示部137から駐車スペース605を受信し、「出庫予約611」の状態を表示する。
ステップS406において、車載装置200は、車両2が駐車場600のゲート604を通過したか否かを判定し、車両2がゲート604を通過したと判定した場合(ステップS406:YES)、ステップS407に進み、車両2がゲート604を通過していないと判定した場合(ステップS406:NO)、ステップS402に戻って、駐車マップ情報配信部136に対する共有駐車マップ情報134の配信要求を行う。
ステップS407において、表示部205は、車両2が駐車場600のゲート604を通過したことに基づいて、共有駐車マップ情報134の表示を停止する。なお、車両2がゲート604通過前に、共有駐車マップ情報134の定期配信を停止したい場合は、駐車マップ情報要求部203から共有駐車マップ情報134の定期配信の停止要求を行い、定期配信を停止する。
[駐車区画レイアウト]
次に、駐車区画レイアウト607の一例を説明する。
図6は、駐車区画レイアウト607の一例を説明する模式図であり、駐車場600を上空側から見た平面図である。
図6に示すように、現実の駐車場600(現実空間とも言う)の画像情報に、仮想的に設定された駐車区画レイアウト607と通行方向606とを含む駐車マップ608(仮想空間とも言う)とが表示されている。
実際の駐車場600では、仮想空間と現実空間との位置同期を図るためのマーカ602と、仮想的な共有駐車マップ情報134が存在するか否かを利用者(運転者)に知らせる表示板603と、車両2が駐車エリア601に出入りする際に通過するゲート604と、マーカ602を検知しながら仮想空間にある駐車マップ608と現実空間にある駐車エリア601とを繋げる監視カメラ609と、を有している。
仮想空間では、車両2のサイズなどにより駐車区画が規定された駐車区画レイアウト607と、駐車区画レイアウト607における車両2の駐車位置を示す駐車スペース605と、駐車エリア601内での車両2の移動方向を矢印などで規定する通行方向606と、駐車区画レイアウト607に駐車している車両2の有無の情報が含まれる駐車マップ608と、を有している。
また、駐車場管理システム1では、駐車スペース605の管理(空車、駐車などの)状態を示す情報を、駐車マップ608上に表示する。例えば、駐車スペース605を色分けし、駐車スペース605の「空き613(図中の薄いグレー)」、「利用予約610(図中の薄いハッチング)」、「出庫予約611(図中の濃いハッチング)」、「利用612(図中の白抜き)」などの状態を表示し、駐車場の管理者や運転者に通知する。
[駐車場管理情報]
次に、駐車場管理情報135のデータ構造の一例を説明する。
図7は、駐車場管理情報135のデータ構造の一例を説明する図である。
図7に示すように、駐車場管理情報135は、駐車マップ切替イベント702と、駐車マップ608と、を有している。
駐車マップ切替イベント702は、予め決められた所定のイベントごとに複数のルール703を有する。このルール703の各々は、日時情報、天候情報、イベント(例えば、コンサート、スポーツ大会、自動車展示会、ファミリー向けイベント、大規模イベント)情報などの条件704を有する。
また、ルール703では、所定の条件704が発生した際に切り替わる駐車マップ608を次の駐車マップ705として設定している。
駐車マップ608は、駐車スペース605の情報を含む。駐車スペース605は、区画サイズ708と、区画位置709と、表示形式710と、利用状態711とを有している。
区画サイズ708は、駐車スペース605の区画の全長、全福、全高などのサイズ情報、又は軽自動車、中型車、ワンボックス車、大型車のような駐車可能な車種情報を格納している。
区画位置709は、基準位置に対する駐車スペース605の相対座標位置である。例えば、区画位置709は、基準位置であるマーカ602に対する駐車スペース605の相対座標位置を格納している。
表示形式710は、表示部205が、運転者に対して駐車マップ情報を表示する際に、運転者が選択する仮想の表示情報の形式である。例えば、表示形式710として、白線(境界線)、駐車スペース、駐車区画、駐車エリアなどが考えられる。表示形式710で対象とした形式以外は、監視カメラ609などで取得した現実空間の画像情報が表示される。
運転者などによる表示形式710の選択は、駐車マップ作成部111で駐車マップ情報112を作成した際に、予め1つに限定してもよく、複数の表示形式710を用意し、運転者が、車載装置200の表示部205に表示されたスイッチ等による選択機能によって選択できるようにしてもよい。
利用状態711は、駐車スペース605の「空き613」、「利用612」、「利用予約610」、「出庫予約611」などの現在の駐車スペース605の利用状況を格納している。
経路712は、駐車マップ608における車両2の経路情報を保持する。実施の形態では、経路情報として、経路位置713と、通行方向606とを有している。
経路位置713は、基準位置に対する経路の相対座標情報を保持する。例えば、経路位置713は、基準位置としてマーカ602に対する経路の相対座標情報を保持する。
通行方向606は、一方通行の経路とする場合、その方向を示し、通行停止とする場合は停止位置を示し、通行制限がない場合は、制限なしの情報を保持する。
なお、駐車管理装置100では、現実空間である駐車エリア601の画像情報の上に仮想空間である駐車マップ608(駐車スペース605)の情報を付加するが、この際、仮想空間である駐車マップ608(駐車スペース605)の画像情報の塗りつぶしなどを行い、駐車マップ608(駐車スペース605)の下に位置する現実空間である駐車エリア601の画像情報を表示しないようにしてもよい。
このようにすると、現実空間である駐車エリア601に設けられた白線(境界線)や車止めなどの現実の画像を隠すことができ、現実空間の駐車エリア601上に白線で囲われた駐車スペースとは異なる仮想の駐車スペース605を設定した場合でも、現実空間での白線を隠すことができる。よって、現実空間上での白線(境界線)と仮想空間上での境界線とが混在することによる運転者の駐車スペースの見難さを解消し、現実空間の白線と仮想空間の境界線とが混在することによる混乱を防ぐことができる。
なお、仮想空間である駐車スペース605の画像情報の塗りつぶしを行わず、駐車スペース605の下に位置する現実空間である駐車エリア601の画像情報を表示するようにしてもよい。
このようにすると、駐車エリア601において、現実の白線で囲われた駐車スペースに空きがあり、駐車場管理システム1に対応しない車両(非対応車両)が、当該駐車エリア601に進入した場合、非対応車両の表示部に現実空間の白線を表示することで、非対応車両を現実空間上の空き駐車スペース(白線)に誘導することができる。
次に、イベントごとの駐車マップ608の切り替えを説明する。
図8は、イベントごとの駐車マップ608の切り替えの一例を説明する図であり、日中の駐車マップ608Aを示す模式図である。
図9は、イベントごとの駐車マップ608の切り替えの一例を説明する図であり、夜間の駐車マップ608Bを示す模式図である。
図8及び図9に示す駐車マップ608A、608Bは、駐車マップ作成ユニット110で作成される。
図8に示すように、実施の形態では、駐車マップ作成ユニット110は、管理対象となる駐車場600に、過去の車両の駐車実績に基づいて、日中(例えば、午前6時から午後6時の間)には、普通乗用車の駐車需要が多いと判断し、普通乗用車の車両サイズに合った区画サイズの駐車スペース605Aのみを(又は、普通乗用車の車両サイズに合った区画サイズの駐車スペース605Aを多く)配置した駐車マップ608Aを作成する。
一方、図9に示すように、駐車マップ作成ユニット110は、管理対象となる駐車場600に、過去の車両の駐車実績に基づいて、夜間(例えば、午後6時から午前6時の間)には、トラックなどの大型車の需要が多いと判断し、普通乗用車の駐車スペース605Aの一部を大型車の車両サイズに合った区画サイズの駐車スペース605Bに変更した駐車マップ608Bを作成する。
これらの駐車マップ608A、608Bと、監視カメラ609で取得された現実の駐車エリア601の画像情報とが合成されて駐車マップ情報112が作成される。
前述した駐車マップ608Aと、駐車マップ608Bは、駐車マップ切替イベント702のルール703ごとに設定された条件704に基づいて、駐車マップ切替部113により切り替えられる。例えば、駐車マップ切替部113は、条件704に切替条件(切り替えタイミング)を示す日時情報が設定されている場合、現在の時刻が日中(例えば、午前6時から午後6時の間)の場合は、日中用に作成された駐車マップ608Aに切り替え、現在の時刻が夜間(例えば、午後6時から午前6時の間)の場合は、夜間用に作成された駐車マップ608Bに切り替える。
これによって、駐車場管理システム1では、例えば、日中では普通乗用車の駐車需要が多く、夜間はトラックなどの大型車の駐車需要が多いと仮定した場合、駐車マップ608(実施の形態では、駐車マップ608A、608B)を、現在の時刻に応じて切り替えることで、その駐車需要の差を埋めることができる。
また一般的な駐車場の場合、標準的な車路幅を基準に駐車スペースを決定し固定化されるが、仮想空間の駐車マップ608は駐車スペース605が保持する情報として、区画サイズ708や区画位置709によって、駐車スペース605単位で車路幅や駐車スペース605の場所のレイアウトを決めることができ、特定のイベント毎に変更可能である。よって、駐車場管理システム1では、車両サイズに最適化された駐車スペース605を車両2ごとに設定することができ、駐車スペースを標準的なサイズに固定した場合に比べて駐車エリア601に駐車できる車両数を増やすことができる。
図10は、イベントごとの駐車マップ608の切り替えの一例を説明する図であり、駐車場管理システム1に非対応車両のための駐車スペース1201を用意した駐車マップ608Cへ切り替える場合を説明する模式図である。
図11は、イベントごとの駐車マップ608の切り替えの一例を説明する図であり、駐車場管理システム1に非対応車両のための駐車スペース1201を用意しない駐車マップ608Dへ切り替える場合を説明する模式図である。
ここで、非対応車両とは、、車載装置200を持たない車両であり、そのため、駐車場管理システム1では、非対応車両の表示部に仮想の駐車スペース605の境界線を表示することができない。よって、駐車場管理システム1では、非対応車両を仮想の駐車スペース605に誘導することができず、駐車スペース605に駐車させることができない。
そのため、駐車場管理システム1では、非対応車両の駐車エリア601への駐車を可能とするため、現実空間の駐車場600において、現実の白線(境界線)で区画された駐車スペース1201がある場合、この駐車スペース1201を非対応車両の駐車スペースとして用いる。
駐車場管理システム1では、例えば、駐車管理装置100と車載装置との要求信号の送受信がなく、非対応車両が、駐車場600に進入したと判定した場合、非対応車両向けの駐車スペース1201が必要になったとのイベント(切替条件)を発生させる。
駐車管理装置100では、非対応車両用の駐車スペース1201が設定された駐車マップ608Cを対応車両に配信する。
非対応車両用の駐車マップ608Cでは、駐車場管理システム1の対応車両用の仮想の駐車スペース605と、非対応車両用の現実の白線で区画された駐車スペース1201とが設定されている。駐車マップ608Cでは、仮想の駐車スペース605と、現実の白線で区画された駐車スペース1201とは仮想の区画線などで区別されており、対応車両の運転者は、仮想の区画線で囲まれた仮想の駐車スペース605と、現実の白線で囲まれた駐車スペース1201とを容易に区別することができる。
これにより、駐車場管理システム1では、非対応車両と対応車両とが駐車場600に進入したと判定した場合、対応車両に駐車マップ608Cの仮想の駐車スペース605で囲まれた駐車区画を案内できるので、現実の白線で区画された非対応車両用の駐車スペース1201に対応車両を案内することはない。
よって、駐車場管理システム1では、非対応車両が駐車場600に進入したと判定した場合、当該非対応車両を、現実の白線で区画された所定の駐車スペース1201に確実に案内することができる。
なお、非対応車両と対応車両とが駐車場600に進入した場合、駐車場管理システム1では、対応車両に非対応車両用の駐車スペース605を表示しないようにしてもよい。このようにすると、対応車両を、非対応車両用の駐車スペース1201に誘導してしまうことを確実に防止することができる。
なお、駐車場管理システム1では、駐車場600に非対応車両がいないと判定した場合、非対応車両用の駐車スペースを不要とするイベント(切替条件)を発生させ、非対応車両用の駐車マップ608Cではなく、対応車両用の仮想の駐車マップ608D(図11参照)を対応車両に配信する。これにより、仮想の駐車マップ608Dでは、現実の白線で区画された駐車スペース1201(図11の破線参照)が、仮想の境界線で区画された駐車スペース605で隠されるので、駐車需要に合った区画サイズの駐車スペース605を提供することができ、駐車場600の駐車エリア601を車両サイズに合わせて効率よく利用することができ、駐車場600への駐車台数を最大限とすることができる。
以上説明した通り、実施の形態では、
(1)車両2の駐車情報(例えば、車両2が駐車する駐車スペース)を、当該車両2の車載装置200に提供する駐車場管理システム1であって、現実の駐車エリア601の画像情報に、仮想の駐車マップ608を合成した駐車マップ情報112を複数作成する駐車マップ作成ユニット110(駐車マップ作成部)と、予め設定されたイベント(切替条件)に基づいて複数の駐車マップ情報112を切り替える駐車場管理ユニット130(駐車場管理部)と、を有する構成とした。
このように構成すると、駐車場管理システム1では、駐車マップ作成ユニット110が作成した複数の駐車マップ情報112を、駐車場管理ユニット130が、所定のイベント(切替条件)に応じて適切に切り替えることができる。よって、駐車場管理システム1では、駐車需要に合った駐車マップ情報112を車両2に提供することで、駐車場の空き駐車スペースを効率よく管理することができる。
(2)また、駐車場管理システム1は、日時情報(例えば、朝、昼、夜の情報などの時間情報や春、夏、秋、冬などの季節情報)、天候情報(晴れ、曇り、雨など)または駐車エリア601周辺のイベント(例えば、スポーツイベントや自動車展示イベントの情報など)の少なくとも何れか一つを切替条件として取得する駐車マップ切替部113(切替条件取得部)と、駐車マップ切替部113が取得した切替条件に基づいて、複数の駐車マップ情報112(共有駐車マップ情報134)を切り替える駐車場管理部133(駐車マップ切替部)と、を有する構成とした。
このように構成すると、駐車場管理システム1では、日時情報などのイベントに応じて、共有駐車マップ情報134を切り替えるので、駐車場周辺の駐車需要(普通乗用車又は大型車など)を予測して駐車スペースを設定することができ、駐車エリア601を有効活用することができる。
(3)また、仮想の駐車マップ情報112は、少なくとも駐車エリア601における仮想の駐車区画レイアウト607(駐車区画レイアウト情報)と、駐車エリア601内での車両2の通行方向606(通行方向情報)と、が関係づけられている構成とした。
このように構成すると、駐車場管理システム1では、少なくとも駐車区画レイアウト607と通行方向606とが関係づけられた駐車マップ情報112を複数有するので、イベントに応じた駐車マップ情報112を適切に選択することができる。よって、駐車場管理システム1では、イベントに応じた駐車マップ情報112を適切に選択することができるので、駐車場の空き駐車スペースを効率よく運用することができる。
(4)また、駐車場管理システム1は、駐車マップ情報112(共有駐車マップ情報134)を、車両2の車載装置200に配信する駐車マップ情報配信部136(駐車マップ配信部)を有する構成とした。
このように構成すると、駐車場管理システム1では、駐車マップ情報配信部136によりイベントに応じて選択された駐車マップ情報112(共有駐車マップ情報134)を、車両2の車載装置200に送信するので、車両2では、車載装置200で受信した駐車マップ情報112(共有駐車マップ情報134)に基づいて、当該車両2に最適な駐車スペース605を把握することができる。
(5)また、駐車エリア601内の車両2の駐車の有無を検知する駐車スペース車両検知部126(車両検知部)を有し、駐車場管理システム1(駐車場管理部133)は、駐車スペース車両検知部126による駐車スペース605内での車両2の検知結果に基づいて、共有駐車マップ情報134を更新する構成とした。
このように構成すると、駐車場管理部133は、共有駐車マップ情報134を、車両2の駐車状況に応じて最新の情報に更新するので、駐車場管理システム1では、他の車両に提供する共有駐車マップ情報134を最新のものとすることができ、他の車両への駐車スペース案内を適切に行うことができる。
(6)また、駐車マップ作成ユニット110は、駐車エリア601に設けられた現実の駐車区画線(白線)が表示されないように、駐車エリア601の現実の画像情報に駐車マップ608を合成して駐車マップ情報112を作成する構成とした。
このように構成すると、駐車マップ情報112では、現実の駐車エリア601に設けられた駐車区画を示す白線(境界線)が表示されないので、現実の駐車スペース1201を示す白線と、仮想の駐車スペース605を示す境界線とが混在することによる仮想の駐車スペース605の見難さと混乱を防止することができる。
(7)また、車載装置200は、共有駐車マップ情報134を表示する表示部205を有する構成とした。
このように構成すると、車両2の運転者は、表示部205に表示された共有駐車マップ情報134の駐車スペース605を視認することができ、車両2を停車する駐車スペース605の位置確認を迅速に行うことができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態にかかる駐車場管理システム1Aを説明する。
図12は、第2の実施の形態にかかる駐車場管理システム1Aの機能を説明するブロック図である。
第2の実施の形態にかかる駐車場管理システム1Aは、車載装置200Aに共有駐車マップ情報134を記憶する駐車マップ記憶部901を有し、駐車マップ記憶部901に記憶された共有駐車マップ情報134の全部または一部を選択的に駐車マップ情報902として表示部205に表示する点が、前述した実施の形態と異なる。なお、第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付し、必要に応じて説明する。
図12に示すように、駐車場管理システム1Aは、駐車場600の全体管理を行う駐車管理装置100Aと、車両2に搭載された車載装置200Aとを有しており、駐車管理装置100Aは、前述した実施の形態にかかる駐車管理装置100と同様の構成を成している。
駐車場管理システム1Aの車載装置200Aは、前述したセンサ部201、駐車マップ検知部202、駐車マップ情報要求部203、駐車スペース要求部204、表示部205のほか、駐車マップ記憶部901を有している。
車載装置200Aでは、駐車マップ情報要求部203が、駐車マップ情報配信部136から定期配信された共有駐車マップ情報134を駐車マップ記憶部901に記憶する。
駐車マップ記憶部901に記憶された共有駐車マップ情報134は、駐車マップ情報902として表示部205に表示される。
ここで、車載装置200Aでは、表示部205における共有駐車マップ情報134の表示を、共有駐車マップ情報134の全てを駐車マップ情報902として表示することができ、又は共有駐車マップ情報134のうち一部の情報のみを選択的に駐車マップ情報902として表示することができる。
例えば、表示部205では、共有駐車マップ情報134のうち、駐車区画を示す境界線、駐車スペース605、駐車区画レイアウト607、駐車エリア601などの単位で駐車マップ情報902として表示する。これにより、駐車場管理システム1では、現実空間上にある白線や車止めなど対応車両に不要な情報を表示しないようにすることができ、現実の白線などが表示されることによる運転者の混乱を防止することができる。
共有駐車マップ情報134のうちの一部の情報の選択は、表示部205に表示された選択画面において、運転者によるスイッチ操作により行うことができるようになっている。
[入庫時における車載装置の処理]
次に、車載装置200Aの車両2の入庫時における処理の流れを説明する。
図13は、第2の実施の形態にかかる車載装置200Aの車両の入庫時における処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS501と、ステップS502は、前述した実施の形態におけるステップS201とステップS202と同様の処理である。
ステップS503において、駐車マップ情報要求部203は、駐車マップ情報配信部136に対して共有駐車マップ情報134の定期配信を要求すると共に、駐車マップ情報配信部136から定期配信された共有駐車マップ情報134を定期受診する。駐車マップ情報要求部203は、定期受診した共有駐車マップ情報134を駐車マップ記憶部901に記憶する。
ステップS504において、表示部205は、駐車マップ記憶部901に記憶された共有駐車マップ情報134の全部または一部(境界線、駐車スペース605、駐車区画レイアウト607、駐車エリア601など)の駐車マップ情報902を選択的に表示する。
ステップS505において、駐車スペース要求部204は、車両2が入庫する駐車スペース605を駐車スペース指示部137に要求し、駐車スペース指示部137から配信された駐車スペース605を受信する。
ステップS506において、表示部205は、駐車マップ記憶部901に記憶された共有駐車マップ情報134のうち、車両2が入庫する駐車スペース605が含まれた共有駐車マップ情報134を表示する。
そして、車両2が所定の駐車スペース605に停車後、駐車マップ情報要求部203は、駐車マップ情報配信部136に対して共有駐車マップ情報134の定期配信の停止要求を行い(ステップS507)、表示部205において、駐車マップ情報902の表示を停止(ステップS508)して処理を終了する。
以上説明した通り、第2の実施の形態では、
(8)車載装置200Aは、駐車マップ情報配信部136から配信された共有駐車マップ情報134を記憶する駐車マップ記憶部901を有する構成とした。
このように構成すると、車載装置200A側で、駐車マップ記憶部901に記憶された共有駐車マップ情報134を任意の状態で表示することができ、車両2の駐車をスムーズに行うことができる。
(9)また、車載装置200Aの表示部205は、駐車エリア601に設けられた現実の駐車区画線(白線)が表示されないように、駐車マップ情報902を表示する構成とした。
このように構成すると、車載装置200A側で、共有駐車マップ情報134の表示形式を選択することができる。よって、車載装置200Aでは、運転者の好みに応じた表示を行うことで、駐車スペース605を見やすく表示することができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態にかかる駐車場管理システム1Bを説明する。
図14は、第3の実施の形態にかかる駐車場管理システム1Bの機能を説明するブロック図である。
第3の実施の形態にかかる駐車場管理システム1Bは、車両2を、第1駐車マップ608Aの第1駐車スペース605a(図8参照)に駐車している状態で、所定のイベントに基づいて第2駐車マップ608Bに切り替わった場合、車両2を、第2駐車マップ608Bの車両2の車両サイズに応じた駐車スペース605b(図9参照)に自動運転で移動させる点が、前述した実施の形態と異なる。なお、前述した実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付し、必要に応じて説明する。
図14に示すように、駐車場管理システム1Bは、駐車場600の全体管理を行う駐車管理装置100Bと、車両2に搭載された車載装置200Bとを有する。
駐車管理装置100Bの駐車場管理ユニット130Bは、前述した実施の形態の構成のほか、車両移動要求部1001を有している。
車両移動要求部1001は、第1駐車マップ608A(図8参照)から第2駐車マップ608B(図9参照)に切り替える際、切り替わった後の第2駐車マップ608Bの第2駐車スペース605bを車載装置200Bに通知する。第2駐車マップ608Bにおける第2駐車マップ605bは、車両2の車両サイズなどに基づいて最適な駐車スペースが選択される。
車載装置200は、前述した実施の形態の構成のほか、車両移動受信部1002と、制御部1003とを有している。
車両移動受信部1002は、駐車場管理ユニット130Bの車両移動要求部1001から通知された第2駐車マップ608Bに切り替え後の駐車スペース605bを受信する。また、車両移動受信部1002は、受信した駐車スペース605bを制御部1003に送信する。
制御部1003は、現在の駐車スペース605aから切り替え後の駐車スペース605bへの経路を算出し、この算出した経路に基づいて、車両2を切り替え後の駐車スペース605bに移動する。これにより、駐車マップの切り換え前後に駐車位置が変化する駐車スペース605aに車両2を停車していた場合でも、車両2を切り替え後の駐車スペース605bに自動運転により移動させることができる。
以上説明した通り、第3の実施の形態では、
(10)車載装置200Bは、車両2の運動を制御する制御部1003(運動制御部)を有し、制御部1003は、駐車場管理部133により共有駐車マップ情報134(駐車マップ608)が切り替えられた場合、切替前の駐車マップ608A(駐車マップ情報)に基づく第1駐車スペース605aに駐車している車両2を、切替後の駐車マップ608B(駐車マップ情報)に基づく第2駐車スペース605bに移動させる構成とした。
このように構成すると、駐車場管理システム1Bでは、制御部1003は、イベントに応じて共有駐車マップ情報134(駐車マップ608)が切り替わった場合、切り替わる前の第1駐車マップ608Aの第1駐車スペース605aに駐車された車両2を、切り替わった後の第2駐車マップ608Bの第2駐車スペース605bに自動運転により移動する。
よって、駐車マップ608の切り替わり前後で、車両2を適切な駐車スペース605bに自動的に移動することができ、切り替わり後の駐車スペース605でない不適切な位置に駐車されることを防止できる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態にかかる駐車場管理システム1を説明する。
図15は、第4の実施の形態にかかる車載装置200の車両2の入庫時における処理の流れを説明するフローチャートである。
図16は、第4の実施の形態にかかる駐車管理装置100の車両2の入庫時における処理の流れを説明するフローチャートである。
第4の実施の形態にかかる駐車場管理システム1は、車両2に設けられた外界認識センサの検出精度(距離分解能)に応じて、車両2を誘導する駐車スペース605を決定する点が前述した実施の形態と異なる。なお、前述した実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付し、必要に応じて説明する。
[入庫時における車載装置の処理]
次に、車載装置200の車両2の入庫時における処理の流れを説明する。
ステップS601〜ステップS604は、第1の実施の形態のステップS201〜ステップS204と同様の処理であり、ステップS606〜ステップS608は、第1の実施の形態のステップS206〜ステップS208と同様の処理である(図3参照)。
ステップS605において、車載装置200の駐車スペース要求部204は、入庫する駐車スペース605を駐車管理装置100の駐車スペース指示部137に要求する際に、当該入庫する車両2に設けられた外界認識センサ(図示せず)に関する情報を駐車管理装置100に送信する。
ここで、外界認識センサ(図示せず)は、車両2に設けられたレーダやライダ(Light Detection and Ranging:LiDAR)、GPS(Global Positioning System)などであり、車両2の自動運転の位置制御に必要なセンサである。また、外界認識センサに関する情報とは、外界認識センサの検出精度や距離分解能を示す情報である。
これにより、駐車管理装置100では、車載装置200から受信した外界認識センサに関する情報に基づいて、車両2の自動運転の精度に応じた駐車スペース605を決定し、車載装置200に通知する。
この結果、例えば、車両2の外界認識センサの距離分解能が低い場合、駐車管理装置100が、当該車両2の車両サイズに適合した駐車スペースとして通常選択する駐車スペースよりも、大きな駐車区画の駐車スペースを割り当てることができる。よって、車両2を自動運転して駐車スペース605に誘導する場合、車両2の駐車スペース605への駐車を適切に行うことができる。
[入庫時における駐車管理装置の処理]
次に、駐車管理装置100の車両2の入庫時における処理の流れを説明する。
ステップS701〜ステップS704は、第1の実施の形態のステップS101〜ステップS104と同様の処理であり、ステップS707〜ステップS712は、第1の実施の形態のステップS107〜ステップS112と同様の処理である(図2参照)。
ステップS705において、駐車スペース指示部137は、進入検知した車両2から駐車スペース605の要求と外界認識センサ(図示せず)の情報を受信する。
ステップS706において、駐車場管理部133は、駐車場管理情報135から適切な駐車スペース605を算出する際に、進入した車両2の車両サイズに対して、外界認識センサ(図示せず)の種類や数、距離分解能に見合ったサイズの駐車スペース605を選択し、該当駐車スペース605を「空き613」から「利用予約610」状態に更新する。
以上説明した通り、第4の実施の形態では、
(11)駐車場管理部133は、車両2に設けられている外界認識センサ(車載センサ)に関する情報を取得すると共に、取得した外界認識センサに関する情報に基づいて共有駐車マップ情報134を切り替える構成とした。
このように構成すると、駐車場管理システム1では、進入した車両2のセンシング能力にあった駐車スペース605を車載装置200に提供することができ、センシング能力が低い場合に周囲に接触するリスクを防ぐことができる。
以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明は、前述した実施の形態を全て組み合わせてもよく、何れか2つ以上の実施の形態を任意に組み合わせても好適である。
また、本発明は、前述した実施の形態の全ての構成を備えているものに限定されるものではなく、前述した実施の形態の構成の一部を、他の実施の形態の構成に置き換えてもよく、また、前述した実施の形態の構成を、他の実施の形態の構成に置き換えてもよい。
また、前述した実施の形態の一部の構成について、他の実施の形態の構成に追加、削除、置換をしてもよい。
1:駐車管理システム、2:車両、100:駐車管理装置、110:駐車マップ作成ユニット、111:駐車マップ作成部、112:駐車マップ情報、113:駐車マップ切替部、120:駐車エリア認識ユニット、121:駐車エリア検知部、122:仮想マップ同定部、123:センサ部、124:位置情報付与部、125:駐車エリア車両検知部、126:駐車スペース車両検知部、130:駐車管理ユニット、131:駐車マップ情報登録部、132:駐車マップデータベース、133:駐車場管理部、134:共有駐車マップ情報、135:駐車場管理情報、136:駐車マップ情報配信部、137:駐車スペース指示部、200:車載装置、201:センサ部、202:駐車マップ、203:駐車マップ情報要求部、204:駐車スペース要求部、205:表示部、206:記憶部、600:駐車場、601:駐車エリア、602:マーカ、603:表示板、604:ゲート、605:駐車スペース、606:通行方向、607:駐車区画レイアウト、608:駐車マップ、609:監視カメラ

Claims (13)

  1. 車両の駐車スペース情報を、前記車両の車載装置に提供する駐車場管理システムであって、
    現実の駐車エリアの画像情報に、仮想的に設定された駐車区画レイアウト情報を含む仮想の駐車マップを合成した駐車マップ情報を複数作成する駐車マップ作成部と、
    予め設定された切替条件に基づいて前記複数の駐車マップ情報を切り替える駐車場管理部と、を有し、
    前記駐車マップ作成部は、
    前記駐車エリアに設けられた現実の駐車区画線が表示されないように、前記駐車エリアに前記駐車マップを合成する駐車場管理システム。
  2. 車両の駐車スペース情報を、前記車両の車載装置に提供する駐車場管理システムであって、
    現実の駐車エリアの画像情報に、仮想的に設定された駐車区画レイアウト情報を含む駐車マップを合成した駐車マップ情報を複数作成する駐車マップ作成部と、
    予め設定された切替条件に基づいて前記複数の駐車マップ情報を切り替える駐車場管理部と、を有し、
    前記車載装置は、前記駐車マップ情報を表示する表示部を有し、
    前記表示部は、前記駐車エリアに設けられた現実の駐車区画線が表示されないように、前記駐車マップを表示する駐車場管理システム。
  3. 車両の駐車スペース情報を、前記車両の車載装置に提供する駐車場管理システムであって、
    現実の駐車エリアの画像情報に、仮想的に設定された駐車区画レイアウト情報を含む駐車マップを合成した駐車マップ情報を複数作成する駐車マップ作成部と、
    予め設定された切替条件に基づいて前記複数の駐車マップ情報を切り替える駐車場管理部と、を有し、
    前記車載装置は、前記車両の運動を制御する運動制御部を有し、
    前記運動制御部は、前記駐車場管理部により前記駐車マップ情報が切り替えられた場合、切替前の駐車マップ情報に基づく第1駐車スペースに駐車している前記車両を、切替後の駐車マップ情報に基づく第2駐車スペースに移動させる駐車場管理システム。
  4. 車両の駐車スペース情報を、前記車両の車載装置に提供する駐車場管理システムであって、
    現実の駐車エリアの画像情報に、仮想的に設定された駐車区画レイアウト情報を含む駐車マップを合成した駐車マップ情報を複数作成する駐車マップ作成部と、
    予め設定された切替条件に基づいて前記複数の駐車マップ情報を切り替える駐車場管理部と、を有し、
    前記駐車場管理部は、前記車両に設けられている車載センサに関する情報を取得すると共に、前記取得した車載センサに関する情報に基づいて前記駐車マップ情報を切り替える駐車場管理システム。
  5. 前記駐車場管理部は、
    日時情報、天候情報または前記駐車エリア周辺のイベントの少なくとも何れか一つを前記切替条件として取得する切替条件取得部と、
    前記切替条件取得部が取得した前記切替条件に基づいて、前記複数の駐車マップ情報を切り替える駐車マップ切替部と、を有する請求項1から4の何れか一項に記載の駐車場管理システム。
  6. 前記仮想の駐車マップは、少なくとも前記駐車エリアにおける仮想の前記駐車区画レイアウト情報と、前記駐車エリア内での前記車両の通行方向情報と、が関係づけられている請求項に記載の駐車場管理システム。
  7. 前記駐車場管理部は、
    前記駐車マップ情報を、前記車両の前記車載装置に配信する駐車マップ配信部を有する請求項に記載の駐車場管理システム。
  8. 前記駐車エリア内の前記車両の駐車の有無を検知する車両検知部を有し、
    前記駐車場管理部は、
    前記車両検知部による前記車両の検知結果に基づいて、前記駐車マップ情報を更新する請求項に記載の駐車場管理システム。
  9. 前記車載装置は、前記駐車マップ配信部から配信された前記駐車マップ情報を記憶する駐車マップ記憶部を有する請求項に記載の駐車場管理システム。
  10. 前記車載装置は、前記駐車マップ情報を表示する表示部を有する請求項に記載の駐車場管理システム。
  11. 車両の駐車スペース情報を、前記車両の車載装置に提供する駐車場管理方法であって、
    現実の駐車エリアの画像情報に、仮想の駐車マップを合成した駐車マップ情報を複数作成する駐車マップ作成ステップと、
    予め設定された切替条件に基づいて前記複数の駐車マップ情報を切り替える駐車マップ情報切替ステップと、を有し、
    前記駐車マップ作成ステップは、
    前記駐車エリアに設けられた現実の駐車区画線が表示されないように、前記駐車エリアに前記駐車マップを合成する駐車場管理方法。
  12. 車両の駐車スペース情報を、前記車両の車載装置に提供する駐車場管理方法であって、
    現実の駐車エリアの画像情報に、仮想の駐車マップを合成した駐車マップ情報を複数作成する駐車マップ作成ステップと、
    予め設定された切替条件に基づいて前記複数の駐車マップ情報を切り替える駐車マップ情報切替ステップと、を有し、
    前記駐車マップ情報切替ステップは、前記車両に設けられている車載センサに関する情報を取得すると共に、前記取得した車載センサに関する情報に基づいて前記駐車マップ情報を切り替える駐車場管理方法。
  13. 前記駐車マップ情報切替ステップは、
    日時情報、天候情報または前記駐車エリア周辺のイベントの少なくとも何れか一つを前記切替条件として取得すると共に、取得した前記切替条件に基づいて、前記複数の駐車マップ情報を切り替える請求項11又は12に記載の駐車場管理方法。
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